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4HM-JA表紙 06.11.13 8:45 ページ 2
取扱説明書
XJR400R
4HM-28199-JA
U4HMJA 1 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
はじめに
JAU27251
ヤマハ車をお買いあげいただきありがとうございます。
この取扱説明書には、お買いあげいただいた車の正しい取り扱い方法や安全な運転のしかた、日常点検、簡単な定期点検整備などについて
説明してあります。
車は万一取り扱いを誤ると、重大な事故やケガ、トラブルの原因となります。
車の正しい取り扱いをご理解いただくため、運転される前に必ず本書をお読みください。
また、メンテナンスノート、セーフティガイド(バイクをより安全にお乗りいただくためのアドバイス)もあわせてお読みください。
本書では、正しい取り扱いおよび点検整備に関する重要な事項を下記のシンボルマークで表示しています。
安全にかかわる注意情報を示してあります。
取り扱いを誤った場合、死亡または重傷に至る可能性が想定される場合を示してあります。
取り扱いを誤った場合、傷害に至る可能性または物的損害の発生が想定される場合を示してあります。
正しい操作のしかたや点検整備上のポイントを示してあります。
車の受け取りの際には、お買いあげいただいた販売店から「取扱説明書」
「メ ンテナンスノート」
「セーフティガイド」
「仮 保証書」
「車 両受
け渡し確認書」を受け取り、以下の説明を必ずお受けください。
●
車の正しい取り扱い方法
●
日常点検、定期点検整備
●
保証内容および保証期間
●
正式保証書の発行に関する説明
※車をゆずるときには、次の持ち主のために本書もお渡しください。
※仕様の変更などにより、本書の図や内容が一部実車と異なることがありますのでご了承ください。
U4HMJA 1 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
もくじ
安全運転のために..........................1-1
あなた自身と同乗者のために .......... 1-1
歩行者と他の車のために .................. 1-4
環境・住民の方との調和のために .. 1-5
サイドスタンド ...............................3-15
イグニッションサーキット
カットオフシステム .................... 3-16
日常点検 .........................................4-1
各部の名称 ..................................... 2-1
左側面 .................................................. 2-1
右側面 .................................................. 2-2
運転装置と計器類 ............................... 2-3
各部の取り扱いと操作.................. 3-1
キーの取り扱い ................................. 3-1
イモビライザーシステム .................. 3-2
メインスイッチ ................................. 3-2
警告灯と表示灯 ................................. 3-3
スピードメーター ............................. 3-5
タコメーター ..................................... 3-5
自己診断機能 ..................................... 3-5
マルチファンクション
ディスプレイ ................................. 3-6
盗難警報器(オプション)................ 3-7
ハンドルスイッチ ............................. 3-8
フューエルタンクキャップ ............3-10
燃料 ...................................................3-11
フューエルコック ...........................3-11
チョークレバー“ 1”.....................3-12
シート ...............................................3-12
ヘルメットホルダー .......................3-13
書類入れ ...........................................3-13
小物入れ ...........................................3-13
リヤクッションの調整 ....................3-14
ブレーキレバーの握り調整 ............3-15
日常点検の実施 ..................................4-1
日常点検箇所/点検内容 ...................4-1
運転操作 .........................................5-1
始動と暖機運転
(エンジンが冷えている時)...........5-1
エンジン始動
(エンジンが暖まっているとき)...5-1
ギヤチェンジのしかた .......................5-2
ブレーキ ..............................................5-2
ならし運転 ..........................................5-3
駐車 .....................................................5-3
点検整備 .........................................6-1
点検整備の実施 ..................................6-1
サービスツール ..................................6-2
カバーの取り外し、取り付け ...........6-2
エンジンオイル ..................................6-3
エンジンのかかり具合、
異音の点検 ......................................6-4
低速、加速の状態の点検 ...................6-4
タイヤ ..................................................6-4
クラッチ ..............................................6-6
ブレーキレバーの遊び/
ブレーキペダルの遊び、および
ブレーキのきき具合の点検 ...........6-7
ブレーキランプスイッチ ...................6-7
ブレーキパッドの点検 ......................6-8
ブレーキ液量の点検 ..........................6-9
ブレーキ液の補給 ..............................6-9
ドライブチェーン ...........................6-10
ドライブチェーンの給油 ................6-11
バックミラー ................................... 6-11
車体各部の給油脂状態の点検 ........ 6-12
アンダーブラケットの取り付け状態の
点検(ステアリングステム)......6-12
バッテリー ....................................... 6-12
ヒューズ交換 ................................... 6-14
灯火装置および方向指示灯の
点検 ..............................................6-15
運行において異常が認められた
箇所の点検 ................................... 6-16
お車の手入れ .................................7-1
洗 車 ....................................................7-1
キャストホイールの取り扱い ...........7-2
保管のしかた ......................................7-3
アフターケア用品について ...............7-3
製品仕様 .........................................8-1
ユーザー情報 .................................9-1
二輪車を廃棄する場合は? ...............9-1
サービスマニュアル(別売)
の紹介 ..............................................9-2
車両情報 ..............................................9-2
U4HMJA 1 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
安全運転のために
JAU27280
JAU27384
あなた自身と同乗者のために
この章には、特に知っておいていただきたい
安全項目ラベルについて
こと、守っていただきたいことなどの基本的
運転に慣れてきますと、いろいろな注意を忘
なアドバイスを述べてあります。運転すると
れがちになり、事故を起こすことがありま
きには、次のことを守って安全運転および上
す。
手な操作を心がけてください。
車に乗るときには、安全項目ラベルの注意事
安全運転とは、交通ルールを守ることだけで
項をいつも守り、安全運転に心がけてくださ
なく、ほかの人々が安全に通行できるように
い。
配慮することです。
1
安全運転は正しい服装から
●
ヘルメットは必ず着用してください。ヘル
メットは S または SG、JIS マークのある
二輪車用を必ず着用してください。ヘル
メットは正しくかぶり、必ずあごひもをし
1
めます。頭にしっくり合って、圧迫感のな
いものが最適です。
1. 安全項目ラベル
1-1
U4HMJA 2 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
安全運転のために
を少なくし、万一の転倒時には身体を保護
します。ズボンのすそや袖口の広い服は運
転操作のじゃまになり、思わぬ事故の原因
にもなりますので避けてください。
1
●
靴はかかとが低く、運転操作がしやすいも
のを着用してください。また、くるぶしま
で覆われていて足にピッタリしたものを
選んでください。
●
同乗者にも上記の注意を守らせてくださ
車の異状
い。
JWA11600
次のような場合は、車が故障しているおそれ
があります。そのままにしておくと、走行に
ヘルメットを正しくかぶっていないと、万一
悪影響をおよぼしたり、事故につながるおそ
の事故の際、死亡または重傷に至る可能性が
れがあり危険です。販売店で点検・整備を受
高くなります。運転者と同乗者は、必ずヘル
けてください。
メットをかぶり、正しい服装で乗車してくだ
●
き。
さい。
● グローブを必ず着用してください。グロー
ブは、摩擦に強い皮製のものが適していま
す。
●
ヘルメットにシールドを着用してくださ
い。着用できないときは、ゴーグルを使用
してください。
●
運転する服装は保護性の高い服で、明るく
異音がしたり、異臭や異常な振動があると
日常点検、定期点検整備を必ず行う
事故や故障を防ぐため、法令で定められた日
常点検を1日1回運転する前に行ってくだ
さい。また、法令で定められた6か月、12
か月ごとに行う定期点検も必ず実施してく
ださい。
●
地面にオイルなどが漏れた跡があるとき。
●
燃料、冷却水のにじみまたは漏れた跡があ
るとき。
給油時は火気厳禁
ガソリンは揮発性が高く、引火しやすい燃料
です。給油時は必ずエンジンを止め、火気を
近づけないでください。
目立つ色で動きやすく、体の露出が少ない
長袖・長ズボンを着用してください。疲労
1-2
U4HMJA 3 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
安全運転のために
荷物はしっかり固定する
●
荷物を積むと、積まないときにくらべて操
せ、両足を必ずフットレストにのせさせま
す。
縦安定性が変わります。荷物はしっかりと
固定し、積み過ぎないように注意してくだ
1
さい。
●
ハンドルの近くには、荷物など、物を置か
ないでください。ハンドルの近くに物を置
くと、ハンドル操作を妨げる場合がありま
す。
風 通しの 悪い 場所で エンジ ンを始 動し な
い
●
ヘッドライトの前を荷物などでさえぎら
ないようにしてください。ライトの熱によ
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分
りヘッドライトのレンズが変色、溶損した
乗車定員は 2 名
が含まれています。
り、荷物にまでその不具合がおよぶことも
ただし、免許取得後1年未満の運転者は、法
風通しの悪い場所や屋内でエンジンをかけ
あります。
令により2人乗りはできません。
ると、ガス中毒を起こす危険があります。エ
急激なハンドル操作や片手運転はしない
ンジンの始動、暖機運転は風通しのよい屋外
急激なハンドル操作や片手運転は、横すべり
で行ってください。
や転倒の原因となります。絶対にしないでく
ださい。
両手はハンドル、両足はフットレスト
●
運転するときは、両手でハンドルを握り、
両足をフットレストにのせます。
●
同乗者には、両手で体をしっかり固定さ
1-3
U4HMJA 4 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
安全運転のために
1
JAU27481
●
平坦な場所に駐車してください。やむをえ
自己流のエンジン調整、部品の取り外しは
しない
歩行者と他の車のために
ず、傾斜地や柔らかい地面などの不安定な
エンジン調整はヤマハ販売店におまかせく
他の人への思いやり
場所に駐車するときは、転倒や動き出しの
●
ださい。
交通ルールを守り、まわりの歩行者や車の
動きに注意し、相手の立場について思いや
JCA15220
りの気持ちをもって通行しましょう。
部品交換が必要な場合は正規の規格のもの
●
ないようにしてください。
●
車から離れる前に、スタンドが確実にセッ
トされているかを確認してください。
周囲の状況に注意して、安全なスピードで
走行してください。歩行者や自転車のそば
を使用するよう、販売店へ依頼してくださ
を通るときは、安全な距離を保つか徐行し
い。規格が異なった部品を使用すると、故障
てください。
などの原因となります。
継続検査(車検)は 2 年ごとに
小型自動車 (251cc 以上)は国で定める 2
年ごとの継続検査を受けなければ使用でき
ません。
期間満了前に必ず受けてください。
JWA11630
●
エンジン回転中および停止後、しばらくの
間はマフラーやエンジンなどが熱くなっ
駐車
●
ています。触れるとヤケドをすることがあ
盗難予防のため、車から離れるときは必ず
りますので、注意してください。また、物
ハンドルロックをかけ、キーをお持ちくだ
さい。また、チェーンロックなどのサイク
ルロックも同時に使用することをおすす
めします。
●
交通のじゃまにならない場所に駐車して
ください。
1-4
などが直接触れないようにしてください。
●
駐車は、通行する人がマフラーやエンジン
などに触れない場所にしてください。
U4HMJA 5 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
安全運転のために
JAU27590
違法改造はしない
環境・住民の方との調和のために
違法改造は法律により禁止されています。
住民の方への思いやり
改造は操縦安定性を悪くしたり、排気音を大
自分の都合だけを考えて、沿道の方に不愉快
きくして車の寿命を縮めたり、重大な事故や
な騒音などの迷惑をかけないでください。
故障の原因となります。
また、改造すると車の保証が受けられませ
ん。
な お、ヤ マ ハ 純 正 部 品 の マ フ ラ ー に は
“YAMAHA”マークが刻印されています。
特に深夜の住宅街や人通りの多い道路など
で長時間のアイドリングや急発進などを行
1
うと、迷惑になりますのでしないでくださ
い。
1. “YAMAHA”マーク
環境への配慮
廃車をするときや、バッテリー、廃油などの
廃棄処理をするときは、環境保護のためお買
い上げのヤマハ販売店にご相談ください。
1-5
1
U4HMJA 1 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の名称
JAU10410
左側面
1
2
1
2
3
4
5
6
7
5
8
9
1.
2.
3.
4.
5.
チョークレバー(P3-12)
メインヒューズ(P6-14)
ヘルメットホルダー(P3-13)
シートロック(P3-12)
フューエルコック(P3-11)
2-1
3,4
U4HMJA 2 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の名称
JAU10420
右側面
1,2
3 4 5 6
2
3
4
5
6
7
9
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
87
小物入れ(P3-13)
書類入れ(P3-13)
サービスツール(P6-2)
後輪ブレーキフルードリザーバータンク(P6-9)
バッテリー(P6-12)
系統別ヒューズボックス(P6-14)
オイル注入口(P6-3)
エンジンオイル点検窓(P6-3)
ブレーキランプスイッチ(P6-7)
8
9
2-2
U4HMJA 3 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の名称
JAU10430
運転装置と計器類
1
1
23
4
5
6
7
4
8
9 10
2
3
4
5
11
12
6
7
8
9
1. クラッチレバー(P6-6)
2. ハンドルスイッチ(左)
(P3-8)
3. チョークレバー(P3-12)
4. 表示灯(P3-3)
5. スピードメーター(P3-5)
6. マルチファンクションディスプレイ(P3-6)
7. タコメーター(P3-5)
8. ハンドルスイッチ(右)
(P3-8)
9. ブレーキレバー(P6-7)
10. スロットルグリップ
11. メインスイッチ(P3-2)
12. フューエルタンクキャップ(P3-10)
2-3
U4HMJA 1 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の取り扱いと操作
JAU33072
また、3 本のキー全てを紛失した場合は、
あります。キーホルダーは、布製または皮
キーの取り扱い
イモビライザーシステムの構成部品全て
製のものをお勧めします。
マスコット部が赤いメインキーが1本とマ
を交換しなければなりません。
スコット部が黒いサブキーが2本あります。
メインキーはサブキーの ID を登録するとき
に必要な大切なキーですので、普段は車の操
作には使用しないでください。車の操作に
は、必ずサブキーを使用してください。
●
キーを水に浸けないでください。
●
キーを高温になる場所に置かないでくだ
さい。
● キーに磁気を帯びたものを近づけないで
ください。
●
キーに電波を発信するものを近づけない
2
3
でください。
●
キーを落として強い衝撃を与えたり、重い
4
ものを載せたりしないでください。
●
キーを削ったり、穴を開けたりして形状を
5
変えないでください。
●
キーを分解しないでください。
●
複数のイモビライザーキー(この車のキー
も含みます。)を同じキーリングにつけた
1. メインキー(赤)
2. サブキー(黒)
り、メインスイッチに他のイモビライザー
6
7
システムを近づけたりしないでください。
JCA12772
ID の認識を妨げ、エンジンの始動ができ
8
なくなることがあります。
キーを取り扱うときには、下記の内容を必ず
●
金属製のキーホルダーは使用しないでく
守ってください。
ださい。また、リングなどに複数のキーを
●
メインキーは大切に保管し、紛失しないよ
つないで使用しないでください。走行中に
う注意してください。メインキーを紛失す
キーホルダーや他のキーがカバーなどの
るとイモビライザーユニットにサブキー
部品に当たり、傷付きの原因となる場合が
のIDを登録することができなくなります。
3-1
9
U4HMJA 2 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の取り扱いと操作
JAU26891
イモビライザーシステム
1
JAU10460
メインスイッチ
ドリング状態を長時間続けると、バッテ
この車には、盗難抑止のためにイモビライ
リーあがりの原因となります。注意してく
ザーシステムを装備しています。イモビライ
ださい。
ザーシステムとは、メインキーおよびサブ
JAU33790
キーにトランスポンダ(固有の ID を持った
2
ON
発信機)を内蔵しており、あらかじめ車両本
全ての電気回路に電源が供給され、テールラ
体のイモビライザーユニットに登録された
3
ンプとメーター灯が点灯し、エンジンを始動
ID のキー以外ではエンジンの始動ができな
させることができます。キーを抜き取ること
いようにしたシステムです。(詳細は 3-4
4
5
ON のままにしたり、エンジン始動後アイ
はできません。
ページを参照してください。
)
メインスイッチはエンジンの始動と停止、ブ
レーキランプや方向指示灯などの電源の「入
エンジンが始動すると、ヘッドライトとポジ
/ 切」、ハンドルロックを行います。
ションランプが自動的に点灯します。エンジ
JWA11620
6
ンが止まってもメインスイッチを OFF にす
るまで点灯し続けます。
走行中にメインスイッチを OFF や LOCK の
7
8
JAU10660
位置にすると、電気系統の作動が停止し、事
OFF
故につながるおそれがあります。メインス
全ての電気回路がオフになり、エンジンが停
イッチは必ず停車中に操作してください。
止します。キーを抜くことができます。
JAU10690
JCA11970
9
LOCK
ハンドルがロックされます。全ての電気回路
●
盗難予防のため、車から離れるときは必ず
がオフになります。キーを抜くことができま
ハンドルロックをかけ、キーをお持ちくだ
す。
さい。
●
エンジンをかけないでメインスイッチを
3-2
U4HMJA 3 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の取り扱いと操作
ハンドルロックのしかた
JAU11003
ハンドルロックの解除のしかた
警告灯と表示灯
1 2
34 1
5
2
3
1. 押す
2. 回す
1. ハンドルを左または右にいっぱいに切り
ます。
4
1. 押す
2. 回す
LOCK の位置でキーを押しこみ、そのまま
OFF まで回します。
JWA11450
2. OFF の位置でキーを押し込み、そのまま
/
2. ニュートラルランプ“
”
5
”
3. エンジンオイル量警告灯“
”
4. ヘッドライト上向き表示灯“
LOCK まで回します。
3. キーを抜きます。
1. 方向指示器表示灯“
走行中にメインスイッチを OFF や LOCK の
6
”
5. イモビライザーシステム表示灯“
”
7
位置にすると、電気系統の作動が停止し、事
JAU11030
故につながるおそれがあります。メインス
方向指示器表示灯“
イッチは必ず停止中に操作してください。
方向指示にあわせて点滅します。
/
”
8
JAU11060
ニュートラルランプ“
”
9
ギヤがニュートラルのとき点灯します。
JAU11080
ヘッドライト上向き表示灯“
”
ヘッドライトを上向きにすると点灯します。
3-3
U4HMJA 4 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の取り扱いと操作
JAU33081
エンジンオイル量警告灯“
1
2
”
エンジンオイル量が少なくなると点灯しま
表示灯の球切れや回路点検のため、メインス
他のイモビライザーキーをメインスイッチ
す。
イッチを ONにすると表示灯がいったん点灯
に近づけたり、複数のイモビライザーキーを
警告灯の電気回路は、以下の手順に従って、 し、すぐに消灯します。点灯しないときは、 同じキーリングにつけたりしないでくださ
ヤマハ販売店で点検・整備を受けてくださ い。(この車のキーも含みます。)ID の認識
点検することができます。
2. 警告灯が約2秒間点灯し、その後消灯す
3
を妨げ、エンジンの始動ができないことがあ
い。
1. メインスイッチを ON にします。
ることを点検します。
3. 警告灯が点灯しないときは、ヤマハ販売
ります。
自己診断機能
この車には、イモビライザーシステムの異常
を知らせる自己診断機能を装備しています。
4
店で電気回路の点検を受けてください。
5
エンジンオイル量が十分であっても、坂道を
常内容のコードをイモビライザーシステム
走行しているときや急な加減速の間は、警告
表示灯の点灯または点滅で表示します。
メインスイッチが ON の状態であれば、エン
ジンの始動、停止にかかわらず、検出した異
6
7
8
JCA12750
灯が点滅することがありますが、これは異常
ではありません。
JAU27020
イモビライザーシステム表示灯“
”
自己診断機能が働いたときは、ヤマハ販売店
にて点検・整備を受けてください。
この車には、盗難抑止のためにイモビライ
イモビライザーシステム表示灯が長く 5 回
ザーシステムを装備しています。メインス
点滅した後、短く 2 回点滅するパターンの
イッチを OFF にすると、イモビライザーシ
9
異常コード表示を繰り返したときは、キーの
ステムが機能し、メインスイッチ OFF 後、 ID の認識が妨げられた可能性があります。3
約30 秒経過するとイモビライザーシステム 本のキー全てで、エンジンが始動できるかを
表示灯が点滅を始めます。その後、約 24 時
確認してください。エンジンの始動ができな
間経過すると表示灯は消えますが、イモビラ
いキーがあった場合には、お買い上げのヤマ
イザーシステムは機能しています。
ハ販売店にご相談ください。
3-4
U4HMJA 5 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の取り扱いと操作
JAU11601
スピードメーター
JAU33801
タコメーター
JAU11991
自己診断機能
このモデルには次の電気回路用の自己診断
1
装置が備わっています。
1
2
●
スロットルポジションセンサー
●
スピードセンサー
回路のいずれかが故障した場合、タコメー
2
ターは以下のエラーコードを繰り返し表示
します。
3
4
1. スピードメーター
車の速度を示します。
1. タコメーター
2. レッドゾーン
5
電気回路のチェックのため、メインスイッチ
毎分のエンジン回転数を示します。
を ON にすると、指針が一旦最大値を示し、
電気回路のチェックのため、メインスイッチ
“0”に戻ります。
下記の表で、故障している電気回路を確認し
6
を ON にすると、指針が一旦最大値を示し、 ます。
“0”に戻ります。
JCA12960
故障箇所とエラーコード表示:
スロットルポジションセンサー:
エンジン回転中は、タコメーターの指針が
レッドゾーンに入らないようにしてくださ
い。レッドゾーン : 12000 r/min 以上
3000 r/min
8
スピードセンサー:
4000 r/min
タコメーターにエラーコードが表示された
場合、エラーコードを控え、ヤマハ販売店で
車の点検を受けてください。
3-5
7
9
U4HMJA 6 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の取り扱いと操作
JAU33091
JCA11870
タコメーターがエラーコードを表示してい
1
マルチファンクションディスプレ
イ
●
<上段>
時計を表示します。
●
<中段>
燃料計を表示します。
る時は、エンジンの損傷を防ぐために、でき
1
るだけ早く車を点検してください。
2
●
<下段>
オドメーター、トリップメーターを表示しま
2
す。メインスイッチを ON にすると表示し、
OFF にしても設定は記憶しています。表示
3
はセレクトスイッチを押して切り替えます。
3
セレクトスイッチを 1 回押すごとに< ODO
>→< TRIP1 >→< TRIP2 >→< ODO
4
4
5
>の順に切り替わります。
5
6
7
1.
2.
3.
4.
5.
時計
燃料計
オドメーター/トリップメーター
セレクトスイッチ
リセットスイッチ
メインスイッチを ONにしてからセレクトス
イッチとリセットスイッチを使用してくだ
さい。
JWA12160
時計
時刻を常に表示します。(12 時間表示)
8
表示の切り替え、時刻調整等の操作は、必ず
9
時刻調整のしかた
JWA11990
停車中に行ってください。
時刻調整は、必ず停車中に行ってください。
メインスイッチを ON にすると、全てのセ
1. セレクトスイッチとリセットスイッチを
グメントを表示し、約 2 秒後通常表示にな
同時に 2 秒以上押し続けます。→<時>
ります。
の数字が点滅します。
3-6
U4HMJA 7 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の取り扱いと操作
2. リセットスイッチを押して<時>の調整
をします。
●
リセットスイッチを押すごとに、数字が 1
ずつ進みます。
●
1 秒以上押し続けると、数字が連続して進
みます。
JAU12331
ます。
盗難警報器(オプション)
トリップメーター
リセットスイッチを押してメーターを
この車には、オプションで盗難警報器を装着
“0.0”にすると、次にリセットするまでの
することができます。装着については、お買
走行距離を積算します。< TRIP1 >と<
TRIP2 >の設定は、それぞれ個別にできま
す。
い上げのヤマハ販売店にご相談ください。
2
3
3. セレクトスイッチを押して<時>を確定
します。→<分>の数字が点滅します。
4. リセットスイッチを押して<分>の調整
4
をします。
5. セレクトスイッチを押して<分>を確定
5
すると、時刻調整が完了します。
燃料計“
”
6
ガソリンの残量をセグメントの点灯で表示
し ます。 点 灯して いるセ グメン トの数 が
7
減ったら(ガソリンの残量が少なくなった
ら)、早めに補給してください。
8
残量の確認は、平坦な場所でメインスタンド
9
を立て、メインスイッチを ON にしてくださ
い。
オドメーター
走行した総距離を km の単位で表示します。
オイル交換や定期点検整備の目安にもなり
3-7
U4HMJA 8 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の取り扱いと操作
JAU12347
チです。先行車の追い越しなどで、他車に合
左
ハンドルスイッチ
図をするときに使用します。
1
左
1
ヘッドライト上下切り替えスイッチが
1
の
ときは、使用できません。
2
JAU12400
ヘッドライト上下切り替えスイッチ
“
/
”
2
2
3
ヘッドライトの配光を上向き、下向きに切り
3
1. 方向指示器スイッチ“
4
5
1. パッシングライトスイッチ“PASS”
2. ヘッドライト上下切り替えスイッチ
“
/
”
3. ハザードスイッチ“
2. ホーンスイッチ“
/
替えるスイッチです。
”
(上向き):遠くを照らします。
”
(下向き):近くを照らします。
右
1
”
6
先行車や対向車があるときは、ヘッドライト
を下向き “
JAU12460
7
8
”にしてください。
方向指示器スイッチ“
”
進路変更の合図に使用します。
操作は、進路変更する側にスイッチをスライ
2
ドさせます。
9
1. エンジンストップスイッチ“
2. スタータースイッチ“
/
消灯するときは、スイッチを押します。
”
:右側の方向指示灯が点滅します。
”
:左側の方向指示灯が点滅します。
JAU12360
パッシングライトスイッチ(PASS)
ヘッドライトの上向きを点灯させるスイッ
3-8
U4HMJA 9 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の取り扱いと操作
JWA11640
JAU33810
JCA12350
ハザードスイッチ“
方向指示灯は自動的に消灯しません。使用後
●
非常時にエンジンストップスイッチでエ
は、必ず消灯してください。点滅したままに
ンジンを停止させたときは、必ずメインス
しておくと、他のかたの迷惑になります。
イッチを OFF にしてください。ON のま
まですと、バッテリーあがりの原因となり
JCA11980
ます。
電球を交換するときは、正規のワット数のも
●
ホーンスイッチ“
→
にしないでください。エンジ
原因となります。また、排出ガス浄化装置
JAU12500
にすると、エンジンは始動できません。
必要なときにのみ使用してください。
プを長時間使用しないでください。
4
6
JAU12710
JAU28181
スタータースイッチ“
”
このスイッチを押すと、スターターモーター
非常時に、エンジンをすぐに停止させるス
イッチです。通常は
3
バッテリーあがりを防ぐため、ハザードラン
5
スイッチを押すとホーンが鳴ります。
/
2
に知らせるために使用します。
の故障の原因となります。
”
エンジンストップスイッチ“
ハザードランプは、故障などの非常時に他車
JCA11890
ンの回転が不円滑となり、エンジン不調の
用すると、正常に作動しません。
チを押し、ハザードランプを点灯させます
(全ての方向指示器が点滅します)。
走行中に、エンジンストップスイッチを
→
のを使用してください。これ以外のものを使
”
メインスイッチを ON にした状態でスイッ
”
が回転し、エンジンが始動します。
JCA11881
にしておきます。
7
8
JWA12100
●
ないでください。消費電力が多いためバッ
非常時にエンジンストップスイッチでエン
テリーあがりの原因となります。
ジンを停止させたときは、マフラーやエンジ
ンなどが熱くなっています。ヤケドに注意し
てください。
スターターモーターを連続して回転させ
●
エンジンを始動させる前に、5-1 ページの
始動手順を参照してください。
3-9
9
U4HMJA 10 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の取り扱いと操作
JAU13072
1/4 回します。ロックが解除され、フュー
に閉めてください。
フューエルタンクキャップ
エルタンクキャップは開きます。
JWA12171
1
給油時およびガソリンを取り扱う場合は、次
2
1
●
1. キーをロックに差し込んだ状態でフュー
エルタンクキャップを押して閉めます。
のことを必ず守ってください。
2
フューエルタンクキャップの閉めかた
2. キーを反時計方向に、元の位置へ回し、
給油時は必ずエンジンを止め、火気を近づ
キーを外し、ロックカバーを閉めます。
けないでください。ガソリンは揮発性が高
く、引火しやすい燃料です。
3
●
車体などの金属部分に触れて静電気の除
4
去を行ってください。身体に静電気を帯び
プを閉めることはできません。また、フュー
エ ルタンクキャップ を正しく閉めない と、
1. 給油限度
2. フィラーチューブ
キーを抜き取ることはできません。
た状態で給油すると、放電による火花で引
5
6
キーを抜き取ると、フューエルタンクキャッ
フューエルタンクキャップを開ける前に、
火する場合があり、ヤケドするおそれがあ
フューエルタンクキャップの開けかた
ります。
●
2
給油操作は、必ず一人で行ってください。
複数で行うと静電気が除去できない場合
7
8
があります。
●
給油は、必ず屋外で行ってください。
●
セルフサービスのガソリンスタンドで給
油するときは、ガソリンの吹きこぼれがな
いよう、慎重に給油してください。
9
●
超えてガソリンを入れないでください。走
行中にガソリンがにじみ出ることがあり
●
1
給油限度(フィラーチューブ下端まで)を
1. キーカバー
2. 解除
危険です。
フューエルタンクキャップロックカバーを
給油後、フューエルタンクキャップを確実
開け、キーをロックに差込み、時計方向に
3-10
U4HMJA 11 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の取り扱いと操作
JAU31460
燃料
JAU28281
指定燃料
指定燃料:
無鉛レギュラーガソリン
タンク容量:
JAU13581
予備燃料(予備容量約 3.0 L)のレバー位置
フューエルコック
です。
この車のフューエルコックは自動コックで
ON で走行中にガソリンがなくなったら、レ
す。ON および RES の位置でエンジンが停
バーをこの位置にします。予備燃料が使用で
止すると、自動的にガソリンの流れが止まり
きますが早めに給油してください。給油を終
ます。
えたらレバーを ON に戻してください。
ON
PRI
2
約 20.0 L
3
予備容量:
約 3.0 L
4
JCA12511
●
5
必ず指定燃料を使用してください。高濃度
アルコール含有燃料や軽油、粗悪ガソリン
6
など、指定以外の燃料を使用するとエンジ
●
ンの始動性が悪くなったり、出力低下など
始動および走行時のレバー位置です。
RES の位置でガソリンがなくなり、給油す
のエンジン不調の原因となる場合があり
RES
るときにこの位置にします。
(給油後の始動
ます。また、エンジンや燃料系の部品を損
が容易になります。)
傷するおそれがあります。
給油を終えたらレバーをON に戻してくださ
こぼれたガソリンは、布切れなどできれい
い。
にふき取ってください。
●
7
8
9
タンクにゴミやチリなどの不純物が入ら
ON で走行中にガソリンがなくなったとき
ないように注意してください。
は、約1分間レバーを PRI にしてから RES
にしてください。始動が容易になります。
3-11
U4HMJA 12 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の取り扱いと操作
JAU13590
チョークレバー“
”
JAU13940
1
シート
シートの取り外しかた
1
1
1. キーをシートロックに差し込み、時計方
(b)
向に回します。
2
2
(a)
3
4
5
2
1. 突起
2. ホルダー
1. チョークレバー“
”
1
エンジンが冷えているときは、チョークを使
7
レバーを (a) 方向に移動させ、チョークをオ
ンにします。
レバーを (b) 方向に移動させ、チョークをオ
フにします。
1. シートロック
2. 解除
2. シートの後部を持ち上げ、シートを取り
外します。
シートの取り付けかた
8
ます。
3. キーを抜き取ります。
用するとエンジンの始動が容易になります。
6
2. シートの後部を押し、シートをロックし
1. シートの前部にある突起を図のようにし
てシートホルダーに差し込みます。
9
3-12
走行前に、必ず、シートが確実にロックされ
ているか確認してください。
U4HMJA 13 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の取り扱いと操作
JAU28490
JAU14281
ヘルメットホルダー
書類入れ
JAU14451
小物入れ
小物入れの中に書類入れ(収納用ポーチ)が
あります。
1
車検証、保険証、メンテナンスノートはビ
ニール袋に入れ、ここに保管してください。
2
2
ポーチは二つ折りにしてゴムバンドで止め
てください。
3
1
1
4
1. 小物入れ
1. ヘルメットホルダー
2. 解除
シートの下に小物入れがあります。
(3-12
キーでロックを解除し、ヘルメットのあごひ
もの金具部分を掛けてロックします。
JWA12430
6
JWA11650
小物入れ内に積む荷物は、荷重制限 3 kg を
ヘルメットをヘルメットホルダーに掛けた
5
ページ参照)
1. 書類入れ
越えないでください。
まま走行しないでください。ヘルメットが運
7
JCA12970
8
転を妨げ、思わぬ事故の原因になったり、車
の部品に損傷を与えたり、またヘルメットに
小物入れを使用する時は以下の点に注意し
も損傷を与え保護機能を低下させます。
てください。
●
洗車をすると中に水が入ることがありま
ヘルメットホルダーは、常にロックしておい
す。大切な物は、ビニール袋などに入れて
てください。
収納してください。
●
3-13
濡れた物は、ビニール袋に入れてから収納
9
U4HMJA 14 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の取り扱いと操作
JAU33820
してください。濡れたまま収納すると、小
1
2
3
●
物入れ内にカビなどが発生することがあ
リヤクッションの調整
ります。
リヤクッションにはスプリングプリロード
貴重品やこわれやすい物は入れないでく
アジャスターが装備されています。
1
ださい。
●
●
5
なります。熱の影響を受けやすい物は入れ
調整範囲を超えて、アジャスターを回さない
ないでください。
でください。
● キーを小物入れ内に入れたままシートを
閉じると、ロックされ開けられなくなりま
す。注意してください。
(b)
2
車から離れるときは必ずシートをロック
JWA11500
アジャスターは左右同じ位置に調整してく
ださい。左右が異なると操縦安定性に悪影響
をおよぼします。
1. 上側アジャスターリング
2. 下側アジャスターリング
3. すきま
スプリングプリロードを低くし、サスペン
ションをソフトにするには、下側アジャス
サービスツールに含まれている調整レンチ
6
(a)
小物入れ内は直射日光などで温度が高く
してください。
4
3
JCA11910
ターリングを (b) 方向に回します。
を使って、以下のように調整します。
スプリングプリロードを高くし、サスペン
7
ションをハードにするには、下側アジャス
ターリングを (a) 方向に回します。
1
8
9
1. 調整レンチ
上下アジャスターリングの間にすき間がな
3-14
U4HMJA 15 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の取り扱いと操作
JAU33830
JAU15301
が下がり、最初に固定されるところが2段
ブレーキレバーの握り調整
サイドスタンド
目、次が3段目となります。
手の大きさに合わせて、ブレーキレバーの握
サイドスタンドはフレームの左側にありま
り幅が 5 段階に調整できます。
す。車を直立にした状態で、足でサイドスタ
調整は、レバーを前側に押しながらアジャス
ンドを上げ下げします。
い状態が1段目で、下側アジャスターリング
セッティング:
1 名標準値
ターを回します。
1段
1
調整範囲
この車にはサイドスタンドスイッチが装備
されています。
(サイドスタンドスイッチに
1 段∼ 3 段
3
ついては以下を参照してください。)
JWA11520
2
●
2
4
リヤクッションユニットは高圧の窒素ガ
3
してください。
分解しない。
●
火気の中に投げ込まない。
●
廃棄するには、ガス抜きが必要です。必ず
お買い上げのヤマハ販売店にご相談くだ
4
サイドスタンドをおろした状態で、またはサ
スを含んでいますので下記のことを厳守
●
JWA11530
1.
2.
3.
4.
レバー
グリップアジャスター
矢印
握り幅
イドスタンドが正しく上がらない(上がった
5
状態にならない)場合、車を運転しないでく
ださい。サイドスタンドが地面に接し、操縦
6
安定性を損なうことがあります。ヤマハのイ
グニッションサーキットカットオフシステ
7
ムは、発進前にサイドスタンドの上げ忘れを
さい。
防止するよう設計されています。従って、以
アジャスターの数字と矢印マークを、必ず合
下のように定期的にこのシステムを点検し
わせてください。
てください。正しく機能しない場合にはヤマ
ハ販売店に修理を依頼してください。
3-15
8
9
U4HMJA 16 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の取り扱いと操作
JAU15311
イグニッションサーキットカット
オフシステム
イグニッションサーキットカットオフシス
1
テム(サイドスタンドスイッチ、クラッチス
イッチおよびニュートラルスイッチを含む)
2
には次の機能があります。
●
ギヤがニュートラル以外で、サイドスタン
ドが上げてあるが、クラッチレバーを握っ
3
ていないとき、エンジンは始動できませ
4
ん。
●
ギヤがニュートラル以外で、クラッチレ
バーを握っているが、サイドスタンドが下
5
がっているとき、エンジンは始動できませ
ん。
6
●
ギヤがニュートラル以外で、サイドスタン
ドを下げるとエンジンが停止します。
7
イグニッションサーキットカットオフシス
テムの作動を、以下の手順に従って定期的に
8
点検してください。
JWA11540
9
点検の結果異常があった場合は、走行前にヤ
マハ販売店でシステムの点検を受けてくだ
さい。
3-16
U4HMJA 17 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
各部の取り扱いと操作
2
3
4
5
6
7
8
9
3-17
U4HMJA 1 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
日常点検
JAU15592
1
日常点検箇所/点検内容
※印の点検は車の走行距離、運行時の状態な
車を安全で快適に使用いただくため、道路運
詳しい点検の方法は、6-1 ページ以降の点検
どから判断した適切な時期(長距離走行時や
送車両法で、1日1回の日常点検を行うこと
整備の方法および別冊「メンテナンスノー
洗車、給油後など)に実施をしてください。
が義務づけられています。
ト」を参照してください。
2
JWA12031
●
日常点検を怠ると重大な事故やケガ、トラ
点検箇所
ブレーキ
ブルの原因となります。必ず実施してくだ
さい。
4
●
5
異常が認められたときは、乗車前にご使用
のかたご自身またはヤマハ販売店で必ず
整備を行ってください。
タイヤ
6
点検整備に使用する工具は、必要に応じてお
7
買い求めください。
(モデルにより、車載工
具の有無や内容が異なります。)
エンジン
8
9
(注)
日常点検の実施
運転する前に必ず実施してください。
3
JAU30062
灯火装置お
よび方向指
示灯
運行におい
て異常が認
められた箇
所
JWA11732
点検内容
● ブレーキペダルの踏みしろ
安全のため、ご自身の知識、技量にあわせた
およびレバーの握りしろが
適切で、ブレーキのききが
充分であること。
● ブレーキ液の量が適当であ
ること。
● タイヤの空気圧が適当であ
ること。
● 亀裂、損傷がないこと。
● 異常な摩耗がないこと。
● 溝の深さが充分あること。
(※)
● エンジンオイルの量が適当
であること。(※)
● かかり具合が良好で、か
つ、異音がないこと。(※)
● 低速、加速の状態が適当で
あること。(※)
● 点灯または点滅具合が良好
で、かつ、汚れや損傷がな
いこと。
範囲内で点検・整備を行ってください。難し
● 当該箇所に異常がないこ
と。
4-1
いと思われる内容はヤマハ販売店にご依頼
ください。点検整備するときは安全に充分注
意し、下記の内容を守ってください。
●
点検は平坦で足場のしっかりした場所を
選び、スタンドを立てて行ってください。
●
エンジン停止直後は、エンジン本体やマフ
ラー、エキゾーストパイプなどが熱くなっ
ています。直接触れたりしないでくださ
い。ヤケドに注意してください。
●
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成
分が含まれています。風通しの悪い場所や
屋内でエンジンをかけると、ガス中毒を起
こす危険があります。
●
走行して点検するときは、交通状況に注意
●
してください。
異常が認められたときは、乗車前にご使用
のかたご自身またはヤマハ販売店で必ず
整備を行ってください。
U4HMJA 1 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
運転操作
JAU15991
始動と暖機運転(エンジンが冷え
ている時)
JWA11560
●
エンジンを始動する前に、3-16 ページに
記述された手順で、イグニッションサー
JAU16640
スタータースイッチで5秒以内にエンジン
エンジン始動(エンジンが暖まっ
ているとき)
が始動しないときは、バッテリー電圧を回復
エンジンが暖まっているときは、チョークを
させるため、10 秒位休ませてからスター
必要としないことを除いて、エンジンが冷え
タースイッチを押してください。
ている時のエンジン始動と同じ手順で行い
6. エンジンが始動したら、20 ∼ 30 秒後
キットカットオフシステムの機能を点検
2
にチョークを途中まで戻します。
します。
●
ます。
JCA12590
3
エンジンを長持ちさせるため、発進の前には
4
サイドスタンドをおろした状態で走行し
ないでください。
1. フューエルコックを ON にします。
常にエンジンを暖機してください。エンジン
2. メインスイッチを ON にし、エンジンス
が冷えている間の無用な空ふかしは避けて
トップスイッチが
にセットされてい
ることを確認します。
3. ギヤをニュートラルにします。
5
ください。
7. エンジンが充分暖まり、エンジンの回転
6
が安定したら、チョークをオフにします。
JCA15670
7
チョークをオンにしたまま、長時間放置し
8
ギヤをニュートラルにしたとき、ニュートラ
ルランプが点灯しない場合、ヤマハ販売店で
●
電気回路の点検を受けてください。
4. チョークをオンにし、スロットルを完全
に閉めます。
(3-12 ページ参照)
5. スタータースイッチを押して、エンジン
ないでください。故障の原因になるおそれ
があります。
●
走行するときは必ず、チョークをオフにし
てください。
を始動します。
5-1
9
U4HMJA 2 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
運転操作
JAU27511
ギヤチェンジのしかた
JAU33171
倒の原因となります。
1. スロットルを完全に閉じます。
2. 前輪ブレーキと後輪ブレーキを同時に、
1
6
5
4
3
2
2
4
5
鉄製のプレート、マ ンホールのフタなど
は、濡れているときは極端に滑りやすくな
ります。そのようなところでは減速し、注
意して走行してください。
●
濡れた路面では、ブレーキが効きにくいこ
とを留意してください。
1
●
下り坂でのブレーキ操作は非常に困難で
す。坂道では減速してください。
1. シフトペダル
2. ニュートラル
●
きが悪くなるおそれがあります。
後輪ブレーキ
戻してからクラッチレバーを握り、シフトペ
ダルで操作します。
7
JCA12030
8
●
9
●
連続したブレーキ操作は避けてください。
ブレーキ部の温度が上昇し、ブレーキの効
この車はリターン式の 6 段変速です。
ギヤチェンジは、スロットルグリップを一度
6
踏切、路面電車のレール、道路建設現場の
前輪ブレーキ
1
2
●
徐々にかけます。
N
3
らか一方に傾いている時)。横すべりや転
ブレーキ
シフトペダルは、足ごたえがあるまで確実
に操作してください。
クラ ッチ レバ ーを確 実に 握ら ずにギ ヤ
チェンジしたり、無理なギヤチェンジは、
チェンジ機構の故障の原因になります。
JWA11571
●
急なブレーキは避けてください(特にどち
5-2
U4HMJA 3 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
運転操作
JAU31470
JAU17200
JAU27660
駐車するときは、エンジンを止め、キーをメ
ならし運転
駐車
ならし運転のしかた
インスイッチから抜きます。
初回1か月目(または 1000km 走行まで)
JWA11580
の点検までは、ならし運転をしてください。
な らし 運転中 はエン ジン 回転数 を
7000 r/min 以下で走行してください。
●
ならし運転を行うと車の寿命を延ばします。
2
行する人などが触れない場所に駐車して
また、不要なからふかしや急加速、急減速は
しないでください。
エンジンやマフラーは高温になります。通
ください。
●
3
傾斜地や地面が柔らかいところには駐車
しないでください。車が転倒することがあ
4
ります。
5
6
7
8
9
5-3
U4HMJA 1 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
点検整備
JAU29834
点検整備の実施
1
安全のため、ご自身の知識、技量にあわせ
日常点検
た範囲内で点検・整備を行ってください。
4-1 ページ「日常点検箇所/点検内容」の表
難しいと思われる内容はヤマハ販売店に
にしたがって、1日1回運転する前に実施し
ご依頼ください。
てください。点検の方法については、本書の
2
さい。
●
以降のページや、別冊「メンテナンスノー
ト」の点検整備のしかた以降のページを参照
●
点検するときは安全に充分注意し、以下の
●
を選び、スタンドを立てて行ってくださ
定期点検整備
い。
4
定期点検整備は車を使用する人が自己管理
6
7
8
エンジン停止直後の点検は、エンジン本
体やマフラー、エキゾーストパイプなど
に準じて行うことが義務づけられています。
が熱くなっています。ヤケドに注意して
二輪自動車または原動機付自転車について
ください。
●
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な
ります。
成分が含まれています。風通しの悪い場
定期点検項目と基本的な点検内容は別冊の
所や屋内でエンジンをかけると、ガス中
「メンテナンスノート」に記載してあります。
毒を起こす危険があります。エンジンの
ここでは、この車独自の内容を補足説明して
始動、暖機運転は風通しのよい屋外で
います。実際の点検作業にあたっては、別冊
「メンテナンスノート」とあわせてご使用く
9
●
責任で定期的に行う点検整備で、法または法
は、6か月点検と12か月点検の2種類があ
行ってください。
●
ださい。
走行して点検するときは、周囲の交通事
情に充分注意してください。
JWA12053
●
異常が認められたときは、乗車前にご使
用のかたご自身またはヤマハ販売店で
●
点検整備を怠ると重大な事故、ケガ、トラ
載工具の有無や内容が異なります。)
●
必ず整備を行ってください。
ブルの原因となります。必ず実施してくだ
6-1
点検結果は、別冊「メンテナンスノート」
の定期点検整備記録簿に記入してくださ
い。ご自身でできない項目については、ヤ
点検は平坦で足場のしっかりした場所
してください。
点検整備に使用する工具は、必要に応じて
お買い求めください。
(モデルにより、車
内容を守ってください。
3
5
●
マハ販売店で点検を受け、記録してくださ
い。
●
点検の記録は廃車されるまで保存してく
ださい。
●
メーカー指定項目の点検結果は、定期点検
整備記録簿の「その他」の欄に記録してく
ださい。
U4HMJA 2 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
点検整備
JAU17380
サービスツール
1
JAU18751
JAU19151
カバーの取り外し、取り付け
カバー A/B
図のカバーは、点検整備などで取り外す必要
カバーの取り外しかた
があります。カバーを取り外すときや、取り
ボルトを外し、図のようにカバーを取り外し
付けるときは、この項目を参照してくださ
ます。
い。
2
1
3
4
1. サービスツール
2
サービスツールはシートの下側にあります。
1
5
(3-12 ページ参照)
1. ボルト
2. ワッシャー
1. カバー A
6
カバーの取り付けかた
カバーをもとの位置に取り付け、ボルトを締
1
7
め付けます。
8
9
1. カバー B
6-2
U4HMJA 3 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
点検整備
JAU30380
<推奨エンジンオイル>
エンジンオイル
エンジンオイル量の点検
1. 平坦な場所でエンジンを 2∼ 3 分間アイ
1
ドリング運転します。
ヤマハ純正オイル
エフェロ FX
JCA12900
SAE
JASO
10W –40
MB
●
ンジンオイルはクラッチも潤滑していま
JAU33840
す。添加剤によりクラッチがすべる原因に
エンジンオイルの交換時期
2
走行直後でエンジンを充分に暖機してあれ
3
4
1か月点検時または 1000km 時
6000km 走行毎または1年毎
分後、オイル点検窓でエンジンオイル量
オイルフィルターの交換時期
5
初 回:
1か月点検時または 1000km 時
6
2回目以降:
1
7
8
9
18000km 走行毎
2
3
4
1. オイル注入口
2. フルレベル
3. ロアレベル
4. エンジンオイル点検窓
3. オイル量がロアレベル以下のときは、オ
イル注入口から補給します。
JWA11860
●
走行後やエンジン暖機運転後、しばらくの
間はマフラーやエンジンなどが熱くなっ
ています。ヤケドに注意してください。
●
油脂類の廃液は、法令(公害防止条例)で
適切な処理を行うことが義務づけられて
います。ヤマハ販売店にご相談ください。
6-3
補給時に、オイル注入口からゴミなどが入
らないように注意してください。
●
2回目以降:
2. エンジンを止めて車を垂直にし、2 ∼ 3
を点検します。
なります。
●
初 回:
ば、アイドリング運転は不要です。
化学添加剤は一切加えないでください。エ
オイルをこぼしたときは、布などでよくふ
きとってください。
U4HMJA 4 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
点検整備
JAU30690
JAU30700
JAU31024
エンジンのかかり具合、異音の点
検
低速、加速の状態の点検
タイヤ
暖機運転後に、アイドリングがスムーズに続
空気圧
エンジンがすみやかに始動し、スムーズに回
くかを点検します。
転するかを点検します。
スロットルグリップを徐々に回してエンジ
エンジンから異音がしないかを点検します。
ンを加速したとき、スロットルグリップもエ
2
ンジンもスムーズに回るかを走行などして
点検します。このとき、エンジンストップ
(エ ンスト)やノッキングなどが起きたら、
3
ヤマハ販売店で点検・整備を受けてくださ
い。
4
タイヤ接地部のたわみ状態により空気圧が
5
不足していないかを点検します。たわみ状態
が異常なときは、タイヤゲージで点検し、正
規の空気圧にしてください。
空気圧はタイヤが冷えているときに測定し
てください。
6
7
この車はチューブレスタイヤを装着してあ
ります。
8
9
6-4
U4HMJA 5 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
点検整備
イヤ ゲー ジを 使用し て空 気圧 の点検 を
タイヤ空気圧(冷間時)
:
1名乗車:
前輪:
225 kPa (2.25 kgf/cm2)
1
後輪:
250 kPa (2.50 kgf/cm2)
2
2名乗車:
前輪:
3
225 kPa (2.25 kgf/cm2)
後輪:
4
290 kPa (2.90 kgf/cm2)
高速走行(1名乗車):
5
前輪:
225 kPa (2.25 kgf/cm2)
6
行ってください。
●
2
空気圧の確認は、タイヤが冷えているとき
に行ってください。走 行後はタイヤが暖
JAU28641
3
タイヤの亀裂、損傷の点検
タイヤの接地面や側面に著しい亀裂や損傷
がないかを点検します。
この車はチューブレスタイヤを装着してい
ます。タイヤの接地面や側面に釘、石、その
他の異物が刺さったり、かみ込んだりしてい
1. 異物(釘、石など)
2. ウェアインジケーター(摩耗限度表示)
3. 亀裂、損傷
ないかを点検し、異常があったときはヤマハ
販売店で点検・整備を受けてください。
道路の縁石などにタイヤ側面を接触させた
後輪:
り、大きなくぼみや突起物を乗り越したとき
290 kPa (2.90 kgf/cm2)
7
1
まっており、空気圧が高くなります。
は、必ず点検してください。
高速走行(2名乗車):
JAU28700
前輪:
タイヤの異常な摩耗
225 kPa (2.25 kgf/cm2)
8
タイヤの接地面が異常に摩耗していないか
後輪:
を点検します。
290 kPa (2.90 kgf/cm2)
9
JAU28773
タイヤの溝の深さ
タイヤの溝の深さをウェアインジケーター
●
タイヤの空気圧は徐々に低下します。見た
で点検します。ウェアインジケーターがあら
目には不足していることが判りにくいタ
われたら、タイヤを交換してください。
イヤもあり、少なくとも1か月に一度はタ
6-5
U4HMJA 6 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
点検整備
JAU28970
タイヤサイズ:
●
ウェ アイ ンジケ ータ ーは タイヤ の溝 が
0 . 8 m m になるとあらわれます。
●
安定したコーナリングや操縦性などを確
保して安全な走行を行うため、タイヤの溝
には充分注意してください。一般的に二輪
車のタイヤは溝の深さが前輪1 . 6 mm、
後輪2 .0 mm 以下になりましたら交換を
おすすめします。
クラッチ
前輪:
クラッチレバーの遊び
110/70 ZR17M/C (54W)
後輪:
クラッチレバーを手で抵抗を感じるまで引
き、レバー先端部の遊びの量が規定の範囲に
150/70 ZR17M/C (69W)
あるかをスケールなどで点検します。
指定タイヤ:
10.0 –15.0 mm
BRIDGESTONE/BT020F
3
後輪:
JWA11912
BRIDGESTONE/BT020R
1
●
2
クラッチレバーの遊び
前輪:
タイヤを交換するときは必ず、指定タイヤ
4
2
3
5
を使用してください。指定タイヤ以外のタ
イヤを使用すると、操縦安定性に影響をお
6
よぼすおそれがありますので、使用しない
でください。
●
7
過度にすり減ったタイヤの使用や不適正
1. 遊び
2. ロックナット
3. アジャスター
な空気圧での運転は、転倒事故などを起こ
す原因となることがあります。取扱説明書
8
に記載された空気圧を守り、過度にすり
●
減ったタイヤは交換してください。
点検の結果調整が必要な場合は、カバーをず
タイヤに異常があると、操縦安定性に影響
らし、ロックナットをゆるめてアジャスター
をおよぼしたりパンクの原因になります。
で調整します。
JWA11840
異常があるときは、ヤマハ販売店で点検・
整備を受けてください。
調整後、エンジンをかけてギヤチェンジがス
6-6
9
U4HMJA 7 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
点検整備
JAU31120
JAU22270
ブレーキレバーの遊び/ブレーキ
ペダルの遊び、およびブレーキの
きき具合の点検
ブレーキがきき始める直前にブレーキラン
ブレーキの遊びの点検
リヤブレーキランプスイッチの調整は、ス
ブレーキレバーおよびブレーキペダルの遊
イッチを指で押さえ、アジャスターを回して
調整後は、ロックナットを確実に締め付け
びは無調整式です。ブレーキレバーおよびブ
行います。
ます。
レーキペダルを手で作動させ、手ごたえがあ
1か月に一度はクラッチケーブルの取り
るかどうかを確認します。
ムーズにできるか、エンストなどしないかを
確認してください。なお、車の飛び出しに注
意してください。
JCA12090
1
2
3
4
●
●
付け部に注油をしてください。ケーブルの
ブレーキランプスイッチ
プが点灯するか点検します。
1
JWA11740
寿命が伸びます。
ブレーキレバーの引き具合、ブレーキペダル
5
6
の踏み具合がやわらかく感じられるときは、
2
エアが混入しているおそれがあります。ヤマ
ハ販売店で点検・ 整備を受けてください。
ブレーキのきき具合の点検
7
8
乾いた路面を走行し、前輪ブレーキ、後輪ブ
レーキを別々に作動させたときのきき具合
1. ブレーキランプスイッチ
2. アジャスター
JCA12080
を点検します。
ブレーキのきき具合が悪いときは、ヤマハ販
売店で点検・ 整備を受けてください。
9
JWA11760
リヤブレーキランプスイッチを調整すると
きは、スイッチ本体を回さないでください。
スイッチ本体を回すと、リード線を傷付けま
走行して点検するときは、交 通状況に注意
す。
し、低速で走行しながら行ってください。
フロントブレーキをかけたときもブレーキ
ランプが点灯するか点検します。
6-7
U4HMJA 8 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
点検整備
JAU29600
異常があるときは、ヤマハ販売店で点検・整
備を受けてください。
ブレーキパッドの点検
ブレーキパッドの摩耗の状態を点検します。
1
摩耗したブレーキパッドは、ヤマハ販売店で
交換してください。
<前輪ブレーキ>
2
1
2
2
1. インジケーター
2. ブレーキディスク
3
4
ブレーキパッドのインジケーターとブレー
キディスクのすき間がなくなったら交換し
3
5
てください。
6
1. インジケーター溝
2. ブレーキディスク
3. ブレーキパッド
7
ブレーキパッドのインジケーター溝がなく
なったら交換してください。
<後輪ブレーキ>
8
9
6-8
U4HMJA 9 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
点検整備
JAU30000
ブレーキ液量の点検
JAU31251
ブレーキ液の補給
<後輪ブレーキ>
1. リザーバータンクのまわりを きれいに
<前輪ブレーキ>
1
2
し、異物がタンク内に入らないようにし
1. マスターシリンダーのまわりをきれいに
1
し、異物がタンク内に入らないようにし
3
2
ます。
2. キャップを外し、ダイヤフラムブッシュ
ます。
とダイヤフラムを取り外します。
2. スクリューを外し、キャップとダイヤフ
3. ブレーキ液をロアレベル以上 補給しま
ラムブッシュ、ダイヤフラムを取り外し
3
す。
ます。
2
3. ブレーキ液をロアレベル以 上補給しま
4
5
6
7
1
1. フロントブレーキマスターシリンダー
2. ロアレベル
3. リザーバータンク
2
2
3
3
マスターシリンダーキャップ(リザーバータ
ンクキャップ)上面を水平にして、ブレーキ
上にあるかを点検します。
8
5
JWA12150
ブレーキ液の減りが著しいときは、ブレーキ
系統の液漏れが考えられます。販売店で点
検・整備を受けてください。
4
4
リザーバータンク内の液量がロアレベル以
(ブレーキ液の補給は、6-9 ページ参照)
9
1
す。
1.
2.
3.
4.
5.
スクリュー
キャップ
ダイヤフラムブッシュ
ダイヤフラム
ブレーキ液
4. ダイヤフラムのかみ込みに注意して、ス
クリューでキャップを取り付けます。
6-9
1.
2.
3.
4.
キャップ
ダイヤフラムブッシュ
ダイヤフラム
ブレーキ液
4. ダイヤ フラ ムのか み込 みに注 意し て、
キャップを取り付けます。
U4HMJA 10 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
点検整備
JAU22760
類に付着すると部品が腐食することがあ
指定ブレーキ液:
ヤマハ純正ブレーキフルード BF
−4(DOT −4)
ります。付着したら、すぐにふき取ってく
ドライブチェーン
JAU22773
ださい。
ドライブチェーンの点検
JWA12070
●
2
ブレーキ液は、銘柄や性能が異なるものを
混入しないでください。銘柄や性能が異な
3
るブレーキ液を混入すると、ブレーキのき
1
き具合やブレーキ系統の部品に悪影響を
4
与えるおそれがあります。
●
ブレーキ液を補給するときは、リザーバー
タンク内にゴミや水が混入しないように
1. ドライブチェーンのたわみ量
してください。
●
●
液面 はブ レーキ パッ ドの 摩耗と 共に 下
サイドスタンドを立て、前後スプロケット間
がってきます。液が早く減少するようで
のチェーン中央部を手で上下に動かし、たわ
したら、ヤマハ販売店で点検・整備を受け
み量が規定の範囲にあるかをスケールなど
てください。
で点検します。
ブレーキ液は安全のために1年毎の交換
をおすすめします。
ドライブチェーンのたわみ量を点検すると
きは、シートに荷重を掛けないで、リヤクッ
JCA12330
ションが伸びきった状態で行います。
●
●
ブレーキ液の補給は、入れすぎに注意して
また、リヤホイールを浮かし、タイヤを手で
ください。入れすぎると、ダイヤフラムな
ゆっくり回しながらチェーンが滑らかに回
どを取り付けたときに、あふれます。
転するか、給油は充分かを点検します。
ブレーキ液が塗装面やプラスチック、ゴム
6-10
5
6
7
8
9
U4HMJA 11 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
点検整備
JAU23022
ドライブチェーンたわみ量:
ドライブチェーンの給油
30.0–40.0 mm
1
2
3
ゆっくり回しながら、チェーンやスプロ
●
1. セルフロッキングナットをゆるめます。
ラシなどで落とします。その後、ME スー
反時計回り(a)に回すと締まります。
2. ロックナットをゆるめて、チェーンの張
パーチェーンクリーナーで洗浄します。
時計回り(b)に回すとゆるみます。
り具合が規定値になるよ うにアジャス
2. チェーンを乾燥させた後、リヤホイール
ターで調整します。
8
●
右バックミラーは左ネジです。
左バックミラーは右ネジです。
を手でゆっくり回しながら、チェーンに
時計回り(a)に回すと締まります。
ME-180 チェーンオイルを給油します。
反時計回り(b)に回すとゆるみます。
JCA12470
1
1
2
3
2
この車はシールチェーンを採用しています。
(b)
取り扱いには以下の点に注意してください。
6
7
バ ック ミラー の取り 付けお よび 取り外 し
かた
ケットに付着した泥や汚れを柔らかいブ
チェーンの張り調整
4
5
バックミラー
1. リヤホイールを浮かし、ホイールを手で
JAU22932
JAU43280
4
●
スチーム洗浄はしないでください。
●
シンナー、ガソリンなどの揮発性溶剤やワ
(a)
イヤーブラシを使用して洗浄しないでく
ださい。
1. セルフロッキングナット
2. ロックナット
3. アジャスター
4. 刻み目盛り
1. 左バックミラー
2. 右バックミラー
9
刻み目盛りを左右同じ位置にします。
3. 調整後、ロックナットとセルフロッキン
グナットを確実に締め付けます。
6-11
(b)
(a)
U4HMJA 12 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
点検整備
JAU28620
JAU28650
アンダーブラケットの取り付け状
態の点検(ステアリングステム)
バッテリー
車体各部の給油脂状態が充分であるかを点
検します。
アンダーブラケットの締付ボルトまたは締
この車のバッテリーは密閉式です。
異常があるときは、ヤマハ販売店で点検・整
付ナットに、ゆるみがないかを工具で点検し
バッテリー液の補充、点検は不要です。
備を受けてください。
ます。
バッテリーに異常があるときは、ヤマハ販売
車体各部の給油脂状態の点検
JAU28761
バッテリーの点検
2
店で点検・整備を受けてください。
バッテリーターミナル部に汚れや腐食があ
るときは、バッテリーを取り外して清掃しま
3
す。
JWA11810
バッテリーは引火性ガス(水素ガス)を発生
しますので、取り扱いを誤ると爆発し、ケガ
をすることがあります。次の点を必ず守って
締付ボルトまたは締付ナットにゆるみがあ
ください。
るときは、ヤマハ販売店で規定トルクでの締
●
め付けを依頼してください。
4
5
6
火気厳禁です。ショートやスパークさせた
り、タバコなどの火気を近づけないでくだ
7
さい。爆発のおそれがあります。
●
補充電は風通しのよいところで行ってく
8
ださい。
●
ガソリン、油、有機溶剤などを付着させな
いでください。電そう割れの原因となるこ
●
とがあります。
落下などの強い衝撃を加えないでくださ
い。
●
6-12
バッテリー液は希硫酸です。皮膚、目、衣
9
U4HMJA 13 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
点検整備
服などに付着すると、重大な傷害を受ける
●
1
2
2. ボルトを外し、吸気ダクトを取り外しま
1
す。
ことがあります。
子供の手の届くところに置かないでくだ
2
1
さい。
2
応急手当
●
万一、バッテリー液が皮膚、衣服などにつ
いたときはすぐに多量の水で洗い流して
ください。
3
●
3
目に入ったときは、すぐに多量の水で洗い
流し、医師の治療を受けてください。
4
5
JCA12141
1. 吸気ダクト
2. ボルト
●
このバッテリーは密閉式の 12V です。
●
このバッテリーは液入り充電済です。液量
6
点検および補水は必要ありません。
●
9
補充電には、密閉式バッテリー専用充電器
を使用してください。くわしくはヤマハ販
7
8
1. −リード線
2. バッテリーバンド
3. +リード線
●
バッテリーの取り付け
3. バッテリーバンドを外します。
取り付けは、取り外しと逆の手順で行いま
4. −(マイナス)側リード線を外し、次に
す。
+(プラス)側リード線を外します。
5. バッテリーを取り外します。
JAU29410
ターミナル部の清掃
バッテリーターミナル部に汚れや腐食があ
売店にご相談ください。
るときは、やわらかいブラシなどで清掃しま
長期間ご使用にならないときは、3 か月ご
す。また、白い粉がついているときは、ぬる
とに補充電してください。
ま湯を注いでよくふき取ります。
● バッテリーを交換するときは、必ず同型式
のバッテリーを使用してください。
JAU28840
バッテリーの取り外し
1. シートを取り外します。
(3-12 ページ参
照)
6-13
U4HMJA 14 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
点検整備
JAU23550
1
ヒューズ交換
3
2
1
メインヒューズボックスはカバー A を外し
たところにあります。(6-2 ページ参照)
5
2
1
4
2
3
1. ターミナル
1.
2.
3.
4.
5.
1. スペアヒューズ
2. メインヒューズ
イグニッションヒューズ
シグナルヒューズ
スペアヒューズ
バックアップヒューズ
ヘッドライトヒューズ
4
5
ヒューズが切れた場合、以下のように交換し
系統別ヒューズボックスはカバー B を外し
たところにあります。(6-2 ページ参照)
ます。
6
1. メインスイッチを OFF にします。
2. 切れたヒューズを外し、規定アンペア数
7
の新しいヒューズを取り付けます。
8
9
6-14
U4HMJA 15 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
点検整備
JAU29440
るときは、車種ごとに決められている「ヤ
マハ純正部品」を使用してください。それ
1
1. メインスイッチを ON にします。
たり、バッテリーあがりを起こすことがあ
2. テールランプ、ブレーキランプなどの灯
火装置や方向指示灯の点灯・点滅具合が
ります。
●
2
灯火装置および方向指示灯の点検
以外のものを使用すると、ヒューズが切れ
洗車時ヒューズボックスのまわりに水を
強く吹き付けないでください。漏電や短絡
(ショート)の原因になります。
良好かを点検します。
3. エンジンを始動し、ヘッドライトが良好
かを点検します。
4. レンズなどに汚れや損傷がないかを点検
3
3. メインスイッチを ON にし、装置が正し
メイン :
4
く作動することを点検します。
30.0 A
イグニッション :
5
15.0 A
します。
点 灯しないと きはヒュー ズを点検(6-14
4. ヒューズを交換してもすぐに切れるとき
ページを参照)し、異常がないときは電球を
は、ヤマハ販売店で電気系統の点検を受
交換(「製品仕様」のページを参照)してく
けてください。
ださい。
シグナル :
JCA12060
15.0 A
6
ヘッドライト :
電球は、正規の規格と同じものと交換してく
15.0 A
7
ださい。これ以外のものを使用すると、球切
バックアップ :
れ、作動不良などの原因となります。
7.5 A
8
JCA12860
9
●
交換するヒューズは、規格外のものを使用
しないでください。
●
指定容量を超えるヒューズを使用すると、
配線の過熱や焼損の原因になります。
●
電装品類(ライト、計器など)を取り付け
6-15
U4HMJA 16 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
点検整備
JAU29570
運行において異常が認められた箇
所の点検
運行中に異常を認めた箇所について、運行に
支障がないかを点検します。
2
3
4
5
6
7
8
9
6-16
U4HMJA 1 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
お車の手入れ
JAU27780
JAU27970
いつまでも車を長持ちさせるために、お手入
雨天走行後など、車が汚れたときは早めに洗
れをしてください。
車してください。車をサビやキズから守りま
すみずみまで掃除すれば、普段気付かない異
す。
常箇所や摩耗が発見でき、故障の予防にもな
●
洗車
1
2
ります。
中性洗剤を使用して水洗いします。洗車後
は柔らかい布で水分をよくふきとります。
からぶきはキズの原因になりますので、し
ないでください。また、スチーム洗車や水
3
道ホースなどで、車に直接圧力をかける洗
4
5
JWA11930
車もしないでください。
●
洗車後、必要に応じて各部にグリースなど
●
を注油してください。
●
車の塗装面保護のため、ワックスがけをし
ください。
●
てください。
洗車後、ブレーキの効きが悪くなることが
あります。効きが悪いときは、前後の車に
6
充分注意しながら低速で走行し、効きが回
ワックス:
7
洗車はエンジンが冷えているときにして
復するまで数回ブレーキを軽く作動させ
ユニコンカークリーム
て、ブレーキの湿りをかわかしてくださ
い。
8
●
ブレーキディスクやパッドにワックスや
グリースなどの油脂類をつけないでくだ
さい。ブレーキが効かなくなり、事故の原
9
因になることがあります。
JCA12390
●
7-1
エンジンとカバーの間に布などを置かな
U4HMJA 2 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
お車の手入れ
JAU27990
いでください。燃えることがあります。
●
●
●
エアクリーナーや電装品などに水が入ら
キャストホイールの取り扱い
ないように注意してください。故障の原因
日常のお手入れ
になります。
清掃は中性洗剤を使用し、スポンジで水洗い
マフラー内部に水がたまると、始動不良や
走った後は、す ぐに水洗いをしてくださ
い。
します。
サビの原因になることがあります。洗車時
(工業用洗剤、みがき粉、クレンザー、金属
はビニール袋をかけるなどして、内部に水
タワシなどは、傷がつくので使用しないでく
が入らないようにしてください。
ださい。)
コンパウンドの入ったワックスは、プラス
洗車後は、乾いた布などで水分をよくふき
チック部分を傷つけますので、使用しない
とってください。
でください。
長期間お手入れをしませんと、表面だけでな
く内部まで腐食します。手遅れにならないよ
うに、お手入れをしてください。
JWA11950
変形したり、損傷したキャストホイールは、
2
3
4
5
6
修正して使用しないでください。変形した
り、損傷したときは、ヤマハ販売店にご相談
7
ください。
●
JCA12220
8
縁石などに乗り上げるときは、キャストホ
9
イールのリムが傷つきやすいので注意し
てください。
● アルミは塩分に弱く腐食しやすいので、海
岸付近や凍結防止剤をまいた道路などを
7-2
U4HMJA 3 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
お車の手入れ
1
JAU28062
JAU28081
保管のしかた
アフターケア用品について
車はできるだけ敷地内に保管し、屋外に駐車
大切な車の寿命は、使用するオイルの品質に
するときはボディーカバーをかけてくださ
より大きく左右されます。ヤマハの車には、
い。
ヤマハ純正用品をご使用ください。
JAU28100
なお、ボディーカバーはマフラーが冷えてか
2
4サイクルオイルエフェロ FX
らかけてください。
JCA12432
ファイヤー)を配合した、新世代エンジン用
3
長期間お乗りにならないときは、以下のこと
4
のハイパフォーマンスオイルです。
JAU28220
ME-180 チェーンオイル
を守ってください。
●
5
高品質摩擦軽減剤(フリクション・モディ
フッ素樹脂配合により耐摩耗性、耐熱性に優
保管する前にワックスがけをしてくださ
れ た チ ェ ー ン オ イ ル で す。
“ド ラ イ”と
い。サビを防ぐ効果があります。
●
6
●
7
“ウェットムースタイプ”があります。
キャブレター内のガソリンをすべて抜き
取ってください。内部のつまりなどを防ぎ
ME スーパーチェーンクリーナー
ます。
チェーンに付着したグリースやオイルなど
バッテリーを取り外し、充電器で満充電に
の油汚れを手軽に素早くクリーニングしま
した後、湿気のない涼しい場所に保管して
す。
ください。また、バッテリーの劣化を抑え
8
るため、3 か月ごとに補充電を行ってくだ
さい。
9
●
長期保管後の走行前には、バッテリーの充
電、および各部の点検をしてください。
JAU28200
ブレーキフルード BF-4
高沸点、防錆性、安定性、ゴム劣化防止性に
優れたブレーキフルードです。
※補充電およびガソリンの抜き取りは、ヤマ
ハ販売店にご相談ください。
7-3
U4HMJA 4 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
お車の手入れ
1
2
2
1
2
3
1. ユニコンカークリーム
2. ME–180(防錆潤滑剤)
1. ME–180 チェーンオイル
2. ME スーパーチェーンクリーナー
4
JAU28360
5
ユニコンカークリーム(ワックス)
塗装面の汚れを簡単にとり、手間をかけずに
美しい光沢が得られます。また、どんな塗装
6
にも使用できる伸びのよいワックスです。
ME-180(防錆潤滑剤)
7
防錆、潤滑、防湿、浸透力に優れた金属保護
液です。
8
9
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U4HMJA 1 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
製品仕様
JAU2633J
分布荷重 (後):
エアフィルターエレメント :
190 kg
寸法 :
全長 :
1
2085 mm
全幅 :
2
735 mm
全高 :
1085 mm
3
シート高 :
4
5
780 mm
軸間距離 :
1435 mm
最低地上高 :
115 mm
6
重量 :
199 kg
分布荷重 (前):
8
98 kg
分布荷重 (後):
9
クラッチ形式 :
2名
湿式多板
性能 :
ミッション・チェンジ方式 :
定地燃費 (国土交通省届出値):
31.0 km/L/60 km/h
101 kg
車両総重量 :
309 kg
分布荷重 (前):
119 kg
常時かみ合式6速
始動方式 :
最小回転半径 :
セル式
2800 mm
車体 :
最高出力 :
フレーム形式 :
39 kW@11000 r/min
(53 PS@11000 r/min)
ダブルクレードル
キャスター :
最大トルク :
26.00 ゜
35.00 Nm@9500 r/min
トレール :
(3.57 kgf-m@9500 r/min)
エンジン :
車両重量 :
7
乾式不織布
乗車定員 :
99.0 mm
ステアリングシステム :
原動機種類 :
ハンドル切れ角 (左):
4ストローク空冷 DOHC
気筒数・配列 :
35.0 ゜
ハンドル切れ角 (右):
直列4気筒横置
総排気量 :
35.0 ゜
燃料 :
399.0 cm3
フューエルタンク容量 :
20.0 L
内径 x 行程 :
55.0 × 42.0 mm
予備容量 :
3.0 L
圧縮比 :
10.70 :1
8-1
U4HMJA 2 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
製品仕様
フロントブレーキ :
ブレーキ形式 :
油圧式ダブルディスクブレーキ
リヤブレーキ :
ブレーキ形式 :
油圧式シングルディスクブレーキ
懸架方式 :
種類 (前):
テレスコピック
種類 (後):
スイングアーム
緩衝方式 :
ショックアブソーバータイプ (前):
コイルスプリング / オイルダンパ
ショックアブソーバータイプ (後):
コイルスプリング / ガスオイルダン
パ
フロントタイヤ :
種類 :
チューブレス
サイズ :
110/70 ZR17M/C (54W)
メーカー / 銘柄 :
BRIDGESTONE/BT020F
エレクトリカル :
リヤタイヤ :
点火方式 :
種類 :
チューブレス
トランジスタ(デジタル進角)
ヘッドライト :
サイズ :
150/70 ZR17M/C (69W)
メーカー / 銘柄 :
BRIDGESTONE/BT020R
トランスミッション :
ヘッドライト球 :
ハロゲンバルブ
バルブワット数 x 個数 :
ヘッドライト :
12 V, 60 W/55.0 W × 1
1次減速比 :
23/24 × 68/25 (2.606)
41/15 (2.733)
37/19 (1.947)
34/22 (1.545)
メーター灯 :
LED
4速 :
31/25 (1.240)
5
方向指示灯 (後):
12 V, 21.0 W × 2
3速 :
4
方向指示灯 / ポジションランプ :
12 V, 21 W/5.0 W × 2
2速 :
3
テール / ブレーキランプ :
12 V, 5.0 W/21.0 W × 2
1速 :
2
パイロットランプワット数 / 個数 :
6
7
ニュートラルランプ :
5速 :
29/27 (1.074)
12 V, 1.7 W × 1
8
方向指示器表示灯 :
6速 :
27/29 (0.931)
12 V, 1.7 W × 2
オイル残量警告灯 :
2次減速比 :
45/15 (3.000)
12 V, 1.7 W × 1
ヘッドライト上向き表示灯 :
12 V, 1.7 W × 1
8-2
9
U4HMJA 3 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
製品仕様
イモビライザーシステム表示灯 :
LED
エンジンオイル :
1
2
推奨オイル :
ヤマハ4サイクルオイルエフェロ
FX
エンジンオイル量 :
オイルフィルターカートリッジ
3
無交換時 :
4
オイルフィルターカートリッジ
2.00 L
交換時 :
5
2.40 L
ドライブチェーン :
6
7
たわみ量 :
30.0–40.0 mm
ブレーキレバーとブレーキペダル :
スロットルケーブル遊び :
3.0–5.0 mm
8
クラッチレバー先端部遊び :
10.0–15.0 mm
9
フロントディスクブレーキ :
パッド厚さ (内側):
5.5 mm
使用限度 :
パッド厚さ (外側):
後輪 (1名乗車):
250 kPa (2.50 kgf/cm 2)
5.5 mm
使用限度 :
前輪 (2名乗車):
225 kPa (2.25 kgf/cm 2)
0.5 mm
指定ブレーキフルード :
後輪 (2名乗車):
290 kPa (2.90 kgf/cm 2)
DOT 4
リヤディスクブレーキ :
パッド厚さ (内側):
高速走行 :
前輪 (1名乗車):
225 kPa (2.25 kgf/cm 2)
5.5 mm
使用限度 :
後輪 (1名乗車):
0.5 mm
パッド厚さ (外側):
290 kPa (2.90 kgf/cm 2)
前輪 (2名乗車):
225 kPa (2.25 kgf/cm 2)
5.5 mm
使用限度 :
後輪 (2名乗車):
0.5 mm
指定ブレーキフルード :
DOT 4
290 kPa (2.90 kgf/cm 2)
バッテリー :
バッテリー型式 :
ホイールトラベル :
YTX9-BS
ホイールトラベル (前):
130.0 mm
バッテリー容量 :
12 V, 8.0 Ah
ホイールトラベル (後):
117.0 mm
点火タイミング :
点火時期 (B.T.D.C.
):
タイヤ空気圧 (冷間時):
前輪 (1名乗車):
225 kPa (2.25 kgf/cm 2)
3.0 ゜/1350 r/min
スパークプラグ :
メーカー / 型式 :
NGK/CR9E
0.5 mm
8-3
U4HMJA 4 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
製品仕様
プラグギャップ :
0.7–0.8 mm
ヒューズ容量 :
メイン :
30.0 A
ヘッドライト :
2
15.0 A
シグナル :
3
15.0 A
イグニッション :
15.0 A
4
バックアップ :
7.5 A
5
6
7
8
9
8-4
U4HMJA 1 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
ユーザー情報
JAU36640
1
2
リサイクル料金はいただきません。
廃棄を希望する場合は?
ただし、リサイクル費用には運搬および収集
廃棄を希望される二輪車がある場合は、お近
料金は含まれていませんので、廃棄二輪車取
くの「廃棄二輪車取扱店」にご相談ください。
扱店または指定引取場所までの運搬・収集料
廃棄二輪車取扱店とは?
金は、お客様の負担になります。運搬・収集
(社)全国軽自動車協会連合会の登録販売店
で、広域廃棄物処理指定業指定店として登録
3
4
メーカー希望小売価格に含んでいますので、
二輪車を廃棄する場合は?
されているお店が「廃棄二輪車取扱店」で
料金につきましては、廃棄二輪取扱店にご相
談ください。
二輪車リサイクルマークの取り扱い
す。廃棄二輪車を適正処理するための窓口と
この車には、下図の位置に二輪車リサイクル
して、店頭に「廃棄二輪車取扱店の証」が表
マークが貼付されています。
示されています。
廃棄時に二輪車リサイクルマークの有無を
確認しますので、絶対に剥がさないでくださ
5
7
廃 棄二 輪車に 関する お問い 合わ せにつ い
て
いません。
廃棄二輪車に関するお問い合わせは、最寄り
剥がれや破損でリサイクルマーク付き対象
の「廃棄二輪車取扱店」または下記へお問い
車かどうかが不明の場合は、下記へお問い合
9
合わせください。
(財)自動車リサイクル促進センターホーム
わせください。
8
1. 二輪車リサイクルマーク
損による再発行、部品販売の取り扱いはござ
い。二輪車リサイクルマークは、剥がれや破
6
1
ページ
1
http://www.jarc.or.jp/
二輪車リサイクルコールセンター
1. 廃棄二輪車取扱店の証
電話番号 03−3598−8075
リサイクル費用とは?
受付時間 9時30分∼17時00分(土・
廃棄二輪車を適正に処理し、再資源化する費
日・祝日・年末年始等を除く)
用です。二輪車リサイクルマークが車体に貼
付されている二輪車は、リサイクル費用を
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U4HMJA 2 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
ユーザー情報
JAU28370
JAU28450
あなたの車の情報を記入し、控えにして
サービスマニュアル(別売)の紹介
車両情報
サービスマニュアルには、点検・調整や分
モデルラベル
解・組立の方法を写真やイラストを用いて説
パーツオーダー、アフターサービスなどに使
明してあります。車の概要や構造を理解する
用します。
ください。
車名は
XJR400R
モデルラベル
ためにご利用ください。
モデルラベルは、あなたの車を正確に特定す
サービスマニュアルのご注文は、ヤマハ販売
るための情報をコード化したものです。ご相
製品仕様を示しています。
店で受けております。部品番号をお知らせく
談の際には、車名およびモデルラベルの内容
○
ださい。
を正確にご連絡ください。
カラーリングを示しています。
モデルラベルは、シート下のフレームに貼り
●
XJR400R サービ スマニュア ル 部
品番号:
付けてあります。
車台番号、原動機番号
2
3
4
ナンバー登録、自動車保険の加入などに使用
基本版:
QQS-CLT-001-4HM
します。
1
詳しくは、お買い求めの販売店にご相談くだ
追補版:
さい。
QQS-CLT-016-4HM
5
6
※追補版は、マイナーチェンジなどで機構に
変更があったときに、その変更部分のみを説
1
7
明したサービスマニュアルです。基本版とあ
8
わせてご使用ください。
1. モデルラベル
9
2
1. 車台番号
2. 原動機番号
9-2
U4HMJA 3 ページ 2006年10月26日 木曜日 午前9時11分
4HM-JA表紙 06.11.13 8:45 ページ 1
あなたの街のあなたのお店
最寄りのお客様相談窓口については、メンテナンスノートの
巻末をご覧ください。
QQS-CLT-119-4HM
再生紙を使用しています
PRINTED IN JAPAN
2006.11-0.2 × 1 n
(J)