Download (ミニめ組)取扱説明書(H-43972A) - バルブ事業部

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ZE−SM型
本 取扱 説明 書を お読 み い ただ き 、内 容を 理 解 してか ら当 製品 の 使 用及び
保守点検 を行って ください。
ま た、 据付 ・試 運転 終 了 後は 必 ず維 持管 理 者がいつ でも 見る こ と ができ
る所に保 管して下 さい。
パイプシステ ム事 業部
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はじめに
このた びは、ク ボタ単口 地下式消 火栓“ミ ニめ組”をご採 用くださ いまして 、誠に あ
りがとう ございま す。
本書は 、お客様に バルブを正 しく安全 にお使い いただく ための取 扱いにつ いて説明 し
てありま す。
お使い の 前に、必ずお読 み いただ き、お 読みに なっ たあと も大切に保 管し てく ださい。
警告表示
バ ルブ を正 しく 安全 に お 使い い ただ き、 事 故 や危険 を 未 然に 防 止 するた
め に、 警告 表示 を用 い て いま す 。そ の表 示 と 意味は 次 の よう に な ってい
ます。
警告
取扱い を誤ると 、使用 者が死亡または重 傷を負う可能性が
想定さ れる場合 に用いて います。
注意
取扱い を誤ると 、使用 者が傷害を負う可 能性が想定される
場合、および 物的損害の発生 が想 定される 場合に用 いてい
ます。
取扱説 明書につ いて
・ 内容 につ いて ご不 審 な 点や 、 お気づき の こ とがあ り ま した ら 巻 末の窓
口へご 連絡くだ さい。
・内容は 予告なく変 更する場合があり ます。
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■正しく安 全にご使用いただくために
安全上のご注意
お 使いの前に、この「注 意事項 」をお 読みのうえ 安全に取 扱って くださ い。
受 取り・運 搬・保管 時
注意
・・・・・ 落下など による事故防止
(1 )消 火栓 の吊りあ げ・玉掛 け は、質量(重量) を確認 の うえ行い、 吊荷
の下に は立ち入 らないなど、安全 には十分 注意して 作 業して ください。
(2 )ダ ンボ ール梱包の 製品は 、 水に濡れ ると梱包 強度が 低 下するこ とがあ
ります ので、保 管・取扱 いには十分 注意して ください 。
こ れら の注 意を怠る と 、傷害事 故の生ず るおそれ があり ます 。
据付時・ 試運転時
警告
・・・・・ 接続不良 などによる事故 防止
(1 )排 水作 業を行う ときは、 放 水口にホ ースが確 実に接 続 されている こと
を確認 してくだ さい。
また、 排水側の ホース末 端はしっ かりと固定してく ださい。
こ れら の注 意を怠る と、人 身事故 (死亡事 故 )の生ずる お それが あります。
注意 ・・・・・落下・転 落による事故 防 止
(1 )消 火栓 の吊りあ げ・玉掛 け は、質量(重量) を確認 の うえ行い、 吊荷
の下に は立ち入 らないなど 安全に注意して作 業して ください。
(2 )作 業を 行うとき は、足場 の 安全を確 保し、不 安定な 管 の上などで の行
為は避 けてくだ さい。
こ れら の注 意を怠る と 、傷害事 故の生ず るおそれ があり ます 。
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安全上のご注意
維持管 理(保守 点検)時
警告 ・・・・・酸欠など による事故防止
(1 )消 火栓 室に入る ときは、 必 ず酸素濃 度を測定 すると とも に、有毒 ガス
に注意 してくだ さい。
また、 これらの 場所で 作業 を行うと きは、常 に換気に 気 をつけ てくだ
さい。
(2 )塗装作 業を行う ときは、 常に火気お よび換気に気をつ けてくだ さい。
これらの注意を怠ると、人身事故(死亡事故)の発生するおそれがあります。
警告
・・・・・ 接続不良 などによる事故 防止
(1 )排 水作 業を行う ときは、 放 水口にホ ースが確 実に接 続 されている こと
を確認 してくだ さい。
また、 排水側の ホース末 端はしっ かりと固定してく ださい。
これらの注意を怠ると、人身事故(死亡事故)の発生するおそれがあります。
注意 ・・・・・傷害事故 防止
(1 )作 業を 行うときは 、足場 の 安全を確 保し、不 安定な 管 の上などで の行
為は避 けてくだ さい。
(2 )本 体部 品の分解 作業は、 管 内に圧力の無いこ とを確 認 してから行 って
くださ い。
(補修 弁が設置さ れてい る ときは、 補修 弁を全 閉とし、 圧力を抜 いて
くださ い。)
こ れら の注 意を怠る と 、傷害事 故の発ず るおそれ があり ます 。
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正 しい使い方
正し い用途
☆ JWWA B103 に 準拠して設計 製作された製品で す。
☆ 特殊流体 や常温以外 で の使用は 、消火栓 の機能 低下をま ねくお それ があり
ます。
巻末「 標準仕 様 」を参 照 してくだ さい。
正 しい取扱い
☆ 無理な手 持ち作業 は避けて ください 。
☆ 製品の取 扱いはて いねいに してくだ さい。
本文「 3.運搬と 保管 、 5.据付 」を参 照してく ださい。
正し い運転
☆ 適正な圧 力範囲で ある最高 使用圧力 0.75MPa 以下で使 用して
くだ さい。
☆ 消火栓の 操作は開 閉方向を 確認して 行ってください。
☆ 止水に は無理な締 め込みは 不要です 。
☆ 据付姿 勢は立形で す。
☆ 補修弁は 通常全開 で使用し てくださ い。
本文「 6.試運転、 7-1.正しい 運 転方法 」を 参照して ください。
ふだ んのご注 意
不用意 にさわらないで ください。
☆
☆
☆
☆
消火栓に は圧力が かかって います。
使用し ないとき、 口金には ふたを取 付けてください。
消火栓 室内は水 没させな いようにし てください。
口金を 傷つけな いように してくださ い。
変形し たり傷が つきます と、取付 金具と接 続できな くなります 。
本 文「 7-1.正し い運転方 法 」を参照 してくだ さい。
保 守点検を 忘れずに
点検・ お手入れが大切 です
☆ 日常点 検をしてく ださい。
☆ 点検のポ イントは 、作動の 良好と漏 れなしの確認です 。
☆ 部品交 換は慎重に 行ってく ださい。
本文「 7-2.点検、 7-3.故 障例と 対策 」を 参照してください。
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目
次
■ 正しく安 全にご 使用いただ くために … …………………… …… …………
3
1 . 構 造及 び部品名称 …………………… …………………… …… …………
7
2 . 受 取り
……… …………………… ……………………… …… …………
2−1 . 確認事項 …… …………………… ……………
8
2 −2 . 受取り ……… …………………… …… ………
8
8
3 . 運 搬と 保 管
3 −1 . 運
3 −2 . 保
…………………… …………………… …… …………
……… …………………… …… ………
9
……… …………………… …… ………
9
9
4. 開
梱
… ……………………… …………………… …… …………
4 −1 . 開 梱 ……… …………………… …… ……… 10
4 −2 . 開梱後の確認 …………………… …… ……… 10
10
5. 据
付
5 −1 .
5 −2 .
5 −3 .
5 −4 .
5 −5 .
5 −6 .
5 −7 .
……………………… …………………… …… …………
確認事項 …… …………………… …… ……… 11
据付前の確認事 項 ……………… …… ……… 11
据付 ………… …………………… …… ……… 1 3
据付後の確認 …………………… …… ……… 14
補修弁の設置 …………………… …… ……… 14
消火栓設置上の 注意事項 ……… …… ……… 14
消火栓室の設置 上の注意事項 … …… ……… 14
11
……… …………………… ……………………… …… …………
15
7 . 維 持管 理 ……… …………………… ……………………… …… …………
7 −1 . 正しい運転方法 ………………… …… ……… 16
7 −2 . 点
検 …… …………………… …… ……… 17
7 −3 . 故障例と対策 …………………… …… ……… 18
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6 . 試 運転
■ 標準仕様
搬
管
… ………………… …………………… …………… ………… …
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1 .構造及 び部品名 称(下図 は代表例で す。)
ZE− SM型
ふた
キャッ プ
差 し金具
弁棒
押 し輪
六角 ボルト・ナ ット・座 金
フラ ンジ
弁箱ふた
Oリ ング
弁箱
Oリン グ
図ー1
六角穴付 ボルト(ブシ ュ回り止 め用)
ブシュ
ダ ストスクレ ーパ
保護 カバー
Oリ ング
U パッキン
弁体
Oリング
図−2
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2 .受取り
2−1. 確認事項
(1)製品 が手元に 届きまし たら 、ご契約内 容と相違 ないかを 、確か めてくだ さ
い。
(2) 製品には 出荷案内 書(送り 状)をつ けていま す。
(3) 製品には 「安全上 のご注意 」をつけ ています 。
2−2.受取り
(1) 製品の荷 姿は、ダ ンボール 箱などで梱包をす る場合と 裸渡しが あります。
(2)受取り は、適 切な吊り 用具を準 備して、当布な どで養生 し、正 しく安全 な
作業を行 ってくだ さい。
(3)製品は 、投げ だし、落下、引 きずり、倒しな どの衝撃 を与えな いように 取
扱ってく ださい。
(4) 受取りの 荷姿例は 次の通り です。
ダンボ ール
裸
当布 などで養生 し、 スリング
ベルトなどで吊っ てくださ い
取っ手を持ってくだ
さい。
図 −3
図−4
(5)製 品の質量 (重量) は、 17Kg です。
注)①玉 掛用最大 質量を示 す。
②消 火栓単体 質量であ り、補修弁は含ん でいませ ん。
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3 .運搬と 保管
3−1. 運
搬
(1)製品の 移動や、据付を する現場 ま での運 搬は、受取られ た梱包、荷姿状 態
で行うこ とをおす すめしま す。
(2) 運搬中に 製品が損 傷しない ように養 生してく ださい。
(3) 取扱いは 、「2 .受取り 」と同様 に、行ってくださ い。
3−2. 保
管
(1) 据付する までの期 間は、開 梱しない で保管す ることを おすすめ します。
(2) 保管場所 は、屋内 の風通し のよい冷 暗所とし てくださ い。
雨や 直射日光 などの環 境下では 、製品劣 化の原因となりま す。
環
境
雨
直 射日光
劣 化 の 種 類
外観劣 化
塗装の 変色劣化、 弾性ゴム の物性劣 化
(3)やむを 得ず、屋外で保 管する場 合は、防 水シート などで覆 い、雨 、直射 日
光、ほこ りから保 護してく ださい。
(4) 消火栓の 弁体は、 軽く閉状 態として ください 。
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4 .開
梱
4−1. 開
梱
(1)ダン ボールの 開梱は 、外周の バンドを ナイフな どで切断 して、消火栓を 取
出してく ださい。
この時、 手など傷 つけない ようにご注意くだ さい。
(2)製品は 、塗装 面を保護 するため に、ワ イヤロー プで直接 吊らずに 、当布 な
どで養生 して、取 扱ってく ださい。
スリング ベルトの 使用をお すすめい たします 。
(3)吊り 作業を正 しく 、安全に行 うために、玉掛 けの資格 取得者が 取扱って く
ださい。
(4)開梱 後の梱包 材は 、お客様の もとで法 や各自治 体の条例 に定める「産業 廃
棄物処理 法」の基 準に従っ て処分し てください 。
4−2. 開梱後の確 認
(1)開梱し ますと、製品全 体がよく 見えます ので、外面、内面につ いて外観 上
異常な箇 所がない かを、確 かめてく ださい。
(2) 無理な開 閉操作や 、分解は 行わない でくださ い。
また 、異 物な どの付 着を 避け るた めに、 据 付まで は、「 3 -2. 保管 」と同
様に正し く取扱っ てくださ い。
(3) 弁体は軽 く閉めて いますの で、据付ま ではその状態と してくださ い。
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5 .据
付
5 −1.確認事 項
製品は、お客様 とのご 契約仕様にも とづき製作 した検 査合格品ですが 、据 付前
に次のことを 確か めてください。
(1)製品仕 様
a. 呼び 径
b.種類
(単口)
c. 開閉方 向
d. 接続フランジ
e. 塗装仕 様
(エポキ シ樹脂粉体塗装)
f. 付属品 (オプション) (フラ ンジボルト・ ナット・ガ スケット など)
(2)異常の 確認
a. 消火栓 の内面や外面に、 異物の付着や部品 の損 傷がない。
b. 消火栓 の組立ボルトにゆ るみがない。
5 −2.据付前 の確認 事項
消 火 栓 が 水没 し ま す と 、 作動 不 良 の原 因 とな り ま す の で 、消 火 栓 室に は
水がたまらな いよ うな対策を施 してください。
製品は、 相手配 管に正しく据付し て、その性能を発 揮し ます。
そこで、 据付前 に次のことを確か めてください。
(1)相手配 管の確 認
a.寸 法につ いて
・接 続フラ ンジ寸法が一致し ている。
b.外 観につ いて
・フラ ンジ面は傷 、打撲な どの異常がなく、 滑らかで清浄であ る 。
・配管 内には、異 物がな い。
c.配 管精度
・フ ランジ 面の傾きが無く、 水平であること。
d.継 手材( フランジボルト・ ナット・ガスケッ ト) がそろってい る。
(外 面粉体 塗装の場合、塗装 の損傷を防止する ため に消火栓側には 、座金
が必 要です)
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(2)必要空 間の確 認
消火栓 および 補修弁の操作や保 守点検にそなえ、 必要 なスペースを確 保し
てください。
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5 −3.据付
(1)消火栓の据 付
a.出荷時、 口 径部に取付け てい る輸送中に おける 異物 混入防 止保護 シート
をは ずし フランジ面の清掃を してください。
b. 消 火栓 を 吊 りあ げ 、ボ ル ト ・ナ ット・ ガ ス ケッ ト を 用 い 、 接続 フ ラ ン
ジに取 付けてくだ さい。RF形ガスケッ トの場合は特にず れない ように
注意し てください。
c. 外 面粉 体 塗 装の 場 合、 塗 装 に傷 をつ け な い ため に、 座 金 の 丸面 コ ー ナ
部を消 火栓のフラ ンジ側に してください。
座金(消火栓側丸面)
消火栓
消火栓フランジ
ガスケット
接続フランジ
(補修弁)
ボルト・ナット
d.ボル ト・ナ ットの締付け順序 と締付けトルク
ガ スケ ッ ト を均 等 に圧 縮 す るよ う、片 締 め をせ ず 対 称 方 向 で順 次 行 っ
てくだ さい。
ボルトの
締付け順序
3
1
配管 中 心
2
4
なお 、最終締付け トルク の目安はボルトの 呼びがM16の場 合、 その
トル ク値は、60 N・m ( 6kgf・ m)としてください。
e.据付 けがす みましたら、清掃 や必要に応じて補 修塗 装などを行って ください。
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5 −4.据付後 の確認
据付姿 勢が正 しく、またボルト・ナットに緩 みがない ことなど確 認してください。
5 −5.補修弁の 設置
消火栓 の点検 ・清掃が断水をせ ずにおこなえるよう、 消火栓の下方に 必ず
補修弁を設 置して ください。
5 −6.消火栓 設置上の注意事項
(1)口金は 、地上 より容易に接続で きるよう、できる だけ 上部に設置して ください。
(2)消火栓 の位置 高さは、管の土被 りにより異なるた め、 短管又は補修弁 の面間
寸法で調整 してく ださい。
(3)補修弁 は開閉 操作が容易にでき るよう、土砂で埋 めな いでください。
(4 )消火栓の止水 弁座に傷がつくと 漏水の原因 と なりま すので、管路内 の土 砂な
どは、設置 前に必 ず排出して ください。
(5 )消火栓の残留 水の凍 結が予想され るときは、 プラグ 付消火栓を設置 して くだ
さい。
5 −7.消火栓 室の設置上の注意事項
(1)コ ンクリート 台座を設 け、その上 にコンクリート ま たはレジンコンク リ ート
製ボック スを積重ねてくだ さい。
(2)地下水が入 ら ないよう、ボック ス間は目地モルタ ルで仕上 げてくださ い。
(3)路面には、 消 火栓用鉄ふたを設 けてください。
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6.試運 転
6−1.消火栓 の開閉は 、全開 から全閉 までの全工程が円 滑に作動 するかを 確かめて く
ださい。
なお、キャップ は、ツ バ付きの ときは左回 り開き、ツバ無 しのとき は右回り 開
きが標準です。
左回 り開 き
右 回り 開き
消火栓の 全開から 全閉までの回転数は 4回転で す。
6−2.消火栓 の止水は ゴムを圧 縮して行 いますので 、締 めすぎな いように してくだ さ
い。操作 トルクは 53N・m で す。
6−3 .試運転の 初期通水 時は、管 路内の異物が弁座 部にかみ 込むこと がありま す。
万一、止水でき ないとき は、無 理に閉め こまずに、一旦開 き異物を 排出した の
ちに、 再度、閉 操作を行 ってくださ い。
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7 .維持管 理
7−1. 正しい運 転方法
地下式 消火栓を 正しく、安全に お使いいた だくため に次の正 しい運転 方法を守 っ
てくだ い。
(1) 適用範囲
消火 栓の使用 圧力は、 0.75 MP a です。
使用 に適した 圧力範囲 で運転を 行ってく ださい。
(2)操
作
a.操作 は、「 6.試 運転 」と 同様に行っ てくだ さい。
b.開閉 方向の確 認を行っ てください 。
操作 方向を間 違い、大 きな力を かけると操作不能 となります 。
c.操作 時、口金 に傷をつ けないよう に注意 してくだ さい。
変形 したり傷 がつきま すと、取 付金具と 接続でき なくなる おそれが あ
りま す。
d.万 一、止 水できな いときは 、異物 のかみ込 みが考え られますの で、無
理に 閉めこま ずに、一旦開き 異物を排 出したの ちに、再度、閉操作 を
行っ てくださ い。
e.補修 弁は常に 全開で使 用してく ださい。
流量 制御のた めに中間 開度で使 用すると、消火栓 を開けた ときに急 閉
する おそれが あります。
(3) 維持管理
a .消火栓 を水没さ せないよ うにして ください。
b.口金 からの異 物混入を 防止する ため、使 用しない ときは必 ずふたを 設
置し てくださ い。
c.消火 栓で排水 を行うと きは 、少 量排水を 避けてで きるだけ 多量に排 水
し、止水する ときは、弁座部に 土砂など のかみ込みがない よう、特 に
注意 してから 閉めてく ださい。
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7−2 .点
検
消火栓 は緊急に 使用する ものであ り、使用時に 支障があ ってはな らないので 、常
に清掃 ・整備を 行ってく ださい。
この場 合、開閉頻 度 の少ない 消火栓は 、消 火栓の開 閉を行う ことによ り流水状 態
に変化 が生じ、これに よって水 道水に“ 赤水”や“濁 り”が 発生する ことが考 え
られま すので、必要 に応じて 注意を喚 起したり、対 処方法な どについ て事前に 検
討して おくこと が必要で す。
(1) 通常点検
およ そ1年周 期で次の 項目を確 かかめて ください。
点検項 目
方 法
目 視
内
容
処
置
損傷 の有 無
損 傷部 品を 交換
さび の発 生
さ びを 除去 し、補修 塗装
接続 用ボルト・ナットの劣 化
腐 食が 激し いときは、交 換
塗装 の剥 離や 劣化
補 修塗 装
外 観検 査
作 動点 検
操作
目 視
聴 覚
また は
圧力 計
漏れ
接 続点 検
目 視
弁棒 の円 滑な 作動
補修 弁の 円滑な作 動
部品 の合 わせ面
配管 フラン ジ面
清 掃ま たは部品の交 換
漏 れが あれ ば増締め また は
パ ッキ ンの 交換
弁体
弁 体の交換
弁箱 、ブ シュパッ キン 部、口金
など の部 品
口金へ の接続金 具の円滑な取
付け ・取 外し
部 品の交換
口 金部 品の 交換
(2)突 発的な点検
不 定 期 的 に おこ る 地 震・ 風 水 害 など の 天変 地異お よ び大 規 模 な 火災 の あ と
には 、管路の 装点検が 必要です 。
そ の と き に は、 管路 診断 な ど の 総合 チ ェッ クと共 に、消 火 栓 の 点検 を 合 わ
せて おこなっ てください。
(3)部 品の交換
地 下式消火栓 の弁体の 交換手順は以下の とおりで す。
a .補 修弁を閉じる。
b .弁 箱と弁箱 フタとの 接続ボルト・ナッ ト外す。
c . 弁箱 と弁箱フタ に接続ボ ルトのみ挿入し、 キャップ を閉方向 に
回転させ て弁体か ら弁棒・ 弁箱フタ 等を取外 す。
d .弁 箱内に残 った弁体 を新しい弁体に交 換する。
なお、弁 体の交換で あれば、その 他の部品は特に分 解する必 要はあり ません。
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7−3. 故障例と対 策
アフター サービス を依頼され る前に、 故障内容に応じて 次のこと を確かめ て故障
状況をご 連絡くだ さい。
故障 内容
弁 体(キャップ)が動かな い
推定 原因
対 策 例
開 閉方 向が 反対
キャップの 開閉 方向を確 認
弁 棒の 曲が り
部 品の 交換が必要
消 火栓 内部の異常
分 解点 検が 必要
・ 異物 のか み込み
・ 部品 の損 傷など
消 火栓 内の 凍結
プ ラグ 付き に交換
補 修弁 が動 かない
注 別冊 「補修 弁取 扱説 明書」を 参照 して くだ さい 。
口 金の 傷・ 変形
取 扱上 の不 注意
部 品の 交換が必要
部 品の 合わ せ面 およ びフ
ボルト・ ナットの緩 み
ボルト・ ナットの 増締め
ガ スケ ットの劣化
分 解し てガ スケットを交 換
ラ ンジ 面か ら漏水す る
・一 旦開 き、再 び閉めて くだ さい
・そ れで も止 水しないと きは分解
弁 が止 水し ない
異 物の かみ 込み
水 が出ない
・ 口 径 部 に 取 付け て い る輸 送
中における異物混入防止保
護シートをはがしていな
い。
・ 補 修 弁を 閉 め て か ら 、 消火 栓 を 外
し異物混入防止保護シートをはが
す
パ ッキ ンの 劣化
分 解し てパ ッキン交 換
弁 棒が 曲が っている
分 解し て弁 棒交換
して 異物を取 除く
・弁 体が 傷つ いている とき は交 換
グ ラン ド部から漏れ る
ご 連絡いただくときは
故 障の状 況
バ ルブ名 称
型式
呼 び径
運転期間
製 造番号
製造年
をお知ら せくださ い。
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標準仕様
呼 び 径
75
0. 75MP a
使 用圧力
弁座 耐圧
1 .7 5M P a
弁座 漏れ
1 .3MP a
試 験圧力
適 用流体
上水
塗
エポ キシ樹 脂粉体塗 装
装
準 拠規格
JW WA B 103
水 道用地下 式消 火栓 準拠
▼ 営業窓口
パイ プシステ ム事業部
営 業所 名
本
〒
住
所
TEL 番号
(06)6648-2228
社
556-8601
大 阪 市 浪 速 区 敷 津 東 1-2-47
東 京 本 社
103-8310
東 京 都 中 央 区 日 本 橋 室 町 3-1-3
北 海道 支社
060-0003
札 幌 市 中 央 区 北 三 条 西 3-1-44(札 幌 富 士 ビル)
東 北 支 社
980-0811
仙 台 市 青 葉 区 一 番 町 4-6-1(仙 台 第 一生 命 タワービル )
中 部 支 社
450-0002
名 古 屋 市 中 村 区 名 駅 3-22-8(大 東 海 ビル )
中 国 支 社
730-0036
広 島 市 中 区 袋 町 4-25(明 治 安 田 生 命 広 島 ビル)
四 国 支 社
760-0050
高 松 市 亀 井 2-1
九 州 支 社
812-8691
福 岡 市 博 多 区 博 多 駅 前 3-2-8(住 友 生命 博 多 ビル)
(06)6648-2343
(03)3245-3488
(03)3245-3161
(011)214-3161
(011)214-3140
(022)267-8971
(022)267-8922
(052)564-5031
(052)564-5151
(082)546-0716
(082)546-0464
FAX 番 号
(06)6648-2229
(03)3245-3498
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