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q ご使用の前には必ず取扱説明書をよく読んでください。
取扱説明書
XG250
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5XT-28199-J9.book 1 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
はじめに
JAU27254
ヤマハ車をお買いあげいただきありがとうございます。
この取扱説明書には、お買いあげいただいた車の正しい取り扱い方法や安全な運転のしかた、日常点検、簡単な定期点検整備などについて
説明してあります。
車は万一取り扱いを誤ると、重大な事故やケガ、トラブルの原因となります。
車の正しい取り扱いをご理解いただくため、運転される前に必ず本書をお読みください。
また、メンテナンスノート、セーフティガイド(バイクをより安全にお乗りいただくためのアドバイス)もあわせてお読みください。
本書では、正しい取り扱いおよび点検整備に関する重要な事項を下記のシンボルマークで表示しています。
安全にかかわる注意情報を示してあります。
取り扱いを誤った場合、死亡、重傷・傷害に至る可能性が想定される場合を示してあります。
取り扱いを誤った場合、物的損害の発生が想定される場合を示してあります。
正しい操作のしかたや点検整備上のポイントを示してあります。
車の受け取りの際には、お買いあげいただいた販売店から「取扱説明書」
「メンテナンスノート」
「セーフティガイド」
「車両受け渡し確認書」
を受け取り、以下の説明を必ずお受けください。
 車の正しい取り扱い方法
 日常点検、定期点検整備
 保証内容および保証期間
※ 車をゆずるときには、次の持ち主のために本書もお渡しください。
※ 仕様の変更などにより、本書の図や内容が一部実車と異なることがありますのでご了承ください。
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2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
もくじ
安全運転のために.......................... 1-1
運転操作 ......................................... 5-1
あなた自身と同乗者のために ............1-1
歩行者と他の車のために ....................1-4
環境・住民の方との調和のために.....1-5
エンジン始動 .......................................5-1
ギヤチェンジのしかた........................5-2
ブレーキ ...............................................5-2
ならし運転 ...........................................5-3
駐車.......................................................5-3
バッテリー........................................ 6-16
ヒューズ交換 .................................... 6-17
灯火装置および方向指示灯の
点検................................................ 6-19
運行において異常が認められた
箇所の点検 .................................... 6-19
点検整備 ......................................... 6-1
お車の手入れ .................................7-1
点検整備の実施 ...................................6-1
サービスツール ...................................6-2
カバーの取り外し、取り付け ............6-2
エンジンオイル ...................................6-4
エンジンのかかり具合、
異音の点検 .......................................6-5
低速、加速の状態の点検....................6-5
エアクリーナーエレメントの交換 ....6-6
タイヤ...................................................6-7
クラッチ ...............................................6-9
ブレーキレバーの遊び/
ブレーキペダルの遊び、および
ブレーキのきき具合の点検 ............6-9
ブレーキランプスイッチ.................6-10
ブレーキパッドの点検.....................6-11
ブレーキ液量の点検.........................6-11
ブレーキ液の補給 ............................6-12
ドライブチェーン ............................6-13
ドライブチェーンの給油.................6-14
バックミラー ....................................6-14
車体各部の給油脂状態の点検 .........6-15
アンダーブラケットの
取り付け状態の点検
(ステアリングステム).................6-15
洗車 ...................................................... 7-1
保管のしかた ....................................... 7-2
アフターケア用品について................ 7-3
各部の名称 ..................................... 2-1
左側面 ...................................................2-1
右側面 ...................................................2-2
運転装置と計器類................................2-3
各部の取り扱いと操作.................. 3-1
キーの取り扱い....................................3-1
メインスイッチ....................................3-1
警告灯と表示灯....................................3-3
スピードメーターユニット ................3-4
ハンドルスイッチ................................3-4
フューエルタンクキャップ ................3-5
燃料.......................................................3-6
シート ...................................................3-7
ヘルメットホルダー............................3-7
書類入れ ...............................................3-8
リヤクッション....................................3-8
サイドスタンド....................................3-9
イグニッションサーキット
カットオフシステム ........................3-9
日常点検 ......................................... 4-1
日常点検の実施....................................4-1
日常点検箇所/点検内容 ....................4-1
製品仕様 ......................................... 8-1
ユーザー情報 .................................9-1
二輪車を廃棄する場合は?................ 9-1
サービスマニュアル(別売)の
紹介................................................... 9-2
車両情報............................................... 9-2
索引 .............................................. 10-1
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2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
安全運転のために
JAU27281
JAU44285
1
あなた自身と同乗者のために
この章には、特に知っておいていただきたい
安全項目ラベルについて
こと、守っていただきたいことなどの基本的
運転に慣れてきますと、いろいろな注意を忘
なアドバイスを述べてあります。運転すると
れがちになり、事故を起こすことがありま
きには、次のことを守って安全運転および上
す。
手な操作を心がけてください。
車に乗るときには、安全項目ラベルの注意事
安全運転とは、交通ルールを守ることだけで
項をいつも守り、安全運転に心がけてくださ
なく、ほかの人々が安全に通行できるように
い。
配慮することです。
安全運転は正しい服装から
 ヘルメットは必ず着用してください。ヘル
メットは PSC または SG、JIS マークの
ある二輪車用を必ず着用してください。ヘ
ルメットは正しくかぶり、必ずあごひもを
1
しめます。頭にしっくり合って、圧迫感の
ないものが最適です。
 グローブを必ず着用してください。グロー
ブは、摩擦に強い皮製のものが適していま
1. 安全項目ラベル
す。
 ヘルメットにシールドを着用してくださ
い。着用できないときは、ゴーグルを使用
してください。
 運転する服装は以下のことを確認して選
び、着用してください。疲労を少なくし、
万一の転倒時には身体を保護します。
• 保護性の高い服で明るく目立つ色のも
の
1-1
5XT-28199-J9.book 2 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
安全運転のために
1
• 動きやすく、体の露出が少ない長袖・長
ズボン
• ロングスカートやロングマフラーなど
の体に密着しない服
 同乗者にも上記の注意を守らせてくださ
い。
JWA11601
2
ヘルメットを正しくかぶっていないと、万一
3
の事故の際、死亡または重傷に至る可能性が
高くなります。運転者と同乗者は、必ずヘル
4
メットをかぶり、正しい服装で乗車してくだ
さい。
5
日常点検、定期点検整備を必ず行う
事故や故障を防ぐため、法令で定められた日
6
常点検を行ってください。また、法令で定め
られた 1 年、2 年ごとに行う定期点検も必ず
実施してください。
7
8
9
 以下のような服装は運転操作のじゃまに
10
なります。また、回転部分に巻き込まれた
り高熱になる部分に接触したりして、思わ
11
12
ぬ事故の原因にもなりますので、着用しな
 靴はかかとが低く、運転操作がしやすいも
いでください。
のを着用してください。また、くるぶしま
• ズボンのすそや袖口の広い服
で覆われていて足にピッタリしたものを
車の異状
• 衣服の飾り物や紐など、長すぎる装飾が
選んでください。
次のような場合は、車が故障しているおそれ
があります。そのままにしておくと、走行に
ある服
1-2
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2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
安全運転のために
悪影響をおよぼしたり、事故につながるおそ
風通しの悪い場所や屋内でエンジンをかけ
 ハンドルの近くには、荷物など、物を置か
れがあり危険です。販売店で点検・整備を受
ると、ガス中毒を起こす危険があります。エ
ないでください。ハンドルの近くに物を置
けてください。
ンジンの始動は風通しのよい屋外で行って
くと、ハンドル操作を妨げる場合がありま
 異音がしたり、異臭や異常な振動があると
ください。
す。
1
2
 ヘッドライトの前を荷物などでさえぎら
き。
 地面にオイルなどが漏れた跡があるとき。
ないようにしてください。ライトの熱によ
 燃料、冷却水のにじみまたは漏れた跡があ
りヘッドライトのレンズが変色、溶損した
るとき。
り、荷物にまでその不具合がおよぶことも
3
4
あります。
給油時は火気厳禁
ガソリンは揮発性が高く、引火しやすい燃料
 マフラー、エンジンなどの熱くなるところ
です。給油時は必ずエンジンを止め、火気を
へ荷物などの物が触れないようにしてく
ださい。
近づけないでください。
両手はハンドル、両足はフットレスト
荷物はしっかり固定する
 荷物を積むと、積まないときにくらべて操
 運転するときは、両手でハンドルを握り、
両足をフットレストにのせます。
縦安定性が変わります。荷物はしっかりと
 同乗者には、両手で体をしっかり固定さ
固定し、積み過ぎないように注意してくだ
せ、両足を必ずフットレストにのせさせま
さい。
す。
5
6
7
8
9
10
風通しの悪い場所でエンジンを始動しな
い
11
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分
が含まれています。
12
1-3
5XT-28199-J9.book 4 ページ
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安全運転のために
1
2
3
乗車定員は 2 名
 空ぶかし直後にエンジンを停止する。
ただし、免許取得後 1 年未満の運転者は、法
令により 2 人乗りはできません。
自己流のエンジン調整、部品の取り外し
はしない
また、高速道路(2 人乗りが許可されている
エンジン調整はヤマハ販売店におまかせく
高速道路)においては、20 才以上で、免許
ださい。
JCA15221
取得後 3 年を経過した運転者でなければ 2
5
急激なハンドル操作や片手運転はしない
部品交換が必要な場合は正規の規格のもの
急激なハンドル操作や片手運転は、横すべり
を使用するよう、販売店へ依頼してくださ
や転倒の原因となります。絶対にしないでく
い。規格が異なった部品を使用すると、故障
ださい。
などの原因となります。
6
歩行者と他の車のために
他の人への思いやり
 交通ルールを守り、まわりの歩行者や車の
動きに注意し、相手の立場について思いや
りの気持ちをもって通行しましょう。
 周囲の状況に注意して、安全なスピードで
人乗りはできません。
4
JAU27504
走行してください。歩行者や自転車のそば
を通るときは、安全な距離を保つか徐行し
てください。
自賠責保険に必ず加入
自賠責保険(共済)に加入することは法令で
定められています。万一の事態に備えて必ず
7
加入してください。
また、保険の期限切れにも注意してくださ
8
い。
9
10
駐車
 盗難予防のため、車から離れるときは必ず
誤った方法でエンジンを停止しない
ハンドルロックをかけ、キーをお持ちくだ
誤った取り扱いをすると、マフラーの中の触
11
さい。また、チェーンロックなどのサイク
媒装置が異常に高温になり、損傷するおそれ
ルロックも同時に使用することをおすす
があります。次のような操作はしないでくだ
12
めします。
さい。
 交通のじゃまにならない場所に駐車して
 走行中にメインスイッチやエンジンス
ください。
トップスイッチでエンジンを停止する。
1-4
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安全運転のために
 平坦な場所に駐車してください。やむをえ
JAU27581
環境・住民の方との調和のために
ず、傾斜地や柔らかい地面などの不安定な
1
住民の方への思いやり
場所に駐車するときは、転倒や動き出しの
自分の都合だけを考えて、沿道の方に不愉快
ないようにしてください。
2
な騒音などの迷惑をかけないでください。
 車から離れる前に、スタンドが確実にセッ
3
トされているかを確認してください。
JWA12241
4
 エンジン回転中および停止後、しばらくの
間はマフラーやエンジンなどが熱くなっ
5
ています。触れるとヤケドをすることがあ
りますので、注意してください。また、物
6
などが直接触れないようにしてください。
 駐車は、通行する人がマフラーやエンジン
特に深夜の住宅街や人通りの多い道路など
などに触れない場所にしてください。
 マフラーの中の触媒装置は高温になりま
うと、迷惑になりますのでしないでくださ
す。枯れ草や紙、オイル、木材など、燃え
やすいものがある場所には駐車しないで
ください。
7
で長時間のアイドリングや急発進などを行
8
い。
昼間はヘッドライトを下向きに
この車両は自動昼間点灯仕様です。他の車や
9
歩行者へ注意をうながし、自分の存在を知ら
せるためです。対向車がまぶしくないよう
10
に、ライトは下向きを使ってください。
11
12
1-5
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安全運転のために
1
違法改造はしない
廃棄処理をするときは、環境保護のためお買
 違法改造は法律により禁止されています。
いあげのヤマハ販売店にご相談ください。
改造は操縦安定性を悪くしたり、排気音を
2
大きくして車の寿命を縮めたり、重大な事
故や故障の原因となります。また、改造す
3
ると車の保証が受けられません。
 この車は、排出ガス規制適合車です。マフ
4
ラーには排出ガスを浄化する触媒装置が
内蔵されています。他のマフラーをこの車
5
に取り付けると、排出ガス規制に適合しな
くなる可能性があります。マフラーを交換
6
7
する場合は、お買いあげのヤマハ販売店に
ご相談ください。なお、ヤマハ純正部品の
マフラーには “YAMAHA” マークが刻
印されています。
8
9
10
1
11
1. “YAMAHA” マーク
12
環境への配慮
廃車をするときや、バッテリー、廃油などの
1-6
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各部の名称
JAU10411
1
左側面
12
3
4
2
3
4
5
6
7
8
5
9
1. 書類入れ(P3-8)
10
2. フューエルタンクキャップ(P3-5)
3. エアクリーナーエレメント(P6-6)
4. ヘルメットホルダー(P3-7)
11
5. シフトペダル(P5-2)
12
2-1
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2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
各部の名称
JAU10421
1
右側面
1
2
2, 3 4
5
6
3
4
5
6
7
8
11 10
9
10
9 8
1. 系統別ヒューズボックス 1(P6-17)
10.リヤブレーキランプスイッチ (P 6-10)
2. 系統別ヒューズボックス 2(P6-17)
11.リヤブレーキマスターシリンダー(P6-11/P6-12)
3. バッテリー(P6-16)
11
4. メインヒューズ(P6-17)
5. サービスツール(P6-2)
6. フロントブレーキマスターシリンダー(P6-11/P6-12)
12
7
7. エンジンオイル点検窓(P6-4)
8. オイル注入口 (P6-4)
9. ブレーキペダル(P6-9)
2-2
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各部の名称
JAU10431
1
運転装置と計器類
1
2
3
4
5
6
7
8
2
3
4
5
6
7
8
9
1. クラッチレバー(P6-9)
10
2. ハンドルスイッチ(左)(P3-4)
3. スピードメーターユニット(P3-4)
4. 警告灯 / 表示灯(P3-3)
11
5. メインスイッチ / ハンドルロック(P3-1)
6. ハンドルスイッチ(右)(P3-4)
7. ブレーキレバー(P6-9)
12
8. スロットルグリップ
2-3
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2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
各部の取り扱いと操作
JAU31082
1
キーの取り扱い
 キーは車の操作や保管をするときなどに
2
使用する大切なものです。キーを紛失しな
たり、傷付きの原因となる場合があります。
キーホルダーは、布製または皮製のものをお
JAU10462
メインスイッチ
勧めします。
いように、充分に注意してください。
3
4
 キーは 2 本付属しています。1 本は予備と
して大切に保管してください。
 1 本のキーを紛失または破損したときは、
販売店またはキーショップなどで新しい
予備キーを作っておいてください。
5
 キーを 2 本とも紛失または破損したとき
メインスイッチはエンジンの始動と停止、ブ
は、販売店にご相談ください。
6
レーキランプや方向指示灯などの電源の「入
/ 切」、ハンドルロックを行います。
JWA11621
7
走行中にメインスイッチを OFF や LOCK の
8
位置にすると、電気系統の作動が停止し、事
故につながるおそれがあります。メインス
9
イッチは必ず停車中に操作してください。
10
JCA12502
11
金属製のキーホルダーは使用しないでくだ
JCA11972
エンジンをかけないでメインスイッチを ON
のままにしたり、エンジン始動後アイドリン
さい。また、リングなどに複数のキーをつな
12
グ状態を長時間続けると、バッテリーあがり
いで使用しないでください。走行中にキーホ
の原因となります。
ルダーや他のキーがカバーなどの部品に当
3-1
5XT-28199-J9.book 2 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
各部の取り扱いと操作
JAU10693
LOCK
盗難予防のため、車から離れるときは必ずハ
ハンドルがロックされます。全ての電気回路
ンドルロックをかけ、キーをお持ちくださ
がオフになります。キーを抜くことができま
い。
す。
JAU45231
ハンドルロックの解除のしかた
2
1
ハンドルロックのしかた
1
2
3
ON
全ての電気回路に電源が供給され、テールラ
2
ンプとメーター灯が点灯し、エンジンを始動
4
1
させることができます。キーを抜き取ること
はできません。
1. 押す
5
2. 回す
 エンジンが始動すると、ヘッドライトが自
LOCK の位置でキーを押しこみ、そのまま
動的に点灯します。エンジンが止まっても
メインスイッチを OFF にするまで点灯し
続けます。
 この車はフューエルポンプを装備してい
ます。メインスイッチを ON にしたとき、
またはエンジン始動中にフューエルポン
プの作動音が聞こえることがありますが、
OFF まで回します。
7
1. 押す
2. 回す
8
1. ハンドルを左または右にいっぱいに切り
ます。
2. OFF の位置でキーを押し込み、そのまま
LOCK まで回します。
異常ではありません。
6
3. キーを抜きます。
9
10
JAU46011
OFF
11
全ての電気回路がオフになり、エンジンが停
止します。キーを抜くことができます。
12
3-2
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各部の取り扱いと操作
JAU11008
1
警告灯と表示灯
 スタータースイッチを押している間、警告
”
灯が点灯することがありますが、これは異
方向指示器に合わせて点滅します。
1
2
方向指示器表示灯 “
2
JAU11061
3
ニュートラルランプ “
”
ギヤがニュートラルのとき点灯します。
JAU11081
3
ヘッドライト上向き表示灯 “
”
ヘッドライトを上向きにすると点灯します。
JAU44622
4
燃料残量警告灯 “
燃料残量が約 2.0 L 以下になると点灯しま
5
す。早めに給油してください。
1. 方向指示器表示灯 “
6
”
2. ニュートラルランプ “
3. 燃料残量警告灯 “
”
キーを ON にしたとき、警告灯が約 2 秒間
”
点灯し、その後消灯します。点灯しないとき
7
8
”
や消灯しないときは、ヤマハ販売店で点検を
受けてください。
1
2
JAU43024
エンジン警告灯 “
9
”
エンジンの電気回路に異常が発生したとき、
警告灯が点灯するか、点滅します。ヤマハ販
10
11
売店で点検を受けてください。
1. エンジン警告灯 “
”
2. ヘッドライト上向き表示灯 “
12
 キーを ON にしたとき、警告灯が約 2 秒間
”
点灯し、その後消灯します。点灯しないと
JAU11021
きや消灯しないときは、ヤマハ販売店で点
検を受けてください。
3-3
常ではありません。
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各部の取り扱いと操作
JAU11631
スピードメーターユニット
1
2
3
4
JAU1234F
ハンドルスイッチ
<左>
JAU12401
ヘッドライト上下切り替えスイッチ
“ / ”
1
ヘッドライトの配光を上向き、下向きに切り
2
替えるスイッチです。
1
(上向き):遠くを照らします。
3
(下向き):近くを照らします。
4
2
3
先行車や対向車があるときは、ヘッドライト
を下向きにしてください。
5
JAU12461
1. リセットノブ
2. スピードメーター
3. オドメーター
1. ヘッドライト上下切り替えスイッチ
“
/
”
4. トリップメーター
2. 方向指示器スイッチ “
3. ホーンスイッチ “
/
方向指示器スイッチ “
”
6
操作は、進路変更する側にスイッチをスライ
”
ドさせます。
<右>
7
消灯するときは、スイッチを押します。
:右側の方向指示灯が点滅します。
が装備されています。スピードメーターは車
の速度を示します。オドメーターは走行した
”
進路変更の合図に使用します。
スピードメーターユニットにはスピード
メーター、オドメーター、トリップメーター
/
1
8
:左側の方向指示灯が点滅します。
JWA11641
総距離を示します。トリップメーターは、前
9
回リセットノブを回してリセット(ゼロ)に
方向指示灯は自動的に消灯しません。使用後
した時点からの走行距離を示します。
10
は、必ず消灯してください。点滅したままに
2
しておくと、他のかたの迷惑になります。
11
JCA11983
1. エンジンストップスイッチ “
2. スタータースイッチ “
3-4
”
/
12
”
電球を交換するときは、正規のワット数のも
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2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
各部の取り扱いと操作
1
2
のを使用してください。正規のワット数以外
 走行中に、エンジンストップスイッチを
“
のものを使用すると、正常に作動しません。
”→“
” にしないでく
”
エンジン不調の原因となります。また、排
スイッチを押すとホーンが鳴ります。
出ガス浄化装置の故障の原因となります。
3
4
エンジンストップスイッチ “
“
/
”
非常時に、エンジンをすぐに停止させるス
イッチです。通常は “
6
” にしておきます。
JWA12101
” にすると、エンジンは始動できませ
JAU12713
スタータースイッチ “
”
このスイッチを押すと、スターターモーター
非常時にエンジンストップスイッチでエン
ンなどが熱くなっています。ヤケドに注意し
てください。
 スターターモーターを連続して回転させ
ないでください。消費電力が多いためバッ
 エンジンを始動させる前に、5-1 ページの
始動手順を参照してください。
 非常時にエンジンストップスイッチでエ
12
車体などの金属部分に触れて静電気の除
去を行ってください。身体に静電気を帯び
た状態で給油すると、放電による火花で引
火する場合があり、ヤケドするおそれがあ
 給油操作は、必ず一人で行ってください。
複数で行うと静電気が除去できない場合
があります。
 給油は、必ず屋外で行ってください。
 セルフサービスのガソリンスタンドで給
油するときは、ガソリンの吹きこぼれがな
いよう、慎重に給油してください。
ンジンを停止させたときは、必ずメインス
11
けないでください。ガソリンは揮発性が高
ります。
テリーあがりの原因となります。
JCA12351
9
10
のことを必ず守ってください。
 フューエルタンクキャップを開ける前に、
が回転し、エンジンが始動します。
ジンを停止させたときは、マフラーやエンジ
8
給油時およびガソリンを取り扱う場合は、次
く、引火しやすい燃料です。
ん。
JCA11882
7
JWA12172
 給油時は必ずエンジンを止め、火気を近づ
必要なときにのみ使用してください。
JAU28182
5
フューエルタンクキャップ
ださい。エンジンの回転が不円滑となり、
JAU12501
ホーンスイッチ “
”→“
JAU34944
 給油限度(フィラーチューブ下端まで)を
イッチを OFF にしてください。ON のま
超えてガソリンを入れないでください。走
まですと、バッテリーあがりの原因となり
行中にガソリンがにじみ出ることがあり
ます。
危険です。
 給油後、フューエルタンクキャップを確実
3-5
5XT-28199-J9.book 6 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
各部の取り扱いと操作
み、時計方向に 1/4 回してロックを解除し、
に閉めてください。
フューエルタンクキャップを取り外します。
フューエルタンクキャップの取り付けか
た
2
1
1. キ ー を ロ ッ ク に 差 し 込 ん だ 状 態 で、
フューエルタンクキャップを給油口に押
し込みます。
2. キ ー を 反 時 計 方 向 に 回 し て 抜 き 取 り、
JAU31461
1
燃料
JAU28312
指定燃料
2
指定燃料:
無鉛レギュラーガソリン
3
タンク容量:
約 7.2 L
ロックカバーを閉めます。
4
JCA12512
5
 必ず指定燃料を使用してください。高濃度
1. 給油限度
2. フィラーチューブ
アルコール含有燃料や軽油、粗悪ガソリン
フューエルタンクキャップの取り外しか
た
6
など、指定以外の燃料を使用するとエンジ
ンの始動性が悪くなったり、出力低下など
7
のエンジン不調の原因となる場合があり
ます。また、エンジンや燃料系の部品を損
2
傷するおそれがあります。
1
 こぼれたガソリンは、布切れなどできれい
キーを抜き取ると、フューエルタンクキャッ
プを取り付けることはできません。また、
フューエルタンクキャップを正しく取り付
けないと、キーを抜き取ることはできませ
1. ロックカバー
にふき取ってください。
8
9
 タンクにゴミやチリなどの不純物が入ら
ないように注意してください。
10
11
ん。
2. 解除
12
ロックカバーを開け、キーをロックに差し込
3-6
5XT-28199-J9.book 7 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
各部の取り扱いと操作
JAU13972
1
シート
JAU14283
2
1
ヘルメットホルダー
シートの取り外しかた
2
3
1
ボルトを外し、シートを取り外します。
1
2
4
1. 突起
5
2. ホルダー
1. ヘルメットホルダー
2. 解除
6
1. ボルト
7
シートの取り付けかた
乗車する前に、シートが正しく取り付けられ
キーでロックを解除し、ヘルメットのあごひ
ていることを必ず確認します。
もの金具部分を掛けてロックします。
JWA11651
1. シート前部の突起を図のようにシートホ
8
ルダーに差し込みます。
ヘルメットをヘルメットホルダーに掛けた
2. シートを元の位置に取り付け、ボルトを
9
まま走行しないでください。ヘルメットが運
締め付けます。
転を妨げ、思わぬ事故の原因になったり、車
の部品に損傷を与えたり、またヘルメットに
10
も損傷を与え保護機能を低下させます。
11
ヘルメットホルダーは、常にロックしておい
てください。
12
3-7
5XT-28199-J9.book 8 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
各部の取り扱いと操作
JAU34951
JAU46022
書類入れ
1
リヤクッション
1
2
1. カバー A を取り外します。(カバーの取
JWA10222
り外しは 6-2 ページ参照)
2
2. メンテナンスノート、自賠責保険証を丸
リヤクッションユニットには高圧窒素ガス
めてバンドでとめ、ポーチに入れます。
が封入されています。リヤクッションユニッ
3
トを取り扱う場合は、必ず下記のことを厳守
してください。
1
 シリンダー本体を加工または分解しない
2
でください。
1. バンド
 リヤクッションユニットを火気の中に投
2. ポーチ
4
5
げ込まないでください。高温にさらすとガ
3
スが膨張し、爆発するおそれがあります。
6
 シリンダーを変形させたりダメージを与
えないでください。これを行うと、減衰力
1. メンテナンスノート、自賠責保険証
7
が低下するおそれがあります。
2. バンド
 損傷または変形したリヤクッションユ
3. ポーチ
8
ニットを、ご自分で処分しないでくださ
3. ポーチを図のようにバンドで固定し、カ
い。リヤクッションユニットの処分が必要
バー A を取り付けます。
なときは、ヤマハ販売店にご相談くださ
い。
 点検整備については、必ずヤマハ販売店に
9
10
て実施してください。
11
12
3-8
5XT-28199-J9.book 9 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
各部の取り扱いと操作
JAU15306
1
2
サイドスタンド
サイドスタンドはフレームの左側にありま
イグニッションサーキットカット
オフシステム
す。車を直立にした状態で、足でサイドスタ
イグニッションサーキットカットオフシス
ンドを上げ下げします。
テム(サイドスタンドスイッチ、クラッチス
イッチおよびニュートラルスイッチを含む)
3
この車にはサイドスタンドスイッチが装備
4
JAU44893
されています。(サイドスタンドスイッチに
ついては次の項目を参照してください。)
には次の機能があります。
 ギヤがニュートラル以外で、サイドスタン
ドが上げてあるが、クラッチレバーを握っ
ていないとき、エンジンは始動できませ
5
JWA10242
6
サイドスタンドを下ろした状態で、またはサ
バーを握っているが、サイドスタンドが下
イドスタンドが正しく上がらない(上がった
がっているとき、エンジンは始動できませ
状態にならない)場合、車を運転しないでく
ん。
ん。
 ギヤがニュートラル以外で、クラッチレ
7
ださい。サイドスタンドが地面に接し、操縦
8
9
10
安定性を損なうことがあります。ヤマハのイ
ドを下げるとエンジンが停止します。
グニッションサーキットカットオフシステ
イグニッションサーキットカットオフシス
ムは、発進前にサイドスタンドの上げ忘れを
テムの作動を、以下の手順に従って定期的に
防止するよう設計されています。従って、定
点検してください。
JWA11541
期的にこのシステムを点検してください。正
しく機能しない場合にはヤマハ販売店に修
理を依頼してください。
11
 ギヤがニュートラル以外で、サイドスタン
点検の結果異常があった場合は、走行前にヤ
マハ販売店でシステムの点検を受けてくだ
さい。
12
3-9
5XT-28199-J9.book 10 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
各部の取り扱いと操作
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
3-10
5XT-28199-J9.book 1 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
日常点検
JAU15598
1
2
JAU30063
日常点検の実施
日常点検箇所/点検内容
車を安全で快適に使用いただくため、法また
詳しい点検の方法は、6-1 ページ以降の点検
は法に準じ、日常の車の使用状況に応じて、
整備の方法および別冊「メンテナンスノー
使用する人の判断で適時行う点検です。
ト」を参照してください。
JWA12032
3
点検箇所
5
 日常点検を怠ると重大な事故やケガ、トラ
ブルの原因となります。必ず実施してくだ
ブレーキ
さい。
 異常が認められたときは、乗車前にご使用
のかたご自身またはヤマハ販売店で必ず
6
整備を行ってください。
タイヤ
7
点検整備に使用する工具は、必要に応じてお
8
買い求めください。(モデルにより、サービ
スツールの有無や内容が異なります。)
エンジン
9
10
11
12
灯火装置お
よび方向指
示灯
運行におい
て異常が認
められた箇
所
※ 印の点検は車の走行距離、運行時の状態な
どから判断した適切な時期(長距離走行時や
洗車、給油後など)に実施をしてください。
JWA11733
点検内容
 ブレーキペダルの踏みしろ
4
(注)
およびレバーの握りしろが
適切で、ブレーキのききが
充分であること。
 ブレーキ液の量が適当であ
ること。
 タイヤの空気圧が適当であ
ること。
 亀裂、損傷がないこと。
 異常な摩耗がないこと。
 溝の深さが充分あること。
(※)
 エンジンオイルの量が適当
であること。(※)
 かかり具合が良好で、か
つ、異音がないこと。(※)
 低速、加速の状態が適当で
あること。(※)
 点灯または点滅具合が良好
で、かつ、汚れや損傷がな
いこと。
安全のため、ご自身の知識、技量にあわせた
範囲内で点検・整備を行ってください。難し
いと思われる内容はヤマハ販売店にご依頼
ください。点検整備するときは安全に充分注
意し、下記の内容を守ってください。
 点検は平坦で足場のしっかりした場所を
選び、スタンドを立てて行ってください。
 エンジン停止直後は、エンジン本体やマフ
ラー、エキゾーストパイプなどが熱くなっ
ています。直接触れたりしないでくださ
い。ヤケドに注意してください。
 排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成
分が含まれています。風通しの悪い場所や
屋内でエンジンをかけると、ガス中毒を起
こす危険があります。
 走行して点検するときは、交通状況に注意
してください。
 当該箇所に異常がないこ
と。
 異常が認められたときは、乗車前にご使用
のかたご自身またはヤマハ販売店で必ず
整備を行ってください。
4-1
5XT-28199-J9.book 1 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
運転操作
JAU45311
JAU3372A
エンジン始動
この車には、メインスイッチが ON のときに
車体が転倒した状態になると、エンジンを停
止させる機構が装備されています。この機構
が働くと、車体を起こしてもエンジン停止の
制御が継続されるため、スターターモーター
は回転しても、エンジンを始動することがで
きません。そのまま始動操作を続けると、
バッテリー上がりの原因になることがあり
1
JWA11562
JCA15992
 エンジンを始動するときには、3-9 ページ
 エンジンを長持ちさせるため、エンジンが
に記述された手順で、イグニッションサー
冷えている間の急加速や、無用な空ぶかし
キットカットオフシステムの機能を点検
は避けてください。
2
 長時間のアイドリングはガソリンのムダ
してください。
 サイドスタンドを下ろした状態で走行し
使いになるだけでなく、環境への悪影響に
3
4
もなりますので、やめてください。
ないでください。
1. メインスイッチを ON にし、エンジンス
ますので、このような状態になった場合はメ
トップスイッチが “
インスイッチを一旦 OFF にして、再度 ON
ていることを確認します。
にするリセット操作をしてください。
スイッチを押してください。
” にセットされ
2. ギヤをニュートラルにします。
 通常のアイドリング回転数を必要以上に
5
高くした状態(アイドルアジャスターの
誤った調整や、スロットルグリップを開け
6
て固定した状態など)で、長時間放置しな
いでください。温度上昇により、エンジン
7
または車両が損傷する場合があります。
ギヤをニュートラルにしたとき、ニュートラ
8
ルランプが点灯しない場合、ヤマハ販売店で
電気回路の点検を受けてください。
9
3. スロットルを完全に閉めます。
4. スタータースイッチを押して、エンジン
10
を始動します。
11
スタータースイッチで5秒以内にエンジンが
始動しないときは、バッテリー電圧を回復さ
せるため、10 秒位休ませてからスターター
5-1
12
5XT-28199-J9.book 2 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
運転操作
JAU27514
1
ギヤチェンジのしかた
JAU33175
ブレーキ
りや転倒の原因となります。
1. スロットルを完全に閉じます。
2. フロントブレーキとリヤブレーキを同時
2
に、徐々にかけます。
3
4
意して走行してください。
 濡れた路面では、ブレーキが効きにくいこ
とを留意してください。
1
5
1
 下り坂でのブレーキ操作は非常に困難で
す。下り坂に差しかかる前までに充分減速
1. シフトペダル
6
してください。
2. ニュートラル
 連続したブレーキ操作は避けてください。
この車はリターン式の 5 段変速です。
7
ギヤチェンジは、スロットルグリップを一度
戻してからクラッチレバーを握り、シフトペ
8
9
10
ブレーキ部の温度が上昇し、ブレーキの効
きが悪くなるおそれがあります。
<リヤブレーキ>
ダルで操作します。
JCA12032
 シフトペダルは、踏みごたえがあるまで確
実に操作してください。
 クラッチレバーを確実に握らずにギヤ
チェンジしたり、無理なギヤチェンジは、
11
鉄製のプレート、マンホールのフタなど
ります。そのようなところでは減速し、注
N
2
 踏切、路面電車のレール、道路建設現場の
は、濡れているときは極端に滑りやすくな
<フロントブレーキ>
5
4
3
2
どちらか一方に傾いているとき)。横すべ
チェンジ機構の故障の原因になります。
JWA11573
12
 急なブレーキ操作は避けてください(特に
5-2
5XT-28199-J9.book 3 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
運転操作
JAU31471
ならし運転
JAU17214
1
駐車
JAU27622
ならし運転のしかた
初回 1 か月目(または 1000 km 走行時)
駐車するときは、エンジンを止め、キーをメ
インスイッチから抜きます。
2
JWA11582
の点検までは、ならし運転をしてください。
また、不要な空ぶかしや急加速、急減速はし
ないでください。
ならし運転を行うと車の寿命を延ばします。
 エンジンやマフラーは高温になります。通
行する人などが触れない場所に駐車して
ください。
 草や可燃物などの火災の危険がある場所
には、決して駐車しないでください。
3
4
5
 傾斜地や地面が柔らかいところには駐車
しないでください。車が転倒することがあ
6
ります。
7
8
9
10
11
12
5-3
5XT-28199-J9.book 1 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
JAU29839
1
点検整備の実施
日常点検
2
4-1 ページ「日常点検箇所/点検内容」の表
にしたがって、適時実施してください。点検
3
4
の方法については、本書の以降のページや、
別冊「メンテナンスノート」の点検整備のし
かた以降のページを参照してください。
定期点検整備
定期点検整備は車を使用する人が自己管理
5
責任で定期的に行う点検整備で、法または法
に準じて行うことが義務づけられています。
6
二輪自動車または原動機付自転車について
は、1 年点検と 2 年点検の 2 種類があります。
7
定期点検項目と基本的な点検内容は別冊の
「メンテナンスノート」に記載してあります。
8
ここでは、この車独自の内容を補足説明して
います。実際の点検作業にあたっては、別冊
9
「メンテナンスノート」とあわせてご使用く
ださい。
JWA12055
難しいと思われる内容はヤマハ販売店に
パー、ドラム、ライニングなどは使用すると
ご依頼ください。
高温になり、ヤケドするおそれがあります。
 点検するときは安全に充分注意し、以下の
内容を守ってください。
• 点検は平坦で足場のしっかりした場所
を選び、スタンドを立てて行ってくださ
 点検整備に使用する工具は、必要に応じて
い。
• エンジン停止直後の点検は、エンジン本
 点検整備を怠ると重大な事故、ケガ、トラ
11
ブルの原因となります。必ず実施してくだ
12
 安全のため、ご自身の知識、技量にあわせ
ビスツールの有無や内容が異なります。)
が熱くなっています。ヤケドに注意して
 点検結果は、別冊「メンテナンスノート」
の定期点検整備記録簿に記入してくださ
ください。
• 排気ガスには、一酸化炭素などの有害な
い。ご自身でできない項目については、ヤ
成分が含まれています。風通しの悪い場
マハ販売店で点検を受け、記録してくださ
所や屋内でエンジンをかけると、ガス中
毒を起こす危険があります。エンジンの
始動は風通しのよい屋外で行ってくだ
い。
 点検の記録は廃車されるまで保存してく
ださい。
 メーカー指定項目の点検結果は、定期点検
さい。
• 走行して点検するときは、周囲の交通事
情に充分注意してください。
• 異常が認められたときは、乗車前にご使
必ず整備を行ってください。
JWA15461
走行直後はブレーキ関係の部品に直接触れ
ないでください。ブレーキディスク、キャリ
6-1
整備記録簿の「その他」の欄に記録してく
ださい。
さい。
た範囲内で点検・整備を行ってください。
お買い求めください。
(モデルにより、サー
体やマフラー、エキゾーストパイプなど
用のかたご自身またはヤマハ販売店で
10
点検整備はブレーキ関係の部品が充分に冷
えてから行ってください。
5XT-28199-J9.book 2 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
JAU17342
サービスツール
JAU18752
カバーの取り外し、取り付け
図のカバーは、点検整備などで取り外す必要
があります。カバーを取り外すときや、取り
1
2
3
2
付けるときは、この項目を参照してくださ
1
い。
3
1
1
4
2
1. カバー B
5
2. カバー C
1. サービスツール
3. カバー D
2. バンド
JAU34963
6
サービスツールはカバーBの後ろ側にありま
カバー A / B
す。(カバーの取り外しは次の項目を参照し
てください。)
7
カバーの取り外しかた
1. カバー A
スクリューとカラーを外し、カバーを取り外
します。
8
9
10
11
12
6-2
5XT-28199-J9.book 3 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
1
1
3
2
2
2
3
1
4
5
3
1
1. スクリュー
1. ボルト
1. カバー A
2. カラー
2. ワッシャー
3. カバー A
3. カバー C
6
2. 図のようにカバー D を取り外します。
3
1
7
2
1
8
9
1
1. カバー B
10
11
1. スクリュー
カバー C / D
2. カラー
カバーの取り外しかた
3. カバー B
カバーの取り付けかた
12
1. ボルトとワッシャーを外し、前方にスラ
イドさせてカバー C を取り外します。
カバーとカラーを取り付け、スクリューを締
め付けます。
6-3
1. カバー D
カバーの取り付けかた
1. カバー D を取り付けます。
5XT-28199-J9.book 4 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
JAU30374
エンジンオイル
<推奨エンジンオイル>
1
SAE
JASO
10W–40
MA
10W–40
MA
10W–40
MA
エンジンオイル量の点検
1. 平坦な場所でエンジンを 2 ∼ 3 分間アイ
ドリング運転します。
走行直後でエンジンが充分に暖まっていれ
1
ば、アイドリング運転は不要です。
ヤマハ純正オイル
ヤマルーブプレミアム
ヤマハ純正オイル
ヤマルーブスポーツ
ヤマハ純正オイル
ヤマルーブスタンダー
ドプラス
2
3
4
JAU30544
1. カバー D
2. カバー C とワッシャーを取り付け、ボル
トを締め付けます。
2. エンジンを止めて車を垂直にし、2 ∼ 3
エンジンオイルの交換時期
分後、オイル点検窓でエンジンオイル量
初 回:
を点検します。
1 か月点検時または 1000 km 時
6
2 回目以降:
1
3000 km 走行ごと、
または 1 年ごと
定期交換時オイル量:
オイルフィルターエレメント
7
8
無交換時:1.20 L
2
3
オイルフィルターエレメント
4
1
1. カバー C
5
9
交換時:1.30 L
10
1. オイル注入口
定期交換時期の前でも、エンジンオイルの汚
2. フルレベル
れが著しいときやエンジンオイルが薄茶色
3. ロアレベル
に濁っているときは、早めにエンジンオイル
4. エンジンオイル点検窓
を交換してください。汚れや濁りの程度につ
3. オイル量がロアレベル以下のときは、オ
いては、ヤマハ販売店にご相談ください。
イル注入口から補給します。
6-4
11
12
5XT-28199-J9.book 5 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
1
オイルフィルターエレメントの交換時期
初 回:
2
1 か月点検時または 1000 km 時
2 回目以降:
3
9000 km 走行ごと
JAU30691
エンジンのかかり具合、異音の点
検
低速、加速の状態の点検
エンジンがすみやかに始動し、スムーズに回
行ってください。
転するかを点検します。
 エンジンを停止した状態でスロットルグ
エンジンから異音がしないかを点検します。
ることを点検してください。また、ハンド
 走行後など、しばらくの間はマフラーやエ
ルを左右にいっぱいに切った状態でも同
ンジンなどが熱くなっています。ヤケドに
じ点検を行ってください。
注意してください。
 スロットルケーブルに劣化や損傷などが
 油脂類の廃液は、法令(公害防止条例)で
ないか点検してください。また、取り付け
適切な処理を行うことが義務づけられて
7
の状態も点検してください。
います。ヤマハ販売店にご相談ください。
 スロットルケーブルには、ゴムカバーが取
り付けられているものがあります。ゴムカ
JCA12102
バーが確実に取り付けられていることを
8
9
10
11
 化学添加剤は一切加えないでください。ま
確認し、洗車時にはゴムカバーに直接水を
たヤマハ純正オイルヤマルーブ FX をこの
かけないようにしてください。ゴムカバー
車に使用しないでください。エンジンオイ
の汚れがひどい場合には、水で濡らして固
ルはクラッチも潤滑しています。添加剤に
くしぼった布などでふき取ってください。
よりクラッチがすべる原因になります。
 補給時に、オイル注入口からゴミなどが入
らないように注意してください。
 オイルをこぼしたときは、布などでよくふ
12
リップをゆっくり回し、引っ掛かりがなく
きにスロットルグリップがスムーズに戻
4
6
低速、加速の状態の点検前に以下の点検を
スムーズに作動することと、手を離したと
JWA11861
5
JAU44194
きとってください。
6-5
5XT-28199-J9.book 6 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
JAU34972
2
エアクリーナーエレメントの交換
1
エアクリーナーエレメントは定期的に点検
し、汚れや破れなどがあるときは交換してく
2
ださい。ただし、ほこりの多い場所や湿気の
多い場所を走行する機会が多い場合は、より
3
短い期間で交換してください。
1
エアクリーナーエレメントの交換
1
JCA11951
1. ゴムカバー
4
1. スクリュー
JWA15531
 エアクリーナーエレメントがエアクリー
ナーケースに正しく装着されていること
ケーブル、ワイヤー類に異常があるときは、
早めにヤマハ販売店にご相談ください。異常
がある状態で使用を続けると、重大な事故や
ケガ、トラブルの原因となります。
アイドリングがスムーズに続くかを点検し
ます。
スロットルグリップを徐々に回してエンジ
ンを加速したとき、スロットルグリップもエ
を確認してください。
 エアクリーナーエレメントを取り付けな
5
2. エアクリーナーケースカバー
3. エアクリーナーエレメントを取り外しま
す。
1
いままエンジンを始動しないでください。
2
6
7
エンジンの故障の原因となります。
8
1. シートを取り外します。
(3-7 ページ参
照)
9
2. スクリューを外し、エアクリーナーケー
スカバーを取り外します。
3
ンジンもスムーズに回るかを走行などして
点検します。このとき、エンジンストール
1. エアクリーナーエレメント
(エンスト)やノッキングなどが起きたら、ヤ
2. エアクリーナーケース
10
11
3. 溝
マハ販売店で点検・整備を受けてください。
4. 新しいエアクリーナーエレメントをエア
クリーナーケースに取り付けます。
6-6
12
5XT-28199-J9.book 7 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
JAU31006
1
エアクリーナーエレメントは、エアクリー
2
タイヤ空気圧 (冷間時):
タイヤ
1 名乗車:
空気圧
ナーケースの溝に合わせて取り付けます。
前輪:
125 kPa (1.25 kgf/cm2)
5. エアクリーナーケースカバーを取り付
3
後輪:
け、スクリューを締め付けます。
150 kPa (1.50 kgf/cm2)
6. シートを取り付けます。
4
5
2 名乗車:
ブローバイガス還元装置のブリーザード
レンホースの清掃
前輪:
150 kPa (1.50 kgf/cm2)
1. ブリーザードレンホースを点検し、汚れ
後輪:
や水がたまっていないか確認します。
1
6
175 kPa (1.75 kgf/cm2)
タイヤ接地部のたわみ状態により空気圧が
不足していないかを点検します。たわみ状態
7
が異常なときは、タイヤゲージで点検し、正
規の空気圧にしてください。
空気圧はタイヤの冷えているときに測定し
8
125 kPa (1.25 kgf/cm2)
後輪:
150 kPa (1.50 kgf/cm2)
前輪:
9
11
前輪:
高速走行(2 名乗車):
てください。
10
高速走行(1 名乗車):
150 kPa (1.50 kgf/cm2)
後輪:
1. ブローバイガス還元装置のブリーザードレン
ホース
175 kPa (1.75 kgf/cm2)
2. 汚れや水があった場合は、ブリーザード
レンホースを取り外して清掃し、元に戻
 タイヤの空気圧は徐々に低下します。見た
します。
目には不足していることが判りにくいタ
12
イヤもあり、少なくとも 1 か月に一度はタ
イヤゲージを使用して空気圧の点検を
6-7
5XT-28199-J9.book 8 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
JAU28701
行ってください。
 空気圧の確認は、タイヤが冷えているとき
に行ってください。走行後はタイヤが暖
まっており、空気圧が高くなります。
JAU28582
タイヤの異常な摩耗
タイヤの接地面が異常に摩耗していないか
を点検します。
JAU28825
な空気圧での運転は、転倒事故などを起こ
す原因となることがあります。取扱説明書
1
に記載された空気圧を守り、過度にすり
減ったタイヤは交換してください。
2
 タイヤに異常があると、操縦安定性に影響
タイヤの溝の深さ
をおよぼしたりパンクの原因になります。
タイヤの亀裂、損傷の点検
タイヤの溝の深さをウェアインジケーター
タイヤの接地面や側面に著しい亀裂や損傷
で点検します。ウェアインジケーターがあら
異常があるときは、ヤマハ販売店で点検・
がないか、また、釘、石、その他の異物が刺
われたら、タイヤを交換してください。
整備を受けてください。
3
4
さっていないかを点検します。
 ウェアインジケーターはタイヤの溝が
0.8mm になるとあらわれます。
1
 安定したコーナリングや操縦性などを確
2
保して安全な走行を行うため、タイヤの溝
3
には充分注意してください。一般的にト
レールタイプのタイヤは前輪、後輪とも溝
の深さが4mm以下になりましたら交換を
おすすめします。
タイヤサイズ:
前輪:
80/100-19M/C 49P
後輪:
5
6
120/90-16M/C 63P
指定タイヤ:
7
前輪:
BRIDGESTONE/TW201
8
後輪:
1. ウェアインジケーター(摩耗限度表示)
JWA11914
BRIDGESTONE/TW202
9
2. 異物(釘、石など)
3. 亀裂、損傷
 タイヤを交換するときは、必ず指定タイヤ
10
を使用し、前後とも同じ銘柄のものを使用
道路の縁石などにタイヤ側面を接触させた
してください。指定タイヤ以外のタイヤや
り、大きなくぼみや突起物を乗り越したとき
前後で異なった銘柄のタイヤを使用する
は、必ず点検してください。
と、操縦安定性に影響をおよぼすおそれが
ありますので使用しないでください。
 過度にすり減ったタイヤの使用や不適正
6-8
11
12
5XT-28199-J9.book 9 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
JAU28941
1
クラッチ
意してください。
クラッチレバーの遊び
2
確認してください。なお、車の飛び出しに注
JCA12091
クラッチレバーを手で抵抗を感じるまで引
3
4
 調整後は、ロックナットを確実に締め付け
ます。
クラッチレバーの遊び
<フロントブレーキ>
ブレーキレバーを軽く握り、抵抗を感じるま
 1か月に一度はクラッチケーブルの取り
10.0–15.0 mm
ブレーキレバーの遊び/ブレーキ
ペダルの遊び、およびブレーキの
きき具合の点検
ブレーキの遊びの点検
き、レバー先端部の遊びの量が規定の範囲に
あるかをスケールなどで点検します。
JAU31112
付け部に注油をしてください。ケーブルの
でのレバー先端部の遊びが 2.0–5.0 mm の
範囲にあるかを点検します。
寿命が伸びます。
5
2
1
1
3
2
3
6
7
8
9
1. ロックナット
1. 遊び
2. アジャスター
2. ロックナット
3. 遊び
3. アジャスター
10
点検の結果調整が必要な場合は、ロックナッ
点検の結果調整が必要な場合は、ロックナッ
トをゆるめてアジャスターで調整します。
トをゆるめてアジャスターで調整します。
JCA12071
11
JWA11841
12
調整後、エンジンをかけてギヤチェンジがス
調整後は、ロックナットを確実に締め付けま
ムーズにできるか、エンストなどしないかを
す。
6-9
5XT-28199-J9.book 10 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
JWA11851
JAU22274
ブレーキランプスイッチ
ブレーキ調整後は、必ずブレーキランプの点
灯とタイミング、ブレーキの引きずりがない
かを確認してください。
ブレーキがきき始める直前にブレーキラン
プが点灯するか点検します。
備を受けてください。
1
2
リヤブレーキランプスイッチの調整は、ス
イッチを指で押さえ、アジャスターを回して
<リヤブレーキ>
異常があるときは、ヤマハ販売店で点検・整
行います。
ブレーキペダルは無調整式です。ブレーキペ
3
4
ダルを手で押し、手ごたえがあるかどうかを
1
確認します。
5
JWA11741
ブレーキレバーの引き具合、ブレーキペダル
6
2
の踏み具合がやわらかく感じられるときは、
エアが混入しているおそれがあります。ヤマ
7
ハ販売店で点検・整備を受けてください。
ブレーキのきき具合の点検
1. リヤブレーキランプスイッチ
乾いた路面を走行し、フロントブレーキ、リ
2. アジャスター
8
JCA12081
ヤブレーキを別々に作動させたときのきき
9
具合を点検します。
ブレーキのきき具合が悪いときは、ヤマハ販
リヤブレーキランプスイッチを調整すると
売店で点検・整備を受けてください。
きは、スイッチ本体を回さないでください。
JWA11761
スイッチ本体を回すと、リード線を傷付けま
す。
走行して点検するときは、交通状況に注意
し、低速で走行しながら行ってください。
フロントブレーキをかけたときもブレーキ
ランプが点灯するか点検します。
6-10
10
11
12
5XT-28199-J9.book 11 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
JAU29582
1
ブレーキパッドの点検
JAU29981
<リヤブレーキ>
ブレーキ液量の点検
ブレーキパッドのインジケーター溝の深さ
2
インジケーター溝がなくなったら、ヤマハ販
3
4
売店でブレーキパッドを交換してください。
1
4
2
3
4
2
<フロントブレーキ>
1
1
1
で摩耗の状態を点検します。
2
3
5
6
1. ブレーキパッド
2. インジケーター溝
2
1. ブレーキリザーバータンクキャップ
3. ブレーキディスク
2. フロントブレーキマスターシリンダー
3. リヤブレーキマスターシリンダー
3
4. ロアレベル
7
ブレーキリザーバータンクキャップ上面を
1. ブレーキパッド
8
水平にして、リザーバータンク内の液量がロ
2. ブレーキディスク
アレベル以上にあるかを点検します。
3. インジケーター溝
JWA12151
9
ブレーキ液の減りが著しいときは、ブレーキ
10
系統の液漏れが考えられます。販売店で点
検・整備を受けてください。
11
12
6-11
5XT-28199-J9.book 12 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
JAU34984
ブレーキ液の補給
付けます。
指定ブレーキ液:
<リヤブレーキ>
<フロントブレーキ>
1. マスターシリンダーまわりをきれいに
1. マスターシリンダーまわりをきれいに
し、異物がタンク内に入らないようにし
し、異物がタンク内に入らないようにし
ます。
2. スクリューを外し、キャップ、ダイヤフ
ラムブッシュ、ダイヤフラムを取り外し
ます。
ブッシュ、ダイヤフラムを取り外します。
3. ロアレベル以上になるようにブレーキ液
3
2
 ブレーキ液は、銘柄や性能が異なるものを
混入しないでください。銘柄や性能が異な
き具合やブレーキ系統の部品に悪影響を
与えるおそれがあります。
 ブレーキ液を補給するときは、リザーバー
3
タンク内にゴミや水が混入しないように
4
5
4
るブレーキ液を混入すると、ブレーキのき
を補給します。
2
6
1
5
6
してください。
 液面はブレーキパッドの摩耗と共に下
7
がってきます。液が早く減少するようでし
5
1
2
JWA12072
2. ボルトを外し、キャップ、ダイヤフラム
を補給します。
4
BF-4 (DOT-4)
ます。
3. ロアレベル以上になるようにブレーキ液
3
1
ヤマルーブ ブレーキフルード
たら、ヤマハ販売店で点検・整備を受けて
8
ください。
6
1. マスターシリンダー
2. ボルト
3. キャップ
2. スクリュー
4. ダイヤフラムブッシュ
3. キャップ
5. ダイヤフラム
4. ダイヤフラムブッシュ
6. ブレーキ液
6. ブレーキ液
4. ダ イ ヤ フ ラ ム の か み 込 み に 注 意 し て
キャップを取り付け、スクリューを締め
9
してください。
1. マスターシリンダー
5. ダイヤフラム
 ブレーキ液は安全のために2年ごとに交換
4. ダ イ ヤ フ ラ ム の か み 込 み に 注 意 し て
キャップを取り付け、ボルトを締め付け
JCA12331
10
 ブレーキ液の補給は、入れすぎに注意して
11
ください。入れすぎると、ダイヤフラムな
どを取り付けたときに、あふれます。
 ブレーキ液が塗装面やプラスチック、ゴム
ます。
6-12
12
5XT-28199-J9.book 13 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
1
2
類に付着すると部品が腐食することがあ
JAU22762
ります。付着したら、すぐにふき取ってく
ドライブチェーン
ださい。
ドライブチェーンの点検
JAU51441
ドライブチェーンのたわみ量が規定の範囲
にない場合は、たわみ量を調整します。
また、車体を前後にゆっくり動かしてチェー
ンが滑らかに回転するか、給油は充分かを点
検します。
3
ドライブチェーンたわみ量の調整は、ヤマハ
販売店にご相談ください。
JAU22963
4
ドライブチェーンたわみ量の調整
1
5
1. セルフロッキングナットをゆるめます。
2. チェーンプラーを左右均等に回転させ、
同じ位置でストッパーに合わせます。
6
1
1. ドライブチェーンのたわみ量
7
ギヤをニュートラルにしてサイドスタンド
を立てます。前後スプロケット間のチェーン
8
中央部に、約 50N (5.0 kgf) の荷重をかけ
上下に動かします。このとき、たわみ量が規
9
定の範囲にあるかをスケールなどで点検し
ます。
10
11
12
2
1. チェーンプラー
ドライブチェーンのたわみ量を点検すると
2. ストッパー
きは、車体に荷重を掛けないで行います。
3. セルフロッキングナット
ドライブチェーンたわみ量:
40.0–45.0 mm
6-13
目盛りを左右同じ位置にします。
3
5XT-28199-J9.book 14 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
3. チェーンのたわみ量が規定値になるよう
に調整します。
4. 調整後、セルフロッキングナットを規定
のトルクで締め付けます。
締め付けトルク:
セルフロッキングナット:
85 Nm (8.5 m・kgf)
JAU23026
ドライブチェーンの給油
JAU43302
1
バックミラー
1. リヤホイールを浮かし、ホイールを手で
バックミラーの脱着のしかた
ゆっくり回しながら、チェーンやスプロ
 右バックミラー取り付けアダプターのボ
ケットに付着した泥や汚れを柔らかいブ
ルト部は左ネジです。右バックミラーを取
ラシなどで落とします。その後、ヤマルー
り外すときは、右バックミラー取り付けア
ブ スーパーチェーンクリーナーで洗浄
ダプターを時計回り(a)方向に回します。
します。
1
2. チェーンを乾燥させた後、リヤホイール
5. 左右のチェーンプラーが同じ位置にある
を手でゆっくり回しながら、チェーンに
か、ドライブチェーンたわみ量が規定の
ヤマルーブ 180 チェーンオイルを給油
範囲にあるか、チェーンが滑らかに回転
します。
するか確認します。
2
(a)
2
3
4
3
5
6
JCA12471
7
この車はシールチェーンを採用しています。
取り扱いには以下の点に注意してください。
 スチーム洗浄はしないでください。
1. 右バックミラー
 シンナー、ガソリンなどの揮発性溶剤やワ
2. 右バックミラー取り付けナット
イヤーブラシを使用して洗浄しないでく
3. 右バックミラー取り付けアダプター
 左バックミラー取り付けアダプターのボ
ださい。
8
9
ルト部は右ネジです。左バックミラーを取
り外すときは、左バックミラー取り付けア
10
ダプターを反時計回り(b)方向に回しま
す。
11
12
6-14
5XT-28199-J9.book 15 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
JAU28621
1
車体各部の給油脂状態の点検
1
2
2
3
(b)
3
JAU28651
車体各部の給油脂状態が充分であるかを点
アンダーブラケットの取り付け状
態の点検(ステアリングステム)
検します。
アンダーブラケットの締付ボルトまたは締
異常があるときは、ヤマハ販売店で点検・整
付ナットに、ゆるみがないかを工具で点検し
備を受けてください。
ます。
4
5
1. 左バックミラー
2. 左バックミラー取り付けナット
3. 左バックミラー取り付けアダプター
6
 バックミラーの取り付けは、取り外しと逆
の手順で行います。
7
8
9
締付ボルトまたは締付ナットにゆるみがあ
 右バックミラー取り付けナットは、右ネジ
るときは、ヤマハ販売店で規定トルクでの締
め付けを依頼してください。
です。
 左バックミラー取り付けナットは、左ネジ
です。
10
11
12
6-15
5XT-28199-J9.book 16 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
JAU28762
バッテリー
服などに付着すると、重大な傷害を受ける
ことがあります。
バッテリーの点検
取り外しは 6-2 ページ参照)
 子供の手の届くところに置かないでくだ
この車のバッテリーは密閉式です。
バッテリー液の補充、点検は不要です。
バッテリーに異常があるときは、ヤマハ販売
店で点検・整備を受けてください。
バッテリーターミナル部に汚れや腐食があ
るときは、バッテリーを取り外して清掃しま
す。
JWA11811
2. カバー C/D を取り外します。(カバーの
さい。
3. バッテリーバンドを外します。
4. −(マイナス)側リード線を外し、次に
応急手当
1
2
+(プラス)側リード線を外します。
 万一、バッテリー液が皮膚、衣服などにつ
3
5. バッテリーを取り外します。
いたときはすぐに多量の水で洗い流して
1
ください。
2
4
 目に入ったときは、すぐに多量の水で洗い
流し、医師の治療を受けてください。
5
JCA12142
6
バッテリーは引火性ガス(水素ガス)を発生
しますので、取り扱いを誤ると爆発し、ケガ
 このバッテリーは密閉式の 12V です。
をすることがあります。次の点を必ず守って
 このバッテリーは液入り充電済です。液量
ください。
点検および補水は必要ありません。
 火気厳禁です。ショートやスパークさせた
 補充電には、密閉式バッテリー専用充電器
り、タバコなどの火気を近づけないでくだ
を使用してください。くわしくはヤマハ販
さい。爆発のおそれがあります。
 補充電は風通しのよいところで行ってく
ださい。
 ガソリン、油、有機溶剤などを付着させな
いでください。電そう割れの原因となるこ
売店にご相談ください。
 長期間ご使用にならないときは、3 か月ご
とに補充電してください。
 バッテリーを交換するときは、必ず同型式
 落下などの強い衝撃を加えないでくださ
い。
JAU28912
バッテリーの取り外し
1. メインスイッチを OFF にします。
1. −リード線
2. +リード線
6-16
8
3. バッテリーバンド
バッテリーの取り付け
9
取り付けは、取り外しと逆の手順で行いま
す。
JAU29411
バッテリーターミナル部に汚れや腐食があ
10
11
るときは、やわらかいブラシなどで清掃しま
す。また、白い粉がついているときは、ぬる
ま湯を注いでよくふき取ります。
 バッテリー液は希硫酸です。皮膚、目、衣
7
ターミナル部の清掃
のバッテリーを使用してください。
とがあります。
3
12
5XT-28199-J9.book 17 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
JAU45332
1
1
ヒューズ交換
系統別ヒューズボックス 1
1
メインヒューズと系統別ヒューズボックス
2
3
は、カバー D を外したところにあります。
2
(6-2 ページ参照)
3
1
3
2
4
4
5
1. ターミナル
1. フューエルインジェクションヒューズ
2. イグニッションヒューズ
3. スペアヒューズ
6
系統別ヒューズボックス 2
7
1. 系統別ヒューズボックス 1
1
2. 系統別ヒューズボックス 2
2
3
3. メインヒューズ
8
4. スペアメインヒューズ
9
10
1. シグナルヒューズ
11
2. ヘッドライトヒューズ
3. スペアヒューズ
12
ヒューズが切れた場合、以下のように交換し
ます。
6-17
5XT-28199-J9.book 18 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
1. メインスイッチを OFF にします。
2. 切れたヒューズを外し、規定アンペア数
の新しいヒューズを取り付けます。
3. メインスイッチを ON にし、装置が正し
メイン :
く作動することを点検します。
30.0 A
1
4. ヒューズを交換してもすぐに切れるとき
イグニッション :
は、ヤマハ販売店で電気系統の点検を受
10.0 A
2
けてください。
シグナル :
3
10.0 A
ヘッドライト :
4
15.0 A
フューエルインジェクション :
5
10.0 A
JCA12862
6
 交換するヒューズは、指定されている容量
のヒューズを使用してください。指定容量
7
を超えるヒューズを使用すると、配線の過
熱や焼損の原因になります。
8
 電装品類(ライト、計器など)を取り付け
るときは、車種ごとに決められている「ヤ
9
マハ純正部品」を使用してください。それ
以外のものを使用すると、ヒューズが切れ
10
たり、バッテリーあがりを起こすことがあ
ります。
 洗車時ヒューズボックスのまわりに水を
強く吹き付けないでください。漏電や短絡
(ショート)の原因になります。
6-18
11
12
5XT-28199-J9.book 19 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
点検整備
JAU29443
1
2
灯火装置および方向指示灯の点検
1. メインスイッチを ON にします。
運行において異常が認められた箇
所の点検
2. テールランプ、ブレーキランプなどの灯
運行中に異常を認めた箇所について、運行に
火装置や方向指示灯の点灯・点滅具合が
3
4
JAU29571
支障がないかを点検します。
良好かを点検します。
3. エンジンを始動し、ヘッドライトの点灯
状態が良好かを点検します。
4. レンズなどに汚れや損傷がないかを点検
します。
5
点灯しないときはヒューズを点検(6-17
ページを参照)し、異常がないときは電球を
6
交換してください。
JCA12062
7
電球は、指定されているワット数・規格のも
8
の(「製品仕様」のページを参照)を使用し
てください。指定以外のものを使用すると、
9
球切れ、作動不良などの原因となります。
10
11
12
6-19
5XT-28199-J9.book 1 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
お車の手入れ
JAU35123
JAU27846
洗車
いつまでも車を長持ちさせるために、お手入
雨天走行後など、車が汚れたときは早めに洗
れをしてください。
車してください。車をサビやキズから守りま
すみずみまで掃除すれば、普段気付かない異
す。
常箇所や摩耗が発見でき、故障の予防にもな
 中性洗剤を使用して洗車した後、充分に水
ります。
洗いします。
JCA13083
 柔らかい布で、車に付着した水分をよくふ
きとります。
お車によってはマット塗装(ツヤ消し塗装)
が施されています。お車の手入れの前にヤマ
 洗車後、必要に応じて各部にグリースなど
 車の塗装面保護のため、ワックスがけをし
使用したら良いか、ご相談することをおすす
てください。(マット塗装部分を除く)
復するまで数回ブレーキを軽く作動させ
て、ブレーキの湿りをかわかしてくださ
2
い。
 ブレーキディスクやパッドにワックスや
3
グリースなどの油脂類をつけないでくだ
さい。ブレーキが効かなくなり、事故の原
4
因になることがあります。
JCA12214
5
 エアクリーナーや電装品などに水が入ら
6
になります。
をするときは、以下の点に注意してくださ
7
 マフラー内部に水がたまると、始動不良や
い。
サビの原因になることがあります。洗車時
 洗車などでブラシは使用しないでくださ
はビニール袋をかけるなどして、内部に水
い。塗装を傷つけることがあります。
が入らないようにしてください。
 ワックスがけはしないでください。ふき残
 ヘッドライト、メーターパネル、カバーな
しなどにより、外観が変化することがあり
8
9
どのプラスチック部品にガソリンやブ
ます。
レーキ液、アルカリ性および強酸性のク
 コンパウンドは使用しないでください。
JWA11931
マット塗装の表面が研磨されて、光沢がで
マハ販売店にご相談ください。
1
ないように注意してください。故障の原因
めします。また、マット塗装部分のお手入れ
 マット塗装部分の補修が必要な場合は、ヤ
充分注意しながら低速で走行し、効きが回
を注油してください。
ハ販売店で、どのようなアフターケア用品を
ることがあります。
あります。効きが悪いときは、前後の車に
リーナー、その他の溶剤などがかかると、
ヒビ割れなどの原因になりますので注意
 洗車はエンジンが冷えているときにして
ください。
7-1
11
してください。また、コンパウンドの入っ
たワックスは、表面を傷つけますので使用
 洗車後、ブレーキの効きが悪くなることが
10
しないでください。
12
5XT-28199-J9.book 2 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
お車の手入れ
1
 ウインドシールド、ヘッドライトレンズ、
メーターレンズ、カウル、パネルなどのプ
ラスチック部品やマフラーは、清掃のしか
2
たを誤ると外観を損ねたり損傷したりし
ます。まず、柔らかくて清潔な布やスポン
3
ジを使用し、水洗いしてください。もし、
汚れが充分に落ちないときは、少量の中性
4
5
JAU35912
保管のしかた
車はできるだけ敷地内に保管し、屋外に駐車
するときはボディーカバーをかけてくださ
い。
なお、ボディーカバーはエンジンやマフラー
が冷えてからかけてください。
7
さい。
 長期保管後の走行前には、バッテリーの充
洗剤を完全に洗い落としてください。洗剤
電、および各部の点検をしてください。
※ 補充電については、ヤマハ販売店にご相談
が損傷するおそれがあります。
 高圧洗車機やスチーム洗浄機は使用しな
ください。
いでください。水が侵入し、故障の原因と
なることがあります。
さい。内部に水が入り、書類が濡れること
 洗車後、雨天走行後、または湿度が高い天
候のときなど、ヘッドライトのレンズが曇
12
した後、湿気のない涼しい場所に保管して
るため、3 か月ごとに補充電を行ってくだ
があります。
11
効果があります。
 バッテリーを取り外し、充電器で満充電に
洗剤を使用して清掃した後は、大量の水で
 書類入れ付近に水を強くかけないでくだ
10
い。
(マット塗装部分を除く)サビを防ぐ
ください。また、バッテリーの劣化を抑え
8
9
 保管する前にワックスがけをしてくださ
洗剤を水で薄めて清掃してください。中性
の成分が残っていると、プラスチック部品
6
を守ってください。
ることがあります。このような曇りは、
ヘッドライトを短時間点灯することで自
JCA13111
然に取れます。
長期間お乗りにならないときは、以下のこと
7-2
5XT-28199-J9.book 3 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
お車の手入れ
JAU28083
JAU28222
2
1
アフターケア用品について
3
1
ヤマルーブ 180 チェーンオイル
大切な車の寿命は、使用するオイルの品質に
フッ素樹脂配合により耐摩耗性、耐熱性に優
より大きく左右されます。ヤマハの車には、
れたチェーンオイルです。“ ドライ ” と
ヤマハ純正用品をご使用ください。
“ ウェットムースタイプ ” があります。
JAU28113
ヤマルーブ スーパーチェーンクリーナー
ヤマルーブプレミアム
チェーンに付着したグリースやオイルなど
高回転・高負荷下でも油膜保持性能が高く、
の油汚れを手軽に素早くクリーニングしま
高性能エンジン搭載の中・大型車に最適な高
す。
品質オイルです。
ヤマルーブスポーツ
オイル消費を抑え、高速走行、ロングツーリ
ングなどでも優れた性能を発揮するマルチ
タイプのオイルです。
1. ヤマルーブプレミアム
1
2. ヤマルーブスポーツ
2
3
4
5
2
3. ヤマルーブスタンダードプラス
6
JAU28202
ヤマルーブスタンダードプラス
ヤマルーブ
(DOT-4)
ブレーキフルード
BF-4
タウン走行から、タフな業務使用にも適し、
高沸点、防錆性、安定性、ゴム劣化防止性に
経済的にも優れたコストパフォーマンスオ
優れたブレーキフルードです。
7
8
イルです。
1. ヤマルーブ 180 チェーンオイル
9
2. ヤマルーブ スーパーチェーンクリーナー
JAU28362
ユニコンカークリーム(ワックス)
10
塗装面の汚れを簡単にとり、手間をかけずに
美しい光沢が得られます。また、どんな塗装
11
にも使用できる伸びのよいワックスです。
ヤマルーブ 防錆潤滑浸透剤
防錆、潤滑、防湿、浸透力に優れた金属保護
液です。
7-3
12
5XT-28199-J9.book 4 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
お車の手入れ
1
1
2
2
3
4
5
1. ユニコンカークリーム
2. ヤマルーブ 防錆潤滑浸透剤
6
7
8
9
10
11
12
7-4
5XT-28199-J9.book 1 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
製品仕様
JAU5091G
寸法 :
乗車定員 :
クラッチ形式 :
2名
湿式多板
全長 :
1980 mm
全幅 :
800 mm
全高 :
1145 mm
シート高 :
810 mm
軸間距離 :
1330 mm
最低地上高 :
280 mm
性能 :
変速機形式 :
定地燃費(国土交通省届出値):
39.0 km/L/60 km/h
車両重量 :
125 kg
分布荷重(前):
59 kg
分布荷重(後):
66 kg
車両総重量 :
235 kg
分布荷重(前):
85 kg
分布荷重(後):
150 kg
常時噛合式 5 速
セル式
1900 mm
2
始動方式 :
最小回転半径 :
3
車体 :
最高出力 :
フレーム形式 :
14 kW@7500 r/min
(18 PS@7500 r/min)
4
セミダブルクレードル
キャスター :
最大トルク :
5
25.17 ゜
19 Nm@6500 r/min
トレール :
(1.9 kgf-m@6500 r/min)
エンジン :
重量 :
1
92 mm
ステアリングシステム :
原動機種類 :
ハンドル切れ角(左):
4 ストローク空冷 SOHC
気筒数・配列 :
6
7
48.0 ゜
ハンドル切れ角(右):
単気筒
8
48.0 ゜
総排気量 :
9
燃料 :
249 cm3
フューエルタンク容量 :
7.2 L
内径 x 行程 :
74.0 × 58.0 mm
2.0 L
圧縮比 :
フロントブレーキ :
9.50 : 1
エアフィルターエレメント :
ブレーキ形式 :
油圧式シングルディスクブレーキ
湿式ろ紙
8-1
10
予備容量 :
11
12
5XT-28199-J9.book 2 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
製品仕様
1
リヤブレーキ :
ブレーキ形式 :
油圧式シングルディスクブレーキ
2
懸架方式 :
種類(前):
3
テレスコピック
種類(後):
4
スイングアーム(リンク式)
緩衝方式 :
5
ショックアブソーバータイプ(前):
コイルスプリング / オイルダンパー
6
7
ショックアブソーバータイプ(後):
コイルスプリング / ガスオイルダン
パー
フロントタイヤ :
種類 :
8
チューブ有り
サイズ :
9
80/100-19M/C 49P
メーカー / 銘柄 :
10
BRIDGESTONE/TW201
リヤタイヤ :
11
12
種類 :
チューブ有り
サイズ :
120/90-16M/C 63P
メーカー / 銘柄 :
BRIDGESTONE/TW202
トランスミッション :
テール / ブレーキランプ :
12 V, 5.0 W/21.0 W × 1
方向指示灯(前):
12 V, 10.0 W × 2
1 次減速比 :
3.083 (74/24)
方向指示灯(後):
12 V, 10.0 W × 2
1速:
2.846 (37/13)
メーター灯 :
14 V, 3.0 W × 1
2速:
1.812 (29/16)
パイロットランプワット数 x 個数 :
ニュートラルランプ :
3速:
1.318 (29/22)
12 V, 1.7 W × 1
方向指示器表示灯 :
4速:
1.035 (29/28)
12 V, 1.7 W × 1
ヘッドライト上向き表示灯 :
5速:
0.821 (23/28)
12 V, 1.7 W × 1
燃料残量警告灯 :
2 次減速比 :
3.000 (45/15)
14 V, 3.0 W × 1
エンジン警告灯 :
エレクトリカル :
12 V, 1.7 W × 1
点火方式 :
エンジンオイル :
TCI
推奨オイル :
ヘッドライト :
ヘッドライト球 :
ハロゲンバルブ
バルブワット数 x 個数 :
ヤマルーブ プレミアム、スポーツ、
スタンダードプラス
エンジンオイル量 :
オイルフィルターエレメント無交換時 :
ヘッドライト :
12 V, 60.0 W/55.0 W × 1
8-2
1.20 L
5XT-28199-J9.book 3 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
製品仕様
オイルフィルターエレメント交換時 :
1.30 L
ドライブチェーン :
たわみ量 :
40.0–45.0 mm
ブレーキレバーとブレーキペダル :
フロントブレーキレバー遊び :
2.0–5.0 mm
ケーブルとレバーの遊び :
スロットルグリップ遊び :
3.0–5.0 mm
クラッチレバー遊び :
10.0–15.0 mm
フロントディスクブレーキ :
パッド厚さ(内側):
5.3 mm
使用限度 :
0.8 mm
パッド厚さ(外側):
5.3 mm
使用限度 :
0.8 mm
指定ブレーキフルード :
BF-4 (DOT-4)
リヤディスクブレーキ :
パッド厚さ(内側):
高速走行 :
1
前輪(1 名乗車):
125 kPa (1.25 kgf/cm2)
5.5 mm
使用限度 :
2
後輪(1 名乗車):
2
1.5 mm
150 kPa (1.50 kgf/cm )
パッド厚さ(外側):
3
前輪(2 名乗車):
2
5.5 mm
150 kPa (1.50 kgf/cm )
使用限度 :
後輪(2 名乗車):
4
175 kPa (1.75 kgf/cm2)
1.5 mm
指定ブレーキフルード :
BF-4 (DOT-4)
ホイールトラベル :
バッテリー :
YTZ7S
ホイールトラベル(前):
180 mm
バッテリー容量 :
12 V, 6.0 Ah
ホイールトラベル(後):
172 mm
5
バッテリー型式 :
点火タイミング :
6
7
点火時期 (B. T. D. C.):
タイヤ空気圧(冷間時):
前輪(1 名乗車):
125 kPa (1.25 kgf/cm2)
後輪(1 名乗車):
150 kPa (1.50 kgf/cm2)
前輪(2 名乗車):
150 kPa (1.50 kgf/cm2)
後輪(2 名乗車):
175 kPa (1.75 kgf/cm2)
8-3
10.0 ゜/1400 r/min
8
スパークプラグ :
メーカー / 型式 :
9
NGK/DR7EA
プラグギャップ :
10
0.6–0.7 mm
ヒューズ容量 :
メイン :
30.0 A
11
12
5XT-28199-J9.book 4 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
製品仕様
1
ヘッドライト :
15.0 A
シグナル :
2
10.0 A
イグニッション :
3
10.0 A
フューエルインジェクション :
4
10.0 A
5
6
7
8
9
10
11
12
8-4
5XT-28199-J9.book 1 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
ユーザー情報
JAU36641
二輪車を廃棄する場合は?
廃棄を希望する場合は?
廃棄を希望される二輪車がある場合は、お近
くの「廃棄二輪車取扱店」にご相談ください。
廃棄二輪車取扱店とは?
(社)全国軽自動車協会連合会の登録販売店
で、広域廃棄物処理指定業指定店として登録
されているお店が「廃棄二輪車取扱店」です。
廃棄二輪車を適正処理するための窓口とし
て、店頭に「廃棄二輪車取扱店の証」が表示
されています。
メーカー希望小売価格に含んでいますので、
1
リサイクル料金はいただきません。
ただし、リサイクル費用には運搬および収集
2
料金は含まれていませんので、廃棄二輪車取
扱店または指定引取場所までの運搬・収集料
3
金は、お客様の負担になります。運搬・収集
料金につきましては、廃棄二輪車取扱店にご
相談ください。
1
4
二輪車リサイクルマークの取り扱い
この車には、下図の位置に二輪車リサイクル
5
マークが貼付されています。
廃棄時に二輪車リサイクルマークの有無を
確認しますので、絶対に剥がさないでくださ
1. 二輪車リサイクルマーク
損による再発行、部品販売の取り扱いはござ
廃棄二輪車に関するお問い合わせについ
て
いません。
廃棄二輪車に関するお問い合わせは、最寄り
剥がれや破損でリサイクルマーク付き対象
の「廃棄二輪車取扱店」または下記へお問い
車かどうかが不明の場合は、下記へお問い合
合わせください。
い。二輪車リサイクルマークは、剥がれや破
(財)自動車リサイクル促進センターホーム
わせください。
6
7
8
9
ページ
1
http://www.jarc.or.jp/
二輪車リサイクルコールセンター
1. 廃棄二輪車取扱店の証
電話番号 03−3598−8075
リサイクル費用とは?
受付時間 9時30分∼17時00分(土・
廃棄二輪車を適正に処理し、再資源化する費
日・祝日・年末年始等を除く)
10
11
12
用です。二輪車リサイクルマークが車体に貼
付されている二輪車は、リサイクル費用を
9-1
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2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
ユーザー情報
JAU28392
1
2
3
4
5
あなたの車の情報を記入し、控えにして
サービスマニュアル(別売)の紹介
車両情報
サービスマニュアルには、点検・調整や分
モデルラベル
解・組立の方法を写真やイラストを用いて説
パーツオーダー、アフターサービスなどに使
明してあります。車の概要や構造を理解する
用します。
ためにご利用ください。
モデルラベルは、あなたの車を正確に特定す
サービスマニュアルのご注文は、ヤマハ販売
るための情報をコード化したものです。ご相
製品仕様を示しています。
店で受けております。部品番号をお知らせく
談の際には、車名およびモデルラベルの内容
○
ださい。
を正確にご連絡ください。
カラーリングを示しています。
モデルラベルは、カバーA を外したところに
●
XG250/XG250S サービスマニュアル 部品番号:
6
JAU50492
ください。
車名は
tricker XG250
モデルラベル
貼り付けてあります。
QQS-CLT-001-5XT
JAU50501
1
車台番号
7
1
8
9
1. モデルラベル
10
1. 車台番号
ナンバー登録、自動車保険の加入などに使用
11
します。
詳しくは、お買い求めの販売店にご相談くだ
12
さい。
9-2
5XT-28199-J9.book 3 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
ユーザー情報
JAU50511
原動機番号
ナンバー登録、自動車保険の加入などに使用
します。
1
詳しくは、お買い求めの販売店にご相談くだ
2
さい。
1
3
4
5
1. 原動機番号
6
ナンバー登録、自動車保険の加入などに使用
します。
7
詳しくは、お買い求めの販売店にご相談くだ
さい。
JAU50521
8
型式認定番号
9
10
1
11
12
1. 型式認定番号
9-3
5XT-28199-J9.book 1 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
索引
1
あ
2
3
4
さ
あなた自身と同乗者のために ............1-1
アフターケア用品について ................7-3
アンダーブラケットの
取り付け状態の点検
(ステアリングステム).................6-15
イグニッションサーキット
カットオフシステム ........................3-9
う
運行において異常が認められた
箇所の点検 ....................................6-19
エアクリーナーエレメントの交換.....6-6
エンジンオイル....................................6-4
エンジン始動 .......................................5-1
エンジンストップスイッチ ................3-5
エンジンのかかり具合、
異音の点検 .......................................6-5
7
8
か
き
キーの取り扱い....................................3-1
ギヤチェンジのしかた ........................5-2
10
11
スタータースイッチ............................3-5
スピードメーターユニット ................3-4
ふ
バックミラー .................................... 6-14
バッテリー........................................ 6-16
ハンドルスイッチ ............................... 3-4
ひ
ヒューズ交換 .................................... 6-17
フューエルタンクキャップ................ 3-5
ブレーキ............................................... 5-2
ブレーキ液の補給 ............................ 6-12
ブレーキ液量の点検 ........................ 6-11
ブレーキパッドの点検..................... 6-11
ブレーキランプスイッチ................. 6-10
ブレーキレバーの遊び/
ブレーキペダルの遊び、および
ブレーキのきき具合の点検 ............ 6-9
せ
洗車.......................................................7-1
た
タイヤ...................................................6-7
ち
て
低速、加速の状態の点検....................6-5
点検整備の実施 ...................................6-1
灯火装置および方向指示灯の
点検................................................6-19
ドライブチェーン ............................6-13
ドライブチェーンの給油.................6-14
クラッチ ...............................................6-9
な
警告灯と表示灯....................................3-3
原動機番号 ...........................................9-3
へ
ヘッドライト上下切り替え
スイッチ........................................... 3-4
ヘルメットホルダー ........................... 3-7
と
く
け
12
燃料 ...................................................... 3-6
は
駐車.......................................................5-3
型式認定番号 .......................................9-3
カバーの取り外し、取り付け ............6-2
環境・住民の方との調和のために.....1-5
9
ね
シート...................................................3-7
車体各部の給油脂状態の点検 .........6-15
車台番号 ...............................................9-2
車両情報 ...............................................9-2
書類入れ ...............................................3-8
す
え
6
日常点検箇所/点検内容.................... 4-1
日常点検の実施 ................................... 4-1
二輪車を廃棄する場合は?................ 9-1
し
い
5
に
サービスツール ...................................6-2
サービスマニュアル(別売)の
紹介...................................................9-2
サイドスタンド ...................................3-9
ならし運転 ...........................................5-3
10-1
ほ
ホーンスイッチ ................................... 3-5
方向指示器スイッチ ........................... 3-4
保管のしかた ....................................... 7-2
歩行者と他の車のために.................... 1-4
5XT-28199-J9.book 2 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
索引
め
1
メインスイッチ ...................................3-1
も
モデルラベル .......................................9-2
2
り
リヤクッション ...................................3-8
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
10-2
5XT-28199-J9.book 3 ページ
2013年10月23日 水曜日 午前10時28分
3D7-28199-J7_Hyoshi.indd
1
2013/07/12
13:21:00
あなたの街のあなたのお店
最寄りのお客様相談窓口については、メンテナンスノートの
巻末をご覧ください。
QQS-CLT-109-5XT
再生紙を使用しています
5XT-28199-J9_Hyoshi.indd
2
PRINTED IN JAPAN
2013.11-0.3 ×1 !
(J)
2013/11/08
13:42:14