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家具調トイレGS
家具調トイレGS
快適脱臭
取扱説明書
このたびは家具調トイレGSシリーズ
をお買い求めいただきまして、
まことにありがとうございます。
正しくお使いいただくため、ご使用前
に必ずお読みください。
なお、取扱説明書は大切に保管して
ください。
もくじ
安全上のご注意
1∼3
各部のなまえと同梱部品
4∼6
特長
7
本体の組み立て方
8・9
ご使用前の準備と確認
10∼13
使いかた
13・14
お手入れの方法
15・16
故障かな?と思ったら
17
ARONKASEI CO.,LTD.
安全上のご注意 必ずお守りください
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくお使いいただき、あなたや他人への危害を未然に
防止するためのものです。いずれも安全に関する重要な内容ですので、必ず守ってください。
警告
注意
誤った使いかたをすると「死亡または重傷などを負う可能性が想定される」
内容を説明しています。
誤った使いかたをすると「傷害または財産への損害が発生する可能性が
想定される」内容を説明しています。
■お守りいただきたい内容の種類を、次の絵表示(図記号)で区分し、説明しています。(下記は絵表示の例です)
必ず実行していただく「強制」内容を
説明しています。
共通
してはいけない「禁止」内容を
説明しています。
警告
改造はしないこと
また、修理技術者以外の人は、
分解したり修理をしないこと
本体が正常にはたらかず、けがの原因になります。
快適脱臭のみ
警告
ぬれた手でACアダプターの
抜き差しをしないこと
感電の原因になります。
ACアダプターは、根元まで確実に
差し込むこと
差し込みが不完全
ですと、感電や発
熱による火災の原
因になります。
●傷んだACアダプター、ゆるんだ
コンセントは使用しないでください。
ACアダプター・コードを破損するよう
なことをしないこと
傷つけたり、加工したり、高温部に近づ
けたり、無理に曲げたり、ねじったり、
引っ張ったり、重いものを載せたり、
束ねたりしないこと
傷んだまま使用すると、感電・ショート
・火災の原因になります。
●コードやプラグの修理は、お買い上げ
の販売店にご相談ください。
お手入れの際は、必ずACアダプターを
コンセントから抜くこと
ACアダプターのほこりなどは、定期的
に取ること
ACアダプターにほこりがたまると、
湿気などで、絶縁不良となり、火災の原
因になります。
●長期間使用しないときは、
ACアダプターを抜いてください。
1
安全上のご注意
注意
共通
各部の調節(高さ調節など)については
販売店かケアマネジャーなど専門家に相
談すること
座面の開閉は、必ず持ち手
を持って行なうこと
別の部分を持って行なうと
指をはさむ原因になります。
使用者の身体状況によっては、介助者が
付き添ったり、お買い上げの販売店か
ケアマネジャーなど専門家に相談するこ
と
使用者が用便などの際、自分自身の身体
を十分に安定させられないときは、介助
者が必ず付き添うこと
座面が傾斜した際、滑り落ちる危険があ
ります。
背もたれやひじ掛けが
しっかり固定されて
いるか確認すること
身体が不安定な状態と
なり、けがの原因にな
ります。
直射日光を避けて、室内でのみ使用
すること
変色やソリ・ひび割れの原因になります。
確認
確認
体重が80kgを超える方は使用しないこと
座面の昇降が正常にはたらかない恐れが
あります。また、破損等の原因になりま
す。
確認
ひじ掛けを外して使用し
ないこと
転倒したり、けがをする
原因になります。
座面の昇降時は必ず肘掛け
を持って操作すること
座面の横や下に手を置いて
いると、指や手をはさむ
原因になります。
補高脚を外した状態で使用しないこと
本体が不安定になり、転倒したり、けが
の原因になります。
補高脚は左右の脚が同じ高さになるよう
にし、ボルトで確実に固定すること
本体が不安定になり、転倒したり、けが
の原因になります。
熱器具の近くや
湿気の多い場所
には設置しない
こと
火災や変形の
原因になります。
必ず平たんな場所で使用すること
キャスターでの移動は、無理な段差や、
凹凸面では行なわないこと
本体が引っかかり、転倒やけがをしたり
故障の原因になります。
座面やひじ掛けの上に立ったりしない
こと
転倒し、けがの原因になります。
落としたり、強い衝撃を与えないこと
ボルトがゆるんでいないか、定期的に
点検すること
不安定になり、けがの原因になります。
子供・幼児を遊ばせるなど他の用途では
使用しないこと
2
安全上のご注意
快適脱臭のみ
注意
ACアダプターを抜くと
きは、コードを持たずに
必ずACアダプター本体
を持って引き抜くこと
脱臭器の排気口に物や手を入れないこと
回転するファンに巻き込まれ、けがの
原因になります。また、ファンの故障の
原因になります。
脱臭器は、水洗いしないこと
脱臭器の内部に水が入ると故障の原因に
なります。
センサーを引っ張らないこと
故障、破損をする恐れが
あります。
脱臭器に小便や水をかけないこと
専用のACアダプター以外は使用しないこと
故障の原因になります。
脱臭器、ACアダプターは、
落としたり、強い衝撃を与えないこと
3
各部のなまえと同梱部品
同梱部品の確認
ソフト便座
ソフト便座
便座ベース板
家具調トイレGS本体
部 材
キャスター
右用
●六角レンチ(大) ●六角レンチ(小)補高、
ひじ掛け用(5mm) ブレーキレバー用(4mm)
右用
左用
左用
●ひじ掛け
●補高脚固定用ボルト8本
(ブロンズ)(M6×40mm)
●補高脚
●ひじ掛け固定用ボルト4本
(メッキ)(M8×12mm)
●ブレーキ解除レバー用ボルト
2本(M6×12mm)
●ペーパーホルダー
部材(快適脱臭のみ)
センサー
●脱臭器取り付け金具
(本体に取り付けてあります)
●ACアダプター 1個
●脱臭器
●プレフィルター
●接続ダクト
4
付属品
●防臭消耗品
(消臭剤フォームタイプ1本)
各部のなまえと同梱部品
■仕様
品名
快適脱臭
構造部材:天然木(ラバーウッド)
表面加工:ウレタン樹脂塗装
張り材:合成皮革
クッション材:ウレタンフォーム
受け板・バケツ・便座ベース板:ポリプロピレン
ソフト便座:EVA(抗菌加工)
フレーム:鉄
ペーパーホルダー:ステンレス鋼
接続ダクト:ポリエチレン(快適脱臭)
材質
寸法
家具調トイレGS
家具調トイレGS
60×69×高さ75∼93cm
60×69×高さ78∼93cm
(便座までの高さ 34・37・40・43・46・49・52cm) (便座までの高さ 37・40・43・46・49・52cm)
23.7kg
10i
50kgf
重量
23kg
バケツ容量
ガススプリング
〈脱臭器〉
ー
AC100V(50/60Hz共用)
DC12V(ACアダプター使用)
電源
ー
消費電力
脱臭方法
吸着材寿命
ー
約5W
ー
ー
吸着脱臭方式
約7年(1日1時間使用した場合)
動作
ー
コード長
ー
人体を感知し自動的に起動
最終感知から5分後に停止
約1.9m
廃棄上のご注意
おすまいの地域の分別ルールに従って廃棄してください。
サイズ
便座から
17∼23
(4段階)
43
高さ
75∼93
座面まで
39∼57
(7段階)
便座まで
※
34∼52
(7段階)
奥行
69
幅60
※GS<快適脱臭>は便座までの高さ37∼52cmの6段階調節。
5
各部のなまえと同梱部品
各部の名称
背もたれ
ひじ掛け
ブレーキ解除
レバー
スライド座面
ペーパーホルダー
ソフト便座
キャスター
補高脚
角度調節用ボールチェーン
ワイヤー
ガススプリング
ガススプリング調節部
受け板
吸引口
ガススプリング
接続ダクト
吸着材
ファン
脱臭器取り付け金具
排気口
脱臭器
〈快適脱臭のみ〉
〈快適脱臭のみ〉
6
特長
●ガススプリングの力で立ち座りをサポートします。
●独自のひじ掛け先端形状。前傾した状態でも、しっかりと手をつくことができます。
●ひじ掛けの高さは、4段階に調節可能です。
(便座から17・19・21・23cm)
●座面は最大23°まで前傾することで、立ち上がりやすい姿勢を取ることができます。
●ガススプリングの強さは、3段階に調節可能です。
●操作は、レバーを引くだけで簡単です。レバーをはなすと、ブレーキがかかります。レバーは、左・右
どちらにも取り付け可能です。
●脚後部にはキャスターが付いているので移動が楽にできます。
●十分な足引きスペースがあるので立ち上がりが楽にできます。
●椅子として使えるソフト素材で軽量なスライド式座面を採用しています。
●ソフト便座には、着座時の痛みや冷たさを緩和するやわらかい素材を使用しています。(抗菌加工)
汚れた時は、分解して洗えます。
●便座高は、使われる方の体格に合わせて7段階の高さ調節が可能です。
(34・37・40・43・46・49・52cm)
※快適脱臭は、6段階(37・40・43・46・49・52cm)
●便座・受け板を外して掃除できるので、いつも清潔にお使いいただけます。
●便座はゆっくり閉まるオイルダンパーを採用しています。
●受け板は、汚水がこぼれても汚れや臭いがしみ込みにくいプラスチック製です。
●ペーパーホルダーは、左右どちらにも取り付け可能です。
快適脱臭の特長
1 吸引構造
便座の下に6ヶ所の吸引口があり、脱臭器とつながった吸引口から臭いを強力に吸い取ります。
2 自動運転
センサーが、トイレに近づく人に反応して自動で運転を開始します。また、人が離れてから5分後に
停止するタイマーつきです。
3 吸着材
吸着材は、触媒配合ハニカム活性炭で、悪臭を吸着して取り除きます。吸着材の寿命は、1日1時間
の使用で約7年間使用することができます。
7
本体の組み立て方
ひじ掛けの取り付け
①右用、左用のひじ掛けを確認し、本体のひじ掛け
取付部に差し込みます。
※ひじ掛けの高さは、4段階(2]間隔)に調節できます。
左用
右用
②ご使用になる方の体格に合わせて調節し、ひじ掛け
固定ボルトを添付の六角レンチ(大)でしっかり締め
付けてください。
※ボルトの締め付けは、はじめに手で回せるところまで
ねじ込んでおき、最後に六角レンチ(大)で締め付け
ると作業が効率よく行なえます。
注
意
注
意
ひじ掛けは、必ずひじ掛け固定ボルトで、
しっかり固定すること
ひじ掛けが外れたり、ガタついて身体が不安定
になり、けがをする恐れがあります。
必ず左右両方のひじ掛けを取り付けて、左右の
ひじ掛けが同じ高さで使用すること
身体が不安定になり、けがをする恐れがありま
す。
六角レンチ
(大)
ひじ掛け取付部
ひじ掛け固定用ボルト
脚部の取り付け
①本体側面の位置合わせピンと、脚部内側の目盛りを、
お体に合った高さで合わせます。
②本体側面のピンと合わせた穴より一段上と一段下の穴
に脚部固定ボルトを差込み、手で回らなくなるまで締
め付けます。
③両方の脚部を取り付けたら、本体が安定することを確
認した上で、添付の六角レンチ(小)でしっかり締め
付けてください。
※ボルトの締め付けは、はじめに手で回せるところまで
ねじ込んでおき、最後に六角レンチ(小)で締め付け
ると作業が効率よく行なえます。
注
意
脚部は必ず、固定ボルトでしっかり固定する
こと
脚部がはずれたり、がたついて身体が不安定に
なり、けがをする恐れがあります。
左右の脚部を同じ高さで使用すること
本体が不安定になり、転倒してけがをする恐れ
注
意 があります。
8
キャスター
六角レンチ
(小)
脚固定用ボルト
補高脚裏面
目盛り
本体
ピン
脚
本体の組み立て方
ブレーキレバーの取り付け
※レバーは、右側、左側のどちらかのひじ掛けに、取り付けます。開封
時は、右側に取り付けられるように、本体の右側にワイヤーが配線さ
れています。
ワイヤー
①ワイヤーが、可動部分や、使用者の身体に引掛かったり折れ曲がらな
いようひじ掛けの外側へ配線します。
②レバーをひじ掛け先端のレバー取り付け位置にレバー取り付けボルト
で固定します。
ブレーキ解除レバー
六角レンチ(小)
③ワイヤーのたるみは、本体のワイヤーガイドの部分で調節してください。
注
意
ワイヤーを折り曲げたり、巻きつけないこと
ワイヤーを折り曲げると、操作ができなくなり
ます。また、巻きつけたり、極端に小さな円弧
状に曲げたりすると、誤動作の原因になります。
ブレーキレバーを左側のひじ掛けに取り付ける方法
ワイヤーガイド
①スライド座面を開けてください。
②バケツ、受け板を取り外してください。
③一旦、右のひじ掛けにレバーを取り付け、レバーを引いてブ
レーキを解除し、座面を最大傾斜角度にします。
④ブレーキレバーを取り外します。ワイヤーガイドを上に引き上
げて外し、フレームのサイドガードを少し押し広げて、ワイヤ
ーを本体の後方へ引き出します。この際、サイドガードと本体
との間に指を挟まないように注意してください。
本体
サイドガード
⑤ワイヤーは、角度調節チェーンより内側を通して、左側へ配
線し、フレームのサイドガードを少し押し広げて、ワイヤー
ガイドを本体左側の溝へ導き、取り付けます。
⑥ワイヤーが、可動部や使用者の身体に引っ掛かったり折れ曲
がらないよう、ひじ掛けの外側へ配線されていることを確認
して、レバーをひじ掛け先端のレバー取り付け位置に取り付
けます。
押す
サイド
ガード
角度調節
チェーン
ペーパーホルダーの取り付け
●ペーパーホルダーは、左右どちらでも取り付けることができます。
●図の様にひじ掛け固定ボルトで、しっかり固定してください。
9
サイド
ガード
ご使用前の準備と確認
ガススプリングの調節
●座面を前傾させる力は、使用する人の体重に応じてガススプリング調節部で3
段階に調節することができます。開封時の設定は、②です。
●下の表を参考に、使用する方の体重に応じて、設定を①∼③に調節してください。
体重目安
(kg)
#
$
%
25∼40
40∼60
60∼80
#
$
%
ガススプリング
ガススプリングの調節のしかた
①ボールチェーンが張らないように、少し座面を傾けた状態で
作業してください。
ガススプリング
調節部
②ひもに指をかけて外側のスナップピンを引き抜く。
③シャフトを内側(矢印 の方向)に引き抜く。
ひも
外側
抜きにくい場合はガススプリングを持ち前後に動かしながら
シャフトを抜きます。
④ガススプリングの穴を設定のめやすに合わせてシャフトを差し込む。
⑤シャフトの穴にスナップピンを差し込む。
スナップピン
内側
シャフト
注
意
シャフトを外した状態でブレーキレバーを操作しないこと
ガススプリングが伸びきると取りつけできなくなります。
伸びきった場合は次項をご覧ください。
注
意
本機は、身体を持ち上げるものではありません
本機は、使用する方の立ち上がる動作を補助するトイレであり、使用する方が上半身の重心移動を
行なうことで、座面が前傾します。
ガススプリングが伸びてしまって、取り付けられなくなった場合
ガススプリング調節部のシャフトを外した状態で、ブレーキ解除レバーを操作すると、ガススプリン
グが伸びてしまい、取り付けられなくなります。このような場合、以下の順序で修復してください。
ガススプリングとワイヤー、ワイヤーの接続部、ガススプリングの取り付け部は、絶対に分解しな
注 いこと
意
角度調節用ボールチェーン
①角度調節用のボールチェーンを木部に固定しているボルトと
ナットを外します。
※この状態では、座面の傾きは、23°以上となり、
前方へ転倒する危険があるので、絶対に立ち上がり補助として
使用しないでください。
木部
ボルト
10
ナット
ご使用前の準備と確認
フレーム
②座面・汚物バケツ・受け板を外し、フレームを手で傾斜させ、
ガススプリングをガススプリング調節部に取り付けます。
③ブレーキ解除レバーを引いて、座面を降ろし、角度調節用
ボールチェーンをボルトとナットで木部に再度固定してください。
ガススプリング
ガススプリング
調節部
ガススプリング調節部と反対側(ワイヤーが接続されている側)のスナップピン及びシャフトは、
注 絶対に外さないこと
意
注 ボルト・ナットがゆるんだ状態で使用しないこと
意
座面傾斜角度の調節のしかた
本体後部に取り付けられた、ボールチェインの長さを調節す
ることで、座面の最大傾斜角度を調節することができます。
①傾斜角度は最大で23°になりますが傾斜角度が大きすぎ
る場合は、ボールチェインの位置を変更して、傾斜を小さ
く設定してください。
丸穴
チューブ
②ボールを丸穴の位置まで移動させ、チェーンの長さを調節
してください。ボール1コで約9mm調節できます。
ボールチェーン
注
意
ボールチェーンのチューブを切り取って使用しないこと。また、ボールチェーンが切れた状態で
使用しないこと
座面が傾き、転倒の原因になります。また、バケツ内の汚物もこぼれます。
バケツに水と防臭剤を入れる
●防臭効果を高めるために、
バケツに水約1∼2リットル(バケツ内側の2と表示されている線まで)を入れ、
防臭消耗品を入れてください。
※便座に座る前に用便してしまう場合もあります。あらかじめポータブルトイレ用消臭・防水シート(別
売品)を敷いておくと、よりお部屋の清潔さが保たれ安心です。
注
意
Cバケツには、2i以上の水を入れないこと
C排便、排尿は、毎回処理し、バケツ内に3i以上溜めないこと
座面が傾斜した際、こぼれます。
11
ご使用前の準備と確認
プレフィルター
脱臭器の取り付けかた(快適脱臭)
①脱臭器の吸引口にプレフィルターを取り付けます。プレ
フィルターは、折れ曲がったり、しわが寄らないように
取り付けてください。
吸引口
脱臭器
②スライド座面を外してください。バケツを外した後、
本体から受け板を外し、受け板の裏側にある差込口
(2つの長方形の穴)に接続ダクトを取り付けます。
接続ダクトは、中央に穴のない面が前方となるように
手でしっかりと奥まで差し込んでください。
後方
差し込み口
接続ダクト
←奥まで
差し込む
受け板
受け板裏側
前方
③脱臭器を脱臭器の吸引口
が前方を向くようにトイ
レ本体の脱臭器取り付け
金具に取り付けます。
※脱臭器の上部がフレー
ムに当たりますが、ゆっ
くり押し込んで取り付け
てください。
脱臭器取り付け金具
④受け板をトイレ本体に取り付けます。初めに受け板の
後方を本体に当ててから取り付けると、簡単に取り付
けることができます。このとき接続ダクトの中央の穴
と、脱臭器の吸引口が接続されていることを確認して
ください。
接続ダクト
脱臭器
接続
脱臭器
センサー
⑤図の向きに注意してセンサーを受け板のセンサー取り
付け位置に取り付けてください。センサーとセンサー
取り付け位置にはマジックテープが付いているので、
簡単に着脱することができます。
12
前方
ご使用前の準備と確認
⑥ACアダプターの端子を脱臭器本体の底にあるジャッ
ク穴にトイレ本体の下から差し込み、ACアダプター
本体を家庭用電源(AC100V 50/60Hz)コンセン
トに差し込んでください。約30秒後、センサーが待
機状態となり、人体を感知すると脱臭器が運転を開始
します。
AC100
排気口
⑦センサーは人の動きを感知し続けると運転を継続しま
すが、人の動きを感知しなくなってから約5分後に運
転を停止します。ご使用中でも長時間一定の姿勢で着
座されたときは、センサーが使用者の動きを感知しな
いため停止することがありますが、故障ではありませ
ん。
このような時は、お体を前後に軽く動かすか、センサー
の前に手をかざして、センサーが人体の動きを感知す
るようにしてください。
注
意
ジャック
接続ダクトは、しっかり接続してあることを確認し、異物等を挿入したり、挟み込まないこと
吸引力を低下させたり、故障の原因になります。
使いかた(基本的な使いかた)
1 座面をスライドさせる
●取手部を持ち上げると容易に開閉すること
が出来ます。
2 便座の中央後ろ寄りに座る
●通常のトイレとしてお使いください。
3 使用後の汚物処理
●便座をはね上げ、バケツに蓋をして、柄をしっかり
持ってゆっくりとバケツを取り出します。
●バケツの汚物をトイレに流し、バケツを洗浄後、水
と防臭消耗品をいれて、バケツをポータブルトイレ
に戻します。
※バケツ内へは、ティッシュペーパーなどトイレット
ペーパー以外のものは入れないこと
トイレで処理する際、詰まる原因になります。
●バケツ内の水や汚物は、使用のたびに処理すること
をおすすめします。
13
使いかた(立ち上がり補助機能)
注
意
注
意
立ち上がり補助機能は、座面をかぶせた状態で椅子として使用するときも、座面を後方へスライド
させてトイレとして使用するときも、ご使用いただけます。しかし、衣類を着用したまま座られま
すと、座面が傾斜したときに、おしりが滑りやすくなりますので、転落しないようご注意ください。
また、身体を安定させられない方が使用するときは、必ず介助者が付き添うようにしてください。
ガススプリングの設定については、10、11ページの「ご使用前の準備と確認」(ガススプリングの
調節)をご覧ください。ご自身の身体と、身体の症状に合わせて、各部を調節してください。本補
助装置は、立ち上がり補助だけでなく、着座するときも、ひざへの負担を軽減する効果があります。
1 座る
①トイレを平らなところへ置いてください。
②両手でひじ掛けをもち、座面に深く腰かけてください。
③ひじ掛けの先端についているブレーキ解除レバーを握ると、
ブレーキが解除され、座面がゆっくり下降します。下降しない場合は、
上半身を少し後方へ移動させてください。それでも下降しない場合は、
ガススプリングの設定が強すぎるので、一段低く設定してください。
④ブレーキ解除レバーを離すと、ブレーキが掛かります。下降の途中で離
すと、離した位置で停止して座面を維持することができます。
2 立ち上がる
①両手をひじ掛けにかけ、正面を向いて座ってください。
②ひじ掛けの先端についているブレーキ解除レバーを握ると、
ブレーキが解除され、座面が起き上がる状態になります。
③上半身をゆっくり前方へ移動させてください。
(上半身の重心が身体の
前方へ移動して、立ち上がり易い位置へ来ると、座面も上昇します。
)
④ひじ掛けに両手をついて、自力で立ち上がってください。
座面傾斜
座位
基底面
重心
・広い基底面
・体重心が足の下に無い
座面傾斜
基底面
重心
・狭い基底面
・体重心が足の下にある
・便座は7cm上昇(坐骨結節)
・上昇とともに前方へ5cm移動
・肘掛けを利用して立ち上がり
安定した状態でゆっくり立ち上がるためには、立ち上がりに先立って体幹を前傾し、体重心を両足
接地面上の領域にもってくることが重要です。臀部が便座から離れたときに体重心が両足の接地面
内にあるように準備しておけば、楽に立ち上がることができます。
14
お手入れの方法
1 普段のお手入れは
①やわらかい布で水ぶきし、よくしぼった布でふきとります。
●乾いた布やトイレットペーパーなどでふかないでください。
本体に傷がつく原因になります。
②汚れが目立つときは、
中性洗剤をやわらかい布にふくませて、汚れをふき取りそのあと水ぶきします。
注
意
タワシや磨き粉、研磨剤入りのスポンジ等は使用しないこと
本体や便座などを傷つける原因になります。
塩素系洗剤、酸・アルカリ性洗剤、シンナー、クレゾール、殺虫剤等は使用しないこと
木部の塗装がはがれたり金属部を腐食させたり、プラスチックが劣化または破損し、けがの原因になります。
2 受け板・汚水受けのお手入れは
①便座をはね上げ、バケツを取り出します。
②受け板を取り外します。快適脱臭は、受け板にセンサーがつい
ているので、センサーを取り外してから、受け板を取り外して
ください。
③中性洗剤で洗い、水ですすぎ、よくしぼった布でふきます。
④汚水受けの汚れは、中性洗剤をやわらかい布にふくませて汚れを
ふきとり、そのあと水ぶきしてください。
便座
⑤受け板を取り付けます。
軸カバー
3 便座の取り外しかた
uドライバー
①スライド式座面を後ろへスライドさせ、便座を上げます。
②軸カバーの溝に−ドライバー等を入れ、上に引き上げ、軸カバー
を取り外します。
③止めピンを抜き、便座を軸受けから取り外します。
④最後に受け板の軸穴からオイルダンパーをぬき、便座を取り外し
ます。
止めピン
4 ソフト便座の分解
ソフト便座は
便座ベース板から分解できます。
裏面の凸部を押して分解してください。
オイルダンパー
注
意
15
ソフト便座と便座ベース板に分解する際、無理
にひっぱらないこと
強く引っぱると、ソフト便座が破損します。
お手入れの方法
4 受け板カバーの外しかた(快適脱臭)
$
①スライド式座面を後へスライドさせ、便座を上げ
て、バケツを取り出します。
②受け板の前方にある2ケ所のツメを、図のように
硬貨等を差し込んで外します。
③受け板カバーの前方を外して、ななめ上前方へ引き
上げて外します。
ツメに硬貨等を差し込んで、外す
%
④取り付ける時は、受け板カバーの後方を受け板に
差し込み、受け板カバーの4ケ所のツメを受け板
にしっかりはめ込んでください。
受け板カバー
5 接続ダクトの外しかた(快適脱臭)
①スライド座面を外します。
$
%
②センサーを受け板から外します。
③受け板の後部を少し持ち上げながら手前に外します。
④受け板からダクトを外します。
⑤12ページの脱臭器の取り付けかた(快適脱臭)を参考に
してください。
センサーコードを引張ったり、折り曲げたりしないこと
注 断線して故障の原因になります。
意
6 脱臭器のお手入れ
①ACアダプターを外し、センサーを受け板から外します。
②脱臭器をトイレ本体から引き上げ取り外します。
③受け板内のダクト及び接続ダクトは、汚れやほこりがたまり
やすいので、時々ブラシ等でほこりを取り除いてください。
また、落ちにくい汚れは、水で洗い流します。
④接続ダクトと脱臭器の間にあるプレフィルターは、ほこりが
たまりやすいので、月に1度は外して、やわらかいブラシ等
でほこりを取り除いてください。
16
プレフィルター
故障かな?と思ったら
修理などを依頼される前に、本書をよくお読みの上、次の点をお調べ下さい。
こんなとき
座面が上がらない
調べるところ・原因
処 置
ブレーキ解除レバーを握っていますか
ブレーキ解除レバーを握る
角度調節用ボールチェーンの長さは適当で
すか
角度調節用ボールチェーンを調節する
→P11
ブレーキ解除レバーを握っていますか
ブレーキ解除レバーを握る
ガススプリングの調節は適切ですか
ガススプリングの調節を弱くする
→P10、11
プレフィルターにほこりがつまっていませんか
プレフィルターの掃除をする
→P16
受け板の吸引口、脱臭器排気口をふさいで
いる物はありませんか
ふさいでいるものを取り除く
受け板カバー・接続ダクト・脱臭器がしっ
かり接続されていますか
正しく接続する
→P12、16
センサーが汚れていませんか
センサーを掃除する
ACアダプターはしっかり差し込まれていま
すか
ACアダプターを差し込みなおす
→P13
座面は開いていませんか
座面を閉じる
座面が下がらない
においが取れない
センサーに手をかざ
しても動作しない
人がいないのに作動
し続ける
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●木製部分は天然素材なので、色や木目はカタログ等と多少異なる場合がありますのでご了承ください。
●製品の仕様および価格は予告なしに変更することがあります。
10.06
910608-1
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