Download 取扱説明書 - パナソニック

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施工される方へ
この取扱説明書は施工後、
必ずお客様へお渡しください。
取扱説明書
木質直貼床材
ウッディF45・ウッディF45 耐熱タイプ
ウッディF・ウッディF 耐熱タイプ
木質系直貼床材
ウッディモダン45 耐熱タイプ
このたびは、”パナソニック製品 ”をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。
■この取扱説明書をよくお読みのうえ、正しくお使いください。
■お読みになったあとは、大切に保管し、必要なときにお読みください。
安全上のご注意
必ずお守りください
■お使いになる人や他の人への危害、財産への損害を未然に防止するため、必ずお守りいただくことを次のよう
に説明しています。
■誤った使い方をしたときに生じる危害や損害の程度を、
次の表示で説明しています。
■お守りいただく内容の種類を、次の絵表示で
説明しています。
「傷害を負うことが想定されるか、
または物的損害の発生が想定される
危害・損害の程度」です。
してはいけない「禁止」内容です。
●お客様ご自身で施工しないでください。
必ず専門の施工業者様にご依頼ください。
禁止
けがや事故の原因となります。
木質直貼床材・木質系直貼床材の特性について
はじめにご理解ください。
反り・突き上げ・目スキ
天然木を使用しているため、反り・突き上げが多少発生したり、床材の伸縮により、床材の継ぎ目に目スキ(スキ間)
ができることがあります。また、重量物を落としたり、引きずったりすると凹みや傷がつきます。天然木の
性質上、ある程度やむを得ないものですので、ご理解ください。
虫食い
合板基材の床材は、ヒラタキクイムシなどの食害
により、表面に小さな穴ができることがあります。
※万一発生した場合は、処理専門業者にご依頼くだ
さい。
木質床材は製造工程で高温高圧処理され、虫や卵
は死滅します。虫害は流通段階及び施工後に発生
する可能性が高いと考えられます。
(特に製造後1年以上経過して発生した場合)
床鳴り
木は湿気を吸収し、放出する機能を持っています
が、それに伴う伸縮により接合部(さね部)から
音が発生することがあります。天然木としてやむ
を得ない現象です。
また、長手方向をきつく締めすぎて施工された場
合、床鳴りが起きることがあります。
カーペットや床マットをご使用の際、裏面材が床材表面に溶着する場合がありますのでご注意ください。
NK-82 第3版 1306
2
■まず、お買い上げの販売店へご連絡ください。
2013
D1208-2063
美しい木の床での快適な暮らしには、床への配慮や
目すきや変形を防ぐために
湿度や温度変化によって床材は伸縮します。温風などを
直接床にあて内容にし、床に水分がかからないようにし
てください。
直射日光
変色を防ぐため、窓からの直射日
光が長時間当たらないようにカー
テンなどで直射日光をできるだけ
遮ってください。
雨水の吹き込み
傷・へこみを防ぐために
重量物やいすの引きずり・物の落下・砂などのこすれに
よって起こります。
雨水が吹き込んだ場合は、すぐに
ふき取ってください。
いすの脚
しみ・色あせなどを防ぐために
水やアンモニアなどが床材の内部に浸透するとしみが生じ
るおそれがあります。床にこぼした場合は、すぐにふき取
ってください。
いすの足にゴムキャップやフェル
トなどをつけると傷を防げます。
土足
上履き用ですので、土足でのご使
用はお避けください。
■しみ・色あせの原因となるもの
水、コーヒー、
しょう油、カビ取り剤、毛染液、パーマ液、
靴墨、薬品、ペットの排泄物、クレヨン、マジックなど
その他
■防音直貼りフローリングは防音性能を高めるために、裏
面に特殊クッション材を使用していますので、歩いた時
柔らかく沈む感じがあります。逆に転倒時には衝撃を和
らげることができます。
■壁際は沈み込み防止処理
をしておりますので、家
具などの重量物を置かれ
た際に少し前に傾くこと
があります。その場合は、
重量物の脚の床下に板な
どを敷き、傾きを調整し
てください。
お
手
入
れ
の
し
か
た
●基本は、からぶき
日常は、乾いたモップやぞうきんで
床表面の汚れを落としてください。
※化学モップはドライタイプをご使
用ください。
※変色するおそれがありますので、
化学モップを長時間床に放置しな
いでください。
※不織布タイプのフローリング用ワイ
パーをご使用の場合、ワイパーの繊維
や毛玉が付着することがあります。
車いす
同じ箇所への繰り返しのご使用や、車いすの材
質・形状などの条件によっては、床表面に傷や
汚れがつくことがあります。いつも通る箇所に
はマットを敷くなどの対策をしてください。
粘着テープ
ガムテープや両面テープを、カーペットや
玄関マットなどの固定に使用しないでくだ
さい。テープをはがす時に床表面を傷める
可能性があります。市販の滑り止めシート
などをご使用ください。
キャスター
キャスター付きのいすおよび家具のご使用は
お避けください。
●ひどい汚れは、固く絞ったぞうきんで
使える洗剤・道具
からぶきで落ちない汚れは、ぞう
きんをぬらし、固く絞ってからふ
き取るか、中性洗剤などをご使用
ください。
ぞうきん
中性洗剤
※ぞうきんを絞らずに水ぶきする
と、水分によるひび割れ・反り・
膨れが生じる場合があります。
※中性洗剤を使用した場合は、洗
剤成分をきれいにふき取ってく
ださい。
掃除機
モップ
や、日ごろのお手入れも必要です。
冷蔵庫
電気カーペット
冷蔵庫(とくに大型タイプ)を
移動させるときは、引きずらな
いようにご注意ください。
電気カーペット対応商品ですが、床
表面に断熱性のあるシートを敷くな
どして熱をやわらげてください。
温風ヒーター
温風が床表面に直接当たらないよ
うにマットを敷いてください。
部屋の過乾燥
エアコンや強制排気型の暖房装置
などを連続運転する場合、加湿器
などで湿度を調整してください。
望ましい湿度は45∼70%です。
重量物
ピアノなどの重量物を置く場合は
根太や下地の補強をした上で、脚
部に敷板やインシュレーター(皿
状のピアノ用台座)などを敷き、
重量を分散させてください。
また、移動させる時は引きずらな
いようにご注意ください。
突き上げ防止のため、床材の間に
すき間を設けています。
観葉植物
深めの水空け皿を使用し、床に水
がこぼれないようにしてください。
使えない洗剤・道具
たばこ
ペット
火のついたたばこを落とした場合、
すぐに取り除いてください。
こげ跡がつくと取れません。
また、たばこのヤニはアルコール
をしみ込ませた布などでふき取って
ください。
ペットの爪で、引っかき傷が発生する
おそれがあります。
また、排泄物はしみ・変色の原因とな
りますので、ペット専用のトイレの周
辺にはマットなどを敷いておくこと
をおすすめします。
ワックスがけについて
●ワックス不要ですが、ワックスがけを希望される場合塗布することもできます。
その場合、ワックス容器に記載された方法で塗布してください。また、滑りによる転倒
防止のため滑りにくい「木質床材用水性樹脂ワックス」をご使用ください。
●「ワックス不要」とは表面の汚れや傷に対する性能が高く、
美観を長持ちさせられる性能です。
たわし
住居用洗剤
(アルカリ性、酸性)
使用方法により傷がつくことがあります。
傷が気になる場合は、ワックスを塗布してご使用されることをおすすめします。
●濃色の床材にワックスがけをした場合、ワックス膜表面についたすり傷により、つや
落ちして見えることがあります。
●ワックスを厚く塗りすぎると、歩行時にワックス皮膜の割れる音が発生することが
あります。