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2008.8. 5 D06364S
ウォシュレットGA・GB・GP(水道直結給水式)施工説明書
は じ め に
取付前の注意
このたびは、TOTOウォシュレットをお求めいただき、まことにありがとうござ
いました。
製品の機能が十分発揮されるように、この施工説明書の内容にそって正しく取付
けてください。
1. 電気工事が必要な場合は必ず電気工事店に依頼してください。
2. 商品にはお客様用として、取扱説明書(保証書付)を同梱しています。工事完了
後、お客様に手渡ししてください。
3. 取扱説明書中の保証書には、お買上げ店名又は工事店名及びお取付日を必ず記
入してください。
1. 電源は、交流100V(50/60Hz)
、最大消費電力は576Wです。
必ずこれに適した配線をしてください。
2. 電源コードの長さは1.0mです。コンセントは本体のコード取出し位置から
0.6m以内の壁面に設けてください。
3. 給水圧力範囲は0.05MPa∼0.74MPaです。
この圧力範囲でご使用ください。
4. 給水温度は0∼35℃です。
この温度範囲でご使用ください。
5. 連結ホースの長さは0.97mです。給水取出し位置は、本体の給水口から0.7m以
内に設けてください。
6. 製品への通電及び通水は取付作業をすべて終えてから行ってください。
7. スワレットへのお取付けはウォシュレットGB・GPのみが可能です。
8. 室内暖房用の温風吹出口には100mm以上の空間を確保してください。
安全上の注意
各 部 の 名 称
警告
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡又
は重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。
1. 浴室など湿気の多い場所には設置しないでください。
(火災や感電のおそれがあります。
)
2. アースは、第3種接地工事(100Ω以下)を行ってください。
(感電するおそれがあります。
)
3. 水道水及び飲用可能な井戸水(地下水)以外は使用しないでください。
(皮膚の炎症などを起こすおそれがあります。
)
4. 漏電保護プラグを交流100V(50/60Hz)のコンセントに根元まで確実に差込
んでください。またガタついているコンセントを使わないでください。
(感電や火災のおそれがあります。
)
注意
アース線
漏電保護プラグ
注意
便ふた
便 座・便 ふたを 持
って製品を持ちあ
げないでください。
分岐金具
(本体がはずれて落
下するおそれがあり
ます。)
補助操作部
洗浄ノズル
連結ホース
リモコン
給水口
(GA・GBのみ)
暖房便座
本体着脱ボタン
ボルト
座金
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が傷害を
負う可能性が想定される内容及び物的損害のみの発生が想
定される内容を示しています。
GP
ベースプレート
ゴムブッシュ
(漏水するおそれがあります。)
1. 連結ホースを折曲げたり、つぶしたりしないでください。
(図はGAタイプです。)
部品の確認
仕 様
まず、次の部品があることを確認してください。
①ウォシュレット本体
②リモコン部品(GA・GBのみ)
リモコン
リモコンハンガ
項 目
定
格
電
源
最 大 消 費 電 力
1時間当たりの標準消費電力
電源コード(同アース線長さ)
おしり洗 浄
リモコン用乾電池
(単三形)
(2ヶ)
洗浄装置
ねじ(3ヶ)
(図はGAタイプ)
③ベースプレート部品
ベースプレート
(ストッパー付)
ボルト
(2ヶ)
座 金
(2ヶ)
ゴムブッシュ
(2ヶ)
温風乾燥
装
置
暖房便座
室内暖房装置
(GAのみ)
脱臭機能
④分岐金具
⑤連結ホース
⑥取扱説明書(保証書付)同封
給
取扱説明書
お し り
やわらか洗浄
約0.3∼1.3L/min(水圧0.2MPaの時)調節可
ビデ 洗 浄
吐 水 温 度
ヒ ー タ 容 量
タ ン ク 容 量
約0.5∼1.5L/min(水圧0.2MPaの時)調節可
温度調節範囲 約30∼40℃
500W
1.6L
安
全
装
温度ヒューズ、温度過昇防止器
空焚き防止フロートスイッチ
逆
温
風
ヒ
安
表
ヒ
安
設
ヒ
安
方
風
流
風
防
温
吐水量
アンカープラグ(3ヶ)
水
置
止
度
量
ー タ 容 量
全 装 置
面 温 度
ー タ 容 量
全 装 置
定 温 度 ※1
ー タ 容 量
全 装 置
式
量
圧
力
給
水
温
度
周 囲 使 用 温 度 範 囲
品
バキュームブレーカー、逆止弁
約40∼59℃
0.3m3/min
350W
温度ヒューズ
温度調節範囲 約30∼40℃
50W
温度ヒューズ
室温+約10℃(ただし温度調節:最高25℃)
350W
温度ヒューズ・自動復帰式バイメタル
O2 脱臭
0.09m3/min
最低必要水圧:0.05MPa(流動時)
最高水圧 :0.74MPa
0∼35℃
0∼40℃
洗 落 し 便 器 用
幅549mm、奥行497mm、高さ340mm(GA)、幅549mm、奥行497mm、
高さ290mm(GB)、幅549mm、奥行497mm、高さ290mm(GP)
その他の便器用
幅549mm、奥行527mm、高さ340mm(GA)、幅549mm、奥行527mm、
高さ290mm(GB)、幅549mm、奥行527mm、高さ290mm(GP)
製品寸法
製
内 容
交流 100V 50/60Hz
576W
42Wh(1日12回使用で年間平均にて計算しています。)
1.0m
約0.4∼1.1L/min(水圧0.2MPaの時)調節可
質
量
6.6kg(GA)、6.3kg(GB)、6.5kg
(GP)
※1:トイレ寸法 幅0.8m×奥行1.8m×高さ2.0mで行われた当社実験における測定値です。
取 付 方 法
1. 便器への取付け
一般の便器への取付け
デリシア用・旧公団用便器への取付け
①ベースプレートの取付方向を確認する。
前 後
● と表示している面が表側です。
前
と表示している方を便器の先端側に向けま
す。
②ベースプレート表側から座金・ボルトを差し込
み、裏側からゴムブッシュを3山程度ねじ込む。
③ゴムブッシュを便座取付穴に差し込み、上面から
ドライバーでボルトをかるく締めておく。
●ゴムブッシュの表面を濡らしておくと差し込み
やすくなります。
④本体を取付ける。
●本体の中心とベースプレートの中心が合うよう
にして、「カチッ」と音がするまで本体を押込
むと位置が合わせやすくなります。
⑤本体がまっすぐに取付くことを確認し、いったん
本体を取外す。
●本体は本体着脱ボタンを押したまま手前に引く
と外せます。
⑥ベースプレートが便器に当たるまでボルトを本締
めした後、再び本体を「カチッ」と音がするまで
押込む。
①
標準(140)
ノックアウト
旧公団用
ボルト
②
ストッパー
座金
ゴムブッシュ
デリシア用
外す
ベースプレート
つけかえる
③
スワレットへの取付け (GB・GPのみ)
便座取付穴
スワレット(CS501・CS501F)に製品を取付けると、
温水タンク水抜栓が床に当るため、温水タンク水抜栓
のねじをドライバーでゆるめ、温水タンク水抜栓のつ
まみ部を取外します。
④
ベースプレート
つまみ部
ベースプレート
便器
⑥
旧公団用の取付穴を使う場合はノックアウト部を取
外してください。
● ベースプレートについているストッパーをデリシア
用、旧公団用の穴へ付け替えてください。
●
カチッ
パッキン
工事店様へ
パッキンがつぶれて、ベースプレートが
便器にあたるまで締付ける。
本体着脱ボタン
本体を便器に取付けた際、上下左右に若干のガタツキが発生します。
(これは、本体ワンタッチ着脱方式を行うために設けたスライド部の隙間によるもので、異常ではありません。)
取外したつまみ部は、熱交タンクの水を抜く際に
必要です。
工事完了後、必ずお客様にお渡しください。
2. 分岐金具の接続
一般のタンクから取水する場合
ワンピース便器から取水する場合
施工前
施工後
施工後
施工前
②給水管を
取外す
④給水管を
取付ける
④ふさぎふたと
ゴムパッキンを
取付ける
②ふさぎふたと
ゴムパッキンを
取外す
③分岐金具を
取付ける
①ロータンク
止水栓を
閉じる
接続部にテーパリングを
使用している場合
③分岐金具を
取付ける
①ロータンク
止水栓を
閉じる
①ロータンク止水栓を閉じる。
②給水管を取外す。
③分岐金具を上図のようにロータンク止水栓に取付ける。
④給水管を約10mm差込代がとれる寸法に切り、接続する。
①ロータンク止水栓を閉じる。
②ふさぎふたとゴムパッキンを取外す。
③分岐金具を下図のようにロータンク止水栓に取付ける。
④ふさぎふたとパッキンを取付ける。
接続部にテーパリングを
使用していない場合
ふさぎ
パッキン
ふた
④ ゴムパッキン
ロータンク側
止水栓
①
袋ナット
テーパリング
パッキンガイド
パッキン
)
(
※順番、向きを
間違えない
でください。
差込代
約10 mm
分岐金具
袋ナット
スリップ
ワッシャ
ゴムパッキン
差込代
約10 mm
③
フラッシュバルブから取水する場合
フラッシュバルブから取水する場合は、別売品のTH484(フラッシュバル
ブの給・排水心120mm用)又はTH484-1(低圧フラッシュバルブ用)が必
要となります。
右給水の隅付タンクから取水する場合
隅付タンクの給水が向かって右側の場合は、連結ホースが短いので別売品
のTCA14が必要となります。
3. 連結ホースの接続
4. リモコンの取付け(GA・GBのみ)
①リモコン取付位置を決めます。
のところが取付可能範囲です。
パッキン
袋ナット
②リモコンハンガを壁にねじで取付ける。
パッキン
袋ナット
(320)
※1.弊社試験環境(W800×L1700×H2300)下で
の取付可能範囲です。
ウォシュレット
本体
(900)
給水口
取付可能範囲※1
(950)最適位置
分岐金具
(最適位置)
90
(450)
石膏ボードやタイル・コンクリート壁への取付け
壁の材質が石膏ボードやタイル・コンクリート壁の場合は、付属のアンカープラグを使っ
てリモコンハンガを取付けてください。
①ウォシュレット本体の給水口と連結ホースを接続する。
※スパナを2本使うと確実に締付けられます。
(1)リモコンハンガのねじ位置に合わせ、ドリルで
壁に直径6mmの下穴をあける。
※タイル・コンクリート壁の場合、直径6mm、
深さ約33mmの下穴を開けてください。
(2)ハンマーなどを使い、アンカープラグを下穴に
打ち込む。
②分岐金具の給水取出口と連結ホースを接続する。
(3)リモコンハンガをねじで取付ける。
※石膏ボードに取付ける際は、ねじの締付けが
はじめは堅く、いったんゆるくなって再びや
やかたくなります。ややかたくなるまでしっ
③本体の取付け・取り外しがスムーズに行えるだけのホース
の余裕を確認する。
リモコンハンガ
かりと締付けてください。
注意
ねじ
連結ホースは必ず付属のものを使用してください。
③電池カバーを開け、リモコンに電池を入れる。
※+−を間違えないでください。
付属以外のホースを使用するとよじれて漏水すること
があります。
④リモコンをハンガにセットする。
試 運 転
取付作業が完了したら次の手順で試運転を行ってください。
3. 機能の確認
1. 水漏れの点検
①着座センサーを白紙でおおう。
ウォシュレット側止水栓と、
ロータンク側止水栓を開いて
3.
(GA・GB)
着座センサー
配管から水漏れがないことを
確かめてください。
開ける
うと着座センサーが感知し
た状態になります。
白紙
(GP)
着座センサー
ロータンク側
止水栓
1.
● 着座センサーを白紙でおお
②脱臭機能を確認する。
2.
開ける
● 本体ケースの右側から風が
ウォシュレット側
止水栓
でていますか?
※ウォシュレット側止水栓を
全開にしてください。
3.
(GP)
③洗浄機能を確認する。
2. 漏電保護プラグの確認
ださい。
● を押すとノズ
①漏電保護プラグを100V(50/60Hz)
のコンセントに差込んでください。
※ノズルが一旦出て戻る初期動作を行っているか確認してください。
②漏電保護プラグが正常に作動することを確認してください。
切表示
入
(リセット)
ボタン
切(テスト)ボタン
● 吐水は手のひらで受けてく
ルから適温の温水がでます
か?
温水タンクが空の時は吐水
するまで約1分、温水にな
るまで約10分かかります。
● を押すと水勢が変
化しますか?(GPは水勢
切(テスト)ボタンを押すと切表示が赤色
になり、
入(リセット)ボタンを押すと白色
になる動作が正常です。切表示が赤色の
状態では通電されませんので、
テスト後は
必ず入(リセット)ボタンを押してください。
※切表示にはランプ表示のものもあります。
つまみで確認してください。
)
白紙
※漏電保護プラグを落下させてしまった場合などに切表示ランプ
が点灯する場合があります。入(リセット)ボタンを押してください。
● 本体から水漏れはありませ
んか?
を押すと止まりますか?
● ストレーナの清掃
④乾燥機能を確認する。
● を押すと温風が便座後方から出ま
ストレーナに水あかやごみが詰まると、おしり・ビデ洗浄時の水勢が弱くなります。
施工後は必ずストレーナを掃除してください。
すか?
● を押すと止まりますか?
①ウォシュレット側止水栓を閉める。
①⑥
②連結ホース水抜栓の下に水受けを
置く。
※スワレットに取付けた場合は、
本体着脱機構で本体を取外して、
水受けを床下に置いてください。
⑤室内暖房機能を確認する。(GAの場合)
(GB・GPのみ)
本体
● 補助操作部の室暖つまみを「高」にし
てリモコンの を押すと、本体の左
側から温風がでますか?
室暖つまみ
※室温が25℃以上の場合は温風にな
④
らないことがあります。
※設定温度よりも室内温度が高くなる
とファンが止まります。
●
⑤
水抜栓
をもう一度押すと約10秒後に温
風が止まりますか?
ストレーナ
③
水受け
(洗面器など)
②
連結ホース水抜栓がはずし
にくいときは
連結ホース水抜
栓のフックを図
のようにたおし
て回してくださ
い。
⑥暖房便座機能を確認する。
● 便座が温まっていますか。
(15∼20分かかります。)
⑦着座センサーの白紙をはずす。
● 着座センサーをおおっている白紙をは
水受け
スワレット
③連結ホース水抜栓をゆるめた後、
引抜く。
※ペンチなどの工具は使わないで
ください。
(故障の原因になります。)
※連結ホース水抜栓が固くてはず
しにくい場合は、水抜栓のフッ
クをたおして図のように回して
ください。
④ストレーナを歯ブラシで掃除する。
⑤連結ホース水抜栓を押込んだ後、
確実に締付ける。
⑥ウォシュレット側止水栓を全開に
して漏水がないことを確かめる。
ずします。
凍結のおそれがある時の処置
お客様に引渡されるまでに凍結のおそれがあるときは、漏水事故予防のため、次の要領で水抜きをしてください。
③
⑤連結ホースの水を抜く。
● 連結ホース水抜栓をゆるめた後引抜いてください。
②
● 連結ホースを持ち上げて連結ホース管内の水を完全に抜いてください。
①
⑦
水抜栓
⑤
⑦
⑥
本体水抜栓
水受け
(洗面器など)
④
連結ホース水抜栓
⑥温水タンクの水を抜く。
● 温水タンク水抜栓をゆるめて温水タンクの水を抜いてください。
※スワレットの場合は、施工時にはずした「つまみ部」を使用します。
つまみ部の十字の突起を温水タンク水抜栓の溝に合わせてまわします。
①漏電保護プラグを抜く。
開ける
②ロータンク側止水栓を閉める。
● ウォシュレット側止水栓が開いていることを
確認してください。
(スワレットの場合)
ロータンク側
止水栓
③レバーハンドルを操作し、ロータンクの水を抜く。
閉める
ウォシュレット側
止水栓
④連結ホース水抜栓の下に水受けを置く。
※スワレットに取付けた場合は、本体着脱機構で本体を取外して、
水受けを床下に置いてください。
(GB・GPのみ)
本体
水受け
つまみ部
温水タンク水抜栓
スワレット
⑦水を抜き終わったら、連結ホース水抜栓および温水タンク水抜栓を
確実に締付けてください。
工事店様へ
取扱説明書の最終ページの保証書に必要事項を記入のうえ、必ずお客様にお渡しください。
ウォシュレットの機能・つかいかたについてお客様に説明してください。新築などでお客様に引渡すまでに時間があるときは、電源プラグを抜いておいてください。