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28Sシリーズ シングルループ用フィールドネット形変換器 28・UNIT シリーズ 形 式 プログラミング説明書 目 28S 次 1、概説 ............................................................................................................................................. 2 2、機種リスト ................................................................................................................................... 2 3、ハードウェア構成図 .................................................................................................................... 3 4、スイッチおよびランプ ................................................................................................................. 4 5、アドレスの設定方法 .................................................................................................................... 4 6、変換器のプログラミング ............................................................................................................. 5 6、1 データレジスタの構成 ....................................................................................................... 5 6、2 変換器のプログラミング .................................................................................................... 6 7、プログラム例 ............................................................................................................................... 7 7、1 システム構成 ...................................................................................................................... 7 7、2 ユニットのスイッチ設定 .................................................................................................... 7 7、3 データメモリの割付 ........................................................................................................... 8 7、4 ラダープログラム ............................................................................................................... 8 −1− NTI-7100 改 1 28Sシリーズ 1、 概 説 シングルループ用フィールドネット形変換器 28S・シリーズは、シャープ株式会社製プログラマブル コントローラ(PC)のフィールドネットに接続するアナログ入/出力変換器です。アナログ信号をサテ ライト I / O リンクにより PC からダイレクトに入/出力できます。 この説明書では、28Sシリーズのプログラミング方法について説明いたします。プログラミングに際し ては、シャープ株式会社製 PC のプログラミング方法とサテライト I / O リンクに関する知識が必要にな ります。関連する次の資料を参照して下さい。 関連資料(シャープ株式会社) (1)JW50 / 70 / 100 取扱説明書(TINSJ5171NCZZ) (2)JW50 / 70 / 100 プログラミングマニュアル(TINSJ5172NCZZ) (3)サテライト I / O リンク 取扱説明書(TINSJ5181NCZZ) 2、 機種リスト 品 名 直流入力変換器 直流出力変換器 カップル変換器 測温抵抗体変換器 ポテンショメータ変換器 スローパルス変換器 ロードセル変換器 PT 変換器 CT 変換器 タコゼネ変換器 交流変換器 ディストリビュータ ディストリビュータ(開平付) 開平演算器 −2− 形 式 28SVS 28SYS 28STS 28SRS 28SMT 28SSP 28SLC 28SPT 28SCT 28STG 28SAC 28SDY 28SDN 28SFN 28Sシリーズ 3、 ハードウェア構成図 シャープ製プログラマブルコントローラ JW50/70/100 I/Oリンク親局ユニット JW−31LM シールド付ツイストペアケーブル アナログ入/出力信号 アナログ入/出力信号 フィールドネット形変換器 28S・シリーズ −3− シャープ製 I/Oリンク子局ユニット ZW−82N、82Sなど 28Sシリーズ 4、 スイッチおよびランプ 設定用スイッチは電源がオフのときに設定して下さい。電源がオン時の設定は無効になります。 ① ② 1:スパン調整ボリューム 2:ゼロ調整ボリューム 3:RUN 表示ランプ 4:ERROR 表示ランプ 5:RESET 表示ランプ 6:HOLD 表示ランプ 7:設定用スイッチ ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 8 7 6 5 4 3 2 1 OFF 終端抵抗 ホールド 40 20 10 アドレス 4 2 1 ON 8:PU-2 □用モジュラジャック 5、 アドレスの設定方法 1 台の I / O リンク親局ユニット(JW31 − LM)は、最大 32 台の子局を 64 バイトのデータ・レジス タと呼ぶメモリにより管理します。子局である 28S・UNIT は 1 台当たり連続 2 バイトのメモリを占有し ます。 アドレス設定は子局の占有メモリ数により行います。 最初の子局アドレスは 1 番に設定します。 次の子局のアドレスはアドレス 1 番の子局の占有メモリバイト数+ 1 とします。 以下同様に設定します。 −4− 28Sシリーズ 6、 変換器のプログラミング PC(JW − 50 / 70 / 100CU)と 28 シリーズ変換器間のデータのやり取りは I / O リンク親局を経 由して行います。 PC 親局 (JW − 31LM) 変換器 (28S シリーズ) PC による変換器のプログラミングは I / O リンク親局を特に意識することなく、PC と変換器は直接 接続されていると考えて、PC のメモリモジュール上のデータ・レジスタをプログラミング・コマンドに よって、読書きすることにより行えます。 6、1 データ・レジスタの構成 データ・レジスタのサイズは 64 バイトで次のように構成されています。 49000 49001 49002 49003 49004 ・ ・ ・ ・ 49077 ステータス 子局 01 データ 同上 子局 02 データ 同上 ・ ・ ・ 子局 37 データ 未使用 (1)ステータス I / O リンクの通信状態を表す領域です。詳しくはサテライト I / O リンク取扱説明書 (TINSJ5181NCZZ)8 章“I / O リンクの動作モニタ”を参照して下さい。 (2)子局データ 28S シリーズの変換器は 2 バイトを占有します。 −5− 28Sシリーズ ・入力ユニットの場合 入力ユニット用データレジスタは I / O リンク通信により定期的にリフレッシュされます。変換器の 機種によらず入力信号の入力レンジの 0 ∼ 100 % 値はデータレジスタの 2 バイト領域に符号付き 2 進数 として 0 ∼ 4000(10 進数)のデータとして変換され書込まれます。 入力信号の範囲は -15 ∼ +115 % です。 データの格納順序 下位アドレス 上位アドレス データの下位バイト データの上位バイト ・出力ユニットの場合 出力ユニット用データレジスタに書込まれているデータは、I / O リンク通信により定期的に出力ユ ニットに送られ、出力ユニットは受け取ったデータを出力します。データレジスタの2バイト領域に符号 付き 2 進数として 0 ∼ 4000(10 進数)を書込むと、出力ユニットは出力レンジの 0 ∼ 100 % の出力信号 を出力します。-15 ∼ +115 % に相当する範囲外のデータがデータレジスタに書かれた場合には、-15 % (下限)または 115 %(上限)に出力信号はリミットされます。 6、2 変換器のプログラミング PC のラダープログラムでバイトまたはワードデータを扱える応用命令を使用して、データレジスタ を読書きすることにより、変換器の入出力プログラミングができます。 更に PC と上位コンピュータ(パソコン等)が RS-232-C / 422 / 485 等でリンクされるときには、上 位コンピュータからデータレジスタを BASIC 言語等で読書きすることによりプログラミングできます。 詳細は JW − 50 / 70 / 100 取扱説明書 4 − 11 章 コミュニケーションポート、13 − 3 章 コミュニ ケーションポート用コマンド一覧表を参照して下さい。 −6− 28Sシリーズ 7、プログラム例 温度を監視しレコーダに記録する例 7、1 システム構成 温度入力用に測温抵抗体変換器(28SRS)、レコーダ出力用に直流出力変換器(28SYS)を使用します。 シャープ製プログラマブルコントローラ JW50/70/100 I/Oリンク親局ユニット JW−31LM 測温抵抗体変換器 (形式:28SRS) 直流出力変換器 (形式:28SYS) + 測温抵抗体 A B B − ペンレコーダ 7、2 ユニットのスイッチ設定 親局ユニットスイッチ設定 子局ユニットスイッチ設定 I/Oリンクバイト数 モード 終端抵抗 SW1 SW2 SW3 1 2 4 10 20 40 OFF M1 M2 M3 ON OFF 子局番号 01 終端抵抗 ホールド 40 20 10 4 2 1 スイッチ 設 定 TEST ON OFF ON OFF −7− 03 ON 終端抵抗 ホールド 40 20 10 4 2 1 OFF ON 28Sシリーズ 7、3 データメモリの割付 コ0000 未使用 1 0 HALT CHECK データレジスタ 未使用 コ0001 49000 ステータス 49001 子局アドレス 01 2 (28SRS) 3 子局アドレス 03 4 (28SYS) 7、4 ラダープログラム 常時OFF(特殊リレー) 07366 ゼロクロス スイッチ 07367 OFFでゼロクロス対応 F−47 ONLS 常時OFF 07366 毎スキャン実行 F−00 XFER 49001 F−00 XFER 49002 49003 49004 F−48 ONLR 入力から出力への転送はワード命令の制約 から、ソースが奇数アドレスのワード転送 は出来ません。このためバイト転送として います。 毎スキャン実行の終了 −8−