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平成 22 年 12 月改訂
T5769-2
Cat No. 36535-96
取
扱
説
明
書
電気泳動用迅速 CBB 染色キット
Rapid CBB KANTO
1. はじめに
電気泳動後のタンパク質の染色には Coomassie Brilliant
Blue R-250 (CBB R-250)染色法が広く用いられています。
しかし、この染色方法は脱色に非常に時間がかかるという
欠点があります。本品は CBB 染色法の欠点を克服し、
泳動後のタンパク質を短時間に検出できるよう開発された
ポリアクリルアミドスラブゲル電気泳動用染色キットです。
(ラピッド CBB KANTO)
5. 操作方法
1)
3)
染色液
ゲル
ゲ
ル
((((振とう))))
脱色液
2)
2. 特長
1) 電気泳動後、約 50 分間で染色および脱色操作が
完了します。
2) 30ng 程度のタンパク質の検出が可能です。
3) A 液と B 液を等量混合するだけで染色液が調製
できます。
3. 製品内容
製品名
製品番号
包装
保管温度
ラピッド CBB KANTO
(Rapid CBB KANTO)
36535-96
A 液 500ml
B 液 500ml
室温
4. 試薬の調製
A. 試薬の調製法
下記の調製液量は 70×80×1mm ポリアクリルアミド
スラブゲルの染色に使用する標準液量です。
ゲルの体積に応じて液量を調整して下さい。
1) 染色液の調製 (調製液量 50ml)
A 液 25ml と B 液 25ml を混合します。
2) 脱色液の調製 (調製液量 100ml)
精製水(脱イオン水または蒸留水)75ml に酢酸 10ml、
メタノール 15ml を加え混和します。
B. 調製上の注意
1) 調製液量はゲルの大きさ、厚さおよび使用する
容器の大きさにより異なりますが、ゲル体積の 5
~10 倍量が目安です。ゲルが完全に溶液中に
浸ることを確認して下さい。
2) 染色液は用時調製して下さい。
3) メタノール、酢酸は特級以上のものを使用し、水は
脱イオン水または蒸留水を使用して下さい。
脱色液
ゲル
精製水
((((振とう))))
ゲル
((((振とう))))
1) 染色液を容器に入れ、これに泳動後のゲルを浸し、
10 分間振とうします。
2) 別の容器に脱色液を入れ、これに染色したゲルを
浸し、20 分間振とうします。
3) 脱色液を捨て水を注ぎます。水にゲルを浸し、20 分
間以上振とうします。
6. 操作上の注意
1) 染色、脱色に使用する容器は、表面が平滑でよく
洗浄されたものをお使い下さい。
2) 全操作中、ビニール手袋を着用して下さい。また、
ゲルの破損には十分注意して下さい。
3) 染色に使用した容器をそのまま脱色に使う際には、
容器およびゲルに付着している染色液を水で軽く
洗い流して下さい。
4) アクリルアミド濃度が高いと染まりが弱くなる傾向が
あります。アクリルアミド濃度が 12.5%より高濃度の
場合は染色時間を 5~10 分程度延長して下さい。
5) B 液はメタノール溶液となっておりますので火気に
十分ご注意下さい。
7. 廃液処理
染色液は CBB R-250、酢酸、メタノール等を含みます。
専用容器に集めて処理して下さい。
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町2丁目2番1号 (03)6214-1090
〒541-0048 大 阪 市 中 央 区 瓦 町 2 丁 目 5 番 1 号 (06)6231-1672
〒812-0007 福岡市博多区東比恵 2 丁目 22 番 3 号 (092)414-9361
《URL; http://www.kanto.co.jp/, e-mail; [email protected]
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