Download 小便器セット

Transcript
施工説明書
小便器セット
PTK-U506V:100V 式
PTK-U506A:アクエナジー式
もくじ
安全に関するご注意 2
1. 墨打ち ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
標準施工図 4
2. 壁・床固定用アンカーの打ち込み・・・・・・・・・ 13
各部の名称 7
施工前の確認事項・準備・注意 8
(使用工具) 9
部品の確認 10
施工方法 12
3.フレームの取付け
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
4. 排水管の取付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
5. 架橋ポリエチレン管の取付け ・・・・・・・・・・・ 19
6. 巾木、底目地の取付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
7. 前板の取付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
8. 手すりの取付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
9. 甲板の取付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25
10. 電源接続
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
11. 漏水チェック ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27
12. 水勢調節・クリーニング
・・・・・・・・・・・・・ 27
【図は 2 連タイプで手すり付タイプを設置した場合】
このたびは当社商品をお買い求めいただき、誠にありが
とうございました。
●この施工説明書をよく読み、正しく本商品を施工してください。
●施工後は必ず正常に作動することをご確認ください。
●お客さまに必ず本書と取扱説明書をお渡しください。
商品の技術的なお問い合わせは
ナビダイヤル
(株)INAX「お客さま相談センター」商品相談窓口へ
TEL.
FAX.
0570 017173
0570 017178
受付時間
平日
9:00∼19:00
土日・祝日 10:00∼18:00 (年末年始・夏季休暇は除く)
※ナビダイヤルは、PHS・IP電話などご利用できません。TEL
0562-31-0793 FAX 0562-31-0797 をご利用ください。
1
安全に関するご注意
安全のために守ってください!
小便器セットを安全に取り付け、使用時の事故を回避するための注意事項をあげさせていた
だきます。
施工前に、この項目をよくお読みいただき、事故のないように正しく取り付けてください。
(用語および記号の説明)
警告
・・・・・ 「取扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負う危険な状態が生じる
ことが想定されます。」
注意 ・・・・・ 「取扱いを誤った場合に、使用者が軽傷を負うか又は物的損害のみが発生する
危険な状態が生じることが想定されます。」
・・・・・
「注意しなさい!」(上記の『警告』『注意』と併用して注意をうながす記号で
す。必ずお読みになり、記載事項をお守りください。)
・・・・・ この表示は、してはいけない「禁止」の記号です。
禁止
・・・・・ この表示は、必ず実行していただく「強制」の記号です。
指示実行
警告
交流 100V 以外の電源は使用しないでください。電気工事は必ず有資格者が行い、D 種接
地工事を行ってください。また漏電遮断器を設置してください。
指示実行
※火災や感電、故障などの原因になります。
ぬれた手でVVF ケーブル棒端子、ジョイントボックスなどに触らないでください。またこ
れらに水をかけないでください。
※火災や感電、故障の原因になります。
ぬれ手禁止
取付壁面・床について、所定の強度があることをご確認ください。また、フレームの固定
はゆるみのないようにしてください。
指示実行
※機器が倒れ、ケガをする恐れがあります。
屋外や浴室、シャワールームなどの湿気の多いところには設置しないでください。
※火災や感電、故障の原因になります。
禁止
地方条例に基づく飲料水以外の自家製井戸水や温泉水などは使用しないでください。
※機械の内部腐食により、感電や火災が発生したり、水質による皮膚炎などの原因になり
禁止
ます。
2
安全に関するご注意
注意
給排水管の接続は確実に行ってください。接続には配管用シールテープやヘルメシールな
どのシール材を必ず使用してください。
指示実行
※漏水により室内浸水の原因になります。
施工後の漏水点検を必ず行ってください。
※漏水の原因になります。
指示実行
陶器は割れものです。
●施工前に輸送中の破損がないことを確認してください。
●施工後に施工段階での破損がないことを確認してください。
指示実行
※破損部でケガをしたり、漏水の原因になります。
施工の際は長そで、安全メガネ、革手袋などの保護具をご使用ください。
※鉄板切断部やビスの先端、ドリルの切り屑などでケガをする恐れがあります。
3
指示実行
標準施工図
■標準施工図
【1連】
【セット品番】
対応間口
(W)
L・R:器具芯∼壁
PTK-U506(750)
750∼800
375∼400
PTK-U506(800)
800∼900
400-425-450
PTK-U506(900)
900∼1000
450-475-500
連数
L
R
W
1
MIN-標準-MAX
奥行寸法
160mm
420
160
L・R:器具芯∼壁
WL
WL
WL
【電気工事】
1次側電源 VVF1.6-2C
160
WL
WL
3 ソフトシール
3 ソフトシール
1200
[5∼55]
(5∼55)
5∼30
底目地
[ ]:900タイプの場合
( ):800タイプの場合
350
[5∼55]
(5∼55)
5∼30
底目地
1145(電源端子台)
ソフトシール 3
400
420
160
(手すり付)
[245]
(195)
170
60
FL
[245]
(195)
170
WL
WL
WL
【電気工事】
1次側電源 VVF1.6-2C
160
WL
WL
3 ソフトシール
3 ソフトシール
1200
350
1200
1145(電源端子台)
5∼55
底目地
5∼55
底目地
160
260
ソフトシール 3
400
(245)
195
60
FL
(245)
195
( ):900タイプの場合
4
備考
手すり対応可能
標準施工図
【2連】
L
P
R
P:器具間ピッチ
L・R:器具芯∼壁
W
【セット品番】
対応間口
(W)
PTK-U506(150)
連数
MIN-標準-MAX
MIN-標準-MAX
1500-1600
375-400-425
750
PTK-U506(155)
1550-1650
400-425-450
750
PTK-U506(165)
1650-1750
425-450-475
800
PTK-U506(175)
1750-1800
475-500-525
800
奥行寸法
160mm
備考
手すり対応可能
420
160
2
L・R:器具芯∼壁 P:器具間ピッチ
WL
WL
WL
【電気工事】
1次側電源 VVF1.6-2C
160
WL
WL
3 ソフトシール
3 ソフトシール
ソフトシール 3
1145(電源端子台)
< >:175タイプの場合
5∼55
[ ]:165タイプの場合
1200
( ):155タイプの場合
5∼55
底目地
350
底目地
400
400
<270>
[220]
(195)
170
420
160
(手すり付)
<400>
[400]
(350)
350
60
FL
<270>
[220]
(195)
170
WL
WL
WL
【電気工事】
1次側電源 VVF1.6-2C
160
3 ソフトシール
WL
WL
3 ソフトシール
1200
5∼55
底目地
350
5∼55
1200
1145(電源端子台)
160
260
ソフトシール 3
底目地
[270]
(220)
195
400
[400]
(400)
350
400
[270]
(220)
195
60
FL
[ ]:175-Tタイプの場合
( ):165-Tタイプの場合
5
標準施工図
【3連】
L
P
P
R
P:器具間ピッチ
L・R:器具芯∼壁
W
連数
対応間口
(W)
PTK-U506(225)
PTK-U506(230)
L・R:器具芯∼壁 P:器具間ピッチ
MIN-標準-MAX
MIN-標準-MAX
2250-2350
375-400-425
750
2300-2400
400-425-450
750
奥行寸法
160mm
備考
手すり対応可能
420
160
3
【セット品番】
WL
WL
【電気工事】
1次側電源 VVF1.6-2C
WL
WL
WL
160
3 ソフトシール
3 ソフトシール
5∼55
1200
1145(電源端子台)
ソフトシール 3
5∼55
底目地
350
底目地
(195)
170
400
400
350
400
(195)
170
( ):230タイプの場合
420
160
(手すり付)
350
60
FL
WL
WL
【電気工事】
1次側電源 VVF1.6-2C
WL
160
WL
WL
3 ソフトシール
3 ソフトシール
5∼55
1200
1145(電源端子台)
160
260
ソフトシール 3
5∼55
底目地
350
底目地
195
400
350
400
350
400
6
195
60
FL
各部の名称
■各部の名称 (図は2連セット、手すり付仕様の図です。)
前板(点検パネル)
前板(コアパネル)
前板(コアパネル)
※図は手すり付タイプ
手すり
前板(点検パネル)
※手すり付タイプ
の場合
※図は手すり付
タイプ
ソフトシール
甲板
前板(点検パネル)
給水管
給水管
給水管ヘッダー
底目地
※図は2連タイプ
排水管
底目地
小便器
巾木
通気管チーズ
ゴムジョイント
7
小便器
施工前の確認事項・準備・注意
1.取付壁面について
●取付壁に十分な強度があること。
・コンクリート壁→アンカー固定が可能であること。
(コンクリート強度:圧縮強度 2.06 ×
103N/cm2 以上)
・LGS 下地 WS-65 ピッチ 455mm 以下
・その他の壁→上記と同等以上の強度を有するもの。
・コンクリート壁→製品にグリップアンカーを同梱しています。
・その他の壁→施工部材を別途現場でご用意ください。
●仕上済の壁・床に墨を打つ場合は、後で消せるようにチョーク墨などをご使用ください。
2.床について
●アンカー固定が可能であること。
(コンクリート強度:圧縮強度 2.06 × 103N/cm2 以上)
●鉄筋コンクリートかぶり厚 35mm 以上。
●出幅木は商品と干渉します。
※建築施工業者様とお打ち合わせください。
3.給排水について
●図の位置に立ち上がっていることを確認してください。
「設備側給、排水管位置」
内に立ち上がっていること。
(給水管位置)
120
200
500
200
(排水管位置)
330
120
150
180
150
130
150
250
150
130
250
●製品との接続は異種金属接続用継手を使用すること。
※赤水が発生したり、漏水する恐れがあります。
指示実行
●給水は必ず上水道に接続すること。
8
施工前の確認事項・準備・注意
4.使用工具、副資材
●一般水道工事に使う工具以外に、下記の工具、部材をご用意ください。
・振動ドリル
・ダストポンプ(アンカー下穴用)
・ドリル刃:コンクリート用φ 12mm,8.5mm
・充電ドライバー
・電気ドリル刃:鉄板用
※電気ドリル刃のサイズは使用するビスの径に適合するものを用意してください。
・モンキーレンチまたはレンチセット(ナット締め用)
・水平器(フレーム設置調節用)
・ショートドライバー(+)(−)
・ハンマー、アンカー打込棒(アンカー打込用)
・ジグソーまたは丸のこ(ジグソーブレード:鉄工用)(甲板切断用)
・金切はさみ:圧延鋼鈑用(垂直切り式、板厚 0.8mm 以上切断可能なもの)(巾木切断用)
・樹脂管カッター(径 32 以上)
・取付壁面に応じたビス、アンカーなど(フレーム固定用、サドルバンド固定用)
9
部品の確認
(図はPTK-U506 2連セットを示しています)
【フレーム、配管類】
同梱部材
・面ファスナー 24個 ・前板固定金具 12個 ・両面テープ 2巻 ・十字穴付きM6六角ボルト 8本
・M6ワッシャー、
スプリングワッシャー 8式 ・芯棒打込み式アンカー 4本 ・グリップアンカー 4本
・六角ボルト 全ねじM8×L80 6本 ・ワッシャーM8 6個 ・ナットM8 6個 ・十字穴付きタッピングねじ 40本 ・ドリルねじ 20本 ・スペーサー 12個 ・圧着端子 2式
給水管用アダプター
給水管用アダプター
A
S
S
Y
品
番
給水管(径13)
2m
結束バンド
底目地固定プレートなし 底目地固定プレートあり
サドルバンド
給水管(径13)
PTK-U506(750)
PTK-U506(150)
PTK-U506(225)
1m
ヘッダー
固定金物
底目地固定
プレート
手すり固定プレート
クランプ
(手すり付の場合)
PTK-U506(800)
PTK-U506(900)
PTK-U506(155)
PTK-U506(165)
PTK-U506(175)
PTK-U506(230)
フレーム
壁固定部材
アダプタ
給水管
(径20)
給水管ヘッダー
排水プレート
補強材
※この金具は使用しません。
廃棄してください。
スペーサー
(10mm)
床固定部材
フランジ
配管サポート金物
フランジ用
アダプター
ガスケット
全ねじボルト M8
U-ボルト
(100V式の場合)
排水管(上流)
排水管(下流)
ゴムジョイント
端子台
VVFケーブル(2連以上)
注 意 ※梱包箱のシールに、3連の場合は「上」、「中」、「下」と、2連の場合は「上」、「下」と表示してあります。
※「上」:排水管上流、「中」:排水管中流、「下」:排水管下流を表します。間違わないように施工してください。
10
部品の確認
【仕上材】
ソフトシール
底目地
甲板
底目地
バックハンガー
ワッシャー
バックハンガー
スプリング
ワッシャー
十字穴付
M6六角ボルト
前板
(点検パネル)
前板
(点検パネル)
前板
(コアパネル)
※図は手すり
付タイプ
※図は手すり
付タイプ
前板
(コアパネル)
前板
(点検パネル)
巾木
スプリング
ワッシャー
十字穴付
M6六角ボルト
ワッシャー
手すり
小便器
※手すり付タイプの場合
11
施工方法
以下、施工内容は「2 連タイプ」にて記載しています。特に表記のない場合
「1 連タイプ」および「3 連タイプ」の施工は図面を参照して「2 連タイプ」
にならって行ってください。
1.墨打ち
図の位置に墨打ちを行ってください。
※仕上済の壁・床に墨を打つ場合は後で消せるようにチョーク墨などをご使用ください。
注意
墨
標準寸法
フレーム高さ
壁固定部材高さ
器具芯墨
間口中芯墨
1170(壁固定部材高さ)
1185(フレーム高さ)
器具芯墨
フレーム前面
0)
(80
,
750)
床固定部材前端位置
(
135
器具芯墨は間口中芯墨を中心に所定の器具
ピッチ寸法(750または800)を左右均等
に振り分けてください。
12
149
施工方法
2.壁(コンクリート壁の場合)・床固定用アンカーの打ち込み
【壁側】
本商品は、コンクリート壁用のグリップアンカーを同梱しています。その他の壁の場合は、
取付壁面に適したビス、アンカーを別途用意してください。
(1)壁固定部材の下穴に合わせて、振動ドリルφ12にて仕上厚+40mmの深さの穴をあけます。
※ダストポンプを使用し、下穴内の切り屑を必ず除去してください。
十分な固定強度が確保できず、ユニットが倒れケガをする恐れがあります。
指示実行
(2)グリップアンカーを下穴に挿入し、アンカー打込棒で打込みます。
グリップ
アンカー
器具芯墨
壁固定部材
壁固定部材の真中の下穴と器具芯の墨を
合わせて穴あけ位置を決めてください。
壁固定部材アンカー下穴位置
ダストポンプ(別途)
アンカー打込棒
【床側】
(1)床固定部材固定位置に合わせて、振動ドリルφ8.5にて仕上厚+30mmの深さの穴をあけます。
※ダストポンプを使用し、下穴内の切り屑を必ず除去してください。
十分な固定強度が確保できず、ユニットが倒れケガをする恐れがあります。
指示実行
(2)ナットをねじ込んだ状態で、芯棒打込み式アンカーを下穴に挿入し、芯棒が本体の頂部に接するま
でハンマーで打込みます。
(3)ナットを取り外します。
ダストポンプ(別途)
芯棒打込み式アンカー
芯棒
ナット
床固定部材固定位置
13
施工方法
3.フレームの取付け
1、壁固定部材の取付け
墨位置にしたがい、壁にフレーム固定用の壁固定部材を取り付けます。
※ビス固定の場合は壁固定部材にビス径に適合した下穴をあけてください。
器具芯
間口中芯墨
器具芯墨
壁固定部材
壁固定部材の真中の下穴
が器具芯の墨位置に合っ
ている事を確認してくだ
さい。
壁固定部材
墨位置
2、床固定部材の取付け
墨位置に合わせて、床固定部材をアンカー
で床に固定します。
床固定部材
墨位置
器具芯墨
間口中芯墨
器具芯墨
3、底目地プレート、手すり固定プレートの取付け
底目地固定プレートおよび手すり固定プレートが付く場合は、フレームの下穴に合わせて所定の位置
に付属のタッピングねじで取り付けます。
※手すり固定プレートは図の向きで取り付けてください。
底目地固定プレート
手すり固定プレート
底目地固定プレート
14
施工方法
4、フレームの取付け
(1)フレームを壁固定部材および床固定部材に合わせて仮置きします。
(2)レベル調整ボルトでフレームの高さを調節します。
※調節後、ロックナットを必ず締め付けてください。
(3)下部を付属のドリルねじ(2本)で固定します。
器具芯墨
フレーム
※仮置き
壁固定部材
レベル調整
ボルト
フレーム
ロックナット
床固定部材
ドリルねじ
(4)水平器でフレームのたおれがない事を確認します。
(5)上部を付属のドリルねじ(2本)で固定します。
ドリルねじ
139mm
垂直を確認
水平器
フレーム
15
施工方法
4.排水管の取付け
排水管(下流)
(1)排水管(上流)・排水管(下流)をいった
んフレームの外でゴムジョイントで接続
し、上流排水芯∼下流排水芯寸法と合って
いるか確認します。
※ゴムジョイントには流れ方向矢印マークが
ありますので、上流、下流を正しくマーク
の通りに接続してください。
※排水管はゴムジョイントに確実に差し込
ください。
ゴムジョイント
直管
上流側矢印マーク
排水管(上流)
排水管
※仮組み
確実に奥まで差し込む
上流
下流
上流排水芯∼下流排水芯寸法
に合っていることを確認する
(2)ゴムジョイントを外し、排水管(上流)・排水管(下流)をそでぞれフレームの中に仮置きし
ます。
(3)フレームに配管サポート金物をタッピングねじで取り付けます(下穴あり)。
※このとき排水勾配が上流から下流へとなるように配管サポート金物の取付位置に注意してく
ださい(下図参照)。
配管サポート金物
注
注
排水管
(仮置き)
16
次ページに続く
施工方法
「配管サポート金物取付位置およびフレーム側下穴詳細」
右側が下流の場合
左側が下流の場合
1連
1連
排水
排水
2連
2連
排水
排水
3連
3連
排水
17
排水
施工方法
排水管とフランジは接着前に必ず仮取付けして、正しく取り付くことを確認
してください。
(4)排水管(上流)・排水管(下流)にそれぞれフランジを仮取付けします。
※この時点では絶対に接着しないでください。
(5)排水管を配管サポート金物にU-ボルトで仮取付けし、ゴムジョイントで接続します。
アドバイス
※ゴムジョイントの接続は、排水管(下流)から行うと作業がしやすくなります。
(6)排水管が逆勾配になっていないことを確認してU-ボルトを本締めし、ゴムジョイントの固定バ
ンドを締め付けます。
※固定バンドは印が見える位置まで締め込んでください。
※排水管の壁からの寄り寸法が70mmであることを確認してください。
(7)フランジを排水管に接着し、フレームにボルトで固定します。
※フランジは傾いたりしないように正しく取り付けてください。
※フランジ固定ボルトには10mmスペーサーを必ず入れてください。
※小便器に付属の施工説明書とはフランジの取付方向が異なりますので注意してください。
固定バンド
※固定バンドは印が
見える位置まで締
め込んでください。
スペーサー(10mm)
注意
スペーサーは必ず入れて
ください。
ゴムジョイント
フランジ
U-ボルト
排水管
(下流)
全ねじボルト M8
排水管(上流)
U-ボルト
「U-ボルト固定時のポイント」
W.L
U-ボルトを長穴の後方いっぱい
にしますと、壁からの寄り寸法
が70mmとなります。
※実際に測定して70mmを確認
してください。
70
長穴
18
施工方法
5.架橋ポリエチレン管の取付け
■架橋ポリエチレン管(以下PEX管)施工の注意事項
●PEX管を切断する際は、樹脂管カッターで直角に切断して
ください。
樹脂管カッター
PEX管
●PEX管の切断は2㎜以内とし、面取りはしないでください。
PEX管
面取り
直角
2㎜
※面取りをすると、面取りした際の削りカスで漏水する可能性があります。
※PEX管の斜め切りが5㎜以上になりますと、漏水しますので絶対にしないでください。
※保温材部を切断するときは、管を傷つけないように注意してください。
※保温材部を切断するときは、カッターナイフでの切断はしないでください。
●切断時のヒゲ、バリなどは取り除いてください。また、切断部がつぶれてしまった場合や
段切りになってしまった場合、ゴミやドロが付着した場合などは再切断してください。
・段切り
・ノコギリでの切断
・ヒゲ、バリ
●PEX管を曲げる場合は、最小曲げ半径150mmとして
ください。
150R以上
●PEX管と給水管アダプターとの接続は、ゆっくりと
まっすぐに差し込んでください。
給水管
アダプター
PEX管
注意
PEX管を給水管アダプターに差し込んだ後、確認窓いっぱ
いにPEX管が見えることを必ず確認してください。また、
PEX管を引っぱって抜けないことを確認してください。
PEX管
※完全に差し込まれていないと漏水します。
確認窓
指示実行
●PEX管を給水管アダプターから抜く場合は、モンキーレンチ(推奨サイズ:250㎜)等の
工具でリリース部を押して、PEX管を抜くことができます。
リリース部(白)
給水管アダプター
モンキーレンチ
(250㎜)
ここを左右均一になるように
モンキーレンチで押してください
PEX管
※注意:プライヤーはPEX管にキズをつける恐れがありますので使用しないでください。
※リリース部左右を均一に押さないと、PEX管は抜けません。
19
施工方法
(1)フレームに給水管用アダプターを付属の
タッピングねじで取り付けます(下穴あ
り)。
給水管アダプター
(2)フレームの排水プレートの上部に排水プ
レート補強材を付属のタッピングねじで取
り付けます。
排水プレート
補強材
排水プレート
(3)設備側給水管側のフレームにヘッダー固定
金物を取り付け、給水管に向かってヘッ
ダーを取り付けます。(2連タイプ、3連タ
イプの場合)
(4)給水ヘッダーをクランプで給水ヘッダー固
定金物に取り付けます。(2連タイプ、3連
タイプの場合)
給水ヘッダー
固定金物
※連立しない(1連)場合、設備側給水管
にアダプターを取り付けます。
アダプター
クランプ
シールテープ
給水ヘッダー
設備側給水管
設備側給水管
20
※同梱されているこの
金物は使用しません。
廃棄してください。
施工方法
(5)PEX管を現場合わせで長さを決め切断します。
※PEX管は少し余裕を持たせ、短く切りすぎないように注意してください。
(6)PEX管をアダプターと給水ヘッダー間にそれぞれ差し込み接続し、PEX管の保温材両端を結束
バンドで締め付けます。
(7)PEX管(2m)をサドルバンドで後壁に固定します。(ビスは取付壁に合うものを別途手配し
てくださ。)
結束バンド
差
し
込
む
差
し
込
む
※連立しない(1連)場合
PEX管
(径13)
(2m)
PEX管
(1m)
差
し
込
む
差
し
込
む
(1m)
結束バンド
PEX管
差
し
込
む
設備側
給水管
サドルバンド
(8)設備側給水管にアダプターを取り付けま
す。(2連タイプ、3連タイプの場合)
(9)アダプターと給水ヘッダー間の長さに合わ
せPEX管を切断し、差し込んで接続しま
す。(2連タイプ、3連タイプの場合)
給水ヘッダー
PEX管(径20)
シールテープ
アドバイス
①
※PEX管は先にヘッダー側に差し込んでく
ださい。作業がしやすくなります。
②
差し込む
アダプター
設備側給水管
21
施工方法
6.巾木、底目地の取付け
※給排水の接続、通気管の接続が終わっていることを確認してください。
巾木、底目地を壁突き合わせで両面テープで貼り付けます。
●巾木の貼付け方
①金切りバサミで巾木を間口寸法−2mmに切断(養生シートを切断部のみ剥がしてください)し
ます。
②フレームに両面テープを接着面のホコリや油分等をふきとって貼り付けます。
③巾木をフレームに貼付し、巾木の養生シートを剥がします。
●底目地の貼付け方
①底目地の養生シートを剥がします。
②フレームまたは底目地固定プレートに両面テープを接着面のホコリや油分等をふきとって貼り付
けます。
③底目地の壁側の面に両面テープを貼り付けます。
④底目地をフレームまたは底目地固定プレートおよび壁面に貼付します。
底目地
底目地の壁側の面に両面
テープを貼る。
両面テープ
底目地固定プレート
フレーム
両面テープ
巾木
※間口寸法−2mmに切断
巾木
底目地
両面テープはフレームまたは
底目地固定プレートの端に合
わせて貼り付ける。
(左右共)
22
1連
1000mm×1枚
2連
2000mm×1枚
3連
1000mm、1500mmの2種類が同梱
されています。
間口寸法に合わせて1500mmを切断し
てください。
施工方法
7.前板(コアパネル)、(点検パネル)の取付け
(1)前板の裏に前板固定金具を付属のタッピングねじで取り付けます。(下穴あり)
(2)前板の養生シートを剥がします。
(3)前板(コアパネル)を位置合わせをしながら、前板裏面の固定金具をフレームに引っ掛けて取
り付けます。
(4)同様に左右および中央の前板を位置合わせをしながら、前板裏面の固定金具をフレームに引っ
掛けて取り付けます。
※固定金具は、手すり付きタイプの場合、手すり固定位置と干渉するため、数が変わります。
※図は下流側に手すりが付く場合
前板(点検パネル)
※固定金具
・手すりなしの場合:2ケ所
・手すり付きの場合:下1ケ所
引っ掛ける
前板(点検パネル)裏面
※前板の上下向きに注意してください。
上
広い
前板(点検パネル)
前板(コアパネル)
※固定金具
・手すりなしの場合:4ケ所
・手すり付きの場合:2ケ所
※固定金具:2ケ所
印:固定金具位置
前板固定金具
狭い
フレームに引っ掛ける
23
施工方法
(3)前板(コアパネル)下穴を介してフレーム
にバックハンガーを付属の十字穴付き六角
ボルト、スプリングワッシャー、ワッ
シャーで固定します。
バックハンガー
(4)小便器を、センサー一体型ストール小便器
に付属の施工説明書にしたがって取り付け
ます。
陶器
※小便器に付属の施工説明書に
従って取り付けてください。
8.手すりの取付け(手すり付きの場合)
フランジ部
ワン座
(1)現場で手すりを組み立てます。(手すりに
付属の説明書を参照)
(2)前板(点検パネル)の手すり取付用下穴を
介してフレームに手すりを付属の十字穴付
き六角ボルト、スプリングワッシャー、
ワッシャーで固定します。
(3)ワン座をスライドさせて、フランジ部にか
ぶせます。
手すり
24
施工方法
9.甲板の取付け
甲板
養生テープを
貼ること
(1)甲板を間口寸法−6mmで切断します。
※養生テープを貼って切断してください。
※切断後、軸付砥石などで仕上げるときれ
いに仕上がります。
間口寸法−6mm
(2)甲板の側面と背面(後壁面側)にソフトシールを張り付けます。
(3)面ファスナー(25mm角)をあららじめ勘合させた状態でフレームに張り付けます。
(4)面ファスナーのはく離紙をはがし、甲板を位置を合わせながらフレーム上に置き、面ファスナー
の上を軽く叩き接着固定します。
※接着面のホコリや油分等をふきとってから張り付けてください。
面
フ
ァ
ス
ナ
ー
貼
付
位
置
1連の場合
いずれか一方
2連の場合
いずれか一方
いずれか一方
3連の場合
③はく離紙をはがす
①面ファスナーを
フレームに張る
②あらかじめ面ファス
ナーを嵌合させる
ソフトシール
④甲板を置く
⑤面ファスナーの上を軽く叩いて
接着固定させる。
25
施工方法
10.電源接続(100V式の場合)
一次側電源ケーブル(別途)
棒端子
チューブ
ケーブルに棒端子とチューブを組み
付けてVVF用ジョイントボックスに
差し込み接続します。
VVF用ジョイントボックス
※壁固定部材に面ファスナー
で固定してください。
【電気工事】
1次側電源 VVF1.6-2C
FV
FV
FV
● 200V には接続しないでください。
●必ずアースを接続してください。
●アース工事は電気設備技術基準等、関連する法令・規則等にしたがって、必ず
「法的有資格者(電気工事士)」による D 種接地工事(100 Ω以下)を行ってく
指示実行
ださい。
※故障や漏電時に感電の恐れがあります。
●小便器内部の配線や電源コードの切断・圧着は絶対に行わないでください。
●小便器内部の配線や電源コードを補修する必要がある場合は、
現場で加工せず専
用補修部品と交換してください。
※感電や火災の原因となります。
禁止
26
施工方法
11.漏水チェック
(1)通水し、漏水のないことを確認してください。
※通水の際は2名以上の人員を配置し、異常がある場合は直ちに元バルブを閉められるように
してください。また、必ず通水試験を行うことを関係者に連絡し、了解をとってください。
別のところでも工事を行っていて、配管が接続されていないこともあります。
※通水開始直後は、工事に伴い配管中に混入したゴミが流出してくる可能性があります。スト
レーナーやバルブの止水面に付いたゴミは除去してください。
(2)電源も誤接続がないことを確認してから通電してください。(100V式の場合)
12.水勢調節・クリーニング
漏水チェック後、水勢調節・クリーニングを行ってください。
※調節は付属の小便器施工説明書の通りに行ってください。
27
28
PTU-0025(07080)