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M138_jap_UM.book 1 ページ 2004年11月8日 月曜日 午後2時59分
オーナーズ マニュアル
M138_jap_UM.book 2 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
お客様各位
この度はマセラティ グランスポーツをご購入いただきありがとうございます。
お買い求めいただいたお車は、マセラティ社が長年にわたりツーリングカーおよびレーシング・スポーツカーのデザインと製造で
培った経験と技術が反映されています。
本マニュアルはお車の装備とシステムの操作方法および作動内容をご理解いただく目的で作成されています。
本マニュアルの最終セクションには、お車の性能と品質の維持、また安全運転に不可欠な基本的な点検方法と定期点検プランが
記載されています。
定期点検は長期にわたりお車の価値を維持し、また環境を保護するためにも必要です。
定期点検やお車の整備が必要な場合は、お近くのマセラティ正規サービス ネットワークへお問い合わせ下さい。
十分な訓練を積んだ技術スタッフと必要な整備機器を備えておりますので、適切で信頼性のあるサービスをお約束します。
お客様ご自身や同乗者また歩行者の安全のため、お車を運転される前に必ず本マニュアルをお読みいただきますようお願いします。
オーナーズ マニュアルは車の一部として常にお車に搭載いただくようお願いします。
2
M138_jap_UM.book 1 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
お車を使用する前に
走行前点検を行って下さい。
注意
エンジン クーラントの量は十分にあります
か?(182 ページをご覧下さい)
エ ンジ ン暖 気中 は(水温 が 65 ∼ 70 °C 以
下)エ ンジ ンを 4,000 回転 以下で 走行 して
下 さい。
エ ンジンの 寿命をの ばし、燃 料のムダ 使いを
防 止するためにも適切なエン ジン回転数で走
行 して下さ い。
エンジン オイルの量は "MIN" と"MAX"
の間にありますか?( 180 ページをご覧下
さい)
タイヤの空気圧は適正ですか。また、トレッ
ド面が摩耗した り、クギが刺さっていませ
んか?(172 ページをご覧下さい)
リザーバー タンク内のブレーキ オイルの
量は減っていませんか?( 183 ページをご
覧下さい)
ランニング インについて
新車時は 1,000km 走行するまでエンジン
を 5,000 回転以下で走行して下さい。
お車を使用する前に
2.1
M138_jap_UM.book 2 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
走行にあたり
可燃性ガスが入ったスプレー缶やガソ リン
が入った容器などの可燃物を車に積ま ない
で下さい。衝突事故にあった場合や炎 天下
の駐車時に、引火や爆発を起こすおそ れが
あり危険です。
エンジンはアクセル ペダルを踏まずに始動
して下さい。
走行中にギアを "N"(ニュートラル)にし
な いで下さい。 "N" ではエ ンジン ブレー
キが 全く効かないため、予期せぬ事故につ
ながるおそれがあります。
リバース ギアへのシフトについては、本マ
ニュアルの "Cambiocorsa" の項をご参照
下さい。
( 102 ∼ 108 ページをご覧下さい) 長い下り坂では、フット ブレーキとエンジ
ン ブ レーキを 併用して下 さい。フット ブ
ガソリン は無鉛 ハイオ クをご使 用下さ い。
有鉛 ガソ リン を使 用す ると 触媒 が 故障 し 計器およびワーニング ライトに異常はあり
レー キだけを使い続けると、ブレーキが過
ませんか?特に触媒高温ワーニング ライト
ます。
熱 してブ レー キ ディス クの フェー ド現象
と オルタネ ーター ワーニ ング ライトが 点
やブレ ーキ液のベーパーロック現象が起こ
運転席の足元のまわりに物などを置か ない
灯 した場合は速やかに安全な場所に停 止し
り、ブレ ーキの効きが悪くなったり、全く
で下さい。フロアマットはペダル操作 を妨
て下さい。(50 ∼ 52 ページをご覧下さい)
効 かな く なる おそ れが あり 非常 に危 険で
げることがないよう、正しく敷いて下さい。
す。
それらの物が挟まってブレーキやアク セル 走 行中はエンジンを止めないで下さ い。ま
た、エ ンジンを止めたまま坂道を利用し て 水た まりを通過した後や洗車後は、ブレー
操作できなくなり、予期せぬ事故につ なが
車 を移動させないで下さい。エンジンが 止
るおそれがあります。
キ ディス クが濡 れて効 きが 悪くな ること
ま るとステアリング操作やブレーキ操作 に
がありますので、ブレーキ ペダルを軽く踏
シート、ステアリング ホイール、ミラー等
通 常より大きな力が必要となり、予期せ ぬ
んで 効きを確かめて下さい。効きが悪い場
の位置は適切ですか?(79 ∼ 85 ページを
事 故につながるおそれがあります。キー を
合は 周囲の状況に気をつけて、安全に充分
ご覧下さい)
抜 くとステアリン グ ロ ックがかかるた め、
注意 しながら低速走行し、効きが回復する
ス テアリング操作ができなくなり非常に 危
ま でブレ ーキ ペ ダルを 繰り 返し軽 く踏ん
シート ベルトは必ず装着して下さい。(20
険です。
で下さい。
∼ 29 ページをご覧下さい)
2.2
走行にあたり
M138_jap_UM.book 3 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
駐・停車するとき
車庫や屋内など 換気が悪い場所では、排気
ガスを吸い込んで 一酸化炭素中毒を起こす
おそれがありま すので、エンジンをかけた
ままにしないで下さい。
エンジン回転中に、長 時間ステアリングを
い っぱ いに 切 った 状態 に して おく と、パ
ワー ス テア リング を損傷 する おそれ があ
ります。車が静止した 状態でのステアリン
グ操作も同様にできるだけおやめ下さい。
仮眠するときは、か ならずエンジンを止め
て下さい。エンジン をかけたまま仮眠する 坂道駐車するときはパーキング ブレーキを
と、無意識 にシフト レバーを 動かしたり、
確実にかけて下 さい。急勾配の坂道で駐車
アクセル ペダルを踏み込んだりして、車が
する時は輪止めをして下さい。
( 126 ページ
不意に発進した り、エンジンが過熱して火
をご覧下さい)
災が発生する危険性があります。
車から離れるときは エンジンを止めて、必
可燃物(紙、枯れ草、乾燥した落ち葉など)
ずキーを抜き取って 下さい。誤って車が動
の上では、駐停車 をしないで下さい。床下
き出したり、予期せぬ 事故につながるおそ
の排気管の熱によ り着火するおそれがあり
れがあります。キーを 抜き取ると盗難防止
ます。車両後方に 可燃物があるときは、充
装置が作動を開始す るため、万一の車の盗
分に距離をとって駐停車して下さい。
難を予防できます。(75 ∼ 78 ページをご
覧下さい)
駐・停車するとき
2.3
M138_jap_UM.book 4 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
その他の注意事項
ドア、ウィンドウ、ボンネット、トラ ンク
リッドなどの開閉操作を、お子様にさ せな
いで下さい。顔や手足などをはさみケ ガを
するおそれがあります。また、大変危 険で
すので、走行中にウィンドウから顔や 手を
出さないように注意して下さい。
お子様を車内に残したまま車を離れな いで
下さい。予期せぬイタズラで事故につ なが
るおそれがあります。また、炎天下で は車
内が高温になり危険です。
ウィンドウ ガラスに透明吸盤を使ったアク
セサリーなどを取り付けな いで下さい。視
界の妨げになったり、透明吸盤がレ ンズの
はたらきをして火災を起こすおそ れがあり
ます。
走行中に携帯電話などを使用しないで 下さ
い。注意力が低下し、予期せぬ事故に つな
がるおそれがあります。
ボンネットおよびトランク リッドを開けた
ときは、風の強い日などに不意に閉 まらな
いように注意して下さい。ボンネッ トおよ
びトランク リッドを閉めるときは、指など
をはさまないように注意して下さい。
2.4
その他の注意事項
エ ンジンやラジエーターが熱いとき は、冷
却 水の リザー バー タ ンクの キャッ プを 開
け ないで下さい。たとえエンジンが止ま っ
て いても、キャップを開けると蒸気や熱 湯
が噴き出す危険があります。
エンジン ルームに手を入れるときはかなら
ず エンジンを止めて下さい。回転して いる
フ ァンなどに手や衣服などが巻き込ま れ予
期 せぬケガをするおそれがあ ります。排気
管 やラジエーターは高温にな っており、触
る と火傷をするおそれがあり ます。点火系
に は高電圧の部分があり、触れると感 電す
るおそれがあります。
バ ッテリーからは水素ガスが発生するこ と
が あります。引火するおそれがあります の
で バッテリーの周囲では火気に気を付け て
下さい。
タ イヤ交換は専用機器を備えているマセ ラ
テ ィ正 規サー ビス ネ ットワ ークに ご依 頼
下さい。
ジャッキ アップは必ず指定されたジャッキ
アップ ポイントで行って下さい。指定以外の
ポイントでジャッキ アップすると、ジャッキ
が外れたり、ボディが破損したりするおそれ
が あり ます(135 ペ ージを ご覧下 さい)。
ジャッキ アップ中は、
振動でジャッキが外れ
るおそれがありますので、エンジンを始動し
な いで下さい。また、手や 足などの身 体を
ジャッキ アップ中の車体の下に、絶対に入れ
ないで下さい。
違 法改造 は絶対 にしな いで下 さい。また、
法令 違反でなくても、マセラティ純正部品
以外の パーツやアクセサリーを取り付けた
場合、保証の対象外となります。
万一、水 中に転落した場合は、水面に浮い
てい る間に脱出するか、水面下に沈んだと
きは 車内に水が満ちてくるのを待ち、車内
に 水が満 ちた らドア かドア ウィン ドウを
開け て脱出して下さい。車内に水が入って
いな い状態では、水圧のためにドアを開け
るこ とが難しくなります。冷静に行動して
下さい。
M138_jap_UM.book 3 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
3
M138_jap_UM.book 4 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
歴史的背景
1914
アルフィエーリ マセラ ティ ガレ ージ ワ ーク
ショップをボローニャで開業する。
1926
タルガ フロリオ、Type 26:ボローニャ市ネ
プチューン像 のシンボルであるトライデ ント
エンブレムを ボンネットに取り付けた車 がデ
ビュー レースを制する。
1927
エミリオ マセラティが Type 26 でイタ リア
チャンピオン タイトルを獲得する。
1929
バ コー ニ ボ ルザ ッチ ーニ、 Type V4 : 246
km/h の世界 記録を 10 km/h 上回る新記 録
を樹立。
1963
ジョゼッペ フルマニック、Type 4CM: 1100
クラスで 222 km/h の世界記録を樹立。
世界最速のセダン であるクワトロポルテとミ
ストラルの製造を開始する。
1939
1966
ウィ ルブル シ ョーが 8CTF で イン ディア ナ
ポリス 500 マイルで優勝。マセラティは、こ
の伝 説的な オー バル サ ーキッ トで優 勝し た
最初にして現在 に至るまで唯一のイタリア 自
動車メーカー。
ギブリを発表す る。このクーペはジウジアー
ロによるデザイン。
1940
モデナに工場を移転する。
1947
ピニ ン ファ リー ナ ボデ ィ によ る最 初の GT
カー、A6 1500 が製造される。レース仕様の
A6GCS がアルベルト アスカリによりモデナ
のレース場にて優勝する。
1968
シトロ エンがパー トナーに なり、V6 エンジ
ンの製造を開始する。
2 + 2 インディを発表する。
1971
ボーラを発表する。ミッドシップ エンジンを
採用した最初のマセラティ GT。
翌年にはメラクを発表。
1973
1954
250F が デビ ュ ー しア ル ゼン チ ンで 優 勝 す
ギブ リに代 わり ベルト ーネ デ ザイン のカム
シンが発表される。
バコ ーニ ボルザ ッチーニ、 V4 :トリポリ に
て最初のグランプリ優勝を飾る。
る。このシングル シーターが、マセラティ に
フォー ミュラー 1 の ワールド チ ャンピオ ン
獲得をもたらすことになる。
1975
1933
1957
最も 名声あ るヨー ロッパの 自動車 メーカ ー、
マセ ラテ ィが油 圧ブレ ーキ シ ステム をレ ー
シン グカ ーに 採用。ジョ ゼッ ペ カン パリ が
Type 8CM でフランス グランプリで優勝し、
タツ ィオ ヌ ボラー リが ベルギ ーおよ びニ ー
ス グランプリで優勝。
ファンジオが 250F でワールド タイトルを獲
得 する。シ ーズ ン 終了 と共 に マセ ラテ ィ は
レース活動の停止を公式に発表する。
1930
4
1934
歴史的背景
1961
3500GT は燃 料噴 射を 採用 した 最初 のイ タ
リア車。
シトロエンとの パートナーが終了し、アレッ
サンドロ デ トマソと提携する。
1976
ジウ ジアー ロ デザ インに よる 新型ク ワトロ
ポルテを発表。イタ リア共和国大統領の公用
車としても使用されることになる。
M138_jap_UM.book 5 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
1981
デ トマソ のマ ーケテ ィング 戦略 の転換 に伴
い、2 ドア セダン 6 気筒エンジンによるビト
ルボの生産を開始する。
1989
新型ビ トル ボ用 8 気筒 エン ジンを 採用 した
シャマルを発表。
1993
フィア ット オ ートが マセラ ティ の残り の株
式を獲得し、 1998 年 にはクワトロ ポルテを
発表。
3500 GT
1997
フェラーリがマセラティの 株式の過半数を取
得。
1998
クワトロポルテ エボリューション V8 3.2 お
よび V6 2.8 の発表。
3200 GT V8 の発表。
Mistral coupé
1999
3200 GT V8 オートマチックの発表。
2000
" オフィチーネ アルフィエーリ マセラティ"
カスタムメイド プログラム。
Ghibli coupé
歴史的背景
5
M138_jap_UM.book 6 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
はじめに
マニュアルの概要
簡単にご使用 できるようトピックスはそ れぞ
れ章とセクションに分かれています。
ま たマ ニュ アル 内の 重要 項目 に関 し まし て
は、章とセクシ ョン内で容易に識別が可 能に
なっています。
最重要項目:誤ったご使用方法をす
ると、人身の安全に関わる重大な危
険が発生したり、車両が損傷する場
合があります。
イニシャル
アップデーティング
マニュアルには 下記のようなイニシャルを 使
用しています。
高い品質水準を 維持するため、車にはたえず
改良が加えられています。そのため、本マニュ
アルの内容とお車 が相違することがあります
がご了承下さい。
本マニュアル内の 全ての仕様および記載内容
は、印刷時点のも ので、予告なく変更される
ことがあります。
A.C. - エア コンディショナー
ABS - アンチ ロック ブレーキ システム 制動時のホイール ロックを
防止します
ASR - アンチ スリップ レギュレーション 加速時のホイール スピンを
防止します
EBD - エレクトロニック ブレーキ フォース
ディストリビューション - ブレーキ力
を電子式に配分します
警告:車両の損 傷や、人身の安全に関わ る危
険性を防止するための警告です。
ECU - エレクトロニック コントロール
ユニット
MSP - マセラティ スタビリティ プログラム ヨーイ ングを防止するためのシステム
です
"Cambiocorsa" - エレクトロニック
コント ロール
ギヤボックス
6
はじめに
M138_jap_UM.book 7 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
サービス
"Cambiocorsa" ギヤボックス
本マニュアルには、お車を正 しくご使用いた
だくための必要事項が記載されています。
お車を安全で快適にご使 用いただくため、正
しい取り扱い方法を守って下さい。
また、厳選されたスタッフと 専用機器を完備
したマ セラテ ィ正 規サー ビス ネ ットワ ーク
で定期点検を実施して下さい。
マセラ ティ正 規サ ービス ネ ット ワーク の所
在地については、" セールスおよびサービス
ネットワーク ブック" と題された小冊子をご
覧下さい。
ご不明 な点は マセ ラティ 正規サ ービ ス ネッ
トワークにお問い合わせ下さい。
メ カニ カル ギ ヤボッ クスと 乾式 ダブル ディ
スク クラッチを備えており、ステアリング ホ
イ ールにあるレバーによって シフト操作する
電子油圧操作システムです。
システムは " オートマチック " モードの選択
が可能ですが、"Cambiocorsa" ギヤボック
ス は一 般的な オート マチ ック ト ランス ミッ
ションとは機構が異なります。
ご 使用に際しては、本マニュア ルに記載され
て いる項目を参照し、正しい取 り扱い方法を
守って下さい。
はじめに
7
M138_jap_UM.book 8 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
シンボル
マセラティ 車の特定の構成部品には、色 分け
されたプレ ートが貼られています。各種 シン
ボル マーク は重要 な警 告の意 味を持 って い
ますので、取り扱う時は注意して下さい。
マセラティ車 に貼られたプレートで使用 され
ているシン ボルを、そのシンボルに関係 する
コンポーネ ントとともに、以下に一覧と して
掲げます。各シンボルは、危険、禁止、警告、
義務という 4 種類に分類できます。各シンボ
ルは、その個別の意味の他に、これらの 4 種
類の意味をも同時に表しています。
危険シンボル
バッテリー
バッテリー
腐食性の液体です。
火気に近づけないで下さい。
バッテリー
バッテリー
爆発の危険があります。
お 子様 が手 を触 れな いよ うに して
下さい。
ファン
ヒート シールド、ベルト、
プーリー、ファン
エンジンが停止しているときでも自
動的に回り始めることがあります。
エクスパンション タンク
ク ーラ ント が高 温 の時 はキ ャッ プ
を外さないで下さい。
コイル
高電圧になっています。
ベルトとプーリー
回転部品です。体や衣服を近づけな
いで下さい。
エア コンディショナーの配管
外さないで下さい。高圧ガスが充填
されています。
8
シンボル
禁止シンボル
お手を触れないようにして下さい。
M138_jap_UM.book 9 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
警告シンボル
触媒
可 燃物 のあ る付 近に 駐停 車し ない
で下さい。
" 有害物質の排出抑止装置 " のセク
ションを参照して下さい。
油圧ステアリング
タン クの MAX レ ベル 以上に オイ
ルを補充しないで下さい。" 容量お
よび 技術仕様 " の 章を参照 して指
定オイルを補充して下さい。
ウィンドシールド ワイパー
" 容量および技術仕様 " の章を参照
して 指定 フル ード を 補充 して 下さ
い。
義務シンボル
バッテリー
目を保護して下さい。
エンジン
" 容量および技術仕様 " の章を参照
して指定オイルを補充して下さい。
バッテリー、ジャッキ
オーナ ーズ マニ ュアル を参照 して
下さい。
無鉛ガソリン車
95 オクタン 以上の無鉛ガ ソリンを
使用して下さい。
ブレーキ回路
エクスパンション タンク
タン クの MAX レ ベル 以上に オイ
ルを補充しないで下さい。" 容量お
よび 技術仕様 " の 章を参照 して指
定オイルを補充して下さい。
" 容量および技術仕様 " の章を参照
して 指定 フル ード を 補充 して 下さ
い。
シンボル
9
M138_jap_UM.book 10 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
10
シンボル
M138_jap_UM.book 11 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
一般事項
車両識別データ
1
アクティブおよびパッシブ セーフティ
2
インストルメントおよびコントロール
3
運転する前に
4
お車の取り扱い
5
非常時には
6
容量および技術仕様
7
メンテナンス
8
目 次
9
シンボル
11
M138_jap_UM.book 12 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
12
シンボル
M138_jap_UM.book 13 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
車両識別データ
識別プレート
車両識別プレート
キー コード
電子アラーム システムのコード
14
15
16
17
シンボル
1
13
M138_jap_UM.book 14 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
識別プレート
シャシー番号
1
車のシャシ ー番号は、助手席前のフロア ーに
刻印されています。
シ ャシ ー番号 はマ ット を外 して フラ ップ A
を開けるとあります。
エンジン番号
ペイント識別プレート
型式と シリアル番 号 B はシリ ンダー ブロ ッ
クに刻印されています。
エン ジン 型式 は、フロン ト クロ スメ ンバ ー
にあ る 車両 識別 プレ ート にも 記載 され て い
ます。
プレート C はボンネットに貼付してあります。
A
C
B
14
識別プレート
M138_jap_UM.book 15 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
車両識別プレート
G - 後軸の最大荷重
H - エンジン型式
プレートはフロ ント クロスメンバ ーにあり、 I - 車両仕様コード
次のようなデータが記載されています。
L - アッセンブリナンバー
A - 製造者名
1
B - 型式認定番号
C - 製造番号(VIN)と基本車種識別コード
D - シリアル番号
E - 車両の最大荷重
F - 前軸の最大荷重
A
E
F
G
B
C
I
D
H
L
車両識別プレート
15
M138_jap_UM.book 16 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
キー コード
1
キー と共 にコ ード カー ドが供 給さ れま す。
こ のカ ード には 以下 の内 容が 明記 さ れて い
ます。
– " エンジンの非常スタート " で使用する
電子コード番号 A
– スペア キーをマセラティ正規サービス
ネットワークで作製する場合に必要と なる
機械的なコード番号 B
A
B
16
キー コード
警告:コ ード カー ドには コー ド番号 が記 載
されて いますの で、安全 な場所に 保管して 下
さい。
警告:車を譲渡す る場合は、全てのキーと共
にコ ード カ ード を新し いオー ナーに 渡して
下さい。
警告:コード カード番号はエンジンの非常ス
タートで必要 となりますので、番号は常に 携
行するようにして下さい。
警告:ス ペア キーを 作製 する時 に必 要とな
ります ので、キー について いるプレ ートの番
号を 控えて おき、リ モート コン トロ ールと
共に(車内 を避けて)安全 な場所に 保管して
下さい。
M138_jap_UM.book 17 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
電子アラーム システムの
コード
ローリング コード
1
リモート コン トロール のローリン グ コード
は使用するごとに変更されます。
コード カードは安全な場所に保管して下さい。
リモート コン トロール 付きのスペ ア キーを
作製する時は、マセラティ正規サービス ネッ
トワークにコード カードを提示して下さい。
電子アラーム システムのコード
17
M138_jap_UM.book 18 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
18
電子アラーム システムのコード
M138_jap_UM.book 19 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
アクティブおよびパッシブ セーフティ
シート ベルト
お子様の適切な搭乗
フロントおよびサイド エアバッグ
MSP システム
ABS と EBD システム
ASR システム(電子式アンチ スリップ装置)
パーキング センサー(オプション)
消火器(オプション:日本仕様はオプション未設定)
衝撃式燃料カット スイッチ
20
25
30
36
37
39
40
43
44
2
19
M138_jap_UM.book 20 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
シート ベルト
2
車には搭乗者 が楽に動けるように自動収 縮式
のシート ベルトが装着されています。
シー ト ベル トには 電子 式プリ テンシ ョナ ー
が内蔵されています。また、シート ベルトの
キャッチはシ ートに直接取り付けられて いる
ため、シート位 置に関係なく最適な保護 が可
能となっています。
シート ベルトの使い方
シート ベル トのタブ A を握 ってシート側 面
から引き出し、バックル B に押込んで下さい。
ベルトはカチッ と音がしてロックするまで 押
込んで下さい。
ボタン C を押すとベルトは外れます。
運転 席シー ト ベル トを 着用し ていな い状 態
でイ グニ ッシ ョン キ ーを AVV 位置 に回 す
と、イン スト ルメ ント パ ネルの ワー ニン グ
ライト < が 点灯し、約 8 秒間ブ ザーが鳴 り
ます。
シー ト ベ ルト は、強く 引き出 した 時や、急
ブレーキまたは衝 突などの時にはロックされ
ます。
シー ト ベル トを強 く引っ 張っ たため にロッ
クした場合は、一 旦少し巻き取ると、ロック
が解除されます。
ベルトは搭乗者が 楽に動けるように自動収縮
式になっています。
急な坂道などに 駐車した時、ベルトのロック
機構が作動する ことがありますが、異常では
ありません。
警告:ベルトを着 用する時は、ねじれや引っ
掛かりがないように注意して下さい。
A
B
C
20
シート ベルト
M138_jap_UM.book 21 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
フロント シート ベルトの高さ調節
シート ベルトの高さ調節は、停車中
に行って下さい。
フロント シート ベルトの高さは、搭乗者の身
長に合わせて調節して下 さい。衝突時の損傷
が緩和されます。
ベルトは首と肩の中間を通 るように正しく調
節して下さい。
シート ベ ルト の上部 アンカ ーに はリン グが
ついており、4 通りの位置に 動かして高さを
調節することができます。
ア ンカー の位置 を上げ るには リング D を握
り、下 げる とき はハ ンド ル E を使 用し て下
さ い。
調節後は、リングがついているスラ
イダ ーが 所定 の位 置 でロ ック され
ていることを確認して下さい。ハン
ド ルを放してみて、規定の位置 に正しくロッ
ク されていなかった場合は、カ チッと音がす
る までもう一度下へ押し、アン カーが正しい
位置に来るようにして下さい。
リミテッド ロッキング機構
パッシブ セーフティを向上させるために、フ
ロ ント シート ベ ルトには負 荷を制限 する機
構 が採用されています。これ により、シート
ベ ルトによる拘束力が大き過 ぎるとベルトを
あ る程度伸ばして、肩にかかる ベルトの力を
制限します。
プリテンショナー
フ ロント シート ベ ルトの効 果をさらに 向上
させ るために、ベルトにはプリテ ンショナー
が装着されています。
こ の装置 は車が 強い衝撃 を受け ると作 動し、
ベルトを数センチ巻き取ります。これにより、
ベ ルトが 乗員の 体に適切 に密着 するこ とで、
体が 前方に揺り動かされるのを 防ぐことがで
きます。
プリ テンショナーが作動すると ベルトがロッ
クします。作動時には少量の煙が発生します。
こ の煙 は 無害 で火 災に よる もの では あり ま
せ ん。
プリ テンショナーが作動した 後、バックルの
ボ タン を押す とシー ト ベル トは通 常通 り外
すことができます。
2
E
D
シート ベルト
21
M138_jap_UM.book 22 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
2
プリテンショ ナーは給油などのメンテナ ンス
は必要あり ません。改造を行うと正しく 機能
しなくなります。天災など(台風や浸水など)
により装置が 水や泥に浸かった場合は必 ず交
換して下さい。
プ リ テン シ ョ ナ ーの 効 果 を 高め る た め に、
シー ト ベル トは胸 部と 骨盤に 正しく 着用 し
て下さい。
警告:車の点検な どの際には以下のことに 注
意して下さい。プ リテンショナー付近に強 い
衝撃を与えたり局部的な加熱(100 °C 以上で
6 時間)を行 うと、プリテンショナーの機 能
が損なわれたり 不意に誤作動する場合があ り
ます。ただし、走行 中の路面や縁石などに よ
る一時的な衝撃 では誤作動することはあり ま
せん。作業を行う 場合はマセラティ正規サ ー
ビス ネットワークで実施して下さい。
シート ベルトを 着用して いなか っ
た場 合で もプ リテ ンシ ョナ ーは 作
プ リテ ンシ ョナ ーの 構 成部 品は 改
動します。一度作動するとその機能
造しないで下さい。作業を行う場合
は失 われま す。プリテ ンシ ョナー 作動後 は、
は、専門の資格をもったスタッフの
マセ ラティ 正規 サービ ス ネッ トワ ークで 交 いる マセラ ティ正 規サ ービス ネット ワー ク
換して下さ い。プリテンショナーの有効 期間 で実施して下さい。
は製造日より 10 年間ですが、有効期限 が満
了になる前に交換して下さい。
22
シート ベルト
リヤ シート ベルトの使い方
リヤ シー ト ベルトは図 のように 着用して下
さい。
激 しい衝突 の際に リヤ シ ートの乗
員 がシート ベルト を着用 していな
い と、リヤ シートの 乗員だ けでな
く、フロント シートの乗員も重大な傷害を被
る恐れがあります。
背中をぴったりと 背もたれに密着させた状態
で、シー ト ベ ルト を着 用して 下さ い。リヤ
シートに誰も乗っていない時は、シート ベル
トのバックルをそ れぞれの位置に差込んでお
いて下さい。
M138_jap_UM.book 23 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
シート ベルトに関する
基本的な注意事項
走行 中シート ベルト の着用 は法律
で義務づけられています。
走行 中は必ず シート ベルトを 着用
して 下さい。シ ート ベ ルト未 着用
のまま 走行する と、たとえエ アバッ
グ が作動したとしても衝突時 のケガの発生を
防 ぐこ とはで きま せん。衝突 の時 シート ベ
ル トは体が車内前方や車外に 飛び出したりす
る 危険性を 防止しま す。エア バッグは シート
ベ ルトと共に使用するよう設 計されているた
め、シ ート ベルト の代わり にはなり ません。
フ ロン ト エ アバッ グは、中 ∼強度 の前 面衝
突 の場合に のみ作動 します。横転時や 後面衝
突、または 前面から の軽度の 衝撃では 作動し
ま せん。
シー ト ベル トの保護 効果を 最大限
にするため、背もたれはなるべく立
てた状態に調節し、ベルトを胸部と
骨盤に正しく着用して下 さい。ベルトがゆる
い状態で衝突すると、体が前 方に飛び出しケ
ガの原因になります。背もた れを寝かしたま
ま走行することは大変危険です。シート ベル
トを 着 用 し てい て も 正 しく 機 能 し ませ ん。
シー ト ベル トはそれ ぞれのバ ック
シート ベルト が体 にフィ ットせ ず体の 前方
ルにロックし、他のシートのバック
にあると、衝突の時に大変 危険です。さらに
ルには差込まないで下さい。衝突の
衝突の時ベルトの下側が骨 盤ではなく胃の上 時 ベルトの下側が骨盤ではな く胃の上部を押
部を押して、内臓に重大な傷 害を与える恐れ し て、内臓に重大な傷害を与え る恐れがあり
があります。
ます。
シート ベルト を腕の 下に通し た状
態で走 行すること は大変危険 です。
衝突時に体が前方に投げ出され、頭
部と 首を損傷する可能性が非常 に高くなりま
す。さら にベルトが肋骨を圧 迫して、内臓に
重大な傷害を与える恐れがあります。
シート ベルトはねじらずに着用し、
ベル トが 体に 密着 する よう に正 し
く着 用さ れて いる こと を確 かめ て
下さ い。事故などの際にベルトに 均等に力が
分散されず、ケガをする恐れがあります。シー
ト ベルトの上半分は、シート ガイドを通り、
肩か ら胸にかけて対角線になる ように着用し
て下さい。シート ベルトの下半分は、胃では
なく 骨盤にくるように着用し て下さい。これ
は衝 突時に体が前方に滑り出る ことを防ぐた
めで す。ベルトが体に密着しない ようにクラ
ンプなどでベルトを固定しないで下さい。
シート ベルト
2
23
M138_jap_UM.book 24 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
お子様を 膝に抱 えたまま シート ベ
ルトを着用しないで下さい。
2
衝突など によっ てシート ベルト が
強いメカ ニカル ストレス を受け た
場合は、シ ート ベルト 本体、ア ン
カー、アンカー 取り付けボルトおよびプ リテ
ンショナー を交換して下さい。外観上は 損傷
がないように見える場合でも、シート ベルト
の強度が低下している可能性があります。
妊娠した 女性の シート ベ ルト着 用
につ いて は各 国の 法規 に従 って 下
さい。いずれの場合でも、シート ベ
ルトは腹部 よりも下の位置で、腰を包む よう
に着用して下さい。
24
シート ベルト
シート ベルトの適切な使用について
1) ベルトは常にピンと張った状態で、ねじれ
がないようにして下さい。ベルトは引っか
る ことな く自由 に伸 縮する か確認 して 下
さい。
2) プリテンショナーが作動した場合や、ベル
ト に損傷 や摩耗 が見 られる 場合は 必ず 交
換して下さい。
3) シート ベルトを洗う場合は水と中性洗剤を
使用し、よくすすいでから日陰で十分に乾
燥させて下さい。強力な洗剤、漂白剤、染
色剤や化学薬品などは、ベルトの素材を傷
めますので使用しないで下さい。
4) リ トラク ター部 分に は水が かから ない よ
うに注意して下さい。水がかかると正常に
機能しなくなります。
M138_jap_UM.book 25 ページ 2004年11月8日 月曜日 午後2時59分
お子様の適切な搭乗
お子 様を 膝に 抱え た まま 走行 しな
いで下さい。衝突するまではお子様
を重いと感じない場合でも、いざ衝
突 が起こると、慣性力により抱 きかかえてお
く ことができなくなります。例 えばお子様の
体重がわずか 5.5 kg で、40 km/h の低速走
行 中に衝突した場合でも、抱い ている腕にか
かる重量は 110 kg に増加します。ですから、
走 行中は必ず適切な保護シス テムを使用して
お子様を保護して下さい。
衝突から最適に保護され るためには、走行中
は搭乗者全員が着席し、適切 な保護システム
によって保護される必要 があります。シート
ベルトは、各国の法規で規定 されているよう
な身体的な特徴(年 齢、身長、体重)を持っ
た人が使用することを念頭 に置いて設計され
ています。そのため、そうし た規定に適合し
ない場合は、シートの使用 ができません。こ
のこと は、お子様 に対し ても適 用され ます。
エア バッ グの すぐ 近 くに お子 様を
子供は骨と筋肉が発育途 中にあるため、大人
搭乗させると、エアバッグが作動し
の体格と比べ頭部が大きく 重たくなっていま
た場 合に お子 様が 大 ケガ を負 う恐
す。お子様を衝突から最適に 保護するために
れ が あり ます。エ ア バッ グと プ リテ ンシ ョ
は、お子様向けの保護および 安全システムを
ナ ーは、大人や 10 代の若者 に対しては適切
使用する必要があります。
な 保護を行いますが、子供や幼 児には対応し
いかなるチャイルド シートもフロン ていません。シート ベルトやエアバッグは子
供 や幼児向けには設計され ていません。子供
トの助手席に設置しないで下さい。
や 幼児には、子供や幼児に見合 った適切な保
護システムをご使用下さい。
幼児は、頭部や首も含めて体全体を
サポートする必要があります。幼児
の首は弱く、体の大きさに比べて頭
部が大きく重たいためです。チャイルド シー
トを 後向きにして幼児を搭乗 させれば、衝突
時に も肩や背中などの体の強い 部分に衝撃力
を分 散することができます。走行 中は必ず適
切な 保護システムを使用して幼 児を保護して
下さい。
お子様の適切な搭乗
2
25
M138_jap_UM.book 26 ページ 2004年11月8日 月曜日 午後2時59分
2
子供 の 体型 は、大 人お よ び 10 代
の若者(シー ト ベル トに適 応す る
体型)と は 大き く 異な り ま す。子
供の 臀部 は小 さいた め、シー ト ベル トが 正
し い位 置に な りま せん。そ の ため 衝突 時 に
は ベル トが 子 供の 胃の 付 近に 来て、内 臓 に
重 大な 損傷 を 与え る恐 れ があ りま す。お 子
様 には 必ず 体型 に見 合っ た保 護シ ス テム を
使用 して 下さ い。
各国の法規で規 定されている数値に該当す る
身体的な 特徴(年齢、身長、体重)を持っ た
お子様に対し ては、専用の適切な保護また は
安全システム(認定チャイルド シート、揺り
かご、クッションなど)を使用して下さい。
必ず 保安基 準に 適合し たチャ イル ド シー ト
をご使用下さい。
チャイルド シートをご使用になる場合は、製
造元の取扱説明書をご覧下さい。
チ ャイルド シート が最大 の効果を
発揮できるよう、お車のシート形状
に 最も フィ ット する 製品 をお 選び
下さ い。チャイ ルド シー トを購 入さ れる前
に、実際にお車に取 り付けて確認されること
をお勧めします。
事故の際、チャイルド シートが正し
く 取り 付け られ てい ない とケ ガを
負う危険が増加します。
シ ート ベ ルトおよ び保護 システム
の 改造 は絶 対に 行っ ては なり ませ
ん。また国によっては、法律により
12 歳 以下の子 供が助手 席に搭乗す ることを
禁止しています。
26
お子様の適切な搭乗
M138_jap_UM.book 27 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ヨーロッパ仕様につい ては、子供を搭乗させ
る場合の安全性に関す る研究の結果、欧州基
準 ECE-R44 が定められてい ます。同基準で
は、子供向け保護システム の使用を義務づけ
ると同時に、下記の通りカテゴリーを 4 つの
グループに分類しています。
グループ 0
体重 0 ∼ 10 kg の子供向け
グループ 1
体重 9 ∼ 18 kg の子供向け
グループ 2
体重 15 ∼ 25 kg の子供向け
グループ 3 体重 22 ∼ 36 kg の子供向け
この よう に、各 グル ープ が 対象 とす る 体重
範囲 は部分 的に 重な って おり、ま た 2 つ以
上の グル ープ に対 応し た製 品 も市 販さ れて
います。
全ての保護システムに は、認定データと点検
マークを記載したプレー トをしっかり取り付
けることが義務づけら れており、このプレー
トは絶対に外してはなら ないことになってい
ます。
体重 36 kg 以上で身長 1.5 m 以上のお子様
は大人とみなし、通常の大人用のシート ベル
トを着用して下さい。
グループ 0
グループ 1
体重 10 kg 以下の幼児については、急な減速
による首の負傷から頭部 を保護するため、揺
り椅子 状のチ ャイ ルド シー トを 後向き に取
り付けて下さい。
振り椅子状のチャイルド シートは、図のよう
に車のシート ベルトによって固定し、お子様
にはチ ャイル ド シー トに内 蔵さ れたベ ルト
を使用します。
体 重 9 kg 以上のお子様につ いては、フロン
ト ク ッション 付きのチャ イルド シー トを前
向きに取り付け、車のシート ベルトによって
チ ャイ ルド シー トと お子様 の両 方を固 定し
て下さい。
図はあくまで参考です。
詳し くはチャ イルド シートの 取扱
説明書をご覧下さい。
2
図はあくまで参考です。
詳し くはチャ イルド シート の取扱
説明書をご覧下さい。
お子様の適切な搭乗
27
M138_jap_UM.book 28 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
2
グループ 0 とグループ 1 に適合す
るチャイルド シートの中には、車の
シート ベルト用 の後部 取り付け ポ
イントが付 いており、内蔵ベルトでお子 様を
保護するタ イプのものもありま す。こう した
チャイルド シートは、一定の重量があるため、
クッションとともに車のシート ベルトに誤っ
て取り付け ると大変危険です。詳しくは チャ
イルド シートの取扱説明書をご覧下さい。
グループ 2
体重 15 kg 以上のお子様は、車のシート ベ
ルトで直接固定して下さい。チャイルド シー
トには、ベルトが お子様に対して正しい位 置
にくるような 機能が装備されています。ベ ル
トの斜めの部 分は首ではなく胸に、そして ベ
ルトの水平の部 分は胃ではなく骨盤にくる よ
うにして下さい。
図はあくまで参考です。
詳 しくは チャイル ド シー トの取 扱
説明書をご覧下さい。
28
お子様の適切な搭乗
グループ 3
体重 22 kg 以上のお子様については、着座位
置を上げるための クッションのみを取り付け
て下さい。チャイルド シートには十分な奥行
きがあり、背もたれは不要になっています。
身長が 1.5 m 以上のお子様は、大人と同様に
シート ベルトを着用して下さい。
図はあくまで参考です。
詳 しくはチ ャイル ド シー トの取扱
説明書をご覧下さい。
M138_jap_UM.book 29 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
お子様が搭乗する時の安全基準
いかな るチャ イル ド シート もフ ロント の助
手席に設置しないで下さ い。必ずチャイルド
シートの取扱説明書(メーカ ーは同梱するこ
とを法律により義務づけ られています)の指
示に従って下さい。
取扱説明書は、保証書やこの マニュアルと共
にお車に搭載して下さい。取 扱説明書のない
チャイルド シートは取り付けないで下さい。
警告:車のシート形状に最も フィットする製
品をお選び下さい。チャイルド シートを購入
される前に実際に取り付け て確認することを
お勧めします。
必 ず試しに シート ベル トを引いて みて、
バッ
ク ル 内に 確実 には まっ てい るか 確認 して 下
さ い。
全ての保護システムは 1 人用です。絶対に 1
つのシートに 2 人のお子様を座らせないで下
さい。
シ ート ベ ルト がお子 様の首 にか かって いな
いか必ず確認して下さい。
走 行中、お 子様が 不適切 な姿勢 になっ たり、
シ ート ベルト やチャイル ド シートの ベルト
を外さないようご注意下さい。
た とえ小さな乳児の場合で も、お子様を腕で
抱きかかえないで下さい。腕力がある方でも、
衝 突時には子供を抱きかかえ ていることはで
きません。
事 故後 は必ず チャイ ルド シ ート を新品 と交
換して下さい。
2
お子様の適切な搭乗
29
M138_jap_UM.book 30 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
フロントおよびサイド エア
バッグ
11
12
2
2
1
3
4
6
8
10
5
30
フロントおよびサイド エアバッグ
7
9
M138_jap_UM.book 31 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
お車には合計 4 個のエアバッグ(フロントに
2 個、サイ ドに 2 個)と、フロ ント シ ート
ベルトに電子式プリテンシ ョナーが装着され
ています。
システムは以下の部品で構成されています。
1) エレクトロニック コントロール ユニット
(ECU)
2) 運転席エアバッグ
3) 助手席フロント エアバッグ
4) エアバッグ機能停止スイッチ
5) 運転席サイド エアバッグ
6) 助手席サイド エアバッグ
7) フロント シート左側プリテンショナー
8) フロント シート右側プリテンショナー
9) 左側サテライト センサー
10) 右側サテライト センサー
11) エアバッグ故障ワーニング ライト
12) 助手 席エ アバ ッグ 機能 停止 ワ ーニ ング
ライト
フロント エアバッグ
フ ロン ト エアバ ッグ(運転 席およ び助 手席)
は 前 面衝 突か ら搭 乗者 を保 護す る安 全装 置
で す。
各 エアバッグは専用のハウジ ングに収納され
ており、 衝突を受けると瞬時に膨らみます。
– 運転席エアバッグはステアリング ホイー
ルの中央
– 助手席エアバッグはダ ッシュボード内部の
シート ベルト 未着用 のまま走 行す
ると、衝突の時にエアバッグが完全
に膨 らむ 以前 に体 が前 方に 投げ 出
され てしまいます。そうするとエ アバッグの
保護効果が減少します。フロント エアバッグ
(運 転席および助手 席)はシート ベル トの代
わりとなるものではなく、シート ベルトを補
助す るものです。欧州および世界 の主な国で
は 走行中 必ず シート ベルト を着 用する よう
定められています。
2
大容量バッグ(フルサイズ エアバッグ)
激しい 衝突の 際にリヤ シート の乗
フ ロント エアバッ グ(運転席およ び助手席)
員がシ ート ベ ルトを 着用して いな
は 前面から中∼強度の衝撃を 受けた場合に乗
いと、リ ヤ シー トの乗 員だけ でな
員 を保護 するこ とを目 的とした 安全装 置で、
く、フロント シートの乗員も重大な傷害を被
ス テア リング ホイー ルまた はダ ッシュ ボー
る恐れがあります。
ド と乗員の間でクッショ ン(バッグ)として
機能します。
衝撃を受けると、ECU は減速度センサーから
の 信号を演算処理し、必要に応 じてバッグを
膨らませます。
バ ッグ はフロ ント シ ート乗 員と 車の構 造物
と の間で瞬時に膨らみます。そ の後バッグは
直ちに収縮します。
フロントおよびサイド エアバッグ
31
M138_jap_UM.book 32 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
2
32
このエアバッ グは前面からの軽度の衝撃 では 助手席エアバッグ
膨らみません(この場合はシート ベルトが適 (フルサイズ エアバッグ)
切に保護します)。
助手席エアバッグは、シート ベルトを着用し
後方または 側面からの衝撃の場合は、こ のエ
た搭乗者を補助 的に保護する目的で設計さ れ
アバッグは補 助的な保護の役割を果たさ ない
ています。
ため、膨らみません。
そ のた め、この エ アバ ッグ は 搭乗 者と ダ ッ
そのため、こう した場合にエアバッグが 作動
シュボードの間で、広い範囲に膨らみます。
しなかった からといって、システムの故 障を
意味するわけではありません。
フロントおよびサイド エアバッグ
助手席エアバッグの機能停止
助手席エアバッ グの機能を停止するには、イ
グニッション キーを差し込んだ状態で、該当
するキーをダッシ ュボード右側のスイッチに
差し込んで操作 して下さい。スイッチはドア
を開けた状態でのみ差込むことができます。
米国、カナダ、日本仕 様には、この装置は装
備されていません。
M138_jap_UM.book 33 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
1) 助手席エアバッグが作動可能(ON P ポ
ジショ ン)。インスト ルメント パ ネルの
ワー ニン グ ライ トとル ーフ の LED は消
灯。
2) 助手席エアバッグの機能停止(OFF
F
ポジション)。インストルメント パネルの
ワーニング ライトが点灯します。
助手席 フロン ト エア バッグ の機 能が停 止し
ている間は、元の状態に戻 すまで、インスト
ルメント パネルのワーニング ライト F は
常時点灯し続けます。
サイド エアバッグ
サ イド エ アバ ッグは 側面衝 突の 場合に 搭乗
者の保護機能を高めます。
ド アパネルには瞬時に膨らむ エアバッグが取
り付けられています。
側面からの衝撃を受けると、ECU は減速度セ
ン サーからの信号を演算処 理し、必要に応じ
てバッグを膨らませます。
ドア パネルにある切れ目が開い てバッグが膨
らみます。
エア バッグは搭乗者の体と車の 側面との間で
瞬時 に展開し、搭乗者を保護 します。その後
バッグは直ちに収縮します。
警 告:車が舗道、段差、突起、くぼ みなどに
乗 り上げ て車体 下部に強 い衝撃 を受け ると、
フ ロント およ びサイ ド エア バッ グが作 動す
る可能性があります。
2
警告:助手席フロント エアバッグの機能を停
止しても、サイド エアバッグの機能は停止さ
れません。
ドアを開けた状態では、スイ ッチがどの位置
にあっ てもイ グニ ッショ ン キー の抜き 差し
が可能です。
助手 席フロン ト エア バッグ の機能
を 停止 しし たま まの 走行 は出 来る
かぎりお控え下さい。
フロントおよびサイド エアバッグ
33
M138_jap_UM.book 34 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
2
34
警告:エアバッ グが膨らむと細かな塵が 出ま
衝 突な どに より エア バ ッグ が膨 ら
す。この塵は無害で火災の心配はありません。
んだ場合は、マセラティ正規サービ
また、膨らんだ バッグとインテリアの表 面が
ス ネ ット ワ ーク で安 全 シス テ ム、
細かな塵で 覆われて、目や肌を刺激する 場合 ECU、シート ベルト、プリテンショナーを交
があります。肌 に触れた場合などは中性 石鹸 換し、関連する配線類の点検を受けて下さい。
と水でよく洗い流して下さい。
エ アバ ッグ 構成 部品 に 関す る全 て
走行 中シ ステ ムに 不具 合が 発生 す
の テス トと 修理 およ び 交換 はマ セ
るとワーニング ライト
が点灯
ラ ティ正 規サービ ス ネッ トワー ク
しますので、お近くのマセラティ正 で実施して下さい。
規サ ービス ネッ トワー クで点 検を 受けて 下
ス テアリ ング ホ イールは 絶対に 取
さい。
り外さないで下さい。取り外す場合
警告:エアバッ グ構成部品の有効期間は 製造
は、必 ず マセ ラテ ィ 正規 サー ビ ス
日より 10 年間ですが、有効期限が満了 にな ネットワークで行って下さい。
る前 にマセ ラテ ィ正規 サービ ス ネ ットワ ー
クで交換して下さい。
フロントおよびサイド エアバッグ
警告:お車を廃棄 処分する場合は、システム
の機能を停止す るため、マセラティ正規サー
ビス ネットワークにお問い合わせ下さい。
警告:お車を転売する場合は、購入されるオー
ナーに対してお車 の取り扱いや注意事項など
を説明すると同時に、" オーナーズ マニュア
ル " をお渡し下さい。
ECU はプリ テンショ ナー、フロン
ト エアバッグ、サイド エアバッグ
を 衝撃 のタ イプ に応 じて 異な る基
準で作動させま す。そのため衝撃によっては
作動しないもの もありますが、これはシステ
ムの故障ではありません。
M138_jap_UM.book 35 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
基本的な警告
ステ ッカ ーそ の他 の 物を ステ アリ
ング ホイー ルや助手 席エアバ ッグ
に貼り付けないで下さい。
イグ ニッシ ョン キ ーを AVV の位
置にするとワーニング ライト
が点灯し、約 5 秒後に消灯します。
走行 中は 膝の 上や 胸 の前 に物 を置
点灯しなかったり、点灯し 続けたり、走行中
かないで下さい。特にパイプやペン
に点 灯し た場 合は マセ ラテ ィ正 規 サー ビス
などを口に咥えないで下さい。エア
ネットワークで直ちに点検を受けて下さい。
バ ッグが作動した時に大ケガ をする恐れがあ
ります。フロント シートの背もたれを、布や
助手 席フロン ト エア バッグ 機能停 カバーで覆わないで下さい。
止スイッチが ON 位置の場合は、イ
グニ ッショ ン キー を AVV の 位置
停車 中エ ンジ ンを 停 止し た状 態で
にすると、ワーニング ライト F が 4 秒間
も、イグニッション キーを AVV の
点灯した後、4 秒間点滅し、ライトは消灯し、
位置にしておくと、他車が衝突して
衝突時 には助 手席サ イド エアバ ッグが 作動 き た場合、エアバッグが膨らみ ますので注意
することをドライバーに知らせます。
して下さい。そのため、チャイルド シートを
助 手席に取り付けた場合は、駐 車中でも助手
運 転中 は常 に両 手で ステ アリ ング 席 エアバッグの機能を停止し た状態にしてお
ホイールをホールドして下さい。エ き、チャイルド シートからお子様が移動しな
ア バッ グが 膨ら んだ 時に 障害 を少 いようにして下さい。逆に、停車中にイグニッ
なく して 大ケ ガの 発生 を防 ぐこ と が可 能で ション キーが AVV 位置にないと、衝突され
す。走行中は体を前方に曲 げず、背もたれを た 時にエアバッグは膨らみま せんので注意し
起こした状態で背中がぴっ たりとシートにつ て 下さい。このような状態では エアバッグが
くようにして下さい。
開 きませんが、異常ではあり ません(日本仕
様 においては、助手席エアバッ グの機能を停
止できません。したがってチャイルド シート
を助手席に設置しないで下さい)。
お車が 盗難や盗 難未遂、破 壊、浸水
など の 被害 にあ わ れた 場合 は、マ
セラテ ィ正規 サービス ネット ワー
ク でエア バッ グ シス テムの 点検 を受け て下
さ い。
車の 電装 シス テム を誤 った 方法 で
修理した場合、エアバッグが誤作動
して 搭乗 者が ケガ をす るこ とが あ
2
ります。
エアバ ッグは シート ベルトの 代わ
りとなるものではなく、シート ベル
トに よる 搭乗 者の 保護 を補 助す る
ため のものです。また、低速走行 中の前面ま
たは 側面からの軽い衝撃、追 突、横転などの
場合には、搭乗者はシート ベルトによっての
み保護されます。走行中は必ずシート ベルト
を着用して下さい。
ドア パネ ルを 水や 高圧 スチ ーム な
どで洗浄しないで下さい。
フロントおよびサイド エアバッグ
35
M138_jap_UM.book 36 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
MSP システム
MSP システムの作動
MSP システムは、エンジンを始動させると自
2
お車には MSP(マセラティ スタビリティ プ
ログラム)が備 わっています。このシス テム
は 全 ての 車 体 制 御 シス テ ム(ABS 、 EBD 、
ASR 、MSR )を統合したものです。このシス
テムには車体 の挙動を非常に正確に予測 する
ユニットが 採用されています。このシス テム
は、ドライバー が車体のコントロールを 失い
そうであるか どうかを検知することがで きま
す。ドライバー がコントロールを失いそ うに
なると、このシステムは各輪のブレーキ キャ
リパーを個別 に制御すると同時にエンジ ン制
御を行い、十分 なトルクを得ることでヨ ーイ
ングを防止しようとします。
MSP
A
36
MSP システム
動的に起動し ます。この機能が作動すると マ
ルチ ファン クシ ョン デ ィスプ レイに 緑色 の
MSP(マーク)が点灯します。このシステム
を解除 したい場合 は、ボタン A を 約 2 秒 間
押 し続 けて 下 さい。シ ステ ム を解 除す る と
ディ スプレイ 上に
メッセー ジが表 示
され、ボタンの LED が点灯します。
もう一度ボタン A を押すと、システムは再び
起動し、ディスプレイの
メッセージと
ボタンの LED が消灯します。
故障警告
故障が発生する とシステムは自動的に機能 を
停止します。この 場合、起動させることは で
きません。この場 合、走行中であればボタ ン
の LED が消灯し、ディスプレ イ上に
メッセージが 表示されます。エンジン始動 時
で あれ ば、シス テ ムに 不具 合 があ る場 合 は
ディ スプレイ 上に
メッセー ジが表 示
されます。
警告:MSP の機能が停止するような不具合が
発生した場合は、お車 は MSP システムが装
備されていない 状態と同じになります。でき
るだけ速やかにマセラティ正規サービス
ネットワークで点検を受けて下さい。
警告:後輪のみ接地 した状態で他車にけん引
され る場合 は、必ず イグニ ッシ ョン キーが
STOP に なって いること を確認し て下さい。
MSP システムが ON になっていると、コン
トロール ユニットに故障がメモリーされ、イ
ン スト ル メ ン ト パ ネ ル と ディ ス プ レ イの
ワーニング ライト
が点灯した状態に
なります。この場 合、マセラティ正規サービ
ス ネットワークで修理を受け、システムを元
の状態に戻す必要があります。
警告:滑りやす い路面(凍結路、雪道、砂地
など)では、たとえ MSP が起動していても、
" スポーツ " モード機能は使用しないことを
お勧めします。
M138_jap_UM.book 37 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ABS と EBD システム
異常が発生すると、インストルメント パネル
の ABS > の赤いワーニング ライトが点灯
車には ABS(アンチ ロック ブレーキ システ
ム)と EBD(エ レ ク ト ロニ ッ ク ブ レ ー キ
フォース ディストリビューション)が装備さ
れ、ABS システムのセンサーと ECU によっ
て制御されブレーキ性能を向上させます。
急ブレーキや路面の摩擦 力が弱い状態(雪や
凍結など)でブレーキをかけた時に、ABS は
従来のブレーキ システムと連動して、ホイー
ルのロックを防止しながら 最大の制動力を発
揮させ、車のコントロール性が確保されます。
各ホイールに取り付けられた合計 4 個のセン
サーからの 信号を処理 する ECU が、このシ
ステムの中心となります。
タイヤがロックしかかる と、センサーからの
信号に基づい て ECU は 油圧ユニッ トに指令
を出し、ブレーキ キャリパーにかかる油圧を
調節します。ドライバーはブレーキ ペダルに
振動を感 じますが、こ れは ABS シス テムが
正常に作動しているためです。
システムに 異常が発生 して ABS が作 動停止
した場合でも、通常のブレーキ システムには
影響ありません。
します。
こ の場合は、お近くのマセラテ ィ正規サービ
ス ネットワークに連絡し、点検を受けて下さ
い。車 に搭載されている自己診 断システムを
利 用して、すぐに問題箇所を突 き止めること
ができます。
お車 のホ イール リム、タ イヤ、ブ
レーキ ライニングなどは、メーカー
で認 定さ れて いる お 車専 用の もの
を使用して下さい。
この シス テム は車 が安 全に 走行 す
る補 助 にな りま す が、ドラ イバ ー
の運 転上 のリ スク を取 り除 くも の
で は あり ま せん。路 面 が 濡れ て いた り、雪
や 氷が あ る場 合は 十分 注意 をし て運 転し て
下 さい。
車には EBD(エレクトロニック ブ
レーキ フォース ディストリビュー
ション)が装備されています。走行
中 に EBD システム に異常が発生す るとワー
ニング ライト >
が点灯した状態で急
2
ブ レーキ をか けると リヤ ホ イー ルがロ ック
して スリップしやすくなりま す。周囲の交通
状況 に注意しながら運転して、で きるだけ早
く マセラ ティ 正規サ ービス ネッ トワー クで
点検を受けて下さい。
ABS と EBD システム
37
M138_jap_UM.book 38 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
2
38
走行中に ABS システムに異常が発
生するとワーニング ライト > が
点灯 し ます。こ の 場合、 通常 の ブ
レ ーキ シ ステ ムに は 影響 が あり ませ ん が、
ABS システムは機能しません。また EBD シ
ステムにも 影響が出る場合がありま す。急ブ
レーキを避 けて慎重に運転し、直ちにお 近く
のマ セラテ ィ正 規サー ビス ネ ット ワーク で
点検を受けて下さい。
ABS と EBD システム
走 行中 にブ レー キ液 の ワー ニン グ
ライト
が点灯した時は、 すぐ
に 車を 止め てブ レー キ 液量 を点 検
して下さい。オイル量がミニマム ラインより
少なくなってい た場合はブレーキ液をマキ シ
マム ラインまで補充して、すぐにマセラティ
正規サ ービス ネッ トワークでブ レーキ シ ス
テムの点検を 受けて下さい。ブレーキ液が 漏
れている と、ABS と通常の ブレーキ シス テ
ムの両方が機能しなくなります。
シ ステ ムの 性能 はド ライ バー の運
転 上の リス クを 取り 除く もの では
ありません。常に天候、視界、交通
状況に適応した運転を心がけて下さい。
制動力は、タイヤと路面間のグリッ
プによって左右されます。路面に雪
や 氷が ある とグ リッ プ力 は大 幅に
減少し、ABS システムが機能しても制動距離
は大幅に長くなります。
M138_jap_UM.book 39 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ASR システム
ASR シ ステム は電子 制御サ スペ ンショ ンと MSR ファンクション
連動しています。通常の " ノーマル " モード (エンジン ブレーキ トルク調整)
(電子式アンチ スリップ装置) ( " スポーツ " モード OFF)では、低∼中程
MSR システムは、滑りやすい路面(凍結路、
度 の グリ ップ 状態 にお ける 安定 性が 優先 さ
雪道、砂地など)でアクセル
ペダルを放した
ASR シス テムは、リヤ ブ レーキとエ ンジン れ、 " スポーツ " モードにするとトラクショ
場
合
に
生
じる
エ
ン
ジ
ン
ブ
レ
ー キ をコ ン ト
ECU (点火時期を遅角してスロットル開度を ンが向上して走行性能が最適化されます。
ロー
ルします。こうした路面
では、エンジン
絞り、燃料 の噴 射をカ ット します)に より、
ブレ ーキが強いと車体の安定性 が失われる恐
加速時 の駆動 輪の ホイー ル スピ ンを防 止す
れがあるからです。
るものです。
こ のシステム は ABS システ ムと同一 のセン
ASR システムは、特に次のような場合に車の
サーを使用し、アクセル ペダルを放した場合
安定性を高め、アクティブ セーフティを向上
の 駆動 輪の片 方また は両 方のホ イール スピ
させます。
ンを 検出すると、電動スロットル を開くこと
– コー ナリン グ中に強 い負荷 がかか ったり、
でエンジン ブレーキを抑え、駆動輪のグリッ
急 加速 によ って 内側 のタ イヤ が スリ ップ
プ力を最大限回復させます。
した 時
– 道路状況によりタイヤに過度のパワーが
加わった時
– 雪や水などにより滑りやすい道路での
加速時
2
警告:しかしながら、エンジン ブレーキによ
る減 速の度合いは、路面のグリッ プ力に大き
く左 右されます。雪や氷の路面で は確実にグ
リップ力は低下します。
– 濡れた路面でタイ ヤのグリップ力がない時
(ハイドロプレーニング現象)
ASR システム (電子式アンチ スリップ装置)
39
M138_jap_UM.book 40 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
パーキング センサー
(オプション)
2
パー キン グ センサ ーは 駐車の ため後 進を す
る時に、車両後 方の障害物までの距離を ドラ
イバーに知らせます。
障害物の存 在と障害物までの距離は、ビ ープ
音によってドライバーに知らされます。
こ のシ ステ ム は、ドラ イバ ー が衝 突を 防 止
す るた めに 目視 によ って 距離 や障 害 物の 確
認 を行 う際 の 補助 とし て、ビ ープ 音を 発 生
させ ます。
走行 や駐 車を する 際に 発生 する 危
険な 状況 にお い ては、常 にド ラ イ
バー に責 任が ある こと を忘 れな い
で下さい。この システムは、駐車をする 際に
ドライバーに は見えない車外の障害物を 検知
することで、あ くまで補助的な役割を果 たす
ことを目的として設計されています。
40
パーキング センサー(オプション)
パーキング システムのセンサーは、車のリヤ
バンパーに装着され、イグニッション キーを
AVV 位置 にし て リバ ー ス ギヤ を 選択 す る
と、自動的に作動し始めます。
リバ ース ギ ヤを 選択 すると、ビ ープ 音を 発
し、ド ライ バー に シス テム 作 動中 を知 ら せ
ます。
障害物が検知さ れるとシステムはビープ音 を
発し始め、障害物 に近づくにつれて音の間 隔
が短くなります。障害までの距離が 30 cm 以
内になると連続音になります。
障害物 までの距 離が増加 すると、そ の時点で
ビープ 音は停止 します。中 央のセン サーが測
定する 距離が一 定の場合 は、当然一 定の間隔
でビ ープ 音が鳴 り続 けま すが、サイ ド セン
サーが 測定する 距離が一 定の場合 には、壁な
どに沿って後進し た場合に音が鳴り続けるの
を防 ぐた め、約 3 秒後 にビ ープ 音は 停止し
ます。
センサー
障害物までの距離を検知するため、リヤ バン
パーには 4 個のセンサーが取り付けられてい
ます。
シ ステムが正 しく機能 するように、
バ ンパ ーの セン サー は常 に清 潔に
保 つよう にして下 さい(泥、汚れ、
雪や氷などは取り除いて下さい)。
M138_jap_UM.book 41 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
警告:センサーを掃除する 時に、乾いた厚手
の硬い布を使用してキズを つけたりしないよ
う十分注意して下さい。セン サーはきれいな
水とカー シャンプーで掃除して下さい。高圧
のスチ ーム ジ ェッ トや洗 車機な どを使 用す
る場合はセンサー とノズルは 10 cm 以上は
なして下さい。
センサーの作動範囲
セ ンサーは車の後方をモニ ターします。車の
後 部中央付近と側面方向を検 知することが可
能です。
中 央部分 の障害 物は車か ら 1.5 m 未満 の距
離になると検知されます。
側 面部分 の障害 物は車か ら 0.6 m 未満 の距
離になると検知されます。
2
パーキング センサー(オプション)
41
M138_jap_UM.book 42 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
故障警告
2
42
バック ギヤが選択さ れるたびに ECU はシ ス
テムの全てのコンポーネントを点検します。
パーキ ング センサ ー システムに 故障があ っ
た 場合、バ ック ギ ヤを 選択 す ると 継続 的 な
ビープ音が発生します。
その場 合、車を停止 してイグニ ッション キ ー
を STOP 位 置に して下 さい。セ ンサ ーを 掃
除し超 音波の発 生源(トラック のエア ブレ ー
キや エア ハンマ ーな ど)が近く にあ る場 合
は移 動させ、イ グニッシ ョン キーを AVV 位
置に して下さ い。不具合 が解消さ れるとシ ス
テムは自動的 に正常に戻りビープ音は停 止し
ます。
不 具合 が解 消さ れな い場 合は マセ ラ ティ 正
規サ ービ ス ネ ット ワーク で点 検を受 けて 下
さい。
パーキング センサー(オプション)
警 告:後進 によ る 駐車 を行 う 時は セン サ ー
駐 車を 行う 時や その 他の 危険 な状
の作 動 範囲 以外 に障 害物 があ る可 能性 が あ
況 にお いて 常に ドラ イバ ーに 責任
りま すの で十分 注意 して下 さい。そ の場 合、
があります。移動する時は人(特に
車の 後 方に ある 障害 物を 検知 する こと が で 子供など)や動物が 車の付近にいないことを
き ませ んの で、車 や障 害物 を 損傷 する 可 能 確認して下さい。パーキング センサーはあく
性が あり ます。
まで補助機能です ので危険な状況を考慮して
低速においても注 意を怠らないようにして下
警 告:セン サー か らの 信号 は セン サー の 故 さい。
障 やよ ごれ、雪 や 氷の 付着 ま たは 超音 波 の
発生 源(トラ ックの エア ブ レーキ やエ ア ハ
ン マー など)に よ り正 しく 機 能し ない 場 合
があ りま す。
M138_jap_UM.book 43 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
消火器(オプション:日本仕様は
オプション未設定)
緊急用としてポータブル消 火器が助手席側の
床に装着されています。消火 器は専用のブラ
ケットで取り付けられています。
クロロフロムカーボン を含まない 2 kg のパ
ウダーが充 填されてい ます。
(噴射時間 8 秒
間)。
定期的にプレ ッシャー ゲージ A の 充填圧力
を点検して下さい。
消 火 器は 必ず 専用 のブ ラケ ット に取 り付 け
て 下 さい。使 用し な い場 合は ブ ラケ ット と
共 に 助手 席側 の床 から 取り 外す こと をお 薦
め しま す。
警 告:消火器を使用する時は本 体の使用方法
をよくお読み下さい。
2
A
消火器(オプション:日本仕様はオプション未設定)
43
M138_jap_UM.book 44 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
衝撃式燃料カット スイッチ
2
車には、衝撃を 受けた時に燃料の供給を 遮断
し、エンジンを停止させるセーフティ スイッ
チが装備さ れています。事故により燃料 ライ
ンが損傷し た場合に、燃料が漏れるのを 防止
します。
セーフティ スイッチが作動すると、インスト
ルメント パネルのワーニング ライト
が
点灯します。
スイッチはト ランク左側パネルの内側に 設置
されています。
スイ ッチを 操作す るには ストラ ップ A を 引
いてカバーを開いて下さい。
A
44
衝撃式燃料カット スイッチ
衝撃を受けた後、ガソリンの臭いが
し たり燃料 漏れを発見 した場合 は、
火 災を防ぐため にスイッチを リ
セットしないで下さい。
スイッチのリセット
イグニッション キーを STOP 位置にします。
燃料系統に漏れがないことを確認して下さい。
漏れがないこ とを確認後、燃料の供給を止 め
ている セーフティ ス イッチの ボタン B を 押
してリセットして下さい。
イグニッション キーを AVV 位置にし、数秒
間置いてから ACC 位置にして下さい。
B
インス トルメント パ ネルのワ ーニング ライ
ト
が消 灯している ことを確 認して下さ
い。
燃料漏れがないことを再度確認して下さい。
M138_jap_UM.book 45 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
インストルメントおよびコントロール
ダッシュボード("Cambiocorsa" ギヤボックス)
インストルメント パネル
インジケーターおよびワーニング ライト
インストルメントおよびインジケーター
トリップメーター リセットボタン
インストルメント パネル照度調節スイッチ
室内の装備と操作
46
48
50
53
57
57
58
3
45
M138_jap_UM.book 46 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ダッシュボード
("Cambiocorsa" ギヤボックス)
14 15
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 11 12 13 14 15
3
16
17
19
20 21 24 22
32 31
30 29 28 27 26
33
46
ダッシュボード("Cambiocorsa" ギヤボックス)
19 18 25
23
M138_jap_UM.book 47 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
1) インストルメント パネル
13) グローブ ボックス
2) シフト ダウン レバー
14) エア コンディショナーおよび
3) 車内温度センサー
ヒーター サイド吹き出し口
26) イグニッション/ステアリング ロック
スイッチ
27) エア コンディショナーおよび
ヒーター ロア吹き出し口
4) 運転席エアバッグ
15) サイド ウィンドウ吹き出し口
5) シフト アップ レバー
16) エア コンディショナー操作パネル
28) ホーン
6) ウィンドシールド/ヘッドライト
17) ステレオ
29) ステアリング ホイール調節レバー
18) ダッシュボード スイッチ類
30) クルーズ コントロール(オプション)、
19) パワー ウィンドウ スイッチ
方向指示器、ロー/ハイビーム操作
レバー
ワイパー/ウォッシャー(オプション)
レバー
7) ダッシュボード上部吹き出し口
8) 時計
9) エア コンディショナーおよび
ヒーター中央吹き出し口
10) 燃料タンク フラップ オープナー
スイッチ(グローブ ボックス内)
11) トランク リッド オープナー
(グローブ ボックス内)
20) 1 速およびリバース ギヤ用
シフト レバー
21) センターコンソール スイッチ類
22) ドアミラー調節スイッチ
31) ライト スイッチ
3
32) ボンネット オープニング レバー
33) シート調節スイッチ
23) エア コンディショナーおよび
ヒーター リヤ吹き出し口
24) 12 V ソケット
25) パーキング ブレーキ レバー
12) 助手席エアバッグ
ダッシュボード("Cambiocorsa" ギヤボックス)
47
M138_jap_UM.book 48 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
インストルメント パネル
3
4
5
6
7
8
9
10 11 12 13 14 15 16 17 18
3
23
2
19
24
1
20
26
25
27
32
48
インストルメント パネル
31
30
29
28
22
21
M138_jap_UM.book 49 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
1) エンジン油圧計およびロー プレッシャー
ワーニング ライト
2) エンジン水温計およびオーバーヒート
ワーニング ライト
3) フロント シート ヒーター ワーニング
ライト
4) フロント フォグ ワーニング ライト
5) パーキング ライト/ロービーム
ワーニング ライト
6) リヤ フォグ ワーニング ライト
7) エアバッグ/プリテンショナー故障
ワーニング ライト
8) ライト故障ワーニング ライト
9) ハイ ビーム ワーニング ライト
15) 方向指示灯ワーニング ライト
16) マセラティ コード ワーニング ライト
17) シート ベルト非着用ワーニング ライト
18) 助手席エアバッグの機能停止ワーニング
31) スピードメーター(オドメーター/
ライト
19) 電圧計およびオルタネーター
21) エンジン回転計
3
22) インストルメント パネル照度調節
スイッチ
23) マルチファンクション ディスプレイ
24) ドア、 ボンネット/トランク オープン
ワーニング ライト
26) フロント ブレーキ パッド摩耗および
ブレーキ液残量ワーニング ライト
32) トリップ リセット ボタン
ワーニング ライト
11) 触媒高温ワーニング ライト
14) パーキング ブレーキ ワーニング ライト
トリップメーター付き)
20) 燃料計および残量ワーニング ライト
25) 燃料カット スイッチ作動ワーニング
13) フロント ブレーキ パッド摩耗および
なると点灯します(路面の凍結警告)
30) 電子アラームシステム LED
10) エンジン コントロール システム
EBD 故障ワーニング ライト
12) ABS システム故障ワーニング ライト
29) 外気温度 LED:外気温度が 2 °C 以下に
ライト
ブレーキ液残量ワーニング ライト
27) "Cambiocorsa" シフト
インジケーター/パーキング ライト
28) 外気温度計
インストルメント パネル
49
M138_jap_UM.book 50 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
インジケーターおよび
ワーニング ライト
シート ヒーター
(オプション)
左右いずれかのシ ート ヒー ターが
作動している時に点灯します。
フロント フォグ ライト
3
フロント フォグ ライトが点灯して
いる時に点灯します。
パーキング ライト/
ロー ビーム
パーキング ライトまたはヘ ッドラ
イト がロ ー ビーム で点 灯して いる時 に点 灯
します。
リヤ フォグ ライト
リヤ フォグ ライトが点灯している
時に点灯します。
エアバッグ/
プリテンショナーの故障
エ ア バ ッ グ また は プ リ テ ン シ ョ
ナーが故障した場合に点灯します。
50
インジケーターおよびワーニング ライト
イ グニッ ション キーを AVV 位 置
にすると一時的に点灯しますが、数
秒 後に エン ジン が始 動 する と消 灯
エンジン コントロール
シス テム の故障( EOBD )正常で
あ れば、 イグ ニ ッ ショ ン キ ーを
します。
AVV 位置にすると点灯し、エンジンが始動す
ワ ーニン グ ライ トが点灯 したま ま るとすぐに消灯 します。これによりワーニン
の 時や、AVV 位置 にしても点灯 し グ ライ トが 正しく 作動す るこ とを確 認でき
ない場合、または走行中に点灯した ます。
場合は、直ちにマセラティ正規サービス ネッ ワーニング ラ イトが点灯し たままの場合や、
走行 中 に点 灯し た 場合 は、燃料 供 給/ イグ
トワークで点検を受けて下さい。
ニッションおよび 排出ガス浄化装置に異常が
発生しています。 この異常により、排気ガス
ライトの故障
濃度の上昇、走行 性能や操縦性の低下、燃料
ラ イト 系統 に異 常 が発 生し た 時、
消費量の増加を招く恐れがあります。
またはポジション ライト、方向 指
こうした状況で は、エンジンに高負荷をかけ
示器、リヤ フォグ ライトのバルブが切れた時
ないようにして 低速で走行して下さい。ワー
に点灯します。
ニン グ ライ トが点 灯した まま 走行を 続ける
と、損傷を与える 可能性があります。直ちに
ハイ ビーム
マセ ラティ 正規 サービ ス ネッ トワー クで点
ヘッ ドライ トが ハイ ビ ームの 時、 検を受けて下さ い。システムの異常がなくな
またはパッシング時に点灯します。 ると ワー ニング ライト は消 灯し ますが、エ
ラーはメモリーに記録されます。
M138_jap_UM.book 51 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
警告:イグニッション キーを AVV 位置にし
てもワーニング ライト U が点灯しない場
合や、走行中に点灯した場 合は、直ちにマセ
ラティ 正規サ ービス ネッ トワー クで点 検を
受けて下さい。
触媒高温ワーニング ライト
イグニッション キーを AVV 位置
にすると 自己診断 のため点 灯しま
すが、エンジンを始動すると消灯します。
このワーニング ライトは、エンジンの異常に
より排気系統が高温にな ると、点滅または点
灯し続けます。
ワー ニング ライトが 点滅し ている
場 合は、触 媒温 度 が非 常に 高 温と
なっています。直ちに減速してワー
ニング ライトが消灯するのを待ち、その後は
走行速度を抑えながら慎 重に運転し、マセラ
ティ正 規サー ビス ネット ワーク で点検 を受
けて下さい。
減速 後もワー ニング ライトが 点滅
または点灯し続けている場合は、触
媒温 度が 危険 域に 達 して 触媒 が損
傷 している可能性がありま す。周囲の交通状
況 に注意 してで きるだ け速やか に車を 止め、
レ ッカー車などによりけん 引し、マセラティ
正 規サ ービス ネット ワー クへ回 送して 修理
を受けて下さい。
上記 の警 告に 従わ な かっ た場 合に
よる損害については、マセラティ社
は責任を負いかねます。
ABS システムの故障(ABS)
ABS システムに異常が発生すると
点 灯します。通常のブレーキ シス
テ ムは作動しますが、できるだ け速やかにマ
セ ラテ ィ正規 サービ ス ネッ トワ ークで 点検
を受けて下さい。
ブレーキ パッドの摩耗/
ブレーキ液残量
フロント ブ レーキ パッド が摩耗
限界 に達した時もしくはブレー キ液量がミニ
マム レベルを下回ると点灯します。ワーニン
グ ライトの作動は、エンジン ルームのブレー
キ リ ザーバー タン ク上のボ タンを押す こと
でチェックできます。
警 告:フロ ント ブレ ーキ パッ ドを 交換 する
時 には 必ずリ ヤ パ ッド の磨耗 も点 検し て下
さ い。
3
走行中にブレーキ ワ ーニング ライ
トが点灯した時は、直ちに車を止め
てブレ ーキ液量を 点検して下 さい。
ブレ ーキ液の量が MIN 以下の時 はオイル漏
れの 可能性がありますので、走行 せずにマセ
ラ ティ正 規サ ービス ネット ワー クで点 検を
受けて下さい。
インジケーターおよびワーニング ライト
51
M138_jap_UM.book 52 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
パーキング ブレーキの作動
パーキング ブレーキがかか ってい
る時に点滅します。
シート ベルト非着用
ワーニング ライト
運転席のシート ベルトが着用さ れ
ていないか、正し く着用されていない時に 点
方向指示灯
灯します。ワーニング ライトの点灯と同時に
方向指示器を作動させ た時、 ブザーも 8 秒間鳴ります。
またはハ ザード ライト作 動
助手席エアバッグの機能停止
時に点灯します。
ワーニング ライト
3
マセラティ コード
イグニッシ ョン キ ーを AVV 位置
に し た時 、次の 3 通 り の点 灯 パ
ターンがあります。
– 1 回点滅する場合:キー コードが認識され
ました。エンジンは始動可能です。
– 点灯し続ける場合:キー コードが認識され
ませ ん。他の キ ーを 試し て も認 識さ れ な
かった場合は、" 非常時には " の章を参照
してエ ンジン のエ マージ ェンシ ー スタ ー
トを行って下さい。
– 点滅する場合:お車はマセラティ コードに
よる保護がなされていません。エンジ ンは
始動できますが、お車は盗難から保護 され
ていない状態ですので、できるだけ早 くマ
セラテ ィ正規 サー ビス ネッ トワ ークで 点
検を受けて下さい。
52
インジケーターおよびワーニング ライト
助手席 エアバッ グの機 能が停止 し
ている時に点灯します。
衝撃式燃料カット スイッチ
衝突 な どに より 車 が衝 撃を 受け、
燃料の 供給が遮 断した時 に点灯し
ます。
衝撃を受けた後、ガソリンの臭いが
し た り、燃料 漏れ を 発見 した 場合
は、火 災 を防 ぐた め スイ ッチ をリ
セットしないで下さい。
M138_jap_UM.book 53 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
インストルメントおよび
インジケーター
2 – エンジン水温計
21 – エンジン回転計
エ ン ジン クー ラ ント の 温度 を表 示 しま す。 エン ジンの回転数を表示しま す。オーバーレ
針 が高 温を 指し、同時 にワ ーニ ング ラ イト ブの 防止と、エンジンの性能を最 大限に引き
が 点 灯し た場 合 には、で きる だ け速 やか に 出すために使用して下さい。
1 – エンジン油圧計
エ ン ジン を止 めて マセ ラテ ィ正 規サ ービ ス
エンジ ンの油 圧を表 示しま す。通常走 行時、 ネ ッ トワ ーク で冷 却シ ステ ムの 点検 を受 け
針は 2.5 ∼ 5 の間を指します。もし、"0" に て 下さ い。
近づいて、同時にワーニング ライトが点灯し
た場合には、直ちにエンジン を停止し点検を
して 下 さ い。ワ ーニ ン グ ラ イ ト はキ ー を
AVV 位置に回すと点灯しますが、エンジンを
始動するとすぐに消えま す。エンジンをアイ
ドリングにしたままの場合、ワーニング ライ
トは消え るのが 若干遅 れるこ とがあり ます。
エンジンを最高回転で運転 した後にアイドリ
ング状 態にな ると ワーニ ング ラ イトが 点滅
することがありますが、アクセル ペダルを軽
く踏むとワーニング ライトは消えます。
インストルメントおよびインジケーター
3
53
M138_jap_UM.book 54 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
19 – バッテリー電圧計
3
54
20 – 燃料計
バッ テリー 電圧と 充電の状 態を表 示しま す。 タン ク内の 燃料量を 表示し ます。残量 が 18
バッテリー の状態が良好な時は、エンジ ンを リッ トル以 下に なると ワーニ ング ラ イト が
かけずキーが AVV 位置で 10 V ∼ 13 V を 点灯します。
指します。
エンジンがかか っている時には 13 V 以 上に
なります。ワーニング ライトが点灯した時は
充電系統の異常を示します。
イ グニッ ショ ン キ ーを AVV 位 置に する と
ワーニング ライトは点灯しますが、エンジン
を始動する と消えます。エンジンを始動 して
そのままアイ ドリングをした時はワーニ ング
ライトが消え るのが若干遅れることがあ りま
すが、故障ではありません。
インストルメントおよびインジケーター
M138_jap_UM.book 55 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
23 – マルチファンクション
走行中、サスペンション システ
ムに故 障が生 じてい る場合 に点
灯します。
ディスプレイ
MSP
MSP システムが実際に作動した
時に点灯します。
v
MSP システムが故障している
時、または MSP システムが
エンジ ンの油 圧が低 下する と点
灯します。
t
"Cambiocorsa" ギヤボックス
お車の設定を "SPORT" モード
にすると点灯します。
リヤ ウィンドウとドアミラーの
熱線 が作動 している 時に点 灯し
ます。
CRUISE
走行 速度を 自動的に 一定に 保つ
クルーズ コントロ ールが作動し
ている時に点灯します。
半ドア ディスプレイ
ド ア、ボ ンネ ット / トラ ンク の いず れか が
開 いて い る時 もし くは 半ド アの 時に 点灯 し
ま す。
に不具 合が発 生する と点灯 しま
す。
解除されている時に点灯します。
SPORT
24 – ドア、ボンネット/トランク
)
AUTO
ウィン ドシー ルド/ ヘッド ライ
ト ウォッシャー液の 残量が少な
い時に点灯します。
3
"Cambiocorsa" ギヤボックス
を "AUTO" モー ドに 設定 する
と点灯します。
LEVEL
"Cambiocorsa" ギヤボックス
のオイ ルレベ ルが低 下する と点
灯します。
ICE
"Cambiocorsa" ギヤボックス
を " ロー グリップ " モードに設
定すると点灯します。
インストルメントおよびインジケーター
55
M138_jap_UM.book 56 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
27 – "Cambiocorsa" シフト インジ
ケーター/パーキング ライト
イ グニッ ショ ン キ ーを AVV 位 置に する と
"Cambiocorsa" ギ ヤボッ クスの ギヤ ポ ジ
ションが表示されます。
– N(ニュートラル)
– R(リバース)
– 1 (1 速)
3
– 2 (2 速)
28 – 外気温度計
29 – 外気温度 LED
外気温度を表示します。仕様により °C と °F
の表示になります。
外気温度が 2 °C 以下になると点灯し、路面の
凍結を警告します。
警告: "E" マ ーク が数 秒間 点灯 した 場合 は
(エン ジンを 始動して 外気温 度が表 示され る
までの間)、エア コンディショナー システム
に不具合が発 生しています。できるだけ速 や
かに マセラ ティ正 規サ ービス ネット ワー ク
でシステムの点検を受けて下さい。
– 3 (3 速)
– 4 (4 速)
– 5 (5 速)
– 6 (6 速)
パー キン グ ライト を点 灯した ままキ ーを 抜
くと、パーキング ライトのワーニング ライト
F が点灯します。
27
27
29
56
インストルメントおよびインジケーター
28
M138_jap_UM.book 57 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
トリップメーター リセット
ボタン
ボタ ン A を 押す と ト リ ップ メ ー タ ー がリ
セットされ "0" に戻ります。
インストルメント パネル
照度調節スイッチ
ヘッドライトが点灯している時にボタン B を
回すと、インストルメント パネルの照度を調
節できます。
3
A
B
インストルメント
パネル照度調節スイッチ
トリップメーター
リセットボタン
57
M138_jap_UM.book 58 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
室内の装備と操作
MSP システム
SPORT セッティング モード
MSP システムは、エンジンを始動させると自
ボタ ン C を 押すと SPORT モー ドに なりま
す。このモードで は、スポーティなドライビ
ング スタイルに最適となるように、サスペン
ション シ ステムやト ラクショ ン コントロー
ル、"Cambiocorsa" を設定します。
SPORT モ ードを選 択すると、乗 り心地はか
なり硬くなりま す。特に市街地や悪路では顕
著に感じられます。
ハザード ワーニング ライト
3
動的に作動状態になります。
ボタン A を押すとハザード ワーニング ライ 走行中、ボタン B を押すことで、このシステ
トが点灯し ます。この機能は、イグニッ ショ ムの機能を停 止したり、再び作動状態にす る
ン キ ーの位 置にか かわ らず使 用する こと が ことができます。
誤ってこのシス テムの機能を停止させてし ま
できます。再度ボタンを押すと消灯します。
2
ハザー ド ライトが点灯 すると、方向指示 灯、 うことがないように、このボタンは約 秒間
MSP
OFF
押し
続けな
いと
シス
テムを
には
インス トルメン ト パネルのワ ーニング ラ イ
MSP
できないようになっています。
が作動す
トおよびボタンが点滅します。
ると マルチ ファ ンクシ ョン デ ィスプ レイ の
警告:ハ ザー ド ラ イトが 点灯 してい る時 に "MSP" が点灯します。
システムの機 能を停止すると、マルチファ ン
は、方向指示灯は操作できません。
クション ディスプレ イに
マークが 表
示され、ボタンの LED が点灯します。
A
MSP
MSP
B
58
室内の装備と操作
MSP
C
M138_jap_UM.book 59 ページ 2004年11月11日 木曜日 午前10時55分
リヤ フォグ ライト
フロント フォグ ライト
ボタン E を押 すとリヤ フォグ ライトが点灯
します。リヤ フォグ ライトは、フロント フォ
グ ライトまた はロー ビー ムが点灯中 でない
と作動しません。ライトが 点灯すると、ボタ
ンの LED も点灯します。
ボ タン F を押すとフロ ント フォグ ライトが
点灯します。フロント フォグ ライトは、パー
キ ング ライト またはロー ビ ームが点 灯中で
な いと 作動し ません。ラ イトが 点灯す ると、
ボタンの LED も点灯します。
後続車の迷惑となりますので、視界
が良好な時にはリヤ フォグ ライト
は使用しないで下さい。
熱線サイド ウィンドウと
ドア ミラー ヒーター
12 V ソケット
警告:イグニッション キーが AVV の位置で
の み機器を接 続し、消費電力 は最大で 15 A
( 180 W )を超えないようにして下さい。大電
流を 消費する機器はソケット に接続しないで
下さ い。長時間電力を消費すると バッテリー
が放電し、エンジンの始動不良となります。
ソケットを使用する際はカバーを開きます。
イグニッション キーが AVV の位置で、ボタ
ン D を押すと、熱線 サイド ウィンド ウとド
アミラー ヒーターが作動します。熱線サイド
ウ ィンドウはタイマーにより 一定時間が経過
す ると停止されますが、バッテ リーの消耗を
防 ぐためにガラスのくもりや 氷結がとれた場
合は、スイッチを OFF にして下さい。熱線サ
イド ウィンドウが作動すると、ボタンの LED
も点灯します。
3
警 告:バッテリーの消耗を防 ぐために、熱線
サ イド ウィン ドウは エン ジン始 動中の み操
作して下さい。
D
E
F
室内の装備と操作
59
M138_jap_UM.book 60 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
トランク リッド オープナー
グロー ブ ボ ックス内にあ るボタン G を押 す
とトランク リッドが開きます。
イグ ニッ ショ ン キー を抜い た状 態、また は
キーが STOP 位置か ACC 位置にある場合に
のみ操作可能です。
燃料タンク フラップ オープナー
ヘッドライトの光軸調整
ヘッドライト装着車を
(キセノン
グローブ ボ ックス内にある ボタン H を押 す
除く。但し日本仕様車はキセノン
と、右後方にある 燃料タンクのフラップが 開
ヘッドライト装着車輌)
きます。
イグ ニッ ショ ン キー を抜い た状 態、また は
キー が STOP 位置 にある 場合 にのみ 操作 可
能です。
キーが AVV 位置の時のみに作動します。
車高に応じて調整ダイヤル L を上下方向に回
して調整します。
警告:キセノン ヘッドライト装着車は車高の
変化に応じて自動的に光軸が調節されます。
3
G
H
L
60
室内の装備と操作
M138_jap_UM.book 61 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
時計
フロント ルーム ライト
リヤ ルーム ライト
ボタン M を押すと調整できます。
軽く押す=微調整
押し続ける=高速調整
ヘッドライト点灯中は、時計 のライトも点灯
します。
ルーム ライトには、センター ライトが 1 個、
リーディング ライトが 1 個付いています。セ
ンター ライトは、いずれかのドアを開けると
自 動的に点灯し、閉めてしばら くすると消灯
します( 遅延消灯機能)。ボタン N を押すと
手動で点灯させることができます。
リ ーディン グ ライトは ボタン P で操 作しま
す。
リヤ ルーム ライト Q は、いずれかのドアを
開け ると自動的に点灯し、閉めて しばらくす
ると消灯します(遅延消灯機能)
。ボタン R を
押すと手動で点灯させることができます。
3
Q
R
N
P
M
室内の装備と操作
61
M138_jap_UM.book 62 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
3
サン バイザー
グローブ ボックス
前方または 横に倒すことができます。横 にす
る場合は一旦下に下げ、リテイナー S から外
して下さい。
助手席のサン バイザーを下げると、ライト付
きのバニテ ィ(化粧)ミラーを使用する こと
ができます。このミラーのライトは、イグニッ
ショ ン キーが AVV にある 場合、ミラ ー カ
バーを開けると自動的に点灯します。サン バ
イザ ーを 元通 り上に 上げ る前 に、ミラー カ
バーは閉めて下さい。
助手席側のダ ッシュボード下部にあり、ボ タ
ン T 押す と開 くこ とが でき ます。グ ロー ブ
ボックスを開 けると、内部のライトが点灯 し
ます。
S
T
62
室内の装備と操作
安全のため、走行中はグローブ ボッ
クスは常に閉めておいて下さい。
M138_jap_UM.book 63 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
シート ポケット
コート フック
フロン ト シー トの背 もたれ の背 後には マッ
プ ポケットが付いています。
コート フックは室内後方にあります。フック
の ボタン U を押すとフック を引き出せます。
元に戻すには上向きに押して下さい。
警告:重いものや尖ったものはシート ポケッ
トに収納しないで下さい。
フッ クを 使わ ない 時 は閉 じて おい
て下さい。
3
U
室内の装備と操作
63
M138_jap_UM.book 64 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
64
室内の装備と操作
M138_jap_UM.book 65 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
運転する前に
ドア
ボンネット
トランク リッド
燃料タンク フラップ
キー
イグニッション スイッチ
電子アラーム システム(オプション)
フロント シート
リヤ シート
バック ミラー
ステアリング ホイール
ライトおよび方向指示器
ウィンドシールド ワイパーおよびヘッドライト ウォッシャー
(日本仕様は標準装備)
ステレオ システム ※日本仕様は一部の機能が使用できません。
エア コンディショナーおよびヒーター
専用ラゲッジセット(オプション)
66
68
69
70
71
74
75
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82
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85
86
4
88
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92
98
65
M138_jap_UM.book 66 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ドア
内側から開けるときは
半ドア ワーニング ライト
左右 いすれ かの ドア ハ ンドル にある ロッ ク ドアやボンネット、トランク リッドが半ドア
解除ボタ ン A を押すと集 中ドア ロックが 解 になっていると、インストルメント パネルの
ワーニング ライトが点灯します。
リモ ート コ ントロ ール を使っ てアラ ーム と 除されます。
また
はドア
ハンド
ルを
引いて
解除す
るこ
と
集中ドア ロックを解除します(" 電子アラー
パワー ウィンドウ
ム システム " のセクション、p. 75 を参照)。 もできます。
イグニッション キーが AVV 位置にないと作
集中ドア ロックが解除したら、ドア ハンドル
警告:いずれかの ドアが半ドアのときやシ ス
動しません。
を引き上げてドアを開きます。リモート コン
テ ムに 異常 が 発生 した 場 合に は、集中 ド ア
パワ ー ウィ ンドウ 操作ス イッ チはギ ヤシフ
トロ ール で集中 ドア ロ ックが 解除で きな い
ロックは作動 しません。数回作動後にシス テ
ト レバー 前方のセン ター コンソ ールに付い
場合は、左右い ずれかのドアにキーを差 し込
ムは数分間遮 断されますが、この間は電子 操
ています。
んで回し、ドアを開きます。
作を使用しなく ても手動でロック/解除が で
B
- 左フロント ウィンドウの開閉スイッチ
ドア 下側 に装 着さ れて いる エア ロ きます。一定時間 が経過後、不具合が解消 さ
C - 右フロント ウィンドウの開閉スイッチ
パーツに足をかけないで下さい。荷 れた場合は、通常の作動にリセットされます。
不具合が解消
されない場合、この作動が繰
り
重を 加え ると 破損 して ケガ をす る
返し行われます。
可能性があります。
外側からの開閉
4
A
MSP
C
B
66
ドア
M138_jap_UM.book 67 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
イグニッション キーが AVV 位置のとき、運
絶対 に車 内に お子 様 を残 して 車か ドア開放インジケーター
転席 側 ウィ ンド ウ のス イ ッチ B を 押す と、
ら はな れな いで 下 さい。イ グニ ッ
各ドアには反射器 D が付いています。
ウィン ドウは オー ト モード で自 動的に 規定
ション キーが STOP 位置にあって
位置まで作動します。もしく はボタンを押す も、ま たキーを抜き取ってい ても、ドアが開
ドア足元ライト
と停止します。
き半ドアになると、パワー ウィンドウは作動
各ドアの下部には足元を照らす照明灯 E が付
可能になり非常に危険です。
いています。
警告:ドアが開いている状態でパワー ウィン
ドウを操作すると、ウィンド ウは最上部に到
ウィ ンド ウを 閉め た まま 車内 にお
達する前に停止し、ドアを閉 じる時にシール
子様 を残 して 車か ら はな れな いで
が挟まれるのを防ぎます。
下さい。車内が非常に高温になり非
常に危険です。
ドアを開くと、ウィンドウは自動的
に少しだけ開き、ドアを完全に閉め 警 告:バッテ リーを 外す前 に 4 ∼ 5 cm 以
る とウ ィン ドウ は完 全に 閉ま りま 上 ウィンド ウを下げ、ドアの 開閉時に シール
す。ドアの開閉をするとき は、ウィンドウの が 損傷しな いように して下さ い。バッ テリー
そばに人(特にお子様)がい ないことを確か を 接続してドアを開閉すると 自動的にウィン
めて下さい。
ド ウが上昇 します。そのため バッテリ ーを接
続 するまでウィンドウは下げ たままにして下
パワ ー ウィ ンドウの 操作を 誤ると さ い。
危険です。ウィンドウを閉めるとき ウ ィンドウが上がったままバ ッテリーが放電
に は人 が近 くに いな いこ とを 確認 し た時は、必要な場 合のみ十 分注意し てドア
してから操作して下さい。車 からはなれると を 開けて下 さい。ウ ィンドウ が下がっ ていな
き(特に 車 内に 人 を残 す とき)に は パワ ー い 状態でド アは閉め ないよう にして下 さい。
ウィンドウの誤操作を防ぐ ためイグニッショ
ン キーを抜き取って下さい。
4
D
E
ドア
67
M138_jap_UM.book 68 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ボンネット
ボンネット を開けるには、ダッシュボー ドの
左横下部にあるレバー A を引いて下さい。
注意:非常時に はレバー近くの緊急ケー ブル
を引いて開けることもできます。
ラジエ ター グリルの 中央にあ るボタン B を
押し上げると、安 全装置が外れてボンネッ ト
を引き上げることができます。
ボンネットは 2 本のダンパーで軽く持ち上げ
られるようになっています。
ボン ネ ット は自 動的 にい っぱ いま で開 き ま
す。ステーなどで支える必要はありません。
ボンネットを閉めるには、エンジン ルームか
ら 20 cm 程度の高 さまで降 ろし、そのま ま
手を放して下 さい。ボンネットは自動的に 閉
まります。
4
B
B
A
68
ボンネット
走 行中 にボ ンネ ット が開 かな いよ
う、ボンネットが確実に閉まってい
ることを必ず確認して下さい。
M138_jap_UM.book 69 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
トランク リッド
トラン ク リッ ドは車 内から も車 外から も開
くこと が可 能で す。車内か らト ランク リッ
ドを開 ける 場合 は、グロー ブ ボッ クス 内に
あるボタ ン A を 使用しま す。ト ランク リッ
ドを開け ることが できるの は、イグニ ッショ
ン キ ーを 抜 い て いる 場 合、ま た はキ ー が
STOP 位置 か ACC 位置にな っている 場合だ
けです。
車外からトランク リッドを開ける場合は、イ
グニッション キーを使用します。
警 告:ストラットは製造元が定 めた規定重量
を 支える場合に正しい動作が できるよう設計
さ れています。規定以外の物 (スポイラーや
トランク ラックなど)を装着した場合、トラ
ンク リッドが正しく作動せず、安全に使用で
きなくなることがあります。
トランク内には最大積載量(" 容量
および技術仕様 " の章を参照)を超
え る荷 物は 積ま な いで 下さ い。ま
た、荷 物がトランク内で動かな いよう注意し
て下さい。
警告:ト ランク内に重い荷物を積 んだ状態で
の夜間走行時には、ヘッドライトのロー ビー
ムを 調整することをお薦めし ます(キセノン
ヘッドライト装着車は除く)。" ヘッドライト
のロー ビーム調整 " を参照して下さい。
トラ ンクが開くと自動的にトラ ンク内のライ
ト B が点灯し、一定時間を経過すると自動的
に消灯します。
ト ラン ク リッド を開 いたま まにす ると ライ
トは 数分後に消灯します。ふたた び点灯させ
たい ときは一旦トランクを閉め てからもう一
度開いて下さい。
4
トランク リッ ドはガス ス トラットに よって
支えられます。
A
B
トランク リッド
69
M138_jap_UM.book 70 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
燃料タンク フラップ
4
燃料 タン ク フラッ プは 車の右 後方に あり ま
す。フラップを開くには、グローブ ボックス
内側にあるボタン A を押して下さい。
イグニッション キーを抜いた状態か、または
キーが STOP 位置にないと操作できません。
キャップを 閉めると密閉状態となる ため、走
行中に燃料タ ンク内の圧力はわずかに上 昇し
ます。
キャップを緩 めた時に圧力が抜けてシュ ーと
いう音がす ることがありますが、異常で はあ
りません。
給油 の際、キ ャッ プはフ ック B を使 って フ
ラップにぶら下げておいて下さい。
キャップは、スト ラップを介して燃料補給 口
につながって います。これはキャップが紛 失
するのを防止するためです。
フラップは手で閉めて下さい。
フラップを閉 める前に、必ずキャップがし っ
かり閉まっていることを確認して下さい。
C
B
燃料タンク フラップ
非 常時 に は ト ラ ンク ル ー ムの 右 側 に ある
ケーブル C を引くと、燃料タンク フラップを
開けることができます。
火災の危険がありますので、燃料補
給 口に 火気 や火 のつ い た煙 草を 近
づけないで下さい。また、顔を近づ
けて有毒ガスを 吸い込むことのないよう注 意
して下さい。
A
70
燃料タンク フラップの非常開放
M138_jap_UM.book 71 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
キー
このキーには次の機能があります。
– エンジン始動
マセラティ CODE システム
盗難防止効果をさらに高 めるために、お車に
はイグ ニッシ ョン キ ーを抜 き取 ると自 動的
に起動してエンジンを始動 できなくする電子
イモビライザー システム(Maserati CODE)
が取り付けられています。
各イグ ニッシ ョン キ ーには 送信 機が組 み込
まれており、特有のコード信 号を発していま
す。キーを差し込んだ時に、車側のマセラティ
コード ECU が正規キー の信号を認 識した場
合にのみ、エンジンが始動す るようになって
います。
車には 2 本のイグニッション キー A が付属
しています。
A
– ドアのロックおよびロック解除
(集中ドア ロック)
– グローブ ボックスのロックおよび
ロック解除
– 助手席エアバッグの機能停止および
停止解除(日本仕様は作動しません)
– トランク リッドのロックおよび
ロック解除(電動および手動)
– アラーム システムの作動/解除
作動
キーを STOP 位置の状態から抜き取ると、保
護 シス テムが 働いて イモ ビライ ザー シ ステ
ムが作動します。
エ ンジンを始動させ るため、キーを AVV 位
置に回した時:
1) キーのコードが認識されると、インストル
メント パネルのワーニング ライト CODE
が 1 秒以内に消灯し、さらに自己診
断が終了するとワーニング ライト EOBD
が約 4 秒 後に消 灯し ます。こ れは、
保護システムがキーのコードを認識し、イ
モビライ ザー システム を解除した ことを
意味 して いま す。キ ーを AVV 位 置 に回
し、START ボタンを押すとエンジンが始
動します。
2) ワーニング ライト CODE
が点灯し
たままで、ワーニ ング ライト EOBD
が 4 秒後 に一旦消 灯してか らすぐに 再び
点灯 した場 合は、キ ーのコ ード が認 識さ
れて いま せん。こ の場 合は、キ ーを一 度
STOP 位 置に 戻し て から、再 度 AVV 位
置に 回して 下さ い。イモビ ライ ザー を解
除で きない 場合 は、他のキ ーで 試し てみ
て下 さい。それ でも エンジ ンを 始動 でき
ない場合 は、エマージ ェンシー スタ ート
の方法(" 非 常時のエ ンジン スタ ート "
の章 を参 照)で始 動し、マ セラ ティ正 規
サービス ネットワ ークで点 検を受け て下
さい。
4
イグニッション キーが AVV 位置の走行時:
1) ワーニング ライト CODE
が点灯し
た場合は、コ ード システ ムが自己診 断を
実行中であることを示しています。車を停
車させると、システムの点検を行うことが
できます。イ グニッショ ン キーを STOP
位 置 に し て エ ン ジ ン を 停 止 さ せ、再 び
AVV 位置に回して下さい。ワーニング ラ
イト CODE
が点灯しますが、正常で
あれば約 1 秒 以内に消 灯します。消 灯し
ない場合 は、キーを STOP 位置に 戻して
30 秒以上そのまま 待ち、再度 AVV 位置
に回 して下 さい。不 具合が 直ら ない 場合
は、マセラテ ィ正規サ ービス ネット ワー
クで点検を受けて下さい。
キー
71
M138_jap_UM.book 72 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
2) ワーニング ライト CODE
が点滅し
ている場合は、イモビライザー装置によっ
て 車が保 護さ れてい ないこ とを 示して い
ます。すぐにマセラティ正規サービス ネッ
トワークで点検を受け、全てのキーのコー
ドを記憶させて下さい。
警 告:キー の中 に 組み 込ま れ てい る発 信 装
置 は、強い 衝撃 を 与え ると 壊 れる こと が あ
りま す。
4
警告:各キーは それぞれ固有のコードを 持っ
ており、それらのコードはシステムの ECU に
記憶されている必要があります。
スペア キーの作製
非常時のエンジン スタート
スペア キーの作製時、キー(最大 7 本 まで)
に コー ドを 記 憶さ せる 作 業は、お 手持 ち の
キーを含めて全 てのキーが揃っていないと 行
うことができ ません。お近くのマセラティ 正
規サービス ネットワークに、お手持ちの全て
のキー、マセラティ コード システムのコード
カード、電子アラーム システムのコード カー
ド、および身分証 明書と車の所有を証明す る
書類をお持ち 下さい。キーに新しいコード を
記憶させると、以 前のコードは消去されま す
ので、紛失したキ ーや盗難にあったキーを 使
用してエンジン を始動することはできなく な
ります。
コー ド シス テムの 故障に よっ てイモ ビライ
ザーを解除できない場合は、ワーニング ライ
ト CODE
が点灯したままとなり、ワー
ニング ライト EOBD
が 4 秒後に消えた
後またすぐ点灯 して、エンジンは始動できな
くなります。このよ うな場合はエマージェン
シー スタートでエンジンを始動して下さい。
警告:非常時のエンジン スタートを行う時に
は、まず最初に操作 方法をよくお読みいただ
き、内容を理解してから行って下さい。
途中 で間 違え た場合 は、キー を STOP 位置
に戻 し、最初 のス テッ プ 1 から やり 直して
下さい。
1) コード カードに記載されている 5 桁の電
子コードを手元に用意して下さい。
2) キーを AVV 位置に回して下さい。この時、
ワーニング ライト CODE
と EOBD
が点灯します。
3) アクセル ペダルをいっぱいに踏み込んだ
ままにしま す。約 8 秒後にワーニ ング ラ
イト EOBD
が消えたら、アクセル ペ
ダルを放 します。その後、EOBD
が
点滅しますので、注意して点滅回数を数え
て下さい。
72
キー
M138_jap_UM.book 73 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
4) コード カードの 1 桁目の数字と同じ数だ
が早いテンポで点滅(約 4 秒
8) EOBD
け点滅 した時点で 、すぐにアク セル ペダ
間)したら、作業は正常に終了したことに
ルを踏み込み、EOBD
が約 4 秒間点
なります。
灯 後に 消灯 す るま で 踏み 続 けて 下さ い。 9) START ボタンを押してエンジンを始動さ
EOBD が消えたらアクセル ペダルを放し
せて下さい。
て下さい。
5) EOBD
が再び点滅し始めますので、
コード カードの 2 桁目の数字と同じ数だ
け点滅 したら、アク セル ペダルを 踏み込
みそのままにします。
6) コード カードの残りの桁についても、同
ワーニング ライト EOBD
が点灯したま
ま消えない場合は、一旦キーを STOP 位置に
戻して、ステップ 1 の手順からやり直して下
さ い。以上の手順は、何度でも 繰り返し行う
ことができます。
様の作業を繰り返して下さい。
7) 最後の桁においても、同じようにアクセル
ペダルを踏み込んだままにし、EOBD
が 4 秒間点灯して消えたら、アクセル ペ
ダルを放して下さい。
警告:エマージェンシー スタートを行った後
は、な る べく 早く マ セラ ティ 正 規サ ービ ス
ネ ットワークで点検を受け て下さい。一度エ
マージェンシー スタートを実行すると、エン
ジ ンを始動させるたびに以上 の手順を行わな
ければならなくなります。
4
キー
73
M138_jap_UM.book 74 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
イグニッション スイッチ
4
AVV(イグニッション)
イグニッション スイッチには、以下の 3 つの
ポジションがあります。
キーをこの位置 に回すと車両の各システム を
点検し、異常がな ければエンジンの始動が 可
能です。
STOP
START ボタン
エ ンジ ン停 止 状態。キ ーを 抜 くこ とが で き
ます。
キーを少しで も引き抜くとすぐにステア リン
グ ホイールがロックします。
ステ アリ ング ホイ ール のロッ クを解 除す る
には、ステアリング ホイールを左右に少し回
しながら行います。
ボ タ ン A を 押 す とエ ン ジ ン の スタ ー タ ー
モーターが作動します。
エンジンが 始動したらすぐ に START ボタ ン
を放して下さい。
START ボタンを長時間押さないで下さい。始
動については " エンジンの始動 " を参照して
下さい。
ACC
シガ ライターが使用できます。この位置では
キーを抜くことができません。
A
STOP
ACC
AVV
MSP
74
イグニッション スイッチ
イ グニッ ション スイッ チが(盗難
な ど のた め)加工 さ れて いる 恐れ
が あ る場 合に は、エ ンジ ンを 始動
させ る前に マセラ ティ正 規サ ービス ネット
ワーク で点検を 受けて下 さい。誤作 動防止の
ため、キ ーを差し たままで 車から離 れないで
下さい。
常 にパーキ ング ブ レーキ をかける
よ うにし、上 り坂で はギヤ を 1 速
に、下り坂ではリバース ギヤに入れ
るようにして下さい。
絶 対に 車内 にお 子様 を残 して 車か
ら離れないで下さい。
M138_jap_UM.book 75 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
電子アラーム システム
(オプション)
電子式 のアラ ーム シ ステム には 以下の よう
な機能があります。
– リモート コントロールによる集中ドア
ロック/ロック解除。
– 車外を監視し、ドア、ボンネットまたは
トラ ンク リ ッドが 開く と検知 して警 報を
出します。
– 車内への侵入を検知して警報を出します。
– 車が動くと警報を出します。
約 25 秒後にアラーム システムは機能を開始
し、以下 のことを検知すると警報 が鳴るよう
電 子 アラ ー ム シ ステ ム を作 動さ せ るに は、
になります。
キーのボタン A を押して下さい。
– ドアが開けられた時
– 方向指示灯が 2 回点滅します。
– トランクが開けられた時
– インストルメント パネルの赤い LED B が
– ボンネットが開けられた時
点滅します。
作動
– 集中ドア ロックが作動し、ドアがロックさ
れます。
警 告:操作可能範囲外の場所で キーのボタン
を 16 回以上押してしま った場合は、ボタン
を 2 回続けて押し電子アラーム装置をリセッ
トして下さい。
– 窓から車内に侵入しようとした時
– 車の電源が切られた時
– サイレンの配線が切られた時
– 車が動かされた時
4
警告:エンジン イモビライザー機能は、マセ
ラティ コード システムに基づく機能で、キー
をイグ ニッシ ョン スイッ チから 抜くと 自動
的に作動するように設定されています。
A
B
電子アラーム システム(オプション)
75
M138_jap_UM.book 76 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
アラ ーム シ ステム をセ ットし た時に 方向 指
示灯が 8 回点滅した場合は、いずれかのドア、
トラ ンク リ ッドま たは ボンネ ットが 完全 に
閉まってい ないために、監視による保護 が行
われていな いことを示しています。ド ア、ト
ランク、ボンネ ットがきちんと閉まって いる
か確認して下さい。その際、アラーム システ
ムを解除し ないまま、開いていたところ を閉
め直して下さい。方向指示灯が 1 回だけ点滅
して、システム が正常に作動し、監視状 態に
入ったことを示します。
4
76
警告:ドア、トラ ンク、ボンネットが完全 に
閉まってい るにもかかわらず、方向指示 灯が
8 回点滅 する場合は、自己診断機能がシ ステ
ム の故 障を 検知 した こと を示 して い ます の
で、マセラティ正規サービス ネットワークで
点検を受けて下さい。
電子アラーム システム(オプション)
電子アラーム システムの解除
車内監視機能の解除
(超音波システム)
電子アラーム システムを解除するには、キー
のボタン A を再度押します。
ウィンドウを下 げたり、車内にペットなどを
– 方向指示灯が 1 回点滅します。
– インストルメント パネルの赤い LED B が
消灯します。
– 集中ドア ロックが作動してドアのロックが
解除されます。
アラーム システムが解除され、車に乗り込み
エンジンを始動できるようになります。
残して車からは なれる時には、車内の監視機
能だけを解除することができます。
車内監視機能を 解除するには、アラーム装置
をセットする時に、キーのボタンを 3 秒間押
したままにします。
– 方向指示灯が 1 回点滅します。
– インストルメント パネルの赤い LED ライ
トが約 25 秒間点灯します。
25 秒後 にアラー ム装置が 作動状態 になりま
すが、ウィンドウ を操作したり、車内にいる
ペットなどが動いても警報は鳴りません。
M138_jap_UM.book 77 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
アラーム メモリー
法定基準
リモート コントロールの追加注文
エンジンを始動した時に、イ ンストルメント
パネルのワ ーニング ラ イト B が点滅 した場
合は、お車から離れていた間 に不法な侵入が
試みられたことを示しています。
6 秒間に 1 回の点滅 = 室 内 侵 入 を 検 知 し
た警報
6 秒間に 2 回の点滅 = ド ア が 開 い た こ と
を検知した警報
6 秒間に 4 回の点滅 = ボンネットまたは
トランクが開いた
ことを検知した
警報
6 秒間に 16 回の点滅 = 車 の バ ッ テ リ ー 電
源が一時切れたこ
とを検知した警報
この電子アラーム システムは、各国の現行の
電波基準に適合しています。
ホ モロゲーション番号は、本マ ニュアル巻末
の「目次」 の前に記載されています。
送 信機や 受信器 の表示 が必要な 市場向 けに、
該 当するコンポーネントには 認定マークが記
載されています。
リモート コントロールを注文する時には、必
ず マセ ラティ 正規サ ービ ス ネット ワー クに
以下のものを提示して注文して下さい。
– お手持ちの全てのリモート コントロール
– マセラティ コード システムの
コード カード
– 電子アラーム システムのコード カード
– 身分証明書
– 車の所有を証明する書類
警 告: 盗難 または 紛失し たリモ ート コ ント
ロー ルによる悪用を防ぐため、新 しいコード
を 記憶していないリ モート コント ロールは、
自動的に機能しなくなります。
4
アラー ム シス テム のメ モリー は、イグ ニッ
ション キーを回すとリセットされます。
電子アラーム システム(オプション)
77
M138_jap_UM.book 78 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
リモート コントロールの電池交換
電池の交換方法
– 細いドライバーを使ってキー ケースを
リモート コントロールのボタン A と B を押
開きます。
しても、アラー ム装置のオン/オフやト ラン
クが 開かな い場合 は電池を 交換し て下さ い。 – 電池 C をリング D から取り外します。
他の リモ ート コン トロ ールで 正常に 動く 場
– 表 示されている極性に注意して新しい電 池
合は、リモート コントロールの電池を交換し
をリングに取り付けます。
て下さい。
– キー ケースを閉じます。
警告:キー ケースの開閉には尖った道具を使
用しないで下さい。また、キー ケースを傷め
ないようていねいに取り扱って下さい。
4
B
A
78
電子アラーム システム(オプション)
C
D
M138_jap_UM.book 79 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
フロント シート
シ ート の調 節は 必ず 車が 停止 して
い る時 に行 っ て下 さい。走 行 中に
シ ート の調 節を 行う と運 転を 誤る
可能性があります。シートを 移動させる間に
運転から注意がそれたり、誤 ってペダルを踏
む原因 になり ます。運転 席シー トの調 節は、
必ず車が停止している時に行って下さい。
前後の調節
ランバー サポートの調節
シート横のレバー A を前後に動かすと、シー
トが前後に動きます。
レバー B を上下に動かして快適な位置に調整
して下さい。
警 告:消火器(オプション:日本 仕様は未設
定)を 装着している車は、消火 器があるため
助手席側の移動が制限されます。
背もたれのチルト
高さの調節
レバー A を中央部で持ち、上下に動かして調
節します。
シー ト の 調 節は、イ グ ニ ッ ショ ン キ ー が
AVV 位置にある時のみ可能です。
ただし、ドアが閉まった状 態では、イグニッ
ション キーを STOP 位置に回した後も約 15
秒以内であれば調節を開 始できます。そして
最後の操作を行 った後、さらに 15 秒間、調
節可能な時間が延長されます。
シート角度の調節
– シート前部の角度は、レバー A の前端部を
上下に動かして調節します。
フ ロ ン ト シ ー ト の 背も た れ を 倒 すに は レ
バ ー C を 持ち 上げて、背 もた れを 前方 に倒
し ます。
リ ヤ シ ート への容 易な アクセ スや 降車 しや
す いよ うに、フロ ント シート には " イー ジー
エ ント リー機 能 " が装着 され てい ます(ド
ア が開 いてい る時 のみ作 動し ます)。
シ ー トは 自動 的 に前 及び 下 方へ 移動 し、背
も たれ を 起こ すと シー トも 元の 位置 まで 戻
り ます。
4
– シート後部の角度は、レバー A の後端部を
上下に動かして調節します。
背もたれの角度の調節
レバー B を前後に動かして背もたれの角度を
調節します。
A
B
C
フロント シート
79
M138_jap_UM.book 80 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
警 告:システ ムに は(シー ト メ モリ ーを 除 シート ヒーター
く)、安全装置があり、背もたれが後部座席の (日本仕様は標準装備)
搭乗 者にぶ つかる とシート は作動 を停止 し、
左右シートのスイッチ D を押すと、ヒーター
少 し前 方へ 移 動し ます。シ ー ト移 動中 に ス
を作 動さ せる こと がで きま す。シー ト ヒ ー
イッ チ A を操作 するとシ ートの 前後移動 は
ターは左右別々 もしくは同時に作動させる こ
停止します。
とが出来ます。
フロント シート 背もたれ を倒し た シー ト ヒー ター を作 動させ ると、該 当す る
り、まっすぐに立てる時は、フロン ワー ニング ライト がデ ィスプ レイに 表示 さ
ト シー トを使用 しないよ うにし て れます。
4
下さい。フロント シートが停止している時の
みリヤ シートに出入りができます。動作中は
リヤ シートの搭乗者(特にお子様)がフロン
ト シートに触れないように注意して下さい。
警告:バッテリーの消耗を防ぐために、シート
ヒーターは必要なときのみ操作して下さい。
D
80
フロント シート
運転席シートとドア ミラーの位置の
メモリー(日本仕様は標準装備)
このシステムにより、運転席シートとドア ミ
ラーの数種類の 位置を記憶させ、呼び出すこ
とが可能です。
記憶 させ る作業 は、イグ ニッ ション キーが
AVV 位置にないと行うことはできません。
シート、ヘッドレスト、ドア ミラー、ステア
リン グ ホイ ールの 位置を 調節 してか らギヤ
をリバースに入 れ、後進時でも見やすいよう
にもう一度ドア ミラーを調節します。
その後、ギ ヤを戻し ます。次に M ボタンを
押した 後 1 もしくは 2 の ボタンを 確認音が
鳴るまで押し続けます。
1
2
M
M138_jap_UM.book 81 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ランバ ー サポ ートの 位置は 記憶 させる こと
はできません。
どちらかボタンに新しくシ ート位置を記憶さ
せると、それまで記憶されて いたメモリーは
消去されます。
ドアを開けた状態の場合、記 憶されていた位
置を呼び出すには、ボタン 1 か 2 のいずれか
を約 3 秒間押します。
ドアを閉めた状態の場合、記 憶されていた位
置を呼び出すには、該当する ボタンを音が鳴
るまで押し続けます(シート の動きが止まる
と音が鳴ります)。
システムの初期化
ヘッドレスト
バッテリーを遮断した場合は(バッテリー マ
スター スイッチをオフ、ヒューズ切れ、バッ
テリー上がりなど)、接続後にシートが正しく
作動するか確認して下さい。
正 常に 作動 しない 時は キーを STOP 位 置に
回 し て、調節 する シ ート 側の ド アを 一旦 閉
め てか らド アを開 いて 5 秒 以内に 操作 を開
始 し、10 秒 以内 に全て の操 作を終 了し て下
さ い。
ヘッドレストはシートと一体です。
1) 前に動かして止める。
2) 後ろに動かして止める。
警告:シートの動きを止めるには、M 、1、2
のいずれかのボタンを押 すか、またはシート
調節レバーのいずれかを操作して下さい。
4
3) 前に動かして止める。
4) 後ろに動かして止める。
5) 背もたれをいっぱいに倒して、シートが
警告:シート コントロール ユニットに不具合
前後の動作を完了するまで待ちます。
が発生すると、イグニッション キーを STOP
6) 背もたれを元の位置に戻します。
位置にした時に 5 回ブザーが鳴 りますので、
マセラ ティ正 規サー ビス ネット ワーク で点
検を受けて下さい。
フロント シート
81
M138_jap_UM.book 82 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
リヤ シート
ヘッドレスト
リヤ ヘッドレストは背もたれと一体です。
アームレスト
リヤ アーム レスト は座 席に格 納する こと が
できます。使用する時は、ストラップ A を引
いて下さい。
4
A
82
リヤ シート
M138_jap_UM.book 83 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
– ミラーの格納:セレクター スイッチ C を
バック ミラー
ドア ミラー
ドア ミラーは電動式で(イグニッション キー
が AVV 位置の時に作動)、熱線ヒーターが内
蔵されています。
押すと、両側のミラー が格納され、狭い場
所で駐車するときな どに便利です。ミラー
を 元の 位置 に戻 した いと きは セレ クタ ー
スイッチをもう一度押して下さい。
ミ ラーは衝突時などには両側 どちらにも曲が
るようになっています。
– まず、左右どちらかのミラーを選択します。
セレク ター スイッチ A を、調節 したいミ シ ート位置メモリー機能を装 備している場合
ラーの側(右/左 )に動かします。誤って
ミラー位置を動か してしまうことのないよ
うに、セレクター スイッチを中央位置に戻
しておいて下さい。
– 次に、ミラーを調節します。スイッチ B を
使って上下左右に調節して下さい。
は、シート位置と同時に、ドア ミラーの位置
も自動的に記憶されます( 前進と後進用)
。
新 しいドア ミラ ーの位置 を記憶させ るには、
イ グニ ッシ ョン キ ーを AVV にし た状態 で
ド ア ミラ ーを 調節 し、ギヤを リバ ース に入
れ て、後進時 でも見や すいよう にもう一 度ド
ア ミラ ーを 調節 します 。その後、ギ ヤを 元
に 戻し ます。最 後に、シ ート 横の ボタ ン M
を 押した 後 1 か 2 の いずれ かを、手順 終了
を 示す音が 鳴るまで 押し続け ます(各ボ タン
に違 った位置を記憶させること ができます)
。
こ れで、シート位 置ととも に、新し いドア ミ
ラ ーの位置 が自動的 に記憶さ れます。ミ ラー
の 位置は、前 進と後進 用に調節 すること も可
能 です。
4
警 告:ミラー の電動 部の 損傷を 避ける ため、
手動 で格納したり展開したりす ることは絶対
にお止め下さい。
走行 中は 必ず ミラ ーは 展開 した 状
態にしておいて下さい。
C
B
A
バック ミラー
83
M138_jap_UM.book 84 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ルーム ミラー
自動防眩ドア ミラー(オプション)
調節式で防眩機構がついています。
ミラー下部のレバー D で調節して下さい(日
中や夜間など)。
安全のため、ミ ラーは強い衝撃が加わる と外
れるようになっています。
夜間に後続車の ライトがミラーに眩しく映 る
と、自動的に防眩機能が働きます。
後進時には、最大 限の視界が確保されるよ う
に、この機能は自動的に解除されます。
4
D
84
バック ミラー
M138_jap_UM.book 85 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ステアリング ホイール
走行中は、ステアリング ホイールの
調節は行わないで下さい。
ステアリング ホイールの位置は、上下と前後
に調節することができます。
– レバー A を 1 の位置に動かします。
– ステアリング ホイールを上下前後に動かし
て調整します。
ステ アリング ホイー ルを外す 場合
は、必 ずマ セラ テ ィ正 規サ ービ ス
ネットワークで実施して下さい。
– レバー A を 2 の位置に戻してロックしま
す。
4
1
A
2
ステアリング ホイール
85
M138_jap_UM.book 86 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ライトおよび方向指示器
ライト スイッチ
スイッ チ A は、以下の 4 つの 位置に回す こ
パーキ ング ライトは常に 点灯が可能です が、 とができます。
他のライトはイグニッション キーが AVV 位
– ライトの消灯
置の場合にのみ点灯します。
6 – ポジション ライトと
ナンバー プレート ライトの点灯
0
2
F
– ロー ビームの点灯
– パーキング ライトの点灯
4
A
86
ライトおよび方向指示器
ハイ ビーム
2 の時に、左側レバー
をダ ッシュ ボー ド方向 に押す とハ イ ビーム
が点灯します。
レバーをス テアリング ホイ ール側に戻すと、
ハイ ビー ムからロー ビ ームに切 り替わりま
す。
ライト スイッチが
警告:ハイ ビームの使用に際しては、各国の
法律に従って下さい。
M138_jap_UM.book 87 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ヘッドライトのパッシング
パーキング ライト
方向指示灯
左側レ バーを ステ アリン グ ホイ ール側 へ引
くと、ヘッドライトがパッシングします。
イグニッション キーが AVV 位置で、ライト
を消灯していてもパッシン グすることができ
ます。
パーキング ライトは、イグニッション キーが
STOP または ACC 位置にあ るか、もしくは
キーを抜き取った状態の時のみ点灯します。
ラ イト ス イッ チを F 位置 に回す と点 灯し
ま す。
パーキング ライトが点灯すると、インストル
メ ント パネル のワーニ ング ライト F が点
灯します。
パーキング ライト点灯中、左側レバーを下げ
る と左側のポジ ション ライトのみ が点灯し、
レ バーを上げると右側のポジ ションライトの
みが点灯します。
レバーには 3 つの位置があります。
警告:パッシングは、ハイ ビームの瞬間的な
点滅 です。罰 則 を受 けな い よう 現行 法 規を
守ってご使用下さい。
B - OFF
C - レバーを上げた状態。
右側の方向指示灯が点滅します。
D - レバーを下げた状態。
左側の方向指示灯が点滅します。
警告:車 線変更などで方向指示灯 を一時的に
作動 させたい場合は、レバーがカ チッと固定
され る所まで押しきらずに軽く 押す程度にし
ます。手 をはなすとレバーは自動 的に元に戻
ります。
4
C
B
D
ライトおよび方向指示器
87
M138_jap_UM.book 88 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ウィンドシールド ワイパーおよび
ヘッドライト ウォッシャー
(日本仕様は標準装備)
ウィ ンド シール ド ワイ パーと ウォッ シャ ー
は、イグニッション キーが AVV 位置の時に
のみ作動します。
レバー E を ステアリ ング ホイー ルの方向 に
引くと、ウィンドシールド ウォッシャーとワ
イパーが作動 します(レバーは固定されま せ
ん)。
ウィ ンドシ ール ド ウォ ッシャ ーが作 動す る
と、ウィンドシールド ワイパーも自動的に作
動し ます。レバ ーを 放すと A の位置 に戻 り
ウ ォシ ャー 液 の噴 射は 止 まり ます が、ワ イ
パーは数回作動してから止まります。
間欠作動の間隔調節
レバー が B 位置 の時にレ バー頭 部の F 部分
を回すと調節できます。
右へ回していくと間隔は短くなっていきます。
ウィンドシールド ワイパー
レバーには 5 つの位置があります。
A - OFF
4
B - 間欠作動(レバー 1 段目)。
C - 低速連続作動(レバー 2 段目)。
D - 高速連続作動(レバー 3 段目)。
E - ウォッシャー作動および
高速タイマー作動
(レバーは固定されません)。
E
A
B
C
D
88
ウィンドシールド ワイパーおよびヘッドライト ウォッシャー (日本仕様は標準装備)
F
M138_jap_UM.book 89 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ウィンドシールド ウォッシャー
ヘッドライト ウォッシャー
(オプション)
レバー をステ アリ ング ホイ ール の方向 に引
くと、ウィンドシールド ウォッシャーとワイ
パー が作 動 しま す(レバ ー は固 定さ れ ませ
ん)。
ウィン ドシー ルド ウ ォッシ ャー が作動 する
と、ウィンドシールド ワイパーも自動的に作
動します。レバーを放すとウ ォシャー液の噴
射は止まりますが、ワイパー は数回作動して
から止まります。
ヘ ッ ドラ イト が点 灯中 にウ ィン ドシ ール ド
ウ ォッシャーを作動させる と、ヘッドライト
ウォッシャーも自動的に作動します。
ヘ ッ ド ラ イ ト ウ ォ ッ シャ ー 液 は ウィ ン ド
シ ール ド ウォ ッシャ ー液と 共用 のタン クを
使 っており、ウォッシャー液の 低下を示すイ
ン ストルメ ント パネルの ワーニン グ ライト
も共用です。
警告:寒い季節には、ウィン ドシールドが暖
まるま ではウ ィンド シール ド ウ ォッシ ャー
は使用しないで下さい。ウォ ッシャー液がガ
ラス表面で凍結し、視界を妨 げる恐れがあり
ます。
4
ウィンドシールド ワイパーおよびヘッドライト ウォッシャー (日本仕様は標準装備)
89
M138_jap_UM.book 90 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ステレオ システム ※日本仕様は一部の機能が使用できません。
– バランス パネルに 2 つのミッドレンジ
スピーカー C 。
– バック シェルフに 2 つのサブウーハー
スピーカー D。
ステ レオ システ ムは Becker Mono Sinto
"on line pro" で CD プレーヤーは CD-R に
記録した MP3 ファイル再生機能とメモリー
カードの使用が可能です。
サウンド システムは GPS ナビゲーション シ
ステ ムが 内蔵さ れ、また 3 バ ンドの( 9001800-1900MHz)電話 を接続す ることが 出
来ます。
4
警告:ナビゲー ションシステムは地域マ ップ
と GSM ネ ッ トワ ーク に対 応し てい るマ ー
ケットのみ使用可能です。
サウンドシス テムは以下のように構成さ れて
います。
– 各ドア パネルにツイーター スピーカー A
と ウーハー B。
A
B
90
ステレオ システム ※日本仕様は一部の機能が使用できません。
C
D
M138_jap_UM.book 91 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
– リヤ ウィンドウ内蔵アンテナ
高出力 HI-FI システム(オプション)
– フロント ウィンドウ内蔵アンテナ
高 出力 HI-FI システム は以下のように構成さ
れています。
– CD チェンジャー E(オプション)は
トランクの左側にあります。
警告:CD チェン ジャー用の接続 ケーブルは
CD チェンジャー未装着車にはありません。
ダイバーシティ システム
2 つ のアンテナを交互に使用 することで良好
な電波を受信します。
– 4 チャンネル アンプ
– 高出力スピーカー
平 均出力 は約 200 W でピー ク時が 400 W
です。
ア ン プは トラ ン クの 左側 に 装着 され、保 護
ヒューズが内蔵されています。
ヒ ュ ーズ の交 換は マセ ラテ ィ正 規サ ービ ス
ネットワーク にお問い合わせ下さい。
4
E
ステレオ システム ※日本仕様は一部の機能が使用できません。
91
M138_jap_UM.book 92 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
エア コンディショナー
およびヒーター
E
D
B
D
A
A
4
C
A
C
F
92
エア コンディショナーおよびヒーター
M138_jap_UM.book 93 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
A - ダッシュボード中央および
サイド吹き出し口
B - ダッシュボード上部吹き出し口
C - ダッシュボード下部吹き出し口
D - サイド ウィンドウ吹き出し口
E - ウィンドシールド吹き出し口
ダッシュボード中央および
サイド吹き出し口
フロント ウィンドシールド ピラー
吹き出し口
H のフィンを開閉し、中央およびサイドの吹
き出し口を開閉します。
フ ラップを開閉して風量を、ま た回転して向
きを調節することができます。
ウィンドシールド ピラーにある吹き出し口 L
は固定式で、サイド ウィンドウのくもりや霜
を取り除きます。
F - リヤ吹き出し口
ダッシュボード上部吹き出し口
ダイヤル G を回して吹き出し口を開閉します。
4
L
G
H
エア コンディショナーおよびヒーター
93
M138_jap_UM.book 94 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ダッシュボード下部吹き出し口
リヤ吹き出し口
吹き出 し口 M はダッ シュボード 側面下部に
あり調節は出来ません。
リ ヤ シ ート の 吹 き出 し 口は セ ン ター コン
ソールの後部にあります。
N のフィンで開閉し、風向きは吹き出し口を
回して調整します。
4
N
M
94
エア コンディショナーおよびヒーター
M138_jap_UM.book 95 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
オートマチック エア コンディショナー
およびヒーターの操作
1) " 快適 " 温度設定ダイヤル
2) メイン スイッチおよび風量調節ダイヤル
3) ポジション切り替えダイヤル
設定温度
操作方法
車 内の温度と湿度を自動また は手動で設定す
ることができます。 この温度を " 設定温度 "
と 呼び、車内と外気温度を元に 快適な車内を
作り出す基準となります。
1) " 設定温度 " の設定
希望 の車内温度を設定します。ダ イヤルの両
端がそれぞれ "LO" と "HI" です(最低温度
と最高温度)。
4) 内気循環切り替えボタン
2) システムの停止と風量調節
5) コンプレッサー停止ボタン
スイ ッチを右に回すと風量が 強くなり、左に
回す と弱くなります。車内に流れ 込む風量は
変化しますが、設定温度は維持します。
AUT - システムは風量を自動的に
調節します。
OFF - エア コンディショナーは停止します。
1
4
2
5
4
3
エア コンディショナーおよびヒーター
95
M138_jap_UM.book 96 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
3) 風向きの切り替え
各ポジションは以下のように制御されます。
AUT - 吹き出し口はシステムによって自動的
に選 択されま す。またリヤ ウ ィンドウ ヒ ー
ターとサイド ミラー デフロス ター(LED ボ
タン とイ ンスト ルメン ト パネ ルのワ ーニ ン
グ ライトが点灯)がプリセットした時間だけ
自動的に作動します。
4
くも り止 めと霜 取りを 効果的 に行う よ
う、吹き出し口 をウィンドシールドとサ イド
ウィンドウに切り替えます。
- 吹き出し口をウィンドシールドとフロン
ト サイド ウィンドウに切り替えます。
吹き出し口をウィンドシール ド、フロン
ト サイド ウ ィンドウ および足元 に切り替 え
ます。
吹き出し口を足元とウィンドシ ールドお
よびフ ロント サイ ド ウィンドウ に切り替 え
ます。
96
エア コンディショナーおよびヒーター
吹き出し口をダッシュボードの上部セ ン
ター、中央、サイド、リ ヤおよび足元に切 り
替えます。
警告:システムの 設定状況(ヒーター/エア
コンディショナ ー)によって、内外気循環機
能を使用すると、室 内をすばやく好みの状態
にすることがで きます。しかし湿度が高い日
吹き出し口をダッシュボード の上部セン や寒 い日 は 窓が くも りま すの でご 注意 下さ
ター、中央、サイドおよびリヤに切り替えます。 い。この機能は渋滞 時や特にトンネルの中な
ど、汚染された空気 を取り込まないようにす
る時に使用する ことをお薦めします。しかし
4) 内外気循環切り替えボタン
搭乗者が多い時に 長時間使用することは避け
ボタンを押す と内気循環となり、車内の空 気
て下さい。
の みが 循環 す るよ うに な りま す。ボタ ン の
LED が点灯します。もう一度ボタンを押すと
ボタンの LED が消え、外気導入になります。
手動設定をし ない限り、システムは状況に 応
じて自動的に内気循環を行います。
M138_jap_UM.book 97 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
5) コンプレッサー停止ボタン
ECON ボタ ンを 押すと コン プレッ サー が停
止します。コンプレッサーが 停止するとボタ
ンの LED が点灯します。
ECON 機能 を解 除する には 再度ボ タン を押
して LED が消えるのを確認して下さい。
車内の空気は設定温度に 応じて冷房・除湿さ
れます。
次 の 機能 は手 動で も調 整す るこ とが でき ま
す。
– 風量
– 吹き出し口切り替え
– 内外気循環機能
– コンプレッサーの作動
手 動で 調整し た機能 はオ ートマ チッ ク モー
ドよりも優先され、再びオートマチック モー
警告:コン プレッ サーが 停止し ている 時は、 ドが選択されるまで記憶し続けます。
外気温度より低い空気を導 入することはでき
ません。気候状況によっては ウィンドウがす 手 動で作動させた場合でもコ ンプレッサーを
ぐにくもってしまうことがあります。
停 止させない限り、温度調節は 引き続き自動
作動の説明
オートマチック モードの時、システムは次の
ような機能をコントロールします。
的 に行われます。コンプレッサ ーを停止させ
ると外気温より低い空気は導入されません。
– 車内に取り込む空気の温度
こ のシステムは以下のいずれ かの状況で作動
します。
– 風量(無段階調節)
– 風量と吹き出し口切り 替えは自動に設定さ
– 吹き出し口の切り替え
– 内外気循環
– コンプレッサーの作動
ECON ボタ ンを押 すと コンプ レッ サー は停
止し ます。コンプレッサーが停止 している時
には、室 内の空気は冷やされず除 湿もされま
せん。ま た内外気循環機能はウィ ンドウのく
も り を防 ぐた め 自動 的に 停 止し ます。再 度
ECON ボタ ンを押 すと コンプ レッ サー が作
動します。
ノ ブ 2 を OFF に 回すと エア コン ディシ ョ
ナー とヒーターは停止し、車内に 外気は導入
されません。
警告:エア コンディショニングを OFF(ノブ
2 が OFF の時)にすると、車内に外気は導入
され ません。そのため気候状況や ドライバー
以外 に搭乗者がいるとすぐに窓 がくもってし
まうことがあります。
4
れます。
– ユーザーにより風量も しくは吹き出し口切
り替えのどちらか 1 つを設定します
– ユーザーにより風量と 吹き出し口切り替え
を手動で行います。
エア コンディショナーおよびヒーター
97
M138_jap_UM.book 98 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
4
ノブ 3 で吹き出し口切り替えを手動で選択す ホコリ/花粉エア クリーナー
ると、オートマ チック モードでシステ ムは
エア コン ディショ ナーおよび ヒーター シ ス
風量と、設定された " 快適な " 温度に調節し
テムは、車内に導 入する空気のホコリや花 粉
ますが、吹き出し口は手動で調節して下さい。
を取り除いて 浄化するために、静電気効果 を
備え た機械 式エ ア フィ ルター 機能の ある エ
ボタン 4 を押すと内気循環機能が作動し、コ
ア クリーナーが装備されています。
ン プ レッ サ ー を 手動 で 停 止 して い た 場 合、
ウ ィン ドウ のく もり を防 止す るた め コン プ
フィルター機 能は外気導入の時(内気循環 機
レッサーが自動的に作動します。
能が OFF )と内気循環中(内外気循環機能が
ON )の時にも作動します。
オートマチック モードの時、システムは車内
の冷暖房、ウィンドウ、サイド ウィンドウの
エア クリ ーナーは 少なくと も年に 1 回は マ
くもり止め、霜 取りなどを行うため、自 動的
セラ ティ正 規サ ービス ネット ワーク で交 換
に内気循環 機能の作動や、コンプレッサ ーの
して下さい。(夏季前に)
停止を行います。
警告:エンジン を始動すると、システム はス
イッチを切る 前に手動で設定した状態で 作動
します。
98
専用ラゲッジセット(オプション)
ホコリっぽい場 所や汚染がひどい場所で車 を
使用する時は、早めに交換をして下さい。
警告:エ ア ク リー ナー を交 換し ない と、エ
ア コンディ ショニン グ システム の能力を 著
しく低下させる ことになりますのでご注意 下
さい。
専用ラゲッジセット
(オプション)
車の トラ ン クに 収納 され る専 用の ラゲ ッジ
セットです。
M138_jap_UM.book 99 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
車の取り扱い
エンジンの始動
"Cambiocorsa" ギヤボックス
ブレーキの使用
エンジンの使用
クルーズ コントロール(オプション)
電子サスペンション(日本仕様は標準装備)
ヘッドライト
運転条件
排出ガス浄化装置
駐車
タイヤ
推奨装備品
100
102
109
110
112
115
118
120
124
126
127
128
5
99
M138_jap_UM.book 100 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
エンジンの始動
エンジンを始動する時は、ブレーキ
ペダルを踏んだままにして下さい。
1) パーキング ブレーキがかかっており、ド
アが閉まっていることを確認して下さい。
2) エンジンを始動する時は、ブレーキ ペダ
ルを踏んだままにして下さい。
3) アクセル ペダルは踏まないで下さい。
密閉 され た場 所で のエ ンジ ン始 動
は、酸素を消費し、二酸化炭素や一
酸化 炭素 など の有 害物 質を 放出 し
ますので大変に危険です。
5
4) ニュートラル ポジションであることを確
認 するた め、
UP レ バー と DOWN レバ ー
を 同時にス テアリン グ ホイー ル側に引 き
上 げま す。ギ ヤ イン ジ ケー ター が N に
な り、点滅 してい ない ことを 確認 して 下
さ い。
警告:エンジンを始動する前に、リモート コ
ント ロール のボ タンを 押して アラー ム シ ス 5) イグニッション キーを AVV 位置に回し
テムを解除 し、電力消費量の大きい装 置(エ
ます。
ア コンディショナー、熱線リヤ ウィンドウ、
6) START ボタンを押し、エンジンが始動し
ヘッドライトなど)を OFF にして下さい。
た らす ぐに START ボタ ンを 放し て下 さ
い。
警告:タンク内 の燃料が少ない場合は、 エン
ジンを始動させないで下さい。
START ボ タンを長 い間押 したまま にしな い
で下さい。
警告:エンジンを始動させると、毎回
"Cambiocorsa" の設定が初期化されます。
エ ン ジ ン が か か ら な い 時 は、キ ー を 一 度
STOP 位置に戻し、ギヤ インジケーターが消
灯するまで待 ってから、再び始動を試みて 下
さい。
ギヤが入った状 態でもエンジンを始動させ る
ことができます。ブレーキ ペダルを踏んだ状
態でイグニッション キーを AVV 位置に回し
START ボタンを押すと、システムはクラッチ
を切り、ギヤをニュートラルにします。
100
エンジンの始動
その上で、スターター モーターに作動を許可
します。この間に要する時間は、約 1 秒間で
す。ただし、外気温が 低い時は、多少時間が
長くかかることもあります。
これに対して、ギヤが最初から N ポジション
になっている場 合は、エンジンはすぐに始動
します。
エン ジ ンが かか ら ない 場合 は、キ ーを 一度
STOP 位置に戻し、ギヤ インジケーターが消
灯するまで待っ てから、再び始動を試みて下
さい。
M138_jap_UM.book 101 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
エンジン冷間時の暖機運転
ゆっくりと発進し、急な加 速は行わず、エン
ジン回転数を低中速域に保 ちながら走行して
下さい。エンジン水温が 50 ∼ 60 °C に達す
るまでは、エンジンに大きな 負荷をかけるよ
うな走行は避けて下さい。
予備バッテリーを接続しての
非常スタート
バッテリー上がりの場合 は、容量が同じか少
し大きいバッテリーを接続 すればエンジンを
始動することができます。
作業手順は以下の通りです。
1) 両方のバッテリーのプラス端子( +)をブー
スター ケーブルでつなぎます。
2) 両方のバッテ リーのマイナス端 子(–)を
ブースター ケーブルでつなぎます。
3) エンジンをかけます。
4) エンジンがかかったら、逆の順番にブース
予備 バッ テリ ーに よ るエ ンジ ン始
動の 経験 のな い方 は 行わ ない で下
さ い。接続 を誤 る と高 電圧 の放 電
が 起こり、バッテリ ーが爆発 する場合 があり
ま す。
バッ テリ ーに 火の つ いた 煙草 など
の火気を近づけたり、火花を散らし
たりしないで下さい。爆発や火災の
危険があります。
警告:バッテリー チャージャーを接続しての
非 常スタートは絶対に行わ ないで下さい。電
装 系統(特にイグニッションや 燃料供給を制
御するコントロール ユニット)が損傷する恐
れがあります。
押しがけによる始動
警告:お車には触媒が装着されていますので、
押し がけや牽引または坂道を利 用した始動は
緊急 時以外はおやめ下さい。ガソ リンが触媒
の中 に入り込み、修理不能な損傷 を与える恐
れがあります。
エン ジ ンが 停止 し てい る時 は、ブ
レーキ サーボとパワ ー ステアリン
グが作動しませんので、ステアリン
グ ホイ ールの 操作や ブレー キ踏 力が重 くな
ります。
エンジンを止める
エン ジンのアイドリング中に、イ グニッショ
ン キ ーを STOP 位置に回 すとエンジ ンは停
止します。
エン ジンを止める前に意味もな くアクセルを
吹か すと、燃料の無駄になります のでご注意
下さい。
5
ター ケーブルを外します。
上記の手順を行ってもエン ジンがかからない
場合は、作業を中止してマセ ラティ正規サー
ビス ネットワークにご相談下さい。
エンジンの始動
101
M138_jap_UM.book 102 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
"Cambiocorsa" ギヤボックス
"Cambiocorsa" ギヤ ボ ッ クス は、ス テ ア
リン グ ホ イー ルの レバー でギ ヤシフ トを 行
い、セン ター コンソ ール にある レバ ーで リ
バー スを選 択し、また プッシ ュボタ ンによ っ
て " オ ート マチッ ク " モ ードと " ロー グ
リッ プ " モー ドを選 択し ます。
"Cambiocorsa" ギ ヤボ ッ ク ス の 操作 レ
バー/スイッチ類は以下の通りです。
A - シフト ダウン用のレバー - DOWN
B - シフト アップ用のレバー - UP
C - 1 速(1)またはリバース(R)に入れる
ためのレバー
5
D - " オートマチック " モード解除/作動
ボタン
E - " ロー グリップ " モード ボタン
イン スト ルメ ント パ ネル のディ スプ レイ F
には、現在選択さ れているギヤが表示され ま
す。システムに不 具合が発生すると、マル チ
ファ ンクシ ョン デ ィス プレイ にワー ニン グ
ライト t が点灯します。 " オートマチッ
ク " モードおよび " ロー グリップ " モード
を選択すると、そ れぞれマルチファンクシ ョ
ン ディスプレイにメッセージ AUTO および
ICE が点灯します。
ギヤボッ クスのオイル レベ ルが少ない時 は、
マル チファ ンク ション ディス プレイ にワ ー
ニング ライト LEVEL が点灯します。
ディスプレイには 現在選択されているギヤが
表示されたままとなります。
警告:運転席側の ドアを開けると、ギヤボッ
クス から 作 動音 が聞 こえ るか もし れま せん
が、これは " 作動の準備 " 段階であるためで
す。故障ワーニング ライト t が約 10 秒
間点滅した後、消 灯します。これによりシス
テムは " 作動の準備 " 段階を完了し、以後は
正しく作動する ことになります。この段階の
間はシステムを操作しないで下さい。
ワ ーニ ング ライト t が 点灯し
た ま ま消 えな い場 合 は、一旦 イグ
システムの作動
ニ ッショ ン キーを STOP 位置に戻
イグニ ッション キー を AVV 位置に回す と、 して か らも う一 度 キー を AVV 位 置に 回し
ギヤ イ ンジケー ター F が 点灯して ギヤが 表 て下 さ い。不具 合が 続 く場 合は マ セラ ティ
示されます。同時にワーニング ライト t 正規 サー ビス ネット ワー クで点 検を 受けて
がマ ルチフ ァン クショ ン ディ スプレ イに 点 下さ い。
灯しますが、不具 合がなければ数秒後に消 灯
します。
C
D
A
B
E
F
102
"Cambiocorsa" ギヤボックス
M138_jap_UM.book 103 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ワーニ ング ライ ト t が点灯 したま まの
場合は、システムに不具合が発生しています。
この状態でキーを AVV 位置に 回すとビープ
音が鳴ります。
リバ ース ギ ヤを選 択する には、レ
表 示されたギヤが点滅して いる場合は、ギヤ
が 正 しく 噛み 合 って いな い か、完全 に抜 け
バー C を引き上げ、ディスプレイに
切 って いませ ん(表示は N の場 合もあ りま
R マークが表示されるまで、後方に
す)。一旦ニュートラル( N)に戻してから、 引いたままホールドして下さい。
もう一度ギヤを選択して下さい。
警告:マセラティ正規サービス ネットワーク
1 速を選択するには、レバー C を前
で点検を受け、不具合の修理を行って下さい。
ディスプレイに --(ダッシュ)マー
方に押し出し、ディスプレイに数字
クが表示された場合は、システムに
の "1" が表示されるまで、そのまま
エンジン停止中の操作
不具合が発生しています。
ホールドして下さい。
" システムの始動 " 段階が完了すると、ディ
– R (リバース)
エ ンジン停 止中は、ニュ ートラル( N)を含
め、リバース( R)および 1 速を選択するこ
と ができます。ギヤを選択する 時はブレーキ
ペ ダルを踏んだまま、下記の操 作を行って下
さい。
– 1(1 速)
– N (ニュートラル):ステアリング ホイー
スプレイには現在選択され ているギヤが表示
されます。
– N (ニュートラル)
– 2(2 速)、以下同様
ル両側のレバーを同時に手前に引きます。
警告: UP、DOWN、 R レバーは、ギヤが選
択さ れたらレバーからすぐに手 を放して下さ
い。ホー ルドしたままにしておく とワーニン
グ ライト t が点灯し、警 報音が鳴りま
す。バ ッテ リーを 非常 に消耗 しま す。また、
ポン プが過熱しないよう、エンジ ン停止中は
不要なシフトは行わないで下さい。
5
– R(リバース):レバー C を引き上げ、後方
に動かします。
– 1 速:レバー C を前方に動かします。
– シフト アップ: UP レバーをステアリング
ホイールの方向に引き上げます。
– シフト ダウン:DOWN レバーをステアリ
ング ホイールの方向に引き上げます。
"Cambiocorsa" ギヤボックス
103
M138_jap_UM.book 104 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
車の運転
車が 停止 状態で ブレー キ ペダ ルを踏 んだ ま
まエンジンが始動したら、ブレーキ ペダルを
放し てア クセル ペ ダル を踏む と車が 動き 始
めます。
車が停止し ており、エンジンが回転中で ある
場合は、1 速または 2 速からレバー C を使っ
て直接 R (リバース)に入れることがで きま
す。または逆に リバースを選択中に、レ バー
C を前に押し出 すか、UP レ バーをステア リ
ング ホイールの側に引くと、1 速に入れるこ
とができます。
5
警告:リバース ギヤに入れると、安全のため
ビープ音が 鳴り始め、リバースに入って いる
間じゅう間欠的に鳴り続けます。
リバ ース ギヤか ら 1 速 ギヤにシ フトした 時
に、ギヤの噛み 合いが正しく行われてい ない
と自動的に 2 速ギヤが選択されることがあり
ます。これは不 具合ではありません。同 様に
1 速 ギヤか らリ バース ギヤに シフト した 時
に、う まく ギヤ が 噛み 合わ な いと 自動 的 に
ニュートラル(N )になることがあります。
エンジン回 転中に長時間停車する場 合は、ギ
ヤをニュートラル(N )にして下さい。
104
"Cambiocorsa" ギヤボックス
警告:下り坂などで一旦ニュートラル(N)を
選択した後で UP レバーを引くと、車速に応
じたギヤが自動的に選択されます。
エンジン回転 中で、ギヤが入ったまま車を 停
止している時 には、以下の場合には安全の た
めビープ音が発せられて自動的にギヤ が
ニュートラル(N )になります。
– ブレーキ ペダルまたはアクセル ペダルを
1 分以上踏んでいない場合
– ブレーキ ペダルを 10 分以上踏んでいる
場合
– ブレーキ ペダルまたはアクセル ペダルを
踏んでいない状態でドアを開けた場合
– ボンネットを開けた場合
警告:ワーニング ブザーは発進時にクラッチ
のオーバーヒー ト警告として鳴ることがあ り
ます。半クラッチ 状態で長時間停車しない で
下さい。
ヒル ホルダー システム
ヒル ホルダー システムは、坂道発進時のドラ
イバーの操作を 支援するシステムです。この
システムは、車を停止させた後にブレーキ ペ
ダルを放すと作 動し、ドライバーがブレーキ
ペダ ルから アク セル ペダ ルに 足を移 せるよ
う、車を一瞬の間だけ停止状態に保ちます。
システムの作動時 間は坂道の傾斜に応じて変
化します。作動時間は下り坂では最短(0.06
秒)、上り坂では最長(1.2 秒)となります。
下り坂ではドライ バーはブレーキがかかって
いることを感じないはずです。
路面の傾斜を計算する機能は車速 8 km/h 以
上でのみ働くた め、これ以下の速度で走行し
た場合には傾斜 の変化は検知されません。例
えば、上り坂を走 行中、リバースに入れたと
しま す。システ ムは傾 斜の変 化を検 知せず、
作動時間は最大の 1.2 秒のままとなります。
M138_jap_UM.book 105 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
重要
– ギヤ が入っ たまま車 を停止 してい る時は、
発進 する までブ レーキ ペダル を踏ん だま
まにして下さい。
– リバース ギヤは車が完全に停止してから、
ブレ ーキ ペ ダルを 踏み ながら 選択し て下
さい。
– MSP システムを解除すると、アンチ スキッ
ド システムも作動しなくなります。
"UP" シフト アップ
アクセ ル ペダ ルを 戻さず に、右側 の UP レ
バーでシフト アップします。
シフト ア ップ すると エンジ ン回 転数が 低く
なりすぎる場合や、オーバー レブを避けるた
めにす でにシ フト ア ップが 行わ れてい る最
中である場合は、シフト アップを要求しても
受け付けられません。
アクセ ル ペダ ルを床 までい っぱ いに踏 み込
んでおり、エンジン回 転数が 5,500 rpm 以
上である時は、通常よりも短 い時間でシフト
アップが完了します。
いずれの場合でも、以下のよ うな基本操作を
行って下さい。
– アクセル ペダルを踏み込んでいる時にギヤ
シフトを行う 場合は、そのままアクセルを
戻さずにギヤ シフトして下さい。
– シフト アップが完了する前にさらにシフト
– シフト ダウンが完了する前にさらにシフト
ア ップ の要 求 を行 う と、複数 の要 求が 重
なって作動しない場 合がありますのでおや
め下さい。
ダ ウン の要 求 を行 うと、複 数 の要 求が 重
なって作動しない場合 がありますのでおや
め下さい。
オーバーレブ回避のための
自動シフト アップ
エンジン回転数が低すぎる場合の
自動シフト ダウン
ア クセ ル ペダ ルを踏 み込ん でエ ンジン 回転
数がレッド ゾーンに届きそうになると、シス
テムは自動的にシフト アップを行います。
た だし SPORT モード中 には、この機能は作
動しません。
エ ン ジ ン 回転 数 が 1,300 rpm 未 満に な る
と、システムは自動的にシフト ダウンを行い
ます。
エン ジン回転数が低すぎるため にすでにシフ
ト ダウ ンが行われて いる最中である 場合は、
DOWN レバーを操作しても無視されます。
"DOWN" シフト ダウン
アクセル ペダルを戻さずに、左側の DOWN ニュートラル( N )
レバーでシフト ダウンします。
必要 に応じて、走行中いつでもニ ュートラル
シ フト ダウン するとレッ ド ゾーンに 入って ( N)にすることができます。
し まう場合や、エンジン回転数 が低すぎるた その後で UP レバーを引くと、車速に最適な
め にす でにシ フト ダ ウンが 行わ れてい る最 ギヤが自動的に選択されます。
中である場合は、シフト ダウンを要求しても
受け付けられません。
い ずれの場合でも、以下のよう な基本操作を
行って下さい。
5
– アクセル ペダルを踏み込んでいる時にギヤ
シフトを行う場 合は、そのままアクセルを
戻さずにギヤ シフトして下さい。
– 追い越しなどで急な 加速が必要な時は、シ
フト ダウ ンを行う直 前にアクセ ル ペダル
を踏み込んで下さい。
"Cambiocorsa" ギヤボックス
105
M138_jap_UM.book 106 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
車の停止
車 を停止 する と、シス テム は自 動的 に 1 速
ギヤ を選択し ます(N を 選択して いた場合 は
除く)。
車を停止さ せている時は、走行を開始す るま
でブレーキ ペダルを踏み続けて下さい。
エンジンとシステムの停止
5
車が動いている間はシステム(およ
びディスプレ イ)は作動し続けますが、正 常
には作動しな くなります。さらに、ステア リ
ング ホイールを回すと、その瞬間にステアリ
ングが自動的にロックします。
この場合、ワーニング ライト t が点灯し
エンジンを 停止させることができる のは、ギ ます。再び車を発 進させる前に、必ずシス テ
ヤが 1 速またはリバー ス(R)に入って いる ムを停止してから(ディスプレイ消灯)
、" シ
場合だけです。
ステムの始動 " 段階を繰り返して下さい。
キーを AVV 位置から STOP 位置に戻すとエ いずれの場合 でも、以下のような基本操作 を
ンジンが停 止し、ディスプレイにはその 後も 行って下さい。
数秒間、選択されているギヤが表示されます。 – ブレーキ ペダルを踏んだままの状態で、エ
ニュー トラル(N )を選択して いた場合は ブ
ンジンおよびシステムを停止して下さい。
ザーが鳴ります。
– システム停止中にギヤ シフトの操作はしな
いで下さい。
安全のため、車 が不意に急に動き出さな いよ
うに、以下のことに気をつけて下さい。
絶対にギヤをニュートラル(N )に
入れ たま ま車 から 離れ ない で下 さ
い。1 速かリバース ギヤを選択し、
ディスプレイ が点滅していないことを確 認し
て、必ずパーキング ブレーキをしっかり掛け
て下さい。エン ジンをかけたまま車から 離れ
ないで下さい。
106
車 が動 いて いる 時は イ グニ ッシ ョ
ン キーを抜かないで下さい!
"Cambiocorsa" ギヤボックス
その他のシステム機能
" ロー グリップ " モード
この モード は、特に 滑りや すい 路面(雪道、
凍結路)を走行す る時に使用します。スイッ
チ E を押 すと 作動/ 解除 するこ とが できま
す。ディスプレイに ICE の文字が点灯します。
" ロー グリップ " モードにすると、システム
は 1 速の代わりに 2 速で発進します。そのた
め、エン ジン回 転中、車 が停止 した 状態で、
ギヤがニュートラ ルまたはリバースに入って
いる時に UP レバーを引くと、自動的に 2 速
ギヤが選択され ます。また、車が停止した場
合も自動的に 2 速ギヤが選択されます。2 速
ギヤの時に DOWN レバーを引いても、シフ
ト ダウンされません。
走行中、エ ンジン回転 数が一定 以上(3,200
rpm 以上)に達すると、システムは自動的に
シフト アップを行います。
" ロー グリップ " モードは他の機能( " オー
トマチック " モードや "SPORT" モード)よ
りも優先されます。また、MSP システムと連
動して機能します。
M138_jap_UM.book 107 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
6 速ギヤか ら 5 速ギ ヤへの シフト
ダウン操作は、5 速ギヤにした時の
エンジン回転数が 3,200 rpm 以下
になる場合にのみ行うことができます。
" ロー
グリップ " モードはいつでも 作動が可能で、
各ギヤ(6 速ギヤを除く)の エンジン回転数
は 3,200 rpm までに制限されるため、操作
しない でも自 動的に シフト アッ プが行 われ
る場合があります。
" ロー グリップ " モードにする場合は、その
前に他の作動モード(" オートマチック " モー
ドや "SPORT" モ ード)を OFF にするよう
に心掛けて下さい。
" オートマチック " モード
このモードは、ボタン D を押すことで解除し
たり、再び作動させること ができます。この
モードの時 には、メッセ ージ AUTO がディ
スプレイに点灯し、システ ムは車速、エンジ
ン回転数、およびアクセル ペダルの開度に応
じて自動的 にシフト ア ップとシフ ト ダウン
を行います。
警告:" オートマチック " モードは "SPORT"
モ ー ド よ り も 優 先 さ れ ま す。そ の た め、
"SPORT" モード選択中に AUTO モード ボ
タン( D)を押すと、たとえ "SPORT" の表
示が 点灯したままであったとしても、AUTO
の表示が点灯し、システムは " オートマチッ
ク " モードで作動することになります。ただ
し、サ スペンションは "SPORTS" モードの
ままとなります。
シ フト レバー によるギヤ シ フト操作 を行う
か、ま たは AUTO の表示 が消えるま でボタ
ン D を押し続けると、いつでも " ノーマル "
モード(または "SPORT" モードだった場合
は "SPORT" モード)に復帰することができ
ます。
車が停止中は、 N、1 速または R ギヤにして
も " オートマチック " モードのままで、" ノー
マル " モードには切り替わりません。
" オートマチック " モードにする場合は、そ
の 前になるべく他の作動モー ドを解除するよ
うに心掛けて下さい。
"SPORT" モード
ボタン G を押すとこのモードになり、インス
トルメント パネルに SPORT の表示が点灯し
ます。
再 び同じボタンを押 すと、"SPORT" モード
から " ノーマル " モードに復帰します。
"SPORT" モードは " ロー グリップ " モード
や " オートマチック " モードよりも優先順位
が 低 く設 定さ れ てい るた め、他 のモ ード に
なっている時に "SPORT" モードを選択して
も(たとえワーニング ライトが点灯したとし
ても)作動モードは切り替わりません。
5
MSP
G
"Cambiocorsa" ギヤボックス
107
M138_jap_UM.book 108 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
"SPORT" モードでは、" ノーマル "
モードと比べてサスペンションが硬
めのセッティングになり、また素早
いギヤ シフトが行われるようになります。
5
アクセル ペダルをいっぱいに踏み込み、エン
ジン回転数 が 7,000 rpm 以上の時にシ フト
レバーを操作すると、ギヤ シフトはさらに瞬
時に行われ ます。こうした場合、たとえ ドラ
イ路面であっ ても駆動輪がスリップを起 こし
始めることがあります(特に低いギヤの時)。
アクセ ル ペダルを 放してシフ ト ダウンを 行
うとエンジン ブレーキが強力にかかり、舗装
されたドライ 路面でも駆動輪がスリップ の限
界に達することがあり、危険です。
スポーツ走行 でエンジン回転数が高い時 にシ
フト アップを行うと、自動的にダブル クラッ
チ操作が行われます。
低中程度 のグリ ップ路面(凍結 路、
雪道、雨天時など)では、シフト チェ
ンジの時に駆動輪がスリップを起こ
す恐れがありますので、"SPORT" モードは使
用しないで下さい。"SPORT" モードは、サー
キット走行でのみ行うようにして下さい。
108
"Cambiocorsa" ギヤボックス
"SPORT" モードにす る場合は、その前に 他
の作動モード(" ロー グリップ " モードや "
オートマチック " モード)を OFF にするよ
うに心掛けて下さい。
警告:シフト レバーに不具合が発生して、ブ
ザー ととも にディ スプ レイの ワーニ ング ラ
イト t が点灯した場合は、システムは "
オートマチック " モードに切り替わり、一切
のギヤ シフト 操作(N と R も含めて)は で
きなくなります。
警告:不具合が直 らない場合は、速やかに マ
セラ ティ正 規サー ビス ネット ワーク で点 検
を受けて下さい。
押しがけによる始動
スタ ーター システ ムに不 具合 が発生 した場
合は、下記の手順で 押しがけによるエンジン
の始動が可能です。
– " システムの始動 " を実施します。
– ギヤを N に入れた状態で車を押し、車の速
度が増してきたら UP レバーを引きます。
警告:この手順は緊急時のみ行って下さい!
M138_jap_UM.book 109 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ブレーキの使用
ABS の性能を最大限活用するためには:
– 急ブレーキを行ったり グリップの低い路面
警告:ブレーキ パッドとディスクの慣らしを
行うため、300 km 走行するまでは急ブレー
キをかけないようにして下さい。
ブレーキ シ ステムを構成する ABS は、基本
的に 2 つの機能を持っています。
– グリップの低い路 面で急ブレーキをかけて
もホイールがロ ックするのを防ぎ、スリッ
プを防止します。
– ブレーキをかけながらステアリング ホイー
ルを操作し、障害物を 回避したり車体のコ
ント ロール を保つ ことが可 能にな ります。
また、タイヤのグリッ プを最大限引き出し
ます。
でブレーキをかけると、ブレーキ ペダルに
軽い振 動を感じ ます。これは ABS システ
ムが正常に作動して いる証拠です。ブレー
キ ペダルから足を放さず、そのまま踏み続
けて下さい。
– ABS はホイールのロックを防止しますが、
タイヤと路面間の物理 的な摩擦力を高める
わけではありません。ABS システムを装備
していても、前車との 車間距離を適切に保
ち、カーブではスピー ドを落として走行し
て下さい。
5
ブレーキの使用
109
M138_jap_UM.book 110 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
エンジンの使用
慣らし運転
お車は最新の 製造工程により製造されて いる
ため、各部の構 造と組立ては高い精度を 誇っ
ています。しか し可動部品を馴染ませる ため
に、慣らし運転をお勧めします。
エンジンとトランスミッション
5
110
走行距離が 1,000 km になるまでは、エンジ
ン回転数が 5,000 rpm を超えないよう にし
て運転して下さい。
始動後、エンジ ンが十分に暖機されるま では
(水 温 65 ∼ 70 °C )、エン ジ ン 回 転数 が
4,000 rpm を超え ないよ うにして 運転し て
下さい。
長時間にわた る高速走行は避けるように して
下さい。
エンジンの使用
運転中
絶対 にエン ジン 回転計 の針が レッ ド ゾー ン
に入らないよ うにして運転して下さい(特 に
下り坂では注意して下さい)。
エン ジン回 転計 の針が レッド ゾーン に近 づ
いたら、エンジン 回転数に注意して運転し て
下さい。
警告:正常な状態では、インストルメント パ
ネル とマル チファ ンク ション ディス プレ イ
の赤いワーニング ライトは点灯しません。点
灯した場合は、該 当するシステムに不具合 が
発生していることを示しています。
各システムが正 しく機能しているか、インス
トルメント パネルで確認して下さい。
警告:赤いワーニング ライトが点灯したまま
走行を続けると、走 行に支障が生じると同時
に、車が深刻な損傷を受ける恐れがあります。
エ ンジ ンを 停止 した まま 坂道 を走
行しないで下さい。パワー ブレーキ
が機能せず、ブレーキがきかなくな
ります。
M138_jap_UM.book 111 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
エンジン コントロール システム
(EOBD)
お車に搭載されている EOBD システム(欧州
標準 オ ン ボ ード 診 断 機 能)は、98/69/EC
(EURO 3)および 1999/102/EC の各 EU 指
令に適合しています。
このシステムは、排出ガス浄 化装置を常時モ
ニタリングして、該当するコ ンポーネントに
不具合 が発生 する とイン ストル メン ト パネ
ルのワーニング ライト U を点灯させます。
これは以下のことを目的としています。
シ ステムには専用テスターを 接続するための
診 断ソケットが装着されて います。これによ
り、コントロール ユニット内にメモリーされ
たエラー コードや、エンジン機能診断サイク
ル 用の各種パラメーターを読 み出すことがで
きます。
警告:イグニッション キーを AVV 位置にし
て もワーニング ライト U が点灯しない場
合 や、走行中に点灯した場合 は、速やかにマ
セ ラテ ィ正規 サービ ス ネ ットワ ークで 点検
を受けて下さい。
– エンジン システムを正しく機能させる。
– 排出ガスの濃度が基準を上回った場合に
警告を表示する。
– 交換が必要な構成部品を表示する。
警告:マセラティ正規サービス ネットワーク
では、不具合の修正を行った後、テスト ベン
チ を使用してテストを行い、シ ステムを完全
に 点検します。さらに必要に応 じて長距離に
及ぶ走行テストを実施することもあります。
5
エンジンの使用
111
M138_jap_UM.book 112 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
クルーズ コントロール
(オプション)
概要
クルーズ コントロールにより、ドライバーは
アク セル ペ ダルを 踏ま ずに走 行速度 を一 定
に保つこと が可能になります。設定速度 が自
動的に保た れるため、特に長距離走行を 行う
場合のドライ バーの疲労を軽減すること が可
能です。
警告:このシステムは、走行速度が 30 km/h
以上にならないと作動しません。また、ブレー
キ ペダルを踏むと自動的に解除されます。
5
クルーズ コントロールは、速度を一
定に 保っ たま まあ る程 度長 い距 離
を走 行し ても 安全 な交 通お よび 道
路条件下でのみ、使用して下さい。
操作スイッチ
クルーズ コントロールは、スイッチ A 、ダイ
ヤル B、ボタン C( RCL)によって操作します。
スイッチ A には 2 つの位置があります。
– OFF
こ の位置に回すと、システムは解除され ま
す。
– ON
この位置に回すと、システムが作動します。
シ ス テム が作 動 する と、デ ィス プレ イ に
メッセージ "Cruise" が表示されます。
ダイヤル B は走行速度をメモリーさせる(さ
らにその速度 に維持させる)ため、および メ
モリーされてい る設定速度を増減するため に
使用します。
ダイヤル B を( + )位置に回すと、現在の走
行速度をメモリ ーさせることができます。ま
た、メモリーされて いる設定速度を上げるこ
とができます。
ダイヤル B を(–)位置に回すと、メモリーさ
れている設定速度を下げることができます。
ダイヤル B をどちらかの位 置に回すたびに、
設定速度は約 1 km/h ずつ増減します。ダイ
ヤルを回したま まにすると、設定速度は連続
して変化します。そ して車が設定された速度
に達すると、自動的にその速度に保たれます。
ボタン C( RCL)は、メモリ ーされている設
定速度に復帰する時に使用します。
警告:イグニッ ション キー を STOP 位置に
回したり、スイッチ A を OFF 位置にすると、
システムは停止 し、記憶されていたメモリー
は消去されます。
C
B
112
クルーズ コントロール(オプション)
A
M138_jap_UM.book 113 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
速度の設定
設定速度への復帰
設定速度を上げる
スイッチ A を ON 位置 に回し、通常 通り走
行しなが ら、設定し たい速度 になるよ うに加
速または 減速しま す。ダイ ヤル B を(+ )に
回し、3 秒以上そ の位置に 保った後、手を放
しま す。これ で 速度 がメ モ リー され ま すの
で、アクセ ル ペダ ルか ら足 を放す こと が可
能です。
ブレーキ ペダルを踏むまで、車はメモリーさ
れた設定速度を維持します。
追い越し などの時 は、必要に 応じてア クセル
ペダル を踏 んで 下さい。ア クセ ル ペダ ルを
放すと、メ モリーさ れている 設定速度 に戻り
ます。
ブ レー キ ペダ ルを踏 んだこ とに よって シス
テ ムが解除された場合は、以 下の手順で、メ
モ リーされていた設定速度に 復帰することが
できます。
メ モリー されて いる設定 速度を 上げる には、
以下の 2 通りの方法があります。
– メ モリ ーさ れて いた 設定 速度 付近 にま で
徐々に加速します。
– メモリーした時と同じギヤ( 4 速/ 5 速/
6 速)を選択します。
– ボタン C(RCL )を押します。
– アクセル ペダルを踏んで速度を上昇させて
から、新たに速度をメ モリーします(ダイ
ヤル B を 3 秒以上回したままにします)。
または
– ダイヤル B を( +)位置に回します。ダイ
ヤルを短く 1 回この位置に回すたびに、設
定速度は約 1 km/h 上昇します。回したま
まにすると、連続して設定 速度が上昇しま
す。ダイヤル B を放すと新しい設定速度が
自動的にメモリーされます。
5
クルーズ コントロール(オプション)
113
M138_jap_UM.book 114 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
設定速度を下げる
5
ク ル ーズ コ ント ロー ル 作動 中 は、
シ ステ ムが 正し く作 動し なか った
ギ ヤを ニュ ート ラル に しな いで 下
り 不具合が 発生した場 合は、
スイッ
メモ リーさ れてい る設定速 度を下 げるに は、
さ い。ク ル ーズ コ ン トロ ー ル は、
チ A を OFF 位置 に戻し、該 当す
以下の 2 通りの方法があります。
作動させても安 全な交通および道路条件下 で るヒ ュ ーズ を点 検 して から、マ セ ラテ ィ正
– ブレーキ ペダルを踏んでシステムを解除し のみ、作動 させるよ うにして 下さい(直線 の 規サ ービ ス ネ ットワ ーク で点検 を受 けて下
た後、新たに設定速度をメモリーします(ダ ドライ 路面、高 速道路な どの平ら なアスフ ァ さい。
イヤル B を(+)位置に 3 秒以上回したま ル ト路 面、交通 の 流れ がス ム ーズ な場 合 な
まにします)
。
ス イッチ A を常 に ON 位 置のまま
ど)。市街地走 行や渋滞 中には使 用しない で
に し てお いて も、シ ステ ムが 損傷
または
下さい。
す ることは ありませ ん。しかし、使
– ダイヤル B を、新しく設定したい速度にな
クルーズ コントロールは、走行速度
用し ない時 は、クル ーズ コント ロー ルを解
るまで(–)位置に回し続けま す。すると、
が 30 km/h 以上の場合のみ作動さ
除して おくこと をお勧め します。スイッチ A
新しい設定速度が自動的にメモリーさ れま
せることができます。
を OFF に戻 しておく ことで、誤っ て設定速
す。
度をメモリーして しまうことを防ぐことがで
クルーズ コントロールは、車速に応
きます。
メモリーされている設定速度を
じてギヤが 4 速、5 速、6 速の場合
消去する
のみ作動させることができます。
メモリーさ れている設定速度は、以下の 場合
下 り坂 では エン ジン の 負荷 が減 少
に自動的にゼロにリセットされます。
するため、実際の車速は設定速度よ
– エンジンを停止した場合。
りも多少上昇することがあります。
または
– スイッチ A を OFF 位置に戻した場合。
114
クルーズ コントロール(オプション)
M138_jap_UM.book 115 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
電子サスペンション
(日本仕様は標準装備)
電子 サス ペ ンシ ョン は、高 性能 な車 載 セン
サー を通 じて 車の サス ペン ショ ン をコ ント
ロールし、車の性能を最大限 に引き出すこと
を目的としています。
システムは、各ショック アブソーバーに取り
付けてあるアクチュエー ターによって、サス
ペンションの減衰力を常時 モニタリングしま
す。これにより、路面状況や 車の姿勢変化に
応じて ショッ ク アブ ソーバ ーの セッテ ィン
グが最適化され、乗り心地の 快適性とロード
ホールディングが向上します。
ボタン A を押すと、ドライバーの運転スタイ
ルに合わせて、サスペンショ ンを通常走行用
のセッティングにするか、ス ポーツ走行用の
セッティングにするか選択 することができま
す。" ノーマル " モードで はショック アブ
ソーバー は柔ら かめの セッテ ィングに なり、
"SPORT" を選択すると硬めの セッティング
になります。
こ のシステム を制御す る ECU は、セ ンサー
か らの 信号 に基づ き、各シ ョッ ク アブ ソー
バ ーに 設置さ れたソ レノ イド バ ルブを コン
ト ロールすることで、サスペン ションの減衰
力とセッティングを調節します。
ECU が車速、上下加速度、横加速度、瞬間ブ
レ ーキ圧を計算することでサ スペンションの
減 衰力を制御できるよう、以下 の各種のセン
サーが装着されています。
– 横加速度センサー
"SPORT" モ ー ドを 選 択 す る と、サス ペ ン
ショ ンがスポーツ走行に最適な ものになるだ
けでなく、ASR システムと "Cambiocorsa"
もス ポーツ走行に適したセッテ ィングになり
ます。
自己診断
エン ジン始動のたびにシステム は自己診断サ
イク ルを実施し、自己診断中はデ ィスプレイ
のワーニング ライト
が点灯します。
– 左フロント垂直方向センサー
– 右フロント垂直方向センサー
– リヤ垂直方向センサー
– 左フロント ホイール加速度センサー
5
– 右フロント ホイール加速度センサー
– 車速センサー
– ブレーキ ペダル スイッチ
シ ステムは、車体の上下方向 の振動(ロール
と ピッチング)を最小限に抑え ることを目指
し て、サスペンションの減衰力 を制御してい
ます。
電子サスペンション(日本仕様は標準装備)
115
M138_jap_UM.book 116 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
セッティングの選択
5
ドライバー は路面状況、走行速度、運転 スタ
イル、快適性な どを考慮して、通常走行 用と
スポーツ走行用の 2 種類のセッティングから
選ぶことができます。
SPORT モー ド を 解 除す る と 通常 走 行 用 の
セッティン グになり、快適な乗り心地が 確保
され、また比較 的滑りやすい路面でも高 い安
定性が発揮されます。
SPORT モー ドを作動 させる と、スポーツ 走
行に適した セッティングとなり、走行性 能が
優先されて、最適なロード ホールディングに
よる レー シング ス タイ ルでの 走行が 可能 に
なります。
エンジンを 始動させると、エンジンを停 止す
る前に最後に 選択していたセッティング にな
ります。
"SPORT" セッティ ングにすることができ る
のは、イグニッション キーが AVV 位置にあ
る場合だけです。ボタン A を押すことによっ
て(たとえ走行 中でも)このセッティン グに
する ことが 可能 です。SPORT モー ドにす る
と、マル チフ ァン クショ ン ディ スプ レイ に
SPORT の 表 示が 現 わ れ、同 時 にボ タ ン の
LED が点灯します。
警告: SPORT セッテ ィングは、路 面が安 定 電 子サ ス ペ ン シ ョン 調 整 シ ステ ム は MSP
した状態では ない場合や、滑りやすい場合 に (ヨーイングを防止するためのシステム)と連
はお勧めできません。
動しています。" ノーマル " サスペンション
を選択すると比較 的滑りやすい路面でも走行
再びボタン A を押すと、走行中であっても " 安定性 が高められ、 SPORT モー ドにすると
ノーマル " モードに戻ります。この通常走行 MSP システム によってス ポーツ走 行用に最
用のセッティ ングを選択すると、マルチフ ァ 適化されます。
ンクシ ョン ディス プレイのワ ーニング ラ イ
警告:十分なグリ ップが得られない路面(凍
ト SPORT とボタンの LED は消灯します。
結路、雪 道、砂地 など)で は、たと え MSP
が作動可 能である場 合でも、SPORT モード
機能は使用しないことをお勧めします。
MSP
A
116
電子サスペンション(日本仕様は標準装備)
M138_jap_UM.book 117 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
故障のサイン
走行中にシステムの電気 系統のコンポーネン
トが 1 つでも故障すると、ECU はワーニング
ライトを
ディスプレイに表示します。
さらに、ECU はショ ック アブソー バーをプ
リセットされた値に調節 し、安全性を確保し
ます。1 本のショック アブソーバーのみが故
障した 場合 は、故障 したシ ョッ ク アブ ソー
バーは ECU による制 御を受けな くなり、故
障発生時のポジションの ままになります。し
たがって、 4 本のうち 1 本 のショッ ク アブ
ソーバーのみは、他のショック アブソーバー
とは違いセッティングが固 定されることにな
ります。
いずれの場合でも、低速走 行をすれば、安全
走行には支障ありません。
警 告:サスペンションを制御す る電子システ
ム に不具合が発生した場合 は、走行中にディ
ス プレイのワーニング ライト
が点灯
し ます。この場合は減速して慎 重に運転を行
い、速やかにマセラティ正規サービス ネット
ワークで点検を受けて下さい。
不具 合が修正され、ディスプレイ のワーニン
グ ライ ト
が再び 点灯しないよ うであ
れば、今後は電子サスペンション システムは
正常に作動します。
不具 合が解消されていない場 合は、再びマル
チ ファ ンクシ ョン デ ィスプ レイの ワー ニン
グ ライト
が点灯します。
走 行中に不具合が発生して、デ ィスプレイの どち らのケースでも、マセラティ 正規サービ
ワーニング ライト
が点灯した場合は、 ス ネット ワーク でシ ステム の点検 を受 ける
な る べく すぐ に 車を 止め、イ グ ニッ ショ ン 必要があります。
キ ーを STOP 位 置に 戻して エンジ ンを 始動 不 具合が検出 されると、その 内容は ECU に
し直して下さい。
メモ リーされますので、たとえ自 然に不具合
が解 消された場合でもマセラテ ィ正規サービ
ス ネットワークで診断が可能です。
5
電子サスペンション(日本仕様は標準装備)
117
M138_jap_UM.book 118 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ヘッドライト
ヘッドライトの光軸調節
(キセノン ヘッドライト装着車を
除く。但し日本仕様車はキセノン
ヘッドライト装着車輌)
5
ヘッドライト の光軸調節はドライバーの 快適
で安全な走 行以外に、周囲の交通のため にも
非常に重要 です。ヘッドライトの光軸調 節は
交通法規により定められています。
ライトを点灯 しての走行はドライバーと 周囲
の交 通が適 切な視 界を得る ために 重要で す。
そのため正しい光軸調節を行って下さい。
必要 に応 じてマ セラテ ィ正 規サー ビス ネ ッ
トワークで点検して下さい。
角度の調節
車に荷物など を載せた場合、車の後部が下 が
り、ヘッドライトの光軸が上がります。
その時はステア リングホイールの左側にあ る
電動調整機能を使って調節して下さい。
スイッチ A はイグニッションキーが AVV 位
置の時のみ作 動します。4 段階の調節が可 能
で、タンク内の燃 料と搭乗者数により調節 し
て下さい。
ヘッドライト
下向き 1 - 1 名乗車(ドライバー)+ トラン
ク内に均等に荷物が搭載された
状態
下向き 2 - 4 名乗車
下向き 3 - 4 名乗車 + トランク内に均等に
荷物が搭載された状態
警告:車の搭乗者数や荷物が変動した場合は、
その都度調節をして下さい。
A
118
下向き 0 - フロント シートに 1 名または
2 名乗車
M138_jap_UM.book 119 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
キセノン ヘッドライト
道 路脇を幅広く照らし出す ため、道路の端に
い る人(歩 行者、自 転車、オ ート バイ など)
キセ ノ ン(ディ ス チャ ー ジ)ヘッ ド ライ ト
の 視認性が向上し、安全性が大 幅に高められ
は、白熱フィラ メントの 代わりにキ セノン ガ
ます。
スを充填 し、アーク 放電を行 うことで 点灯し
ア ー ク放 電は 最初 に高 電圧 を必 要と しま す
ます。
が、その後は低電圧で済むようになります。
このライトは、従来のバルブ を用いたヘッド
ヘッドライトは、点灯後、約 0.5 秒で最大輝
ライトと比べ、品質(輝度)お よび照射する
度に達します。
範囲において優れた特性を持っています。
こ のタイプのヘッドライトは 強い光を発する
この ライ トに よる 照射 の明 るさ の メリ ット
ため、対向車が眩しくならないように、ブレー
は、とりわけ濃霧のような 悪天候時や、道路
キ 時や加速時、また積載時にも 光軸を一定に
標識が見 えにく い時に 実感す ることが でき、
保つための自動調節機能を備えています。
従来であ れば暗 闇に埋 もれて いた道路 脇も、
その幅広い照射範囲によっ て照らし出すこと
ができます(そのためドライ バーの眼精疲労
も軽減され、道路がよく見え るために安全運
転が可能となります)。
電 動 自 動 調節 機 能 が 装着 さ れ て いる た め、
ヘッドライトの光軸調整は不要です。
キ セノ ン ヘッド ライ トは耐 久性に 優れ てい
ます。
バルブの交換が必要な場合は、必ず
マ セ ラテ ィ 正 規 サー ビ ス ネ ッ ト
ワークにお任せ下さい。感電する危
険があります!
5
ヘッドライト
119
M138_jap_UM.book 120 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
運転条件
運転を開始する前に
下記の項目は、定期的に点検すると同時に、長
距離走行を行う前にも必ず点検して下さい。
– タイヤ空気圧およびタイヤの状態
– 各種オイル レベル
– ウィンドシールド ワイパー ブレードの
状態
– 各種ワーニング ライトの作動と
灯火類の点灯確認
5
警告:上記の点検は、少なくとも 800 km ご
との実施を お勧めします。それと同時 に、定
期点検プラン に沿った点検を必ず実施し て下
さい。
また、下記の作業もお勧めします。
– ガラスおよびライトのレンズの清掃
– ミラー、ステアリング ホイール、シート
およびシート ベルトの調節
120
運転条件
オイル類
警告:無鉛ガソリ ンのみ使用して下さ い。有
鉛ガソリンや質 の悪いガソリンを使用する と
触媒が損傷します。
各種オイルの仕様と容量については、 " 容 量
および技術仕様 " の記載に従って下さい。
安全運転のために
お車 に は各 種の アク ティ ブお よび パッ シ ブ
セーフティ機 能が装備されていますが、ド ラ
イバー自身が交 通状況に応じた安全運転を 行
うことが最も重要になります。
以下には、安全運 転のための基本的なルー ル
が記載されて います。これらのことはすで に
ご承知のこと と思いますが、安全のために 重
要な事柄ばか りですので、今一度熟読され ま
すようお願い致します。
運転する前に
– ヘッド ライトその他のライトが正しく点灯
するか確認して下さい。
– シート、ステアリング ホイール、バック ミ
ラー の位置を調節し、最適な運転姿勢を整
えて下さい。
– 各ペダ ルの動きを妨げるものが何もないこ
と(マ ットが めくれ たりし ていな いこと)
を確認して下さい。
– トラ ンク内にある物を整理し、急ブレーキ
の 際に 前 方に 移動 しな いよ うに して 下さ
い。
– 運転前 に多量の食事をとることは避けて下
さい。軽食の方が反射神経が鋭くなります。
アルコール類は絶対に飲まないで下さい。
– 前述の " 運転を開始する前に " のセクショ
ンに記 載されている点検事項を必ずチェッ
クして下さい。
M138_jap_UM.book 121 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
トラン ク内やボンネッ トの上に
乗って走行することは、現行法規で
禁止されているばかりでなく、非常
に危険な行為です。事故時に 大ケガを負う可
能性が極めて高くなりま す。走行する時は必
ず車のシートに座り、シート ベルトを装着し
て下さい。ドライバーは、ご 自身および搭乗
者が正 しくシ ート ベルト を装着 してい るか
必ず確認して下さい。
走行にあたり
– 安全運転で最も大事 なのは、注意を怠らな
いことです。注意を怠 らなければ、他のド
ライバーによる危険な 運転や不注意な運転
を予測することもできます。
チャイルド シートのベルトも含め、
シート ベルト は必ず 装着して 下さ
い。シート ベルトを装着しないで運
転す ると、衝突時に大ケガや死亡 する危険が
増大します。
– 前車との車間距離を 十分に取り、走行速度
– 長時間、連続して運転する ことは避けて下
や交通状況に応じて車 間距離を調節して下
さい。
さい。休憩はまめに取る ようにし、足のス
トレッチを行ったり気分 転換をするように
して下さい。
– 各国の交通法規を遵 守し、常に制限速度を
守って運転して下さい。
– 長距離走行は、体調が 万全な状態で行って
下さい。
飲酒運 転や薬を服 用しての 運転は、
ドライバ ー自身だけで なく他の
人々にとっても非常に危険です。
– 車内の空気を定期的に入れ替えて下さい。
– エン ジ ンを 停止 さ せた ま ま、惰力 で下 り
坂を 走行 す るこ とは 絶対 にし ない で下 さ
い。エン ジン ブレ ーキ とパワ ー ブレ ーキ
を作 動させる ことが できな いため、ブ レー
キ操 作を す る時 にペ ダル が非 常に 重く な
りま す。
運転条件
5
121
M138_jap_UM.book 122 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
夜間の運転
雨の日の運転
霧の中での運転
夜間に運転 する時は、特に以下の点に注 意し
て下さい。
雨の日や、濡れた 路面の走行は危険が伴い ま
す。濡れた路面で はタイヤとアスファルト の
摩擦力が著し く低下するため、あらゆる面 で
車の操作が困 難さを増します。制動距離が 大
幅に長くなり、ロード ホールディングも低下
します。
雨の日に走行 する時は、以下のような点に 注
意して下さい。
濃霧 の 場合 は、でき る だけ 運転 は 避け て下
さい。
多かれ少なかれ霧 や霧雨が発生している場合
は、以下の点に注意して下さい。
– いつも以上に慎重に運転して下さ い。昼間
よりもさらに注意力が必要となります。
– スピードを落として下さい。特に照明のない
道ではスピードを抑えて運転して下さい。
– 眠気を感じたら無理をせず車を止めて 下さ
い。そのまま続けて運転すると、ドライバー
自身だけでなく他の人々にとっても危 険で
す。十分に休息を取ってから運転を再 開し
て下さい。
– 前車との車間距離を昼間よりも多めに 取っ
5
常 よりも広く取って下さい。高速ではコ ン
ト ロールを失う可能性があり、またハイ ド
ロプレーニング現象の原因ともなります。
– 昼間でもロー ビーム、フロントおよびリヤ
フォグ ライトを点灯して下さい。ただしハ
イ ビームにはしないで下さい。
– 霧は アスファルトを湿らせますので、あら
ゆる 面で車の操作が難しくなり、また制動
距離も 長くなることを念頭に入れて運転し
て下さい。
て下さ い。ライト しか見 えない 状況で は、 – 大 雨では視界も著しく低下します。この よ
– 前車との車間距離を十分に取って下さい。
他の車の走行速度を判断することが難 しく
う な時には昼間で もロー ビームを点灯 し、
なります。
自 分の車の存在を他の車に知らせるよう に – な るべく 走行速 度を一 定に保 ち、急加速、
急減速は避けて下さい。
して下さい。
– ヘッドライトの光軸が適正であるか確 認し
–
追い越しは可能な限り行わないで下さい。
て下さい。ライトが照らし出す方向が 低す – 視界が曇る場合は、エア コンディショナー
ぎると視界が狭くなって目が疲れやす くな
ります。逆に、高すぎると他のドライ バー
の迷惑になります。
– ハイ ビームは明るい市街地では使用せず、
他のドライバーに迷惑がかからないこ とを
確認してからご使用下さい。
– ハイ ビーム点灯中に他の車が近づいてきた
ら、すぐにロー ビームに切り替えて下さい。
– ヘッドライトその他のライトは常に清 潔に
しておいて下さい。
– 郊外では、道路を横切る動物に注意し て下
さい。
122
– ス ピードを落とし、前車との車間距離を 通
– スピードを抑えて下さい。
運転条件
のデフロスター機能を使用して下さい。
– ウィンドシールド ワイパー ブレードは定
期的に点検して下さい。
– 停車 せざるを得ない場合(故障時や、視界
が悪 く運転の続行が困難な場合)は、まず
走 行レ ー ン以 外の 場所 に車 を止 めて 下さ
い。次にハザード ライトを点灯し、可能で
あればロー ビームも点灯して下さい。
– 他の車 が近づいてくるのが聞こえたらホー
ンを鳴らして注意を促して下さい。
M138_jap_UM.book 123 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
山道での運転
雪道や凍結路での運転
下り 坂 で は 低い ギ ヤ に 入れ て エ ン ジ ン ブ
レーキを使用し、ブレーキが 過熱しないよう
にして下さい。
こ うした路面状況では、以下の 点に注意して
運転して下さい。
– エンジンを停止し たりギヤをニュートラル
に入れた状態で惰 性で下り坂を走行するこ
とは絶対にしな いで下さい。また、走行中
は絶 対に イグニ ッショ ン キー を抜か ない
で下さい。
– ス ピー ドを 抑 えて 運転 し て下 さい 。コー
ナーをショートカ ットして走行することは
おやめ下さい。
– 上り坂で追い越 しをする場合は、平坦な道
路でのような加 速は行うことはできず、追
い越しのために必 要となる距離も長くなり
ますのでご注意 下さい。追い越しをされる
場合は、他の車が追 い越しやすいように減
速して下さい。
– 非常にゆっくりしたス ピードで運転するよ
うにして下さい。
– 雪道ではタイヤ チェーンやウィンター タイ
ヤを装着して下さい(" タイヤ チェーン "
および " ウィンター タイヤ " のセクション
を参照して下さい)。
– 主にエンジン ブレーキを使用するようにし、
急ブレーキは避けて下さい。
– 急加速や急ハンドルは避けて下さい。
– 冬季は、道路が乾いているように見えても、
所々で凍結している 場合があります。橋や
陸橋、または樹木や岩 の陰になって日の当
たらない場所を走行 する時には、十分注意
して下さい。路面が凍 結している場合があ
ります。
5
– 前車との車間距離は十分に取って下さい。
運転条件
123
M138_jap_UM.book 124 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
排出ガス浄化装置
5
124
エンジン始動 がうまく行かない場合は、何 度
も始動(クランキング)を試みないで下さい。
お車には排出 ガス浄化装置が装着されて いま 押しがけやけ ん引、坂道を利用してのエン ジ
すが、私たち一 人一人が環境保護に取り 組む ン始動は緊急 時以外は行わないで下さ い。触
媒の損傷の原因となります。
必要があります。
いく つかの 基本的 なルー ルを守 るだけ で、環 エンジン始動 の非常手段としては、予備バ ッ
境 にダ メー ジを 与え るこ とを 防ぐ こ とが で テリーのみを使用することができます。
き、同 時に 燃料 の 消費 も抑 え るこ とが で き 走行中、エンジンの調子が悪くなった場合は、
極力エンジンに 負荷を掛けないようにして 走
ます。
以下には、この 点に関する有益な情報が 記載 行し、できるだけ 早くマセラティ正規サー ビ
ス ネットワーク で点検を受けて下さい。
されていますので、よくお読み下さい。
1
つ以上のスパーク プラグの接続を外してエ
排出 ガス浄 化装置 が正しく 機能す ること は、
ンジンを始動
させることは(たとえテスト の
環境保護と燃費向上の両方に役立ちます。
ためであっても)おやめ下さい。
ですから、この 装置を正しい作動状態に 維持
することが、環 境と燃費に配慮した運転 を行 停車したままア イドリングによってエンジ ン
を暖機させな いで下さい。外気温が非常に 低
う上で最も重要になります。
定期点検プ ランを正しく守ることを、ま ず第 い場合は暖機 させても構いませんが、その 場
合でも 30 秒以内にして下さい。
一に心掛けて下さい。
必ず無鉛ガソリンをご使用下さい。
排出ガス浄化装置
正常に作動している場合でも、触媒
は 非 常に 高温 にな り ます。そ のた
め、燃えやすいもの(芝生、枯れ葉、
松葉など)の近く に駐車すると、火災の危険
があります。
触媒 や排気 マニ ホール ドにヒ ート シ ールド
を取 り 付け たり、も と もと 装着 さ れて いた
ヒー ト シー ルドを 取り外 した りしな いで下
さい。
触媒、O2 セ ンサー、排気 マニホー ルドには
塗装スプレーなどを吹き掛けないで下さい。
こ れら の注 意を 守ら ない と火 災が
発生する危険があります。
M138_jap_UM.book 125 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
その他の注意事項
– 停車したままでエ ンジンを暖機しないで下
さい。停車した状 態では、暖機に時間がか
かり、燃料の消費と 有害物質の排出を増加
させてしまいま す。暖機する場合は、エン
ジンの高回転を避 けながらゆっくりと走行
して下さい。
– 燃費 は高い ギヤで走 行する と向上 します。
交通量や道路状況 から安全が確認できたら
高いギヤで走行して下さい。
– 信号待ちをして いる時や、エンジンを止め
– 長期間停車する場合は エンジンを停止して
下さい。
– タ イヤ の空 気圧 を定 期的 に点 検し て下 さ
い。空気圧が低すぎると燃料消費量が増え、
またタイヤ摩耗の原因となります。
– トランク内に不必要な ものを積んで走行し
ないで下さい。車の重 量は燃料消費に少な
からぬ影響を及ぼします。
– 必要な時以外は電装品のスイッチを OFF に
して下さい。電力の 消費量が増えると、燃
料の消費量も増加します。
る前にアクセルを吹かさないで下さい。
– なるべくむらのな い一定した速度で走行し
て下さい。不必要な ブレーキや加速を行う
と、燃料を浪費す るだけでなく、排出ガス
を大幅に増加させます。
5
排出ガス浄化装置
125
M138_jap_UM.book 126 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
駐車
パーキング ブレーキを引き、ホイールを直進
状態にしてから、エンジンを停止して下さい。
1 速ギヤに入れ れば最も減速比が高くな るた
め、エンジン ブレーキを効かせることができ
ます。
急勾配の坂 道に駐車する時は、車止めを 併用
して下さい。
絶対にイグニッション キーを AVV 位置にし
たままにしないで下さい。
車から降りる時は必ずキーを抜いて下さい。
絶対 にお 子様 を車 内に 残し たま ま
車から離れないで下さい。
5
パーキング ブレーキ
パーキング ブレーキを解除するには:
パーキ ング ブレー キ レバーは運 転席と助 手
席の間にあります。
パーキング ブレーキを作動させる場合は、レ
バーを引き上 げ、車が動かないことを確認 し
て下さい。
1) 僅かにレバーを引き上げながら、解除ボタ
ン A を押します。
警告:レバーを 3 ∼ 5 回カチッと鳴るまで引
き上げても車 が動く場合は、マセラティ正 規
サー ビス ネット ワーク でレバ ーの引 きし ろ
の調整を受けて下さい。
イグ ニッ ショ ン キー が AVV 位 置に ある 場
合、パーキング ブレーキを掛けるとインスト
ルメント パネルでワーニング ライト s が
点灯します。
紙、芝生、枯れ葉など燃えやすいも
のの近くに駐車しないで下さい。排
気系 統の コン ポー ネン トと 接触 す
ると火災を起こす危険があります。
車に 乗っ てい ない 状態 でエ ンジ ン
をかけたままにしないで下さい。
A
126
駐車
2) ボタンを押したままレバーを下げます。イ
ンストルメント パネルのワー ニング ライ
ト s が消灯します。
M138_jap_UM.book 127 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
タイヤ
冷間時のタイヤ空気圧
本 マニ ュ アル に 記載 さ れて い る規 定 空気 圧
は、タイヤ冷間時の数値です。
ウィン ター タイ ヤ装 着時 の最高 速
度はタイヤに表示され ています。た
だし各国の現行法規によ り定められ
た法定速度は超えないよう注意して下さい。
スペア タイヤ(エマージェンシー タ
イヤ)装着時は 80 km/h 以下で走
行して下さい。また、スロ ットル全
開、急ブ レーキ、高速 でのコー ナリング は避
けて走行して下さい。
ウィンター タイヤ
ウィンター タイヤは、雪道や凍結路での走行
を目的と して設計されています。もともと車
に装着さ れていた純正タイヤと交換して装着
して下さい。
認定 メー カー および 推奨 サイ ズの
ウィン ター タイ ヤのみを 使用して
下さい。
マセ ラティ正規サービ ス ネ ットワークでは、
お客様の 用途に最も適したタイヤについての
ご相談をお受けしています。
ウィンター タイヤのタイプ、規定空気圧、そ
の他の仕様については、 " 容量および技術仕
様 " の記載に従って下さい。
こ れ らの タイ ヤ は、トレ ッド 溝 の深 さが 4
mm 以下に 摩耗す ると性 能が大 幅に 低下し
ます。この場合には必ず交換して下さい。
ウィンター タイヤは、通常の路面や高速道路
で長距離走行する場合は、ノーマル タイヤに
比べて性能が劣ります。
ウィンター タイヤは、その性能を十分に発揮
できるような路面でのみ使用して下さい。
全ての ホイールに同 じタイヤ
(同一
メーカ ーの同じ製品)を装着して下
さ い。安全 な 走行、確 実 なブ レー
キ、良好な操縦性 を得るためで す。
タ イヤの 回転 方向 を逆 にし て装着
しないで下さい。
5
タイヤ
127
M138_jap_UM.book 128 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
タイヤ チェーン
タイヤ チェーンの使用に際しては、各国の現
行法規に従って下さい。
タイ ヤ チェ ーンは タイ ヤのト レッド 面か ら
9 mm 以 上飛 び出 さな いよ う、径が 小さ い
製品 を使用し て下さい。
チェーンは駆動輪(リヤ タイヤ)に装着して
下さい。
チェーンを装着したら車を 50 m ほど走らせ、
チェーンが緩んでいないか点検して下さい。
タイヤ チェ ーン装着時には、 MSP シス テム
は OFF にして下さい。MSP OFF ボタンを押
すと、ボタンの LED が点灯します。
5
タイヤ チェーン:メーカー/タイプ
Konig/SUPER MAGIC
リヤ タイヤ
265/30 ZR19
128
推奨装備品
警告:タイヤ チェーンを購入または使用する
場合は、マセラティ正規サービス ネットワー
クにお問い合わせ下さい。
警告:チェーン装 着時は、控えめな速度で 走
行して下さい。50 km/h 以下で走行して下さ
い。路面の凹みを 避け、段差や歩道に乗り 上
げたりしない で下さい。また、雪のない道 路
を長時間走行 しないで下さい。車や路面が 損
傷するのを避けるためです。
推奨装備品
法律の規定にか かわらず、マセラティ社では
以下のものを車内 に常備しておくことをお勧
めします。
– アル コールの入っていない消毒液、殺菌済
みガーゼ、包帯などが入った救急箱
– 懐中電灯
– 先がとがっていないはさみ
– 軍手
これらの装備品 等については、マセラティ正
規サ ービス ネット ワーク にお 問い合 わせ下
さい。
M138_jap_UM.book 129 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
非常時には
エンジンのエマージェンシー スタート
ツール キット
タイヤがパンクした時
エクステリア ライトが切れた時
車内ライトが切れた時
ヒューズが切れた時
バッテリーが上がった時
ジャッキ アップする時
けん引する時
事故の時
130
131
132
138
141
144
154
155
156
157
6
129
M138_jap_UM.book 130 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
エンジンのエマージェンシー
スタート
マセラ ティ コード シ ステムの故 障によっ て
イモビライ ザーを解除できない場合 は、ワー
ニング ライト CODE
が点灯したままと
なり、ワーニング ライト EOBD U が 4 秒
後に消えた 後またすぐ点灯して、エンジ ンは
始動できな くなります。この場合には、 必要
に応じて下記 の手順でエンジンのエマー ジェ
ンシー スタートを行い、エンジンを始動して
下さい。
6
警告:以下の手 順を実行する場合は、ま ず最
初に全ての 手順をよくお読みいただ き、内容
を理解して から行って下さい。途中で間 違え
た場合は、イグニッション キーを STOP 位置
に戻し、最初のステップ 1 からやり直して下
さい。
1) コード カードに記載されている 5 桁の電
子コードを手元に用意して下さい。
2) イグニッション キーを AVV 位置に回し
て 下 さ い。こ の時、ワ ー ニ ン グ ラ イ ト
CODE
と EOBD U が点灯します。
130
エンジンのエマージェンシー スタート
3) アクセル ペダルをいっぱいに踏み込んだ
ままにし ます。約 8 秒後にワ ーニング ラ
イト EOBD U が消灯します。そうした
6) 最後の桁の場合も、同じようにアクセル ペ
ダ ルを 踏み 込んだ まま にし ます。 EOBD
U が 4 秒間点灯 して消えたら、アクセ
ら アクセル ペダ ルを放し ます。これか ら
EOBD U が点 滅しますので、注意し て
点滅回数を数えて下さい。
7) EOBD U が早いテンポで点滅(約 4 秒
4) コード カードの 1 桁目の数字と同じ数だ
ル ペダルを放して下さい。
間)したら、作業は正常に終了したことを
意味しています。
け 点滅した時 点で、すぐに アクセル ペ ダ 8) START ボタンを押してエンジンを始動さ
ルを踏み込み、EOBD U が約 4 秒間点
せて下さい。
灯 後 に消 灯す る まで 踏 み続 け て下 さ い。
ワーニング ライト EOBD U が点灯したま
EOBD U が消えたらアクセル ペダルを
ま消えない場合は、一旦キーを STOP 位置に
放して下さい。
戻して、ステップ 1 の手順からやり直して下
5) コード カードの残りの桁についても、同様 さい。
の作業を繰り返して下さい。
警告:エマージェンシー スタートを行った後
は、マセラティ正規サービス ネットワークで
点検を受けて下 さい。一度エマージェンシー
スタートを実行 すると、エンジンを始動させ
るたびに以上の手 順を行わなければならなく
なるからです。
M138_jap_UM.book 131 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ツール キット
ツ ール キット はアンダー フ ロアにベ ルトで
固定されており、以下の工具が入っています。
お車には下記のツールが搭載されています。
– 万能プライヤー
– ツール キット
– 8 mm スパナ レンチ
(トランク内に搭載されています)
– 10 mm スパナ レンチ
– 電気式コンプレッサー、ジャッキおよび
– 13 mm スパナ レンチ
スペア タイヤ装着用の工具が入った
– 17 mm スパナ レンチ
ケース
(スペ ア タイ ヤ内 側に収 納さ れてい ます) – マイナス ドライバー
– プラス ドライバー
(オプション)
– けん引フック
6
ツール キット
131
M138_jap_UM.book 132 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
タイヤがパンクした時
パンク時の注意事項
タイヤがパ ンクしたら、専用の修理キッ トを
使用して一時 的に応急処置を行うことが でき
ます。このキッ トの中身は、パンク修理 剤入
りのボトル A、コンプレッサー B、ドライバー
C です。これらのツールは、トランク内のケー
ス D に入っています。
警告:修理キッ トをご使用になる場合 は、ボ
ト ル A に 記 載 さ れて い る 注 意事 項 ま た は
ケース D 内の注意書きをよくお読み下さい。
6
D
132
タイヤがパンクした時
C
A
B
修理キットによる応急処置後も、非
常 事態 であ るこ とに 変 わり はあ り
ませんので、細心の注意を払って運
転して下さい(制限速度 80 km/h 以下で走
行して下さい)。
パ ンク 修理 剤ボ トル は専 用の ケー
スに収納し、お子様の手の届かない
場所に保管して下さい。ボトル内の
液体は、吸入また は飲み込んだり、肌や目に
触れないようにして下さい。
警告:このキット は、1 本のタイヤに小さ な
傷がついてパン クした場合に一時的に応急 処
置を行うため のものです。大きく穴が開い た
り、裂けたりした タイヤに対しては効果が あ
りません。
応 急 処置 を行 った タ イヤ は、でき
る だ け早 く交 換し て 下さ い。その
際 は、タ イヤ 修理 剤 を使 って 応急
処置を行ったこと を作業スタッフにお伝え下
さい。
M138_jap_UM.book 133 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
スペア タイヤ(エマージェンシー
タイヤ)
(オプション)
– 必要に応じてハザード ライトを点灯し、三
スペ ア タイ ヤ装着時 の制限 速度は
80 km/h です。絶対にこの速度を
超えないで下さい。この速度を超え
ると車体の安定性 やロード ホー ルディング、
ブレー キング 時の性 能が低 下しま す。また、
スロットル全開、急ブレー キ、高速でのコー
ナリングは避けて走行して下さい。
警 告:下り坂や水平でない場所 に車を止める
場 合は、車止めまたはそれに代 わるものをタ
イ ヤの下に置き、車が動かない ようにして下
さい。
お車にはオプションでスペア タイヤ(エマー
ジェンシー タイヤ)、ジャッキ、タイヤ交換
用の工具を装備することができます。
スペア タイヤは特殊なタイプのもので、トラ
ンク内に収納されます。収納 場所を取らない
ように、スペア タイヤは空気が抜けた状態に
なっています。付属の電気式 コンプレッサー
で空気を充填して下さい。
タイヤがパンクした場合 は、以下の手順で作
業を行って下さい。
角表示板を適切な場所に置いて下さい。
– トランクのフロア パネルからスペア タイ
ヤを覆っているカバ ーを外します。ジャッ
キ、コンプレッサー、タ イヤ交換用の工具
とともに、スペア タイヤを取り出します。
ス ペア ホ イール の内 側には 下記の もの が搭
載されています。
– 電気式コンプレッサー C と空気圧ゲージ
およびスペア ホイール用専用エア バルブ
– ジャッキおよびホイール スタッド ボルト
脱着用レンチ D
– ジャッキおよびホイール スタッド ボルト
用ソケット E
– スペア ホイール用スタッド ボルト 5 本 F
– ジャッキ G
ノ ブ A をゆるめ てカバー B を 外した後、ス
ペア ホイールとジャッキ、コンプレッサーと
工具箱を取り出して下さい。
6
– 交通の妨げにな らずに、安全にタイヤ交換
ができる場所に 車を止めます。水平で地面
が硬い場所に車を止めて下さい。
A
C
D
– パーキング ブレーキをかけます。
– ギヤを 1 速またはリバースに入れます。
B
E
G
F
タイヤがパンクした時
133
M138_jap_UM.book 134 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
– コン プレ ッ サー のカ バ ーを 開け、プ レ ッ
シャ ゲージ H の付 いたホースと、電源 用
ケーブル L を取り出します。
– スペア タイヤのバルブ キャップを外し、
ホースのユニオン ナット M をバルブに取
り付けます。
– トランク ルームの右側にあるプラグ P に
電源プラグ L を差し込みます。
– プラ グに 電源 を供 給す るた めに イ グニ ッ
ショ ン キー を AVV 位 置に 回 し、コン プ
レッサーのスイッチ N を ON にします。
– プレッシャ ゲージ H で圧力が 2.5 bar
(250 kPa 、35 psi )になったらコンプレッ
サーのスイッチを OFF にし、バルブ キャッ
プをバルブにねじ込みます。
警告:さらに正確な読 み取り値が得られ るよ
う、コンプレッサーを停止してからタイヤの空
気圧をゲージで点検することをお勧めします。
警告:コンプレッサ ーは 20 分以上作動さ せ
ないで下さい。オ ーバーヒートする危険が あ
ります!このコンプレッサーは、スペア タイ
ヤ の充 填専 用 です ので、マ ッ トレ スや ゴ ム
ボートなどを膨 らませるために使用しない で
下さい。
6
N
M
H
L
134
タイヤがパンクした時
P
警 告:電源 プ ラグ に はキ ー が AVV 位 置に
なって いる場 合にの み電源 が供給 されます。
また、プラグに接続 できるのは消費電力が最
大 15 A( 180 W)以下の機器だけです。そ
れよりも電力消 費の大きな機器には、この電
源プラグは接続 しないで下さい。長時間電力
を消費するとバ ッテリーが消耗し、再びエン
ジンを始動できな くなる恐れがありますので
ご注意下さい。
– ソケット E をレンチ D に取り付け、交換
す るホイー ルのスタッ ド ボルト 5 本を約
1 回転緩めます。
M138_jap_UM.book 135 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
– ケースからジャ ッキを取り出し、ジャッキ
を少し開きます。
– 図で示されているポ ジションのうち、交換
(サイド メンバー
– ジャッキ アップ ポイント
するホイールに最も 近いポジションに
ジャッキを取り付けます。
に設けられた所定 の位置)にジャッキの頭
部が正しく入っているか確認して下さい。
正し い位 置に ジャ ッキ を掛 けな い
と、ジャッキ アップした時にボディ
が落下し、損傷する恐れがあり危険
です。
~10 cm
~10 cm
6
タイヤがパンクした時
135
M138_jap_UM.book 136 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
– ジャ ッキ に レン チを 差 し込 み、ホイ ー ル
が地 面か ら数 セン チ浮 き上 がる ま で回 し
ます。
– 5 本のスタッド ボルトを完全に緩め、
ホイールを取り外します。
– スペア タイヤを取り付け、ケースに入って
いる専用のスタッド ボル ト 5 本 F を 取り
付けます。
– スタッド ボルト 5 本を締め付けます。
スペア タイヤは、ケースに同梱され
てい る 専 用 のス タ ッ ド ボ ル ト を
使って取り付けて下さい。オリジナ
ルのスタッド ボルトは、元のホイールを取り
付ける時に 必要となりますので、紛失し ない
ように保管して下さい。
– レ ンチを回して車を下げ、ジャッキを外 し
ます。
– 全 てのボルトを完全に締め付けます。図 の
よ うに、1 本のボルトを締めたら対角線 上
の 反対側のボルトを締めるという順序で 締
め付けて下さい。
ス ペア タ イヤは 標準のタ イヤよ り
も幅が狭いため、パンクしたタイヤ
の 修理 が可 能な サー ビ ス工 場ま で
の移動以外には使用しないで下さい。
スペア タイヤの規定空気圧は
2.5 bar( 250 kPa、35 psi )です。
安全上の理由から、同時に 2 本以上
の スペア タイヤを 装着し て走行す
ることは固く禁じられています。
スペア タイヤにはタイヤ チェーン
を装着することはできません。
6
スペア タイヤの寿命は、
最長 3,000 km です。
1
4
136
スペア タイヤ装着時は、絶対に制限
速度 80 km/h を超えないようにし
て下さい。この速度を超えると、車
体の安定性やロード ホールディング、ブレー
キング時の性能 が低下し危険です。また、ス
ロットル全開、急 ブレーキ、高速でのコーナ
リングは避けて走行して下さい。
タイヤがパンクした時
3
5
2
M138_jap_UM.book 137 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
標準タイヤの取り付け
– 前述の手順により、車をジャッキ アップし
ホイ ールのス タッド ボルトの 締め
付けトルクは 98 ± 10 Nm です。
標準タイヤを装着後は、タイヤの空
気圧を必ず点検して下さい。
てスペア タイヤを取り外します。
– 標準タイヤを取 り付け、最初に取り外し作
業 で外 して おい たオ リジ ナル の スタ ッド
ボルトを取り付けます。
– 付属のレンチを使ってスタッド ボルトを
締めます。
標準タイヤは、オリジナルのスタッ
ド ボ ルトを 使って取 り付け て下さ
い。スペア タイ ヤ用のスタッド ボ
ルトは、次回スペア タイヤを装着する時に必
要となりますので、紛失しな いようにケース
に入れて保管して下さい。
作業が完了したら:
ジャ ッキ はタ イヤ 交換 以外 の用 途
には 使 用し ない で 下さ い。絶対 に
– バルブ キャップを使用してバルブを押し、
ジャ ッキ で持 ち上 げた 車の 下に 入
完全にスペア タイヤの空気を抜きます。
り込んで作業を行わないで下さい。
– ジャッキ、レンチ、ソケ ットおよび専用ス
タッド ボ ルトをケ ースに入 れ、スペア タ
イヤの内側に収納します。
– スペア タイヤをトランクの所定の位置に置
き、カバーを掛け、ノブを使 用してスペア
タイヤを固定します。
– スペア タイヤをトランクのカバー パネル
で覆います。
– 車を下ろしてジャッキを外します。
– 前ページと同じ順序で、スタッド ボルトを
6
完全に締め付けます。
タイヤがパンクした時
137
M138_jap_UM.book 138 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
エクステリア ライトが
切れた時
警告:ライトを交換する前に、関連するヒュー
ズが切れて いないか確認して下さい。切 れた
バルブを交 換する際は、切れたバルブと 同じ
容量で仕様が 同じ新品のバルブと交換し て下
さい。
キ セノン ヘッド ライト装 着車の 場
合、バルブの交換とシステムの点検
は、必 ず マセ ラテ ィ 正規 サー ビ ス
ネットワーク で実施して下さい。高電圧に よ
り感電する危険があります。
2) ライトのカバーを外します。
3) バルブ ホルダー F を左に回して引き出し
ます。
リヤ ライト
4) バルブ G を軽く押しながら左に回して
リヤ ライトは下記により構成されています。
A – パーキング ライト( P21/5W)
フロント ライト
バルブは下記の要領で交換して下さい。
1) トランクリッドを開きます。
B – 方向指示灯(PY21W)
フロント ライトは、車の下部から交換を行う C – ストップ ライト( P21W )
ため、ホイール ハウスを外して下さい。
D – リヤ フォグ ライト(P21W)
ロー ビーム、ハ イ ビー ム、フォ グ ライ ト、
E – リバース ライト( P21W )
フロン ト パーキン グ ライトおよ び方向指 示
灯 ライ トの 交換 はマ セラ ティ 正規 サ ービ ス
ネットワークで行うことをお薦めします。
外します。
5) 新しいバルブを押しながら右に回して
取り付けます。
6) バルブ ホルダーを右に回して取り付けます。
7) カバーを取り付けます。
6
B
E
G
F
A
138
エクステリア ライトが切れた時
C
D
M138_jap_UM.book 139 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
2) タブ L を外しながら、ユニット全体を外し
方向指示灯
方向指示灯のバルブ(5W )を交換するには:
ます。
3) バルブ ホルダー M を左に回して外します。
4) バルブを交換します。
5) バルブ ホルダーを右に回して取り付けます。
1) スプリング クリップ H が押されるよう、
ユニットを前方に移動します。
6) 始めにユニット後部のタブを差し込み、
スプリング クリップが固定されるまで
押し込みます。
警告:作 業を行う時は、車体やラ イトを傷つ
けないよう、慎重に行って下さい。
6
M
L
2
1
H
エクステリア ライトが切れた時
139
M138_jap_UM.book 140 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ハイマウント ストップ ライト
ナンバー プレート ライト
バルブを交換するには、レンズ ユニットを外
す必要があ ります。マセラティ正規サー ビス
ネットワークでの交換をお薦めします。
ナンバー プレー ト ラ イトのバルブ(C 5W )
を交換するには:
1) レンズ/バルブ ホルダーのネジをゆるめ
ます。
2) ユニットを外して、バルブを交換します。
6
140
エクステリア ライトが切れた時
M138_jap_UM.book 141 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
3) ライトの左側を最初に押し込み、次に右側
車内ライトが切れた時
リヤ ルーム ライト
をはめて下さい。
警告:ライトを交換する前に、関連するヒュー
ズが切れていないか確認 して下さい。切れた
バルブを交換する際は、切れ たバルブと同じ
容量で仕様が同じ新品のバ ルブと交換して下
さい。
バルブを交換するには
(
12V − 5W "torpedo" タイプ):
警 告:ルー ム ラ イト を交 換す る時 は、電気
配 線の取り 回しを確 認し、ラ イトのエ ッジと 1) マイナス ドライバーを使い、D の部分を
押し出してライトを外します。
固 定タングの間にはさまらな いようにして下
さ い。
2) バルブを交換します。
3) コネクター側を最初に押し込み、次に反対
フロント ルーム ライト
側をはめて下さい。
バルブを交換するには:
1) マイナス ドライバーを使い、A の部分を
押し出してライトを外します。
2) バルブを交換します。
– タイム ライト B( 12V − 10W "torpedo"
タイプ)
– リーディング ライト C (12V − 3W)
6
D
A
B
C
車内ライトが切れた時
141
M138_jap_UM.book 142 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
バニティ(化粧)ミラー ライト
バルブを交換するには
(12V − 5W "torpedo" タイプ):
1) E の部分を押し出して固定板を外します。
グローブ ボックス ライト
バルブを交換するには
(12V − 5W "torpedo" タイプ):
1) マイナス ドライバーを使って F の部分を
押し出し、レンズを外します。
2) バルブを交換します。
3) 固定板を押し込んではめて下さい。
2) バルブを交換します。
3) 最初にレンズ タブが 2 個所ある面を押し
込み、次に反対側をはめて下さい。
ドア足元ライト(ドア下部)
バルブを交換するには
(12V − 5W "all glass" タイプ):
1) マイナス ドライバーを使って、G の部分
を押し出し、レンズのベースを外します。
2) レンズ側面のタブ H を押してレンズを外
します。
3) バルブを交換します。
4) レンズを取り付けます。
5) 最初に配線コネクター側を押し込み、次に
反対側をはめてクリップを留めます。
6
E
E
E
F
H
G
142
車内ライトが切れた時
M138_jap_UM.book 143 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
トランク ルーム ライト
バルブを交換するには
(12V − 5W "all glass"):
1) マイナス ドライバーを使って、L の部分
3) バルブを交換します。
4) レンズを取り付けます。
5) 最初にレンズ ユニットの左側を押し込み、
次に右側をはめてクリップ N を留めます。
を押し出し、レンズのベースを外します。
2) レンズ M の側面を押してタブを開放しレ
ンズを外します。
6
L
M
N
車内ライトが切れた時
143
M138_jap_UM.book 144 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ヒューズが切れた時
ヒ ューズを交換する時は、同じ容量 のヒュー
ズ(同色のヒューズ) と交換して下さい。
ヒ ュ ーズ が度 々 切れ る時 は、マセ ラ ティ 正
ヒューズの交換
規 サー ビス ネ ット ワー クで点 検を 受けて 下
電装 系統の 装置 が作動 しなく なった 場合は、 さ い。
まず関連するヒューズを点検して下さい。
必ず切れたヒューズと同じ容量(同
A - 正常なヒューズ
色)の正常なヒューズと交換して下
B - 切れたヒューズ
さい。
ヒューズ/リレーの設置場所
ヒューズ/リ レーは次の場所に設置されてい
ます。
– エンジン ルーム
– 右側グローブ ボックスの下
– トランク ルームの右側
ヒューズの色
A
B
容量
6
茶
赤
ライト
ブルー
黄
白
緑
A5
A7.5
A10
A15
A20
A25
A30
Maxi ヒューズの色
容量
144
黄土色
ヒューズが切れた時
黄
緑
オレンジ
赤
青
A20
A30
A40
A50
A60
M138_jap_UM.book 145 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
右側ダッシュボード下部のヒューズと
リレー
ヒューズとリレーを点検す る時はマットを外
し、カバー パネルを持ち上げ、保護カバー C
を外して下さい。
ヒューズとリレーは 4 個のボックス内に装着
されています。リレーのカバーはタブ D で固
定されていますので、 引き上げて下さい。
ス ペア ヒ ューズ は垂 直に取 り付け られ てい
ます。
ヒュ ーズとリレーのリストは次 のページを参
照して下さい。
19 20 21 22
C
O
23 24 25 26
27 28 29 30
C
G
D
H
M
N
L
13 14
D
B
A
1
2
3
4
5
6
F
E
7
8
9
10
11 12
6
31 32 33 34
35 36 37 38
15 16
I
P
17 18
39 40 41 42
43 44 45 46
D
ヒューズが切れた時
145
M138_jap_UM.book 146 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ダッシュボード下のリレー
6
位置
タイプ
機能
A
Micro 20A
運転席シート ヒーター
B
Micro 20A
助手席シート ヒーター
C
Micro 30A
イグニッション ON 時にカットアウトされる接続デバイス
D
Micro 30A
イグニッション ON 時にカットアウトされない接続デバイス
E
Micro 20A
インジェクション メイン リレー
F
Micro 20A
マセラティ コード システム
G
Micro 20A
エアコン コンプレッサー
H
Micro 20A
ホーン
I
Micro 20A
ハイ ビーム
L
Micro 20A
フォグ ライト
M
Micro 30A
スターター モーター
N
Micro 20A
ロー ビーム
O
Micro 20A
A.C. インジケーター/熱線リヤ ウィンドウ
P
Micro 20A
スタート ロック
ダッシュボード下のヒューズ
146
位置
容量
色
システム/コンポーネント
1
30A
緑
+30 運転席
2
30A
緑
+30 助手席
3
7.5A
茶
助手席ヒーター
4
7.5A
茶
運転席ヒーター
5
30A
緑
エア コンディショナー システム
6
30A
緑
ヘッドライト ウォッシャー タイマー
ヒューズが切れた時
M138_jap_UM.book 147 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
位置
容量
色
システム/コンポーネント
7
10A
赤
+87 メイン リレー
8
15A
ライト ブルー +87 メイン リレー O2 センサー、エア フロー メーターなど
9
15A
ライト ブルー +87 メイン リレー インジェクター、コイル
10
7.5A
茶
エアコン コンプレッサー
11
10A
赤
+15 ABS インジェクション メイン リレー経由
12
15A
ライト ブルー ホーン
13
15A
ライト ブルー フォグ ライト
14
10A
赤
15
15A
ライト ブルー 左側ロー ビームおよびヘッドライト光軸調整装置
16
10A
赤
17
15A
ライト ブルー 右側ロー ビーム、ヘッドライト ウォッシャー、 手動式ヘッドライト光軸調整装置
18
30A
緑
スターター モーター
19
–
–
未使用
20
–
–
未使用
21
20A
黄
方向指示器
22
7.5A
茶
マセラティ コード システム、 CAN ライン インターフェース、ナビゲーター ケーブル バンドル
デバイス( +15 イグニッション ON 時にカットアウトされないデバイス)
23
–
–
未使用
24
10A
赤
ストップ、クラッチ
25
7.5A
茶
26
5A
黄土
BOGE システム(+15 イグニッション ON 時にカットアウトされないデバイス)
–
–
未使用
27
右側ハイ ビーム
左側ハイ ビーム、ハイ ビーム表示灯、ヘッドライト光軸調整装置
6
CAN ライン インターフェース用 ECU 、OBD、マセラティ コード システム、
マルチファンクション ディスプレイ
ヒューズが切れた時
147
M138_jap_UM.book 148 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
位置
6
148
容量
色
システム/コンポーネント
IGE ECU 、ルーム ライト タイマー、ライト スイッチ
( +15 イグニッション ON 時にカットアウトされないデバイス)
28
5A
黄土
29
10A
赤
ルーム ライト、ルーム ライト タイマー、(電動)シート、
トランク ルームおよび燃料タンク フラップ オープナー
30
10A
赤
エアバッグ(+15 イグニッション ON 時にカットアウトされないデバイス)
31
10A
赤
ナビゲーター(装備車)、時計
32
10A
赤
+15 ライト スイッチ、クルーズ コントロール、
ヘッドライト光軸調整装置 ECU (+15 イグニッション ON 時にカットアウトされる接続デバイス)
33
5A
黄土
アラーム システム、サテライト アラーム用プリセット
34
10A
赤
35
15A
+15 インジェクション
ライト ブルー +30 IGE ECU
36
15A
ライト ブルー +30 IGE ECU
37
25A
白
38
15A
ライト ブルー +30 イグニッション スイッチ
39
15A
ライト ブルー ステレオ、ナビゲーター(装備車)
40
20A
黄
セントラル ロック
41
15A
ライト ブルー
シガー ライター、ラジオ、エンジン ワーニング ライト、ドア ミラー、ルーム ライト、
グローブ ボックス照明( +15 イグニッション ON 時にカットアウトされる接続デバイス)
42
30A
緑
インジェクション メイン リレー
43
30A
緑
助手席側パワー ウィンドウ
44
30A
緑
運転席側パワー ウィンドウ
45
5A
黄土
46
7.5A
茶
ヒューズが切れた時
ウィンドウシールド ワイパー、ウィンドウシールド ワイパー ウォッシャー ポンプ、
ワイパー(+15 イグニッション ON 時にカットアウトされる接続デバイス)
エアコンディショナー システム、ナビゲーター ケーブル バンドル
(+15 イグニッション ON 時にカットアウトされる接続デバイス)
+30 インジェクション
M138_jap_UM.book 149 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
エンジン ルーム内の
ヒューズ/リレー
サイド リレー
ヒュー ズ/ リレ ーは、エ ンジ ン ルー ム右 側
(リレー)およびリヤ パネル右側(ヒューズ)
に設置されています。
サイド リレ ーを 点検 する場 合は、エ ンジ ン
ルー ム右 側の カバ ー E を外 して から、フ ァ
スナ ーで固 定さ れて いる カバ ー F を 持ち 上
げます。
取り外す必要があ るときは、上に引っ 張って
下さい。カバーを取 り付けるときは、正 しい
位置 に合 わ せて か ら、押し 込 んで 固定 ス ク
リューで締め付けて下さい。
位置
タイプ
機能
A
Mini 50A
電動クーリング ファン(セカンド スピード)
B
Mini 50A
電動クーリング ファン(ファースト スピード)
C
Mini 50A
エア ポンプ
D
タイマー
タイマー付きヘッドライト ウォッシャー
6
E
F
D
C
A
B
ヒューズが切れた時
149
M138_jap_UM.book 150 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
エンジン ルーム リヤ パネルのヒューズを点
検する場合は、固定スクリュ ーを外してリヤ
カバーを取り外します。
リヤ パネルのヒューズ
位置
容量
色
システム/コンポーネント
警告:この作業を行うとき は、お近くのマセ
ラテ ィ正規 サービ ス ネッ トワー クにお問 い
合わせ下さい。
1
Maxi 60A
青
エア ポンプ
2
Maxi 60A
青
ABS
3
Maxi 40A
オレンジ
ファースト スピード ファン
4
Maxi 50A
赤
セカンド スピード ファン
ヒューズを点検する場合は、ファスナー H を
慎重に外してカバー G を取り外します。
6
G
H
150
ヒューズが切れた時
H
4
2
3
1
M138_jap_UM.book 151 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
トランク ルーム内のリレー/
ヒューズ ボックス ユニット
ヒューズ/リレー ボックスは 3 個あり、次の
場所に設置されています。
ヒューズ/リレーを点検 する場合は、トラン
ク ルーム右側 のヴェル クロ ストラッ プを引
いてカバー パネル L を開けます。
M- バッテリーの前側上部
ヒューズ/リレー ユニット M および N を点
検す る場合は、固定クリップを外 してカバー
を取り外します。
N - バッテリーの前側上部
O - バッテリーの上部
P - バッテリーの前側上部
N
O
E
14
L
13
I
F
11
9
7
12
10
8
G
P
H
6
16
O
P
A
N
M
15
B
C
M
5
3
1
6
4
2
D
ヒューズが切れた時
151
M138_jap_UM.book 152 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
トランク ルーム内のリレー
位置
タイプ
機能
A
Micro 30A
トランク ルーム リッド オープニング アラーム
B
Micro 30A
デフロスター
C
Micro
燃料ポンプ(ファースト スピード)
D
Micro
燃料ポンプ(セカンド スピード)
E
Micro
トランク ルーム リッドおよび燃料タンク フラップ リレー カット アウト
F
Micro 20A
リバース ギヤ
G
Micro 30A
燃料タンク フラップ
H
Micro 30A
トランク ルーム リッド
I
Mini
"Cambiocorsa" 電子制御ギヤボックス
6
152
ヒューズが切れた時
M138_jap_UM.book 153 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
トランク ルーム内のリレー
位置
容量
色
システム/コンポーネント
1
–
–
未使用
2
20A
黄
燃料ポンプ(リヤ)
3
7.5A
茶
熱線リヤ ウィンドウおよびミラー デフロスター( リヤ)
4
30A
緑
デフロスター
5
–
–
未使用
6
30A
緑
ラジオ アンプ
7
30A
緑
燃料タンク フラップ(リヤ)
8
–
–
未使用
9
25A
白
トランク ルーム リッド、トランク ルームおよび
燃料タンク フラップ オープニング カット アウト リレー(リヤ)用コイル
10
15A
ライト ブルー パワー ソケット
11
7.5A
茶
リバース ギヤ、パーキング センサー、 CAN ライン インターフェース、ミラー メモリー、
電動ミラー(リヤ)
12
–
–
未使用
13
Maxi 20A
黄
"Cambiocorsa" 電子制御ギヤボックス ECU
14
Maxi 30A
緑
"Cambiocorsa" 電子制御ギヤボックス用ポンプ
15
Maxi 40A
オレンジ
リレー/ヒューズ コントロール ユニット
16
Maxi 50A
赤
リレー/ヒューズ コントロール ユニット
6
ヒューズが切れた時
153
M138_jap_UM.book 154 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
バッテリーが上がった時
予備バッテリーでのスタート
" 車の取り扱い " の章の " エンジンの始動 "
バ ッテ リー 上 がり を防 ぎ、バ ッテ リー を 長
持ち させ るた めに、まず 始め に " メ ンテ ナ
ンス " の 章に 記載 されて いる 注意事 項を お
読み 下さ い。
警告:バッテリーを外す前に 4 ∼ 5 cm 以上
ウィンドウ を下げ、ドアを開閉する時に シー
ル が損 傷し な いよ うに し て下 さい。バ ッ テ
リ ーを 接続 して ドア を開 閉す ると 自 動的 に
ウ ィン ドウ が 上昇 しま す。そ のた めバ ッ テ
リーを接続す るまでウィンドウは下げた まま
に して 下さ い。ウ ィン ドウ が 上が った ま ま
バッテリー が放電した時は、必要な場合 のみ
十分注意し てドアを開けて下さい。ウィ ンド
ウが下がって いない状態でドアは閉めな いよ
うにして下さい。
6
154
のセクションをご覧下さい。
続して下さい。
4) 充電器のスイッチを入れて下さい。
5) バッテリーの充電が完了したら、充電器の
警告:バッテリー 充電器を接続したま ま、非
常エンジン スタートはしないで下さい。電気
系統、特に点火系 統と燃料供給系統が故障 す
る恐れがあります。
バッテリーの充電
バッテリーの充 電は低いアンペアでゆっく り
と 24 時間程度かけて行って下さい。
下記を参照して充電して下さい。
1) リモート コントロールのキーを押して電
子アラーム装置を解除して下さい。
2) トランクを開けて、バッテリーの端子から
配線を外して下さい。
警告:最 初に マイナ ス端子( –)を外 して か
ら、プラス端子(+)を外して下さい。
バッテリーが上がった時
3) 充 電器の コード をバ ッテリ ーの端 子に接
ス イッチ を切っ てか らコー ドを外 して下
さい。
6) 極 性 を 間 違 え ない よ う に 配 線 を バ ッテ
リーの端子に接続して下さい。
警告:初めプラス端子(+)を接続してから、
マイナス端子(–)を接続して下さい。
7) シートが正しく動くか点検して下さい。
正しく動かない場合は、 " 運転する前に "
の章 にある " フ ロント シ ート " のセク
ションの " システムの初期化 " を実行し
て下さい。
バ ッテ リー 液は 強酸 性で 有毒 です
ので、肌に触れたり目に入らないよ
うにして下さい。バッテリーの充電
をする時には、火気 のない風通しの良い場所
で行って下さい。発 火して火災や爆発する危
険があります。
M138_jap_UM.book 155 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ジャッキ アップする時
ジャッキの使用
ジャ ッキ はタ イヤ 交 換以 外の 用途
に は使 用し ない で 下さ い。絶対 に
ジャ ッキ で持 ち上 げ た車 の下 に入
り込んで作業を行わないで下さい。
本章の " タイヤがパンクした時 " のセクショ
ンをご覧下さい。
~10 cm
~10 cm
6
ジャッキ アップする時
155
M138_jap_UM.book 156 ページ 2004年11月11日 木曜日 午前10時55分
けん引する時
車のフロント 部分には非常用のけん引フ ック
を取り付けることが出来ます。
けん 引フ ックは ツール ボック スに入 って い
ます。
車の他の部分 に結び付けてけん引を行う こと
はおやめ下さい。
けん引フックを、フロント バンパー右側下部
の所定の位置にしっかりとねじ込みます。
警告:後輪のみ接 地した状態で他車にけん 引
され る場 合は、必ず イグ ニッシ ョン キー が
STOP 位置になっていることを確認して 下さ
い。そうしないと、MSP システムが ON の
場合、コントロール ユニットに不具合がメモ
リーされ、インストルメント パネルに
の文字が点灯した状態になります。この場合、
マセ ラティ 正規サ ービ ス ネッ トワー クで 修
理を受け、システ ムを元の状態に戻す必要 が
あります。
けん引を行う場合は、けん引用具お
よ びけ ん引 時の 運転 方 法に 関す る
交通法規を必ず守って下さい。
エ ンジ ンが 停止 した 状態 でけ ん引
を行う時は、ブレーキ ブースターと
パ ワー ス テアリン グが作 動しませ
んので、非常に強い力でブレーキ ペダルやス
テア リング ホイ ールを 操作す る必要 があり
ます。
け ん引 フッ クは しっ かり とね じ込
んで下さい(約 11 回転)。けん引
フックを取り付ける前に、ネジの部
分をよく清掃して下さい。
6
156
けん引を始める前に、イグニッショ
ン キーを AVV 位置に回し、ギヤを
ニュートラル( "N" )に入れてから、
キーを STOP 位置に戻して下さい。ただし、
キーは抜き取ら ないで下さい!キーを抜いて
しま うと自 動的に ステア リン グ ホイ ールに
ロックがかかり、車 輪の操舵が行えなくなる
ため、非常に危険です。
けん引する時
M138_jap_UM.book 157 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
事故の時
まず落ち着くことが大事です。
– 直接巻き込まれ たわけでなければ、事故現
場から少な くとも 10 メー トル以上離れた
所に車を止めて下さい。
出 火したら、たとえそれが小さ な火であって
も、消 火器や毛布、砂や土など を使って消し
て下さい。 絶対に水は使用しないで下さい。
高 速道路での事故の場合、特に 視界が悪い時
に は、さらに他の車が衝突する 危険性が高く
な ります。すぐに車から離れて 安全な場所に
避難して下さい。
– 高速道路の場合、非 常レーンには車を止め
ないで下さい。
– エンジンを OFF にし、ハザード ライトを
点滅させて下さい。
– 夜間であれば、ヘッ ドライトで事故の場所
を照らして下さい。
– 他の車に衝突さ れないように、常に気をつ
けて行動して下さい。
– 事故が起こったこ とを他の車に知らせるた
め、三角表示板を、法 規で定められた位置
の見えやすい場所に置いて下さい。
負傷者がいる場合
– 負傷者を 1 人にして置き去りにしないで下
さい。直接負傷してい ない人にも付き添っ
てあげて下さい。
– 各種のサイズの湿布
– 絆創膏
– 脱脂綿
– 消毒液
– 先がとがっていないはさみ
心させ、パニック状態 にあるかもしれない
ので、そばに付き添っていて下さい。
– ピンセット
– 止血帯 2 本
– 負傷者がシート ベルトをしていたら、ベル
6
トを外すか切断して下さい。
– 負傷者をむやみに動かさないで下さい。
周囲にいる人に煙 草を吸わないように呼び
掛けて下さい。
ガーゼ
– 各種のサイズの包帯
– 負傷者に救援がすぐに 来ることを伝えて安
詳しく事故の状 況を伝えて下さい。高速道
路の場合は非常電話を使って下さい。
– ガソ リンや 化学製品 などの 臭いが したら、
– 傷口にかぶせ、汚れを拭く ための殺菌済み
– ティッシュ ペーパー
– 負傷者に飲み物を飲ませないで下さい。
て下さい。
以下の物を入れて、トランク ルームに常備し
ておいて下さい。
– 負傷者を人込みから隔離して下さい。
– 救援を呼んで下 さい。その際、できるだけ
– 事故車からイグニッション キーを抜き取っ
救急箱
– 火 災の 危険 があ る時 や車 が水 没し そう な
時、または車が落下し そうな時以外は、負
傷者をその場から動か さないようにして下
さい。負傷者を動かす時は、手足を引っ張っ
たり頭を曲げたりせ ずに、なるべく水平に
寝かせた状態で運んで下さい。
事故の時
157
M138_jap_UM.book 158 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
158
事故の時
M138_jap_UM.book 159 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
容量および技術仕様
燃料
エンジン オイル
各種オイル類の容量と仕様
燃費
CO2 排出レベル
技術仕様
タイヤ空気圧
160
160
161
163
164
165
172
7
159
M138_jap_UM.book 160 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
燃料
オクタン価 95 以上の無鉛プレミアム ガソリ
ンを使用して下さい。
燃料タン ク容量:約 88 リッター(リザー ブ
18 リッターを含む)
エンジン オイル
オイル量の点検については、" メンテナンス "
の章を参照して下さい。
使用 されて いる エンジ ン オイ ルとは 異な る
仕様のオイルを補充しないで下さい。
オイル レベ ル ゲージの MIN か ら MAX ま
警 告:お車 には 排 出ガ ス浄 化 装置 が装 着 さ での間の量は、およそ 1 リッターです。
れ てい ます の で、必ず 無鉛 ガ ソリ ンの み を エ ンジ ン オ イ ルは エ ンジ ン 用の SAE 5W/
使用 して 下さ い。たとえ 緊急 時であ って も、 40、API SG/CD 、CCMC G5 を 使用 して 下
ま た少 量で あ って も、有鉛 ガ ソリ ンを 給 油 さい。
し ない で下 さ い。触媒 に損 傷 を与 える こ と
にな りま す。
警告:触媒が故 障すると、有毒な排出ガ スが
発生し、環境破壊の原因となります。
7
160
燃料
燃料/ エンジン オイル
M138_jap_UM.book 161 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
各種オイル類の容量と仕様
容量および推奨品
補充箇所
容量
仕様
燃料タンク(リザーブを含む)
88 リッター
オクタン価 95 以上の無鉛プレミアム ガソリン
リザーブ
18 リッター
化学合成または半化学合成マルチグレード SAE 5W/40 オイル、
API SG/CD 、CCMC G5 以上。
推奨品: AGIP TECSINT SL 5W/40 。
エンジン オイル
- 定期交換
7.8 リッター
- MIN から MAX までの間の量
1 リッター
注:使用さ れているエンジン オ イルとは異なる仕様のオイルを補充し
ないで下さい。
- オイル消費量(通常の使用時)
0.5 リッター /
1,000 km
注:エンジ ン オイルの消費量 は、運転スタイルや車のコンディション
により異なります。
ウィンドシールド/
ヘッドライト ウォッシャー液リザーバー
6.5 リッター
製 品に記載されている 濃度になるように 水とウォッシャー液 を混合し
て下さい。
ウォッシャー液:界面活性剤とアルコールを主成分とした溶剤、CUNA
NC 956-II。推奨タイプ: DP1。
注:外気温度が –20 °C 以下の時は原液を使用して下さい。
エンジン冷却回路
11.5 リッター
7
製 品に記載されている 濃度になるように 水とクーラントを混 合して下
さい。
クーラン ト:添加剤入りのモノエチレン グリコールを主成分とした不
凍液、 CUNA NC 956-16 。
推奨品: AGIP ANTIFREEZE PLUS / ECOPERMANENT 。
各種オイル類の容量と仕様
161
M138_jap_UM.book 162 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
補充箇所
容量
仕様
油圧パワー ステアリング
1 リッター
オイルのタイプ:ATF DEXRON II D LEV 、SAE 10W。
推奨品:AGIP ATF II D。
"Cambiocorsa" ギヤボックス
2.8 リッター
SAE 75W/90、 API GL4-GL5C API MT1-PG2 以上。
推奨品:ROTRA LSX。
"Cambiocorsa" システム
1 リッター
オイルのタイプ:CHF 。
推奨品:AGIP CHF 11 S。
ブレーキ回路および
油圧クラッチ制御システム
1.1 リッター
化学合成オイル。NHTSA n.116 DOT4、ISO 4925、
SAE J1703 - J1704、CUNA NC 956-01 。
推奨品:AGIP BRAKE FLUID DOT 4 PLUS 。
エア コンディショナー冷媒
750 g
R134a
エア コンディショナー
コンプレッサー オイル
135 cc
タイプ:SP 10 (Sanden)
マセラティ社は上記の仕様に適合した AGIP 製の製品を推奨します。
7
162
各種オイル類の容量と仕様
M138_jap_UM.book 163 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
燃費
次の 表に 記載 され てい る燃 費 に関 する 数値
EU 基準 1999/100/EC に基づく燃費
は、所定の EU 指令により規定されているホ
(リッター / 100 km)
ロモゲ ーショ ン テス トに 基づい て計測 した
結果です。
市街地
燃費計 測のた めの テスト サイク ルは以 下の
28.3
通りです。
郊外
コンバイン
13.0
18.6
– 市街地サイクル :エンジンの冷間始動を含
警告:路面のタイプ、交通状況、天候、運転スタイル、車の状態、仕様/装備/アクセサリー、
– 郊外サイクル:全ギヤによる頻繁な加速と、 エア コンディショナーの使用、荷物の搭載、ルーフ ラックその他のアイテムによる空力特性
0 ∼ 120 km/h の車速の変化を伴う、郊外 および空気抵抗の変化によって、上記の値は変化します。
走行のシミュレーション。
む、市街地走行のシミュレーション。
– コンバイン サイクル:約 37 %の市街地サ
イクルと 63 %の郊外サ イクルを組み合わ
せた走行を想定して計算。
7
燃費
163
M138_jap_UM.book 164 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
CO2 排出レベル
次の表に示されている CO2 排出レベルは、コ
ンバイン サイクルにおける燃料消費に基づく
ものです。
EU 基準 1999/100/EC (*) に基づく CO2 排出レベル(g/km)
g/km
430
7
164
CO
排出レベル
CO2
2 排出レベル
M138_jap_UM.book 165 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
技術仕様
インジェクションおよび
イグニッション
エンジン
インジェクションおよびイグニッション シス
テムは、シングル マイクロプロセッサーによ
る ECU が制御しています。このシステムは、
低中速域でのエン ジン特性を最適化 すること
で、燃費とエンジン レスポンスともに向上さ
せています。
概要
エンジン型式
M138P
サイクル
Otto
シリンダー数およびレイアウト
8 - 90° V
シリンダー当たりのバルブ数
4
ボアおよびストローク
mm 92 x 79.8
総排気量
cm3 4.244
圧縮比
最高出力(EC)
最高出力時のエンジン回転数
最大トルク(EC)
最大トルク時のエンジン回転数
11.11±0.2 : 1
kW 295
馬力 400
r.p.m. 7.000
Nm 451
kgm 46
インジェクション
– Bosch Motronic ME7.1.1
イグニッション
– ダイレクト イグニッション
– 点火順序: 1-8-6-2-7-3-4-5
– イグニッション コイル:BOSCH
– NGK PMR8A スパーク プラグ
r.p.m. 4.500
7
技術仕様
165
M138_jap_UM.book 166 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
潤滑システム
ギヤボックス
エン ジン 潤滑シ ステム はド ライ サン プ方 式
で、スカベンジ ポンプとデリバリー ポンプを
備えています。この 2 つのポンプはクーラン
ト ポンプと一体型で、チェーンを介してクラ
ンク シャフトによって駆動されます。
前進 6 段とリバース ギヤで構成されています。
冷却システム
エンジン 冷却システムは、ラジエ ター、遠心
ポンプ、エクスパンション タンクを備え、クー
ラントが循環してエンジンを冷却します。
トランスミッション
ギヤ
変速比
総減速比
(エンジン回転数/
ホイール回転数)
1速
3.286
12.247
2速
2.158
8.043
3速
1.609
5.997
4速
1.269
4.730
5速
1.034
3.854
6速
0.816
3.040
リバース
2.733
10.186
クラッチ
油圧サ ーボ制御 式の乾式 ダブル プレー ト ク
ラッチ
7
166
"Cambiocorsa" ギヤボックス
チの操作を " 油圧サー ボ " で行うシステム
で、乾式クラッチと機械式 ギヤボックスの持
つ利点(軽量、強度、信 頼性、低燃費)を全
て兼ね備えています。同 時に、市街地走行や
頻繁なギヤ シフトが必要な時には、よりユー
ザー フレンドリーな機能も備えています。
また優れたパフォーマンス、ソフトなギヤ シ
フト、ホイールへのスムー ズなトルク伝達が
可能になっています。
技術仕様
この シ ステ ム で は、油圧 サ ーボ、エ ン ジン
電子ギヤボックスの技 術は、もともとフォー ECU との連係、駆動制御デバ イス(ASR /
ミュラー 1 用に開発されましたが、現在は市 MSR)を駆使することで、ドライバーのニー
販 車 に も 装 着 が 可 能 と な り ま し た。 ズや運転スタイルに合わせて " スポーティ性
"Cambiocorsa" は、ギヤボックスとクラッ " 重視のシフトまたは " 快適性 " 重視のシフ
トを選択することができます。
クラッチ ペダルは装着させていません。シフ
ト レバーは、フォーミュラー 1 カーと同様に
ステア リン グ ホイ ール後 ろに装 着さ れてお
り(UP / DOWN)、ドライバーは電気的に
シフト操作を行います。
M138_jap_UM.book 167 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
"Cambiocorsa" ギヤボックスは、ギヤを直
接マニュアル操作するド ライビングの楽しさ
はそのままに、マニュアル操 作時の煩わしさ
や負担からドライバーを 解放することを目的
としています。状況に応 じて、ドライバーが
操作をさらに簡略化したい場合は、"オートマ
チック モード " を選択することが可能です。
油圧サーボ式のこのシス テムでは、油圧駆動
のアクチュエーターがギヤ ボックスに直接取
り付けられており、 2 個のピ ストンを介して
ギヤ選択とギヤ締結の 2 つの操作を行ってい
ます。
この 2 個のピス トンはソ レノイド バ ルブに
よって制御され、電気ポンプ とバッテリーに
より油圧駆動されています。
ECU は複数 のセン サーを 通じて ドライ バー
の 要求と車の走行状態を認 識し、クラッチや
ギ ヤボ ック ス、エンジ ン トル クを 制御 しつ
つ、自動的にギヤ シフトを行います。
ギ ヤ シ フトの 際に は、ギヤボ ック ス制 御シ
ス テムがエンジン制御システ ムをアシストし
ま す。
ギ ヤボックス制御とエンジン 制御の両システ
ム の連係により、システムのパ フォーマンス
が 大幅に向上すると同時に、ド ライバーはギ
ヤ シフト 時にクラッチ ペダルとアクセル ペ
ダ ル を並 行し て操 作す る必 要が なく なり ま
す。アクセル ペダルを踏み込んだままギヤ シ
フトが可能となっています。
"Cambiocorsa" ギ ヤボ ッ ク スは 、ドラ イ
バ ーの 操作に よって ギヤ シ フト を行う だけ
で なく、運転中のドライバーの 誤操作を防止
し、アシストする役割も果たします。
例えば、システムは全ての誤ったギヤ シフト
操作 を自動的に受け付けない ようにし、誤っ
てエンジンがストップすることを防ぎ、また、
低グ リップ路面でのホイールの ロックを防止
しま す。運転中のアシストと しては、車が停
止するとすぐに 1 速ギヤが選択され、また急
な減 速時にはギヤは自動的にシ フトダウンし
て、その 後の急な加速の要求に応 えられるよ
うにします。これらの機能により、ドライバー
が運 転操作を誤る可能性が低 減され、走行中
の安全性が高まります。
イ ンス トルメ ント パ ネルに は現在 選択 され
てい るギヤが表示され、故障が発 生した場合
は ECU がワーニング ライトとブザーで警告
します。
7
技術仕様
167
M138_jap_UM.book 168 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ディファレンシャル
減速比は次の通りです。
ディファレンシャルの減速比
3.727
ブレーキ
サスペンション
ブレーキ システム
フロントおよびリヤ
4 輪ベンチレーテッド ディスク ブレーキ。
独立 2 系統 X 配管油圧ブレーキ回路。
独立懸架式サスペンション。
電子サスペンション
負圧式ブレーキ サーボ。
(日本仕様は標準装備)
エレクトロリック ブレーキ フォー ス ディ ス
路面状況や走行 速度、快適性に応じて、ドラ
トリビューション(EBD)付き 4 チャンネル
イバ ーがシ ョッ ク アブソ ーバ ーのセ ッティ
ABS システム。
ングを 2 段階に調整できるシステムです。
パーキング ブレーキ
機械式後 2 輪制動。センター レバーを手動で
引いて作動させます。
7
168
技術仕様
M138_jap_UM.book 169 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
車速感応式パワー ステアリング
ホイール
ラック アンド ピ ニオン式 油圧ステ アリング
で、クランクシャフトによ り駆動するポンプ
とリザーバー タンクで構成されています。チ
ルト/テレスコピック機 構付き衝撃吸収ステ
アリング コラム。車速感応式で、走行速度が
増すにつれてステアリングが重くなります。
リムとタイヤ
– 最小回転直径 = 12 m
– ロック トゥ ロック = 3 回転
リム サイズ
タイヤ サイズ
タイヤ銘柄
フロント
8”J x 19”
235/35 ZR19
PIRELLI P ZERO ROSSO
リヤ
9.5”J x 19”
265/30 ZR19
PIRELLI P ZERO ROSSO
* フロント
8”J x 18”
225/40 R18
MICHELIN PILOT ALPIN
* リヤ
9.5”J x 18”
265/35 R18
MICHELIN PILOT ALPIN
* ウィンター タイヤ
ウィンター タイヤ装着時の最高速度はタイヤに表示されています。
ただし各国の現行法規により定められた法定速度は超えないよう注意して下さい。
認定メーカーおよび推奨サイズのウィンター タイヤのみを使用して下さい。
警告:安全な 走行のため、上 記のサイ ズを守ると 同時に、必ず全 てのホイー ルに同一 タイヤ
メーカーの同じ製品を装着して下さい。
警告:チューブレス タイヤにはチューブを入れて使用しないで下さい。
7
スペア タイヤ(エマージェンシー タイヤ)(オプション)
軽合金リム。
タイヤ サイズ
タイヤ銘柄
185/60-17 93P
VREDESTEIN
技術仕様
169
M138_jap_UM.book 170 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
タイヤ チェーン
タイヤ トレッド面からの最大許容飛び出し量:9 mm
リヤ タイヤ
タイヤ チェーンのメーカー/タイプ
265/30 ZR19
Konig SUPER MAGIC
警告:タイヤ チェーンはリヤ タイヤに装着して下さい。
タイヤ チェーンを購入する時は、マセラティ正規サービス ネットワークにお問い合わせ下さい。
性能
最高速度
km/h
mph
290
180
ウィンター タイヤ装着時の最高速度はタイヤに表示されています。
ただし各国の現行法規により定められた法定速度は超えないよう注意して下さい。
7
加速性能
(発進加速、単位:秒)
0∼
100 km/h
400 m
1,000 m
4.85
12.8
23
車両重量
車両重量
車両重量(燃料、工具、アクセサリーを含む)
1,690 kg
車両総重量(4 名乗車でトランク ルームにも荷物(28 kg)を積載した状態) 1,990 kg
170
技術仕様
M138_jap_UM.book 171 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
寸法
946 mm
2660 mm
903 mm
4509 mm
1295 mm
トランク容量( VDA 規格):約 340 dm3 で
スペア ホイール コンパートメントの約 60 dm3 を含む。
7
1525 mm
無積載状態の全高
単位 mm
本国仕様によるメーカー発表値
1538 mm
1822 mm
技術仕様
171
M138_jap_UM.book 172 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
タイヤ空気圧
冷間時のタイヤ空気圧(bar)
リム サイズ
タイヤ サイズ
タイヤ銘柄
フロント
8”J x 19”
235/35 ZR19
PIRELLI P ZERO ROSSO
2.4
リヤ
9.5”J x 19”
265/30 ZR19
PIRELLI P ZERO ROSSO
2.2
* フロント
8”J x 18”
225/40 R18
MICHELIN PILOT ALPIN
2.0
* リヤ
9.5”J x 18”
265/35 R18
MICHELIN PILOT ALPIN
2.0
-
185/60-17 93P
VREDESTEIN
2.5
スペア タイヤ
(エマージェンシー
タイヤ)
* ウィンター タイヤ
ウィンター タイヤ装着時の最高速度はタイヤに表示されています。
ただし各国の現行法規により定められた法定速度は超えないよう注意して下さい。
認定メーカーおよび推奨サイズのウィンター タイヤのみを使用して下さい。
7
172
タイヤ空気圧
冷間時のタイヤ空気圧
(bar)
M138_jap_UM.book 173 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
メンテナンス
定期点検
追加点検
レベルの点検
エア クリーナー
ダスト/花粉フィルター
バッテリー
各種 ECU
スパーク プラグ
ホイールとタイヤ
ウィンドシールド ワイパー
エア コンディショナー システム
ボディ
インテリア
車を長期間使用しない時
バッテリー マスター スイッチ
RF リモート コントロール:行政上のホモロゲーション
174
178
179
184
184
185
187
187
188
190
191
191
193
194
196
197
8
173
M138_jap_UM.book 174 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
定期点検
適切で正し いメンテナンスは、車の走行 性能
および安全性 能を維持するための最良の 方法
であると同 時に、環境保護にも役立ち、 また
車の運転経費 を低く抑えることにもつな がり
ます。
警告:正しくメンテナンスを実施することは、
クレーム保証を受けるための基本条件です。
このため、マセラティ社では 10,000 km で
の初 回点検 と、20,000 km ご と(170,000
km まで)に行う定 期点検項目を設定し てい
ます。
8
174
定期点検
170,000 km を超えたら
走行距離が 170,000 km に達したら、
30,000 km、50,000 km、70,000 km 時と
同様の点検を行って下さい。
警告:定期点検作 業はメーカーによって規 定
されています。規定の点検作業を受けないと、
クレーム保証は 無効になりますのでご注意 下
さい。
定期点検は、すべて のマセラティ正規サービ
ス ネットワークで承っております。定期点検
中に、追加作業とし て部品の交換や修理が必
要と判断された 場合は、お客様の承認を得た
上で作業を致します。
警告:車 について 疑問が生 じたり異 常を感じ
た時 は、そ れが どん な 小さ な問 題 であ って
も、次回の 点検まで 放置せず、すぐ にマセラ
ティ 正規サ ービス ネッ トワー クにお 知らせ
下さい。
M138_jap_UM.book 175 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
定期点検プラン
点検項目 走行距離(単位 1,000 km) 10
走行距離(単位 1,000 マイル) 6
オルタネ−ター/エアコン コンプレッサー/
パワー ステアリング ポンプ用の各ベルト
I-A
エンジン オイルとオイル フィルター
R
冷却システムの接続と配管
I
30
18.5
50
31
70
43.5
90
56
110
68.5
130
81
150
93.5
170
106
I*
I-A
I*
I-A
I*
I-A
I*
I-A
R
R
R
R
R
R
I*
I*
I*
I*
I*
I*
I*
R
R*
R
R*
R
R*
R
3 年に 1 回以上交換
R
R
年に 1 回以上交換
I*
R*
エア クリーナー
燃料噴射システムの接続と配管
I
I*
I
I*
I
点火システムの配線と接続
I
I*
I
I*
I
R
スパーク プラグ
R
R
R
アクティブ カーボン フィルターと O2 センサー
4 年に 1 回以上交換
エア インジェクション システムの配管と接続バルブ
I
I
I
I
I
ブローバイ システム
エミッション コントロール システムのライン、接続およびバルブ
I
ディファレンシャルおよびギヤボックス オイル
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
R
I
I
R
I
I
R
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
2 年ごとに交換
"Cambiocorsa" ギヤボックス システム オイル レベル
I
パワー ステアリング オイル レベル(必要に応じてエア抜き)
I
8
毎年点検
2 年ごとに交換
I = 点検および他の必要な作業の実施 A = 調整 R = 交換
定期点検
175
M138_jap_UM.book 176 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
点検項目 走行距離(単位 1,000 km) 10
走行距離(単位 1,000 マイル)
クーラント レベル
6
30
18.5
50
31
70
43.5
90
56
110
68.5
130
81
150
93.5
170
106
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
2 年ごとに交換
ブレーキ液レベル(必要に応じてエア抜き)
I
毎年点検
ブレーキ システムのライン、キャリパー、接続
ダッシュボード ワーニング ライトの作動
パーキング ブレーキの作動
ブレーキ部品(ディスク、パッド)の摩耗点検
(必要に応じて交換)
フロントとリヤ サスペンション各部の状態と締め付け点検
ステアリング システムの各コンポーネント、
ジョイント プロテクション、ステアリング ラック ブーツと
ドライブシャフト ブーツ
各種ネジ、ナット、ボルト(排気システムのものを含む)、
各種接続、クリップとクランプ類の締め付け
I
I
I
I
I
I
I
I
I
バッテリー:接続と充電状態
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
R
R
R
エア コンディショナー システム、コンプレッサー オイル レベル
冷媒とレシーバードライヤを 2 年ごとに交換
花粉フィルター
8
R
R
R
R
R
毎年交換。ほこりっぽい場所や空気が汚染された地域で車を使用する場合は、
早めに交換して下さい。
I
スターター モーターとオルタネ−ター:電力消費量と充電機能
ホイール アライメント
I
I
I
I
I
I
I
I
I = 点検および他の必要な作業の実施 A = 調整 R = 交換
176
定期点検
I
I
I
M138_jap_UM.book 177 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
点検項目 走行距離(単位 1,000 km) 10
6
30
18.5
50
31
70
43.5
90
56
110
68.5
130
81
150
93.5
170
106
ドア、ボンネット、トランク リッドのヒンジ、
調節システム全般の点検
I
I
I
I
I
I
I
I
I
シートとシート ベルトの作動および状態
I
I
I
I
I
I
I
I
I
ボディ各部のボルトとナットの締め付け状態
I
ヘッドライトの光軸調整
I
走行距離(単位 1,000 マイル)
シャシーおよび防錆処理の状態
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
2 年ごとに交換
インテリア レザーのトリートメント
I
I
I
I
I
I
I
I
I
走行テスト(必要に応じて実施)
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I = 点検および他の必要な作業の実施 A = 調整 R = 交換
(* )印のついた点検作業は義務ではありませ ( * )印のついた点検作業をお客様が実施され
んが、交通量の激しい地域 や、ほこりっぽい ない場合、排出ガスに関するクレーム保証や、
地域、砂の多い地域でお車を 使用することが リ コールに対するメーカーの 責任は無効とな
多い場合には点検するのが 望ましい作業であ りますのでご注意下さい。
ることを示しています。
8
定期点検
177
M138_jap_UM.book 178 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
追加点検
500 km ごと、または長距離走行の前に、
警告 − エンジン オイル
警告 − エア クリーナー
次のような状況 でお車を使用することが多 い
場合:
ほこりっぽい道路 で車を走行することが多い
場合は、定期点検プ ランに記載されているイ
ンタ ーバル より も早め にエア フィル ターを
交換して下さい。
お車の使用状況から見て、エンジン オイルお
よび エア フ ィルタ ーをど れく いの頻 度で交
換するのが適当 であるかご不明な場合は、マ
セラ ティ正 規サ ービス ネ ット ワーク にご相
談下さい。
以下の点検を行って下さい。
– ほこりっぽい道路
– クーラント レベル
– 外気温が氷点下の時に、近距離(7 ∼ 8 km
– ウィンドシールド ウォッシャー液レベル
– タイヤ空気圧およびタイヤの状態
以下)での走行を繰り返す場合
– エ ンジンが低回転または十分に暖まらな い
状 態で走行することが多い場合。このよ う
な 場合は、定期点検プランに記載されて い
る イン ターバ ルより も早 めにエ ンジン オ
イルを交換して下さい。
8
178
追加点検
警告:すべてのメ ンテナンス作業は、必ずマ
セラ ティ正 規サー ビス ネット ワーク で実施
して下さい。お客様 ご自身で日常点検を行う
場合は、必ず適切 な機器、マセラティ純正部
品、指定 オイル を使 用して 下さ い。ただし、
経験のない方は絶 対にこうした作業は行わな
いで下さい。
M138_jap_UM.book 179 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
レベルの点検
1) エンジン オイル
2) クーラント
3) ウィンドシールド ウォッシャー液
4) ブレーキ液
5) パワー ステアリング オイル
3
4
2
5
8
1
レベルの点検
179
M138_jap_UM.book 180 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
エンジン コンパートメント パネル
エンジ ン オイルと クーラント レ ベルの点 検
は、エンジン コンパートメント右側にあるパ
ネル A を外して下さい。
ブレー キ オイルお よびパワー ス テアリン グ
のレベルを点検する時は、エンジン コンパー
トメ ント左 側に あるパ ネル B を外し て下 さ
い。
エン ジン コン パート メント パネル は固定 ピ
ン を回 すと 外 れま す。取り 付 ける 時は パ ネ
ルの 位 置を 合わ せて から ピン を締 め付 け て
下さ い。
エンジン オイル
エンジン オイルの点検は、平らな場所でアイ
ドリング状態のまま点検して下さい。
オイ ルの量は レベル ゲージ C の MIN から
MAX の間にあるようにして下さい。
MIN から MAX までの間のオイル量は
約 1 リットルです。
エンジンが暖まっている時は、エン
ジ ン コン パートメ ント内 部が熱く
なっており、ヤケドの恐れがありま
すので十分に注 意して下さい。また冷却ファ
ンが自動的に回転 することがありますのでケ
ガをしないよう注意して下さい。
C
8
A
B
180
レベルの点検
D
M138_jap_UM.book 181 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
エンジン オイル量が MIN に近づいている時
や レ ベ ル が 下 が っ て い る 時 は、フ ィ ラ ー
キャップ D を外し、レベルが MAX に達する
まで補充して下さい。
ただし MAX レベルを超えないように注意し
て下さい。
警告:補充する時は、現在使 用中のオイルと
同じオイルを使用して下さい。
オイルを補充した時は、レベ ルの点検をもう
一度行って下さい。
警 告:使用 済みの エン ジン オイル とオ イル
フ ィルターは、環境に有害な物 質を含んでい
ま す。オイルとフィルターの 交換は、マセラ
テ ィ正 規サー ビス ネ ット ワーク にご相 談下
さ い。環境保全と法的規制に基 づき処理を行
います。
"Cambiocorsa" ギヤボックスの
オイル
オ イル レ ベルの 点検 はマセ ラティ 正規 サー
ビス ネットワークで実施して下さい。
警告:補 充する時は、現在使用中 のオイルと
同じオイルを使用して下さい。
警告:使用済みのギヤボックス オイルは、環
境に 有害な物質を含んでいま す。オイルの交
換は、マセラティ正規サービス ネットワーク
にご 相談下さい。環境保全と法的 規制に基づ
き処理を行います。
MIN
8
MAX
レベルの点検
181
M138_jap_UM.book 182 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
エンジン クーラント
エンジンが熱い時は、リザーバーの
キャップは外さないで下さい。高温
の水 蒸気 が吹 き出 して ヤケ ドを す
る恐れがあります。
クー ラント レベ ルの点検 は、エンジン コ ン
パートメント 右側にあるパネルを外して 下さ
い。このセクションの " エンジン コンパート
メント パネル " の項を参照して下さい。
冷却水の点 検は、エンジンが冷えている 時に
行って 下さい。また レベルは MIN と MAX
の間にあるようにして下さい。
レベルが低い時はクーラントを フィラー
ネックよりゆっくりと MAX レベルまで補充
して下さい。
ウィンドシールド/ヘッドライト
ウォッシャー液
ウォッシャ ー液を補充する時は、キャ ップ E
を外して、ウォッ シャー液の使用方法をよ く
読み、水と混合してから補充して下さい。
警告:外気温度が –20°C 以下の時は原液をご
使用下さい。
警告:ウ ィン ドシー ルド ウォ ッシャ ー液 が
" 空 " のま まで走行 しないで 下さい。ウォ ッ
シャー 液は視界 の確保に 必要不可 欠です。
パワー ステアリング オイル
警告:パワー ステアリング オイルがエンジン
の高温部分に触 れないようにして下さい。火
災になる危険性があります。
リザ ーバ ーのレ ベル 点検 は、エンジ ン コン
パートメント左側 にあるパネルを外して下さ
い。このセクションの " エンジン コンパート
メント パネル " の項を参照して下さい。
レベルの点検は、平 らな場所でエンジンが冷
えている時に行 って下さい。オイルの量はタ
ンク キャ ップに あるレベ ル ゲージ の MAX
にあるようにして下さい。
レベルの点検は、 キャップを外し、ディップ
スティックをき れいにした後、キャップを締
め込み、もう一度キ ャップを外して点検して
下さい。
E
8
MAX
MAX
MIN
182
レベルの点検
M138_jap_UM.book 183 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
オイルが熱いとレベルは MAX レベルを超え
る場合があります。
必要に応じてオイルを補 充して下さい。補充
する時は、現在使用中のオイ ルと同じオイル
を使用して下さい。
ブレーキ オイル
リザー バー のレ ベル点 検は、エ ンジン コン
パートメント左側にあるパ ネルを外して下さ
い。このセクションの " エンジン コンパート
メント パネル " の項を参照して下さい。
リザーバーのオイル量が MAX にあるように
して下さい。イグニッション キーが AVV の
位置でレベル が MIN 以下にな ると、インス
トルメント パ ネルのワー ニング ライ ト x
が点灯します。
フィラー キャップの中央部を押して、ワーニ
ング ライト バルブの作動を点検して下さい。
補 充する時は DOT4 のブ レーキ オイルを使
用して下さい。
警告:ブレーキ オイルは腐食性が高く、塗装
部に付着すると塗装を傷めます。ブレーキ オ
イル が塗装部についた場合は、直 ちに水で洗
い流して下さい。
警告:ブレーキ オイルは湿気を吸収しやすい
た め、湿度の高い地域で走行す ることが多い
場 合には、定期点検のインター バルより早め
にオイルを交換して下さい。
警告:ブレーキ オイルの容器に表示されてい
る マーク
は化 学合成タイプの ブレーキ
オイルを表します。鉱物性のブレーキ オイル
を使用すると、ブレーキ システムに使用して
いる 特殊ゴムが損傷し修理がで きなくなる場
合がありますのでご注意下さい。
8
MAX
レベルの点検
183
M138_jap_UM.book 184 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
エア クリーナー
エア フィルターは、マセラティ正規サービス
ネットワークで交換を行って下さい。
警告:2 つの フィルターは同時に交換し て下
さい。
ダスト/花粉フィルター
このフィルタ ーは、ウィンドウとドアが完 全
に 閉ま って い る場 合に、機 械 式/ 静電 気 式
フィルターにより車内を浄化します。
ダスト/花粉 フィルターは、少なくとも毎 年
1 回はマセラティ正規サービス ネットワーク
で交換して下 さい。夏季前に交換すると効 果
的です。
市街地や幹線 道路、ほこりっぽい道路でお 車
を使用するこ とが多い場合は、フィルター 類
は定期点検プラ ンに記載されているインタ ー
バルよりも頻繁に交換して下さい。
警告:フィルターを交換しないと、エア コン
ディ ショナ ー シ ステム の能力 が著し く低 下
する場合がありますのでご注意下さい。
8
184
エア
エアクリーナー
クリーナー/ ダスト/花粉フィルター
エア フィルターを交換するには、ワ
イパー ブレード アームを取り外さ
なくてはなりません。
ア ームはワ イパー リンク に圧入さ
れ規定トルクで固定されています。
ワイパー アームの脱着を含む、ホコ
リ/花粉フィルターの交換は、マセ
ラ ティ正規 サービ ス ネッ トワーク
で行うことをお勧めします。
M138_jap_UM.book 185 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
バッテリー
バッテリーは、" ロー メンテナンス " タイプ
のもので、トランク ルーム内の右側に取り付
けられています。
バッテリーを点検する場合は、カバー A を外
します。
バッテリー電解液のレベ ルは、車を平坦な場
所に 置 い た状 態 で、必 ず MIN と MAX の
マークの間でなければなりません。
レベルが MIN マー ク以下になっ ている場合
は、マセラティ正規サービス ネットワークで
システムの点検を受けて下さい。
バッテリーを充電する場合は、" 非常時には "
の章を参照して下さい。
バッ テリ ー液 は有 毒 で腐 食性 があ
ります。肌に触れたり目に入らない
ように注意して下さい。バッテリー
に 火気を近づけたり、花火を散 らす可能性が
あ るものの近くに置かない で下さい。火災や
爆発の危険があります。
バッテリーには、非常に環境に有害な物質が含
ま れています。バッテリーの交 換を行う場合
は、マセラティ正規サービス ネットワークに
ご相談下さい。現行法規に準拠し、環境に配慮
した方法でバッテリーを処理いたします。
警 告:バッテ リーを 外す前に 4 ∼ 5 cm 以
上 ウィンド ウを下げ、ドアの開 閉時にシ ール
が 損傷しな いように して下さ い。バッテ リー
を接 続してドアを開閉すると自 動的にウィン
ド ウが上昇 します。そ のためバ ッテリー を接
続す るまでウィンドウは下げた ままにして下
さ い。
ウィ ンドウが上がったままバッ テリーが放電
し た時は、必 要な場合 のみ十分 注意して ドア
を 開けて下 さい。ウィ ンドウが 下がって いな
い 状態でド アは閉め ないよう にして下 さい。
警 告:誤った電装品の修理やア クセサリーの
装 着は、車に深刻な損傷を与え る場合があり
ますのでご注意下さい。
8
A
バッテリー
185
M138_jap_UM.book 186 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
バッテリーを長持ちさせるために
駐車する 時には、ドア、ボンネット、トラ ン
ク リッド、燃料タンク フラップ等をきちんと
閉めるよう にして下さい。室内のライト も全
て消すようにして下さい。
エンジンが 停止している時には、電装 品(ラ
ジオ、ハザード ライト、ファンなど)を長時
間使用しないようにして下さい。
警告:バッテリー の充電状態が 50 %以 下の
状態が長く 続くと、サルフェーション現 象が
起こり、性能が 低下して始動時のパワー にも
影響を与え、ま た凍結しやすくなりま す(気
温が –10°C 程度でも 凍結する場 合があり ま
す)。
8
186
バッテリー
バッテリー電 解液の凍結を防ぐため、なる べ
く冬の初め頃に バッテリーの充電状態を点 検
することをお 勧めします。短い距離を走行 す
る機会が多い場合や、イグニッション キーを
外した状態でも 常時使用するような電装品 が
装 備さ れて い る場 合は、通 常 より も頻 繁 に
バッテリーを 点検して下さい。特に、後付 け
のアクセサリー を取り付けた場合にはご注 意
下さい。
お車を長期間使用しない時は、本章の " 車を
長期間使用しない時 " のセクションを参照し
て下さい。
警告:追加でアク セサリーを取り付ける場 合
は、電気 配線(特 にセー フテ ィ関連 の配 線)
に分岐を設け ることで、危険を招く可能性 が
ありますのでご注意下さい。
M138_jap_UM.book 187 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
各種 ECU
通常の使用の場合には、特に 注意することは
ありません。
電装系統を修理したり、非常 スタートを行う
場合は、必ず以下の点をお守り下さい。
– エンジン回転中 は、絶対にバッテリーの接
続を外さないで下さい。
– バッテリーを充 電する場合は、バッテリー
の接続を外してから行って下さい。
警告:バッテリーの接続を 外す場合は、まず
マイナ ス端子(– )を外し てから プラス 端子
(+)を外して下さい。バッテリーを再び接続
する場合 は、まずプ ラス端 子(+)を接 続し
てからマイナス端子(–)を接続して下さい。
– イグニッション キーが AVV 位置にある時
は、ECU のターミナルの脱着は行わないで
下さい。
– バッテリー端子のプ ラス/マイナスを、ス
パークによって点検す ることはおやめ下さ
い。
スパーク プラグ
エン ジンを効率的に機能させ、有 害物質の排
出レ ベルを最小限に抑えるた めには、スパー
ク プラグに異常がなく、また汚れていないこ
とが、非常に重要になります。
– ボディに電気溶接を行う場合は、ECU の接
警告:スパーク プラグは、定期点検プランで
決め られたインターバルで交換 する必要があ
ります。スパーク プラグは必ず指定品をご使
用下 さい。熱価の異なるプラ グや、規定の期
警告:オーディオやアラーム システムに変更 間 の保 証 がさ れて いな いプ ラグ を使 用す る
を加えたり、正しく装着されていない場合は、 と、故障の原因となる場合があります。
ECU が正 常に作 動しな くなる可 能性が あり
ます。
続 を 外 し て 下 さ い。 作 業 に よ り 温 度 が
80°C を超 える場合は 、取り外して 下さい
(ボディに対する特殊な作業の場合など)。
警 告:電装系統を不適切に修理 または変更し
た り、システムの仕様を無視し て修理した場
– 非 常ス ター ト をす る時 は、絶 対に バ ッテ 合 は、作動不良の原因となり 、火災を引き起
リー チャージ ャーは使用しな いで下さい。 こす危険もあります。
必ず予備バッテリーをご使用下さい。
– バッテリーを接 続する場合は、バッテリー
端子のプラスとマ イナスを間違えないよう
に慎重に確認し、ま た接続が確実に行われ
ているか確認して下さい。
8
各種 ECU / スパーク
各種プラグ
ECU
187
M138_jap_UM.book 188 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ホイールとタイヤ
タイヤの正しい使い方
警告:安全運転の ため、タイヤはメンテナ ン
タイヤの性 能を最大 限に引き出 し、
スを怠らず、常に 良好な状態に維持して下 さ
また 長持 ちさ せ るた めに、最 初 の
い。
500 km は 以下 の点 に注意 して 下
さい。
– 最高速度では走行しないで下さい。
– コーナーは低速で走行して下さい。
– 急ハンドルは避けて下さい。
– 急ブレーキは避けて下さい。
– 急加速は避けて下さい。
– 高速で長時間走行しないで下さい。
タイヤの規定 空気圧を守って下さい。空気 圧
の点 検 はタ イヤ が冷 えた 状態 で行 って 下 さ
い。タイヤの温度 が上がるにつれて、空気 圧
も上昇します。
タイヤが暖ま っている時に点検し、空気圧 を
減らすことは絶対に避けて下さい。
タイヤの空気 圧不足は、オーバーヒートや 内
部の損傷を引 き起こすだけでなく、タイヤ 破
裂の原因ともなります。
空 気圧の 点検は少 なくと も 2 週 間
に 1 回行い、また長距離走行の前に
も行って下さい。
8
188
ホイールとタイヤ
縁石や穴、路上の 障害物にぶつかったり、悪
路での走行を長 時間行うと、見た目ではわか
らない場合でもタ イヤが損傷を受けている可
能性があります。
定期的にタイヤの損傷状態(傷、割れ、ひび、
ふくれなど)を点検して下さい。
鋭利なものがタイ ヤに刺さったことで受けた
損傷については、タ イヤを取り外さないと点
検できません。
タイヤ が損傷 を被っ た可能 性があ る場合は、
経験豊富なタイヤ の専門家による点検を受け
て下さい。損傷に より、タイヤの寿命が著し
く短くなる場合があります。
タイヤは、ほとん ど、あるいはまったく使用
していない場合 でも、経年変化に伴って劣化
します。
タイヤ トレッドやサイド ウォールのひび、ま
たはタイヤのふ くれなどは、経年変化による
タイヤ寿命のサインです。
M138_jap_UM.book 189 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
古いタイヤは、安全走行に支障がな
いかどうか、経験豊富なタイヤの専
門家による点検を受けて下さい。
4 ∼ 5 年使用 し続 けてい るタイ ヤにつ いて
も、経験豊富なタイヤの専門 家による点検を
受けて下さい。
出 所が 不明 なタ イヤ は使 用し ない
で下さい。
ディ レクシ ョナル タイヤ は、サイ
ド ウ ォール に回転方 向を示 す矢印
が つい てい ま す。性能 を最 大 限に
引き出す ため、タイ ヤを交換 する時に は矢印
でタイヤの回転方向を確認 してから装着して
下さい。
回転方向 性指定のない タイヤで
あっても、最初に装着した時の回転
方向は変更せず、その方向で使用し
続けて下さい。
タイ ヤ トレ ッドの溝 の深さは 定期
的に点検して下さい(深さの許容最
小値は 1.6 mm です)。トレッド溝
が 浅くなると、スリップする危 険性が高まり
ます。
濡れた路面を走行する場合は、ハイ
ドロ プレ ーニ ング 現 象を 起こ さな
いように慎重に運転して下さい。
8
ホイールとタイヤ
189
M138_jap_UM.book 190 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ウィンドシールド ワイパー
ワイパー ブレードのゴムは、専用の製品を使
用して定期的に清掃して下さい。
ゴ ムの 縁が 変 形し たり 摩 耗し た場 合 は、ブ
レードを交 換して下さい。どのような場 合で
も、ブレードはほぼ毎年 1 回は交換する必要
があります。
ブレ ード のゴ ムが 摩耗 した まま 走
行す ると、悪 天 候時 に視 界が 損 わ
れ、大変危険です。
ワイパー アーム を新品に 交換す る
場合は、関連する部分を取り外す必
要があります。また、ワイパー アー
ムは ワイパ ー リ ンクに 圧入さ れ規 定トル ク
で固定されています。
いくつかの簡単 な注意事項をお守りいただ く
だけで、ブレード が損傷する可能性を最小 限
に抑えることができます。
– 気 温 が氷 点下 の 時は、ブ レ ード のゴ ム と
ウ ィン ドシー ルド ガ ラスが 氷結し てい な
い か点検して下さい。必要に応じて解氷 剤
を使って溶かして下さい。
– ウ ィンドシールドに積もった雪は、きれ い
に 取り除いて下さい。ブレードの保護に つ
ながると同時に、ワイパー モーターに余分
な 負荷が掛かり過熱するのを防ぐことが で
きます。
– ウ ィンドシールドが濡れておらず乾いて い
る時は、ワイパーを作動させないで下さい。
スプレー ノズル
ウォ ッ シャ ーが 噴 射さ れな い 場合 は、まず
ウォッシャー液が 入っているか点検して下さ
い(本章の " レベルの点検 " のセクションを
参照)。次に、ノズルが詰まっていないか点検
して下さい。
ワイパー ブレードの交換
1) ワイパー ブレード アームを少し持ち上げ
て下さい。
2) 図の矢印 A を参照し、ブレードを押して
ア ームか ら外し ブレ ードを 取り外 して下
さい。
3) 図の矢印 B を参照し、新しいブレードを
アー ム シートにし っかりはめ 込んで下さ
い。
ワイパー アームの取り外し(ホコリ
/花 粉フ ィル ター の交 換を する 場
合等)は、マセラティ正規サービス
ネットワークで行うことをお薦めします。
B
8
A
190
ウィンドシールド ワイパー
M138_jap_UM.book 191 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
エア コンディショナー
システム
冬季は少なくと も毎月 1 回、10 分間はエア
コンディショナーを作動させて下さい。
夏季に入る前に、システムが 効率的に作動す
るかどうか、マセラティ正規サービス ネット
ワークで点検を受けて下さい。
警告:の システム では冷媒 R134a を 使用し
ているた め、事故な どで冷媒 が漏れて も環境
に害 を及ぼ すこ とは あり ませ ん。冷媒 R12
は絶対に 使用しな いで下さ い。R12 は、この
車に採用されているシステ ムの各種コンポー
ネントに 適合しな いばかり でなく、オ ゾン層
を破 壊す る フロ ン(クロ ロ フル オロ カ ーボ
ン)を含んで います。
ボディ
大気中に含まれる物質からのボディの
保護
ボディが腐食する主な原因は以下のものです。
– 大気中の汚染物質
– 大気中の塩分(海岸付近)および
湿気(湿度の高い気候)
– 各季節に特有の環境条件
風 によって運ばれる 大気中の塵、砂、泥、小
石による摩損も軽視できません。
マ セラティ社では、最良の防錆 処理の技術を
駆使して、 お車を腐食から保護しています。
その主な内容は次の通りです。
– 車の耐食性と耐摩損性 を高めるような塗料
および塗装システムの採用。
– き わめ て耐 食性 に優 れた 亜鉛 メッ キ鋼 板
(または前処理済みの鋼板)を、最も腐食し
やすい部分に使用。
– アンダーボディ、エンジン コンパートメン
ト、ホイール ハウジング内側、その他の部
分に防錆効果の高いワックスを噴霧。
– ドアの下側、フェンダー内側、エッジなど、
最も腐食しやすい部分 には、保護効果のあ
るプラスチック保護剤を噴霧。
– ベンチレーテッド ボックス セクションを
採用し、さらに防錆ワック ス剤のコーティ
ングを施すことで、結露ま たは水分が溜ま
ることによる内部での錆の発生を防止。
ボティのお手入れ
塗装
塗装は、美的な効果だけでなく、ボディ パネ
ルを 保護する役割も持ってい ます。深い擦り
傷や 引っかき傷ができてしま った場合は、錆
の発 生を防ぐために、すぐにタッ チアップに
よる修理をお勧めします。
タッチアップによる修理は、メタリック ペイ
ン トの 場 合で もそ れほ ど難 しく はあ りま せ
ん。タッチアップ ペイントは、ボンネットの
プレ ートに表示されている純正 品以外は使用
しないで下さい。
/ ボディ
エア コンディショナー
システム
エア コンディショナー
システム
8
191
M138_jap_UM.book 192 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
塗装面の通 常のお手入れ方法として は、定期
的に洗車し て下さい。お車の使用条件や 周囲
の環 境によ って、洗車 の頻 度は変 化しま す。
例えば大気 汚染の激しい地域や、凍結防 止用
の塩 がまか れてい る道路を 走行す る場合 は、
こまめに洗車を行って下さい。
乾か す時は、特 にドア やボン ネット の隙 間、
ヘッドライト の周辺などの見えにくく、水 が
溜まりやすい部 分に注意しながら乾かして 下
さい。
洗車後は、すぐに密閉された場所に保管せず、
風通しの良い場 所に置いて水分を蒸発させ る
ようにして下さい。
警告:合成洗剤は水質汚染の原因となります。 直射日光の当 たる場所に放置した後や、ボ ン
洗車を行う場合は、洗車による汚水を収集、浄 ネットが熱くな っている時には洗車は行わ な
化する設備が整っている地域で行って下さい。 いで下さい。塗装 の光沢に影響を与える恐 れ
があります。
警告:ローラー ブラシを使って洗車をする場
外部のプラス チック部分も、通常の洗車の 際
合は、リヤおよびサイドのシンボル マークの
に、同様に洗って下さい。
縁をテープ で保護し、回転するブラシに よっ
できるだけ木の 下に駐車することは避けて 下
て傷が付かないようにして下さい。
さい。木の下は樹 脂を含んだ物質が落下し て
くる可能性が 高く、この樹脂は塗装の光沢 を
正しい洗車のために:
失わせ、腐食の原因となります。
– ボディは低い水圧で洗って下さい。
– 少量の中性洗剤をスポンジにつけてボ ディ 警告:鳥の糞が付 着した場合は、すぐに取 り
除いて下さい。糞 に含まれる酸性物質 は、き
を洗い、スポンジはよく洗って下さい。
わめて腐食性が強いからです。
– ボディを水でよくすすぎ、エアを吹き 掛け
るか、セーム革などで拭いて乾燥させ て下 警告:よ り効果 的に塗 装面を 保護す るた め、
さい。
塗装面の上に保 護膜を形成するような適切 な
8
192
製品を使用し、つ や出し加工(ポリッシュ 加
工)をすることをお勧めします。
ボディ
ウィンドウ
ウィンドウは専用の洗剤で洗って下さい。
ガラスを傷つけ ないよう、また透明度を損な
うことのないよう、清潔な布を使って下さい。
警告:熱線リヤ ウィンドウ内部の熱線プリン
トを損傷させな いよう、熱線の方向に沿って
軽く拭くようにして下さい。
M138_jap_UM.book 193 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
インテリア
皮革部分のトリートメント
革 製品の内装部分のトリー トメントは、定期
マッ ト の下 に(靴 や傘 か ら落 ち た)水が 溜 点 検プランに沿って、専用の製 品を取り揃え
まって いない か、定期的 に点検 して下 さい。 て いる マセラ ティ正 規サ ービス ネット ワー
水が溜まると金属部分が腐 食する原因となり クで実施するようにして下さい。
ます。
皮革部分のクリーニング
– 乾いた汚れは、湿らせたバックスキン レザー
や布で、強くこすらずに拭き取って下さい。
– オイルやグリー スの汚れは、まず最初に乾
いた吸収性の布 で、こすらずに拭き取って
下さい。
– そ の後、中 性洗 剤 と水 を浸 し た柔 ら かい
高品質ウッド パネル
バ ック スキン レ ザー や湿ら せた布 で汚 れを
取り除いて下さい。
警告:インストルメント パネルやプラスチッ
ク製 のクリアー部品などを清 掃する時は、ア
ルコ ールやガソリンを主成分と した溶剤は使
用しないで下さい。
スプ レー 缶を 車の 中に 置か ない で
下さい。爆 発する危 険があり ます。
ス プレ ー 缶 は 絶対 に 温 度 が 50°C
以上 になる場所に置かないで 下さい。直射日
光が 当たると、車内温度は簡単に この温度を
超えてしまいます。
布ま たは バッ クスキ ン レ ザーで 拭い て下
さい。
– それでも汚れが 落ちない場合は、専用製品
を使用して下さ い(取扱説明書をよく読ん
でからご使用下さい)。
警告:アルコールまたはアル コールを主成分
とした溶剤は絶対に使用しないで下さい。
8
インテリア
193
M138_jap_UM.book 194 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
車を長期間使用しない時
車を数ヶ月 以上使用しない時には、次の よう
な予防措置を取って下さい。
– 洗車をしてから完全に乾燥させて下さい。
– カバーをかけ、できるだけ風通しの良 い場
所に保管して下さい。
– ギヤを入れて下さい。
– トランク右側にあるバッテリー マスター ス
イッチを OFF にして下さい。
– バッテリーの充電状態を点検します。この点
検は 1 ヶ月ごとにエンジンをアイドリング
の状態にして行って下さい。電圧が 12.5 V
以下の時は充電して下さい。
8
194
車を長期間使用しない時
くセ ットして下さい。また空気圧は定期的
に点検して下さい。
タ イヤ 空気 圧は 次に 走行 する 前に
正しい空気圧にセットして下さい。
– パーキング ブレーキはかけないで下さい。
– 塗装部分はワックスなどで保護して下さい。
– 金 属部分は市販の保護剤などを塗布して 下
警告:バ ッテリ ーを外す 前に 4 ∼ 5 cm 以
上ウ ィンドウ を下げ、ド アの開閉 時にシー ル
が損 傷しない ようにし て下さい。バッテリ ー
を接続してド アを開閉すると自動的にウ ィン
ドウ が上昇し ます。その ためバッ テリーを 接
続するまでウ ィンドウは下げたままにし て下
さい。ウィンド ウが上が ったまま バッテリ ー
が放 電した時 は、必要な 場合のみ 十分注意 し
てド アを開け て下さい。ウィンド ウが下が っ
ていない状態 でドアは閉めないようにし て下
さい。
– タイヤは通常の空気圧より 0.5 bar 程度高
さい。
– ウィンドシールド ワイパー ブレードには
タルカム パウダーなどを塗付し、ワイパー
は浮かせておいて下さい。
– 通気性の良い布製のボディー カバーで覆っ
て下さい(マセラティ正規サービス ネット
ワークへお問い合わせ下さい)。厚手のプラ
スチック シートを使用すると、車の表面か
ら 水分が蒸発しませんので使用しない で下
さい。
– エンジン クーラントは抜かないで下さい。
M138_jap_UM.book 195 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
車を再使用する時
– エンジン ベルトを点検して下さい。
車を長期間使用しなかっ た時は、次のような
点検を実施して下さい。
– バッテリーの充電状態 を点検してから接続
して下さい。
– ドア ロックをキーで解除して下さい。
タイヤ の空気圧 を正しくセ ットし、
– リモート コントロールのボタンを 1 回押
割 れや ひび など の損 傷を 点検 して
して、電子アラーム機能を停止して下さい。
下さい。損傷している時は交換して
– 時計をセットして下さい。
下さい。
– ボ ディ を乾 いた 布で から 拭き し ない で下
さい。
– オ イル や水 漏れ がな いか 点検 し て下 さい
(ブレーキ オイル、クラッチ オイル、エン
ジン クーラントなど)。
– エンジン オイルとフィルターを交換して
– シートが正しく 動くか点検して下さい。正
しく動かない場合は、" 運転する前に " の
章にある " フロント シート " のセクション
の " システムの初期化 " を実行して下さい。
– ギヤをニュートラル にしてから、エンジン
を数分間アイドリングし、クラッチ ペダル
を数回踏み込んで下さい。
下さい。
– ブレーキとクラッチおよびエンジン クーラ
ントのレベルを点検して下さい。
– エア フィルターを点検して必要に応じて
この作 業は屋外で 実施して 下さい。
排出 ガス には 有毒 な 成分 が含 まれ
ています。
交換して下さい。
8
車を長期間使用しない時
195
M138_jap_UM.book 196 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
バッテリー マスター
スイッチ
長期間お車 を使用しない時は、トランク 右側
にある バッテリ ー マスター スイ ッチでバ ッ
テ リー を遮 断 する こと を お薦 めし ま す。カ
バーはハンドル A を引くと開きます。
– トランクを開いて下さい。
– ド アを閉じてキーでロックして下さ い
(バッテリーを遮断している間、ドアが開か
ないようロックします)。
警 告:エン ジン を 切っ て数 分 経過 して か ら
バッテリーを遮断して下さい。
警告:バッテリー を遮断すると、車のシステ
ムや " アフター マーケット " 製品などのメ
モリーが消去さ れる場合があります。サテラ
イト ナ ビゲーション システム を装着してあ
る場合は、バッテ リーを遮断する前に、オペ
レーターに連絡をして下さい。
警告:バッテリー を遮断した後、ドアを開い
ても ドア ウ ィン ドウは 自動的 に下が りませ
ん。ドアを閉める時にドア ウィンドウが割れ
ないよう十分注意して下さい。
– バッテリーを切る前に、電子アラーム 装置
が作動していないことを確認して下さい。
警告:バ ッテリ ーを外す 前に 4 ∼ 5 cm 以
上ウ ィンドウ を下げ、ド アの開閉 時にシー ル
が損 傷しない ようにし て下さい。バッテリ ー
を接続してド アを開閉すると自動的にウ ィン
ドウ が上昇し ます。その ためバッ テリーを 接
続するまでウ ィンドウは下げたままにし て下
さい。ウィンド ウが上が ったまま バッテリ ー
が放 電した時 は、必要な 場合のみ 十分注意 し
てド アを開い て下さい。ウィンド ウが下が っ
ていない状態 でドアは閉めないようにし て下
さい。
8
OFF
A
ON
196
バッテリー マスター スイッチ
M138_jap_UM.book 197 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
バッテリーの接続
RF リモート コントロール:
– トランクをキーで開いて下さい。
行政上のホモロゲーション
– バッテリーを接続して下さい。
車 がすでに他の欧州のホモロ ゲーションを取
得 している場合は、国によって は国内向けの
– リモート コントロールのボタンを 1 回押
ホ モロゲーションの書類が不 要な場合もあり
して、電子アラーム機能を設定して下さい。
ます。
– 時計をセットして下さい。
– キーでドアを開いて下さい。
– シートが正し く動くか点検して下さい。正
しく動かない場合は、" 運転する前に " の
章にある " フロント シート " のセクション
の "システムの初期化 " を実行して下さい。
警告:バッテリー マスター スイッチを ON
にし た時 は、エ ンジ ンを 始 動す る前 に イグ
ニッション キーを AVV 位置にして 30 秒以
上待って下さい。モーター駆 動バルブをコン
トロールしている電子シス テムが自己学習機
能を発揮できます。この間、 装置は作動させ
ないで下さい。
8
RF リモート コントロール:行政上のホモロゲーション
197
M138_jap_UM.book 198 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
換算表
距離
1 km
1m
1m
1 cm
=
=
=
=
0.6214
3.2808
1.0936
0.3937
1 リッター
=
0.2642 米ガロン
1 kg
=
マイル
フィート
ヤード
インチ
1 mi
1 ft
1 yd
1 in
=
=
=
=
1.609 km
0.3048 m
0.9144 m
2.54 cm
1 US gallon
=
3.785 リッター
1 lb
=
0.4536 kg
1 hp
=
0.746 kW
1 psi
=
0.0689 bar
1 mpg
=
2.3524 km/ リッター
容積
重量
2.2046 ポンド
出力
1 kW
=
1.341 hp (馬力)
1 bar
=
14.5 psi
1 km/l
=
0.4251 mpg
圧力
燃費
198
RF リモート コントロール:行政上のホモロゲーション
M138_jap_UM.book 199 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
目 次
9
目 次
199
M138_jap_UM.book 200 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
歴史的背景
はじめに
マニュアルの概要
イニシャル
アップデーティング
サービス
"Cambiocorsa" ギヤボックス
シンボル
危険シンボル
禁止シンボル
警告シンボル
義務シンボル
4
6
6
6
6
7
7
8
8
8
9
9
フロントおよびサイド エアバッグ
フロント エアバッグ
助手席エアバッグ
(フルサイズ エアバッグ)
助手席エアバッグの機能停止
サイド エアバッグ
基本的な警告
11
車両識別データ
13
識別プレート
シャシー番号
エンジン番号
ペイント識別プレート
14 MSP システム
MSP システムの作動
14
故障警告
14
14 ABS と EBD システム
15 ASR システム
16 (電子式アンチ スリップ装置)
MSR ファンクション
17
(エンジン ブレーキ トルク調整)
17
キー コード
電子アラーム システムのコード
ローリング コード
アクティブおよびパッシブ セーフティ 19
200
お子様の適切な搭乗
グループ 0
グループ 1
グループ 2
グループ 3
一般事項
車両識別プレート
9
シート ベルトに関する
基本的な注意事項
シート ベルトの適切な使用について
シート ベルト
シート ベルトの使い方
フロント シート ベルトの高さ調節
リミテッド ロッキング機構
プリテンショナー
リヤ シート ベルトの使い方
目 次
20
20
21
21
21
22
パーキング センサー(オプション)
センサー
センサーの作動範囲
故障警告
消火器(オプション:日本仕様は
オプション未設定)
衝撃式燃料カット スイッチ
スイッチのリセット
インストルメントおよびコントロール 45
23 ダッシュボード
24 ("Cambiocorsa" ギヤボックス)
25 インストルメント パネル
27 インジケーターおよびワーニング ライト
27
シート ヒーター(オプション)
28
フロント フォグ ライト
28
パーキング ライト/ロー ビーム
30
リヤ フォグ ライト
31
エアバッグ/
32
32
33
35
36
36
36
37
39
39
40
40
41
42
43
44
44
46
48
50
50
50
50
50
50
プリテンショナーの故障
50
ライトの故障
50
ハイ ビーム
50
エンジン コントロール
51
触媒高温ワーニング ライト
ABS システムの故障(ABS)
51
ブレーキ パッドの摩耗/
51
ブレーキ液残量
52
パーキング ブレーキの作動
52
方向指示灯
52
マセラティ コード
シート ベルト非着用ワーニング ライト 52
助手席エアバッグの
52
機能停止ワーニング ライト
52
衝撃式燃料カット スイッチ
インストルメントおよびインジケーター
1 – エンジン油圧計
2 – エンジン水温計
21 – エンジン回転計
19 – バッテリー電圧計
20 – 燃料計
23 – マルチファンクション
ディスプレイ
53
53
53
53
54
54
55
M138_jap_UM.book 201 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
24 – ドア、ボンネット/
トランク 半ドア ディスプレイ
27 – "Cambiocorsa" シフト
インジケーター/パーキング ライト
28 – 外気温度計
29 – 外気温度 LED
トリップメーター リセットボタン
インストルメント パネル照度調節
スイッチ
運転する前に
55
56
56
56
57
57
58
58
58
58
59
59
室内の装備と操作
ハザード ワーニング ライト
MSP システム
SPORT セッティング モード
リヤ フォグ ライト
フロント フォグ ライト
熱線サイド ウィンドウと
59
ドア ミラー ヒーター
59
12 V ソケット
60
トランク リッド オープナー
60
燃料タンク フラップ オープナー
ヘッドライトの光軸調整
(キセノン ヘッドライト装着車を除く。
但し日本仕様車はキセノン ヘッドライト
60
装着車輌)
61
時計
61
フロント ルーム ライト
61
リヤ ルーム ライト
62
サン バイザー
62
グローブ ボックス
63
シート ポケット
63
コート フック
65
ランバー サポートの調節
背もたれのチルト
66
シート ヒーター
66
(日本仕様は標準装備)
66
運転席シートとドア ミラーの位置の
66
メモリー(日本仕様は標準装備)
66
システムの初期化
67
ヘッドレスト
67
リヤ
シート
68
ボンネット
アームレスト
69
トランク リッド
ヘッドレスト
70
燃料タンク フラップ
バック
ミラー
70
燃料タンク フラップの非常開放
ドア ミラー
71
キー
ルーム ミラー
71
マセラティ CODE システム
自動防眩ドア ミラー(オプション)
71
作動
ステアリング
ホイール
72
スペア キーの作製
72 ライトおよび方向指示器
非常時のエンジン スタート
ライト スイッチ
74
イグニッション スイッチ
ハイ ビーム
74
START ボタン
ヘッドライトのパッシング
電子アラーム システム(オプション) 75
パーキング ライト
75
作動
方向指示灯
76
電子アラーム システムの解除
ウィンドシールド ワイパーおよび
車内監視機能の解除(超音波システム) 76
77 ヘッドライト ウォッシャー
アラーム メモリー
77 (日本仕様は標準装備)
法定基準
ウィンドシールド ワイパー
77
リモート コントロールの追加注文
間欠作動の間隔調節
78
リモート コントロールの電池交換
ウィンドシールド ウォッシャー
79
フロント シート
ヘッドライト ウォッシャー
79
前後の調節
(オプション)
79
高さの調節
79
シート角度の調節
79
背もたれの角度の調節
ドア
外側からの開閉
内側から開けるときは
半ドア ワーニング ライト
パワー ウィンドウ
ドア開放インジケーター
ドア足元ライト
79
79
80
80
81
81
82
82
82
83
83
84
84
85
86
86
86
87
87
87
88
88
88
89
9
89
目 次
201
M138_jap_UM.book 202 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ステレオ システム ※日本仕様は一部の
機能が使用できません。
90
ダイバーシティ システム
91
高出力 HI-FI システム(オプション) 91
エア コンディショナーおよびヒーター
ダッシュボード上部吹き出し口
ダッシュボード中央および
サイド吹き出し口
フロント ウィンドシールド ピラー
吹き出し口
ダッシュボード下部吹き出し口
リヤ吹き出し口
オートマチック エア コンディショナー
およびヒーターの操作
設定温度
操作方法
作動の説明
ホコリ/花粉エア クリーナー
専用ラゲッジセット(オプション)
車の取り扱い
エンジンの始動
エンジン冷間時の暖機運転
予備バッテリーを接続しての
非常スタート
押しがけによる始動
エンジンを止める
"Cambiocorsa" ギヤボックス
9
202
システムの作動
エンジン停止中の操作
車の運転
"UP" シフト アップ
目 次
92
93
93
93
94
94
95
95
95
97
98
98
99
100
101
オーバーレブ回避のための
自動シフト アップ
"DOWN" シフト ダウン
エンジン回転数が低すぎる場合の
自動シフト ダウン
ニュートラル(N)
車の停止
エンジンとシステムの停止
その他のシステム機能
押しがけによる始動
ブレーキの使用
エンジンの使用
慣らし運転
エンジンとトランスミッション
運転中
エンジン コントロール システム
(EOBD )
105
105
105
105
106
106
106
108
109
110
110
110
110
111
クルーズ コントロール(オプション) 112
112
概要
112
操作スイッチ
113
速度の設定
113
設定速度への復帰
113
設定速度を上げる
114
設定速度を下げる
101
メモリーされている設定速度を
101
消去する
101
電子サスペンション
102 (日本仕様は標準装備)
102
自己診断
103
セッティングの選択
104
故障のサイン
105
114
115
115
116
117
ヘッドライト
118
ヘッドライトの光軸調節
(キセノン ヘッドライト装着車を除く。
但し日本仕様車はキセノン ヘッドライト
装着車輌)
118
角度の調節
118
キセノン ヘッドライト
119
推奨装備品
120
120
120
120
120
121
122
122
122
123
123
124
125
126
126
127
127
127
128
128
非常時には
129
運転条件
運転を開始する前に
オイル類
安全運転のために
運転する前に
走行にあたり
夜間の運転
雨の日の運転
霧の中での運転
山道での運転
雪道や凍結路での運転
排出ガス浄化装置
その他の注意事項
駐車
パーキング ブレーキ
タイヤ
冷間時のタイヤ空気圧
ウィンター タイヤ
タイヤ チェーン
エンジンのエマージェンシー スタート 130
ツール キット
131
M138_jap_UM.book 203 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
タイヤがパンクした時
パンク時の注意事項
スペア タイヤ(エマージェンシー
タイヤ)(オプション)
標準タイヤの取り付け
エクステリア ライトが切れた時
フロント ライト
リヤ ライト
方向指示灯
ハイマウント ストップ ライト
ナンバー プレート ライト
車内ライトが切れた時
フロント ルーム ライト
リヤ ルーム ライト
バニティ(化粧)ミラー ライト
グローブ ボックス ライト
ドア足元ライト(ドア下部)
トランク ルーム ライト
132
132
133
137
138
138
138
139
140
140
141
141
141
142
142
142
143
144
144
144
144
144
ヒューズが切れた時
ヒューズの交換
ヒューズ/リレーの設置場所
ヒューズの色
Maxi ヒューズの色
右側ダッシュボード下部のヒューズと
145
リレー
146
ダッシュボード下のリレー
146
ダッシュボード下のヒューズ
エンジン ルーム内の
149
ヒューズ/リレー
149
サイド リレー
150
リヤ パネルのヒューズ
トランク ルーム内のリレー/ヒューズ
151
ボックス ユニット
事故の時
負傷者がいる場合
救急箱
152
153
154
154
154
155
155
156
157
157
157
容量および技術仕様
159
燃料
160
160
161
161
163
トランク ルーム内のリレー
トランク ルーム内のリレー
バッテリーが上がった時
予備バッテリーでのスタート
バッテリーの充電
ジャッキ アップする時
ジャッキの使用
けん引する時
エンジン オイル
各種オイル類の容量と仕様
容量および推奨品
燃費
EU 基準 1999/100/EC に基づく燃費
163
(リッター / 100 km)
CO2 排出レベル
164
EU 基準 1999/100/EC (*) に基づく
164
CO2 排出レベル( g/km)
165
技術仕様
165
エンジン
インジェクションおよび
イグニッション
潤滑システム
冷却システム
トランスミッション
ブレーキ
サスペンション
165
166
166
166
168
168
タイヤ空気圧
169
169
170
170
171
172
メンテナンス
173
定期点検
174
174
175
178
178
178
179
180
180
車速感応式パワー ステアリング
ホイール
性能
車両重量
寸法
170,000 km を超えたら
定期点検プラン
追加点検
警告 − エンジン オイル
警告 − エア クリーナー
レベルの点検
エンジン コンパートメント パネル
エンジン オイル
"Cambiocorsa" ギヤボックスの
オイル
エンジン クーラント
ウィンドシールド/
ヘッドライト ウォッシャー液
パワー ステアリング オイル
ブレーキ オイル
エア クリーナー
ダスト/花粉フィルター
バッテリー
バッテリーを長持ちさせるために
各種 ECU
スパーク プラグ
ホイールとタイヤ
タイヤの正しい使い方
181
182
182
182
183
184
184
185
186
187
187
188
188
目 次
9
203
M138_jap_UM.book 204 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
ウィンドシールド ワイパー
スプレー ノズル
ワイパー ブレードの交換
エア コンディショナー システム
ボディ
大気中に含まれる物質からの
ボディの保護
ボティのお手入れ
バッテリー マスター スイッチ
バッテリーの接続
191
191
193
193
193
193
194
195
196
197
RF リモート コントロール:行政上の
ホモロゲーション
換算表
197
198
目 次
199
車両記録
205
インテリア
皮革部分のクリーニング
皮革部分のトリートメント
高品質ウッド パネル
車を長期間使用しない時
車を再使用する時
9
204
190
190
190
191
191
目 次
M138_jap_UM.book 205 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
車両記録
オーナー
登録番号
車台番号
住所
エンジン番号
ペイント コード
スペア パーツ コード
車両記録
205
M138_jap_UM.book 206 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分
このマニュ アルに記載され ているマセラ ティ車の型式と モデルは、法
律および販売上の目的により、変更される場合があります。
マセラティ 社は、技術改良お よび販売上の 目的により、この マニュア
ルの記載内容を予告なしに変更する場合があります。
最新の情報が 必要な場合はマ セラティ社の正 規ディーラーに お問い合
わせ下さい。
車の性能、安 全性、また価値を 保つために、ホモ ロゲーショ ンに適合
しない改造はお止め下さい。
Publication no. 68347300 - 1 st Edition - 07/2004
Printed by DECA s.r.l. Lugo - RA (Italy)
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M138_jap_UM.book 207 ページ 2004年11月11日 木曜日 午前10時55分
マセラティ日本総代理店
コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド
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MASERARI GRANSPORT オーナーズ マニュアル
GF-MGS
発 行
発行日
コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド 自動車グループ
2004 年 10 月
M138_jap_UM.book 208 ページ 2004年11月8日 月曜日 午前11時55分