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R o H S 指令対応 R S232C / R S485 コ ン バ ー タ
LD485
ユーザーズマ ニ ュ ア ル
W PP- 03
03-150908
第 3 版 平成 27 年 9 月
デ ー タ リ ン ク 株式会社
安全に お 使い い た だ く た め に 必ず お 読み く だ さ い
!
火災の 原因に な り ま す
◆ 正し い 電源電圧で お 使い く だ さ い 。
◆ 湿気や 埃、 油煙、 湯気が 多い 所に は 置か な い で く だ さ い 。
◆ 暖房器具の 近く や 直射日光が あ た る 場所な ど 、高温の
、高温の 場所で 使用し た り 放置し な い
でく ださ い。
◆ た こ 足コ ン セ ン ト や 配線器具の 定格を 超え る 使い 方は し な い で く だ さ い 。
◆ 電源ケ ー ブ ル に 加工や 熱を 加え た り 、重い
、重い も の を 載せ る な ど で 傷を つ け な い で く だ
さ い。
◆ 内部に 異物を 入れ な い で く だ さ い 。 ((水厳禁
水厳禁))
◆ 本体及び 付属品を 改造し な い で く だ さ い 。
◆ 排気口の あ る 機種は 、 排気口を 塞い で 使用し な い で く だ さ い 。
感電や 怪我の 原因に な り ま す
◆ 正し い 電源電圧で お 使い く だ さ い 。
◆ 電源ケ ー ブ ル に 加工や 熱を 加え た り 、重い
、重い も の を 載せ る な ど で 傷を つ け な い で く だ
さ い。
◆ 内部に 異物を 入れ な い く だ さ い 。
◆ 本体及び 付属品を 改造し な い で く だ さ い 。
◆ 濡れ た 手で コ ン セ ン ト に さ わ ら な い で く だ さ い 。
◆ 雷発生時は 、 本製品に 触れ た り 周辺機器の 接続を し た り し な い で く だ さ い 。
◆ 設置、 移動の 時は 電源プ ラ グ を 抜き 、 周辺機器の 接続を 切り 離し て く だ さ い 。
故障や エ ラ ー の 原因に な り ま す
◆ 本体及び 付属品を 改造し な い で く だ さ い 。
◆ 排気口の あ る 機種は 、 排気口を 塞い で 使用し な い で く だ さ い 。
万一、発熱を 感じ た り 、煙が
万一、発熱を
、煙が 出て い た り 、変な
、変な に お い が す る な ど の 異常を 確認し た 場合は 、
た だ ち に 電源を 外し 使用を 中止し て お 買い あ げ の 販売店に ご 連絡下さ い 。
● 本書の 一部ま た は 、全部を
、全部を 無断で 複製、複写、
複製、複写、転載、
転載、改変す
改変す る こ と は 法律で 禁じ ら れ て い ま す 。
● 本書の 内容お よ び 製品の 仕様、意匠等に
仕様、意匠等に つ い て は 、改良の
、改良の た め に 予告な く 変更す る こ と が あ り ま す 。
● 本書の 内容に つ い て は 、万全を 記し て 作成い た し ま し た が 、万一ご 不審な 点や 誤り 、記載漏れな ど お 気
付き の 点が ご ざ い ま し た ら 、ご
、ご 連絡下さ い ま す よ う お 願い 致し ま す 。
● 本書に 記載さ れ て い る 各種名称、会社名、
各種名称、会社名、商品名な
商品名な ど は 一般に 各社の 商標ま た は 登録商標で す 。
目 次
目 次
第1 章 は じ め に .............................................................................. 1
1 −1 概 要 ....................................................................................................... 1
1 −2 特 徴 ....................................................................................................... 2
1 −3 梱包品目 ................................................................................................... 2
第2 章 物理的仕様 .......................................................................... 3
2 −1 仕 様 ....................................................................................................... 3
2 −2 コ ネ ク タ 仕様 ............................................................................................ 3
2 −3 形状、 外観図 ............................................................................................ 4
第3 章 通信条件の 設定 ................................................................... 6
2
2
2
2
2
−1
−2
−3
−4
−5
プ ロ グ ラ ム モ ー ド と は ..............................................................................
プ ロ グ ラ ム モ ー ド へ の 入り 方 ...................................................................
プ ロ グ ラ ム モ ー ド の 表示画面例 ...............................................................
設定の 方法 ...............................................................................................
設定例 .......................................................................................................
6
6
7
8
8
第4 章 動作仕様 .............................................................................. 9
4
4
4
4
−1
−2
−3
−4
バ ッ フ ァ と フ ロ ー 制御 .............................................................................. 9
フ ロ ー 制御を 行わ な い 場合 ...................................................................... 9
RS485 ラ イ ン の 衝突 ............................................................................... 10
RS485 ラ イ ン の 占有 ............................................................................... 10
第5 章 コ ネ ク タ ............................................................................ 1 1
5
5
5
5
5
5
5
−1
−2
−3
−4
−5
−6
−7
RS232C イ ン タ ー フ ェ イ ス ピ ン ア サ イ ン ................................................
RS485 の 端子台 ......................................................................................
終端抵抗 .................................................................................................
RS485 機器の 接続 ..................................................................................
通信距離と 通信速度の 関係 ....................................................................
RS485 通信ケ ー ブ ル に つ い て ................................................................
複数台の LD485 を 接続す る 場合 .........................................................
11
11
12
13
13
14
15
i
目 次
付録. T E R M W I N ユ ー ザ ー ズ マ ニ ュ ア ル .................................... 1 6
保証 規定 ........................................................................................... 2 0
ii
第1 章 は じ め に
第1 章 章 は じ め に
1 −1 概 要
こ の 度は 、 LD485 を お 買い 上げ い た だ き ま し て あ り が と う ご ざ い ま し た 。
LD485 は 、 AC 電源で 動作す る RS232C と RS485 の 変換機で す 。
RS485 の 通信距離は 、 最大で 20Km 延長す る こ と が で き ま す 。
RoHS 指令対応品で す 。
第 1 章は 、 特徴が 記述さ れ て い ま す 。第
。第 2 章は 、 構成
構成、、 物理的仕様が 記述さ れ て い ま す 。
第 3 章は 、 通信条件の 設定が 記述さ れ て い ま す 。 第 4 章は 、 他の 機器と の 接続に 必要
な コ ネ ク タ イ ン タ −フ ェ イ ス に つ い て 記述さ れ て い ま す 。
RoHS 指令と は
2003 年 1 月、 EU (欧州連合
(欧州連合)) は 電子電機機器に 含ま れ る 特定有害物質 ※ の
使用を 制限す る 制定を 可決い た し ま し た 。
同指令は 2006 年 7 月 1 日よ り 施行さ れ 、 そ れ 以降特定有害物質を 含む 対象製
品は 原則と し て 同地域で は 販売す る こ と が で き ま せ ん 。
※ 特定有害物質 6 品種
「 鉛・
鉛・水銀
水銀・
・カ ド ミ ウ ム ・六価ク ロ ム ・PBB (多臭素化ビ
(多臭素化ビ フ ェ ニ ー ル ) ・
PBDE (多臭素化ビ
(多臭素化ビ フ ェ ニ ル エ ー テ ル ) 」
1
第1 章 はじ め に
1 −2 特 徴
◆ 調歩同期 ((非同期
非同期)) RS232C と RS485 の 信号レ ベ ル の 変換を 行い ま す 。
◆ 両チ ャ ン ネ ル と も 、 独立に 150b p s ∼ 230.4Kb p s の 通信設定が 可能で す 。
◆ RS485 の 通信速度を 低く 設定す る こ と に よ り 、通信距離を
、 通信距離を 最大で 20Km ま で 延長
す る こ と が 可能で す 。
◆ RS232C 受信用に 2KB
2KB、
、 RS485 受信用に 1KB の バ ッ フ ァ を 持ち ま す 。
◆ 過酷な 動作環境で の 使用が 可能で す 。
◆ RS485 は 、 フ ォ ト ア イ ソ レ ー ト さ れ て い ま す 。
◆ 5 年保証で す 。
1 −3 梱包品目
LD485 に は 、 以下の 品目が 含ま れ ま す 。 品目
品目、、 数量を ご 確認下さ い 。
不足が あ る 場合は 、 販売店も し く は 弊社営業部ま で ご 連絡下さ い 。
2
◆ LD485 本体
1台
◆ ユ ー ザ ー ズ マ ニ ュ ア ル ((本誌
本誌))
1冊
◆ RS232C ク ロ ス ケ ー ブ ル (9 ピ ン メ ス )
1本
◆ L 字固定金具
1 セ ッ ト (2 個)
◆ タ ー ミ ナ ル ソ フ ト TERM WIN CD -R
こ の ソ フ ト で 条件設定、 簡単な 動作確認が 可能で す 。
使用方法は 本誌巻末を ご 参照く だ さ い 。
1枚
第2 章 物理的仕様
第2 章 章 物理的仕様
2 −1 仕 様
◆ 動作条件
◆ 入力電圧範囲
◆ 消費電力
◆ 寸 法
◆ 重 量
◆ 耐ノ イ ズ
◆ 最大通信速度
温度 − 20 ∼+ 70
70℃
℃
湿度 防湿/耐結露
塵 防塵
AC85V ∼ 264V (50/
(50 /60Hz)
AC100V 使用時 約 2W 以下
横: 156m m m 高さ : 33m m m 奥行:
奥行: 146m m
(コ ネ ク タ 等突起物含む )
約 600g
RS485 イ ン タ ー フ ェ イ ス は IEC レ ベ ル 4 対応、 フ ォ ト
ア イ ソ レ ート
230.4Kb p s
※ IEC レ ベ ル 4 規格試験と は
サ ー ジ 試験
:
IEC61000-4-5 + /-4KV
静電気試験
:
IEC61000-4-2 + /-10KV
EFT/B 試験
:
IEC61000-4-4 + /-2KV
※ AV125V 以上で ご 使用の 場合は 、 本体プ ラ グ を 対応す る 電圧形状の も の に 交換し
てく ださ い。
本機で 使わ れ て い る プ ラ グ は 、 AC125V ま で の 対応と な っ て お り ま す 。
2 −2 コ ネ ク タ 仕様
RS232C
D sub 9ピ ン オ ス (DTE / DCE切換可能)
取付ネ ジ : #4-40 U NCイ ン チ ネ ジ
コ ネク タ イ ン タ ーフ ェ イ ス
RS485
5ピ ン 端子台 (2線 /4線切換可能)
取付ネ ジ : M3×6ミ リ ネ ジ
3
4
縮尺Free
(単位:m m )
33
28
ケ ーブ ル長
1800
RS232C
TXD+ TXD- RXD+ RXD- FG
152 (取付ネ ジ を 含む と 156)
134 (コ ネ ク タ 、 ス イ ッ チ 突起物含む と 146)
L D4 8 5
R S 2 3 2 C / R S 4 8 5 L E V E R C O N VE R T E R
LONG D I STAN T RS 4 8 5 . I S OLA TE R SU RGE PROT ECTOR
◆ 外観図
2 −3 形状、 外観図
第2 章 物理的仕様
第2 章 物理的仕様
◆ 固定金具寸法
134
84
25
R2
9
18
R2
2-8
R1.75
9
18
2- 3. 5
R2
R2
15
104
15
取り 付け 金具寸法は 左右同一
◆ DIN レ ー ル 取付穴位置
47
4-M3
(DINレ ー ル 金具用)
36
4.5
83
※ 取付金具
取付金具【
【 DRA-1
DRA-1】
】 は 別売オ プ シ ョ ン で す 。
5
第3 章 通信条件の 設定
第3 章 章 通信条件の 設定
3 −1 プ ロ グ ラ ム モ ー ド と は
RS232C 、 RS485 の 通信条件を 設定し ま す 。
RS232C、
設定後、書き
設定後、
書き 込み を 行う と 設定値が 内部の 不揮発メ モ リ (EEROM) に 記憶さ れ 、電源
、電源
投入時に こ の 値で 初期化し て 通常の 通信を 行い ま す 。
3 −2 プ ロ グ ラ ム モ ー ド へ の 入り 方
1) 付属の CD に 入っ て い る [TERMW IN] を 起動し ま す 。
2) [TERMW IN] の 通信条件と し て 、 9600b p s、
s、 パ リ テ ィ な し 、 8 ビ ッ ト 長、 1 ス ト ッ
プ ビ ッ ト に 設定し ま す 。
3) LD485 と PC の RS232C を 、 付属の RS232C ケ ー ブ ル で 接続し ま す 。
4) LD485 の 電源を 投入し ま す 。
3 秒以内に PC の ENTER キ ー を 押し ま す 。
こ の 間、 LD485 の 緑 LED が フ ラ ッ シ ン グ し ま す 。
こ の 結果、 [3-3] の 様な 画面が 表示さ れ ま す 。
3 秒以上放置す る と 、 内部の EEROM に 設定さ れ た 値で 初期化し て 通常の 通信に
入り ま す 。
6
第3 章 通信条件の 設定
3 −3 プ ロ グ ラ ム モ ー ド の 表示画面例
**** LD485 Ver1.00 2014/05/16 ****
RS232C : 00010-1-00-1-0-1
RS485 : 00010-1-00-1-0-1
**** DESCRIPTION ****
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
BBBBBLPPSR X
BBBBB
00000
10000
01000
11000
00100
10100
01100
11100
00010
10010
01010
11010
00110
10110
01110
11110
00001
10001
01001
230.4K
115.2K
76.8K
57.6K
38.4K
28.8K
19.2K
14.4K
9.6K
4.8K
2.4K
1.2K
600
300
150
110
100
75
50
L
0
1
LENGTH
7BIT
8BIT
PP PARITY
00 PARITY NONE
10 ODD
11 EVEN
S
0
1
STOP BIT
1STOP BIT
2STOP BIT
R
0
1
RTS/CTS FLOW CONTROL
ENABLE
DISABLE
X
0
1
XON/XOFF FLOW CONTROL
ENABLE
DISABLE
7
第3 章 通信条件の 設定
3 −4 設定の 方法
PC の キ ー ボ ー ド か ら 次の 様に 入力し ま す 。
RS232 = X ↓ RS485 = Y ↓
た だ し X と Y は 、 11 桁の 2 進数で あ り 、 1 ま た は 0 を 入力し ま す 。
−は 任意に 挿入し て も 良い 。 例え ば [10000 − 1 − 11 − 0] な ど 。
ENTER キ ー を 単独で 入力す る と 、 [3-3] の 画面が 表示さ れ ま す 。
END を 入力す る と 、 設定値を EEROM に 書き 込み ま す 。
ESC キ ー を 入力す る と 、 書き 込ま ず に プ ロ グ ラ ム モ ー ド を 終了し ま す 。
3 −5 設定例
RS232C を 、 115.2Kb p s、
s、 8 ビ ッ ト 長、 パ リ テ ィ な し 、 1 ス ト ッ プ ビ ッ ト 、
RTS/CTS 制御あ り 、 XON/OFF 制御な し に 設定す る 場合
RS232 = 10000 − 1 − 00 − 0 − 0 − 1
RS485 を 、 150b p s、
s 、 8 ビ ッ ト 長、 パ リ テ ィ な し 、 2 ス ト ッ プ ビ ッ ト 、
RTS/CTS 制御な し 、 XON/OFF 制御な し に 設定す る 場合
RS485 = 01110 − 1 − 00 − 1 − 1 − 1
な お 現行の 版で は 、 50,75,100,110 の 設定は 無効で す 。
8
第4 章 動作仕様
第4 章 章 動作仕様
4 −1 バ ッ フ ァ と フ ロ ー 制御
RS232C 入力バ ッ フ ァ = 2KB
2KB、
、 RS485 入力バ ッ フ ァ = 1KB が あ り ま す 。
例え ば RTS/CTS フ ロ ー 制御が 有効の 場合、 デ ー タ を 受信し た 結果、 バ ッ フ ァ の デ ー
タ 量が 3/4 に な る と 、 RTS = L と な り ま す 。
ま た 、 デ ー タ を 送信し た 結果、 バ ッ フ ァ の デ ー タ 量が 1/4 に な る と 、 RTS = H と な り
ま す。
RS4 85
2
K
B
R S2 32C
RS4 85
1
K
B
R S2 32C
4 −2 フ ロ ー 制御を 行わ な い 場合
バ ッ フ ァ は リ ン グ バ ッ フ ァ に な っ て お り 、容量を
、容量を 超え る デ ー タ は 重ね 書き さ れ ま す 。
こ の 結果、 デ ー タ は 崩れ ま す 。
9
第4 章 動作仕様
4 −3 R S 4 8 5 ラ イ ン の 衝突
同時に 2 台以上の 機器が RS485 ラ イ ン を ア ク セ ス す る と 、 回線上で 衝突が 発生し て
デ ー タ が 化け ま す 。 こ の 様な ア プ リ ケ ー シ ョ ン を 組ん で は い け ま せ ん 。
4 −4 R S 4 8 5 ラ イ ン の 占有
LD485 は 、 RS485 上に デ ー タ を 送信す る と 、 そ の ス ト ッ プ ビ ッ ト の 終端で RS485
ラ イ ン を フ リ ー に し て 、 他の 機器の ア ク セ ス を 認め ま す 。
10
第5 章 コ ネ ク タ
第5 章 章 コ ネ ク タ
5 −1 R S 2 3 2 C イ ン タ ー フ ェ イ ス ピ ン ア サ イ ン
ピ ン 番号
信号名
DTE時方向
DCE時方向
2
RXD
受
送
受信デ −タ
3
TXD
送
受
送信デ −タ
4
DTR
送
受
DSRと 接続
5
SG
−
−
シグナルグ ラ ン ド
6
DSR
受
送
DTRと 接続
7
RTS
送
受
CTSと 接続
8
CTS
受
送
RTSと 接続
送:
受:
説 明
LD485 か ら の 出力信号
LD485 へ の 入力信号
そ の 他の ピ ン は 、 未接続
5 −2 R S 4 8 5 の 端子台
1 と 3 、 2 と 4 は 内部で 短絡さ れ て い ま す 。
ピ ン 番号
信号名
方向
1
D+
出力/入出力
2線 式 送 受 信 デ − タ +
2
D−
出力/入出力
2線 式 送 受 信 デ − タ −
3
D+
4
D−
5
F G −
説 明
フ レ −ム グ ラ ン ド
11
第5 章 コ ネ ク タ
5 −3 終端抵抗
5V
1KΩ
D+
通信線+側
390Ω
D−
通信制−側
1KΩ
GND
端子の ネ ジ は 、 M3.0 で す 。 使用す る ケ ー ブ ル は 以下の も の を ご 使用下さ い 。
許容定格断面積
単線:
単線
: 0.14 ∼ 1.5mm 2
撚線:
撚線
: 0.1 ∼ 1mm 2
AW G:
G : 26 ∼ 16 ケ ー ブ ル の 被覆は 、 5m m 剥い て ネ ジ 止め し ま す 。
尚、 撚線の 場合、 剥い だ 部分の 半田付け は 端子台取り 付け に は 適し ま せ ん の で 、 U
字、 O 字圧着端子等を ご 使用下さ い 。
12
第5 章 コ ネ ク タ
5 −4 R S 4 8 5 機器の 接続
D +と 外部機器の D +、 D −と 外部機器の D −が 接続し ま す 。
5 −5 通信距離と 通信速度の 関係
AW G22 と AW G24 の 擬似回線に よ る 通信試験の 結果で す 。
AW G 22
AW G 24 24 通信速度 (BPS)
(BPS) 通信距離 (Km)
150 ∼ 600
600 20Km
1200 1200
6Km
2400 ∼ 4800
4800 4Km
9600
2Km
19200 19200
1Km
150
300 ∼ 2400
4800 ∼ 9600
8Km
4Km
2Km
13
第5 章 コ ネ ク タ
5 −6 R S 4 8 5 通信ケ ー ブ ル に つ い て
RS485 ケ ー ブ ル は 、
特に 指定は あ り ま せ ん が 、
AW G22 ∼ 26、
26、線径
線径 0.4 ∼ 0.7 程度の も
の が 通信用と し て 適し ま す 。
LD485 を 2 台使用し 、 上記ス ペ ッ ク 許容内の ケ ー ブ ル (
0 . 65m m ) に て 、
通信速度
115.2Kb p s s 通信距離1000m
通信距離 1000m で 双方向通信テ ス ト を 実施し て ノ ー エ ラ ー を 確認し て
いま す。
RS485 イ ン タ ー フ ェ イ ス は 、DTE、DCE
RS485イ
、DTE、DCEと
と い う 区別が あ り ま せ ん 。し
。し た が っ て 、 相手機
器と の 結線は 、 必ず ス ト レ ー ト の 形態と な り ま す 。
接続さ れ る RS232C 機器の 配列に 関わ ら ず 、 下記に 示す 結線を し て 下さ い 。
L D 4 8 5 は 、 F G 端子の ケ ー ブ ル シ ー ル ド へ の 結線、 ケ ー ブ ル シ ー ル ド の ア ー ス
処理が 適切に 行わ れ て い な い と サ ー ジ ア ブ ソ ー バ の 機能が 働き ま せ ん 。 ま た 、
RS485 ラ イ ン の 対ノ イ ズ 性も 低下し ま す 。 下図を 参照し な が ら 、 ケ ー ブ ル の 結線、
結線、
ア ー ス 処理を 行っ て 下さ い 。
① 接続さ れ る 機器が 双方と も ア ー ス 処理、
処理、お よ び FG
FG端子の
端子の 結線が 行わ れ て い な い 場
合は 、 下図の と お り に シ ー ル ド を ア ー ス 処理し ま す 。
② 片側の パ ソ コ ン が ア ー ス 処理が さ れ て お り 、 LD485 の RS232C 側1 番ピ ン が
結線さ れ て い る 場合は 、 ケ ー ブ ル シ ー ル ド の ア ー ス 処理は 必要あ り ま せ ん 。
③ 接続さ れ る 機器の ど ち ら も ア ー ス 処理が さ れ て お り LD485 の RS232C 側
1 番ピ ン が 結線さ れ て い る 場合は 、ケ ー ブ ル シ ー ル ド の 片側は オ ー プ ン に し ま す 。
(ア ー ス の 2 点処理を 防ぐ 為)
為)
LD485
LD485
(他機器)
D+
D−
D+
D−
F G
シ −ル ド FG 端子の 結線
シ −ル ド の ア −ス 処理は 確実に 行い ま す 。
②、 ③の 場合は 、 ア −ス 処理の 必要は あ り ま せ ん 。
③の 場合は 、 片側を オ −プ ン に し ま す 。
14
F G
第5 章 コ ネ ク タ
5 −7 複数台の L D 4 8 5 を 接続す る 場合
最大 32 台の RS485 機器を RS485 通信線に 接続す る こ と が 可能で す 。
LD485 は 、 標準で 390 Ωの 終端処理が さ れ て い ま す 。
通信線の 端に 配置さ れ る LD485 以外の 機器は 、 こ の 抵抗 ((番号=
番号= R15) を 外す 必要
があり ま す。
ご 指定い た だ け れ ば 、 外し て 出荷す る こ と も 可能で す 。
15
付録 TERM WINユ
WIN ユ ー ザ ー ズ マ ニ ュ ア ル
付録. TERM WIN ユ ー ザ ー ズ マ ニ ュ ア ル
1 概 要
こ の マ ニ ュ ア ル ((付録
付録)) は 、 RS232C 簡易通信プ ロ グ ラ ム TERM WIN の 使用方法
に つ い て 説明し て い ま す 。
TERM WIN は 、 キ ー ボ ー ド 入力デ ー タ の RS232C ポ ー ト へ の 送信、 及び 画面表示、
RS232C ポ ー ト か ら の デ ー タ 受信、 及び 画面表示を 行う プ ロ グ ラ ム で す 。
TERM WIN を 使用す る に 当た っ て 、Wind
、 Wind ows98以上の
ows98 以上の DOS-V
DOS-Vパ
パ ソ コ ン が 必要で す 。
ご 注 意 本プ ロ グ ラ ム は 、 特定の 機種に よ る 動作確認の み を 行っ た サ ー ビ ス 品で す の で 、
つ ぎ の 点に ご 注意の 上ご 使用く だ さ い 。
◆プ ロ グ ラ ム の 開発に 当た っ て は 、 DOS/V 仕様機で の 動作を 前提に し て お り
ま す が 、 機種に よ っ て は 動作し な い こ と も 考え ら れ ま す 。 こ の よ う な 場合で
も 、 弊社は 保証い た し ま せ ん 。
◆本プ ロ グ ラ ム は 、 使用者の 責任に お い て ご 使用く だ さ い 。 万一、 ご 利用に よ る
不利益や 損害が 生じ た 場合で も 、 弊社は 責任を 負い か ね ま す 。
◆本プ ロ グ ラ ム の コ ピ ー 、 及び 配布は 認め て お り ま せ ん 。 コ ピ ー 、 及び 配布は 絶
対に 行わ な い で く だ さ い 。
2 TERM WIN デ ィ ス ク の 内容
TERM WIN デ ィ ス ク に は 、 つ ぎ の フ ァ イ ル が 含ま れ て い ま す 。
Tw1220.exe: ア プ リ ケ −シ ョ ン
解凍
Termw10.cnt: CNTフ ァ イ ル
Termw10.hlp: ヘ ル プ フ ァ イ ル
TermW in.exe: 実行フ ァ イ ル
TERMW IN.ini: 設定フ ァ イ ル
TERMW IN.stf: STFフ ァ イ ル
3 動作環境
パ ソ コ ン : DOS-V パ ソ コ ン ,OS
,OS:
: W ind ows98 以上 , メ イ ン メ モ リ : 640K バ イ ト 以上
4 基本仕様
画面表示
エ ラ ー 表示
バ ッ フ ァ 容量
16
カ ラ ー、 モ ード
送信デ ー タ を 水色、 受信デ ー タ を 白色で 表示
通信条件の 不一致、 パ リ テ ィ エ ラ ー 等で 正常な
受信が 行わ れ な い 場合は 、 当該受信デ ー タ を ブ
リ ン ク ( 点滅) 表示
送信バ ッ フ ァ 、 受信バ ッ フ ァ 共に 4Kバ イ ト
付録 TERM WINユ
WIN ユ ー ザ ー ズ マ ニ ュ ア ル
5 起動と 終了
TERM WIN の 起動
① TERM WIN デ ィ ス ク を パ ソ コ ン の CD ド ラ イ ブ に 挿入し ま す 。
② 保存先に 指定す る フ ォ ル ダ を 新規に 作成し 、 [Tw1220.exe] を コ ピ −し ま す 。
③ [Tw1220.exe] を ダ ブ ル ク リ ッ ク し 、解凍先に
、解凍先に ②の フ ォ ル ダ を 指定す る と 、5
、5 つ の
フ ァ イ ル が 表示さ れ ま す 。
④ [TERMW IN.EXE] フ ァ イ ル ア イ コ ン を ダ ブ ル ク リ ッ ク し て 起動し ま す 。
⑤ メ イ ン 画面が 表示さ れ 、 使用可能な 状態に な り ま す 。
TERM WIN の 終了
[F12] キ ー ま た は 、 右下の [Exit] ボ タ ン で 終了し ま す 。
6 メ イ ン 画面
メ ニ ュ ーバー
デ ー タ 表示領域
機能バ ー
制御 LED
デ ー タ 表示領域
制御LED
送受信デ ー タ が 表示さ れ ま す 。
RTS、 DTR、 CTS及び DSR制御ラ イ ン の 状態が 表示さ れ ま す 。
機能バ ー
で は 、 フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー に [通信速度の 変更]等の 各種機能
が 割り 当て ら れ て い ま す 。
機能バ ー 内の 四角は 左か ら 順に [FI]キ ー ∼[F12]キ ー に 対応し
て お り 、 各種機能や 通信速度等の 現状を 表し て い ま す 。
尚、 空白の 四角は 、 対応す る フ ァ ン ク シ ョ ン キ ー に 何も 機能
が 割り 当て ら れ て い な い こ と を 表し て い ま す 。
17
付録 TERM WINユ
WIN ユ ー ザ ー ズ マ ニ ュ ア ル
7 各種機能
◆ス ト ッ プ ビ ッ ト 長 の 選択
[ 2St op] ボ タ ン
ス ト ッ プ ビ ッ ト 長を 選択し ま す 。
キー
: [[F1
F1]] キ ー
ス ト ッ プ ビ ッ ト 長:
長 : 1 /1. 5/
5 /2 ((ビ
ビッ ト)
初期値
: 2
◆パ リ テ ィ の 選択
[ P=None] ボ タ ン
パ リ テ ィ を 選択し ま す 。
キー
: [F2] キ ー
パリ テ ィ : none (なし ) /even (偶数
偶数))/odd (奇数
奇数))
初期値 : none
◆デ ー タ 長の 選択
[ 8Len] ボ タ ン
デ ー タ 長を 選択し ま す 。
キー
: [F3] キ ー
デ ー タ 長:
長: 7/8 ((ビ
ビッ ト)
初期値 : 8
◆通信速度の 選択
[ 9600] ボ タ ン
通信速度を 選択し ま す 。
キー
: [F4] キ ー
通信速度:
通信速度
: 1200
1200/
/2400
2400/
/4800
4800/
/9600
9600/
/19200 /28800
28800/
/38400
38400/
/57600
57600/
/76800
76800/
/115200
◆シ リ ア ル ポ − ト の 選択
[ Com1] ボ タ ン
シ リ ア ル ポ −ト を 選択し ま す 。
キー
: [F5] キ ー
初期値 : Com1
◆送 受 信デ ー タ の 表 示 形式 の 選択
[ Nor ma l ] ボ タ ン
送受信デ ー タ の 表示形式を 選択し ま す 。
キー
: [F6] キ ー
表示形式:
表示形式
: normal (キ ャ ラ ク タ 表示)
表示) / hex (16 進数表示
進数表示))
初期値 : normal
◆送 信デ ー タ の 表 示/ 非 表示 の 選択
送信デ ー タ の 表示/非表示を 選択し ま す 。
キー
: [F7] キ ー
表示/非表示:
表示/非表示
: Full (表示
(表示)) /Half (非表示
(非表示))
初期値
: Full
18
[ Ful l ] ボ タ ン
付録 TERM WINユ
WIN ユ ー ザ ー ズ マ ニ ュ ア ル
◆デ リ ミ タ コ ー ド の 選択
[ CR + LF] ボ タ ン
[ Enter
Enter]
] キ ー を 押下し た 時に 送出す る デ リ ミ タ コ ー ド を 選択し ま す 。
キー
: [F8] キ ー
デ リ ミ タ コ ー ド : CR (0Dh の み 送出)
送出) /CR + LF (0Dh と 0Ah を 送出)
送出)
初期値
: CR + LF
◆デ ー タ 表 示領 域 の ク リ ア
[ Cl ea r ] ボ タ ン
デ ー タ 表示領域を ク リ ア し 、 カ ー ソ ル を 表示領域左上隅に 移動し ま す 。
キー
: [F9] キ ー
※ キ ー ボ ー ド 入力の 誤打を ク リ ア す る 機能で は あ り ま せ ん 。
◆ コ マ ン ド キ ー ワ ー ド の 送出
[LI K #] ボ タ ン
[F8] キ ー を 押下す る 度に LINK# の 文字列を 送出し ま す 。 こ の 文字列は 、 弊社製マ ル
チ プ レ ク サのデフ ォ ルト のコ マ ン ド キーワ ード です。
キー
: [F11] キ ー
◆ TERM WIN の 終了
[ Ex i t ] ボ タ ン
本プ ロ グ ラ ム を 終了し ま す 。
キー
: [F12] キ ー
◆固 定 文 字 列 の 送 出
64 バ イ ト の 固定文字列を 指定回数分送出す る こ と が 可能で す 。
そ の 他、 送信間隔等も 指定で き ま す 。
キー
: [Shift] キ ー + [F1] キ ー
[送信
送信]] ボ タ ン を ク リ ッ ク し 、 固定文字列の 送出を 開始し ま す 。
固定文字列の 送出を 中止す る に は [ESC] キ ー を 押下し ま す 。
◆ RTS ラ イ ン の ON
ON/
/ OFF 選択
[Shift
Shift]] キ ー + [[F2
F2]] キ ー を 押下す る と 、 RTS ラ イ ン が ON
ON/
/OFF 交互に 切り 替わ り ま す 。
キー
: [Shift] キ ー + [F2] キ ー
初期値 : ON
◆ DTR ラ イ ン の ON
ON/
/ OFF 選択
[Shift
Shift]] キ ー + [[F3
F3]] キ ー を 押下す る と 、 DTR ラ イ ン が ON
ON/
/OFF 交互に 切り 替わ り ま す 。
キー
: [Shift] キ ー + [F3] キ ー
初期値 : ON
W PP- 03
03-100922
RS232C 簡易通信プ ロ グ ラ ム TERM WIN
取扱説明書 ((付録版
付録版))
2010 年 9 月 第 3 版
19
保証規定
1
当社製品は 、 当社規定の 社内評価を 経て 出荷さ れ て お り ま す が 、 保証期間内に 万一故障し
た 場合、 無償に て 修理さ せ て い た だ き ま す 。 お 買い 求め い た だ い た 製品は 、 受領後直ち に
梱包を 開け 、 検収を お 願い 致し ま す 。
こ の 製品の 保証期間は 、 当社発送日よ り 5 カ 年で
年で す 。
保証期間は 、 製品貼付の シ リ ア ル ナ ン バ ー で 管理し て い ま す 。
保証書は ご ざ い ま せ ん 。
な お 、 本製品の ハ ー ド ウ エ ア 部分の 修理に 限ら せ て い た だ き ま す 。
2
万一当社製品に RoHS 指令基準値を 超え る 六物質 ((鉛、
鉛、 水銀、 カ ド ム ウ ム 、 六価ク ロ ム 、
PBB、
PBB
、 PBDE) が 含ま れ て い た 場合は 、 購入後 1 年以内に 限り 製品の 交換も し く は 、 部品
に 含有し て い た 場合は そ の 部品の み の 交換 ((修理
修理)) と な り ま す 。
保証の 総額は 製品価格が 限度と な り ま す 。
3
本製品の 故障、 ま た は そ の 使用に よ っ て 生じ た 直接、 間接の 障害に つ い て 、 当社は そ の 責
任を 負わ な い も の と し ま す 。
4
次の よ う な 場合に は 、 保証期間内で も 有償修理に な り ま す 。
(1)
お 買い 上げ 後の 輸送、 移動時の 落下、 衝撃等で 生じ た 故障お よ び 損傷。
(2)
(3)
ご 使用上の 誤り 、 あ る い は 改造、 修理に よ る 故障お よ び 損傷。
火災、 地震、 落雷等の 災害、 あ る い は 異常電圧な ど の 外部要因に 起因す る 故障お よ
び 損傷。
(4)
5
当社製品に 接続す る 当社以外の 機器に 起因す る 故障お よ び 損傷。
無償保証期間経過後は 有償に て 修理さ せ て い た だ き ま す 。 補修用部品の 保有期間は 原則製
造終了後 5 年間で す 。
な お 、 こ の 期間内で あ っ て も 、 補修部品の 在庫切れ 、 部品メ ー カ の 製造中止な ど に よ り 修
理で き な い 場合が あ り ま す 。
6
次の よ う な 場合有償で も 修理出来な い 時が あ り ま す 。 PCB 基板全損、 IC 全損な ど 、 故障
状態に よ り 修理価格が 新品価格を 上回る 場合。
7
製品故障の 場合、 出張修理は 致し て お り ま せ ん 。 当社あ る い は 販売店へ の 持ち 込み 修理と
なり ま す。
8
上記保証内容は 、 日本国内に お い て の み 有効で す 。
ユ ー ザ サ ポ ー ト の ご 案内
LD485に
LD485
に 関す る ご 質問、ご 相談は 、ユ ー ザ サ ポ ー ト 課ま で お 問い 合わ せ 下さ い 。
デ ー タ リ ン ク 株式会社 ユ ー ザ サ ポ ー ト 課
TEL04TEL04
-2924
2924- 3841
3841㈹ ㈹ FAX04
FAX04-2924
2924- 3791
3791 E -m a il: s u p p o rt@ d a ta -lin k . c o . jp
受付時間 月曜∼金曜 ((祝祭日は
祝祭日は 除く )
AM9:00∼
AM9:00
∼PM12:00
PM12:00 PM1:00
PM1:00∼
∼PM5:00
LD485 LD485
取り 扱い 説明書 2015
2015年
年9 月 第3
第3 版
製造、発売元 デ ー タ リ ン ク 株式会社
〒359-1113
359-1113 埼玉県所沢市喜多町10-5
埼玉県所沢市喜多町10-5
TEL04TEL04
- 2924
2924- 3841
3841㈹ ㈹ FAX04
FAX04- 2924
2924- 3791
20