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MSDS P.1/P.15
MSDS No.05-015
製品安全データシート
1.化学物質等及び会社情報
製品名
フラックス
CF-G-220A
松尾ハンダ株式会社
神奈川県大和市下鶴間2775
管理部
大熊 章
046(274)0706(+81-46-274-0706)
046(274)0706(+81-46-274-0706)
046(274)9017(+81-46-274-9017)
info@matsuo21.com
8:30 ~ 17:00(日本時間)
会社名
住所
担当部門及び担当者名
電話番号
緊急時の電話番号
ファクシミリ
メールアドレス
問い合わせ可能時間帯
2.組成、成分情報
単一製品、混合物の区分
物質名
別名
化学式
官報公示整理番号
成分又は含有量
(濃度または濃度範囲)
分類に寄与する不純物及び
安定化添加物
CAS No.
混合物
フラックス CF-G-220A
FLUX
特定できない
対象外
溶剤:イソプロピルアルコール(IPA) 80%
固形分:ロジン系樹脂
20%
情報なし
IPA:67-63-0
ロジン:8050-09-7
IPA:クラス 3(引火性液体) 1219
ロジン:該当せず
国連分類及び国連番号
3.危険有害性の要約
GHS分類
物理化学的危険性
火薬類
可燃性・引火性ガス
可燃性・引火性エアゾール
支燃性・酸化性ガス
高圧ガス
引火性液体
可燃性固体
自己反応性化学品
自然発火性液体
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
区分2(IPA)
分類対象外
分類対象外
区分外
松尾ハンダ
松尾ハンダ 株式会社
MSDS P.2/P.15
健康に対する有害性
自然発火性固体
自己発熱性化学品
水反応可燃性化学品
酸化性液体
酸化性固体
有機過酸化物
金属腐食性物質
急性毒性(経口)
急性毒性(経皮)
急性毒性(吸入:ガス)
急性毒性(吸入:蒸気)
急性毒性(吸入:粉じん)
急性毒性(吸入:ミスト)
皮膚腐食性・刺激性
眼に対する重篤な損傷・
眼刺激性
呼吸器感作性
皮膚感作性
生殖細胞変異原性
発がん性
生殖毒性
特 定 標 的 臓 器・全 身 毒 性
腎臓
(単回ばく露)
環境に対する有害性
ラベル要素
絵表示又はシンボ
ル
注意喚起語
危険有害性情報
特 定 標 的 臓 器・全 身 毒 性
(反復ばく露)
吸引性呼吸器有害性
水生環境急性有害性
水生環境慢性有害性
分類対象外
区分外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
分類対象外
区分外
区分5(IPA)
区分5(IPA)
区分5(ロジン)
分類対象外
区分外
区分4(ロジン)
分類対象外
区分3(ロジン)
区 分 2 A -2 B( I P
A)
区分2B(ロジン)
区分1(ロジン)
区分1(ロジン)
区分外
区分外
区分2(IPA)
区 分 1( 中 枢 神 経 系 、
全 身 毒 性 )( I P A )
区 分 3( 気 道 刺 激 性 )
(IPA)
区 分 2( 血 管 、肝 臓 、
脾 臓 )( I P A )
区分2(IPA)
区分2(ロジン)
区分2(ロジン)
危険
引火性の高い液体及び蒸気
飲み込むと有害のおそれ(経口)
皮膚に接触すると有害のおそれ(経皮)
松尾ハンダ
松尾ハンダ 株式会社
MSDS P.3/P.15
注意書き
強い眼刺激
生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い
中枢神経系、腎臓、全身毒性の障害
呼吸器への刺激のおそれ
長期又は反復ばく露による血管、肝臓、脾臓の障
害のおそれ
飲み込み、気道に侵入すると有害のおそれ
吸入すると有害(粉じん)
軽度の皮膚刺激
吸入するとアレルギー、ぜん(喘)息又は呼吸困
難を起こすおそれ
アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれ
水生生物に毒性
長期的影響により水生生物に毒性
【安全対策】
すべての安全注意を読み理解するまで取り扱わな
いこと。
使用前に取扱説明書を入手すること。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしない
こと。
熱、火花、裸火、高温のもののような着火源から
遠 ざ け る こ と 。 -禁 煙
防爆型の電気機器、換気装置、照明機器を使用す
ること。静電気放電や火花による引火を防止する
こと。
個人用保護具や換気装置を使用し、ばく露を避け
ること。
保護手袋、保護眼鏡、保護面を着用すること。
屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。
ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
容器を密閉しておくこと。
【応急措置】
火災の場合には適切な消火方法をとること。
吸入した場合:空気の新鮮な場所に移動し、呼吸
しやすい姿勢で休息させること。
飲み込んだ場合:無理して吐かせないこと。
眼 に 入 っ た 場 合:水 で 数 分 間 、注 意 深 く 洗 う こ と 。
コンタクトレンズを容易に外せる場合には外して
洗うこと。
皮膚を流水、シャワーで洗うこと。
松尾ハンダ
松尾ハンダ 株式会社
MSDS P.4/P.15
皮膚(又は毛髪)に付着した場合:直ちに、すべ
ての汚染された衣類を脱ぐこと、取り除くこと。
ばく露又はその懸念がある場合:医師の診断、手
当てを受けること。
飲み込んだ場合:直ちに医師の診断、手当てを受
けること。
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当て
を受けること。
気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けるこ
と。
【保管】
容器を密閉して涼しく換気の良いところで施錠し
て保管すること。
【廃棄】
内容物や容器を、都道府県知事の許可を受けた専
門の廃棄物処理業者に業務委託すること。
4.応急措置
吸入した場合
皮膚に付着した場合
目に入った場合
飲み込んだ場合
予想される急性症状
及び遅発性症状
応急措置をする者の
保護
被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸し
やすい姿勢で休息させること。
医師の手当、診断を受けること。
皮膚を速やかに洗浄すること。
医師の手当、診断を受けること。
汚染された衣類を脱ぎ、再使用する前に洗濯する
こと。
水で数分間、注意深く洗うこと。次に、コンタク
トレンズを着用していて容易に外せる場合は外す
こと。その後も洗浄を続けること。
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当て
を受けること。
医師の手当、診断を受けること。
口をすすぐこと。
高濃度のばく露では、目、鼻、のどに刺激を引き
起こす。
眠気、頭痛、協調運動不能を引き起こす。
皮 膚 へ の 長 期 の ば く 露 で は 、脱 脂 性 が あ り 、乾 燥 、
ひび、皮膚炎を引き起こす。
火気に注意する。有機溶剤用の防毒マスクが有れ
ばそれを着用する。
松尾ハンダ
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MSDS P.5/P.15
5.火災時の措置
消火剤
小火災:二酸化炭素、粉末消火剤、散水、耐アル
コール性泡消火剤
大火災:散水、噴霧水、耐アルコール性泡消火剤
使ってはならない消
火剤
特有の危険有害性
特有の消火方法
消火を行う者の保護
6.漏出時の措置
人体に対する注意事
項 、保 護 具 及 び 緊 急 時
措置
棒状注水
極めて燃え易い、熱、火花、火炎で容易に発火す
る。
加熱により容器が爆発するおそれがある。
火災によって刺激性、毒性、又は腐食性のガスを
発生するおそれがある。
引火性の高い液体及び蒸気。
散水によって逆に火災が広がるおそれがある場合
には、上記に示す消火剤のうち、散水以外の適切
な消火剤を利用すること。
引火点が極めて低い:散水以外の消火剤で消火の
効果がない大きな火災の場合には散水する。
危険でなければ火災区域から容器を移動する。
移動不可能な場合、容器及び周囲に散水して冷却
する。
消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却す
る。
消火作業の際は、適切な空気呼吸器、化学用保護
衣を着用する。
漏洩物に触れたり、その中を歩いたりしない。
直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域とし
て隔離する。
関係者以外の立入りを禁止する。
作 業 者 は 適 切 な 保 護 具(「 8 .ば く 露 防 止 及 び 保 護
措置」の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触
やガスの吸入を避ける。
漏洩しても火災が発生していない場合、密閉性の
高い、不浸透性の保護衣を着用する。
適切な防護衣を着けていないときは破損した容器
あるいは漏洩物に触れてはいけない。
風上に留まる。
低地から離れる。
密閉された場所に立入る前に換気する。
松尾ハンダ
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MSDS P.6/P.15
環境に対する注意事
項
回収、中和
封じ込め及び浄化の
方法・機材
二次災害の防止策
7.取り扱い及び保管上の注意
取扱い
技術的対策
局 所 排 気・全 体 換 気
安全取扱い注意事
項
河川等に排出され、環境へ影響を起こさないよう
に注意する。
環境中に放出してはならない。
少量の場合、乾燥土、砂や不燃材料で吸収し、あ
るいは覆って密閉できる空容器に回収する。
少量の場合、吸収したものを集めるとき、清潔な
帯電防止工具を用いる。
大量の場合、盛土で囲って流出を防止し、安全な
場所に導いて回収する。
大量の場合、散水は、蒸気濃度を低下させる。し
かし、密閉された場所では燃焼を抑えることが出
来ないおそれがある。
危険でなければ漏れを止める。
漏出物を取扱うとき用いる全ての設備は接地す
る。
蒸気抑制泡は蒸発濃度を低下させるために用い
る。
す べ て の 発 火 源 を 速 や か に 取 除 く( 近 傍 で の 喫 煙 、
火 花 や 火 炎 の 禁 止 )。
排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流
入を防ぐ。
「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の設備対
策を行い、保護具を着用する。
「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の局所排
気、全体換気を行なう。
すべての安全注意を読み理解するまで取扱わない
こと。
周辺での高温物、スパーク、火気の使用を禁止す
る。
容器を転倒させ、落下させ、衝撃を加え、又は引
きずるなどの取扱いをしてはならない。
ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
眼に入れないこと。
接触、吸入又は飲み込まないこと。
屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。
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MSDS P.7/P.15
接触回避
保管
技術的対策
「10.安定性及び反応性」を参照。
保管場所は壁、柱、床を耐火構造とし、かつ、は
りを不燃材料で作ること。
保管場所は屋根を不燃材料で作るとともに、金属
板その他の軽量な不燃材料でふき、かつ天井を設
けないこと。
保管場所の床は、床面に水が浸入し、又は浸透し
ない構造とすること。
保管場所の床は、危険物が浸透しない構造とする
とともに、適切な傾斜をつけ、かつ、適切なため
ますを設けること。
保管場所には危険物を貯蔵し、又は取り扱うため
に必要な採光、照明及び換気の設備を設ける。
熱、火花、裸火のような着火源から離して保管す
る こ と 。 -禁 煙 。
冷所、換気の良い場所で保管すること。
酸化剤から離して保管する。
容器は直射日光や火気を避けること。
容器を密閉して換気の良い場所で保管すること。
施錠して保管すること。
「10.安定性及び反応性」を参照。
消防法及び国連輸送法規で規定されている容器を
使用する。
保管条件
混蝕危険物質
容器包装材料
8.暴露防止及び保護処置
管理濃度
許 容 濃 度( ば く 露 限 界
値 、生 物 学 的 ば く 露 指
標)
日本産業衛生学会
( 2005 年 版 )
ACGIH( 2005 年 版 )
設備対策
200ppm(IPA)
最 大 許 容 濃 度 4 0 0 p p m 9 8 0 m g / ㎥( I P
A)
T L V -T W A
200ppm A4(IPA)
T L V -S T E L 4 0 0 p p m A 4 ( I P A )
製造業者が指定する防爆の電気・換気・照明機器
を使用すること。
静電気放電に対する予防措置を講ずること。
この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と
安全シャワーを設置すること。
空気中の濃度をばく露限度以下に保つために排気
用の換気を行なうこと。
高熱工程でミストが発生するときは、空気汚染物
松尾ハンダ
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MSDS P.8/P.15
質を管理濃度以下に保つために換気装置を設置す
る。
保護具
呼吸器の保護具
手の保護具
眼の保護具
適切な呼吸器保護具を着用すること。
適切な保護手袋を着用すること。
適切な眼の保護具を着用すること。
保護眼鏡(普通眼鏡型、側板付き普通眼鏡型、ゴ
ーグル型)
皮膚及び身体の保
護具
衛生対策
9.物理・化学的性質
物 理 的 状 態 、形 状 、色
など
臭い
pH
融点・凝固点
沸 点 、初 留 点 及 び 沸 騰
範囲
引火点
爆発範囲
蒸気圧
蒸 気 密 度 ( 空 気 = 1)
比重(密度)
溶解度
オ ク タ ノ ー ル /水 分 配
係数
自然発火温度
分解温度
臭 い の し き い( 閾 )値
蒸 発 速 度( 酢 酸 ブ チ ル
= 1)
燃焼性(固体、ガス)
粘度
10.安定性及び反応性
安定性
危険有害反応可能性
適切な顔面用の保護具を着用すること。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしない
こと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
淡褐色透明液体物質
アルコール臭
データなし
データなし
約80~85℃
データなし
データなし
データなし
データなし
約0.86 (20℃)
アルコール、エーテルに可溶
データなし
データなし
データなし
データなし
データなし
データなし
データなし
通常の条件においては、安定である。
加熱すると分解し、刺激性ヒュームを生じる。
強酸化剤と反応し、火災や爆発の危険性をもたら
松尾ハンダ
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MSDS P.9/P.15
す。
高温においてアルミニウムを腐食する。
高温。
強酸化剤、強アルカリ。
避けるべき条件
混触危険物質
危険有害な分解生成
物
11.有害性情報
急性毒性
皮膚腐食性・刺激性
火災時の燃焼により、一酸化炭素、二酸化炭素な
どの有害ガスが発生する。
燃焼するとホルムアルデヒドなどの刺激性で有毒
なガスを生成する。
IPA
経 口 ラ ッ ト L D 5 0 5 2 8 0 m g /k g
経 口 ラ ッ ト L D 5 0 5 5 0 0 m g /k g
経 口 ラ ッ ト L D 5 0 5 4 8 0 m g /k g
経 口 ラ ッ ト L D 5 0 4 7 1 0 m g /k g
経 口 ラ ッ ト L D 5 0 1 8 7 0 m g /k g
上記データにより統計計算し、3437mg/
kg
経 皮 ウ サ ギ L D 5 0 1 2 8 7 0 m g /k g
経 皮 ウ サ ギ L D 5 0 4 0 5 9 m g /k g
吸入(蒸気)ラットLC50 72600mg/
㎥ ( 2 9 5 1 2 p p m ) /4 H
吸入(蒸気)ラットLC50 72865mg/
㎥ ( 2 9 6 2 0 p p m ) /4 H
飲み込むと有害のおそれ(区分5)
ロジン
経 口 ラ ッ ト L D 5 0 7 8 0 0 m g / k g 、8 4
00mg/kg及び7600mg/kgに基づ
き、区分外とした。
経皮ウサギLD50 約2500mg/kg及
び>2500mg/kgに基づき、約2500
mg/kgを採用して区分5とした。
皮膚に接触すると有害のおそれ(経皮)
吸 入( 粉 じ ん )ラ ッ ト L C 5 0( 6 時 間 )約 1 .
5 m g / L( 4 時 間 換 算 値 : 約 2 .3 m g / L )
に基づき、区分4とした。
吸入すると有害(粉じん)
IPA
皮膚に接触すると有害のおそれ(区分5)
ウサギ皮膚刺激性試験では、刺激性なし又は軽
度の刺激性の報告があるが、ヒトでのボランテ
松尾ハンダ
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MSDS P.10/P.15
ィア及びアルコール中毒患者の治療のため皮膚
適用した試験では刺激性を示さない。
ロジン
ラットを用いた皮膚刺激性試験において軽度刺
激性であったとの記述から、区分3とした。
軽度の皮膚刺激
眼に対する重篤な損
傷・眼刺激性
呼吸器感作性又は皮膚
感作性
IPA
ウサギでの眼刺激性試験では、軽度から重度の
刺激性の報告があるとの記述があるが、重篤な
損傷性は記載されていない。
強 い 眼 刺 激 ( 区 分 2 A -2 B )
ロジン
ラットを用いた眼刺激性試験において軽度刺激
性であったとの記述から、区分2Bとした。
眼刺激
IPA
呼吸器感作性:データなし
皮膚感作性:モルモットでのビューラー法によ
る皮膚感作性試験では陰性であった。皮膚炎発
症 例 で 2 -p r o p a n o l の パ ッ チ テ ス ト 陽
性例には、低分子の 1 級又は2級アルコール、
プロピレンオキサイドにも陽性を示しており、
2-プロパノールが原因物質か否か明確でな
い。
ロジン
呼吸器感作性:日本職業・環境アレルギー学会
で感作性化学物質にリストアップされている
ことから、区分 1 とした。なお、日本産業衛生
学会では気道感作性物質第1群に分類されてい
る。
吸入するとアレルギー、ぜん(喘)息又は呼吸
困難を起こすおそれ
皮膚感作性:日本接触皮膚炎学会でロジン
( Rosin↓ Colophony)を 皮 膚 感 作 性 物 質 に 分 類
し て い る ほ か 、 ACGIH で SEN 、 日 本 産 業 衛 生
学会で皮膚感作性物質第1群、DFGでShに
分類されており、アレルギー性接触皮膚炎の症
例報告があることから、区分1とした。
アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれ
松尾ハンダ
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MSDS P.11/P.15
生殖細胞変異原性
IPA
in vivoでのマウス骨髄細胞を用いた小
核試験で陰性である。
IPA
グループ3、A4に分類されている。
IARC グループ3(ヒトに対する発がん性
については分類できない)
IPA
ラットでの飲水投与による2世代繁殖試験で
は、繁殖能及び出生仔の発育に影響なかった。
一 方 、ラ ッ ト で の 発 育 毒 性・催 奇 形 性 試 験 で は 、
催奇形性はなかったが、親動物に体重増加の低
下、麻酔作用等の毒性を示した用量で、妊娠率
の低下、吸収胚の増加、胎児死亡の増加等の生
殖毒性が認められた。
生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い(区
分2)
発がん性
生殖毒性
特定標的臓器・全身毒
性(単回ばく露)
特 定 標 的 臓 器・全 身 毒
性(反復ばく露)
吸引性呼吸器有害性
IPA
ラットでの吸入ばく露による活動性の低下があ
るとの記述、及びヒトでの経口摂取による急性
中毒では消火管への刺激性、血圧、体温等の低
下、中枢神経症状、腎障害が認められており、
標的臓器は中枢神経系、腎臓及び全身毒性とし
た。
ヒトで鼻、喉への刺激性が認められており、気
道刺激性がある。
中枢神経系、腎臓、全身毒性の障害(区分1)
呼吸器への刺激のおそれ(区分3)
IPA
ラットでの86日間又は4ヵ月間吸入ばく露試
験で、血管、肝臓、脾臓に影響が認められたと
の記述から、標的臓器は血管、肝臓、脾臓であ
るとした。
IPA
ヒトに関する情報はないが、ラットでの気管内
投与により、24時間以内に心肺停止による死
亡 が 認 め ら れ て お り 、か つ 、動 粘 性 率 は 概 略 1 .
6前後であることから、吸引性呼吸器有害性が
あるとした。
飲み込み、気道に侵入すると有害のおそれ(区
松尾ハンダ
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MSDS P.12/P.15
分2)
12.環境影響情報
水生環境急性有害性
水生環境慢性有害性
13.廃棄上の注意
残余廃棄物
IPA
魚類ヒメダカLC50>100mg/L/96
H
ロジン
甲 殻 類( オ オ ミ ジ ン コ )の 4 8 時 間 E C 5 0 =
4.5mg/Lから、区分2とした。
水生生物に毒性
区分外とした。
IPA
難 水 溶 性 で な く ( 水 溶 解 度 =1 . 0 0 ×1 0 6 m
g / L )、 急 性 毒 性 が 低 い こ と か ら 、 区 分 外 と
した。
ロジン
急性毒性が区分2、急速分解性がなく(BOD
に よ る 分 解 度:3 6 - 4 8 % 9 ) )、生 物 蓄 積 性 が
不明であることから、区分2とした。
長期的影響により水生生物に毒性
廃棄においては、関連法規ならびに地方自治体の
基準に従うこと。
都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理
業者、もしくは地方公共団体がその処理を行って
いる場合にはそこに委託して処理する。
廃棄物の処理を委託する場合、処理業者等に危険
性、有害性を十分告知の上処理を委託する。
容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規な
らびに地方自治体の基準に従って適切な処分を行
う。
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去す
ること。
汚染容器及び包装
14.輸送上の注意
国際規制
海上規制情報
UN No.
Proper Shipping
Name
IPA
IMOの規定に従う。
1219
ISOPROPANOL
3
松尾ハンダ
松尾ハンダ 株式会社
MSDS P.13/P.15
Class
Packing Group
Marine Pollutant
航空規制情報
UN No
Proper
Shipping
Name
Class
Packing Group
国内規制
陸上規制情報
海上規制情報
国連番号
品名
クラス
容器等級
海洋汚染物質
航空規制情報
国連番号
品名
クラス
等級
特別の安全対策
15.適 用 法 令
労働安全衛生法
II
Not applicable
I C A O /I A T A の 規 定 に 従 う 。
1219
Isopropanol
3
II
消防法の規定に従う。
船舶安全法の規定に従う。
1219
イソプロパノール
3
II
非該当
航空法の規定に従う。
1219
イソプロパノール
3
II
危険物は当該危険物が転落し、又は危険物を収納
した運搬容器が落下し、転倒もしくは破損しない
ように積載すること。
危険物又は危険物を収納した容器が著しく摩擦又
は動揺を起こさないように運搬すること。
危険物の運搬中、危険物が著しく漏れる等災害が
発生するおそれがある場合には、災害を防止する
ための応急措置を講ずると共に、もよりの消防機
関その他の関係機関に通報すること。
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
移送時にイエローカードの保持が必要。
名称等を通知すべき有害物
( 法 第 5 7 条 の 2 、施 行 令 第 1 8 条 の 2 別 表 第 9 )
イソプロピルアルコール
ロジン
危険物・引火性の物
(施行令別表第1第4号)
イソプロピルアルコール
松尾ハンダ
松尾ハンダ 株式会社
MSDS P.14/P.15
消防法
船舶安全法
航空法
16.その他の情報
参考文献
第2種有機溶剤等
(施行令別表第6の2・有機溶剤中毒予防規則第
1条第1項第4号)
イソプロピルアルコール
名称等を表示すべき有害物
(施行令第18条)
イソプロピルアルコール
第4類引火性液体、アルコール類
(法第2条第7項危険物別表第1)
イソプロピルアルコール
引火性液体類
(危規則第2,3条危険物告示別表第1)
イソプロピルアルコール
引火性液体
(施行規則第194条危険物告示別表第1)
I C S C (2 0 0 2 )
Merck
(A c c e s s o n O c t 2 0 0 5 )
I M D G (2 0 0 4 )
ホ ン メ ル (1 9 9 1 )
S R C (2 0 0 5 )
H S D B (2 0 0 5 )
L a n g e (1 6 t h , 2 0 0 5 )
P A T T Y (4 t h , 1 9 9 4 )
I U C L I D (2 0 0 0 )
A C G I H (2 0 0 1 )
R T E C S (2 0 0 5 )
H S P S (2 0 0 1 )
S I T T I G (4 7 t h , 2 0 0 2 )
I C S C (J ) (1 9 9 9 )
C h a p m a n (2 0 0 5 )
L a n g e (1 6 t h , 2 0 0 5 )
G E S T I C S (2 0 0 5 )
H o w a r d (1 9 9 7 )
W e i s s (2 n d , 1 9 8 5 )
D F G O T , v o l .1 9 (2 0 0 3 )
V e r s c h u e r e n (4 t h , 2 0 0 3 )
C E R I ハ ザ ー ド デ ー タ 集 (1 9 9 9 )
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記載内容のうち、危険、有害性の評価は必ずしも十分ではなく、
取り扱いは十分注意して下さい。
発行日:2010年3月31日
松尾ハンダ
松尾ハンダ 株式会社