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材料(製品)安全データシート
製品の名称
データ更新日
製品名称番号
: ポロフィックス硬化剤2
: 2006年5月30日
: M1201132
ぺージ :
発行日 :
SDS-ID :
1/7
2006年5月30日
US/5.0
1. 物質/製品と製造/販売会社
製品の名称
: ポロフィックス硬化剤2
適用
容器のサイズ
データ製造者
製造・販売会社
緊急時の連絡先
2. 成分の構成/情報
: 材料微細構造検査用試料の埋め込み。
: 250 ミリリットル、1000 ミリリットル
: ストルアス社
: ストルアス社(StruersA/S)
Pederstrupvej 84, 2750 Ballerup, DENMARK (TEL : +45-44600-800)
丸本ストルアス株式会社
〒110-0015 東京都台東区東上野1-18-6(TEL : 03-5688-2930)
: 丸本ストルアス株式会社 応用開発部
〒110-0015 東京都台東区東上野1-18-6(TEL : 03-5688-2917)
本製品は、有機溶剤 及び接合剤を含有している。
CAS No.
含有比 (%) 危険性の分類
薬品名
ECNo.
メタクリル酸メチル
201-297-1 80-62-6
30~60
メタクリル酸2-ヒドロキシルエチル 212-782-2 868-77-9
2-ジメタクリル酸
202-617-2 97-90-5
エチレングリコール-1
メタクリル酸
201-204-4 79-41-4
30~60
5~10
5~10
引火性:R11
刺激性:R37/38 R43
刺激性:R36/38 R43
刺激性:R37 R43
火傷性:R35
有害性:R21/22
注記:なし。
3. 危険性の特定
本製品は、危険性の区分、引火性:R11、火傷性:R34、刺激性:R37 R43 に分類される。
物理的及び化学的危険性
人体
環境
: 本製品は高引火性で、通常の室温でも起爆性の煙/気混合体が生成
される恐れがある。
: 吸入すると、24時間以内に肺水腫(呼吸困難)を発症することがあるので
注意する。本製品は腐食性があり、長時間付着していると、眼球や人体
組織に重大な障害を与える。感受性が高い場合は、過敏症やアレルギー
反応を引き起こす恐れがある。有機溶剤から発する煙霧が体内に吸収
されると、脳神経を含む神経系に回復不能な障害を与える恐れがある。
: 本製品には、環境に対する有害性はないと思われる。
材料(製品)安全データシート
製品の名称
データ更新日
製品名称番号
: ポロフィックス硬化剤2
: 2006年5月30日
: M1201132
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2/7
2006年5月30日
US/5.0
4. 応急手当
火傷の場合は、ただちに清浄水で洗浄する。洗浄中に、火傷部分に付着していない衣服を切除する。
救急車を呼び、洗浄を継続しながら病院へ搬送する。
吸入
: 患者を新鮮な空気がある場所に移し、安静にする。吸入すると、24時間
以内に肺水腫(呼吸困難)を発症することがあるので注意する。ただちに
救急車を呼ぶ。
: ただちに大量の水で皮膚を洗浄して、汚染された衣服を脱衣する。
救急車を呼ぶ。湿疹などの皮膚疾患を発症した場合は、この指示書
を持参して、医師の診察を受ける。
: ただちに大量の清浄水で洗眼する。コンタクト・レンズは取り外して、
まぶたを大きく開ける。救急車を呼ぶ。炎症が治まらない場合は、洗眼を
続けながら、この指示書と共に病院へ搬送する。
: ただちに口内を洗浄して、大量の水を飲む。救急車を呼ぶ。この指示書
を持参する。無理に吐かそうとしてはならない。嘔吐が始まったら、頭を
低く保つ。
皮膚に付着
眼球に飛散
経口摂取
5. 消火方法
消火剤
特定危険性
消防士の防護用具
(
✶)
: 耐アルコール性泡沫消火剤、二酸化炭素消火剤、粉末消火剤又は水
煙で消火する。容器が熱源に露出している場合は、散水で冷却し、
危険がないことを確認した後に、容器を安全な場所に移動する。
: 本製品は引火性のため、加熱により起爆性の気/煙混合体を生成する
恐れがある。
加熱や火災で、有害性の気/煙混合体を生成する恐れがある。
: 消防用呼吸器保護: 職場内掲示防火規定に従う。 ✶
(
)
6. 偶発的漏洩時の対応
人身保護対策
環境保護対策
清掃方法
: 蒸気を吸入したり、皮膚に付着したり、眼球に飛散しないように注意する。
喫煙を含めて、発火源や火気の使用を厳禁する。換気が不十分な
場合は、人工呼吸器を使用する。人身保護用具は、第8項を参照する。
: 下水道、河川、土壌などに排出してはならない。
: 発火源を取り除く。砂や土などの不燃材で漏洩物を取り囲み回収する。
第13項にしたがって、廃棄物処理をする。
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7. 取扱方法と保管方法
安全な取扱方法
技術的対策
技術的注意
安全保管の技術的対策
保管条件
: 喫煙を含めて、発火源や火気の使用を厳禁する。蒸気を吸入したり、皮膚
に付着したり、眼球に飛散しないように注意する。労働衛生管理を遵守して
励行する。
: 可能な限り接触しない作業方法を採用する。
: 局所排気を推奨する。
: 可燃性液体の保管に関する通則に従う。
: 元の容器に密栓して、換気の良い場所に保管する。酸化剤から遠ざける。
8. 被曝防止と人身保護
技術的対策
: 十分な換気を計る。業務上の被曝限界値を遵守して、煙気吸入の危険性
を可能な限り抑制する。洗眼器を作業場の近くに用意しておく。
化学物質の名称
被曝限界値
メタクリル酸
メタクリル酸メチル
メタクリル酸メチル
20 ppm
TWA
100 ppm
TWA
100 ppm 410 mg/m TWA
人身保護
呼吸装置
手指保護
眼球保護
皮膚保護
安全衛生対策
環境被曝制御
9. 物理化学的特性
外観
臭気
水素イオン指数 (pH)
沸点
引火点
爆燃性
相対密度
溶解性
種別
3
注記
参考文献
A4
-
ACGIH (2002)
ACGIH (2002)
OSHA
: 人身保護の機器は、CEN規格に従って機器提供会社と共同で選定する。
: 換気が不十分な場合は、人工呼吸装置付きのフル・マスクを着用する。
: 保護手袋を着用する。積層(PE/EVOH)の手袋を推奨する。液状の本製品
は手袋を貫通して皮膚に浸透するので、頻繁に交換する。手袋の提供会社
と共同で材料の浸透時間を確認し、最適な手袋を選定する。
: 保護眼鏡又は顔面保護のフェイス・マスクを着用する。
: 飛散防止用にエプロンなどの保護布を着用する。
: 作業後汚れた衣服を脱衣し、皮膚を石鹸と水で十分に洗浄する。
作業中は、喫煙や飲食を控える。
: 空気汚染制御の必要あり。
: 液体。
: 特有の臭気。
: 該当しない。
: 分からない。
: 20℃
: 2.1~12.5vol%
: 1.98 ✶
: 水に混和する。
(
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10.安定性と反応性
安定性
禁止条件/材料
危険な分解性物質
: 常温で安定している。
: 高温や直射日光に曝さない。酸化剤から隔離する。
: 加熱や火炎により、腐食性の煙/気混合体が生成される恐れがある。
11.毒物学的情報
吸入
皮膚に付着
眼球に飛散
経口摂取
特定の影響
呼吸器系を刺激する。煙霧により頭痛、疲労、めまいや吐き気を催す
恐れがある。
: 腐食性があり、長期間付着すると人体組織に重大な障害を及ぼす。
皮膚に浸透する成分があり、付着すると過敏症になる恐れがる。
: 腐食性があり、応急処置が必要である。
: 腐食性があり、少量でも激しい口内炎や喉、胃の重大な障害を引き起こす
恐れがある。体内に吸収された場合は、めまい、吐き気や嘔吐を引き起こす
恐れがある。
: 低濃度でも頻繁に吸引すると、興奮状態、倦怠感、記憶障害を引き起こし、
脳神経を含む神経系に回復不能な障害を与える場合がある。
:
発癌性
: 全国毒物研究計画 (NTP)
国際癌研究所 (IARC) 研究
職業安全保健局 (OSHA)
:なし。
:なし。
:なし。
12.生態学的情報
移動性
分解性
生態系有毒性
体間蓄積の可能性
その他の有害事項
: 本製品は水に混和するので、河川に拡散する恐れがある。有機溶剤を
含んでいるので、あらゆる表面から蒸発する。
: 本製品の、分解性についての記録はない。
: 本製品の、環境に対する有害性はないと思われる。
: 体間蓄積に関するデータはない。
: 事例なし。
13.廃棄方法
集めた粉塵は、地元監督機関との協定に従って処分する。廃棄物は、有害な廃棄物と見なす。
但し、完全に凝固した物は、有害廃棄物とは見なされない。廃棄物や残留物を処分する場合は、
地元監督機関の要請事項に従う。( )
✶
残留廃棄物
: EWC コード : 16 05 08 ✶
(
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14.搬送方法
国際連合 (UN) 指定番号
適正な出荷名称
: 2924
: 引火性液体。腐食性物質。(特段の記載のない場合)(メタクリル酸メチル、
メタクリル酸)
海上 (MDG)
: 種別 : 3
: EmS : F-E、S-C
: 現地で取り扱うこと。
: 種別
3
: 種別 : 3
: 一次危険標識 :3
内陸水路
航空 (ICAO)
陸上 (RID/ADR):
PG : II
MFAG : 1
PG : II
PG : II
補助危険標識 :8
MP : No
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15.法的規制
ラベル表示
: 炎症性物質
: 高引火性物質
含有物:メタクリル酸 メチル
メタクリル酸2-ヒドロキシエチル
2-ジメタクリル酸エチレングリコール
メタクリル酸
R11
R34
R37
R43
S16
S26
S36/37/39
S45
S51
S60
: 引火性が高い。
: 火傷を発症する。
: 呼吸器系を刺激する。
: 皮膚に付着すると、過敏症になることがある。
: 発火源から離して保管する-禁煙。
: 眼球に飛散した場合は、ただちに大量の清浄水で洗浄して、医師の
診断を受ける。
: 適当な保護衣、手袋及び/顔面用保護具を着用する。
: 事故が発生した場合又は悪心を催した場合、ただちに医師の診察を受ける
(できればラベルを見せる。)
: 換気の良い場所でのみ取り扱う。
: この物質や容器は有害廃棄物として処理する。
全国防火協会 (NFPA) 評価 : 人体影響度:3、引火性:3、反応性:0、その他:- ( )
✶
特記事項
: 毒性物質規制法 (TSCA) に記載。
基本的に18才未満の者がこの製品を扱うことは禁止されている。
法令法規
: ヨーロッパ/アメリカ合衆国:
本材料(製品)安全データシートは、欧州共同体規則にしたがって作成した。
1) 許容限界値(2006年)は、アメリカ政府産業衛生管理者会議(ACGIH)
による。( )
2) アメリカ合衆国連邦規則集第29巻1910部:職業安全保健基準
「大気汚染物質」 。
✶
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US/5.0
16.その他
ユーザは適正な作業手順に習熟し、本書の内容に精通していなければならない。
今回修正及び追加のあった項目 : 第5、第9、第13 及び第15項
: 今回変更した箇所
( )印
✶
デンマーク毒物調査センター(DTC) 担当者承認 (署名):
危険用語解説:
R11
R21/22
R34
R35
R36/38
R37
R37/38
R43
: 引火性が高い。
: 皮膚に付着したとき及び飲み込んだとき有害である。
: 火傷を引き起こす。
: 重度の火傷を引き起こす。
: 眼球及び皮膚を刺激する。
: 呼吸器系を刺激する。
: 呼吸器系及び皮膚を刺激する。
: 皮膚に付着すると、過敏症になることがある。
本データシートの内容は現時点で有効な情報であり、通常の使用条件で、同梱資料又は取扱説明書に記載
する使用方法で適正に取り扱う限り、弊社が知り得る最も正確な情報である。本製品を定められていない
目的に使用したり、他の製品又は他の使用方法と併用する場合は、ューザが危険性に責任を負う。
デンマーク毒物調査センター (DTC)
Kogle Alle 2, DK-2970 Horsholm, Denmark (TEL:+45-4576-2055, FAX: +45-4576-2455)