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取扱説明書
ディジタル形多機能リレー
F-MPC200-3 形
<型式>
DUYUSCR□-3□C□□:系統連系用
DUYUSTG□-3□C□□:変圧器用
DUYUSF□□-3□C□□:フィーダ用
DUYUSBF□-3□C□□:母線用
IND-TN1DUYUS3d
はじめに
このたびは、富士ディジタル多機能リレー(略称:F-MPC200-3形)をお買いあげいただ
きましてまことに、ありがとうございました。
お届けされた商品が定格・仕様を含めてご要求のものと一致しているかどうかご確認ください。
また、万一
商品が破損していたり、付属品が同梱されていなかったりその他不具合がございまし
たら、最寄りの弊社営業所までご連絡ください。
お取扱いにつきましては、この取扱説明書をよくお読みになった上、ご使用されますようお願いい
たします。また、この取扱説明書およびユニットに添付された試験成績表は、ご使用中は必ず大切
に保管してください。
【お願い】
●
本取扱説明書は最終使用の保守責任者の手元に届くよう配慮ください。
●
本書の内容の一部または全部を無断で転載、複製することは禁止されています。
●
本書の内容については、将来予告なしに変更することがあります。
●
本書の内容に関しては万全を期しておりますが、万一ご不審な点や誤りなどお気付きの
ことがありましたら、最寄りの弊社営業所までご連絡ください。
【改訂履歴】
初 版 2001 年 03 月
a 変 更 2001 年 11 月 誤 記 訂 正 。
変 更 頁 : 表 紙 , 本 頁 , 目 次 ,4-20,25,36,41,64-83,128-130,132,148-151
b 変 更 2002 年 11 月 誤 記 訂 正 。
変 更 頁 : 表 紙 , 本 頁 , 目 次 ,2,9,10,12,13,15-17,19,23-1,23-2,25,29,35,36,38,39,48,52,
c変更
d変更
5 3 , 6 0 - 6 5 , 6 7 , 7 0 ,71,74,75,80,148,153,163
2 0 0 4 年 0 4 月 F 3 5 追 加 、 F 3 2 仕 様 変 更 (OC/OCG/DGロック追 加 )、 F33 仕 様 変 更 ( D G 整 定 、 シ
ーケンス)、誤記訂正に伴い全面改訂。
2005 年 04 月 内 容 見 直 し に よ る 変 更
変 更 頁 : 表 紙 、 本 頁 、 8 - 10,26,27,36,54,67,89-95
安全上のご注意
z
本ユニットの取り扱いは当該分野の専門の技術を有する人が行ってください。
z
据付け、運転、保守・点検の前に、必ずこの取扱説明書その他の付属書類をすべて熟読し、正
しくご使用ください。機器の知識、安全の情報、そして注意事項のすべてについて習熟してか
らご使用ください。お読みになった後は、お使いになる方がいつでも見られる所に必ず保管し
てください。
z
この取扱説明書では、安全注意事項のランクを「注意」として表示してあります。
取扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、中程度の障害や軽傷を
受ける可能性が想定される場合、および物的損害のみの発生が想定される場合
なお、本書に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結びつく可能性があります。
いずれも重要な内容を記載していますので、必ず守ってください。
以下にこの取扱説明書の警告表示の一覧を示します。
警
運搬
・
保管
告
表
示
内
容
・保管環境は取扱説明書に記載の条件としてください。
製品性能および寿命を低下させるおそれがあります。
・製品を落下、転倒などで衝撃を与えないでください。
破損、故障の原因となります。
・取り付け、取り外し、配線作業は必ず電源を切ってから行ってください。
感電、誤動作、故障のおそれがあります。
・取付および接続は正しく実施してください。また、接地工事は正しく施工してく
ださい。
故障・焼損・誤動作・誤不動作のおそれがあります。
・ごみ、電線くず、鉄粉など異物が機器内部に入らないよう施工してください。
誤動作、故障の原因となります。
・外部端子接続ネジは確実に締めつけてください。
故障・焼損のおそれがあります。
・入力や制御電源の極性を誤りなく接続してください。
故障・焼損・誤動作・誤不動作のおそれがあります。
・端子台には、付属の端子カバーを必ず取り付けた状態にしてください。
感電、火災のおそれがあります。
・制御電源や、入力等を供給する変成器等は適切な容量・負担のものを使用してく
ださい。
誤動作・誤不動作の原因となります。
安全上のご注意
警
使用
・
操作
・
整定
告
表
示
内
容
・有資格者により管理・取扱いを行ってください。
感電・けが・故障・誤動作・誤不動作のおそれがあります。
・取扱いおよび保守は取扱説明書を良く理解してから行ってください。
感電・けが・故障・誤動作・誤不動作のおそれがあります。
・使用状態は取扱説明書に記載の条件としてください。
製品性能および寿命を低下させるおそれがあります。
・通電中は指定以外の構成部品等を取り外さないでください。
故障・誤動作・誤不動作のおそれがあります。
保守
・
点検
・有資格者により管理・取扱いを行ってください。
感電・けが・故障・誤動作・誤不動作のおそれがあります。
・取扱いおよび保守は取扱説明書を良く理解してから行ってください。
感電・けが・故障・誤動作・誤不動作のおそれがあります。
・交換は同一形式・定格・仕様のものを使用してください。
故障や焼損のおそれがあります。その他を使用の場合は弊社に相談してください。
・点検時の試験は取扱説明書に記載の条件で実施することを推奨します。
・記載の過負荷耐量以上の入力を印加しないでください。
故障・焼損の原因になります。
・外部端子等の充電部には触れないでください。
感電・誤動作のおそれがあります。
・耐圧試験時はアース線を外してください。
修理
・
移設
廃棄
・産業廃棄物処理してください。
目
次
第1章 概要
1.1 概要‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
1.2 特長‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
1.3 特に注意していただきたいこと‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・・・
3
1.4 従来機種との比較‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥・・・・・・
4
第2章 各部の名称‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6
第3章 仕様
3.1 形式一覧‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・
7
3.2 機種別仕様‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・
8
3.3 ユニット共通仕様‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・・・
9
3.4 信号入出力仕様‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・ 10
3.5 保護機能‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 10
3.6 計測機能‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 15
3.7 制御機能‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 17
3.8 監視機能‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 17
3.9 シーケンス機能‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 18
3.10 Tリンク機能‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・・・・ 20
第4章 自動監視機能
4.1 自動監視機能の概要‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 21
4.2 常時監視‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 22
4.3 自動点検‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 23
4.4 エラーメッセージ一覧‥‥‥‥‥‥・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・・・ 24
第5章 取付け・使用環境
5.1 取付状態‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 26
5.2 配線‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 26
5.3 使用環境‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 26
5.4 変圧器用ユニットの交流入力‥‥‥‥・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 27
第6章 操作・取扱い
6.1 電源の投入‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 28
6.2 画面表示構成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 28
6.3 整定表示パネル操作方法‥‥‥‥‥‥・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 29
6.4 通常メニューの機能説明‥‥‥‥‥‥・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 30
6.5 整定メニューの機能説明‥‥‥‥‥‥・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 44
6.6 試験メニューの機能説明‥‥‥‥‥‥・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 52
6.7 事故/監視異常が発生した時‥‥‥‥・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 61
6.8 状態遷移図一覧‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・‥・・・・・‥・・・・ 63
第7章 保守および点検‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・・・・・・・・‥・・・・ 64
第8章 試験
8.1 標準試験条件‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・・・・・・・・‥・・・・ 65
8.2 試験における注意事項(試験方法について)・‥‥‥‥・‥・・・・・・・・・・・・‥・・・・ 65
第9章 故障発生時の対応‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・・・・・・・・‥・・・・ 79
【付図】1.ユニット外形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・・・・・・‥・・・・ 80
2.外部端子配列‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・・・・・・‥・・・・ 83
3.内部ブロック図‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・・・・・・‥・・・・ 85
4.内部保護シーケンス‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・・・・・・‥・・・・ 89
5.CB制御シーケンス‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・・‥‥・・・‥‥‥‥・‥・・・・・・・・・・・ 96
6.保護リレー特性図‥‥‥‥‥‥‥・・・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・・・・・・‥・・‥・・・・ 97
【付表】1.整定項目機種別一覧‥‥‥‥‥‥‥‥・・・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・・・・・・‥・・・・104
2.CT、VT一次側整定範囲一覧‥‥‥・・・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・・・・・・‥・・・・106
3.Whパルス乗数、va r hパルス乗数整定一覧・‥‥‥‥・‥・・・・・・・・・・‥・・・・106
4.Tリンク伝送データ一覧表‥‥‥‥‥・・・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・・・・・・‥・・・・107
参考資料1.変圧器の誘導電圧ベクトル図と結線図・・・・・‥‥・‥‥‥‥・‥・・・・・・・・・‥・・・・116
参考資料2.変圧器一次・二次のベクトル図・・・・・‥‥・‥・‥‥・‥‥‥・‥・・・・・・・・・‥・・・・117
参考資料3.従来と本ユニットのCT二次回路の結線及び交流入力について・・・・・・・・‥・・・・118
第1章
1.1
概
概
要
要
F - M P C ( F u j i - M u l t i p l e f u n ction Protector and Controller ) 2 0 0 は 受 変 電 シ ス テ ム
の イ ン テ リ ジ ェ ン ト 化 ・ 省 力 化 等 の 要 求 に 応 え る べ く 、保 護 ・ 制 御 ・ 監 視 ・ 計 測 ・ 伝 送 の 各 機 能 を 、
主回路の回線単位にコンパクトに一体化したディジタル形多機能リレーです。
F - M P C 2 0 0 の 適 用 に よ り 、保 守 ・ 運 用 の 省 力 化 、シ ス テ ム の 小 形 化 を 図 る こ と が で き る の は
もちろんのこと、変電所システムのオールディジタル化を可能にします。
内 蔵 す る 機 能 は 次 に 示 す 通 り 、保 護 機 能 、制 御 機 能 、計 測 機 能 、監 視 機 能 、お よ び 自 己 診 断 機 能 を
標準装備とし、さらに伝送機能をオプションとして追加装備することができます。
機
保護機能
能
制御機能
計測機能
監視機能
(保守支援機能)
自己診断機能
(自 動 監 視 機 能 )
試験機能
伝 送 機 能 ( Tリンク)
(オプション)
概
要
・短絡保護(INST:瞬時/DT:定限時/DS:短絡方向)
・過電流保護(OC:反限時)
・地絡保護(OCGまたはDG)
・過電圧保護(OV)
・不足電圧保護(UV)
・地絡過電圧保護(OVG)
・比率差動保護(RDf)
・過周波数保護(OF)
・不足周波数保護(UF)
・逆電力保護(RP)
・不足電力保護(UP)
・電圧検出(VR)
・遠方からのトリップ(外部トリップ)
など
・開閉器入/切操作 (直接/遠方:接点入力および伝送)
・制御権切換 (遠方/直接)
・電流値表示(A)
・電圧値表示(V)
・最大零相電流値表示(MAo)
・最大零相電圧値表示(MVo)
・有効電力値表示(W)
・無効電力値表示(var)
・力率表示(cosφ)
・周波数表示(Hz)
・電力量表示(Wh)
・無効電力量表示(varh)
・差電流表示(Ad)
・事故記録(事故計測値)表示
(FA,FV,FAo ,FVo ,FW,FHz ,FAd )
・CBトリップコイル断線監視
・CB開極/閉極時間監視
・常時監視機能
・ 自 動 点 検 ( 2 4 時 間 定 周 期 起 動 、 起 動 時 間 変 更 可 、 手 動 起 動 ( 任 意 起 動 ))
・ランプテスト
・保護リレー強制動作/ロック(各要素別)
・開閉器入/切、警報出力部の上位からの操作
・計測値データの上位伝送
・保護リレー動作信号の上位伝送
・保護リレー整定値、タイマ整定値の上位伝送
・開閉器状態表示信号、制御権状態表示(遠方/直接)信号の上位伝送
・スイッチギア側信号の上位伝送(CBの引出位置等)
・装置異常、機種IDデータ等の上位伝送
- 1 -
第1章
1.2
特
概
要
長
■ディジタル2重化構成
保護・制御機能はメイン用・フェイルセーフ用に独立した2台のCPUからなるディジタル2重
化システムで構成しており、高信頼性を実現させています。
■見やすいLCD画面
表示部に液晶(LCD)ディスプレイを採用し、計測値等を大型文字にて表示する他、日本語メ
ッセージによるガイダンス表示等を採り入れ、わかりやすい表示と操作性を実現しました。
■幅広い適用
特別高圧系統から低圧フィーダーまでの幅広い系統への適用が可能となりました。また、変圧器
用ユニット(比率差動リレー)もシリーズ化しており、変電所の保護システムのオールディジタ
ル化を可能にします。
■保守作業の省力化
本体(CPU・メモリ・入出力部等)の常時監視機能はもちろんのこと、アナログ入力部の特性
確認および出力リレーの応動確認を行う自動点検機能を備えていますので安心です。また遮断器
のトリップコイル断線監視*1、および開極/閉極時間監視機能*1を標準で装備しており、保守
の省力化に貢献します。
■事故解析の支援
事故(保護リレー動作)時の系統電流・電圧・零相電流・零相電圧・有効電力・周波数・差動回
路 電 流 * 2 の 各 値 が 自 動 的 に 保 持 さ れ 、任 意 に 事 故 デ ー タ の 計 測 表 示 が で き ま す 。ま た 、デ ー タ を
Tリンクを経由して上位システムへ伝送することが可能です。
■Tリンクによるネットワークシステムの構築 (オプション)
当社のフィールドエリアネットワークであるTリンクが直結でき、上位計算機とネットワーク結
合することにより、通常の運転監視制御に加えて、運転・保守支援システムなどのインテリジェ
ント化が容易に実現できます。
*1:母線ユニット、変圧器ユニット、系統連系ユニットを除きます。
*2:内部ソフトウェアにより合成しています。
- 2 -
第1章
1.4
概
要
従来機種との比較
1.はじめに
F-MPC200―3形は従来の2形をベースにモデルチェンジをいたしました。以下に従来機種との比較を
記載します。なお、1形・2形等の判別は形式(DUYU・・・)の9桁目の数字を参照下さい。
2.従来機種との比較
(1)概要
F-MPC200-3形は従来の2形の機種統合を図ると共に以下の点が大きく異なっております。
①内部シーケンス制御の拡充(Di/oの拡張を含む)
②リレー要素の整定範囲及びステップの見直し(fsの整定も含む)
③一般計測の足切り値の変更
④CT比の設定の拡張
(2)機種統合(リレー要素比較)
1・2形リレー要素
R11
INST・DT・OC・OCG
R12
INST・DT・OC・DG(CT)
F11
INST・DT・OC・OCG
F12
INST・DT・OC・DG(ZCT)
3形リレー要素
F32
INST・DT・OC・
(DG(CT)+OVG)/OCG
F33
B11
OV・UV・OVG
B31
T11
T21
C11
RDf(2 巻線)・HOC
RDf(3 巻線)・HOC
DSR・OV・UV・OVG・RPR・UPR・
OFR・UFR
T31
INST・DT・OC
(DG(ZCT)+OVG)
OV・UV(1,2)・
OVG(1,2)・VR
RDf・HOC・DT・OC
備考
注1
注1
注1
UV は 1 相又は 3 相の
選択が可
C31
DSR・OV・UV・OVG・RPR・UPR・
OFR・UFR
F30
DSR・DT・OC・OCG
DSR の電流整定:大
F31
DSR・DT・OC・OCG
DSR の電流整定:小
F34
DT・OC・UV・VR
注1:F32は地絡要素をDG又はOCGの排他的使用を可能とし、機種統合化を図っております。
また、一般計測機能はF11・R12の内容と同一のものです。
補足)保護システム構成
3形の導入に伴い、DG(CT)の保護システムを以下のように見直しました。
1.fsは1形・2形はOVGとしていましたが、ハードの共通化を考慮し3形ではOCGとしました。
2.システム上、電圧感度は1形・2形ではfs側で決定していましたが、fsにOCGを使用する事・
故障検出感度はすべてM側で決定すると言う観点から3形ではM側で決定する事としました。
1形・2形
3形
参考:DG(ZCT)
M
DG
DG(+OVG)
DG(+OVG)
fs
OVGfs
OCGfs
OVGfs
Mの電圧感度
5.5V固定
OVG整定により可変
OVG整定により可変
(10~50V)
(5~50V)
fs の感度
可変(5~40V)
DG/OCGの90%
OVGの90%
- 4 -
第1章
概
要
(3)内部シーケンス制御の拡充
・各リレー要素に対して、トリップ・アラーム・Tリンクの設定が個別に出来るようにしました。
・外部入力(Di)に対しては、トリップ・アラーム・Tリンクの設定に加え、MPCのLCDにて
30Fの表示を可能としました。
・従来、警報出力は固定で割り付けられていたが、任意の割付を行えるようにしました。
但し、C11の2形は割付パターンの選択が可能です。(メーカ設定)
・上記でDi/oの使用方法が増えた事に伴い、Di・Doの点数を拡充しました。
点数については下記の通りです。
Di(外部入力用)
Do(警報出力用)
機種
1・2形(注)
3形
1・2形
3形
F3□
2
14
4
10
B31
なし
10
5
10
T31
なし
5
1
7
C31
なし
5
6
7
注:1・2形は外部トリップとしてのみに使用
(4)保護リレー仕様
保護リレー(タイマも含む)の整定範囲の拡充およびステップの拡充を実施いたしました。詳細は 1 形・2形の
取扱説明書を参照下さい。
(5)計測仕様
一般計測機能の足切り
要素
1形
2形(注)
相電流
定格×1%
定格×1%(0.5%)
有効電力
10W
10W(3W)
無効電力
10var
10var(3var)
注:2形は出荷時期により仕様が異なります。
(6)CT比
相電流
1・2形
10~6000A で
JEC の規定値のみ設定可
3形
定格×0.5%
3W
3var
零相電流(CT3次選択時)
1・2形
3形
100/5A 固定
同左
3形
10~6000A で
5Aステップで設定可
(7)その他
①制御機能
Di/oの拡充に伴い、ロックアウト機能を以下のように変更しました。
以下にロックアウト設定有りの時の動きを示します。
1形・2形
3形
設定
全要素一括
各リレー要素ごと
CB入り
表示復帰後に可
表示復帰後に可
警報出力
表示復帰後に復帰
ステータス/ホールドの設定による
②変圧器用のCT二次回路の結線
T11では、87しか実装しなかったため、入力の整合はCT2次側結線で行うようにしました。
T31では1次側にDT/OCを実装することから、入力はすべて相電流で取り込み、ソフトで87用
入力の整合処理を行っています。
- 5 -
第2章
各部の名称
制御電源
状態(有
無)を表
示します
(緑)
保護・計
測・整定等
の画面を表
示します
運転状態
(CPU 動
作)を表
示します
(緑)
装置異常
時点灯し
ます
リレー動作
時点灯しま
す
(赤)
(赤)
ファンクション・キー
により各画
面を呼び出
します
扉機構となってお
り、内部操作スイッチ類
(下図)の誤操作を
防止します
画面表示の点灯・消灯を
します
扉開状態
キースイッチによりモードの選択をします。
遠/直
および
入/切
の状態
を表示
します。
押しボタンスイッチにより、遠/直切替え、
開閉器の入/切操作を行います。
スイッチには誤操作防止用のカバーが付いて
います。
画面輝度(コントラスト)を調節します。
(注)母線・変圧器・系統連系ユニットには上図の状態表示、押しボタンはありません。
- 6 -
第3章
3.1
仕
様
形式一覧
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
DUYUS □□□-3 □ C □ Q-□
ディジタル形多機能リレー
仕様
F-MPC200-3形
表1による。
改良№
(3:3形)
定格周波数
(5:50 Hz、6:60 Hz)
制御電源定格(C:DC100/110V)
要素分類
(Q:標準、A:F30,F35、Z:特殊仕様)
制御機能仕様(Q:標準、Z:特殊仕様)
特殊仕様
(無記入:標準、Z:特殊仕様)
表1(6-8桁)仕様
6桁目(保護対象)
記号
保護対象
略称
記号
7桁目(交流入力仕様)
電流入力
電圧入力
Io 入力
定格
定格
定格
5A
B
母線
B31
F
C
系統連系
C31
R
F
T
○
110V
5A
0.5A
8桁目(カード実装:Di/Do,Di,Do,TLK)
Vo 入力
定格
110V
○
○
○
○
F32
A
○
○
○
F30/F31
(注 1)
B
○
○
○
F34
C
○
○
F33/F35
(注 2)
D
○
○
T31
G
○×2
ディジタル入出力カード
記号
○
Di/Do
F
G
○×2
○×2
A
B
J
K
○
○
Di
Do
オプションカード
Tリンク
(TLK)
○
○
○
○
○
○
J
○
○
K
○
○
○
J
K
○
○
○
○
○
J
K
○
○
○
○
○
○
フィーダ
変圧器
(注1)F30 と F31 は 12 桁目で区分
(注2)F33 と F35 は 12 桁目で区分
○
○
A
B
F31:12 桁目がQ、F30:12 桁目がA
F33:12 桁目がQ、F35:12 桁目がA
- 7 -
○
○
○
第3章
3.2
仕
様
機種別仕様
ユニット名称
[ ]内機種コード
フ フィーダ
交流入力数
I
Io
V
1
3
保護リレー要素
Vo
メイン
計測機能
フェイルセーフ
常時計測
事故記録
CB制御
DS
(3相)
A(3)
FA(3)
入/切
DT
(3相)
MAo
FAo
遠直切換
| [F30
OC
(3相)
W
ダ
OCG
3
ィ ユニット1
(CT)
/F31]
OC fs
(3相)
var
OCG fs
cosΦ
DUYUSFB□
Wh(+/-)
varh(+/-)
(注1)
フィーダ
3
ユニット2
1
3
1
(CT)
[F32]
DUYUSFA□
INST(3相)
OC fs
(3相)
A(3)
FA(3)
入/切
DT
(3相)
MAo
FAo
遠直切換
OC
(3相)
W
DG+OVG/
OCG fs
var
OCG
cosΦ
Wh(+/-)
varh(+/-)
フィーダ
3
ユニット3
1
3
1
(ZCT)
[F33
/F35]
INST(3相)
OC fs
(3相)
A(3)
FA(3)
入/切
DT
(3相)
MAo
FAo
遠直切換
OC
(3相)
W
A(3)
FA(3)
入/切
V(3)
FV(3)
遠直切換
DG+OVG
OVG fs
var
DUYUSFD□
cosΦ
Wh(+/-)
(注2)
変圧器
varh(+/-)
3
3
DT
(3相)
2 次用ユニット
OC
(3相)
[F34]
UV
(3相)
UV fs
(3相)
W
VR
(uv)
VR fs
(uv)
var
DUYUSFC□
OC fs
(3相)
cosΦ
Wh(+/-)
varh(+/-)
母 母線ユニット
3
1
線 [B31]
DUYUSBF□
UV-1(3相)
UV-1fs(3相)
V(3)
FV(3)
UV-2(3相)
UV-2fs(3相)
MVo
FVo
OV
(uv)
OV fs
(uv)
Hz
VR
(uv)
VR fs
(uv)
OVG-1
OVG-1fs
OVG-2
OVG-2fs
RDf
(3相)
RDf fs (3相)
圧 (2次巻線)
HOC
(3相)
器 [T31]
DT
(3相)
変 変圧器ユニット
6
DUYUSTG□
OC fs
(3相)
UV fs
(3相)
Ad(3)
FAd(3)
A(3)
FA(3)
A(3)
FA(3)
V(3)
FV(3)
MVo
FVo
OC
(3相)
DS
(3相)
統 ユニット
UV
(3相)
連 [C31]
OV
(uv)
系 DUYUSCR□
OVG
OVG fs
W
FW
RP
RP fs
Hz
FHz
UP
UP fs
系 系統連系
3
3
1
OV fs
(uv)
UF
(uv)
UF fs
(uv)
OF
(uv)
OF fs
(uv)
(注1)フィーダユニット1の適用は下記による。
F30:フィーダ設置用(DS電流整定大)
F31:受電点設置用 (DS電流整定小)
(注2)フィーダユニット3の適用は下記による。
F33:非接地系統用:EVT接地(DG電流整定小)
F35:非接地系統用:EVT+GTR接地(DG電流整定大)
- 8 -
第3章
3.3
仕
様
ユニット共通仕様
ユニットの共通仕様は下表の通りです。
項
目
仕
様
備
構造
盤埋め込み形
冷却方式
自然空冷形
準拠規格
保護リレー仕様は、下記の規格に準拠
電気学会
考
電気規格調査会標準規格
JEC-2500-1987(電力用保護継電器)
JEC-2510-1989(過電流継電器)
JEC-2511-1995(電圧継電器)
JEC-2512-2002(地絡方向継電器)
JEC-174F-1982(比率差動継電器)
日本電機工業会規格
JEM-1336-1976(高圧配電線用地絡方向継電器)
*計測仕様は日本工業規格 JiS-C-1102(指示電気計器)に準拠
定格
周波数
50 Hz
電流
AC
または
5A
60 Hz
CT2次
電圧
AC
110V
VT2次
零相電流
AC
5A
零相電流
AC
0.5A
零相電圧
AC
定格値消費VA
2.0VA
制御電源
DC100/110V
制御電源負担
発注時指定
(CT残留/三次)
(ZCT2次)
ZCT:200/1.5mA
110V
EVT3次
以下
電流・電圧共
(許容変動範囲
80~143V)
40W以下
瞬断 20ms 許容
通常運転時30W以下
周囲温度
-10℃~+50℃
(特性保証:0℃~+40℃)
保存温度
-20℃~+60℃
相対湿度
30%~80%RH
接地方式(推奨)
D種接地(接地抵抗100Ω以下)
(日平均)
結露無きこと
高圧盤搭載時はA種接地
を許容
重
量
絶縁抵抗
商用周波耐電圧
雷インパルス耐電圧
耐振動
6kg以下
電気回路一括対地間
10MΩ以上
電気回路相互間
5MΩ以上
接点回路端子間
5MΩ以上
JEC-2500
(DC500Vメガー )
電気回路一括対地間
AC2000 V
1分間
電気回路相互間
AC2000 V
1分間
接点回路端子間
AC1000 V
1分間
電気回路一括対地間
4.5kV
JEC-2500
電気回路相互間
4.5kV
標準波形(1.2/50μs)
制御回路相互間
3.0kV
正・負各3回
入力変成器端子間
3.0kV
〔接点回路端子間〕
接点回路端子間
3.0kV
警報出力用および母線
JEC-2500
(遮断器制御用)
ユニットのトリップ出力用除く
・10Hz、複振幅前後左右 5mm 上下 2.5mm
JEC-2500
3方向、各 30 秒
(耐震階級A)
・16.7Hz、複振幅 0.4mm、3方向、各 10 分
耐衝撃
30 G、3方向、各3回
JEC-2500
耐ノイズ
1~ 1.5 M Hzピーク電圧 2.5~3kV の減衰振動波形
JEC-2500
2秒間継続印加
(ANSI規格準拠)
1ns× 100ns、 ピーク電圧 1kV の方形波インパルス 性ノイズ
(B-402)
2秒間継続印加
過負荷耐量
電流回路:定格×40 倍
1秒2回
1 分間隔
電圧回路:線間・定格×1.25 倍
10 秒
1回
零相・定格×1.5 倍
5秒
1回
制御電源:定格× 1.3 倍
3時間
- 9 -
JEC-2500
第3章
3.4
仕
様
信号入出力仕様
項
目
仕
外部信号入力部
電圧定格
出力接点
様
備
考
DC 100/ 110 V
トリップコイル断線
通電電流
8mA/回路
監視用回路を含む
動作開始電圧
DC50 V以上~70 V以下
通電容量
開路時:DC 110 V
閉路時:10 A
開路容量
抵抗負荷
:DC 110V, 0.7A
通電容量
開路時:DC 110 V
閉路時:5 A
警報出力用
開路容量
抵抗負荷
:DC 110V, 0.5A
母線ユニットのトリップ用出力
誘導負荷
誘導負荷
(100 V)
(L/R=7ms)
(L/R=15ms)
遮断器制御用
:DC 110V, 0.4A
:DC 110V, 0.2A
外部入力端子機能説明
3.5
機種
F3□
名称
遠方入り
説明
遠方からの CB 入操作用入力
F3□
遠方切り
遠方からの CB 切操作用入力
F3□
外部43
F3□
52a
F3□
52b
F32
OC/OCG/DG ロック
C31
連系条件
C31
RPR使用
F3□
TC断線監視
F3□
C31
B31
T31
外部入力
(IN01~IN14)
制御権を外部より設定する場合に使用
(入力ありで遠方/なしで直接)
CB補助接点(52a)入力
(入力ありにて「入」表示)
CB補助接点(52b)入力
(入力ありにて「切」表示)
外部からOCトリップおよびOCG/DGトリップをロック
する場合に使用
連系条件を入力
(入力ありにて連系用リレー動作ロック)
RPR使用を外部選択する場合に使用
(入力ありにてRPR動作条件成立)
トリップコイル断線監視用
(トリップ回路に微弱電流を通電する)
汎用外部入力端子
(機能は入力選択整定による)
備
考
制御権遠方時有効
(ただし操作ロック整定時不可)
制御権遠方時有効
(ただし操作ロック整定時不可)
外部43整定使用にて有効
トリップコイル断線監視、およびCB
開時間監視の監視起動条件
CB閉時間監視の監視起動条件
52a入力が監視起動条件
F3□:IN01~IN14
C31:IN01~IN05
B31:IN01~IN10
T31:IN01~IN07
保護機能
(1) 保護システム構成
メイン(M)/フェイルセーフ(fs)のリレー構成は下表の通りです。
短絡検出
過電流検出
地絡検出
瞬時
定限時
OCG
DG(抵抗接地)
DG(非接地)
過電圧検出
不足電圧検出
地絡過電圧検出
短絡方向検出
フィーダ用
系統連系用
逆電力検出
不足電力検出
過周波数検出
不足周波数検出
差動保護
比率
過電流
メイン(M)
INST
DT
OC
OCG
DG + OVG
DG + OVG
OV
UV
OVG
DS
DS + UV
RP
UP
OF
UF
RDf
HOC
- 10 -
フェイルセーフ(fs)
OC fs
備考
OCG fs
OCG fs
OVG fs
OV fs
UV fs
OVG fs
OC fs
UV fs
RP fs
UP fs
OF fs
UF fs
RDf fs
F30/F31
F32
F33/F35
第3章
仕
様
(2) 保護リレー仕様
メイン(M)のリレー仕様は下表の通りです。
要素
INST
〔瞬時過電流〕
(3相一括整定)
個別仕様
電流整定
特性
精度
DT
電流整定
〔定限時過電流〕 タイマ整定
(3相一括整定)
精度
動作特性(ハッチング部:動作)
10~80 A,Lock
瞬時(40ms 以下)
動作値 :±5%
(1Aステップ)
I
5~80 A,Lock
(1Aステップ)
0~2 s
(0.1 sステップ)
動作値 :±5%
動作時間:タイマ整定+50ms 以下
t
I
I
OC
電流整定
〔反限時過電流〕 動作時限 (L)
(3相一括整定)
特
性
精度
DS
〔短絡方向〕
(3相一括整定)
F30(フィーダ用)
F31(受電点用)
電流整定
タイマ整定
特性
精度
DS
〔短絡方向〕
(3相一括整定)
C31
(系統連系用)
電流整定
電圧整定(UV)
タイマ整定
特性
精度
OV
〔過電圧〕
(uv線間)
電圧整定
タイマ整定
精度
2~12 A,Lock
(0.1 Aステップ)
0.5~20
(0.1 倍ステップ)
反限時特性:5種(選択)、T31はSI固定
・普通反限時(SI)
・強反限時(VI)
・超反限時(EI)
・長反限時(LT)
・I 2t=一定
動作値 :±5%(2.5 A未満は±7%)
動作時間:P 141-145 参照
F30:10~80 A,Lock (1Aステップ)
F31:2~12 A,Lock (0.1 Aステップ)
0~30 s
(0.1 s ステップ)
電圧感度(V)
:2.2 V(固定)
最大感度位相角:45° (電流進み 固定)
動作位相範囲
:160°(固定)
電圧メモリ機能付き
動作値 :±5%
動作時間:タイマ整定+50ms 以下
C31:0.1~5A,Lock (0.05 Aステップ)
20~100 V
(1Vステップ)
0~30 s
(0.1 s ステップ)
電圧感度(V)
:2.2 V(固定)
最大感度位相角:225° (電流進み 固定)
動作位相範囲
:160°(固定)
電圧メモリ機能付き
動作値 :±5%(0.2 A未満は±10%)
動作時間:タイマ整定+50ms 以下
B31:60~140 V,Lock
(1Vステップ)
C31:110V~140 V,Lock
(1Vステップ)
0~30 s
(0.1 s ステップ)
動作値 :±5%
動作時間:タイマ整定+50ms 以下
VR
〔電圧検出〕
(uv線間)
電圧整定
タイマ整定
精度
UV(1、2)
〔不足電圧〕
(3相一括整定)
電圧整定
20~100 V,Lock
(1Vステップ)
(1、2個別)
タイマ整定
0~30 s
(0.1 s ステップ)
(1、2個別)
精度
動作値 :±5%
動作時間:タイマ整定+50ms 以下
母線ユニットを
除き1のみ
20~100 V,Lock
(1Vステップ)
0~30 s
(0.1 s ステップ)
動作値 :±5%
動作時間:タイマ整定+50ms 以下
(F34 はタイマ整定+60ms 以下)
- 11 -
t
I
(I)
i
i=(入力電流/電流整定)
I
V
(図はフィーダ用)
t
V
V
t
V
V
t
V
V
第3章
仕
様
個別仕様
OCG
〔地絡過電流〕
電流整定
タイマ整定
特性
精度
0.1~3A,Lock
(0.1 Aステップ)
0~30 s
(0.05 s ステップ)
第2調波ロック機能付き(15%)
動作値 :±5%(0.2 A未満は±10%)
動作時間:タイマ整定+70ms 以下
電流(i0)整定
特性
0.1~3A,Lock
(0.1 Aステップ)
電圧感度(V0)
:5.5 V(固定)
最大感度位相角 :0° (固定)
動作位相範囲
:160°(固定)
動作値 :±5%(0.2 A未満は±10%)
動作時間:タイマ整定+70ms 以下
10~50 V,Lock
(1Vステップ)
動作値 :±5%
動作時間:50ms 以下
0~30 s
(0.05 s ステップ)
(F 3 2 )
要素
DG
〔地絡方向〕
抵抗接地系統用
精度
( F 3 3 /3 5 )
OVG
〔地絡過電圧〕
電圧整定
精度
OCG/DG
タイマ(注1)
DG
〔地絡方向〕
タイマ整定
電流(i0)整定
特性
非接地系統用
精度
OVG
〔地絡過電圧〕
DGタイマ(注2)
OVG
〔地絡過電圧〕
母線ユニットを除き1
のみ
RP
〔逆電力〕
UP
〔不足電力〕
OF
〔過周波数〕
(uv線間)
UF
〔不足周波数〕
(uv線間)
電圧整定
精度
動作特性(ハッチング部:動作)
In
I0
F33:1.0~10mA,Lock
(0.5mA ステップ)
F35:10~100mA,Lock
(1mA ステップ)
電圧感度(V0)
:5.5 V(固定)
最大感度位相角 :60° (電流進み 固定)
動作位相範囲
:160°(固定)
V0 低周波検出機能付き
動作値 :±10%(1.5mA 未満は±15%)
動作時間:タイマ整定+100ms 以下
5~50 V,Lock
(1Vステップ)
動作値 :±5%
動作時間:50ms 以下
0~30 s
(0.05 s ステップ)
10~50 V,Lock
(1Vステップ)
タイマ整定
電圧整定
(1、2個別)
タイマ整定
0~30 s
(0.1 s ステップ)
(1、2個別)
精度
動作値 :±5%
動作時間:タイマ整定+50ms 以下
電力整定
10~200 W,Lock
(0.5 Wステップ)
タイマ整定
0~30 s
(0.1 s ステップ)
特性
最大感度位相角 :210°
(r 相電流の uv 線間電圧に対する遅れ 固定)
電力検出:3相電力検出(2電力計法)
精度
動作値 :±5%
動作時間:タイマ整定+60ms 以下
電力整定
10~200 W,Lock
(0.5 Wステップ)
タイマ整定
0~30 s
(0.1 s ステップ)
特性
最大感度位相角 :30°
(r 相電流の uv 線間電圧に対する遅れ 固定)
電力検出:3相電力検出(2電力計法)
精度
動作値 :±5%
動作時間:タイマ整定+60ms 以下
周波数整定
タイマ
特性
定格~定格+3 Hz,Lock
(0.1Hz ステップ)
0~30 s
(0.1 s ステップ)
UVロック:40 V(固定)
精度
動作値 :±0.2%
動作時間:タイマ整定+200ms 以下
周波数整定
タイマ
特性
精度
t
In
定格-3~定格 Hz,Lock
(0.1Hz ステップ)
0~30 s
(0.1 s ステップ)
UVロック:40 V(固定)
動作値 :±0.2%
動作時間:タイマ整定+200ms 以下
(注1)本タイマは(DG+OVG)のタイマ、またはOCGのタイマとして使用します。
(注2)本タイマは(DG+OVG)のタイマとして使用します。
- 12 -
V0
I0
V0
t
Vn
Vn
W
-P
-P
+P
W
+P
F
定格
定格
F
V
V
第3章
仕
要素
RDf
〔比率差動〕
(3相一括整定)
様
個別仕様
基準電流整定
1 次入力
~2次入力
(入力切換)
特性
精度
HOC
特性
[差回路過電流] 精度
動作特性(ハッチング部:動作)
2.9~8.7 A
(0.1 Aステップ)
0:無入力
1:スター入力
2:デルタ(r-s)入力
3:デルタ(r-t)入力
最小動作感度:基準電流整定の 30%(固定)
動作比率:50%(固定)
(差(流入-流出)/流入 による表現)
第2調波ロック機能:15%以上でロック
(3相抑制方式)
動作値 :±5%
比率特性:±10%
動作時間:50 ms 以下
動作感度:基準電流整定の 800%(固定)
動作値 :±5%
動作時間:35 ms 以下
- 13 -
流
出
流入
Id
第3章
仕
様
フェイルセーフ(fs)のリレー仕様は下表の通りです。
要素
OC fs
[過電流]
個別仕様
用途
特性
精度
用途
動作感度
特性
精度
用途
動作感度
特性
精度
VRのストッパー
VR(M側)の整定値の100%(連動)
瞬時(50 ms 以下、F34 は60 ms 以下)
動作値 :±5%
用途
UVのストッパー
または、UVおよびDSのストッパー(C31のみ)
UV(M側)の整定値の100%(連動)
または、UV(M側)またはUVDSRの最大整定値の
100%(連動)(C31のみ)
瞬時(50 ms 以下)
動作値 :±5%
DG/OCGのストッパー
DG(M側)またはOCG(M側)の整定値の90%(連
動)
瞬時(70 ms 以下)
動作値 :±5%(0.2 A未満は±10%)
動作感度
OV fs
[過電圧]
VR fs
[電圧検出]
UV fs
〔不足電圧〕
動作感度
OCG fs
〔地絡過電流〕
特性
精度
用途
動作感度
特性
精度
OVG fs
〔地絡過電圧〕
RP fs
〔逆電力〕
UP fs
〔不足電力〕
OF fs
〔過周波数〕
動作特性(ハッチング部:動作)
F30/F31:(DS、DT、OC)のストッパー
F32/F33:(INST、DT、OC)のストッパー
F34/T31:(DT、OC)のストッパー
ロックされていないM側要素の 整定入力値の最小値の
90%(連動)、(但し、上限は40A)
瞬時(40 ms 以下)
動作値 :±5%(3A未満は±10%)
OVのストッパー
OV (M側)の整定値の100%(連動)
瞬時(50 ms 以下)
動作値 :±5%
用途
動作感度
特性
精度
OVGのストッパー
OVG(M側)の整定値の90%(連動)
(ただしC31は100%連動)
瞬時(50 ms 以下)
動作値 :±5%
用途
動作感度
特性
精度
RPのストッパー
RP(M側)の整定値の100%(連動)
瞬時(60 ms 以下)
動作値 :±5%
用途
動作感度
特性
精度
UPのストッパー
UP(M側)の整定値の100%(連動)
瞬時(60 ms 以下)
動作値 :±5%
用途
動作感度
特性
精度
OFのストッパー
OF(M側)の整定値の100%(連動)
瞬時(200 ms 以下)
動作値 :±0.2%
I
V
V
V
In
Vn
W
-P
-P
用途
動作感度
特性
精度
UFのストッパー
UF(M側)の整定値の100%(連動)
瞬時(200 ms 以下)
動作値 :±0.2%
W
+P
F
定格
UF fs
〔不足周波数〕
+P
定格
V
V
F
RDf fs
[差動]
用途
動作感度
特性
精度
RDfのストッパー
RDf(M側)の最小動作値の90%(連動)
瞬時(35 ms 以下)
動作値 :±5%
- 14 -
Id
第3章
3.6
仕
様
計測機能
(1) 常時計測仕様
計測種別
電流
A(3相)
零相電流
MAo
(F30,F31,F32)
零相電流
MAo
(F33,F35)
電圧
V(3相)
零相電圧
MVo
差動回路
電流
Ad(3相)
有効電力
W
無効電力
var
力率
cosφ
周波数
Hz
入力検出・表示内容(桁数)・表示範囲
入力検出:I r ,I s ,I t
表示内容:1次側換算実効値(最大4桁)
表示範囲 F3□:CT定格値の 0~2000%
T31 :CT定格値の 0~1000%
C31 :CT定格値の 0~ 200%
(ただし 9999 Aを表示上限値)
計測下限:定格×0.5%
表示内容:1次側換算実効値(最大4桁)
〔最大値保持〕
表示範囲:CT定格値の0~150%
レスポンスタイム:100ms
計測下限:定格×1%
表示内容:1次側換算実効値(最大4桁)
〔最大値保持〕
表示範囲 F33:ZCT 定格値の 0~2000%
F35:ZCT 定格値の 0~20000%
レスポンスタイム:100ms
計測下限 F33:ZCT 定格×20%
F35:ZCT 定格×200%
入力検出:V uv,V vw,V wu
表示内容:1次側換算実効値(最大4桁)
表示範囲:VT二次で0~150 V
計測下限:定格×1%
表示内容:1次側換算実効値(最大4桁)
〔最大値保持〕
表示範囲:EVT三次で0~150 V
レスポンスタイム:100ms
計測下限:定格×1%
入力検出:I r1-2,I s1-2,I t1-2
表示内容:基準電流換算実効値(最大4桁)
表示範囲:0~100%
(基準電流整定に対する値)
(ソフトウェア合成値)
計測下限:基準電流×3%
入力検出:I r ,I t ,V uv,V wv
(2電力計法)
表示内容:1次側換算値(最大4桁)
表示範囲:変成器二次で0~±1kW (3φ)
計測下限:3W(CT/VT2次側)
入力検出:I r ,I t ,V uv,V wv
(2電力計法)
表示内容:1次側換算値(最大4桁)
表示範囲:変成器二次で0~±1k var (3φ)
計測下限:3 var(CT/VT2次側)
入力検出:(W,var)
表示内容:最大4桁
表示範囲:進み0%~100%~遅れ0%
入力検出:V uv
表示内容:3桁
表示範囲:45~55 Hz(50 Hz)
55~65 Hz(60 Hz)
計測下限:定格×10%(電圧入力)
表
示
0
10.00
1000
例
~ 9.999 [A]
~ 999.9 [A]
~ 9999 [A]
0 ~ 150.0 [A] (3次)
0 ~ 9000
F33:
F35:
精 度*
±1.0%
±1.0%
[A] (残留)
0 ~ 4.000 [A]
0 ~ 40.00 [A]
±10.0%
(F33: ZCT 定格値の
100%入力にて)
(F35: ZCT 定格値の
1000%入力にて)
0 ~ 999.9 [V]
1.000 ~ 210.0 [kV]
±1.0%
0 ~ 999.9 [V]
1.000 ~ 210.0 [kV]
±1.0%
0 ~ 100.0 [%]
0 ~± 999.9 [W]
±1.000 ~± 999.9 [kW]
±1.000 ~± 999.9 [MW]
[ +:正方向、-:逆方向 ]
0 ~± 999.9 [var]
±1.000 ~± 999.9 [k var]
±1.000 ~± 999.9 [M var]
±5.0%
±1.0%
±1.0%
[ +:遅れ、-:進み ]
-0 ~-0.500 ~1.000
~+0.500 ~+0
±2.0%
[ +:遅れ、-:進み ]
45.0~55.0
[Hz]
55.0~65.0
[Hz]
±1.0%
*:精度はCT/VT定格入力時における値を示す
- 15 -
第3章
仕
計測種別
有効電力量
Wh
無効電力量
var h
様
入力検出・表示内容(桁数)・表示範囲
入力検出:(W)
表示内容:最大5桁
表示範囲:〔+〕0~99999MWh
[-]0~99999MWh
[両方向個別積算/逆転防止]
[ +:正方向、-:逆方向 ]
入力検出:(var)
表示内容:最大5桁
表示範囲:〔+〕0~99999M var h
[-]0~99999M var h
両方向個別積算/逆転防止]
[ +:遅れ、-:進み ]
表
示 例
0 ~999
[Wh]
1.000 ~999.99 [kWh]
1.0000~99999 [MWh]
精 度*
JIS
(普通級相当)
0 ~999
[varh]
1.000 ~999.99 [kvarh]
1.0000~99999 [Mvarh]
JIS相当
(普通級相当)
*:精度はCT/VT定格入力時における値を示す
(2) 事故計測仕様
計測種別
電流
零相電流
FAo
(F30,F31,F32)
入力検出・表示内容(桁数)・表示範囲
内容
:1次側換算実効値(最大4桁)
〔リレー動作時数値保持〕
表示範囲 F3□:CT定格値の 0~2000%
T31 :CT定格値の 0~1000%
C31 :CT定格値の 0~ 200%
(ただし 9999 Aを表示上限値)
内容
:1次側換算実効値(最大4桁)
〔リレー動作時数値保持〕
表示範囲:CT定格値の0~200%
零相電流
内容
FA(3相)
FAo
(F33,F35)
:1次側換算実効値(最大4桁)
〔リレー動作時数値保持〕
表示範囲 F33:ZCT 定格値の 0~2000%
F35:ZCT 定格値の 0~20000%
電圧
内容
FV(3相)
零相電圧
FVo
差動回路
電流
FAd(3相)
有効電力
FW
周波数
FHz
表
示 例
0 ~ 999.9 [A]
1.000 ~ 120.0 [kA]
精 度*
±5.0%
0 ~ 999.9 [A]
(残留)
1.000 ~ 12.00 [kA]
±5.0%
0 ~ 200.0 [A]
F33:0 ~ 4.000 [A]
F35:0 ~ 40.00 [A]
(三次)
±10.0%
(F33: ZCT 定格値の
100%入力にて)
(F35: ZCT 定格値の
1000%入力にて)
±5.0%
0 ~ 999.9 [V]
1.000 ~ 210.0 [kV]
:1次側換算実効値(最大4桁)
〔リレー動作時数値保持〕
表示範囲:VT二次で0~150 V
内容
:1次側換算実効値(最大4桁)
〔リレー動作時数値保持〕
表示範囲:EVT三次で0~150 V
内容
:基準電流換算値(最大4桁)
〔リレー動作時数値保持〕
表示範囲:0~1000%
(基準電流整定に対する値)
(ソフトウェア合成値)
入力検出:I r ,I t ,V uv,V wv
(2電力計法)
内容:1次側換算値(最大4桁)
〔リレー動作時数値保持〕
表示範囲:変成器二次で0~±1kW (3φ)
入力検出:V uv
内容
:3桁
〔リレー動作時数値保持〕
表示範囲:45~55 Hz(50 Hz)
55~65 Hz(60 Hz)
0 ~ 999.9 [V]
1.000 ~ 210.0 [kV]
0 ~ 1000
±5.0%
[%]
±5.0%
0 ~± 999.9 [W]
±1.000 ~± 999.9 [kW]
±1.000 ~± 999.9 [MW]
[ +:正方向、-:逆方向 ]
45.0~55.0
[Hz]
55.0~65.0
[Hz]
±5.0%
±5.0%
*:精度はCT/VT定格入力時における値を示す
(3) 計測機能に関する整定項目
整定項目
CT一次
VT一次
A0入力
内容
主CT一次定格を設定
主VT一次定格を設定
零相電流入力を設定
整定範囲
10~6000 A
(5Aステップ)
220 V~154kV
(ステップは固定)
0:残留回路入力
1:三次回路入力(100/5A)
Whパルス乗数
var hパルス乗数
Wh/var hの計測パルス出
力の乗数を設定
(伝送出力)
n:-2~+4
- 16 -
(1ステップ)
備考
計測データ表示に使用
計測データ表示に使用
計測データ表示に使用
1(三次)設定の場合、入力
を3倍して表示
(3I 0 換算)
計測データ出力に使用
10 n kWh/pulse
第3章
3.7
仕
様
制御機能
注:本機能は母線ユニット・変圧器ユニット・系統連系ユニットにはありません。
項目
開閉器制御
本体操作
遠方操作
操作ロック
遠方/直接切換
本体切換
切優先
選択
外部43
優先
ロックアウト(86)
3.8
ロックアウト機能
とは
ロックアウト機能
の要否
仕様
「直接」状態にて、リレー本体の制御部(開閉式カバー内)の入/切スイッチにより、
開閉器の操作(入/切)ができます。
(スイッチは誤操作防止用カバー付きです)
「遠方」状態にて、遠方からの入/切信号(接点入力と伝送信号の両方有り)により、
開閉器の遠方操作(入/切)ができます。
開閉器操作(遠方/直接とも)を不使用とする場合、整定「操作ロック」を”有”により
操作ロックに出来ます。
(連動して遠方/直接の状態表示も行いません)
リレー本体の制御部(開閉式カバー内)の遠方/直接切換スイッチにより、操作権の
変更を行う事ができます。
(スイッチは誤操作防止用カバー付きです)
「切優先」機能の有無の選択を整定により選択できます。
・切優先「有」:遠方・本体操作共に遠方/直接の条件に関係無く切り操作が可能。
・切優先「無」:遠方・本体操作共に切り操作は遠方/直接の条件による。
操作権を外部からの43入力条件により切り換える事が出来ます。
(1回線に複数の開閉器がある回路の場合など)
整定「外部43優先」が”有”の場合、外部の43入力条件に連動して制御権が切り換
わります。
(外部43入力条件は、”遠方”で閉の a 接点入力としてください。
内蔵の保護リレーが動作した場合、表示復帰操作を行わないと開閉器の入り操作が
出来ない機能をロックアウト機能といいます。
整定によりロックアウト機能の要否を選択できます。
監視機能
注:本機能は母線ユニット・変圧器ユニット・系統連系ユニットにはありません。
項目
CBトリップコイル断線監視
CB開極/閉極時間監視
仕様
遮断器(CB)のトリップコイルを含めた回路の断線監視を行ないます。
断線監視用入力回路(1点)を標準装備とし、断線状態(電流通流無)が一定時間(10
秒間)継続した場合には外部に警報出力を行ないます。
なお、CBの補助接点(52a)入力が無い場合には断線監視は行ないません。
遮断器(CB)の開極/閉極時間の監視を行ないます。
リレー本体からのトリップ・切/入出力からCBの補助接点入力までの時間を測定
し、測定時間があらかじめ整定された上限値(開極/閉極個別に設定可)を超えた時
は外部に警報出力を行ないます。
なお、CBの補助接点(52a、52b)入力が無い場合は時間監視は行ないません。
測定時間範囲:0.01から2.00s
(時間分解能:0.01s)
上限値整定 :0.01から1.00s
(0.01sステップ)
- 17 -
第3章
3.9
仕
様
シーケンス機能
(1) 入力選択
各保護リレー要素、外部入力信号毎に、下記のような設定が可能です。
トリップ出力
警報出力
ロックアウト ロックアウト
ホールド
有り
無し
ステータス
30F表示
ホールド
Tリンク出力
ステータス
ホールド
トリップ出力
ステータス
警報出力
トリップ1 トリップ2 ホールド
例:F3□ 保護リレー要素(INST)
30F表示
ステータス
ホールド
ステータス
Tリンク出力
ホールド
ステータス
例:T31、C31 外部入力(IN01)
INST
T-IN01
S
R
S
R
IN01
S
R
S
R
A-INST
A-IN01
S
R
INST
OCfs
S
R
IN01
INST
トリップ2
86-INST
トリップ1
表示復帰
表示復帰
・LCD画面の整定変更モードにて設定します。
・保護リレー要素毎および外部入力(F3□:IN01-IN14、B31:IN01-IN10、T31:IN01-IN07、C31:IN01-IN05)毎に、トリップ
出力、警報出力、30F表示、Tリンク出力の条件を設定します。保護リレー要素については、30F表示の設定は無効
となります。F3□のトリップ出力は、ロックアウトの有/無を設定し、T31とC31のトリップ出力は、トリップ出
力1およびトリップ出力2の使用/不使用を設定します。B31にはトリップ出力と警報出力の設定がありません。
・各項目毎に 1 または0を設定します。1:有効、0:無効
・ステータス/ホールドはどちらか一方を選択します(両方1の場合はホールドが選択され、両方0の場合は出力しません)。
<設定例>トリップ出力は「ロックアウト有り」、警報出力は「ステータス」、30F表示は「ホールド」、Tリンク出力
は「ステータス」の場合
設定値:10011001
(2) 出力選択(本機能はB31にはありません)
外部出力Ry毎に、下記のような設定が可能です。
外部入力3
外部入力2
外部入力1
F30/F31
-
リレー要素2
-
-
-
OCG
リレー要素1
OC
DT
DS
-
外部入力4
-
IN14 IN13
IN12 IN11 IN10 IN09
IN08 IN07 IN06 IN05
IN04 IN03 IN02 IN01
F32
-
-
-
-
OCG/DG
OC
DT
INST
-
-
IN14 IN13
IN12 IN11 IN10 IN09
IN08 IN07 IN06 IN05
IN04 IN03 IN02 IN01
F33/F35
-
-
-
-
DG
OC
DT
INST
-
-
IN14 IN13
IN12 IN11 IN10 IN09
IN08 IN07 IN06 IN05
IN04 IN03 IN02 IN01
F34
-
-
-
-
VR
UV
OC
DT
-
-
IN14 IN13
IN12 IN11 IN10 IN09
IN08 IN07 IN06 IN05
IN04 IN03 IN02 IN01
T31
-
-
-
-
OC
DT
HOC
RDf
-
-
ー
-
-
-
-
-
-
C31
UF
OF
UP
RP
OVG
UV
OV
DS
-
-
-
-
-
-
-
-
-
IN07 IN06 IN05
-
-
IN05
IN04 IN03 IN02 IN01
IN04 IN03 IN02 IN01
例:F32 Ry01
A-IN01
A-IN02
OR
A-INST
A-DT
・LCD画面の整定変更モードにて設定します。
・外部出力Ry(F3□:Ry01-Ry10、T31,C31:Ry01-Ry07)毎に、警報出力条件を設定します。
・各項目毎に 1 または0を設定します。1:有効、0:無効
・4項目をまとめたグループ毎に16進数(0~F)で設定します。
<設定例>IN01 と IN04 を有効にする場合
設定値:000009
- 18 -
警報出力
(Ry01)
第3章
仕
様
(3) Tリンク選択(本機能はT31およびC31にはありません)
ステータスフラグ(SB01~SB08)毎に、下記のような設定が可能です。
外部入力4
-
-
IN14 IN13
外部入力3
外部入力2
外部入力1
IN12 IN11 IN10 IN09
IN08 IN07 IN06 IN05
IN04 IN03 IN02 IN01
例:SB01
A-IN01
A-IN02
A-IN03
A-IN04
A-IN13
A-IN14
・LCD画面の整定変更モードにて設定します。
・ステータスフラグ(SB01-SB08)毎に、Tリンク出力条件を設定します。
・各項目毎に 1 または0を設定します。1:有効、0:無効
・4項目をまとめたグループ毎に16進数(0~F)で設定します。
<設定例>IN09,IN12,IN13,IN14のみを有効にする場合
設定値:3900
(4) 制御設定(本機能はB31、T31およびC31にはありません)
CB操作について、下記のような設定が可能です。
CB操作
不使用
-
-
-
ー
ー
外部43優先
切り優先
操作ロック
・LCD画面の整定変更モードにて設定します。
・各項目毎に1または0を設定します。1:有効、0:無効
- 19 -
OR
ステータスフラグ(SB01)
第3章
3.10
仕
様
Tリンク機能(オプション)
項
伝送方式
目
仕
様
半二重、シリアル伝送
データ交換方式
1:N(ポーリング/セレクティング)方式
伝送速度
500kビット/秒
伝送路
ツイストペアケーブル
伝送路総長
総長1km
伝送路形態
バス(マルチドロップ)
伝送データ構成
入力(下り情報):4ワード
出力(上り情報):4ワード
- 20 -
計8ワード/局
第4章 自動監視機能
4.1
自動監視機能の概要
F-MPC200は、動作信頼性の向上のため装置内部のハードウェアをチェックする自動監視機能を備えておりま
すので、保守・点検の省力化が図れます。
内部の監視対象部を図示すると下図の通りであり、内部全域を監視しております。
入力
変成器
AF
CPU1
電流
A/D
(メイン)
内部バス
Di
Ry
M
Do
AF
メモリ
電圧
共有メモリ
Di
Ry
fs
Do
Di
メモリ
AF
整定メモリ
CPU2
(フェイルセーフ)
伝送
電源装置
アナログ入力部監視
CPU1
常時
監視
自動
点検
デジタル入出力部監視
メモリ監視
アナログ入力部点検
アナログ入力部監視
CPU2
常時
監視
自動
点検
演算部監視
デジタル出力部点検
演算部監視
デジタル入出力部監視
メモリ監視
アナログ入力部点検
デジタル出力部点検
電源装置監視
伝送部監視
- 21 -
トリップ
出力
外部
信号
第4章 自動監視機能
4.2 常時監視
常時監視は、CPUが保護リレー演算等を行う以外の余裕時間を活用してリレー内部を順次高頻度に行っている監視
です。
監視項目および内容は以下の通りです。
監視項目
監視方式
ウォッチ・ドック・タイ
マ(1レベル)
ウォッチ・ドック・タイ
マ(2レベル)
ウォッチ・ドック・タイ
マ(3レベル)
演算部
監視
メ モ
リ 監 視
アナログ入力部監視
ROM
監視
RAM
監視
サムチェック
整定
メモリ
監視
共有
メモリ
監視
照合チェック
A/D精
度監視
3相
平衡
監視
レベル
チェック
レベル
チェック
差電流
継続
監視
データ
比較
監視
レベル
チェック
電源部監視
CPU2
CPU2
ウォッチ・ドック・タイ
マ(Pレベル)
演算命令チェ
ック
ディジタル
入出力部
監視
実施
区分
CPU1
CPU2
CPU1
CPU2
R/W
チェック
CPU1
CPU2
CPU1
CPU2
CPU1
CPU2
CPU1
CPU2
CPU2
サムチェック
CPU1
CPU2
CPU1
CPU2
内容説明
監視目的
監視方法
1レベル割込信号監視 ソフトタイマによる
2レベル割込信号監視
ハードタイマ(内部)による
CPU1の3レベル割込信
号監視
ソフトタイマによる
(CPU2側で検出)
ハードタイマ(外部)による
ハードタイマ(外部)による
CPU2の3レベル割込信
号監視
Pレベル割込信号監視
ソフトタイマによる
CPUの演算機能チェ
ック
既知演算pro を実行
し、所定の演算結果を
得ることを確認
ROM全領域の総和と既
知データを比較する
RAM全領域に所定のデ
ータを書き込んだ後、
読み出して比較する
2重化してある整定値
メモリの内容を照合す
る
共有メモリのデータが
正常であることを確認
する(受信データとサ
ム値を比較)
基準電圧のA/D変換値
をチェックする
電流:対称座標法を利
用して入力データをチ
ェックする(Ir+Is+It)
電圧:3相入力の最大
/最小値の差を監視す
る
差電流の継続発生をチ
ェックする
プログラム・メモ
リ(ROM)の不良検出
データ・メモリ
(RAM)の不良検出
整定格納メモリの
不良検出
共有メモリ(CPU間
通信)の不良検出
A/D変換回路の不良
検出
アナログ入力回路
の不良検出
CPU1
CPU2
レベル
チェック
出力応答
チェック
入力不一致
チェック
短絡検出
CPU1
CPU2
CPU2
CPU1
CPU2
CPU2
アナログ入力回路
の不良検出
アナログ入力回路
の不良検出
同一入力のCPU1側変換
データとCPU2側変換デ
ータを比較する(2重
化監視)
リレー出力信号をDi回
路にフィードバック
し、出力指令と出力応
答を比較する
2重化したDi回路に
ついて信号を比較する
電源装置の出力電圧の
過・不足および過電流
を監視する
Do回路の不良検
出
Di回路の不良検
出(2重化)
電源部の不良検出
-
異常検出時の処理は、以下の通りとします。
「ALARM」LED、LCD表示
「装置異常」出力
点灯(表示復帰操作まで継続)
出力(表示復帰操作ま
で継続)
不良検出条件
一定時間以上タイマ
のリセットがない時
一定時間以上タイマ
のリセットがない時
一定時間以上CPU1
側データの変化がな
い時い時
一定時間以上タイマ
のリセットがない時
一定時間以上タイマ
のリセットがない時
所定の演算結果が
得られない時
検出時間・
回数
10s継続
100ms継続
20s継続
1.6s継続
総和≠既知データ
の時
書込値≠読出値の
時
不一致の時
3回
検出
3回
検出
3回
検出
3回
検出
不一致の時
3回
検出
変換値が許容範囲
(5%)を超えた時
演算結果が許容範
囲を越えた時(定
格×20%)
最大/最小値の差
が許容範囲を越え
た時
差が許容範囲を越
えて継続した時
(基準電流×30%)
データの差が許容
範囲を越えた時
10秒
継続
60秒
継続
60秒
継続
60秒
継続
不一致の時
1秒
継続
不一致の時
電圧・電流が許容
範囲を越えた
異常検出中のリレー出力
運転を継続
ただし演算部,ROM,RAM,A/D監視異常時は運転停止
- 22 -
10s継続
1秒
継続
瞬時
第4章 自動監視機能
4.3
自動点検
自動点検は、常時監視では充分に監視できない部分(トリップ出力部等)について行う監視であり、リレー機能を一
時中断(短時間)させて行います。
自動点検は、リレーの制御電源印加後24時間毎に自動的に起動がかかりますが、任意の時刻に変更が可能です。ま
た、手動での点検起動も行えます。
点検は下図に示すタイムチャートのように、メイン(M)/フェイルセーフ(fs)で2重化したDoを交互に動作
させてその応答を確認すると同時に、アナログ入力回路に交互に点検監視入力を印加し、その値を監視しております。
点検時間は250ms以下です。
点検起動要求
リレー機能
ロック
Do-M 動作出力
Do-M 出力応答
Do-fs 動作出力
Do-fs 出力応答
Ai-M 監視入力
Ai-M 回路出力
Ai-fs 監視入力
Ai-fs 回路出力
監視項目および内容は以下の通りです。
監視項目
監視方式
アナログ
入力部点検
監視入力
印加
ディジタル
出力部動作
点検
ディジタル
出力部復帰
点検
出力応答
チェック
出力応答
チェック
実施
区分
CPU1
CPU2
CPU1
CPU2
CPU1
CPU2
内容説明
監視目的
アナログ入力部
の特性変化監視
Do回路の動作
不良検出
Do回路の復帰
不良検出
監視方法
アナログ入力部に点検
用監視入力を印加して
変換値を初期値と比較
する。
Do回路を動作させそ
の応答をDiにてチェ
ックする
Do回路を動作させそ
の応答をDiにてチェ
ックする
不良検出条件
検出時間・
回数
初期値と変換値
が不一致の時
瞬時
DoとDiが不
一致の時
瞬時
DoとDiが不
一致の時
瞬時
点検異常発生時は、外部からの影響や一過性の故障による過剰な不良検出をさけるため、一定時間(60秒間)経過後
に再度点検を実施し、再確認を行ないます。
再度、点検不良が発生した場合には異常検出処理を行ないます。
異常検出時の処理は、以下の通りとします。
「ALARM」LED、LCD 表示
点灯(表示復帰操作まで継続)
「装置異常」出力
出力(表示復帰操作ま
で継続)
異常検出中のリレー出力
運転を継続
- 23 -
第4章 自動監視機能
4.4
エラーメッセージ一覧
(常時監視)
エラーメッセージ(画面表示)
1
2
3
W
W
C
W
W
W
W
W
エ
エ
R
R
R
R
セ
キ
キ
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
D
D
D
D
D
P
D
D
D
D
D
ン
ン
O
O
A
A
イ
ョ
ョ
/
i
i
i
i
i
i
i
i
d
d
d
d
i
i
o
o
i
T
T
U
T
T
T
T
T
サ
サ
M
M
M
M
テ
ウ
ウ
D
ヘ
ヘ
ヘ
ヘ
ヘ
ヘ
ヘ
ヘ
ケ
ケ
ケ
ケ
2
ケ
_
_
ニ
4
マ
゛
゛
イ
ユ
ユ
セ
イ
イ
イ
イ
イ
イ
イ
イ
イ
イ
イ
イ
シ
゛
シ
5
6
7
1
2
ル
P
1
2
3
P
ン
ン
M
F
M
F
メ
ウ
ウ
イ
コ
コ
コ
コ
コ
コ
コ
コ
ソ
ソ
ソ
ソ
゛
イ
F
F
゛
レ
レ
チ
レ
レ
レ
レ
レ
イ
イ
へ゛ ル
へ゛ ル
モ
メ
メ
ト
ウ
ウ
ウ
ウ
ウ
ウ
ウ
ウ
゛
゛
゛
゛
ュ
ン
B
B
ュ
へ
へ
へ
へ
へ
シ
シ
8
゛
゛
゛
゛
゛
゛
゛
9
10
ル
ル
ル
ル
ル
ョ ウ
ョ ウ
11
12
M
M
M
F
F
F
F
リ F
モリ M
モリ F
゛
V M
V F
I M
I F
I 1 M
I 1 F
I 2 M
I 2 F
ク 1 M
ク 1 F
ク 2 M
ク 2 F
ウカ _
M
M
F
ウカ _
M
F
13
14
15
異常内容
16
異常処理
推定
*1
故障部位
演算部異常(CPU1側1レベルソフトWDT)
A
MPU,Ai
演算部異常(CPU1側2レベル内部ハードWDT)
A
MPU
演算部異常(CPU1側3レベルソフトWDT)
A
MPU,Ai
演算部異常(CPU1側PレベルソフトWDT)
A
MPU
演算部異常(CPU2側1レベルソフトWDT)
A
MPU
演算部異常(CPU2側2レベル内部ハードWDT)
A
MPU
演算部異常(CPU2側3レベル外部ハードWDT)
A
MPU
演算部異常(CPU2側PレベルソフトWDT)
A
MPU
演算部異常(CPU1側演算命令)
A
MPU
演算部異常(CPU2側演算命令)
A
MPU
メモリ異常(CPU1側ROM)
A
MPU
メモリ異常(CPU2側ROM)
A
MPU
メモリ異常(CPU1側RAM)
A
MPU
メモリ異常(CPU2側RAM)
A
MPU
メモリ異常(整定メモリ)
C
MPU
メモリ異常(CPU1側(2→1)共有メモリ)
C
MPU
メモリ異常(CPU2側(1→2)共有メモリ)
C
MPU
アナログ入力異常(CPU1側A/D変換精度)
B
Ai
アナログ入力異常(CPU1側電圧平衡)
C
Ai
アナログ入力異常(CPU2側電圧平衡:C31)
C
Ai
アナログ入力異常(CPU1側電流平衡)
C
Ai
アナログ入力異常(CPU2側電流平衡:C31)
C
Ai
アナログ入力異常(CPU1側1次電流平衡:T31)
C
Ai
アナログ入力異常(CPU2側1次電流平衡:T31)
C
Ai
アナログ入力異常(CPU1側2次電流平衡:T31)
C
Ai
アナログ入力異常(CPU2側2次電流平衡:T31)
C
Ai
アナログ入力異常(CPU1側1次差電流継続:T31)
C
Ai
アナログ入力異常(CPU2側1次差電流継続:T31)
C
Ai
アナログ入力異常(CPU1側2次差電流継続:T31)
C
Ai
アナログ入力異常(CPU2側2次差電流継続:T31)
C
Ai
アナログ入力異常(2重化不一致、_:チャンネルNo.)
C
Ai
アナログ入力異常(ゲインアンプ)
C
Ai
ディジタル出力異常(CPU1側Di/Do不一致、_:出力No.)
C
Do,Di/o
ディジタル出力異常(CPU2側Di/Do不一致、_:出力No.)
C
Do,Di/o
ディジタル入力異常(2重化不一致、_:入力No.)
C
Do,Di/o
- 24 -
第4章 自動監視機能
(自動点検)
エラーメッセージ(画面表示)
1
2
3
4
5
6
7
A
A
D
D
D
D
i
i
o
o
o
o
テ
テ
ト
ト
フ
フ
ン
ン
゛
゛
ッ
ッ
ケ
ケ
ウ
ウ
キ
キ
ン
ン
サ
サ
_
_
_
_
_
_
8
9
M
F
M
F
M
F
10
11
12
13
異常内容
14
15
16
異常処理
推定
*1
故障部位
アナログ入力異常(_:CPU1側チャンネル№)
C
Ai
アナログ入力異常(_:CPU2側チャンネル№)
C
Ai
ディジタル出力動作異常(CPU1側、_:出力No.)
C
Di/o
ディジタル出力動作異常(CPU2側、_:出力No.)
C
Di/o
ディジタル出力復帰異常(CPU1側、_:出力No.)
C
Di/o
ディジタル出力復帰異常(CPU2側、_:出力No.)
C
Di/o
*1
A:演算停止、外部出力リセット
B:演算実施、異常検出中はリレー出力リセット
C:演算実施
- 25 -
第5章
取付け・使用環境
5.1 取付け
リレーの取付けは付図1の取付穿孔穴位置等を参照し、振動が少ない場所にユニットの上面が水平になるよ
うに取付けてください。
なお、リレー正面向かって左側の上面および側面には通気穴が空いておりますが、この穴を塞ぎますと内部
の温度が高くなり、異常を起こす恐れがあります。従って、通気穴周辺より最低15mm以内に取付物を配置
しないでください。
リレーを上下に複数台実装する場合、上下の間隔は正面にて40mm以上あけてください。
5.2 配線
F-MPC200への配線はおおむね下記の様に分類されます。各々混触しないよう配慮ください。
分
類
交流入力
制御線1
制御線2
通信線
アース線
名
称
VT/CT2次 ZCT2次
制御電源線、入出力線(制御線2を除く)
CB制御線
Tリンクケーブル
アース線
(1)交流入力
・制御電源線等とVT/CT2次線を同一ダクト内とする場合、VT/CT2次線は一括まとめて、分離くだ
さい。
・ZCT2次は微弱信号のため、ツイストペア処理を行う等、他からの影響を受けないように考慮してくだ
さい。
なお、変圧器ユニットの入力接続については、5.4項をご覧ください。
(2)制御線2
・CB制御線は他の配線と分離ください。(特に投入電源線)
(3)通信線
・TリンクケーブルはKPEV-SB(0.5sq)等指定のものを用い、他の配線と分離ください。
・変換器部出力線はツイストペア処理を行う等し、他の配線と分離ください。
(4)アース線
・各リレーへのアース線は単独で配線し、他の配線と分離ください。
・アース線はFG端子へのみ接続してください。(他のアース用端子へは付属線を使ってください。)
(5)その他
・接続電線は盤側で整線し、端子部に応力がかからないようにしてください。
・端子ネジはM3.5またはM4.0です。適正トルクで締めつけて下さい。(推奨値:8kgf・m )
5.3 使用環境
本リレーは、内部に電子部品(ic等)を使用していますので設置される周囲の環境により性能が左右され
る恐れがあります。従って、その性能を十分に発揮できるよう、下記の使用状態を満足できる環境に設置して
ください。
■制御電源電圧の変動範囲は定格電圧の-20%~+30%以内とする。
■周波数の変動は定格周波数の±5%以内とする。
■周囲温度は0℃以上で 40℃以下、ただし、-10℃~+50℃を1日に数時間程度許容する。
また、保管温度は-20℃~+60℃以内とし、かつ氷結が起こらない状態とする。
■相対湿度は日平均で 30%~80%とする。
■標高は 2,000 m以下とする。
■異常な振動、衝撃、傾斜および磁界を受けない状態とする。
■有害な煙またはガス、塩分を含むガス、水滴または蒸気、過度の塵や微粉、爆発性のガス、または微粉、風
雨などにさらされない状態とする。
- 26 -
第5章
5.4
取付け・使用環境
変圧器用ユニットの交流入力
比率差動リレーでは、変圧器の一次検出電流と二次検出電流の位相と電流の大きさを一致させて、常時の差動電流を零に
しています。従来の方式では変圧器巻線がY/△の場合には、一次側のCT二次回路をΔ結線にし、二次側のCT二次回路
をY結線にして整合していました。
本ユニットでは、変圧器の巻線に関係なくCT二次回路の結線はYにして、電流の大きさ・位相の整合をソフトウェア処
理により行います。なお、従来と本ユニットのCT二次回路の結線及び交流入力については、巻末の参考資料3を参照して
ください。
CT二次回路の結線方法と整合(入力切換設定・基準電流整定)について、以下に記します。
本ユニット
ユニット端子
RS T
I1
(1)CT二次回路の結線方法
変圧器巻線によらず、CT二次
回路はY結線としてリレーに接続
してください。(右図参照)
なお、主CTの極性や結線につ
いては、絶対に誤りのないように
してください。
電流の大きさ・位相の整合は、
ソフトウェア処理により行います。
既設CTの結線で比率差動リレ
ーを本ユニットに更新するときに
は、既設CT二次回路をY結線に
してください。
T.Tm
K
CT1
L
一次側 スター
1
2
3
4
5
6
i1r
i1s
i1t
-i2□ 
 i1□
差電流 id□= 
+

1次基準電流 2次基準電流 
□:r、s、t
変圧器
二次側 デルタ
K
CT2
L
CT2がブッシング
CTの場合には、 I2
端子記号K,Lが図
と逆なので(右図の
上がL、下がK)
注意してください。
7
8
9
10
11
12
ーi2r
ーi2s
ーi2t
(2)本ユニットでの設定例
下記の数値における、設定例を示します。
一次側:10MVA(Y), 66kV,(CT比) 150/5A
二次側:10MVA(Δ),3.3kV,(CT比)3000/5A
(a)入力切換の設定方法
位相の整合は、内部のソフトウェアで処理するために、入力切換の設定が必要です。
変圧器の一次、二次側巻線の結線方式により、以下の値に設定してください。
①変圧器の巻線がY(スター)の場合:
Δ(デルタ)r-s(*1)は入力切換「2」、
Δ(デルタ)r-t(*2)は入力切換「3」
②変圧器の巻線がΔ(デルタ)の場合:
入力切換「1」[CT二次側の結線がY(スター)]
*1Δ(デルタ)r-sは、変圧器のΔ(デルタ)結線により「線電流が30°進み」を言います。
*2Δ(デルタ)r-tは、変圧器のΔ(デルタ)結線により「線電流が30°遅れ」を言います。
入力切換は、変圧器の銘板又は、試験成績表のベクトル図・結線図を確認のうえ、設定してください。
変圧器の誘導電圧ベクトル図と結線図及び入力切換設定値の関係は、巻末の参考資料1,2を参照してください。
(b)基準電流整定の算出方法
最大容量を基準にしてリレー入力電流を求めます。この値を各次の基準電流として整定してください。
10MVA
5
一次側 : ×
× 3 = 5.05(A)
※変圧器側がY巻線である場合は、ソフトに
3 × 66kV 150
てY-Δ変換(r-sなどの処理)を実施す
10MVA
5
るため、基準電流整定を算出する際には、左
二次側 : ×
= 2.92(A)
3 × 3.3kV 3000
記の様に√3 倍してください。
(c)ユニットの整定
上記の例の場合には、本ユニットで以下のように整定してください。
1次基準電流:5.1(A) / 1次入力:2または3
2次基準電流:2.9(A) / 2次入力:1
なお、上記計算にて得られた入力電流が基準電流整定の下限(2.9A)を下回る場合、もしくは基準電流整定の
上限(8.7A)を超える場合は、主CT比を見直すか、ある比でスライドさせて上/下限値に収まるように基準電
流整定を見直してください。
- 27 -
第6章 操作・取り扱い
6.1
電源の投入
本ユニットには制御電源のスイッチはありません。
後部端子のE9-E13間に所定の制御電源電圧を印加すると、動作を始めます。
制御電源印加後、以下のように表示します。
POWER
■「POWER」LED(緑)が点灯します。
(制御電源2次側確立を示す)
RUN
ALARM
リレー動作
Fuji-
■約1s後「RUN」LED(緑)も点灯します。
(CPU動作開始を示す)
Multiplefunction
Protector
and
■LCD画面に右の表示が出ます。
Controller
■4s後LCD表示は消えます。この時点でリレー
内部の全ての機能が動作を始めます。
F-MPC200
6.2 画面表示構成
画面の基本的な表示構成は下記のようになっています。
現在のメニュー又はモードを示しています。
(1/3)の様な表示がある時は、右が総頁数、左が現在
の頁数を示します。
通常メニュー(F32)
F1:保 護 要 素 モード
F2:計 測 モード
F3:監 視 モード
各画面により表示内容が異なります。
F4:整 定 表 示 モード
表示部の下に配列されたファンクションキー(F1~F4)の、現画面に
おける機能割付けをしましています。
保護
計測
監視
整定
表示部で示すモード等に遷移します。
(例:F1を押す→保護要素モードへ遷移する。)
F1
F2
F3
F4
- 28 -
第6章 操作・取り扱い
6.3
整定表示パネル操作方法
各モード内の液晶(LCD)画面の頁数、項目数などは、機能により各機種で異なりますが、モードの種類、遷移
方法はすべての機種において共通です。本章で説明に使用するLCD画面表示は代表例です。
6.3.1
メニュー切換方法
メニューは大きく分け、以下3つに分かれており
ます。
■通常メニュー
■整定メニュー
■試験メニュー
これらのメニューの切り換えは、各メニュー画面
(一覧)(図6.1~3)を表示した状態でキーSWを
操作して行ないます。(キーSWは正面右の開閉式
扉内にあります)
画面消灯時は、表示ON/OFFキーを押して画
面を表示させてから操作を行ってください。
通常時には、キーSWを抜いて右の扉を閉じ、通
常メニューにて運用してください。
(通常メニューの位置でないと、キーSWは抜けま
せん)
通常メニュー ⇒ 6.4項をご覧ください。
整定メニュー ⇒ 6.5項をご覧ください。
試験メニュー ⇒ 6.6項をご覧ください。
整定メニュー
整定
F1:整 定 変 更 モ ー ト ゙
通常
試験
整定
図6.1 整定メニュー画面
通常メニュー(F32)
整定
F1:保 護 要 素 モード
F2:計 測 モード
通常
試験
F3:監 視 モード
F4:整 定 表 示 モード
保護
計測
監視
整定
図6.2 通常メニュー画面
試験メニュー(F32)
F1:試 験 モード
整定
通常
試験
試験
図6.3 試験メニュー画面
- 29 -
第6章 操作・取り扱い
6.4
通常メニューの機能説明
通常メニューには、以下のモードが存在していま
す。
■保護要素モード
■計測モード
■監視モード
■整定表示モード
これらのモードへは、LCD画面下のファンクシ
ョンキーを押すことにより切り換えることが出来ま
す。(図6.4)
保護要素モード
計
測モード
監
視モード
整定表示モード
⇒6.4.1項をご覧ください。
⇒6.4.2項をご覧ください。
⇒6.4.3項をご覧ください。
⇒6.4.4項をご覧ください。
通常メニュー(F32)
整定
F1:保 護 要 素 モード
通常
F2:計 測 モード
試験
F3:監 視 モード
F4:整 定 表 示 モード
保護
計測
監視
整定
F1
F2
F3
F4
表示
ON/OFF
保護要素
モード
計測
モード
監視
モード
整定表示
モード
表示
ON/OFF
図6.4 通常メニュー画面
保護リレー動作時は、図6.4にて F1:保護要素モード の文字部がインバース(フリッカ)表示します。
監視異常検出時および30F動作時は、図6.4にて F3:監視モード の文字部がインバース(フリッカ)表示し
ます。
LCD消灯機能について
■通常モードでは、表示ON/OFFキーを押した場合、及びAUTO OFF機能(5分間キー操作を行わない)が働いた場合、L
CD表示は消灯します。
■消灯時に表示ON/OFFキーを押した場合は、消灯前に表示していた画面モードにて表示されます。
■整定メニュー、試験メニュー、保護リレー動作時、および監視異常検出時はLCD表示は消灯しません。
- 30 -
第6章 操作・取り扱い
6.4.1
保護要素モード
保護要素モードには保護要素画面と事故記録画面があります。
保護要素画面は、ユニットに収納されている保護要素(リレー)を表示すると共に、事故が発生したときに動作した
リレーをインバース表示します。(図6.5,6)
インバース表示は、トリップ条件が成立した時点で行い、リセット操作を行うまで表示をホールドします。
※インバース表示をリセットせずに他のリレーが動作した場合は、表示していたリレー表示は消えず、両リレーとも表
示します。(or表示です)
※リレー動作時には、『リレー動作』のLED(赤)が点灯するとともに、通常メニュー画面の『F1:保護要素モー
ド』をインバース(フリッカ)表示します。
保 護 要 素
保 護 要 素
INSTr
INSTs
INSTt
INSTr
INSTs
INSTt
DTr
DTs
DTt
DTr
DTs
DTt
OCr
OCs
OCt
OCr
OCs
OCt
OCG
DG
OCG
DG
記録
リセット
メニュー
図6.5 保護要素画面(通常時)
記録
リセット
動作リレーをインバース
表示します。
メニュー
図6.6 保護要素画面(事故発生時)
F1:事故発生記録画面(図6.7)に遷移します。
F3:インバース表示をリセットします。
F4:通常メニュー画面に戻ります。
事故記録画面は、リレー動作時に記録した電流等を表示します。(図6.7)
表示後に再度リレー動作が有った場合には、表示は更新されます。(但し、UVリレーを実装しているユニットは
最初の分を保持)
数値はリセット操作を行うか、または電源をOFFするとクリアされます。
保 護 要 素
事 故 記 録
Ar:
35.06k
As:
35.03k
At:
35.02k
Ao:
0.178
次頁
リセット
リレー動作時に
記録
保護
図6.7 事故記録画面(事故発生時)
F1:頁を切り換えます(複数ある機種のみ表示します)。(最終の頁のときに押すと最初の頁に戻ります。)
F3:事故記録をリセットします。
F4:保護要素画面に戻ります。
- 31 -
第6章 操作・取り扱い
■リレー動作表示
操作手順/結果
LCD画面及びLED
リレー動作
保 護 要 素
1
F3キー(リセット)を1秒間押します。
INSTr
INSTs
INSTt
DTr
DTs
DTt
OCr
OCs
OCt
OCG
DG
記録
リセット
インバース表示がリセットされ、「リレー動作」
LEDが消灯します。
メニュー
リレー動作
保 護 要 素
INSTr
INSTs
INSTt
DTr
DTs
DTt
OCr
OCs
OCt
OCG
DG
記録
※リレー動作継続中は、リセットできません。
- 32 -
リセット
メニュー
第6章 操作・取り扱い
■事故記録データのリセット方法
操作手順/結果
LCD画面
保 護 要 素
事 故 記 録
1
F3キー(リセット)を押します。
A r :
35.06k
A s :
35.03k
A t :
35.02k
A o :
0.178
次頁
リセット対象となるデータ部がインバースしま
す。
リセット
保護
保 護 要 素
事 故 記 録
2
2秒以内に再度F3キー(リセット)を押しま
す。
A r :
35.06k
A s :
35.03k
A t :
35.02k
A o :
0.178
次頁
リセット
保護
リセット
保護
データがリセットされます。
保 護 要 素
事 故 記 録
A r :
A s :
A t :
A o :
次頁
※事故記録データは、リセット操作を行わなくても、新たな事故が発生すればデータは更新されます。
(但し、UVリレーを実装しているユニットは、保護要素のリセット操作をするまでデータ更新はロックされま
す。)
- 33 -
第6章 操作・取り扱い
6.4.2
計測モード
計測モードは、通常運用時に系統の各種計測値を表示するモードです。表示更新周期は1秒間です。
※入力が一定値未満の場合、数値は「0」を表示します。
※入力が計測範囲を超えた場合、計測値は計測範囲最大(または最小)値を表示します。
計測(1/3)
A
A r :
5 0 0 6
A s :
5 0 0 3
A t :
5 0 0 2
A o :
0.178
CT一次
次頁
:6000A
A/%
リセット
電流計測値表示時にA(単位表示)
または%を表示します。
電流計測値表示時にCT一次整定を表示します。
メニュー
図6.8 計測画面
F1:頁を切り換えます(複数頁ある機種のみ表示します)。(最終頁の時に押すと最初の頁に戻ります。)
F2:電流計測値表示時にA表示と%表示を切り換えます。
F3:最大値表示のデータをリセットします。
F4:通常メニュー画面に戻ります。
- 34 -
第6章 操作・取り扱い
■計測最大値データ(零相電流/電圧)のリセット方法
操作手順/結果
LCD画面
計測(1/3)
1
F3キー(リセット)を押します。
A r :
5 0 0 6
A s :
5 0 0 3
A t :
5 0 0 2
A o :
0.178
C T 一次
次頁
リセット対象となるデータ部がインバースしま
す。
2
2秒以内に再度F3キー(リセット)を押しま
す。
A
:6000A
A/%
リセット
計測(1/3)
メニュー
A
A r :
5 0 0 6
A s :
5 0 0 3
A t :
5 0 0 2
A o :
0.178
C T 一次
次頁
:6000A
A/%
リセット
メニュー
データがリセットされます。
計測(1/3)
A
A r :
5 0 0 6
A s :
5 0 0 3
A t :
5 0 0 2
A o :
0
C T 一次
次頁
- 35 -
A/%
:6000A
リセット
メニュー
第6章 操作・取り扱い
6.4.3
監視モード
監視モードは、30F表示の状態表示、各監視(常時監視、自動点検、機器監視)の状態表示、Tリンクの伝送状態
の表示、また自動点検の手動起動の実施ができます。
※常時監視、自動点検、機器監視の結果のいずれかが異常の場合には、『ALARM』のLED(赤)が点灯します。
※Tリンクの表示は、伝送停止中または異常発生中のORで「停止中」と表示します。
なお、異常発生時でも『ALARM』のLEDの表示および装置異常の出力は行いません。
通常メニューから遷移する監視画面は、各監視結果の一覧表示を行うと共に、各監視の詳細情報画面への遷移および
30F表示への詳細画面への遷移を行うサブメニュー画面の役割を持っています。(図6.9、6.10)
監 視
30F表 示
常 時 監 視
:
正 常
自 動 点 検
:
正 常
機 器 監 視
:
正 常
Tリンク
: 伝送中
項目
詳細
伝送が停止した場合には『停止中』となります。
また、伝送機能を付加していないときは表示しま
せん。(『---』となります)
メニュー
図6.9 監視画面(項目無選択の場合)
監 視
無選択(通常メニューから遷移したとき)
30F表 示
常 時 監 視
:
正 常
自 動 点 検
:
正 常
機 器 監 視
:
正 常
Tリンク
: 伝送中
30F表示
常時監視
自動点検
機器監視
項目
詳細
メニュー
※Tリンクは選択されません
図6.10 監視画面(自動点検を選択した場合)
図6.11 F2キーを押したときの選択項目
F2:詳細画面に遷移するための項目を選択します(選択された項目はインバース表示になります)。
※通常メニュー画面から監視画面に遷移した最初の状態では、どの項目も選択されません(図
6.9,6.11)。
但し、監視異常があるときは、異常のある項目が初めから選択されます。
また、30F表示がホールド状態にあるときは、30F表示が初めから選択されます。
F3:選択した項目の詳細画面に遷移します。
F4:通常メニュー画面に戻ります。
- 36 -
第6章 操作・取り扱い
■30F表示
30F表示画面は、外部入力状態の表示を行ないます。(図6.12)
なお、状態表示は要素ごとに設定された状態で表示されます。(ホールド・ステータス・無表示)
監 視
30F 表 示
IN01
IN02
IN03
IN04
IN05
IN06
IN07
IN08
IN09
IN10
IN11
IN12
IN13
IN14
一覧
外部入力状態を表示します。
リセット
図6.12 30F表示画面(入力有の時)
F3:監視画面(一覧表示)に戻ります。
F4:表示内容のリセットを行います。
■常時監視
常時監視画面は、常時監視のエラーメッセージを表示します。(図6.13)
監 視
常 時 監 視
セイテイメモリ
エラーメッセージが表示されます。
(最新のエラーメッセージを5個まで表示します。)
F
一覧
リセット
図6.13 常時監視画面(異常時)
F3:監視画面(一覧表示)に戻ります。
F4:エラーメッセージのリセットを行います。
- 37 -
第6章 操作・取り扱い
■自動点検
自動点検(1/2) 画面は、自動点検のエラーメッセージを表示します。(図6.14)
監 視
自動点検(1/2)
Aiテンケン1
エラーメッセージが表示されます。
(最新のエラーメッセージを5個まで表示します。)
M
次頁
一覧
リセット
図6.14 自動点検(1/2)画面(異常時)
F1:頁を切り換えます。
F3:監視画面(一覧表示)に戻ります。
F4:エラーメッセージのリセットを行います。
自動点検(2/2) 画面は、点検回数の表示、次回自動点検までの時間(それぞれ試験モードにてリセット可能)、ま
た手動起動の実施を行います。(図6.15)
監 視
自動点検(2/2)
点検回数:
点検タイマ
:
105回
21h03m
一覧
次回自動点検までの時間を表示します。
(分単位での切り上げ表示です。)
00h01mになってから1分後に点検を実施します。
(その後24h00mになります。)
※試験モードにてリセット可能です。
※F4:テンケンジッシ
次頁
自動点検(手動起動を含む)の回数を表示します。
999回の次は0回に戻ります。
実施
図6.15 自動点検(2/2)画面
F1:頁を切り換えます。
F3:監視画面(一覧表示)に戻ります。
F4:手動起動を実施します。
- 38 -
第6章 操作・取り扱い
■機器監視
機器監視画面は、CB開閉時間監視、トリップコイル断線監視の結果を個別に表示します。(図6.16)
監 視
機 器 監 視
CB開時間
:
0.04s
CB閉時間
:
0.06s
:
正常
トリップコイル
一覧
CB開時間異常のときは『CB開時間』の文字部がインバースし、
フリッカします。
CB閉時間異常のときは『CB閉時間』の文字部がインバースし、
フリッカします。
リセット
図6.16 機器監視の画面
F3:監視画面(一覧表示)に戻ります。
F4:異常内容及びCB開閉時間計測値をリセットします。
※CB開閉時間は2.00sまで計測します。
- 39 -
第6章 操作・取り扱い
■自動点検の手動起動方法
1
操作手順/結果
「監視モード」⇒「自動点検(1/2)」⇒「自
動点検(2/2)」の画面を表示させます。
LCD画面
監 視
自 動 点 検 (2/2)
2
F4キー(実施)を押します。
点検回数:
※点検のロック条件が成立している場合には、点
検が起動しません。
点検タイマ
:
105回
21h03m
※F4:テンケンジッシ
次頁
一覧
実施
点検が実施され、点検回数が増えます。
監 視
※点検タイマはリセットされません。
自 動 点 検 (2/2)
点検回数:
点検タイマ
:
106回
21h03m
※F4:テンケンジッシ
次頁
- 40 -
一覧
実施
第6章 操作・取り扱い
■常時監視異常/自動点検異常のリセット方法
ここでは、常時監視異常のリセット方法を示します。自動点検異常のリセットも同様の操作にてリセット可能です。
操作手順/結果
「監視モード」⇒「常時監視」の画面を表示させ
ます。
LCD画面及びLED
ALARM
監 視
1
F4キー(リセット)を継続して1秒間押しま
す。
常 時 監 視
セイテイメモリ
F
一覧
常時監視異常内容が正常になっていれば、エラー
メッセージが消え『ALARM』LED が消灯しま
す。(装置異常出力もリセットされます)
リセット
ALARM
監 視
※自動点検のリセットの場合は、異常が復旧して
いない場合でもリセットされます。
手動起動を実施の上、再確認下さい。
常 時 監 視
一覧
リセット
※複数異常内容があるときは、正常になった監視内容だけが消えます。
※『ALARM』LEDは、常時監視、自動点検、機器監視異常のORで点灯するので、複数の監視異常がある場
合、全ての異常を各画面でリセットしないと『ALARM』LEDは消灯しません。
- 41 -
第6章 操作・取り扱い
■機器監視異常及びCB開閉時間計測値のリセット方法
操作手順/結果
「監視モード」⇒「機器監視」の画面に切り換え
ます。
LCD画面及びLED
ALARM
監 視
機 器 監 視
1
F4キー(リセット)を押します。
C B 開 時 間 : 0.54
s
CB閉 時 間 : 0.06
s
トリップコイル :
※他の監視異常リセットと異なり、継続して押す
必要はありません。
正常
一覧
機器監視異常内容が正常になっていれば、異常内
容が消え『ALARM』LEDが消灯します。
また、同時にCB開閉時間計測値がインバースし
ます。
リセット
ALARM
監 視
機 器 監 視
2
2秒以内に再度F4キー(リセット)を押しま
す。
C B 開 時 間 : 0.54
s
CB閉 時 間 : 0.06
s
トリップコイル :
正常
一覧
リセット
CB開閉時間計測値がリセットされます。
ALARM
監 視
機 器 監 視
C B 開 時 間 : 0.00
s
CB閉 時 間 : 0.00
s
トリップコイル :
正常
一覧
- 42 -
リセット
第6章 操作・取り扱い
6.4.4
整定表示モード
整定表示モードは、保護リレーやタイマ等の現在の整定値を表示するモードです。(図6.17)
整定表示(1/4)
INST電 流
:
30A
DT電 流
:
12A
DTタイマ
:
0.3s
OC特 性
:
SI
:
5A
OC時 間 倍 率 :
3.5
OC電 流
次頁
メニュー
図6.17 整定表示画面(一般)
F1:頁を切り換えます。(最後の頁の時に押すと最初の頁に戻ります。)
F4:通常メニューに戻ります。
入力選択・出力選択・Tリンク選択の整定表示画面は一般の整定表示画面より1つ下の階層に有ります。それぞれの
機能が記載してある頁で対象のファンクションキーを押してください。
整定表示(3/4)
整定表示(3/4)
CT一 次
: 1000A
入力選択:INST
(E)VT 一 次
: 154kV
A0入 力 :
制御
整 定 : 10100010
1 : 00000000
F2:入 力 選 択
F3:出 力 選 択
次頁
入力
出力
メニュー
↑
図6.18 整定表示画面(入出力選択)
↓
一覧
図6.19 整定表示画面(入力選択詳細画面)
F1:頁を切り換えます。
(最後の頁の時に押すと最初の頁に戻ります。)
F2:入力選択の整定表示画面に切り換わります。(図6.19)
F3:出力選択の整定表示画面に切り換わります。
F4:通常メニューに戻ります。
- 43 -
F1,F2:表示したい要素を選択します。
F4:整定表示画面に戻ります。
第6章 操作・取り扱い
6.5
整定メニューの機能説明
整定メニューには、整定変更モードが存在しています。
このモードへは、図6.1にて、F1(整定)を押すと下の図6.20の表示に切り換わります。
6.5.1 整定変更モード
整定変更モードは、保護機能の整定、及び各種機能の設定を行うモードです。
整定変更に関する注意事項
■整定変更操作終了後、整定メニュー画面に戻り、キーSWを通常の位置に戻すことにより新整定値での運用が開始
されます。整定変更中は、現整定値にて運用を行っています。
■整定変更時に整定メニュー画面でない場合、または整定メニュー画面において相対値エラーが発生している場合に、
キーSWを通常の位置に戻すと、通常メニューに戻りますが、整定変更はされず現整定値での運用となります。
この時、通常メニュー画面下部に『※セイテイヘンコウシッパイ』の表示がでます。
■Tリンクアドレスは、伝送部(オプション)実装時に設定可能です。
■Tリンク伝送のアドレスを設定する場合、伝送を行っていない時に設定して下さい。伝送中にTリンクアドレス
を変更した場合、伝送マスター側でALARMが発生します。これは、再設定前のアドレスが存在しなくなるた
めです。
整定メニューから遷移する整定変更画面(一覧)は、整定内容の一覧表示を行うと共に、各整定項目の変更操作画面
への遷移を行うサブメニュー画面の役割を持っています。(図6.20)
整定変更(1/4)
INST電 流 :
30A
DT電 流
:
12A
DTタイマ
:
0.3s
OC特 性
:
SI
OC電 流
:
5A
OC時 間 倍 率 :
3.5
次頁
右側の数値は、各項目の現整定値もしくは新整定値のどちらかを
表示します。(変更操作をしなければ現整定値を表示します。)
メニュー
図6.20 整定変更画面(一般)
F1:頁を切り換えます。(最後の頁の時に押すと最初の頁に戻ります。)
F2:整定変更画面(項目選択)に遷移するための項目を選択します。
(選択された項目はインバース表示になります。)
F3:選択した項目の整定変更画面(操作)に遷移します。
F4:整定メニュー画面に戻ります。(操作終了の際は必ず押して、整定メニューに戻って下さい。)
図6.20にて、INSTの整定を変更する場合、F2(項目)を1回押すと下の図6.21の表示に切り換わります。
整定変更(1/4)
INST電 流 :
30A
DT電 流
:
12A
DTタイマ
:
0.3s
OC特 性
:
SI
OC電 流
:
5A
OC時 間 倍 率 :
3.5
次頁
この状態にてF3(変更)を押すと次の図6.22の表示に切り換わります。
メニュー
図6.21 整定変更画面(項目選択)
- 44 -
第6章 操作・取り扱い
整定変更画面(操作)は、各整定項目ごとに整定変更操作を行う画面です。(図6.22、23)
整定変更(1/4)
INST電 流
範囲:
10~
80A
整定範囲を表示します。
,Lock
整定ステップを表示します。
(ステップの定義が出来ない項目は表示しません。)
ステップ
:
1A
現整定
:
30A
現整定値を表示します。
新整定
:
30A
新整定値を表示します。
↑
↓
一覧
リセット
図6.22 整定変更画面(操作)
F1,F2:新整定値を設定します。(数値が1ステップ増減します。押し続けると高速スクロールします。)
F3:整定変更画面(一覧)に戻ります。
整定変更(1/4)
INST電 流
10~
範囲:
80A
,Lock
ステップ
:
1A
現整定
:
30A
新整定
:
3 0A
↑
↓
一覧
インバースします。
リセット
図6.23 整定変更画面(操作)(F1,F2キーにより整定値を変更したとき)
F3:F1,F2キーで変更した値を新整定値として書込みます。
※書込み後は、F3キーは「一覧」表示に戻ります。
F4:F1,F2キーで変更した値を現整定値に戻します。
- 45 -
第6章 操作・取り扱い
■整定変更の行い方(例:DG電流の整定値を0.7Aから0.5Aに変更する場合)
1
操作手順/結果
通常メニュー画面を表示させます。
(LCDが消灯状態のときは、表示ON/OFF
キーにより、点灯させてください)
LCD画面及びLED
通常メニュー(F32)
F1:保 護 要 素 モ ー ト ゙
2
F2:計 測 モ ー ト ゙
キースイッチを差し、整定の位置にします。
F3:監 視 モ ー ト ゙
整定
F4:整 定 表 示 モ ー ト ゙
通常
試験
保護
整定メニューの画面に移ります。
※本画面以外から通常メニューの画面に移った
場合には、通常メニュー画面の下部に『※セイ
テイヘンコウシッパイ』と表示されます。
なお、その際には整定変更はされておらず、現
整定で運用されます。
3
計測
監視
整定
整定メニュー
F1:整定変更モード
F1キー(整定)を押します。
整定
整定変更(1/4)(一覧)の画面に移ります。
整定変更(1/4)
※頁数や整定項目は機種により異なります。
4
F1キー(次頁)を押し、変更する項目のある頁
を選択します。(この場合、DG電流は2頁目な
ので、1回押します。)
INST 電 流
:
30A
DT電 流
:
12A
DTタイマ
:
0.3s
OC特 性
:
SI
OC電 流
:
5A
OC時 間 倍 率 :
3.5
次頁
- 46 -
項目
変更
メニュー
第6章 操作・取り扱い
操作手順/結果
整定変更(一覧)の目的の頁の画面に移ります。
LCD画面及びLED
整定変更(2/4)
5
F2キー(項目)を押し、変更する項目を選択し
ます。
(この場合、DG電流は上から2項目目なので2
回押します)
OCG電 流
:
2.0A
DG電 流 :
0.7A
OVG電 圧
:
15V
OCG/DGタイマ
: 0.05s
次頁
DG電流のところに項目選択のインバースが表示
されます。
6
項目
変更
メニュー
整定変更(2/4)
OCG電 流
:
2.0A
DG電 流 :
0.7A
OVG電 圧
:
15V
OCG/DGタイマ
: 0.05s
F3キー(変更)を押します。
次頁
項目
変更
メニュー
DG電流の変更操作画面に移ります。
7
F1キー(↑:増)、F2キー(↓:減)で新整
定値を変更します。(この場合、F1キー(↓)
を2回押します)
整定変更(2/4)
DG電流
範囲:
0.1~ 3A
,Lock
ステップ
:
0.1A
現設定
:
0.7A
新設定
:
0.7A
↑
- 47 -
↓
一覧
リセット
第6章 操作・取り扱い
操作手順/結果
F1キー(↓)を1回押すと、新整定値が0.6
Aになりインバース表示となります。
また、F3キーが『一覧』から『書込』に変わり
ます。
もう1回押すと新整定値が0.5Aになります。
LCD画面及びLED
整定変更(2/4)
DG電流
範囲:
8
0.1~ 3A
,Lock
F3キー(書込)を押します。
※F4キー(リセット)を押すと、数値は現整定
値に戻ります。
ステップ
:
0.1A
現設定
:
0.7A
新設定
:
0.5A
↑
新整定値のインバースが消え、新整定値が書き込
まれます。(まだ運用は現整定のままです)
また、F3キーが『書込』から『一覧』に変わり
ます。
↓
リセット
整定変更(2/4)
DG電流
範囲:
9
一覧
0.1~ 3A
F3キー(一覧)を押します。
,Lock
※F4キー(リセット)を押すと、数値は現整定
値に戻ります。
ステップ
:
0.1A
現設定
:
0.7A
新設定
:
0.5A
↑
一覧画面に戻ります。
整定値表示は新整定値に変ります。
↓
一覧
リセット
整定変更(2/4)
OCG電 流
:
2.0A
DG電 流 :
0.5A
OVG電 圧
:
15V
OCG/DGタイマ
: 0.05s
10 F4キー(メニュー)を押します。
次頁
- 48 -
項目
変更
メニュー
第6章 操作・取り扱い
操作手順/結果
整定メニュー画面に変ります。
(『※キーSW=ツウジョウモード:ウンヨウカ
イシ』の表示が出ます)
LCD画面
整定メニュー
F1:整定変更モード
11 キースイッチを通常の位置に戻します。
整定
通常
試験
※キーSW=ツウジョウモード
:ウンヨウカイシ
整定
通常メニューの画面に戻り、この時点から新整定
値にて運用を開始します。
通常メニュー(F32)
F1:保 護 要 素 モ ー ト ゙
※整定変更後は、キースイッチを抜いてくださ
い。
F2:計 測 モ ー ト ゙
F3:監 視 モ ー ト ゙
F4:整 定 表 示 モ ー ト ゙
保護
- 49 -
計測
監視
整定
第6章 操作・取り扱い
■入力選択の設定方法(例:DTの警報出力をホールドからステータスに変更する場合)
(出力選択・Tリンク選択も同様です)
1
操作手順/結果
「入力選択」を選択し、F3キー(変更)を押し
ます。
LCD画面
整定変更(3/4)
入 力 選 択 :INST
2
F1キー(↑)またはF2キー(↓)を押し、設
定したい要素を選択します。
(この場合、DTは2番目なのでF1キーを1回
押します。)
整定:
↑
↓
10100010
変更
一覧
DTのメニュー画面に移ります。
整定変更(3/4)
入 力 選 択 :DT
3
F3キー(変更)を押します。
整定:
↑
↓
10100010
変更
一覧
DTの整定変更の詳細画面に移ります。
整定変更(3/4)
入 力 選 択 :DT
4
F1キー(→)を押し、設定したい項目を選択し
ます。
(この場合、ケイホウ(H)を選択するので、F
1キーを3回押します。)
整定
:0=OFF
:1=ON
要素:
現 整 定 :10100010
新 整 定 :10100010
→
- 50 -
書込
一覧
リセット
第6章 操作・取り扱い
操作手順/結果
設定したい項目が選択されます。
(この場合、ケイホウ(H)が選択されます。)
LCD画面及びLED
整定変更(3/4)
入 力 選 択 :DT
5
F2キー(書込)を押し、整定を変更します。
(この場合、ケイホウ(H)を0に変更します)
※F2キーを押すたびに0⇔1で変化します。
(出力選択・Tリンク選択は0~Fで変化しま
す)
他に変更する項目がある場合には4・5を繰り返
します。(この場合、ケイホウを選択し1に変更
します。)
整定
:0=OFF
:1=ON
要 素 :ケイホウ(H)
現 整 定 :10100010
新 整 定 :101 00010
→
選択した要素のすべての項目の整定を終了しま
す。
書込
一覧
リセット
整定変更(3/4)
入 力 選 択 :DT
6
F3キー(一覧)を押します。
整定
:0=OFF
:1=ON
要 素 :ケイホウ
現 整 定 :10100010
新 整 定 :1000
10 0 1 0
→
書込
一覧
リセット
DTのメニュー画面に戻ります。
整定変更(3/4)
入 力 選 択 :DT
7
F4キー(一覧)押すと、整定メニュー画面に移
ります。
整定:
↑
- 51 -
↓
10010010
変更
一覧
第6章 操作・取り扱い
6.6
試験メニューの機能説明
試験メニューには、試験モードが存在しています。
このモードへは、図6.3にて、F1(試験)を押すと下の図6.24の表示に切り換わります。
6.6.1 試験モード
試験モードは、ランプテスト、強制動作等の各種試験の実施など、特殊な操作を行うモードです。
試験メニューから遷移する試験画面(一覧)は、ランプテストの実施、また各試験(リセット)項目の、実施画面
(詳細)への遷移を行うサブメニュー画面の役割を持っています。(図6.24)
試 験
ランプテスト
リレー正面のLEDのチェック(全点灯)を行います。
動 作 詳 細 表 示
リレー全要素の動作状態を表示します。
自動点検リセット
点数回線/点検起動タイマのリセットを行います。
強制動作/ロック
リレー要素の強制動作/ロック操作を行います。
Wh/varhリセット
計測項目のWh/varh積算値のリセットを行います。
(Wh/varhの計測項目があるユニットのみ)
項目
詳細
メニュー
図6.24 試験画面(一覧)
F2:試験(リセット)を行う項目を選択します。(選択された項目はインバース表示になります。)
※試験メニュー画面から試験画面(一覧)に遷移した最初の状態では、どの項目も選択されませ
ん。
F3:選択した項目の詳細画面に遷移します。
※ランプテスト選択時は、「実施」キーとなり、F3を押すことにより各LEDが点灯します。
F4:試験メニュー画面に戻ります。
- 52 -
第6章 操作・取り扱い
■動作詳細表示
動作詳細表示画面は、リレー動作試験等のためにmain/fs別にリレー動作状態を表示します。(図6.25)
また、動作表示は動作中のリレーをインバース表示します。(保護要素モードの保護要素画面は、動作したリレー
を保持します。)
なお、反限時特性を有するリレーは、積分中の場合に外枠表示し、動作するとインバース表示に変ります。
試 験
動 作 詳 細 表 示
INSTr
INSTs
INSTt
DTr
DTs
DTt
OCr
OCs
OCt
OCG
DG
OVG
OCfs
OCGfs
OC積分中のとき(外枠)
OCGfs動作のとき(インバース)
一覧
図6.25 動作詳細表示画面
F3:試験画面(一覧)に戻ります。
■自動点検リセット
自動点検リセットの画面は、点検の実施回数のリセット(クリア)、及び点検起動タイマのリセットを行う画面で
す。(図6.26)
点検起動タイマのリセットをかけることにより、毎日の自動点検の実施時刻を変更することができます。
(リセットをかけた時刻が次回以降の点検起動時刻になります)
試 験
自動点検リセット
点検回数:
点 検 タイマ
項目
105回
: 21h03m
一覧
リセットにより0回になります。
リセットにより24h00mになります。
リセット
図6.26 自動点検リセット画面
F2:リセットする項目を選択します。(選択された項目はインバース表示になります。)
※試験画面(一覧)から自動点検リセット画面に遷移した最初の状態では、どちらの項目も選択されません。
F3:試験画面(一覧)に戻ります。
F4:選択された項目をリセットします。
- 53 -
第6章 操作・取り扱い
■強制動作/ロック
強制動作/ロック画面は、試験時にリレーの強制動作/ロックを行うための画面です。強制動作はmain/fs
要素を別々に動作させることができます。(図6.27,6.28)
試 験
強 制 動 作 /ロック
INST
DT
OC
OCG/DG
OVG
Main
項目
一覧
fs
図6.27 強制動作/ロック画面
F2:強制動作/ロックを行う項目(要素)を選択します。(選択された項目はインバース表示になります。)
F3:試験画面(一覧)に戻ります。
試 験
強 制 動 作 /ロック
INST
SET
無選択
DT
INST
OC
DT
…
SET
OCG/DG
OVG
Main
OCG/DG
項目
S/L
fs
OVG
図6.28 強制動作/ロック画面(項目セット時)
図6.29 F2キーを押したときの選択項目
F1:セットされた項目(要素)のmainリレーを動作させます。(押し続けている間出力しています。)
F2:強制動作/ロックを行う項目(要素)を選択します。
最後の項目が選択されている時「項目」キーを押すと、項目選択前の画面(図6.27)に戻ります。
F3:選択されている項目でSET/Lockを選択します。(要素の右側に表示されます。)
なお、「リレー動作」LEDが点灯状態にてF3キーを押すと、LEDが消灯します。
F4:セットされた項目(要素)のfsリレーを動作させます。(押し続けている間出力しています。)
強制動作によりmainリレーとfsリレーを両方動作させるとトリップ信号が出力されます。
この場合、F1キー(main強制動作)とF4キー(fs強制動作)は遮断器が開放するまで両方同時に押し続けてください。
遮断器が開放する前にmainリレーまたはfsリレーが復帰した場合、リレーの出力接点で遮断器のコイル電流を遮断し
接点が焼損する恐れがあります。
- 54 -
第6章 操作・取り扱い
■Wh、varhリセット
Wh、varhリセット画面は、Wh、varh積算値のリセットを行う画面です。項目別にリセットが可能です。
(図6.30)
試 験
wh/varhリセット
W h + :123.45M
W h - :678.90k
v a r h + :234.56k
v a r h - :789.01k
項目
一覧
リセット
図6.20 Wh,varhリセットの画面
F2:リセットする項目を選択します。(選択された項目はインバース表示になります。)
※試験画面からWh、varhリセット画面に遷移した最初の状態では、どの項目も選択されません。
F3:試験画面(一覧)に戻ります。
F4:選択された項目をリセットします。
- 55 -
第6章 操作・取り扱い
■試験メニューへの遷移~ランプテストの実施方法
1
操作手順/結果
通常メニュー画面を表示させます。
(LCDが消灯状態のときは、表示ON/OFF
キーにより、点灯させてください)
LCD画面
通常メニュー(F32)
F1:保 護 要 素 モ ー ト ゙
F2:計 測 モ ー ト ゙
2
F3:監 視 モ ー ト ゙
キースイッチを差し、試験の位置にします。
F4:整 定 表 示 モ ー ト ゙
整定
通常
試験
保護
計測
監視
整定
試験メニューの画面に移ります。
試験メニュー
F1:試験モード
3
F1キー(試験)を押します。
試験
試験(一覧)の画面に移ります。
試 験
ランプテスト
動 作 詳 細 表 示
自動点検リセット
4
F2キー(項目)を押し、ランプテストを選択し
ます。
強制動作/ロック
Wh/varhリセット
項目
- 56 -
詳細
メニュー
第6章 操作・取り扱い
操作手順/結果
ランプテストのところに項目選択用のインバース
が表示されます。
LCD画面
試 験
ランプテスト
動 作 詳 細 表 示
5
自動点検リセット
F3キー(実施)を押します。
強制動作/ロック
Wh/varhリセット
項目
全LEDが点灯します。
(押し続けている間LEDが点灯しています)
詳細
メニュー
試 験
ランプテスト
動 作 詳 細 表 示
自動点検リセット
※機種によりLEDの数は異なります。
強制動作/ロック
Wh/varhリセット
項目
- 57 -
詳細
メニュー
第6章 操作・取り扱い
■自動点検データ/Wh、varhのリセット方法
ここでは、点検回数のリセット方法を示します。
1
操作手順/結果
自動点検リセットの画面にて、F2キー(項目)
を押してリセットする項目を選択します。(この
場合、F2キーを1回押します)
LCD画面
試 験
自動点検リセット
点 検 回 数 :
2
F4キー(リセット)を押します。
点 検 タイマ
項目
リセット対象となるデータ部がインバースしま
す。
105 回
: 21h03m
一覧
リセット
試 験
自動点検リセット
3
2秒以内に再度F4キー(リセット)を押しま
す。
点 検 回 数 :
点 検 タイマ
項目
105 回
: 21h03m
一覧
リセット
データがリセットされます。
試 験
自動点検リセット
点 検 回 数 :
点 検 タイマ
項目
- 58 -
0 回
: 21h03m
一覧
リセット
第6章 操作・取り扱い
■強制動作/ロックの実施方法(DT実施の場合)
1(共通)
操作手順/結果
強制動作/ロックの画面にて、F2キー(項目)を
押して強制動作/ロックを実施する項目(要素)を
選択します。
(この場合、F2キーを2回押します)
LCD画面
試 験
強 制 動 作 /ロック
INST
F3キー(S/L)を押します。
DT
OC
2(強制動作)
OCG/DG
OVG
Main
選択した項目の横に『SET』の文字が表示さ
れ、DT要素の強制動作が選択されたことを示し
ます。
項目
S/L
fs
試 験
強 制 動 作 /ロック
F1キー(Main)、F4キー(fs)を押します。
(押し続けている間出力しています)
※時限整定のある要素では、設定時限以上押し
続けてください。
INST
DT
SET
OC
OCG/DG
OVG
3(強制動作)
Main
F1キーを押すことによりDTのmainレーが、F
4キーを押すことによりfsリレーが強制動作しま
す。
(両方同時に押すと、トリップ出力します)
項目
S/L
fs
試 験
強 制 動 作 /ロック
INST
※試験画面(一覧)に戻るには、F2キー(項
目)を押して項目を無選択状態にしてくださ
い。
F3キーが『S/L』から『一覧』になりま
す。
DT
SET
OC
OCG/DG
OVG
Main
項目
※複数の項目をSETし、強制動作させることが可能です。
※整定をロックしている場合でも強制動作を実施した際には、リレーは動作します。
- 59 -
S/L
fs
第6章 操作・取り扱い
操作手順/結果
2の状態(『SET』と表示されている状態)か
ら、F3キー(S/L)を再度押すと、選択した
項目の横に『Lock』の文字が表示されDT要
素が強制ロックされたことを示します。
LCD画面
試 験
強 制 動 作 /ロック
4(強制ロック)
INST
※試験画面(一覧)に戻るには、F2キー(項
目)を押して項目を無選択状態にしてくださ
い。
F3キーが『S/L』から『一覧』になりま
す。
DT
Lock
OC
OCG/DG
OVG
Main
項目
S/L
fs
※強制ロックは強制動作/ロック画面においてのみ有効です。他の画面・メニューに移った場合には、強制ロックは
解除されます。
- 60 -
第6章 操作・取り扱い
6.7
事故/監視異常が発生したとき
事故が発生したとき
リレー動作
◇「リレー動作」LEDが点灯します。
保護要素画面の動作要素リセットによりリセットします。
通常メニュー(F32)
◇通常メニューの“F1:保護要素モード”がインバース点滅
します。
保護要素画面の動作リセットによりリセットします。
F 1 : 保護要素モード
F 2 : 計測モード
F 3 : 監視モ-ド
F 4 : 整定表示モ-ド
保護
計測
監視
F1
整定
F4
保 護 要 素
◇保護要素画面で動作した要素がインバースします。
INSTr
INSTs
INSTt
DTr
DTs
DTt
OCr
OCs
OCt
OCG
DG
記録
リセット
F1
メニュー
F4
保 護 要 素
事 故 記 録
◇事故記録画面に事故記録値が書き込まれます。
A r :
35.06k
A s :
35.03k
A t :
35.02k
A o :
0.178
次頁
- 61 -
リセット
保護
第6章 操作・取り扱い
監視異常が発生したとき
◇「ALARM」LEDが点灯します。
ALARM
常時監視、自動点検のリセットによりリセットします。
通常メニュー(F32)
F 1 : 保護要素モード
F 2 : 計測モード
◇通常メニューの“F3:監視モード”がインバース点滅しま
す。
常時監視、自動点検、機器監視のリセットによりリセッ
トします。
F 3 : 監視モ-ド
F 4 : 整定表示モ-ド
保護
計測
監視
整定
F3
F4
監 視
30F表 示
◇監視画面の異常を検出した項目に「異常」が表示されます。
常時監視、自動点検、機器監視のリセットによりリセッ
トします。
常 時 監 視
:
正 常
自 動 点 検
:
異 常
機 器 監 視
:
正 常
Tリンク
: 伝送 中
項目
詳細
F3
メニュー
F3
試 験
自動点検(1/2)
◇監視画面で「異常」を検出した項目の画面(常時監視、自動
点検、機器監視)にエラーメッセージが表示されます。
Aiテンケン1
M
次項
※リレー動作表示中または監視異常表示中は、表示ON/OFFキー及びAUTO OFF機能は働きません。
- 62 -
一覧
リセット
第6章 操作・取り扱い
6.8
画面操作状態遷移図
:自動遷移
:キースイッチにより遷移
:ファンクションキーにより遷移
整定変更モード
整定メニュー
項目一覧(1/n)
リレー整定
電源投入
保護要素モード
初期画面
通常メニュー
保護要素
事故記録(1/n)
計測モード
計測(1/n)
監視モード
監視画面
30F表示
常時監視
自動点検(1/2)
機器監視
整定表示モード
項目一覧(1/n)
試験モード
試験メニュー
項目一覧
ランプテスト
動作詳細表示
自動点検リセット
強制動作/ロック
Wh/varhリセット
(注)画面の頁数nは機種によって異なります。
- 63 -
第7章
保守および点検
本リレーはディジタル形装置であり、自動監視機能を有しているので保守は殆ど必要ありませんが、
自動監視機能の範囲以外の部位の故障を発見する、あるいは故障発生を未然に防止するためには、下記
の内容の点検も合わせて実施していただくよう推奨いたします。これらの点検によって保守できる部位、
ま た は 機 能 の 一 覧 を 表 7.1に 示 し ま す 。
(1) 日常巡視点検
リレーおよび配電盤まわりの外観・構造などのチェックを主たる目的とし、数ヶ月に1回を目安にして実施してくだ
さい。
(2) 定期点検
保護リレー機能・特性などのチェックを主たる目的とし、数年に1回を目安に実施してください。
はリレーの保護機能を停止(トリップロックの実施)して実施してください。
なお、定期点検
また、次の事項に該当する場合には、必要に応じた範囲で適時点検を実施してください。
(1) 日常巡視点検、定期点検にて異常の発生する恐れを認めた場合。
(2) 自動監視(常時監視・自動点検)機能にて異常が発生した場合。
(3) リレーの整定値、シーケンス回路等の変更を行った場合。
表7.1
保守点検の実施項目
◎:充分なチェックを実施する
点検項目
自動監
保守点検
○:全般の状態変化をチェックする
点検内容
説明・備考
リレー全般
視
巡視
定期
1 取付器具類、裏面配線の損傷
-
○
-
目視点検による
保護連動装置全
2 表示灯の確認
-
○
-
整定値等の表示
般(電源装置含
3 異音・異臭・振動の有無
-
○
-
感覚、目視点検に む)の異常の有
4 周囲環境(温度・湿度等)の確認
-
○
-
よる。
5 筐体、盤体の表面温度確認
-
○
-
態変化を巡視す
6 変形、変色・サビ等の発生
-
○
-
る。
7 端子部ネジのゆるみ、接続チェック
-
○
-
8 点検回数のチェック
○
○
◎
表示して確認
保護連動装置の
9 ユニット取付ネジ部の接続のチェック
○
-
◎
目視点検による
機能、特性を常
10 電源装置・電源電圧測定
○
-
◎
電圧測定
に正規状態に保
11
○
-
◎
試験器材の使用に つため詳細な試
リレー機能の特性チェック
・単体特性(動作値他)試験
より総合試験を実 験検査を実施す
・総合動作(動作時間他)試験
施する
・その他個別に定められた試験
12
保護シーケンスチェック
○
-
◎
○
-
◎
(強制動作信号入力による)
13
無を監視し、状
手動点検起動チェック
- 64 -
点検確認
る。
第8章
8.1
試 験
標準試験条件
試験を実施する場合は、周囲条件をできるだけ次の状態にして下さい。この状態と著しく異なる状態での試験は正し
い測定結果が得られない場合がありますので注意して下さい。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
8.2
周囲温度
相対湿度
周波数
交流入力
制御電源
20℃±10℃
90%以下
定格周波数±1%
ひずみ率 2%以下
定格電圧±10%
ひずみ率=
高調波のみの実効値
×100(%)
基本波実効値
試験における注意事項
(1) 波形のひずみは、動作値等を測定する計測器に影響を与えますので、小容量の電源などで波形が負荷によって著し
く変化するものは試験電源として好ましくありません。
(2) 入力電流や入力電圧あるいは制御電源電圧の連続許容値を越える入力を長時間印加しますと、回路部品の加熱や焼
損の原因になりますので注意して下さい。
下記に、各入力回路の試験時の最大印加電流値・電圧値及び相電流回路の許容連続通電時間を示します。
試 験 時 の 最 大 印 加 電 流 値 ・電圧値
入力回路
最大印加電流値・電圧値
線間電圧 Vuv,vw,wu
150 V
零相電圧 V0
150 V
相電流
Ir,s,t
100 A
零相電流 I0
10 A
(抵抗接地系統用)
零相電流 I0
200 mA
(非接地系統用)
相電流入力回路の許容連続通電時間
入力電流
許容連続通電時間
0A~5A(定格)
連続通電可能
5A~10A
400秒間
10A~20A
100秒間
20A~40A
25秒間
40A~80A
6秒間
80A~100A
4秒間
定格5A以上の電流を印加した後、再度試験を行う場合は、電流0Aで1分間以上経過後行って下さい。
(3) 試験を始める前に定格制御電源電圧を印加して、約30分間の予備加熱を行って下さい。
(4) 動作時間測定は、必ずトリップ出力用接点にて行ってください。
警報出力用接点にて行うと、管理値を超える場合があります。
- 65 -
第8章
Dev.
試
験
特性図
整定範囲
INST、DT、OCfs(過電流)
INST:電流整定 10~80A(1Aステップ)
DT
:電流整定
5~80A(1Aステップ)
I
OCfs:(INST,DT,OC,DS電流整定入力値の最小値)×90%
r相の場合
F-MPC200
I
A
試験用
電流電源
±
~
A1,3
Ir
A2,4
Is
INST
DT
試験回路
It
Ir
Is
OCfs
It
動作値特性
動作時間特性
試験方法
管理値
電流を0Aから増加し、リレーが動作する電流値を測 INST,DT:公称動作値の±5%以内
定する。
OCfs :公称動作値の±7%以内
公称動作値=整定値
ただし、整定値が4A未満は
公称動作値の±10%以内
電流を下記に急変した時の動作時間を測定する。ただ INST:40ms以下
し下記式で求める試験電流値が 100Aを超過する DT :タイマ整定+50ms以下
時は、電圧を 100Aに制限して実施する。
OCfs:40ms以下
0A → 公称動作値×200%
注意
・100Aを超える電流入力は印加しないこと。
・定格電流(5A)を超える電流の長時間の印加は、異常加熱や焼損の原因になります。
- 66 -
備考
第8章
特性図
整定範囲
OC(過電流)
電流整定 2~12A(0.1Aステップ)
反限時特性
・普通反限時(SI)
・強反限時 (VI)
・超反限時 (EI)
・長反限時 (LT)
・I2t=一定
時間倍率 0.5~20(0.1ステップ)
動作時間
Dev.
試 験
Ir
電流
r相の場合
F-MPC200
I
A
A1,3
試験回路
Ir
A2,4
試験用
電流電源
±
~
Is
OC
It
動作値特性
試験方法
管理値
電流を0Aから増加し、表示部の積分中表示が点灯す 公称動作値の±5%以内
る電流値を測定する。
ただし、整定値が2.5A未満は公称
動作値の±7%以内
公称動作値=整定値
動作時間特性
電流を下記に急変した時の動作時間を測定する。ただ 下表に記載
し下記式で求める試験電流値が100Aを超える場合
は、100Aに制限して実施する。
注意
・100Aを超える電流入力は印加しないこと。
・定格電流(5A)を超える電流の長時間の印加は、異常加熱や焼損の原因になります。
備考
0A → 公称動作値×300,500,1000%
(動作時間特性の管理値一覧)
許容誤差算出式で求めたεの値が、下表の値以内であること。
ただし、許容誤差より算出した誤差の値が、100msより小さい時は、±100msを許容誤差とする。
時間倍率
20.0
10.0
7.0
4.0
1.0
入力電流
~10.5
~7.1
~4.1
~1.1
~0.5
300%
±12%
±12%
±10%
±8%
±6%
500%
±7%
±7%
±6%
±5%
±4%
1000%
±7%
±7%
±6%
±5%
±4%
許容誤差算出式
(ε=)
Tn − T 10 × n ÷ 10
× 100%
T 10 × n ÷ 10
Tn − T 10 × n ÷ 10
× 100%
T 10
ここで、
T 10 :時間倍率=10における公称動作時間
Tn:実測動作時間
n :時間倍率
- 67 -
第8章
Dev.
試
験
特性図
整定範囲
OCG、OCGfs(地絡過電流)
OCG :電流整定 0.1~3A(0.1Aステップ)
OCGfs:OCG電流整定×90%(連動)
F-MPC200
I
試験回路
A
A13,15
A14,16
試験用
電流電源
Io
Io
OCG
Io
OCGfs
±
~
動作値特性
動作時間特性
試験方法
管理値
電流を0Aから増加し、リレーが動作する電流値を測 OCG :公称動作値の±5%以内
定する。
ただし、整定値=0.1Aは公称動
作値の±10%以内
公称動作値=整定値
OCGfs:公称動作値の±7%以内
ただし、整定値=0.1Aは公称動作
値の±10%以内
電流を下記に急変した時の動作時間を測定する。
OCG :タイマ整定+70ms以下
OCGfs:70ms以下
0A → 公称動作値×300%
注意
・10Aを超える電流入力は印加しないこと。
- 68 -
備考
第8章
Dev.
試 験
電流進み
特性図
整定範囲
DG(抵抗接地系統用 地絡方向)
電流整定 0.1~3A(0.1Aステップ)
動作電圧 5.5V(固定)
最大感度位相角 0°
動作位相角範囲 160°
Io
Vo
動作領域
位相特性
F-MPC200
I
A
A13,15
A14,16
試験用
電流電源
試験回路
電圧動作値
特性
位相特性
動作時間
特性
OCGfs
Vo
DG
A23
A24
電圧-電流
特性
Io
±
±
電流動作値
特性
DG
±
~
φ
試験用
電圧電源
Io
±
~
V
V
試験方法
管理値
電圧を110Vとし、同位相の電流を0Aから増加し、 公称動作値の±5%以内
リレーが動作する電流値を測定する。
ただし、整定値=0.1Aは公称動作値の
±10%以内
公称動作値=整定値
電圧を 30Vとし、同位相の電流を0Aから増加し、 公称動作値の±5%以内
リレーが動作する電流値を測定する。
ただし、整定値=0.1Aは公称動作値の
±10%以内
公称動作値=整定値
電流を公称動作値×200%で、同位相の電圧を0Vか 公称動作値の±5%以内
ら増加し、リレーが動作する電圧値を測定する。
備考
公称動作値=整定値
電圧を30Vとし、電流を公称動作値×300%の状態で 測定動作位相角から求まる最大感度
位相角を変化させ、リレーが動作する位相角を測定 角が0°±5°以内
する。
最大感度角=(進み側動作位相角+
遅れ側動作位相角)÷2
公称動作位相角=電流進み80°、電流遅れ80°
電流、電圧を下記に急変した時の動作時間を測定す タイマ整定+70ms以下
る。
電流:0A → 公称動作値×300%
電圧:0V → 110V
位相:同位相
注意
・DGの特性は、非接地系統用と抵抗接地系統用と2種類あり、入力回路の定格電流が異なる。そのため、対象試
験ユニットにどちらの特性が実装されているか確認の上、試験を実施する。
・抵抗接地系統用DGは、10Aを超える電流入力は印加しないこと。
・150Vを超える電圧入力は印加しないこと。
- 69 -
第8章
Dev.
試
験
電流進み
Io
特性図
整定範囲
DG(非接地系統用 地絡方向)
電流整定 F33:1.0~10mA(0.5mAステップ)
F35:10~100mA(1mAステップ)
動作電圧 5.5V(固定)
最大感度位相角 電流進み60°
動作位相角範囲 160°
動作領域
Vo
位相特性
F-MPC200
I
A
A13,15
Io
A14,16
試験用
電流電源
±
~
試験回路
DG
φ
±
±
A23
Vo
A24
試験用
電圧電源
電流動作値
特性
電圧-電流
特性
電圧動作値
特性
位相特性
動作時間
特性
±
~
V
V
Vo
OVGfs
試験方法
管理値
電圧を110Vとし、進み60°の電流を0Aから増加 公称動作値の±10%以内
し、リレーが動作する電流値を測定する。
ただし、整定値が1.5mA未満は公称動
作値の±15%以内
公称動作値=整定値
電圧を 33Vとし、進み60°の電流を0Aから増加 公称動作値の±10%以内
し、リレーが動作する電流値を測定する。
ただし、整定値が1.5mA未満は公称動
作値の±15%以内
公称動作値=整定値
電流を公称動作値×1000%、電流進み60°の状態 公称動作値の±5%以内
で電圧を0Vから増加し、リレーが動作する電圧
値を測定する。
備考
公称動作値=整定値
電圧を 33Vとし、電流を公称動作値×1000%の状 測定動作位相角から求まる最大感度
態で位相角を変化させ、リレーが動作する位相角 角が電流進み60°±5°以内
を測定する。
最大感度角=(進み側動作位相角+
遅れ側動作位相角)÷2
公称動作位相角=電流進み140°、電流遅れ20°
電流、電圧を下記に急変した時の動作時間を測定 タイマ整定+100ms以下
する。
電流:0A → 公称動作値×1000%
電圧:0V → 110V
位相:電流進み60°
注意
・DGの特性は、非接地系統用と抵抗接地系統用と2種類あり、入力回路の定格電流が異なる。そのため、対象試
験ユニットにどちらの特性が実装されているか確認の上、試験を実施する。
・非接地系統用DGは、200mA(F33)または2A(F35)を超える電流入力は印加しないこと。
・150Vを超える電圧入力は印加しないこと。
- 70 -
第8章
試 験
VR電圧整定: 20~100V(1Vステップ)
VRfs電圧整定:VR電圧整定×100%(連動)
OV,OVfs,VR,VRfs
特性図
整定範囲
Dev.
OV,OVfs,VR,VRfs(過電圧)/UV,UVfs(不足電圧)
OV電圧整定 B31: 20~100V(1Vステップ)
C31:110~140V(1Vステップ)
OVfs電圧整定:OV電圧整定×100%(連動)
UV,UVfs
Vuv
Vuv
UV電圧整定: 20~100V(1Vステップ)
UVfs電圧整定:UV電圧整定×100%(連動)
F-MPC200
A17
Vuv
試験用
電圧電源
±
~
A19
V
V
OV,VR,
UV
Vvw
試験回路
A21
Vwu
Vuv
OVfs,VRfs,
UVfs
Vvw
Vwu
UV
動作値特性
OV・VR
試験方法
管理値
電圧を0Vから増加し、リレーが動作する電圧値 公称動作値の±5%以内
を測定する。
公称動作値=整定値
電圧を定格から減少し、リレーが動作する電圧値 公称動作値の±5%以内
を測定する。
公称動作値=整定値
OV・VR
UV
動作時間特性
電圧を下記に急変した時の動作時間を測定する。 OV,VR
:タイマ整定+50ms以下
ただし下記式で求まる試験電圧値が150Vを超 OVfs,VRfs:50ms以下
える場合は、150Vに制限して実施する。
0V → 公称動作値×120%
電圧を下記に急変した時の動作時間を測定する。 UV
UVfs
定格 → 公称動作値×70%
注意
・150Vを超える電圧入力を印加しないこと。
- 71 -
:タイマ整定+50ms以下
:50ms以下
備考
第8章
試
験
特性図
整定範囲
Dev.
OVG,OVGfs(地絡過電圧)
OVG電圧整定
F32
:10~50V(1Vステップ)
F33
: 5~50V(1Vステップ)
B31,C31
:10~50V(1Vステップ)
OVGfs電圧整定 F32,F33,B31:OVG電圧整定× 90%(連動)
C31
:OVG電圧整定×100%(連動)
V0
F-MPC200
(*1)
試験回路
試験用
電圧電源
V0
OVG
V0
OVGfs
(*2)
±
~
V
V
入力端子番号
F32,F33,B31 C31
*1
A23
A15
*2
A24
A16
動作値特性
試験方法
管理値
電圧を0Vから増加し、リレーが動作する電圧値を測 公称動作値の±5%以内
定する。
公称動作値=整定値
動作時間特性
電圧を下記に急変した時の動作時間を測定する。
注意
・150Vを超える電圧入力を印加しないこと。
0V → 公称動作値×150%
OVG F32,F33:50ms以下
B31,C31:タイマ整定+50ms以下
OVGfs:50ms以下
- 72 -
備考
第8章
Dev.
試 験
RDffs
特性図
整定範囲
RDf(比率差動)、RDf-HOC,RDFfs(差電流OC)
RDf:電流感度 基準電流整定×30%(連動)
比率特性 50%(差/流出:固定)
RDf-HOC:基準電流整定×800%(連動)
↑
流
出
RDffs :基準電流整定× 27%(連動)
RDf
RDf-HOC
流入→
r相の場合
F-MPC200
I
A
A1
A2
試験用
電流電源
I1
RDf
RDf-HOC
I1
RDffs
I2
RDf
RDf-HOC
I2
RDffs
±
~
試験回路
I
A
A7
A8
試験用
電流電源
±
~
動作値特性
試験方法
管理値
備考
電流を0Aから増加し、リレーが動作する電流値を測 RDf,RDf-HOC:公称動作値の±5%以 一端子入力にて測
定する。
内
定
RDffs:公称動作値の±10%以内
公称動作値=整定値
比率特性
流出電流(I2)=基準電流×200%一定とし、流入電流
(I1)=I2の状態からI1を下げ、リレーが動作する電
流値を測定する。
(備考欄の式により比率を求める)
公称動作比率に対し、誤差±10%以 RDfのみ
内
流入-流出
比率=
流出
動作時間特性
電流を下記に急変した時の動作時間を測定する。
RDf
:50ms以下
RDf-HOC:35ms以下
RDffs :35ms以下
RDf
:0A → 公称動作値×300%
RDf-HOC:0A → 公称動作値×150%
RDffs :0A → 公称動作値×300%
一端子入力にて測
定
備考
注意
差動電流(Id)の算出
一次/ニ次基準電流整定がIs1/Is2(A)であり、流入/流出電流がI1/I2(A)の時の差動電流(Id)は下式によ
り求められる。
I1
I2
Id =
( -
)
× 100 (%)
Is1 Is2
・50Aを超える電流入力は印加しないこと。
- 73 -
第8章
Dev.
試 験
電流進み
I
特性図
整定範囲
DS(フィーダ用、受電点用)
電流整定 F30:10~80A(1A ステップ)
F31: 2~12A(0.1A ステップ)
電圧感度2.2V(固定)
最大感度位相角45°(進み)
動作位相角範囲160°
タイマ整定0~30s(0.1sステップ)
動作領域
V
位相特性
電圧メモリ機能付き
r相の場合
I
F-MPC200
A1,3
A
Ir
A2,4
試験用
電流電源
±
~
OCfs
試験回路
DS
±
±
ψ
A19
Vvw
試験用
電圧電源
±
~
A21
V
V
動作値特性
試験方法
管理値
電圧を定格とし、進み45°の電流を0Aから増加し、 公称動作値の±5%以内
リレーが動作する電流値を測定する。
公称動作値=整定値
動作時間特性
電流、電圧を下記に急変した場合の動作時間を測定す タイマ整定+50ms以下
る。
電流:0A →公称動作値×200%
電圧:定格 →定格×50%
位相:電流進み45°
位相特性
電圧を定格とし、電流を下記の状態で位相を変化さ 測定動作位相角から求まる最大感度角
せ、リレーが動作する位相角を測定する。
が電流進み45°±5°以内
最大感度角=(進み側動作位相角+遅
F30:電圧=公称動作値× 200%
れ側動作位相角)÷2
F31:電圧=公称動作値×1000%
注意
- 75 -
備考
第8章
Dev.
試
験
電流進み
特性図
整定範囲
DS(系統連系用)
DS:電流整定
0.1~5A(0.05A ステップ)
電圧整定(UV)20~100V(1Vステップ)
電圧感度2.2V(固定)
最大感度位相角225°(進み)
動作位相角範囲160°
タイマ整定0~30s(0.1sステップ)
V
動作領域
I
位相特性
電圧メモリ機能付き
r相の場合
I
F-MPC200
A1
A
Ir
A2
試験用
電流電源
±
~
試験回路
DS
±
±
ψ
A11
Vvw
試験用
電圧電源
±
~
A13
V
V
UVfs
動作値特性
試験方法
管理値
電圧を電圧整定値×70%とし、進み225°の電流を0 公称動作値の±5%以内
Aから増加し、リレーが動作する電流値を測定する。 ただし、電流整定=0.2A未満は、公称
動作値の±10%以内
公称動作値=整定値
動作時間特性
電流、電圧を下記に急変した場合の動作時間を測定す タイマ整定+50ms以下
る。
電流:0A→公称動作値×200%
電圧:定格→電圧整定値×70%
位相:電流進み225°
位相特性
電圧を電圧整定値×70%とし、電流を公称動作値× 測定動作位相角から求まる最大感度角
1000%の状態で位相を変化させ、リレーが動作する位 が電流進み225°±5°以内
相角を測定する。
最大感度角=(進み側動作位相角+遅
れ側動作位相角)÷2
注意
- 76 -
備考
第8章
試 験
Dev.
RP,RPfs(逆電力),UP,UPfs(不足電力)
RP:電力整定 10~200W(0.5Wステップ)
タイマ整定 0~30s(0.1sステップ)
最大感度位相角 210°(遅れ)
UP:電力整定 10~200W(0.5Wステップ)
タイマ整定 0~30s(0.1sステップ)
最大感度位相角 30°(遅れ)
RPfs:RP電力整定×100%(連動)
UPfs:UP電力整定×100%(連動)
RP,RPfs,UP,UPfs
特性図
整定範囲
+P
F-MPC200
A2
It
Ir
A3
A2
A4
±
~
RP(RPfs)
UP(UPfs)
A5
A6
試験回路
±
ψ
±
±
±
W1
±
It
W2
±
A9
±
~
試験用
電圧電源
Vuv
V1
Vuv
A11
Vvw
±
~
V2
UP
A1
A1
±
~
-P
RP
Ir
試験用
電流電源
Q
Vvw
A13
- 77 -
第8章
試
験
動作値特性
試験方法
管理値
VuvとVvwを定格とし、IrとItを同時に0Aから増加 公称動作値の±5%以内
ただし、電力整定=15W未満は、公称
し、リレーが動作する電力値(注1)を測定する。
動作値の±10%以内
(位相角)
VvwがVuvに対して遅れ120°
ItがIrに対して進み120°
IrがVuvに対して
RP:遅れ210°(最大感度位相角)
UP:遅れ30° (最大感度位相角)
備考
動作時間特性
公称動作値=整定値
電圧を定格とし、電流を下記に急変した場合の動作時 タイマ整定+60ms以下
間を測定する。
力率特性
RP:0A →公称動作値×200%
UP:定格 →公称動作値× 70%
位相:動作値特性と同一
VuvとVvwを定格とし、IrとItを同時に0Aから増加 公称動作値の±15%以内
ただし、電力整定=15W未満は、公称
し、リレーが動作する電力値(注1)を測定する。
動作値の±20%以内
(位相角)
VvwがVuvに対して遅れ120°
ItがIrに対して進み120°
IrがVuvに対して
RP:遅れ135°,285°(210±75°)
UP:遅れ315°,105°( 30±75°)
公称動作値=整定値
注1:有効電力P= 3 VIcosθ
U
Ir
θ
注
意
Vuv
θ
W
Vvw
It
Vuv=Vvw=V、Ir=It=I
- 78 -
V
第9章
異常発生時の対応
本リレー内部に故障(異常)が発生した場合、早期に復旧させる必要があります。そのためには、
発 生 時 の 状 態 お よ び 周 囲 状 況 を 的 確 に 把 握 す る こ と が 必 要 で す の で 、 表 9.1に 示 す 内 容 に つ い て ご 確
認の上、ご連絡くださるようお願いいたします。
なお、ご連絡先は最寄りの弊社営業所にお申し付けください。
表 9.1
項
目
製品納入情報
異常発生状態
故障発生時の確認・連絡事項
内
容
該当ユニットの銘板内容(製造年、形式、製造番号など)
(その前後の状況を含めてできるだけ詳細に)
発生時刻、現象、異常状態、被害状況、緊急度、推定原因等
ユ ニ ッ ト 表 示 ( LED、 画 面 表 示 メッセージ ) 、 制 御 盤 の 表 示 な ど
ご連絡先(担当者、電話番号)、現地への交通手段など
表示確認
御社ご連絡先
下に、異常発生時の簡単な対処フローを記載します。
ユニット異常発生!
前面の表示等確認
表示有り?
「ALARM」LED、画面表示メッセージ
いいえ
はい
故障情報の内容を
確認・記録
全LED消灯?
はい
いいえ
裏面よりヒューズ
状態確認
表示復帰操作
表示復帰?
いいえ
はい
ヒューズ
溶断?
はい
いいえ
再度異常
発生?
いいえ
はい
異常状態が継続中である
と判断
異常状態が一過性
のものと判断
警報出力部
を確認して
下さい
制御電源を
確認して下
さい
①
正常状態⇒フローの②へ
再度異常⇒下へ
トリップブロック操作後
点検手動起動
はい
○
①へ
②
ユニット制御電源を切⇒入
再度異常
発生
いいえ
運転継続は困難な常態で
す
正常に動作してい
ます
メーカ側に速やかに連絡いただき、今後の対応について相談ください
- 79 -
ヒューズ交
換作業が必
要です
付
図
−80−
付
図
−81−
付
図
−82−
付
図
外部端子配列(F3□)
(a)交流入力端子(端子台A)
コネクタ式端子台です。
端子台上下のネジを緩めると
分割します。
Ir入力
(b)外部入力端子(端子台B)
1
遠方入
2
jp
遠方切
jp
3
外部43
4
Is入力
※1
5
52a
6
jp
52b
jp
7
IN02
It入力
10
jp
jp
11
12
入
力
端
子
IN04
IN06
14
jp
IN08
15
IN10
17
IN12
IN14
20
シールドアース
(FG)
FGへ
(付属線)
9
12
2
SD
3
M
T2
電源異常
出力
SD
5
6
7
8
F
9
端子ネジ:M3.5
P
制御電源
DC100/110V
13
15
Ry01
17
Ry03
19
Ry05
Ry09
装置異常
端子ネジ:M3.5
17
19
FGへ
(付属線)
17
18
19
20
21
端子ネジ:M3.5
23
24
Ry10
26
15
22
Ry08
25
13
16
アース
(G)
20
Ry06
Ry07
11
12
14
18
Ry04
警
報
出
力
20
10
N
16
Ry02
18
DC/DC
9
15
COM(P)
16
3
5
M
8
1
2
4
4
F
7
コネクタ式端子台です。
端子台上下のネジを緩めると
分割します。
14
24
端子ネジ:M3.5
F
6
13
14
25
M
T2
(e)制御電源端子(端子台E)
T1
12
23
COM(N)
5
1
11
21
26
3
4
T1
10
22
24
1
11
23
コネクタ式端子台です。
端子台上下のネジを緩めると
分割します。
2
CB入出力
10
21
22
Vo入力
7
8
IN13
19
Vw入力
6
IN11
18
Vv入力
入
力 トリップ回路
端 断線監視
子
COM(P)
C
B トリップ出力
制
御
出 CB切出力
力
5
IN09
16
Vu入力
3
IN07
jp
1∼4
は二重
化入力
4
IN05
13
Io入力
1
IN03
(d)伝送端子(端子台D)
コネクタ式端子台です。
端子台上下のネジを緩めると
分割します。
2
IN01
8
9
(c)外部出力端子(端子台C)
コネクタ式端子台です。
端子台上下のネジを緩めると
分割します。
25
26
端子ネジ:M3.5
注意
・交流入力印加中は絶対に
この端子台を外さないでください。
・jp部は2mm電線にて外部配線して
ください。
・F34はIo入力なし。
・F30,F31,F34はVo入力なし。
※1 OC/OCG/DGロック(F32のみ)
外部端子配列(B31)
(a)交流入力端子(端子台A)
コネクタ式端子台です。
端子台上下のネジを緩めると
分割します。
(b)外部入出力端子(端子台B)
(c)外部入出力端子(端子台C)
コネクタ式端子台です。
端子台上下のネジを緩めると
分割します。
コネクタ式端子台です。
端子台上下のネジを緩めると
分割します。
IN01
1
IN02
2
IN03
3
4
5
6
7
IN04
入
力
端
子
5
6
7
COM(N)
COM(P)
14
OV
16
19
シールドアース
(FG)
FGへ
(付属線)
外
部
出
力
UVuv1
18
UVvw1
20
UVwu1
22
19
21
OVG1
24
25
26
端子ネジ:M3.5
10
警 COM(P)
報 装置異常
3
電源異常
出力
SD
COM(P)
14
VR
16
UVuv2
18
UVvw2
20
UVwu2
22
15
F
M
F
外
部
出
力
M
F
M
24
17
19
21
F
M
F
5
7
P
OVG2
端子ネジ:M3.5
M
アース
(G)
F
M
FGへ
(付属線)
F
M
F
25
端子ネジ:M3.5
−83−
11
12
13
15
F
26
・交流入力印加中は絶対に
この端子台を外さないでください。
10
14
M
24
注意
9
N
23
25
26
3
6
13
M
1
2
4
制御電源
DC100/110V
11
23
23
SD
T2
端子ネジ:M3.5
12
17
21
22
Vo入力
COM(N)
15
15
16
2
8
9
13
14
T2
T1
5
7
11
13
1
コネクタ式端子台です。
端子台上下のネジを緩めると
分割します。
4
6
12
20
5
T1
(e)制御電源端子(端子台E)
8
10
11
17
3
4
9
12
18
1
IN10
8
10
Vw入力
IN09
入
力
端
子
コネクタ式端子台です。
端子台上下のネジを緩めると
分割します。
2
IN08
3
9
Vv入力
IN07
4
IN05
8
Vu入力
IN06
1
2
(d)伝送端子(端子台D)
M
F
16
17
18
19
20
端子ネジ:M3.5
DC/DC
付
図
外部端子配列(T31)
(a)交流入力端子(端子台A)
(b)外部入出力端子(端子台B)
1
I1r入力
一
次
巻 I1s入力
線
側
I1t入力
IN02
3
4
5
6
入
力
端
子
7
3
4
IN06
COM(N)
1
T2
2
SD
3
7
12
14
15
16
17
COM(P)
13
Ry02
警
報
出
力
15
17
5
7
制御電源
DC100/110V
M
F
DC/DC
9
P
端子ネジ:M3.5
10
11
12
13
N
15
M
F
16
アース
(G)
17
18
FGへ
(付属線)
19
20
19
20
21
22
端子ネジ:M3.5
23
24
25
Ry07
装置異常
3
4
6
18
Ry05
Ry06
SD
1
2
14
16
Ry03
Ry04
電源異常
出力
14
Ry01
19
端子ネジ:M4
12
トリップ出力2
18
T2
8
11
COM(P)
C
B トリップ出力1
制
御
COM(P)
出
力
T1
5
10
11
コネクタ式端子台です。
端子台上下のネジを緩めると
分割します。
8
9
10
(d)制御電源端子(端子台E)
4
6
9
シールドアース
(FG)
T1
5
IN05
IN07
8
13
FGへ
(付属線)
2
IN03
IN04
コネクタ式端子台です。
端子台上下のネジを緩めると
分割します。
1
IN01
2
I2r入力
ニ
次
巻 I2s入力
線
側
I2t入力
(c)伝送端子(端子台C)
コネクタ式端子台です。
端子台上下のネジを緩めると
分割します。
固定式端子台です。
分割できません。
26
端子ネジ:M3.5
外部端子配列(C31)
(a)交流入力端子(端子台A)
Ir入力
Is入力
It入力
(b)外部入出力端子(端子台B)
1
RPR使用
3
4
5
6
入
力
端
子
5
IN03
IN04
COM(N)
12
13
Vw入力
14
15
16
COM(P)
C
B トリップ出力1
制
御
COM(P)
出
力
COM(P)
19
12
警
報
出
力
13
15
17
M
1
2
3
4
5
6
7
9
P
制御電源
DC100/110V
F
10
11
12
13
N
15
M
F
アース
(G)
FGへ
(付属線)
19
20
16
17
18
19
20
21
22
端子ネジ:M3.5
23
24
25
Ry07
装置異常
SD
端子ネジ:M3.5
18
Ry05
Ry06
3
電源異常
出力
14
16
Ry03
Ry04
SD
T2
14
Ry01
Ry02
端子ネジ:M4
2
8
11
トリップ出力2
17
18
T2
T1
8
10
11
1
コネクタ式端子台です。
端子台上下のネジを緩めると
分割します。
5
7
9
10
Vv入力
T1
(d)制御電源端子(端子台E)
4
6
9
Vu入力
FGへ
(付属線)
3
4
IN05
8
シールドアース
(FG)
2
IN01
IN02
コネクタ式端子台です。
端子台上下のネジを緩めると
分割します。
1
連系条件
2
7
Vo入力
(c)伝送端子(端子台C)
コネクタ式端子台です。
端子台上下のネジを緩めると
分割します。
固定式端子台です。
分割できません。
26
端子ネジ:M3.5
−84−
DC/DC
付
図
内部ブロック図(F30/F31)
B部
Ir →
←
Is →
←
It →
←
Io →
←
Vu ↑
Vv ↑
Vw ↑
A
1
3
2
4
5
7
6
8
9
11
10
12
13
15
14
16
17
19
21
23
24
シールドアース
(FG)
外部入力部
CT
CPU1
フィルタ回路
フィルタ回路
b
フィルタ回路
フィルタ回路
M
P
X
外部出力部
PT
C部参照
共有メモリ(DPRAM)
ROM
RAM
フィルタ回路
整定メモリ
a
フィルタ回路
b
フィルタ回路
c
フィルタ回路
d
フィルタ回路
CPU2
アナログ入力部
A
/
D
D
パルストランス
ドライバ/レシーバ
(1)保護:OCfs,OCGfs
(2)整定表示:通常、整定
試験
(3)自動監視
(4)伝送制御:オプション
3
外部43
MDi50
MDo10
M1
FDo10
1
TC断線監視
2
COM(N)
3
COM(P)
4
F1
F
5
4
トリップ出力
MDi51
FDi20
5
52a
FDi21
6
52b
FDi22
7
FDi23
8
FDi24
9
FDi25
10
FDi26
11
FDi27
12
FDi30
13
FDi31
14
FDi32
15
FDi33
16
FDi34
17
FDi35
18
FDi36
19
FDi37
20
26
外部入力1
(IN01)
外部入力2
(IN02)
外部入力3
(IN03)
外部入力4
(IN04)
外部入力5
(IN05)
外部入力6
(IN06)
外部入力7
(IN07)
外部入力8
(IN08)
外部入力9
(IN09)
外部入力10
(IN10)
外部入力11
(IN11)
外部入力12
(IN12)
外部入力13
(IN13)
外部入力14
(IN14)
MDo11
M2
M
6
FDi51
FDo11
入
力
端
子
M
FDi50
F2
F
7
CB切出力
C
B
制
御
出
力
MDi52
入
力
端
子
MDo12
M3
M
F3
F
8
FDi52
FDo12
9
15
COM(N)
LC
FDo20
F4
FDo21
F5
FDo22
F6
FDo23
F7
FDo24
F8
FDo25
F9
FDo26
F10
FDo27
F11
FDo15
F12
FDo16
F13
FDo17
F14
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
CB入出力
COM(P)
外部出力1
(Ry01)
外部出力2
(Ry02)
外部出力3
(Ry03)
外部出力4
(Ry04)
外部出力5
(Ry05)
外部出力6
(Ry06)
外部出力7
(Ry07)
外部出力8
(Ry08)
外部出力9
(Ry09)
外部出力10
(Ry10)
警
報
出
力
装置異常
伝送部
E
1
3
電源異常出力
遠方切
C
A/D
フィルタ回路
2
FDi13
フィルタ回路
PT
FDi55
FDi12
RAM
フィルタ回路
PT
26
1
2
3
MDi12
d
PT
C
遠方入
FDi11
ROM
補助変成器部
T
リ
ン
ク
MDi11
c
CT
1
FDi10
MDi13
CT
C部
B
MDi10
B部参照
(1)保護:DSR,DT,OC,OCG
(2)制御:−
(3)計測:A,MAo,W,Var,PF,
Wh+/-,varh+/(4)事故記録:A,Ao
(5)自動監視
a
CT
B
演算部
DC5V
制御電源
DC100V
/110V
P
9
N
13
DC+15V,-15V
D/D
GND
DC24V
17
SW
GND
LED
電源部
FG
LCD
整定表示部
FG端子
内部ブロック図(F32)
B部
Ir →
←
Is →
←
It →
←
Io →
←
Vu ↑
Vv ↑
Vw ↑
Vo ↑
シールドアース
(FG)
A
1
3
2
4
5
7
6
8
9
11
10
12
13
15
14
16
17
19
21
23
24
外部入力部
CT
CPU1
フィルタ回路
フィルタ回路
b
フィルタ回路
CT
フィルタ回路
C部参照
共有メモリ(DPRAM)
PT
ROM
RAM
フィルタ回路
整定メモリ
a
フィルタ回路
b
フィルタ回路
c
フィルタ回路
d
フィルタ回路
CPU2
アナログ入力部
A
/
D
D
電源異常出力
外部出力部
A/D
フィルタ回路
パルストランス
ドライバ/レシーバ
(1)保護:OCfs,OCGfs
(2)整定表示:通常、整定
試験
(3)自動監視
(4)伝送制御:オプション
LC
伝送部
E
1
3
演算部
DC5V
制御電源
DC100V
/110V
P
9
N
13
D/D
DC+15V,-15V
GND
DC24V
17
SW
GND
電源部
FG
2
遠方切
3
外部43
4
OC/OCG/DG
ロック
MDi50
MDo10
LED
LCD
整定表示部
FG端子
−85−
M1
FDo10
1
TC断線監視
2
COM(N)
3
COM(P)
4
F1
F
5
トリップ出力
MDi51
C
FDi20
5
52a
FDi21
6
52b
FDi22
7
FDi23
8
FDi24
9
FDi25
10
FDi26
11
FDi27
12
FDi30
13
FDi31
14
FDi32
15
FDi33
16
FDi34
17
FDi35
18
FDi36
19
FDi37
20
26
外部入力1
(IN01)
外部入力2
(IN02)
外部入力3
(IN03)
外部入力4
(IN04)
外部入力5
(IN05)
外部入力6
(IN06)
外部入力7
(IN07)
外部入力8
(IN08)
外部入力9
(IN09)
外部入力10
(IN10)
外部入力11
(IN11)
外部入力12
(IN12)
外部入力13
(IN13)
外部入力14
(IN14)
COM(N)
MDo11
M2
M
6
FDi51
FDo11
入
力
端
子
M
FDi50
FDi13
フィルタ回路
PT
FDi55
FDi12
RAM
フィルタ回路
PT
26
1
2
3
MDi12
d
PT
C
遠方入
FDi11
c
補助変成器部
T
リ
ン
ク
MDi11
ROM
M
P
X
1
FDi10
MDi13
CT
C部
B
MDi10
B部参照
(1)保護:INST,DT,OC,OCG,DG
(2)制御:−
(3)計測:A,MAo,W,Var,PF,
Wh+/-,varh+/(4)事故記録:A,Ao
(5)自動監視
a
CT
B
F2
F
7
CB切出力
C
B
制
御
出
力
MDi52
入
力
端
子
MDo12
M3
M
F3
F
8
FDi52
FDo12
9
15
FDo20
F4
FDo21
F5
FDo22
F6
FDo23
F7
FDo24
F8
FDo25
F9
FDo26
F10
FDo27
F11
FDo15
F12
FDo16
F13
FDo17
F14
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
CB入出力
COM(P)
外部出力1
(Ry01)
外部出力2
(Ry02)
外部出力3
(Ry03)
外部出力4
(Ry04)
外部出力5
(Ry05)
外部出力6
(Ry06)
外部出力7
(Ry07)
外部出力8
(Ry08)
外部出力9
(Ry09)
外部出力10
(Ry10)
装置異常
警
報
出
力
付
図
内部ブロック図(F33/F35)
B部
Ir →
←
Is →
←
It →
←
Io →
←
Vu ↑
Vv ↑
Vw ↑
Vo ↑
シールドアース
(FG)
A
1
3
2
4
5
7
6
8
9
11
10
12
13
15
14
16
17
19
21
23
24
外部入力部
CT
CPU1
フィルタ回路
フィルタ回路
b
フィルタ回路
フィルタ回路
PT
M
P
X
PT
PT
外部出力部
C部参照
ROM
RAM
整定メモリ
d
a
フィルタ回路
b
フィルタ回路
c
フィルタ回路
d
フィルタ回路
CPU2
アナログ入力部
A
/
D
D
パルストランス
ドライバ/レシーバ
(1)保護:OCfs,OVGfs
(2)整定表示:通常、整定
試験
(3)自動監視
(4)伝送制御:オプション
外部43
MDi50
MDo10
M1
FDo10
1
TC断線監視
2
COM(N)
3
COM(P)
4
F1
F
5
4
トリップ出力
MDi51
FDi20
5
52a
FDi21
6
52b
FDi22
7
FDi23
8
FDi24
9
FDi25
10
FDi26
11
FDi27
12
FDi30
13
FDi31
14
FDi32
15
FDi33
16
FDi34
17
FDi35
18
FDi36
19
FDi37
20
26
外部入力1
(IN01)
外部入力2
(IN02)
外部入力3
(IN03)
外部入力4
(IN04)
外部入力5
(IN05)
外部入力6
(IN06)
外部入力7
(IN07)
外部入力8
(IN08)
外部入力9
(IN09)
外部入力10
(IN10)
外部入力11
(IN11)
外部入力12
(IN12)
外部入力13
(IN13)
外部入力14
(IN14)
MDo11
M2
M
6
FDi51
FDo11
入
力
端
子
M
FDi50
F2
F
7
CB切出力
C
B
制
御
出
力
MDi52
入
力
端
子
MDo12
M3
M
F3
F
8
FDi52
FDo12
9
15
COM(N)
LC
FDo20
F4
FDo21
F5
FDo22
F6
FDo23
F7
FDo24
F8
FDo25
F9
FDo26
F10
FDo27
F11
FDo15
F12
FDo16
F13
FDo17
F14
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
CB入出力
COM(P)
外部出力1
(Ry01)
外部出力2
(Ry02)
外部出力3
(Ry03)
外部出力4
(Ry04)
外部出力5
(Ry05)
外部出力6
(Ry06)
外部出力7
(Ry07)
外部出力8
(Ry08)
外部出力9
(Ry09)
外部出力10
(Ry10)
警
報
出
力
装置異常
伝送部
E
1
3
電源異常出力
遠方切
3
C
共有メモリ(DPRAM)
フィルタ回路
2
FDi13
A/D
フィルタ回路
FDi55
FDi12
フィルタ回路
PT
26
1
2
3
MDi12
RAM
フィルタ回路
C
遠方入
FDi11
ROM
補助変成器部
T
リ
ン
ク
MDi11
c
CT
1
FDi10
MDi13
CT
C部
B
MDi10
B部参照
(1)保護:INST,DT,OC,DG
(2)制御:−
(3)計測:A,MAo,W,Var,PF,
Wh+/-,varh+/(4)事故記録:A,Ao
(5)自動監視
a
CT
B
演算部
DC5V
制御電源
DC100V
/110V
P
9
N
13
DC+15V,-15V
D/D
GND
DC24V
17
SW
GND
LED
電源部
FG
LCD
整定表示部
FG端子
内部ブロック図(F34)
B部
Ir →
←
Is →
←
It →
←
Vu ↑
Vv ↑
Vw ↑
A
1
3
2
4
5
7
6
8
9
11
10
12
13
15
14
16
17
19
21
23
24
シールドアース
(FG)
外部入力部
CT
CPU1
フィルタ回路
フィルタ回路
b
フィルタ回路
フィルタ回路
M
P
X
C部参照
共有メモリ(DPRAM)
PT
ROM
RAM
フィルタ回路
整定メモリ
a
フィルタ回路
b
フィルタ回路
c
フィルタ回路
d
フィルタ回路
CPU2
アナログ入力部
A
/
D
D
電源異常出力
外部出力部
A/D
フィルタ回路
パルストランス
ドライバ/レシーバ
(1)保護:OCfs,UVfs,VRfs
(2)整定表示:通常、整定
試験
(3)自動監視
(4)伝送制御:オプション
LC
伝送部
E
1
3
演算部
DC5V
制御電源
DC100V
/110V
P
9
N
13
D/D
DC+15V,-15V
GND
DC24V
17
SW
GND
電源部
FG
2
遠方切
3
外部43
MDi50
MDo10
LED
LCD
整定表示部
FG端子
−86−
M1
FDo10
1
TC断線監視
2
COM(N)
3
COM(P)
4
F1
F
5
4
トリップ出力
MDi51
C
FDi20
5
52a
FDi21
6
52b
FDi22
7
FDi23
8
FDi24
9
FDi25
10
FDi26
11
FDi27
12
FDi30
13
FDi31
14
FDi32
15
FDi33
16
FDi34
17
FDi35
18
FDi36
19
FDi37
20
26
外部入力1
(IN01)
外部入力2
(IN02)
外部入力3
(IN03)
外部入力4
(IN04)
外部入力5
(IN05)
外部入力6
(IN06)
外部入力7
(IN07)
外部入力8
(IN08)
外部入力9
(IN09)
外部入力10
(IN10)
外部入力11
(IN11)
外部入力12
(IN12)
外部入力13
(IN13)
外部入力14
(IN14)
COM(N)
MDo11
M2
M
6
FDi51
FDo11
入
力
端
子
M
FDi50
FDi13
フィルタ回路
PT
FDi55
FDi12
RAM
フィルタ回路
PT
26
1
2
3
MDi12
d
PT
C
遠方入
FDi11
ROM
補助変成器部
T
リ
ン
ク
MDi11
c
CT
1
FDi10
MDi13
CT
C部
B
MDi10
B部参照
(1)保護:DT,OC,UV,VR
(2)制御:−
(3)計測:A,V,F,W,Var,PF,
Wh+/-,varh+/(4)事故記録:A,V
(5)自動監視
a
CT
B
F2
F
7
CB切出力
C
B
制
御
出
力
MDi52
入
力
端
子
MDo12
M3
M
F3
F
8
FDi52
FDo12
9
15
FDo20
F4
FDo21
F5
FDo22
F6
FDo23
F7
FDo24
F8
FDo25
F9
FDo26
F10
FDo27
F11
FDo15
F12
FDo16
F13
FDo17
F14
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
CB入出力
COM(P)
外部出力1
(Ry01)
外部出力2
(Ry02)
外部出力3
(Ry03)
外部出力4
(Ry04)
外部出力5
(Ry05)
外部出力6
(Ry06)
外部出力7
(Ry07)
外部出力8
(Ry08)
外部出力9
(Ry09)
外部出力10
(Ry10)
装置異常
警
報
出
力
付
図
内部ブロック図(T31)
B部
A
I1r→
←
一
次
巻
線
側
1
2
I1s→
←
3
4
I1t→
←
5
6
CT
(1)保護:RDf,HOC,DT,OC
(2)制御:−
(3)計測:A,Ad
(4)事故記録:A,Ad
(5)自動監視
フィルタ回路
フィルタ回路
フィルタ回路
CT
M
P
X
CT
B部参照
A/D
フィルタ回路
ROM
フィルタ回路
フィルタ回路
7
8
B
フィルタ回路
フィルタ回路
I2r→
←
外部入出力部
CPU1
CT
B
FDi20
1
FDi21
2
FDi22
3
FDi23
4
FDi24
5
FDi25
6
FDi26
7
8
RAM
フィルタ回路
I2s→
←
I2t→
←
9
10
11
12
不使用
CT
共有メモリ(DPRAM)
フィルタ回路
CT
M1
FDo10
12
F1
F
RAM
MDi11
整定メモリ
M
P
X
フィルタ回路
MDo11
M2
M
F2
F
FDo11
フィルタ回路
フィルタ回路
フィルタ回路
19
フィルタ回路
CPU2
アナログ入力部2
補助変成器部
C
1
2
3
パルストランス
ドライバ/レシーバ
(1)保護:RDFfs,OCfs
(2)整定表示:通常、整定
試験
(3)自動監視
(4)伝送制御:オプション
LC
伝送部
E
1
3
電源異常出力
13
トリップ出力1
15
(P)
制
御
出
力
16
FDi11
A/D
(P)
M
FDi10
ROM
フィルタ回路
11
MDi10
MDo10
フィルタ回路
T
リ
ン
ク
COM(N)
10
フィルタ回路
シールドアース
(FG)
入
力
端
子
9
FDi15
アナログ入力部1
二
次
巻
線
側
外部入力1
(IN01)
外部入力2
(IN02)
外部入力3
(IN03)
外部入力4
(IN04)
外部入力5
(IN05)
外部入力6
(IN06)
外部入力7
(IN07)
FDo20
F3
FDo21
F4
FDo22
F5
FDo23
F6
FDo24
F7
FDo25
F8
FDo26
F9
FDo17
F10
17
トリップ出力2
18
COM(P)
19
20
21
22
23
24
25
26
外部出力1
(Ry01)
外部出力2
(Ry02)
外部出力3
(Ry03)
外部出力4
(Ry04)
外部出力5
(Ry05)
外部出力6
(Ry06)
外部出力7
(Ry07)
警
報
出
力
装置異常
演算部
DC5V
制御電源
DC100V
/110V
P
9
N
13
D/D
DC+15V,-15V
GND
DC24V
17
SW
GND
LED
FG
LCD
整定表示部
電源部
FG端子
内部ブロック図(C31)
B部
A
Ir →
←
Is →
←
1
2
3
4
CT
(1)保護:DSR,UV,OV,OVG,
RPR,UPR,UFR,OFR
(2)制御:−
(3)計測:A,V,Vo,W,F
(4)事故記録:A,V,Vo,W,F
(5)自動監視
フィルタ回路
フィルタ回路
フィルタ回路
CT
5
6
B部参照
フィルタ回路
M
P
X
フィルタ回路
It →
←
外部入出力部
CPU1
CT
A/D
フィルタ回路
ROM
フィルタ回路
フィルタ回路
B
B
FDi20
1
連系条件
FDi21
2
RPR使用
FDi22
3
FDi23
4
FDi24
5
FDi25
6
FDi26
7
8
RAM
フィルタ回路
外部入力1
(IN01)
外部入力2
(IN02)
外部入力3
(IN03)
外部入力4
(IN04)
外部入力5
(IN05)
入
力
端
子
COM(N)
9
FDi15
不使用
10
アナログ入力部1
Vu ↑
Vv ↑
Vw ↑
Vo ↑
9
11
13
PT
共有メモリ(DPRAM)
MDo10
フィルタ回路
PT
FDo10
PT
12
F1
M
P
X
フィルタ回路
MDo11
M2
M
F2
F
FDo11
フィルタ回路
フィルタ回路
19
フィルタ回路
補助変成器部
CPU2
アナログ入力部2
C
T
リ
ン
ク
電源異常出力
1
2
3
パルストランス
ドライバ/レシーバ
LC
(1)保護:UVfs,OVfs,OVGfs,
RPRfs、UPRfs
UFRfs,OFRfs
(2)整定表示:通常、整定
試験
(3)自動監視
(4)伝送制御:オプション
伝送部
E
1
3
演算部
DC5V
制御電源
DC100V
/110V
P
9
N
13
D/D
DC+15V,-15V
GND
DC24V
17
SW
GND
電源部
FG
LED
LCD
整定表示部
FG端子
−88−
13
トリップ出力1
15
(P)
制
御
出
力
16
FDi11
A/D
フィルタ回路
シールドアース
(FG)
F
MDi11
整定メモリ
フィルタ回路
(P)
M
RAM
フィルタ回路
15
16
M1
FDi10
ROM
フィルタ回路
11
MDi10
PT
FDo20
F3
FDo21
F4
FDo22
F5
FDo23
F6
FDo24
F7
FDo25
F8
FDo26
F9
FDo17
F10
17
トリップ出力2
18
COM(P)
19
20
21
22
23
24
25
26
外部出力1
(Ry01)
外部出力2
(Ry02)
外部出力3
(Ry03)
外部出力4
(Ry04)
外部出力5
(Ry05)
外部出力6
(Ry06)
外部出力7
(Ry07)
装置異常
警
報
出
力
付
図
内部保護シーケンス(F30/31)
CPU1
Ir
DSRr
DSRT
DSRr
Vuv
DSRr
DSRs
Is
DSRs
Vvw
30F表示 ホールド/ステータス設定
A-DSR
(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
トリップ出力設定(ロックアウト無し)
1s
トリップ出力設定(ロックアウト有り)
DSRt
Vwu
DSR
Tリンク ホールド/ステータス設定
OCfs
DSRs
DSRt
It
DSR入力選択
TON
DSRt
DTr
DTT
DTr
DTr
DTs
『M側トリップ出力』
(M1リレー)
DT入力選択
TON
DT
Tリンク ホールド/ステータス設定
OCfs
30F表示 ホールド/ステータス設定
DTs
A-DT
(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
DTs
DTt
拡幅
86-DSR
(ロックアウト部へ)
トリップ出力設定(ロックアウト無し)
DTt
トリップ出力設定(ロックアウト有り)
DTt
86-DT
(ロックアウト部へ)
OCr
OCr
OC入力選択
OCr
OCs
30F表示 ホールド/ステータス設定
OCs
A-OC
(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
OCs
OCt
OC
Tリンク ホールド/ステータス設定
OCfs
トリップ出力設定(ロックアウト無し)
OCt
OCt
OCG
Io
Ir
Ar
FAr
Is
As
FAs
It
At
FAt
Io
MAo
FAo
W
var
Wh
varh cosφ
トリップ出力設定(ロックアウト有り)
86-OC
(ロックアウト部へ)
OCGT
OCG
OCG入力選択
TON
OCG
OCG
Tリンク ホールド/ステータス設定
OCGfs
30F表示 ホールド/ステータス設定
A-OCG
(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
トリップ出力設定(ロックアウト無し)
Vuv
Vvw
トリップ出力設定(ロックアウト有り)
86-OCG
(ロックアウト部へ)
CPU2
Ir
OCfsr
Is
OCfss
It
OCfst
Io
OCGfs
OCfs
1s
OCfs
TOFF
IN01入力選択
OCGfs
〔外部入力1〕
T-IN01
Tリンク ホールド/ステータス設定
IN01
30F表示 ホールド/ステータス設定
OCGfs
『fs側トリップ出力』
(F1リレー)
A-IN01(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
トリップ出力設定(ロックアウト無し)
トリップ出力設定(ロックアウト有り)
Ry01出力選択
∼
A-IN01
A-IN14
A-DSR
86-IN01(ロックアウト部へ)
『Ry01出力』
(F4リレー)
IN14入力選択
Ry01
出力設定
〔外部入力14〕
T-IN14
Tリンク ホールド/ステータス設定
IN14
30F表示 ホールド/ステータス設定
A-DT
A-IN14(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
A-OC
トリップ出力設定(ロックアウト無し)
A-OCG
トリップ出力設定(ロックアウト有り)
86-IN14(ロックアウト部へ)
Tリンク選択
∼
T-IN01
Ry10出力選択
『Ry10出力』
(F13リレー)
∼
A-IN01
A-IN14
A-DSR
T-IN14
常時監視異常
Tリンク選択
T-IN01
∼
A-OCG
SB01
出力設定
ALARM
Ry10
出力設定
A-DT
A-OC
SB01
T-IN14
SB08
出力設定
機器監視異常
X
〔 〕 :Di入力
:LCD画面動作表示
通常モード(ホールド機能有)
『 』 :Do出力
:LCD画面動作表示
試験モード(ホールド機能無)
TON
:オンディレータイマ
:LED表示
入力
拡幅
:オフディレータイマ
:Tリンク経由信号
a
S
b
R
x :フリップ・フロップ
RESET優先
−89−
出力
・t < X
入力
出力
TOFF
:30F表示
S
自動点検異常
SB08
t
x
・t ≧ X
入力
t
出力
t
R
表示復帰
(LCD画面)
『装置異常』
(警報出力)
付
図
内部保護シーケンス(F32)
CPU1
Ir
INSTr
INSTr
INST入力選択
INSTr
INSTs
Is
30F表示 ホールド/ステータス設定
INSTs
It
A-INST
(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
INSTs
INSTt
INST
Tリンク ホールド/ステータス設定
OCfs
トリップ出力設定(ロックアウト無し)
INSTt
1s
トリップ出力設定(ロックアウト有り)
INSTt
DTr
DTT
DTr
DTr
DTs
『M側トリップ出力』
(M1リレー)
DT入力選択
TON
DT
Tリンク ホールド/ステータス設定
OCfs
30F表示 ホールド/ステータス設定
DTs
A-DT
(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
DTs
DTt
拡幅
86-INST
(ロックアウト部へ)
トリップ出力設定(ロックアウト無し)
DTt
トリップ出力設定(ロックアウト有り)
DTt
86-DT
(ロックアウト部へ)
OCr
OCr
OC入力選択
OCr
OCs
OCs
30F表示 ホールド/ステータス設定
OCs
OCt
トリップ出力設定(ロックアウト無し)
86-OC
(ロックアウト部へ)
〔OC/OCG/DGロック〕
OCG/DGT
DG
Vo
DG
OVG
Ar
FAr
Is
As
FAs
It
At
FAt
Io
MAo
FAo
W
var
Wh
varh cosφ
OCG/DG入力選択
TON
OVG
Ir
トリップ出力設定(ロックアウト有り)
OCt
DG
A-OC
(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
OCt
Io
OC
Tリンク ホールド/ステータス設定
OCfs
OCG/DG
Tリンク ホールド/ステータス設定
30F表示 ホールド/ステータス設定
OCGfs
A-OCG/DG
(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
OCG
トリップ出力設定(ロックアウト無し)
OCG
Vuv
Vvw
トリップ出力設定(ロックアウト有り)
OCG
86-OCG/DG
(ロックアウト部へ)
CPU2
Ir
OCfsr
Is
OCfss
It
OCfst
Io
OCGfs
OCfs
1s
OCfs
TOFF
IN01入力選択
OCGfs
〔外部入力1〕
T-IN01
Tリンク ホールド/ステータス設定
IN01
30F表示 ホールド/ステータス設定
OCGfs
『fs側トリップ出力』
(F1リレー)
A-IN01(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
トリップ出力設定(ロックアウト無し)
Ry01出力選択
∼
A-IN01
A-IN14
A-INST
トリップ出力設定(ロックアウト有り)
86-IN01(ロックアウト部へ)
『Ry01出力』
(F4リレー)
IN14入力選択
Ry01
出力設定
〔外部入力14〕
T-IN14
Tリンク ホールド/ステータス設定
A-DT
30F表示 ホールド/ステータス設定
A-OC
警報出力ホールド/ステータス設定
A-OCG/DG
トリップ出力設定(ロックアウト無し)
IN14
A-IN14(出力選択部へ)
トリップ出力設定(ロックアウト有り)
86-IN14(ロックアウト部へ)
Tリンク選択
∼
T-IN01
Ry10出力選択
∼
A-IN01
A-IN14
A-INST
A-DT
A-OCG/DG
T-IN14
SB01
SB01
出力設定
ALARM
Ry10
出力設定
常時監視異常
Tリンク選択
T-IN01
∼
A-OC
『Ry10出力』
(F13リレー)
T-IN14
自動点検異常
SB08
SB08
出力設定
機器監視異常
X
〔 〕 :Di入力
:LCD画面動作表示
通常モード(ホールド機能有)
『 』 :Do出力
:LCD画面動作表示
試験モード(ホールド機能無)
TON
:オンディレータイマ
:LED表示
入力
拡幅
:オフディレータイマ
:Tリンク経由信号
a
S
b
R
x :フリップ・フロップ
RESET優先
−90−
出力
・t < X
入力
出力
TOFF
:30F表示
S
t
x
・t ≧ X
入力
t
出力
t
R
表示復帰
(LCD画面)
『装置異常』
(警報出力)
付
図
内部保護シーケンス(F33/35)
CPU1
Ir
INSTr
INSTr
INST入力選択
INSTr
INSTs
Is
30F表示 ホールド/ステータス設定
It
A-INST
(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
INSTs
INSTt
INST
Tリンク ホールド/ステータス設定
OCfs
INSTs
トリップ出力設定(ロックアウト無し)
INSTt
1s
トリップ出力設定(ロックアウト有り)
INSTt
DTr
DTT
DTr
DTr
DTs
『M側トリップ出力』
(M1リレー)
DT入力選択
TON
DT
Tリンク ホールド/ステータス設定
OCfs
30F表示 ホールド/ステータス設定
DTs
A-DT
(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
DTs
DTt
拡幅
86-INST
(ロックアウト部へ)
トリップ出力設定(ロックアウト無し)
DTt
トリップ出力設定(ロックアウト有り)
DTt
86-DT
(ロックアウト部へ)
OCr
OCr
OC入力選択
OCr
OCs
30F表示 ホールド/ステータス設定
OCs
A-OC
(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
OCs
OCt
OC
Tリンク ホールド/ステータス設定
OCfs
トリップ出力設定(ロックアウト無し)
OCt
OCt
DG
Io
86-OC
(ロックアウト部へ)
DGT
DG
Vo
Ir
Ar
FAr
Is
As
FAs
It
At
FAt
Io
MAo
FAo
W
var
Wh
varh cosφ
トリップ出力設定(ロックアウト有り)
DG
DG入力選択
TON
DG
Tリンク ホールド/ステータス設定
OVGfs
30F表示 ホールド/ステータス設定
OVG
A-DG
(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
OVG
トリップ出力設定(ロックアウト無し)
Vuv
Vvw
トリップ出力設定(ロックアウト有り)
86-DG
(ロックアウト部へ)
CPU2
Ir
OCfsr
Is
OCfss
It
OCfst
Vo
OVGfs
OCfs
1s
OCfs
TOFF
IN01入力選択
OVGfs
〔外部入力1〕
IN01
Tリンク ホールド/ステータス設定
IN01
30F表示 ホールド/ステータス設定
OVGfs
『fs側トリップ出力』
(F1リレー)
A-IN01(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
トリップ出力設定(ロックアウト無し)
トリップ出力設定(ロックアウト有り)
Ry01出力選択
∼
A-IN01
A-IN14
A-INST
86-IN01(ロックアウト部へ)
『Ry01出力』
(F4リレー)
IN14入力選択
〔外部入力14〕
Ry01
出力設定
IN14
Tリンク ホールド/ステータス設定
IN14
30F表示 ホールド/ステータス設定
A-DT
警報出力ホールド/ステータス設定
A-OC
トリップ出力設定(ロックアウト無し)
A-DG
A-IN14(出力選択部へ)
トリップ出力設定(ロックアウト有り)
86-IN14(ロックアウト部へ)
Tリンク選択
∼
T-IN01
Ry10出力選択
∼
A-IN01
A-IN14
A-INST
A-DT
A-DG
T-IN14
SB01
出力設定
ALARM
Ry10
出力設定
常時監視異常
Tリンク選択
T-IN01
∼
A-OC
『Ry10出力』
(F13リレー)
SB01
T-IN14
SB08
出力設定
機器監視異常
X
〔 〕 :Di入力
:LCD画面動作表示
通常モード(ホールド機能有)
『 』 :Do出力
:LCD画面動作表示
試験モード(ホールド機能無)
TON
:オンディレータイマ
:LED表示
入力
拡幅
:オフディレータイマ
:Tリンク経由信号
a
S
b
R
x :フリップ・フロップ
RESET優先
−91−
出力
・t < X
入力
出力
TOFF
:30F表示
S
自動点検異常
SB08
t
x
・t ≧ X
入力
t
出力
t
R
表示復帰
(LCD画面)
『装置異常』
(警報出力)
付
図
内部保護シーケンス(B31)
CPU1
Vuv
OV
OV
OVT
OV
TON
UV1uv
UV1uv
UV1uv
TON
UV1vw
UV1vw
UV1wu
Vwu
30F表示 ホールド/ステータス設定
UV1wu
1s
UV1wu
TON
1s
Vo
OVG1
OVG1T
OVG1
TON
1s
VR
VR
VRT
VR
TON
UV2uv
UV2uv
1s
UV2uv
UV2vw
UV2vw
TON
相選択:3相(1)
UV2wu
1s
UV2wu
TON
1s
Vo
OVG2
OVG2T
30F表示 ホールド/ステータス設定
OVG2
TON
拡幅
出力
・t < X
入力
t
出力
『M側VR出力』
(M7リレー)
x
・t ≧ X
入力
t
出力
t
『M側UVuv2出力』
(M8リレー)
『M側UVvw2出力』
(M9リレー)
1s
Vuv
Vuv
FVuv
Vvw
Vvw
FVvw
Vwu
Vwu
FVwu
Vo
MVo
FVo
『M側UVwu2出力』
(M10リレー)
OVG2入力選択
Hz
OVG2
Tリンク ホールド/ステータス設定
OVG2fs
『M側OVG1出力』
(M5リレー)
UV2wu
拡幅
OVG2M
X
入力
UV2入力選択
Tリンク ホールド/ステータス設定
UV2wufs
x :フリップ・フロップ
RESET優先
UV2vw
30F表示 ホールド/ステータス設定
拡幅
UV2T-3
R
UV2入力選択
Tリンク ホールド/ステータス設定
UV2vwfs
UV2wu
Vwu
30F表示 ホールド/ステータス設定
UV2vw
:オフディレータイマ
S
UV2uv
拡幅
UV2T-2
TOFF
b
UV2入力選択
Tリンク ホールド/ステータス設定
UV2uvfs
Vvw
1s
拡幅
TON
:オンディレータイマ
a
VR
30F表示 ホールド/ステータス設定
UV2T-1
『M側UVwu1出力』
(M4リレー)
VR入力選択
Tリンク ホールド/ステータス設定
VRfs
TON
OVG1
30F表示 ホールド/ステータス設定
拡幅
Vuv
『 』 :Do出力
『M側UVvw1出力』
(M3リレー)
OVG1入力選択
Tリンク ホールド/ステータス設定
OVG1fs
〔 〕 :Di入力
UV1wu
30F表示 ホールド/ステータス設定
拡幅
OVG1M
:30F表示
UV1入力選択
Tリンク ホールド/ステータス設定
UV1wufs
『M側UVuv1出力』
(M2リレー)
UV1vw
30F表示 ホールド/ステータス設定
拡幅
UV1T-3
:Tリンク経由信号
UV1入力選択
Tリンク ホールド/ステータス設定
UV1vwfs
:LED表示
UV1uv
Tリンク ホールド/ステータス設定
UV1vw
:LCD画面動作表示
試験モード(ホールド機能無)
『M側OV出力』
(M1リレー)
UV1入力選択
拡幅
UV1T-2
TON
相選択:3相(1)
1s
拡幅
UV1T-1
:LCD画面動作表示
通常モード(ホールド機能有)
OV
30F表示 ホールド/ステータス設定
UV1uvfs
Vvw
OV入力選択
Tリンク ホールド/ステータス設定
OVfs
30F表示 ホールド/ステータス設定
1s
拡幅
『M側OVG2出力』
(M11リレー)
CPU2
OVfs
Vuv
1s
OVfs
TOFF
UV1fs
OVfs
UV1uvfs
TOFF
UV1uvfs
Vvw
UV1vwfs
UV1vwfs
UV1wufs
OVG1fs
VRfs
UV2fs
VRfs
1s
TOFF
UV2vwfs
UV2wufs
1s
TOFF
OVG2fs
UV2wufs
OVG2fs
1s
TOFF
OVG2fs
−93−
『fs側UVuv1出力』
(F2リレー)
『fs側UVvw1出力』
(F3リレー)
IN10入力選択
〔外部入力10〕
IN01
T-IN10
Tリンク ホールド/ステータス設定
30F表示 ホールド/ステータス設定
『fs側UVwu1出力』
(F4リレー)
『fs側OVG1出力』
(F5リレー)
T-IN01
Tリンク ホールド/ステータス設定
30F表示 ホールド/ステータス設定
IN10
Tリンク選択
T-IN01
T-IN10
SB01
出力設定
SB01
『fs側VR出力』
(F7リレー)
『fs側UVuv2出力』
(F8リレー)
『fs側UVvw2出力』
(F9リレー)
『fs側UVwu2出力』
(F10リレー)
『fs側OVG2出力』
(F11リレー)
Tリンク選択
T-IN01
∼
UV2vwfs
相選択:3相(1)
Vo
1s
TOFF
UV2uvfs
Vwu
1s
TOFF
UV2uvfs
Vvw
1s
TOFF
〔外部入力1〕
∼
OVG1fs
VRfs
Vuv
1s
TOFF
UV1wufs
OVG1fs
Vo
1s
TOFF
相選択:3相(1)
Vwu
1s
IN01入力選択
『fs側OV出力』
(F1リレー)
T-IN10
SB08
出力設定
SB08
ALARM
常時監視異常
S
自動点検異常
R
表示復帰
(LCD画面)
『装置異常』
(警報出力)
付
図
内部保護シーケンス(T31)
CPU1
I1r
RDf-1
RDf入力選択
RDf-1
I2r
RDf-2
I1s
RDf-2
I2s
RDf-3
I1t
RDf
Tリンク ホールド/ステータス設定
RDffs
30F表示 ホールド/ステータス設定
A-RDf(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
RDf-2
1s
トリップ出力2設定
拡幅
トリップ出力1設定
RDf-3
I2t
RDf-1
RDf-3
1s
HOC-1
I1r
HOC-1
I2r
HOC-2
I1s
HOC-2
I2s
HOC-3
I1t
HOC-1
HOC
Tリンク ホールド/ステータス設定
RDffs
『M側トリップ出力1』
(M1リレー)
30F表示 ホールド/ステータス設定
A-HOC(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
HOC-2
トリップ出力2設定
トリップ出力1設定
HOC-3
I2t
拡幅
HOC入力選択
『M側トリップ出力2』
(M2リレー)
HOC-3
DTr
I1r
DTr
DT入力選択
DTs
I1s
DTr
DTt
I1r
30F表示 ホールド/ステータス設定
DTs
I1t
DT
Tリンク ホールド/ステータス設定
OCfs
DTs
I2r
A-DT(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
I1s
トリップ出力2設定
DTt
I2s
トリップ出力1設定
I1t
DTt
I2t
OCr
OCr
I1r
OC入力選択
OCs
I1s
OCr
30F表示 ホールド/ステータス設定
OCs
OCt
I1t
トリップ出力2設定
OCt
Ads
FAds
Adt
FAdt
Ar
FAr
As
FAs
At
FAt
A-OC(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
OCs
FAdr
OC
Tリンク ホールド/ステータス設定
OCfs
Adr
トリップ出力1設定
OCt
CPU2
CPU1側のトリップ出力1,2設定に連動
RDffs
I1r
RDf入力選択
RDffs-1
RDffs
I1s
1s
TOFF
トリップ出力2設定
I2r
『fs側トリップ出力2』
(F2リレー)
トリップ出力1設定
RDffs-2
I2s
OCfs
I1t
OC入力選択
RDffs-3
OCfs
I1r
OCfsr
I1s
OCfss
I1t
OCfst
1s
トリップ出力2設定
I2t
TOFF
トリップ出力1設定
IN01入力選択
〔外部入力1〕
IN01
Tリンク ホールド/ステータス設定
IN01
30F表示 ホールド/ステータス設定
Ry01出力選択
∼
A-IN01
A-IN07
A-RDf
警報出力ホールド/ステータス設定
『fs側トリップ出力1』
(F1リレー)
A-IN01
トリップ出力2設定
『Ry01出力』
(F3リレー)
トリップ出力1設定
Ry01
出力設定
A-HOC
IN07入力選択
A-DT
〔外部入力7〕
IN07
Tリンク ホールド/ステータス設定
A-OC
IN07
30F表示 ホールド/ステータス設定
警報出力ホールド/ステータス設定
A-IN07
トリップ出力2設定
Ry07出力選択
∼
A-IN01
A-IN07
A-RDf
トリップ出力1設定
『Ry07出力』
(F9リレー)
Ry07
出力設定
ALARM
常時監視異常
A-HOC
S
自動点検異常
A-DT
R
A-OC
表示復帰
(LCD画面)
X
〔 〕 :Di入力
:LCD画面動作表示
通常モード(ホールド機能有)
『 』 :Do出力
:LCD画面動作表示
試験モード(ホールド機能無)
TON
:オンディレータイマ
拡幅
TOFF
:オフディレータイマ
:Tリンク経由信号
a
S
b
R
x :フリップ・フロップ
RESET優先
−94−
出力
・t < X
入力
出力
:LED表示
:30F表示
入力
t
x
・t ≧ X
入力
t
出力
t
『装置異常』
(警報出力)
付
図
内部保護シーケンス(C31)
CPU1
Ir
Vvw
Is
Vwu
It
Vuv
DSRr
DSRT
DSRr
DSRr
DSRs
DSR入力選択
TON
DSRs
30F表示ホールド/ステータス設定
DSRs
DSRt
DSR
Tリンク ホールド/ステータス設定
UVfs
A-DSR(出力選択部へ)
警報出力ホールド/ステータス設定
DSRt
拡幅
トリップ出力1設定
DSRt
UVuv
Vuv
UVuv
UV入力選択
TON
UV
UVvw
1s
拡幅
A-UV
UVfs
『M側トリップ出力2』
(M2リレー)
『M側トリップ出力1』
(M1リレー)
(同上)
UVvw
UVwu
Vwu
トリップ2
UVT
UVuv
UVvw
Vvw
1s
トリップ出力2設定
トリップ1
UVwu
UVwu
OVT
OV M
Vuv
OV入力選択
OVGT
OVG
OVG
TON
OVG入力選択
Ir
It
Vuv
Vvw
RPRT
RPR M
〔RPR使用〕
UPRT
UPR M
Ir
It
Vuv
Vvw
UPR
Vuv
OFR
Vuv
UFR
UFRT
At
FAt
Vuv
Vuv
FVuv
Vvw
Vvw
FVvw
Vwu
Vwu
FVwu
W
FW
Hz
FHz
MVo
FVo
UFR
A-UFR
(同上)
UFRfs
It
OFR
UFR入力選択
UFR
TON
FAs
A-OFR
(同上)
OFRfs
UFR M
A-UPR
OFR入力選択
OFR
TON
As
UPR
(同上)
UPRfs
OFRT
OFR M
RPR
UPR入力選択
UPR
TON
Is
A-RPR
(同上)
RPRfs
FAr
A-OVG
RPR入力選択
RPR
TON
RPR
Ar
OVG
(同上)
OVGfs
Ir
OV
A-OV
(同上)
OVfs
OVG M
Vo
OV
TON
OV
Vo
〔連系条件〕
CPU2
CPU1側のトリップ出力1,2設定に連動
UVuvfs
UVfs
Ry01出力選択
DSR入力選択
トリップ出力2設定
Vvw
UVvwfs
Vwu
UVwufs
UVfs
1s
A-IN01
『fs側トリップ出力2』
TOFF
(F2リレー)
A-IN05
トリップ2
トリップ出力1設定
UV入力選択
(同上)
1s
トリップ1
OVfs
Vuv
OVfs
Ir
It
Vuv
Vvw
RPRfs
(同上)
UPRfs
Vuv
UFRfs
UPR入力選択
IN01入力選択
(同上)
UPRfs
〔外部入力1〕
警報出力ホールド/ステータス設定
OFR入力選択
UFRfs
IN01
IN01
A-IN01
トリップ2
トリップ出力1設定
トリップ1
UFR入力選択
(同上)
UFRfs
IN05入力選択
〔連系条件〕
〔外部入力5〕
ALARM
常時監視異常
S
自動点検異常
警報出力ホールド/ステータス設定
『装置異常』
(警報出力)
R
トリップ出力2設定
トリップ出力1設定
X
〔 〕 :Di入力
『 』 :Do出力
:LCD画面動作表示
試験モード(ホールド機能無)
TON
:オンディレータイマ
入力
拡幅
:オフディレータイマ
:Tリンク経由信号
a
S
b
R
x :フリップ・フロップ
RESET優先
−95−
出力
・t < X
入力
出力
:LED表示
TOFF
Tリンク ホールド/ステータス設定
30F表示ホールド/ステータス設定
表示復帰
(LCD画面)
:LCD画面動作表示
通常モード(ホールド機能有)
『Ry07出力』
(F9リレー)
Ry07
出力設定
トリップ出力2設定
(同上)
OFRfs
:30F表示
Tリンク ホールド/ステータス設定
30F表示ホールド/ステータス設定
OFRfs
OFRfs
A-DSR
A-UV
A-OV
A-OVG
A-RPR
A-UPR
A-OFR
A-UFR
RPR入力選択
RPRfs
Vuv
A-IN05
(同上)
RPRfs
UPRfs
Ry07出力選択
A-IN01
OVG入力選択
『Ry01出力』
(F3リレー)
Ry01
出力設定
∼
OVGfs
〔RPR使用〕
『fs側トリップ出力1』
(F1リレー)
A-DSR
A-UV
A-OV
A-OVG
A-RPR
A-UPR
A-OFR
A-UFR
(同上)
OVGfs
Ir
It
Vuv
Vvw
TOFF
OV入力選択
OVfs
OVGfs
Vo
∼
Vuv
t
x
・t ≧ X
入力
t
出力
t
IN05
IN05
A-IN05
付
図
CB制御シーケンス(フィーダユニット)
CPU2
ロックアウト(86)
各入力選択回路
の86有信号
伝送(T-Link)
S
R
表示復帰
入
1s
外部接点入力
拡幅
〔遠方入〕
「トリップ」出力
『M側CB入出力』
(M3リレー)
「切」出力
パネルSW操作
『fs側CB入出力』
(F3リレー)
入
〔外部43〕
<外部43優先>
遠方
43(パネルSW)
遠方
直接
直接
<切優先>
伝送(T-Link)
1s
切
拡幅
外部接点入力
『M側CB切出力』
(M2リレー)
〔遠方切〕
パネルSW操作
切
<操作ロック>
外部接点入力
〔52a〕
入
〔52b〕
切
状態信号(遠方 等)
外部接点入力
『fs側CB切出力』
(F2リレー)
CPU1
〔遠方入〕
〔遠方切〕
:LED表示
< >:制御設定(LCD画面の整定変更モードにて設定)
〔 〕:外部入力信号
−96−
付
図
反限時特性カーブ(普通反限時:SI)
1000.00
100.00
動作時間(s)
10.00
20.0
15.0
10.0
7.0
5.0
1.00
3.0
2.0
1.0
0.5
0.10
0.01
10
100
1000
入力電流(%) 100%=整定値
特性式
t=
0.14
L
×
I
− 1 10
0 . 02
−97−
(L=時間倍率)
10000
付
図
反限時特性カーブ(強反限時:VI)
1000.00
100.00
動作時間(s)
10.00
20.0
15.0
1.00
10.0
7.0
5.0
3.0
2.0
0.10
1.0
0.5
0.01
10
100
1000
入力電流(%) 100%=整定値
特性式
t=
13.5
L
×
I − 1 10
−98−
(L=時間倍率)
10000
付
図
反限時特性カーブ(長反限時:LT)
10000.00
1000.00
動作時間(s)
100.00
20.0
15.0
10.00
10.0
7.0
5.0
3.0
2.0
1.00
1.0
0.5
0.10
10
100
1000
入力電流(%) 100%=整定値
特性式
t=
150
L
×
I − 1 10
−99−
(L=時間倍率)
10000
付
図
反限時特性カーブ(超反限時:EI)
10000.00
1000.00
動作時間(s)
100.00
10.00
1.00
20.0
15.0
10.0
7.0
5.0
0.10
3.0
0.5 1.0 2.0
0.01
10
100
入力電流(%)
特性式
t=
1000
100%=整定値
80
L
×
I − 1 10
2
−100−
(L=時間倍率)
10000
付
図
反限時特性カーブ(i2t)
1000.00
100.00
動作時間(s)
10.00
20.0
15.0
10.0
7.0
1.00
5.0
3.0
2.0
1.0
0.10
0.5
0.01
10
100
1000
入力電流(%) 100%=整定値
特性式
t=
720
L
×
2
10
I
−101−
(L=時間倍率)
10000
付
図
地絡方向リレー(DG)特性図
−102−
付
図
比率差動リレー(RDf)特性図
上記特性は、流入電流−流出電流特性を示す。
本リレーの動作比率は、
比率=流出電流/流入電流にて表しています。
−103−
付
表
付表1
整定項目機種別一覧
整定項目
リレー
INST
DSR
DT
OC
OCG
DG
OV
UV
VR
OVG
UV DSR
タイマ
電流
タイマ
電流
特性
時間倍率
電流
タイマ
CT
電流
ZCT 電流
タイマ
電圧
タイマ
電圧
タイマ
相選択
UV 出力
電圧
タイマ
電圧
OFR
タイマ
電力
タイマ
電力
タイマ
周波数
UFR
タイマ
周波数
RPR
UPR
RDf
*1
*2
電流
電流
タイマ
基準電流
入力選択
整定範囲
( )内:ステップ
10~80A,Lock(1)
10~80A,Lock(1)
2~12A,Lock(0.1)
0.1~5A,Lock(0.05)
20~100V(1)
0~30s(0.1)
5~80A,Lock(1)
0~2s(0.1)
2~12A,Lock(0.1)
SI,VI,EI,LT,I2t
0.5~20(0.1)
0.1~3A,Lock(0.1)
0~30s(0.05)
0.1~3A,Lock(0.1)
1~10mA,Lock(0.5)
10~100mA,Lock(1)
0~30s(0.05)
60~140V,Lock(1)
110~140V,Lock(1)
0~30s(0.1)
20~100V,Lock(1)
0~30s(0.1)
0:1 相、1:3 相
0:OR、1:AND
20~100V,Lock(1)
0~30s(0.1)
10~50V,Lock(1)
5~50V,Lock(1)
0~30s(0.1)
10~200W,Lock(0.5)
0~30s(0.1)
10~200W,Lock(0.5)
0~30s(0.1)
50~53Hz/60~63Hz,
Lock(0.1)
0~30s(0.1)
47~50Hz/57~60Hz,
Lock(0.1)
0~30s(0.1)
2.9~8.7A(0.1)
0:無入力
1:スター入力
2:デルタ(r-s)入力
3:デルタ(r-t)入力
フィーダ
F30
F31
F32
F33
○
○
母線
F34
F35
B31
系統
連系
C31
変圧
器
T31
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○*2
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○*1
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
T31のOC反限時特性はSIのみです。
F32のOCGタイマは、(DG+OVG)タイマと兼用です。
- 104 -
付
表
整定項目
計測
制御
CT一次
(E)VT一次
Ao 入力
Wh パルス乗数*1
varh パルス乗数*2
入力選択
出力選択
Tリンク選択
制御
監視 伝送
CB開極時間
CB閉極時間
T リンクアドレス*3
*1,*2,*3
整定範囲
( )内:ステップ
10~6000A(5)
220V~154kV
0:残留、1:三次
(n=)-2~4(1)
(n=)-2~4(1)
1/0
******
****
操作ロック、切り優先、
外部43
0.01~1s,Lock(0.01)
0.01~1s,Lock(0.01)
00~FF(HEX)(01)
フィーダ
F30
F31
F32
F33
F34
F35
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
伝送部(オプション)実装時に整定可能。
- 105 -
B31
系統
連系
C31
変圧
器
T31
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
母線
○
○
○
付
表
付表2
CT、VT一次側整定範囲一覧
項目
整定範囲(下記数値より選択)
10~6000(5Aステップ)
CT一次(A)
220、440、
1.1k、3.3k、6.6k、
(E)VT一次(V)
11k、22k、33k、66k、77k、
110k、154k
付表3
Whパルス乗数、varhパルス乗数整定一覧
電圧V
電流A
220
440
1.1k
3.3k
6.6k
VT一次定格
11k
22k
33k
n=
66k
標準値を示す。
77k
110k
10
15
20
25
30
・
50
(注意)
左記標準値よ
り大きく異な
る乗数を整定
した場合、外部
へ正確にパル
スを出力でき
ないことがあ
ります。
n=-2
n=-1
n=-1
n=0
60
n=0
75
80
n=1
154k
CT一次定格
100
120
n=1
150
n=2
200
300
・
500
600
n=2
750
800
n=3
1000
1200
1500
1600
n=3
2000
2500
3000
・
5000
6000
n=4
- 106 -
付
表
付表4
Tリンク伝送データ一覧表
1.概要
伝送データは、以下に示すような上位と下位各4ワードの計8ワードにより構成される。
bit
相対アドレス
0
1
2
3
4
5
6
7
0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
常時伝送データ1
常時伝送データ2
群別伝送データ1
群別伝送データ2
群通知データ
制御データ(計測 他)
制御データ(出力)
(未使用領域)
群指定データ
(未使用領域)
(未使用領域)
MPC⇒上位
(上り)
上位⇒MPC
(下り)
(1)常時伝送データ
リレー動作信号(警報出力など、常時MPCから上位に伝送するデータ。(bitデータ)
(2)群別伝送データ
整定値や計測値など、上位からの群指定により内容を切り替えて、MPCから上位に伝送するデータ。
(BCDデータ)
上位側が必要な群の群指定データをMPCに伝送すると、次回の伝送タイミングにMPCは群通知デ
ータと共に指定した群別伝送データを伝送する。
(3) 制御データ(計測 他)
上位よりMPCの整定変更や計測データクリア処理等の制御を行うためのデータ。通常時は00 h に
データを固定しておく。
(4) 制御データ(出力)
上位よりMPCを経由してCBの入切、DS等の制御を行うためのデータ。通常時は00 h にデータ
を固定しておく。
- 107 -
付
表
2.上位⇒MPC伝送データ(下り情報)
相対アドレス
4
0
7
制御データ(計測
F
制御データ(出力)
他)
計測データリセット等の処理を行
うための制御信号
(1)制御データ(計測
8
CB制御やDS等への外部出力を
行うための制御信号
他)
0
0
零相計測リセット
1
1
2
0
3
1
(2)制御データ(出力)
8 9 A
CB入
1 1 0
B
1
C
1
D
1
E
0
F
1 DDh
外部出力 1
0
0
0
1
0
0
0
外部出力 3
0
0
1
1
0
0
外部出力 5
0
1
0
1
0
外部出力 7
0
1
1
1
外部出力 9
1
0
0
1
4
1
5
0
6
1
7
0
5Ah
CB切
8
1
9
1
A
1
B
0
C
1
D
1
E
1
F
0 EEh
1 11h
外部出力 2
0
0
1
0
0
0
1
0 22h
1
1 33h
外部出力 4
0
1
0
0
0
1
0
0 44h
1
0
1 55h
外部出力 6
0
1
1
0
0
1
1
0 66h
0
1
1
1 77h
外部出力 8
1
0
0
0
1
0
0
0 88h
1
0
0
1 99h
外部出力 10
1
0
1
0
1
0
1
0 AAh
上位からMPC経由で外部制御を行う場合、上記の制御データに連動してMPCの出力が応動する。
(有効データを受信している間、出力がON)
但し、MPCに1 s の信号引き延ばし機能を持たせてあるため、Tリンク上にて最低2サンプリング分
のデータ送出にて制御は可能。
(3)群指定データ構成
(MPCから返送する群通知データも同一である)
相対アドレス
5
A
B
未使用領域
C
D
E
F
群指定データ
0群
1群
2群
・
・
30 群
31 群
B
0
0
0
C
0
0
0
1
1
1
1
D
0
0
0
・
・
1
1
E
0
0
1
F
0
1
0
1
1
0
1
※31群は使用不可(試験用に割当て済)
- 108 -
付
表
3.MPC⇒上位伝送データ(上り情報)
3.1
コード
基本
構成
常時伝送データ割付
相対
アドレス
0
1
0
F30/
F31
T31
5
6
7
外部入力/ステータスフラグ(外部入力の合成)
SB01 SB02 SB03 SB04 SB05 SB06
DSR
DT
8
9
A
B
C
D
E
F
状態表示/異常通知ステータス
OC
状態表示ステータス
SB07
群通知データ
SB08
直接/遠方 52a
OCG
52b
整定中
試験中
TC断線異常 CB開閉時間 装置異常
群通知データ
INST
DT
OC
OCG/DG
直接/遠方 52a
INST
DT
OC
52b
OC/OCG/DG
ロック
DG
直接/遠方 52a
整定中
試験中
TC断線異常 CB開閉時間 装置異常
群通知データ
52b
ステータスフラグ(入力の合成)
整定中
試験中
TC断線異常 CB開閉時間 装置異常
群通知データ
1
DT
OC
UV
VR
直接/遠方 52a
ステータスフラグ(入力の合成)
52b
整定中
試験中
TC断線異常 CB開閉時間 装置異常
群通知データ
1
1
0
B31
4
1
0
C31
3
ステータスフラグ(入力の合成)
0
F34
2
1
0
F33/
F35
1
ステータスフラグ(入力の合成)
0
F32
0
リレー動作通知
DSR
OV
UV
連系条件
RPR 使用
外部入力 外部入力 外部入力 外部入力 外部入力
1
2
3
4
5
OVG
RPR
OV
UV1(or) UV2(or) VR
OVG1
UPR
OFR
UFR
整定中
試験中
装置異常
群通知データ
OVG2
整定中
ステータスフラグ(入力の合成)
試験中
装置異常
群通知データ
1
0
DSR
1
外部入力 外部入力 外部入力 外部入力 外部入力 外部入力 外部入力
1
2
3
4
5
6
7
OV
UV
OVG
RPR
UPR
OFR
UFR
整定中
※1:リレー要素の出力ビットは、リレー出力整定による(ホールド/ステータス選択)。
※2:枠内に2項目ある要素(A/B)は右側(B)項目状態時”1”となる。
※3:相対アドレス1の群通知データは群指定データと同じデータフォーマットである。
※4:TC 断線異常=トリップコイル 断線監視異常
※5:CB 開閉時間=CB 開/閉時間監視異常
- 109 -
試験中
群通知データ
装置異常
付
3.2
表
群別伝送データ割付
(1)データ割付基本構成
0群
1群
2群
3群
機種ID
リレ- 動作
詳細情報
入力情報
出力情報
計測データ
17 群 18 群
30 群 31 群
整定値データ
使用不可
・機種別データ割付一覧
群
コード 相対アドレス
F30/
2
F31
3
F32
2
3
F33/
2
F35
3
F34
2
3
C31
2
3
B31
2
3
T31
2
3
群
コード 相対アドレス
F30/
2
F31
3
F32
2
3
F33/
2
F35
3
F34
2
3
C31
2
3
B31
2
3
T31
2
3
0 群
1 群
機種ID
リレー動作詳細情報
機種ID
リレー動作詳細情報
機種ID
機種ID
機種ID
機種ID
機種ID
8 群
リレー動作詳細情報
リレー動作詳細情報
リレー動作詳細情報
リレー動作詳細情報
リレー動作詳細情報
9 群
3 群
4 群
5 群
外部入力情報
2 群
r相電流 現在値
s相電流 現在値
t相電流 現在値
零相電流(最大値)
6 群
外部出力情報
r相電流 事故計測
s相電流 事故計測
t相電流 事故計測
零相電流 事故計測
外部入力情報
r相電流 現在値
s相電流 現在値
t相電流 現在値
零相電流(最大値)
外部出力情報
r相電流 事故計測
s相電流 事故計測
t相電流 事故計測
零相電流 事故計測
外部入力情報
r相電流 現在値
s相電流 現在値
t相電流 現在値
零相電流(最大値)
外部出力情報
r相電流 事故計測
s相電流 事故計測
t相電流 事故計測
零相電流 事故計測
7 群
外部入力情報
r相電流 現在値
s相電流 現在値
t相電流 現在値
uv電圧 現在値
外部出力情報
r相電流 事故計測
s相電流 事故計測
t相電流 事故計測
uv電圧 事故計測
外部入力情報
r相電流 現在値
s相電流 現在値
t相電流 現在値
uv電圧 現在値
外部出力情報
r相電流 事故計測
s相電流 事故計測
t相電流 事故計測
uv電圧 事故計測
外部入力情報
uv電圧 現在値
外部出力情報
uv電圧 事故計測
外部入力情報
r相電流 現在値
s相電流 現在値
t相電流 現在値
1相差電流 現在値
外部出力情報
r相電流 事故計測
s相電流 事故計測
t相電流 事故計測
1相差電流 事故計測
10 群
11 群
12 群
13 群
14 群
15 群
有効電力 現在値
無効電力 現在値
力率 現在値
有効電力量 (正)
有効電力 現在値
無効電力 現在値
力率 現在値
有効電力量 (正)
有効電力 現在値
無効電力 現在値
力率 現在値
有効電力量 (正)
有効電力 現在値
無効電力 現在値
力率 現在値
有効電力量 (逆)
有効電力量 (逆)
有効電力量 (逆)
vw電圧 現在値
wu電圧 現在値
周波数 現在値
vw電圧 事故計測
wu電圧 事故計測
vw電圧 現在値
wu電圧 現在値
零相電圧(最大値)
有効電力
周波数 現在値
vw電圧 事故計測
wu電圧 事故計測
零相電圧 事故記録
有効電力 事故計測
周波数 事故計測
vw電圧 現在値
wu電圧 現在値
零相電圧(最大値)
vw電圧 事故計測
wu電圧 事故計測
零相電圧 事故記録
2相差電流 現在値
3相差電流 現在値
有効電力量 (正)
有効電力量 (逆)
周波数 現在値
2相差電流 事故計測 3相差電流 事故計測
- 110 -
付
表
群
コード 相対アドレス
F30/
2
F31
3
F32
2
3
F33/
2
F35
3
F34
2
3
C31
2
3
B31
2
3
T31
2
3
群
コード 相対アドレス
F30/
2
F31
3
F32
2
3
F33/
2
F35
3
F34
2
3
C31
2
3
B31
2
3
T31
2
3
16 群
17 群
18 群
19 群
20 群
無効電力量 (正)
DSR電流
DT電流
OC電流
無効電力量 (逆)
DSRタイマ
DTタイマ
OC時間倍率
無効電力量 (正)
INST電流
DT電流
OC電流
DTタイマ
OC時間倍率
無効電力量 (逆)
無効電力量 (正)
DT電流
OC電流
無効電力量 (逆)
INST電流
DTタイマ
OC時間倍率
無効電力量 (正)
DT電流
OC電流
無効電力量 (逆)
DTタイマ
OC時間倍率
DSR電流
UV電圧(DSR)
DSRタイマ
24 群
25 群
21 群
22 群
OC特性
OCG電流
OC特性
OCG電流
23 群
OCGタイマ
DG電流
OCG/DGタイマ
OC特性
DG電流
OVG電圧
DGタイマ
OC特性
UV電圧
VR電圧
UVタイマ
VRタイマ
OV電圧
UV電圧
OVG電圧
RPR電力
OVタイマ
UVタイマ
OVGタイマ
RPRタイマ
OV電圧
UV1電圧
UV2電圧
VR電圧
OVG1電圧
OVG2電圧
OVタイマ
UV1タイマ
UV2タイマ
VRタイマ
OVG1タイマ
OVG2タイマ
1次入力選択
2次入力選択
DT電流
OC電流
1次基準電流
2次基準電流
DTタイマ
OC時間倍率
26 群
OVG電圧
UV出力
27 群
28 群
29 群
Whパルス乗数
CT一次
A0入力
varhパルス乗数
EVT一次
制御設定
Whパルス乗数
CT一次
A0入力
varhパルス乗数
EVT一次
制御設定
Whパルス乗数
CT一次
varhパルス乗数
EVT一次
Whパルス乗数
CT一次
varhパルス乗数
EVT一次
UPR電力
OFR周波数
UFR周波数
CT一次
UPRタイマ
OFRタイマ
UFRタイマ
EVT一次
30 群
Tリンクアドレス
Tリンクアドレス
Tリンクアドレス
制御設定
Tリンクアドレス
制御設定
Tリンクアドレス
相選択
Tリンクアドレス
EVT一次
CT一次
- 111 -
Tリンクアドレス
31 群
付
表
3.3
群別伝送データ詳細
(1)機種IDデータ(0群)
0
3
4
7
8
B
C
MSB
F
LSB
数値(BCD) リレー機種
0100(4)
F-MPC200(3形)
数値(BCD) ユニット種類 数値(BCD) ユニット種類
0001(1)
受電ユニット
(R3□)
0010(2) フィ-ダユニット
(F3□)
0011(3)
0110(6)
0100(4)
1001(9)
0111(7)
1000(8)
母線ユニット
(B3□)
0101(5) 変圧器ユニット
(T3□)
系統連系ユニット
(C3□)
送電線ユニット
(L3□)
数値(BCD) ユニット種類
0000(0)
~
1001(9)
機種コードの下1桁
仕
C
D
E
F
- 112 -
様
定格周波数
電流定格
0の時
0(固定)
50Hz
5A
1の時
60Hz
1A
付
表
(2)リレー動作詳細情報(1群)
本情報はリレー動作表示(液晶画面)に連動し、本体表示復帰操作にてリセットします。
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
A
B
C
D
E
F
2
相対アドレス
0
F30/
F31
1
2
3
4
5
6
7
8
9
DSR -r DSR -s DSR -t DT
-r DT
-s DT
-t OC
-r OC
-s OC
-t OCG
INST-s INST-t DT
-r DT
-s DT
-t OC
-r OC
-s OC
-t OCG/DG
INST-s INST-t DT
-r DT
-s DT
-t OC
-r OC
-s OC
-t DG
DT
-r OC
-s OC
-t UVuv
F32
A
B
OFR
UFR
OC-s
OC-t
C
D
E
F
INST-r
F33/
F35
F34
INST-r
DT
-r
-s DT
-t OC
OVG
RPR
UPR
B31
OVuv
UV-1uv UV-1vw UV-1wu UV-2uv UV-2vw UV-2wu VRuv
OVG-1
(ステータス)
OVG-2
T31
RDf-1
RDf-2
OC-r
(3)外部入力/外部出力
0
1
2
3
HOC-2
HOC-3
UVwu
VRuv
DSR -r DSR -s DSR -t OVuv
HOC-1
UVvw
UVwu
C31
RDf-3
UVuv
UVvw
DT-r
DT-s
DT-t
詳細情報(2群)
4
5
6
7
8
9
A
B
C
D
E
F
2
外部入力
3
外部出力
相対アドレス
0
F30/
F31
F32
F33/
F35
F34
C31
B31
1
2
3
4
5
6
7
8
9
A
B
C
D
E
F
2
入力 14 入力 13 入力 12 入力 11 入力 10 入力9 入力8 入力7 入力6 入力5 入力4 入力3 入力2 入力1
3
出力 10 出力9 出力8 出力7 出力6 出力5 出力4 出力3 出力2 出力1
2
入力 14 入力 13 入力 12 入力 11 入力 10 入力9 入力8 入力7 入力6 入力5 入力4 入力3 入力2 入力1
3
出力 10 出力9 出力8 出力7 出力6 出力5 出力4 出力3 出力2 出力1
2
入力 14 入力 13 入力 12 入力 11 入力 10 入力9 入力8 入力7 入力6 入力5 入力4 入力3 入力2 入力1
3
出力 10 出力9 出力8 出力7 出力6 出力5 出力4 出力3 出力2 出力1
2
入力 14 入力 13 入力 12 入力 11 入力 10 入力9 入力8 入力7 入力6 入力5 入力4 入力3 入力2 入力1
3
出力 10 出力9 出力8 出力7 出力6 出力5 出力4 出力3 出力2 出力1
2
入力5 入力4 入力3 入力2 入力1
3
出力7 出力6 出力5 出力4 出力3 出力2 出力1
2
入力 10 入力9 入力8 入力7 入力6 入力5 入力4 入力3 入力2 入力1
3
T31
2
入力7 入力6 入力5 入力4 入力3 入力2 入力1
3
出力7 出力6 出力5 出力4 出力3 出力2 出力1
- 113 -
付
表
(4)計測値データ(3群~17 群)
伝送項目
相電流 現在値
(r,s,t)
相電流 事故計測
(r,s,t)
零相電流 現在値
(1秒平均)
零相電流
計
測
値
事故計測
線間電圧 現在値
(uv 間,vw 間,wu 間)
線間電圧 事故計測
(uv 間,vw 間,wu 間)
零相電圧 現在値
(1 秒平均)
零相電圧 事故計測
データ伝送範囲
CT2次: 0~定格
伝送データ
BCD:0000~4000
CT2次
BCD:0000~4000
:0~定格×20倍
CT 残留/3次:0~定格
F33:0~ZCT 定格×20倍
F35:0~ZCT 定格×200倍
CT 残留/3次:0~定格×2倍
F33:0~ZCT 定格×20倍
F35:0~ZCT 定格×200倍
VT2次: 0~150V
BCD:0000~4000
VT2次:
0~150V
BCD:0000~4000
EVT3次:0~150V
BCD:0000~4000
EVT3次:0~150V
BCD:0000~4000
BCD:
0000~2000~4000
BCD:
0000~2000~4000
BCD:
0000~2000※~4000
BCD:
0000※~2000~4000
BCD:0000~9999
(カウンタ)
有効電力
W
-1~0~+1kW
無効電力
var
-1~0~+1kvar
力率
cosφ
周波数
F
有効電力量 Wh
(正方向:+/逆方向:-)
lead 0~1~ lag 0
(-)
(+)
50 Hz:45~50~55 Hz
60 Hz:55~60~65 Hz
-----
無効電力量 varh
(遅れ:+/進み:-)
-----
BCD:0000~4000
差動電流
Ad
現在値
CT2次:0~基準電流
BCD:0000~4000
差動電流
Ad
事故計測
CT2次:0~基準電流×10倍
BCD:0000~4000
0(MSB)
(LSB)F
数
値
- 114 -
T□□は 10 倍
C□□は2倍
BCD:0000~4000
BCD:0000~9999
(カウンタ)
伝送データフォーマット
備考
※計測不能時
※計測不能時
10 n Wh/1カウントアップ
n=パルス 乗数
整定(1~7)
10 n varh/1カウントアップ
n=パルス 乗数
整定(1~7)
付
(5)
表
整定値データ(18 群~30 群)
INST
DT
OC
伝送項目
電流
電流
タイマ
電流
レバー
特性
DSR
系統連系用
DSR
受電フィ-ダ
OF
電流
タイマ
電流(F31)
電流(F30)
タイマ
電流
タイマ
電流
タイマ
電流(F33)
電流(F35)
タイマ
電圧
タイマ
電圧
タイマ
電圧
タイマ
電圧
電圧
タイマ
電圧
タイマ
電力
タイマ
電力
タイマ
周波数
UF
タイマ
周波数
伝送データ
BCD:0010~0080,9999
BCD:0005~0080,9999
BCD:0000~0020
BCD:0020~0120,9999
BCD:0005~0100
BCD:
SI
=0001, VI =0002
LT
=0003, EI =0004
I2t
=0005
BCD:0001~0500,9999
BCD:0000~0300
BCD:0020~0120,9999
BCD:0010~0080,9999
BCD:0000~0300
BCD:0001~0030,9999
BCD:0000~3000
BCD:0001~0030,9999
BCD:0000~0300
BCD:0010~0100,9999
BCD:0010~0100,9999
BCD:0000~0300
BCD:0110~0140,9999
BCD:0000~0300
BCD:0060~0140,9999
BCD:0000~0300
BCD:0020~0100,9999
BCD:0000~0300
BCD:0020~0100,9999
BCD:0020~0100,9999
BCD:0000~0300
BCD:0010~0050,9999
BCD:0000~3000
BCD:0100~2000,9999
BCD:0000~0300
BCD:0100~2000,9999
BCD:0000~0300
BCD:0500~0530,9999
BCD:0600~0630,9999
BCD:0000~0300
BCD:0470~0500,9999
BCD:0570~0600,9999
BCD:0000~0300
BCD:0000~0003
基準電流(1次~2次)
0.1~5A,Lock
0~30s
2~12A,Lock
10~80A,Lock
0~30s
0.1~3A,Lock
0~30s
0.1~3A,Lock
0~30s
1~10 mA,Lock
10~100 mA,Lock
0~30s
110~140V,Lock
0~30s
60~140V,Lock
0~30s
20~100V,Lock
0~30s
20~100V,Lock
20~100V,Lock
0~30s
10~50V,Lock
0~30s
10~200W,Lock
0~30s
10~200W,Lock
0~30s
50~53Hz,Lock
60~63Hz,Lock
0~30s
47~50Hz,Lock
57~60Hz,Lock
0~30s
0~3
0:入力無
1:Y(スター)
2:Δ(r-s)
3:Δ(r-t)
2.9~8.7A
BCD:0029~0087
CT一次
10~6000A
BCD:
VT一次
220V~154kV
1000 A=1001(100×101)
BCD: 220 V=2200(220×100)
OCG
DG(CT)
DG(ZCT)
OV
系統連系用
OV
UV
UV DSR
VR
整
定
値
データ伝送範囲
10~80A,Lock
5~80A,Lock
0~2s
2~12A,Lock
0.5~10.0
SI,VI,LT,EI,I2t
OVG
RP
UP
タイマ
入力選択(1次~2次)
10 A=0100( 10×100)
100 A=1000(100×100)
6600 V=6601(660×101)
154k V=1543(154×103)
n=1~7(10 n Wh/pulse )
n=1~7(10 n var h/pulse )
Whパルス乗数
varh
A0入力
パルス乗数
BCD:0001~0007
BCD:0001~0007
BCD:0000~0001
0~1
(0:残留/1:三次)
8 bit:操作ロック(1で操作ロック)
9 bit:切り優先(1で切り優先)
10bit:外部 43(1で外部 43 使用)
制御設定
HEX:00*0
伝送データフォーマット
0(MSB)
(LSB)F
数
CT一次、VT一次のみ
0(MSB)
値
数
- 115 -
値
(LSB)F
指数
参考資料1
- 116 -
参考資料3
- 118 -
★
マニュアルコメント用紙
★
お客様へ
マニュアルに関するご意見,ご要望,その他お気付きの点,または内容の不明確な部分がございましたら,この用
紙に具体的にご記入のうえ,担当営業員にお渡しください。
マ ニ ュ ア ル № IND-TN1DUYUS3d
ご 提 出 日
年
社名
ディジタル形多機能リレー
マニュアル名称
F-MPC200-3 形
ご提出者 所属
氏名
ページ
行
内
容
意見,要望,内容不明確(まちがい,説明不足,用語不統一,誤字脱字,その他)
…………いずれかに○印
出版元記入欄
担当
受付
年
月
日
受付番号
月
日
〒102-0075 東京都千代田区三番町6番地17
(宏正三番町第一ビル)