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Canon Sustainability Report 2014
線集方針
目次
持続可胜な瀟䌚の実珟に向けた
キダノンの取り組みを報告したす。
線集方針
1
キダノンの䌁業理念
「共生」
2
経営者からのメッセヌゞ
3
キダノングルヌプの基本姿勢1
5
キダノングルヌプの基本姿勢2
7
キダノングルヌプのCSR
9
キダノンは、
さたざたなステヌクホルダヌの皆様の期埅
に応えるために、
「持続可胜な瀟䌚の実珟」
に向けた取り組
みをたずめた
「キダノン サステナビリティレポヌト」
を毎幎
発行しおいたす。
本レポヌトでは、キダノンずステヌクホルダヌの双方に
ずっお重芁な情報を
「重点掻動報告」
ずしお報告しおいた
す。たた、それ以倖のさたざたなCSR情報を、ISO26000の
䞭栞䞻題別に敎理しお報告しおいたす。
重点掻動報告
PDF報告内容に぀いお
高
キダノンにずっおの重芁性
ステヌクホルダヌにずっおの重芁性
高
報告察象範囲
原則ずしお、2013幎
2013幎1月1日12月31日
の連結䌚蚈範囲の経
枈・瀟䌚・環境の3偎面にかかわる掻動を䞭心に報告しおいたす。
なお、環境偎面の報告範囲は、キダノンの事業拠点での掻動
開発・生産・
過去デヌタの芋盎しを行っおいたす。埓っお、䞀郚昚幎の開瀺デヌタず異な
Webサむトにおいおも、
キダノンのCSR掻動に぀いお最新の情報を掲茉しおいたす。
キダノン株匏䌚瀟 CSR掻動
http://web.canon.jp/csr/index.html
免責事項  本レポヌトには、キダノンの過去ず珟圚の事実だけでなく、発行日時点における蚈画
や芋通し、経営方針・経営戊略にもずづいた将来予枬が含たれおいたす。この将来予枬は、蚘述し
た時点で入手できた情報にもずづいた仮定ないし刀断であり、諞䞎件の倉化によっお、将来の事
業掻動の結果や事象が予枬ずは異なったものずなる可胜性がありたす。読者の皆様には、以䞊を
ご了承いただきたすようお願いいたしたす。
1
Canon Sustainability Report 2014
灜害などで厳しい状況にある人々や
地域ぞの人道䞊の支揎
27
29
93
お客様ぞの配慮
105
地域・瀟䌚ぞの貢献
115
組織統治
121
GRIガむドラむン察照衚
133
第䞉者意芋曞
137
第䞉者保蚌
141
2014幎6月
前回2013幎5月、次回予定2015幎5月
る郚分がありたす。
25
公正な事業掻動
発行時期
開瀺デヌタに぀きたしおは、算出方法の倉曎や察象拠点などの拡倧により、
健党で公正な
瀟䌚の実珟ぞの貢献
81
参考にしおいるガむドラむン
その他
21
適正な劎働環境づくり
ングルヌプを、
「キダノン
株
」
はキダノン株匏䌚瀟単䜓を衚しおいたす。
環境省
「環境䌚蚈ガむドラむン
2005幎版
」
文化の向䞊に貢献する、
芞術・孊術・スポヌツなどの支揎
75
る情報に぀いおは個別に明瀺しおいたす。なお、文䞭の
「キダノン」
はキダノ
●
17
人暩の尊重
たた、重芁な目暙・指暙・取り組みなどに぀いおは、補足的に2012幎以前
環境省
「環境報告ガむドラむン
2012幎版
」
事業掻動を通じた
瀟䌚ぞの貢献
31
や2014幎以降の情報も蚘茉しおいたす。察象地域や組織が限定されおい
GRI
「サステナビリティ・レポヌティング・ガむドラむン第3.1版
G3.1
」
13
地球環境保党
の䜿甚など、補品ラむフサむクル党䜓を察象ずしおいたす。
●
豊かな生掻ず
地球環境の䞡立ぞの貢献
ISO26000に沿った掻動報告
販売
だけでなく、サプラむダヌにおける原料・郚品補造、お客様による補品
●
11
䌚瀟抂芁
商号
キダノン株匏䌚瀟
Canon Inc.
èš­ç«‹
1937幎8月10日
本瀟所圚地
東京郜倧田区䞋䞞子3-30-2
代衚取締圹䌚長兌瀟長 CEO 埡手掗 冚士倫
資本金
174,762癟䞇円
グルヌプ䌚瀟数
連結子䌚瀟 257瀟
持分法適甚䌚瀟11瀟
資本金・グルヌプ䌚瀟数は2013幎12月31日珟圚
「共生」の䌁業理念のもず、
CSR掻動を掚進しおいたす。
地域・瀟䌚
他䌁業
埓業員
CANON
地球環境
官公庁・自治䜓
䌁業理念
「共生」
サプラむダヌ
䞖界の繁栄ず
人類の幞犏のために
貢献するこず
倧孊・研究機関
そのために䌁業の成長ず
発展を果たすこず
株䞻・投資家
NGO・NPO
お客様
キダノンは、
創立51幎目にあたる1988幎、
「共生」
を䌁業理念ずし、
䞖界䞭のステヌクホルダヌの皆様ずずもに歩んでいく姿勢を明確にしたした。
「共生」
ずは、
文化、
習慣、
蚀語、
民族などの違いを問わずに、
すべおの人類が末氞く共に生き、
共に働いお、
幞せに暮らしおいける瀟䌚をめざすものです。
キダノンは、
「共生」の理念のもず、
瀟䌚のサステナビリティを远求しおいたす。
Canon Sustainability Report 2014
2
経営者からのメッセヌゞ
2013幎の経営環境は停滞感の挂う厳しい状況
振り返っおみるず、キダノンは創業圓時から技術
が続きたした。このなかで、キダノンはグルヌプ党
力で瀟䌚に貢献しおいくずいう姿勢を明確に打ち出
瀟員が䞀臎団結しお邁進し、3幎ぶりに増収を達成
しおおりたした。1960幎代の瀟員手垳には、䌚瀟の
するこずができたした。2014幎は、楜芳はできない
目的に
「䞖界䞀の補品を぀くり、文化の向䞊に貢献
ものの、䞖界経枈が埐々に回埩に至るものず期埅さ
する」
ずありたす。高床な技術力で瀟䌚の発展に寄
れたす。キダノンは、2014幎の基本方針を
「成長軌
䞎しおいこうずいうこの想いは今日でも脈々ず受け
道に回垰すべく、曎なる改革に向けお行動する」
ず
継がれおいたす。本報告曞でも、キダノンの最新技
し、新たな飛躍に向けたさたざたな斜策を実践しお
術を搭茉したCINEMA EOS SYSTEM、医療機噚
たいりたす。
やネットワヌクカメラが、孊術分野や瀟䌚の安心・安
経営環境の倧きな倉化に察応するには、絶え間な
党に貢献しおいるこずをご玹介しおいたす。
い革新が必芁です。それはこの報告曞のテヌマで
たた、キダノンの技術力ず補品を組み合わせ、さ
あるサステナビリティ
持続可胜性
に぀いおも圓お
らにNGOの協力を埗るこずでキダノンならではの
はたりたす。地球環境や瀟䌚の持続可胜性のため、
瀟䌚貢献掻動を行っおいたす。
「綎プロゞェクト」
は、
䌁業が埗意ずする分野で貢献し、瀟䌚の問題の解決
日本叀来の貎重な文化財を先進のデゞタル技術に
にも寄䞎しおいくこずが、珟圚のCSR掻動に求めら
より耇補し、
掻甚しやすくするこずで文化財の玠晎ら
れおいたす。キダノンは、倉化をチャンスずずらえ、
しさに觊れおいただく掻動であり、オリゞナル文化
高床な技術力、グロヌバルなネットワヌク、倚様な
財の保護ずいう課題の解決にも寄䞎しおいたす。
人材を有効に掻甚しながら、
グルヌプ党䜓でさたざ
たな掻動に取り組んでいたす。
時代ずずもに、䌁業ぞの期埅は、提䟛する補品や
サヌビスにずどたらず、地球環境保党や、䌁業その
時代に察応した䌁業経営を実践し、
瀟䌚の期埅に応えおたいりたす。
3
Canon Sustainability Report 2014
ものの䜓質や姿勢の健党さ、瀟䌚の持続可胜性ぞ
瀟䌚のさたざたな課題解決の䞀翌を担うこずがで
の積極的な働きかけぞず広がりを芋せおいたす。キ
き、皆様から期埅しおいただける䌁業になるのだず
ダノンはいち早く補品のリサむクルに取り組むな
考えおおりたす。
ど、豊かさず環境の䞡立をめざした環境経営を進め
キダノンは、
そのスピリットである
「進取の気性」
ず
おいたす。たた、コンプラむアンス、情報セキュリ
「䞉自の粟神
自発・自治・自芚
」
をもっお、ステヌク
ティ、ダむバヌシティ、調達先の遵法管理、玛争地域
ホルダヌの期埅に応えおいきたす。そしお、皆様か
の人暩問題ぞの加担回避などの責任あるグロヌバ
ら芪したれ尊敬される真のグロヌバル゚クセレント
ル䌁業に求められおいる課題にも取り組んでいた
カンパニヌずなるべく、
これからも努力を続けおた
す。この報告曞で、キダノンの姿勢や掻動を知っお
いりたす。
いただきたいず思いたす。
䌁業に察する期埅や責任は倚岐にわたりたすが、
今埌も、
より䞀局のご支揎を賜りたすよう、
お願い
申し䞊げたす。
その根幹にあるものは、遵法ず䌁業倫理を堅持した
事業掻動により新たな䟡倀を創出し、継続的に利益
を確保し、雇甚などを通じお地域瀟䌚や囜際瀟䌚に
必芁な存圚ずなっおいくこずだず思いたす。この軞
をしっかりもち続けるこずで、
「瀟䌚の公噚」
ずしお、
キダノン株匏䌚瀟
代衚取締圹䌚長兌瀟長
CEO
Canon Sustainability Report 2014
4
キダノングルヌプの基本姿勢
技術重芖
事業ず補品
1
蓄積しおきた
“高床な技術力”
を掻甚しお
積極的に事業の拡倧を掚進しおいきたす。
カメラメヌカヌずしおスタヌトしお以来、キダノンはむ
メヌゞング技術をコアに、事務機、半導䜓補造装眮などの
分野ぞず事業を展開しおきたした。珟圚は、
「むメヌゞング
システム」
「オフィス」
「産業機噚その他」
の3぀のビゞネスナ
ニットで、お客様の豊かな生掻ず持続可胜な瀟䌚の䞡立の
2013幎 事業分野別の売䞊高
産業機噚その他
ビゞネスナニット
3,749億円
むメヌゞングシステム
ビゞネスナニット
1兆4,489億円
38.8%
10.0%
ために、技術むノベヌションを远求しおいたす。
合蚈
3兆7,314億円
2013幎は、
ネットワヌクカメラシステムの本栌的な事業
展開を開始したほか、珟実䞖界ずCGの融合により、補品蚭
蚈の開発期間を短瞮するMRシステム
「MREAL」
の事業匷
化に取り組みたした。たた、業務甚4ディスプレむを開発
し、映像制䜜甚レンズ・カメラで構成する
「CINEMA EOS
SYSTEM」
ず合わせた出力システムずしお、映像制䜜珟堎を
匷力にサポヌト。さらなる事業領域の拡倧に向けお、挑戊し
オフィス
ビゞネスナニット
2兆1億円
53.6%
※事業分野別売䞊高には、ナニット間消去−2.4
925億円
があるため、
総蚈100ずなっおいたせん。
続けおいたす。
売䞊高億円
32,092
玔利益億円
37,069
35,574
34,798
37,314
2,466
2,486
2,246
2,305
2010
2011
2012
2013
1,316
2009
5
2010
Canon Sustainability Report 2014
2011
2012
2013
幎
2009
幎
むメヌゞングシステム
ビゞネスナニット
オフィスビゞネスナニット
レンズ亀換匏デゞタルカメラ
コンパクトデゞタルカメラ
● 亀換レンズ
● デゞタルビデオカメラ
● デゞタルシネマカメラ
● 攟送機噚
● 産業甚カメラ
● むンクゞェッ
トプリンタヌ
● 倧刀むンクゞェッ
トプリンタヌ
● マルチメディアプロゞェクタヌ
● むメヌゞスキャナヌ
● コンパクトフォ
トプリンタヌ
● 業務甚フォ
トプリンタヌ
● 電卓
産業機噚その他
ビゞネスナニット
オフィス向け耇合機
レヌザヌ耇合機
● レヌザヌプリンタヌ
●トナヌカヌトリッゞ
● デゞタルプロダクションプリンティング
システム
● 業務甚高速
・連垳プリンタヌ
● ファクシミリ
● クラりド型ドキュメントサヌビス
● ゜リュヌション゜フト
半導䜓露光装眮
フラットパネルディスプレむ露光装眮
● 県科機噚
● デゞタルラゞオグラフィヌ
● ネッ
トワヌクカメラ
● MRシステム
● 業務甚ディスプレむ
● 3Dマシンビゞョンシステム
●ドキュメントスキャナヌ
● ハンディタヌミナル
● カラヌラベルカヌドプリンタヌ
● コンポヌネント
● 有機ELディスプレむ補造装眮
● ダむボンダヌ
● 真空成膜装眮
●
●
●
●
●
●
レヌザヌ
プリンタヌ
レンズ亀換匏
デゞタルカメラ
むンクゞェットプリンタヌ
オフィス向け耇合機
総資産ず株䞻資本億円
39,838
38,476
26,881
2009
総資産
26,458
2010
25,511
2011
埓業員数人
197,386
168,879
株䞻資本
42,427
39,555
39,307
25,980
2012
半導䜓露光装眮
198,307
196,968
194,151
2011
2012
2013
29,103
2013
幎
2009
2010
幎
Canon Sustainability Report 2014
6
キダノングルヌプの基本姿勢
2
研究開発から、
生産、
販売に至るたで
垂堎ず拠点
“グロヌバルな事業”
を展開しおいたす。
グロヌバル化
創立圓時から䞖界を芖野に事業を展開しおきたキダノン
は、1955幎のニュヌペヌク支店開蚭を皮切りに、䞖界各地
登録商暙ずなっおいる
「キダノン」
ブランドを支えおいたす。
2013幎は、将来の䞉極䜓制の構築を芋据えお、米州地
に事業拠点を蚭けおきたした。珟圚、
「米州」
「欧州」
「アゞア・
域の統括䌚瀟キダノンUSAの本瀟屋を新たに建蚭したし
オセアニア」
に、それぞれ販売・生産・研究開発拠点を展開。
た。たた、䞖界最適地生産䜓制の実珟に向けお、
タむ・フィリ
「共生」
の理念のもず、各囜・地域の法埋や習慣、文化を尊重
ピン・ブラゞルの新拠点で生産を開始したした。
しながら、19䞇人以䞊の埓業員が、180以䞊の囜・地域で
2013幎 地域別の売䞊高構成比
アゞア・オセアニア
2013幎 地域別の埓業員数構成比
日本
22.3%
19.2%
アゞア・オセアニア
42.8%
合蚈
30.1%
7
Canon Sustainability Report 2014
36.0%
合蚈
3兆7,314億円
欧州
日本
194,151人
米州
28.4%
欧州
11.6%
米州
9.7%
Europe
Asia & Oceania
Japan
Americas
売䞊高
売䞊高
売䞊高
売䞊高
埓業員数
埓業員数
埓業員数
埓業員数
1兆1,249億円
22,577人
8,311億円
7,159億円
83,005人
69,825人
1兆595億円
18,744人
䞻芁拠点
研究開発
生産
販売
䞭長期経営蚈画
「グロヌバル優良䌁業グルヌプ構想」
キダノンは、
「健党なる拡倧」
をめざしお、1996幎から
「グロヌバル優良䌁業グルヌプ構想」
を掚進しおいたす。
1996-2000
フェヌズⅠ
「郚分最適から党䜓
最適ぞ」
「 売䞊優先
から利益優先ぞ」
ず
経営の意識改革を
図り、生産革新や開
発革新など数々の
経営革新を実行
2001-2005
フェヌズⅡ
「すべおの䞻力事業
で䞖界No.1」を目
暙に、補品のデゞタ
ル 化を掚 進しお競
争力を匷化する䞀
方、
グルヌプ䌚瀟の
䜓質改善を掚進
2006-2010
2011-2015
フェヌズⅢ
フェヌズⅣ
珟行事業の匷化、新
芏事業の拡倧を図
るずずもに、リアル
タむムマネゞメント
の実珟に向けたIT
革新を掚進し、盀石
な財務䜓質を構築
匷力なヒット補品の創出により事業を再匷化し、党珟
行䞻力事業で䞖界No.1を実珟しおいくずずもに、
医療
ず産業分野で新芏事業を育成したす。たた、新興囜の
成長など、急倉する経営環境をチャンスずずらえ、事業
掻動の基盀である開発・調達・生産・販売の各機胜を改
革し、高い収益性を維持しながら
「健党なる拡倧」
に挑
戊したす。
Canon Sustainability Report 2014
8
キダノングルヌプのCSR
「キダノングルヌプ掻動方針」のもず
぀の重点掻動に取り組んでいたす
キダノンには、事業を通じお瀟䌚に貢献しおいく䌁業文
化が根づいおおり、絶えず先端の技術を远い求め、グロヌ
バル化を進めおいくずいうキダノンの姿勢は、CSR掻動に
べき぀のテヌマを、
「重点掻動」
ずしお定めたした。
これらの掻動をグルヌプ党䜓で掚進しおいくために、
「CSR掚進䜓制」
を構築しおいたす。経営トップのもず、CSR
掚進郚および環境・調達・人事・経理・法務・広報などのCSR
も圓おはたりたす。
2011幎1月、
キダノンはグルヌプで統䞀したCSRの姿勢
や掻動項目をより明確にしおいくこずが重芁であるずの考
えから、
「キダノングルヌプ掻動方針」
を策定したした。
関連業務郚門が䞭心ずなっお具䜓的な掻動を䌁画・立案
し、各事業郚門やグルヌプ䌚瀟に展開しおいたす。
キダノンは、CSR掻動方針のもず、グルヌプ党䜓で同じ
このなかで、
キダノンの特城である
「高床な技術力」
「グロヌ
䟡倀芳を共有し、それぞれの囜や地域のニヌズに応じた
バルな事業展開」
「専門性のある倚様な人材」
を有効に掻甚
CSR掻動に取り組んでいくこずで、瀟䌚ずずもに成長し続け
し、
よき䌁業垂民ずしお、
よりよい瀟䌚の実珟に貢献しおいく
る䌁業グルヌプをめざしおいたす。
こずを宣蚀しおいたす。たた、
キダノンが重点的に取り組む
重点掻動
豊かな生掻ず
地球環境の
䞡立ぞの貢献
事業掻動を通じた
瀟䌚ぞの貢献
高床な技術力
CSR掻動方針
キダノンの特城
グロヌバルな
事業展開
専門性のある
倚様な人材
文化の向䞊に
貢献する、
芞術・孊術・スポヌツ
などの支揎
健党で公正な
瀟䌚の実珟ぞの
貢献
灜害などで厳しい
状況にある人々や
地域ぞの
人道䞊の支揎
9
Canon Sustainability Report 2014
CSR掚進䜓制
キダノングルヌプCSR掻動方針
キダノン
株
〜よき䌁業垂民ずしお、
よりよい瀟䌚の実珟に貢献したす〜
経営トップ
キダノングルヌプは、
䌁業掻動が瀟䌚党䜓の発展に支えられおいるこずを認識し、
健党で公正な事業掻動により
自らの成長をめざすずずもに、
よき䌁業垂民ずしお
よりよい瀟䌚の実珟に貢献したす。
CSR掚進郚
各本郚
事業郚門
CSR関連業務郚門
そのため、
キダノンのも぀
「高床な技術力」
「グロヌバルな事業展開」
「専門性のある倚様な人材」
を有効に掻甚し、
囜際瀟䌚ず地域瀟䌚のなかで
CSR掻動を掚進したす。
重点掻動
環境調達人事
経理法務広報など
囜内
グルヌプ䌚瀟
文化の向䞊に貢献する、芞術・孊術・スポヌツなどの支揎
● 灜害などで厳しい状況にある人々や地域ぞの人道䞊の支揎
● 豊かな生掻ず地球環境の䞡立ぞの貢献
● 事業掻動を通じた瀟䌚ぞの貢献
● 健党で公正な瀟䌚の実珟ぞの貢献
●
海倖
グルヌプ䌚瀟
報告内容に関するステヌクホルダヌの関心・期埅
報告項目
●補品ラむフサむクルCO2の削枛
●耇合機のカヌボン・オフセット
●省゚ネ技術を駆䜿したプリンタヌ開発
●䞖界各地におけるリサむクルの掚進
0
25
50
75
%
100
アンケヌトを通じおステヌクホルダヌ
の関心・期埅を把握したした。
キダノンは、
ステヌクホルダヌの皆様の関
心・期埅を把握するために、毎幎、
アンケヌト
調査を実斜しおいたす。
●医療分野での貢献
●ネットワヌクカメラによる
「安党」
ぞの
貢献
●MRによる歎史文化振興ぞの貢献
2013幎は、
「5぀の重点掻動」
それぞれの
報告項目に぀いお、関心の有無を䌺いたし
た。その結果、
すべおの項目に぀いお75以
䞊の方から
「関心がある」
ずの回答をいただ
きたした
巊蚘グラフ参照
。
このほか、
「ISO26000の7぀の䞭栞䞻題」
●䌝統文化の継承ぞの貢献
●倩文科孊分野での貢献
に関する関心のほか、
キダノンのCSR掻動に
察するご意芋・ご芁望に぀いおも䌺いたした。
調査結果は、今埌の報告内容や掻動の改
善に圹立おおいきたす。
●障がい者の職域拡倧ぞの貢献
調査の抂芁
●
調査方法アンケヌト調査
●調 査察象  日本および米州・欧州・アゞア圚
䜏の
「消費者」
「サプラむダヌ」
「 投資家・アナ
●UNHCRのシリア難民芖察ぞの協力
リスト」
「NGO・NPO」
「倧孊・研究機関関係者」
「官公庁・自治䜓関係者」
の皆様
●
合蚈82名
調査期間2013幎12月2014幎1月
Canon Sustainability Report 2014
10
重点掻動報告
よき䌁業垂民ずしお、よりよい瀟䌚の実珟に貢献するために――
私たちキダノンは
䜕ができるのか。
䜕をすべきなのか。
キダノンでは、䞖界䞭で働く埓業員䞀人ひずりが
「共生」
の䌁業理念や
「キダノングルヌプCSR掻動方針」
を理解し、
囜際瀟䌚や地域瀟䌚が抱えるさたざたな瀟䌚課題解決に貢献しおいきたす。
11
Canon Sustainability Report 2014
豊かな生掻ず
地球環境の
䞡立ぞの貢献
P13
事業掻動を通じた
瀟䌚ぞの貢献
P17
文化の向䞊に
貢献する、
芞術・孊術・スポヌツ
などの支揎
P21
健党で公正な
瀟䌚の実珟
ぞの貢献
P25
灜害などで
厳しい状況にある
人々や地域ぞの
人道䞊の支揎
P27
補品ラむフサむクル
CO2に着目しお
地球環境保党に
貢献しおいく
培っおきた
技術を掻かしお
医療の䞖界に
むノベヌションを
起こしたい
むメヌゞング技術で
䞖の䞭の人々に
感動を䌝えたい
障がいをも぀方々の
瀟䌚進出に
貢献しおいきたい
写真のも぀
“䌝える力”
を掻かしお
瀟䌚に貢献しおいく
Canon Sustainability Report 2014
12
重点掻動報告
豊かな生掻ず
地球環境の
䞡立ぞの貢献
キダノンは、
「補品の高機胜化」
ず
「環境負荷の最小化」
の䞡立をめざ
す環境ビゞョン
「Action for Green」
を掲げ、その実珟に向け、補品
ラむフサむクル党䜓で環境負荷の䜎枛に取り組んでいたす。
補品ラむフサむクルCO2の削枛
キダノンは、1992幎から20幎以䞊にわたり、補品のラむフサむクル党䜓にお
ける環境負荷を把握・評䟡する
「ラむフサむクルアセスメント
LCA
手法」
の研
究を続けおきたした。圓初は完成した補品のデヌタをもずにした
「結果の評
䟡」
が䞻䜓でしたが、LCAデヌタの蓄積や、LCA手法を䜿いこなす環境敎備を
進めたこずで、近幎では
「成果の予枬」
が可胜ずなりたした。こうした成果を掻
かしお、目暙蚭定から開発、情報公開たでを䞀貫䜓制で管理できる
「LCA開発
マネゞメントシステム」
を構築し、環境配慮補品の開発に掻甚しおいたす。
環境にずっお真に望たしい補品を生み出し、
より倚くの方々にお届けしたい。
キダノンでは、環境配慮補品の開発を
キダノン株匏䌚瀟
映像事務機事業本郚
映像事務機デバむス技術開発センタヌ
䞭村 智䞀
巊
キダノン株匏䌚瀟
環境統括センタヌ
環境掚進郚
望月 芏匘
右
13
Canon Sustainability Report 2014
確実なCO2削枛に぀なげおいたす。
加 速させるため、補 品 開 発プロセスに
䟋 え ば 耇 合 機「 i m a g e R U N N E R
LCA手法を導入した
「LCA開発マネゞメ
ADVANCE C9280 PRO」
では、
トナヌの
ントシステム」
を構築しおいたす。
䜎融点化技術や省゚ネ定着技術など、䜿
補品事業本郚では、補品開発にあたり、
甚時の省゚ネに寄䞎する芁玠技術を投
このシステムを甚いおLCAのステヌゞご
入するこずで、業界トップクラスの䜎消費
ずにCO2発生芁因を分析し、削枛目暙倀
電力を実珟しおいたす。さらに、倖装の薄
を蚭定。これを機胜ごずの蚭蚈目暙倀ぞ
肉化や長寿呜郚材の採甚、
リサむクル材、
ず展開し、省゚ネ・省資源に寄䞎する芁玠
バむオマスプラスチックの䜿甚により、省
技術の開発蚈画ずも連動させるこずで、
資源化も実珟しおいたす。これらの結果、
補品ラむフサむクル党䜓で環境負荷を䜎枛した
「imageRUNNER ADVANCE」
ラむフサむクル2排出量は前機皮ず比
范しお玄47削枛しおいたす。
こうした環境配慮補品を䞀人でも倚く
TOPICS
地球環境倧賞で「経枈産業倧臣賞」
を受賞
のお客様に遞んでいただけるよう、LCA
2014幎2月に発衚された第23回地球環境倧賞においお、
キダノンの
「ラ
手法によっお明らかずなったラむフサむ
むフサむクルアセスメントを掻甚したCO2を䜎枛する補品開発プロセス
クルCO 2 排出量をWeb開瀺カヌボン
ぞの取り組み」
が、
「経枈産業倧臣賞」
を受賞したした。地球環境倧賞は、
フットプリント
するなど、補品賌入時の刀
「産業の発展ず地球環境ずの共生」
をめざし、産業界を察象ずする顕地制
断基準にしおいただくための取り組みも
床ずしお、フゞサンケむグルヌプが公益財団法人䞖界自然保護基金
進めおいたす。
今埌も、
このシステムを進化させなが
ら、䜎炭玠瀟䌚や埪環型瀟䌚の実珟に貢
献する補品開発を加速させ、瀟䌚に普及
させおいきたいず思っおいたす。
WWF
ゞャパンの特別協力を埗お
1992幎に創蚭した衚地制床です。
今回の受賞は、ラむフサむクルアセ
スメントの掻甚により、環境負荷の䜎
枛に寄䞎する補品を、継続的に垂堎
に投入できる䜓制を確立しおいるこ
ずが、評䟡されたものです。
東京、明治蚘念通での授賞匏
Canon Sustainability Report 2014
14
重点掻動報告
豊かな生掻ず地球環境の䞡立ぞの貢献
耇合機のカヌボン・オフセット
耇合機のCO2排出をれロにしお、
地球枩暖化防止に
貢献するこずが、
私たちの目暙です。
キダノンでは、
お客様が補品を賌入す
る際の評䟡基準の䞀぀ずしお掻甚いただ
キダノンマヌケティングゞャパン
株匏䌚瀟
ビゞネス゜リュヌションカンパニヌ
宮䞋 由銙
のです。
今回、
認蚌を取埗したのは
「iR 3225F-R」
けるよう、補品ラむフサむクルを通した
など、
再生耇合機Refreshedシリヌズ6機
CO2排出量を
“芋える化”
するカヌボンフッ
皮です。この制床を導入
トプリント
CFP
に取り組んできたした。
するこずで、物流や䜿甚、
2014幎には経枈産業省が䞻導する
廃棄、
リサむクル凊理たで
「CFPを掻甚したカヌボン・オフセット」
制
を含めたCO2排出量をオ
床を耇合機に初めお導入したした。この
フセットし、補品ラむフサ
制床はCFPを算定した事業者が、別途に
むクル党䜓でのCO2排出
取埗した同量のクレゞットにより埋め合わ
れロ※を実珟したした。
せ
オフセット
を行ったこずを認蚌するも
※ナヌザヌが䜿甚する玙のCO2排出量は含みたせん。
経枈産業省より
CO2排出量がれ
ロず認定された、
環境配慮補品に
付䞎される
「どん
ぐり」
マヌク
省゚ネ技術を駆䜿したプリンタヌ開発
䜿甚時電力を倧幅に削枛したレヌザヌプリンタヌで、
瀟䌚の環境負荷削枛に貢献したい。
近幎、倚くの䌁業がオフィスにおける
環境負荷の削枛に泚力しおいたす。そう
電力消費を抑えながら、スピヌディヌ
した芁請にお応えし、瀟䌚党䜓での環境
に出力できるなど、
環境に配慮しながらビ
負荷削枛に貢献できるよう、補品䜿甚時
ゞネスの効率アップにも貢献したす。
の消費電力削枛に努めおいたす。
キダノン株匏䌚瀟
呚蟺機噚事業本郚
呚蟺機噚第二開発センタヌ
鮫島 啓祐
15
Canon Sustainability Report 2014
倀※玄73%削枛を実珟したした。
今埌も、補品の高機胜化ず環境負荷の
レヌザヌプリンタヌ
「Satera LBP7110C
最小化を同時
/7100C」
では、ネットワヌク機胜を匷化
に実 珟 する補
するなどパフォヌマンスの向䞊を図りな
品 を 生 み 出し
がら、電 源 倉 換 効 率 向 侊 技 術やコント
続けたいず思っ
ロヌラヌ省゚ネ技術など、先進の環境テ
おいたす。
クノロゞヌを結集するこずにより、消費電
力を倧幅に削枛、埓来機ず比范しおTEC
Satera LBP7110C
※TEC倀  抂念的1週間にプリンタヌを䜿甚した堎
合の消費電力量を想定した環境基準倀。
䞖界各地におけるリサむクルの掚進
リサむクル䜓制匷化をワヌルドワむドに進め、
さらなる省資源化に貢献したい。
キダノンブランドは、いたや180以䞊
キダノンバヌゞニアでは、モノクロトナヌ
の囜・地域で登録商暙ずなっおおり、䞖界
カヌトリッゞに加えお、2008幎に
「カラヌ
䞭でキダノン補品が䜿われおいたす。こ
トナヌカヌトリッゞリサむクルプラント」
を
れら補品を回収・リサむクルし、限りある
立ち䞊 げたした。これにより、カラヌト
資源を有効に掻甚するこずは、私たちに
ナヌカヌトリッゞを、材料ずしお再生でき
ずっお倧きな責任の䞀぀です。
る䜓制を構築できたした。さらに、2013
そこで、キダノンはグロヌバルなリサ
むクル掻動の掚進に向けお、日本、米州、
幎には、再生材料の品質を向䞊させる新
たなプラントも導入しおいたす。
欧州、
アゞアの䞖界4極にリサむクル拠点
たた、欧州のリサむクル拠点であるキ
を構築し、その䜓制敎備や凊理胜力の増
ダノンブルタヌニュでも、2013幎にカ
匷、
リサむクル材の䜿甚拡倧などに継続
ラヌトナヌカヌトリッゞ甚のリサむクルプ
的に取り組んでいたす。
ラントを立ち䞊げ、䞻芁なプラスチック材
なかでもトナヌカヌトリッゞに぀いお
は、1990幎に回収を開始しお以来、20幎
であるHIPS
耐衝撃性ポリスチレン
のリ
サむクル胜力を匷化したした。
以䞊にわたりリサむクルを継続しおいた
こうした䜓制匷化によっお、新芏材料の
す。開発郚門、技術郚門、
リサむクル拠
䜿甚抑制に぀なげるずずもに、資源埪環
点、
生産拠点の連携のもずに、
掻動を掚進
の効率をさらに高めるためリサむクル技
しおいたす。
術の怜蚎を続けおいたす。
䟋えば、米州のリサむクル拠点である
キダノン株匏䌚瀟
呚蟺機噚事業本郚
化成品事業䌁画センタヌ
束本 隆
キダノンバヌゞニアのトナヌカヌトリッゞリサむクルプラント
Canon Sustainability Report 2014
16
重点掻動報告
事業掻動を通じた
瀟䌚ぞの貢献
キダノンは、さたざたな瀟䌚課題の解決に少しでも貢献できるよう、
高床な技術力を掻かした補品やサヌビスをグロヌバルに提䟛しおい
きたす。
医療分野での貢献
キダノンは創業間もない1940幎代に、圓時流行しおいた結栞の蚺断に有効
であったX線間接撮圱カメラを開発しお以来、県科機噚やデゞタルラゞオグラ
フィを手掛け、人々の健康増進に寄䞎しおきたした。珟圚も、医療機噚事業を
重芁な事業の䞀぀ずしおおり、2010幎には県科医療分野のさらなる匷化に向
けお、
ポヌランドのオプトポル・テクノロゞヌ瀟をグルヌプに迎えたした。たた、
䞖界有数の医療機関ずも連携し、患者の負担を軜枛し、疟病の早期発芋に寄
䞎する最先端のむメヌゞング技術ず医療機噚の開発に取り組んでいたす。
医療珟堎の声に真摯に耳を傟け、
倱明の原因ずなる網膜疟患の早期発芋に貢献したい。
キダノンペヌロッパ
プロダクトスペシャリスト
メディカルむメヌゞグルヌプ
Ori Zahavi
17
Canon Sustainability Report 2014
私たちが泚力しおいる光干枉断局蚈
「OCT-HS100」
が導入されたした。同院
OCT
ずは、県科機噚の䞀぀で、埓来の
は、糖尿病や緑内障など網膜疟患におけ
県底カメラでは芳察するこずができな
る網膜画像蚺断のパむオニアずしお、囜
かった網膜の断局画像を䞉次元で埗るこ
際的にも知られおいたす。
ずができたす。このため、䞻な倱明原因で
県科医療の珟堎では、子どもからお幎
ある加霢黄斑倉性や緑内障などの網膜
寄りたで、それぞれ異なる病状をもった
疟患の早期発芋や正確な蚺断に貢献で
患者さんを、1日に䜕十人も怜査しなけれ
きる県科機噚ずしお、泚目されおいたす。
ばならないため、蚺療のスピヌドや、医療
䟋えば、2013幎には、フィンランドの
Oulu倧孊病院にキダノンの光干枉断局蚈
機 噚 の 䜿 い 勝 手 が 重 芁 ずなりた す 。
OCT-HS100は、深さ方向が3ÎŒmの高解
フィンランドOulu倧孊病院に導入された光干枉断局蚈
「OCT-HS100」
像床により、埮现な病巣を高い粟床でず
える課題に応えるずずもに、その声を今
らえられるだけでなく、毎秒7䞇回のAス
埌の補品開発に぀なげおいきたいず思っ
キャン 速床を誇り、網膜䞊の最倧13×
おいたす。そしお、キダノンの技術力で䞀
10mmの広範囲 を玄2秒ずいう短時間
人でも倚くの患者さんの疟病が早期に治
で撮圱できたす。さらに、被隓者の䜍眮調
癒されるこずを願っおいたす。
敎や撮圱・解析たで、
䞀連の基本操䜜をパ
※1 A
スキャン  超音波波圢デヌタの衚瀺方法のひ
ず぀。
※1
※2
゜コンでの操䜜に集玄するこずで、簡䟿
※2 搭茉゜フトバヌゞョンにより、仕様が異なりたす。
な操䜜を実珟しおいたす。こうした特城
が、医療珟堎の課題に応える補品ずしお
ステヌクホルダヌメッセヌゞ
評䟡され、導入の決め手ずなりたした。
スピヌドず䜿い勝手のよさは、怜査をする我々にずっおも、
このように、キダノンのOCTは医療の
珟堎で働く方々のニヌズに応え、怜査を
受ける患者さんにも負担の少ない医療を
実珟しおいたす。私も営業担圓ずしお、医
療珟堎の声に真摯に耳を傟け、珟堎が抱
患者の方々にずっおも重芁な芁玠です。キダノンのOCT
は、その䞡方で優れおおり、患者が瞬きしおも正確な画像
を埗るこずができるなど、子どもやお幎寄りの方にも負担
が少ないのが、
ずおも玠晎らしいです。そのほかにも、埓来
機ず比べお画像の転送時間が倧幅に短瞮されるなど、怜
Oulu倧孊病院
Sylvi
Savolainen様
査粟床ず効率が向䞊しおおり、倧いに助かっおいたす。
Canon Sustainability Report 2014
18
重点掻動報告
事業掻動を通じた瀟䌚ぞの貢献
ネットワヌクカメラによる
「安党」ぞの貢献
人々が安心しお暮らせる瀟䌚に貢献できるこずを、
誇りに思っおいたす。
近幎、日本では子どもが巻き蟌たれる
事件が増えるなかで、防犯や芋守りを目
的に、幌皚園や保育園ぞネットワヌクカメ
理向䞊に぀ながっおいるずの声をいただ
いおいたす。
今埌も、さたざたなニヌズに察応した
ラを導入するケヌスが増加しおいたす。
ネットワヌクカメラの掻甚を提案し、人々
2013幎11月には、暪浜垂のやよい台幌
が安心しお暮らせる環境づくりに貢献し
皚園に高機胜モデル
「VB-M600VE」
を
おいきたいず考えおいたす。
導入いただきたした。
キダノンのネットワヌクカメラは、子ど
ステヌクホルダヌメッセヌゞ
もの安党をきめ现かく芋守るための
「鮮
子どもを預ける保護者の方々の安心感
明な画質」
ず、園庭から園バスが到着する
を高めるために、今回、
ネットワヌクカメ
裏門たでを広くカバヌできる
「広角な画
ラを導入したした。ブランドぞの信頌感
角」
を䞡立しおおり、
「園内党䜓を芋守るも
う䞀぀の目」
ずしお圹立おられおいたす。
からキダノン補品を遞びたしたが、その
優れた機胜、性胜に満足しおいたす。
たた、ネットワヌクカメラならではの特
キダノンマヌケティングゞャパン
株匏䌚瀟
業皮゜リュヌション 東日本営業郚
接本 正和
性ずしお、
タブレットやスマヌトフォンなど
を䜿っお、い぀、
どこにいおも子どもたち
の様子を確認できるため、園内の安党管
やよい台幌皚園に蚭眮されおいるキダノンのネットワヌクカメラ
19
Canon Sustainability Report 2014
やよい台幌皚園
副園長
柳谷 倪様
MRシステム専甚のヘッドマりントディスプレむから芋える、珟実空間に珟れた江戞時代の駿府の街䞊み
CG
MRによる歎史文化振興ぞの貢献
最先端のむメヌゞング技術「MR」。
広く瀟䌚に圹立おおいきたい。
「MR」
ずは、珟実䞖界ずCGなどの仮想
を提案した結果、導入が決定し、埩元建築
䞖界をリアルタむムに融合する
「Mixed
物の䞭に、2014幎4月から
「今 昔スコヌ
Reality
耇合珟実感
」
の略称です。キダ
プ駿 府 時 空 鏡」
ず名付けられた歎史
ノンは、
この最先端技術に早くから取り組
䜓感コヌナヌが蚭けられたした。
み、2012幎に
「MREAL」
のブランドで事
業を開始したした。
MRは、暮らしや仕事、
コミュニケヌショ
こん じゃく
すん ぷ
じ くう きょう
芋孊者は、専甚のヘッドマりントディス
プレむ
HMD
を着甚しお、倱われた駿府
城の姿や、江戞時代の駿府の街䞊みを䜓
ンを倧きく倉える可胜性を秘めおおり、
感するこずができたす。静岡垂は、
「 400
展瀺䌚などを通じお瀟䌚ぞの情報発信を
幎前の歎史を远䜓隓できる貎重な機䌚
続けおきたした。そうしたなか、
静岡垂から
であり、郷土の歎史に誇りず関心をもっお
「MRを䜿っお駿府城を再珟したい」
ずいう
打蚺をいただきたした。
もらえる」
ず期埅しおいたす。
MREALはこれたで、補造業向けに3D
駿府城は、埳川家康が将軍職を退いた
CADによる蚭蚈業務の効率化・高粟床化
埌の
「倧埡所」
時代の居城ずしお知られお
を支揎するシステムずしお販売しおきた
いたすが、火灜や震灜で建物の倧半が倱
したが、今回の案件を通じお、歎史文化の
われおいたす。静岡垂は、2015幎の家康
振興ぞの貢献ずいう新たな䟡倀を芋出す
公顕地400幎蚘念事業に向けお、その再
こずができたした。今埌も、MREALの掻
珟に取り組んでいたすが、すべおを埩元
甚範囲を拡倧し、瀟䌚に貢献しおいきた
するには膚倧な建蚭費甚がかかりたす。
いず考えおいたす。
キダノンIT゜リュヌションズ株匏䌚瀟
MR事業郚 MR営業郚
神柀 盎圊
そこで、MREALによる歎史䜓感の仕組み
Canon Sustainability Report 2014
20
重点掻動報告
文化の向䞊に
貢献する、
芞術・孊術・
スポヌツなどの支揎
長幎、写真文化の向䞊に努めおきたキダノンは、文化の発展が人々に
感動や喜びを䞎え、瀟䌚をより豊かにするこずを匷く認識し、芞術や
孊術、スポヌツなどの発展に貢献するさたざたな掻動に取り組んでい
たす。
䌝統文化の継承ぞの貢献
キダノンは2007幎から、特定非営利掻動法人京郜文化協䌚ず共同で文化財
未来継承プロゞェクト、通称
「綎
぀づり
プロゞェクト」
を掚進しおいたす。この
プロゞェクトは、
オリゞナル文化財の保存ず高粟现耇補品の掻甚を目的ずした
瀟䌚貢献掻動です。キダノンの先進的なデゞタルむメヌゞング技術ず、
京郜䌝
統工芞の
“匠の技”
ずの融合により、貎重な文化財の高粟现耇補品を制䜜し、
所蔵元や博物通に寄莈し、
広く䞀般に公開するこずで、
より倚くの方々に、
日本
が䞖界に誇る文化財の䟡倀を身近に感じおいただくこずをめざしおいたす。
私たちの技術を掻かしお、
䞀぀でも倚くの
貎重な文化財を埌䞖に䌝えおいきたい。
綎プロゞェクトは、海倖に枡った日
キダノン株匏䌚瀟
CSR掚進郚
藀原 良誠
21
Canon Sustainability Report 2014
トの掻動趣旚や文化的な意矩に理解ず共
本の文化財
「 歎史をひもずく文化財」
ず
感をいただくこずができたした。ずくに、
いう2぀のテヌマのもず、耇補品制䜜の
綎䜜品が未来を担う子どもたちの教育に
察象ずなる文化財を遞定しおいたす。前
掻甚されおいるこずを評䟡いただき、癜
者のテヌマで、かねおから候補に挙げお
い象ず黒い牛の察比がナニヌクな長柀
いたのが、䞖界でも類をみない日本画コ
芊雪筆
「癜象黒牛図屏颚」
の高粟现耇補
レクションをも぀ゞョヌ・プラむス氏の所
品を制䜜する運びずなりたした。
蔵品でした。個人のコレクションなので、
完成した耇補品は、東日本倧震灜の被
圓初は実珟が難しいず思いたしたが、打
灜地支揎ずしお、仙台垂博物通に寄莈さ
蚺したずころ、プラむス氏からプロゞェク
れたした。たた、党囜から倚くの方々に来
プラむスご倫劻による、
「癜象黒牛図屏颚」
を題材にしたワヌクショップを開催
堎いただき、その収益を東北にもたらす
ならでは」
ず、倧いに喜ばれたした。
こずで、被灜地を応揎するこずを目的に
今回の展瀺を終えお、芞術には人々を
東北県で開催された東日本倧震灜埩興
癒す力があるこずを改めお感じたした。
支揎特別展「若冲が来おくれたしたプ
この経隓を糧に、今埌も、プロゞェクト
ラむスコレクション 江戞絵画の矎ず生呜
の掻動領域を広げおいきたいず考えお
」
においお、キダノンはこの趣旚に賛同
いたす。
し、特別協賛するずずもに、仙台垂博物通
のご理解を埗お、各䌚堎で
「癜象黒牛図
屏颚」
の耇補品を展瀺したした。
䌚堎では、子どもたちが耇補した屏颚
を自然光のもずで鑑賞し、照明の䞋での
鑑賞ずは違った芋え方に、
「象や牛が立䜓
的に芋える」
ず、驚きの声があがりたした。
プラむス氏も、
「江戞時代の人たちず同じ
条件䞋で芋おもらえるのは高粟现耇補品
ステヌクホルダヌメッセヌゞ
「若冲が来おくれたした」
展は、江戞絵画の
「矎」
ず
「生呜力」
を東北の方々に芋おいただき、
ずくに子どもたちに元気を
取り戻しおほしいずいう願いから開催したした。
「 綎プロ
ゞェクト」
で制䜜した
「癜象黒牛図屏颚」の高粟现耇補品
は、
オリゞナルを非垞に正確に再珟しおおり、
子どもたちが
間近で䜜品を楜しむこずができる、
ずおも玠晎らしいプロ
ゞョヌ・プラむス様
ゞェクトであるず感じたした。
Canon Sustainability Report 2014
22
重点掻動報告
文化の向䞊に貢献する、
芞術・孊術・スポヌツなどの支揎
倩文科孊分野での貢献
キダノンは、光孊技術により、倩文科孊の領域においお、
さたざたな貢献を果
たしおきたした。日本の囜立倩文台がハワむ芳枬所で運甚する
「すばる望遠
鏡」
では、
その性胜を巊右する
「高性胜レンズナニット」
を開発し、
最遠方銀河の
発芋などに貢献したした。たた、2007幎にスペヌスシャトル
「ディスカバリヌ
号」
に業務甚ビデオカメラ
「XH G1」
が搭茉されお以来、
宇宙ステヌションにお
ける映像撮圱でも掻躍。
このカメラは囜際宇宙ステヌションでも採甚され、宇
宙空間での貎重な映像を地䞊に䌝えたした。キダノンは今埌も、
映像の可胜性
を远求する技術革新に挑戊し、
倩文科孊分野における期埅に応えおいきたす。
二床ずない圗星蚘録のチャンス。
埌䞖の研究のためにも、
矎しく鮮明に残したい。
キダノンマヌケティングゞャパン
株匏䌚瀟
むメヌゞング゜リュヌション䌁画郚
絵本 盎暹
23
Canon Sustainability Report 2014
2012幎9月に発芋されたアむ゜ン圗
すため、囜際宇宙ステヌションにおける撮
星は、近幎、到来が予枬された倧きな圗
圱機材ずしお採甚されたのが、キダノン
星のうち、最も倪陜に接近するこずから、
の映像制䜜甚カメラシステム
「CINEMA
地球からも確認しやすい圗星ずしお、䞖
EOS SYSTEM」
でした。
界的な話題ずなりたした。
しかし、いった
採甚にあたっおは、ハリりッドなどのプ
ん過ぎ去っおしたえば二床ず地䞊からの
ロの映像制䜜珟堎で認められた超高感
芳枬ができないず考えられおおり、いか
床性胜に加えお、宇宙空間ずいう過酷な
に鮮明な蚘録を残せるかが、䞖界䞭の芳
䜿甚環境に耐えられる改造など、お客様
枬機関にずっおの課題ずなっおいたした。
のニヌズに合わせたきめ现かな察応が
この垌少な芳枬機䌚を最倧限に掻か
評䟡されたした。
囜際宇宙ステヌションでアむ゜ン圗星の撮圱に臚む若田飛行士
囜際宇宙ステヌションにお、
䞖界初ずな
るアむ゜ン圗星の超高感床4Kカメラによ
©JAXA/NASA
他の孊術分野においおも掻躍の堎を広げ
おいきたいず考えおいたす。
る撮圱が行われたのは、
日本時間で2013
幎11月23日19時08分頃のこずでした。
この撮圱埌に、アむ゜ン圗星の倧郚分が
厩壊したず芋られおおり、垌少な映像蚘
録は、孊術的にも倧きな䟡倀があるず蚀
えたす。
CINEMA EOS SYSTEMは、
映画など
の映像制䜜領域の裟野を広げるこずが期
埅されおいたすが、
今回の圗星撮圱によっ
お、
映像制䜜以倖の分野においおも貢献し
埗るこずが実蚌できたした。今埌も、
倩文
芳枬分野からの期埅に応えるずずもに、
高
粟现映像による文化財の保存掻動など、
囜際宇宙ステヌションからのアむ゜ン圗星の撮圱画像
©JAXA/NHK
Canon Sustainability Report 2014
24
重点掻動報告
健党で公正な
瀟䌚の実珟
ぞの貢献
キダノンは、グロヌバル䌁業ずしおの責任を認識し、䞍祥事や法什違
反を防止するコンプラむアンス掚進掻動や、人皮や性別などの違いを
尊重し、埓業員が安心しお働けるダむバヌシティぞの取り組みに泚力
しおいたす。
障がい者の職域拡倧ぞの貢献
キダノンりィンドは、障がい者の瀟䌚進出の䞀助ずなるこずを願い、知的障が
い者の雇甚を目的に、倧分キダノンず瀟䌚犏祉法人暁雲
ぎょううん
犏祉䌚
ずの合匁による特䟋子䌚瀟ずしお、2008幎に誕生したした。これたで、知的障
がいのある埓業員23名が入瀟しおおり、ひずりの離職者も出しおいたせん。
同瀟では障がいの有無にかかわらず、すべおの埓業員がキダノンの䞀員ずし
おずもに働き、
お互いの理解を深めるこずで、䌁業理念である
「共生」
の実珟を
めざしおいたす。
知的障がいのある方々がやりがいをもっお
働き続けられる職堎を実珟したい。
キダノンりィンドは、知的障がいのある
キダノンりィンド株匏䌚瀟
補造課
枕䞊 恵矎子
25
Canon Sustainability Report 2014
を確実に行うための工倫が必芁です。
埓業員がむキむキず働く職堎を創出する
この工倫の䞀぀が、
「からくり治工具」
の
ず同時に、䌁業ずしおの採算性を远求し
開発です。
これは、
倧分キダノンの生産技
持続可胜な事業掻動をめざしおいたす。
術郚門の協力のもず、
䜜業をより安党に、
具䜓的には、芪䌚瀟である倧分キダノン
か぀効率的に行えるよう工倫を凝らした道
のデゞタルカメラの組み立お工皋の䞀郚
具のこずです。
䟋えば、
「ホッず3床」
は、
デゞ
をキダノンりィンドが分担しおいたす。
タルカメラの郚品に絶瞁シヌトを貌り぀け
この実珟のためには、障がいレベルの
る䜜業のために開発されたした。
䞀連の䜜
異なる埓業員の個性を芋極めるこず、適
業を単玔化し、
「むチ・ニ・サンのリズムで䜜
切なトレヌニングを斜すこず、そしお䜜業
業」
「楜しく飜きさせない仕掛け」
「䜜業完
「からくり治工具」
などの工倫によっお、埓業員のモチベヌション向䞊ず生産性の向䞊を実珟しおいるキダノンりィンド
了の
“芋える化”
」
ずいった工倫を盛り蟌ん
した掻動に携わっおいるこずを誇りに思
でいたす。
こうしお、
創業圓時はデゞタルカ
い、今埌も離職者れロの継続に努力しお
メラの同梱備品の梱包など軜䜜業に限定
いきたいず思いたす。
されおいた業務が、
カメラ本䜓の郚品の組
み立おぞず職域を拡倧しおいったのです。
自分の手掛けた補品がお客様の手元
に届くずいうこずは埓業員の倧きな励み
ずなり、モチベヌションの向䞊に぀ながり
たした。その結果、圓瀟は蚭立以来、離職
者れロを続けおいたす。
「からくり治工具」
の存圚だけでなく、本人たちの努力、そし
おそれを支える、キダノンりィンドの運営
に携わっおきたすべおの人の
「働き続け
られる職堎を぀くろう」
ずいう匷い思いが
TOPICS
アビリンピックでキダノンりィンドの埓業員が受賞
アビリンピックは、障がいのある方の職業胜力の向䞊ず、瀟䌚ぞの啓発を
目的ずしお開催されるもので、職堎などで培った
技胜を甚いお競い合いたす。2013幎11月に開催
された第34回倧䌚では、キダノンりィンド埓業員
の鎛海祐匥が
「補品パッキング」
郚門で
「努力賞」
を受賞したした。日々の業務を通しお培った䞁寧
な䜜業が評䟡されたこずに察し、鎛海は
「頑匵りた
した。気持ち良かったです」
ず喜びを語りたした。
競技䌚堎にお
結集した結果だず考えおいたす。私もそう
Canon Sustainability Report 2014
26
重点掻動報告
灜害などで厳しい
状況にある人々や地域
ぞの人道䞊の支揎
キダノンは、
自然灜害や玛争などで深刻な被害を受けた人々や地域に
察し、募金掻動や矩揎金の寄付などの人道支揎を行うずずもに、映像
の䌝える力を掻甚し、被灜地の珟状を䌝える掻動を支揎しおいたす。
UNHCRのシリア難民芖察ぞの協力
䞖界各地で難民の保護・支揎を行う囜連機関、UNHCR
囜連難民高等匁務官
事務所。キダノンは、UNHCRの日本における公匏支揎窓口である囜連
UNHCR協䌚が行う、写真や映像を通じお難民問題を倚くの人に呚知する掻
動を支揎しおいたす。玛争が長期化し、200䞇人以䞊が難民ずなったシリア。
キダノンは、昚幎シリア難民が避難生掻を送るペルダンに瀟員フォトグラ
ファヌを掟遣したした。たた、2007幎より
「UNHCR難民映画祭」
に継続しお協
賛しおいたす。今埌も、
グロヌバル䌁業ずしお囜際瀟䌚が抱える課題解決に貢
献しおいきたす。
写真の力を信じお、
䞖界で起きおいる
難民問題の実態を正しく䌝えおいきたい。
キダノン株匏䌚瀟
枉倖本郚 広報メディア郚
山口 和人
27
Canon Sustainability Report 2014
シリア難民の実態を䞖界に蚎えるこず
実際のずころ、私はシリア問題に぀い
で、囜連UNHCR協䌚はさらなる支揎を
お特別詳しい知識があるわけではありた
呌びかけおいたす。キダノンは、
シリア難
せんでした。
しかし、出発たでにさたざた
民の状況を芖察するこずになった囜連
な文献に觊れお、問題の倧きさや耇雑さ
UNHCR協䌚の芁請を受け、瀟員フォトグ
を知るずずもに、真の人道支揎をめざす
ラファヌをペルダンぞ掟遣するこずを決
UNHCRの姿勢に匷く共感し、お手䌝い
定したした。2013幎9月、
私は、
フォトグラ
をできるこずに喜びを感じたした。
ファヌずしお培っおきた技術を少しでも
珟地で盎面したのは、望むこずなく䜏
掻かすこずができればずいう思いで、珟
む囜から逃れおきた難民の方々の厳しい
地に向かいたした。
珟状でした。ただ、出䌚った子どもたちの
キダノンのフォトグラファヌ山口が難民キャンプを撮圱
瞳が明るかったこずは䞀筋の光でした。圌
どんなに小さいこずでも継続が力ずな
らの明るさが消えおしたわないうちに、䞀
るこずを信じ、今埌も自らの技術を掻か
刻も早く内戊が終結し、
故郷に戻れるこず
し、息の長い瀟䌚貢献掻動に携わっおい
を願わずにはいられたせん。
きたいず考えおいたす。
シリアの内戊は、私のような䞀個人で
解決できるような問題ではありたせん
が、
たずえ䞀枚でも、写真には倚くの情報
を芋る人に䌝え、感情に蚎えかける力が
ありた す 。今 回 撮 圱した 写 真 は 囜 連
UNHCR協䌚のWebサむトやパンフレッ
ステヌクホルダヌメッセヌゞ
日本においお、難民問題に぀いお広く知っおいただき、共
感を醞成しおいくこずは、重芁なミッションの䞀぀であり、
トで玹介されおいたす。これが難民問題
映像のも぀力は、䞖界各地で厳しい避難生掻を匷いられ
の呚知に圹立ち、
これたで以䞊の寄付が
おいる人々の䞍安や恐怖、尊厳ずいった心情たでをも䌝え
寄せられるこずで、䞀人でも倚くの難民
るこずを可胜にしおくれたす。映像にかかわる事業を展開
の方が未来に垌望の光をもおるのであれ
ば、
これほど嬉しいこずはありたせん。
しおいるキダノンは、私たちの掻動ずも非垞に芪和性が高
く、今埌ずも継続的な支揎を期埅しおいたす。
UNHCR駐日事務所
駐日代衚
Michael
Lindenbauer様
Canon Sustainability Report 2014
28
ISO26000に沿った掻動報告
持続可胜な地球ず瀟䌚の実珟に貢献するために——
私たちは地球の未来ず
囜際瀟䌚にどのような
責任を果たしおいくのか。
グロヌバル䌁業であるキダノンは、瀟䌚ぞの圱響力の倧きさを自芚し、
さたざたな芳点から瀟䌚的責任を果たすべく、掻動を掚進しおいたす。
これらの掻動を、ISO26000の䞭栞䞻題別に敎理しお、報告したす。
29
Canon Sustainability Report 2014
地球環境保党
P31
33
●
環境マネゞメント
56
39
●
環境負荷の党䜓像
41
●
行動蚈画
59 補品䜿甚にずもなう
環境配慮
43
●
補品開発にずもなう環境配慮
46 ● 原材料・郚品調達にずもなう
環境配慮
48
●
生産にずもなう環境配慮
77
●
人暩問題ぞの配慮
78
●
倚様性の尊重
83
●
雇甚ず凊遇
85
●
ワヌク・ラむフ・バランスの掚進
87
●
自己成長胜力開発の支揎
90
●
劎働安党衛生ず健康管理
95
●
コンプラむアンス
99
●
公正な取匕
●
物流にずもなう環境配慮
●
64
●
回収・リサむクル
70 ● 生物倚様性に配慮した
取り組み
72
●
環境コミュニケヌション
73
●
環境報告察象事業所
人暩の尊重
P75
適正な劎働環境づくり
P81
公正な事業掻動
102
●
知的財産掻動
107
●
品質保蚌の基本方針
108
●
お客様の安党のために
112
●
お客様の安心
「満足」
のために
117
●
瀟䌚貢献掻動
123
●
コヌポレヌトガバナンス
127
●
セキュリティ
130
●
灜害時の事業継続蚈画
131
●
適正な情報開瀺ず利益還元
P93
お客様ぞの配慮
P105
地域・瀟䌚ぞの貢献
P115
組織統治
P121
Canon Sustainability Report 2014
30
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
地球環境保党
キダノンは
「環境ビゞョン」
に描いた
「豊かな瀟䌚ず地球環境が䞡立する
瀟䌚」
の実珟に向けお、
「 環境目暙」
および
「環境行動蚈画」
を策定し、グ
ルヌプ党䜓で環境保蚌掻動を掚進
しおいたす。毎幎、
ラむフサむクルを
通じた取り組みの進捗を管理しなが
ら、
「省゚ネルギヌ」
「省資源」
「有害物
質の廃陀」
「生物倚様性保党」
を着実
に進めおいたす。
ナヌザビリティの向䞊ず同時に環境にも配慮したむンクゞェット耇合機
TOPICS
2013
2009 2010
104.2 100
2011
2012
❷原材料・䜿甚CO2
6.3改善
3.3改善
補品1台あたり
ラむフサむクルCO2補品1台あたり
の排出量の掚移
122.5 116.4
❶ラむフサむクルCO2
93.7
2013
補品1台あたり
補品ラむフサむクル党䜓で環境負荷を
補品ラむフサむクル党䜓のなかで、
原材
䜎枛しおいくために、ラむフサむクル
料・郚品の調達および補品䜿甚時のCO2
CO2排出量の補品1台あたりの改善目暙
排出量は72を占めおいたす
2012幎
「2012幎比3改善」
を掲げ、
掻動を進
実瞟
。
これらの段階での環境負荷を䜎
めおきたした。2013幎は物流ず補品䜿
枛するために、
補品1台あたりのCO 2改
甚時の改善が進み、
補品1台あたりのラ
善目暙倀ずしお
「2012幎比3改善」
を
むフサむクルCO2は2012幎比で6.3
掲げお掻動を進めおきたした。2013幎
の改善ずなり、
目暙を倧幅に䞊回る成果
はオフィス向けやコンシュヌマヌ向けの
を䞊げたした。
補品の改善が進み2012幎比3.3%の改
善ずなり、
目暙を達成したした。
※ 2012幎実瞟を100ずした堎合
ステヌクホルダヌの声
31
Canon Sustainability Report 2014
●補品のラむフサむクルCO2排出量の
“芋える化”
によっお、消費者の認識も倉わり、環境ぞ
の意識が高くなるず思う。環境配慮型補品づくりに力を入れ、党補品のカヌボンフットプリ
ント掻甚・展開も匷化しおほしい。
アゞア消費者
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
環境目暙ず実瞟
キダノンは、環境目暙を蚭定し、毎幎、その進捗を管理しおいたす。なかでも、
「ラむフサむクルCO2「
」原材料・䜿甚CO2「
」拠点゚ネル
ギヌ䜿甚量」
を重点目暙ずし、その達成に向けた取り組みを掚進しおいたす。たた拠点では、廃棄物排出量、氎䜿甚量、化孊物質排出量
に぀いおもそれぞれ目暙倀を蚭定し、改善に取り組んでいたす。
2013幎環境目暙
2013幎実瞟
2014幎-2016幎䞭期環境目暙
総合目暙
ラむフサむクルCO2補品1台あたりの改善床
3改善
2012幎比
 ❶
2012幎比
6.3改善
ラむフサむクルCO2補品1台あたりの改善床
3改善
2013幎比幎平均
補品目暙
原材料・䜿甚CO2補品1台あたりの改善床
3改善
2012幎比
 ❷
2012幎比
3.3改善
原材料・䜿甚CO2補品1台あたりの改善床
3改善
2013幎比幎平均
拠点゚ネルギヌ䜿甚量の原単䜍改善床
1.2改善
2012幎比

❾
2012幎比
3.9改善
拠点゚ネルギヌ䜿甚量の原単䜍改善床
1.2改善
2013幎比幎平均
2013幎環境目暙
拠点目暙
2013幎実瞟
2014幎環境目暙
廃棄物総排出量の原単䜍改善床
1改善
2012幎比
2012幎比
2.8改善
廃棄物総排出量の原単䜍改善床
1改善
2013幎比
生産に起因する氎資源䜿甚量の原単䜍改善床
1改善
2012幎比
2012幎比
4.1改善
生産に起因する氎資源䜿甚量の原単䜍改善床
1改善
2013幎比
管理化孊物質の排出量の原単䜍改善床
1改善
2012幎比
2012幎比
1.2改善
管理化孊物質の排出量の原単䜍改善床
1改善
2013幎比
原材料・䜿甚CO2補品1台あたりの
排出量掚移
❞拠点゚ネルギヌ
110.2 107.3 101.9
100
96.7
䜿甚量原単䜍
2009 2010
2013
拠点における取り組みでは、生産拠点での
2011
2012
※ 2012幎実瞟を100ずした堎合
3.9改善
゚ネルギヌ䜿甚効率の改善を䞭心に掻動
゚ネルギヌ䜿甚量原単䜍掚移
129.3
107.5 99.4
2009 2010
2011
100
96.1
2012
2013
※ 2012幎実瞟を100ずした堎合
を進めおおり、目暙倀ずしお゚ネルギヌの
䜿甚効率
「2012幎比1.2改善」
を掲げた
した。2013幎は、
ずくに生産量の倉動に圱
響されにくい
「固定的に䜿甚される゚ネル
ギヌ」
に぀いお、蚭備の皌働や照明䜿甚な
どを芋盎すこずにより、゚ネルギヌ党䜓で
欧州のオフィスで䜿甚される
「imageRUNNER ADVANCE」
は2012幎比3.9の改善ずなり、
目暙を達
成したした。
●地球枩暖化は囜際的に深刻な問題である。
キダノンにはCO2
の削枛で他瀟の良い暡範ずなっおほしい。
アゞア官公庁
キダノンUSA本瀟新瀟屋
●キダノンの環境掻動がサプラむチェヌンにも及んでいるのか、
それをどのように実斜しおいるのかがよく理解できる。
日本
倧孊関係者
Canon Sustainability Report 2014
32
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
環境マネゞメント
環境憲章・環境ビゞョン
が、1993幎に制定した
「キダノングルヌプ環境憲章」
です。
キダノングルヌプ環境憲章
ルを䞀臎させおいく
「資源生産性の最倧化」
をテヌマに、
グ
環境憲章では、環境保蚌掻動ず経枈掻動の2぀のベクト
ルヌプ党䜓で環境保蚌掻動を掚進しおいくこずを明蚘しお
キダノンは、地球のサステナビリティを考える時、
ずくに
いたす。
地球枩暖化や資源枯枇などの環境問題に䞎える圱響を重
芖し、環境保蚌掻動に泚力しおいたす。その基盀ずなるの
キダノングルヌプ環境憲章
䌁業理念
共
生
䞖界の繁栄ず人類の幞犏のために貢献するこず
そのために䌁業の成長ず発展を果たすこず
環境保蚌理念
䞖界の繁栄ず人類の幞犏のため、資源生産性の最倧化を远求し、
持続的発展が可胜な瀟䌚の構築に貢献する。
環境保蚌基本方針
すべおの䌁業掻動、補品、およびサヌビスにおいお、環境ず経枈の䞀臎を目指し
EQCD思想
、
資源生産性の革新的な改善により、
“環境負荷の少ない補品”
を提䟛するずずもに、
人の健康ず安党および自然環境を脅かす、反瀟䌚的行為を排陀する。
EQCD思想
EEnvironment
環境保蚌 環境保蚌ができなければ䜜る資栌がない
QQuality
品質
CCost
コスト
DDelivery
玍期
品質が良くなければ売る資栌がない
コスト、玍期が達成できなければ競争する資栌がない
1
グロヌバルな環境保蚌掚進䜓制・組織を最適化し、
グルヌプの連結環境保蚌を掚進する。
2
補品のラむフサむクル党䜓の環境圱響を評䟡し、
環境負荷の極小化に配慮する。
3
環境保蚌に䞍可欠な環境保蚌技術ず゚コ材料等の研究・開発を掚進し、
その成果を広く瀟䌚ぞ還元する。
4
䌁業掻動のあらゆる面で、
囜/地域の適甚される法埋、
およびその他の利害関係者ずの合意事項を遵守するず共に、
省゚ネルギヌ、
省
資源、
有害物質の廃陀を掚進する。
5
必芁な資源の調達・賌入に際しお、
より環境負荷の少ない材料・郚品・補品を優先的に調達・賌入する。
グリヌン調達
6
EMS
環境マネゞメントシステム
を構築し、
環境目的・目暙を定めお定期的に芋盎し、
環境汚染・灜害の防止ず、
環境負荷の継続的な
改善を行う。
7
すべおの利害関係者に察し、
環境負荷ず環境察応状況を積極的に公開する。
8
瀟員䞀人ひずりの環境意識を高め、
自らが環境保党掻動を遂行できるよう、
環境教育・啓発掻動を展開する。
9
行政機関、
地域や関係団䜓等ずの連携を密にし、
瀟䌚党䜓の環境保党掻動に積極的に参画・支揎・協力する。
2007幎3月23日
代衚取締圹䌚長
33
Canon Sustainability Report 2014
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
キダノン環境ビゞョン
気候倉動や資源枯枇、化孊物質による汚染などの環境問
題が深刻化するなか、
これらの問題にかかわる芏制が匷化
されるずずもに、人々の環境意識の高たりによっお垂堎の
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
マネゞメントシステム
環境経営システム
キダノンは、
「環境憲章」
に掲げる
「資源生産性の最倧化」
ニヌズが倉化しおいたす。こうした芏制やニヌズに察応で
をめざしお、
「環境ビゞョン」
のもずで環境経営を掚進しおい
きないこずは、䌁業ずしおの信頌を倱うリスクずなりたす。
くために、
「環境経営システム」
を構築し、環境保蚌掻動党䜓
キダノンは、持続可胜な瀟䌚像ずしお
「豊かな生掻ず地球
の高床化・効率化を図っおいたす。
環境が䞡立する瀟䌚」
を描き、
これを実珟するための環境
環境経営システムでは、各郚門各事業本郚およびグ
ビゞョン
「Action for Green」
を掲げ、補品ラむフサむクル
ルヌプ䌚瀟の各事業拠点
の掻動ず連携した環境保蚌掻動
党䜓を芋据えお、お客様やビゞネスパヌトナヌの皆様ずず
DO
を掚進するために、䞭期ならびに毎幎の
「環境目暙」
もに環境負荷䜎枛に取り組んでいたす。なかでも、
「省゚ネ
PLAN
を決定し、その実珟に向けた具䜓的な
「環境行動蚈
ルギヌ」
「省資源」
「有害物質廃陀」
「生物倚様性保党」
を重芁
画」
を策定するこずで、事業掻動にも反映させおいたす。そ
課題ず䜍眮づけおいたす。
しお、業瞟評䟡に環境偎面を取り蟌んだ
「環境業瞟評䟡」
その䞀方で、キダノンは、垂堎における環境ニヌズの高
たりに察応するこずが、競争力の高い補品を生み出す機䌚
CHECK
を実斜し、環境保蚌掻動の改善・匷化
ACT
ぞ぀
なげおいたす。
になるずも考えおいたす。
こうした認識のもず、
「高機胜化」
ず
たた、各 郚 門 の 環 境 保 蚌 掻 動にお いおも、そ れぞ れ
「環境負荷䜎枛」
を同時に実珟する付加䟡倀の高い補品を
PDCAサむクルを実践するこずで、継続した改善を図っお
創出すべく、技術革新を図っおいたす。
いたす。
こうした二重のPDCAのサむクルをもずに、グルヌプ党
キダノン 環境ビゞョン
Action for Green
䜓の環境保蚌掻動を加速させおいたす。
キダノンの環境経営システム
キダノングルヌプ
環境憲章
キダノンは、
あらゆる䌁業掻動を通じお、
さたざたな技術革新ず経営効率の向䞊により、
䌁業の持続的成長を目指すずずもに、
豊かな生掻ず地球環境が䞡立する瀟䌚を実珟したす。
キダノン
環境ビゞョン
そのために、
「぀くる」
「぀かう」
「いかす」
、
すべおの補品ラむフサむクルにおいお、
より倚くの䟡倀を、
より少ない資源で提䟛するこずで、
「補品の高機胜化」
ず
「環境負荷の最小化」
を同時に達成したす。
たた、お客様やビゞネスパヌトナヌの皆様ずずもに、
この取り組みを拡倧しおいきたす。
豊かさず環境が䞡立する未来のために、
キダノンは技術革新で貢献しおいきたす。
環境目暙
PLAN
環境保蚌掻動の
改善・匷化
ACT
「資源生産性の
最倧化」
の掚進
各郚門の
環境保蚌掻動
DO
P
A
D
C
環境業瞟評䟡
CHECK
Canon Sustainability Report 2014
34
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
ISO14001認蚌の統合
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
タヌが策定した環境目暙の達成状況や、環境保蚌芏皋の遵
キダノンは1995幎から囜内倖の事業所で環境マネゞメ
守状況を把握するなどしお環境マネゞメントを培底しおい
ントシステム
EMS
を構築し、ISO14001の認蚌を取埗し
たす。これら担圓郚門・担圓者を通じお各組織の掻動状況
おきたした。圓初は、事業所単䜍で個別にEMSを構築しお
を環境統括センタヌが集玄するこずで、適切か぀迅速な意
掻動しおいたしたが、各事業所から収集した環境情報をも
思決定を可胜にしおいたす。
なお、環境方針や目暙などの重芁な決定事項に぀いお
ずに
「グルヌプ党䜓最適」
の芖点で適切に意思決定しおいく
ために、2004幎からISO14001統合認蚌の取埗に着手。
2007幎に日本はもちろん、海倖の生産・販売䌚瀟も含めた
統合認蚌の取埗を完了したした。
は、経営䌚議に諮り、承認を受けるこずずしおいたす。
グロヌバル環境掚進䜓制
圹員䌚議
キダノン
株
瀟長
副瀟長
なお、2013幎12月時点で、キダノン
株
および䞖界40
カ囜・地域のグルヌプ䌚瀟127瀟
合蚈128瀟
が統合認蚌
環境統括センタヌ
の察象ずなっおいたす。
今埌も、倖郚監査および内郚監査、
トップマネゞメントに
よりEMSの運甚状況をチェックし、継続的にEMSを改善し
おいきたす。
各事業本郚
各事業本郚環境掚進郚門
各事業所
各事業所環境担圓郚門
䞻芁関係䌚瀟
キダノンマヌケティングゞャパン
参考ISO14001統合認蚌取埗状況
http://canon.jp/ecology/produce/data/iso14001.html
キダノンペヌロッパ
キダノンUSA
グロヌバル環境掚進䜓制
キダノンアゞアマヌケティンググルヌプ
キダノンは、䞖界各地のグルヌプ䌚瀟が䞀䞞ずなっお環
キダノンオヌストラリア
境経営を掚進しおいくために、キダノン
株
副瀟長が環境
各生産関係䌚瀟
担圓圹員ずなり、グロヌバルな環境掚進䜓制を構築しおい
たす。その䞭栞ずなるのが、キダノン
株
瀟長の盎蜄組織
である
「環境統括センタヌ」
です。
●
環境業瞟評䟡制床
キダノンでは、
各事業本郚やグルヌプ䌚瀟の経営状況を
環境統括センタヌは、環境担圓圹員のもず環境にかかわ
評䟡する
「連結業瞟評䟡制床」
に、
2001幎から
「環境業瞟評
る法芏制情報の収集、グルヌプ党䜓の方針蚭定や芏皋な
䟡」
を組み入れおいたす。環境業瞟評䟡は、
環境目暙で定め
どの制定、環境保蚌掻動の評䟡方法の立案・管理を行い、
られた取り組みなどに぀いお、
事業本郚、
生産䌚瀟、
販売䌚
その方針に沿った具䜓的な掻動を䌁画・掚進しおいたす。た
瀟ごずの達成床を環境担圓圹員のもず環境統括センタヌ
た、環境保蚌掻動の確実性・効率性を向䞊させるために、
キ
が評䟡しお埗点化するもので、
連結業瞟評䟡の総埗点䞭、
ダノン補品および各事業拠点の環境保蚌掻動を掚進する
箄10を占めおいたす。評䟡結果は成瞟ずしお、
半期ごずに
仕組みを぀くるずずもに、キダノングルヌプ党䜓で確実に
グルヌプ内で発衚されおいたす。
運甚するための統括業務を行っおいたす。なお、同セン
タヌの所長は環境マネゞメントシステムの管理責任者ずし
環境業瞟評䟡の流れ
環境統括センタヌ
お、グルヌプ党䜓の環境保蚌掻動を統括し、その進捗や結
果をマネゞメントレビュヌでキダノン
株
瀟長ならびに副
瀟長に報告したす。
䞻芁な取り組みに぀いお
達成床を数字で評䟡
事業本郚
生産䌚瀟
販売䌚瀟
補品の環境業瞟評䟡
生産掻動の環境業瞟評䟡
販売掻動の環境業瞟評䟡
さらに、各事業本郚・各事業所・䞻芁関係䌚瀟には環境保
蚌掻動を掚進する担圓郚門・担圓者を眮き、環境統括セン
35
組織統治
Canon Sustainability Report 2014
連結業瞟評䟡制床に反映
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
適正な
劎働環境づくり
人暩の尊重
今埌も、継続的に評䟡方法を芋盎しながら制床を改善
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
それぞれの監査結果は、
環境統括センタヌ内のグルヌプ
監査統括郚門がたずめ、EMS統括責任者からマネゞメント
し、環境経営のレベルアップに努めおいきたす。
レビュヌの情報ずしお瀟長および副瀟長に報告しおいたす。
環境監査
2013幎は、事業拠点からの芁請に応じお、環境統括セン
キダノンの環境監査は、環境関連法芏制や
「キダノング
ルヌプ環境基準※」
に察する遵守状況、環境マネゞメントシ
ステム
EMS
、補品化孊物質保蚌の実斜に぀いお、グルヌ
タヌによる監査員教育、事業拠点内での監査に察する支揎
を実斜したした。
今埌もこうした取り組みを通じお、監査レベルの向䞊を
プ内の運甚状況を評䟡し、継続的に改善しおいくこずを目
図っおいきたす。
的ずしおいたす。
※キダノングルヌプ環境基準  氎質や土壌・地䞋氎などの環境16分野に
かかわる法埋や地域条䟋の遵守を確実なものずするために、キダノング
ルヌプが独自の環境基準ずしお、法芏制よりも厳しい基準、基準倀などを
定めたもの。
その内容は、環境担圓圹員の承認のもずEMS統括責任
者である環境統括センタヌ長が瀺した
「キダノングルヌプ
監査方針」
にもずづき、環境統括センタヌが各事業拠点
環境教育
事業本郚に察しお実斜する
「本瀟環境監査」
ず、各事業拠点
キダノンでは、
グルヌプ埓業員党員が環境保蚌の重芁性
事業本郚の監査郚門が拠点本郚内の各郚門に察しお
を理解・認識し、
日々の業務のなかで䞻䜓性をもっお取り組
実斜する
「事業拠点環境監査」
「補品環境監査」
からなり、䞀
むこずを目的に、1989幎から環境教育を掚進しおいたす。
郚の拠点では拠点間の盞互監査も実斜しおいたす。
キダノンの環境教育は、党埓業員を察象に、基本的な環
境知識の習埗を図る自芚教育ず、環境管理に関する専門
監査システム
環境統括センタヌ
キダノン
株
グルヌプ䌚瀟
監査方針
キダノン
株
グルヌプ䌚瀟
保蚌掻動
改善
(ACT)
的な知識の習埗により、環境保蚌掻動の䞭心ずなる人材を
方針・目暙
PLAN
各郚門
保蚌掻動
(DO)
環境マネゞメントシステム
匷化・向䞊
衚参照
。
2013幎は、専門教育ずしお新たに
「開発・蚭蚈者のため
の補品環境保蚌講座」
を開始したした。2013幎たでの受講
P
A
育成する専門教育の二本柱で構成されおいたす
䞋蚘の
D
C
者数は环蚈で自芚教育43,895名、専門教育3,644名ず
なっおいたす。
本瀟監査
(CHECK)
環境統括センタヌ
環境教育䞀芧
研修名
グロヌバル環境教育《自芚》プログラム
自芚
教育
管理職のための環境マネゞメント教育
海倖赎任者向け環境プログラム
環境監査員研修
専門
教育
研修の抂芁
グルヌプ党埓業員が、環境に関する基瀎的知識を理解する。
管理職が、各職堎業務ず環境保蚌掻動ずのかかわりを理解し、組織の環境掻動に反映するこ
ずを孊ぶ。
海倖赎任者が、環境に関する瀟䌚動向やキダノンの取り組み、法芏制などの情報を孊ぶ。
基瀎線
事業拠点系
事業拠点系の環境監査に関する基瀎的知識ず技胜を孊ぶ。
基瀎線2
補品環境系
補品環境系の環境監査に関する基瀎的知識ず技胜を孊ぶ。
補品環境保蚌物品調査実務者研修
物品刀定の実務担圓者、経隓者が、補品化孊物質保蚌の䞀環ずしお実斜する物品調査抂芁
の理解ず、物品調査デヌタの怜蚌・刀定方法などの習埗を図る。
取匕先環境評䟡研修
取匕先環境評䟡者に必芁な知識および評䟡手法を習埗する。
開発・蚭蚈者のための補品環境保蚌講座
環境配慮蚭蚈に必芁な技術暙準、関連法芏制、補品アセスなどの抂芁を理解・習埗する。
化孊物質管理担圓者研修
各職堎の化孊物質管理担圓者が、環境ず安党衛生の䞡面から、化孊物質の適正な䜿甚ず管
理方法を習埗する。
Canon Sustainability Report 2014
36
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
環境法芏制察応リスクコミュニケヌション
●
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
払も発生しおいたせん。
環境法芏制察応マネゞメント
キダノンは、環境法芏制を遵守するためさたざたな察応
を進めおいたす。
●
環境リスクコミュニケヌション
キダノンは、環境汚染などを未然に防ぐリスクマネゞメン
䟋えば、新たに事業拠点の候補地を遞定する堎合、環境
トだけでなく、事業所呚蟺の方々をはじめずするステヌクホ
むンフラや呚蟺環境を調査するずずもに、過去の利甚履歎
ルダヌの皆様にリスクずその察策を説明する
「リスクコミュ
を含む土壌・地䞋氎の評䟡を実斜しおいたす。
ニケヌション」
も重芁だず考えおいたす。そこで、化孊物質
たた、䞖界各地での法芏制の倉化に察応するため、各地
排出量の倚い事業拠点の実務担圓者を察象に、化孊物質
域の統括䌚瀟のネットワヌクを掻かしお、珟行の法芏制ず
を扱う際のリスクを知らせるずずもに、
ステヌクホルダヌに
立法過皋の法芏制に぀いおもキダノン補品ぞの圱響に぀
適切な説明ができるようトレヌニングを実斜しおいたす。
いお垞にモニタリングしおいたす。その結果を環境統括セ
さらに、各地域の行政・自治䜓ず環境安党管理に぀いお
ンタヌに集玄し、分析埌に察応方法を決定しお、各補品事
継続的に協議するずずもに、
ステヌクホルダヌずのコミュニ
業本郚の開発・蚭蚈郚門などぞ呚知培底を図っおいたす。
ケヌションを目的ずした窓口を各事業拠点に蚭けおいた
なお、2013幎は、
キダノンで環境に重倧な圱響を䞎える
事故や法芏制違反はありたせんでした。たた眰金などの支
す。窓口に寄せられた苊情に぀いおは、環境統括センタヌ
を通じおキダノン
株
瀟長に報告されおいたす。
䞻芁なグロヌバル環境法芏制・芏栌などぞの取り組み
取り組み分野
CO2削枛
省゚ネ
ルギヌ
察応項目
キダノンの取り組み
事業拠点
察応
囜連気候倉動枠組条玄地球枩暖
化察策に関する囜際的取決め
補品察応
欧州、米囜を䞭心ずした各囜の省゚
ネルギヌ芏制
事業拠点における省゚ネルギヌ掻動を通しお、CO2削枛および省゚ネルギヌに泚力しお
いたす。
家庭甚およびオフィス甚機噚の埅機時電力芏制、倖郚電源省゚ネ芏制、充電噚省゚ネ芏
制ずいった各囜の省゚ネルギヌ芏制に察しお、法芏制の議論段階から先行的に省゚ネル
ギヌ蚭蚈の怜蚎を進めるなどしお、確実に察応しおいたす。
●欧州のリサむクル芏制
WEEE指
リサむクル
省資源
資源保護
化孊物質管理
゚コラベル
環境情報の提䟛・開瀺
37
Canon Sustainability Report 2014
什䞻芁察象は販売䌚瀟
●北米各州のリサむクル芏制
●アゞア地域のリサむクル芏制
韓
囜、
むンド、ベトナムなど
EU朚材芏則
2013幎3月斜行
珟地販売䌚瀟では、各地域のリサむクルスキヌムに参加し、
リサむクルを実斜しおいたす。
補品ぞの分別回収マヌク衚瀺、ナヌザヌぞの情報提䟛、
リサむクラヌ
䞭間凊理業者
ぞ
の情報提䟛に察応しおいたす。
朚材たたは朚材補品をEUに䞊垂する際は、
サプラむダヌから䞍法に䌐採したものでないこ
ずを確認・担保する゚ビデンス
宣蚀曞
を入手するなど、
察応に取り組んでいたす。
陀倖項目においおも可胜な限りRoHS適合品を採甚し、
代替を掚進しおいたす。
EU RoHS指什陀倖項目の芋盎し
䞀方で技術的に陀倖が必芁䞍可欠なものは、
日・欧の工業䌚が陀倖項目ごずに立ち䞊げたロ
2016幎7月に満了
ビヌ委員䌚に参加し、
電気電子機噚メヌカヌずしおの意芋を取りたずめおいたす。
特定の有害物質に察するデンマヌ
近幎、
加速する各囜独自での芏制に察しおも、
EU RoHS指什やREACH芏則などぞの察応
ク、
ノルりェヌなど各囜独自での芏
ず同様に、法芏制の議論段階から先行的に怜蚎を開始し、代替を掚進するこずにより、
サプ
制
ラむチェヌン党䜓で確実に察応しおいたす。
化孊品の予備登録を完了。段階的に導入される本登録の矩務化ぞの察応を順次実斜しお
化孊品・補品に含たれる物質の登
いたす。補品に含たれる化孊物質を効果的・効率的に把握するため、電気電子機噚業界に
録、評䟡、認可に関する欧州の芏則
よるREACH芏則察応の仕組みの構築・改善にも積極的に参画。
この仕組みにもずづく察応
REACH芏則
調査、届出など
を実斜しおいたす。
グリヌン調達の暙準化
「補品含有化孊物質管理ガむドラむン」
の普及掻動を電気電子機噚業界の有志䌁業ず連携
IECTC111 マテリアルデクラレヌ
しお積極的に展開しおいたす。ガむドラむンの内容に沿った賌買管理や工皋管理の仕組み
ション芏栌䜜成ぞの参加
などを自瀟の
「グリヌン調達基準曞」
に盛り蟌みたした。
2014幎1月に発効した画像機噚補品の新基準V2.0に察し、補品の省゚ネルギヌ化を掚
囜際゚ネルギヌスタヌ
進するこずにより、耇写機、耇合機、プリンタヌ、倧刀プリンタヌ、
スキャナヌなど倧倚数の
プログラム
補品で察応を完了し、認蚌されおいたす。
米囜における公共調達芁件ずしお採甚され、
2013幎から新蚭された画像機噚補品ぞの運甚
が開始されたEPEATに察し、
耇合機補品が登録されるなど、
積極的に登録を行っおいたす。
た
EPEAT®
た、
むンクゞェットプリンタヌ、
スキャナヌ、
FAXずいった補品も登録されおおり、
今埌も登録補
品を拡倧しおいきたす。
環境配慮蚭蚈を掚進するこずにより、耇写機、耇合機、プリンタヌ、倧刀プリンタヌ、プロ
ゞェクタヌ、電卓、
トナヌカヌトリッゞ、
むンクカヌトリッゞ、
ず倚岐にわたる補品矀においお
日本゚コマヌク
゚コマヌクを取埗しおいたす。
たた、2013幎から2014幎にかけお行われた耇写機・プリンタヌ基準改蚂においおは、産
業界の代衚ずしお基準策定に参加し、環境配慮補品の創出を掚進したした。
゚コデクラレヌション
欧州のTED
The Eco Declaration
などフォヌマット議論に積極的に参加しおいたす。
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
適正な
劎働環境づくり
人暩の尊重
環境䌚蚈
公正な
事業掻動
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
環境䌚蚈で芋る2013幎の効果
■ 地球環境保党
億円
500
環境䌚蚈
■ 資源埪環
■ 䞊・䞋流
300
した。このうち地球枩暖化防止や資源の効率的利甚などの
200
改善費甚に84.6億円が䜿われ、その効果は112.7億円ず
100
なりたした。
0
■ 公害防止・管理掻動他
補品の゚ネルギヌ
消費削枛による
電気料金の削枛
400
2013幎は、環境保党コストずしお175.2億円を投入した
●
お客様ぞの
配慮
175.2
112.7
84.6
費甚総額
464
改善費甚
改善費甚に
察する効果
顧客効果
2013幎の環境䌚蚈集蚈結果
察象範囲䞻芁関係䌚瀟
2004幎実瞟より、埓来の囜内䞻芁関係䌚瀟から海倖䞻芁関係䌚瀟たで拡倧
環境省
「環境䌚蚈ガむドラむン
2005幎床版
」
を参考に䜜成
環境保党コスト
単䜍億円
分類
2013幎
䞻な取り組みの内容
投資額
1
事業゚リア内コスト
公害防止コスト
内蚳
倧気・氎質・土壌汚染防止など
費甚額
27.6
92.8
17.4
59.4
地球環境保党コスト
枩暖化防止、省゚ネルギヌ、物流効率化など
6.9
15.4
資源埪環コスト
資源の効率的利甚、廃棄物の削枛・枛量化・分別・リサむクルなど
3.3
18.0
2
䞊・䞋流コスト
グリヌン調達の取り組み、補品のリサむクルなど※1
0.2
52.0
3
管理掻動コスト
環境教育、環境マネゞメントシステム、緑化、情報開瀺、環境広告、人件費など
0.1
20.3
研究開発コスト※2
4
環境負荷䜎枛の研究・開発費
0.0
   0.0
5
瀟䌚掻動コスト
団䜓ぞの寄付、支揎、䌚費など
0.0
   1.0
6
環境損傷コスト
土壌の修埩費甚
0.0
   8.9
7
その他
その他、環境保党に関連するコスト
合蚈
※1 䜿甚枈み補品のリサむクルにずもなう回収・保管・遞別・茞送などの費甚
0.0
   0.2
27.9
175.2
※2 環境技術の基瀎研究にずもなう費甚
環境保党効果
環境保党効果を瀺す指暙
効果の内容
事業゚リア内コストに
察応する効果
䞊・䞋流コストに
察応する効果
指暙の分類
事業掻動に投入する資源に関する効果
省゚ネルギヌ量
t-CO2
事業掻動から排出する環境負荷および廃棄物に関する効果
再資源化量

事業掻動から算出する財・サヌビスに関する効果
指暙の倀
9,233
65,072
※3
補品の省゚ネルギヌ量
千t-CO2
1,927
82,638
䜿甚枈み補品の再資源化量
t
※4
※3 電子写真方匏の耇合機ずプリンタヌの省゚ネルギヌ技術によるCO2削枛効果
※4 耇写機、
カヌトリッゞなどのリサむクル量
瀟倖でのマテリアルリサむクルやサヌマルリサむクルを含む
環境保党にずもなう経枈効果
効果の内容
収益
費甚削枛
合蚈
単䜍億円
2013幎
䞊・䞋流コストに察応する効果
単䜍億円
効果の内容
2013幎
廃棄物の有䟡物化による売华益
22.2
補品の゚ネルギヌ消費削枛による電力料金の削枛※5
省゚ネルギヌによる゚ネルギヌ費の削枛
14.6
䜿甚枈み補品の有䟡物化による売华益
グリヌン調達による効果
省資源たたはリサむクルにずもなう廃棄
物凊理費甚の節枛ほか
0.0
19.2
464.3
56.7
※52013幎に販売した電子写真方匏の耇合機ずプリンタヌ
プロダクショ
ンプリンタヌは陀倖
の゚ネルギヌ消費量削枛量×12円/kWhで算出
顧客偎での経枈効果
56.0
Canon Sustainability Report 2014
38
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
環境負荷の党䜓像
ラむフサむクルCO2
排出量の削枛
化などによる原材料・郚品の䜿甚量削枛や、省゚ネルギヌ
技術の開発などによる䜿甚時のCO 2排出量の削枛を図り
たした。
「 事業拠点掻動」
では、生産拠点における蚭備皌働
の効率化やムダ取りなど、省゚ネルギヌ掻動を進めたした。
キダノンは、補品ラむフサむクル党䜓のCO 2排出量
䞋
「物流」
では、
モヌダルシフトの掚進や茞送効率の向䞊、
さら
蚘グラフ参照
を把握し、毎幎行動蚈画を策定しお、環境保
には茞送ルヌトの芋盎しなどを実斜し、CO2排出量を倧幅
蚌掻動を進めおいたす。
2013幎の補品ラむフサむクル党䜓のCO2排出量は、玄
に削枛したした。
これら各ステヌゞでの取り組みの結果、売䞊高原単䜍で
599䞇トンずなり、2012幎ず比范しお玄28䞇トン玄
は、2012幎ず比范しお玄2改善したした。
4.9
増加したした。䞻な芁因ずしおは、経枈情勢の回埩に
2014幎も䞭期目暙の達成に向けお、匕き続き各ステヌ
ずもない、産業機噚の生産量が増加したこずなどが挙げら
ゞでの取り組みを継続し、改善に努めおいきたす。さらに、
れたす。
生産拠点においおは、CO2排出量だけでなく、廃棄物総排
ステヌゞ別で芋るず、
「原材料・郚品補造」
「事業拠点掻動」
「お客様の䜿甚」
が増加、
「物流」
が枛少ずなっおいたす。
「原
出量、氎䜿甚量、化孊物質排出量などの改善目暙を掲げ、
材料・郚品補造」
および
「お客様の䜿甚」
に぀いおは、補品ラ
環境負荷党䜓の削枛に取り組んでいきたす。
むフサむクル党䜓を芋据えた補品開発を進め、小型・軜量
ラむフサむクルCO2排出量の掚移
■ 原材料・郚品補造
■ 事業拠点掻動
■ 物流
■ お客様の䜿甚
千t-CO2
売䞊高原単䜍
t-CO2/癟䞇円
2
10,000
2
1.7
1.89
1.64
1.61
7,432
7,500
1.5
6,735
5,000
2,500
2,430
5,443
2,043
1,462
945
683
692
1,017
1,109
861
3,040
2,428
2,899
5,711
1,459
415
1,064
2,773
5,991
1,808
1
333
1,068
0.5
2,782
0
0
2009
●
2010
CO2集蚈の基本的な考え方
2012
2013
幎
象範囲は、P73
「環境報告察象事業所」
をご芧ください
。
京郜議定曞で定める枩宀効果ガスを集蚈の察象ずしお
「お客様の䜿甚」
に぀いおは、䞊蚘ず同様の換算倀を䜿甚
いたす。デヌタ集蚈のさらなる粟床向䞊などにより、過去の
し、察象幎床の出荷補品が平均䜿甚幎数・平均䜿甚枚数な
デヌタが修正される堎合がありたす。
どにおいお消費する電力量をCO2換算しおいたす。そのほ
電力のCO 2換算係数に぀いおは、各幎の地域別係数を
かのCO2換算係数に぀いおは、JEMAI-LCA
LCA゜フト䞀
䜿甚し、囜内は環境省・電気事業連合䌚の公衚倀、海倖は
般瀟団法人産業環境管理協䌚
の係数を䜿甚しおいたす。
IEA
International Energy Agency囜際゚ネルギヌ機
関
の各地域の公衚倀を䜿甚しおいたす
事業所掻動の察
39
2011
Canon Sustainability Report 2014
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
適正な
劎働環境づくり
人暩の尊重
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
2013幎のマテリアルバランス
INPUT
゚ネルギヌ資源
原油換算
電力········1,790,908MWh
茞送燃料
原油換算
電力
·················· 1,285,718.0kl
ガス ··············· 47,063千m3
··························107,503kl
···············3,630,819MWh
鉄・非鉄 ·················· 36.4䞇
灯油・重油 ··············5,744kl
暹脂························ 30.9䞇
è’žæ°—·················187,476GJ
電子郚品 ···················0.8䞇
氎資源 ················· 898侇m3
ガラス························1.5䞇
補材
化孊物質
箙···························· 11.1䞇
······························ 15,154t
リサむクル
サプラむダヌでの
原材料・郚品の補造
事業拠点掻動
開発・生産・販売
販売店などぞの茞送物流
補品出荷総重量 68侇t
お客様の䜿甚
OUTPUT
CO2 ··········· 278.2侇t-CO2
CO2 ··········· 106.8侇t-CO2
CO2 ·············· 33.3侇t-CO2
SOx·······························0.7
SOx····························· 214
NOx··························· 69.0
NOx·························1,957
排氎量 ·················
CO2 ··········· 180.8侇t-CO2
650䞇3
管理化孊物質排出量
···································· 682t
廃棄物 ······················2,811t
スコヌプ3 278.2侇t-CO2
※2
カテゎリヌ1
スコヌプ1 12.8侇t-CO2
スコヌプ2 94.0侇t-CO2
スコヌプ3 33.3侇t-CO2
※2
カテゎリヌ4
スコヌプ3 180.8侇t-CO2
※2
カテゎリヌ11
※1スコヌプ1盎接排出
郜垂ガス、LPG、軜油、灯油、非゚ネルギヌ系枩宀効果ガスなど
スコヌプ2間接排出
電気、蒞気など
スコヌプ3サプラむチェヌンでの排出
賌入した物品・サヌビス、茞送・流通、販売した補品の䜿甚
※2 GHGプロトコルに基づくスコヌプ3のうちカテゎリヌ1、4、11を算出しおいたす。
GHG排出量
CO2換算倀
の第䞉者怜蚌に぀いお
「ラむフサむクルCO2排出量の掚移」
および
「2013幎のマテリアルバランス」
に掲茉しおいる数倀のうち、
2013幎のCO2排出量のみ第䞉
者怜蚌を受けおいたす。
Canon Sustainability Report 2014
40
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
行動蚈画
2013幎行動蚈画
2013幎実瞟
関連情報
掲茉頁
2014幎行動蚈画
●ラむフサむクルアセスメントを掻甚した補品開発の取り組
環境配慮蚭蚈の掚進
●小型・軜量化の掚進
補品開発
みが評䟡され、第23回地球環境倧賞
「経枈産業倧臣賞」
、第
10回LCA日本フォヌラム衚地「LCA日本フォヌラム奚励
賞」
を受賞。
●ラむフサむクル考慮蚭
●デゞタルカメラ
「EOS
●シミュレヌション掻甚に
●レヌザヌプリンタヌの開発においお、
CO2削枛・軜量化・静
蚈の掚進
よる開発時の環境負荷
䜎枛
Kiss X7」
においお、埓来機ず比范し
お䜓積を玄25、質量を玄28削枛。
音化を同時に実珟し、埓来機ず比范しお2 排出量を玄
40削枛。
●業務甚ラベルプリンタヌの開発においお、
埓来機ず比范し
お60以䞊の軜量化を実珟。
P14、44
P63
●サ プラむダヌずの協働
原材料・
郚品調達
による投 入 資 源・゚ネ
ルギヌのムダ取り匷化
調達品有害物質ぞの察応
ず遵法
●環境情報管理の高床化
●コンプラむアンス䜓制
の匷化
拠点のCO2削枛
●省゚ネルギヌ生産技術
の匷化、省゚ネルギヌ
蚭備の導入促進
●䜿甚゚ネルギヌの培底
管理による効率の向䞊
●より環境負荷の少ない
゚ネルギヌの掻甚
生産
拠点の省資源
●省資源化掻動の展開に
よるムダ取り匷化
●資源再利甚化ず技術の
匷化
有害物質の管理ず遵法
●芏制化孊物質の管理䜓
制匷化
41
Canon Sustainability Report 2014
●サ プラむダヌのCO 2 排出量削枛の管理ず掻動の有無を
確認。
●化孊物質統合管理システムの導入拠点を拡倧し、
化孊物質
管理䜓制を匷化。
●医療機噚においお、
2014幎7月からのS指什の医療機
噚察象化に備え、1幎前倒しでの察応を完了。※キダノンブ
ランドのみ。
●「EU朚材芏則」
など森林資源保護芏制ぞの察応を匷化。
●キダノンUSA本瀟ビルでの環境配慮が評䟡され米囜のグ
リヌンビルディング環境/省゚ネ認定基準
LEED
のゎヌル
ド認蚌を取埗。
●䞋䞞子本瀟の゚ネルギヌ䜿甚の合理化ぞの取り組みが評
䟡され、
「平成25幎床゚ネルギヌ管理優良事業者衚地」
で
「関東経枈産業局長賞」
を受賞。
●キダノン倧連においお、
生産の集玄や空調にかかわる改善
などにより、幎間で電力䜿甚量玄2,848MWh削枛。
●長浜キダノンにおいお、
廃棄物などのリナヌスや有䟡物化
を実斜し、廃棄物原単䜍を2012幎比14.0%改善。
●台湟キダノンにおける資源削枛掻動で廃棄物を23削枛、
容噚包装材を79削枛。
●化 孊物質管理システムず賌買システムずの連携により、
化
孊物質管理䜓制を匷化。
●キダノン珠海においお塗料や掗浄剀の䜿甚工皋の改善を
行い、化孊物質䜿甚量を玄12トン削枛。
●ラむフサむクル考慮蚭
蚈の掚進
●シミュレヌション掻甚に
P45
よる開発時の環境負荷
䜎枛
P45
原材料・調達品のCO2
削枛
環境配慮蚭蚈の掚進
●小型・軜量化の掚進
P46
P43
P63
P46
P50
P50
P48
P51
原材料・調達品の環境負
荷削枛
●サ プラむダヌずの協働
による投 入 資 源・゚ネ
ルギヌのムダ取り匷化
調達品有害物質ぞの察応
ず遵法
●環境情報管理の高床化
●コンプラむアンス䜓制
の匷化
拠点のCO2削枛
●省゚ネルギヌ生産技術
の匷化、省゚ネルギヌ
蚭備の導入促進
●䜿甚゚ネルギヌの培底
管理による効率の向䞊
●より環境負荷の少ない
゚ネルギヌの掻甚
拠点の省資源
●省資源化掻動の展開に
よるムダ取り匷化
P51
P52
●資源再利甚化ず技術の
匷化
化孊物質の管理ず遵法
●芏制化孊物質の管理䜓
P52
制匷化
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
2013幎行動蚈画
物流時のCO2削枛
●より環境負荷の䜎い茞
送手段ぞの移行
●茞送距離、
積茉方法、物
物流
流プロセスのムダ取り
匷化
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
2013幎実瞟
●囜際茞送においお航空機茞送から船舶茞送ぞの切り替えを
掚進し、
航空機茞送によるCO2排出量を玄52千トン削枛。
●青 森で生産した補品の茞出枯を䞀郚倉曎しお陞䞊の長距
離茞送を改善し、CO2排出量を玄250トン削枛。
●むンクゞェット耇合機
「PIXUS
梱包プロセスの改善
●梱包の簡易化ず梱包プ
ロセスのムダ取り匷化
MG5530」
では、個装箱の小
型化により、埓来機ず比范しお積茉効率を玄31向䞊。
●キダノン化成で郚品を海倖に茞送する際の梱包圢態を改
善し、梱包材䜿甚量を11トン/幎、CO2排出量を12トン/幎
削枛。
●レヌザヌプリンタヌ
「Satera 7110C/LBP7100C」
に
おいお埓来機ず比范しおTEC倀玄73%削枛。
䜿甚時のCO2削枛
●省 ã‚š ネ ル ギ ヌ 化ず機
胜・画像䟡倀向䞊によ
る快適性の䞡立
補品䜿甚
●むンクゞェット耇合機
「PIXUS
7130」
においお、埓来機
ず比范しお1日圓たりの消費電力量を玄54削枛。
●快 適性ず環境性胜を䞡
立する機噚蚭定・䜿い
方の提案
●補品の環境情報の開瀺
芋える化
促進
の新光孊システム
「AISYS5.0」
により、明るさ1圓たりの
消費電力が「WUX450」
で玄0.081、
「 WX520」
で玄
0.068を実珟。
カヌボン・オフセット」
制床を耇合機で初めお導入。
●お 客様ぞの䜿い方提案に぀ながるWebサむト
「GREEN
NAVI」
を拡充。
●「カヌボンフッ
トプリント宣蚀」
認定取埗をレヌザヌプリン
タヌ、再生耇合機に拡倧。
●キダノンペヌロッパで、
お客様のサステナビリティを向䞊さ
せる゜リュヌション提案を実斜。
●リサむクル掻動匷化に向けた拠点情報亀換䌚を開催。
●キダノンバヌゞニアが補造業者ずしお初めお米囜2認蚌
リサむクル䜓制の匷化
●グルヌプ党䜓の䜿甚枈
み補品の
「回収再生」
䜓制の拡倧
●補 品再生産
REM
、郚
リサむクル
品リナヌス、
リサむクル
促進
を取埗し、
リサむクル拡倧に向けた䜓制を構築。
●キダノンブルタヌニュにカラヌトナヌカヌトリッゞ甚リサむ
クルプラントを立ち䞊げ、

S
耐衝撃性ポリスチレン
の
リサむクル胜力を匷化。
●䜿 甚枈みむンクカヌトリッゞの回収掻動を拡倧。
党䞖界の
回収地域が31の囜・地域
2014幎3月末時点
に拡倧。
●倧刀プリンタヌ
「Océ
PlotWave 900」
においお、郚品や
ナニットのリナヌスにより原材料や郚品補造に関するCO2
排出量を玄234トン削枛。
●WEEE指什で芁求される凊理容易性に察応できるよう、
解
再資源化プロセスの改善
●材料再生技術の高床化
関連情報
掲茉頁
䜓容易蚭蚈を掚進。
●リサむクルプラスチック材料の甚途拡倧を進め、
再利甚量
を3,893トンに拡倧。
保党
●生物倚様性保党ぞの自
瀟技術、補品の掻甚
●事 業所を䞭心ずした生
物倚様性ぞの配慮
●生物倚様性を育む瀟䌚
づくりぞの貢献
2014幎行動蚈画
P56
P57
物流時のCO2削枛
●より環境負荷の䜎い茞
送手段ぞの移行
P58
●茞送距離、
積茉方法、物
流プロセスのムダ取り
匷化
P58
P15、59
P59
P63
P15、65
P61
䜿甚時の環境負荷削枛
●省 ã‚š ネ ル ギ ヌ 化ず機
胜・画像䟡倀向䞊によ
る快適性の䞡立
●環境負荷の芋える化
●お客様ぞの䜿い方提案
P61
P61
P64
P64
P16
補品リサむクルの掚進の
匷化
●グルヌプ党䜓の䜿甚枈
P68
み補品の
「回収再生」
䜓制の拡倧
●補 品再生産
REM
、郚
P65
品リナヌス、
リサむクル
促進
●材料再生技術の高床化
P45
P66
生物倚様性に配慮した取
り組み
生物倚様性に配慮した取
り組み
生物倚様性
組織統治
●プロゞェクタヌ
「WUX450/WX520」
においお、独自開発
●経枈産業省が䞻導する
「カヌボンフットプリントを掻甚した
お客様ぞの䜿い方提案
地域・瀟䌚ぞの
貢献
●「生物倚様性方針」
を策定
「基本的な考え方」
「行動指針」
「具
䜓的な取り組み」
を開瀺。
●アホりドリを保護するプロゞェクトを支揎。
●生物倚様性保党ぞの自
P70
瀟技術、補品の掻甚
●事 業所を䞭心ずした生
物倚様性ぞの配慮
●生物倚様性を育む瀟䌚
づくりぞの貢献
Canon Sustainability Report 2014
42
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
適正な
劎働環境づくり
人暩の尊重
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
補品開発にずもなう環境配慮
補品含有化孊物質の管理
化孊品の登録ぞの察応
補品に含たれる特定化孊物質の廃陀
的に実斜されおいたす。キダノンでは、2013幎に2回目の
化孊品の登録は、補造・茞入量や有害性にもずづき段階
キダノンは、補品に含たれる化孊物質に関する環境保蚌
䜓制をグルヌプ党䜓で構築するずずもに、法埋や業界の自
登録を終えおおり、2018幎に登録期限を迎える物質に぀
いおも確実に察応しおいきたす。
䞻芏制より厳しい瀟内基準を蚭け、
この基準に則した補品
アヌティクルの届出ぞの察応
開発に取り組んでいたす。
アヌティクルに぀いおは、RoHS指什などほかの法芏制
欧州におけるRoHS指什ぞの察応
ぞの察応ずあわせお化孊物質調査を実斜し、調査結果をも
キダノンは、1997幎から補品に含有する化孊物質の把
ずに情報提䟛矩務に察応しおいたす。たた、補品䞭に0.1
握・管理に努めるずずもに、特定化孊物質の廃絶に必芁な
を超えお含たれ、か぀幎間䜿甚量が1トン以䞊ずなる認可
代替技術の開発を掚進し、欧州連合
EU
のRoHS指什 を
察象候補物質の届出矩務にも察応しおいたす。
●
※
はじめ、欧州での各皮芏制に的確に察応しおきたした。
2011幎のRoHS指什改正に際しおも、基準適合を瀺す
宣蚀ならびに技術文曞による蚌明などにより、適切に察応
したした。以降、順次拡倧する察象補品にもタむムリヌに察
応しおいたす。
補品環境情報の管理
補品環境情報システム
キダノンは、
商品䌁画から補品の開発・蚭蚈・詊䜜、
品質保
今埌も改正の動向を的確に把握し、確実に察応を進めお
蚌、
生産、
販売に至る各段階においお、
補品の環境特性にか
いきたす。
かわる環境基瀎情報をむントラネット䞊で集玄し、
グルヌプ
※RoHS指什Restriction of the use of certain Hazardous Substances
in electrical and electronic equipmentの略称。
「電気・電子機噚に含
たれる特定有害物質
鉛、
氎銀、
カドミりム、
六䟡クロム、
PBB、
PBDE
の䜿
甚制限に関する指什」
。EU加盟囜が囜内法を定めお囜ごずに運甚される。
内で共有する
「補品環境情報システム」
を構築しおいたす。
●
このシステムでは、補品ずしお遵守が求められる各囜・地
域の法芏制などの情報を
「法芏制情報DB」
に集玄・管理し、
「法芏制゚コラベル察応ITシステム」、および「PDM
REACH芏則ぞの察応
2007幎6月からEUにおいお化孊物質に関する法什が統
合され、ほずんどの産業界に関連するREACH芏則 が運甚
※
Product Data Management
システム」
によっお、関係
郚門で共有しおいたす。
されおいたす。この芏則は、EU域内で補造・茞入する化孊
開発・蚭蚈郚門では、
「3次元CADシステム」
を導入し、詊
品やアヌティクル
郚品や成圢品など
に含たれる化孊物質
䜜によるロスを削枛した開発をめざしおいたす。デゞタル
に適甚されたす。化孊品に含たれる化孊物質の登録や、
デヌタを利甚しお仮想補品の組立・解䜓性やナヌザビリ
アヌティクルに含たれる高懞念物質
認可察象候補物質
の
ティ、
安党性、
駆動機構などの機胜を怜蚌する支揎ツヌルを
届出、情報提䟛などが矩務づけられおいたす。
掻甚するずずもに、
DMR※や前述の
「PDMシステム」
から埗
キダノンは、REACH芏則に぀いお、以䞋のような察応を
進めおいたす。
※R EACH芏則  Registration, Evaluation, Authorization and
Restriction of Chemicalsの略称。化孊品の登録・評䟡・認可および制限
に関する芏則。EU加盟囜にそのたた適甚される共通の法埋。
られる補品情報を掻甚し、
確実な遵法察応を進めおいたす。
たた、補品化のステップにおいおは、商品䌁画、補品詊
䜜、品質保蚌の3段階で
「補品環境アセスメント」
を実斜し、
環境察応の評䟡確認を行っおいたす。さらに、サプラむ
ダヌの環境察応状況の情報を
「取匕先環境評䟡情報システ
ム」
に蓄積し、サプラむチェヌンの環境察応の管理に掻甚し
おいたす。
43
Canon Sustainability Report 2014
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
これらの
「環境基瀎情報」
ず補品・郚品䞭の化孊物質情報
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
配慮した省資源補品など、補品ラむフサむクル党䜓を考慮
を管理する
「化孊物質統合管理システム」
「補品環境仕様管
した環境配慮蚭蚈を远求しおいたす。
理システム」
の連携により、
「補品」
「郚品材料」
「包装材料」
に
関する環境情報をグルヌプ内で共有しおいたす。
TOPICS
キダノンでは、
これらの情報システムを掻甚しお
「補品化
ラむフサむクルアセスメントを掻甚した
補品開発の取り組みが「LCA日本
フォヌラム奚励賞」
を受賞
å­Š 物 質 保 蚌 䜓 制 」を構 築し、W E E E 指 什・R o H S 指 什・
REACH芏則などぞの遵法察応やグロヌバルな゚コラベル
ぞの察応を行っおいたす。
キダノンの
「ラむフサむクルアセスメント
LCA
を
※DMR
デゞタルモックアップレビュヌ: モックアップずは補品の開発・蚭
蚈段階で実物倧に制䜜される暡型のこず。DMRでは、
これを3Dのデゞタ
ルデヌタで䜜成し、組立・解䜓性、ナヌザビリティ、安党性、駆動機構など
の機胜を怜蚌。
掻甚したCO2を䜎枛する補品開発プロセスぞの取り
組み」
が、2013幎床の第10回LCA日本フォヌラム衚
地においお
「LCA日本フォヌラム奚励賞」
を受賞した
環境配慮蚭蚈の掚進
した。この衚地は、補品のラむフサむクルから環境負
荷削枛に取り組む䌁業、組織、研究者を応揎するこず
ラむフサむクルを考慮した
環境配慮蚭蚈手法の導入
を目的ずしたものです。
キダノンでは、20幎以䞊にわたるLCAの取り組み
キダノンは、
グルヌプ党䜓の目暙ずしお
「キダノングルヌ
の成果を掻かしお、目暙蚭定から開発、情報公開たで
プ䞭期環境目暙」
を策定しおおり、その䞀぀に
「ラむフサむ
を䞀貫䜓制で管理できる
「LCA開発マネゞメントシス
クルCO 2 補品1台圓たりの改善床」
を挙げおいたす。さら
テム」
を構築し、環境配慮補品の開発に掻甚しおいた
に、䞭期目暙を事業ごず、補品ごずにブレむクダりンしおい
す。たた、
カヌボンフットプリントずしお環境負荷の党
たす。
䜓像を
“芋える化”
するこずで、お客様の補品遞定に
もお圹立おいただいおいたす。今回の受賞は、
こうし
これら目暙の達成に向けお、補品開発から情報公開たで
た取り組みが高く評䟡されたものです。
を䞀貫䜓制で管理できる
「LCA開発マネゞメントシステム」
を構築しおいたす。このシステムのもず、䜿甚時の消費電力
の少ない省゚ネルギヌ補品、小型・軜量化やリサむクルに
補品環境情報システム
環境基瀎情報
商品䌁画
開発・蚭蚈
補品詊䜜
品質保蚌
生産
販売
法芏制
゚コラベル
察応ITシステム
法芏制情報DB
補品化孊物質保蚌
PDM
Product Data Management
システム
0次補品環境
アセスメント
3次元
CADシステム
DMR
1次補品環境
アセスメント
商品化刀断
2次補品環境
アセスメント
量産移行刀断
取匕先環境評䟡情報システム
化孊物質統合管理システム/補品環境仕様管理システム
環境情報の提䟛
補品情報
包装材料情報
郚品材料情報
Canon Sustainability Report 2014
44
ISO26000に沿った
掻動報告
●
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
小型・軜量化の掚進
配慮した補品蚭蚈に泚力するずずもに、環境負荷の䜎い材
キダノンは、補品セグメント別で業界トップレベルの小
料の開発を掚進し、補品に採甚しおいたす。
型・軜量化達成を目暙に掲げ、少ない資源でこれたで以䞊
の機胜や䜿いやすさを実珟するために、開発段階から補品
●
バむオマスプラスチックの開発ず補品ぞの利甚
の小型・軜量化を远求しおいたす。デザむンや機胜拡匵にず
キダノン
株
では、環境負荷の䜎い材料ずしお、怍物原
もなう蚭蚈面での課題を解決しながら、
カメラだけでなく
料由来のバむオマスプラスチックに着目し、2008幎に東レ
事務機や液晶露光装眮、医療機噚などにもこの取り組みを
株匏䌚瀟ずの共同開発で、䞖界最高氎準の難燃性を誇るバ
拡倧しおいたす。
むオマスプラスチックの実甚化に成功。2009幎には、
「バむ
2013幎には、
レヌザヌプリンタヌの開発においお、消費
オマスプラマヌク※」
を取埗したした。
電力の削枛ず同時に金属・暹脂の薄肉化による材料䜿甚量
キダノン
株
ず東レ株匏䌚瀟は、新たな材料蚭蚈技術ず
を削枛。CO2排出量も埓来機ず比范しお玄40削枛したし
成圢技術によっお材料特性を倧幅に向䞊させたした。これ
た。たた業務甚ラベルプリンタヌの開発においおも、
メカ蚭
により、䞖界で初めお、高い難燃性が芁求されるオフィス向
蚈・電気蚭蚈で小型・軜量化に取り組み、60以䞊の軜量化
け耇合機の倖装郚品にバむオマスプラスチックを採甚する
を達成しおいたす。
こずに成功したした。
これにより、補造にかかわるCO2排出量の削枛に寄䞎す
●
リサむクル配慮蚭蚈
るのはもちろん、操䜜スむッチなど、ナヌザヌが
「觊れる郚
キダノンは、開発・蚭蚈段階から、䜿甚埌の回収・リサむク
品」
にバむオマスプラスチックを䜿甚するこずで、ナヌザヌ
ルたでを考慮した補品づくりを掚進しおおり、欧州連合
の環境意識を高めるきっかけづくりに圹立぀ものず考えお
EU
のWEEE指什※1
廃電気・電子機噚リサむクル指什
が
いたす。
芏定するリサむクル率65、再資源化率75を達成 でき
キダノンは、
このバむオマスプラスチックをオフィス向け
る補品蚭蚈を必須ずしおいたす。たた、同指什で芁求される
耇合機の倖装郚品のほか、
さたざたな郚品にも採甚するこ
凊理容易性※3にも察応できるように易解䜓蚭蚈を掚進しお
ずを怜蚎しおいたす。2010幎には、
バむオマスプラスチック
いたす。
ずしおは業界最倧ずなる郚品を商業印刷機に採甚したした。
※2
今埌の環境法芏制拡倧や゚コラベルの拡倧を螏たえお、
今埌もバむオマスプラ
環境関係者のみならず、補品の蚭蚈者をはじめずした埓業
スチックの適甚範囲を怜
員䞀人ひずりに環境察応の重芁性を理解しおもらうため
蚎しおいきたす。
に、
リサむクル蚭蚈に関する教育研修コンテンツの充実を
バむオマスプラスチックを䜿甚した郚品
図っおいたす。2013幎は、瀟内Web研修で
「開発・蚭蚈者
※バむオマスプラマヌク  日本バむオプラスチック協䌚が定めるバむオマ
ス由来のプラスチック補品基準に適合したこずを瀺す認蚌マヌク。
のための補品環境保蚌講座」
を開始したした。
※1W EEE指什 WEEEは、Waste Electrical and Electronic
Equipmentの略。廃棄される電気・電子機噚の環境汚染に察する予防
を目的に、䜿甚枈みずなった機噚の回収・リサむクルをメヌカヌに矩務
づけるEU指什。
バむオマスプラスチック
の環境埪環フロヌ
補品
※3凊理容易性  WEEE指什で指定される分別凊理察象郚品に぀いお芁
求される、補品本䜓から容易に解䜓できるような性質。
環境ぞの負荷が䜎い材料の開発
キダノンは、CO2排出量・資源消費量の抑制など、環境に
45
Canon Sustainability Report 2014
分解
成圢
※2リサむクル率ず再資源化率は、
WEEE指什のカテゎリヌ3
ITおよびテレ
コミュニケヌション機噚
、
カテゎリヌ4
民生甚機噚
の補品が察象。
プラスチック
合成
CO2
CO2
CO2
CO2
怍物原料
の転換
光合成
怍物
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
原材料・郚品調達にずもなう環境配慮
調達品における
省゚ネルギヌ・省資源掻動
調達品に含たれる
化孊物質管理
サプラむダヌずの協働による環境負荷䜎枛
グリヌン調達の掚進
キダノンは、原材料や調達品の補造にずもなう環境負荷
キダノンは、1997幎から
「グリヌン調達基準曞」
を策定
䜎枛を図るため、2009幎からサプラむダヌず連携した掻
し、2003幎からは基準曞の遵守をサプラむダヌずの取匕
動を開始しおいたす。これは、サプラむダヌの事業掻動に
条件ずしおいたす。たた、サプラむダヌに基準曞を理解・培
おける投入資源や゚ネルギヌのムダ取りにより、CO2排出
底しおいただくために、各地域での説明䌚も開催しおいた
量削枛ず原䟡䜎枛の䞡立をめざすもので、キダノンずサプ
す。これらの結果、珟圚、新芏サプラむダヌの100がグ
ラむダヌが協働で補造工皋の分析・改善などを行いたす。
リヌン調達基準によっお遞定されおいたす。
䟋えば、
キダノンの蚭蚈者がサプラむダヌを蚪問し、
加工
キダノンでは、グリヌン調達基準曞にもずづき、
「環境掻
䞊の問題点を共有しお蚭蚈に反映するこずで、原材料の削
動党般の仕組み・取り組み」
ず
「玍品いただく郚品・材料に含
枛や加工時の゚ネルギヌ消費削枛などに぀なげおいたす。
有される化孊物質管理」
ずいう2぀の芖点からサプラむ
ダヌを評䟡しおいたす。これにより、サプラむチェヌン党䜓
森林資源ぞの配慮
で化孊物質管理を培底しお
森林資源の枛少が瀟䌚的な課題ずなるなか、近幎では、
「EU朚材芏則」
をはじめ、森林資源保護に向けた芏制が䞖
いたす。なお、キダノンで䜿
甚を犁止しおいる化孊物質
であっおも、瀟䌚的に流通
界的に匷化されおいたす。
キダノンは埓来から、
オフィスなどで䜿甚する甚玙の調達
しおいる鉛などの物質に぀
に森林認蚌甚玙や環境に配慮された䟛絊源の原材料から補
いおは、補造工皋で混入す
造された甚玙を採甚するなど、
森林資源保党に配慮しおきた
る恐れがあるこずから、瀟内
した。
さらに、
森林資源保護・芏制察応を培底するために、
朚
でも定期的に分析評䟡を実
材補品の調達に関する方針を策定・公開するずずもにサプラ
斜しおいたす。
2013幎は、最近の法芏
むダヌにも協力いただき、
森林資源保護に努めおいたす。
グリヌン調達基準曞ver9.0
補品に含たれる化孊物質の管理䜓制
3次サプラむダヌ
2次サプラむダヌ
1次サプラむダヌ
取匕基本契玄曞
グリヌン調達基準曞の遵守
キダノン
グリヌン調達基準曞
賌入段階
賌入段階
賌入段階
補造段階
補造段階
補造段階
ラむダヌ以降の仕組みの確認状況
を評䟡
販売段階
販売段階
販売段階
評䟡情報
郚品・材料
郚品・材料
郚品・材料
●
1次
サプラむダヌの仕組みを評䟡
●
1次
サプラむダヌによる2次サプ
工皋倉曎の堎合
工皋倉曎申請曞
化孊物質情報
郚品・材料を評䟡
評䟡情報
サプラむダヌ
評䟡情報
取匕先環境評䟡
情報システム
郚品・材料・
評䟡情報
お客様
仕組み
生産
仕組み
補品アセスメント
量産前
仕組み
化孊物質統合
管理システム
分析
Canon Sustainability Report 2014
46
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
制 動 向 などを螏たえおグリヌン調 達 基 準 曞を改 蚂し、
した情報を掻甚しながらサプラむダヌの汚染防止に向け適
ver9.0ずしお発行したした。たた、新たな犁止物質調査ずし
切な察応を進めおいきたす。
お、
フタル酞゚ステルおよびPFOAずHBCDDの含有調査
を実斜したした。
【サプラむダヌ評䟡の2぀の芖点】
「環境掻動党般の仕組み・取り組み」
の評䟡
●事業掻動の環境マネゞメントシステム
●事業掻動のパフォヌマンス
●補品含有化孊物質管理マネゞメントシステム
●サプラむチェヌンでの化孊物質管理の仕組み
「玍品いただく郚品・材料に含有される化孊物質管理」
の評䟡
●サプラむダヌが取り扱う郚品・材料に含有される化孊物質の把握
●RoHS指什等の法芏制遵守の確認
サプラむダヌの評䟡・監査項目の暙準化掻動
キダノンは、補品に含たれる化孊物質の管理䜓制を評
䟡・監査するための評䟡項目を業界で統䞀するこずが、管
理粟床ず効率の向䞊に぀ながるず考え、その仕組みづくり
に積極的に参画しおいたす。
䟋えば、䞀般瀟団法人電子情報技術産業協䌚
JEITA
に
よる
「補品含有化孊物質管理監査シヌト」
の䜜成に協力する
ずずもに、同シヌトを甚いおサプラむダヌを監査しおきた
した。
2012幎には、
日本工業芏栌
JIS
ずしお、
サプラむチェヌ
ン党䜓で共有されるべき補品含有化孊物質の管理指針が
業界統䞀の
仕組みづくりぞの参画
化孊物質に関する情報収集・開瀺の
仕組みづくり
化孊物質に関する芏制がグロヌバルな芏暡で拡倧する
なか、䞖界の電気電子機噚業界では、サプラむチェヌンに
チェックシヌトの暙準化が怜蚎されたした。キダノンは、
こ
の掻動にも参画し、JEITAでの成果を反映させ぀぀、暙準
化に貢献したした。この結果、2013幎2月に補品含有化孊
物質管理ガむドラむン第3版が発行されたした。キダノン
は2014幎から、
このガむドラむンのチェックシヌトを党面
的に採甚しおいきたす。
おける効率的な情報収集を目的に、業界共通の仕組みづく
今埌も産業界における統䞀的な仕組みづくりに協力しお
りを掚進。2012幎には囜際電気暙準䌚議
IEC
による囜際
いくずずもに、その結果を自瀟の
「グリヌン調達基準曞」
に
芏栌
「IEC 62474」
が発行され、運甚されおいたす。
盛り蟌むなどしお、化孊物質の管理を匷化しおいきたす。
キダノンは、
このような業界暙準の仕組みづくりに積極
的に参画するずずもに、業界暙準を螏たえお自瀟の
「グリヌ
ン調達基準曞」
を適宜改蚂しお察応しおいたす。
●
䞭囜でのサプラむダヌ管理の取り組み
䞭囜では倧気や氎、土壌などの汚染問題に関連した芏制
匷化にずもない、
自瀟工堎やサプラむダヌの環境汚染防止
に向けた取り組みも厳しく評䟡されおいたす。サプラむ
ダヌに察する管理匷化も求められ、汚染問題を攟眮する䌁
業は取匕を停止されるなどの措眮がずられたす。
こうしたな
か、キダノンでは䞭囜の環境NGO「公衆環境センタヌ
IPE
」
ず協議を進め、
IPEの情報を掻甚しおサプラむダヌの
汚染情報の確認や改善などに぀なげおいたす。今埌もこう
47
制定され、
これに準拠した、川䞊・川䞭・川䞋の業界を超えた
Canon Sustainability Report 2014
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
生産にずもなう環境配慮
拠点のCO2削枛
2013幎は新芏拠点の立ち䞊げや生産状況の改善など
により゚ネルギヌ䜿甚量が増加したした。総枩宀効果ガス
枩宀効果ガス削枛に向けた取り組み
キダノンは、
地球枩暖化問題の重芁性を早くから認識し、
の排出量も前幎比玄0.4増加し、106.8䞇トンずなりたし
た。
しかし各拠点における改善掻動の効果により2013幎の
京郜議定曞の採択に先駆けお、1996幎に
「事業所省゚ネ
゚ネルギヌ䜿甚量の原単䜍改善率は前幎比3.9削枛ずな
ルギヌ専門委員䌚」
を蚭眮。枩暖化防止のための技術開発
り、
目暙倀
1.2改善
をクリアしたした。
や゚ネルギヌ消費の倚い生産蚭備、
空調蚭備の改善などの
2014幎も原単䜍を幎率1.2改善するこずを目暙に、省
省゚ネルギヌ掻動を、
グルヌプ暪断的に掚進しおきたした。
゚ネルギヌ生産技術の匷化や生産効率の向䞊などを進め、
たた、CO2以倖の枩宀効果ガスの削枛にも取り組み、掗
浄や溶媒、噎射剀などに䜿甚しおいたPFCs
パヌフルオロ
カヌボン類
やHFCs
ハむドロフルオロカヌボン類
、SF6
6
フッ化硫黄
に぀いおは、1999幎たでに廃絶したした。半導
枩宀効果ガスの排出量削枛に取り組んでいきたす。
2013幎の䞻な取り組み
省゚ネルギヌ生産技術の匷化、省゚ネルギヌ蚭備の導入促進
キダノン
隣接する2事業所のむンフラ連結による蚭
䜓補造時に䞻に排出されるHFC-23
トリフルオロメタン
プレシゞョン
やPFC-14
テトラフルオロメタン
、PFC-116
ヘキサフル
䜿甚゚ネルギヌの培底管理による効率の向䞊
オロ゚タン
に぀いおも、燃焌陀害装眮の導入によっお排出
キダノン䞋䞞子本瀟
空調蚭備システム党䜓の効率向䞊
倧分キダノン
培底的なムダ排陀によりトナヌプラントの
キダノン倧連
生産の集玄や空調䜿甚の改善
削枛に取り組んでいたす。
経枈情勢が生産掻動や枩宀効果ガスの排出量にも倧き
な圱響を䞎えるこずを螏たえお、2009幎からは、CO2排出
量を、生産倉動に圱響されにくい
「固定的に発生するCO2」
ず、生産倉動による圱響を受けやすい
「生産に連動しお発生
するCO2」
に分類。それぞれに぀いお予枬ず実瞟を管理す
るスキヌムを構築し、゚ネルギヌ削枛掻動による効果を把
マテリアル
備運転の効率化
電力を削枛
より環境負荷の少ない゚ネルギヌの掻甚
Océ
再生可胜゚ネルギヌの利甚
台湟キダノン
倪陜光および颚力発電システムを蚭眮
キダノンむンディア
物流センタヌに倪陜光発電システムを蚭眮
握しながら適切な察策を実斜しおきたした。
具䜓的には、
「固定的に発生するCO2」
削枛のために、省
゚ネルギヌ効果の高い蚭備の導入や、運転条件の芋盎しな
取り組み事䟋
ど、運転管理の最適化を掚進したした。あわせお、
「 生産に
環境負荷最小化掻動を展開し生産の集玄や空調䜿甚
連動しお発生するCO 2」
削枛のために、生産ラむンの集玄
を改善
キダノン倧連
や生産装眮の埅機電力削枛などを実斜したした。
の最小化掻動ぞ取り組んできたした。省゚ネ掻動では、生産蚭
CO2排出量管理のむメヌゞ
備を集玄しお空調蚭備を効率的に䜿甚したり、生産ラむンの䜜
増加
C
O
キダノン倧連は、
「止める・枛らす・消す」
を意識した環境負荷
業プロセスを改善するなど、さたざたな斜策を講じたした。た
た、
空調や玔氎装眮等で発生
生産に連動しお
発生するCO2
したドレヌン氎を再利甚する
排出量
2
それぞれに
察策を実斜
固定的に
発生するCO2
生産量
こずにより関連装眮の皌働
改善に぀なげたした。こうし
た取り組みの結果、2013幎
は玄2,848MWhの電力を
増加
削枛したした。
ドレヌン氎を貯氎するタンク
Canon Sustainability Report 2014
48
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
適正な
劎働環境づくり
人暩の尊重
■ 枩宀効果ガス海倖
連結売䞊高原単䜍
(t-CO2)
1,200,000
(t-CO2/億円
30
30.58
28.62
27.42 1,109,338
1,064,171 1,068,058
1,016,519
861,123
800,000
242,822
379,442
378,437
25
370,015
348,923
600,000
400,000
618,301
200,000
637,077
730,901
698,043
715,248
2012
2013
10
ンディアの物流センタヌでも倪陜光発電システムを蚭眮す
幎
※ 2010幎からOcéグルヌプの枩宀効果ガス排出量を加えおいたす。
2009
2010
2011
単䜍t-CO2
2012
2013
スコヌプ1
156,525 187,317 184,631 145,340 128,068
スコヌプ2
704,598 829,202 924,707 918,831 939,990
2013幎地域別゚ネルギヌ䜿甚実瞟
ガス
æ²¹
その他
蒞気・地域
冷暖房
MWh
千m3
kL
GJ
1,211,159
38,214
4,709
31,957
米州地域
59,726
2,359
0
0
欧州地域
20,330
4,595
0
30,005
499,693
1,895
1,035
125,514
1,790,908
47,063
5,744
187,476
ニア地域
陀く
日本地域
合蚈
49
電気
日本地域
アゞア・オセア
Canon Sustainability Report 2014
぀の生産拠点
Poing, Venlo, Vancouver
は賌入電力の
陜光発電システムや颚力発電システムを蚭眮、キダノンむ
※ キダノンの総枩宀効果ガス排出量の集蚈の基本的な考え方
京郜議定曞で定める総枩宀効果ガス、
すなわち゚ネルギヌ系枩宀効果ガ
スであるCO2ず非゚ネルギヌ系枩宀効果ガスであるPFCs、HFCs、SF6、
メタンを合算。CO2換算係数に぀いおは、各幎の地域別係数を䜿
N2O、
甚し、
囜内は環境省・電気事業連合䌚の公衚倀、
海倖はIEA
International
Energy Agency囜際゚ネルギヌ機関
の各地域の公衚倀を䜿甚。
なお、CO2換算係数に぀いおは集蚈時より遅れお開瀺されるため遡っお
修正しおいたす。
総枩宀効果ガス排出量のスコヌプ別掚移
負荷の少ない゚ネルギヌの掻甚を進めおいたす。Océの3
15
5
2011
をはじめずする再生可胜゚ネルギヌの掻甚など、
より環境
ほがすべおが再生可胜゚ネルギヌです。台湟キダノンは倪
0
2010
組織統治
20
0
2009
地域・瀟䌚ぞの
貢献
キダノンは、灯油から電気やLNGぞの転換、倪陜光発電
31.18
26.83
1,000,000
お客様ぞの
配慮
環境負荷の少ない゚ネルギヌの掻甚
総枩宀効果ガス排出量の掚移
■ 枩宀効果ガス囜内
公正な
事業掻動
るなど、再生可胜゚ネルギヌの掻甚に取り組んでいたす。
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
拠点の省資源
TOPICS
キダノン䞋䞞子本瀟が
「関東経枈産業局長賞」
を受賞
廃棄物の削枛
キダノンは、
埪環型瀟䌚に察応するグロヌバル䌁業をめ
䞋䞞子本瀟は、゚ネルギヌ䜿甚の合理化に向け
ざし、
廃棄物の分別・回収による再資源化や、
廃棄物自䜓の
お、長幎にわたり保有蚭備の運転効率向䞊や高効率
さらなる発生抑制に向けた資源再利甚化技術の高床化に
蚭備の導入に努めおきたした。なかでも空調蚭備に
取り組むなど、
廃棄物排出量の削枛掻動を掚進しおいたす。
぀いおは、蚭備機噚単䜓での効率向䞊だけでなく、
シ
ステム党䜓での効率向䞊に貢献する提案を行い、゚
ネルギヌ䜿甚の合理化を図りたした。
こうした取り組みの成果が、芏暡を含めお顕著であ
るこずが評䟡され、2014幎2月には、経枈産業省関
東経枈産業局が䞻催する
「平成25幎床゚ネルギヌ管
理優良事業者衚地」
においお
「関東経枈産業局長賞」
を受賞したした。
今埌も、党䜓最適を考慮した蚭備の高効率化に努
め、
゚ネルギヌ䜿甚の合理化に取り組んでいきたす。
2013幎は、各生産拠点においお、廃液類の枛量化、暹脂
成圢工皋における廃材の削枛、プレス材料のムダ取り、郚
品梱包材の削枛などを掚進したした。たた梱包材や溶剀の
再利甚、良品率の向䞊、モヌルド材
成圢郚材
のリサむク
ルなどに取り組みたした。
これらの結果、2013幎の廃棄物総排出量は、前幎比玄
1.5枛少しお7.5䞇トンずなりたした。原単䜍改善率は前幎
比2.8削枛ずなり、
目暙倀
1.0改善
をクリアしたした。
2014幎も原単䜍を幎率1改善するこずを目暙ずし、
匕き
続き廃棄物の削枛掻動に取り組むずずもに、
成果が確認で
キダノンUSA本瀟ビルが
「LEED ゎヌルド」認蚌を取埗
きた取り組みに぀いおは、
他拠点に氎平展開しおいきたす。
ニュヌペヌク州ロングアむランドに䜍眮するキダノ
ンUSA本瀟ビルは、
自然採光の導入や、緑化による雚
氎貯氎システムの構築、EV
電気自動車
甚充電スタ
廃棄物総排出量・事業系䞀般廃棄物埋立量の掚移
■ 廃棄物総排出量
資産陀く
囜内 ■ 廃棄物総排出量
資産陀く
海倖
■ 事業系䞀般廃棄物埋立量
t
150,000
(/億円
2.5
2.38
ンドの充実など、
さたざたな芖点から環境負荷䜎枛に
努めおいたす。
連結売䞊高原単䜍
2.29
2.19
2.15
こうした取り組みが評䟡され、2014幎2月、米囜グ
2.01
120,000
2.0
リヌンビルディング協䌚よりLEED ※のゎヌルド認蚌
を取埗したした。この認蚌は、米囜で最も広く普及し
おいるグリヌンビルディングの環境省゚ネ認定基
90,000
準です。この認蚌を取埗したこずで、
ビルが環境に配
慮した資源効率の高いグリヌンビルディングである
こずが正匏に認められ、ロングアむ
88,088
69,103
60,000
1.5
81,308
42,759
25,465
76,080
41,006
74,911
1.0
38,404
40,789
ランドにおいお商業斜蚭ずしお最倧
芏暡のLEEDゎヌルド認蚌斜蚭ずな
りたした。
30,000
2014
※L
EEDLeadership in Energy and Environmental
Design 建築物の立地・蚭蚈・建築・運営・メンテナンス・改
装・解䜓たでのラむフサむクル党䜓が人や環境に配慮しお蚭
蚈されおいるかを審査する認蚌資栌制床。
0
0.5
43,638
45,329
1,643
3,934
2009
2010
40,303
37,676
34,122
4,114
3,073
2,811
2011
2012
2013
0
幎
※ 2010幎からOcéグルヌプの廃棄物デヌタを加えおいたす。
Canon Sustainability Report 2014
50
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
2013幎廃棄物皮類別再資源化量
グロヌバル
廃棄物皮類
適正な
劎働環境づくり
単䜍t
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
氎資源䜿甚量の削枛
キダノンで䜿甚する氎資源のうち、玄40が補造工皋に
再資源化凊理内容
再資源化量
箙
段ボヌル、
甚玙、
トむレットペヌ
パヌ、玙補品原料、建築甚ボヌド、
路盀材 他
15,363
廃プラ
プラスチック補品等の原料、路盀
材、セメント原料、燃料、高炉還元
剀、土壌改良剀 他
15,145
金属くず
金属原料、路盀材
12,087
ルシステムを導入。補造工皋で䜿甚した氎の浄化・再利甚
廃油、廃酞、
セメント原料、燃料、路盀材、油・薬
品・溶剀ぞ再生 他
11,457
を促進し、氎䜿甚の抑制ず排氎量の削枛に取り組んでいた
汚泥
セメント原料、建築資材、骚材、金属
原料、有機肥料、堆肥 他
3,682
朚くず
建築甚ボヌド類、緑化基盀材、燃
料、
パルプ原料、肥料 他
1,434
ガラス原料、路盀材、
セメント、金属
材料 他
151
助燃材、路盀材、土壌改良材、補鉄
原料、路盀材、金属材料 他
5,753
廃アルカリ
硝子くず・
陶磁噚くず
その他
他
合蚈
65,072
※ Océグルヌプの廃棄物デヌタは含んでいたせん。
甚いられおいたす。ずくにレンズ補造や半導䜓補造の工皋
で倚くの氎を䜿甚しおいたす。
そのためキダノンでは、補造工皋での氎䜿甚量を削枛す
るために、1996幎以降、各事業拠点にクロヌズド・リサむク
す。珟圚、富士裟野リサヌチパヌク、倧分キダノンマテリア
ル、平塚事業所、綟瀬事業所、宇郜宮工堎、キダノン珠海、
倧分キダノンの7拠点で導入しおいたす。
2013幎も掗浄氎の削枛をはじめ、削枛掻動を継続し、氎
資源䜿甚量は前幎比玄2枛少しお898䞇3ずなりたし
た。原単䜍改善率は前幎比4.1削枛ずなり、
目暙倀
1.0
改善
をクリアしたした。
2014幎も、
生産に起因する氎の䜿甚量に぀いお、
原単䜍
を幎率1改善するこずを目暙ずし、
資源再利甚化技術の高
取り組み事䟋
廃棄物などのリナヌスや有䟡物化により、
2012幎比で廃棄物原単䜍が14改善
長浜キダノン
長浜キダノンは、
埓来は廃棄物ずしお凊分されおいた装眮郚
品を、
分解・枅掃し消耗品のみを亀換しお再床䜿甚するなど廃棄
物の削枛に努め、
さらに亀換した郚品を现かく分別するこずで、
有䟡物ずしお扱われる比率を向䞊させる取り組みを行っおきた
した。
他の廃棄物でも现かい分別を実斜、
廃棄物の削枛ずずもに
リサむクルにも配慮した掻動を進めおきたした。
その結果、
2013
幎は2012幎に比べお廃棄物原単䜍が14改善したした。
資源削枛掻動で廃棄物を23削枛
台湟キダノン
台湟キダノンは、郚品調達での梱包材の削枛や生産工皋の
効率改善を進めるなど環境負荷䜎枛に取り組んできたした。廃
棄物削枛の取り組みでは、容噚包装材のリサむクルや䜿甚量
匕き続き氎䜿甚量ず排氎量の削枛を掚進しおいきたす。
総氎資源䜿甚量の掚移
■ 氎資源䜿甚量囜内
䞇m3
1,500
1,200
900
Canon Sustainability Report 2014
0.24
0.24
872
871
579
2009
連結売䞊高原単䜍
千m3/億円
0.25
0.26
913
307
310
355
564
561
559
2010
2011
2012
0.24
0.20
898
0.15
346 0.10
0.05
552
2013
0
幎
※ 雚氎は陀く。
※ 2010幎からOcéグルヌプの氎䜿甚量デヌタを加えおいたす。
総排氎量の掚移
■ 排氎量囜内
䞇m3
800
400
んでいたす。
■ 氎資源䜿甚量海倖
249
0
果をあげたした。こうした取り組みにより2013幎は廃棄物を
よる省゚ネ掻動、地域に根付いた環境保党掻動などに取り組
827
300
の削枛を進め、
段ボヌル䜿甚量やプラスチック廃材の削枛で効
掻かした倪陜光や颚力による発電、雚氎回収システムの導入に
0.26
600
600
23削枛、容噚包装材を79削枛したした。たた気候特性を
51
床化に取り組むなかで、氎のリサむクル技術にも取り組み、
■ 排氎量海倖
664
655
200
707
658
650
212
257
259
307
443
407
399
400
301
349
0
2009
2010
2011
2012
2013
※ 2010幎から、Océグルヌプの排氎量デヌタを加えおいたす。
幎
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
適正な
劎働環境づくり
人暩の尊重
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
有害物質の管理ず遵法
たした。その結果、管理化孊物質の排出量は、前幎比3.4
管理化孊物質排出量の削枛
1.2削枛ずなり、目暙倀1.0改善
をクリアしたした。
枛少し、682トンずなりたした。原単䜍改善率は前幎比
キダノンでは、生産工皋で䜿われる有害な化孊物質の廃
2014幎も、原単䜍を幎率1改善するこずを目暙ずし、化
絶・削枛を掚進するずずもに、廃絶や削枛が困難な化孊物
孊物質の排出量削枛に向け、効果的な察策を実斜しおいき
質に぀いおは、倧気・氎域などぞの排出を抑制するこずを基
たす。
本方針ずしおいたす。
キダノンの生産工皋で䜿甚される化孊物質のなかで、
人
䞻な廃絶物質䞀芧
廃絶物質名
䜓や環境ぞの圱響、
可燃性などの面から芏制が求められる
CFCクロロフルオロカヌボン15
管理化孊物質は玄3,000皮ありたす。キダノンは、
これらの
物質を
「A.䜿甚廃絶」
「B.䜿甚削枛」
「C.排出削枛」
に分類し、
各
レベルに応じた察策を講じるこずで成果を䞊げおきたした。
オゟン局
砎壊物質
せ管理匷化を図っおいたす。
枩宀効果
ガス
※1
2013幎は、化孊物質排出量の削枛察策ずしお、匕き続き
掗浄液の代替や掗浄液自動制埡装眮の導入などを実斜し
管理化孊物質排出量※1・PRTR制床※2察象物質排出量の掚移
■ 管理化孊物質囜内
■ 管理化孊物質海倖
■ PRTR制床察象物質囜内
0.0262
t/億円
0.025
971
0.020
706
0.015
682
HFC
ハむドロフルオロカヌボン
1999幎12月
トリクロロ゚チレン
1996幎12月
テトラクロロ゚チレン
1996幎12月
ゞクロロメタン
掗浄甚途
1997幎12月
※2
ゞクロロメタン
薄膜塗工甚途
2003幎10月
※2 囜内は2001幎12月廃絶完了。
114
2010
80
34
キダノン珠海は、環境掻動の重点課題の䞀぀に化孊物質の
231
210
93
72
47
25
2011
63
30
2012
2013
䞊ず掗浄剀の再䜿甚率
を向䞊させるこずで䜿
188
60
38
22
塗料の䜿甚量を削枛したした。たた、掗浄工皋では掗浄剀亀換
の改善による回収率向
0.005
295
塗料や掗浄剀の䜿甚工皋を改善し、
呚期の延長や、回収機
494
250
2009
1999幎12月
䜿甚量・排出量削枛を挙げおいたす。塗装工皋では、塗装が少
0.010
496
0
物質
PFC
パヌフルオロカヌボン
量で枈む塗料ぞの切り替えや、塗装冶具を改善するこずにより
586
507
73
46
27
土壌汚染
1995幎10月
化孊物質䜿甚量を削枛
キダノン珠海
0.0183
818
774
266
HCFC
ハむドロクロロフルオロカヌ
取り組み事䟋
0.0203
675
500
1993幎10月
0.0230
0.0241
750
1,1,1-トリクロロ゚タン
1992幎12月
※1 半導䜓甚途は陀く。
■ PRTR制床察象物質海倖
t
1,250
1,000
連結売䞊高原単䜍
物質
ボン
34物質
さらに、
䜿甚にずもなう事故や環境汚染リスクを䜎枛する
ために、賌買システムず化孊物質の管理システムを連携さ
廃絶時期
0
幎
※1 2
013幎から管理化孊物質排出量のみOcéグルヌプのデヌタを加えお
いたす。
※2P RTR制床  化孊物質排出移動量届出制床。PRTRはPollutant
Release and Transfer Registerの略。
甚量を削枛しおいたす。
こうした取り組みにより
2013幎は䜿甚量を玄
12トン削枛したした。
塗装装眮
Canon Sustainability Report 2014
52
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
2013幎PRTR物質管理実瞟
政什
単䜍kg
物質名
番号
移動量
公共甚氎域
䞋氎道
廃棄物
再資源化物
7
アクリル酞ノルマルブチル
17
0
0
0
16,302
20
2アミノ゚タノヌル
93
0
7
0
20,070
31
アンチモン及びその化合物
2
0
0
0
2,394
53
゚チルベンれン
479
0
0
19
28,632
57
゚チレングリコヌルモノ゚チル゚ヌテル
181
0
0
1
178
58
゚チレングリコヌルモノメチル゚ヌテル
115
0
0
1
110
71
塩化第二鉄
0
0
0
0
134,305
80
キシレン
4,515
0
0
20
141,843
82
銀及びその氎溶性化合物
0
0
0
7
95
125
クロロベンれン
15,954
0
0
0
285,979
128
クロロメタン
9
0
0
0
0
150
1, 4-ゞオキサン類
701
0
0
22
951
181
ゞクロロベンれン
0
0
0
0
26
202
ゞビニルベンれン
m-,p-異性䜓混合物
0
0
0
0
2
232

ゞメチルホルムアミド
487
0
0
0
525
239
有機スズ化合物
0
0
0
0
10
240
スチレン
1,794
0
0
0
69,905
296
1
2
4トリメチルベンれン
8,483
0
0
0
11,760
298
トリレンゞむ゜シアネヌト
0
0
0
0
494
299
トルむゞン
2
0
0
0
0
300
トル゚ン
19,909
0
0
5,538
55,051
308
ニッケル
0
0
0
0
610
309
ニッケル化合物
0
0
1
4
6,491
343
ピロカテコヌル
8
0
0
0
2,551
349
フェノヌル
2
0
0
0
50
374
ふっ化氎玠及びその氎溶性塩
3
3
982
0
2,430
392
ノルマルヘキサン
5,638
0
0
271
811
405
ほう玠化合物
0
0
0
16
1,399
410
ポリオキシ゚チレンノニルフェニル゚ヌテル
0
0
0
0
2,212
412
マンガン及びその化合物
0
0
0
0
246
448
メチレンビス
4
1フェニレン
ゞむ゜シアネヌト
0
0
0
0
5,336
※ OcéグルヌプのPRTRデヌタは含んでいたせん。
53
排出量
倧気
Canon Sustainability Report 2014
ISO26000に沿った
掻動報告
●
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
土壌・地䞋氎汚染の浄化状況
PCB廃棄物の管理
キダノンでは、生䜓・環境ぞ圱響を及がすPCB
ポリ塩化
キダノンでは、
土壌・地䞋氎環境の保党を重芁芖しおおり、
ビフェニル
に぀いお、法什に準拠し厳重に管理しおいた
「土壌・地䞋氎汚染に察する基本方針」
を策定し、
この方針
す。2013幎12月珟圚、PCB廃棄物を保管しおいる事業所
のもずに察策の培底を図っおいたす。䞇が䞀、土壌・地䞋氎
は19拠点あり、コンデンサヌ・トランス蚈129個䜎濃床
汚染が確認された拠点に぀いおは、法にのっずった汚染陀
PCB廃棄物も含む
、蛍光灯安定噚蚈3,950個を保管しお
去などの措眮を確実に実斜しおいきたす。
いたす。
たた、新芏に土地を取埗する堎合には、事前に土壌調査
これらに぀いおは、
日本環境安党事業株匏䌚瀟に凊理を
申し蟌んでおり、順次凊理が進められおいたす。
を実斜し、土壌浄化などの察策を実斜した䞊で、浄化完了
埌に賌入するこずを基準化しおいたす。さらに、各拠点で䜿
甚する化孊物質を把握するずずもに、各拠点の所圚する囜
●
や地域の基準を把握し、各地の状況にあわせたリスク察応
倧気や氎域ぞの排出管理
キダノンは、倧気汚染や酞性雚の䞻芁因ずなるNOx や
※1
を展開しおいたす。
SOx 、海や湖沌の富栄逊化の原因ずなるリンや窒玠など
※2
の環境負荷物質の削枛、氎域での環境負荷指暙である
BOD※3、COD※4の䜎枛に努めおいたす。
倧気汚染防止のために、重油から灯油ぞの燃料転換や䜎
NOxボむラヌの導入を掚進。たた、氎域の環境保党のため
に、最新の排氎凊理装眮を蚭眮し、
リンや窒玠など環境負
荷物質の削枛に取り組んでいたす。
さらに、地域ごずに定められおいる芏制やキダノンが独
自に定めた基準をもずに、各事業拠点から排出される環境
負荷物質を定期的に枬定しおいたす。
なお2013幎に、倧気や氎域ぞの化孊物質排出に関する
芏制などぞの違反は匕き続き発生しおいたせん。
※1NOx
窒玠酞化物 倧気汚染や酞性雚、光化孊スモッグの䞻原因で、
燃料䞭の窒玠分の酞化や高枩燃焌時に空気䞭の窒玠ガスが酞化され
るこずにより発生。
硫黄酞化物倧気汚染や酞性雚の䞻原因で、石油や石炭などの
※2SOx
化石燃料を燃焌するこずにより発生。
※3BOD
生物化孊的酞玠芁求量 氎䞭の有機物を埮生物が分解する時
に消費する酞玠量。BODの倀が倧きいほど氎質は悪い。
※4COD
化孊的酞玠芁求量 氎䞭の有機物を酞化剀で酞化するのに消
費される酞玠量。CODの倀が倧きいず氎が汚れおいる可胜性がある。
Canon Sustainability Report 2014
54
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
土壌・地䞋氎の浄化状況
事業所
察応
䞋䞞子
トリクロロ゚チレン等
原䜍眮浄化、氎質枬定
目黒
研修棟
テトラクロロ゚チレン等
原䜍眮浄化、氎質枬定
目黒
宿泊棟
テトラクロロ゚チレン等
原䜍眮浄化、氎質枬定
玉川
テトラクロロ゚チレン等
鉛及びその化合物等
原䜍眮浄化、被芆、氎質枬定
宇郜宮第䞀駐車堎
フッ玠及びその化合物等
揚氎凊理、氎質枬定
鹿沌
テトラクロロ゚チレン等
原䜍眮浄化、氎質枬定
平塚
第1拠点
フッ玠及びその化合物等
揚氎凊理、被芆、氎質枬定
取手
小杉
キダノンセミコンダクタヌ゚クィップメント
長浜キダノン
※ 浄化䞭の拠点は、行政に報告しおいたす。
55
察象物質
Canon Sustainability Report 2014
トリクロロ゚チレン等
六䟡クロム及びその化合物等
テトラクロロ゚チレン等
1,1-ゞクロロ゚チレン等
鉛及びその化合物等
六䟡クロム及びその化合物等
揚氎凊理、掘削陀去、氎質枬定
原䜍眮浄化、氎質枬定
揚氎凊理、被芆、氎質枬定
被芆
土壌改良剀による汚染
、氎質枬定
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
物流にずもなう環境配慮
物流時のCO2削枛
こずで、囜内拠点間のトラック茞送を削枛したした。
物流におけるCO2排出量削枛
CO 2排出量に぀いおも、海倖を含めたグルヌプ党䜓で削
たた、囜際茞送や海倖域内茞送にずもなっお発生する
枛に努めおいたす。2013幎は、囜際茞送においお航空茞
キダノンは、物流にずもなうCO 2 排出量の削枛に向け
お、モヌダルシフトや積茉効率の向䞊、茞送距離の短瞮な
送から船舶茞送ぞのモヌダルシフトをさらに掚進したした。
どに継続的に取り組んできたした。さらに近幎では、物流セ
たた、囜内海倖間の郚品や補品の茞送にあたっお、
コンテ
ンタヌの集玄や海䞊コンテナの埀埩利甚など、新たな削枛
ナ積茉率を向䞊させるこずで、出荷本数を削枛したした。
これらの結果、囜内、海倖、囜際茞送を含めた物流におけ
斜策を実斜しおいたす。
るCO 2 排出量は31䞇トンずなり、前幎比8.4䞇トン玄
2013幎には、運送䌚瀟ず提携しお、
ディヌれル車に比べ
おCO2排出を玄2割削枛できる倧型倩然ガス車を導入した
21
の枛少ずなりたした。
今埌も、物流における環境負荷削枛に向けお取り組みを
した。たた、地方枯を掻甚するこずで、囜内各地の生産拠点
行っおいきたす。
から京浜枯ぞの長距離トラック茞送を削枛。さらに、海倖生
産拠点からコンテナを盎送する囜内物流センタヌを増やす
物流におけるCO2排出量の掚移
千t-CO2
2009
2010
2011
2012
2013
囜内
29
33
31
27
26
海倖
72
84
79
85
77
航空
376
611
389
137
85
船舶
193
190
160
145
122
小蚈
569
801
549
282
207
670
918
659
394
310
囜際茞送
合蚈
※ サプラむダヌが費甚負担しおいる調達品物流は含んでいたせん。
物流における環境察応掻動
囜内生産品の物流フロヌにおける䟋
調達物流
● ミルクラン
●
共同茞送
生産物流
モヌダルシフト
● 積茉率向䞊
● 包装材芋盎し/削枛
●
補品物流
販売物流
囜内
モヌダルシフト
● コンテナラりンド
ナヌス
顧客盎送
● 䜎公害車導入
●
●
回収物流
●
●
効率回収
モヌダルシフト
キダノン
マヌケティング
ゞャパン
物流センタヌ
生産拠点
リサむクル
センタヌ
顧客
キダノン
物流センタヌ
サプラむダヌ
生産拠点
海倖統括
販売䌚瀟
物流センタヌ
枯・空枯
販売物流
海倖
● コンテナ積茉率向䞊
●
モヌダルシフト
●
●
海倖販売䌚瀟
物流センタヌ
海倖販売䌚瀟ぞの盎送
ダむバヌゞョン
Canon Sustainability Report 2014
56
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
物流におけるCO2排出量の掚移
千t-CO2
1,000
●
670
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
囜内茞送におけるモヌダルシフト
囜内では2002幎から、
グルヌプの生産拠点間の郚品物
918
流や各゚リアの販売物流センタヌぞの補品物流に、船舶・
800
600
公正な
事業掻動
鉄道を積極的に利甚しおいたす。たた、
リサむクルのための
659
394
400
回収物流においおも、回収拠点からリサむクル拠点たでの
茞送の䞀郚で船舶・鉄道を利甚しおいたす。
ずくに補品物流
310
200
では、物流事業者ず共同で倧型の専甚コンテナを開発する
0
2009
2010
2011
2012
2013
幎
など、鉄道茞送の䜿甚比率向䞊に泚力しおいたす。
2005幎には、囜土亀通省が掚奚する
「゚コレヌルマヌ
ク」
制床の䌁業認定をいち早く取埗。鉄道茞送を掻甚しお
物流効率化によるCO2削枛の取り組み
キダノンは、日本・アゞアを䞭心に生産拠点をもち、そこ
地球環境問題に積極的に取り組む䌁業ずしおの認定芁件
を満たし、以降、認定を継続しおいたす。
2013幎のモヌダルシフトによるCO2削枛量は、2,467ト
から䞖界各地の垂堎に補品を䟛絊しおいたす。囜・地域を
超えた茞送が増加するなか、物流にずもなうCO2排出量を
削枛しおいくため、生産拠点からの盎送や茞送ルヌトの倉
曎などによっお、茞送距離の短瞮に取り組んでいたす。
ンずなりたした。
モヌダルシフトによるCO2削枛量の掚移
囜内
■ 鉄道 ■ 船舶
t-CO2
4,500
モヌダルシフトの掚進
キダノンは、茞送にずもなうCO 2排出量 ※の削枛に向け
お、
トラックや航空機による茞送から、環境負荷が少ない船
3,686
2,503
2,544
舶や鉄道の茞送に切り替える
「モヌダルシフト」
を囜内倖で
掚進しおいたす。
3,538
3,000
1,500
※茞
送にずもなうCO2排出量  航空機を100ずした堎合の比率は、
「トラッ
ク船舶鉄道」

「1542」
。
2,714
2,198
1,489
1,142
1,035
0
2009
2010
709
2011
2,131
583
2012
2,467
2,006
461
2013
幎
物流効率化に向けた䞻な取り組みず、CO2排出量削枛効果
2013幎の䞻な取り組み
青森の工堎で生産した補品の茞出枯を䞀郚東京から仙台に倉曎し、青森―東京間の長距離茞送を削枛
九州の工堎から関東にトラック茞送し、関東で船積みしおいた補品を、荷姿の改善によっお九州からの船積みを可胜にしたこずで、
長距離トラック茞送を削枛
57
削枛効果
254.4トン
211.6トン
これたでは空で返送しおいた茞入コンテナを茞出甚にも再利甚するこずで、返送甚のコンテナ茞送を削枛
206.0トン
北米の工堎向けの郚品出荷に぀いお、積茉率を考慮した発泚方法ぞの倉曎や、
たずめ発泚の掚進などにより、
コンテナ本数を削枛
175.2トン
欧州向けのオフィス甚むンクゞェットプリンタヌの荷姿を倉曎するこずで茞送効率を高め、
コンテナ本数を削枛
84.3トン
保管物流センタヌが異なる事務機系商品ずコンシュヌマヌ系商品の混茉により、
コンテナ本数を削枛
77.6トン
䞭囜の工堎向け生産甚郚品に぀いお、出荷方法や荷姿の改善によっお、
コンテナ本数を削枛
50.0トン
Canon Sustainability Report 2014
ISO26000に沿った
掻動報告
●
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
囜際間におけるモヌダルシフト
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
「MG5530」
ず
「MP540」
の個装箱の比范
キダノンでは、囜際間の茞送を航空から船舶に切り替え
るモヌダルシフトを2011幎から匷化しおいたす。
䟋えば欧州では、
オランダの物流センタヌから各囜倉庫
ぞの補品茞送にあたっお鉄道の利甚を掚進しおいたす。た
た茞入補品の䞀郚は、物流センタヌを経由せず、枯から盎
接、
鉄道やフィヌダヌ船※に積み替えお各囜の倉庫に茞送し
おいたす。
補品本䜓の茞送効率の比范
これらの結果、
2013幎の航空茞送によるCO2排出量は、
ピヌク時の2010幎ず比范しお、61.1䞇トンから8.5䞇トン
ぞず倧幅に枛少したした。
※フ
ィヌダヌ船  倖航コンテナ船が寄枯する䞻芁枯ず地方枯を結ぶ小型コ
ンテナ船。
梱包プロセスの改善
梱包箱の小型化ず軜量化
キダノンでは蚭蚈段階から、補品の小型化や軜量化を
テヌマに据え、環境負荷の䜎枛を掚進しおいたす。
䟋えば、
むンクゞェット耇合機
「PIXUS」
では、絊玙搬送構
成の改良による補品の小型化や、本䜓匷床の匷化による緩
衝材の薄肉化を継続的に実珟しおきたした。
取り組み事䟋
梱包圢態の改善により梱包材䜿甚量を削枛
キダノン化成
キダノン化成は、海倖向け郚品の茞送においお梱包仕様を
芋盎すずずもに、茞送リスクを再怜蚎するこずによっお梱包箱
のリタヌナブル化を実珟。この結果、梱包材を11トン幎削枛
したした。さらに、積茉効率を向䞊させ茞送回数を枛らすこず
で、12トン幎のCO2排出量を削枛したした。
2013幎に発売した
「MG5530」
は、2008幎モデルの
「MP540」
ず比范し、容積で玄4、重量で玄22を削枛。
梱包箱も小型化できたこずで茞送効率も向䞊したした。た
た40フィヌトコンテナぞの積茉数で比范するず、672箱か
ら880箱ぞず増加し、積茉効率が玄31向䞊。これらによっ
お、補造から物流、廃棄たでのCO2排出量
䜿甚時を陀く
は、MP540ず比范しお玄27枛少したした。
むンクカヌトリッゞに぀いおも、2011幎から発売䞭の
「新
FINEカヌトリッゞ」
では、埓来のFINEカヌトリッゞず比范し
お、梱包箱の容積を玄30削枛しおいたす。
今埌も本䜓および包装材の小型軜量化を継続しお進め
おいきたす。
Canon Sustainability Report 2014
58
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
補品䜿甚にずもなう環境配慮
䜿甚時のCO2削枛
IH
Induction Heating
定着技術
コア
補品䜿甚時の省゚ネルギヌ化
キダノン補品のラむフサむクルのうち、環境負荷の倧き
キダノンは、
この補品䜿甚時の゚ネルギヌ消費量削枛を
図るため、
補品セグメントごずに、
それぞれ業界トップレベル
の省゚ネルギヌ達成を目暙に掲げ、
掻動を進めおいたす。
2013幎は、
オフィス向けやコンシュヌマヌ向けの改善が
進みたしたが、産業機噚の販売増加によりお客様の䜿甚時
におけるCO 2排出量は180.8䞇トンずなり、前幎ず比范し
お玄24%増加したした。
亀流電流
定着
加圧
ロヌラヌ
磁力線
電磁誘導加熱を利甚。磁力線が金属補のコむルを通る際に生じる枊電流に
より、定着ロヌラヌ自䜓を発熱させるため熱効率がよく、消費電力を削枛。
オンデマンド定着技術
回転方向
定着
ベルト
セラミック
ヒヌタヌ
定着
キダノン独自の省゚ネルギヌ技術
キダノンは、
耇写機・耇合機やレヌザヌプリンタヌなどの
補品においお、オンデマンド定着技術
1990幎
やIH
Induction Heating
定着技術
2002幎
など独自の省
゚ネルギヌ技術を採甚しおいたす。プリンタヌ起動時間の
倧幅な短瞮や熱効率の向䞊などを実珟するこれら技術の導
入によっお、
過去6幎間
2008幎2013幎
の环積でお客
プリント玙
加圧
ロヌラヌ
駆動方向
玠早く枩床を䞊げるセラミックヒヌタヌず効率よく熱を䌝える定着ベルトを
掻甚するこずで、
トナヌの定着郚分を局所的に加熱し、瞬時に定着可胜な枩
床に到達。プリント埅機時に䜙分な電力を消費せず、
りォヌムアップ時間の
短瞮が可胜。
レヌザヌプリンタヌの消費電力削枛効果
TEC倀
箄73%
削枛
1.47kWh
様のCO2排出量を玄837䞇トン削枛したず掚定されたす。
0.40kWh
オフィス向け補品の省゚ネルギヌ効果
■ 圓該幎販売台数省゚ネ量
GWh
30,000
■ 环積販売台数省゚ネ量
环積販売台数効果
䞇t-CO2
900
837
25,000
750
644
20,000
5,000
600
17,146
475
15,000
450
13,277
300
10,000
3,246
1,495 3,120
1,750
0 1,750
2008
2009
9,891
300
6,366
153
83
2010
3,525
3,386
2011
2012
3,869
2013
150
0
幎
LBP5050(埓来機
LBP7110C
※TEC倀  抂念的1週間にプリンタヌを䜿甚した堎合の消費電力量を想定
した環境基準倀
むンクゞェット耇合機の1日圓たりの消費電力量削枛効果
①䜎電力モヌドぞの移行システム
皌働時からスリヌプモヌドに移行
する際、䞍芁ずなるICの機胜を停
止。同時に電源郚分にもスリヌプ
モヌドぞ入るよう信号を出す。
+
②必芁な機胜ぞの電力䟛絊
動䜜時には、必芁ずする機胜動䜜
郚に電力䟛絊を行い、䜿わない機
胜には優先的に電力䟛絊を遮断
するよう制埡する。
機胜ごずの電力制埡を可胜にするこずで、省゚ネルギヌを実珟
1日圓たりの消費電力量を玄5割削枛
箄25.2Wh
※察
象補品 電子写真方匏の耇合機ずプリンタヌ
プロダクションプリン
タヌは陀倖
。
箄11.5Wh
※2
007幎に販売した補品の平均゚ネルギヌ
電力
消費量を基準ずした省
゚ネルギヌ効果。
箄54%
削枛
※各
幎に販売した補品を5幎間䜿甚するず想定。
囜内
および
公衚倀
海倖
か
※電
力量の2換算は電気事業連合䌚
ら地域別売䞊の加重平均倀を䜿甚しお算出。
59
Canon Sustainability Report 2014
発熱域
コむル
な割合を占めるのが、補品䜿甚時の環境負荷です。
●
定着ロヌラヌ
MP630(2008幎
MG7130
2013幎
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
省゚ネルギヌを考慮した補品蚭蚈
●
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
などで積極的に関䞎しおいたす。
゚ネルギヌ関連補品指什「ErP指什」ぞの察応
欧州連合
EU
では、䌁業の補品開発に
「゚コデザむン」
の考え方を導入するよう芁求したErP指什※が、2009幎か
ら発効されおいたす。
キダノン補品に関連する芁求事項ずしおは、機噚のオフ
モヌド電力ずスタンバむ電力を芏制する実斜措眮、倖郚電
源の省゚ネルギヌを芏制する実斜措眮が公垃されおおり、
キダノンはこの芁求に応えた補品蚭蚈を実斜しおいたす。
※1グリヌン賌入法 「囜等による環境物品等の調達の掚進等に関する法
埋」
の略称。囜などの公的機関が物品を賌入する際に、環境に配慮され
たものを賌入するこずを芏定。
※2゚コマヌク 補品ラむフサむクル党䜓を通じお、環境保
党に圹立぀、環境負荷が少ないず認定された商品に぀
けられるマヌク。囜際暙準化機構ISO14024にのっずっ
た日本唯䞀の環境ラベル制床。
環境保
※3囜際゚ネルギヌスタヌプログラム  米囜EPA
護庁
が定める省゚ネルギヌプログラムで日本やEUな
どでも採甚。䞀定の省゚ネルギヌ基準をクリアした補品
にロゎマヌクの衚瀺が認められる。
2013幎の䞻な環境配慮補品の芏栌適合状況
ErP指什の発効以降、
補品だけでなく、
䌁業の蚭蚈管理に
グリヌン
賌入法
も芏制が及び、
「環境マネゞメントの仕組みのなかに゚コデ
ザむンを組み蟌むこず」
「補品のラむフサむクルにおける環
境負荷の評䟡ず結果を開瀺するこず」
が求められるように
なっおいたす。
耇写機耇合機
レヌザヌ
プリンタヌ
キダノンでは、埓来にも増しお省゚ネルギヌ蚭蚈を掚進
するずずもに、補品アセスメントの仕組みや補品環境情報
むンクゞェット
プリンタヌ
システムを最適化するこずで、
積極的にErP指什察応を掚進
倧刀プリンタヌ
しおいきたす。
むメヌゞ
※E rP指什  ErPは、Directive on Eco-Design of Energy-related
Productsの略。補品ラむフサむクル党䜓を考慮した
「゚コデザむン」
を芁
求したEuP指什の察象を、実際に゚ネルギヌを消費する補品だけでなく、
窓や断熱材、節氎匁など、゚ネルギヌ消費に圱響を及がす補品にたで拡
倧したもの。
スキャナヌ
プロゞェクタヌ
16/16
囜際゚ネルギヌ
゚コマヌク
スタヌプログラム
16/16
16/16
100 100
8/8
100
7/8
100
88
6/6
6/6
7/7
7/7
7/8
88
6/6
100 100
100
7/7
100 100
4/4
1/1
4/4

100
100
100
100
0/1

0
※ 数倀は囜内での芏栌適合機皮数発売機皮数、
 
内は芏栌適合率
※ ゚コマヌクには、
むメヌゞスキャナヌの芏栌なし
※ 囜際゚ネルギヌスタヌプログラムには、
プロゞェクタヌの芏栌なし
芏栌察応に向けた掻動
2013幎の消耗品の芏栌適合状況
各皮芏栌ぞの適合状況
グリヌン賌入法
キダノンは、
補品の䌁画段階から、
グリヌン賌入法 ã‚„ã‚š
※1
コマヌク※2、
囜際゚ネルギヌスタヌプログラム※3などぞの芏
栌適合を重芖しおいたす。2013幎の䞻な環境配慮補品の
芏栌適合率は右衚の通りで、
100適合の補品カテゎリも
トナヌカヌトリッゞ
むンクカヌトリッゞ
゚コマヌク
3/3
3/3
100
100
2/2
2/2
100
100
※ 数倀は囜内での芏栌適合機皮数発売機皮数、
 
内は芏栌適合率
倚くあるなど、
業界トップクラスの適合率を維持しおいたす。
䞀方、海倖における゚コラベルの認蚌取埗、および適正
な認蚌基準の制定にも積極的にかかわっおいたす。䟋えば
䞭囜では、䞭囜政府からの調査䟝頌ぞの察応や、関係省庁
お客様ぞの䜿い方提案
環境配慮補品に関する情報発信
ずの意芋亀換などを通じお、環境基準や環境ラベルの策定
環境配慮ぞの意識の高たりずずもに、お客様からの問い
に協力しおいたす。たた、䞖界におけるグリヌン賌入法に぀
合わせも数倚く寄せられおいたす。
こうしたニヌズにお応え
いおも、各囜基準を考慮した開発、蚭蚈を行うこずはもちろ
するため、
キダノンではWebサむトなどを通じお、
キダノン
ん、各囜政府機関の調達基準に察しお、パブリックコメント
補品の環境配慮に関する情報を積極的に発信しおいたす。
Canon Sustainability Report 2014
60
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
CO2排出削枛に察するキダノンの取り組みは、
「぀くる」
「぀かう」
「いかす」
の3ステヌゞに分けられたすが、
「぀かう」
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
凝らしおいたす。
2013幎は、補品ラむフサむクルごずの取り組みや、
カヌ
ステヌゞでの削枛には、お客様ずの連携が䞍可欠です。今
ボンフットプリントの仕組みをクむズ圢匏でわかりやすく玹
埌も環境配慮に関する情報発信を通じお、お客様ずずもに
介した
「ホヌム線2」
を新たに公開したした。
補品䜿甚時のCO2排出削枛を掚進しおいきたす。
今埌もお客様の環境負荷䜎枛掻動に圹立぀コンテンツ
を拡充し、各地域の特性に合わせ海倖にも情報発信するな
オフィスの消費電力量やCO2排出量の
“芋える化”
を
●
ど、
さらなる展開を怜蚎しおいたす。
掚進する
「ECO情報プラグむン」
キダノンは、
オフィスで䜿甚される耇合機やプリンタヌな
お客様のサステナビリティ実珟を支揎
●
ど出力機噚の消費電力量やCO2排出量を
“芋える化”
する
キダノンペヌロッパでは、
キダノンのサヌビスや技術を通
「ECO情報プラグむン」
を、2011幎8月から日本および米
じお、お客様のサステナビリティ実珟をサポヌトするプロ
囜垂堎においお導入しおいたす。
ECO情報プラグむンは、出力機噚統合管理゜フトりェア
「imageWARE Enterprise Management Console
iW
ゞェクトに取り組んでいたす。䟋えば、プリント時に発生す
るCO2をオフセットするプログラム
「カヌボンニュヌトラル
プリンティング」
の提案などを行っおいたす。
EMC
」
の远加プラグむンで、
「誰が、い぀、䜕枚印刷した」
ず
いう出力情報や、
「印刷䞭」
「スリヌプ䞭」
などのステヌタス
補品環境情報の提䟛
情報から、出力機噚の消費電力量やCO2排出量を蚈算し、
キダノンは、2002幎から環境ラベル
「゚コリヌフ※1」
を掻
グラフや衚でわかりやすく
“芋える化”
したす。これにより、
甚しお、補品ラむフサむクルにおける環境負荷デヌタを
ムダを浮き圫りにするこずができ、
オフィスにおける環境負
Webサむトで公開しおいたす。
荷䜎枛掻動に寄䞎したす。
2009幎からは、環境ラベル察応や有害物質廃陀、省゚
ネルギヌ、省資源などの環境配慮情報を補品・機皮ごずに
お客様の環境配慮掻動を支揎するWebサむト
●
「GREEN NAVI」
侀 芧 にした 独 自 の 補 品 環 境 デ ヌ タ シ ヌト「 G R E E N
PROFILE」
をWebサむトで公開。2013幎の新芏公開件数
キダノン株
ずキダノンマヌケティングゞャパンは、
2009幎11月から、Webサむトに、お客様の環境配慮掻動
を支揎する
「GREEN NAVI」
を開蚭しおいたす。
同サむトは、
オフィスでのCO2排出削枛に぀ながる補品・
は13品目50機皮ずなっおいたす。
欧州においおは、1990幎代埌半から業界共通のツヌル
「IT Eco Declaration」
珟TED※2
を掻甚しお情報を提䟛
しおいたす。業界共通曞匏なため、
他瀟補品ず比范しやすい
機胜を玹介する
「オフィス線」
、
ご家庭で䜿甚される補品を
こずから、北欧を䞭心に広く掻甚されおいたす。
題材ずした
「ホヌム線」
、䌁業掻動における゚コず業務改善
※1゚コリヌフ  䞀般瀟団法人産業環境管理協䌚
JEMAI
が掚進する環
境ラベル。資源採取から補造、䜿甚、
リサむクルたで補品の党ラむフサ
むクルステヌゞにわたる環境負荷を定量的に衚瀺。
の äž¡ 立 を 玹 介した「 I T ã‚œ
※2TED  ECMA
ペヌロッパ電子蚈算機工業䌚
が掚進する、補品に関す
る環境情報開瀺の自䞻宣蚀型の環境ラベル。補品の環境ぞの配慮を比
范的容易に知るこずができる。
リュヌション線」
から構成さ
れたす。旧機皮から新機皮
ぞの買い替えによるCO 2
カヌボンフットプリント
CFP
によるCO2排出量の
削枛効果が確認できる
「省
●
“芋える化”
ã‚š ネ・省 資 源 シ ミュレ ヌ
タヌ」
をはじめ、䞀般のお客
様にもわかりやすい工倫を
61
Canon Sustainability Report 2014
キダノンは、
2012幎、
オフィス向け耇合機
「imageRUNNER
GREEN NAVI Webサむト
ADVANCE」
シリヌズの9モデルに぀いお、䞀般瀟団法人
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
産業環境管理協䌚
JEMAI
のCFPコミュニケヌションプロ
グラムにおける
「CFP宣蚀」
の認定を取埗したした。さらに、
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
䜿甚時の補品䟡倀向䞊
2 0 1 3 幎にはオフィス向 け 耇 合 機「 i m a g e R U N N E R
環境配慮補品の事䟋
ADVANCE」
シリヌズの7モデルずレヌザヌプリンタヌの2
●
オフィス向け耇合機「imageRUNNER ADVANCE」
モデル、2014幎1月には再生耇合機
「Refreshed」
シリヌ
シリヌズ
ズの6モデルで取埗したした。
環境トップランナヌプロゞェクトの継続的な取り組みに
CFPずは、原材料の調達から補造、物流、䜿甚、廃棄に至
る補品のラむフサむクル党䜓で排出する枩宀効果ガスの
総量をCO2換算で算出・公開する仕組みのこずです。英囜
をはじめずする欧州やアゞア各囜で導入が進んでおり、
より
「imageRUNNER ADVANCE」
シリヌズには、
さたざ
たな環境性胜が搭茉されおいたす。
2012幎発売の「C5200シリヌズ」
や2013幎発売の
「4200シリヌズ」
などには、付属のアプリケヌションを甚い
2013幎5月にISOによっお算出方
おPCからシャットダりンを指瀺できる機胜を搭茉。たた、指
法の技術仕様曞が発行されたした
定時刻に耇数機噚を同時にシャットダりンできる拡匵機胜
オプション
も搭茉し、䌁業の情報機噚管理者の負荷軜枛
ISO/TS 14067
。
ず、
オフィスの消費電力削枛に貢献しおいたす。
キダノンは、今埌もCFP宣蚀認
材料面においおも、お客様がよく觊れる操䜜郚のボタン
定の取埗を拡倧しおいきたす。
CFPマヌク
郚品にバむオマスプラスチックを採甚したほか、倖装郚品
の䞀郚に䞖界最高氎準の難燃性バむオマスプラスチック
Ⓡ
米囜の環境ラベル
「EPEAT 」の取埗
●
▶45
を採甚したした。さらに回収材を原料ずしお生産さ
米囜では、2006幎から電子補品を察象ずした環境評䟡
れたリサむクルプラスチックも䜿甚するなど、培底的に環境
システム
「EPEAT 」
がスタヌトし、連邊官庁における調達芁
負荷の䜎い材料の䜿甚にこだわりたした。さらに、電子・電
件ずしお採甚されおいたす。EPEATは、有害物質の削枛・犁
気郚品を陀く郚品に鉛フリヌを、電気基板の䞀郚ではハロ
止や省゚ネルギヌずいった環境配慮に぀いお、画像機噚補
ゲンフリヌを掚進しおいたす。
※
品基準、PCずディスプレむ基準、TV基準など、補品分野ご
茞送においおも、
ç¹°
ずに評䟡基準を定めおおり、その達成床に応じお、
「ゎヌル
り返し䜿甚できる
「リ
ド」
「シルバヌ」
「ブロンズ」
ずしお登録されたす。2013幎に
タヌナブル梱包材」
を
は、新たに耇合機などを含めた画像機噚補品も察象ずな
日本 囜 内で採 甹 。補
り、必須33項目、任意26項目で評䟡されおいたす。
品ラむフサむクル党
キダノンの補品では、耇合機、耇写機、
レヌザヌプリン
タヌ、むンクゞェットプリンタヌ、FAX、
ドキュメントスキャ
般における環境圱響
に配慮したした。
imageRUNNER ADVANCE C5255
ナヌ、ネットワヌクスキャナヌず、倚岐にわたる補品矀が登
録されたした。なかでも、
キダノンの耇合機8機皮は、2013
幎から察象ずなった画像機噚補品分野で、最高ランクであ
るゎヌルド補品に登録されたした。
今埌も登録察象補品の拡倧を進め
るずずもに、米囜のお客様にEPEAT
登録補品を掚奚しおいきたす。
※E PEATむヌピヌト Electronic Product Environmental
Assessment Tool
電子補品環境評䟡アセスメントツヌル
の略。
Canon Sustainability Report 2014
62
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
むンクゞェット耇合機「PIXUS MG7130」
明るさ1lm圓たりの消費電力は、WUX450で玄0.081W、
2013幎9月発売の
「PIXUS MG7130」
は、高品䜍でス
WX520で玄0.068Wず卓越した䜎消費電力を実珟しおい
●
ピヌディに写真プリントができる優れた機胜を搭茉する䞀
たす。
方、䜿甚時埅機時電源オフ時の各段階における省゚ネ
ルギヌ技術の掻甚により、2008幎モデルの
「MP630」
ず比
范しお電力消費量を玄54削枛したした。
さらに、
自動䞡面印刷や自動電源オフが補品本䜓で簡単
レンズ亀換匏デゞタルカメラ
「EOS Kiss X7」
●
2013幎4月発売の初心者向けレンズ亀換匏デゞタルカ
メラ
「EOS Kiss X7」
は、CMOSパッケヌゞや新開発シャッ
に蚭定できる
「ECO蚭定」
により、甚玙䜿甚量や埅機時電力
タヌナニットの搭茉に加え、
メむ
の削枛に貢献。
たた、
甚玙節玄枚数ずCO2削枛量を衚瀺する
ン基板を小型化したこずにより、
「ECO情報」
で、
環境ぞの貢献床を簡単にチェックできたす。
2012幎発売の
「EOS Kiss X6i」
補品に含有する有害物質廃陀の偎面では、RoHS指什
特定有害物質の䜿甚制限
の芏制内容を䞊回る察応を実
に比べお䜓積は玄25小さく、質
量は玄28軜くなり、䞖界最小・
レンズ亀換匏デゞタルカメラ
「EOS Kiss X7」
珟し、人䜓や環境ぞの圱響をさらに䜎枛したした。今埌、
最軜量※を実珟したした。
RoHS指什の適甚拡倧も想定されたすが、キダノンの取り
※APS-Cサむズ盞圓の撮像玠子を搭茉したデゞタル䞀県レフカメラにおい
お。2013幎11月1日珟圚
キダノン調べ
。
組みは、芏制匷化を先取りした取り組みずなっおいたす。
環境ぞの配慮ず同時に、ナヌザビリティも向䞊させたし
医療機噚オヌトレフケラトメヌタヌ「RK-F2」、
●
た。タッチパネルに察応し、
より盎感的で快適な操䜜性を実
デゞタルラゞオグラフィヌ「CXDI Wireless」
シリヌズ
珟した
「むンテリゞェントタッチシステム」
や、
スマヌトフォン
キダノンは、
デゞタルラゞオグラフィヌをはじめずしお、
医
などから無線LAN経由で印刷でき、
自動電源ON機胜ずの
療甚画像のデゞタル化を牜匕するさたざたな医療機噚を開
組み合わせにより、本䜓に觊れなくおも離れた堎所からプ
発しおいたす。県科分野においおも、
デゞタル県底カメラや
リントするこずができたす。
県科怜査をサポヌトする各皮蚈枬機噚を開発しおいたす。
本補品は、
“高機胜化ず
これら医療機噚は、RoHS指什の改正により、2014幎7月
環境負荷の最小化を同時
から新たに芏制の適甚察象ずなりたす。キダノンでは、
これ
に達成する”
ずいうキダノ
たでも同指什で制限される化孊物質を含有しない医療機
ンの環境ビゞョンを具珟
噚の開発に取り組んでおり、業界に先駆けお、2013幎7月
化した補品ずいえたす。
PIXUS MG7130
には、前倒しでオヌトレフケラトメヌタヌ
「RK-F2」
、デゞタ
ルラゞオグラフィヌ
「CXDI Wireless」
シリヌズなど、キダ
パワヌプロゞェクタヌ「WUX450WX520」
●
2 0 1 4 幎 1 月 発 売 の 新 型 の パ ワ ヌ プ ロゞェクタ ヌ
「WUX450WX520」
は、プレれンテヌションをより快適
にするため、人にやさしい゚コ蚭蚈を考慮し、省電力にも貢
ノン医療機噚の党補品の察応を完了したした※。
今埌も医療珟堎のニヌズに応えながら、高機胜化ず環境
配慮を同時に実珟する補品の開発を掚進しおいきたす。
※ キダノンブランドのみ
献する
「静音モヌド」
を搭茉するずずもに、鉛化合物をチタ
ン化合物やバリりム化合物
などで代替した
「鉛フリヌ」
レ
ンズを採甚したした。
たた、独自開発の新光孊
システム
「AISYS5.0」
により、
63
Canon Sustainability Report 2014
パワヌプロゞェクタヌ
「WUX450」
オヌトレフケラトメヌタヌ
「RK-F2」
デゞタルラゞオグラフィヌ
「CXDI Wireless」
シリヌズ
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
回収リサむクル
再資源化䜓制
ための認蚌制床
「Responsible Recycling
R2
」
の認蚌を
グロヌバルな回収・リサむクル䜓制
サむクル掻動に関連する信頌性などが評䟡されたこずによ
キダノンは、
埪環型瀟䌚の構築に貢献するため、
日本囜内
受けたした。これは、補造業者ずしおは初の認蚌であり、
リ
るものです。
をはじめ、
欧州、
米州、
アゞア、
オセアニアなど、
䞖界各地域
で䜿甚枈み補品の回収・リサむクル䜓制を構築しおいたす。
欧州におけるWEEE指什察応
●
たた、
リサむクルを容易にするため、開発・蚭蚈段階から
電気・電子機噚の廃棄にずもなう環境負荷を䜎枛するた
リサむクルを前提ずした補品づくりを行うずずもに、資源䜿
め、欧州連合
EU
では䜿甚枈み機噚の回収・リサむクルを
甚量や廃棄物の最少化を図っおいたす。
メヌカヌに矩務づけるWEEE指什
廃電気・電子機噚リサむ
こうした補品づくりを掚進するため、
キダノンは1998幎、
クル指什
が2005幎8月から適甚されおいたす。EU加盟各
環境に配慮した補品の開発および補造を効率的に掚進す
囜では、関連する法埋などが制定・敎備され、電気・電子機
るために必芁な蚭蚈技術をたずめた
「環境配慮蚭蚈ガむダ
噚の回収・リサむクルを集団的に実斜するための仕組みが
ンス」
を発行。むントラネットを通じお党埓業員に公開し、補
構築されおいたす。
品の䌁画から開発、
蚭蚈たで、
さたざたな段階で掻甚しおい
キダノンでは、
リサむクルが容易な補品蚭蚈ずするこず
たす。その埌も数幎おきに改蚂を続けおおり、2014幎の改
や、補品ぞの分別回収マヌクの衚瀺、ナヌザヌぞの情報提
蚂では、米囜の環境ラベルEPEAT®
▶P62
ぞの察応匷化
䟛などによっお、WEEE指什を遵守しおいたす。
を盛り蟌む予定です。
欧州統括販売䌚瀟のマネゞメントのもず、EU加盟各囜の
販売䌚瀟が䜿甚枈み補品の回収・リサむクルを担圓しおい
リサむクル拠点における取り組み
●
キダノンでは、
リサむクル拠点間での情報亀換䌚を開催
たす。各囜販瀟は、所圚囜のリサむクルコン゜ヌシアムぞの
参画、あるいは独自のリサむクルスキヌムを構築するこず
し、課題の共有化や効率的なリサむクルの怜蚎など行い、
によっお、各囜のリサむクル芁求に察応しおいたす。なお、
日々、
リサむクル掻動の匷化を図っおいたす。
各囜販瀟では、各囜法に埓っお生産者登録を行い、回収・リ
たた2013幎3月には、米州のリサむクル拠点であるキダ
ノンバヌゞニアが、米囜の監査䌚瀟からリサむクル業者の
サむクルにかかる費甚を負担しおいたす。
たたWEEE指什では、廃棄される郚品・材料に含たれる
キダノンのグロヌバル回収・リサむクル䜓制
欧州
回収統括
日本
回収統括
キダノンペヌロッパ
キダノンマヌケティングゞャパン
キダノンギヌセン
キダノン゚コロゞヌ
むンダストリヌ
キダノンブルタヌニュ
米州
回収統括
キダノンUSA
キダノンバヌゞニア
トップ事務機
アゞア 回収統括
キダノンアゞア
マヌケティンググルヌプ
オセアニア 回収統括
キダノン倧連
キダノンオヌストラリア
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64
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
有害物質を分離しお適正凊理するこずが芁請されおいた
す。この遵守にあたっおは、機噚の構成郚品や材料、補品に
含有される有害物質の情報を、
リサむクル凊理業者に提䟛
する必芁がありたす。キダノンでは、凊理業者の芁求に応じ
お必芁な情報を提䟛する仕組みも構築しおいたす。
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
䜿甚枈み補品の
リナヌス・
リサむクル掻動
䜿甚枈み補品・郚品のリナヌス
キダノンは、廃棄物の削枛や資源の有効掻甚の芳点か
なお、WEEE指什は2012幎8月に改正され、䜿甚枈み電
ら、回収した䜿甚枈み補品や郚品のリナヌス
再利甚
を促
気・電子機噚の収集目暙、
リサむクル・再資源化目暙が段階
進しおいたす。こうした掻動を拡倧するこずにより、2013幎
的に匕き䞊げられるほか、EU統䞀の生産者登録曞匏など
のリナヌス補品・郚品の䜿甚量は2,594トンずなりたした。
が導入されたした。キダノンでは、
この改正にも適正に察応
し、WEEE指什を遵守しおいきたす。
Océの郚品リナヌスの取り組み
●
Océは、モノクロワむドフォヌマットプリンタヌの垂堎蚭
日本での回収・
リサむクル察応
●
キダノンは、日本党囜10カ所の回収センタヌで、䞻に䜿
甚枈みキダノン事務機を察象ずした回収を行っおいたす。
眮機管理、回収管理の䜓制を構築し、郚品の再利甚を行っ
おいたす。これにより、2013幎は玄234トンのCO2排出量
削枛に぀なげたした。
たた2006幎からは、
オフィスで䞍芁になった事務機を有償
で回収・リサむクルする
「キダノングリヌンリサむクルサヌ
耇写機のリマニュファクチュアリング
ビス」
を実斜しおいたす。このサヌビスは、産業廃棄物広域
キダノンは、1992幎以来、日本・米州・欧州の3拠点にお
認定制床にもずづく環境倧臣の認定を取埗しお開始したも
いお耇写機のリマニュファクチュアリングを掚進しおいた
のです。これたでお客様が䜿甚枈み補品を廃棄凊理する際
す。リマニュファクチュアリングずは、回収した補品からリ
に必芁ずなっおいたマニフェスト䌝祚の発行・管理などが䞍
ナヌス可胜な郚品を遞別し、それらを䜿っお新品ず同等品
芁になるため、回収率の向䞊に぀ながっおいたす。
質の補品を再生するこずです。
事務機補品のリサむクル業務に぀いおは、グルヌプ2瀟
日本では、再生した耇写機補品を
「Refreshed」
シリヌズ
キダノン゚コロゞヌむンダストリヌ、
トップ事務機
に集玄
ずしお販売し、調達や補造にかかわるCO2排出量の削枛を
し、補品のリマニュファクチュアリングや郚品のリナヌスな
図っおいたす。2013幎に発売した本シリヌズのデゞタルモ
どを掚進しおいたす。なお、北海道ず沖瞄地区に぀いおは
ノクロ耇合機
「iR 3225F-R」
は、
キダノン独自の再生技術に
回収物流における環境負荷䜎枛のために、珟地の凊理䌚瀟
よっお質量比で平均68の郚品リナヌス率を達成したし
におリサむクルしおいたす。
た。同じくモノクロ耇合機
「iR 3245F-R」
は70、
デゞタル
消耗品のトナヌカヌトリッゞおよびむンクカヌトリッゞに
぀いおは、店頭やベルマヌク運動などを通じた耇数の回収
カラヌ耇合機
「iR C3580F-R」
は76の郚品リナヌス率を
達成したした。
方法を提䟛するこずで、
回収率の向䞊に努めおいたす。たた
なお、いずれの補品も経枈産業省が
むンクカヌトリッゞに぀いおは、郵䟿局や自治䜓でも回収を
䞻導する
「カヌボンフットプリントを掻甚
行っおいたす。回収された消耗品は、
キダノン゚コロゞヌむ
したカヌボン・オフセット」
制床を耇合機
ンダストリヌに集玄され、
リサむクルされおいたす。
で初めお導入したす。この制床により、
キダノンの再生耇合機でカヌボン・オフ
セットを行うこずで、補品ラむフサむクル
党䜓のCO2排出量れロ※を実珟したす。
iR 3225F-R
※CO2排出量れロ  発生するCO2排出量に盞圓するCO2排出枠を賌入す
盞殺
し、理論䞊、
れロずするこず。
るこずでCO2排出量をオフセット
65
Canon Sustainability Report 2014
ISO26000に沿った
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地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
事務機プラスチック材料のリサむクル
倖装
゚ンゞニアリング
プラスチック
䜿甚枈み
事務機を
回収
粉砕・
掗浄・
異物陀去
解䜓分別
絊玙カセット
汎甚プラスチック
粉砕・
掗浄・
異物陀去
䜿甚枈みプラスチックの再生ず
キダノン補品ぞの䜿甚
キダノンは、
リナヌスが困難な補品や郚品に぀いおも、
再資源化によっお補品材料ずしおリサむクルできるよう技
術開発に取り組んでいたす。
品質
チェック
蚈算機の倖装材
事務機の内郚郚品
汎甚プラスチック代替
などに䜿甚
リペレット化
匷床や難燃性を
埩垰、再調色
品質
チェック
事務機の倖装材
埓来ず同じ甚途
に䜿甚
リペレット化
゚ンゞニアリング
プラスチックに
アップグレヌド
品質
チェック
むンクゞェット
プリンタヌの
電源ボックスカバヌに
䜿甚
化し、キダノン独自の技術により匷床や難燃性を回埩させ
るこずで、再び耇写機の難燃性や匷床を芁求される郚品に
䜿甚するこずを可胜にしおいたす。オフィス向け耇合機
「imageRUNNER ADVANCE」
シリヌズには、
このリサむ
クルプラスチックが採甚されおいたす。
ずくにプラスチック材料は、長幎の䜿甚によっお物性劣化
このほかにも、回収した事務機の絊玙カセットに䜿われお
が芋られリサむクルが難しい堎合がありたすが、
キダノンで
いる汎甚プラスチックを、
゚ンゞニアリングプラスチックの
は䜿甚甚途
郚品
に芁求される匷床や成圢性などを芋極
原料ずしおリサむクルし、むンクゞェットプリンタヌの電源
め、必芁な品質に回埩させる最適な再生工皋を採甚しおい
ボックスカバヌなどに採甚しおいたす。
たす。近幎は、
リサむクルプラスチックの調色技術も開発
し、ナヌザヌの目に觊れる倖装郚品ぞのリサむクルを可胜
にしおいたす。
なお、回収した補品から抜き出され、再び補品に䜿甚さ
れたプラスチックの重量は、2013幎は3,893トンでした
ト
ナヌカヌトリッゞを含む
。
今埌はリサむクル察象のグレヌドを拡倧し、プラスチック
再生量の䞀局の拡倧を図りたす。
プラスチックの再生利甚䟋
●
キダノンでは、回収した䜿甚枈み事務機などの倖装に䜿
われおいる゚ンゞニアリングプラスチックを、粉砕・掗浄・異
リサむクルプラスチックを䜿甚した
「imageRUNNER ADVANCE」
の郚品
コヌドガむド
消耗品などの回収・
リサむクル
トナヌカヌトリッゞのリサむクル
物陀去を行うだけの最小の環境負荷でリサむクルし、汎甚
ただ䌁業による補品の回収・リサむクルの仕組みが敎備
プラスチックの代替ずしお蚈算機の倖装材や耇写機の内郚
されおいなかった1990幎、キダノンは業界に先駆け
「ト
郚品などに䜿甚しおいたす。
ナヌカヌトリッゞ回収リサむクルプログラム」
を開始。以来、
たた、同様の゚ンゞニアリングプラスチックをリペレット
20幎以䞊にわたり継続しおいたす。
Canon Sustainability Report 2014
66
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
適正な
劎働環境づくり
人暩の尊重
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
このプログラムは、回収したトナヌカヌトリッゞを機皮ご
今埌も、回収時の環境負荷䜎枛を図るための、
より効率
ずに分別した埌、郚品や材料をリナヌス
再利甚
、
リサむク
的な回収システムの構築や、長期的なリサむクル事業発展
ル
再資源化
するものです。珟圚は䞖界26カ囜で回収さ
のための新しいリサむクル技術の構築を図るなど、プログ
れおおり、米・仏・䞭・日の4拠点 に運ばれ、各地域でリサむ
ラムのさらなる進化をめざしたす。
クルされおいたす
消費地リサむクル
。
※1 トナヌカヌトリッゞのリサむクル拠点
日本キダノン゚コロゞヌむンダストリヌ
米囜キダノンバヌゞニア
フランスキダノンブルタヌニュ
䞭囜キダノン倧連
※1
1992幎からは
「クロヌズド・ルヌプ・リサむクル※2」
も開始
され、再生した郚品、プラスチックを䜿甚した新品トナヌ
カヌトリッゞが党䞖界で販売されおいたす。たた、
自瀟内で
再䜿甚しない郚品や材料に぀いおも、埋立廃棄するこずな
※2 ク
ロヌズド・ルヌプ・リサむクル  垂堎から回収された自瀟補品から埗
られる材料を、新品同等の品質芏栌で再び自瀟の補品郚品に投入す
るこず。
トナヌカヌトリッゞの自動リサむクルプラント
く有効資源ずしお掻甚されおいたす。
●
こうした取り組みによっお、2013幎たでの环積で玄21.7
キダノンは日本囜内のリサむクル拠点であるキダノン゚
䞇トンの新芏資源抑制、玄48䞇トンのCO2排出削枛を果た
コロゞヌむンダストリヌに、業界初※ずなるトナヌカヌトリッ
したした。
ゞ自動リサむクルプラントを2002幎に導入したした。
なお、
このプログラムの内容や実瞟をよりわかりやすく
このプラントでは、䜿甚枈みのトナヌカヌトリッゞの砎砕
お䌝えするために、Webサむトに
「未来ぞ続く終わりなき旅
から、鉄、アルミ、各皮プラスチックなどの材料分別たでが
トナヌカヌトリッゞリサむクル」
を公開し、キダノンのリサむ
自動化されおいたす。ずくに䞻芁なプラスチック材である
クル掻動の認知床向䞊を図っおいたす。
HIPS
耐衝撃性ポリスチレン
に぀いおは、
高玔床な分別・ペ
レット化が自動的に行え、
トナヌカヌトリッゞのクロヌズド・
クロヌズド・ルヌプ・リサむクルの抂念図
ルヌプ・リサむクルに倧きく寄䞎しおいたす。
2008幎には、米囜のリサむクル拠点であるキダノン
バヌゞニアに
「カラヌトナヌカヌトリッゞリサむクルプラン
回収
Closed
Loop
Recycle
ト」
を導入。カラヌトナヌカヌトリッゞを材料ずしおリサむク
リサむクル
ルするこずで、CO2排出を削枛しおいたす。
※ キダノン調べ
䜿甚
回収枈みトナヌカヌトリッゞの仕分けを自動化
●
䜿甚枈みトナヌカヌトリッゞの回収質量
环蚈
の掚移
䞇
35
前工皋ずしお機皮ごずに仕分けする䜜業が必芁ずなりた
环蚈 32.4侇t
30
す。キダノン補品は機皮が倚く、手䜜業だず非垞に時間が
かかる工皋でした。
25
そこでキダノン゚コロゞヌむンダストリヌでは、2010幎
20
に仕分け䜜業の
15
自動化システム
10
を導入したした。
今埌も䜜業効率
5
の向䞊を図っお
0
1990
1995
2000
※ 2009幎以降、集蚈方法を倉曎したした。
67
回収したトナヌカヌトリッゞのリサむクルにあたっおは、
Canon Sustainability Report 2014
2005
2013 幎
いきたす。
トナヌカヌトリッゞ自動仕分けシステム
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
適正な
劎働環境づくり
人暩の尊重
むンクカヌトリッゞのリサむクル
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
むンクカヌトリッゞのマテリアルリサむクル
キダノンは、1996幎からむンクカヌトリッゞの回収・リサ
むクルを開始し、実斜地域を順次拡倧しお、2014幎3月末
時点で31の囜ず地域で展開しおいたす。
䜿甚枈みむンクカヌトリッゞの回収質量
环蚈
の掚移
t
1,500
1,200
900
むンクカヌトリッゞ里垰りプロゞェクト
●
キダノンでは、
むンクカヌトリッゞの回収量を向䞊させる
600
には、同業他瀟ず協力しお回収拠点を増やすべきず考えた
した。そこで、キダノンが発起人ずなっお同業他瀟に呌びか
300
け、2008幎4月、6瀟による共同プロゞェクト
「むンクカヌト
0
1996
2000
2005
2013 幎
※実瞟数倀は倧刀プリンタヌ甚、
コンパクトフォトプリンタヌ甚などのカヌト
リッゞを含みたす。
リッゞ里垰りプロゞェクト」
を立ち䞊げたした。
このプロゞェクトは、6瀟共通の回収箱を、党囜3,600を
超える郵䟿局に蚭眮し、共同で回収を行うものです。公共
囜内におけるリサむクル
の堎で回収を行うこずで、お客様の利䟿性を向䞊させ、回
囜内で回収されたむンクカヌトリッゞは、キダノン゚コロ
収量の増加を図っおいたす。回収したカヌトリッゞは、
「ゆう
ゞヌむンダストリヌで再生プラスチックぞずリサむクルされ
パック」
で仕分け拠点に届けられ、プリンタヌメヌカヌごず
おいたす。
に仕分けされた䞊で各メヌカヌぞ戻されたす。こうしお里
●
同瀟では、回収された補品の機皮別の分別から、解䜓、粉
砕、掗浄たでの工皋を䞀貫した自動化ラむンを甚いお効率
的に凊理しおおり、最終的には再生プラスチックのペレット
化たでを行っおいたす。
垰りしたカヌトリッゞは各メヌカヌで責任をもっおリサむク
ルされおいたす。
2009幎からは、
自治
䜓の参加によっお垂圹
この再生プラスチックを、キダノンの生産工堎に送り、
ã‚€
所や区圹所なども回収
ンクカヌトリッゞの郚品に再利甚
クロヌズド・ルヌプ・リサ
拠点に加わり、掻動は
むクル
するずずもに、補品積茉甚パレット、サヌビスパヌツ
着 実 に 拡 倧しお い た
回 収 甚ボックス、
す。2014幎3月末時点
建材、文房具など
の回収拠点は玄200自
瀟内倖で䜿甚する
治䜓、玄2,100カ所に
プラスチック補品
達しおいたす。
ぞの再利甚も進め
宮城県に新たに蚭眮された回収箱ず村井
知事
参考むンクカヌトリッゞ里垰りプロゞェクト
http://www.inksatogaeri.jp/
おいたす。
リサむクルの自動化ラむン
Canon Sustainability Report 2014
68
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
ベルマヌク運動
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
回収方法に぀いおは、囜や地域ごずの状況に応じた取り
●
キダノンでは2005幎から、孊校を通じたむンクカヌト
組みを怜蚎しおいたす。量販店、提携販売店、
ショッピング
リッゞおよびトナヌカヌトリッゞの回収掻動を実斜しおいた
モヌル、䌁業、孊校、図曞通、駅、キダノンサヌビス店、キダ
す。この掻動を通じおベルマヌク運動に協賛し、環境保護や
ノンショヌルヌムなど、
さたざたな堎所に回収箱を蚭眮する
環境教育促進、地域瀟䌚ぞの貢献を果たしおいたす。
ほか、キダノンぞの郵送なども含めお、お客様の利䟿性を
参加校は幎々増加し、2014幎3月末時点では玄16,000
考慮した方法で実斜しおいたす。
校に及んでいたす。
参考ベルマヌク運動のご案内
http://cweb.canon.jp/ecology/bellmark/index.html
ベルマヌクの流れ
カヌトリッゞを
集める
貯たった点数で
教材などを賌入
å­Šæ ¡
ベルマヌク
預金口座ぞ
点数を加算
小圢充電匏電池のリサむクル
繰り返し充電ができる小圢充電匏電池は、デゞタルカメ
ラやビデオなど、倚くのキダノン補品に䜿甚されおいたす。
日本では、
2001幎に斜行された資源有効利甚促進法
改
正リサむクル法
により、電池メヌカヌおよび電池を䜿甚す
る機噚メヌカヌに察し、
䜿甚枈みの小圢充電匏電池の回収・
リサむクルが矩務づけられおいたす。キダノンは、
同法にも
ずづき
「䞀般瀟団法人JBRC」
に加盟し、
業界ずしおの回収・リ
ベルマヌク
財団
ン
ダノ
ク
キ
マヌ
点数蚌明曞を
ベル 明曞
ベルマヌク財団ぞ 点数0蚌0点
10
サむクル掚進掻動に協力しおいたす。たた、
回収率を高める
å­Šæ ¡
キダノンの
リサむクル工堎
「ベルマヌク点数蚌明曞」
を発行
海倖での回収掻動
●
キダノンは、
むンクカヌトリッゞの海倖でのリサむクルに
ためにWebサむトなどで呌びかけを行っおいたす。
同様に、米囜でも
「RBRC
小圢二次電池回収機構
」
に加
盟するなど回収・リサむクル掻動に協力しおいたす。
今埌も匕き続きこうした掻動を展開しおいきたす。
容噚・包装材のリサむクル
キダノンでは、お客様が補品を賌入された埌、容噚や包
も積極的に取り組んでいたす。回収されたカヌトリッゞは材
装材をリサむクルのために適切に分別しおいただけるよう、
料再生などに再利甚され、廃棄物を最少化するようにリサ
法什に埓っお適切な識別衚瀺を行っおいたす。
むクルされたす。2014幎3月末時点で、回収・リサむクルを
たた、
これらのリサむクルに぀いおは、
日本では容噚包装
開始しおいるのは30の囜ず地域
日本を陀く
ずなりたす。
リサむクル法にもずづき、
「公益財団法人日本容噚包装リサ
むクル協䌚」
に加盟し、
リサむクル掻動に協力しおいたす。
さらに海倖も含め、廃棄される容噚・包装材を少なくする
ため、容噚・包装材䜿甚量の抑制にも努めおいたす。
今埌も匕き続きこうした掻動を展開しおいきたす。
シンガポヌルの回収颚景
69
Canon Sustainability Report 2014
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
生物倚様性に配慮した取り組み
基本的な考え方
地球環境問題ぞの関心が高たるなか、地球枩暖化ずずも
に生物倚様性の損倱も深刻化しおいたす。䌁業に察しおも、
む゚ロヌストヌン囜立公園の保党を支揎
●
キダノンUSAは、
䞖界的に有名な米囜・ワむオミング州の
む゚ロヌストヌン囜立公園に資金を提䟛し、絶滅危機に瀕
「生物倚様性条玄第10回締玄囜䌚議
COP10
」
で採択さ
した野生動物の保護のための調査掻動を支揎しおいたす。
れた愛知目暙の達成に向けお、
生物倚様性ぞの自䞻的な取
ずくに、教育・研究プログラム
「アむズ・オン・む゚ロヌス
り組みが、
たすたす匷く求められおいたす。
トヌン」
では、キダノンの映像機噚を䜿甚しお生態芳察を行
キダノンは、
「共生」
の理念のもず、生物倚様性が持続可
い、映像ラむブラリヌをデゞタル化しおWebサむトで配
胜な瀟䌚にずっお重芁な基盀であるこずを認識し、事業掻
信。この映像は、䞖界䞭の数癟䞇人に及ぶ子どもたちに教
動を進めるなかで生物倚様性保党の掻動に取り組んできた
材ずしお利甚され、地球環境に関する知識や保護の重芁性
した。
を認識するために圹立おられおいたす。
これたでも継続的に取り組んできた生物倚様性保党の
掻動を、
より匷力に掚進しおいくために策定したのが
「生物
倚様性方針」
です。この方針は、生物倚様性に関するキダノ
ンの
「基本的な考え方」
ず
「行動指針」
を明確にした䞊で、
「具
䜓的な取り組み」
テヌマを瀺しおいたす。
TOPICS
アホりドリを保護する
䞖界初のプロゞェクトに協力
アホりドリは北倪平掋で最倧玚の海鳥で、
囜の特別
生物倚様性方針
倩然蚘念物および絶滅危惧皮に指定されおいたす。
基本的な考え方
キダノンは、
生物倚様性が将来の持続可胜な瀟䌚にずっお重
芁な基盀であるこずを深く認識し、生物倚様性に資する行動
を掚進しおいきたす。
日本で唯䞀の鳥類孊専門の研究機関
「山階
ダマシナ
行動指針
●キダノンは、
グロヌバルな芖点に基づき぀぀、倚様な地域
性に配慮しお生物倚様性の保党を図っおいきたす。
●あらゆる事業掻動に䌎う生物倚様性ぞの圱響䜎枛や、
生物
倚様性の保党に぀ながる瀟䌚貢献掻動に積極的に取り組
んでいきたす。
同研究所の掻動は、
アホりドリの最倧の繁殖地、
䌊豆
具䜓的な取り組み
●
「生物倚様性保党ぞの自瀟技術、
補品の掻甚」
生物倚様性保党掻動やプロゞェクトぞの支揎
●
「事業所を䞭心ず
した生物倚様性ぞの配慮」
事業掻動を行う地域における環境圱響の把握、
動怍物の生
息/生育空間の保党
●
「生物倚様性を育む瀟䌚づく
りぞの貢献」
地域瀟䌚ず連携した生物倚様性保党掻動の掚進、教育掻
動の掚進
鳥類研究所」
では、
2008幎から、
このアホりドリを絶滅
の危機から救う掻動を小笠原諞島の聟島
ムコゞマ
で行っおおり、
キダノンはその掻動を支揎しおいたす。
鳥島で産たれたヒナを、
箄350km離れた聟島に運び、
人手で育おるずいう、
䞖界初のプロゞェクトです。
この
掻動で課題ずなっおいたのが、
飌育地を離れた堎所か
ら芳察する際に、
個䜓識別のために取り付けたアホりド
リの小さな足環の番号が刀読困難ずいうこずでした。
そこでキダノンは、2013幎7月、超望遠レンズず、
高粟现なレンズ亀換匏デゞタルカメラを提䟛。撮圱
画像を匕き延ばしお芳察するこずで、足環の番号が
容易に読み取れるのはもちろん、
これたで以䞊に詳
现な芳察が可胜になりたした。
生物倚様性保党ぞの自瀟技術、
補品の掻甚
キダノンは、生態系の調査やモニタリングに自瀟のむ
メヌゞング技術、補品を掻甚するこずで、生物倚様性保党
アホりドリ
撮圱南俊倫氏
に貢献したす。
Canon Sustainability Report 2014
70
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
広告を通じお、
野生動物の厳しい生息状況を
卵のため海ぞ向かうアカテガニの姿が確認されおおり、森
長期にわたり発信
から海ぞず぀ながる゚コロゞカルネットワヌクの圢成に貢
●
キダノンは、絶滅の危機に瀕する野生動物に察する人々
献しおいたす。
の認識を高めるこずが、生物倚様性の保党に貢献する方法
の䞀぀ず考えおいたす。
このため、
1981幎4月か
ら3 0 幎 以 䞊にわたり、ナ
ショナル・ゞオグラフィック
誌に環境広告
「WILDLIFE
AS CANON SEES IT」
を
掲茉。絶滅の危機にある野
生動物の写真ず、圌らが眮
キゞの攟鳥を䜓隓する子どもたち
かれおいる厳しい生息地
の状況や行動特性を広く
瀟䌚に蚎えおいたす。
事業所敷地内で緑地を敎備
●
「WILDLIFE AS CANON SEES IT」
2014幎2月掲茉
キダノン
株
䞋䞞子本瀟には、法定緑地面積を䞊回る広
倧な緑地に、人の干枉がない堎合に圢成される朜圚自然怍
事業所を䞭心ずした生物倚様性ぞの配慮
生皮をはじめ、倚くの怍物が生育しおいたす。郜心でも豊か
キダノンは、䞖界各地にある事業所の建蚭や斜蚭の蚭眮
な環境䞋でさたざたな生物が育たれ、
シゞュりカラやヒペド
に際し、生態系や野生動怍物ぞの圱響を考え、動怍物の生
リ、
カルガモなどの鳥類やチョり、
トンボなどの昆虫類が芋
育空間の保党に配慮したす。
られたす。
たた、玉川事業所・矢向事業所・川厎事業所など、郜垂の
野生生物が生息する環境を事業所内に圢成
貎重な゚コロゞカルネットワヌク圢成の圹割を担う倚摩川
川沿いの䞘陵地に䜍眮する倧分キダノン・倧分キダノンマ
呚蟺の各事業所でも、緑地維持に取り組んでいたす。
●
テリアル䞡瀟
倧分事業所
呚蟺には、
サンショりりオやホタ
ルなどが生息する豊かな自然環境が残っおいたす。事業所
造成時には環境保党のため代替池や自然の沢を敎備し、
敷
生物倚様性を育む瀟䌚づくりぞの貢献
キダノンは生物倚様性の保党に取り組む団䜓ず連携し、
地の3分の1を自然のたたにずどめたした。敷地内の調敎池
埓業員参加による保党掻動や、地域での環境教育支揎など
に敎備した
「氎蟺のビオトヌプ」
では、
鳥類、
昆虫類、
䞡生類、
を実斜するこずで生物倚様性保党に貢献したす。
魚類ずいった生物局の倚様性が珟圚も確認されおいたす。
たた、倧分キダノン事業所内では、操業以前からこの地
に生息しおいたキゞを保護するために、事業所内で飌育し
おいたす。2013幎11月には、地元の小孊生ずずもに敷地
内の
「キダノンの森」
で攟鳥むベントを開催したした。
䞀方、別府湟にほど近い倧分キダノンマテリアル
杵築事
業所
では、呚蟺に生息するベンケむガニ、
アカテガニの生
息空間を保党するために、
通称
「かにの森」
を敎備し、
呚蟺の
自然に溶け蟌んだ環境を぀くりたした。
「かにの森」
では、産
71
Canon Sustainability Report 2014
キダノン䞭囜での怍林プログラム
●
キダノン䞭囜は、2007幎から怍林プログラム
「緑園先
鋒」
を実斜しおいたす。
2013幎は、
3月5月にかけお実斜され、
䞭囜の15の支
店ず2぀の工堎の埓業員がボランティアずしお参加。
このほ
か、
埓業員の家族やディヌラヌ、
パヌトナヌも招埅したした。
2013幎10月たでに1,700人以䞊がこのプログラムに
参加し、900本以䞊の怍林を行いたした。
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
環境コミュニケヌション
コミュニケヌション掻動の
考え方
キダノンは、さたざたな媒䜓や機䌚を掻甚しお倚様なス
テヌクホルダヌぞ環境情報を開瀺するこずで、双方向の建
蚭的なコミュニケヌション掻動に努めおいたす。
システム
「MREAL」
による詊䜜レスの取り組みや、補品ラむ
フサむクルの各段階での環境配慮などを玹介したした。
※1プロゞェクションマッピングプロゞェクタヌで立䜓物に盎接映像を投
圱するこずで、あたかも投圱されおいる物䜓そのものが発光しおいた
り、圢が倉わったり、透けたりしおいるかのように芋せるこずができる、
映像衚珟の手法。
※2MR
Mixed Reality 珟実䞖界ず仮想䞖界をリアルタむムに違和感
なく融合させる映像技術。バヌチャル・リアリティよりもさらに珟実感を
高めた映像の芖芚化が可胜。
今埌も粟力的にコミュニケヌション掻動を展開し、
「共に
生き、共に働いお幞せに暮らしおいける瀟䌚」
の構築に貢献
しおいきたいず考えおいたす。
【䞻な環境コミュニケヌション掻動】
●環境教育曞籍などの寄莈
●地域の小孊校ぞの環境出前授業
●新聞・雑誌・テレビ・ラゞオなどを通じた環境広告の展開
●サステナビリティレポヌトによる環境掻動情報の発信
●環境をテヌマにした各皮講挔䌚の実斜
●業界各瀟ず連携した囜際暙準化ぞの取り組み
●Webサむトを掻甚した環境広報の掚進
゚コプロダクツ2013のキダノンブヌス
●お客様の環境配慮掻動を支揎するコンテンツの提䟛
●Webサむトぞの環境専甚お問い合わせ窓口の蚭眮
●カタログやパッケヌゞによる商品・サヌビスに関する環境情報の
発信
●オヌプンハりス
工堎芋孊
における環境関連斜蚭の玹介、環境
掻動のプレれンテヌション
●地域䜏民や環境NGOずのパヌトナヌシップ掻動
●囜内倖での怍林掻動
TOPICS
次䞖代を担う子どもたちぞの
「環境出前授業」
キダノンでは瀟䌚貢献掻動の䞀環ずしお、子どもた
ちに環境の倧切さを䌝える
「環境出前授業」
を展開し
おいたす。2013幎は日本党囜で579名の児童およ
環境展瀺䌚ぞの出展
キダノンは、
環境ビゞョン
「ACTION for GREEN」
のもず、
び保護者を察象に、
トナヌカヌトリッゞのリサむクル
に関する授業を開催したした。
参加した子どもたちは、チヌムに分かれお
「分別実
隓」
に挑戊。鉄、発泡スチロヌル、倧きさの異なるプラ
技術革新ず経営効率の向䞊によっお、
「豊かな生掻」
ず
「地球
スチックの4皮類の材料を、それぞれの特城を利甚し
環境」
が䞡立する瀟䌚の実珟をめざしおいたす。その趣旚
お効率的に分別する方法を孊びたした。
を、
環境配慮補品や環境ぞの取り組みの玹介を通じお広く
䌝えおいくために、
囜内倖の環境展瀺䌚に出展しおいたす。
゚コプロダクツ2013ぞの出展
●
2013幎12月、東京ビッグサむトで開催された日本最倧
玚の環境展瀺䌚
「゚コプロダクツ2013」
に出展したした。
キダノンブヌスでは、
キダノンの環境掻動の抂芁をプロ
たた、キダノンのカヌトリッゞリサむクルの映像を
芋ながら、実隓
ず同 様 の 分 別
方法が実際の
リサむクルに䜿
甚されおいるこ
ずを知っおもら
いたした。
環境出前授業の様子
ゞェクションマッピング※1を甚いお玹介したした。
加えお、
MR※2
Canon Sustainability Report 2014
72
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
環境報告察象事業所
名称
所圚地
事業内容
キダノン株匏䌚瀟14事業所
䞋䞞子本瀟
東京郜
研究開発郚門、本瀟管理郚門、事業本郚ほか
矢向事業所
神奈川県
むンクゞェットプリンタヌ・倧刀むンクゞェットプリンタヌ・むンクゞェット化成品の開発
川厎事業所
神奈川県
玉川事業所
神奈川県
品質技術の開発
小杉事業所
神奈川県
映像事務機の゜フトりェア開発
平塚事業所
神奈川県
ディスプレむの開発、埮现加工玠子の開発・生産
生産装眮・金型の研究開発・生産、半導䜓デバむスの研究開発、電子写真技術など
の研究開発・量産支揎
綟瀬事業所
神奈川県
半導䜓デバむスの開発・生産
富士裟野リサヌチパヌク
静岡県
電子写真技術などの研究開発
宇郜宮工堎
栃朚県
取手事業所
茚城県
EFレンズ・各皮レンズ
ビデオ甚・攟送局甚・事務機甚・プロゞェクタヌ甚
・特殊光孊
レンズの生産
映像事務機・化成品の生産、電子写真技術などの研究開発・量産詊䜜・量産支揎
阿芋事業所
茚城県
FPD露光装眮ナニットの生産
宇郜宮光孊機噚事業所
栃朚県
半導䜓露光装眮、
フラットパネルディスプレむ
FPD
露光装眮の開発・生産・サヌビス
光孊技術研究所
栃朚県
光孊関連技術の研究開発
぀くばパヌツセンタヌ
茚城県
商品の保管および囜内倖ぞの出荷管理
東京郜
キダノン補品・関連゜リュヌションの囜内マヌケティング
キダノン電子
株
埌玉県
磁気・事務機コンポヌネント、
ドキュメントスキャナヌ、
ハンディタヌミナル
キダノンファむンテック
株
埌玉県
事務機、事務機呚蟺機噚、
むンクゞェットプリントシステム、化成品
囜内販売関係䌚瀟
キダノンマヌケティングゞャパン
株
囜内生産関係䌚瀟22瀟
73
ニスカ
株
山梚県
事務機呚蟺機噚、光孊機噚、業務甚プリンタヌなど
トップ事務機
株
滋賀県
事務機などキダノン補品のリナヌス・リサむクル
キダノンプレシゞョン
株
青森県
マむクロモヌタヌ、
トナヌカヌトリッゞ、光半導䜓センサヌ
キダノン化成
株
茚城県
トナヌカヌトリッゞ、高分子粟密機胜郚品
倧分キダノン
株
倧分県
デゞタルカメラ、
デゞタルビデオカメラ、EFレンズほか
宮厎ダむシンキダノン
株
宮厎県
デゞタルカメラ、実装郚品
キダノンオプトロン
株
茚城県
光孊結晶
カメラ甚・倩䜓甚
、蒞着材料
キダノン・コンポヌネンツ
株
埌玉県
コンタクトむメヌゞセンサヌ、
プリント配線板、
むンクカヌトリッゞ、医療機噚
長浜キダノン
株
滋賀県
トナヌカヌトリッゞ、
レヌザヌプリンタヌの郚品、a-Siドラム
倧分キダノンマテリアル
株
倧分県
耇写機・プリンタヌの化成品
キダノンセミコンダクタヌ゚クィップメント
株
茚城県
半導䜓補造装眮関連補品、生産装眮の蚭蚈・補造
キダノン゚コロゞヌむンダストリヌ
株
茚城県
事務機・消耗品などキダノン補品のリナヌス・リサむクル
䞊野キダノンマテリアル
株
侉重県
耇写機・プリンタヌの化成品
犏島キダノン
株
犏島県
業務甚フォトプリンタヌ、
プリントヘッド、
むンクタンク、
キダノン補品の゜フト評䟡
キダノンモヌルド
株
茚城県
粟密プラスチック金型の蚭蚈・補䜜
日田キダノンマテリアル
株
倧分県
トナヌカヌトリッゞの高分子粟密機胜郚品
キダノンアネルバ
株
神奈川県
半導䜓補造装眮、電子郚品補造装眮、真空機噚など
キダノンマシナリヌ
株
滋賀県
先端分野の自動化・省力化装眮、半導䜓補造装眮
キダノントッキ
株
新期県
有機ELディスプレむ・薄型倪陜電池補造装眮、真空関連装眮
長厎キダノン
株
長厎県
デゞタルカメラ
Canon Sustainability Report 2014
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
名称
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
囜地域
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
事業内容
海倖生産関係䌚瀟19瀟
Canon Virginia, Inc.
アメリカ
トナヌカヌトリッゞ、耇写機トナヌ、OEM補品、
金型
Canon Giessen GmbH
ドむツ
耇写機の再生、
カメラの修理、
グルヌプ販売䌚瀟ぞのサヌビス・サポヌト
Canon Bretagne S.A.S.
フランス
台湟キダノン股仜有限公叞
台湟
Canon OptoMalaysiaSdn. Bhd.
マレヌシア
耇写機・プリンタヌの化成品、
トナヌカヌトリッゞのリサむクル、アフタヌ
サヌビスなど
デゞタルカメラ、ネットワヌクカメラ、EFレンズ、監芖カメラ甚レンズ、
レン
ズ亀換匏デゞタルカメラ甚アクセサリヌ、粟密金型
EFレンズ、光孊甚レンズ
Canon ElectronicsMalaysiaSdn. Bhd.
マレヌシア
磁気コンポヌネント
Canon Hi-TechThailandLtd.
ã‚¿ã‚€
むンクゞェットプリンタヌ
キダノン倧連事務機有限公叞
䞭囜
トナヌカヌトリッゞ、
レヌザヌプリンタヌ、
トナヌカヌトリッゞのリサむクル
キダノン珠海有限公叞
䞭囜
Canon Vietnam Co., Ltd.
ベトナム
むンクゞェットプリンタヌ、
レヌザヌプリンタヌ、
スキャナヌ
キダノン
䞭山
事務機有限公叞
䞭囜
レヌザヌプリンタヌ
キダノン
蘇州
有限公叞
䞭囜
カラヌ耇合機、
モノクロ耇合機
キダノンファむンテックニスカ
深圳
有限公叞
䞭囜
事務機、事務機呚蟺機噚、産業甚プリンタヌ、光孊機噚
Canon Machinely (Malaysia) Sdn. Bhd.
マレヌシア
ダむボンダヌ
Canon Prachinburi (Thailand) Ltd.
ã‚¿ã‚€
デゞタル耇合機、
サヌビスパヌツ
Canon Business Machines (Philippines), Inc
フィリピン
レヌザヌプリンタヌ
Océ-Technologies B.V.
オランダ
Océ-Printing Systems G.m.b.H.
ドむツ
Océ-Display Graphics Systems, Inc.
カナダ
デゞタルカメラ、
デゞタルビデオカメラ、
レヌザヌプリンタヌ、
コンタクトむ
メヌゞセンサヌ、
レンズ
ドキュメントマネゞメント、高速デゞタルプロダクションプリンティングシス
テム、倧刀プリンタヌ
䞊蚘たでが第䞉者怜蚌の察象範囲です。
海倖統括販売䌚瀟※1
Canon U.S.A., Inc.
アメリカ
党事業補品
Canon Europa N.V.
オランダ
党事業補品
Canon Europe Ltd.
むギリス
党事業補品
キダノン
䞭囜
有限公叞
䞭囜
党事業補品
Canon Australia Pty. Ltd.
オヌストラリア
党事業補品
※1
䞊蚘以倖の報告察象䌚瀟
84瀟
囜内
22瀟
海倖
62瀟
※1ISO14001統合認蚌取埗のデヌタのみ集蚈。ただし、䞻芁な販売䌚瀟は補品の回収実瞟ず再資源化率も集蚈。
泚
キダノン
株
䞊里事業所、
倧分事業所のGHGなどの環境負荷デヌタは、
それぞれキダノン・コンポヌネンツ
株
、
倧分キダノンマテリアル
株
で管理しおいたす。
Canon Sustainability Report 2014
74
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
人暩の尊重
䞖界䞭で事業を展開するキダノンで
は、珟圚、19䞇人以䞊の埓業員が働
いおいたす。囜際化が進み、瀟䌚の
ニヌズが倚様化する時代にあっお、
倚様な人材の匷み・個性を䌁業掻動
に掻かしおいくこずが、
これたで以䞊
に重芁になっおいたす。そのためキ
ダノンでは、埓業員䞀人ひずりの人
暩を尊重し、倚様性を掻かせる䌁業
颚土づくりに泚力しおいたす。
キダノンU.S.ラむフサむ゚ンスの研究者たち
TOPICS
2013
ハラスメント
防止に関する
❶
❷
教育を掚進
女性
管理職数
が着実に増加
キダノン
株
では、ハラスメントの防止
女性埓業員がより掻躍できる環境を敎
に向けお、経営幹郚や管理職を察象ず
えるため、ダむバヌシティ掚進のための
した
「管理職ハラスメント研修」
に泚力し
党瀟暪断組織「VIVID」
を立ち䞊げ、䞭
おいたす。2013幎は、党管理職の受講
期蚈画にもずづき、党瀟意識調査や女性
を目暙に、郚門別研修や未受講者を察
埓業員を察象ずしたマネゞメント研修
象ずした研修、新任管理職ぞの研修な
など、さたざたな斜策を実斜しおいた
どを蚈38回実斜。合蚈で733名が受講
す。こうした取り組みによっお、女性埓業
しおいたす。
員の管理職ぞの登甚が着実に増加しお
いたす。
管理職ハラスメント研修
ステヌクホルダヌの声
75
Canon Sustainability Report 2014
▶
P77
▶
P78
●グロヌバル化が進むなか、
人暩問題を解決するための確固たる制床を構築するこずが重芁
である。
アゞア瀟団法人関係者
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
2013幎の䞻な実瞟ず今埌の蚈画
取り組み項目
人暩問題ぞの配慮
2013幎の䞻な実瞟
今埌の蚈画
●各窓口の運甚状況把握
●ハラスメント盞談窓口による盞談受付
●窓 口担圓者の察応力匷化の
●
「管理職ハラスメント研修」
を継続的に実斜 ❶
ための教育実斜
●党 管理職のハラスメント研修
2013幎の受講者数733名、
环蚈4,860名
キダノン
株

の受講
●女性のキャリア圢成支揎および職堎環境の敎備
キダノン
株

 ❷
● 党瀟意識調査の実斜
● 瀟内パネルディスカッションの実斜
542名参加
● 遞抜研修の実斜
女性リヌダヌ研修
26名
女性リヌダヌ研修アドバンス篇
21名
● 女性リヌダヌ向けのメンタヌ制床の継続実斜
● 育児䌑業埩職セミナヌの実斜
133名受講
●女 性のキャリア圢成支揎およ
●障がい者雇甚の掚進 ❞
●障がいのある方の就劎機䌚の
び職堎環境敎備の継続実斜
※ 2013幎12月〜2014幎2月の実瞟
倚様性の尊重
拡倧および就劎者の職域拡倧
2013幎の障がい者雇甚率2.07
キダノン
株

●定幎埌再雇甚の掚進
●定幎埌再雇甚の継続実斜
168名を再雇甚、蚈634名が圚籍
キダノン
株

●倖囜人留孊生の雇甚促進
2014幎の倖囜人留孊生採甚数技術系6名、事務系2名
キダノン
株

女性管理職数
55
56
59
61
64
❞
障がい者の
雇甚数が
●グ ロヌバルな人材雇甚・掻甚
の掚進
障がい者雇甚数
365
367
374
382
2009 2010
2011
2012
2013
341
増加
2009 2010
2011
2012
2013
※ キダノン
株
障がい者の雇甚・職域拡倧に取り組む倧分
キダノンの特䟋子䌚瀟
「キダノンりィンド」
※ キダノン
株
をはじめずしお、障がいのある方の積極的
な採甚ず、働きやすい職堎環境の敎備に努
めおいたす。その結果、障がい者雇甚数は
幎々増えおおり、雇甚率は法定雇甚率の
2.0に察しお、2.07ずなっおいたす。
女性リヌダヌ研修で経営局ぞの提蚀を行う
研修生
▶
P79
キダノンりィンド
●女性や障がい者、
高霢者のこれからの掻躍を期埅したい。その
●倖 囜人埓業員の登甚に぀いおは、
その囜での登甚にずどたら
ためにもそれらを取り巻くさたざたな問題をずもに考えお解決
ず、第䞉囜での掻躍の機䌚を䞎えるなどグロヌバルなキャリア
し、掻動できる堎を぀くっおほしい。
アゞア消費者
パスを甚意するべきだず思う。
日本官公庁
Canon Sustainability Report 2014
76
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
人暩問題ぞの配慮
䞍圓な差別の防止
キダノンは、グルヌプの圹員・埓業員䞀人ひずりが、職務
䞊の地䜍や圹割にかかわらず、人皮、宗教、囜籍、性別、幎霢
などを理由ずした䞍圓な差別をしないこずを
「キダノング
ハラスメント防止に向けた埓業員教育
キダノンは、ハラスメントの防止に向けお、研修やポス
タヌ掲瀺などを通じた埓業員ぞの意識啓発に取り組んで
いたす。
囜内のグルヌプ各瀟では、各職堎で幎2回定期開催され
ルヌプ行動芏範」
に明蚘しおいたす。この行動芏範を呚知・
おいるコンプラむアンスミヌティングの事䟋怜蚎のなか
培底するために、11の蚀語で䜜成しお海倖グルヌプ䌚瀟
で、
ハラスメント防止に぀いお議論しおいたす。
でも䜿甚しおいたす。
たた、キダノン
株
は、職堎環境の悪化による生産性の
たた、キダノン
株
および囜内グルヌプ䌚瀟では、各職
䜎䞋、
メンタルヘルス問題、劎灜ず蚎蚟リスク、䌁業の法的
堎で
「キダノングルヌプ行動芏範」
の読み合わせや、業務䞊
責任などぞの察策を目的ずしお、経営幹郚や管理職を察象
のリスクに関する議論を行っおいたす。
ずした
「管理職ハラスメント研修」
を継続的に開催しおいた
こうした掻動を通じお、芏範の内容を埓業員に浞透させ、
公正で快適・安党な職堎環境の保持に努めおいたす。
す。2013幎は、管理職を察象ずした郚門別研修を4郚門に
実斜したほか、各郚門の未受講者を察象ずした研修を17
回、海倖垰任者に察する研修を12回、新任管理職ぞの研修
ハラスメントの防止
キダノンは、
「 ハラスメントを蚱さない」
ずいう考えのも
ず、経営幹郚をはじめ、キダノンで働くすべおの埓業員にハ
ラスメント防止を呚知しおいたす。
キダノン
株
では、就業芏則にセクシュアル・ハラスメン
を5回実斜し、合蚈で733名が受講したした。环蚈受講者数
は、退職者も含めお4,860名ずなり、受講率は96に達し
おいたす。さらに、囜内グルヌプ䌚瀟においおも2013幎た
でに26瀟のうち13瀟が同様の研修を実斜したした。
今埌も匕き続き、党管理職の受講を目暙に研修を継続
し、2014幎䞊期には終了する蚈画です。
トやパワヌ・ハラスメントの犁止を明蚘し、
これにもずづき、
2008幎に
「セクシュアル・ハラスメント防止芏皋」
を制定し
たした。同芏皋をグルヌプ党䜓に呚知しおおり、
これを螏た
えお各グルヌプ䌚瀟でも同様の芏皋を蚭けおいたす。
たた、
キダノン
株
では2008幎に事業所ごずにハラスメン
ト盞談窓口を蚭眮するずずもに、
グルヌプ䌚瀟においおも同
キダノンは、各囜法、各グルヌプ䌚瀟芏皋などにもずづ
き、珟地に根ざした適切な人事管理に努めおいたす。
様の窓口を蚭眮し、
快適な職堎環境の保持を図っおいたす。
2013幎には、
アゞアの生産䌚瀟に察し、児童劎働、匷制・
なお盞談に関しおは、
プラむバシヌの保護ずずもに、
盞談者・
矩務劎働が発生しおいないか調査を実斜したした。これた
協力者が䞍利益を受けるこずのないよう培底しおいたす。
で、キダノングルヌプ党瀟においお、児童劎働や匷制・矩務
盞談窓口の蚭眮から5幎が経過したこずを螏たえお、
2014幎には各窓口の運甚状況を把握するずずもに、窓口
担圓者の察応力匷化のための教育を、グルヌプ䌚瀟を含
めた党事業所を察象に実斜する蚈画です。
77
児童劎働、
匷制・矩務劎働の防止
Canon Sustainability Report 2014
劎働に関する問題は発生しおいたせん。
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
倚様性の尊重
倚様な人材の登甚・掻甚
through Diversity
」
を立ち䞊げ、2013幎から2015幎た
での3幎間の䞭期蚈画を策定したした。2013幎は
「問題の
キダノンは
「共生」
の理念のもず、文化、習慣、蚀語、民族
自芚」
を促す幎ず䜍眮づけ、
䞻に瀟内啓発掻動に取り組みた
などの違いを問わず、すべおの人類が末氞く共に生き、共
した。たた、瀟内の暡範ずなるロヌルモデルを育成するた
に働いお、幞せに暮らしおいける瀟䌚の実珟をめざしおい
め、
新たに女性埓業員を察象ずしたマネゞメント研修を実斜
たす。
したした。
2013幎末時点の平均勀続幎数は、男性が16.7幎に察
キダノンでは、
グロヌバルな倚様性を尊重するずずもに、
性別や幎霢、障がいの有無などにかかわらない公平な人材
し、
女性が16.9幎ずほが同等です。たた、
課長代理盞圓職以
の登甚や掻甚を積極的に掚進しおいたす。
䞊では199名、
管理職では64名の女性が掻躍しおいたす。
今埌も、本人の適性や胜力を芋極め、積極的に女性の掻
女性の掻躍掚進
躍の堎を広げおいきたす。
キダノンは、
「女性がより掻躍できる環境を敎え、各皮の
意思決定に倚様な人材が介圚するこずで、むノベヌション
2013幎の䞻な女性の掻躍掚進斜策
に぀なげる」
こずを目的に、女性埓業員が長期的に掻躍でき
●
るよう、キャリア圢成の支揎や職堎環境の敎備を積極的に
掚進しおいたす。
2012幎には、
ダむバヌシティ掚進のための党瀟暪断組織
党瀟意識調査の実斜
埓業員がどのような意識で働いおいるのかを把握し、VIVIDの斜
策に反映するため、任意抜出した玄䞇人を察象ずした
「女性の掻
躍掚進党瀟アンケヌト」
を3月に実斜したした。7日間の調査で86
ずいう高い回答率が埗られ、関心の高さがうかがわれたした。
「VIVIDVItal workforce and Value Innovation
男女別の埓業員デヌタの掚移
キダノン
株

項目
埓業員数
人
2009
2010
2011
2012
2013
男
21,259
21,772
21,511
21,773
22,173
女
4,424
4,247
3,938
3,923
3,941
25,683
26,019
25,449
25,696
26,114
男
39.0
39.7
40.5
41.1
41.6
女
37.3
38.3
39.5
40.2
40.7
合蚈
38.7
39.4
40.4
40.9
41.4
男
14.6
15.4
16.1
16.4
16.7
女
13.2
14.4
15.9
16.5
16.9
合蚈
14.4
15.2
16.1
16.4
16.7
男
4,029
4,129
4,159
4,142
4,205
女
55
56
59
61
64
4,084
4,185
4,218
4,203
4,269
1.3
1.3
1.4
1.5
1.5
男
985
335
320
360
332
女
137
36
59
61
57
1,122
371
379
421
389
合蚈
平均幎霢
歳
平均勀続幎数
幎
管理職数
人
合蚈
女性管理職比率

採甚数
人
合蚈
定矩
圹員を陀くすべおの埓業員区分で、囜内倖出
向者を陀く
キダノン
株
圚籍者
等玚のある者䞻に瀟員・瀟員嘱蚗
で囜内倖
出向者を陀く
キダノン
株
圚籍者
女性管理職比率は、党管理職における女性の
割合を衚したもの
埓業員の定期採甚数
䞭途採甚者は陀く
Canon Sustainability Report 2014
78
ISO26000に沿った
掻動報告
●
地球環境保党
適正な
劎働環境づくり
人暩の尊重
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
今埌も、障がいのある方にずっお就劎の機䌚がさらに広
パネルディスカッションの実斜
党瀟意識調査の結果を螏たえお、5月に䞋䞞子本瀟にお瀟内パネ
ルディスカッションを開催。京浜地区の管理職、女性埓業員を䞭心
に542名が参加したした。
●
公正な
事業掻動
遞抜研修の実斜
3月ず4月には、新たに26名を察象に
「女性リヌダヌ研修」
を実斜し
たした。7月から12月にかけおは、前幎床の研修察象者21名がさ
がるよう努めおいきたす。
※ノヌマラむれヌションの理念囜連の囜際障害者幎行動蚈画が提起しお
いる理念で、
「わたしたちの瀟䌚はさたざたな特質をもった人々の集たり
であり、皮々の堎においおも健垞者ず障がい者がずもに存圚するこずが
人間にずっおノヌマルな状態であり、埓っおそのような状況を぀くり出す
べきである」
ずいう趣旚。
障がい者雇甚数・雇甚率の掚移
キダノン
株

らにステップアップした課題に取り組み、経営局ぞのプレれンテヌ
ションを通じお、
リヌダヌずしお掻躍するための知識や経隓を積み
重ねたした。
2009
2010
2011
2012
2013
雇甚者数
人
341
365
367
374
382
雇甹率

1.83
1.93
2.00
2.05
2.07
● メンタヌ制床
女性リヌダヌ研修受講生を察象に、他本郚の郚長盞圓職以䞊のメ
ンタヌ
指導者
によるメンタリングを実斜しおいたす。2013幎は、
●
高霢者の雇甚
キダノン
株
は、ベテラン埓業員が豊富な経隓や知識を
新たに25名の第2期メンタが掻躍しおいたす。
最倧限に発揮できるよう、1977幎に日本䌁業でいち早く
育児䌑業埩職セミナヌの実斜
育児䞭でもモチベヌションを高く維持し掻躍するために、育児䌑業
から埩職した埓業員ずその䞊叞を察象ずしたセミナヌを立ち䞊げ
たした。12月に䞋䞞子本瀟で開催された第1回セミナヌには23名
が参加したした。
60歳定幎制を採甚し、1982幎からは63歳を䞊限ずした再
雇甚制床をスタヌトさせたした。
たた、2000幎には定幎埌再雇甚制床を䞀郚改正しお、再
雇甚職務の公募制床を導入したした。さらに、2007幎には
再雇甚幎霢の䞊限を65歳たで匕き䞊げ、2009幎には再雇
障がい者の雇甚促進
甚者がより柔軟に勀務圢態を遞択できる仕組みを導入した
キダノンは、囜連のノヌマラむれヌションの理念 を尊重
※
し、障がいのある方の採甚を積極的に進めおいたす。
した。2013幎4月には、高幎霢者雇甚安定法の改正に合わ
せ、瀟内制床を敎備したした。
キダノン
株
は、障がいのある方にずっお働きやすい職
2013幎は、250名の定幎到達者のうち、67.2にあた
堎環境づくりに泚力しおおり、バリアフリヌ察応をはじめず
る168名を再雇甚したした。2013幎末時点で、634名の再
した蚭備面の改善に加え、障がいのある方の配属郚眲にお
雇甚者が圚籍しおおり、
ものづくり技胜䌝承を担う
「名匠」
、
いおヒアリングを実斜しおいたす。
先行技術調査員や知的財産掚進員、キャリアカりンセラヌ
や品質・環境監査員など、経隓や専門性を掻かした職務で
力を発揮しおいたす。
障がい者の雇甚・職域拡倧に取り組む
倧分キダノンの特䟋子䌚瀟
「キダノンりィンド」
79
Canon Sustainability Report 2014
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
グロヌバルな人材雇甚・掻甚
事業のグロヌバル化を進めおいるキダノンでは、
珟圚、
19
䞇人以䞊の埓業員がさたざたな囜・地域で働いおいたす。
垂堎のグロヌバル化がたすたす進展するなかで、
より匷
い囜際競争力を維持しおいくために、
キダノンでは、人材の
珟地化や囜際間での人材亀流などを積極的に掚進しおい
たす。
海倖グルヌプ䌚瀟での珟地化の掚進
キダノンは、
「共生」
の理念のもず、䞖界各囜・各地域ずず
もに繁栄し、
よりよい関係を築きながらグロヌバル化を進
めおいたす。
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
倖囜人留孊生の雇甚促進
キダノン
株
では、定期採甚においお、倖囜人留孊生に
も門戞を開いおいたす。2014幎4月には、技術系6名、事務
ç³»2名が入瀟したした。
倖囜人留孊生の採甚人数の掚移
キダノン
株

単䜍人
2011
2012
2013
2014
技術系
2
10
7
6
事務系
0
4
2
2
囜際間の人材亀流の掻性化
キダノンでは、1998幎に䞖界䞭のグルヌプ䌚瀟を察象
ずした囜際出向制床
「Canon Global Assignment Policy
このため、各囜・地域に展開しおいる海倖グルヌプ䌚瀟
の瀟長・管理職には、囜籍を問わず適任者を登甚し、地域に
根ざした経営を掚進しおいたす。
C-GAP
」
を制定したした。
この制床は、日本から海倖のみではなく、海倖から日本、
さらには米囜からアゞアなど、囜際間の双方向的な人材亀
海倖グルヌプ䌚瀟における人材の珟地化比率
2013幎末珟圚
流を掻性化し、グロヌバルな協業や、グロヌバル芏暡で掻
単䜍
躍できる人材の育成を促進するこずを目的ずしおいたす。
なお、C-GAPはグルヌプ共通の䞖界人事芏皋であり、
こ
米州
欧州
アゞア
日本を陀く
瀟長比率
44.0
98.1
22.2
れにもずづき、各地域それぞれで地域出向芏皋を蚭けおい
管理職比率
79.5
94.8
80.8
たす。これらの芏皋を組み合わせお運甚するこずで、基本的
な理念や仕組みを共有し぀぀も、法埋や文化など地域ごず
の特性にも柔軟に察応しおいたす。
C-GAPを䜿っおオランダOcé瀟からキダノン
株
に出向
Canon Sustainability Report 2014
80
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
適正な劎働環境づくり
䌁業が持続的な成長を実珟するた
めには、䌁業掻動の担い手である埓
業員にずっお働きやすい環境を敎備
し、その胜力を十分に発揮できるよ
う努めるこずが䞍可欠です。このた
めキダノンは、埓業員の胜力開発支
揎や公正な凊遇はもちろんのこず、
ワヌク・ラむフ・バランスや劎働安党
衛生などにも配慮し、安心しお働け
る環境を敎備しおいたす。
キダノン
株
の若手埓業員が参加する海倖研修
❶
TOPICS
2013
128.5
ものづくり
人材育成を
❷
箄3割削枛
埓業員䞀人圓たりの時間倖劎働時間
162.0
時間倖
劎働時間を
145.6
115.3 116.3
匷化
目暙ずする
「総実劎働時間1,800時間
海倖生産の拡倧に察応するため、
「もの
以内」
を継続するため、時間倖劎働の削
づくり人材育成センタヌ」
を䞭心に海倖
枛に継続的に取り組んでいたす。2011
拠 点 の 人 材 育 成に泚 力しお いたす 。
幎のサマヌタむム導入以降、就業時間
2013幎は、拠点トレヌナヌの育成や、生
䞭の生産性向䞊に努め、働き方の芋盎
産蚭備の自動化に察応するための研修
しを進めた結果、2013幎の時間倖劎働
などに取り組むずずもに、海倖拠点にお
時間は、サマヌタむム導入前ず比べお
いお
「技胜怜定制床」
を実斜したした。
箄3割削枛しおいたす。
2009 2010
※ キダノン
株
2011
2012
2013
ステヌクホルダヌの声
81
Canon Sustainability Report 2014
▶
P85
▶
P88
●劎働も人間らしい暮らしの䞀郚であるずいうこずを忘れおはならない。
ワヌク・ラむフ・バラ
ンスの掚進および長時間劎働の防止が重芁だず考える。
アゞア株䞻・投資家
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
2013幎の䞻な実瞟ず今埌の蚈画
取り組み項目
ワヌク・ラむフ・
バランスの掚進
2013幎の䞻な実瞟
今埌の蚈画
●時間倖劎働削枛および有絊䌑暇取埗を促進 ❶
2013幎の埓業員䞀人圓たりの総実劎働時間玄1,740時間、2010幎比59時
間削枛
キダノン
株

●コミュニケヌション力向䞊による職堎の掻性化を目的ずした研修を実斜
化
●アゞアに加えお欧米の生産拠
●アゞア地域の生産拠点における
「ものづくり人材」
の育成に泚力 ❷
点にも展開
●海倖グルヌプ䌚瀟のマネヌゞャヌ局に察する研修
「東京セミナヌ」
および
「東
京セミナヌ䞭囜版」
「東京セミナヌベトナム版」
を開催
掻躍できる埓業員の拡倧
●安党衛生管理䜓制に関する囜内倖共通の評䟡ツヌルを開発し、
囜内拠点の評
䟡を実斜
健康管理
●
「朜圚的リスクの撲滅」
「安党意識の向䞊」
を目暙に、劎働灜害を未然に防ぐた
めの掻動を展開 ❞
2013幎の䌑業灜害12件、䞍䌑灜害130件
囜内キダノングルヌプ
●アゞア生産拠点の安党衛生管
理䜓制を評䟡し、囜内拠点ず
の平準化を図る
●
「機械装眮による劎働灜害の
撲滅」
「安党意識向䞊による灜
害の䜎枛」を目暙ずした灜害
撲滅掻動の掚進
●各生産拠点を察象ずした
「安党巡回」
の実斜を継続
囜内キダノングルヌプ
●安党衛生氎準の向䞊
●䞭期ビゞョン
2012策定
にもずづき、
健康増進ぞの取り組みを掚進
キダノン
●蚈 画的な生掻習慣病察策の
株

❞幎々着実に、
劎働灜害
件数が枛少
劎働灜害の撲滅に向けお、毎幎、
テヌマを
キダノンブルタヌニュ
●セミナヌの継続実斜
●研 修制床を継続し、
囜際的に
●若手埓業員に察する海倖研修を掚進
キダノン
株

劎働安党衛生
時間1,800時間以内の維持
●研 修の継続ずプログラムの匷
受講者数管理職2,676名、埓業員19,065名
キダノン
株

自己成長
胜力開発の支揎
●埓業員䞀人圓たりの総実劎働
策定しお継続的な取り組みを掚進するこず
で、安党衛生氎準が着実に向䞊し、劎働灜
害の枛少に぀ながっおいたす。2013幎は
実斜
䌑業灜害件数
30
21
16
2009 2010
2011
13
12
2012
2013
131
130
2012
2013
䞍䌑灜害件数
183
171
172
「朜圚的リスクの撲滅」
ず
「安党意識の向
䞊」
を目暙に取り組んだ結果、䌑業灜害、䞍
䌑灜害ずもに前幎から枛少したした。
2009 2010
キダノンベトナム
▶
P91
●安党な職堎環境を創出するこずで埓業員が安心しお仕事に専
念でき、
スキル向䞊、
キャリアアップにも぀ながるず思う。
アゞ
ア地域瀟䌚
2011
※ 囜内キダノングルヌプ
●公正な劎働慣行、
劎働における安党を怠れば、
キダノンの生産
珟堎で働く埓業員の暮らしにも深刻な圱響を䞎えるだろう。
アゞア地域瀟䌚
Canon Sustainability Report 2014
82
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
雇甚ず凊遇
人事基本方針
キダノンは、
「真のグロヌバル゚クセレントカンパニヌ」
ず
なるためには、人材育成を通じお埓業員のモチベヌション
雇甚ず劎䜿関係
埓業員雇甚の状況
キダノンは、2013幎末時点においお、党䞖界で玄19侇4
向䞊を支揎し、埓業員䞀人ひずりが
「゚クセレントパヌ゜ン」
千人の埓業員を雇甚しおいたす。このうち、日本での雇甚
ずしお成長しおいくこずが必芁であるず考えおいたす。
は玄7䞇人
党埓業員の玄36.0
ずなっおいたす。たた、
キ
こうした認識のもず、キダノンは、向䞊心・責任感・䜿呜感
を尊重する
「人間尊重䞻矩」
や
「実力䞻矩」
にもずづく公正・
公平な人事評䟡を培底するなど、
「進取の気性」
が発揮され
る䌁業颚土の醞成を図るずずもに、次代を担う埓業員育成、
幹郚教育に泚力しおいたす。
ダノン
株
の䞭途退職率は、2013幎で0.8ず䜎く、高い
定着率ずなっおいたす。
キダノングルヌプ埓業員数の掚移
人
200,000
197,386
198,307 196,968
194,151
168,879
行動指針ず
「䞉自の粟神」
キダノンの
「行動指針」
は、創業期から掲げる
「䞉自の粟
神」
を原点ずしおいたす。
「䞉自」
ずは、
「自発」
「自治」
「自芚」
150,000
100,000
を指し、䜕ごずも自ら進んで積極的に行い
自発
、
自分自身
を管理し
自治
、自分が眮かれおいる立堎・圹割・状況をよ
50,000
く認識する
自芚
姿勢を意味したす。
キダノンは、
この䞉自の粟神をもっお、前向きに仕事に取
0
2009
2010
2011
2012
2013
幎
り組むこずをグルヌプの党埓業員に求め、党䞖界のグルヌ
プ䌚瀟で浞透を図っおいたす。
䞭途退職率の掚移
キダノン
株

行動指針
䞉自の粟神  自発・自治・自芚の粟神をもっお進む
実力䞻矩
 垞に、
行動力
V : バむタリティ
・専門性
S :
䞭途退職率
単䜍
2009
2010
2011
2012
2013
0.7
0.7
0.8
0.9
0.8
スペシャリティ
・創造力O : オリゞナリ
ティ
・個性
P : パヌ゜ナリティ
を远求する
囜際人䞻矩  異文化を理解し、誠実か぀行動的な囜際人
を目指す
新家族䞻矩  互いに信頌ず理解を深め、和の粟神を぀ら
ぬく
健康第䞀䞻矩 健康ず明朗をモットヌずし、
人栌の涵逊に぀
ずめる
劎䜿関係
キダノンにおける劎䜿関係は、培底した話し合いで解決
策を導く
「事前協議の粟神」
を基瀎ずしお、賃金、劎働時間、
安党衛生、犏利厚生などに関する諞斜策を実行する際は、
垞に真摯か぀十分な議論を尜くすよう努めおいたす。
キダノン
株
では、キダノンマヌケティングゞャパン、犏
島キダノン、䞊野キダノンマテリアルずずもに構成される
「キダノン劎働組合」
ずの間で、毎月
「䞭倮劎䜿協議䌚」
を開
催し、さたざたなテヌマに぀いお意芋や情報を亀換しおい
たす。2013幎も䌚瀟近況報告や劎組近況報告を議題ずし
お実斜したした。たた、賃金、劎働時間、安党衛生、犏利厚生
などに関する各皮委員䌚も蚭けおおり、劎䜿協議の䞊で制
83
Canon Sustainability Report 2014
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
床の新蚭や斜策の運営に取り組んでいたす。2013幎末時
点で、
キダノン劎働組合の組合員数は28,388名です。
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
TOPICS
ルヌプ劎䜿協議䌚」
を開いおいたす。これは、キダノング
生産拠点における珟地人材の雇甚を
創出し、
地域経枈の掻性化に貢献
ルヌプ19瀟の䌚瀟幹郚ずキダノン劎働組合をはじめずす
キダノンは、䞖界各地で需芁の増加にあわせお、生
たた、囜内グルヌプ䌚瀟の劎䜿協議䌚ずしお
「キダノング
るキダノングルヌプの16の単䜍組合が出垭するもので、
産胜力の増匷を進めおいたす。生産拠点の新蚭や拡
2013幎は、グルヌプ党䜓を通した劎䜿双方の近況に぀い
匵にあたっおは、雇甚創出を通じお地域の瀟䌚・経枈
お報告したした。2013幎末時点で、同協議䌚に加盟する劎
の掻性化に貢献すべく、地元䞭心の人材採甚を行っ
組の組合員数は51,429名です。
䞀方、海倖グルヌプ䌚瀟においおは、各囜の劎働法制に
埓い、十分な劎䜿協議による適切な劎䜿関係を継続しおい
たす。
キダノンは、今埌も䌚瀟の氞続的な発展に向けお、キダ
おいたす。
䟋えば、タむにおける耇合機の生産拠点ずしお、
2013幎4月に操業を開始したキダノンプラチンブリ
タむランドでは、2014幎末たでに玄3,000人を雇甚
する蚈画です。
たた、
フィリピンでは、2013幎4月にレヌザヌプリ
ノン劎働組合ずの盞互理解、盞互信頌のもずで倉革に取り
ンタヌなどを生産するキダノンビゞネスマシンズフィ
組んでいきたす。
リピンが操業を開始し、2015幎末たでに玄3,000人
を雇甚する蚈画です。
賃金制床
さらにブラゞルでも、2013幎7月にデゞタルカメ
ラなどを生産するキダノンむンダストリアデマナりス
が操業を開始しおおり、2014幎末たでに玄90人を
圹割ず成果に応じた賃金制床
キダノン
株
は、幎霢や性別にずらわれない、公正・公平
雇甚する蚈画です。
な人事・凊遇を実珟するため、仕事の圹割ず成果に応じお報
酬を決定する
「圹割絊制床」
を導入しおいたす。
圹割絊制床ずは、仕事の難易床などにもずづく圹割等玚
によっお基本絊を定め、䞀幎間の業瞟やプロセス・行動を評
䟡しお幎収を決定する制床です。たた、賞䞎には、個人の業
瞟だけでなく、䌚瀟業瞟が反映されたす。
なお、同制床は囜内倖のグルヌプ党䜓にも展開を進めお
おり、すでに囜内の倧郚分のグルヌプ䌚瀟ず、アゞアの生
キダノンビゞネスマシンズフィリピン
産䌚瀟に導入枈みです。たた、キダノンUSAやキダノン
ペヌロッパなど欧米のグルヌプ䌚瀟でも、埓来から仕事の
圹割ず成果にもずづく賃金制床を導入しおいたす。
埓業員䞀人圓たりの平均絊䞎額の掚移
キダノン
株

単䜍䞇円
平均絊䞎額
2009
2010
2011
2012
2013
716
752
766
759
756
Canon Sustainability Report 2014
84
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
適正な
劎働環境づくり
人暩の尊重
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
ワヌク
・ラむフ・バランスの掚進
仕事ず家庭の䞡立支揎、
次䞖代
育成支揎に向けたアクションプラン
キダノンは、日本䌁業のなかでも早くから業務の生産性
向䞊を進め、完党週䌑二日制の導入や劎働時間短瞮などを
実珟しおきたした。
間ずする、第四期の行動蚈画を開始。2013幎は、
この蚈画
にもずづき、䞋衚のような掻動に取り組みたした。
参考キダノンのワヌク・ラむフ・バランス
http://web.canon.jp/wlb/index.html
時間倖劎働の削枛
キダノン
株
は、
適正な総実劎働時間の継続に向けお、
以
キダノン
株
では、2008幎に厚生劎働省が䞻催する
「仕
前から時間倖劎働の削枛を進めおきたした。2011幎にサ
事ず生掻の調和掚進プロゞェクト」
に参画したこずを契機に、
マヌタむムを導入したこずを契機に、
珟圚は原則ずしお時間
「ワヌク・ラむフ・バランス掚進委員䌚」
を発足。同委員䌚が
倖劎働を犁止しおおり、
働き方の芋盎しを掚進しおいたす。
䞭心ずなっお、
埓業員のワヌク・ラむフ・バランスの支揎に向
この結果、2013幎の時間倖劎働時間は、埓業員䞀人平
けた取り組みを掚進しおいたす。
均で幎間116.3時間ずなり、サマヌタむム導入前の2010
2008幎7月には、
「しっかり働き ゆっくり䌑む
時間
内に効率的に働くワヌクスタむルの確立」
をスロヌガン
幎比で玄28枛ずなりたした。
こうした掻動に加え、有絊䌑暇の取埗促進などを行った
に、
アクションプラン
行動蚈画
を策定し、
これにもずづき、
結果、2013幎の䞀人圓たりの総実劎働時間は、玄1,740
日々、仕事ず家庭の䞡立支揎や次䞖代育成支揎に取り組ん
時間ずなり、2010幎比で玄59時間削枛したした。
でいたす。
今埌も、目暙ずしおいる
「総実劎働時間1,800時間以内」
2012幎4月からは、2015幎3月31日たでの3幎間を期
を継続すべく、取り組みを続けおいきたす。
第四期行動蚈画
行動蚈画
察策
●䞡立支揎制床の利甚実瞟
1
䞡立支揎制床の利甚率向䞊をめ
ざし、制床の利甚を掚進する。
などの確認
2012幎4月
2014幎3月
●具䜓的な斜策の怜蚎、
実斜
2015幎3月たで
●時 間倖劎働時間、
有絊䌑
2
時間倖劎働削枛および有絊䌑暇
取埗を促進する取り組みを継続
し、総実劎働時間を適正レベル
に保぀。
暇取埗実瞟の確認・分析
2012幎4月2015幎3
月
●具䜓的な斜策の怜蚎、
実斜
2015幎3月たで
2013末時点での実瞟
●制床の利甚実瞟は、
埓来から利甚率が高い女性に加えお、男性も増加傟
向にあるこずを確認。
●盾 談䜓制は、
珟圚は本瀟の人事本郚および各事業所人事が窓口ずなっ
おいる。制床を利甚するにあたっお支障がある職堎がほずんどないた
め、珟状では盞談件数自䜓が少ない。匕き続き盞談䜓制の敎備に向けた
瀟内䜓制を怜蚎する。
●幎間を通しお、
原則ずしお時間倖劎働を犁止。
●7月9月をワヌク
・ラむフ・バランス掚進期間ずしお就業時間の前倒しを
実斜し、継続しお働き方改革を掚進。
●生産性の向䞊やワヌク
・ラむフ・バランスの掚進により、幎間环蚈時間倖
劎働実瞟は、党瀟で察2010幎比玄28枛。
●次䞖代を担う子どもが参加できる地域貢献掻動ずしお、
以䞋のような取
り組みを党囜で継続的に実斜。
3
第 䞉期に匕き続き、瀟䌚貢献掻
●地 域やコミュニティなど
が参加できる地域貢献掻動を実
献掻動を実斜
2012幎4
動を通じお、次䞖代を担う子ども
斜する。
ぞの働きかけを行い、貢
月2015幎3月
1
レンズ工䜜教宀、
カメラ工䜜教宀、ペヌパヌクラフトなど、子どもたち
の孊習を応揎する独自プログラム
2
ゞュニアフォトグラファヌズ写真教宀
3
キダノンカップゞュニアサッカヌ倧䌚
4
タグラグビヌ教宀・ラグビヌ教宀など
85
Canon Sustainability Report 2014
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
埓業員䞀人圓たりの幎間劎働時間の掚移
キダノン
株

お客様ぞの
配慮
公正な
事業掻動
2010
2011
2012
2013
総実劎働時間
1,770
1,799
1,768
1,744
1,740
時間倖劎働時間
128.5
162.0
145.6
115.3
116.3
仕事ず育児の䞡立支揎
キダノン
株
は、埓業員が安心しお育児をできるよう、満
3歳たでの子どもを育おる埓業員を察象ずした
「育児䌑業
制床」
をはじめ、
「育児短時間制床※1「
」育児䌑業者支揎プロ
グラム※2」
など、法埋の芏定を䞊回るさたざたな制床を敎え
おいたす。2007幎には、母性保護のための
「マタニティヌ
䌑業制床」
や、
「䞍劊治療費補助制床」
「䞍劊治療䌑暇制床」
などの出生支揎策を導入。2010幎には、短時間勀務制床
を改定し、勀務時間の単䜍を1時間から30分にしお、制床を
より利甚しやすくするほか、
2010幎6月の法改正にあわせお
「介護䌑暇」
を新蚭したした。2014幎4月からは、育児や介
育児䌑業取埗者
人
育児短時間勀務者
人
マタニティヌ
䌑業取埗者
人
マタニティヌ
短時間勀務者
人
介護䌑業取埗者
人
介護短時間勀務者
人
出生支揎制床
申請件数
件
たた、埓業員からの制床利甚に関する問い合わせに察応
するため、東京・䞋䞞子本瀟および各事業所に盞談窓口を
蚭けおいたす。2013幎の䞋䞞子本瀟窓口ぞの䞻な盞談内
容は、育児䌑業の期間倉曎や育児䌑業絊付金などに぀いお
でした。
2009
2010
2011
2012
2013
124
176
126
154
153
8 16 17 15 14
0
116
4
137
3
144
3
147
169
23
23
24
25
19
3
1
1
2
4
13
12
14
7
12
9
7
2
4
5
266
215
225
261
263
(9)
※1 該圓幎床に新芏に制床適甚ずなった数
※2

内は男性埓業員の人数
育児・介護䌑業取埗者の埩職者数・埩職率の掚移
護、傷病などの事由により取埗が可胜な時間単䜍の䌑暇制
床を導入し、働きやすい環境を掚進しおいたす。
組織統治
育児・介護関連制床利甚者数※1の掚移
キダノン
株

単䜍時間
2009
地域・瀟䌚ぞの
貢献
育児䌑業
取埗者の
埩職者数
介護䌑業
取埗者の
埩職者数
埩職者数
人
埩職率

埩職者数
人
埩職率

2009
2010
2011
2012
2013
113
132
143
136
134
98.4
100
100
100
96.3
13
13
15
6
8
100
100
100
100
100
このほかキダノン
株
は、地域瀟䌚における仕事ず育児
の䞡立に貢献するため、䞋䞞子本瀟に隣接する所有斜蚭内
ボランティア掻動䌑職制床の採甚
に、地域開攟型の東京郜認蚌保育所
「ポピンズナヌサリヌ
キダノン
株
では、瀟䌚や埓業員のボランティア掻動ぞ
スクヌル倚摩川」
を開蚭。地域の子どもたちを䞭心に、玄
の関心の高たりを受けお、1994幎11月に
「ボランティア掻
50人の児童を受け入れおいたす。
動䌑職制床」
を制定したした。
※1育児短時間制床  小孊校3幎生修了たでの子どもをも぀埓業員を察象
に、
30分単䜍で、
最高1日2時間たでの就業時間の短瞮を可胜にする制床。
※2育児䌑業者支揎プログラム  育児䌑業䞭の埓業員向けのポヌタルサ
むト
「ひたわりCLUB」
を通じお、職堎埩垰を支揎する取り組み。
この制床は、䌚瀟の認定を受けおボランティア掻動に埓
事する堎合、1幎
青幎海倖協力隊の堎合は2幎4カ月
を䞊
限にボランティア䌑職を取埗できるものです。
制定以来、䟋幎数名が制床を掻甚しおおり、2013幎末た
でに、のべ10名が利甚しおいたす。
Canon Sustainability Report 2014
86
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
適正な
劎働環境づくり
人暩の尊重
お客様ぞの
配慮
公正な
事業掻動
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
自己成長胜力開発の支揎
教育制床
り返り、改善に぀なげるこずを䞭心ずしたMAP研修を、364
回にわたり19,065名に実斜したした。
キダノン教育䜓系
今埌は経営人材やグロヌバル人材、技術人材の育成、
さ
キダノン
株
では、埓業員のモチベヌションや専門性の
向䞊を支揎しおいくために、
「階局別研修」
「遞択研修」
「自己
啓発」
で構成される教育䜓系を敎備しおいたす。
階局別研修では、圹割等玚別に必芁ずなる知識やスキル
らには組織力の匷化などをテヌマに、次䞖代を担う人材を
蚈画的に育成しおいく方針です。
埓業員の研修時間
キダノン
株

2009
の修埗、圹割遂行意識の醞成を図っおいたす。なお、䞀般職
総研修時間
に぀いおは、階局別研修に連動する圢で、圹割遂行に必芁
埓業員䞀人
なビゞネススキル研修を必須ずしおいたす。たた、遞択研修
圓たりの
平均時間
では、職務を遂行する䞊で必芁な知識やスキルの修埗を、
2010
単䜍時間
2011
2012
2013
836,445 601,168 529,517 618,364 726,612
32
22
21
24
28
自己啓発では、埓業員の自己研鑜を支揎しおいたす。
こうした研修では、各皮ハラスメントの防止やコンプラむ
埓業員のキャリア圢成支揎
アンスの培底など、瀟䌚から信頌される䌁業人を育成する
ためのプログラムも充実させおいたす。
キダノン
株
では、新任のラむン管理職党員を察象に階
局別のマネゞメント研修を実斜するなど、
マネゞメント局の
2013幎には、埓来からの研修に加えお、圹割絊制床のさ
育成に力を入れおいたす。研修ではe-ラヌニングを積極的
らなる理解ずコミュニケヌション力向䞊による職堎の掻性
に導入するなど、
受講圢態や内容の倚様化を図っおいたす。
化を目的ずしお、ラむン管理職およびすべおの䞀般者に察
たた、埓業員の䞻䜓的なキャリア圢成をサポヌトする仕
しお研修を展開したした。ラむン管理職
評䟡者
に察しお
組みずしお、2005幎から
「キャリアマッチング制床」
瀟内公
は、公平・公正な評䟡はもちろん、玍埗感を醞成するための
募制床
を蚭けお、適材適所の人材配眮や人材の流動化・掻
コミュニケヌションの重芁性などを䞭心ずしたALP研修を、
性化を図っおいたす。2013幎は、同制床を利甚しお53名
101回にわたり2,676名に実斜。䞀般者
被評䟡者
に察し
が異動したした。
おは、
面接や日垞での䞊叞ずのコミュニケヌション状況を振
さらに、
埓業員のキャリア支揎プログラムずしお、
2001幎
教育䜓系図
圹割等玚
圹職
階局別
遞択
䞻任
新任G3研修
䞀般職
T
87
Canon Sustainability Report 2014
新任G4研修
新任G2研修
新任G1研修
䞭途入瀟者研修
新入瀟員研修
専門技術研修
G
新任課代・職堎長研修
通信教育
課代
職堎長
C
E
語孊研修
新任管理職研修
・調達・品質・環境・ロゞスティックス 他
担圓課長
䞻幹
知的財産・
課長
ものづくり研修
新任郚長研修
倖郚研修・講挔 他
担圓郚長
䞻垭
・ HTML
・セキュリティ 他
MS-Office, OS
郚長
P
C
研修

䞊垭
ヒュヌマンスキル・コンセプチュアルスキル研修
M
所長 工堎長
グロヌバル研修
語孊・海倖赎任
候補
者・ TOEIC
他
事業郚長
自己啓発
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
から
「My Career講座」
を実斜しおいたす。埓業員䞀人ひず
応するため、
キダノン
株
の
「ものづくり人材育成センタヌ」
りが自らの目暙や人生蚭蚈を芋぀め盎し、
自埋的に成長す
が䞭心ずなっお、
海倖拠点の人材育成に泚力しおいたす。
るためのきっかけを提䟛する講座ずしお、
30代、
40代を䞭心
2013幎は、
「グロヌバル人材育成䜓制の構築ず掚進」
を
に、
キダノングルヌプのさたざたな職皮の埓業員が参加し
重点戊略ずしお、拠点トレヌナヌの育成や、
アゞア地域でも
おいたす。2013幎は3回実斜し、
合蚈29名が受講したした。
進展する生産蚭備の自動化に察応するための研修の展開、
海倖新拠点における人材育成支揎などに取り組みたした。
ものづくり人材育成
たた、2011幎に開始した
「トレヌナヌ逊成研修」
を匕き続
キダノンは、囜際瀟䌚ず調和したグロヌバルな生産䜓制
き実斜したした。これは、東南アゞア・䞭囜の生産䌚瀟の管
の持続的発展をめざしお、生産拠点における
“ものづくり人
理者や工堎技胜者などを察象に、技術・技胜研修や職堎管
材”
の育成を掚進しおいたす。珟圚は、海倖生産の拡倧に察
理研修、および今埌の珟地研修の講垫を育成するもので、
2013幎は32回開催し、合蚈140名が受講したした。
TOPICS
さらに、技術・技胜の向䞊を目的に、海倖拠点でも
「技胜
党瀟芏暡の自己啓発支揎むベントを開催
キダノン
株
では、キャリア圢成支揎策の䞀環ずし
お、2013幎の倏季
79月
就業埌に党瀟芏暡の自
å·± 啓 発 支 揎むベントを開 催したした。この 時 期は
「ワヌク・ラむフ・バランス掚進期間」
ずしお就業時間
怜定制床」
を立ち䞊げおいたす。すでにキダノンハむテクタ
むランド、キダノンオプトマレヌシア、キダノンベトナム、キ
ダノン倧連の4拠点で、成圢、実装、組立、
レンズ研磚、粟密
枬定、
自動化系列の蚈6職皮で怜定を実斜しおいたす。
今埌は、
「グロヌバル技胜怜定」
をはじめずした海倖拠点
の前倒しを実斜しおおり、それによっお぀くられる時
の人材育成を、
アゞアだけでなく、欧米の生産拠点に察しお
間を有効掻甚しお自己啓発に励む埓業員が倚いこず
も実斜し、グロヌバルなものづくり人材育成䜓制の確立に
から䌁画したものです。
向けお取り組んでいきたす。
このむベントには、遠隔地勀務や業務郜合などによ
り、普段なかなか研修を受講できない埓業員に
“孊び
の機䌚”
を提䟛したいずの狙いもありたした。そこで、
瀟内講垫の掟遣による出匵開催など、拠点ごずの偏
りが出ないよう努めたした。たた、出匵開催にあたっ
おは、各事業所の協力を仰ぐなど、
「党瀟型むベント」
ずなるよう配慮したした。
ものづくり人材育成センタヌによる研修受講者数の掚移
■ 䞀般研修 ■ トレヌナヌ逊成研修
人
1,200
600
300
0
むベント名
回数 参加人数
TOEIC-Bridgeè©Šéš“
16回
628名
やり盎し孊習法セミナヌ
11回
838名
異文化亀流セミナヌ
1回
46名
1回
186名
8回
400名
※
語孊支揎
グロヌバル
マむンド醞成
䌚議ファシリテヌション
ビゞネス
スキル支揎
パネルディスカッション
ビゞネススキル拠点
出匵ミニセミナヌ
※ 箄1時間で枬定できるTOEICの簡易版テスト
729
718
2012
2013
790
383
138
2009
各むベントの開催実瞟
テヌマ
986
900
2010
2011
2014 幎
蚈画
グロヌバル人材の育成
グロヌバル化を進めるキダノンの事業は、䞖界のさたざ
たな囜・地域に広がっおおり、2013幎末時点で268の事業
拠点※がありたす。
こうしたなか、囜際舞台でリヌダヌシップを発揮できる人
材の育成が急務ずなっおおり、
「 グロヌバル優良䌁業グ
ルヌプ構想」
フェヌズⅣの䞻芁戊略の䞀぀にも、
「グロヌバ
ル人材の育成」
を掲げ、グロヌバル人材の育成を匷化しお
いたす。
※ 事業拠点数は連結子䌚瀟数および持分法適甚関連䌚瀟数の合蚈
Canon Sustainability Report 2014
88
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
海倖グルヌプ䌚瀟のマネゞメントレベルの
向䞊を図る
「東京セミナヌ」
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
トレヌニヌ制床ず同様の語孊研修や実務研修を実斜しおお
り、
将来は南米やロシアなどでの掻躍が期埅されおいたす。
キダノンは1980幎から、海倖グルヌプ䌚瀟のマネヌ
技術系埓業員を察象ずした研修制床ずしおは、1984幎
ゞャヌを察象に、グルヌプの䞀員ずしおの自芚やグルヌプ
から
「技術者海倖留孊制床」
を蚭けおいたす。同制床は、囜
芖点でのマネゞメントレベル向䞊を目的ずした
「東京セミ
際瀟䌚で通甚する技術者の育成や、将来キダノンの基幹ず
ナヌ」
を実斜しおいたす。2013幎には48回目ずなるセミ
なり埗る技術の獲埗を目的ずしおいたす。2013幎は新た
ナヌを開催し、25名が参加。环積参加者数は1,079名ずな
に留孊した4名を加えお、
これたでに蚈85名が米囜や欧州
りたした。
の倧孊に留孊しおいたす。
たた、
アゞア各地での事業拡倧を螏たえお、2009幎から
「東京セミナヌ䞭囜版」
、2010幎から
「東京セミナヌベトナ
今埌も、欧米での研究開発䜓制を匷化しおいくこずも螏
たえ、毎幎10人皋床の留孊生を遞出しおいきたす。
ム版」
を開催しおいたす。2013幎は、5回目ずなる䞭囜版に
20名が参加
环蚈92名
、3回目ずなるベトナム版に9名が
参加
环蚈32名
したした。
認定・衚地制床
キダノンは、倚様な認定・衚地制床を蚭けお、
グルヌプ埓
業員の功瞟を評䟡しおいたす。
䟋えば、瀟長衚地制床
「Canon President Award of
the Year」
では、キダノングルヌプの掻動および補品分野
においお、瀟業の発展に倚倧な貢献をしたキダノングルヌ
プ内の䌁業、郚門、
グルヌプおよび個人を衚地しおいたす。
このほか、発明および知的財産掻動に貢献した埓業員に
察する
「発明衚地」
や、品質向䞊掻動を衚地する
「品質衚
東京セミナヌ
地」
、生産革新の優れた掻動に察する
「生産革新賞」
、生産革
新に貢献した蚭備や治工具の開発・導入を衚地する
「知恵テ
若手埓業員ぞの囜際化研修
キダノン
株
は、埓業員が語孊力や囜際的なビゞネスス
キルを身に぀けるために、早くから海倖勀務を経隓する制
床を蚭けおいたす。
1995幎から開始した
「アゞアトレヌニヌ制床」
は、30歳
以䞋の埓業員を察象ずした、
アゞア珟地法人での実務研修
制床です。珟地の倧孊で玄5カ月間の語孊研修を受けた埌、
トレヌニヌずしお玄1幎間珟地法人で実務を経隓したす。毎
幎玄10人、2013幎末時点で环蚈76名が同制床を利甚し、
アゞア各地の珟地法人で掻躍しおいたす。
たた、2011幎からは、それたで各郚門が独自に行っおい
た欧州・米州地区ぞの若手人材の掟遣を
「欧米トレヌニヌ
制床」
ずしお制床化し、毎幎10人前埌の埓業員を送り出し
おいたす。
ずくに英語圏以倖ぞの掟遣者に察しおは、
アゞア
89
Canon Sustainability Report 2014
ク賞」
、ものづくりを支える個人に特化した認定・衚地制床
である
「マむスタヌ
超倚胜工
」
、
優れた環境掻動を衚地する
「環境衚地」
などを実斜しおいたす。
2013幎の認定・衚地実瞟
Canon President
Award of the
Year
9件
補品分野
、2件
掻動分野
発明衚地
49件
衚地察象者数378名
品質衚地
優秀瀟長賞2件、
瀟長賞5件、
瀟長奚励賞2件
生産革新賞
知恵テク賞
生産革新優秀賞
瀟長賞
3件、準優秀賞
本
郚長賞
5件、
着県賞2件含む
知恵テク倧賞
瀟長賞
1件、
知恵テク準優秀賞
本郚長賞
6件
マむスタヌ
S箚5名、
1箚29名
环積S箚65名、
1箚278名
環境衚地
瀟長賞2件、瀟長奚励賞3件
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
お客様ぞの
配慮
公正な
事業掻動
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
劎働安党衛生ず健康管理
方針ずマネゞメントシステム
劎働安党衛生に関する方針および䜓制
キダノンは、安党衛生を䌁業経営の基盀ず䜍眮づけ、
「安
党なくしお経営なし」
ずいう安党衛生掻動の理念のもずに
事業掻動を行っおいたす。
たた、創立期から
「健康第䞀䞻矩」
を掲げ、埓業員の健康
が䌚瀟の繁栄、個人の繁栄の基本になるず考え、自埋した
健康管理ができる人材の育成、埓業員の健康増進やメンタ
ルヘルスケアにかかわる斜策を掚進しおいたす。
キダノンでは、安党衛生の最䞊䜍機関ずしお
「䞭倮安党
衛生委員䌚」
を蚭眮。同委員䌚は、キダノン
株
およびキダ
ノンマヌケティングゞャパンの盎雇甚埓業員すべおを察象
ずしおおり、
グルヌプ党䜓の安党衛生に関する方針・斜策を
決定。埓業員の劎働灜害撲滅、健康の維持・増進、亀通安
党、防火防灜、快適な職堎づくりなどを掚進しおいたす。
2013幎11月に開催した委員䌚では、2014幎の方針審
議や、
優良取り組み事䟋の共有を行いたした。
ここでの内容
を拠点の掻動ぞスムヌズに展開できるよう、各事業所の総
括安党衛生管理者、人事郚長に加えお、グルヌプ䌚瀟を含
めた各事業所の安党衛生担圓課長も出垭したした。
【安党衛生掻動の基本的考え方】
「安党なくしお経営なし」
ずいう理念のもず、
安党・安心を確保
しおいくこずが䌁業経営の最優先事項ずずらえ、
劎䜿䞀䜓ず
なっお灜害・事故・健康障害の未然防止に取り組む
ダノンプレシゞョンの2事業所が、取埗埌3幎ごずの継続認
定を受けたした。
2013幎末時点で未取埗の事業所に぀いおは、各瀟、各
事業所の状況をもずに導入準備を進めおいたす。
※1OSHMS劎働安党衛生マネゞメントシステム
Occupational Safety
and Health Management System
※2JISHA方匏適栌OSHMS認定  䞭倮劎働灜害防止協䌚
JISHA
が、䟝
頌を受けた事業所の劎働安党衛生マネゞメントシステム
OSHMS
に
぀いお、JISHA方匏適栌OSHMS基準により評䟡し、圓該暙準に適合し
おいるず認められるものをJISHA方匏適栌OSHMS認定事業所
適栌
認定事業所
ずしお認定するもの。2013幎12月25日時点で363事業
所が認定を取埗。
囜内生産拠点の劎働安党衛生マネゞメントシステム
OSHMS
導入状況
段階
事業所・グルヌプ䌚瀟
適栌認定取埗
2事業所、10グルヌプ䌚瀟
13拠点
導入
3事業所、1グルヌプ䌚瀟
※
「適栌認定取埗」
は、認定機関の審査に合栌した事業所。
「導入」
ずは、
シス
テムを導入しおいるが認定機関による審査を受けおいない状態。玄1幎
埌に、認定機関による審査を行うのが通䟋。
海倖生産拠点における
劎働安党衛生管理䜓制の構築
キダノンは、海倖生産拠点においおも日本ず同レベルの
劎働安党衛生管理䜓制の構築をめざしおいたす。
2013幎は、
ブラゞル・マナりスの生産䌚瀟の操業開始に
あわせお、劎働安党衛生にかかわる教育資料を提䟛したほ
か、
ベトナムの安党衛生担圓者ずの情報亀換を行いたした。
たた、前幎に掲げた
「アゞア生産拠点ぞのキダノンの安
党衛生管理の展開」
を進めるため、独自に囜内倖共通の評
䟡ツヌルを開発し、
たずは囜内の安党衛生管理レベルの評
䟡を実斜したした。
劎働安党衛生マネゞメントシステム
OSHMS
の導入
キダノンは、2000幎からOSHMS ※1 の導入を開始し、
2003幎に瀟内監査䜓制を確立したした。珟圚は、キダノン
この結果を螏たえ、今埌はアゞア生産拠点の評䟡も実斜
し、劎働安党衛生管理レベルの向䞊ならびに均䞀化をめざ
したす。あわせお、劎働安党衛生管理を担う人材の育成ず
情報亀換の堎を積極的に蚭ける方針です。
グルヌプの党生産拠点ぞの導入・展開をめざし、囜際劎働
機関
ILO
の劎働安党衛生マネゞメントに関するガむドラ
むンず厚 生 劎 働 省 の 指 針にもずづく
「JISHA方匏適栌
OSHMS認定※2」
の取埗を積極的に進めおいたす。
劎働灜害防止に向けた取り組み
劎働灜害の未然防止
2013幎は、新たにキダノンマシナリヌが適栌OSHMS認
日本囜内の劎働灜害は2011幎以降、増加に転じおいた
定を取埗したした。たた、キダノン
株
の取手事業所ず、キ
す。その背景には
「経営環境の悪化にずもなう安党衛生管
Canon Sustainability Report 2014
90
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
適正な
劎働環境づくり
人暩の尊重
理䜓制の劣化」
があるのではずの懞念もあり、厚生劎働省
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
安党巡回による安党衛生氎準の向䞊
から各䌁業に察しお安党衛生組織や掻動の総点怜の緊急
キダノンでは、劎働灜害の撲滅に向けお、2010幎から各
芁請が出されおいたす。こうした状況を螏たえ、キダノンは
生産拠点を察象ずした
「安党巡回」
を実斜しおいたす。これ
「安定した経営を進めおいくためには、劎働安党衛生、防
は、キダノン
株
安党衛生郚門のメンバヌが、グルヌプ各
灜、
健康支揎掻動を最優先事項ずしお取り組む必芁がある」
瀟の囜内生産拠点を蚪問し、各拠点ず安党に぀いおの意芋
ずの認識のもず、積極的な掻動を進めおいたす。
亀換や内圚する問題点の顕圚化、安党教育蚈画・䜓制の怜
2013幎は
「朜圚的リスクの撲滅」
「安党意識の向䞊」
を目
蚌など、安党に関するコミュニケヌションを図るものです。
暙に、劎働灜害を未然に防ぐための掻動を展開したした。具
2013幎は、改めお法什遵守を再培底するため、安党衛
䜓的には、非垞時の䜜業におけるリスクアセスメントずずも
生担圓者ぞの教育や、各拠点での法察象蚭備の管理状態
に、朜圚的リスクの顕圚化および察策の実斜、残留リスクの
の確認などを実斜したした。
「芋える化」
などを掚進したした。2013幎の総劎働灜害発
たた、各拠点での掻動状況や安党衛生氎準を客芳的に評
生件数は、䌑業灜害12件
前幎比1件枛
、䞍䌑灜害130件
䟡する調査を実斜し、匷み・匱みを分析・把握したした。この
前幎比1件枛
の埮枛ずなりたした。
結果を今埌の掻動方針ぞず反映させるこずで、安党衛生掻
2014幎は、
「 機械装眮による劎働灜害の撲滅」
「 安党意
識向䞊による灜害の䜎枛」
を目暙に、
リスクアセスメントに
もずづく機械装眮の安党化を掚進するずずもに、人的芁因
動を着実に前進させおいきたす。
2014幎もこうした取り組みを継続するこずで、安党衛生
氎準のさらなる向䞊を図りたす。
からなるリスクを呚知・啓発し、ハヌド・゜フトの䞡面から機
械装眮起因による灜害の撲滅に努めたす。たた、転倒・転萜
など䌚瀟生掻䞊で発生する劎働灜害や埓業員の高幎霢化
にずもなう灜害ぞの察策にも泚力したす。
キダノンでは、健康第䞀䞻矩のもず、埓業員がいきいき
ず健康的に働け、
もおる力を十分に発揮できる職堎環境づ
劎働灜害発生率の掚移
床数率※1
キダノン
株
囜内キダノングルヌプ
電気機噚
くりに泚力するずずもに、疟病予防のために健康増進掻動
補造業
を匷化し、傷病発生による䌚瀟ず埓業員の損倱を䜎枛する
%
1.2
1.05
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
0
健康管理
0.99
0.46
0.29
0.14
2009
こずをめざしおいたす。
1.00
0.98
2012幎には、埓業員の健康を支揎するための基本方針
0.94
0.49
0.44
0.20
0.22
0.20
0.16
2010
2011
0.39
0.41
0.12
0.12
ずしお、2015幎にめざす姿を定矩するずずもに、
「心の健康
づくり」
「生掻習慣病察策」
「がんの早期発芋の掚進」
を重点
掻動項目ずし、それぞれ達成すべき目暙を蚭定したした。
0.10
0.12
2012
2013
幎
今埌はこの目暙達成に向けお、埓業員の健康増進に向け
た取り組みをグルヌプ党䜓で掚進しおいきたす。
※1床数率灜害件数100䞇劎働時間。床数率1は、500人芏暡の䌁業で
幎間に1件灜害が発生した皋床を瀺す。
※2キダノン
株
および囜内キダノングルヌプにおける劎働灜害発生率。
電気機噚、補造業の数倀は、厚生劎働省
「劎働灜害動向調査」
による。
囜内キダノングルヌプの劎働灜害発生件数の掚移単䜍件
2009
91
2010
2011
2012
2013
䌑業灜害
30
21
16
13
12
䞍䌑灜害
183
171
172
131
130
Canon Sustainability Report 2014
2015幎にめざす姿
1.埓業員は、
自分の健康状態を知り
自芚
、
自分で改善・向
䞊に向けた行動を起こし
自発
、
継続的に自己管理できる
自治
2.䌚瀟は、
埓業員が健康の自己管理に取り組め、
安心しお働
ける環境を぀くる
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
重点掻動項目
組織統治
䌑業者の枛少
きを促すためのストレス調査や、呚囲の気づきず支揎を匷
メタボリックシンドロヌム予備軍
化するための管理職教育の充実に取り組んでいきたす。
該圓項目割合の枛少
3
がんの早期発芋の掚進
地域・瀟䌚ぞの
貢献
今埌も、
これらの研修を継続するずずもに、埓業員の気づ
達成目暙
2
生掻習慣病察策
お客様ぞの
配慮
構築したした。
2015幎の重点掻動項目ず達成目暙
1
心の健康づくり
公正な
事業掻動
がん怜蚺受蚺率の向䞊
40歳以䞊で70
生掻習慣病予防斜策の掚進
キダノンは、生掻習慣病の予防に向けお、定期健康蚺断
メンタルぞルスケア斜策の掚進
時にラむフスタむル調査を実斜。この結果にもずづき、グ
キダノン
株
では、総合的なメンタルヘルス察策を掚進
ルヌプ䌚瀟ごずに改善目暙項目を蚭定し、継続的な改善に
しおいくために、
「4぀のケア」
ず
「3぀の予防」
を組み合わせ
取り組んでいたす。2004幎に目暙に掲げた10項目のう
た各皮プログラムを効果的に実斜しおいたす。
ち、2013幎は
「喫煙率の枛少」
などの6項目の改善が確認
2010幎からは、入瀟埌12幎目の埓業員を察象ずした
メンタルヘルス教育を実斜。セルフモニタリングや生掻習
されたした。
2011幎からは、
メタボリックシンドロヌム察策ずしお
「新
慣改善方法、
ストレス察凊方法などに぀いお講矩するほか、
健康管理システム」
を導入し、埓業員が自身のPC䞊で、過
瀟内倖のサポヌト䜓制に぀いおも呚知しおいたす。
去3幎分の健蚺結果ず10幎分の数倀デヌタを確認できる
2012幎には、2015幎目暙に掲げたメンタルヘルスによ
る䌑業者の枛少に向けお、
「個人の行動倉容」
「職堎の環境
調敎」
の䞡面でめざすべき姿を明確にしたした。これを螏た
環境を敎えたした。たた2013幎には、運動習慣の定着をめ
ざした
「かるがる動こうキャンペヌン」
を立ち䞊げたした。
今埌も、健康蚺断埌の事埌フォロヌや、特定保健指導 ※、
えお、2013幎には党拠点で管理職研修を実斜する䜓制や、
䞖界犁煙デヌを起点ずしたポスタヌ掲瀺や犁煙倖来の勧
産業保健スタッフの支揎胜力向䞊を図る瀟内研修䜓制を
めなど、健康増進ぞの取り組みを継続しおいきたす。
メンタルヘルスケア斜策䜓系
※特定保健指導  2008幎4月から、健康保険組合、囜民健康保険などに察
し、40歳以䞊の加入者を察象ずしお矩務化された、
メタボリックシンド
ロヌム(内臓脂肪症候矀
に着目した健康蚺査
特定健康蚺査
および保
健指導
特定保健指導
。
䞀次予防
予防ず健康増進
二次予防
早期発芋ず治療
䞉次予防
職堎埩垰支揎
各皮健康指暙の掚移
キダノン
株

新入瀟員教育
セルフケア
入瀟12幎目研修
産業保健
スタッフに
よるケア
倖郚機関に
よるケア
喫煙者の割合
野菜を摂取する人の割合
1日350以䞊
管理職教育
瀟内報やむントラネットを掻甚した意識付け啓発掻動
2011
2012
2013

96.1
92.8
92.6
23.5
22.8
22.5
12.2
12.8
13.1
基準倀140/90未満
キダノン䜓操
管理職に
よるケア
目暙
正垞血圧者の割合
ストレス
自己チェック
「むキむキぶっく」
職堎埩垰支揎
プログラム
健康盞談・健康セミナヌ
単䜍
31
以䞋
11
以䞊
がんの早期発芋の掚進
キダノンでは、埓業員のがん早期発芋・早期治療に向け
保健スタッフによる盞談
倖郚EAP※
お、がん怜蚺受蚺の啓発掻動に努めおいたす。
職業センタヌずの連携
医療機関ずの連携
※ EAPEmployee Assistance Program
埓業員支揎プログラム
2013幎は、啓発掻動を匷化するずずもに、勀務時間前倒
しの時期を掻甚しお、各拠点でがんセミナヌや䜓力チェック
などを開催したした。
Canon Sustainability Report 2014
92
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
公正な事業掻動
“健党なる事業拡倧”
をめざすキダノ
ンは、垂堎競争力の高い補品・サヌ
ビスを提䟛しおいくのず同時に、高
い倫理芳にもずづく公正な事業掻
動の実践を心がけおいたす。そのた
め、埓業員䞀人ひずりの倫理芳を醞
成するのはもちろんのこず、キダノ
ンに協力いただくサプラむダヌずの
良奜な取匕関係の構築や、知的財産
の保護などに泚力しおいたす。
党埓業員がコンプラむアンスカヌドを携行
キダノン䞭囜
TOPICS
2013
❶コンプラむアンス
通報窓口を
呚知
❷
補品法芏制
に関する
セミナヌを開催
「コンプラむアンス通報窓口」
をコンプラ
補品にかかわる囜内倖の法芏制の動向
むアンス経営の重芁なツヌルず䜍眮づ
調査・分析を行い、察応方針を策定した
け、
瀟内Webサむトや、
コンプラむアンス
䞊で、
各皮ガむドラむン・癜曞などを発行
研修、
ポスタヌ掲瀺などを通じお呚知し
するずずもに、
瀟内セミナヌ
「グロヌバル
おいたす。
通報に際しおは、
通報者の秘密
補品法務セミナヌ」
を実斜しおいたす。
を守るこず、
通報によっお人事䞊の䞍利
益を受けないこずを保蚌するずずもに、
寄
せられた通報に垞時察応するこずで、
制
床の信頌性向䞊を図っおいたす。
通報窓口を呚知するポスタヌ
ステヌクホルダヌの声
93
Canon Sustainability Report 2014
▶
P96
▶
P98
●コンプラむアンスを遵守し、
公正な事業掻動の遂行に努め、取匕先ずの信頌関係にもずづ
いた透明、健党な事業掻動を行っおほしい。
アゞア消費者
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
2013幎の䞻な実瞟ず今埌の蚈画
取り組み項目
2013幎の䞻な実瞟
今埌の蚈画
●コンプラむアンス通報窓口の継続的な運甚 ❶
●通報制床の信頌性向䞊
●職堎ごずにコンプラむアンスぞの理解を深める
「コンプラむアンス週間」
の実斜
●コンプラむアンス研修の継続開催
コンプラむアンス
2013幎の受講者新任郚長、新任課長、新入瀟員
定期・䞭途
、個別組織、グ
ルヌプ䌚瀟の管理職など
●グロヌバル補品法務セミナヌ
6回
ず、実務者向けの
「クラりド、
ビッグデヌタ
関連法芏制」
説明䌚を3郚門で開催 ❷
●セミナヌの定期的な開催によ
り法芏制情報の“芋える化”
を
掚進
●CSR調達掚進の䞀環ずしおサプラむダヌのBCM
事業継続マネゞメント
調査
●
「取匕先CSR掚進ガむドラむ
●グルヌプ党䜓で玛争鉱物に関する本栌的な調査を開始 ❞
●
「調達機胜を担う圹員・瀟員のためのキダノングルヌプ行動芏範」
を策定し、研
修を実斜
応募があり、2件を採甚に向けお怜蚎䞭
●
「知財サミット」
の開催による情報・認識共有
2013幎は囜内倖のグルヌプ31
瀟が参加
●䞖界党䜓で特蚱・実甚新案を玄90,500件保有
2013幎末時点
●米囜での特蚱登録件数3䜍
❞
2013幎の
「グロヌバル補品
法務セミナヌ」
開催実瞟
テヌマ
「安党保障貿易管理ガむド
ラむン第四版」
説明䌚
䞭囜
北京・䞊海
で開催
癜曞
IT法芏制癜曞、
䞭囜法芏制癜曞
説明䌚
「クラりド関連法察応ガむド
ラむン2012」
説明䌚
「クラりド/ビッグデヌタ関
連法芏制」
郚門向け説明䌚
「オヌプン゜ヌス・゜フト
りェアガむドラむン2013」
説明䌚
囜際皎務
移転䟡栌皎制
2回
1回
3回
ン」
の発行
査粟床の向䞊
●調 達コンプラむアンスの培底
匷化
●オヌプン調達の継続実斜
●
「知財サミッ
ト」
の継続開催
●継 続しお、
有効な特蚱取埗を
図る
玛争鉱物芏制ぞの
察応を匷化
開催回数
1回
指導範囲の拡倧、指導の匷化
●サ プラむチェヌンの啓蒙ず調
●独自の評䟡基準にもずづくサプラむダヌのオヌプン調達を継続実斜
80件の
説明䌚
●察象者の拡倧ず研修の継続
●海 倖グルヌプ䌚瀟を䞭心に、
を実斜
知的財産掻動
メニュヌの怜蚎・実斜
●安党保障貿易管理に関する説明䌚の開催
37回、合蚈玄2,300人が参加
お
よび囜内倖グルヌプ䌚瀟ぞの指導
48瀟
を実斜
公正な取匕
●
「コンプラむアンス週間」
の新
玛争地域の歊装勢力の資金源ずなっおい
る鉱物を䜿甚しないよう、お取匕先や業界
団䜓ず連携しお取り組んでいたす。2013
幎はグルヌプ党䜓の生産拠点で補造され
た補品を察象に、本栌的な調査を開始した
した。
1回
玛争鉱物説明䌚
1回
▶
P100
●サプラむチェヌンのなかで、
児童劎働に関する取り組みを真剣
に考え、実斜しおほしい。
リスクマネゞメントの芳点でも重芁で
●箛 争鉱物に察するキダノンの取り組みが、
業界党䜓の取り組
みを促進させるこずを期埅したい。
日本投資家・アナリスト
ある。
日本倧孊
Canon Sustainability Report 2014
94
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
コンプラむアンス
方針・䜓制
ルヌプ行動芏範」
ずしお刷新したした。
「キダノングルヌプ
コンプラむアンス意識の共有
ど13蚀語に翻蚳され、各グルヌプ䌚瀟でその浞透に努め
コンプラむアンス掚進掻動は、
キダノンが
「真のグロヌバ
ル゚クセレントカンパニヌ」
ずなるための基盀ずなる、必芁
䞍可欠な取り組みです。
行動芏範」
は、
日本語版のほか、英語、
フランス語、䞭囜語な
おいたす。
たた2006幎には、事䟋集
「実践䌁業倫理読本」
を発行
し、キダノン
株
ず囜内グルヌプ䌚瀟の埓業員に配垃した
キダノン
株
は、党圹員・党埓業員が法什を遵守し、䌁業
した。2008幎には第二版を発行し、
より倚くの身近な事䟋
倫理を重芖するこずを共通の䟡倀芳ずすべく、
「理念・方針
を亀えながら、
コンプラむアンスや䌁業倫理に぀いおの理
の明瀺」
「䜓制の構築」
「教育・啓発」
の3぀の掻動を展開し、
解促進を図っおいたす。
コンプラむアンス意識の向䞊ず適切な䌁業掻動を远求しお
いたす。
コンプラむアンス掚進䜓制
囜内のグルヌプ䌚瀟も同様の掻動を行うずずもに、
海倖
キダノン
株
および囜内倖グルヌプ䌚瀟のコンプラむア
のグルヌプ䌚瀟においおも、
地域統括䌚瀟を䞭心に、
その囜
ンスにかかわる基本方針や斜策は、
「䌁業倫理委員䌚」
にお
や地域に則したコンプラむアンス掚進掻動を進めおいたす。
いお決定されたす。同委員䌚は、経営委員䌚の䞀぀であり、
キダノン
株
の取締圹や執行圹員などにより構成されおい
● キダノングルヌプ行動芏範
キダノンは、1992幎に制定した
「キダノン行動芏範」
をグ
そこで決定された方針・斜策は、
コンプラむアンス掚進宀
ロヌバルに展開しおいくために、2001幎に
「キダノング
の統括のもず、
各本郚組織および囜内倖のグルヌプ䌚瀟の
「キダノングルヌプ行動芏範」
の項目
抜粋
経営姿勢
1. 瀟䌚ぞの貢献
優れた補品の提䟛/消費者保護/地球環境保護/瀟䌚文化
貢献/コミュニケヌション
2. 公正な事業掻動
公正競争の実践/䌁業倫理の堅持/適切な情報提䟛
圹員・瀟員行動芏範
1. 䌁業倫理ず法の遵守
公正・誠実/適法な業務遂行/ルヌルの適正解釈
2. 䌚瀟資産の管理
資産の厳栌管理/䞍正利甚の犁止/知的財産暩の保護
3. 情報の管理
ルヌルに基づく取り扱い/私的利甚の犁止/むンサむダヌ
取匕の犁止/他瀟情報の䞍正取埗の犁止/他瀟情報の適
切な取り扱い
4. 利益盞反ず公私の区別
利益盞反の回避/莈䞎・接埅・利益䟛䞎の犁止/未公開株
匏の取埗犁止
5. 職堎環境の維持・向䞊
個人の尊重ず差別の犁止/セクシャルハラスメントの犁止/
銃刀・薬物の持蟌犁止
95
たす。
Canon Sustainability Report 2014
コンプラむアンス掚進担圓者が䞭心ずなっお遂行されおい
たす。
たた、
「グロヌバル補品法務掚進委員䌚」
が、
グルヌプず
しお察応すべき囜内倖の補品に関連する法芏制の動向調
査・分析を行い、経営にかかわる察応方針を策定しおいた
す。さらに、安党保障茞出芏制・環境芏制・補品安党芏制ず
いった個別の法什や芏制に぀いおは、
各担圓郚門が教育プ
ログラムを策定・実斜するなど、
遵守䜓制の敎備ず匷化に取
り組んでいたす。
コンプラむアンス掚進䜓制
キダノン
株
䌁業倫理委員䌚
基本方針・
斜策の決定
コンプラむアンス掚進宀
事務局
各郚門
斜策の掚進
グルヌプ䌚瀟
各郚門
斜策の掚進
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
今埌も、囜倖ぞの重芁技術流出防止斜策を含む営業秘
● グロヌバル補品法務掚進委員䌚
1987幎に蚭立された
「グロヌバル補品法務掚進委員
密マネゞメントシステムの改善・匷化、安党保障貿易管理や
䌚」
は、知的財産法務本郚長を委員長ずし、品質本郚長、情
囜際取匕課皎などに関する方針の策定・芋盎し、新興囜に
報通信システム本郚長、法務統括センタヌ所長、
ロゞスティ
おける法芏制動向の調査・分析などをテヌマずしお、
より積
クス統括センタヌ所長を副委員長ずしおいたす。たた、同委
極的な掻動を掚進しおいきたす。
員䌚の事務局ずしお瀟長盎蜄の
「補品法務掚進宀」
を蚭眮
しおおり、党瀟的な芖野のもず、予防法務掻動を䞭心ずした
幅広い取り組みを進めおいたす。さらに、幎1回、囜内倖の
グルヌプ䌚瀟の瀟長が参加する
「瀟長䌚議」
を開催し、䞻な
法埋ぞの察応方針の浞透を図っおいたす。
グロヌバル補品法務掚進委員䌚のミッションず䞻な掻動テヌマ
ミッション
キダノン補品の開発・生産・販売に関する䞻芁囜・新興囜の法埋動
向の迅速・タむムリヌな調査・分析および察応方針の決定
䞻な掻動テヌマ
●
安党保障貿易管理
●
めに、組織暪断的なワヌキンググルヌプを線成。各ワヌキ
営業機密管理/技術流出防止管理
●
囜際皎法
ンググルヌプでは、担圓分野の補品関連法芏制を調査・分
●
ディスアビリティ法
●
OSS
オヌプンリ゜ヌス・゜フトりェア
の円滑利甚の促進
●
暗号管理芏制
●
は原則ずしお英語版、必芁に応じお䞭囜語版も䜜成し、䞖界
単䜍を統䞀しお衚瀺する方針の策定
●
クラりドビゞネスにおける法埋䞊の留意点
䞭のグルヌプ䌚瀟ずの情報共有に努めおいたす。
●
むンタヌネット関連法芏制
●
ビッグデヌタ関連法芏制
●
テロ支揎囜家などぞのビゞネスポリシヌの芋盎し
●
新興囜法芏制など
同委員䌚では、囜内倖のさたざたな法芏制に察応するた
析し、
ガむドラむンや法制化動向癜曞の発行を通じお、埓業
員ぞの呚知培底を図っおいたす。なお、
ガむドラむンや癜曞
さらに2011幎には、より機胜暪断的な察応を進めるた
め、新たに
「グロヌバル補品法務掚進䌚議」
を蚭立。補品法
務掚進宀、法務統括センタヌ、ロゞスティクス統括セン
タヌ、品質本郚、知的財産法務本郚の各法務責任者が、事
業掻動にかかわる法芏制情報に぀いおの情報共有および
リスク刀断を行うこずで、迅速か぀正確な刀断を可胜にしお
いたす。2013幎は、
グロヌバル補品法務掚進䌚議を4回開
催し、各本郚間で䞻管する法芏制や基準などの制定・改正
動向に぀いお共有および課題解決を図りたした。
キダノン単䜍系統䞀衚瀺方針察応ガむドラむン※1
クラりド関連法察応ガむドラむン2012※1
技術流出防止管理ガむドラむン2013※1※2
補品法務掚進宀
コンプラむアンス通報窓口の運甚
キダノン
株
は、
コンプラむアンス関連の通報を受ける
「コンプラむアンス通報窓口」
を蚭けおいたす。問題の芜の
グロヌバル補品法務掚進委員䌚
実践サポヌト
実践サポヌト
方針・戊略のグルヌプ・オペレヌション
海倖関係䌚瀟
オヌプン゜ヌス・゜フトりェア利甚ガむドラむン2013※1
※2 䞭囜語版も発行しおいるガむドラむン・癜曞
方針・戊略の決定
キダノン
株
䞭囜法芏制癜曞 2012※2
※1 英語版も発行しおいるガむドラむン・癜曞
予定も含む
方針・戊略の立案
グロヌバル補品
法務掚進䌚議
IT法芏制癜曞 2012※1
䞭囜補品衚瀺察応ガむドラむン2013※2
グロヌバル補品法務掚進委員䌚の基本掻動
ワヌキング
グルヌプ
2013幎に発行したガむドラむンおよび癜曞
囜内関係䌚瀟
早期発芋ず早期解決を図るため、通報窓口をコンプラむア
ンス経営の重芁なツヌルず䜍眮づけ、その利甚促進に向け
た制床の改善を行っおきたした。
通報に際しおは、
通報者の秘密を守るこず、
通報によっお
Canon Sustainability Report 2014
96
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
人事䞊の䞍利益を受けないこずを保蚌するずずもに、
瀟内の
瀟員にも配垃しおいたす。このカヌドには「䞉自の粟神」
の
「コンプラむアンス総合サむト」
や、
コンプラむアンス研修、
ポ
ほか、日々、自らの行動を自己点怜するための
「コンプラむ
スタヌ掲瀺などを通じお、
通報窓口の呚知に努めおいたす。
アンス・テスト」
も蚘茉されおいたす。
通報窓口は、囜内倖のほがすべおのグルヌプ䌚瀟に蚭
たた、キダノン
株
では、毎月1回、埓業員のPC画面䞊に
眮されおおり、キダノン
株
コンプラむアンス掚進宀およ
コンプラむアンスに関する確認事項を衚瀺させる仕組みを
び各瀟の担圓郚門が互いに連携しながら、窓口に寄せられ
導入するなど、埓業員の意識啓発に努めおいたす。
た通報に垞時察応し、制床の信頌性向䞊を図っおいたす。
教育・啓発掻動
埓業員の意識啓発
● コンプラむアンス週間
キダノン
株
および囜内グルヌプ䌚瀟では、2004幎か
ら䞊期ず䞋期の幎2回、
「コンプラむアンス週間」
ず称し、埓
コンプラむアンス・カヌド
業員䞀人ひずりが遵法や䌁業倫理を自らの問題ずしお理
解・認識するための機䌚を蚭けおいたす。期間䞭には、職堎
コンプラむアンス教育
ごずにコンプラむアンスに関する議論を行いたす。
● コンプラむアンス研修
具䜓的には、各職堎のコンプラむアンスに関する課題ず
コンプラむアンスの基本は、埓業員䞀人ひずりの高い圓
解決に向けた取り組みに぀いお党員で話し合い、継続的に
事者意識にありたす。キダノンは、埓来から、新任郚長・新任
課題解決を図るこずで、
よりよい職堎颚土の醞成に぀なげ
課長などの管理職や新入瀟員などを察象ずしお、
コンプラ
おいたす。たた、
コンプラむアンスや䌁業倫理に関するその
むアンス意識を啓発するための研修を実斜しおきたした。
時々のトピックスを取り䞊げ、職堎で議論しおもらうこずに
たた2007幎からは、キダノン
株
の組織ごず、
グルヌプ
より、時代に合ったコンプラむ
䌚瀟ごずに個別の管理職研修を実斜しおいたす。管理職研
アンス意識の浞透に取り組ん
修では、
コンプラむアンスの本質や管理職に期埅される姿
でいたす。
勢などを改めお確認するずずもに、各瀟・各組織におけるコ
2013幎のコンプラむアン
ンプラむアンス䞊の課題認識やその察応に぀いお理解を
ス週間では、䞊期は
「ルヌルず
深めおいたす。
実態の乖離に぀いお考える」
、
䞋期は「個人の䞍泚意による
情報挏掩」
を取り䞊げたした。
コンプラむアンス週間ポスタヌ
● コンプラむアンス
・カヌド
キダノンでは、囜内倖のグルヌプ䌚瀟の圹員、埓業員が
高い倫理芳ず遵法粟神を備えた個人ずしお行動するよう、
垞に携行可胜な
「コンプラむアンス・カヌド」
を䜜成し、17蚀
語に翻蚳しお、正瀟員をはじめ、契玄瀟員、期間瀟員、掟遣
97
Canon Sustainability Report 2014
コンプラむアンス研修
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
● グロヌバル補品法務セミナヌ
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
キダノン
株
は、
これら芏制の遵守に向けお、安党保障貿
キダノンでは、2007幎から、法芏制に関する瀟内セミ
易管理を確実に遂行するため、瀟長を最高責任者ずし、瀟
ナヌ
「グロヌバル補品法務セミナヌ」
を実斜しおいたす。こ
内の統括管理郚門ずしおロゞスティクス統括センタヌ貿易
のセミナヌは、
「グロヌバル補品法務掚進委員䌚」
が発行し
法務郚を蚭け、経理本郚・人事本郚などを陀く党郚門の郚
た法芏制に関する各皮ガむドラむン・癜曞などの発行埌、毎
長を管理責任者ずする管理䜓制を1988幎からスタヌトさ
回開催し、講矩テヌマに関連するキダノン
株
を含む囜内
せおいたす。具䜓的には、茞出する貚物・技術が法什で芏制
グルヌプ䌚瀟の関係者を察象に、芁点や具䜓的な察応方
されるものか、取匕先が倧量砎壊兵噚の開発に関䞎しおい
法を詳しく説明するこずによっお関係者の理解を促進する
ないかなどに぀いお、個々の貚物・技術を取り扱う郚門ず貿
こずを基本方針ずしおいたす。
易法務郚がダブルチェックを実斜しおいたす。
このセミナヌを通じお、事業ニヌズに沿った補品法務情
たた、安党保障貿易管理の必芁性を埓業員に浞透させる
報を積極的に発信するこずで、法芏制ぞの関心を高めるず
ため、瀟内での説明䌚や各皮研修を定期的に開催しおいた
ずもに、質疑応答などの盎接的なコミュニケヌションによ
す。2 0 1 3 幎は説 明 䌚や研 修を蚈 3 7 回 実 斜し、合 蚈で
り、
コンプラむアンス䞊の取り組みに぀いお理解を深めお
2,278名が参加したした。なかでも2011幎から開始した
いたす。
2013幎は、党瀟向けセミナヌを蚈6回実斜するずずも
に、芁請のあった瀟内3郚門に察しお実務者向けの
「クラり
ド、
ビッグデヌタ関連法芏制」
説明䌚を個別に実斜したした。
今埌もセミナヌの定期的な開催を通じお法芏制情報を
“芋える化”
し、呚知しおいきたす。
「重倧事故防止セミナヌ」
は、3幎間环蚈で311名が参加し、
具䜓的な事䟋をもずに認識を深めたした。
こうした瀟内管理の培底により、
キダノン
株
は珟圚たで
倖為法違反を犯したこずがないこずから、1990幎以来継続
しお、経枈産業省から管理の厳栌な茞出者にのみ䞎えられ
る包括茞出蚱可を埗おいたす。
グルヌプ䌚瀟における安党保障貿易管理
キダノン
株
は、䞖界䞭のグルヌプ䌚瀟に察しおも、業
務内容に応じた管理䜓制や管理ルヌルの構築を支揎しお
いたす。具䜓的には、珟地に赎いお教育するほか、䌚瀟芏皋
やルヌルの雛型の提䟛、
ガむドラむンの英蚳版の発行、珟
地埓業員甚の教材の提䟛などを行っおいたす。
2013幎は囜内倖の48瀟に察し、関連資料の提䟛などの
グロヌバル補品法務セミナヌ
芁請を行い、
うち7瀟に぀いおは蚪問による盎接指導を行
いたした。加えお、囜内の関係䌚瀟を䞀堂に集めた
「囜内関
安党保障茞出芏制ぞの察応
安党保障貿易管理の培底
囜際的な平和ず安党を重芖する囜々では、倧量砎壊兵噚
係䌚瀟連絡䌚」
を2回実斜したした。こうした取り組みを通じ
た管理の培底により、2013幎もグルヌプ党䜓で安党保障
貿易管理に関する法什違反は発生せず、法埋違反れロを継
続できたした。
や通垞兵噚の開発・補造に転甚される可胜性のある貚物の
今埌もグルヌプ党䜓で法什違反れロを維持すべく、海倖
茞出や技術の提䟛に぀いお、囜際的な取り決めに埓っお厳
グルヌプ䌚瀟を䞭心に、
指導範囲の拡倧や指導の匷化に取
栌に芏制しおいたす。日本でも倖囜為替及び倖囜貿易法
り組んでいきたす。
以䞋、倖為法
により芏制されおいたす。
Canon Sustainability Report 2014
98
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
公正な取匕
調達の基本方針
CSR調達の掚進
基本方針
めお瀟䌚的責任を果たしおいくために、キダノンの調達掻
キダノンは、
自瀟のみならず、サプラむチェヌンたでも含
キダノンは、環境に配慮しながら、高品質な商品を、適正
動における基本姿勢をサプラむダヌ各瀟に理解いただけ
䟡栌で、
タむムリヌに、䞖界各囜・地域のお客様に提䟛する
るよう努めおいたす。その䞀環ずしお、2009幎、Webサむ
ずいう、
「EQCD思想※1」
を実践するために、サプラむダヌず
トに
「お取匕先ぞのお願い」
ず題するペヌゞを公開。環境・人
の協力関係を匷化しおいたす。
暩・劎働・コンプラむアンスなどに関するサプラむダヌぞの
このため、
「調達方針」
を定めお広く開瀺し、キダノンの調
達掻動における基本姿勢をサプラむダヌ各瀟にご理解い
ただくこずで、良奜な関係づくりに努めおいたす。
たた、キダノンは1997幎から
「グリヌン調達※2」
を掚進し
芁望を掲茉しおいたす。
これらの芁望ずその趣旚は、䞖界各地で毎幎開催されお
いる調達方針説明䌚などにおいお、サプラむダヌ各瀟に説
明しおいたす。
おきたした。これをさらに発展させ、
「 共生」の理念のもず
たた、東日本倧震灜以降、
リスク察応の取り組みを匷化し
に、環境のみならず瀟䌚的偎面にも配慮した調達掻動を実
おおり、その䞀環ずしお、
サプラむダヌのBCM
事業継続マ
斜しおいたす。
ネゞメント
調査※、
タむ措氎発生時の察策、節電察応などの
※1EQCD思想 「Environment:環境保蚌ができなければ぀くる資栌が
ない」
「Quality:品質が良くなければ売る資栌がない」
「Cost、Delivery:
コスト、玍期が達成できなければ競争する資栌がない」
ずいうキダノン
の補品開発の基本方針。
各皮調査を実斜しおいたす。
※2 グリヌン調達環境ぞの負荷の少ない商品を優先的に調達するこず。
2014幎には、サプラむダヌ向けにCSR掚進のための具
䜓的な指針を瀺した
「取匕先CSR掚進ガむドラむン」
の発行
を予定するなど、今埌もCSR調達の匷化に努めたす。
※BCM事業継続マネゞメント調査  サプラむダヌの有事に備えた取り
組みレベル、
サプラむチェヌンに関する調査。
調達方針
キダノンは
「共生」
の理念を掲げ、真のグロヌバル䌁業ずし
お、䞖界の繁栄ず人類の幞犏に貢献しおいくために、有甚な
「お取匕先ぞのお願い」
項目
1.人暩・劎働・安党衛生をはじめずした各皮法什を遵守する
こず。
商品の開発・生産・販売を行い、
収益をあげ、
健党な成長ず発
2.
「よき䌁業垂民」
ずしお瀟䌚の発展に貢献するこず。
展を果たすこずを目指しおいたす。
3.優越的地䜍の濫甚等䌁業ずしおの瀟䌚的責任に反する
調達郚門は、グロヌバルな芖点から、良質か぀適正な䟡栌
行動を犁止し、反瀟䌚的勢力ずの関わりを遮断しお䌁業
の物品をタむムリヌに調達するこずにより、補品品質の維持
倫理の培底を図り、公正・公平か぀透明性の高い取匕を
向䞊ず補品䟡栌の䜎枛を図り、お取匕先の皆様ず共にお客
するこず。
様のニヌズに応えるこずに努めおいたす。
4.キダノングリヌン調達基準曞の遵守及び二酞化炭玠の
排出削枛掻動等を掚進し、環境保党に十分配慮した生産
1.法什や䌁業倫理を遵守し、環境保党に充分配慮した取匕
に努めたす。
2.囜内倖すべおの䌁業に門戞を開攟し、
信矩誠実の粟神に
則りお取匕先ずの公正・公平な取匕を掚進したす。
3.評䟡プロセスを通じお遞定された優秀か぀信頌のおける
お取匕先ずの盞互進化を通じおものづくりを掚進したす。
99
Canon Sustainability Report 2014
䜓制を構築するこず。
5.顧 客情報、個人情報の保護に十分配慮し、取匕を通じお
知り埗た情報等を厳栌に管理するこず。
6.継 続的な取匕のできる財務䜓質ず品質・コスト・玍期・技
術における高い氎準が維持できるようにたゆたぬ改革を
掚進するこず。
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
玛争鉱物
Conflict Minerals
問題ぞの
取り組み
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
たた、2007幎には調達郚門に内郚統制の専門郚眲を蚭
眮。2008幎には行動芏範にのっずり調達業務を遂行でき
キダノンではお客様が安心しおキダノン補品をお䜿いい
るよう、
「 調達倫理読本」
を䜜成し、調達郚門員の啓発掻動
ただけるよう、
お取匕先や業界団䜓ず連携しお、玛争鉱物問
に掻甚しおいたす。さらに2012幎には、海倖グルヌプ䌚瀟
題に取り組んでいたす。
も含めた党調達郚門の業務手続を点怜し、
コンプラむアン
2012幎から囜内倖16カ所でお取匕先ぞの説明䌚を開
ス䜓制を再構築したした。
催し、玛争鉱物問題ぞの理解ず調査ぞのご協力をお願いす
2013幎9月には、埓来の行動芏範を刷新し、
「 調達機胜
るずずもに、2013幎からはグルヌプ党䜓の生産拠点で補
を担う圹員・瀟員のためのキダノングルヌプ行動芏範」
を策
造された補品を察象に本栌的な調査を実斜しおいたす。
定。キダノン
株
や囜内グルヌプ䌚瀟の調達郚門員はもち
耇雑なサプラむチェヌンを遡っお、補品に䜿甚される4çš®
ろん、発泚䟝頌元ずなりうる圹員・埓業員に配垃したした。あ
金属の原産地を確認する䜜業は容易ではありたせんが、郚
わせお配垃察象郚門の管理職を䞭心に
「調達コンプラむア
品や材料レベルで玛争に関䞎しおいないこずを蚌明できる
ンス研修」
を実斜し、調達業務担圓者ずしおの心構えや留意
よう、玛争鉱物情報管理システムを新たに構築し、必芁な
事項に぀いお呚知培底を図りたした。
デヌタを順次蓄積しおいたす。
2014幎2月たでに実斜された確認䜜業のなかでは、米
囜法が定める玛争地域の歊装勢力の資金源ずなっおいる
特定の郚品や材料は発芋されおおりたせん。䞀方、サプラ
サプラむダヌずの連携
調達情報むンフラ基盀の敎備
むチェヌンの䞊流にある補錬所が特定されなかった郚品・
キダノンでは、ICTシステムの導入により、埓来は玙で
材料も倚く、匕き続き調査粟床の向䞊に努め、サプラむ
行っおいた発泚・芋積り䜜業を電子化し、キダノンずサプラ
チェヌンが玛争に関䞎しおいないかを刀断しおいきたす。
むダヌ双方の業務の合理化・効率化を図っおいたす。
業界連携に぀きたしおも、EICC (Electronic Industry
生産材に぀いおは、2006幎に玍期や数量、単䟡などの
Citizenship Coalition) を支揎しおいる䞀般瀟団法人電
泚文情報をサプラむダヌに提瀺する
「電子受発泚システ
子情報技術産業協䌚
JEITA
の
「責任ある鉱物調達怜蚎
ム」
を囜内党生産拠点に導入。2009幎には海倖党生産拠
䌚」
の䞻芁メンバヌずしお、調査方法の暙準化や補錬所の
点にも導入を完了したした。
粟査を支揎する掻動などに取り組んでいたす。
間接材に぀いおも、2009幎に同システムを囜内党拠点
キダノンの玛争鉱物問題ぞの察応状況は、米囜Dodd-
に導入したしたが、海倖拠点も含めた業務プロセスの統合
Frank法にもずづき、2014幎5月末たでに米囜SECに報告
を目的ずしお、新たに
「グロヌバル統䞀賌買システム」
を開
されるずずもに、キダノンのWebサむトにおいおも開瀺さ
発。2013幎の幎初には埓来システムからの切り替えを開
れたす。
始し、2013幎末時点でキダノン
株の党拠点ず囜内グ
ルヌプ䌚瀟21瀟、海倖グルヌプ䌚瀟12瀟に導入枈みであ
調達コンプラむアンスの培底
り、2015幎には党拠点での導入を予定しおいたす。
キダノンは、グロヌバルな芖点で調達にかかわる法芏制
これらに加えお、
サプラむダヌに図面などを送付し、
芋積曞
やルヌルを遵守するこずはもちろん、サプラむダヌずの公
単䟡
を取埗する
「電子芋積業務システム」
を導入しおいた
正で透明な取匕を培底するために、2004幎に
「キダノング
す。2013幎末時点で囜内倖30拠点が導入を完了しおおり、
ルヌプ調達行動芏範」
を策定したした。この芏範では、囜内
2014幎には囜内1拠点、
海倖2拠点に導入する予定です。
倖の生産子䌚瀟の調達担圓者が垞に法什遵守、䌁業倫理
の堅持を念頭におき、適切に行動するこずを定めおいたす。
Canon Sustainability Report 2014
100
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
サプラむダヌずのコミュニケヌション
キダノンは、各事業所・各生産グルヌプ䌚瀟においお、サ
プラむダヌを察象ずした説明䌚を定期的に開催し、事業蚈
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
に、地球環境保党や郚品䟛絊䜓制、財務状況などの芳点
で、
キダノンが独自に定める基準を満たしおいるかどうかの
審査を行っおいたす。
画ぞの協力や調達方針などに察する理解をお願いしおい
ずくに環境の分野では、
「キダノングリヌン調達基準」
を
たす。こうしたコミュニケヌションを通じお、サプラむダヌず
満たすこずを取匕条件ずし、補品に䜿甚される郚品・材料に
の情報共有、連携匷化を図り、
ずもに成長しおいくこずをめ
぀いおグリヌン調達の培底を図っおいたす。
ざしおいたす。
䞀方、キダノンは、既存のサプラむダヌに぀いおも、定期
的な評䟡を実斜しおいたす。品質、
コスト、財務、環境、䟛絊
力、技術力、察応力の各芳点で前幎実瞟を評䟡したす。その
評䟡結果を
「サプラむダヌリスト」
に反映するこずで、評䟡
の高いサプラむダヌず優先的に取匕できるようにしおいた
す。たた、評䟡が䜎かったサプラむダヌに察しおは、改善に
向けた指導・教育などを行っおいたす。
参考新芏お取匕たでの手続き
http://web.canon.jp/procurement/procedure.html
サプラむダヌずの察話を深め、協力関係を匷化
公正で透明な取匕
オヌプン調達の掚進
キダノンは、調達方針に掲げる
「囜内倖すべおの䌁業に
門戞を開攟し、公正・公平な取匕を掚進する」
ずいう考えの
もず、
既存のサプラむダヌ以倖にも広くサプラむダヌを募る
「オヌプン調達」
を掚進しおいたす。
参考グリヌン調達掻動
http://web.canon.jp/procurement/green.html
サプラむダヌ評䟡のフロヌ
新芏サプラむダヌ
候補
新芏評䟡
定期評䟡
● 品質
● コスト
● 䟛絊力
● 技術力
● 財務
● 財務
● 郚品・材料䟛絊䜓制
● 環境
● 察応力
● 環境
改善
フィヌドバック
合栌
2001幎からは、Webサむト内に
「貎瀟商品売蟌みコヌ
サプラむダヌリスト
ナヌ」
を蚭眮し、䞖界䞭の䌁業から、取扱商品や生産委蚗な
既存サプラむダヌ
どに関する売蟌み情報を広く募集しおおり
デザむン、
アむ
郚品を泚文・調達する
デア、発明などの知的財産を陀く
、売蟌みのあった商品が
実際に補品に採甚されおいたす。
サプラむダヌ評䟡者の育成
2013幎は、2012幎の応募から1件を採甚候補ずしお怜
キダノンは、公正・公平で透明なサプラむダヌ評䟡を行う
蚎を進めるずずもに、新たに応募のあった80件のうち2件
ために、2005幎からサプラむダヌ評䟡者を育成するため
を採甚候補に加えたした。
の研修を実斜しおいたす。
今埌も新たな応募に察し、ルヌルにもずづき適正か぀䞁
寧に察応しおいきたす。
評䟡者研修は、評䟡者間で発生する評䟡のばら぀きを防
止する
「評䟡者アセスメント」
を䞭心ずした内容で、仮想サプ
ラむダヌを甚いたサンプル評䟡を通じお評䟡知識を逊い、
サプラむダヌ評䟡の仕組み
キダノンでは、新芏のサプラむダヌず取匕を開始する際
101
Canon Sustainability Report 2014
評䟡者のレベル向䞊を図っおいたす。
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
知的財産掻動
知的財産に぀いおの考え方
キダノンは、創業圓時から積極的な研究開発掻動を続け
術ず比范し、客芳的に把握しながら䜓系的にたずめるこずで
あり、
より䟡倀の高い特蚱暩の取埗に぀ながりたす。たた、
特蚱公報を読むこずで、その分野での技術的課題や解決の
おおり、独自技術を組み蟌んだ補品によっお新垂堎や新顧
ための着県点、先行技術や他瀟動向などを把握できたす。
客を開拓する研究開発型䌁業ずしお発展しおきたした。
さらに、事業展開䞊泚意すべき暩利者がいるかなど、
「暩利
こうした背景から、キダノンには
「研究開発掻動の成果は
情報」
を知る䞊でも圹立ちたす。
補品ず知的財産である」
ずいう考えが根づいおいたす。そし
こうした意矩を研究開発者䞀人ひずりが認識するこずで、
お、知的財産掻動の目的を
「事業展開の支揎」
ず明確に䜍眮
垞に高床な開発目暙を掲げる䌁業文化が定着しおいたす。
づけ、新芏事業分野ぞの参入、事業の倚角化、生産・販売地
域の䞖界展開など、あらゆる局面で知的財産暩の有効掻甚
を意識した掻動を掚進しおいたす。
知的財産掻動の基本方針
知的財産管理䜓制
キダノンは、䞀貫した知的財産戊略のもずに事業掻動を
展開するため、キダノン
株
の知的財産法務本郚を䞭心ず
●
知的財産掻動は事業展開を支揎する重芁な掻動である。
●
研究開発掻動の成果は補品ず知的財産である。
した、
䞭倮集暩的な知的財産管理䜓制を構築。
「知的財産暩
●
他瀟の知的財産暩を尊重し、適切に察応する。
ポヌトフォリオ」
の党䜓最適化ずいう芖点から、グルヌプ党
䜓の知的財産暩を管理しおいたす。
知的財産暩の尊重
キダノンは、補品の暡倣や知的財産暩の䟵害に察しお
䟋えば、保有特蚱を他瀟
第䞉者
ずラむセンス契玄する
堎合は、知的財産法務本郚が党䜓調敎をした䞊で承認し、
は、培底した察応をずりたす。同時に、他瀟の知的財産暩を
グルヌプずしお適正な知的財産暩ポヌトフォリオを保぀よ
尊重するために、
自瀟補品が第䞉者の知的財産暩を䟵害す
うにしおいたす。ポヌトフォリオは定期的に芋盎され、必芁
るこずのないよう、明確なルヌルを定めおいたす。
な暩利だけを維持するよう管理されおいたす。
具䜓的には、第䞉者の特蚱をキダノンが䜿甚する暩利を
埗ないたたに䜿甚するこずを防ぐため、第䞉者の特蚱を培
知的財産管理䜓制
キダノン
株
知的財産法務本郚
底的に調査しおいたす。この調査は、研究開発の開始時を
はじめ、
さたざたな段階においお、その技術にかかわる研究
開発郚門ず知的財産担圓郚門の協力のもずで行われおい
たす。
ルヌルの培底は、
クロスラむセンスや共同研究など、他
米州
欧州
キダノン技術情報
サヌビス
株
アゞア
日本
キダノンUSA
知的財産郚門
キダノンペヌロッパ
知的財産郚門
キダノン䞭囜
知的財産郚門
各研究開発
グルヌプ䌚瀟
各研究開発
グルヌプ䌚瀟
各研究開発
グルヌプ䌚瀟
各研究開発
グルヌプ䌚瀟
知的財産郚門
瀟および倖郚の研究機関ずの適切でスムヌズな提携を実
珟し、自瀟保有の特蚱だけでは成し埗ない、倧きな成果を
創出するこずにも぀ながっおいたす。
グルヌプ䌚瀟の管理䜓制
キダノンでは、キダノン
株
の知的財産法務本郚ず各グ
ルヌプ䌚瀟の知的財産郚門ずの間で、知的財産の取り扱い
知的財産掻動を支える䌁業颚土
キダノンでは、
「レポヌトよりも特蚱
発明提案曞
を曞け」
「文献より特蚱公報を読め」
ずいうスロヌガンを掲げ、日垞
の研究開発ず䞊行しお実践するよう奚励しおいたす。
発明提案曞を曞くこずは、自らの研究開発掻動を先行技
に関する圹割ず責任、掻動方針の策定プロセスなどに぀い
おマネゞメントルヌルで芏定しおいたす。
さらに、囜内倖のグルヌプ䌚瀟ずずもに
「知財サミット」
を
定期的に開催しお、知的財産に関する瀟䌚の動向や各瀟の
取り組みなどの情報・認識を共有し、知的財産関係の問題
Canon Sustainability Report 2014
102
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
に迅速に察凊できるようにしおいたす。2013幎も同様に
10月に開催され、囜内倖31瀟のグルヌプ䌚瀟から知的財
産郚門関係者が集たりたした。
たた、
囜内倖グルヌプ䌚瀟の知的財産掻動匷化のために、
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
特蚱の出願状況
キダノンでは、海倖での特蚱出願も重芖しおおり、2013
幎末時点での特蚱・実甚新案の保有件数は、䞖界党䜓で玄
90,500件ずなっおいたす。
知的財産法務本郚の担圓者がグルヌプ䌚瀟に出向・蚪問し
海倖出願に際しおは、地域ごずに事業戊略や技術・補品
お、
掻動のレベルアップ、
人材育成などに取り組んでいたす。
動向を螏たえお出願戊略を綿密に立お、必芁な囜や地域を
芋極めた䞊で出願しおいたす。なかでも、
ハむテク䌁業が倚
よりよい発明の発掘ず暩利化の掚進
く、垂堎芏暡も倧きい米囜での出願に泚力しおいたす。結
補品化のサむクルがたすたす短くなる今日、
研究開発者
果ずしお近幎登録数が増加し、2012幎には日本䌁業ずしお
が新しい発明に぀ながる技術を䞁寧に怜蚎し、
広範囲な関
初めお3,000件を突砎しおおり、
2013幎も匕き続き3,800
連技術の動向を適確に把握するこずが困難になっおいたす。
件に達しおいたす。
この課題解決の䞀環ずしお、各事業本郚では、技術動向
や特蚱出願動向に豊富な知識ず経隓をも぀ベテラン技術
者を
「パテント・ポヌトフォリオ・マネヌゞャヌ
PPM
」
に指名
しおいたす。PPMは有効な発明を遞択する掻動のほか、倚
米囜特蚱登録件数䞊䜍5瀟の掚移
■ IBM
米囜
゜ニヌ
日本
SAMSUNG ELECTRONICS
韓囜
キダノン
日本
MICROSOFT
米囜
件
7,000
忙な開発業務のなかで芋逃されがちな特蚱の
「皮」
を有効
6,000
な特蚱の出願に結び぀ける取り組みも行っおいたす。
5,000
4,000
特蚱出願の質を高める先行技術調査
3,000
研究開発の成果を特蚱化しようずしおも、同様の発明に
2,000
぀いお第䞉者が先に特蚱を出願しおいれば、特蚱を取埗す
1,000
るこずはできたせん。そこで、出願する䟡倀があるかどうか
0
を刀断し、開発の独自性を远求するために、
すでに公開され
おいる先行技術を調査する必芁がありたす。
2010
2011
2012
2013
幎
※2013幎12月31日USPTOデヌタよりキダノン調べ。
※IBMは、
International Business Machines Corporationの略称です。
キダノンでは、特蚱の出願に際しお、各発明者が公報怜
玢システム
「P/Net‐SR」
を掻甚し、先行技術の有無を調査し
おいたす。2006幎からは、
このシステムに翻蚳機胜を搭茉
し、米囜特蚱に぀いおも効率的に調査できるようにしたし
近幎、
知的財産を掻甚した囜際競争力匷化の芳点から、
日
た。さらに、グルヌプの調査䌚瀟であるキダノン技術情報
本の囜益にあった総合的な知的財産戊略の立案が求められ
サヌビスが、
より詳现な先行技術調査を行っおいたす。
おいたす。キダノンは、
これたで政府の知的財産戊略本郚の
こうした先行技術調査の培底により、出願する特蚱の質
各皮委員を務めおきたほか、
日本経団連の知的財産委員
を高めるずずもに、特蚱庁の
「スヌパヌ早期審査制床※1「
 特
䌚、
日本知的財産協䌚、
日本囜際知的財産保護協䌚のメン
蚱審査ハむりェむ※2を掻甚し、囜内倖で早期暩利化を図っ
バヌずしお、
特蚱庁などに察しお各皮提蚀を行っおきたした。
おいたす。
※1 ス
ヌパヌ早期審査制床  早期審査よりさらに早期に審査を行うこずを
めざしお、特蚱庁が2008幎10月より詊行しおいる制床。
※2 特
蚱審査ハむりェむ  第1庁で特蚱可胜ず刀断された発明を有する出
願に぀いお、出願人の申出により、第2庁においお簡易な手続きで早期
審査が受けられるようにする特蚱庁ず各囜・地域ずの間で実斜しおいる
枠組み。
103
知的財産政策ぞの協力
Canon Sustainability Report 2014
ずくに珟圚は、キダノン
株
の知的財産法務本郚長が知
的財産戊略本郚の
「怜蚌・評䟡・䌁画委員䌚」
の委員を、同副
本郚長が日本知的財産協䌚の垞務理事を務めおおり、
日本
の知的財産政策ぞの働きかけを積極的に進めおいたす。
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
たた、同本郚長が日本囜際知的財産保護協䌚の副䌚長
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
キダノンブランドに察する意識啓発
を務めおいるこずもあり、日本だけでなく、米囜、䞭囜、韓
キダノンでは、ルヌルやマネゞメント䜓制を敎備する䞀
囜、欧州の特蚱庁長官ずの積極的な意芋亀換を通じお、囜
方、党埓業員がキダノンブランドを正しく理解し、ルヌルに
際的な知的財産政策ぞの働きかけも進めおいたす。
のっずっお行動できるよう、各地域、各瀟で、埓業員ぞのブ
ランド教育を行い、
「埓業員䞀人ひずりがブランド」
であるず
ブランドマネゞメント
いう自芚を促しおいたす。
ブランドマネゞメントに぀いおの考え方
ムずしお、ブランド教育を実斜しおいたす。たた、むントラ
䟋えばキダノン
株
では、階局別研修などのカリキュラ
「キダノンブランド」
は、
お客様に察するキダノンの玄束の
ネットを利甚し、
キダノンロゎの䜿い方をはじめ、
ブランドに
蚌であり、
キダノンの党埓業員は、
キダノンブランドのもず、
関する意識向䞊に぀ながる情報をグルヌプ各瀟に発信し
●メヌカヌずしお、
「品質の良い」
「䟿利な」
補品をお届けし、
おいたす。
お客様に満足感、䜿う喜びを提䟛する。
●販 売䌚瀟ずしお、
お客様のニヌズにお応えする最適な゜
近幎では、M&Aによっお新たにグルヌプ入りする䌁業が
増えたこずもあり、グルヌプ党䜓で文化や目的意識を共有
リュヌションやサヌビスを提䟛する。
するこずが重芁ずなっおいたす。こうした状況を螏たえ、キ
●䌁業ずしお、
瀟䌚の信頌・信甚に応える
ダノンブランドに察する共通の認識のもず、グルヌプの掻
ずいう䜿呜を果たしおいく責任がありたす。
力を高めおいくため、今埌はむンタヌナルブランディング
このため、グルヌプ内での商暙の無蚱可䜿甚や、第䞉者
組織内郚ぞのブランディング掻動
に泚力しおいきたす。
による䞍適切なロゎ䜿甚などによっお、お客様や瀟䌚に䞍
利益をもたらすこずがないよう、
ブランドマネゞメントを適
切に行うこずが極めお重芁です。
暡倣品ぞの察策
キダノンでは、暡倣品に察しお厳しく察応しおいたす。暡
こうした認識から、
キダノンではブランド䟡倀向䞊のため
倣品はブランドを傷぀けるものであり、キダノンブランドを
のルヌル制定や問題解決を担う審議機関ずしお
「ブランドマ
信頌しお賌入いただいたお客様に察しお、故障、品質䞍良
ネゞメント委員䌚」
を蚭眮。その事務局ずしおブランドにか
などに起因する経枈的損倱をもたらし、
さらには身䜓、生呜
かわる各郚門の責任者からなる
「ブランドマネゞメント宀」
に危険を及がす可胜性もあるため、決しお芋逃すこずはで
を組織し、諞問題に迅速に察応できる䜓制をずっおいたす。
きたせん。こうした芳点から、
キダノンでは、商暙暩にもずづ
く暡倣品察策ずしお、暡倣品工堎や販売店などの摘発に努
ブランドマネゞメントルヌル
めるずずもに、各囜の皎関ぞ茞入差し止めを積極的に働き
キダノンでは、埓業員自らがルヌルにのっずっおブランド
かけおいたす。たた、最近では実物を確認しないこずが倚い
を正しく䜿い、お客様や瀟䌚の信頌にお応えするこずでブ
むンタヌネット取匕においお、暡倣品が流通する危険性が
ランドの䟡倀向䞊を図るため、
「暙章キダノン基本ルヌル」
高くなっおいるため、
むンタヌネット䞊での暡倣品取匕・流
をはじめずするブランドマネゞメントルヌルを2003幎に策
通の監芖、暡倣品補造業者の摘発にも努めおいたす。
定し、
「商号・商暙の取り扱い」
や
「キダノンロゎの䜿い方」
な
どを芏定しおいたす。
暡倣品取匕・流通は今埌もボヌダレス化しおいくこずが
予想されたす。キダノンでは、垂堎での摘発などの掻動に
キダノンを取り巻く環境の倉化や瀟内倖からのブランド
加え、䞖界各地での皎関氎際察策や、暡倣品のむンタヌ
に関する声なども螏たえお、2015幎たでにこれらルヌルの
ネット取匕の監芖・抑止掻動を䞀局匷化しおいく考えです。
抜本的な芋盎しを蚈画しおおり、
これに先立ち、2013幎に
はルヌルの䞀郚改正を実斜したした。
Canon Sustainability Report 2014
104
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
お客様ぞの配慮
キダノンの䜿呜は、お客様の生掻
シヌンやビゞネスシヌンをより豊か
に、
より䟿利にする補品・サヌビスの
開発・提䟛を通じお、瀟䌚の文化的
発展に貢献しおいくこずにほかなり
たせん。こうした認識のもず、補品の
安党性に䞇党を期すずずもに、お客
様の満足床を最倧限に高めおいく
ためのサヌビス・サポヌトの充実に
努めおいたす。
店頭でのお客様サポヌト
TOPICS
2013
❶品質教育の
❷マニュアル
補品にかかわる党郚門の埓業員䞀人ひ
キダノンは、補品の操䜜性向䞊ずあわせ
グルヌプ党䜓
ぞの培底
コンテストで
優良賞を受賞
ずりが、垞に品質に぀いお高い意識を
お、
ナヌザヌマニュアルの品質向䞊に取
もっお仕事に取り組むよう、
「 Canon
り組んできたした。2013幎は、HDビデ
Quality入門ガむド」
や
「Canon Quality
オカメラ
「iVIS HF R42」
のクむックガむ
ガむドブック」
をリニュヌアルしたほか、
ドが、
「日本マニュアルコンテスト2013」
品質に関する基瀎教育を匷化。さらに
の玙マニュアル第1郚門においお
「郚門
「補品安党自䞻行動蚈画」
の浞透を図る
優良賞」
および
「実行委員特別賞」
を受賞
ための党埓業員向けe-ラヌニングを継
したした。
続実斜しおいたす。
品質に関する基瀎研修
ステヌクホルダヌの声
105
Canon Sustainability Report 2014
▶
P107-108
▶
P112
●補品の品質保蚌や䞍具合発生時の察応が、
消費者の䌁業に察する信頌に぀ながる。消費者
の立堎で、
より䜿いやすい補品を期埅したい。
日本株䞻・投資家
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
2013幎の䞻な実瞟ず今埌の蚈画
取り組み項目
2013幎の䞻な実瞟
●
「Canon
 ❶
補品の安党性の
確保
今埌の蚈画
Quality入門ガむド」
「Canon Qualityガむドブック」
のリニュヌアル
●新入瀟員を䞻な察象ずした品質に関する基瀎教育を匷化 ❶
●埓業員の品質意識を高める取
り組みを掚進
●埓業員教育の継続実斜
●
「補品安党自䞻行動蚈画」
の浞透を図るe-ラヌニングを継続 ❶
●化 孊物質の安党性を評䟡するための
「培逊现胞を甚いる小栞詊隓」
に関する
●「培逊现胞を甚いる小栞詊隓」
を適甚できる察象物質の範囲
拡倧
化審法GLP適合認蚌を日本で初めお取埗
●ナヌザビリティやアクセシビリティに配慮した補品の開発を掚進し、
囜連発行
ナニバヌサル
デザむンの远求
できる補品を開発し、新しい商
品䟡倀を創出
の冊子の先進事䟋ずしお遞出
●補品のクむックガむドがマニュアルコンテストで
「郚門優良賞」
を受賞 ❷
お客様サポヌト
●あらゆるお客様が快適に䜿甚
●䞭囜のQRCで修理品のピックアップサヌビスなどの新サヌビスを導入 ❞
●初 心者でもわかりやすいナヌ
ザヌマニュアルの品質向䞊
●各 地域におけるサヌビス店網
の拡倧ずサヌビスレベルの向
侊
❞成長垂堎䞭囜で、
アフタヌサヌビス
を充実
キダノングルヌプの
「QRC
クむックレスポ
マニュアルコンテストの衚地盟
ンス&リペアセンタヌ
」
や認定サヌビス店
などによるアフタヌサヌビスネットワヌク
の拡充に泚力しおいたす。2013幎には、
Q R C に「 ピ ック アッ プ サ ヌ ビ ス 」や
「E-Trackingシステム」
など、お客様の利
䟿性を高める新サヌビスを導入したした。
衚地匏の様子
▶
P114
●倚機胜・高性胜な補品をいかに䜿いやすくするかが求められる
䞭囜のQRC
●高品質であるずずもに、
消費者の芁望・ニヌズを把握するため
なかで、消費者の声を掻かしたナニバヌサルデザむンや安党
のコミュニケヌションの構築が重芁だず思う。
 米州アナリ
性を考えた補品づくりに期埅したい。
アゞア消費者
スト
Canon Sustainability Report 2014
106
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人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
品質保蚌の基本方針
「Canon Quality」の
実珟に向けお
品質に関する考え方
キダノンは、
「䞖界䞀の補品を぀くり、最高の品質ずサヌ
ビスを提䟛し、䞖界の文化の向䞊に貢献するこず」
を䌁業目
的の䞀぀に掲げおいたす。
品質掻動の基本は、補品の安党性を確認、維持するこず
品質理念の培底に向けお
優れた品質を維持するには、補品にかかわるすべおの郚
門の埓業員䞀人ひずりが、垞に品質に぀いお高い意識をも
぀こずが欠かせたせん。そこでキダノンは、品質の基本理
念や品質メッセヌゞの発信を通じお、埓業員䞀人ひずりの
意識啓発に努めおきたした。
2013幎は、品質に関する基瀎教育を匷化したほか、品質
に関する考え方をたずめた
「Canon Quality入門ガむド」
であり、それがお客様をはじめずする瀟䌚からの信頌の基
や、品質掻動の党䜓像を理解するための
「Canon Quality
盀ずなりたす。そこで、
品質の基本理念ずしお
「ノヌクレヌム・
ガむドブック」
をリニュヌアルするなど、品質意識の向䞊に
ノヌトラブル」
を掲げ、
その実珟に向けお最善の努力を尜く
改めお泚力したした。
しおいたす。さらに、
こうした理念を呚知培底すべく、品質
メッセヌゞ
「Canon Quality」
を瀟内倖に発信しおいたす。
今埌もこうした取り組みを継続し、党瀟䞀䞞ずなっお品質
向䞊に取り組む䌁業颚土・文化の醞成をめざしたす。
今埌もお客様に安党で安心、満足いただける補品やサヌ
ビスを提䟛するために、補品の䌁画・開発から生産、販売・
サヌビスに至るすべおの段階においお、培底した品質掻動
を実斜しおいきたす。
品質保蚌䜓制の敎備
キダノンは、
「Canon Quality」
の実珟に向けお、囜際的
な品質管理の芏栌であるISO9001の芁求事項に、問題発
生時の察応方法などのキダノン独自の仕組みを加えた品
質マネゞメントシステムを構築しおいたす※。そしお、キダノ
ン
株
品質本郚ず各事業郚門が連携するずずもに、䞖界䞭
のグルヌプ生産䌚瀟、販売䌚瀟ずの定期的なミヌティング
などを通しお、各囜・地域の法芏制にも察応した、地域ごず、
事業ごずに最適な品質保蚌䜓制を実珟しおいたす。
2007幎からは、経営戊略委員䌚の傘䞋に
「品質革新戊
略専門委員䌚」
を蚭け、商品䌁画から開発蚭蚈、量産詊䜜、
生産、販売、サヌビスに至るすべおのプロセスで品質を向
䞊させるための党瀟的掻動を行っおきたした。その結果を
螏たえお、2013幎2月に同委員䌚の掻動を終了し、
さらな
るレベルアップをめざしお新たに
「品質向䞊専門委員䌚」
を
発足させたした。
品質メッセヌゞ
「Canon Quality お客様の安党・安心・満足」
品質向䞊専門委員䌚では、
補品事業本郚ごずの課題を解
決するための
「瞊䞲」
の掻動ず、党瀟共通の課題を解決する
ための
「暪䞲」
の掻動を䞡茪ずし、5぀の分科䌚を蚭けお取
り組んでいたす。
今埌も、委員䌚ならびに分科䌚の掻動を軞に、党瀟䞀䞞
ずなっお
「品質至䞊䞻矩の培底」
に取り組んでいきたす。
※キ ダノンの品質マネゞメントシステムは、IRCAThe International
Register of Certified Auditors
にISO9001の代替芏栌ずしお認めら
れおいたす。
107
Canon Sustainability Report 2014
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
お客様の安党のために
補品の安党性の確保
様の立堎で独自の「補品安党技術基準」
を蚭定。䟋えば、
「法什の芁求より難燃性の高いプラスチックを採甚する」
「補品安党に関する基本方針」にもずづく
自䞻行動蚈画の策定
「安党䞊、重芁床の高い郚分には、二重保護の考え方を導
入する」
などの基準を蚭けおいたす。これらの基準にもずづ
お客様に安心・満足しお安党にお䜿いいただける補品を
き、蚭蚈・評䟡・補造の各段階で厳しい安党管理を培底し、
提䟛するこずで、
より豊かな瀟䌚づくりに貢献するこずが、
キ
基準を満たさないものは垂堎に出さないようにするこず
ダノンの理念であり、
メヌカヌずしおの䜿呜でもありたす。
で、実質的に安党な補品づくり
実質安党性※
を远求しおい
こうした考えのもず、キダノンでは、2007幎に
「補品安党
に関する基本方針」
を策定したした。囜内グルヌプ䌚瀟 で
※
は、
この基本方針のもず、それぞれの事業圢態に応じた
「補
品安党自䞻行動蚈画」
を策定・実行し、お客様重芖、補品安
党確保に努めおいたす。
なお、2007幎の消費生掻甚補品安党法の改正にずもな
い、重倧補品事故の経枈産業省
珟消費者庁
ぞの報告が
矩務化されおいたすが、キダノンでは、同法の改正以降、䞻
務官庁ぞの報告察象ずなる重倧補品事故は発生しおいた
せん。
※補 品安党自䞻行動蚈画を策定しおいる囜内グルヌプ䌚瀟  キダノン
株
キダノンマヌケティングゞャパンキダノンシステムアンドサポヌ
トキダノン電子キダノンファむンテックキダノンマシナリヌキダ
ノンアネルバ倧分キダノンキダノン化成長浜キダノン犏島キダ
ノンキダノンプレシゞョン倧分キダノンマテリアル日田キダノンマ
テリアル長厎キダノン
【キダノン
株
の2013幎の掻動トピックス】
●瀟 長による
「補品安党自䞻行動蚈画」
にもずづくマネゞメントレ
ビュヌの実斜
2008幎より継続
●
「化孊品安党基準」
総則、现則
を新芏制定
●
「基本品質基準」
など、8件の基準を改蚂
●
「暡倣品バッテリヌによる発煙」
「電源コヌド、プラグの安党な取
扱」
など消費者ぞの泚意喚起を継続実斜
●補品安党関連教育を継続実斜するずずもに、
2013幎に匷化され
た品質に関する基瀎教育でも補品安党の重芁性に぀いお講矩
●
「補品安党自䞻行動蚈画」の理解促進のための党埓業員向け
e-ラヌニングリニュヌアル版を2012幎12月に新芏開講、
幎間
で7,500人が受講
たす。
※実質安党性  法什などで芏制されおいなくずも、実際のお客様の䜿い方
などを想定しお安党性を確保する考え方。
【䞻な安党技術ぞの取り組み】
●郚品故障などの異垞状態を想定し、
各囜・地域の法什芁求よりも
厳しい安党性評䟡詊隓を実斜
●ナヌザビリティ、
ヒュヌマン゚ラヌなどの芳点を螏たえ、お客様
の倚様な操䜜を想定した安党性評䟡ぞの取り組み
●安党確保䞊の重芁郚品に぀いお、
発火しない郚品や高信頌性の
保護郚品を郚品メヌカヌず共同開発し、瀟内郚品認定制床にも
ずづき合栌したものを採甚
●侖 界各地の販売地域で確認された異垞な商甚電源の電圧波圢
にもずづく安党確認詊隓を実斜
補品安党教育の掚進
キダノンは、
埓業員䞀人ひずりが補品安党の確保や補品
事故の防止に向けた取り組みを培底するために、
補品安党に
かかわる教育を品質教育䜓系にもずづいお実斜しおいたす。
2013幎には、補品安党芏制や化孊品安党芏制、PL法や
実質安党技術などに関する講座を蚈8回にわたり実斜した
した。たた、電気系・機械系の新入瀟員教育のなかでも補品
安党に関する講矩を実斜したほか、品質に関する基瀎教育
を匷化し、安党の重芁性に぀いお講矩したした。
さらに、
「 補品安党自䞻行動蚈画」
の浞透を図るため、党
埓業員必修ずしたe-ラヌニングによる研修を前幎に匕き続
き実斜しおいたす。
こうした埓業員向けの研修に加えお、補品の販売や修
「補品安党技術基準」にもずづく
補品安党の远求
キダノンは、補品安党問題、品質問題を未然に防ぐこず
理、サヌビスにかかわる協力䌚瀟に察しおも、修理や郚品
亀換の際の安党䞊の泚意事項など、補品安党に関する情報
を継続的に提䟛しおいたす。
が、
メヌカヌにずっお基本的か぀最も重芁な䜿呜であるず
考えおいたす。
このため、法什で定められた安党基準にずどたらず、
お客
Canon Sustainability Report 2014
108
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
適正な
劎働環境づくり
人暩の尊重
補品安党問題、
品質問題発生時の察応
キダノンは、補品安党問題、品質問題の未然防止に泚力
お客様ぞの
配慮
公正な
事業掻動
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
安党・安心な補品をお届けするための
拠点づくり
する䞀方で、䞇が䞀、安党や品質にかかわる問題が発生し
キダノン
株
では、公的芏栌や関連法芏に察応した詊隓
た際は、迅速に適切な察応
原因究明、補品の無償修理、情
蚭備を各開発拠点に蚭け、高粟床な枬定を行うこずにより、
報開瀺など
を実斜する䜓制を敎えおいたす。
安党で安心な補品をお客様にお届けしおいたす。
補品安党問題、品質問題ずその察応に぀いおのお客様
各 開 発 拠 点 内には 、電 æ³¢ 、隒 音 、難 燃 性 評 䟡 、V O C
ぞのお知らせは、新聞各玙や、自瀟のWebサむトの
「重芁
Volatile Organic Compound揮発性有機化合物
、遺
なお知らせ」
に掲茉しおいたす。
䌝毒性、電気安党など、拠点ごずに必芁な枬定詊隓を行う
2013幎は、
「重芁なお知らせ」
ぞの掲茉はありたせんで
蚭備を配眮しおおり、䞀郚の拠点は電波、VOC、遺䌝毒性、
したが、
「サポヌト」
情報ずしお7件の品質関連のお知らせを
電気安党の公的認定詊隓を瀟内で実斜できるよう、ISO/
掲茉し、亀換や点怜修理、察策ファヌムりェアの提䟛などを
IECやUL※1などの公的芏栌にもずづいた認定詊隓所ずなっ
無償で実斜したした。
おいたす。
ずくに、2009幎に新蚭した
「玉川総合枬定詊隓棟」
は、業
品質問題発生時の察応フロヌ
界でも最先端レベルの電波暗宀、
シヌルドルヌム、半無響
品質問題が発生した堎合は、お客様の窓口ずなる各囜の
販売䌚瀟からキダノン
株
の各事業本郚の品質保蚌郚門
に報告が入りたす。同郚門では原因の解析や察策の怜蚎を
行うずずもに、重芁問題に぀いおは事業本郚の関連郚門や
品質本郚、ならびに法務郚門や広報郚門などず察応を協議
し、必芁に応じお瀟長に報告したす。
瀟告やWebサむトを通じおお客様に告知する堎合は、補
品販売地域の各囜販売䌚瀟に指瀺し、原則ずしお、党䞖界
同䞀時刻に情報を開瀺したす。
電波暗宀における補品の攟射電波枬定
品質問題発生時の察応フロヌの抂念図
問題発生時
重芁問題発生時
情報開瀺
キダノン
株
キダノン
瀟長
察応策の報告
報告
お問い合わせ
お客様
察応
情報開瀺
各囜販売䌚瀟
察応策指瀺
承認
事業本郚長
情報共有
原因究明
本瀟品質本郚
品質本郚長
情報開瀺
109
Canon Sustainability Report 2014
重芁問題発生時
各事業本郚
品質保蚌郚門
察策を協議
他のメンバヌ
● 法務郚門
確認
● 広報郚門
など
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
適正な
劎働環境づくり
人暩の尊重
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
宀などを備えおいたす。ここでは、EMC詊隓※2に加え、
これ
しおいたす。2012幎には、
これら基準に定めおいる倀を党
たでほかの拠点ではISO/IEC 17025などの公的認定を受
面的に芋盎し、瀟内暙準ずしお発行したした。
けおいなかった隒音枬定やプラスチック材の難燃性詊隓の
評䟡を行う瀟内詊隓所は、
ブルヌ゚ンゞェルの申請に察
認定を取埗したした。これにより、ブルヌ゚ンゞェル の申
応した詊隓所認定ず日本適合性認定協䌚からの「ISO/
請に必芁な詊隓を瀟内で実斜できるようになりたした。
IEC 17025」
認定を受けた公正䞭立な詊隓所であり、ISO/
※3
たた、玉川総合枬定詊隓棟は、各開発拠点からのアクセ
スがよいため、補品の開発拠点ず最先端の枬定蚭備が近接
IEC 28360に埓った方法で枬定を実斜しおいたす。
さらに、2012幎には、UFP
超埮粒子
を枬定察象ずしお
し、
より効率的な開発環境を実珟しおいたす。
远加改蚂された
「ブルヌ゚ンゞェルRAL-UZ 171」
に察
※1UL  正匏名称はUnderwriters Laboratories Inc.。1894幎に米囜
に蚭立された補品の安党に関する独立詊隓認蚌機関。
応し、ISO認定詊隓所ずしおも認定範囲を拡倧したした。
ブルヌ゚ンゞェルは、今埌もCMR物質基準※の導入など
※2EMC
Electromagnetic Compatibility 電磁環境䞡立性
è©Šéš“  補
品本䜓や電源から攟射・䌝導する電磁波が他の機噚の動䜜を阻害する
劚害波を枬定する電磁劚害波詊隓ず、付近にある電気機噚などから発
生する電磁波による補品自䜓の誀動䜜耐性を評䟡する電磁気耐性詊
隓からなる。
を怜蚎しおいたすが、
キダノンはこうした基準匷化ぞのタむ
※3ブルヌ゚ンゞェル  1978幎からドむツでスタヌトした䞖界で初めおの
゚コラベル制床。連邊環境庁およびドむツ品質保蚌・ラベル協䌚、独立
した意思決定機関である審査䌚によっお運営される。
※CMR物質基準  CMR物質ずは発がん物質、倉異原性物質、生殖毒性物
質のこずで、CMR物質基準はCMR物質の攟出量を瀺す基準のこず。
安党性評䟡の取り組み
むンク・
トナヌなど消耗品に察する安党性評䟡
補品から攟出される化孊物質の安党性評䟡
ただけるよう、
むンクやトナヌなどの消耗品に぀いおも安党
キダノンでは、お客様に安心しお補品をお䜿いいただけ
性評䟡・品質保蚌を行っおいたす。法芏制を遵守するこずは
るよう、耇合機や各皮プリンタヌ、プロゞェクタヌなどを察
もちろん、開発の初期段階から、さたざたな安党性項目を
象に、
補品から攟出される化孊物質の評䟡を行っおいたす。
確認しおいたす。
この評䟡では、
ドむツの
「ブルヌ゚ンゞェル」
に代衚される
ムリヌな察応を進めおいきたす。
キダノンでは、プリンタヌや耇合機を安心しおお䜿いい
䟋えば、
むンクやトナヌの材料に぀いおは、発がん性ず密
環境ラベルを取埗する䞊で必芁なベンれン、
スチレン、
オゟ
接な関係があるずいわれる遺䌝毒性に関する評䟡を実斜。
ン、ダストの枬定ず、囜内倖で人䜓ぞの暎露限床が定めら
埓来からの「埮生物を甚いる埩垰突然倉異詊隓」
に加え、
れおいるVOCの枬定を実斜。たた、囜内倖で定められおい
2011幎からは
「培逊现胞を甚いる小栞詊隓」
を導入、実斜
る基準ず同等、
もしくはより厳しい暎露限床を定めたキダノ
しおいたす。この詊隓は、
「培逊现胞を甚いる染色䜓異垞詊
ン独自の基準を蚭け、その基準に適合しおいるこずを確認
隓」
に比べお、
ヒトの培逊现胞を甚いるこずが容易なため、
補品から攟出される化孊物質を枬定するガスクロマトグラフ質量分析蚈
培逊现胞を甚いる小栞詊隓
Canon Sustainability Report 2014
110
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
人䜓に察する発がん性予枬の向䞊が期埅されおいたす。
珟圚は、キダノン補品の特質である氎に溶けにくい難溶
性材料などの性状も評䟡できるよう、評䟡察象物質の適甚
範囲拡倧に取り組んでいたす。
こうした詊隓を実斜するキダノンの詊隓所は、OECD
経
※
枈協力開発機構
が定める
「優良詊隓所基準
GLP
」
に準
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
䟡、補造工皋の審査を実斜し、品質基準をクリアした郚品だ
けを採甚するものです。
近幎では、半導䜓メヌカヌなどの統廃合や工堎移管、䟛
絊先の倉曎など、電子郚品を取り巻く垂堎が倧きく倉化し
おいたす。こうしたなかでも、品質認定制床の掻甚によっお
確かな品質レベルを維持しおいたす。
拠しおいるほか、
「化孊物質の審査及び補造等の芏制に関
今埌も制床の適切な運甚を継続するずずもに、半導䜓な
する法埋
化審法
」
が定めるGLPの適合斜蚭認蚌を厚生劎
ど電子郚品の技術進化に察応した信頌性評䟡・解析技術の
働省より受けおおり、高い信頌性を確保しおいたす。
匷化に努めたす。
なお、
「培逊现胞を甚いる小栞詊隓」
に関する化審法GLP
適合認蚌は、2013幎に、キダノンの詊隓所が、日本で初め
お取埗したした。
※優良詊隓所基準
GLP
Good Laboratory Practiceの略。化孊物質な
どの安党性評䟡詊隓を行う詊隓斜蚭における管理、
詊隓実斜、
報告などに
぀いお定められた基準。GLP基準にもずづく詊隓は再珟性やデヌタの信
頌性が確保される。1981幎にOECDのGLP原則が制定され、
それに敎合
したかたちで加盟各囜が囜内の法芏制を敎備しおいる。化審法のGLP適
合認蚌の継続には、
3幎毎に曎新手続きが必芁ずされ、
有効期間が切れる
前に次の適合確認
査察
を受ける必芁がある。
゜フトりェアの脆匱性ぞの察応
近幎、耇合機などのオフィス甚補品では、ネットワヌク察
応が䞀般的です。
しかし、ネットワヌクを介しお個人情報や
機密情報が挏掩するなど、情報セキュリティ䞊の問題が倚
発しおおり、その芁因ずしお、倖郚からの䞍正な䟵入を蚱し
かねない゜フトりェアの脆匱性が危惧されおいたす。
こうしたリスクぞの察策ずしお、
キダノンでは、
ネットワヌ
品質認定制床による
電子郚品の安党性・信頌性確保
お客様に安定した品質ず高い安党性、信頌性の補品を提
ク察応補品の゜フトりェアに぀いお、
開発時に各皮の脆匱性
テストを実斜するずずもに、
脆匱性に察するリスクの考え方
やテスト内容に぀いお、
党瀟的な暙準化を進めおいたす。
䟛するためには、構成郚品䞀぀ひず぀の品質・信頌性の維
たた、補品出荷埌に脆匱性が刀明した堎合には、必芁に
持ず向䞊が䞍可欠ずなりたす。そこで、キダノンでは、補品
応じお情報を公開するなど、お客様ぞの圱響を最小限にず
に搭茉されるICなどの半導䜓や抵抗、
コンデンサヌなど、
どめるこずが重芁です。このため、脆匱性問題に関する情報
個々の電子郚品に぀いお品質認定制床を運甚しおいたす。
をキダノン内でいち早く共有できる䜓制を構築し、脆匱性
この制床は、郚品の遞定段階においお、郚品のカテゎ
問題に察する垂堎察応ルヌルの草案を䜜成。珟圚はこの草
リヌごずに定めた基準に埓っお郚品の信頌性評䟡や構造評
案を掻甚し぀぀、正匏なルヌル化に向けた怜蚎を進めおい
たす。
その䞀方で、倖郚からの新たな攻撃手法に察応するため
に、
自瀟補品はもちろん、他瀟補品も含めお、脆匱性に関す
る垂堎動向を監芖するずずもに、䞊蚘の情報共有䜓制を通
じお関連情報をタむムリヌに共有するこずで、早期察応に
努めおいたす。
2012幎からは、脆匱性未然防止掻動をグルヌプ䌚瀟に
も展開し、情報共有䜓制の構築やテスト技術の共有を進め
おいたす。
電子郚品の信頌性評䟡
111
Canon Sustainability Report 2014
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
お客様の安心「満足」のために
ナニバヌサルデザむンの远求
ナニバヌサルデザむンに察する考え方
2009幎には、その取り組みをさらに掚進するため、
「党
瀟ナニバヌサルデザむンプロゞェクト」
を発足させ、ナニ
バヌサルデザむンに関する方針を策定。以降、ナヌザヌの
キダノンは、補品を䜿うお客様の芖点に立っお機胜性、操
身䜓特性や䜿甚堎面でのさたざたな課題を敎理した冊子
䜜性、
利䟿性などを远求した
“人にやさしい補品”
づくりに取
を瀟内開発郚門に配垃するほか、お客様向けにキダノンの
り組んでいたす。その䞀環ずしお、幎霢や性別、囜籍、障が
取り組みを玹介する冊子や公匏Webサむトを䜜成するな
いの有無などを問わず、誰もが利甚しやすいよう
「ナニバヌ
ど、瀟内倖に情報を発信しおきたした。
サルデザむン」
の考え方を導入し、開発初期段階からお客
様芖点での補品づくりに努めおいたす。
“お客様の䜿う姿を矎しく”
ずいうキダノンならではの芖
点のもず、さたざたな工倫を凝らしおいたす。䟋えば、補品
の操䜜郚に䜿甚する衚瀺文字や報知音、音声ガむドなどに
今埌は、さらに幅広いナヌザヌの満足床向䞊をめざし
お、あらゆるお客様が快適に䜿甚できる補品の開発を掚進
し、新しい商品䟡倀を創出しおいきたす。
参考キダノンのナニバヌサルデザむン
http://web.canon.jp/about/ud/index.html
぀いおのナヌザヌテストや、補品に甚いる甚語・アむコンな
どずお客様が想像する意味ずの䞀臎床の評䟡などを通じ
お、
ナヌザビリティ・アクセシビリティ・安党性・快適性などを
評䟡し、
より䜿いやすい補品の開発に圹立おおいたす。
ナニバヌサルデザむンプロゞェクトの掚進
キダノンは、
“人にやさしい補品づくり”
の䞀環ずしお、ナ
ニバヌサルデザむンの考え方を導入しおいたす。
ナヌザヌの身䜓条件に応じ、補品䜿甚時の操䜜性を分析
TOPICS
HDビデオカメラのクむックガむドが「日本マニュアルコンテスト」で受賞
キダノンは、補品の操䜜性向䞊ずあわせお、ナヌザヌ
マニュアルの品質向䞊に取り組んできたした。
2013幎は、HDビデオカメラ
「iVIS HF R42」
のクむッ
クガむドが、
「 日本マニュアルコンテスト2013」の玙マ
ニュアル第1郚門においお
「郚門優良賞」
および
「実行委
員特別賞」
を受賞したした。
このコンテストは、
䞀般財団法人テクニカルコミュニ
ケヌタヌ協䌚により1997幎から開催されおおり、
マニュア
ル関連のコンテストずしおは日本で最も暩嚁がありたす。
今回の受賞は、小型の誌面ながら、むラストず説明の
組み合わせなど、初心者の方にもわかりやすい工倫が評
䟡されたもので、
「マニュアルオブザむダヌ2013」
の候
むラストを掻甚し、
したいこずを芋぀けやすくした誌面
補3䜜品にも遞ばれたした。
Canon Sustainability Report 2014
112
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
補品のアクセシビリティ察応
キダノンでは、補品のアクセシビリティを高める取り組み
を行っおいたす。
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
矎しさ・心地よさの远求
キダノンは、お客様によりご満足いただける画像や映像
アクセシビリティずは、障がい者や高霢者にずっおの䜿い
を提䟛するために、人が感じる
「矎しさ」
「 心地よさ」
の定量
やすさに配慮するこずです。䟋えば、オフィス向け耇合機
的な評䟡・枬定手法を確立し、入力から出力たで䞀貫した
「imageRUNNER ADVANCE」
シリヌズでは、
目の䞍自由
「キダノン統䞀高画質カラヌ」
の実甚化を進めおいたす。
な方でも容易に操䜜できるよう、ナヌザヌの声を認識しお
たた、キダノン補品をお客様に心地よく䜿甚しおいただ
基本操䜜をサポヌトする
「音声認識」
や
「音声ガむダンス」
機
くため、操䜜時の身䜓的・粟神的ストレスを枬定し、
より小さ
胜を導入しおいたす。
な負担で操䜜できるような評䟡・枬定手法の確立を掚進。
米囜では、
リハビリテヌション法508条により、連邊政府
調達においおアクセシビリティ基準に合臎した補品を遞ん
そのための評䟡の䞀環ずしお、瀟内モニタヌ制床による
ナヌザヌテストを実斜しおいたす。
で賌入するこずを矩務づけおいたす。508条のアクセシビ
このほか、補品の動䜜音や呚囲の隒音が䜿甚者の聎芚
リティ基準に察するキダノン補品の評䟡結果は、補品評䟡
に䞎える圱響を研究し、聞き取りやすい音づくりを進めるず
シヌト
VPAT
にたずめられ、キダノンUSAのWebサむト
ずもに、動䜜音を抑制した静かな補品の開発に取り組んで
で公開されるずずもに、米囜連邊政府調達局のデヌタベヌ
いたす。
スにも登録されおいたす。
今埌、508条の改定に加え、欧州でも同様の基準の公垃
が予定されるなど、アクセシビリティぞの察応が䞖界的な
朮流ずなり぀぀ありたす。キダノンはこうした各囜の法芏制
の動向を把握しながら、補品のアクセシビリティをさらに高
める取り組みを行っおいきたす。
操䜜時の筋肉ぞの負荷を枬定する詊隓
お客様サポヌト
Webサむトでのサポヌトサヌビス
キダノンは、お客様の問題解決のために、Webサむトを
通じたお客様サポヌトサヌビスを䞖界に展開しおいたす。
キダノンのWebサむトに
「よくある質問ず回答」
「補品の
仕様」
「取扱説明曞」
ずいったサポヌト情報を掲茉するずずも
に、最新のドラむバヌ゜フトりェアなどのダりンロヌドを可
胜にしおいたす。たた、サポヌト情報や゜フトりェアは、党䞖
界共通のコンテンツをベヌスに、各地域で必芁なロヌカル・
コンテンツを加え、䞖界各地の販売䌚瀟のWebサむトにそ
113
Canon Sustainability Report 2014
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
れぞれの蚀語で公開しおいたす。
お客様ぞの
配慮
公正な
事業掻動
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
に裏づけされた高品質な修理を提䟛しおいたす。
お客様のコンテンツ利甚状況に぀いおは垞にモニタリン
玢されるキヌワヌドをもずに新たなコンテンツを加えるな
お客様の声を掻かした
補品の改善
ど、
お客様の利䟿性向䞊のため垞に改善を行っおいたす。
垂堎情報の分析ず補品改善ぞのフィヌドバック
グし、
アンケヌト情報などを分析しお、お客様の声をコンテ
ンツ制䜜郚門にフィヌドバックしおいたす。たた、頻繁に怜
キダノンでは、開発段階においおナヌザヌ芖点での補品
各囜垂堎におけるアフタヌサヌビスの拡充
評䟡を実斜するのはもちろん、
お客様の芁望を補品改善に
お客様に補品を長期にわたっお安心しおご利甚いただく
反映するこずで、顧客満足のさらなる向䞊を図っおいたす。
ためにはアフタヌサヌビスが重芁です。このためキダノン
そのための䞀぀の方法ずしお、䞖界各地の販売䌚瀟に蚭
では、䞖界同䞀レベルの迅速・確実なサポヌトをできるよ
けおいるお問い合わせ窓口
コヌルセンタヌ
に寄せられた
う、
グロヌバルな芏暡でアフタヌサヌビスネットワヌクの拡
お客様からのご意芋、
ご芁望などの情報をキダノンの
「コヌ
充に泚力しおいたす。
ル情報分析システム」
に集玄し、開発郚門や生産郚門、販売
䟋えば、急速に成長しおいる䞭囜垂堎では、
カメラやプリ
ンタヌなどのコンシュヌマヌ補品に぀いお、お客様から持
ち蟌たれた補品を短時間で修理する
「QRC
クむックレスポ
ンス&リペアセンタヌ
」
ず、キダノンが認めた倖郚の認定
䌚瀟などが随時閲芧するこずにより、補品の品質向䞊や取
扱説明曞の改善、新補品の開発などに掻甚しおいたす。
コヌル情報分析システム
本瀟品質郚門
サヌビス店によるサヌビス拠点ネットワヌクを確立しおい
グロヌバルデヌタベヌス
カテゎリヌ分類/党文怜玢/類矩語怜玢
たす。2013幎には、QRCでの新サヌビスずしお、修理が必
芁な補品をお客様のご家庭に匕き取りに䌺う
「ピックアップ
サヌビス」
ず、Web䞊で修理状況の確認や支払いを可胜に
する
「E-Trackingシステム」
を導入したした。
たた、耇写機やプロダクションプリンタヌなどに぀いお
も、延長保蚌や営業時間倖察応など、お客様のニヌズに合
閲芧
情報共有化
情報集玄
各販売䌚瀟コヌルセンタヌ
定サヌビス店網を䞭囜党土に拡倧すべく、地方䞭小郜垂ぞ
の展開を図っおいたす。
品質郚門 開発郚門 生産郚門
● 補品品質
ナヌザビリティの向䞊
問い合わせデヌタベヌス
わせたきめ现かなサヌビスを、
キダノンのサヌビス店、
およ
び認定サヌビス店により提䟛しおいたす。珟圚、
これらの認
閲芧
● わかりやすい
取扱説明曞の䜜成
● 次期補品ぞの反映
お問い合わせ
回答
お客様
東南アゞア・南アゞアでは、急増する修理芁望や問い合
わせに迅速に察応するためにサヌビスを匷化しおいたす。
出匵修理サヌビスや匕き取り・配達サヌビス、持ち蟌みか
ら短時間で修理返华する
「Express Service」
の導入、
さら
には電話やメヌルによる問い合わせに察応するコヌルセン
タヌの拡充など、
サヌビスレベルの向䞊を図っおいたす。
米囜垂堎では、
トナヌカヌトリッゞを生産するキダノン
バヌゞニアに
「Marketing Engineering Technology
Center」
を蚭眮し、修理機胜を集玄するずずもに、生産技術
Canon Sustainability Report 2014
114
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
地域・瀟䌚ぞの貢献
䞖界各地に事業拠点をも぀キダノ
ンは、事業掻動を行う䞊で、珟地瀟
䌚ずの信頌関係を重芖しおいたす。
たた、
グロヌバル䌁業ずしお、囜際瀟
䌚が盎面する課題の解決に貢献し
おいきたいず考えおいたす。そこで
キダノンは、
「 人道・灜害支揎」
「 環境
保党」
「 瀟䌚犏祉」
「 地域瀟䌚掻動」
「教育・孊術支揎」
「芞術・文化・スポヌ
ツ支揎」
ずいう6分野においお、倚岐
にわたる瀟䌚貢献掻動を展開しおい
たす。
「未来に぀なぐふるさずプロゞェクト」
山梚県での田怍えボランティア
TOPICS
2013
❶東日本倧震灜の
被灜地を
継続支揎
❷
行方䞍明
児童の救出
に取り組むNPO
を継続支揎
東日本倧震灜の被灜地に察し、写真教
キダノンUSAは、誘拐などで行方䞍明に
宀を通じおコミュニティづくりを支揎す
なっおいる子どもたちの救出に取り組
る
「みんなの笑顔プロゞェクト」
や
「犏島
む米囜のNPO、NCMECの掻動を継続
コミュニティサポヌト」
「道のカフェ」
など、
的に支揎しおいたす。行方䞍明児の写真
「写真」
の力を掻かした継続的な支揎を
行っおいたす。
配垃に必芁な機材を寄付するほか、寄付
金を募るチャリティゎルフトヌナメント
を䞻催しおいたす。
「みんなの笑顔プロゞェクト」
の参加者
ステヌクホルダヌの声
115
Canon Sustainability Report 2014
▶
P118
▶
P119
●カメラを掻甚した写真・画像などのむメヌゞ情報の掻甚や、
事務機を掻甚したドキュメント
保管・共有など、
もっずキダノンが地域ぞの教育支揎、
自治䜓支揎に貢献できるこずがある
ず期埅しおいる。
日本サプラむダヌ
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
2013幎の䞻な実瞟ず今埌の蚈画
取り組み項目
2013幎の䞻な実瞟
キダノングロヌバル
戊略研究所
●
「マクロ経枈」
「資源・゚ネルギヌ・環境」
「倖亀・安党保障」
の領域におけ
●各領域における調査・研究の継続ず、
キダノン財団
●研究助成プログラム17件
2014幎床
を遞定し助成金を莈呈
●研究助成プログラムを継続実斜
人道・灜害支揎
今埌の蚈画
る調査・研究や情報発信、政策提蚀
●東日本倧震灜の被灜地を継続的に支揎 ❶
●侖 界各地の被灜地ぞの支揎掻動を
継続
●フィリピン台颚の被灜地を支揎
●WWF
䞖界自然保護基金
の北極圏での自然保護掻動を支揎
キダ
環境保党
瀟䌚犏祉
地域瀟䌚掻動
ノンペヌロッパ
●自然再生掻動
「未来に぀なぐふるさずプロゞェクト」
を展開し、
その掻動
資金ずしお玄1,000䞇円を環境NPOに寄付
キダノンマヌケティング
ゞャパングルヌプ
材貞し出しや資金揎助を継続
●プロゞェクトの継続実斜
●NCMECぞの支揎を通じお行方䞍明
●地 域ボランティアネットワヌクを圢成し、
地域の怍林掻動や孊校斜蚭
●ネットワヌクの拡倧・掻甚により地域
ノンUSA
 ❷
の敎備を実斜
キダノンベトナム

❾
した歩道ブロックを寄莈
キダノン倧連
●蚭 立を支揎した宇郜宮倧孊
「オプティクス教育研究センタヌ」
ぞの講
垫掟遣を増員
芞術・文化・スポヌツ
支揎
●W WFの自然環境保護掻動ぞの機
●
「NCMEC」
に、
チャリティむベントで集たった玄43䞇ドルを寄付
キダ
●建蚭を支揎した
「垌望小孊校」
3校を蚪問し、廃プラスチックを再利甚
教育・孊術支揎
必芁な情報発信や政策提蚀を実斜
●小孊生を察象ずした写真撮圱䌚
「キダノン
ズ」
を党囜33カ所で開催
ゞュニアフォトグラファヌ
●ラグビヌ郚および女子陞䞊競技郚によるスポヌツ支揎を実斜
❞
児の救出に貢献
瀟䌚の発展に貢献
●
「垌望小孊校」
ぞの支揎掻動を継続
●
「オプティクス教育研究センタヌ」
ぞ
の支揎掻動を継続
●党囜各地での開催を継続
●スポヌツ振興や青少幎育成に貢献
地域の
若者たちず
ボランティアネット
ワヌクを展開
チャリティゎルフむベントで寄付金を授䞎
キダノンベトナムは、2010幎から埓業員
キダノンベトナムの埓業員による本棚の補䜜
や珟地の若者たちによるボランティアネッ
トワヌク
「Canon Social & Cultural
Volunteer Network」
を展開しおいたす。
2013幎も怍林掻動や環境出前授業、
地域
枅掃掻動、孊校斜蚭の敎備などに、のべ玄
2千人が参加したした。
スタゞアムでの寄付金莈呈匏
©NEW YORK YANKEES
▶
P119
怍林掻動
●䞖界各地で自然灜害が頻発しおおり、
支揎できる䌁業・人が被
●䌁業䞻導の瀟䌚貢献よりも埓業員が䞻䜓ずなっお掻動する取
灜地の埩興支揎に携わるこずが非垞に重芁だず思う。
アゞア
り組みを掚進する方が䌁業にも良い効果をもたらすのではな
NGO
いだろうか。
米州官公庁
Canon Sustainability Report 2014
116
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
瀟䌚貢献掻動
瀟䌚貢献掻動の考え方
キダノンは䞖界各地においお人道・灜害支揎、環境保党、
人道・灜害支揎
䞖界各地の灜害被灜地ぞの矩揎金寄付
瀟䌚犏祉、地域瀟䌚掻動、教育・孊術支揎、芞術・文化・ス
䞖界各地で発生しおいる自然灜害の被灜地に察し、キダ
ポヌツ支揎などの、
さたざたな分野で瀟䌚貢献掻動を展開
ノンは矩揎金の寄付や募金掻動をはじめずする支揎を行っ
しおいたす。
おいたす。珟地の芁望や実効性を芋極めた䞊で、タむム
ずくに、近幎は䞖界各地で自然灜害が倚発しおおり、被灜
リヌな支揎を心がけるずずもに、その効果も怜蚌しおいた
者ぞの矩揎金寄付や募金掻動を含め、迅速か぀積極的な
す。長期にわたる支揎の堎合には、各フェヌズで最適な掻
支揎が求められおいたす。
動を行うこずに留意しおいたす。
こうした掻動に際しお、
キダノンは支揎が䞀過性にならな
灜害に遭われた方々が少しでも早くもずの生掻に戻れる
いよう、揎助を必芁ずする人々や団䜓ぞの継続的な支揎
ようになるこずを願い、2013幎は以䞋のような寄付を実斜
や、倚様な䟡倀芳・知識をも぀団䜓をパヌトナヌずした幅広
したした。
い支揎に取り組んでいたす。
これからもキダノンが培っおきた瀟内資源
人、資金、技
時期
支揎先
寄付金額
2013幎4月
四川省地震支揎
300䞇人民元
術、斜蚭など
を有効に掻甚し、
「よき䌁業垂民」
ずしお問題
2013幎10月
フィリピン地震支揎
130䞇ペ゜
解決に取り組み、豊かな瀟䌚づくりに貢献しおいきたす。
2013幎11月
フィリピン台颚支揎
1,000䞇円
2013幎11月
東南アゞア措氎支揎
箄450䞇円盞圓
物資を含む
2぀の財団を通じた瀟䌚貢献掻動
キダノンは、創業70呚幎を迎えたこずを機に、2008幎12月に
「䞀般財団法人 キダノングロヌバル戊略研究所」
ず
「䞀般
財団法人 キダノン財団」
を蚭立し、今埌の日本や䞖界ぞの貢献をめざしおいたす。
人類瀟䌚が盎面する課題克服ぞの貢献を
めざす「キダノングロヌバル戊略研究所」
キダノングロヌバル戊略研究所は、
グロヌバリれヌショ
科孊技術を䞭心ずした孊術・文化の研究を
支揎する
「キダノン財団」
キダノン財団は、科孊技術をはじめずした研究、事業、
ンの時代にあっお、日本経枈を積極的に䞖界経枈のなか
教育を行う団䜓・個人に幅広く助成・支揎を行うこずで、人
に䜍眮づけ、䞖界においお日本がどうあるべきかずいう
類の持続的な繁栄ず幞犏に貢献するこずを目的ずしおい
芖点から、珟状を分析し、戊略的な提蚀を発信するこずを
たす。2009幎から
「産業基盀の創生」
ず
「理想の远求」
ずい
目的ずしお、産孊官各界からの倚様な研究者によっおグ
う2぀の研究助成プログラムを蚭け、党囜の倧孊や倧孊
ロヌバルな掻動ず知識の亀流を図っおいたす。
院などに勀務する研究者を察象に募集を行っおいたす。
「マクロ経枈」
「 資源・゚ネルギヌ・環境」
「 倖亀・安党保
2013幎は、6月に
「理想の远求」
シンポゞりム、7月に
障」
を研究領域の3぀の柱ずし、科孊的に䟡倀のある調
「産業基盀の創生」
研究成果報告䌚を開催するなど、
これ
査・研究にもずづき、情報発信や政策提蚀を行いたす。
このほか、米囜・欧州・新興諞囜
ずくに䞭囜
ずの知識
の亀流や日米䞭関係の分析なども行っおいたす。
たでの成果を報告する機䌚を蚭けたした。たた2014幎は、
「産業基盀の創生」
ずしお13件、
「理想の远求」
ずしお
「海」
をテヌマずした4件を遞定し、助成金を莈呈したした。
※2014幎床の研究助成プログラムの䞀芧は、瀟䌚貢献掻動サむトに掲
茉しおいたす。
http://web.canon.jp/scsa/index.html
117
Canon Sustainability Report 2014
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
東日本倧震灜の被灜地埩興を支揎
キダノンは、2011幎3月の東日本倧震灜で深刻な被害
を受けた被灜地に察し、
「写真」
の力を掻かした継続的な支
揎を行っおいたす。
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
環境保党
WWFの自然環境保護掻動を支揎
キダノンペヌロッパは、1998幎からWWF
䞖界自然保
2013幎は、前幎にスタヌトした
「みんなの笑顔プロゞェ
護基金
のコンサベヌションパヌトナヌを務め、地球芏暡の
クト」
を継続し、宮城県、岩手県、犏島県の子どもたちを察象
自然環境保護掻動にスポンサヌずしお資金揎助しおいた
に5回の写真教宀を開催したした。この掻動は
「写真を楜し
す。ずくに、WWFのデゞタル写真デヌタベヌス
「WWF-
もう・自然ず遊がう」
をコンセプトに、被灜地のコミュニティ
Canon Global Photo Network」
ぞの支揎など、映像の
づくりを支揎するものです。
力を利甚しお人々の環境意識を向䞊させる取り組みをサ
たた、6月ず11月には、キダノン
株
ず犏島キダノンが、
ポヌトしおいたす。
避難生掻を送られおいる方々を察象に、
レンズ亀換匏デゞ
2012幎から2014幎にかけおは、毎幎、北極圏での自然
タルカメラによる撮圱䌚
「犏島コミュニティサポヌト」
を開催
環境保護掻動を支揎する蚈画です。2013幎は、
ロシアのラ
したした。
プテフ海においおセむりチの調査を実斜し、キダノンは同
さらに10月には、スタヌバックスや束䞋政経塟などず連
行したロシア人写真家の掻動を支揎したした。
携し、2011幎から継続的に取り組んでいる埩興支揎プロ
ゞェクト
「道のカフェ」
を犏島県郡山垂で開催したした。
「未来に぀なぐふるさずプロゞェクト」
を展開
キダノンでは、子どもたちの未来に矎しく緑豊かな
「ふる
さず」
を残しおいくこずをめざし、2010幎5月から
「未来に
぀なぐふるさずプロゞェクト」
を展開しおいたす。
このプロゞェクトは、埓業員ずその家族、お客様や取匕先
などのステヌクホルダヌが、日本各地で地域ごずの環境
NPOず連携しながら、棚田の保党や森づくり、干期の保党
などに取り組む自然再生掻動です。キダノンは、䜿甚枈み
カヌトリッゞの回収本数やコピヌ甚玙の販売量などに応じ
「みんなの笑顔プロゞェクト」
で、写真撮圱を楜しむ参加者
た金額を䟛出するなど、事業掻動ず連携しながら掻動を掚
進しおいたす。
フィリピン台颚の被灜地を支揎
2013幎11月、
フィリピン䞭郚を盎撃した台颚30号が甚
倧な被害をもたらしたした。
2013幎は、プロゞェクトの掻動資金ずしおキダノンマヌ
ケティングゞャパンより玄1,000䞇円を環境NPOに寄付し
たした。たた、囜内14地域でのべ35回のボランティア掻動
この灜害に察し、キダノンは救揎金ずしお1,000䞇円を
を実斜し、キダ
赀十字瀟に寄付したした。たた、
フィリピンに拠点をおく珟
ノング ル ヌ プ
地法人3瀟は、珟地NPOを通じお、氎や食糧、衣料など玄
党䜓で800人
450䞇円盞圓の緊急救揎物資を被灜地域に提䟛したした。
以 侊 が 参 加し
その際、珟地埓業員がボランティアずしお救揎物資の袋詰
たした。
め䜜業などをサポヌトしたした。
田怍えボランティアに参加する埓業員芪子
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地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
瀟䌚犏祉
地域瀟䌚掻動
行方䞍明の子どもを救出する
米囜NPOの掻動を支揎
ベトナムでボランティアネットワヌクを぀くり、
瀟䌚貢献掻動を展開
キダノンUSAは1997幎から、米囜で誘拐などによっお
キダノンベトナムは、ベトナムの若い人たちが珟地瀟䌚
行方䞍明になっおいる子どもたちの救出に取り組むNPO
の発展ず明るい未来づくりのために行動し、貢献するこずを
「NCMEC
National Center for Missing & Exploited
願っお、
2010幎に
「Canon Social & Cultural Volunteer
Children
」
を支揎しおいたす。子どもが行方䞍明になった
ずき、䜕よりも重芁な手掛かりになるのは本人の写真です。
Network」
をスタヌトさせたした。
このネットワヌクは、キダノンベトナムの埓業員、ほかの
キダノンUSAは行方䞍明児の写真や情報を配垃するため
民間䌁業、倧孊生など1,000人以䞊の若者で構成され、怍
に必芁なデゞタルカメラやスキャナヌ、プリンタヌなど、
こ
林掻動や枅掃掻動、環境教育の実斜、孊校斜蚭の敎備、措
れたで2,000台以䞊を譊察に寄付しおきたした。
氎被灜者ぞの支揎など、キダノンベトナムが取り組む倚く
2014幎1月には、
チャリティヌゎルフトヌナメントを䞻催
し、集たった玄43䞇ドルをNCMECに寄付したした。
の瀟䌚貢献掻動に参加しおいたす。
2013幎は、珟地での怍林掻動
「Green Journey」
に玄
7 0 0 人うち キ ダノン ベトナム の 埓 業 員 箄 1 8 0 人 、
自閉症の子どもたちを察象に
母の日写真コンテストを開催
キダノンUAEは、2012幎3月、
自閉症の子どもたちを支
揎するドバむ自閉症センタヌの子どもたちを察象に、写真
コンテストを実斜したした。
珟地の
「母の日」
にあわせお招埅された同センタヌの子
「Planting forest festival 2013」
に玄170人
同60人
、
環境出前授業および地域枅掃掻動に玄800人
同200人
が参加したほか、孊校斜蚭の敎備掻動に玄300人
同100
人
が参加するなど、各地で掻発な掻動が行われたした。
今埌もこの地域ボランティアネットワヌクの茪を広げ、掻
甚し、地域瀟䌚の発展に貢献しおいきたす。
どもたちずその母芪は、写真撮圱のほか、
さたざたなレクリ
゚ヌションを楜しみたした。写真コンテストの䞊䜍入賞者に
察しおは、
キダノンUAEから賞品ず賞状が莈られたした。
なお、
キダノンUAEは、同センタヌに察しおカメラ寄莈な
どのサポヌトも行っおいたす。
教育・孊術支揎
䞭囜で「垌望小孊校」
を支揎
キダノンは、䞭囜青少幎発展基金䌚が展開する
「垌望工
皋」
掻動を1995幎から継続的にサポヌトしおいたす。孊習
環境に恵たれおいない蟲村郚の子どもたちの環境を敎え
るため、
「垌望小孊校」
の建蚭をはじめずする支揎を実斜し
おいたす。珟圚では、
この掻動にキダノン䞭囜、キダノン倧
連、キダノン蘇州が加わっおおり、
これたでに䞭囜党土で9
校の建蚭を支揎したした。
たた、孊校建蚭支揎に加え、垌望小孊校での写真教宀の
開催や、アゞア地域の小孊校ずの写真亀流プロゞェクトも
実斜しおいたす。
母の日写真コンテストの入賞者
キダノン倧連は、2013幎に3校の垌望小孊校を蚪問し、
その際、寄付の莈呈匏ずずもに、子どもたちぞの環境保護
119
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ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
啓発教育を実斜したした。たた、郚品成型の過皋で発生す
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
2013幎は党囜33カ所で開催。参加した子どもたちは、
る廃プラスチックを利甚しお制䜜した歩道ブロックを、
これ
写真家やキダノン埓業員が講垫を務めるデゞタルカメラ教
たでに3侇5,000枚以䞊寄莈しおいたす。
宀の埌、自然ず觊れ合いながら自由に写真撮圱を楜しみた
した。撮圱埌は写真をプリントしお䜜品発衚䌚を行うほか、
参加校などでの写真展の開催にも掻甚いただいおいたす。
䌁業スポヌツを通じお
地域のスポヌツ振興に貢献
キダノンは、ラグビヌ郚や陞䞊郚ずいった実業団チヌム
廃プラスチックを再利甚した歩道ブロックを寄莈
の運営を通じお、日本におけるスポヌツ振興、青少幎の育
成に貢献したいず考えおいたす。
日本の光孊技術の発展に向けお
産孊連携でサポヌト
光孊技術は、䞻芁産業を支える基盀技術の䞀぀ですが、
ラグビヌ郚
「キダノンむヌグルス」は、本瀟所圚地である
倧田区の小孊校などで、
「タグラグビヌ」
の出前授業を行っ
おいたす。たた、
ホヌムグラりンドを近隣に開攟するほか、
日本では䜓系的に孊ぶ機䌚が枛少しおいたす。そこでキダ
ラグビヌ教宀の開催など、
さたざたな支揎を行っおいたす。
ノンは、光孊技術研究所を擁する宇郜宮事業所ず地域的な
たた、倧分県にあるキダノングルヌプを拠点ずした女子
぀ながりの深い宇郜宮倧孊に働きかけ、2007幎に、同倧孊
陞䞊競技郚
「キダノン アスリヌト クラブ 九州」
は、2009幎
内における
「オプティクス教育研究センタヌ」
の蚭立を支揎
の創郚以来、九州を䞭心にスポヌツ支揎に取り組んでいた
したした。
す。2013幎も、九州各地の垂民レヌスにゲストランナヌず
2013幎には、キダノンからの講垫を埓来の6名から8名
しお参加したほか、倧分県で䞭孊校・高校の陞䞊郚員を察
に増員したした。たた、
センタヌ長の谷田貝豊圊教授が、光
象にした陞䞊教宀を開きたした。たた、
東日本倧震灜の埩興
技術に関しお䞖界最倧玚の芏暡を誇る孊䌚であるSPIE
囜
支揎の䞀環ずしお、宮城県で小孊生を察象ずした
「ふれあい
際光工孊䌚
の副䌚長に、
アゞア人ずしお初めお遞出された
陞䞊競技教宀」
を開催したした。
した。
キダノンは、今埌も日本の光孊技術の発展に向け、同セ
ンタヌを継続的にサポヌトしおいきたす。
芞術・文化・スポヌツ支揎
「キダノン ゞュニアフォトグラファヌズ」
を
党囜で開催
倧田区の小孊3幎生を察象ずしたタグラグビヌ教宀
「キダノン ゞュニアフォトグラファヌズ」
は、小孊生を察象
に、
自然をテヌマずした写真撮圱䌚を開催するこずで、子ど
もたちの環境に察する意識を高めるずずもに、豊かな感性
を育むプロゞェクトです。2004幎のスタヌト以来、北海道
から沖瞄たで党囜で開催しおおり、参加人数はのべ1䞇人
を超えおいたす。
長厎県で開催された
「芪子ほのがのゞョギング倧䌚」
に参加
Canon Sustainability Report 2014
120
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掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
組織統治
コヌポレヌト・ガバナンスを匷化し、
透明性の高い、統制のずれた䌁業経
営を実践するこずは、あらゆる䌁業
掻動の基盀ずなりたす。
こうした考え
から、
キダノンは、
グルヌプ内に厳栌
な内郚監査䜓制を敷くずずもに、毎
幎、監査の仕組みや内容の改善を
図っおいたす。加えお、事業運営䞊
のリスクを螏たえお、情報セキュリ
ティ匷化や事業継続蚈画BCPの
改善などに努めおいたす。
幎頭方針説明䌚
TOPICS
2013
❶海倖グルヌプ
䌚瀟ぞの
❷新たな脅嚁に
察応した情報
内郚監査
セキュリティ
研修を実斜
を匷化
「䌁業䟡倀向䞊に結び぀く内郚監査」
を
情報セキュリティの維持・向䞊のため、
集
めざし、
「聖域」
なくあらゆる分野を監査
合研修やe-ラヌニングなどを継続的に
しおいたす。2013幎は、131テヌマの
実斜しおいたす。2013幎の研修内容に
監査を実斜し、さたざたな芳点から玄
は、
暙的型メヌル攻撃やSNSによる情報
1,800項目の改善提蚀を行いたした。
挏掩リスクを盛り蟌むなど、
日々進化する
たた、海倖グルヌプ䌚瀟ぞの監査を匷
情報セキュリティの脅嚁に備えおいたす。
化し、䞭囜やマレヌシア、銙枯、台湟、
タ
む、ベトナムで蚈10瀟を監査したした。
▶
ステヌクホルダヌの声
121
Canon Sustainability Report 2014
P125
▶
P128
●䌁業䞍祥事により䞖間からは䌁業に察し透明性の高い経営を求められおいる。
䌁業は内郚
統制システムの匷化を進めるべきだ。
日本サプラむダヌ
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
2013幎の䞻な実瞟ず今埌の蚈画
取り組み項目
コヌポレヌト・
2013幎の䞻な実瞟
今埌の蚈画
●内郚監査察象の拡倧や内郚監査内容の充実
131テヌマの監査結果にもずづ
●内郚監査䜓制の匷化ず監査項
●地域統括䌚瀟による各グルヌプ䌚瀟の情報セキュリティ状況の
「実地点怜」
を
●海倖拠点も含めた実地点怜の
●公開Webサむトを䞍正な改ざんなどから守るための察策や、
暙的型メヌル攻
●情 報セキュリティの䞉芁玠を
き1,800を超える改善提蚀
により、内郚監査を匷化 ❶
ガバナンス
海倖拠点にも拡倧
囜内28瀟、海倖21瀟に実斜
撃に察する蚓緎などを実斜
セキュリティ
●情 報セキュリティ研修ずしお、
集合研修に加えおe-ラヌニングを実斜し、玄
26,000人が受講
キダノン
株

 ❷
アル類を敎備 ❞
適正な情報開瀺ず
利益還元
察象
受講者
定期入瀟、
䞭途入瀟
å…šå“¡
●e-ラヌニング
など
既存瀟員、
出向者
海倖からの
●各皮説明䌚を継続実斜
基瀎線、
確認線
東日本倧震灜を教蚓に、
防灜䜓制の再匷化
に取り組み、
各拠点で実践的な防灜蚓緎を
海倖ぞの
赎任者、
●防 灜備蓄品や避難堎所など
を策定
受入研修
●e-ラヌニング
●防灜初動䜓制の匷化
防灜行動指針
研修内容
å…šå“¡
●実践的な蚓緎の実斜
❞自然灜害を想定した
●集合教育
新入瀟員
●研修䜓系ず内容の改善
ハヌド面の敎備
●経営方針説明䌚、
決算説明䌚を実斜
2013幎に実斜した情報
セキュリティ研修
キダノン
株

保持するための察策匷化
䞀気通貫の技術流出防止管
理の取り組みを掚進
●
「キダノングルヌプ防灜行動指針」
を䜜成し、その実践のために必芁なマニュ
事業継続蚈画
継続実斜
●事業本郚ず海倖生産䌚瀟間の
●
「技術流出防止管理ガむドラむン2013」
日・英・䞭
を発行
灜害時の
目の拡充
å…šå“¡
垰任者
●集合教育
受入研修
継続的に実斜しおいたす。2013幎は
「キダ
ノングルヌプ防灜行動指針」
を䜜成し、地
震や台颚、
氎害など、
灜害ごずの察策担圓
者が、必芁な行動を敎理するずずもに、実
践のためのマニュアル類を敎備したした。
▶
P130
●情 報挏掩によるトラブルが頻繁に起こるなか、
情報セキュリ
ティに察する埓業員の意識向䞊ぞの取り組みに期埅したい。
䞋䞞子本瀟での防灜蚓緎
●東日本倧震灜以降、
BCP
事業継続蚈画
の重芁性が非垞に高
たっおいる。
日本サプラむダヌ
日本消費者
Canon Sustainability Report 2014
122
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
適正な
劎働環境づくり
人暩の尊重
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
コヌポレヌトガバナンス
ガバナンス䜓制
取締圹䌚
重芁な経営刀断に぀いおは、取締圹䌚などでの掻発な議
論を通じお、審議し決定しおいたす。2014幎4月1日珟圚、
キダノン
株
は、法什にもずづく株䞻総䌚・取締圹䌚・監
取締圹は19名
うち2名は瀟倖取締圹
ずなっおいたす。
査圹䌚・䌚蚈監査人などに加え、執行圹員の配眮や独自の
取締圹の遞定に際しおは、倚様性や専門性のバランスに
内郚監査䜓制の敎備などにより、
ガバナンスの匷化に努め
配慮しながら、䌚瀟運営のために最も適切な圹員構成を総
おいたす。
合的に刀断しおいたす。
たた、囜内倖のグルヌプ䌚瀟も含めた暪断的組織ずし
なお、瀟倖取締圹2名に぀いおは、圓瀟䞊堎の囜内各蚌
お、重芁経営テヌマごずに各皮委員䌚を蚭眮し、事業本郚
刞取匕所が定める独立圹員ずしお同各取匕所に届け出お
制を補完し぀぀盞互牜制機胜を果たしおいたす。
いたす。
コヌポレヌト・ガバナンス䜓制
2014幎4月1日珟圚
株䞻総䌚
遞任解任
遞任解任
報告
取締圹䌚
取締圹19名
瀟倖取締圹2名
監査
監査
監査
提蚀
提蚀
執行圹員
分野ごずの統括郚門
環境、品質、情報管理など
指瀺監督
事業審議委員䌚※2
䌁業倫理委員䌚
内郚統制委員䌚
開瀺情報委員䌚
連携
提蚀
指瀺監督
経営戊略委員䌚※1
内郚監査郚門
内郚監査
暩限委譲
諮問
監査
内郚監査
各事業郚門、本瀟郚門、グルヌプ䌚瀟
事業本郚制
※1 経営戊略委員䌚
蚭備投資や事業拡倧などに぀いお、各担圓圹員による珟状報告、問題提起、解決策の提案、今埌の方針などの説明・審議を行う。
※2 事業審議委員䌚
新芏事業の可吊刀断ずずもに事業化決定埌もモニタリングし、既存事業を含むすべおの事業の継続の可吊などを刀断する。
123
Canon Sustainability Report 2014
連携
連携
報告
経営䌚議
業務執行取締圹
本郚長職の執行圹員
諮問
連携
監査圹䌚
監査圹5名
瀟倖監査圹3名
監査圹宀
代衚取締圹
䌚長、瀟長、副瀟長
諮問
䌚蚈監査人
遞任解任の同意
䌚蚈監査の盞圓性・独立性確認
報告
遞任解任監督
遞定解職監督
遞任解任
内郚監査
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
執行圹員制床
公正な
事業掻動
●
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
䌚蚈監査人および内郚監査郚門ずの連携
事業の
「倚角化」
ず
「グロヌバル化」
を基本戊略ずするキダ
監査圹䌚は、監査、監芖の実効性を確保するため、䌚蚈
ノンにずっお、最適な意思決定を迅速に行い、効率的な事業
監査人および内郚監査郚門ず密接な連携を図っおいたす。
掻動を展開するこずは重芁な課題です。そこでキダノン
䌚蚈監査人ずの連携状況に぀いおは、幎初に監査蚈画の
株
は、2008幎より、執行圹員制床を導入したした。
抂芁や重点監査項目の報告を受け、その劥圓性に぀いお
執行圹員制床の導入は、取締圹䜓制を適正芏暡に維持し
の意芋を述べたす。たた、監査結果や䌚蚈監査人が把握し
぀぀、業務に粟通した執行圹員を遞任しお執行業務の分担
た内郚統制システムの状況およびリスクの評䟡などに関し
を図るもので、その目的は、執行機胜を匷化するこずによ
お適宜意芋亀換を行っおいたす。さらに、必芁に応じお䌚蚈
り、
さらなる業容の拡倧ずグロヌバル化の進展に適切に察
監査人の埀査および監査講評に立ち䌚うほか、䌚蚈監査人
応できるよう、経営圢態を敎備するこずにありたす。これに
から䌚蚈監査および内郚統制監査の報告を受けるずずも
ずもなっお、取締圹は、埓来以䞊に経営ず監督に泚力できる
に、監査の品質管理䜓制に぀いお詳现な説明を受け、その
䜓制ずなっおいたす。2014幎4月1日珟圚、執行圹員は17
劥圓性を確認しおいたす。たた、各グルヌプ䌚瀟ず䌚蚈監
名ずなっおいたす。
査人ずの契玄にかかわる事前承認芏則を定め、契玄締結前
に審議の䞊承認する制床を厳栌に運甚しおいたす。
監査圹䌚
䞀方、内郚監査郚門ずの連携状況に぀いおは、幎初に内
キダノン
株
の監査圹䌚は5名
2014幎4月1日珟圚
で
郚監査蚈画ず内郚監査項目に぀いおの事前確認を行い、内
構成され、
うち3名は瀟倖監査圹です。この瀟倖監査圹3名
郚監査実斜埌には、内郚統制システムをはじめ、品質・環境
に぀いおは、キダノン
株
が䞊堎する囜内の各蚌刞取匕所
保党・セキュリティなどの監査に぀いおも結果報告を受け
が定める独立圹員ずしお同各取匕所に届け出おいたす。
おいたす。このほかにも、内郚監査郚門長
経営監理宀長
監査圹は、取締圹の職務執行状況に加え、執行圹員や囜
内倖のグルヌプ䌚瀟瀟長の職務執行状況も監査しおいた
ず監査圹ずの情報亀換䌚議を毎月実斜するなど、随時、内
郚監査に぀いおの報告を受けおいたす。
す。たた、取締圹䌚・経営䌚議・経営戊略委員䌚などに出垭
し、意思決定プロセスの適正性を確認するほか、埀査を通し
お経営執行状況を確認し、たた経営にかかわる決議曞類・
倖郚監査
キダノン
株
は、倖郚監査を担う䌚蚈監査人ずしお、監査
決裁曞類を粟査するこずなどによっお、
コヌポレヌト・ガバ
法人ず契玄を結んでおり、䌚瀟法にもずづく蚈算曞類の監
ナンスにかかわる広範囲に及ぶ責務を果たしおいたす。
査、金融商品取匕法にもずづく財務諞衚の監査、金融商品
たた、
監査圹䌚は囜内関連法芏にのっずり、
䌚蚈監査人の
監査の適正性やコンプラむアンス䜓制などに぀いおも監芖
しおいたす。さらに、キダノン
株
は米囜で䞊堎しおいるこ
※
ずから、サヌベンス・オクスリヌ法米囜䌁業改革法
に埓
取匕法およびサヌベンス・オクスリヌ法にもずづく内郚統
制の監査を受けおいたす。
2013幎
第113期
に぀いお、監査法人によりそれぞれ
適正である旚の意芋が衚明されおいたす。
い、
䌚蚈監査人の独立性を監芖する責務を担っおいたす。
なお、瀟倖監査圹を含め監査圹をサポヌトする機関ずし
お、監査圹宀を蚭眮し、必芁な員数の専任䜿甚人を配眮し
おいたす。
※サヌベンス・オクスリヌ法  米囜で盞次いだ倧䌁業の䞍正䌚蚈事件を受
け、2002幎7月に成立。株匏垂堎に察する投資家の信頌を回埩するた
め、
コヌポレヌト・ガバナンスの実効性の匷化や監査委員䌚および倖郚監
査人の独立性の匷化が図られるずずもに、経営者個人の眰則芏定が盛り
蟌たれおいる。
Canon Sustainability Report 2014
124
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
内郚監査
●
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
䞀方、補品の品質・環境保党・セキュリティなどに関する
内郚監査䜓制の拡充
監査に぀いおは、経営監理宀ずそれぞれの統括郚門の連携
キダノン
株
の内郚監査郚門である経営監理宀は、瀟長
により実斜しおいたす。
盎属の組織であり、1951幎の発足以来、60幎䜙の歎史が
ありたす。2002幎からは、
「内郚監査䜓制を匷化し、
ガバナ
ンスの実効性を高めるこずが重芁」
ずの経営刀断により、内
郚監査䜓制の匷化・拡充を図っおいたす。
内郚統制監査の匷化
経営監理宀では、䞊蚘の監査に加え、財務報告の信頌性
を担保するための内郚統制監査ずしお、サヌベンス・オクス
経営監理宀には䌁画、開発から生産、販売たで、
さたざた
リヌ法に察応した監査を毎幎継続しお実斜しおいたす。こ
な分野に粟通したメンバヌが揃っおおり、2014幎1月時点
の際、各郚門が自己評䟡を行い、その結果に぀いお経営監
の組織䜓制は、1宀5郚、74名です。今埌、監査品質の向䞊
理宀が裏づけをずる
「補完監査」
によっお、
「自己完結型の内
ず監査領域の拡倧を目的に、100人䜓制の実珟に向けお、
郚統制」
を実珟しおいたす。
新芏加入メンバヌの育成匷化を図り぀぀、着実に陣容を拡
たた、内郚統制に関しおは、財務報告の信頌性の確認に
倧する方針であり、2014幎は80人を目暙に拡充しおいく
ずどたらず、業務の有効性ず効率性、関連法芏の遵守の芳
予定です。
点から
「内郚統制評䟡範囲拡倧監査」
を2009幎から開始
経営監理宀には、囜内倖グルヌプ䌚瀟も含め
「聖域」
なく
あらゆる分野を監査する暩限が䞎えられおおり、キダノン
株
および囜内倖の開発・生産グルヌプ䌚瀟を䞭心に監査
し、内郚統制党䜓を察象にその敎備状況や運甚状況に぀い
おの確認を行っおいたす。
2013幎は、キダノン
株
の1本郚ずグルヌプ䌚瀟3瀟を
を行っおいたす。ずくに海倖グルヌプ䌚瀟に぀いおは、
察象に
「内郚統制評䟡範囲拡倧監査」
を実斜したほか、グ
2013幎は䞭囜で4瀟、
マレヌシアで2瀟、銙枯、台湟、
タむ、
ルヌプ䌚瀟1瀟を察象に
「組織レベル統制の実地監査」
を
ベトナムで各1瀟の蚈10瀟を監査したした。
実斜したした。
●
監査内容の充実
経営監理宀は、
「䌁業䟡倀向䞊に結び぀く内郚監査」
をめ
ざし、経営監査、業務監査、䌚蚈監査、ITシステム監査、
コン
プラむアンス監査など、倚様な監査を実斜し、改善を図っお
いたす。さらに、改善の実斜状況を培底しお確認するため
に、曞面監査ず実地監査を組み合わせたフォロヌアップ監
査を実斜しおいたす。たた、監査蚈画は、経営監理宀長が立
案し、瀟長の承認を経お実行されたす。
2013幎は131テヌマずいう倚岐にわたる監査を実斜し、
特に
「業務の有効性向䞊」
および
「業務効率向䞊ぞの寄䞎」
を目的ずしお、新たに
「生産統括業務」
「生産装眮に関する業
務」
「 物流業務」
などの管理・運営状況の監査に泚力したし
た。この結果にもずづき、
さたざたな芳点から玄1,800項目
の改善提蚀を行いたした。
これらの監査結果はすべお、䌚長、瀟長、副瀟長、監査圹
䌚、監査察象郚門長に盎接報告し、改善に぀なげおいたす。
125
●
Canon Sustainability Report 2014
内郚監査および内郚点怜などの䞻な担圓郚門ず内容
経営監理宀
ロゞスティクス
統括センタヌ
環境統括センタヌ
ファシリティ
管理本郚
人事本郚
情報通信
システム本郚
品質本郚
調達本郚
経営監査、業務監査、䌚蚈監査、ITシステム
監査、
コンプラむアンス監査、サヌベンス・
オクスリヌ法察応内郚統制監査など
囜内海倖関係䌚瀟に察する安党保障貿
易管理に぀いおの珟堎蚺断
環境マネゞメントシステムの管理・運営状
況に぀いおの監査
構内の保安、危険物・化孊物質などの安党
管理䜓制に぀いおの監査
劎働安党衛生マネゞメントシステムの実
斜・運甚状況に぀いおの監査
ITなど情報面の安党確保に぀いおの内郚
点怜
品質マネゞメントシステムにもずづく品質
保蚌掻動に぀いおの監査
調達業務における遵法および有効性ず効
率性に぀いおの監査
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
各皮委員䌚
䌁業倫理委員䌚
「䌁業倫理委員䌚」
は、キダノン
株
の取締圹および執行
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
決算情報
決算短信など
、発生事実
䌚瀟の運営や財産
に関する重芁な事実
、その他適時に開瀺すべき情報は、各
本郚の開瀺情報ワヌキンググルヌプの担圓を通じお委員
䌚に報告されたす。
圹員を委員ずし、幎4回、四半期ごずに開催され、遵法・䌁業
倫理に関する基本方針や斜策を決定したす。たた同委員䌚
には、監査圹もオブザヌバヌずしお参加しおいたす。
圹員報酬に぀いお
たた、
グルヌプ党䜓のコンプラむアンス意識の向䞊を図
キダノン
株
の取締圹の報酬は、圹割および職務執行の
るために、
幎4回のうち1回を、
䞖界各地域の統括販売䌚瀟
察䟡ずしおの
「基本報酬」
ず、
圓該幎床の䌚瀟業瞟に連動した
および囜内倖グルヌプ生産䌚瀟の経営トップも出垭する
「圹員賞䞎」
から構成されおいたす。たたこれらに加え、䞭長
「拡倧䌁業倫理委員䌚」
ずしお開催しおいたす。
2013幎の
「拡
期むンセンティブずしおの
「ストックオプション」
を付䞎する
倧䌁業倫理委員䌚」
には玄90人が出垭し、
䌁業経営の心構
こずがありたす。䞀方、監査圹の報酬は、䌚瀟業瞟に連動し
えに関する理解を深めたした。
ない
「基本報酬」
のみで構成されおいたす。
基本報酬に぀いおは、株䞻総䌚の決議により、取締圹お
内郚統制委員䌚
「内郚統制委員䌚」
は、キダノン
株
の瀟長を委員長に、
関係する圹員および党グルヌプ䌚瀟の瀟長が参加し、グ
ルヌプ内郚統制の䜓制構築や掻動を統括する組織です。
同委員䌚は、米囜のサヌベンス・オクスリヌ法
404条
、
よび監査圹党員の報酬総額の最高限床額を定めおいた
す。各取締圹の報酬額は取締圹䌚の決議により、
たた各監
査圹の報酬額は監査圹の協議により決定されたす。
圹員賞䞎に぀いおは、圓該幎床の䌚瀟業瞟に連動しお算
出された支絊総額を定時株䞻総䌚に提案し、承認を埗おい
および日本の金融商品取匕法
第24条、
第193条
が定める
たす。各取締圹の賞䞎支絊額は、株䞻総䌚で承認された支
「財務報告の信頌性確保」
にずどたらず、
「 業務の有効性ず
絊総額にもずづき、取締圹䌚の決議により、圹䜍や個人業
効率性の远求」
「関連法芏や芏則、瀟内芏皋の遵守」
も含め
お、グルヌプ党䜓の内郚統制の䜓制を維持・向䞊させるこ
ずを目的ずしおいたす。
「財務報告の信頌性確保」
に぀いおは、2013幎は、適甚8
幎目ずなるサヌベンス・オクスリヌ法、および適甚5幎目ず
なる金融商品取匕法ずもに、
「 財務報告に関する内郚統制
は有効である」
ず評䟡されたした。今埌も、サヌベンス・オク
スリヌ法および金融商品取匕法などぞの法察応を含め、キ
ダノングルヌプ党䜓の内郚統制をさらに改善・匷化しおい
く掻動をグルヌプ䌚瀟ず連携しながら進めおいきたす。
瞟などを考慮しお決定されたす。
たたストックオプションは、業瞟向䞊に察する意欲や士気
を䞀局高めるこずを目的に、新株予玄暩を無償で発行する
もので、定時株䞻総䌚に提案し、承認を埗た䞊で発行しお
いたす。
2013幎の圹員区分ごずの報酬などの総額、報酬などの皮
類別の総額および察象ずなる圹員の員数
単䜍癟䞇円
取締圹
察象数
名
基本報酬
賞䞎
開瀺情報委員䌚
「開瀺情報委員䌚」
は、キダノン
株
の瀟長を委員長ずし
お、関連法芏や各蚌刞取匕所のルヌルにもずづき、重芁な
䌚瀟情報を適時、正確か぀網矅的に開瀺するこずを目的
に、開瀺の芁吊、内容、時期などを決定する組織です。
退職慰劎金
※
打切支絊額
ストックオプション
総額
監査圹
瀟倖監査圹を陀く
瀟倖
監査圹
21
2
3
1,008
47
65
206


1,865


50


3,129
47
65
※取締圹退職慰劎金制床は、2013幎3月28日開催の第112期定時株䞻総
䌚終結の時をもっお廃止されたした。
※ 察象数には期䞭退任者を含みたす。
Canon Sustainability Report 2014
126
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
セキュリティ
情報セキュリティ
確認し、必芁に応じお斜策の改善や芋盎しを行っおいたす。
䞇が䞀、情報セキュリティに関する事件・事故が発生した
キダノンは情報セキュリティを重芁な経営課題ずずらえ、
堎合は、
グルヌプ䌚瀟から地域統括䌚瀟を経由しおグロヌ
グルヌプ党䜓で取り組むためのマネゞメント䜓制を確立
バル情報セキュリティ委員䌚に報告が䞊がり、委員䌚から
し、倖郚からの攻撃や内郚情報の挏掩を防ぐためのシステ
的確な指瀺を出せる䜓制ずなっおいたす。
ム察応、埓業員の意識向䞊に向けた研修などを実斜しおい
たす。
2013幎は、囜内グルヌプ䌚瀟28瀟、海倖グルヌプ䌚瀟
21瀟に察しお、キダノン
株
の情報通信システム本郚が実
地点怜を行い、各瀟ずも抂ね良奜な状態であるこずを確認
マネゞメント䜓制
したした。
キダノンは、情報セキュリティ斜策の意思決定機関ずしお
今埌も各グルヌプ䌚瀟ずの迅速か぀円滑な連絡䜓制を
「グロヌバル情報セキュリティ委員䌚」
を蚭眮しおいたす。こ
維持するずずもに、定期的に実地点怜を実斜し、課題の抜出
の委員䌚は、情報セキュリティに関係する専門郚眲で構成
ず是正が確実に実斜できる仕組みずなるよう、取り組んで
され、
グルヌプ党䜓の情報セキュリティマネゞメントにおけ
いきたす。
る責任を担っおいたす。
情報セキュリティをグルヌプ党䜓で同じレベル、同じ考え
方で維持するこずを目的ずしお、
「 グルヌプ情報セキュリ
キダノンは、情報セキュリティの䞉芁玠ずいわれる
「機密
ティルヌル」
を策定し、党䞖界のグルヌプ䌚瀟に適甚しおい
性 ※1「
」完党性 ※2「
」可甚性 ※3」
を保持するための斜策に取り
たす。各グルヌプ䌚瀟では、
このルヌルをもずに、各瀟の実
組んでいたす。
情に合わせた情報セキュリティに関する芏皋やガむドラむ
ンを策定するずずもに、教育啓発掻動を実斜しおいたす。
たた、各グルヌプ䌚瀟の取り組み状況に぀いおは、
これ
らルヌルにもずづき地域統括䌚瀟が定期的な点怜によっお
アゞア
キダノン
株
グロヌバル情報
セキュリティ委員䌚
実地点怜
欧州
Canon Sustainability Report 2014
たす。
実地点怜
実地点怜
実地点怜
2013幎は、
こうした取り組みを継続するずずもに、新た
な脅嚁に察応するための斜策ずしお、公開Webサむトを䞍
正な改ざんなどから守るための察策や、暙的型メヌル攻撃
C瀟
D瀟
F瀟
G瀟
実地点怜
蚘録メディアの瀟倖持ち出しを制限しおいたす。
B瀟
H瀟
I瀟
J瀟
オセアニア
ずで、倖郚からの攻撃や内郚からの情報挏掩を防止しおい
A瀟
E瀟
米州
システムで保管し、アクセス制限や利甚状況を蚘録するこ
る環境を構築した䞊で、
メヌルのファむル添付送信やPC・
地域内グルヌプ䌚瀟
各瀟内にお
「内郚点怜」
地域統括䌚瀟
各統括䌚瀟内にお
「内郚点怜」
日本
最重芁情報に぀いおは、セキュリティを匷化した専甚の
たた、出匵先から自瀟の情報資産に安党にアクセスでき
マネゞメント䜓制の抂念図
127
情報挏掩事故の防止
K瀟
L瀟
に察する蚓緎などを実斜したした。今埌も䞉芁玠を保持す
るための察策匷化に取り組みたす。
※1機密性蚱可された者だけが情報にアクセスできるようにするこず。
※2完党性情報や凊理方法が正確で、改ざんされないよう保護するこず。
※3可甚性  蚱可された者が必芁ずする時に情報にアクセスできるように
するこず。
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
個人情報の保護
キダノンは、個人情報を重芁な情報資産ず認識し、瀟䌚
的責務ずしおその保護に努めおいたす。2002幎にはキダ
公正な
事業掻動
2012幎には個人情報保護管理䜓制を再構築し、新䜓制
を発足。耇雑化しおいた管理フロヌを敎理し、
より合理的な
2013幎は前幎の取り組みを継続するずずもに、個人情
報保護法や関係省庁のガむドラむンに則した厳栌な情報管
理䜓制を維持し぀぀も、情報分類や管理レベルなどに぀い
組織統治
り、埓業員が各皮ルヌルなどをい぀でも確認できるように
しおいたす。
今埌も、埓業員の情報セキュリティに関する意識ず理解
床の向䞊に向けお、研修の改善を進めおいきたす。
2013幎に実斜した情報セキュリティ研修
キダノン
株

察象
管理手法を導入するずずもに、取り扱う情報の重芁床に応
じお、埓業員ぞの教育・啓発掻動を芋盎したした。
地域・瀟䌚ぞの
貢献
ラネット䞊での「情報セキュリティサむト」の開蚭などによ
ノン
株
で
「個人情報保護方針」
「個人情報保護芏皋」
を制
定し、経営監理宀による瀟内監査を実斜しおいたす。
お客様ぞの
配慮
新入瀟員
定期入瀟、
䞭途入瀟など
既存瀟員、出向者
海倖ぞの赎任者、
海倖からの垰任者
受講者
å…šå“¡
研修内容
●集合教育
受入研修
●e-ラヌニング
基瀎線、確認線
å…šå“¡
●e-ラヌニング
å…šå“¡
●集合教育
受入研修
お、管理負荷を䜎枛するための芋盎しを実斜したした。
なお、2013幎も、個人情報に関する玛倱、挏掩などの事
䟋は発生しおいたせん。たた、前幎に匕き続き、個人情報保
営業秘密管理・技術流出防止管理
護管理䜓制の運甚確認をすべおの課で実斜したしたが、問
題ありたせんでした。
今埌は、管理䜓制の匷化に加えお、個人情報を取り扱う
埓業員䞀人ひずりが垞にルヌルを守る意識をも぀よう、教
開発、生産、販売ずいった事業掻動をグロヌバルに展開
するキダノンは、業務䞊の情報を適切に保護・管理するこず
を事業遂行䞊の重芁なテヌマず認識し、さたざたな取り組
みを行っおいたす。
育を匷化しおいきたす。
●
情報セキュリティ研修
キダノンは、
情報セキュリティの維持・向䞊のため、
情報シ
営業秘密管理
キダノン
株
は、2004幎に発行した
「営業秘密管理ガむ
ドラむン」
に沿っお、党本郚で営業秘密管理ルヌルを策定。
ステムの利甚者である埓業員の意識向䞊にも泚力しおい
このルヌルのもず、本郚ごずの特性に応じお、PDCAサむク
たす。
ル運甚䜓制の敎備を進めおいたす。さらに、囜内倖グルヌ
新入瀟員に察しおは、定期入瀟者、䞭途入瀟者ずもに集
合教育を通じおキダノンの情報セキュリティに関する斜策
プ䌚瀟でも、営業秘密管理ガむドラむンに連動したルヌル
を策定し、同様の取り組みを進めおいたす。
やルヌルの培底を図っおいたす。たた、毎幎、党埓業員
掟
2011幎には、法芏制などの改正を螏たえおガむドラむン
遣瀟員を含む
を察象ずしお、e-ラヌニングシステムを掻甚
をアップデヌトしたした。たた、
メヌカヌにずっお重芁床の高
した研修を実斜しおいたす。
い
「新補品蚈画」
「生産蚈画」
「補品コスト」
「図面」
の4情報に
2013幎はキダノン
株
の埓業員党員にあたる玄26,000
人が受講したした。研修の内容に぀いおも、暙的型メヌル
぀いおの取扱手順を発行。これら手順にもずづき、営業秘
密管理状況の点怜や、埓業員ぞの研修を実斜したした。
攻撃による情報挏掩やSNS
゜ヌシャルネットワヌキング
2013幎は、前幎たでの取り組みを継続するずずもに、営
サヌビス
ぞの業務情報の曞蟌みなど、瀟䌚で報じられお
業秘密管理を海倖瀟長䌚議や囜内瀟長䌚議のテヌマに取
いる新しい事䟋を反映させおいたす。
り䞊げ、
グルヌプ䞀䞞ずなった取り組みを掚進したした。
さらに、
情報セキュリティの重芁性をわかりやすく解説した
「情報セキュリティハンドブック」
の䜜成配垃や、瀟内むント
たた、2010幎に運甚を開始した党瀟暙準機密文曞管理
システム
「i-Library」
を本瀟およびグルヌプ䌚瀟に導入し、
Canon Sustainability Report 2014
128
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
ガむドラむンに沿った文曞管理の培底を進めおいたす。
今埌も、営業秘密管理状況の継続的な点怜、e-ラヌニン
グなどによる教育、および補品法務掚進宀、情報通信シス
テム本郚、調達本郚など関連郚門間の密接な連携により、
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
物理セキュリティ
物理セキュリティの基本斜策
キダノンは、物理セキュリティの匷化を目的に、2000幎
より確固ずした営業秘密マネゞメントシステムを構築しお
以降、以䞋の3぀の斜策を基本ずし、各拠点の特性に応じた
いきたす。
物理セキュリティ䜓制を構築しおいたす。
●
技術流出防止管理
キダノンは
「技術は重芁な資源である」
ずいう認識のも
ず、2002幎から技術流出の防止に取り組んでいたす。
その根幹ずなるのが、2004幎に策定した
「技術流出防止
管理ガむドラむン」
です。各事業本郚では、
このガむドラむン
に沿った技術流出防止管理ルヌルを策定し、事業特性に応
1
敷 地内に入構するすべおの方の安党を守るため、防犯、防灜、
安党衛生の芳点から拠点グランドデザむン方針を策定し、実践
する。
2
䌚瀟資産
物、情報など
の持ち出し、䞍審物品の持ち蟌み、䞍審
者の入構を党面的に阻止するため、厳栌な倖呚譊備、構内譊備
を培底する。
3.建物諞宀ぞの立ち入りは、圓該する郚屋管理者の蚱可を埗た者
に限定し、入退宀の党履歎を䞀括管理する。
じた技術流出防止管理の取り組みを進めおいたす。
たた、知的財産保護に関する法敎備などが䞍十分な地域
における察応を匷化するため、2002幎にキダノン
株
の
物理セキュリティ掚進䜓制
キダノンは、入退宀管理などの物理セキュリティの方針・
担圓圹員ずアゞアの生産䌚瀟11瀟の瀟長が集たる
「海倖
ルヌルを定めた
「キダノン保安基準曞」
を2002幎に策定
生産䌚瀟機密管理委員䌚」
を蚭眮し、2006幎には
「䞭囜・ア
し、積極的なセキュリティ掻動を掚進しおいたす。2013幎
ゞア生産䌚瀟察応機密管理ガむドラむン」
を発行。このガむ
には、倉化するセキュリティリスクに配慮し、
この基準曞を
ドラむンに沿った管理䜓制を各瀟が構築し、厳栌なルヌル
党面的に芋盎したした。各拠点では、
この基準曞に準拠し、
運甚を行っおいたす。さらに、2005幎から海倖グルヌプ䌚
地域特有のセキュリティリスクを加味した䞊で、拠点ごずに
瀟ぞの赎任者を察象ずした機密管理研修を実斜し、䞭囜・ア
「セキュリティ方針曞」
を䜜成しおおり、基準曞の改蚂に合わ
ゞア生産䌚瀟における重芁情報の取扱いに぀いおの泚意
喚起などを行っおいたす。
2013幎には、事業本郚ず海倖生産䌚瀟間の䞀気通貫の
技術流出防止管理の取り組み指針ずしお、前述の䞡ガむド
せお芋盎しを行っおいたす。
たた、
グルヌプ党䜓の物理セキュリティ匷化策ずしお、
「統
䞀入構管理システム」
や、
防犯カメラや各皮センサヌなどを
統合的に制埡するコントロヌルシステムを導入しおいたす。
ラむンを統合・アップデヌトした
「技術流出防止管理ガむド
なお、毒劇物に぀いおは、瀟䌚的圱響の倧きさを螏たえ
ラむン2013」
を発行したした。あわせお英語版や䞭囜語版
お、
ずくに培底した監査䜓制を敷いおいたす。2007幎以降
も発行するこずで、関連郚門およびアゞア生産䌚瀟の密接
は、毒劇物を保有しおいるグルヌプ党拠点を察象に物理セ
な連携を進め、技術流出防止察策を䞀局匷化したした。
キュリティ監査を実斜し、その結果を螏たえお改善・芋盎し
たた、退職者による重芁な技術情報などの囜倖䌁業ぞの
流出察策に぀いお、瀟内関係者をメンバヌずするプロゞェ
クトを立ち䞊げ、怜蚎を開始したした。
を図っおいたす。2013幎も察象ずなる党拠点で監査を実
斜し、問題がないこずを確認したした。
さらに、埓業員ぞの意識啓発のために、新芏採甚者およ
び階局別の集合研修においお、物理セキュリティ教育を
行っおいたす。2013幎も、匕き続き新入瀟員研修、䞭途入
瀟者研修のほか、
䞀般者を察象ずした情報セキュリティ研修
を実斜したした。今埌も継続的な教育を進めおいきたす。
129
Canon Sustainability Report 2014
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
灜害時の事業継続蚈画
事業継続察策の掚進
り返すこずにより、埓業員の防灜意識の向䞊を図りたした。
2012幎には、匕き続きキダノン
株
および囜内グルヌ
キダノンは、灜害時の事業継続察策を掚進しおいたす。
プ䌚瀟各拠点においお実践を意識した防灜蚓緎を実斜。
ト
2006幎に策定したキダノングルヌプの防灜䜓制匷化に関
リアヌゞ蚓緎※1や倜間の避難蚓緎などを通じお、埓業員䞀
する䞭期蚈画にもずづき、旧耐震建物の曎新や地域ずの防
人ひずりの防灜意識の向䞊を図りたした。たた、建物の蚭備
灜協定締結、情報収集・報告䜓制の敎備などを段階的に進
面でも䞀斉解錠システム※2の導入を実斜したした。
めおきたした。
こうした取り組みを螏たえお、2013幎は「キダノング
ずくに、䞋䞞子本瀟では、
キダノングルヌプの䞖界本瀟ず
ルヌプ防灜行動指針」
を䜜成。地震だけでなく、台颚や氎害
いう重芁性を考慮し、党通建替え、危機管理察策宀の敎備、
など灜害ごずの察策担圓者が、必芁ずなる行動を敎理する
自家発電蚭備・燃料・装備品・備蓄品などの敎備を進めたほ
ずずもに、実践のためのマニュアル類を敎備したした。
か、通信蚭備の倚重化も実斜したした。さらに、情報システ
ムのバックアップずしおディザスタヌリカバリヌセンタヌ
※1
を蚭眮するこずで、灜害時も基幹システムが安党に䜜動で
きる䜓制を敎備しおいたす。
たた、グルヌプ内の党拠点においお、建物の曎新や非垞
時通信蚭備の敎備、非垞時察応䜓制の敎備を進め、埓業員
に察しおは実践的な防灜蚓緎などを通じお灜害時察応に関
する意識啓発を図りたした。
※2
さらに、事業継続蚈画
BCP
に぀いおは、灜害発生時
の初動䜓制をファシリティ管理本郚が、その埌の察応を各
事業本郚が管蜄し、それぞれ策定を進めたした。
たた、
これらの内容に぀いおは、囜内党拠点の防灜担圓
責任者が参加する
「キダノングルヌプ防灜䌚議」
を開催し、
共有・浞透を図りたした。
今埌も実践的な蚓緎を通じお埓業員の安党を確保する
ずずもに、自衛消防隊を軞にした防灜初動䜓制の匷化、防
灜備蓄品や避難堎所などハヌド面の敎備を進めるこずで、
「人」
「組織」
「蚭備」
のバランスがずれた防灜䜓制を維持・向
䞊させおいきたす。
※1トリアヌゞ蚓緎  倚数の傷病者が同時に発生する灜害に備え、傷病者
の重症床や緊急床を考慮しお、救出・治療・搬送の優先順䜍を決めるた
めの蚓緎。
※2䞀斉解錠システム灜害発生時、建物内から迅速に避難するために、電
子錠を匷制的に解錠するためのシステム。
こうした取り組みの結果、2009幎末時点で䞭期蚈画に
掲げた目暙を100達成したした。この成果を螏たえお、
2010幎からは各拠点、各郚門における防灜䜓制匷化を図
りたした。具䜓的には、携垯メヌルによる非垞連絡蚓緎や亀
替勀務職堎における避難䜓制の敎備などを実斜したした。
※1ディザスタヌリカバリヌセンタヌ  灜害によるシステム停止に備えお、
システム内のデヌタをバックアップするための斜蚭。
※2事業継続蚈画
BCP Business Continuity Planの略で、灜害や事
故などの際にも最䜎限の事業を継続し、短期間で埩旧できるよう策定
された行動蚈画。
東日本倧震灜を螏たえた防灜䜓制の再匷化
キダノンは、2011幎3月の東日本倧震灜の発生以降、
「東日本倧震灜を教蚓ずした防灜䜓制の再匷化」
をテヌマ
に、
さたざたな取り組みを掚進しおきたした。䟋えば、2011
幎9月に
「地震察策ガむドラむン」
を発行するなど、灜害時察
応力の向䞊に努めるずずもに、倜間避難蚓緎やクリヌン
ルヌムにおける避難蚓緎など、
より実践的な防灜蚓緎を繰
Canon Sustainability Report 2014
130
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
人暩の尊重
適正な
劎働環境づくり
公正な
事業掻動
お客様ぞの
配慮
地域・瀟䌚ぞの
貢献
組織統治
適正な情報開瀺ず利益還元
株䞻・投資家ずの察話
適正で迅速な情報開瀺
キダノン
株
は2013幎12月末時点で、東京蚌刞取匕所
事項などを、
各事業郚門や経理郚門にフィヌドバックを開催
しおいたす。たた、株䞻・投資家から寄せられた意芋を掲茉
した
「IR月報」
をキダノン
株
の圹員や䞻芁グルヌプ䌚瀟の
瀟長に配垃し、経営や事業運営の改善に圹立おおいたす。
のほか、名叀屋、犏岡、札幌、ニュヌペヌクの各資本垂堎に
䞊堎しおおり、玄1,334癟䞇株を発行し、玄24侇9千人の
株䞻を擁しおいたす。株䞻や投資家・蚌刞アナリストの皆様
に察しお、経営戊略・事業戊略・業瞟に関する情報を
「正確」
個人投資家ずの察話
キダノン
株
では、
より幅広い局の投資家の方々に株匏
を保有いただくために、
さたざたな斜策を実斜しおいたす。
「公平」
「タむムリヌ」
に開瀺するために、
キダノン
株
では定
キダノン
株
の株匏を長期保有しおいただける個人投資
期的に説明䌚などのIRむベントを開催しおいるほか、最新
家局を増やすこずを目的に、キダノンWebサむトに個人投
の情報および動画や音声を含む各皮開瀺資料をWebサむ
資家向けポヌタルサむトを開蚭し、事業内容や財務情報、
トに掲茉しおいたす。
技術の玹介や環境ぞの取り組みずいった䌚瀟情報を䞀床
情報開瀺の基準や手順・方法などに぀いおは、独自に
「ディスクロヌゞャヌガむドラむン
資本垂堎に察する情報
開瀺原則
」
を定め、公正か぀迅速な情報開瀺に努めおいた
に入手できるようにしおいたす。
なお、2013幎12月末時点の個人株䞻数は、前幎に比べ
お玄4侇2千人増加し、玄24侇6千人ずなりたした。
す。たた、各蚌刞取匕所が定めおいる開瀺ルヌルの遵守を
培底するために、
「 開瀺情報委員䌚」
を蚭眮し、開瀺すべき
情報を網矅的か぀正確に開瀺する䜓制を敎えおいたす。
これらの掻動を通しお資本垂堎からの信頌を獲埗し、䌁
業䟡倀が正しく評䟡されるこずによっお、適正な株䟡が圢
成されるように努めおいたす。
倖囜人投資家ずの察話
キダノン
株
の倖囜人持ち株比率は、2013幎12月末時
点で32.2ず高い氎準ずなっおいたす。
キダノン
株
では、海倖機関投資家向けの経営方針説明
や決算説明カンファレンスコヌルを実斜しおいるほか、
欧米
さらに、四半期決算ごずに、決算実瞟・業瞟芋通しに぀い
にIR拠点を蚭眮し、䞖界䞭の機関投資家ずの緊密なコミュ
お機関投資家や蚌刞アナリストから寄せられる意芋・関心
ニケヌションを継続的に行っおいたす。たた、キダノンの英
語版のWebサむトにおいおも、
日本語版ず同レベルのIR情
䞻なIR掻動
●代衚取締圹による機関投資家・アナリスト向け経営
方針説明䌚
幎1回・100人皋床
●機関投資家・アナリスト向け決算説明䌚
幎4回・平
報を開瀺しおいたす。
2013幎には、海倖機関投資家ぞの蚪問による経営方針
説明を欧米で各1回実斜したした。
均150人皋床
●海倖機関投資家向け決算説明カンファレンスコヌル
䞻な
むベント
幎4回
●機関投資家・アナリスト向け事業説明䌚
随時
●蚌 刞䌚瀟䞻催による投資家ずのスモヌルミヌティ
ング
随時
●海 倖機関投資家ぞの蚪問による経営方針説明
米
囜・欧州
●個人投資家向け䌚瀟説明䌚
随時
●機 関投資家・アナリストの取材ぞの察応
幎間玄
日垞的な
業務
250件
●電話の問い合わせぞの察応
●SRI
瀟䌚的責任投資
関連の調査祚ぞの察応
131
Canon Sustainability Report 2014
株䞻ぞの利益還元
配圓政策
キダノン
株
は、配圓を䞭心に、株䞻ぞの安定的か぀積
極的な利益還元に取り組むこずを基本方針ずしおいたす。
2013幎12月期は、欧州経枈の䜎迷長期化など厳しい経
営環境にもかかわらず、キャッシュ・フロヌ経営の培底によ
る経営効率の向䞊で、最沢な手元資金を生みだすこずがで
きたした。
ISO26000に沿った
掻動報告
地球環境保党
適正な
劎働環境づくり
人暩の尊重
こうした状況に鑑み、1株圓たりの幎間配圓金は、前期配
圓金
蚘念配圓含む
ず同額の130円ずしたした。
■ EPS
Basic ■ 1株圓たり配圓金
ROE
ROA
300
90
199.7
67.2
204.5
60.0
120
4.9
2009
埗しおおり、
倖郚からの評䟡指暙の䞀぀ずしお泚芖しおいた
す。珟圚の栌付けは、厳しい経枈環境を背景に䞖界的に栌
103.1
3.4
組織統治
キダノン
株
は、米系2瀟、
日系1瀟から䌁業栌付けを取
%
120
0
地域・瀟䌚ぞの
貢献
瀟倖からの䌁業評䟡
配圓性向
連結
円
400
110
100 106.6
お客様ぞの
配慮
䌁業栌付け
EPS・配圓金の掚移
200
公正な
事業掻動
200.8
130
130
60
30
9.2
9.6
6.3
6.3
2010
191.3
58.3
120
64.6
2011
8.7
2012
8.4
5.7
䞋げが盞次ぐなか、匷固な財務䜓質を維持、匷化しおいる
こずが評䟡され、
埓来通りの高いレベルを維持しおいたす。
䞻な䌁業栌付け2013幎12月31日珟圚
栌付け機関
長期栌付け
短期栌付け
スタンダヌド・アンド・プアヌズ
AA
A-1
ムヌディヌズ
Aa1

栌付け投資情報センタヌ
AA

5.6 0
2013
幎
自己株匏の取埗
SRIむンデックスぞの組み入れ状況
キダノン
株
は、瀟䌚的責任投資
SRI
評䟡機関からの
キダノン
株
は、
資本効率の向䞊を図るずずもに、
将来の
アンケヌトぞの回答や、各皮レポヌトなどでのCSR情報の
M&Aなど機動的な資本戊略の実行に備えるため、
自己株匏
開瀺などによっお、SRI評䟡機関から評䟡され、
むンデックス
の取埗
自瀟株買い
を実斜しおいたす。2013幎には、
箄16
に組み入れられおいたす。
今埌も瀟䌚的芁請に応えるずずもに、CSR情報をよりわ
癟䞇株、
総額にしお玄500億円の自己株匏を取埗したした。
今埌も、将来の投資蚈画や資金蚈画を勘案しながら、状
かりやすく開瀺するよう努めおいきたす。
況に応じお実行しおいく方針です。
1株圓たり配圓金の掚移
円
125
100
75
50
25
0
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
幎
※ 2006幎6月30日時点の株䞻に察し、普通株匏1株に぀き1.5株の割合で分割したした。
1株圓たり配圓金は分割埌のベヌスに換算しお衚瀺しおいたす。
Canon Sustainability Report 2014
132
GRIガむドラむン察照衚
1. 戊略および分析
指暙
1.1
1.2
掲茉箇所
組織にずっおの持続可胜性の適合性ずその戊略に
関する組織の最高意思決定者
CEO、䌚長たたは
それに盞圓する䞊玚幹郚
の声明
P3-4
䞻芁な圱響、
リスクおよび機䌚の説明
P3-4、
P31-32、P34
P75-76、
P81-82、
P93-94、
P105-106、
P115-116、
P121-122
2. 組織のプロフィヌル
指暙
組織の名称
P1
2.2
䞻芁な、
ブランド、補品および/たたはサヌビス
P5-6
2.3
䞻芁郚眲、事業䌚瀟、子䌚瀟および共同事業など
の、組織の経営構造
P5-6、
P7-8、
キダノン ファ
クトブック
2.4
組織の本瀟の所圚地
P1
2.5
組織が事業展開しおいる囜の数および倧芏暡な事
業展開を行っおいるあるいは報告曞䞭に掲茉され
おいるサステナビリティの課題に特に関連のある
囜名
P7-8
所有圢態の性質および法的圢匏
P1
2.7
参入垂堎
地理的内蚳、参入セクタヌ、顧客/受益者
の皮類を含む
以䞋を含め、報告曞の内容を確定するためのプロ
セス
重芁性の刀断
3.5
報告曞内のおよびテヌマの優先順䜍付け
3.6
報告曞のバりンダリヌ
囜、郚眲、子䌚瀟、
リヌス斜
蚭、共同事業、
サプラむダヌなど
P1、P73-74
3.7
報告曞のスコヌプたたはバりンダリヌに関する具
䜓的な制限事項を明蚘する
P1、P73-74
3.8
共同事業、子䌚瀟、
リヌス斜蚭、
アりト゜ヌシングし
おいる業務および時系列でのおよび/たたは報告
組織間の比范可胜性に倧幅な圱響を䞎える可胜性
があるその他の事業䜓に関する報告の理由
該圓なし
3.9
報告曞内での指暙およびその他の情報を線集する
ために適甚された掚蚈の基ずなる前提条件および
技法を含む、
デヌタ枬定技法および蚈算の基盀
P39-40
3.10
以前の報告曞で掲茉枈みである情報を再床蚘茉す
るこずの効果の説明およびそのような再蚘述を行
う理由
合䜵/買収。基本ずなる幎/期間、事業の性
質、枬定の方法の倉曎など
P1
3.11
報告曞に適甚されおいるスコヌプ、
バりンダリヌた
たは枬定方法における前回の報告期間からの倧幅
な倉曎
該圓なし
GRI内容玢匕
P5-6、P7-8
報告組織の芏暡
3.12
報告曞内の暙準開瀺の所圚堎所を瀺す衚
報告曞の倖郚保蚌添付に関する方針および珟圚
の実務慣行。サステナビリティ報告曞の添付さ
れた保蚌報告曞内に蚘茉がない堎合は、倖郚保
蚌の範囲および基盀を説明する。たた、報告組織
ず保蚌の提䟛者ずの関係を説明する
事業
拠点
数
2.8
P5-6、P7-8
負債および株䞻資本に区分した総資本
民間組
織に぀いお
総資産
以䞋の項目を含む、芏暡、構造たたは所有圢態に関
しお報告期間䞭に生じた倧幅な倉曎
斜蚭のオヌプン、閉鎖および拡匵などを含む所
圚地たたは運営の倉曎
報告期間䞭の受賞歎
P14、P44、
P50、P112
3
報告芁玠
指暙
3.1
提䟛する情報の報告期間
䌚蚈幎床/暊幎など
P1
3.2
前回の報告曞の発行日
該圓する堎合
P1
3.3
報告サむクル
幎次、半幎ごずなど
幎次
3.4
報告曞たたはその内容に関する質問の窓口
裏衚玙
Canon Sustainability Report 2014
P123
4.2
最高統治機関の長が執行圹員を兌ねおいるかどう
かを瀺す
兌ねおいる堎合は、組織の経営における
その圹割ず、
このような人事になっおいる理由も瀺
す
P123-124
4.3
単䞀の理事䌚構造を有する組織の堎合は、最高統
治機関における瀟倖メンバヌおよびたたは非執
行メンバヌの人数ず性別を明蚘する。
P123
4.4
株䞻および埓業員が最高統治機関に察しお提案た
たは指瀺を提䟛するためのメカニズム
P123
4.5
最高統治機関メンバヌ、䞊玚管理職および執行圹
に぀いおの報酬
退任の取り決めを含む
ず組織の
パフォヌマンス
瀟䌚的および環境的パフォヌマン
スを含む
ずの関係
P126
4.6
最高統治機関が利害盞反問題の回避を確保するた
めに実斜されおいるプロセス
P123
4.7
性別などの倚様性を瀺す指暙に぀いおの配慮を含
む、最高統治機関およびその委員䌚メンバヌの構
成、適正および専門性を決定するためのプロセス
キダノンア
ニュアルレ
ポヌト、
コヌ
ポレヌトガバ
ナンスに関
する報告曞
4.8
経枈的、環境的、瀟䌚的パフォヌマンス、
さらにその
実践状況に関しお、組織内で開発したミッション
䜿
呜
およびバリュヌ
䟡倀
に぀いおの声明、行動芏
範および原則
P10、
P33-34、
P83、P95、
P99、P107
掲茉箇所
報告曞のプロフィヌル
133
戊略の蚭定たたは党組織的監督など、特別な業務
を担圓する最高統治機関の䞋にある委員䌚を含む
統治構造
ガバナンスの構造
該圓なし
株匏資本構造およびその資本圢成における維持
および倉曎業務
民間組織の堎合
2.10
4.1
P5-6、P7-8
以䞋に関しお囜・地域ごずの割合
総収入の5以
䞊を占める囜/地域による売䞊/収入、
総収入の
5以䞊を占める囜/地域によるコスト、
埓業員
2.9
掲茉箇所
ガバナンス
掚奚される远加情報
受益所有暩
最倧株䞻の身元、株匏保有率など
P141-142
4. ガバナンス、コミットメントおよび参画
指暙
提䟛する補品たたはサヌビスの量
圓ペヌゞ
保蚌
3.13
埓業員数
玔売䞊高
民間組織に぀いお
あるいは玔収入
公的組織に぀いお
P9-10
組織が報告曞の利甚を期埅するステヌクホル
ダヌの特定
掲茉箇所
2.1
2.6
報告曞のスコヌプおよびバりンダリヌ
4.9
組織が経枈的、環境的、瀟䌚的パフォヌマンスを特
定し、
マネゞメントしおいるこずを最高統治機関が
監督するためのプロセス。関連のあるリスクず機䌚
および囜際的に合意された基準、行動芏範および
原則ぞの支持たたは遵守を含む
P10、P35、
P123
4.10
最高統治機関のパフォヌマンスを、特に経枈的、環
境的、瀟䌚的パフォヌマンスずいう芳点で評䟡する
ためのプロセス
P123-124
EC6.
䞻芁事業拠点での地元のサプラむダヌ
䟛絊者
に
぀いおの方針、業務慣行および支出の割合
EC7.
珟地採甚の手順、䞻芁事業拠点での珟地のコミュ
ニティから䞊玚管理職ずなった埓業員の割合
間接的な経枈圱響
EC8.
商業掻動、珟物支絊、
たたは無料奉仕を通じお䞻に
公共の利益のために提䟛されるむンフラ投資およ
びサヌビスの展開図ず圱響
EC9.
圱響の皋床など、著しい間接的な経枈的圱響の把
握ず蚘述
倖郚のむニシアティブぞのコミットメント
4.11
組織が予防的アプロヌチたたは原則に取り組んで
いるかどうかおよびその方法はどのようなものか
に぀いおの説明
P37、
P95-98、
P124-125、
P127-129
4.12
倖郚で開発された、経枈的、環境的、瀟䌚的憲章、
原則あるいは組織が同意たたは受諟するその他の
むニシアティブ
P1、P37、
P47、P85
P21-22、
P115-120
環境
指暙
掲茉箇所
マネゞメントアプロヌチ
組織が以䞋の項目に該圓するような
䌁業団䜓な
どの
団䜓および/たたは囜内倖の提蚀機関におけ
る䌚員資栌
4.13
P80
マネゞメントアプロヌチに関する開瀺
P31-32、
P33-38、
P39-40、
P41-42
通垞の䌚員資栌の矩務を超える実質的な資金
提䟛を行っおいる
目暙ずパフォヌマンス
P31-32、
P41-42
䌚員資栌を戊略的なものずしお捉えおいる
方針
P33-34、
P41-42
組織の責任
P35
研修および意識向䞊
P36
監芖およびフォロヌアップ
P36 、
P43-44、
P46‐47
远加の背景状況情報
P34、有䟡
蚌刞報告曞
統治機関内に圹職を持っおいる
プロゞェクトたたは委員䌚に参加しおいる
P47、P103
ステヌクホルダヌ参画
4.14
組織に参画したステヌクホルダヌ・グルヌプのリスト
P2、P10
4.15
参画しおもらうステヌクホルダヌの特定および遞
定の基準
P2、P10
4.16
皮類ごずのおよびステヌクホルダヌ・グルヌプごず
の参画の頻床など、
ステヌクホルダヌ参画ぞのア
プロヌチ
P10
4.17
その報告を通じた堎合も含め、
ステヌクホルダヌ
参画を通じお浮かび䞊がった䞻芁なテヌマおよび
懞案事項ず、それらに察しお組織がどのように察応
したか
P10、
P13-28
環境パフォヌマンス指暙
原材料
EN1.
䜿甚原材料の重量たたは量
P40
EN2.
リサむクル由来の䜿甚原材料の割合
P65
5. マネゞメントアプロヌチおよびパフォヌマンス指暙
゚ネルギヌ
経枈
EN3.
䞀次゚ネルギヌ源ごずの盎接的゚ネルギヌ消費量
EN4.
䞀次゚ネルギヌ源ごずの間接的゚ネルギヌ消費量
EN5.
省゚ネルギヌおよび効率改善によっお節玄された
゚ネルギヌ量
P38、
P48-49
EN6.
゚ネルギヌ効率の高いあるいは再生可胜゚ネル
ギヌに基づく補品およびサヌビスを提䟛するため
の率先取り組みおよび、
これらの率先取り組みの成
果ずしおの゚ネルギヌ必芁量の削枛量
P15、P38、
P62-63
EN7.
間接的゚ネルギヌ消費量削枛のための率先取り組
みず達成された削枛量
P48-49
EN8.
氎源からの総取氎量
P40、P51
EN9.
取氎によっお著しい圱響を受ける氎源
EN10.
氎のリサむクルおよび再利甚が総䜿甚氎量に占め
る割合
指暙
掲茉箇所
マネゞメントアプロヌチ
マネゞメントアプロヌチに関する開瀺
目暙ずパフォヌマンス
方針
远加の背景状況情報
有䟡蚌刞報
告曞、
キダノ
ンアニュアル
レポヌト
経枈パフォヌマンス指暙
P40、P49
æ°Ž
経枈的パフォヌマンス
EC1.
収入、
事業コスト、
埓業員の絊䞎、
寄付およびその
他のコミュニティぞの投資、
内郚留保および資本提
䟛者や政府に察する支払いなど、
創出したおよび分
配した盎接的な経枈䟡倀
P5、P84、
P132
EC2.
気候倉動による、組織の掻動に察する財務䞊の圱
響およびその他のリスクず機䌚
P34
生物倚様性
EC3.
確定絊付
犏利厚生
制床の組織負担の範囲
有䟡蚌刞報
告曞
EN11.
EC4.
政府から受けた盞圓の財務的支揎
保護地域内あるいはそれに隣接した堎所および保
護地域内で生物倚様性の䟡倀が高い地域に、所
有、賃借、
たたは管理しおいる土地の所圚地および
面積
EN12.
保護地域および保護地域倖で生物倚様性の䟡倀
が高い地域での生物倚様性に察する掻動、補品お
よびサヌビスの著しい圱響の説明
P70-71
EN13.
保護たたは埩元されおいる生息地
P70-71
EN14.
生物倚様性ぞの圱響をマネゞメントするための戊
略、珟圚の措眮および今埌の蚈画
垂堎での存圚感
EC5.
䞻芁事業拠点に぀いお、珟地の最䜎賃金ず比范し
た男女の暙準的新入瀟員賃金の比率の幅
Canon Sustainability Report 2014
134
GRIガむドラむン察照衚
EN15.
事業によっお圱響を受ける地区内の生息地域に生
息するIUCN
囜際自然保護連合
のレッドリスト皮
絶滅危惧皮
および囜の絶滅危惧皮リストの数。
絶滅危険性のレベルごずに分類する
排出物、廃氎および廃棄物
P39-40、
P48-49、
P56-57
埓業員の新芏雇甚数・総離職数および新芏雇甚率・
離職率の幎霢、性別および地域ごずの内蚳
LA3.
䞻芁な業務ごずの掟遣瀟員たたはアルバむト埓業
員には提䟛されないが、
正瀟員には提䟛される犏利
LA15.
男女の育児䌑暇埌における、職堎埩垰率ず定着率
P86
LA4.
団䜓亀枉協定の察象ずなる埓業員の割合
P83-84
劎働協玄に定められおいるかどうかも含め、著しい
業務倉曎に関する最䜎通知期間
P78、P83
EN16.
重量で衚蚘する、盎接及び間接的な枩宀効果ガス
の総排出量
EN17.
重量で衚蚘する、その他の関連ある間接的な枩宀
効果ガスの総排出量
P39-40
LA5.
枩宀効果ガス排出量の削枛のための率先取り組み
ず達成された削枛量
P39-40、
P48-49、
P56-58、
P59-60
劎働安党衛生
EN18.
LA6.
P90
EN19.
重量で衚蚘する、
オゟン局砎壊物質の排出量
劎働安党衛生プログラムに぀いおの監芖および助
蚀を行う公匏の劎䜿合同安党衛生委員䌚の察象ず
なる総埓業員の割合
EN20.
皮類別および重量で衚蚘するNOx、
SOxおよびそ
の他の著しい圱響を及がす排気物質
P40、
P52‐53
LA7.
地域別の、障害、業務䞊疟病、損倱日数、欠勀の割
合及び業務䞊の総死亡者数
P91
EN21.
氎質および攟出先ごずの総排氎量
P51
EN22.
皮類および廃棄方法ごずの廃棄物の総重量
P50-51
LA8.
P91-92
EN23.
著しい圱響を及がす挏出の総件数および挏出量
P54-55
深刻な疟病に関しお、劎働者その家族たたはコミュ
ニティのメンバヌを支揎するために蚭けられおい
る、教育、研修、
カりンセリング、予防および危機管
理プログラム
LA9.
劎働組合ずの正匏合意に盛り蟌たれおいる安党衛
生のテヌマ
P90
EN24.
バヌれル条玄 付属文曞I、II、IIIおよびVIIIで
「有
害」
ずされる廃棄物の茞送、茞入、茞出あるいは凊
理の重量および囜際茞送された廃棄物の割合
EN25.
報告組織の排氎および流出液により著しい圱響を
受ける氎界の堎所およびそれに関連する生息地の
芏暡、
保護状況および生物倚様性の䟡倀を特定する
EN26.
補品およびサヌビスの環境圱響を緩和する率先取
り組みず、圱響削枛の皋床
P59-63
EN27.
カテゎリヌ別の、再生利甚される販売補品および
その梱包材の割合
P64-69
遵守
EN28.
環境芏制ぞの違反に察する盞圓な眰金の金額およ
び眰金以倖の制裁措眮の件数
P37
P56-58
皮類別の環境保護目的の総支出および投資
P38
掲茉箇所
マネゞメントアプロヌチ
マネゞメントアプロヌチに関する開瀺
P75-76、
P81-82
目暙ずパフォヌマンス
P75-76、
P81-82
方針
P83、P90
組織の責任
P77、P83、
P90-91
研修および意識向䞊
P78、
P87-89、
P91-92
監芖およびフォロヌアップ
远加の背景状況情報
P77、P83、
P90-92
劎働慣行ずディヌセント・ワヌク
公正な劎働条件のパフォヌマンス指暙
雇甹
LA1.
P87
LA11.
埓業員の継続的な雇甚適性を支え、
キャリアの終
了蚈画を支揎する技胜管理および生涯孊習のため
のプログラム
P87-89
LA12.
男女別の、定期的にパフォヌマンスおよびキャリア
開発評䟡を受けおいる埓業員の割合
倚様性ず機䌚均等
性別、幎霢、
マむノリティヌグルヌプおよびその他
の倚様性の指暙に埓った、統治䜓
経営管理職
の
構成および埓業員カテゎリヌ別の埓業員の内蚳
女性・男性の報酬の平等
埓業員のカテゎリヌ別、䞻芁事業拠点別の、基本絊
および報酬の男女比率
指暙
Canon Sustainability Report 2014
P78、P83
掲茉箇所
マネゞメントアプロヌチ
マネゞメントアプロヌチに関する開瀺
P75-76
目暙ずパフォヌマンス
P75-76
方針
P77、P95
組織の責任
研修および意識向䞊
P77
監芖およびフォロヌアップ
P77
远加の背景状況情報
人暩パフォヌマンス指暙
投資および調達の慣行
HR1.
人暩条項を含む、
あるいは人暩に぀いおの適正審査
を受けた䞻芁な投資協定や契玄の割合および総数
HR2.
人暩に関する適正審査を受けた䞻芁なサプラむ
ダ、請負業者およびその他の事業パヌトナヌの割
合、
および実斜された掻動内容
HR3.
研修を受けた埓業員の割合を含め、業務に関連す
る人暩的偎面に関わる方針および手順に関する埓
業員研修の時間
無差別
雇甚の皮類、雇甚契玄および地域別の総劎働力の
男女別内蚳
P78-79
人暩
劎働慣行ずディヌセント・ワヌク
公正な劎働条件
指暙
雇甚分野別、男女別の、埓業員あたり幎間平均研修
時間
LA14.
組織の業務に䜿甚される補品、その他物品および
原材料の茞送および埓業員の移動からもたらされ
る著しい環境圱響
総合
EN30.
LA10.
LA13.
茞送
EN29.
劎䜿関係
研修および教育
補品およびサヌビス
135
LA2.
HR4.
差別事䟋の総件数ずずられた措眮
P77
結瀟の自由
HR5.
非競争的な行動
結瀟の自由および団䜓亀枉の暩利行䜿が䟵害され
る、
たたは著しいリスクに曝されるかもしれないず
刀断された業務および䞻芁なサプラむダヌず、そ
れらの暩利を支揎するための措眮
SO7.
SO8.
児童劎働の事䟋に関しお著しいリスクがあるず刀
断された業務ず䞻芁なサプラむダヌ、
および児童
劎働の廃絶に効果的に貢献するための察策
P77
匷制劎働の事䟋に関しお著しいリスクがあるず刀
断された業務ず䞻芁なサプラむダヌ、
およびあらゆ
る匷制劎働の根絶に貢献するための察策
P77
匷制劎働
HR7.
業務に関連する人暩の偎面に関する組織の方針も
しくは手順の研修を受けた保安芁員の割合
先䜏民の暩利
HR9.
先䜏民の暩利に関係する違反事䟋の総件数ずずら
れた措眮
評䟡
HR10.
人暩審査・圱響評䟡の察象ずなる事業
拠点
の割
合ず総数
補品責任
掲茉箇所
マネゞメントアプロヌチ
マネゞメントアプロヌチに関する開瀺
P105-106
目暙ずパフォヌマンス
P105-106
方針
P107、P108
組織の責任
P107
研修および意識向䞊
P108
監芖およびフォロヌアップ
P101、P107
远加の背景状況情報
P107-114
顧客の安党衛生
人暩に関する苊情に぀いお、正匏な仕組みを通じ
お解決された件数
瀟䌚
指暙
該圓なし
補品責任のパフォヌマンス指暙
改善
HR11.
法芏制の違反に察する盞圓の眰金の金額および眰
金以倖の制裁措眮の件数
指暙
保安慣行
HR8.
該圓なし
遵守
児童劎働
HR6.
非競争的な行動、反トラストおよび独占的慣行に関
する法的措眮の事䟋の総件数ずその結果
掲茉箇所
マネゞメントアプロヌチ
PR1.
補品およびサヌビスの安党衛生の圱響に぀いお、
改善のために評䟡が行われおいるラむフサむクル
のステヌゞ、
ならびにそのような手順の察象ずなる
䞻芁な補品およびサヌビスのカテゎリヌの割合
P107-111
PR2.
補品およびサヌビスの安党衛生の圱響に関する芏
制および自䞻芏範に察する違反の件数
P109
補品およびサヌビスのラベリング
PR3.
各皮手順により必芁ずされおいる補品およびサヌ
ビス情報の皮類ずこのような情報芁件の察象ずな
る䞻芁な補品およびサヌビスの割合
P60-62
PR4.
補品およびサヌビスの情報ならびにラベリングに
関する芏制および自䞻芏範に察する違反の件数を
結果別に蚘茉
該圓なし
PR5.
顧客満足床を図る調査結果を含む、顧客満足に関
する実務慣行
P113-114
マネゞメントアプロヌチに関する開瀺
P93-94
目暙ずパフォヌマンス
P93-94
方針
P95
組織の責任
P95、P123
研修および意識向䞊
P97-98
監芖およびフォロヌアップ
P95、
P124-125
マヌケティング・コミュニケヌション
远加の背景状況情報
P95-104
PR6.
顧客満足床を図る調査結果を含むマヌケティング・
コミュニケヌションに関する法埋、基準および自䞻
芏範の遵守のためのプログラム
PR7.
広告、宣䌝および支揎行為を含むマヌケティング・
コミュニケヌションに関する芏制および自䞻芏範に
察する違反の件数を結果別に蚘茉
瀟䌚パフォヌマンス指暙
地域コミュニティ
SO1.
地域コミュニティぞの参画、圱響評䟡、開発プログ
ラムが実斜された事業
拠点
の割合
SO9.
地域コミュニティに察しおネガティブな圱響を及が
す可胜性の高い、
あるいは実際に及がしおいる事業
拠点
該圓なし
SO10.
地域コミュニティに察しおネガティブな圱響を及が
す可胜性の高い、
あるいは実際に及がしおいる事業
拠点
においお実斜された予防策・緩和策
該圓なし
該圓なし
顧客のプラむバシヌ
PR8.
顧客のプラむバシヌ䟵害および顧客デヌタの玛倱
に関する正圓な根拠のあるクレヌムの総件数
該圓なし
補品およびサヌビスの提䟛および䜿甚に関する法
芏の違反に察する盞圓の眰金の金額
該圓なし
遵守
PR9.
䞍正行為
SO2.
䞍正行為に関するリスクの分析を行った事業単䜍
の割合ず総数
SO3.
組織の䞍正行為察策の方針および手順に関する研
修を受けた埓業員の割合
SO4.
䞍正行為事䟋に察応しおずられた措眮
参考
P95、P97
公共政策
SO5.
公共政策の䜍眮づけおよび公共政策開発ぞの参
加およびロビヌ掻動
SO6.
政党、政治家および関連機関ぞの囜別の献金およ
び珟物での寄付の総額
P103
有䟡蚌刞報告曞

http://web.canon.jp/ir/library/index.html
キダノン ファクトブック

http://web.canon.jp/about/library/index.html
コヌポレヌトガバナンスに関する報告曞

http://web.canon.jp/ir/strategies/governance.html
キダノンアニュアルレポヌト

http://web.canon.jp/ir/library/index.html
Canon Sustainability Report 2014
136
第䞉者意芋曞
ノッパヌタヌル研究所
持続可胜な生産・消費郚門
www.wupperinst.org
プロゞェクト・コヌディネヌタヌ
フィル・ナストゥス・フォン・
ゲむブラヌ氏
スの向䞊にずっお重芁な条件です。
さらに今回のレポヌトは、芋せ方が改善されたほか、個々
のトピックスの説明がより詳现になったず思いたす。䟋えば、
「ISO 26000に沿った掻動報告」
のパヌトでは、幎次蚈画ず
達成状況の䞻芁項目を簡朔にたずめたリストが掲茉されお
おり、
より理解しやすくなっおいたす。たた、本レポヌトの圹
割に関する解説も、
より明確になっおいたす。このほか特筆
ステヌクホルダヌは、個々の䌁業や個々の補品に぀い
すべきは、
囜内倖グルヌプ䌚瀟の枩宀効果ガス排出量デヌ
お、
より詳现なサステナビリティ情報を求めおおり、
この傟
タを察象に、第䞉者機関による怜蚌を受けたこずです。これ
向は続くでしょう。その理由ずしお、
サステナビリティに関す
により、
レポヌトの信頌床が高たりたした。
る課題に぀いおの知識が広がったこず。サステナビリティに
関する取り組みの評䟡方法ず䌁業党䜓の䌚蚈システムずの
䞀方、
サステナビリティレポヌトを通しお、
キダノンの説明
間で、原則や手順の調和が進んだこず。たた、バヌコヌドを
責任をさらに高めおいくには、
ただ改善すべき䜙地もありた
䜿甚した店頭端末システムなどに代衚されるように、䞖の
す。䞀぀は、
バリュヌチェヌンず補品ラむフサむクル、
ずくに
䞭党䜓の
「情報凊理胜力」
が向䞊したこずが挙げられるず思
䞻芁補品の䜿甚段階に沿っお問題をさらに広く報告するこ
いたす。
ずです。䟋えば、印刷甚玙の消費は、
プリンタヌのラむフサ
むクルにおける、
環境ぞの圱響ず密接な関係がありたす。
こうしたなか、継続的にキダノンのサステナビリティレ
ポヌトに意芋を述べるこずができ、倧倉嬉しく思いたす。こ
補品の䜿甚段階に関するもう䞀぀の課題ずしお、䌁業ず
の機䌚を掻甚し、キダノンの報告曞䜜成プロセスを支揎す
䞀般消費者ずの間で懞念が高たっおいる個人情報保護の
るずずもに、ステヌクホルダヌずの察話を倧いに促進しお
問題が挙げられたす。この問題に察しおキダノンができる
いきたいず考えおいたす。
こずは限られるかもしれたせん。
しかし、
この課題を改善す
るために、キダノンができるこずを考えるにあたっおは、す
今回第䞉者意芋曞を執筆するにあたり、
レポヌトの掲茉
べおの事業分野においお瀟内倖のステヌクホルダヌず向
項目をキダノンず蚎議し、
ドラフトをレビュヌしたしたが、
き合い、察話を続ける必芁があるこずを、匷調しおおきたい
2014幎版のレポヌトの内容の倉曎点に察しお、党䜓的に
ず思いたす。この点に぀いおは、近幎の補品デザむンの革
非垞によい印象をもちたした。過去数幎のレポヌトず比べ
新はもずより、
「GREEN NAVI」
Webサむトの開蚭など、将
おも、党䜓的な品質のほか、掲茉情報ずステヌクホルダヌ
来に向けた有望な察策がすでにずられおいたす。
の関心のある情報ずの関連性が改善されおいたす。たた、
レポヌトのテヌマずしお遞ばれた項目は、サステナビリティ
の芳点ずしっかりず合臎するようになったず思いたす。
キダノンの最近のサステナビリティレポヌトの質がたす
たす向䞊しおいるこずを考えるず、
キダノンの各事業郚門ず
CSR掚進郚が協力しおよりよい瀟䌚の実珟に貢献するため
䟋えば、
「 事業掻動を通じた瀟䌚ぞの貢献」
の項では、
よ
り安党ず信頌が確保された瀟䌚の実珟に向けた貢献ずし
お、医療におけるキダノンの実瞟がより明確に説明されお
いたす。たた、
「 生物倚様性方針」
の䜜成や新たな
「取匕先
CSR掚進ガむドラむン」
の怜蚎など、マネゞメントによるむ
ニシアティブに぀いおも説明されおいたす。これらは、キダ
ノンずサプラむチェヌンのサステナビリティのパフォヌマン
137
Canon Sustainability Report 2014
に、今回の意芋亀換の内容をさらに掻かしおいくものず信
じおいたす。
第䞉者意芋曞に぀いお
第䞉者意芋曞※は、
ノッパヌタヌル研究所所属の有識者
ダむアログにおいお、優れおいるず評䟡された内容や、長
フィル・ナストゥス・フォン・ゲむブラヌ氏に、2008幎から7幎
期的に取り組むべき重芁課題が、
この意芋曞に集玄されお
間継続しお執筆をお願いしおいたす。これは、本レポヌト
いたす。
が、単幎のみならず䞭長期的な範囲で、その蚘茉情報やパ
これらの指摘された課題や、そのほかのステヌクホル
フォヌマンスの質、ステヌクホルダヌの関䞎に関しお、ス
ダヌの皆様からのご意芋などを螏たえ、今埌のキダノンの
テヌクホルダヌの期埅に応えおいるかに぀いおのご意芋
CSR掻動の向䞊や、本レポヌトなどを通じた情報開瀺の匷
をいただくためです。
化を図っおいく所存です。
たた、
フォン・ゲむブラヌ氏ずの意芋亀換を深めるべく、
本レポヌトの構成ず掲茉項目に぀いお電話によるダむアロ
※第䞉者意芋曞は、報告内容やデヌタを第䞉者怜蚌するものではありたせ
ん。意芋曞の内容はコメンテヌタヌの個人的芋解であり、所属する組織ず
しおの芋解ではありたせん。
グを行い、
ご意芋を可胜な限り反映したした
䞋衚を参照
。
ダむアログを通じたコメンテヌタヌの意芋ず、キダノンの察応
䞻なご意芋
䞻な察応
2014幎版報告曞での新芏掲茉項目
蚘茉察応頁
環境パフォヌマンスデヌタのうち、枩宀効果ガススコヌプ1、2、 ようやく第䞉者怜蚌を受ける準備が敎ったので、今埌は怜蚌範
3に぀いお第䞉者機関による怜蚌を受けたこずは非垞によい。
囲をさらに広め、
キダノンの環境察応に察する信頌性が䞀局向
昚幎公衚されたGRIガむドラむンG4では、マテリアリティの決
移行準備期間䞭は珟行のG3にもずづき情報開瀺を行いたす。
キダノンでも察応準備を進めおいくこずが望たしい。
めおいきたす。
生物倚様性方針の導入は評䟡できる。調達先に察するガむドラ
調達ガむドラむンの項目のなかに、生物倚様性を含めるこずを
含めるべきである。
ガむドラむンなどを参考にしお決めおいきたす。
蚘茉事項の信頌性が倧きく向䞊する。
定、項目ごずのバりンダリヌの開瀺など、重芁な改定があった。
むンの項目を芋盎しおいるずのこずだが、生物倚様性の項目も
キダノンの事務機補品の䜿甚に関する環境偎面ずしお、消耗品
である玙に着目しおはどうか。G4で求められるバりンダリヌや
䞊するよう努めおいきたす。
䞀方、新ガむドラむンに察応できるよう、研究ず必芁な準備を進
怜蚎したす。その他の項目に぀いおは、䞖界暙準ずなっおいる


キダノンの事務機補品の消耗品であるキダノンロゎが付され
たコピヌ甚玙は、
「FSC森林認蚌玙」
など䟛絊源が明らかで環境
マテリアリティ、生物倚様性ずも関係づけるこずができる。たた
に配慮された原材料から補造された玙を䜿甚しおいたす。ご指
きい。
し、前向きに怜蚎しおいきたす。
二酞化炭玠排出に぀いおも玙のラむフサむクルでの圱響は倧
P141-142
摘の点は、玙の䜿甚が地球環境に倧きく圱響するこずを考慮
P46
Canon Sustainability Report 2014
138
第䞉者意芋曞
第䞉者意芋曞のプロセス
キダノンは、ステヌクホルダヌの皆様に向けおサステナ
フォン・ゲむブラヌ氏は䞊蚘の原則に埓い、キダノンのレ
ビリティレポヌトを長幎にわたっお発行し続け、報告ぞのア
ポヌトが圌らの期埅にどの皋床応えおいるかを、以䞋の点
プロヌチやステヌクホルダヌずの関係を向䞊させおきたし
から評䟡したした。
た。2003幎からは、倖郚のコメンテヌタヌにサステナビリ
ティレポヌトの評䟡ならびに第䞉者意芋の提䟛をお願いし
「キダノン
サステナビリティレポヌト2014」
に掲茉され
●
おいる項目の劥圓性
おいたす。このプロセスは、有意矩で信頌性の高い第䞉者
からのフィヌドバックをキダノンに提䟛し、キダノンが囜際
●
レ
ポヌトにある個々の掲茉内容の質
氎準の掻動ができるようになるこずをめざしおいたす。
●
レ
ポヌト党䜓の質、
バランス、関連性
2008幎よりノッパヌタヌル研究所に所属するフィル・ナ
ストゥス・フォン・ゲむブラヌ氏にコメンテヌタヌを担圓しお
第䞉者意芋曞のセクションに぀いおは、
ゞュディ・クチェり
いただいおおり、報告曞を䜜成するプロセスにおいお、電話
スキ氏がファシリテヌタヌを務めおいたす。
クチェりスキ氏
によるダむアログや意芋曞などを通しお、
アドバむスをいた
は、
コメンテヌタヌぞの委蚗条件の確認や、キダノンずコメ
だいおいたす。情報開瀺や䌁業パフォヌマンス、
ステヌクホ
ンテヌタヌずの間のコミュニケヌションの仲介、第䞉者意
ルダヌずの関係に぀いお蚎議する本ダむアログは、キダノ
芋のレポヌトでの蚘茉方法などの点で、キダノンに助蚀や
ンのステヌクホルダヌ・゚ンゲヌゞメントの基盀ずなっおい
支揎を提䟛しおいたす。クチェりスキ氏および倖郚のコメ
たす。
ンテヌタヌは、芋識ある独立したサステナビリティの専門
家ずしおキダノンの掻動に関心をもち、
レポヌトの透明性、
● コメンテヌタヌ意芋の基準
この6幎間、
コメンテヌタヌに察しおは、報告内容の評䟡
にあたっお、グロヌバル・レポヌティング・むニシアティブ
GRI
の
「サステナビリティ・レポヌティング・ガむドラむン
G3.1
」
に瀺された以䞋の4぀の
「報告曞内容の確定に関
に埓うようお願いしおいたす。
する報告原則 」
※
●
重芁性
説明責任向䞊ぞの支揎を行っおいるのであり、
レポヌトに
掲茉された内容の
「保蚌」
を行う立堎にはない点をご了承く
ださい。
※䞊蚘の4原則に぀いおの詳现な説明は、以䞋のWebサむトに掲茉されお
いたす。
https://www.globalreporting.org/reporting/guidelines-online/
G31Online/DefiningReportContentQualityAndBoundary/
Pages/DefiningReportContent.aspx
● コメンテヌタヌずの蚎議内容
キダノンずフォン・ゲむブラヌ氏は電話䌚議を通しお、
レ
レポヌトは、キダノンにずっお重芁な経枈的、環境的、瀟
●
䌚的な課題を反映しおいるか。
ポヌトぞの期埅や䞻な関心分野、
レポヌトに察する印象な
ス
テヌクホルダヌの包含性
どに぀いお蚎議したした。
レポヌトは、キダノンがステヌクホルダヌの期埅、関心に
蚎議の芁旚は、以䞋の通りです。
どのように応えおいるのかを説明しおいるか。
●
持続可胜性の状況
●
レポヌトは、広範なサステナビリティ課題・圱響から芋た
むドラむンの掻甚ず、次幎床の最新版
G4
ぞの完党移
キダノンのパフォヌマンスを説明しおいるか。
●
網矅性
キ
ダノンによるGRIサステナビリティ・レポヌティング・ガ
行のために考慮すべき点。
●
補品ラむフサむクルの圱響の報告、
たた、その圱響
炭玠
レポヌトは、
キダノンのサステナビリティ面ぞの圱響を反
や生物倚様性を含む
を䜎枛するためのキダノンの取り
映し、読者が同瀟のパフォヌマンスを評䟡するのに十分
組み。さらに、ナヌザヌにおける玙補品䜿甚の圱響やラ
な内容を網矅しおいるか。
むフサむクルアセスメントに瀟䌚的芁玠を組み蟌むこず
の今埌の怜蚎。
139
Canon Sustainability Report 2014
●
●
●
キ
ダノンが珟圚怜蚎䞭の新たなサプラむダヌ向けガむド
●
第䞉者意芋のファシリテヌタヌに぀いお
ラむン。ガむドラむンには生物倚様性ぞの取り組みを含
ゞュディ・クチェりスキ氏は、CSR
䌁業の瀟䌚的責任
を
めるずずもに、さたざたな囜際行動芏範ずの敎合をさら
専門ずするコンサルタントで、珟圚はむギリスにあるIWJK
に図るため、
サプラむダヌずの察話を進めおいくこず。
Limitedの圹員を務めおいたす。セリヌズ、GRI、
コンサルタ
キ
ダノンの報告曞の構成が2぀のセクションから成るこ
ント䌚瀟のサステナビリティ瀟で䞊玚職を務めるなど、その
ず、
たた、その圢匏が読者にわかりやすく、明確なもので
キャリアは20数幎におよびたす。䞖界䞭のさたざたな業皮
あるかどうか。
の䌁業に察しお、サステナビリティに芖点を眮いた説明責
消費者や他の䌁業などを巻き蟌んだ、サステナビリティ
任、倖郚報告、
さらにはステヌクホルダヌずのダむアログに
の課題にキダノンがどのように取り組んでいるかを瀺す
関する助蚀やサポヌトを行っおいたす。詳现に぀いおは
には、キダノンの挑戊ず成果に぀いお報告曞のなかでバ
www.kuszewski.netをご芧ください。
ランスず透明性に配慮した開瀺を行うこずが必芁。
フォン・ゲむブラヌ氏の意芋党文は、
「第䞉者意芋曞」
の項
に掲茉されおいたす。
キダノングルヌプのCSR
サステナビリティ
レポヌト
キダノン
株
は、1994幎に環境報告曞の前身である
るキダノンペヌロッパ
英囜
が欧州、䞭東、
アフリカ地域を
「Ecology」
を発行しお以来、1999幎から
「環境報告曞」
を
カバヌした報告曞を発行しおいたす。傘䞋のグルヌプ䌚瀟
発行。たた2003幎からは、蚘茉内容を環境面から経枈・瀟
のなかには独自のコンテンツを加えたロヌカル版を発行し
䌚面たで拡充した
「サステナビリティレポヌト」
を毎幎発行
おいるずころもあり、欧州党䜓では20地域
15蚀語
に及
しおいたす。
びたす。各報告曞はそれぞれの䌚瀟のホヌムペヌゞで閲
グルヌプ䌚瀟においおは、1994幎からキダノンスむス
芧できたす。
が環境報告曞の発行を開始。珟圚では、各地域のグルヌプ
今埌も、報告範囲の拡倧を進め、持続可胜な瀟䌚の実珟
䌚瀟が、環境報告曞たたはCSR
サステナビリティ
報告曞
に向けたキダノンのグロヌバルな事業掻動を玹介しおい
を発行しおいたす。たずえば、欧州では、地域統括本瀟であ
きたす。
キダノンマヌケティング
ゞャパンのCSR報告曞
http://cweb.canon.jp/csr/
csr-report/index.html
キダノンペヌロッパの
サステナビリティレポヌト
http://www.canon.co.uk/
About_Us/sustainability/
index.aspx
キダノン䞭囜の
CSRレポヌト
http://www.canon.com.
cn/corp/download/
aboutcanon.html
キダノンオセアニアの
サステナビリティレポヌト
http://www.canon.com.
au/About-Canon/
Sustainability-Environment/
Sustainability-Report
Canon Sustainability Report 2014
140
第䞉者保蚌
141
Canon Sustainability Report 2014
Canon Sustainability Report 2014
142
衚玙の写真に぀いお
キダノンは2007幎から、特定非営利掻動法
人京郜文化協䌚ず共同で文化財未来継承プロ
ゞェクト
通称「綎぀づり
プロゞェクト」
を掚
進しおいたす。キダノンのデゞタルむメヌゞン
グ技術ず京郜䌝統工芞の融合により、貎重な
文化財の高粟现耇補品を制䜜。オリゞナル䜜
品を保存しながら、耇補品を䞀般公開するこず
で、日本が䞖界に誇る文化財の䟡倀を身近に
感じおいただくこずをめざしおいたす。
〒146-8501
東京郜倧田区䞋䞞子3-30-2
連絡先
TEL03-3758-2111
E-mail[email protected]
Webサむトhttp://web.canon.jp/csr/index.html
キダノン サステナビリティレポヌト 20142014幎6月発行次回発行予定2015幎5月
©Canon Inc. PUB.ECO10 0614