Download サンマックス40H の取扱説明書 - レーザー加工機サンマックスレーザー
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SUNMAX40Hレーザー彫刻機 取扱説明書 Ver1.3 RSD co.,ltd. 株式会社 リンシュンドウ 安全にお使いいただくために ・本製品を安全に お 使 い い た だ く た め に 、 製 品 を お 使 い に な る 前 に 必 ず 本 書 を お 読 み く だ さい。 ・本製品では、製 品 の 不 明 点 を い つ で も 解 決 で き る よ う に 手 元 に 置 い て お 使 い く だ さ い 。 ・本書では、お客 様 や 他 の 人 々 へ の 危 害 や 財産 へ の 侵 害 を 未 然 に 防 止 す る た め に 、 危 険 を 伴 う操 作・お取り扱い に つ い て 、 次 の 記 号 で 警告 表 示 を 行 っ て お り ま す 。 内容をよくご理 解 の う え で 本 文 を お 読 み く だ さ い 。 警告 取り扱いを誤った場合、使用者が死亡または重症を負う可能性が想定 され、絶対に行ってはいけないことが書いてあります。 注意 取り扱いを誤った場合、使用者が障害を負う危険性が想定され、絶対 に行ってはいけないことや、物的損害のみの発生が想定され、絶対に 行ってはいけないことが書いてあります。 ■絵表示につ い て お守りいただ く 内 容 の 種 類 を 次 の 絵 記 号 で 区 分 し 、 説 明 し て い ま す 。 内容をよくご 理 解 の 上 で 本 文 を お 読 み く だ さ い 。 この記号はしてはいけない行 為(禁 止 行 為)を 示 し て いま す 。 この記号は製品が水に濡れる こ と の 禁 止 を 示 し て い ま す。 この記号は分解禁止を示して います。 この記号は濡れた手で製品に 触れることの禁止を示してい ます。 この記号は破裂する恐れがあ ることを示しています。 この記号は「しなければなら な い こ と 」 を 示 し て い ま す。 この記号は電源プラグをコン セントから抜くことを示して います。 ■設置上のご注意 注意 本製品は、次のよ う な 場 所 に 設 置 し て く だ さ い 。 ■ 水 平 で 安 定 し た 場 所 ■ 風 通 し の 良 い 場 所 ■ 気温0∼35℃ 湿度40∼90%の場所(結露が無 い場 合) 本製品は、精密な 機 械 ・ 電 子 部 品 で 作 ら れ て い ま す 。 次のような場所に 設 置 す る と 動 作 不 良 や 故 障 の 原 因 と な り ま す の で 、 絶 対 に 避 け て く だ さ い 。 ■ 直 射 日 光 の 当 た る 場 所 ■ ホ コ リ や 塵 の 多 い 場 所 ■ 温 度 変 化 の 激 し い 場 所 ■ 湿 度 変 化 の 激 し い 場 所 ■ 火 気 の あ る 場 所 ■ 水 に 濡 れ や す い 場 所 ■ 揮 発 性 物 質 の あ る 場 所 ■ 冷 暖 房 機 具 に 近 い 場 所 ■ 震 動 の あ る 場 所 ・静電気の発生しやすい場所でお使いになるときは、静電防止マット等を使用して静電気の発生 を防いでください。 ・本製品の底面より 小 さ な 台 の 上 に 設 置 し な い で く だ さ い 。 本機底面より小さな台の上においた場合、内部機構に無理な力がかかり、動作に悪影響を及ぼし ます。本体より広い 平 ら な 面 の 上 に 設 置 し て く だ さ い 。 ■安全上のご注意 警告 煙が出たり、変 な 臭 い や 音 が す る な ど 異 常 状 態 の ま ま 使 用 し な い で く だ さ い 。 感電・火災の原因となります。すぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコ ンセントから抜 い て 販 売 店 に ご 相 談 くだ さ い 。 お客様による修 理 は 危 険 で す か ら 絶 対 に し な い で く だ さ い 。 (取扱説明書で 指 示 さ れ て い る 以 外 の)分 解 や 改 造 は し な い で く だ さ い 。 けがや感電・火 災 の 原 因 と な り ま す 。 表 示されてい る 電 源( A C 1 0 0 V )を 使 用 し て く だ さ い 。 1 0 0 V以 外 の 電 源 を 使 用 す る と 、 本 機 が 故 障 し た り 、 火 災 、 感 電 の 原 因 に な り ます。 濡れた手で電 源 プ ラ グ を 抜 き 差 し し な い で く だ さ い 。 感電の原因に な り ま す 。 破損した電源 コ ー ド を 使 用 し な い で く だ さ い 。 感電・火災の原因となります。・電源コードを加工しない・電源コードの上 に重いものを載せない・無理に曲げたりねじったり引っ張ったりしない・熱 器具の近くに 配 線 し な い 以 上 を 守 っ てく だ さ い 。 電源コードの タ コ 足 配 線 は し な い で く だ さ い 。 発熱し、火災 の 原 因 と な り ま す 。 家庭用電源コ ン セ ン ト( A C 1 0 0 V )か ら 電 源 を 直 接 取 っ て く だ さ い 。 電源プラグの 取 り 扱 い に は 注 意 し て く だ さ い 。 取り扱いを誤ると火災の原因になります。電源プラグを取り扱う際には・電 源プラグはホコリなどの異物が付着したまま差し込まない・電源プラグは刃 の根元まで確 実 に 差 し 込 む 以 上 を 守 っ て く だ さ い 。 彫刻中は絶対に プ ロ テ ク ト カ バ ー を 開 け な い よ う に し て 下 さ い 。 レーザー光線が皮膚や眼球にあたると怪我を負ったり、最悪の場合、失明す る恐れがあります。取り扱いには十分注意し、お子様などが手を触れないよ うに十分注意し 、 管 理 し て 下 さ い 。 異物や水などの 液 体 が 内 部 に 入 っ た 場 合 は そ の ま ま 使 用 し な い で く だ さ い 。 感電・火災の原因となります。すぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコ ンセントから抜 い て 販 売 店 に ご 相 談 くだ さ い 。 時 計・指輪等 金 属 類 を 身 に 付 け て 使 用し な い で く だ さ い 。 金属に当たったレーザー光が反射して意図しない方向へ放射される恐れがあ り ます。 -- 5 -- ■安全上のご注意 注意 彫刻中は絶対 に 冷 却 水 を 循 環 さ せ て く ださ い 。 レーザー管が温度の上昇により破損する恐れがあります。また、長時間連続 して作業する場合は、水温が高くならないように注意し、高温になった場合 は冷却水を交 換 し て く だ さ い 。 本製品を運搬 す る と き は 慎 重 に 持 ち 運 び 、 振 動 を 避 け て く だ さ い 。 破損しやすい部品を使用しています。光路システム等に影響を与える恐れが ある為、慎重 に 運 搬 し て く だ さ い 。 本製品を定期 的 に 清 掃 し て く だ さ い 。 安定した性能を得る為に、作業台・反射鏡・焦点レンズ・レール・ベアリン グを定期的に 清 掃 し て く だ さ い 。 電源が入って い る 状 態 で 電 源 プ ラ グ を 抜 き 差 し し な い で く だ さ い 。 故障の原因に な り ま す 。 不安定な場所(ぐ ら つ い た 台 や 傾 い た 所 )に 設 置 し な い で く だ さ い 。 落ちたり、倒れ た り し て 故 障 や ケ ガ をす る 恐 れ が あ り ま す 。 湿気やホコリ の 多 い 場 所 に お か な い で く だ さ い 。 本機の性能が低下する恐れがあるばかりでなく、感電・火災の恐れがありま す。 本製品の通風 口 を ふ さ が な い で く だ さ い 。 通風口をふさ ぐ と 内 部 に 熱 が こ も り 、 火 災 の 恐 れ が あ り ま す 。 長期間ご使用にならないときは安全の為に電源スイッチを切り、電源プラグ をコンセント か ら 抜 い て く だ さ い 。 お客様が消耗部品等を交換する時には安全のために電源スイッチを切り、電 源プラグをコ ン セ ン ト か ら 抜 い て か ら 行 っ て く だ さ い 。 販売店に交換 を 依 頼 す る こ と を お 勧 め し ま す 。 第1章 主な特徴 ■SUNMAXレーザー彫刻機 「 SUNMAXレ ー ザ ー 彫 刻 機 」 は コ ン ピ ュ ー タ ・ レ ー ザ ー ・ オートコントロールシステム・精密機器などの広範囲にわ たり高い技術力を集結して製造されたレーザー彫刻機です。 Windows2000/XPが イ ン ス ト ー ル さ れ た パ ー ソ ナ ル コ ン ピ ュ ー タ で 制 御 ソ フ ト ウ ェ ア 「 LaserMarkingSystem」 を 使って、アクリル・セラミックス・プラスチック・木材等 さまざまな素材に、さまざまなデザインの彫刻を施すこと が可能です。 ■様々な分野で利用可能 この「SUNMAXレーザー彫刻機」は、広告物の作製・電子基盤へ のマーキング・美術工芸品や手作り工芸品など数多くの分野で 安定したパフォーマンスを得ることのできます。 また高エネルギーレーザー光が素材に接触するだけなので、極 薄素材・厚い素材、凹凸のある素材の狭い隙間の底まで、従来 の加工刃を使用した機器では不可能な箇所へのマーキング・切 断を可能にします。 ・利用例 1.印鑑業界 この製品に添付された、スタンダードな日本字・英字のデザインや、ユニークな文字をデザ インしたり、BMPやPL Tファイルに変換された文字や図形を材料表面へ凹凸彫刻するといった 作業が可能な専用ソフトにより、ゴム印・浸透印を作製することが可能です。 2.広告及び装飾業界 ガラス板やアクリル板、木材、コルク、紙等に様々な紋章・絵・文字を彫り、ネームプレー ト・記念盾・表札・アクリル板の切り文字・コースター・名刺などのオリジナリティ溢れる 製品を作製することが可能です。 3.電子業界 この製品はレーザー光を使って、半導体部品・非金属電子部品等の製品に美しく、精密な線 をマーキングすることができます。 加工刃を使用した加工機には困難な軟らかい素材・破損し易い素材等への繊細なカット・ マーキングが可能です。 また出力が無段階調整できるので精密機器を壊しません。少量生産に適しています。 ■様々な素材への彫刻 アクリル・セラミックス・プラスチック・木材・ゴム・シリコ ン・アルマイト・ガラス・革・紙・塗装された金属等数多くの 素材へ彫刻可能です。 燃えやすい素材を加工する場合、レーザー光の高エネルギーに より、炎が上がります。 その炎により非加工箇所に損傷を与えないように加工箇所にエ アーを吹きつけ炎を消す必要があります。 サンマックスのフルセットには燃え易い素材への加工を可能に する消炎システムが装備されています。 ■1つになったソフトウェア サンマックスに標準添付された専用ソフトウェア 「LaserMarkingSystem」には描画機能と制御機能が組み込まれ ています。 この「LaserMarkingSystem」1つで版下の作成からレーザー彫刻 機の制御をすべて行うことが可能です。 文字の間隔・角度・サイズ等、各オブジェクトごとに細かな設 定が可能になっています。 アーチ状の文字を描画することも可能です。 スキャナーで取り込んだデータやイラストレーターで作成した データをモノクロビットマップファイルに変換して 「LaserMarkingSystem」で読み込めば、よりオリジナリティ溢 れる製品を作製することが可能です。 スタンプ作成に便利な文字を反転させる機能も組み込まれてい ます。 また、レーザー光の走査速度や加工エリアの設定等もこのソフ トで行うことが可能です。 ■PL保険加入製品 サンマックスは、万が一の日本国内の事故に備えPL保険(生産物賠償責任保険)に加入しています。 当製品が加入しているPL保険は、製品引渡し後、製品により他人の身体・財物に損害を与えた場合 に負担すべき法律上の賠償に対して保険金が支払われる保険です。 誤った使用方法で事故が生じた場合、保険対象外となります。 保障内容 日本商工会議所 中小企業PL保険 対人/対物共通:限度額 2億円 免責3万円 加入者番号:10235014503 第2章 システムの構造 ■ コンピュータの構成 SUNMAXレーザー彫刻機は版下の作成から彫刻までWindowsがインストールされたパーソナルコ ンピュータから行います。(使用インターフェース:パラレルポート) そのパーソナルコンピュータの推奨構成は以下のとおりです。 ① AT互換機 ② 容量540MB以上のハードディスク ③ 16MB以上のメモリ(レーザー彫刻機動作用) ④ 8MB以上のメモリ(専用ソフト動作用) ⑤ 1.44MBのフロッピーディスク・ドライブ ⑥ CD-Rドライブ ⑦ SUNMAX専用ソフト(LaserMarkingSystem) ⑧ VGAカラー・ディスプレイ ⑨ マウス ■ SUNMAXの構造 このSUNMAXレーザー彫刻機は、数値制御部とレーザー部の二つの部分に大別することができ ます。 その構造は下記のとおりです。 数値制御部 ・コントロールシステム(メイン基盤) ・機械伝送システム ・作業台 ・排煙システム ・光学システム レーザー部 ・レーザー発振機(CO2レーザー管) ・電源 ・水冷システム ・消炎システム 第3章 取り付けと調整 1.レーザー彫刻機とコンピュータの接続 コンピュータとサンマックスの接続にはパラレルポートを使用します。 ケーブルの先端をコンピュータのパラレルポートに接続し(パラレルポートには認証チップを接続)、後端 はレーザー彫刻機のパラレルポートのソケットに接続します。 2.排煙システム の 取 り 付 け 機 械内部の汚れた 空 気 を 外 部 へ 排 出 す る シ ス テ ム を 取 り 付 け ま す 。 本 体の排気口に排 気 パ イ プ を 通 し て 外 付 け の フ ァ ン に 接 続 し ま す 。 3.水冷システムの 取 り 付 け レ ーザー管を冷却 す る た め の シ ス テ ム を 取 り 付 け ま す 。 ポ ンプのホースを 彫 刻 機 の 進 水 口( C O O L I N )に 接 続 し 、 排 水 口(C O O L O U T )に 排 水 パ イ プ を 接続、 進水口に接続し た ホ ー ス に 水 中 ポ ン プ を 接 続 し 、 水 を レ ー ザ ー 管 に 流 し 込 み ま す 。 レーザー管を適 温 に 保 つ た め に も 冷 却 水 は 3 0 リ ッ ト ル 以 上 使 用 す る こ と を お 勧 め し ま す 。 また、レーザー管に傷を付けないために、冷却水は定期的に取替え、清潔に保つようにしてくだ さい。 4.消炎システムの取り付け レーザー彫刻機は 、 レ ー ザ ー 光 線 の 大 き な エ ネ ル ギ ー を 彫 刻 材 料 に あ て る こ と に よ り 、 その表面を焼きま す 。 そ の 際 、 レ ー ザ ー 光 線 が 当 た っ た 場 所 に 、 炎 が あ が り ま す 。 この炎がせっかく き れ い に 彫 刻 し た 凸 部 分 も 一 緒 に 焼 い て し ま う こ と が あ り ま す 。 消炎システムは、 こ の 炎 を 消 す た め の シ ス テ ム で す 。 レーザー彫刻機か ら 出 て い る 消 炎 シ ス テ ム チ ュ ー ブ に エ ア ー コ ン プ レ ッ サ ー を 接 続 し ま す 。 5.アース線の取り付け テスター等を使っ て 計 測 、 接 地 し 、 静 電 気 に よ り 設 備 が 破 損 す る こ と を 防 ぎ ま す 。 6.接続図 次にサンマックス レ ー ザ ー 彫 刻 機 の 接 続 図 を 示 し ま す 。 ≪サンマックスの接続図≫ 7.操作パネル図 操作パネルは下図 の と お り で す 。 ≪操作パネル≫ 8.レーザー部の検査 以下の手順で操作 パ ネ ル を 操 作 し ま す 。 ①主電源スイッチ を オ ン に し ま す 。 ②レーザー・スイ ッ チ を オ ン に し ま す 。 ③作業台を支える4箇 所 の ネ ジ を 回 し 彫 刻 面 と 光 学 カ ー ト リ ッ ジ の 焦 点 レ ン ズ と の 距離を本体付属のTゲ ー ジ で 合 わ せ ま す 。 詳しい設定方法は第 四 章 を 参 照 し て く だ さい 。 ④レーザーテストボ タ ン を 押 し 、 パ ワ ー 調節 つ ま み を 時 計 回 り に ま わ し ま す 。 パワー調節つまみ を 右 に 回 す ほ ど 強 い レ ー ザ ー 光 が 発 射 さ れ ま す 。 彫刻面に円形の 燃 焼 痕 が で き る よ う に 調節 し ま す 。 こ れでレーザー部 分 の 検 査 と 調 整 は 終 了 で す 。 レ ーザー・スイッ チ を オ フ に し 、 次 に ス キ ャ ン 部 分 の 検 査 を 行 い ま す 。 9.スキャン部の検査 以 下の手順で操 作 パ ネ ル を 操 作 し ま す 。 ① コンピュータ と レ ー ザ ー 彫 刻 機 が パ ラ レ ル ケ ー ブ ル に よ り し っ か り と 接 続 さ れ て い る か 確認します。 ②主電源スイッチ と ス キ ャ ン ・ ス イ ッ チを オ ン に し ま す 。 ③光学カートリッ ジ の 動 作 を 見 て 確 認 する た め に 、 レ ー ザ ー 彫 刻 機 の プ ロ テ ク ト カ バ ー を 開けます。 ④コンピュータ の 電 源 を 入 れ 、Windowsを 起 動 し ま す 。 ⑤コマンドプロ ン プ ト(MS-DOSプ ロ ン プ ト)を 起 動 し 、 c :> copy con p r n pu5000, 5 0 0 0 Ci500 Ctrl+z <enter> <enter> <enter> <enter> と入力します。 光学カートリッ ジ が 移 動 し 円 形 の 軌 道 を 描 け ば 、 ス キ ャ ン 部 は 正 常 で す 。 主電源スイッチ と ス キ ャ ン ・ ス イ ッ チ を オ フ に し ま す 。 第4章 システム操作 1.システム操作 ① コンピュータ電源コード、レーザー彫刻機電源コード、ポンプ電源コード、排煙システム電 源コード、コンピ ュ ー タ と レ ー ザ ー 彫 刻 機 の パ ラ レ ル ケ ー ブ ル の 各 コ ー ド を 接 続 し ま す 。 不慮の電力ダウン に 備 え て 無 停 電 装 置 ( U P S )を 通 し て 接 続 す る こ と を お 勧 め し ま す 。 ② 冷却システム、 消 炎 シ ス テ ム 及 び 排 煙 シ ス テ ム が 正 常 に 動 作 す る か を チ ェ ッ ク し ま す 。 特に冷却システム に 異 常 が あ る 場 合 は 絶 対 に 彫 刻 機 を 動 作 さ せ な い で く だ さ い 。 レーザー管の温度 上 昇 に よ り レ ー ザ ー 管 が 破 損 し ま す 。 ③ レーザー光の 焦 点 合 わ せ レンズと彫刻材料との距離によって、レーザー光線が彫刻する線または点の太さ・大きさが異 なってきます。 美しい彫刻を実現 す る た め に は レ ー ザ ー 光 線 の 焦 点 合 わ せ が 重 要 で す 。 その方法は下記の と お り で す 。 1.彫刻機の電 源 が オ フ に な っ て い る こ と を 確 認 し 、 プ ロ テ ク ト カ バ ー を 外 し ま す 。 2.作業台の四 隅 に あ る 固 定 ボ ル ト を 緩 め ま す 。 3.彫刻材料とフ ォ ー カ ス レ ン ズ と の 距離 が 約5 2mmに な る よ う に4本 の 固 定 ネ ジ を 回 し て 、 作業台の高 さ を 調 節 し ま す 。 ネ ジ を1回 転 さ せ る と 約1mm作 業 台 が 上 下 し ま す 。 4.水平測定レ ベ ル を 用 い て 作 業 台 が 水 平 で あ る こ と を 確 認 し ま す 。 5.最後に固定 ボ ル ト を 締 め 、 作 業 台 を 完 全 に 固 定 し ま す 。 2.ボルトを緩めます 1 .プ ロ テ ク ト カ バ ー を 外 し ま す 3.作業台の高さを 合 せ ま す 4.水平の確認 5.ボルトを締めます ④ 4 − 1 ス キ ャ ニ ン グ 彫 刻 ( 凸 凹 彫 刻 ) Aコ ン ピ ュ ー タ ー の 電 源 ス イ ッ チ 起 動 後 → 次 項 ⑤ へ 、 デ ザ イ ン 作 成 後 →B彫 刻 機 の 主 電 源 ス イ ッ チ → Cレ ー ザ ー ス イ ッ チ →Dレ ー ザ ー ス イ ッ チ の 順 に 電 源 を 入 れ → 本 ペ ー ジ ⑦ へ 、 4 − 2 ア ウ ト ラ イ ン 彫 刻 Aコ ン ピ ュ ー タ ー の 電 源 ス イ ッ チ 起 動 後 → 次 項 ⑤ へ 、 デ ザ イ ン 作 成 後 →B彫 刻 機 の 主 電 源 ス イ ッ チ → Cレ ー ザ ー ス イ ッ チ →Dチ ェ ン ジ ボ タ ン →Eス キ ャ ニ ン グ ス イ ッ チ の 順 に 電 源 を 入 れ → 本 ペ ー ジ ⑦ へ 、 ★ チ ェ ン ジ ボ タ ン を 押 す こ と に よ り ア ウ ト ラ イ ン 彫 刻 可 能 と な り ま す 。 A B → C → D E → → ⑤ W i n d o w sが 起 動 し た 後 、L a s e r M a r k i n g S y s t e mを 起 動 し ま す 。 ⑥ LaserMarkingSystemを 用 い て 文 字 お よ び 図 形 を 作 成 し ま す 。 詳 細 な 操 作 方 法 は 「Las erMarkingSy s t e m」 の マ ニ ュ ア ル を 参 照 し て く だ さ い 。 ⑦ 設 定 本ページ④参 照 し 、 本 体 の 電 源 を 入れ ま す 。 彫 刻 を 開 始 す る 位 置 、 プ ロ ッ タ ー 速 度 、 彫 刻 エ リ ア 等 をLaserMarkingSystemで 設 定 し ま す 。 詳 細 は 「Laser MarkingSyst e m」 の マ ニ ュ ア ル を 参 照し て く だ さ い 。 ⑧ パワー調節 パワー調節つまみ を 回 し て 、 テ ス ト ボ タ ン を 押 し て レ ー ザ ー 光 の 出 力 を 調 節 し ま す 。 ⑨ 彫 刻 材 料 を 固 定 具 に 固 定 し(固 定 具 裏 面 の 固 定 ネ ジ に よ り 固 定 力 を 適 度 に 調 整)、 彫 刻 材 料 の 表面と固定具の表 面 を 水 平 に 保 ち 、 固 定 器 具 を 彫 刻 材 料 が 固 定 台 の 左 上 に く る よ う に 設 置 します。 平らな物に彫刻する場合は固定器具の代わりに平板を作業台に設置し、彫刻材料を平板にセロ テープ等を用いて 彫 刻 材 料 が 動 か な い よ う に 固 定 し ま す 。 ⑩ プロテクト・ カ バ ー を 閉 じ る レーザー光線によ る 不 慮 の 事 故 を 防 ぐ た め 、 彫 刻 中 は 必 ず プ ロ テ ク ト ・ カ バ ー を 閉 じ て く だ さい。 ⑪ L a s e r M a r k i n g S y s t e mで 実 行 ボ タ ン を ク リ ッ ク す る と 、 自 動 的 に ス キ ャ ン 出 力 さ れ 、 彫 刻 が 終 了するまで自動的 に 動 作 し ま す 。 ⑫ 彫刻作業が終了したことを確認してから、プロテクト・カバーを開け彫刻材料を取り出しま す。コンピュータ 、 レ ー ザ ー 彫 刻 機 、 水 冷 シ ス テ ム 、 排 煙 シ ス テ ム の 各 電 源 を オ フ に し ま す 。 レール、滑車、フォーカス・レンズ等の部分をエアーで吹いて清掃し、プロテクト・カバーを閉 じます。 第5章 日常のメンテナンス 本体の電源が入っていないことを確かめてから作業を行ってください。 1.光学ユニットの清掃 光学ユニットは、 ガ ラ ス 管 レ ー ザ ー 本 体 か ら の レ ン ズ → 第 一 反 射 鏡 → 第 二 反 射 鏡 → 第 三 反 射鏡 →焦点レンズで構 成 さ れ て い ま す 。 レンズはレーザー光線を集光する重要なパーツです。汚れが付着した場合、十分な出力で彫刻で きなくなります。 常 に 汚 れ の 無 い き れ い な 状 態 を 保 つ こ と が 重 要 で す 。 下写真赤丸部分の ビ ス を 外 し 、 光 学 ユ ニ ッ ト を 外 し ま す エ アーを吹き付けて 下 写 真 赤 丸 部 分 の 汚 れを 飛 ば し ま す 。 レ ンズを傷つけない よ う に 注 意 し て 行 っ てく だ さ い 。 光 学ユニット上部に あ る 反 射 鏡 も 清 掃 し てく だ さ い 。(下 写 真 赤 丸 部 分) 清掃する際は、反 射 鏡 を 傷 つ け な い よ う に 注 意 し て 行 っ て く だ さ い 。 レンズ・反射鏡の 汚 れ が ひ ど い 場 合 は 、 本 体 か ら 取 り 外 し て 清 掃 し て く だ さ い 。 レンズはレンズホ ル ダ ー を 反 時 計 回 り に 回 す と 外 れ ま す 。 本体→オーリング → レ ン ズ → レ ン ズ ホ ル ダ ー の 順 に 装 着 し ま す 。 レンズには装着向 き が あ り ま す 。 平 ら な 方 が 外 側 に く る よ う に 装 着 し て く だ さ い 。 反射鏡は本体上部 の ビ ス を 緩 め る と 外 す 事 が で き ま す 。 反射鏡には装着向 き が あ り ま す 。 鏡 に な っ て い る 面 が 本 体 側 に く る よ う に 装 着 し て く だ さ い。 2.反射鏡の清掃 レーザー光線を光 学 ユ ニ ッ ト ま で 導 く 為 の 反 射 鏡 は 第 一 反 射 鏡 、 第 二 反 射 鏡 と2箇 所 (下写真赤丸部分)焦 点 レ ン ズ の 上 に も 第 三反 射 鏡 が あ り ま す 。 エアーガンなどで エ ア ー を 吹 き 付 け 、 汚 れ を 飛 ば し ま す 。 。 3.レールの清掃 光学ユニットをスムーズに動作させるために、光学ユニットが取り付けられているレールをエ アーを吹き付け、 汚 れ を 飛 ば し ま す 。 4.作業台の清掃 作業台に溜まった 塵 を 掃 除 機 等 で 吸 い 込 み 、 取 り 除 い て く だ さ い 。 雑巾等を用いて作 業 台 に 付 着 し た 汚 れ を き れ い に ふ き 取 り ま す 。 5.冷却水の交換 レーザー管を冷却 す る 為 の 冷 却 水 は 定 期 的 に交 換 す る よ う に し て く だ さ い 。 汚れた冷却水を使った場合、レーザー管を傷つけたり、水のぬめり等で冷却しなくなり破損させ る恐れがあります 。 また、長時間使用する場合は水温に気をつけて水温が38度以上になった場合は直ちに水を交換してくだ さい。