Download 取付設置説明書

Transcript
取付設置説明書
ゲンキ浴さすり湯
■この取付設置説明書は「ゲンキ浴さすり湯」に必要な取付設置方法のみを記載しています。
バスルームの取付設置説明書【本体編】および電気工事説明書と併せてお読みのうえ、正し
く取付設置を行ってください。
■取付設置上、ご注意いただく内容については、バスルームの取付設置説明書【本体編】に記
載の「安全上のご注意」を、取付設置前に必ずお読みいただき、安全に取付設置を行ってく
ださい。
■この商品には「取扱説明書」を添付していますので、バスルームの「取扱説明書」と共に、
必ずお施主様または建築工事責任者にお渡しください。
■取付設置後、必ず試運転を行ってください。
■この取付設置説明書に記載されていない方法で取付設置され、それが原因で故障が生じた場
合は、商品の保証を致しかねますのでご注意ください。
■この商品は、「壁パネル建て込み前の作業」がありますのでご注意ください。
もくじ
※x∼bはバスルームの取付設置説明書【本体編】をご覧ください。
安全上のご注意 ………………………………………………………………………………………………3
構成図 …………………………………………………………………………………………………………4
取付設置のしかた ……………………………………………………………………………………………6
z壁パネル建て込み前の作業 ………………………………………………………………………………6
1
ケーブル類引き込み用の下穴開口
2
ポンプケーブル・エアチューブ・電動弁中継コードの引き込み
3
壁付コントローラー中継コードの引き込み
x床パンの据え付け …………………………………………………………………………………………9
c壁パネルの建て込み ………………………………………………………………………………………9
v天井パネルの取り付け …………………………………………………………………………………10
b浴槽の据え付け …………………………………………………………………………………………10
n各部の取付設置 …………………………………………………………………………………………11
1
2
3
4
5
6
7
8
電動弁中継コードの接続
ポンプとケーブルおよび配管の接続
壁付コントローラーの取り付け
酸素富化ユニットの取り付けと接続
制御ボックスの取り付けと接続
エアチューブの引き込み
逆止弁と3分岐継手およびエアチューブの接続
壁貫通スリーブ内側のシリコーン充てん
m電気工事 …………………………………………………………………………………………………22
1
電源線・アース線の接続
確認
1
2
2
取付設置後の確認 …………………………………………………………………………………………………………23
主なトラブルと点検ポイント ………………………………………………………………………………………裏表紙
安全上のご注意
必ずお守りください
■誤った取付設置をしたときに生じる危害や損害の程度の区分についてはバスルームの取付設置
説明書【本体編】に記載の「安全上のご注意」をご覧ください。
※取付設置完了後、23ページの「確認」に記載の点検項目にしたがって各部の点検を行い、器具のがたつきや漏電・
水漏れなど安全上に不具合がないことを確かめてください。
警告
¡アース工事は、電気設備技術基準に関連する法令・規制などにしたがって、必ず「電気工事士」に
よるD種(第三種)接地工事を行う
アース線接続
(誤った工事を行うと、故障や漏電のときに感電の原因となります。)
¡商品の改造や仕様変更は絶対にしない
分解禁止
(商品の改造や仕様変更は事故の原因となります。)
¡制御ボックスと酸素富化ユニットは浴室内および屋外には設置しない
(故障や漏電のときに感電の原因となります。)
¡運転中や運転直後のポンプまたは制御ボックスに触らない
禁 止
(やけどのおそれがあります。)
¡制御ボックス本体の通気口に異物を入れたり、ふさいだりしない
(感電や発火の原因となります。)
¡電気工事・水道工事は、関連する法令・規制にしたがって、必ず「有資格者」が行う
(火災、感電、水漏れの原因となります。)
¡制御ボックスと酸素富化ユニットは浴室天井の指定位置に設置する
(指定位置以外に設置すると、振動が大きくなったり、故障や漏電のときに感電の原因となります。)
必ず守る
¡漏電ブレーカーが取り付けられていることを確認する
もし取り付けられていなければ最寄りの電気工事店に依頼し、必ず取り付ける
(故障や漏電のときに感電の原因となります。)
¡クレセントクランプは指定個所に差し込んだ状態で広げる
(守らないと、はじけ飛んでけがをするおそれがあります。)
3
安全上のご注意
必ずお守りください
注意
¡制御ボックスにケーブル類を接続する際は、ケーブル類を引っ張りすぎない
(壁貫通スリーブ穴埋め部分のシリコーンが切れて水漏れの原因となります。)
禁 止
¡重量物は一人で運ばない
(一人で運ぶと、けがをするおそれがあります。)
¡シリコーン充てんは指定個所に確実に行う
(確実にシリコーン充てんしないと、水漏れの原因となります。)
¡電気機器は、その機器の定格電圧で使用する
(定格電圧以外で使用すると、事故の原因となります。)
必ず守る
¡運搬や取付設置中は必ず手袋をはめ、長袖などの作業に適した服装で行う
(守らないと、けがをするおそれがあります。)
構成図
⑯
⑫
③
①
⑭
②
⑧
④
⑤
⑥
⑦
⑬
⑩
⑨
取扱
説明書
⑪
取付設置
説明書
⑮
天井
伏図
重要書類
在中チラシ
4
〈
浴槽および浴槽に付属する
ゲンキ浴さすり湯関連部材
品番
〉
部品名
〈工事区分〉
個数
①
浴槽
1
②
ポンプ架台
1
③
ポンプ
1
④
ポンプケーブル
1
⑤
電動弁1(足側)中継コード
1
⑥
電動弁2(背・腰側)中継コード
1
⑦
クイックファスナー
3
⑧
壁貫通スリーブ
2
⑨
酸
素
部
材
セ
ッ
ト
エアチューブ
1
3分岐継手
1
クレセントクランプ8005(大)
1
クレセントクランプ8004(小)
1
タッピンねじ
2
取扱説明書
1
重要書類在中チラシ
1
⑩
ゲンキ浴さすり湯
取扱説明書セット
⑪
取付設置説明書
ゲンキ浴さすり湯
取付設置説明書セット 天井伏図
アース線
⑫
電気工事
電源線
⑯
③
本図はR勝手を示す。L勝手は本図に対称。
1
1
〈配管系統図〉
水の流れ
空気の流れ
〈制御ボックスセット〉
品番
部品名
酸素富化
ユニット
個数
⑫
制御ボックス
1
⑬
壁付コントローラー中継コード
1
⑭
酸素富化ユニット中継コード
1
壁付コントローラー
1
フィッシャーアンカー
4
なべタッピンねじ(4×30)
4
⑮
⑯
部品名
酸素富化ユニット
足うら
噴射口
3分岐
継手
ポ
ン
プ
〈酸素富化ユニット〉
品番
足側
電動弁
個数
背・腰側電動弁
背・腰噴射口(一体型) 吸込口
太もも
噴射口
ふくら
はぎ
噴射口
1
5
取付設置のしかた
1
壁パネル建て込み前の作業
1 ケーブル類引き込み用の下穴開口
①下図に従い、壁パネルの穴開口を行う。
・必ず壁パネルの建て込み前に行ってください。
・壁貫通スリーブのねじ取り付け用下穴は、取り付け時
に現物合わせで穴開口します。
C面
B面
A面
(本図はR勝手を示す。
L勝手は本図に対称。)
(単位:mm)
D
※(
コーナー浴槽
タマゴ浴槽
ナナメ浴槽
515
640
)寸法は、握りバーありの場合です。
B面
A面
C面
34.5
34.5
500(250)
135 70
D
33
壁貫通スリーブ穴
2−φ32
6
540
33
34.5
壁付コントローラー取り付け穴
eパネル:4−φ2.8
ネオセライトパネル:4−φ4.8
33.5
壁付コントローラー中継コード用穴
φ32
壁パネル
下端
2 ポンプケーブル・エアチューブ・電動弁中継コードの引き込み
①壁貫通スリーブの穴加工を行う。
・ニッパーなどを使用して、壁貫通スリーブ4穴の間
(下図の斜線部)をくり抜いてください。
・壁貫通スリーブは2個必要となります。
¡壁裏スペースが40mm以下の場合は、壁貫通スリーブを金ノコ
またはプラスチックソーなどで10mmカットしてください。
(切断部はきれいに仕上げてください。)
SB内寸
取付設置上のお願い
40以下
10
10
②現物合わせで壁貫通スリーブ取り付け用下穴を開口
し、指定個所にシリコーン充てんを行う。
¡〈eパネルの場合〉
下穴サイズφ2.8、下穴に直接シリコーン充てん。
20
eパネルの場合
下穴サイズ:
φ2.8
下穴に直接
シリコーン充てん
ネオセライトパネルの場合
フィッシャーアンカー
¡〈ネオセライトパネルの場合〉
下穴サイズφ4.8、フィッシャーアンカー差し込み後
シリコーン充てん。
注意
シリコーン
¡シリコーン充てんは指定個所に確実に
行う
必ず守る
(確実にシリコーン充てんしないと、水漏れ
の原因となります。)
③壁貫通スリーブを壁パネルに取り付ける。
④上側の壁貫通スリーブにポンプケーブルを通す。
上側の壁貫通
スリーブに通す。
壁貫通スリーブ
(上側)
ポンプケーブル
7
⑤同じ壁貫通スリーブにエアチューブを通す。
・先にポンプケーブルを通してから行ってください。
エアチューブを先に通すと、ポンプケーブルのコネ
クターが通らなくなるおそれがあります。
・エアチューブのキャップは、酸素富化ユニット
(16ページ参照)と3分岐継手(20ページ参照)に
接続する直前まで外さないでください。
エアチューブ
キャップ
ポンプケーブル
⑥下側の壁貫通スリーブに電動弁中継コード2本を
通す。
電動弁1(足側)
中継コード:黒
壁貫通スリーブ(下側)
電動弁2(背・腰側)
中継コード:白
⑦壁貫通スリーブの周囲にシリコーンを塗布する。
注意
¡シリコーン充てんは指定個所に確実に
行う
必ず守る
(確実にシリコーン充てんしないと、水漏れ
の原因となります。)
⑧ポンプケーブル・エアチューブと電動弁1(2)中継
コードを約30cm程度引き込んだ状態にして、テープ
約30㎝程度
で仮留めする。
周囲に
シリコーン
充てん
テープ留め
しておく。
壁貫通スリーブの穴は、まだ
シリコーン充てんを行わない。
(エアチューブ、
ポンプケーブル、
電動弁中継コードの接続後に行う。
詳しくは21ページを参照)
8
3 壁付コントローラー中継コードの引き込み
①壁パネルに壁付コントローラー中継コードを約30cm
程度引き込んだ状態にして、テープで仮留めする。
約3
壁付コントローラー
中継コード
0cm
テープ留め
しておくこと。
。
・下記x∼bについてはバスルームの取付設置説明書【本体編】をご覧ください。
2
床パンの据え付け
3
壁パネルの建て込み
・建て込みの際、ケーブル類およびエアチューブは壁パネル上端部に引っ掛けておいてください。
壁付コントローラー取り付け位置の上に
窓がある場合は、開口部を避けて壁パ
ネル上端部に引っ掛ける。
9
4
天井パネルの取り付け
・取り付けの際、ケーブル類およびエアチューブは洗い場側の壁パネル(またはドア枠)や躯体(筋かい・小梁・ばら板など)
に引っ掛けておくか、仮固定してください。
・2次側電線は、天井裏に仮置きしてください。
5
浴槽の据え付け
取付設置上のお願い
¡取付設置中、ポンプケーブル、壁付コントローラー中継コード、電動弁中継コード、エアチューブなどを踏まない
よう十分ご注意ください。
¡吸込口、噴射口、配管、断熱材を当てたり、無理な力を加えないでください。
(破損の原因となります。)
10
6
各部の取付設置
取付設置上のお願い
¡ポンプ・配管を落とさないでください。
(破損の原因となります。)
¡クイックファスナーは確実にはめ込んでください。
(配管が外れ、水漏れの原因となります。)
¡Oリングに傷やごみがついていないことを必ず確認
してください。
(傷やごみかみによるすき間が生じ、水漏れの原因と
なります。)
¡取付設置中に配管内へごみや異物が入らないように
してください。
(ノズルが詰まる原因となります。)
¡クイックファスナーは、床パンや配管などに接触
しない向きになるよう留めてください。
(ポンプの振動がクイックファスナーを介して伝わる
ため、振動や音が大きくなることがあります。)
¡配管とポンプの接続はまっすぐに差し込んでください。
(Oリングがかみ込み、水漏れの原因となります。
)
¡コネクターに、ごみや異物、水が入らないようにして
ください。
(導通不良の原因となります。)
¡ポンプが壁やエプロン、配管に当たっていないか確認
してください。
1 電動弁中継コードの接続
①電動弁1(足側)中継コード:黒を足電動弁側のコードと接続する。
②電動弁2(背・腰側)中継コード:白を、背・腰電動弁側のコードと接続する。
①
足側電動弁
足側電動弁
電動弁1(足側)
中継コード:黒
②
背・腰側電動弁
背・腰側電動弁
電動弁2(背・腰側)
中継コード:白
11
2 ポンプとケーブルおよび配管の接続
①ポンプ架台の高さを調節し、ロックナットで固定後、仮置きする。
(単位:mm)
ロックナット
A
タマゴ浴槽
105
ナナメ浴槽
A
115
コーナー浴槽
②ポンプをポンプ架台の上に仮置きする。
③壁貫通スリーブ上側から引き込んだポンプケーブルをポンプ側のケーブルと接続する。
ポンプケーブル
(壁貫通スリーブ上側)
「カチッ」と
音がするまで
差し込み、
引っ張って
抜けないことを
確認する。
ポンプ
④吸込口配管をポンプに接続し、クイックファスナーで固定する。
ポンプ
クイックファスナー
吸込口配管
12
クイックファスナーを少し回して
回転するか確認する。
(回りにくい場合や外れる場合は、
正しく固定されていません。)
⑤背・腰および足うら噴射口配管をポンプに接続し、クイックファスナーで固定する。
〈R勝手の場合〉
背・腰噴射口配管
R勝手の場合は、
背・腰噴射口配管
から接続する。
クイック
ファスナー
ポンプ
足うら
噴射口配管
クイック
ファスナー
ポンプ
〈L勝手の場合〉
L勝手の場合は、
足うら噴射口配管
から接続する。
足うら
噴射口配管
クイック
ファスナー
ポンプ
背・腰噴射口配管
クイック
ファスナー
ポンプ
13
⑥ポンプ架台をいったん取り外し、ポンプ架台底面の両面テープのはく離紙をはがして床に固定する。
⑦ポンプ架台上面の両面テープのはく離紙をはがし、ポンプを固定する。
⑦はく離紙
ポンプ架台
⑥はく離紙
取付設置上のお願い
¡浴槽形状によりポンプ架台の取り外しができない場合は下記の手順で作業してください。
qポンプ架台位置をマーキングする。
wポンプと噴射口および吸込口配管を解体(クイックファスナーを外す)し、ポンプとポンプ架台を取り外す。
eポンプ架台とポンプの固定を行う(⑥⑦)。
r再度ポンプと配管の接続を行う(③∼⑤)。
14
3 壁付コントローラーの取り付け
①壁付コントローラーの操作パネルを外す。
壁パネル
②壁付コントローラー中継コードを接続する。
壁付コントローラー
中継コード
③接続したコネクターを浴室外へ出す。
壁付コントローラー
上
コネクターを接続後、
穴から外に出す。
④下穴に、シリコーン充てんを行う。
〈eパネルの場合〉
¡〈eパネルの場合〉
下穴に直接シリコーン充てん
下穴サイズφ2.8、下穴に直接シリコーン充てん。
〈ネオセライトパネルの場合〉
¡〈ネオセライトパネルの場合〉
下穴サイズφ4.8、フィッシャーアンカー差し込み後
シリコーン充てん。
フィッシャーアンカー差し込み後、
シリコーン充てん
シリコーン
はく離紙をはがして
傾きがないように
貼り付ける。
⑤壁付コントローラー裏面の両面テープのはく離紙を
はがし、必ず「 上」表示を、上に向けて壁パネル
に接着する。
このとき、「水抜き用切り欠き部」が下になっている
ことを確認する。
なべタッピンねじ
(4×30)
上
操作パネル
⑥ねじ留めを行い、操作パネルをはめる。
フィッシャーアンカー
(ネオセライトパネルのみ)
手締めにて取り付ける。
水抜き用切り欠き部
注意
¡シリコーン充てんは指定個所に確実に
行う
必ず守る
(確実にシリコーン充てんしないと、水漏れ
の原因となります。)
取付設置上のお願い
¡壁付コントローラーの固定には、インパクトド
ライバーを使用しないでください。
(壁付コントローラーや壁パネルなどが破損する
おそれがあります。)
15
4 酸素富化ユニットの取り付けと接続
①エアチューブ先端のキャップを外し、酸素富化ユニットの酸素吹出口に差し込む。
・エアチューブの先端を約17mm程度差し込んでください。
②酸素富化ユニットのクランプをいったん外し、エアチューブをクランプに通した後、クランプを再固定する。
・固定用ねじは、取り外したものを付け直してください。
酸素富化ユニット外寸
17
6
2
153
133
27
(単位:mm)
酸素吹出口
奥に当たるまで
(約17mm程度)
差し込む。
キャップを外す。
クランプ
エアチューブ
エアチューブをクラ
ンプで固定する。
・エアチューブを差し込んだ後 、再び外す場合は、必ず酸素吹出口のリング部分を押し込みながら
エアチューブを引き抜いてください。
取付設置上のお願い
¡エアチューブは、必ずリング部分を押し込みながら引き抜いて
ください。
リング部分を押し込まずに無理に引き抜こうとすると、エア
チューブの傷みが広がるだけでなく、リング部分が破損する
原因となります。
¡一度引き抜いたエアチューブを再度差し込む際は、必ずカッ
ターナイフと電工ナイフを使用して、切断面が直角かつ平坦
になるようにチューブの先端を約20mm程度切断してくだ
さい。
チューブの先端が傷んだり、
斜めになっていたり凹凸があると、
正しく差し込めず、
酸素が漏れたり、
異常音の原因となります。
16
リング部分
エアチューブ
リング部分を押しながら( )
エアチューブを抜く。
(再度差し込む際は、先端を
約20mm程度カットする。)
③酸素富化ユニットに、酸素富化ユニット中継コード
を接続する。
酸素富化ユニット
酸素富化ユニット
コネクター
クランプ
酸素富化ユニット
中継コード
④酸素富化ユニットのクランプをいったん外し、酸素
富化ユニット中継コードをクランプに通した後、ク
ランプを再固定する。
・固定用ねじは、取り外したものを付け直してくだ
さい。
クランプで
固定する。
制御ボックスへ
⑤酸素富化ユニットの防振ゴム底面の両面テープのはく離紙をはがして、所定の位置にはり付ける。
・取り付け位置は、別冊の天井伏図をご覧ください。
・エアチューブは浴室内で接続する際に引き込むので、あらかじめ壁裏へ垂らしておいてください。
酸素富化ユニット
エアチューブは
束ねずに、壁裏
へ垂らす。
はく離紙
天井伏図で指示
された正規の
位置にはり付ける。
天井点検口
17
5 制御ボックスの取り付けと接続
①制御ボックス底面の両面テープのはく離紙をはがし、
コネクター接続部を点検口側に向けて天井面に載せる。
・取り付け位置は、別冊の天井伏図をご覧ください。
・制御ボックス設置前にほこりがないように天井をふいて
ください。養生シートがある場合ははがしてください。
取付設置上のお願い
¡制御ボックスを断熱材で覆わないでくだ
さい。
(過熱して故障の原因となります。)
はく離紙(制御ボックス底面)
②設置後に点検口ふたが開閉できることを確認する。
2次側電線は
天井裏に
仮置きしておく。
制御ボックス外寸
0
17
コネクター
接続部
88
29
6
(単位:mm)
③ ポンプケーブル・壁付コントローラー中継コード・
電動弁1
(2)
中継コード・酸素富化ユニット中継コードを結
束バンドに通して制御ボックスのコネクターに接続する。
注意
¡制御ボックスにケーブル類を接続
する際は、ケーブル類を引っ張り
すぎない
④結束バンドを締めて固定する。
電源線
制御ボックス
禁 止
アース線
(壁貫通スリーブ穴埋め部分のシリコー
ンが切れて水漏れの原因となります。
)
取付設置上のお願い
¡2次側電線の接続は、電源線が接続されて
いないことを確認してから行ってください。
コネクター配置
ポンプケーブルコネクター
赤色
電動弁1(足側)
電動弁2(背・腰側)
中継コード
中継コードコネクター
コネクター
白色
黒色
壁付コントローラー
中継コードコネクター
白色
酸素富化ユニットコネクター
白色
結束バンド
で固定する。
結束バンド
で固定する。
点検口側
18
6 エアチューブの引き込み
①エアチューブを室内側に軽く引き込み、壁裏部分の
たるみを取る。
・エアチューブのキャップは、3分岐継手(次ページ)
に接続する直前まで外さないでください。
キャップ
浴槽床パン
エアチューブを軽く引っ張り、
壁裏部分のたるみをなくす。
7 逆止弁と3分岐継手およびエアチューブの接続
①クレセントクランプ8005(大)(浴槽に付属)を逆
止弁に差し込む。
警告
¡クレセントクランプは指定個所に差し
込んだ状態で広げる
②3分岐継手をクレセントクランプ8005(大)へ当たる
まで逆止弁に差し込む。
必ず守る
(守らないと、はじけ飛んでけがをするお
それがあります。)
③クレセントクランプ8005(大)をペンチなどで開き
上にずらして、3分岐継手を固定する。
3分岐継手
当たるまで差し込む。
逆止弁
クレセントクランプ8005(大)
19
④エアチューブ先端のキャップを外す。
⑤エアチューブの余分な部分を切断する。
・エアチューブを3分岐継手に差し込んだ際、浴槽床
パンにつかない程度の長さになるよう切断して
ください。
取付設置上のお願い
¡エアチューブ切断の際は、カッターまたはナイフ
を使用して、切断面が直角かつ平坦になるよう
切断してください。
切断面が斜めになっていたり、凸凹があると、
正しく差し込めなくなるため、酸素が漏れたり、
異常音の原因となります。
⑥クレセントクランプ8004(小)をエアチューブに
通してから、3分岐継手上部に10mm程度差し込む。
⑦クレセントクランプ8004(小)をペンチなどで開き
下にずらして、エアチューブを固定する。
クレセント
クランプ
8004(小)
警告
クレセント
クランプ
8004(小)
¡クレセントクランプは指定個所に差し
込んだ状態で広げる
必ず守る
エア
チューブ
10mm程度
(守らないと、はじけ飛んでけがをするお
それがあります。)
⑧3分岐継手をタッピンねじにて固定する。
タッピンねじ
取り付け板
20
3分岐継手
8 壁貫通スリーブ内側のシリコーン充てん
①壁貫通スリーブを通るケーブル類およびエアチュー
ブをたるませた状態にしてから、壁貫通スリーブの
穴をシリコーンで埋める。
注意
¡シリコーン充てんは指定個所に確実に
行う
必ず守る
(確実にシリコーン充てんしないと、水漏れ
の原因となります。)
シリコーン
充てん
ポンプケーブル
エアチューブ
ポンプ
シリコーン
充てん
電動弁1中継コード
電動弁2中継コード
ポンプケーブル(1本)、
電動弁中継コード(2本)、
エアチューブ(1本)は
たるませる。
エアチューブは、
ポンプに当たら
ないように取り回す。
21
7
電気工事
1 電源線・アース線の接続
・電源線はφ1.6またはφ2のVVFケーブルを使用
する。
①制御ボックスの電源線・アース線を接続する。
φ1.6またはφ2VVF
(現場手配)
ジョイントボックス
(天井裏)
②酸素富化ユニットの電源線・アース線を接続する。
AC100V50/60Hz
アースへ
(現場手配)
電源線
取付設置上のお願い
¡電源線・アース線の接続は、電源が「切」状態
であることを確認してから行ってください。
¡制御ボックス、酸素富化ユニットの電源線を無理
に引っ張らないでください。
¡バステレビのアンテナ線は電源線、ポンプケーブ
ルや電動弁中継コードと50cm以上離してくだ
さい。ゲンキ浴さすり湯の運転時にノイズが入る
原因となります。
¡酸素富化ユニットの吸込口、吐出口をふさがない
ようにしてください。
(浴室内への酸素供給が正常にできなくなるおそ
れがあります。)
アース線
制御ボックス
(または酸素富化ユニット)
酸素富化ユニット
アース線
吐出口
吸込口
22
電源線
確認 (取付設置が完了したら必ず確認してください)
1
取付設置後の確認
①設置確認
★ポンプ、電動弁や配管などゲンキ浴さすり湯部材が、壁パネル、エプロン、浴槽床パン、浴槽などに接触して
いないか確認してください。
②清掃
★浴槽内のごみや異物を取り除いてください。
③安全確認
★試運転の前に安全のため、絶縁抵抗計値の確認をしてください。
1.建屋の分電盤の電源ブレーカーを「切」にする。
2.電源線接続端子とアース間の絶縁抵抗計値が10MΩ以上あることを確認する。
3.分電盤の電源ブレーカーを「入」にする。
チェック項目
№
チェック項目
チェック
①
制御ボックス・酸素富化ユニット内で確実にコネクターが接続されているか(制御ボックス・酸素富化ユニットの結線図で確認)
②
建屋の分電盤内漏電ブレーカーが「入」になっているか
③
建屋の分電盤内の分岐ブレーカーが「入」になっているか
④運転 (取扱説明書を参照し行ってください)
注意
¡運転中や運転停止直後のポンプまたは
制御ボックスに触らない
禁 止
(やけどのおそれがあります。)
1.ゲンキ浴さすり湯の確認
浴槽の表示シールの水位線(33cm)以上給湯(給水)し、壁付コントローラーのボタンを押し、
各噴射口より水流が噴射することを確認する。
(「ゲンキ浴さすり湯を使う」参照)
★水位が低い場合には、運転を停止することがあります。
2.酸素富化ユニットの確認
★ゲンキ浴さすり湯の動作と共に、酸素富化ユニットも連動して動作します。
★天井からの動作音で確認できます。
33cm
以上
3.吸込口カバーの確認
運転確認後に、
浴槽内の吸込口カバーが汚れていないか確認し、
ごみが付着していれば取り除く。
(
「お手入れ」
参照)
⑤水漏れの確認
★ポンプ、配管接続部および浴槽給排水部、エアチューブ接続部から水漏れがないか確認してください。
⑥空運転防止の確認
壁付コントローラーの「切/入ボタン」を押して、一度ポンプ(噴射)を止める。
湯(水)を排水し、
「切/入ボタン」を押すとポンプが5秒後に止まり、
壁付コントローラーの「全身コースランプ」
が点滅することを確認する。
23
2
主なトラブルと点検ポイント
トラブル現象
原因
処置
背・腰側
電動弁
動作異常
コネクターが外れている 電動弁2(背・腰側)中継コードと天井上の制御ボッ
クス側コネクター(白)および浴槽の背・腰側電動弁
のコネクター(白)との結線を確認(P11、P18参照)
電動弁の故障、断線
部品交換を依頼
足側電動弁 コネクターが外れている 電動弁1(足側)中継コードと天井上の制御ボック
側コネクター(黒)および浴槽の足側電動弁のコ
動作異常
ネクター(黒)との結線を確認(P11、P18参照)
電動弁の故障、断線
部品交換を依頼
ポンプに
部品交換を依頼
電源ボックスの故障
異常電圧が
印加
エラー表示
をしている
(ランプが
点滅)
(「そこずっ
とボタン」
を5秒以上
押し続ける
と消灯す
る)
ポンプ
動作異常
空運転検知
または
吸込配管側
の異常
コネクターが外れている ポンプケーブルと天井上の制御ボックス側
コネクター(赤)との結線を確認(P18参照)
ポンプの故障
水量が不足している
(空運転)
水漏れしている
ポンプ高さが異常
吸込口カバーが正しく
取り付けられていない
ポンプとポンプケーブルのコネクター接続音を確認
する。(防水コネクターなので「カチッ」と音がす
るまで奥に挿入されていることを確認)(P12参照)
部品交換を依頼
浴槽に湯(水)を表示シールの水位線(33cm)
以上入れる
水漏れ個所を修理、または部品交換依頼
ポンプ架台高さを調整する(P12参照)
(放置しても
吸込口カバーが正しい位置(青色が上)に
なっているかを確認し、正しく取り付ける
10秒後自動
(取扱説明書参照)
消灯する)
吸込口カバーの目詰まり 吸込口カバーを洗浄する(取扱説明書参照)
吸込側配管の接続不良
ポンプと吸込口配管の接続部を確認する(P12参照)
ポンプが回転 住宅分電盤内漏電ブレーカーが「切」 「入」方向にする
になっている
していない
壁付コントローラー中継コードが
壁付コントローラー中継コードを正しく
接続する(P15、P18参照)
接続されていないまたは接触不良
チャイルドロックが作動している
動作(噴射)
ポンプが回転 噴射口の目詰まり
しない
している
噴射口が
正しく取り付けられていない
吸込口カバーが正しく
取り付けられていない
動作順序がおかしい
吸込口(サクション)の目詰まり
電動弁1と2中継コードを逆接続
天井の酸素富化ユニットの
動く音がしない
酸素富化ユニット中継コードが
外れている、または接続不良
「チャイルドロックボタン」を、3秒押して
解除する(取扱説明書参照)
ノズルを洗浄する(取扱説明書参照)
ノズル、カバーの緩みを確認し、
正しく取り付ける(取扱説明書参照)
吸込口カバーが正しい位置(青色が上)に
なっているかを確認し、正しく取り付ける
(取扱説明書参照)
吸込口カバーを洗浄する(取扱説明書参照)
電動弁1と2中継コードを正しく接続する
(P11、P18参照)
酸素富化ユニット中継コードを正しく接続する
(P17、P18参照)