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環 境 報 告 書
VOL.7
(H17.8.21~H18.8.20)
「鋳物は物つくりの原点である。
人と地球に優しい鋳物つくりをめざそう!!」
御
挨
拶
昨年の2月16日に京都議定書は正式発効され、それ以来、日本政府は京都議定書に元づく目
標達成のため、種々の環境保全計画書を策定し、更には、国民的プロジェクト「チームマイナス
6%」を発足させ、
「クールビズ」という言葉を国民層に広く普及させ、一般生活者の中に「も
ったいない」という言葉を浸透させるなど多くの試みをし、それに応ずるべく企業・民間の環境
保全対策も前向きに進められて参りましたが、そのような努力にも拘らず実際の環境保全効果は
大きく好転していないようであります。
因みに、旭硝子財団が今年に発表した、環境問題による人類存続の危機意識をみる「環境危機時
計」の回答者平均は、これまでで最も針が進み9時17分と為り、昨年から12分進み悪化の一
途と成りつつあると言われております。
危機時計とは、人類の危機の度合いを12時間表示で判り易く示したものであり、0時1分から
3時までは「不安はない」、3時1分から6時までは「少し不安」
、6時1分から9時が「かなり
不安」
、9時1分から12時が「極めて不安」を示し、懸念材料の項目は「地球温暖化」が最も
多く、
「森林破壊・砂漠化・生物多様性の減少」
「水の枯渇・食糧問題」と続いている様でありま
す。
当報告は1992年から毎年実施され、世界各国の政府や民間の環境問題に携わる有識者が、
環境問題に対する取組みについてどの様に考えているかを明らかにすることが狙いと言われて
おりますが、危機時刻は92年の最初のアンケートでは7時49分。地球環境保全対策の進展に
より、時刻が戻った年もあるが、傾向として年を追って進んでおり、21世紀に入ってから01
年9時8分、02年9時5分、03年9時15分、04年9時8分、05年9時5分となり、0
6年が9時17分と為ったと言われております。
この様に環境保全対策結果と健全な環境への捉え方、思いが一進一退する中、当社は環境保全
対策の必然性を真摯に捉え、EMS活動の基本となる環境目標の達成に向けて、全員の懸命な努
力のもと粛々と活動を進めて参りました。
昨年8月初旬に、更新審査及び規格改定に伴う特別審査(JISQ14001:2004/ISO14001:2004 版への
移行審査)を受け、2004年度版の改訂に際し、従来の要求事項でのグレーゾーンを明確化し、
実質的要求事項の強化・拡大でもありましたが、本年度には大きく環境方針を改定し、新たな環
境方針・目標の元環境保全活動を進めて参りました。
今回で7回目となります当環境報告でありますが、本報告によって当社の環境活動への取り組み
姿勢と、活動状況をご理解頂くと共に今後ともご指導・ご支援をお願い申し上げご挨拶と致しま
す。
平成18年10月14日
株式会社
-1-
岡
本
代表取締役
岡本 知彦
1)「地球保全に対する社会の変化と当社の活動報告」
昨年2月に正式に発効された「気候変動枠組条約第3回締結国会議(COP3)」
、所謂「京都議定
書」に対しての具体的活動が開始され、議定書では先進国などに対して2008年~2012年
の間に温室効果ガスを1990年比で一定数値を削減することを義務づけ、主要国の削減率は、
日本6%、米国7%、EU8%、カナダ6%、ロシア0%などとなり、全体では5.2%の削減
を目指したものとなりました。
我が国においては、行政・民間において「サステイナブル(Sustainable):持続可
能な、、、」というフレーズが多用されており、循環型社会白書には「世界に発信する我が国の
循環型社会づくりへの改革」 と銘打ち諸対策の報告もあり、平成16年のG8サミットにおけ
る「3Rイニシアティブ」を踏まえ、本年3月に東京で開催した「3Rイニシアティブ高級事務
レベル会合」など国際的に進められている3R(リデュース・リユース・リサイクル)の取り組
みなどの現状を紹介しながら国際的な、持続可能な循環型社会の実現に向けた考え方を示すと報
告されております。
この様な中、当社は経営トップの「鋳造工場はエネルギー多消費型産業であり、地球環境負荷
率が大きい」という環境保全に対する真摯な認識から「環境にやさしい企業を目指そう」を合言
葉に、純粋で高邁なコンセプトを指針とし活動を続けてきました。
当社の登録認定は比較的早く、1999年(平成11年)9月に登録認定となり、やがて7年目
になりましたが、更に着実な環境保全活動を推進するため、本年度は下記項目1-1)環境方針
の改定、1-2)省エネプロジェクトの立ち上げ、を行って参りましたのでその概要と共に各部
署の報告をさせて頂きます。
1-1)当社環境方針の改定
環境方針改定の趣旨は、a)事業業種内容の明確化。b)組織の活動、製品及びにサービスの
性質規模及び環境影響に対して適切であること。c)「環境配慮型ものづくりを目指す」の項目
を新たに追加する。であり、改定は旧来の環境方針に対し、平成18年5月31日に発効されま
した。
特に、c)「環境配慮型ものづくりを目指す」の項目は新たに追加されたものであり、今後、海
外との輸出入に際しての特定有害物質を考慮し「WEEEとRoHS指令」への対応を製品開発・
技術・製造の時点から検討すべく新たに加えたものとしました。
<環境理念>
株式会社岡本は「鋳物は物つくりの原点である、人と地球に優しい鋳物つくりを目
指そう!!」を、環境基本コンセプトとし、「地球環境保全は、かけがえのない地
球にとって最重要課題」との認識のもと、環境負荷軽減に努めると共に、循環型社
会の形成を目指し社会的責務を果たします。
<環境方針>
株式会社岡本は、鋳造技術を駆使した工程から造り出される、鋳造品を用いた水道
部品・建材品・一般産業向け商品などの製造・販売などを行っており、この事業活
動において生産活動と環境の調和を図るため、環境マネジメントシステム( EMS:
Environmental
Management
Systems )の継続的改善を図り、下記の条項を順守し
-2-
これを全員で推進します。
<順守条項>
1.当社は、環境に関連する法令、規制、条例及び当社が同意した、その他の要求事項を順守
します。
2. 当社は、省エネルギー・廃棄物の低減を重点としたEMSの継続的な改善を進めます。
(旧、環境方針:汚染予防の重点としたを、より明確にしたEMS活動とした)
3.当社は、製品企画・開発・設計段階から環境配慮型ものづくりを目指し、環境保全を推進
します。
(国の大きな流れの中で「環境配慮型ものづくり」を明言し、企画・開
発設計・製造の工程からリスクを排除する体制とする)
4.当社は、環境改善の目的目標を明確にし、定期的に見直しを行い、環境保全活動を推進し
ます。
5.当社は、環境監査を実施し、環境の維持改善を図ります。
6.当社で働く、又は、当社のために働く全ての人に環境方針を周知し、環境の向上に努めま
す。
1-2)省エネプロジェクトの立ち上げ
当プロジェクトの立ち上げの主因は、昨年から続く原油の急騰に伴う諸物価の値上がり傾向と
電力料金値上がり懸念に対する対応策がきっかけであったが、電力量の削減は工場経費削減ひい
ては環境負荷低減に直結し、経営と環境改善の両立に繋がる「環境経営」を目指し発足させたも
のである。
当社の趣旨に対して電力供給者である中部電力株式会社・岐阜支店様のご協力もあり、中部電力
株式会社
岐阜支店
営業部
法人営業グループ様から6名、当社から6名の計12名(プロジ
ェクトリーダー:吉本則雄職長)として10月3日に発足し、即、実施に入りました。
<省エネプロジェクトの活動推移>
1. エネルギー診断と手順
(1) 診断スケジュールの決定、診断目標の確認
(2) 事前調査(現状の把握、データー分析)
(3) 事前調査による設備診断ポイントの絞込み
(4) 設備診断(ウォークスルー)、必要に応じてデーター計測
(5) 診断に基づく詳細検討
(6) 報告書作成
(7) 報告、提案
(8) 対策案の実施
(9) 結果の確認
2.エネルギー診断実施期間
平成17年10月~平成18年1月末
エネルギー診断担当者:法人営業グループ
3. エネルギー診断に伴って岡本側から中部電力様へ提出した資料一覧
-3-
番
号
書
類
名
備
考
1
単線結線図
ウォークスルー前
2
電灯・動力幹線系統図(単線結線図詳細)
〃
3
建屋平面図
〃
4
工場レイアウト図(生産機器配置図)
〃
5
生産設備機器リスト(仕様一覧表)
〃
6
生産ラインタイムスケジュール(機器稼動状況)
〃
7
圧縮空気設備系統図
〃
8
冷却水系統図(井戸水系統含む)
〃
9
空調機器一覧表(スポットクーラー、扇風機含む)
〃
10
誘導炉取扱説明書
詳細検討時
11
生産ライン各機器の取扱説明書
〃
12
都市ガス月別使用量
〃
*今回は主電力使用工場である、鋳造工場・FF工場に限定し診断ポイントとしました。
4.省エネ診断のポイント絞込み
10月26日に第二回目の会合として勉強会を開いた。
設備群ごとの
(1)考えられる省エネ項目
(2)現状
(3)改善案
(4)効果予想と今後の進め方
(5)説明資料
一覧表を作成し今後の進め方として①今回実施
②岡本単独実施
③来年以降実施
④実施しない、を各設備群ごとに決めました。
5.ウォークスルー確認ポイントの選定
11月4日
ポイントを決め計測器の取付を行う設備を絞り込み次のページの一覧表のように取付け場
所を決めました。
6.ウォークスルー実施(13:30から)
11月16日
ウォークスルーとは、計測機器を取り付け省エネ対策ポイント・改善箇所などの探り出しを
行う行為をいい、当社工場内を当社担当者と中部電力様両者が立ち会いで、現状設備の位置、
設備の操業状態を確認し、11月22日から下記設備に対し「データーロガー」を取付けて
データー収集を行うためのものであり、当日、取付け場所の確認を行いました。
測定項目一覧
-4-
測定個所
(機器名称)
測定目的
測定項目
測定期間
測定器名称
低周波炉
30分ごとの電力量
(ロードカーブ)測定
による電力原単位等
省エネポイントの確
認
電力量
1 週間
クランプオンハイ
パワーテスター
電力アナライザー
1号、2号、
3号
冷却水ポンプ
1台
(低周波炉付属)
低周波炉稼動中のポ
ンプ稼動状況把握
電流
1 週間
クランプロガー
1号炉用ポンプ
電流
1 週間
クランプロガー
事務所北側
55kw1台
電流
1 週間
クランプロガー
NC4号機
電流
1 週間
クランプロガー
キングミル
アイリッヒミキサー
コンプレッサー
加工機
(NC4号機)
砂処理ライン
混練機
集塵機及び集塵
対象機器
エアー漏れ対策前の
状況把握(対策後と
比較)
稼動状況の把握によ
る付属機器のタイム
チャート分析
各ミルの電流変化に
よる無負荷運転時間
を把握し停止可能時
間を探る
集塵機ファンのイン
バーター化の有効性
を確認する
操業中の運転状態把
握と運転不要な時間
同上
帯を特定し停止可能
時間を探る
鋳造工場全体のライ
ンごとの操業状態を
鋳造工場全体
(各ライン制御 把握し電力原単位を
引き下げるためのポ
盤)
イントを探す
電流
1 週間
クランプロガー
電流
1 週間
クランプロガー
電流
1 週間
クランプロガー
取付け場所
自硬性集塵機と
シェーカー
ショット集塵機と
ショット(太洋2
基)
自硬性集塵機
BMD集塵機
新東ショット集塵機と
新東ショット
BMD 造型ライン
BMD 砂処理ライン
BMD 製品処理ライン
自硬性ライン
・一覧表の取付け場所選定と、実際に現地を見て廻り計器の取付け個所を確認した。
取付けは 11/22
am10:00~12:00 で行う。
(キングミル、アイリッヒミキサーは昼休みに行う)
取外しは 12/2
am10:00~12:00 で行う。
(キングミル、アイリッヒミキサーは昼休みに行う)
コンプレッサーは11/16作業終了後から pm19:00まで収集済み(ベンチマーク)
・原単位変動の要因を探るため、電気炉3基、BMD 造型機、砂処理ライン、アイリッヒミキサ
ー、キングミル、自硬性砂処理・ライン、自硬性集塵機、ショット集塵機及びショット、エア
ーコンプレッサー2台の各スイッチ投入時刻、切りの時刻を11/24~11/30の間記
録する。
・FF 工場
NC4号機の稼動状況を11/24~11/30の間記録する。
12/2以降に機器を取り外し、その後データー回収とデーター分析を行った。
7.エネルギー効率利用に関する提案書(中間報告)12月28日
-5-
(1)鋳造工場におけるエネルギー使用状況
(2)省エネ効果の一覧表(まとめ)
(3)各設備の項目、現状、改善策、検討結果(年間エネルギー削減量、年間削減額、計算の
概要、実施判断)を記入した一覧表
8.各設備ごとの計測データーのグラフ(多数)
以上の内容で3の省エネ効果の一覧表(添付資料 1 参照)は運用改善により省エネできる項
目と設備投資により省エネできる項目とに区分されています。
岡本側にて設備改修の見積書をとり、最終報告の中に織り込み2月28日に最終報告会を行い
ました。
結果
運用改善による省エネ効果
設備投資による省エネ効果
エネルギー削減量
226.9[MWh]/年
エネルギー削減量
332.1〔MWh]
年間削減額
2,042〔千円/年〕
年間削減額
2,989〔千円/年〕
CO2削減量
85.77〔ton-CO2/年〕 CO2削減量
211.31〔ton-CO2/年〕
平成17年9月~平成H18年8月まで1年間のCO 2 発生量は2438t-c/年でありまし
たが、実施開始から8ヶ月間の省エネ電力量は約24,000kwh、CO 2量換算で91tc/8ヶ月間となりました。
計算上では91/(2438+91)×100=3.6%
のCO2削減効果となり年間を通ず
れば5%以上の削減が期待できることが判明しました。
省エネ実施状況
運用改善による省エネの項目中、大型集塵機および大型ミル等の途中停止はモーター破損の恐
れが有り実施しておりませんが、その他の項目では朝のスタート時間を am7:50に遅らせ、
また昼休みの間は極力停止しております。不要な電灯の消灯実施も含め省エネ効果の維持に努
めております。
設備投資による省エネ効果では FF 工場のエアコン(インバーター式)4台の更新を実施しま
した。
-6-
添付資料1
鋳造工場における項目別省エネ効果一覧表
8.1 鋳造工場における項目別省エネ効果一覧表 設備区分
提 案 項 目
照明設備
空調設備
冷却水設備
運
用
改
善
集塵設備
BMDライン
年間エネルギー削減
量
一次エネルギー
削減率
換算値
削減率 概算投資額 回収年
年間削減額
[GJ/年] [%] [千円/年] [%]
[千円]
年間CO2削減量
削減率
[年] [ton-CO2/年] [%]
1. 昼休み時間帯等の水
銀灯消灯
電気
3.6 [MWh]
32.0
0.07
32
0.04
1.34
0.07
2. スポットクーラーの
不要時停止
電気
1.0 [MWh]
8.6
0.02
9
0.01
0.36
0.02
3. 扇風機の不要時停止
電気
0.2 [MWh]
1.6
0.00
2
0.00
0.07
0.00
4. 低周波炉冷却水ポン
プの不要時停止
電気
28.0 [MWh]
251.7
0.54
252
0.32
10.57
0.54
5. 高周波炉冷却水ポン
プの不要時停止
電気
18.9 [MWh]
170.1
0.37
170
0.22
7.14
0.36
6. 井戸水ポンプの不要
時停止
電気
25.8 [MWh]
231.8
0.50
232
0.29
9.74
0.49
7. BMD集塵機(ファ
ン)の不要時停止
電気
50.7 [MWh]
456.3
0.98
456
0.58
19.16
0.97
8. 新東ショット集塵機
(ファン)の不要時停止
電気
19.8 [MWh]
177.8
0.38
178
0.23
7.47
0.38
9. 太洋ショット集塵機
(ファン)の不要時停止
電気
11.2 [MWh]
101.0
0.22
101
0.13
4.24
0.22
10. 自硬性集塵機(ファ
ン)の不要時停止
電気
13.0 [MWh]
117.0
0.25
117
0.15
4.91
0.25
11. BMD砂処理ライン
の不要時停止
電気
14.8 [MWh]
133.4
0.29
133
0.17
5.60
0.28
12. BMD製品処理ライ
ンの不要時停止
電気
4.2 [MWh]
37.4
0.08
37
0.05
1.57
0.08
13. BMD造型ラインの
不要時停止
電気
12.0 [MWh]
107.6
0.23
108
0.14
4.52
0.23
14. アイリッヒミルの不
要時停止
電気
14.3 [MWh]
128.7
0.28
129
0.16
5.41
0.27
15. キングミルの不要時
停止
電気
9.1 [MWh]
81.9
0.18
82
0.10
3.44
0.17
0.01
自硬性ライ 16. 自硬性ラインの不要
ン
時停止
小 計
電気
0.6 [MWh]
5.1
0.01
5
0.01
0.21
電気
226.9 [MWh]
2,042.0
4.38
2,043
2.59
85.77
4.35
1. 休日、夜間等におけ
る変圧器の停止
電気
13.0 [MWh]
116.8
0.25
117
0.15
570
4.9
4.91
0.25
2. 高効率変圧器の採用
【変圧器更新に同調】
電気
12.1 [MWh]
108.6
0.23
109
0.14
567
5.2
4.56
0.23
3. 高効率照明の採用
【水銀灯更新に同調】
電気
44.8 [MWh]
402.9
0.86
403
0.51
613
1.5
16.92
0.86
ボイラ設備
4. 給湯用温水配管への
保温取付による放熱低減
灯油
[kL]
2.6
0.01
5
0.01
26
5.2
0.18
0.01
圧縮空気設備
5. 圧縮空気系統のエア
漏れ低減
電気
31.2 [MWh]
280.8
0.60
281
0.36
280
1.0
11.79
0.60
冷却水設備
6. 低周波炉冷却水ポン
プのインバータ化
電気
30.3 [MWh]
272.7
0.59
273
0.35
3,000
11.0
11.45
0.58
7. BMD集塵機ファン
のインバータ化
電気
59.2 [MWh]
532.7
1.14
533
0.68
4,900
9.2
22.37
1.13
8. 新東ショット集塵機
ファンのインバータ化
電気
22.6 [MWh]
203.8
0.44
204
0.26
1,300
6.4
8.56
0.43
9. 太洋ショット集塵機
ファンのインバータ化
電気
44.1 [MWh]
396.9
0.85
397
0.50
3,000
7.6
16.67
0.84
10. 自硬性集塵機ファン
のインバータ化
電気
41.0 [MWh]
368.6
0.79
369
0.47
4,150
11.2
15.48
0.78
11. 集塵機ファンの省エ
ネVベルト採用【Vベル
ト更新に同調】
電気
33.9 [MWh]
305.1
0.65
305
0.39 今後ご検討
12.82
0.65
電気
灯油
332.1 [MWh]
0.1 [kL]
2,989.0
2.6
6.41
0.01
2,991
5
125.54
0.18
6.36
0.01
電気
559.0 [MWh]
5,031.1
10.80
2.6
0.01
受変電設備
照明設備
設
備
投
資
集塵設備
小 計
総 合 計
灯油
0.1
0.1
[kL]
-7-
3.80
0.01
18,380
26
平均
6.3
5,034
6.39
18,380
211.31
10.71
5
0.01
26
0.18
0.01
3
◇ 年間エネルギー消費量 電力:5,081,724[kWh/年](45,736[GJ/年]) 都市ガス:10,355[m ](426[GJ/年]) 灯油:12,000[L/年](440[MJ/年]
1日~H17年10月31日弊社実績データ 都市ガスおよび灯油:貴社ご提示実績データ〕
◇ 年間エネルギー料金 電力:76,619[千円/年] 都市ガス:1,310[千円/年] 灯油:840[千円/年]
月31日弊社実績データ 都市ガスおよび灯油:貴社ご提示実績データ〕
◇ 年間CO 2 排出量 電力:1,921[ton-CO2/年] 都市ガス:22[ton-CO2/年] 灯油:30[ton-CO2/年] 3
位:0.378[kg-CO2/kWh] 都市ガスCO2排出原単位:2.108[kg-CO2/m N] 灯油CO2排出原単位:2.492[kg-CO2/L]〕
◇ 概算投資額の※印は、弊社試算による参考価格です。
項 目
投 資 額 の 試 算
・高効率変圧器:(貴社による概算)1,700,000[円]
高効率変圧器への取替(3
・既設同等変圧器:(弊社調査による一般的価格比)1,700,000÷1.5≒1,133,000[円] 差額:
00kVA×1台)
1,700[千円]-1,133[千円]=567[千円]
高効率照明への取替(水銀 ・高効率照明:(貴社による概算)1,226,000[円]
灯全数をメタルハライドラン ・既設同等照明:(弊社調査による一般的価格比)1,226,000÷2=613,000[円] 差額:1,226[千円]
プへ交換)
-613[千円]=613[千円]
給湯用温水配管への保温取 ・材工共(月間建設物価の保温工事費より):3,000[円/m]×5[m]×1.7(経費率)=25,500[円]≒26[千
付(65A直管×5m相当) 円]
・工事費(月間建設物価の公共工事設計労務単価配管工より):17,600[円/人工]×0.5[人工/箇
圧縮空気系統のエア漏れ低
所]×14[箇所]×1.7(経費率)=209,440[円]
減(14箇所のエア漏れ修
・材料費:想定5,000[円/箇所]×14[箇所]=70,000[円] 合計:209,440+70,000=279,440≒280[千
理)
円]
集塵機ファンの省エネVベ
・対象の省エネVベルトについて、メーカにて製品開発中により、開発完了後ご検討いただく。
ルトへの取替
添付資料2
FF工場における項目別省エネ効果一覧表
9.1 FF工場における項目別省エネ効果一覧表 設備区分
運
用
改
善
設
備
投
資
提 案 項 目
年間エネルギー削減
量
概算投資
一次エネルギー
年間削減
削減率
削減率
額
換算値
額
回収
年
[千円/
[%] [千円]
[GJ/年] [%]
年]
[年
[ton-CO2/年] [%]
]
年間CO2削減量
削減率
1. 昼休み時間帯等の蛍光灯消灯
電気
0.5 [MWh]
4.8
0.14
6
0.11
0.20
0.14
2. 窓際自然光利用による蛍光灯消灯
電気
0.4 [MWh]
3.7
0.11
4
0.07
0.16
0.11
電気
1.0 [MWh]
8.6
0.25
10
0.18
0.36
0.25
1. 蛍光灯の反射板取替による照度アップ
【蛍光灯機器更新に同調】
電気
4.0 [MWh]
36.0
1.07
43
0.77
1.51
1.07
2. 高効率照明の採用【蛍光灯更新に同
調】
電気
1.0 [MWh]
8.6
0.26
10
0.18
0.36
0.26
3. 高効率空調機の採用【空調機更新に同
調】
電気
5.3 [MWh]
47.7
1.41
200
3.56
0.0
2.01
1.41
電気
10.3 [MWh]
92.4
2.74
253
4.51 178
平均
3.88
2.74
電気
11.2 [MWh]
2.99
263
4.68 178
1.7
4.24
2.99
照明設備
小 計
照明設備
空調設備
小 計
総 合 計
174
101.0
※
4 ※
3.3
◇ 年間エネルギー消費量 電力:375,388[kWh/年](3,378[GJ/年]) 〔 H16年11月1日~H17年10月31日弊社実績データ 〕
◇ 年間エネルギー料金 電力:5,614[千円/年] 〔 H16年11月1日~H17年10月31日弊社実績データ 〕
◇ 年間CO 2 排出量 電力:141.9[ton-CO2/年] 〔 電力CO 2 排出原単位:0.378[kg-CO2/kWh] 〕
◇ 概算投資額の※印は、弊社試算による参考価格です。
項 目
投 資 額 の 試 算
蛍光灯の反射板取替および高効率照明への取替
(蛍光灯と安定器全数取替)
・高効率照明:(貴社による概算)347,000[円]
・既設同等照明:(弊社調査による一般的価格比)347,000÷2=173,500[円] 差額:347[千
円]-173[千円]=174[千円]
高効率空調機への取替(8HP×4台)
・高効率空調機:(弊社市場調査による提案ソフト設定価格)6,999[千円]
・既設同等空調機:(弊社市場調査による提案ソフト設定価格)6,995[千円] 差額:6,999[千
円]-6,995[千円]=4[千円]
-8-
添付資料3
一週間の鋳造工場全体と電気炉の電力量調査結果(H17.11.24~11.30)
項目別省エネ効果一覧表
・電力取引メーターによる工場全体電力と電気炉別の電力調査を実施しました。
(動力電力は工
場全体電力と電気炉電力の差としています。
)
・操業日における電力使用状況は、電気炉及び動力ともに大きな変化はみられません。しかし、
鋳造予定表によるBMD鋳込み重量は日々変動しています。
電力量と鋳込み予定重量の状況
16,000
30000
25000
12,000
10,000
20000
8,000
15000
6,000
10000
4,000
5000
2,000
0
0
11月24日 11月25日 11月26日 11月27日 11月28日 11月29日 11月30日
電気炉電力量
動力電力量
鋳込み重量
11月24日
2500
2000
1500
1000
500
動力
1号炉
-9-
2号炉
3号炉
22
:0
0
20
:0
0
18
:0
0
16
:0
0
14
:0
0
12
:0
0
10
:0
0
8:
00
6:
00
4:
00
2:
00
0
0:
00
電力量(kWh)
電力量(kWh)
14,000
BMD鋳込み予定重量(kg)
35000
18,000
動力
1号炉
- 10 2号炉
2号炉
3号炉
22
:0
0
50
45
40
35
30
25
20
15
10
5
0
22
:0
0
11月27日
20
:0
0
3号炉
20
:0
0
18
:0
0
2号炉
18
:0
0
1号炉
16
:0
0
14
:0
0
1号炉
16
:0
0
14
:0
0
動力
12
:0
0
10
:0
0
8:
00
6:
00
4:
00
2:
00
0:
00
電力量(kWh)
動力
12
:0
0
10
:0
0
8:
00
6:
00
4:
00
2:
00
0:
00
電力量(kWh)
22
:0
0
20
:0
0
18
:0
0
16
:0
0
14
:0
0
12
:0
0
10
:0
0
8:
00
6:
00
4:
00
2:
00
0:
00
電力量(kWh)
11月25日
2500
2000
1500
1000
500
0
3号炉
11月26日
2500
2000
1500
1000
500
0
動力
1号炉
- 11 -
2号炉
1000
500
0
3号炉
11月30日
2500
2000
1500
1000
500
0
3号炉
18
:0
0
16
:0
0
14
:0
0
12
:0
0
10
:0
0
8:
00
6:
00
4:
00
2:
00
0:
00
22
:0
0
1500
22
:0
0
2000
22
:0
0
2500
20
:0
0
11月29日
20
:0
0
18
:0
0
3号炉
20
:0
0
18
:0
0
2号炉
16
:0
0
2号炉
16
:0
0
1号炉
14
:0
0
1号炉
14
:0
0
動力
12
:0
0
10
:0
0
8:
00
6:
00
4:
00
2:
00
0:
00
電力量(kWh)
動力
12
:0
0
10
:0
0
8:
00
6:
00
4:
00
2:
00
0:
00
電力量(kWh)
電力量(kWh)
11月28日
2500
2000
1500
1000
500
0
添付資料4
自硬性ラインの稼動状況調査結果(H17.11.24~11.30)
・昼休みはラインを停止されているときもありますが、連続して稼動されているときがあります。
・ライン設備としては、概ね約40A(13kw相当)付近をベースとして連続稼動しています。
これは、コンベアやバケットエレベータ等によるものと考えられます。
・約15~30A(5~10kw相当)分の設備が負荷変動を繰り返しているものと考えられま
す。このうち、約10A(約3kw相当)はシェーカーの起動停止によるものと考えられます。
・日によっては、ライン中のその他の(シェーカー以外)の機器の負荷変動に変化が見られます。
自硬性ライン
80
70
電流値(A)
60
50
40
30
20
10
0
11月24日
11月25日
11月26日
11月27日
11月28日
11月29日
11月30日
11月24日 6:00~18:00
80
70
電流値(A)
60
50
40
30
20
10
0
6:00
7:00
8:00
9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00
自硬性ライン
- 12 -
シェーカ
11月25日 6:00~20:00
80
70
電流値(A)
60
50
40
30
20
10
自硬性ライン
19
:0
0
18
:0
0
17
:0
0
16
:0
0
15
:0
0
14
:0
0
13
:0
0
12
:0
0
11
:0
0
10
:0
0
9:
00
8:
00
7:
00
6:
00
0
シェーカ
11月26日 6:00~18:00
80
70
電流値(A)
60
50
40
30
20
10
0
6:00
7:00
8:00
9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00
自硬性ライン
シェーカ
11月28日 6:00~18:00
80
70
電流値(A)
60
50
40
30
20
10
0
6:00
7:00
8:00
9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00
自硬性ライン
- 13 -
シェーカ
11月29日 6:00~18:00
80
70
電流値(A)
60
50
40
30
20
10
0
6:00
7:00
8:00
9:00
10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00
自硬性ライン
シェーカ
11月30日 6:00~18:00
80
70
電流値(A)
60
50
40
30
20
10
0
6:00
7:00
8:00
9:00
10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00
自硬性ライン
- 14 -
シェーカ
添付資料5
BMDライン全体の稼動状況調査結果(H17.11.24~11.30)
・各ラインおよび集塵機は、昼休みも連続して稼動されています。
400
350
電流値(A)
300
250
200
150
100
50
0
11月24日 11月25日 11月26日 11月27日 11月28日 11月29日 11月30日
製品処理ライン
造型ライン
砂処理ライン
90kW集塵機
11月24日 6:00~18:00
300
電流値(A)
250
200
150
100
50
0
6:00
7:00
8:00
9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00
砂処理ライン
製品処理ライン
- 15 -
造型ライン
90kW集塵機
11月25日 6:00~18:00
300
電流値(A)
250
200
150
100
50
0
6:00
7:00
8:00
9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00
砂処理ライン
製品処理ライン
造型ライン
90kW集塵機
11月26日 6:00~18:00
300
電流値(A)
250
200
150
100
50
0
6:00
7:00
8:00
9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00
砂処理ライン
製品処理ライン
造型ライン
90kW集塵機
11月28日 6:00~18:00
300
電流値(A)
250
200
150
100
50
0
6:00
7:00
8:00
9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00
砂処理ライン
製品処理ライン
- 16 -
造型ライン
90kW集塵機
11月29日 6:00~18:00
300
電流値(A)
250
200
150
100
50
0
6:00
7:00
8:00
9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00
砂処理ライン
製品処理ライン
造型ライン
90kW集塵機
11月30日 6:00~18:00
300
電流値(A)
250
200
150
100
50
0
6:00
7:00
8:00
9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00
砂処理ライン
製品処理ライン
造型ライン
90kW集塵機
最後に、当社が起案した「省エネプロジェクト発足」の趣旨をご理解して頂き、電力供給者の
お立場でありながら、電力使用量削減という目標に対し、省エネ活動への着眼点の指導、測定
機器の貸与、データー収集と膨大な量の資料作製および効果金額の算出まで真摯にご協力頂き
ました、中部電力株式会社
岐阜支店様に対し深い敬意と感謝を申し上げ、特に先頭に立って
推進頂きました、中部電力岐阜支店・法人営業グループの皆様に心より御礼申し上げます。
尚、今回の「省エネプロジェクト」は当社の鋳造工場・機械加工工場(FF工場)の省エネ対
策の完了をもって解散となりますが、その間に学ばさせて頂いた手法・経験を生かし更に、他
部署・協力工場など当社に関連する場所にも指導・採用を展開し、環境方針に示した「生産活
動と環境の調和を図る」ため努力をする決意であります。
- 17 -
1-3)生産体制
前年に引き続き、公共事業関連は落ち込みをしましたが、社内鋳造の生産量については、309
トンの増産をすることが出来ました。管材は35トン、建材は68トン落ち込み、素形材が41
2トン増えました。
社内加工高については、ミスミ様の売上減による影響で、僅か200万円の増加しかできません
でした。期中横型マシニングセンターの増設を行ないましたが、新規取り入れなど対応が遅く加
工高を増やすまでには至りませんでした。
1-4)環境保全体制
環境マニュアルも2004年度版になり、1年運営を行ないました。途中外部審査によるサーベ
イランスには、不足するところを指摘受け、対応を行ないました。今年、中部電力様の協力を得
て、始めた省エネプロジェクトは、工場設備の管理を十分行なうことで、かなりの効果を得るこ
とができるようになりました。
1-5)当社における CO2排出量の改善状況
ISO14001取得前の生産量及びCO2排出量を100として取得後 1 年目(99’8~00’
8)
、2年目(00’9~01’8)
、3年目(01’9~02’8)
、4年目(02’9~03’
8)
、5年目(03’9~04’9)
、6年目(04’9~05’8)
、
7年目(05’~05’8)の推移をグラフにしました。
昨年と比較し、生産重量は4.4%増え、CO2発生量は3.0%増えました。
生産重量の増加率よりCO2発生量の増加率の方が少なく、効率の良い操業であったと思います。
年度
生産重量(%)
98'9~99'8
99'9~00'8
00'9~01'8
01'9~02'8
02'9~03'8
03'9~04'8
04'9~05'8
100
93.7
78.0
39.4
35.0
40.2
38.3
-6.3
-15.7
-38.6
-4.4
+5.2
-2.0
89.1
76.7
54.4
44.9
53.1
49.5
-10.9
-12.4
-22.3
-9.5
+8.2
-3.6
前年比(%)
CO2 排出量(%)
100
前年比(%)
年度
05'9~06'8
生産重量(%)
42.7
前年比(%)
4.4
CO2 排出量(%)
前年比(%)
51.1
3.0
- 18 -
㈱岡本CO2排出量の推移
t-c
平成18年8月20日現在
8000
5000.0
4500.0
鋳造工場電力
FF工場電力
事務所内電力
都市ガス
合計CO2量
割合
生産重量
6992 (100.0%)
6553 (89.1%)
4000.0
3500.0
7000
6000
5452 (76.7%)
4000
2500.0
2000.0
2758 (54.4%)
2813 (53.1%)
1500.0
2446 (44.9%)
t
5000
3000.0
2984 (51.1%)
3000
2675 (49.5%)
2000
1000.0
1000
500.0
0
0.0
98'9~99'8 99'9~00'8 00'9~01'8 01'9~02'8 02'9~03'8 03'9~04'8 04'9~05'8 05'9~06'8
2)生産部門における取り組みと成果
生産部門として105期の環境保全活動に付きまして、総括して報告します。
今期生産部門では、CO2の発生にかかわる電力・都市ガス・プロパン・化石燃料の監視及びCO2
の総排出量並びに産業廃棄物の低減、騒音・振動・粉塵・煤煙・悪臭の環境法規制を遵守することを
目標として環境保全活動を推進してきました。特に10月に中部電力様にお願いし、省エネ診断
を実施してもらいました。その結果設備の運用改善による省エネ効果大なる事がわかりました。
2006年度目標では、省エネ診断効果を反映させ鋳造工場電力量原単位を前年比3%削減、F
F工場電力量原単位を前年比10%削減とし増産計画の中、全体で二酸化炭素発生量1%増、産
業廃棄物は前年と同目標、一般廃棄物排出量1%削減を目標として掲げました。以下に、先期(H
7.9~H18.8)の実績報告をします。
1. 環境目標
1-1工場内電力
平成17年8月21日~平成18年3月20日の目標
(鋳造工場)
トン当たり原単位1,991kwh/t以下を守る。
- 19 -
(FF工場)
加工高当たり原単位5.05kwh/千円以下を守る。
平成18年3月21日~平成18年8月20日の目標
(鋳造工場)
トン当たり原単位1,873kwh/t以下を守る。
(FF工場)
加工高当り原単位4.05kwh/千円以下を守る。
1-2都市ガス
平成17年8月21日~平成18年3月20日の目標
トン当たり原単位4.29m3/t以下を守る。
平成18年3月21日~平成18年8月20日の目標
トン当たり原単位3.89m3/t以下を守る。
1-3灯油
平成17年8月21日~平成18年3月20日の目標
1,560L/(冬季5ヶ月)を守る。
平成18年3月21日~平成18年8月20日の目標
2,352L/(冬季5ヶ月)を守る。
1-4プロパンガス
プロパンガスの使途がフォークリフト用なので削減が難しいため監視しないことにしまし
た。但し毎月の使用量は把握し,CO2総排出量には集計することにしました。
1-5一般廃棄物(工場)
平成17年8月21日~平成18年3月20日の目標
前年実績値の2%削減
2.786t/7 ヶ月以下を維持する。
平成18年3月21日~平成18年8月20日の目標
前年実績値の1%削減
2.059t/5ヶ月以下を守る。
1-6産業廃棄物
平成17年8月21日~平成18年3月20日の目標
原単位0.287t/t以下を守る。
平成18年3月21日~平成18年8月20日の目標
前年実績の維持
原単位0.250t/t以下を守る。
- 20 -
1-7CO2総排出量
平成17年8月21日~平成18年3月20日の目標
1,451t-c/7 ヶ月以下を守る。
平成18年3月21日~平成18年8月20日の目標
979.5t-c/5ヶ月以下を守る。
1-8騒音
サイト内の騒音発生抑制【敷地境界における騒音測定値70db以下を守る(昼間時)
】
1-9振動
サイト内の振動公害抑制【敷地境界における振動測定値65db以下を守る(昼間時)
】
1-10粉塵
サイト内からの粉じん公害抑制【現状の社内基準値(0.2g/N㎥)以下を維持する】
1-11ばい煙
サイト内からのばい煙公害抑制【現状の社内基準値(0.2g/N㎥)以下を維持する】
1-12悪臭
指導基準値300又は600以下を守る。
- 21 -
2.活動内容
2-1工場内電力
鋳造工場電力
平成17年8月21日~平成18年3月20日までの7ヶ月の活動
イ)コンプレッサーの省エネ停止1台継続実施
ロ)中部電力様による省エネ診断実施
実績
1,920kwh/t/7ヶ月
達成率
103.7%
鋳造工場電力量(原単位)
原単位目標 1,991kwh/t
年間目標 5,713,000kwh
650,000
2,200
2,150
2,112
600,000
583,560
545,400
550,000
527,544
2,050
516,924
2,003
500,000
1,987
2,000
1,982
1,943
1,940
1,950
390,672
1,899
1,918
440,604
421,344
1,942
1,898
340,740
400,000
393,480
1,858
350,000
385,992
1,900
1,845
1,850
目標値1,991kwh/t
450,000
電力量(kwh)
原単位(kwh/t)
2,100
346,536
300,000
1,800
270,576
250,000
1,750
200,000
1,700
2005年4月
5月
6月
7月
8月
9月
原単位
10月
目標
11月
12月
2006年1月
2月
3月
鋳造工場電力量
平成18年3月21日~平成18年8月20日までの5ヶ月の活動
イ) エアーコンプレッサーの省エネ停止1台の実施継続
ロ)省エネ診断の結果、設備の運用改善項目の実施
実績
1,834kwh/t/5ヶ月
達成率
102.1%
鋳造工場電力量(原単位)
原単位目標 1,873kwh/t
年間目標 5,376,000kwh
2,000
600,000
1,958
1,950
485,100
489,744
500,000
459,720
425,160
目標値 1,873kwh/t
1,861
1,850
1,817
1,786
1,800
400,000
371,952
1,757
1,750
300,000
1,700
200,000
1,650
1,600
100,000
1,550
1,500
0
2006年4月
5月
6月
7月
8月
原単位
9月
10月
目標
- 22 -
11月
鋳造工場電力量
12月
2007年1月
2月
3月
電力量(kwh)
原単位(kwh/t)
1,900
FF工場電力
平成17年8月21日~平成18年3月20日までの7ヶ月の活動
イ)設備更新によるベンチマークとり
ロ)不要な照明の消灯継続
実績
4.54kwh/千円 達成率
111.3%
FF工場電力量(原単位)
原単位目標 5.05kwh/千円
年間目標 365,000kwh/年
6.00
45,000
5.56
40,627
5.18
原単位(kwh/千円)
5.23
40,000
39,712
5.02
37,494
5.00
36,259
4.88
目標値 5.05kwh/千円
4.99
35,000
4.50
30,847
30,394
27,570
3.77
4.00
4.25
31,295
電力量(kwh)
5.50
31,082
4.11
30,000
28,197
3.91
3.77
26,572
25,663
3.51
25,000
3.50
3.00
20,000
2005年4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
原単位
目標
11月
12月
2006年1月
2月
3月
FF工場電力量
平成18年3月21日~平成18年8月20日までの5ヶ月の活動
イ)FF工場エアコン4台を省エネタイプの機器に更新
ロ)不要な照明の消灯継続
5.01kwh/千円/5ヶ月
達成率
80.9%
FF工場電力量(原単位)
原単位目標 4.05kwh/千円
年間目標 351,000kwh/年
5.88
6.00
45,000
5.43
4.99
4.98
5.00
40,000
39,636
4.00
3.91
目標値 4.05kwh/千円
37,459
35,000
3.00
29,385
30,000
29,894
2.00
27,714
25,000
1.00
0.00
20,000
2006年4月
5月
6月
7月
8月
原単位
9月
10月
目標
- 23 -
11月
FF工場電力量
12月
2007年1月
2月
3月
電力量(kwh)
原単位(kwh/千円)
実績
2-2工場内都市ガス
平成17年8月21日~平成18年3月20日までの7ヶ月の活動
イ)取鍋を各ライン共通化して取鍋使用台数の削減
ロ)取鍋保温加熱時間の短縮
実績 3.42m3/t/7ヶ月
達成率 125.4%
都市ガス量(原単位)
5.6
1,200
5.7
5.4
5.5
1,100
1,023
5.0
原単位(m3/t)
4.5
968
956
1,000
950
4.1
3
3.7
847
3.7
778
900
4.0
840
818
800
3.3
3.5
802
763
3.5
目標値4.29m /t
4.1
895
4.0
765
700
3.0
3.0
都市ガス量(m3)
6.0
3
原単位目標 4.29m /t
3
年間目標 12,300m
2.8
600
2.5
2.0
500
2005年4月
5月
6月
7月
8月
9月
原単位
10月
目標
11月
12月
2006年1月
2月
3月
都市ガス量
平成18年3月21日~平成18年8月20日までの5ヶ月の活動
イ)取鍋保温加熱時間の短縮継続
実績 3.46m3/t/5ヶ月
達成率 112.4%
都市ガス量(原単位)
4.50
1,200
4.16
1,100
4.00
3.50
目標値3.89m3 /t
1,000
3.65
929
900
882
3
850
3.10
831
800
3.00
2.85
720
700
2.50
600
2.00
500
2006年4月
5月
6月
7月
8月
9月
原単位
10月
目標
- 24 -
11月
都市ガス量
12月
2007年1月
2月
3月
都市ガス量(m3)
原単位(m /t)
3.75
2-3灯油
平成17年8月21日~平成18年3月20日までの7ヶ月の活動
イ)職場を離れた時は必ず消す
実績
2,206L/冬季4ヶ月間
達成率
99.0%
灯油量
年間目標 1.56kl
(冬季4ヶ月間)
1,000
900
800
665
灯油量(㍑)
700
637
593
600
500
400
311
300
170
200
100
0
0
0
0
0
0
0
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
0
2005年4月
灯油量
12月
2006年1月
2月
3月
目標
平成18年3月21日~平成18年8月20日までの5ヶ月の活動
イ)ストーブ灯油の節約(冬季)
実績185L/冬季5ヶ月間の内残り1ヶ月間
達成率
254.3%
灯油量
年間目標 2.352kl
(冬季5ヶ月間)
1,000
900
800
700
灯油量(㍑)
600
500
400
300
200
185
100
0
0
0
0
5月
6月
7月
8月
0
2006年4月
9月
灯油量
- 25 -
10月
11月
目標
12月
2007年1月
2月
3月
2-4プロパンガス(使用量のみ CO2 に算入)
平成17年8月21日~平成18年3月20日までの7ヶ月の活動
実績
2,257kg/7ヶ月
プロパン量
400
350
300
使用量(kg)
250
200
150
100
50
0
2005年4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
2006年1月
2月
3月
プロパン
平成18年3月21日~平成18年8月20日までの5ヶ月の活動
1,697kg/5ヶ月
プロパン量
450
400
350
300
使用量(kg)
実績
250
200
150
100
50
0
2006年4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
プロパン
- 26 -
11月
12月
2007年1月
2月
3月
2-5一般廃棄物(工場)
平成17年8月21日~平成18年3月20日までの7ヶ月の活動
イ)分別回収の徹底と維持及び省資源
実績
2.789t/7ヶ月
達成率99.8%
月目標 年間目標
工場 0.3975t 工場 4.77t
事務所 0.24t 事務所 0.288t
一般廃棄物量
0.700
0.593
0.584
0.600
0.485
0.500
廃棄物量(t)
0.431
0.416
0.405
0.399
0.400
0.381
0.364
0.364
0.329
0.323
0.284
0.300
0.247
0.206
0.207
0.185
0.200
事務所目標値
0.24t
0.214
0.169
0.111
0.078
0.219
0.277
0.270
0.248
0.244
0.100
0.470
工場目標値
0.3975t
0.407
0.397
0.166
0.165
0.156
0.101
0.074
0.067
0.055
0.000
2005年4月
5月
6月
7月
8月
リサイクル紙
9月
事務所
10月
工場
11月
事務所目標
12月
2006年1月
2月
3月
工場目標
平成18年3月21日~平成18年8月20日までの5ヶ月の活動
イ)分別回収の徹底と維持及び省資源
1.905t/5ヶ月
達成率
108.1%
一般廃棄物量
月目標 年間目標
工場 0.411t 工場 4.94t
事務所 0.241t 事務所 2.90t
0.500
0.448
0.450
0.404
工場目標値
0.411t
0.399
0.400
0.356
0.350
0.306
廃棄物量(t)
実績
0.298
0.300
0.263
0.239
0.250
事務所目標値
0.241t
0.218
0.200
0.191
0.178
0.150
0.123
0.108
0.100
0.126
0.072
0.050
0.000
2006年4月
5月
6月
7月
リサイクル紙
8月
事務所(t)
9月
工場(t)
- 27 -
10月
11月
事務所目標
12月
工場目標
2007年1月
2月
3月
2-6産業廃棄物
平成17年8月21日~平成18年3月20日までの7ヶ月の活動
イ)
分別回収の徹底と維持
ロ)
省資源
実績
0.251t/t/7ヶ月
達成率114.4%
産業廃棄物量 (原単位)
原単位目標 0.287t/t
年間目標 822.3t/年
90.000
0.350
81.462
80.000
0.290
0.286
原単位(t/t)
0.268
69.899
0.259
0.250
0.265
目標値0.287t/t
72.070
0.262
70.000
0.254
重量(t)
0.300
0.250
0.218
0.230
0.216
58.802
0.206
58.132
60.000
56.881
0.200
53.805
50.458
50.000
44.479
0.150
49.131
40.000
39.021
33.997
30.000
0.100
2005年4月
5月
6月
7月
8月
9月
原単位
10月
目標
11月
12月
2006年1月
2月
3月
産業廃棄物量
平成18年3月21日~平成18年8月20日までの5ヶ月の活動
イ)分別回収の徹底と維持
ロ)省資源
0.277t/5ヶ月
達成率90.3%
産業廃棄物量 (原単位)
原単位目標 0.25t/t
年間目標 784.1t/年
75.000
0.350
72.487
71.874
70.000
0.304
66.256
0.297
65.000
65.677
0.265
0.264
0.262
60.747
60.000
目標値0.25t/t
0.250
55.000
50.000
0.200
45.000
40.000
0.150
35.000
30.000
0.100
2006年4月
5月
6月
7月
8月
9月
原単位
10月
目標
- 28 -
11月
産業廃棄物量
12月
2007年1月
2月
3月
重量(t)
0.300
原単位(t/t)
実績
2-7CO2総排出量
平成17年 8 月21日~平成18年3月20日までの7ヶ月の活動
実績
1473.3t-c/7ヶ月
達成率
98.5%
月目標 207.3(t-c)/月
年間目標 2,487(t-c)/年
総CO2排出量
※CO2排出量=燃料使用量×単位発熱量×排出係数
300.0
300.00
244.7
250.0
188.6
総CO2排出量(t-c)
200.0
207.25
197.1
200.00
176.0
150.0
250.00
236.9
225.6
221.2
175.2
172.6
156.2
149.6
150.00
125.0
100.0
100.00
50.0
50.00
0.0
0.00
2005年4月
5月
6月
7月
8月
9月
合計
10月
11月
12月
2006年1月
2月
3月
目標
平成18年3月21日~平成18年8月20日までの活動
実績
964.9t-c/5ヶ月
達成率101.5%
総CO2排出量
月目標 195.9(t-c)/月
年間目標 2,351(t-c)/年
※CO2排出量=燃料使用量×単位発熱量×排出係数
300.0
250.0
209.2
204.2
総CO2排出量(t-c)
200.0
201.4
182.9
195.90(t-c)
167.2
150.0
100.0
50.0
0.0
2006年4月
5月
6月
7月
8月
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
9月
10月
11月
12月
2007年1月
2月
3月
合計
目標
- 29 -
2-8騒音
平成17年8月21日~平成18年8月20日までの活動
イ)
社内的には設備点検をチェックリストで実施、確認。
ロ)
岐阜県公衆衛生センターでの年1回測定実施した。この測定結果で監視を行った。
70dB 以下に対し、H17年11月実施し全個所基準値以下を確認。
(№1、№2で MAX
65dB)
2-9振動
平成17年8月21日~平成18年8月20日までの活動
イ) 社内的には設備点検をチェックリストで実施、確認。
ロ) 岐阜県公衆衛生センターでの年1回測定実施した。この測定結果で監視を行った。
65dB 以下に対し、H17年11月実施し全個所基準値以下を確認。
(№7で MAX56dB)
2-10粉じん
平成17年8月21日~平成18年8月20日までの活動
イ)社内的には設備点検をチェックリストで実施、確認。
ロ)岐阜県公衆衛生センターでの年1回測定実施した。この測定結果で監視を行った。
H17年11月実施し集塵機より排出される粉じん量の社内基準0.2
g/Nm3以下を全個所基準値以下である事を確認。
2-11ばい煙
平成17年8月21日~平成18年8月20日までの活動
イ)社内的には設備点検をチェックリストで実施、確認。
ハ) ロ)岐阜県公衆衛生センターでの年1回測定実施した。この測定結果で監視を行った。
H17年11月に測定した結果、ばい煙については0.01g/Nm3以下であり、K値は
0.1、窒素酸化物濃度はO2
12vol%換算値
32
volppm未満と基準値内
で操業されている事を確認した。
ばい煙側定は社内規定で年1回測定と定めていましたが年2回以上の測定が必要とわかり、
社内規定を変更するとともに不具合報告書を発行しました。以後年2回の測定を実施します。
2-12悪臭
平成17年8月21日~平成18年8月20日までの活動
イ)岐阜県公衆衛生センターでの年1回測定実施した。3箇所の集塵機排出口にて実施、この測
定結果で監視を行った。
平成17 年11 月に行い、いずれも臭気指数Yは指導基準値300又は(600)以下の基
準値ですが、溶解炉、自硬性集塵機はクリアしましたがBMD集塵機はオーバーしました。
設備予算を取り集塵機炉布を交換します。そして不具合報告書を発行しました。
- 30 -
3.総括
先期に引き続き、ISOの年度を4月~3月としたので、本環境報告書でいう事業年度9月~8
月は非常に報告し辛く、読まれる側には判読され難い報告となることをご理解とご注意願います。
鋳造工場においては、生産量が増えたことが寄与し、使用電力料の原単位換算では達成できまし
た。また、FF工場においては、加工高が思うように上げることが出来なかったことによって後
半目標値を下回る結果となってしまいました。FF加工工場のエアコンは、今年夏前に更新をし、
省エネタイプを設置しました。
また、従前より継続しています工場から公害を発生させないように十分な設備維持と監視を続け
てまいります。
さらに、従業員への環境に対する指導を行い、地道な取組みによって目標を達成したいと考えて
おります。
また、経営という面からも、省エネ運動を始めとする環境影響の低減イコール生産性向上という
切り口からすれば、環境マネジメントシステムの運営による結果、原価低減の効果が得られるた
め、今後も強力に推進してゆく活動の一環であることを再確認し、これからもマネジメントプロ
グラムを積極的に実施してゆく所存であります。
生産部門長
三島雅人
3)事務部門における取り組みと成果
事務部門としての環境保全活動につきまして、今期の取組みを総括して報告します。
今期事務部門では、CO2、廃棄物の環境側面に対して地球温暖化防止、省エネルギー、省資源
を目的として環境保全活動を推進して参りました。
環境目標は、CO2に関しましては電力、ガソリン、軽油の使用量、廃棄物に関しましては一
般廃棄物の排出量、事務用紙の使用量を管理項目とし、各々の削減目標を各々の年度で設定し活
動を推進して参りました。下記にその目標、活動内容及び結果を報告させて頂きます。
1.
環境目標
1-1.電力
平成17年3月21日~平成18年3月20日の年度目標
平成16年3月21日~平成17年3月20日の年度目標への再トライ
(190,000Kwh/年)
平成18年3月21日~平成19年3月20日の年度目標
平成17年3月21日~平成18年3月20日の実績の0.8%削減
(185,000Kwh/年)
1-2.ガソリン
平成17年3月21日~平成18年3月20日の年度目標
平成16年3月21日~平成17年3月20日の年度目標への再トライ
(20.55K㍑/年)
- 31 -
燃費効率目標=12.62Km/㍑
平成18年3月21日~平成19年3月20日の年度目標
(15.50K㍑/年)
燃費効率目標=12.18Km/㍑
1-3.軽油
平成17年3月21日~平成18年3月20日の年度目標
平成16年3月21日~平成17年3月20日の年度目標への再トライ
(15.23K㍑/年)
燃費効率目標=11.09Km/㍑
平成18年3月21日~平成19年3月20日の年度目標
(12.65K㍑/年)
燃費効率目標=9.14Km/㍑
1-4.一般廃棄物
平成17年3月21日~平成18年3月20日の年度目標
平成16年3月21日~平成17年3月20日の年度目標への再トライ
事務所目標=2.88㌧/年
平成18年3月21日~平成19年3月20日の年度目標
平成17年3月21日~平成18年3月20日の実績の15.0%削減
事務所目標=2.90㌧/年
1-5.事務用紙
平成17年3月21日~平成18年3月20日の年度目標
平成16年3月21日~平成17年3月20日の実績の1.9%の購入量削減
(225,000枚/年)
平成18年3月21日~平成19年3月20日の年度目標
平成17年3月21日~平成18年3月20日の実績の4.8%の購入量削減
(210,000枚/年)
2.
活動内容
2-1.電力
電力消費量の多い施設及び使用頻度の高い施設として、エアコン、パソコン、プリンター、コ
ピー、電気照明灯等の主要電気設備を取り上げ、各々の管理手順を定め、使用量削減につながる
活動を推進して参りました。エアコンにつきましては、夏季、冬季の設定温度の管理の徹底をは
かると共に、朝、夜のタイマー設定による電源の ON/OFF 管理の徹底を計って参りました。
また、パソコンに関しては、主電源及びディスプレイの ON/OFF 管理の徹底を強化して参り
ました。これらの活動については、各部門で定期的なチェックを必ず実施し、確実な実施を継続
して参りました。又、各部門において、エレベーターの使用抑制の啓蒙活動を実施し、仕様電力
の削減に努めて参りました。他の施設に関しては、共通の活動として不使用時の電源 OFF の徹
- 32 -
底をはかると共に月1回の定期清掃を実施し、施設のメンテナンスに努め、電力使用量の削減に
努めて参りました。
2-2.ガソリン、軽油
社有車で使用するガソリン、軽油を取り上げ、車輌毎の点検清掃の徹底を計り、燃費の向上に
よる使用量削減を目指すと共に、経済走行の徹底を計る目的で各部において定期的にヒヤリング
を実施し、意識啓蒙を計って参りました。
特に管理項目の燃費効率を毎月チェックし、経済走行の効果確認を実施して参りました。
2-3.一般廃棄物、事務用紙
廃棄物管理手順により、分別収集の徹底を計る事と発生量の削減を目的に事務用紙の使用量削
減をペーパーを排出する事務機器の管理手順で定める事と情報伝達の電子化を進める事で推進
して参りました。
コピー機の使用においては使用時の裏紙使用の促進を計り、事務用紙の使用量削減に努めて参
りました。外部より送信される FAX 情報は、全て社内においてメールにより送受信させる事に
より、ペーパーレス化を推進して参りました。又、パソコンより出力する印刷は、両面印刷を標
準仕様とし、使用量の削減に努めて参りました。更に新たなソフト「Docu Works Desk」の活
用により、紙の使用量削減に努めて参りました。
- 33 -
3.結果
3-1.電力
平成17年3月21日~平成18年3月20日
電力使用量=186,520Kwh(目標=190,000Kwh)
電力量 (事務部門)
年間目標 190,000kwh
月目 標 15,833kwh
23,000
21,246
21,000
19,060
19,618
19,000
17,000
18,588
16,611
16,540
電力量(kwh)
19,014
17,819
16,856
16,469
15,897
15,828
15,277
15,000
13,585
13,000
17,755
13,908
13,355
14,031
14,043
13,096
12,634 12,133
11,794
11,138
11,000
9,000
7,000
5,000
2005年4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
電力量事務部門
11月
12月
2006年1月
2月
3月
目標
平成18年3月21日~平成18年8月20日(5ヶ月)
電力使用量=63,681Kwh(目標=71,644Kwh)
電力量 (事務部門)
年間目標 185,000kwh
21,000
19,461
19,000
18,907
17,676
16,721
17,000
16,478
16,407
電力量(kwh)
15,769
14,721
15,000
13,476
13,000
12,607
12,755
13,796
13,248
11,768
12,03511,830
11,048
11,000
9,000
7,000
5,000
2006年4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
電力量事務部門
- 34 -
11月
目標
12月
2007年1月
2月
3月
3-2.ガソリン
平成17年3月21日~平成18年3月20日
使用量=15.42K ㍑(目標=20.55K ㍑)
燃費効率=12.06Km/㍑(目標=12.62Km/㍑)
ガソリン量
年間目標 20,553ℓ
燃費効率 12.62km/ℓ
17.00
2,010
16.00
15.67
15.55
15.00
1,950
14.55
1,750
量目標値1,712ℓ
1,635
13.00
1,627 12.89
12.58
12.39
12.22
目標値12.62
km/ℓ
1 ,550
ガソリン量(ℓ)
燃費効率(km/ℓ)
14.00
12.00
11.18
10.97
10.72
11.00
1,350
1,328
9.84
10.00
1,239
1,256
1,197
9.00
1,150
1,104
7.80
8.00
1,045
1,014
992
973
7.00
2005年4月
5月
6月
7月
8月
9月
燃費効率
10月
社有車目標
11月
ガソリン量
12月
2006年1月
2月
950
3月
量目標
平成18年3月21日~平成18年8月20日(5ヶ月)
社有車使用量=5.62K㍑(目標=6.46K㍑)
燃費効率=11.59Km/㍑(目標=12.18Km/㍑)
ガソリン量
年間目標 15,500ℓ
燃費効率 12.18km/ℓ
1,600
16.00
14.71
1,400
1,363
量目標値1,291ℓ
1,269
12.00
10.85
燃費効率(km/ℓ)
10.82
11.60
1,175
1,200
目標値12.18km/ℓ
10.94
10.00
1,000
973
840
8.00
800
6.00
600
4.00
400
2.00
200
0.00
2006年4月
5月
6月
7月
8月
燃費効率
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
15.67
9月
10月
11月
12月
2007年1月
2月
3月
社有車目標
- 35 -
ガソリン量
量目標
0
ガソリン量(ℓ)
14.00
3-3.軽油
平成17年3月21日~平成18年3月20日
使用量=12.64K ㍑(目標=15.23K ㍑)
燃費効率=9.05Km/㍑(目標=11.09Km/㍑)
軽油量
年間目標 15,227ℓ
燃費効率 11.09km/ℓ
1,300
12.24
量目標値1,268ℓ
12.00
1,225
1,141
燃費効率(km/ℓ)
1,125
1,088
10.11
10.00
1,200
目標値11.09km/ℓ
1,106
1,100
1,046
1,005
9.22
985
9.00
9.02
949
9.09
9.00987
1,000
8.48
8.33
7.92
8.00
900
軽油量(ℓ)
11.00
1,216
10.89
7.50
6.80
7.00
800
768
700
6.00
5.00
600
2005年4月
5月
6月
7月
8月
燃費効率
9月
10月
社有車目標
軽油量
11月
12月
2006年1月
2月
3月
量目標
平成18年3月21日~平成18年8月20日(5ヶ月)
社有車使用量=4.76K㍑(目標=5.27K㍑)
燃費効率=7.88Km/㍑(目標=9.14Km/㍑)
軽油量
年間目標 12,650ℓ
燃費効率 9.14km/ℓ
1,300
12.00
1,200
11.00
1,100
量目標値1,054ℓ
燃費効率(km/ℓ)
10.00
9.30
1,018
1,031
1,000
目標値9.14km/ℓ
9.00
8.73
900
8.00
7.00
軽油量(ℓ)
1,123
7.63
7.29
808
782
800
6.70
700
6.00
5.00
600
2006年4月
5月
6月
7月
8月
燃費効率
9月
10月
社有車目標
- 36 -
軽油量
11月
量目標
12月
2007年1月
2月
3月
3-4.一般廃棄物
平成17年3月21日~平成18年3月20日
一般廃棄物排出量=3.41㌧(目標=2.88㌧)
一般廃棄物量
月目標 年間目標
工場 0.3975t 工場 4.77t
事務所 0.24t 事務 所 0.288t
0.700
0.593
0.584
0.600
0.485
0.500
0.431
0.416
廃棄物量(t)
0.405
0.399
0.400
0.381
0.364
0.364
0.329
0.323
0.284
0.300
0.247
0.248
0.244
0.206
0.277
0.270
事務所目標値
0.24t
0.214
0.169
0.111
0.078
0.219
0.207
0.185
0.200
0.100
0.470
工場目標値
0.3975t
0.407
0.397
0.166
0.165
0.156
0.101
0.074
0.067
0.055
0.000
2005年4月
5月
6月
7月
8月
リサイクル紙
事務所
9月
工場
10月
11月
事務所目標
12月
2006年1月
2月
3月
工場目標
平成18年3月21日~平成18年8月20日(5ヶ月)
一般廃棄物排出量=1.22㌧(目標=1.21㌧)
一般廃棄物量
月目標 年間目標
工場 0.411t 工場 4.94t
事務所 0.241t 事務所 2.90t
0.500
0.448
0.450
0.404
工場目標値
0.411t
0.399
0.400
0.356
0.350
廃棄物量(t)
0.306
0.298
0.300
0.263
0.239
0.250
事務所目標値
0.241t
0.218
0.200
0.191
0.178
0.150
0.123
0.108
0.100
0.126
0.072
0.050
0.000
2006年4月
5月
6月
7月
リサイクル紙
8月
事務所(t)
9月
工場(t)
- 37 -
10月
11月
事務所目標
12月
工場目標
2007年1月
2月
3月
3-5.事務用紙
平成17年3月21日~平成18年3月20日
事務用紙購入量=220,625枚(目標=225,000枚)
事務用紙量
月目標 18,750枚
年間目標 225,000枚
26,125
24,375
25,000
事務用紙量(枚)
21,875
20,000
19,375
21,875
21,750
19,375
17,500
目標値18,750枚
14,875
15,000
13,750
13,000
10,000
6,750
5,000
2005年4月
5月
6月
7月
8月
9月
事務用紙量
10月
11月
12月
2006年1月
2月
3月
目標
平成18年3月21日~平成18年8月20日(5ヶ月)
事務用紙購入量=60,375枚(目標=87,500枚)
事務用紙量
月目標 17,500枚
年間目標
210,000枚
事務用紙量(枚)
25,000
20,000
16,500
目標値17,500枚
15,000
13,375
11,500
10,000
10,000
9,000
5,000
2006年4月
5月
6月
7月
8月
9月
事務用紙量
10月
11月
12月
2007年1月
2月
3月
目標
4.総括
平成17年度及び平成18年度共に目標未達成の項目はありますが、更なる活動の強化と意識
の啓蒙をはかり、今年度の目標達成に向けて継続的な改善を進めて参ります。
事務部門長
- 38 -
加藤明彦
4)環境会計
環 境 会 計
(単位:千円)
環 境 保 全
分
類
コ ス ト
主な取り組みの内容
投資額
費用額
(1)生産・サービス活動により事業エリア内
で生じる環境負荷を抑制するための環
0
8,126
0
1,100
境保全コスト(事業エリア内コスト)
内
①公害防止コスト
〇粉塵対策設備投資
等
訳
②地球環境保全コスト
〇地球温暖化ガス抑制設備導入
0
0
③資源循環コスト
〇産業廃棄物の処理
0
7,026
―
―
0
1,526
―
―
―
―
―
―
0
9,652
(2)生産・サービス活動に伴って上流又は下
流で生じる環境負荷を抑制するための
コスト(上・下流コスト)
(3)管理活動における環境保全コスト
〇環境教育研修
(管理活動コスト)
〇ISO認証取得維持
〇環境負荷の監視・測定
(4)研究開発活動における環境保全コスト
(研究活動コスト)
(5)社会活動における環境保全コスト
〇環境広告・広報
(社会活動コスト)
(6)環境損傷に対応するコスト
(環境損傷コスト)
合
計
環 境 保 全 対 策 に
伴 う 経
効 果 の 内 容
済 効 果
金
額
省エネルギー施策による電力費削減額
▲4,243
省エネルギー施策によるガス費削減額
▲6
産業廃棄物削減による処理費用減少額
▲115
合
計
▲4,364
※経済効果については、効果測定が可能な実態効果のみ集計しました。従って、推定によるみなし効
果(企業イメージの向上などの付加価値的効果)や偶発的効果(汚染修復や訴訟などのリスク回避
効果)は含みません。
- 39 -
終わりに
以上、当社における環境保全対策・活動状況を報告して参りました。
前述しましたが、当社の登録認定は比較的早く、1999年(平成11年)9月に登録認定とな
り、やがて7年目になります。
当社が登録となりました、平成11年9月の時点での登録数は全国で、2,033件の登録数で
ありましたが、7年経過した現在は20,969件(平成18年8月末)で約10倍と為ってお
りやがて21,000件を超える勢いであります。
この事は、企業のみならず多くの事業体での「地球環境保全」に対する意識の高まりであり、誠
に喜ばしい事であります。
然しながら、一つの活動を長期間継続し、スパイラルアップすることは極めて難しい事でもあ
り、当社におきましても当初懸念された事は活動の「中弛み」でありましたが、経営トップの環
境対策に取り組む姿勢を鏡とし、多くの人々の努力によって継続が可能となっておりますが、そ
の意味でも、本年度に行いました「環境方針の改定」と「省エネプロジェクトの立ち上げ」は、
また新たなる環境保全活動に向けた指針・手法として意義があったと思っております。
翻って、冒頭に記された「環境危機時計」の如く、これまでで最も針が進み9時17分と為り、
昨年から12分進み悪化の一途と成りつつあるという評価もあり、地球環境の保全対策推進に関
しては、当面の間は終焉はなく個人としては「環境問題はその人の生き方」として受け取り、企
業としては「健全な企業活動の優先的経営課題」との位置づけが重要であり、当社は7年目を一
つの区切りとし、決意も新たに環境保全と環境経営を両軸に、健全な企業活動を継続する所存で
あります。
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