Download はじめに 取扱説明書 インターフェースコンバータ
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はじめに このたびはSIシリーズをお買い上げいただきまして誠にあり がとうございます。 本機を正しくご利用いただくために、 こ の取扱説明書をよくお読みください。 なお、 この取扱説明書 と保証書は大切に保管してくださいますようお願い致します。 インターフェースコンバータ ** ご注意 ** ■本書の内容の全部または一部を無断で転載あるいは複製すること は、 法令で別段の定めがあるほか、 禁じられています。 取扱説明書 ■本書の内容および製品仕様について、 改良などのため将来予告な く変更することがあります。 ■本書の内容につきましては万全を期して作成しておりますが、 万 一記載漏れや誤り、 理解しにくい内容など、 お気づきの点がござ RS−232C⇔カレントループ RS−232C⇔RS−422 RS−232C⇔RS−485 RS−232C⇔RS−422/485 SI −10 SI −20 SI −30 SI −35 いましたらご連絡くださいますようお願い致します。 ■本機を使用したことによるお客様の損害、 逸失利益、 または第三 者のいかなる請求につきましても、 一切のその責任を負いかねま すのであらかじめご了承ください。 ** 使用制限について ** ■ 本機は一般的な電子機器と組み合わせて使用されることを意図して います。 故障や誤動作が直接人体に危害を及ぼす恐れのある機器 (原子力制御機器、 航空宇宙機器、 生命維持装置、 交通信号機 器など) と組み合わせて使用されることは意図されておらず、 また保証されておりません。 このような場合は、 弊社営業部ま で事前にお問い合わせください。 C 2001 by LINEEYE CO.,LTD. All right reserved. (第 12 版) 1 安全にお使いいただくために 必ずお読みください!! この 「安全のためのご注意」 には、 対象製品をお使いになる方 や、 他の人への危害と財産の損害を未然に防ぎ、 安全に正しく お使いいただくために重要な内容を記載しています。 ご使用の前に、 次の内容 (表示 ・ 図記号) を理解してから本 文をよくお読みになり、 記載事項をお守りいただき正しくお使い ください。 〔表示の説明 (安全注意事項のランク)〕 警告 注意 誤った取り扱いをすると、 人が死亡または重傷を負 う可能性があることを示します。 誤った取り扱いをすると、 人が傷害を負う可能性、 または物的損害のみが発生する可能性があることを 示します。 警告 ●本体やACアダプターの分解、 改造をしない 発熱、 火災、感電、けが、故障の原因となります ●煙がでたり変な臭いがする場合は、直ちに使用を中止する そのまま使用すると火傷や火災、感電の危険があります この記号は禁止 (してはいけないこと) を示していま す。 発熱、感電、故障の原因となります 禁止 ●開口部から金属類を差し込んだり、 落とし込んだりしない 発熱、感電、故障の原因となります 禁止 ●引火性ガスなどの発生場所では使用しない 発火の原因となります 禁止 ●ACアダプターを使用する場合は、 付属のものを使用する 感電の原因となります 禁止 ●劣化 (破損など)したケーブル類は使用しない 禁止 ●タコ足配線をしない 発熱し、出火する危険があります 禁止 この記号は注意しなければならない内容であることを示 しています。 2 強制 ●濡れた手でACアダプターや端子台を触らない 発熱し、出火する危険があります この記号は強制 (必ずすること) を示しています。 電源を切る ●水などで濡らさない それ以外を使用すると発熱、火災、感電、けがの原因となります 〔図記号の説明 (具体的事項)〕 禁止 3 第1章 ご使用前に 1−1. 概要 注意 1−2. 製品仕様 1−3. 開梱と商品構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 本体の取り扱い ●不安定な場所や振動の多いところに設置しない 故障やけがの原因となります 禁止 禁止 ●極端に寒い所や急激な温度変化のあるところに設置しない 故障の原因となることがあります 禁止 ●電源が入っている状態で配線をしない 3−1. 概要と特長 3−2. 各部の説明 3−3. 接続方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 第4章 SI−20の使用方法 4−1. 概要と特長 4−2. 各部の説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 4−3. 接続方法 故障や感電の原因となります ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 第3章 SI−10の使用方法 ●直射日光の当たるところに設置しない 発熱し、やけど故障の原因となります。 第2章 取付方法 2−1. 取り付け穴 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 禁止 第5章 SI−30の使用方法 ACアダプターの取り扱い ●ACアダプターを抜くときは必ず本体を持って抜く コードが破損し、火災、感電の原因となります 強制 ●コネクタ部のピンは、 絶対にショートさせない 故障やけがの原因となります 禁止 ●本機以外の機器に使用しないこと それ以外のものに使用すると、発熱し、火災、けがの原因となります ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 5−4. 接続方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 第6章 SI−35の使用方法 6−1. 概要と特長 6−2. 各部の説明 6−3. 回線監視機能 6−4. 接続方法 禁止 第7章 保証とアフターサービス 7−1. 故障かなと思ったら 7−2. 保証と修理 7−3. アフターサービス 4 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24 強制 ●ACアダプターのコードを発熱器具に近づけない コードの被覆が溶けて、火災、感電の原因となります 5−1. 概要と特長 5−2. 各部の説明 5−3. 回線監視機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25 5 第1章 ご使用前に 1−1. 概要 1−3. 開梱と商品構成 SIシリーズは、 RS−232CインターフェースをFA分野で多用されてい る各種インターフェースに変換する信号変換器シリーズです。 RS−232C インターフェースはDTE/DCE仕様をスライドスイッチで切替可能です。 1−2. 製品仕様 SI-10 SI-20 変換インターフェース RS-232C<->カレントループ RS-232C<->RS-422 最大通信速度 9600bps 250kbps RS-232Cの変換信号 SD,RD SD,RD,RS,CS LED表示 SD,RD,POWER SD,RD,RS,CS,POWER 付加機能 ・受動型専用 ・論理極性 (通常/反転) ・終端100Ω(有り/無し) RS-232Cコネクタ *1 第2章 取付方法 Dsub25pin(メス) M2.6ミリネジ DTE/DCE配列の切替可能 5.08mmピッチ押締型4極端子台 5.08mmピッチ押締型9極端子台 付属ACアダプタまたはDC+5V±5% 電源 SIシリーズは、 背面に本体固定用の M3 ネジ穴 (2ヶ) があります。 本機を固定して使用する場合にご利用ください。 *2 100.00mm 動作環境 温度:0∼40℃ 湿度:10∼80%(結露無きこと) 外形寸法 100(W)×64(D)×26.5(H)(mm) 約230g ACアダプタ、取扱説明書、保証書 モデル 25.00mm SI-30 SI-35 変換インターフェース RS-232C<->RS-485 RS-232C<->RS-422 RS-232C<->RS-485 最大通信速度 250kbps 250kbps RS-232Cの変換信号 SD/RD(半二重) SD,RD LED表示 ドライバ状態,SD/RD,POWER 付加機能 RS-232Cコネクタ *1 ドライバ状態,SD/RD,POWER 最大128台 マルチドロップ接続数 21.00mm 付属品 変換側コネクタ 2−1. 取り付け穴 2W 最大消費電力 ● AC アダプタ (DC6V 500mA) : 1個 ●保証書 : 1通 万一、輸送中の損傷や不足品がありましたら、お買いあげの販売店または当社 まで、 ご連絡ください。 64.00mm 変換側コネクタ ●変換器本体 : 1台 ●取扱説明書 : 1部 M3 ネジ穴 ・回線監視 ・回線監視 ・ドライバ制御 (自動/RS) ・ドライバ制御 (自動/RS) ・終端100Ω (有り/無し) ・終端100Ω (有り/無し) ・エコーバック (有り/無し) ・エコーバック(有り/無し) Dsub25pin(メス) M2.6ミリネジ DTE/DCE配列の切替可能 5.08mmピッチ押締型4極端子台 電源 25.00mm *3 2W 動作環境 温度:0∼40℃ 湿度:10∼80%(結露無きこと) 外形寸法 100(W)×64(D)×26.5(H)(mm) 約230g 注 : ボトムケース表面より7mm以内で固定するようにしてください。 それ以上本体 内にビスが進入した場合、 内部の基板を破損するおそれがあります。 ACアダプタ、取扱説明書、保証書 付属品 *1 : 適合電線サイズは AWG24 ∼ 14 単線 0.2 ∼ 2.5mm 2 / 撚線 0.2 ∼ 1.5mm 2 で、 剥き線長さ L=6mm です。 圧着棒端子を利用する時は端子先端径が 1 . 5 m m 以下で電線サイズに合ったものを利用して下さい。 棒端子例) フェニックスコンタクト社 AI0.25-8YE AWG24 電線 日本圧着端子製造 TUB-0.5 AWG26 ∼ 22 電線 RS-422/485 ケーブルは特別な指定はありませんが、 以下の様なケーブルを推奨します。 ケーブル例) UL2464 固定信号用ケーブルシールド付きツイストペア AWG24 ∼ 22 *2 : RS-232Cコネクタの 9ピンから供給 (最大 250mA) *3 : RS-232Cコネクタの 9ピン、 または端子台の DC 電源端子から供給 (最大 250mA) 6 M3 ネジ穴 5.08mmピッチ押締型6極端子台 付属ACアダプタまたはDC+5V±5% 最大消費電力 4−ゴム足 24.00mm モデル 開梱の際は、 下記のものがそろっているかご確認ください。 7 < RS-232Cコネクタ> 第3章 SI−10の使用方法 *1 3−1. 概要と特徴 SI−10は、 長距離、 マルチポイント伝送などでよく使用されるカレント ループ伝送間での全二重、半二重シリアル通信をRS−232Cの電気レベル に、 またはその逆にコンバートすることを目的とした信号変換器です。 カレントループにおける電流のON, OFFと信号論理の関係が極性 切換スイッチで簡単に切り替えることができるほか、 60mA以下の 大電流カレントループでの使用を可能とし、 FA分野にとどまらず、 各種 カ レ ン ト ル ー プ 通 信 で ご 利用 い た だ け ま す。 また、 SI−10のDTE/DCE仕様をスライドスイッチで切換可 能にしたことにより、 R S −232C側の接続機器を選びません。 3−2. 各部の説明 ④ ⑤ ピン 番号 記号名 1 2 3 4 5 6 7 FG SD RD RS CS DR GND 9 +5V IN 20 ER I I − − 2 3 4 + SD + RD - ③ カレントループ側 RS-232C側 SD+ DTE DCE RS-232C/CURRENT LOOP CONVERTER ⑥ ① SI-10 ① DTE/DCE 切換スイッチ 本機のRS-232Cコネクタの入出力をDTE またはDCE仕様に切換えます。 ② 電源用 LED ③ データ状態表示 LED ④ 極性切換スイッチ 電源投入と同時に点灯します。 カレントループ側データの送受信時に点滅します。 カレントループ側のマーク・スペースの論理を切換えます。 ⑤ ACアダプタージャック ⑥ RS-232Cコネクタ ⑦ カレントループ側4極端子台 ACアダプター用ジャックです。 Dsub25ピン(メス) M2.6ミリネジ 5.08mmピッチ 押締型 定格トルク:0.5Nm/M3 RD RD− RD− <カレントループ側4極端子台> 端子台 NO. 1 2 3 4 *1 *2,*3 信号名 SD+ SDRD+ RD- 入出力 I O I O *1 説明 *2 カレントループの送信側 本機内には、電流制限用抵抗は内蔵していません *3 カレントループの受信側 本機内には、電流制限用抵抗は内蔵していません 本機から電流を出力する方向を” O”、 本機へ電流を入力する方向を” I” とします。 本機のカレントループ送受信回路は、 電流源を内蔵しない受動型です。 カレントループ側回路ブロック図 4極端子台 SD+ 保護ダイオード フォトトランジスタ SDRD+ フォトダイオード RD保護ダイオード 8 SD− RD+ RD+ RD カレントループ側 SD+ SD SD− ② 5番ピンと内部接続 4番ピンと内部接続 20番ピンと内部接続 グランド端子 このピンよりDC+5Vを供給する ことで本機を動作可能 *3 6番ピンと内部接続 ■ DTE/DCE 切換 SW による RS-232C とカレントループの信号関係 DTE 側 SD POWER ⑦ − − N.C (無接続) DCE 側 NOR. DC-IN 1 − − 説明 *1 この表に記載のないピンは、 空き端子です。 *2 本機から信号を出力する方向を” O”、 本機へ入力する方向を” I” とします。 *3 9番ピンより電源を供給する場合は、 ACアダプターを接続しないでください。 RS-232C側 INV. カレントループ側との対応 DTE/DCE切換SW DCE側 DTE側 − − SD・・・SD(+/-) SD・・・RD(+/-) RD・・・RD(+/-) RD・・・SD(+/-) − − − − − − − − RS-232C側入出力 *2 DTE/DCE切換SW DCE側 DTE側 − − I O O I − − − − − − − − 9 <注意> 本機のカレントループ回路は、 ブロッ ク図に示すように電流制限用の抵抗を 内蔵していません。従って、接続時はカ レントループ電 流が本 機の最大定格 (MAX.60mA) を越えないように十 分注意してください。 第4章 SI−20の使用方法 <極性切換スイッチ> 4−1. 概要と特徴 SI−20は、データ処理システムの高速化、長距離化に対応できるインター SI-10 極性切換スイッチ 説明 NOR.側 カレントループ電流ONで、RS-232C側はスペース( データあり) 状態 INV.側 カレントループ電流OFFで、RS-232C側はスペース( データあり) 状態 注 : 通常は NOR. 側 (工場出荷時の設定) にします。 3−3. 接続方法 ■ RS-232C 側 接続する機器の R S - 2 3 2 C コ ネ ク タ 信号ヒ ゚ ン の入出力仕様をよく確認の 上、 RS232Cケーブルで接続してください。 (例) RS-232Cコネクタ信号ピンの入出力が DTE 仕様のパソコンとスト レ ー ト結線の R S- 232C ケ ー フ ゙ル と接続する場合は、 本機の DTE/DCE 切換スイッチを DCE 側にします。 フェース規格RS−422をRS−232Cの電気レベルに、またはその逆に コンバートすることを目的とした信号変換器です。 ディップスイッチの切換えにより、RS−422回線で重要な終端処理を全信 号について個別に選択して、 ご利用いただけます。 また、SI−20のDTE/DCE仕様をスライドスイッチで切換可能にした ことにより、 R S−232C側の接続機器を選びません。 4−2. 各部の説明 ④ ■カレントルーフ ゚側 能動型機器との接続 電流: 20mAの例 ⑤ TERM R. 受動型機器との接続 電流: 20mAの例 1 24Vスイッチング電源 + 2 3 能動型の接続機器 24V 受動型の接続機器 電流方向 1.1kΩ 4 1.1kΩ 本機 1.1kΩ 本機 ⑦ 6 SD+ SD+ 7 SD- SD- 8 電流方向 24V 1.1kΩ 5 + + + + - 9 DC-IN SD RD CS GND RD+ RD+ RD- RD電流方向 ① DTE/DCE 切換スイッチ ② 電源用 LED 注 : カレントループ回路の電流は 60mA を越えないようにしてください。 DCE RS-232C/RS-422 CONVERTER ① SI-20 本機のRS-232Cコネクタの入出力をDTE またはDCE仕様に切換えます。 電源投入と同時に点灯します。 RS-422側データの送受信時に点滅します。 RS-422側で終端抵抗を必要とする回線でON にします。 ⑤ ACアダプタージャック ⑥ RS-232Cコネクタ ⑦ R S - 4 2 2 側 9 極端子台 ACアダプター用ジャックです。 D-SUB 25ピン(メス) M2.6ミリネジ 5.08mmピッチ 押締型 定格トルク: 0.5Nm/M3 (ACアダプタ、 RS-232C 側をのいずれかだけをご使用ください。) 10 ⑥ ③ データ状態表示 LED ④ ターミネート選択スイッチ 接続機器が無通信時、 本機の RD LED が点灯する場合は極性切換スイッチをINV.側にしてください。 ■電源 ● 付属の A C アダプタを接続します。 ● RS-232Cコネクタの9番ピンより DC+5V (200mA 程度)を供給して 動作させる場合は、 A C アダプタは不要です。 ② DTE RS ③ 電流方向 POWER 11 < RS-232Cコネクタ> *1 SI−20 RS-422 側入出力回路ブロック図 *2 ピン 番号 記号名 1 2 3 4 5 6 7 FG SD RD RS CS DR GND 9 +5V IN 20 ER RS-232C側入出力 DTE/DCE切換SW DCE側 DTE側 − − I O O I I O O I − − − − I I − − RS-422側との対応 説明 DTE/DCE切換SW DCE側 DTE側 − − N.C(無接続) SD・・・SD(+/-) SD・・・RD(+/-) RD・・・RD(+/-) RD・・・SD(+/-) RS・・・RS(+/-) RS・・・CS(+/-) CS・・・CS(+/-) CS・・・RS(+/-) − − 20番ピンと内部接続 − − グランド端子 このピンよりDC+5Vを供給する I I ことで本機を動作可能 *3 − − 6番ピンと内部接続 *1 この表に記載のないピンは、空き端子です。 *2 本機から信号を出力する方向を”O”、本機へ入力する方向を”I”とします。 *3 9番ピンより電源を供給する場合は、ACアダプターを接続しないでください。 内部回路 RS-422端子台 SD+ SD- 100Ω 47kΩ RD+ RD47kΩ 100Ω RS+ RS- 100Ω 47kΩ CS+ ■ DTE/DCE 切換 SW による RS-232C と RS-422 の信号関係 DTE 側 DCE 側 RS-232C側 RS-422側 SD+ SD RS-232C側 SD SDRD+ RD RS-422側 SD+ RD RD- RD+ CS CS+ CS- CS CS+ CS- SD+ SDRD+ RDRS+ RSCS+ CSGND O O I I O O I I - *1 説明 RS-422のSD+(ホット側) RS-422のSDー(コールド側) RS-422のRD+(ホッド側) RS-422のRDー(コールド側) RS-422のRS+(ホッド側) RS-422のRSー(コールド側) RS-422のCS+(ホッド側) RS-422のCSー(コールド側) 対向機ののGND(SG)と接続 RS-422 (+)>(-) (+)<(-) <ターミネート選択スイッチ> TERM R SW No. 信号線名 終端抵抗( ON時) 1 CS 100Ω 1/2W 2 RD 100Ω 1/2W 3 RS 100Ω 1/2W 4 SD 100Ω 1/2W 注 : RS-422回線では、 1対1通信においては一般的にレシーバ入力部に100Ωの終端抵抗を取り付 けます。 これは、 主に長距離通信において耐ノイズ性を高めるほか、 反射などを防ぐ働きをしま す。 したがって、 短距離通信などでは必要のない場合もあります。 1 (ドライバ) 対N (N≦ 10、 Nはレシーバ)通信ではターミネートは、ドライバに対しもっとも遠いレシーバの入力 部に 100 Ωを取り付けます。 *2 *1 本機から信号を出力する方向を”O”、本機へ信号を入力する方向を”I”とします。 *2 GNDはデバイスの過電圧破壊を防止するために接続してください。 12 TTL Hi gh Low 選択できます。 RS+ RS- 入出力 論理 ディップスイッチにより、 各信号ラインのすべて個別に終端抵抗 (100Ω 1/2W) を RS 信号名 CS- RD- RS+ RS- 端子台 NO. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 100Ω RS-422 レシーバ入力は フェールセーフ仕様です SD- RS < RS-422 側9極端子台> 47kΩ * 13 第5章 SI−30の使用方法 4 −3. 接続方法 ■ RS-232C 側 接続する機器のRS-232Cコネクタ信号ピンの入出力仕様をよく確認の上、RS- 5−1. 概要と特徴 SI−30は、バス接続のできるインターフェース規格RS−485をRS− 232Cケーブルで接続してください。 (例) RS-232Cコネクタ信号ピンの入出力がDTE仕様のパソコンとストレート結 線のRS-232Cケーブルと接続する場合は、本機のDTE/DCE切 232Cの電気レベルに、またはその逆にコンバートすることを目的とした信 号変換器です。 RS−485規格では1ペアのライン上に32組のドライバ /レシーバをバス接続することができ、 簡易有線LANを手軽に実現できま す。 本機は、 低負荷のドライバ/レシーバ IC を採用したことで、 最大接 続台数128台(当社、 試験方法による) を実現し、 さらにRS−485のマルチ ポイント通信を円滑に行うための機能を充実させました。 換スイッチを DCE 側にします。 ■ RS-422 側 接続する機器の RS-422 仕様をよくご確認の上、 推奨ケーブル (1-2. 製品仕様参照) などで接続してください。 また、 SI−30のDTE/DCE仕様をスライドスイッチで切換可能にし たことにより、 R S −232C側の接続機器を選びません。 <本機を2台使用した接続例> SI-20 SD+ SD+ SD- SD- RD+ RD- RD+ RD- 5−2. 各部の説明 SI-30 SI-20 RS+ RS- RS+ CS+ CSGND CS+ RSCSGND <伝送距離について> RS-422 側の伝送可能距離は、 通信スピード を早くするほど短くなります。右の表を参考 にしていただき、実際にご使用になる距離に 応じて、 通信速度を決定してください。 距離(m) 600 1200 2400 通信速度 ∼115.2k ∼57.6k ∼9600 周辺ノイズやケーブルなどの条件に よって変化しますので、 実使用に あたっては必ず通信テストでご確認 ください。 ■電源 ● 付属の A C アダプタを接続します。 ● RS-232Cコネクタの9番ピンより DC+5V (200mA 程度)を供給して 動作させる場合は、 A C アダプタは不要です。 ① DTE/DCE 切換スイッチ ② 電源用 LED ③ データ状態表示 LED 本機のRS-232Cコネクタの入出力をDTE またはDCE仕様に切換えます。 電源投入と同時に点灯します。 RS-485側データの送受信時に点滅します。 ④ ドライバ状態表示 LED RS-485用ドライバがアクティブ時に点灯します。 ⑤ ターミネート、ボーレート、ドライバ・アクティブ選択ディップスイッチ 終端抵抗や回線監視機能などの設定を行います。 ⑥ ACアダプタージャック ⑦ RS-232Cコネクタ ⑧ R S - 4 8 5 側 4 極端子台 ACアダプター用ジャックです。 D-SUB 25ピン(メス) M2.6ミリネジ 5.08mmピッチ 押締型 定格トルク: 0.5Nm/M3 (ACアダプタ、 RS-232C 側のいずれかだけをご使用ください。) 14 15 < RS-232Cコネクタ> <ターミネート、ボーレート、ドライバ・アクティブ選択ディップスイッチ> 記号名 1 2 3 FG SD RD 4 RS ー O ー − 5 CS O ー − ー DR I I 7 GND − − 9 +5V IN I I 20 ER I I I I − − I I − − 法、ボーレートの設定を行います。 説明 ■ SW No.1-3 (ボーレート設定スイッチ) 使用する通信スピード(ボーレート) に合わせて、 無通信監視回路やドライバ制御回 路で使用する内部タイマーを設定します。 この内部タイマーを利用してRS-485回線 ドライバアクティブスイッチでAuto時 RS-485回線が使用可能状態 であることをRS-232C側に通知 20番ピンと本機内部で接続 ドライバアクティブスイッチでManua時 信号論理を"マーク"から"スペース" に切換えることで、RS-485ドライバ をアクティブ状態に制御可能 *4 グランド端子 このピンよりDC+5V(約250mA)を供給 することで本機を動作可能 *3 6番ピンと内部接続 *1 この表に記載のないピンは、 空き端子です。 *2 本機から信号を出力する方向を” O”、 本機へ入力する方向を” I” とします。 *3 9番ピンより電源を供給する場合は、ACアダプタまたは端子台より、電源を供給しないでください。 の無通信状態の監視 (16ビット以上の無通信状態) や RS-485ドライバの制御 を行います。 1 OFF ON OFF ON OFF ON OFF ON SI-30 ピン 番号 6 SI-30 はこの 6 連ディップスイッチにより、ターミネートの有 ・ 無、ドライバ・アクティブの制御方 RS-232C側入出力 *2 RS-485側との対応 DTE/DCE切換SW DTE/DCE切換SW DCE側 DTE側 DCE側 DTE側 − − − − 筐体と接続 I O SD/RD(+/-) O I *1 SW No. 2 OFF OFF ON ON OFF OFF ON ON 通信速度 内部タイマー (bps) (msec) 3 OFF 300以上 53.3 OFF 115.2k以上 0.1 OFF 1200以上 13.3 OFF 2400以上 6.7 ON 4800以上 3.3 ON 9600以上 1.7 ON 19200以上 0.8 ON 38400以上 0.4 注 : 遅延時間の精度は± 10% です。 115.2kbps 以上の場合 (230.4kbps など)は 115.2kbps の設定でご利用 ください。 *4 ”マーク” は RS-232Cレベルで -3V 以下、”スペース” は RS-232Cレベルで +3V 以上を示します。 ■ SW No.4 (ドライバ・アクティブスイッチ) 本機内ドライバ制御回路の2つの制御方式(Auto・Manual)を選択します。 RS- < RS-485 側4極端子台> 端子台 信号名 入出力 NO. 1 SD/RD+ I /O 2 SD/RDI /O 3 GND ー 4 *1 *2 *3 +5V IN I *1 説明 232C側に接続されるホスト側の通信プログラムが利用しやすい方法を選択してくだ さい。 以下では、 本機の DTE/DCE 切換スイッチが DTE 側の場 明します。 RS-485のSD/RD+(ホット側) RS-485のSD/RDー(コールド側) 対向機のGND(SG)と接続 *2 この端子よりDC+5V(約250mA)を供給すること で本機を動作可能 *3 本機から信号を出力する方向を” O”、 本機へ信号を入力する方向を” I” とします。 GNDはデバイスの過電圧破壊を防止するために接続してください。 +5V IN より電源を供給する場合は、 ACアダプタまたは RS-232C 側コネクタ9 番ピンより供給 しないでください。 入出力部基本回路ブロック図 RS-232C 内部回路 RS-485 27kΩ 2.7kΩ 27kΩ 2.7kΩ SD/RD+ SD/RD (DTE/DCE) 100Ω SD/RD- ● SW No.4=OFF の時 (Manual) ホスト側が RS-232Cコネクタの 6 番ピン(DR)をアクティブ(+5V 以上)にするこ とで、 本機内の RS-485ドライバは直ちにアクティブ状態になり、ホストは送 信 データを回線に送り出すことができる状態になります。ホストが送信終了後、 DR信号をノンアクティブ(-5V以下)にすることで、本機は内部タイマーで設定さ れた時間経過後、 RS-485ドライバをノンアクティブ状態にします。 ● SW No.4=ON の時 (Auto) RS-232Cコネクタの 3 番ピン(RD) に入力された送信データ列の最初のスペース ビット(スタートビット) を検出して、 自動的にRS-485ドライバをアクティブ状態に して、データを RS-485回線に送り出します。 RS-485ドライバのアクティブ状 態は送信データ中の最後のスペースビットから内部タイマーで設定された時間継続さ れ、 その後自動的にノンアクティブ状態になります。 RD/SD (DTE/DCE) RS/CS (DTE/DCE) DR・ER 回線監視回路 ドライバ制御回路 論理 16 TTL Hi gh Low RS-485 (+)>(-) (+)<(-) 17 5−4. 接続方法 ■ RS-232C 側 <例> 9600BPS データ31H SW 1-O N /2-OFF/3-ON ドライバ制御は以下の図のようになります。 接続する機器のRS-232Cコネクタ信号ピンの入出力仕様をよく確認の上、 RS232Cケーブルで接続してください。 (例) RS-232Cコネクタ信号ピンの入出力がDTE仕様のパソコンとストレート結 アイドル状態( マーク) 0 0 1 b5 b6 b7 Stop Bit 内部タイマー( 1.7mSEC.) 線の RS-232Cケーブルと接続する場合は、 本機の DTE/DCE 切換スイッチを DCE 側にします。 ドライバ ON 制御 OFF ■ RS-485 側 接続する機器の RS-485 仕様をよくご確認の上、 推奨ケーブル ドライバアクティブ期間 最後のスペースビットから内部タイマー(1.7 m SEC)アクティブが保持されます。 通信相手機器は 1 . 7 mS E C 以内に応答しないようにしてください。 に並列に挿入されます。 SI-30 ■ SW No.5 (ターミネート選択スイッチ) このスイッチを ON にすることにより、 終端抵抗 100 Ω 1/2Wが RS- 485回線 (1-2. 製品仕様参照) などで接続してください。 RS-485 回線では 半二重通信が用いられます。マルチドロップ方式でネットワークを構成する場合、 下図の様に接続します。 最大 32 組のドライバ、レシーバを接続できます。 ホ ス ト 側 ■ SW No.6 (エコーバック禁止スイッチ) ● SW No. 6 =O N (エコーバック禁止) の時 本機が RS-485 回線に送り出したデータがホスト(RS-232C 側) にエコーバックさ れることを禁止できます。 (ドライバがアクティブの間レシーバをノンアクティブにします。) ● SW No. 6 =O FF (エコーバック許可) の時 本機が RS-485 回線に送り出したデータがホスト(RS-232C 側) に RS-485 回 により、RS-485回線上に他の機器がデータを送信していないことをRS-232C 側の RS (CS) で知ることができます。 RS-232C側 DTE/DCE切換スイッチ RS-485回線の状態 DTE側 DCE側 内部タイマーの設定時間以内に、他の機器に RS信号をマーク状態 CS信号をマーク状態 よる送信データ(スタートビット( スペースビット)) を ( -5V以下) ( -5V以下) 検出した期間 *送信禁止期間 *送信禁止期間 内部タイマーの設定時間以上連続して、他の RS信号をスペース状態 CS信号をスペース状態 機器による送信データ( スタートビット( スペースビッ ( +5V以上) ( +5V以上) ト) ) を検出していない期間 *送信可能期間 *送信可能期間 18 RS-485回線 SD/RD(+) SD/RD(+) SD/RD(ー) RS-232C SD/RD(ー) GND GND RS-232C ホ ス ト 側 SI-30(No.2) 線経由でエコーバックします。 RS-232C 側機器のソフトウェア処理は、 送信データとエ コーバックされたデータを比較することで、 送信データの衝突を検出することができます。 5−3. 回線監視機能 2線式半二重のRS-485通信では、 他の機器がRS-485回線上にデータを送信 していないことを確認してデータを送信する必要があります。この回線監視機能 SI-30(No.n,n≦32) SI-30(No.1) RS-232C RS-232C ホ ス ト 側 SI-30(No.3) GND 1 b4 SD/RD(+) 1 b3 SD/RD(ー) 0 b2 GND 0 b1 SD/RD(ー) 0 b0 SD/RD(+) 1 Start Bit GND 0 SD/RD(ー) 1 (MSB) SD/RD(+) (LSB) マーク データ スペース ホ ス ト 側 RS-232C ホ ス ト 側 SI-30(No.n-1) ※GNDはSG(シグナルグランド)です。安定した伝送品質を確保するためにGNDは接続してください。 <伝送距離について> RS-485 側の伝送可能距離は、 通信スピード を早くするほど短くなります。右の表を参考 にしていただき、実際にご使用になる距離に 応じて、 通信速度を決定してください。 ■電源 ● 付属の A C アダプタを接続します。 距離(m) 600 1200 2400 通信速度 ∼115.2k ∼57.6k ∼9600 周辺ノイズやケーブルなどの条件によっ て変化しますので、 実使用にあ たっては必ず通信テストでご確認くだ 。 ‚³ ‚¢ ● RS-232Cコネクタの9番ピン、 または4極端子台の No.4 より DC+5V (約 250mA)を供給して動作させる場合は、 AC アダプ タは不要です。 (ACアダプタ、 RS-232C 側、 端子台側をのいずれかだけをご使用ください。) 19 < RS-232Cコネクタ> 第6章 SI−35の使用方法 6−1. 概要と特徴 SI−35は、バス接続のできるインターフェース規格RS−422/RS− *1 485をRS− 232Cの電気レベルに、またはその逆にコンバートすること を目的とした信号変換器です。 本機は、 4線式全二重通信方式、 2線式半二 重通信方式の両方に対応していますので、様々なシステムに対応することがで RS-232C側入出力 * 2 DTE/DCE切換SW DCE側 DTE側 − − I O O I RS-485側との対応 DTE/DCE切換SW DCE側 DTE側 − − 筐体と接続 SD・・・SD(+/-) SD・・・RD(+/-) RD・・・RD(+/-) RD・・・SD(+/-) ピン 番号 記号名 1 2 3 FG SD RD 4 RS ー O ー − 5 CS O ー − ー きます。 また、 本機では低負荷のドライバーを使用しており、 本機のみで 構成する場合は 128 台を接続することが可能です。(当社、 試験方法による) SI−35のDTE/DCE仕様をスライドスイッチで切換可能にした 6 ことにより、 R S −232C側の接続機器を選びません。 6−2. 各部の説明 DR I I 7 GND 9 +5V IN − I − I 20 ER I I I I − − I I − − 説明 ドライバアクティブスイッチでAuto時 RS-485回線が使用可能状態 であることをRS-232C側に通知 20番ピンと本機内部で接続 ドライバアクティブスイッチでManual時 信号論理を"マーク"から"スペース" に切換えることで、RS-485ドライバ をアクティブ状態に制御可能 *4 グランド端子 このピンよりDC+5V(約250mA)を供給 することで本機を動作可能 *3 6番ピンと内部接続 ① DTE/DCE 切換スイッチ ② 電源用 LED ③ データ状態表示 LED 本機のRS-232Cコネクタの入出力をDTE またはDCE仕様に切換えます。 電源投入と同時に点灯します。 RS-422/485側データの送受信時に点滅します。 SD は RS-232C からの送信データで点滅 RD は RS-422/485 からの送信データで点滅 <RS-422/485側6極端子台> SI−35 SI-35 *1 この表に記載のないピンは、 空き端子です。 *2 本機から信号を出力する方向を” O”、 本機へ入力する方向を” I” とします。 *3 9番ピンより電源を供給する場合は、ACアダプタまたは端子台より、電源を供給しないでください。 *4 ”マーク” は RS-232Cレベルで -3V 以下、”スペース” は RS-232Cレベルで +3V 以上を示します。 端子台 NO. 1 2 3 4 5 6 *1 *2 *3 信号名 入出力 SD+ SDRD+ RDGND O O I I ー +5V IN I *1 説明 RS-485のSD+(ホット側) RS-485のSDー(コールド側) RS-485のRD+(ホット側) RS-485のRDー(コールド側) *2 対向機のGND(SG)と接続 この端子よりDC+5V(約250mA)を供給すること *3 で本機を動作可能 本機から信号を出力する方向を” O”、 本機へ信号を入力する方向を” I” とします。 GNDはデバイスの過電圧破壊を防止するために接続してください。 +5V IN より電源を供給する場合は、 ACアダプタまたは RS-232C 側コネクタ9 番ピンより供給 しないでください。 ④ ドライバ状態表示 LED RS-485用ドライバがアクティブ時に点灯します。 ⑤ ターミネート、ボーレート、ドライバ・アクティブ選択ディップスイッチ 終端抵抗や回線監視機能などの設定を行います。 ⑥ ACアダプタージャック ⑦ RS-232Cコネクタ ⑧ RS-422/485 側6極端子台 ACアダプター用ジャックです。 D-SUB 25ピン(メス) M2.6ミリネジ 5.08mmピッチ 押締型 定格トルク: 0.5Nm/M3 20 21 ● SW No.3=OFF の時 (Manual) ホスト側が RS-232Cコネクタの 6 番ピン(DR)をアクティブ(+5V 以上)にするこ 入出力部基本回路ブロック図 RS-485 内部回路 SD/RD ( DTE/DCE) 100Ω RD+ とで、 本機内の RS-485ドライバは直ちにアクティブ状態になり、ホストは送 信 データを回線に送り出すことができる状態になります。ホストが送信終了後、 DR信号をノンアクティブ(-5V以下)にすることで、本機は内部タイマーで設定さ RD- れた時間経過後、 RS-485ドライバをノンアクティブ状態にします。 ● SW No.3=ON の時 (Auto) RS-232Cコネクタの 3 番ピン(RD) に入力された送信データ列の最初のスペース ビット(スタートビット) を検出して、 自動的に RS-485ドライバをアクティブ状態に SD+ SD- RD/SD (DTE/DCE) RS/CS (DTE/DCE) して、データを RS-485 回線に送り出します。 RS-485ドライバのアクティブ状 態は送信データ中の最後のスペースビットから内部タイマーで設定された時間継続さ れ、 その後自動的にノンアクティブ状態になります。 RS-485トランシーバ MAX3088相当品 ( MAXI M社製) DR・ER 回線監視回路 ドライバ制御回路 論理 TTL Hi gh Low RS-485 (+)>(-) (+)<(-) <ターミネート、ボーレート、ドライバ・アクティブ選択ディップスイッチ> SI-35はこの5連ディップスイッチにより、ターミネートの有・無、ドライバ・アクティブの制御方 法、エコーバックの禁止、ボーレートの設定を行います。 ■ SW No.1-2 (ボーレート設定スイッチ) 使用する通信スピード(ボーレート) に合わせて、 無通信監視回路やドライバ制御回 路で使用する内部タイマーを設定します。 この内部タイマーを利用してRS-485回線 の無通信状態の監視 (16ビット以上の無通信状態) や RS-485ドライバの制御 を行います。 SW No. 1 2 OFF OFF ON OFF OFF ON ON ON <例> 9600BPS データ31H SW 1-OFF/2-ON ドライバ制御は以下の図のようになります。 (LSB) マーク データ スペース SI-35 RS-232C 1 (MSB) アイドル状態( マーク) 0 1 0 0 0 1 1 0 0 1 Start Bit b0 b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 Stop Bit 内部タイマー( 1.7mSEC.) ドライバ ON 制御 OFF ドライバアクティブ期間 最後のスペースビットから内部タイマー(1.7 m SEC)アクティブが保持されます。 通信相手機器は 1 . 7 mS E C 以内に応答しないようにしてください。 ■ SW No.4 (エコーバック禁止スイッチ) このスイッチを ON にすることにより、 2線式半二重通信を行う際、 本機が RS485回線に送り出したデータがホスト(RS-232C側) にエコーバックされることを禁 止できます。 (ドライバがアクティブの間レシーバをノンアクティブにします。) 注 : 4線式全二重通信の場合は必ず O F F にしてください。 通信速度 内部タイマー (bps) (msec) 300以上 [300,600など] 53.3 1200以上 [1200,2400,4800など] 13.3 9600以上 [9600,19200,38400など] 1.7 115.2k以上 「115.2k,230.4kなど] 0.1 ■ SW No.5 (ターミネート選択スイッチ) このスイッチを ON にすることにより、 終端抵抗 100 Ω 1/2Wが RS- 485回線 に並列に挿入されます。 注 : 遅延時間の精度は±10%です。 ■ SW No.3 (ドライバ・アクティブスイッチ) 本機内ドライバ制御回路の2つの制御方式(Auto・Manual)を選択します。 RS232C側に接続されるホスト側の通信プログラムが利用しやすい方法を選択してくだ さい。 以下では、 本機のDTE/DCE切換スイッチがDTE側の場合で説明します。 22 6−3. 回線監視機能 2線式半二重のRS-485通信では、 他の機器がRS-485回線上にデータを送信 していないことを確認してデータを送信する必要があります。この回線監視機能 により、RS-485回線上に他の機器がデータを送信していないことをRS-232C 側の RS (CS) で知ることができます。 23 RS-232C側 DTE/DCE切換スイッチ DTE側 DCE側 内部タイマーの設定時間以内に、他の機器に RS信号をマーク状態 CS信号をマーク状態 よる送信データ(スタートビット( スペースビット)) を ( -5V以下) ( -5V以下) 検出した期間 *送信禁止期間 *送信禁止期間 内部タイマーの設定時間以上連続して、他の RS信号をスペース状態 CS信号をスペース状態 機器による送信データ( スタートビット( スペースビッ ( +5V以上) ( +5V以上) ト) ) を検出していない期間 *送信可能期間 *送信可能期間 RS-485回線の状態 6−4. 接続方法 ■ RS-232C 側 接続する機器のRS-232Cコネクタ信号ピンの入出力仕様をよく確認の上、 RS232Cケーブルで接続してください。 (例) RS-232Cコネクタ信号ピンの入出力がDTE仕様のパソコンとストレート結 線の RS-232Cケーブルと接続する場合は、 本機の DTE/DCE 切換スイッチを DCE 側にします ■ RS-422/485 側 接続する機器の RS-422/485 仕様をよくご確認の上、 推奨ケーブル (1-2. 製品仕様参照) などで接続してください。 全二重RS-422機器との接続例 SI-35 半二重 RS-485機器とのバス接続例 SI-20 SD+ SD+ SDRD+ RD- SD+ SDRD+ RDRS+ RS- SD- RD+ RD+ RD- RD- GND GND 本機2台目 本機1台目 SD+ RD+ RD- 2線式 RS-485 の場合は SD(+)と RD(+) SD(-)と RD(-) を接続してご使 用ください。 <伝送距離について> RS-422/485側の伝送可能距離は、 通信 スピードを早くするほど短くなります。右の 表を参考にしていただき、 実際にご使用に なる距離に応じて、 通信速度を決定してく ださい。 24 実際の結線で動作しないなど、 故障かなと思った時は、 以下の項目を今一度 お確かめください。 ●結線状態 端子台の結線が正しくしっかりとできているかをお確かめください。 また、 相手機器の信号の+/−極性をご確認ください。 ●カレントループ通信の場合 相手機器の回路ブロックや電流の論理、 能動型、 受動型、 外部電源 (使 用している場合) など機器仕様を再度確認してください。 ●RS−422の場合 また、RS−422側でループバック結線をして、RS-232C側の出力信 号 (SD な ど) が入力信号 (RD など) に折り返ってくるかをお確かめ ください。 (ループバック結線 : 「SD+・・・RD+、 SD-・・・RD-」) ●RS−485の場合 相手機器がRS−485ドライバを制御できるかなど仕様を再度確認してく ださい。 GND 7−2 保証と修理 ■保証期間内の修理 本製品の保証期間は、お買い上げ日より1年間です。この期間中に発生し た故障は、製品に添付されています保証書の規定に基づき、無償修理また は代品と交換させていただきます。 SD- CSGND 7−1. 故障かなと思ったら SD+ SD- CS+ GND 第7章 保証とアフターサービス 本機3台目 1) 使用状況や故障内容をお買い上げの販売店または弊社までご連絡ください。 2) 製品一式と保証書をお買い上げの販売店または弊社にご返送ください。 SD+ 3) 弊社に製品到着後、 通常3営業日以内に修理品または代品を発送します。 SD- *修理料金の目安は弊社ホームページでもご確認いただけます。 RD+ RDGND 距離(m) 600 1200 2400 本機N台目 通信速度 ∼115.2k ∼57.6k ∼9600 7−3. アフターサービス 商品の使用法などの情報は、 弊社ホームページでご確認いただけます。 また、 特 殊な使用方法などの技術的なご質問事項は、 メール、 電話またはFAXでの無料 サポートを行っております。 (平日 9:00 ∼ 12:00、13:00 ∼ 18:00)ユーザー登 録カードは必ずご返送をお願い致します。 周辺ノイズやケーブルなどの条件によって 変化しますので、 実使用にあたって は必ず通信テストでご確認ください。 25 ***メモ*** ● 本社 :〒601-8468 京都府京都市南区唐橋西平垣町 39-1 丸福ビル5F tel:075(693)0161 fax:075(693)0163 ● 技術センター:〒526-0065 滋賀県長浜市公園町 8-49 tel:0749(63)7762 fax:0749(63)4489 URL http://www.lineeye.co.jp Email :[email protected] この取扱説明書は再生紙を使用しております。 Pr i nt ed I n Japan M-C1035/SI 26