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CB-252-03E
ISRG 型浸漬管用セルフリジェネガスバーナ
平成16年度優秀省エネルギー機器 (社)日本機械工業連合会会長賞 受賞
非鉄金属溶解・保持炉用の浸漬管用セルフリジェネガスバーナ
型セルフリジェネガスバーナ(Immersion tube Self Regenerative Gas Burner)
は、浸漬管内
ISRG
での切替蓄熱燃焼が1台でできるコンパクトなリジェネバーナです。
バーナボディがコンパクトで、切替弁(空気/排ガス)や蓄熱体も一体化されており、
さらに排ガス吸引
ファン(I
DF)が不要なため、
システム全体の小型化・低コスト化が図れ、
これまでリジェネバーナシステム
の導入が困難であった浸漬管を使用した非鉄金属の溶解・保持炉に最適です。蓄熱体には耐熱性、
耐食性、経済性に優れたアルミナボールを使用しています。
1
特 長
1. シンプル、コンパクト
●浸漬管内筒・仕切板のないシンプルな構造
●四方切替弁、蓄熱体をバーナに内蔵し、バーナ周りがシンプル
●押込みのみの通風が可能となり、排ガス吸引ファン
(I
DF)
が不要
●時間比例ON−OFF制御により、複雑な制御機器が不要
2. 均一な表面温度分布特性
●浸漬管底部まで火炎が形成され、
さらにバーナ火炎が二方向に
切替形成されるので浸漬管表面温度分布が均一
●浸漬管による間接加熱の為、溶湯の偏析や酸化物発生を抑制
3. 超高効率
●浸漬管内燃焼専用に開発されたセルフリジェネガスバーナで、
大幅な省エネルギーを実現
4. 作業環境の改善
●リジェネシステムの排熱回収により排ガス温度を低下させ、屋内
排気時の作業環境を改善
●自己排ガス循環と偏心型エア二段燃焼方式により低NOx、
低燃焼騒音化を実現
●独特なガスノズルにより、
COの発生を抑制
5. ランニング、メンテナンス
●パイロットバーナレスで、
しかも確実なメイン火炎監視を行うこと
により、安全性が向上
●蓄熱体にアルミナボールを採用し、
クリーニングによりリサイクル
可能
●火炎が二方向に形成され浸漬管のローカルヒートが防止でき、
浸漬管寿命が延長
温度効率、有効熱量ともに85%以上(a
t浸漬管内温度1000℃、残留O2濃度2∼5%)
リジェネシステムの原理と性能
60
50
燃料節約率(%)
リジェネシステムは通常、蓄熱体と一体化した一対(2台)のバー
ナを装備し、一方のバーナが燃焼している間、他方のバーナは排
ガス口の役割をはたします。排ガスは蓄熱器で結露しない温度
まで廃熱回収され、系外に排出します。燃焼空気は蓄熱器で受
熱し、超高温に予熱されバーナに供給されます。所定のサイクル
時間が経過すると燃焼と排気が切り替わり、
この切り替えを繰り
返すことにより、
それぞれの蓄熱器の空気出口温度は、炉温に
近い高温にまで予熱されます。
ISRG 型セルフリジェネガスバーナ はこの2台のバーナが一体
化した構造になっており、
1台(セルフ)のバーナで蓄熱燃焼しま
す。
例えば1000℃の排気から850℃以上もの予熱空気が得られ、
同時に低空気比で制御させることにより、実に50%以上もの省
エネルギー
(排熱回収無との比較)
も可能です。
リジェネバーナ
1000℃
40
予熱空気温度
30
レキュペレータ
400℃
10
0
0
800℃
600℃
20
200℃
200
3 0秒切替
30
秒切替
排ガス吸引ファン(I
DF)が不要
不要!
2
1200℃
燃料:13A
空気比=1.
1
400
600
800
1000
排ガス温度(℃)
1200
1400
ISRG 型浸漬管用セルフリジェネガスバーナ
バーナ仕様
用 途
バ ー ナ 型 式
バ ー ナ 燃 焼 室
燃
料
燃
焼
量
浸 漬 管 内 温 度
蓄
熱
体
切替時間・制御
● 非鉄金属溶解・保持炉
● アルミニウム溶解炉・保持炉
● マグネシウム溶解炉・保持炉
● 亜鉛メッキ炉
など
ISRG-50K2
浸漬管内燃焼
都市ガス13A, LPGほか
50kW
1000 ℃(Max.)
φ13アルミナボール
30秒・時間比例 ON-OFF
バーナ特性
100
1000
●温度効率特性
温度効率(%)
80
予熱空気温度(℃)
温度効率
800
60
600
予熱空気温度
40
400
20
200
0
0
200
400
600
800
1000
温度効率85%以上!
温度効率=
予熱空気温度
×100(%)
燃焼排ガス温度
(条件)
燃 料:都市ガス13A
燃焼容量:50kW
浸漬管内残留O2濃度:2∼5%
0
1200
浸漬管内温度(℃)
11%O2換算NOx
(ppm)
100
●NOx特性
80
浸漬管内温度1000℃で70ppm以下!
60
(O2=11%換算値)
40
(条件)
燃 料:都市ガス13A
燃焼容量:50kW
浸漬管内残留O2濃度:2∼5%
NOx濃度
20
0
200
0
400
600
800
1000
1200
浸漬管内温度(℃)
セルフリジェネガスバーナ
8
8
1
2
7
3
6
8
5
1
4
7
℃ 1
800
700
600
500
400
300
●表面温度分布特性
浸漬管の上部から底部まで表面温度
2
3
2
7
3
6
浸漬管
8
5
1
4
6
7
3
6
5
4
2
4
5
分布が均一!
(条件)
燃 料:都市ガス13A
燃焼容量:50kW
浸漬管内残留O2濃度:2∼5%
浸漬管内温度:1000∼1100℃
試験炉外形:□530×1500H
炉内抜熱方法:水冷パイプ
3
ISRG 型浸漬管用セルフリジェネガスバーナ
配管フロー
他バーナへ
フィルターレギュレータ
アクチュエータ作動用電磁弁
高圧空気元バルブ
高圧空気
P
高圧空気
点火トランス、
コード
ガス元バルブ
スパークプラグ
ストレーナ
他バーナへ
ガス減圧弁
火炎検出器
排ガス
ガス調整バルブ
ガス
圧力計 ガス圧力スイッチ
P (上限・下限)
ガスバルブ
ガスバルブ
ガス遮断弁
P.S
ガス流量計
ガスバルブ
ガス電磁弁
ガス
圧力計
P
燃料
近接スイッチ
燃料ガス
1次エア調整バルブ
1次エア流量オリフィス
1次エア圧力計
四方切替弁
P
1次空気
チューブ内温度用熱電対
エア流量オリフィス
空気ブロワ
セルフリジェネガスバーナ
エアバタ弁
エア圧力計
浸漬管
エア圧力計
P エア圧力スイッチ
P.S
P
燃焼空気
燃焼空気
他バーナへ
■本バーナは大阪ガス㈱との共同開発品です。
本製品に関する特許:特願2003-358825号
※ 本カタログはSI単位を採用しています。従来単位とは下記数式にて換算してください。
● 燃焼量:
1kcal/h=1.163×10-3kW 1kW=860kcal/h ● 圧力:1mmH2O=1kg/m2=9.81Pa(1kg/㎝2=98.1kPa) 1Pa=0.102mmH2O(1kPa=102mmH2O)
安全に関するご注意:ご使用の際は、取扱説明書をよくお読みの上、正しくお使いください。
URL http://www.chugai.co.jp
堺 事 業 所 〒592-8331 堺市西区築港新町2丁4番
サーモシステム事業部
TEL(072)247-1440(直通) FAX(072)247-1441
東 京 支 社 〒108-0075 東京都港区港南2丁目5番7号(港南ビル)
サーモシステム事業部
TEL(03)5783-3378(直通) FAX(03)5783-3368
名古屋営業所 〒450-0003 名古屋市中村区名駅南1丁目21番19号(本州名駅ビル)
TEL(052)561-3561(代表) FAX(052)561-3566
本
(あいおいニッセイ同和損保御堂筋ビル)
TEL(06)6221-1251(代表) FAX(06)6221-1411
燃 焼 研 究 所 〒582-0027 大阪府柏原市円明町1000番地6
TEL(072)977-8503(代表) FAX(072)978-6981
小 倉 工 場 〒803-0802 北九州市小倉北区東港2丁目2番1号
TEL(093)571-5788(代表) FAX(093)571-6268
● 記載内容について、改良のため予告なしに変更する場合もありますので、あらかじめご了承ください。
4
社 〒541-0046 大阪市中央区平野町3丁目6番1号
130900(M)