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CT-780用 アップグレードキット
ReferSTAR 78K/Kx2
(MODEL CT-781)
ユ ー ザ ーズ・マニュアル
2006年8月20日発行
REV.1.00
SG043233
安全上のご注意
このたびは、弊社製品をご使用いただき、誠にありがとうございます。本項では、誤った取り扱いによる事故を
未然に防ぐための安全上の注意事項を説明しています。弊社製品をご使用になる前に必ずお読みください。
警告
この表記を無視して誤った取り扱いをすると、死亡や重傷など、人体への重大な障
害をもたらす恐れのある内容について示しています。
注意
この表記を無視して誤った取り扱いをすると、軽傷または中程度の障害をもたらす
恐れのある内容について示しています。また、本品や本品に接続している機器に損
傷を与える可能性がある事項についても示しています。
警告
プラグをコンセント
から抜く
▶発煙、異臭への対処
煙がでている、へんな臭いがするなどの異常がありましたら使用を直ちに中止してく
ださい。そのまま使用すると、火災、感電、故障の原因となります。
すぐに電源ケーブルのプラグをコンセントから抜き、煙などの異常が出なくなるのを
確認し、販売店などに修理をご依頼ください。
水場禁止
▶水分の多いところ、水がかかる場所では、本製品は使用しないで下さい
風呂場や台所など水分の多いところ、水がかかる場所では、本製品は使用しないで下
さい。 火災、感電、故障の原因となります。
禁止
禁止
接触禁止
▶電源ケーブルの取り扱いに注意してください
電源ケーブルを傷つけ、破損、加工、無理な曲げ、引っ張り、ねじり、束ねたりしな
いでください。また、重い物を乗せたり、加熱したりすると電源ケーブルが破損し、
火災、感電、故障の原因となります。
▶医療、軍事、航空宇宙、列車、運送、原子力などの制御設備へは使用しないでくだ
さい
医療機器、軍事機器、航空宇宙機器、運送、原子力などの制御設備などの人命に関わ
るシステムへの使用は意図しておりません。
▶雷が鳴りはじめたら製品に触れないでください
近くに雷が発生したときは、製品本体に触れないでください。また、電源プラグをコ
ンセントから抜いてご使用をお控えください。雷によっては、火災、感電、故障の原
因となることがあります。
注意
電源プラグの
差し込み
▶電源プラグは確実にコンセントに差し込んでください
差し込みが不完全ですと火災、感電、過熱の原因になります。
分解禁止
▶分解・改造しないでください
分解、改造しないでください。怪我、感電、故障の原因となります。本製品の分解、
改造による怪我や事故について、当社は責任を負いかねます。
接触禁止
▶濡れた手での操作は避けてください
濡れた手で電源ケーブル・プラグを抜き差ししないでください。また、製品に触れな
いでください。感電の原因となることがあります。
注意
▶以下のような場所では使用しないでください
本製品を以下のような場所で使用すると、動作不良、故障の原因となります。
・振動や衝撃が加わる場所
・直射日光のあたる場所
・湿気やホコリが多い場所
・温度差の激しい場所
・熱を発生するもの(暖房器具など)の近く
・ 強い磁力、電波が発生するもの(磁石、ディスプレイ、スピーカー、ラジオ、無線機など)
の近く
・湿気の多い場所
子供注意
活線挿抜禁止
安全設計
▶子供の手の届かない場所に置いてください
本製品に装着されている電子部品など子供が飲み込まないように注意してください。
▶通信ケーブルの抜き差しは、電源OFFにして行ってください
本品への通信ケーブル類は活線挿抜しないでください。ケーブルの抜き差しは、必ず本製
品または相手製品の電源がOFF状態にて行ってください。故障の原因になることがあり
ます。
▶安全設計をしてください
本製品を、高度な信頼性を必要とするシステムに使用する場合は、冗長設計、誤動作防止
設計など充分な安全設計を必ず行ってください。本製品の故障、傷害により生じるいかな
る損害、事故について当社は責任を負いかねます。
保管注意
▶長期間使用しない場合の保管について
長期間使用しない場合は、帯電防止袋などに入れ、ホコリなどが入らないようにしてくだ
さい。ホコリが入ると接触不良などの原因になります。
ホコリ注意
▶製品の清掃について
製品にホコリなどが付着すると放熱特性が低下し、 故障の原因になりますので、 下記の「▶
お手入れについて」に従って清掃してください。
薬品注意
▶お手入れについて
ホコリが付着した場合はサンハヤト製 152a ブローなどのガススプレーで吹き飛ばしてく
ださい。
使用注意
▶故障、破損時の処理について
本製品が故障もしくは破損した場合は、速やかに使用を中止して販売店などに修理依頼し
てください。そのまま使用しますと火災、感電、怪我の原因になるおそれがあります。
廃棄注意
▶本製品の廃棄について
本製品の廃棄は、各自治体の廃棄ルールに従ってください。詳しくは各自治体にお問い合
わせください。
AC100V
以外禁止
▶日本国内のみで使用してください
本製品は日本国内の商用 AC100V 電源仕様です。海外では使用できません。AC100V 以外
では絶対に使用しないでください。
本資料についてのご注意
本資料について
・本資料は、電子工作や電子回路、パーソナルコンピュータの操作について一般的な知識をお持ちの方を対
象にしています。
・本資料を元に操作するには、株式会社 NEC エレクトロニクス社製 8 ビットマイコン 78K0S/Kx2 シリー
ズマイコンについての知識や開発環境などが必要です。
・Microsoft 、Windows は米国 Microsoft 社の米国およびその他の国における登録商標です。
・その他、記載されている製品名は各社の商標または登録商標です。
®
®
本資料のご利用にあたって
・この取扱説明書に掲載している内容は、お客様が用途に応じた適切な製品をご購入頂くことを目的として
います。その使用により当社及び第三者の知的財産権その他の権利に対する保証、又は実施権の許諾を意
味するものではありません。また、権利の侵害に関して当社は責任を負いません。
・本資料に記載した情報を流用する場合は、お客様のシステム全体で充分評価し適用可能かご判断願います。
当社では適用可能判断についての責任は負いません。
・本資料に記載してある内容は、一般的な電子機器(学習教材、事務機器、計測機器、パーソナル機器、コ
ンピュータ機器など)に使用されることを目的としています。高い品質や信頼性が要求され、故障や誤作
動が直接人命を脅かしたり人体に危害を及ぼす恐れのある、医療、軍事、航空宇宙、原子力制御、運輸、
移動体、各種安全装置などの機器への使用は意図も保証もしておりません。
・この取扱説明書の一部、又は全部を当社の承諾なしで、いかなる形でも転載又は複製されることは堅くお
断りします。
・全ての情報は本資料発行時点のものであり、当社は予告なしに本資料に記載した内容を変更することがあ
ります。
・この資料の内容は慎重に制作しておりますが、万一記述誤りによってお客様に損害が生じても当社はその
責任を負いません。
・本資料に関してのお問合せ、その他お気付きの点がございましたら、当社までお問合せください。
・本資料に関する最新の情報はサンハヤト株式会社ホームページ(http://www.sunhayato.co.jp/)に掲載し
ております。
目次
目次
1. はじめに……………………………………………………… 6
1.1 この取扱説明書について………………………………………………………………………………………… 6
1.2 主な特長…………………………………………………………………………………………………………… 6
1.3 主な仕様…………………………………………………………………………………………………………… 7
1.4 付属品……………………………………………………………………………………………………………… 7
2. ReferSTAR 78K/Kx2 の構成……………………………… 8
3. 評価ボード CT-7820 の構成… …………………………… 9
3.1 評価用入出力デバイス…………………………………………………………………………………………… 9
3.2 ブレッドボードターミナル……………………………………………………………………………………… 10
4. マイコンボード CT-7821 の構成… …………………… 11
4.1 マイコン IC… …………………………………………………………………………………………………… 11
4.2 ネットワーク……………………………………………………………………………………………………… 12
5. 回路図……………………………………………………… 13
5.1 CT-7820…………………………………………………………………………………………………………… 13
5.2 CT-7821…………………………………………………………………………………………………………… 16
6. LCD モジュール… ……………………………………… 18
<特長>… …………………………………………………………………………………………………………… 18
<インストラクション概要>… …………………………………………………………………………………… 18
<インストラクション詳細>… …………………………………………………………………………………… 20
< DDRAM アドレス>… …………………………………………………………………………………………… 22
< CGROM のキャラクタフォント>……………………………………………………………………………… 23
< CGRAM のパターン>…………………………………………………………………………………………… 24
<初期設定>… ……………………………………………………………………………………………………… 25
改訂履歴……………………………………………………… 26
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
1. はじめに
1. はじめに
1.1 この取扱説明書について
この取扱説明書は ReferSTAR 78K/Kx2(MODEL CT-781)の構成、使用方法、主な仕様について説明したも
のです。
本製品に使用する開発ツールの使用方法については、当社発行の「NEC エレクトロニクス 8 ビット ALL Flash
マイコンシリーズ スタートアップガイド」
、
または NEC エレクトロニクス社が発行する、それぞれのツールのユー
ザーズ ・ マニュアルやオンラインヘルプを参照してください。
1.2 主な特長
ReferSTAR 78K/Kx2 はさまざまな入出力デバイスを搭載した評価ボード CT-7820 と、NEC エレクトロニクス
社製 8bit マイコン 78K0/KE2 シリーズの µPD78F0537D(以下 78K0/KE2 マイコンと呼びます)と REALTEK 社
製ネットワークコントローラ RTL8019 を搭載した着脱可能なマイコンボード CT-7821 がセットになったマイコ
ン・トレーニング・キットです。
本製品をご使用になるには別途当社製品 ReferSTAR 78K(CT-780)が必要です。本製品は ReferSTAR 78K の
評価ボードと入れ替えて使用します。ReferSTAR 78K(CT-780)をお持ちでない場合は別途お買い求めください。
本製品の特長を以下に示します。
● NEC エレクトロニクス社製マイコンの学習 / 評価ができる
78K0/KE2 マイコンをマイコンボードに実装済みです。このマイコンボードをさまざまな評価デバイスが搭
載されている評価ボードに接続することで、容易に 78K0/KE2 マイコンの学習や評価ができます。
● 簡単にプログラム開発ができる
ビジュアル・プログラミング・ソフト「Applilet EZ PL」に対応しています。GUI 上における操作のみで、
78K0/KE2 マイコンの内蔵フラッシュ・メモリに直接書込み可能なオブジェクト・コード(*.hex)の自動生
成から、フラッシュ・メモリ書込みまで行うことができます。
● オンボードでプログラムが書込める
「Applilet EZ PL」で自動生成したオブジェクト・コード(*.hex)は、USB インターフェイスを介して
ReferSTAR 78K/Kx2 ボード上で書き込まれます。これにより、プログラム開発からデバッグ、評価作業ま
でを効率よく行うことができます。
● 入出力デバイスが搭載済み
押ボタンスイッチ、
LED などの基本的な入出力デバイスが搭載されているので、すぐに入出力デバイスを使っ
たプログラムが開発できます。
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
1. はじめに
1.3 主な仕様
ReferSTAR 78K/Kx2(+ ReferSTAR 78K 本体)の主な仕様を以下に示します。
● CT-780 本体
外形寸法
電源
インターフェース
W200 × D200 × H75mm(カバー取り付け時)
AC100V 35W(AC アダプタ 5V 2.5A)
USB-COM
USB × 1(フラッシュ書込み、UART 通信)
FTDI 社 FT232
通信インジケーター LED × 2
MODE 切り替えスイッチ× 1
リセット回路 Power ON、手動リセットスイッチ
● 評価ボード(CT-7820)
外形寸法
入出力デバイス
W172 × D61mm
LED ランプ× 5、押ボタンスイッチ× 4、スライドスイッチ× 2、ブザー× 1、温度セ
ンサー× 1、ボリューム× 1、ステッピングモーター× 1
● マイコンボード(CT-7821)
外形寸法
電源
マイコン
ネットワークコントローラ
W48 × D56 × H22mm
DC 5V 2.5A
78K0/KE2 シリーズ µPD78F0537D
REALTEK RTL8019
CT-7821
CT-7820
CT-780
1.4 付属品
CT-7800(CT-780 の本体ボード)とマイコンボード(CT-7821)を接続するフレキシブルケーブルが付属してい
ます。製品梱包時はフレキシブルケーブルは評価ボード(CT-7820)に装着された状態です。
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
2. ReferSTAR 78K/Kx2 の構成
2. ReferSTAR 78K/Kx2 の構成
ReferSTAR 78K/Kx2 は評価ボード CT-7820 とマイコンボード CT-7821 から構成されています。それぞれの構
成を以下に示します。CT-7820 と CT-7821 はマイコンボード接続用コネクタで接続します。
LCD ディスプレイ
LED ランプ
温度センサー
ブザー
ボリューム
マイコンボード接続用コネクタ
ステッピングモーター
ブレッドボードターミナル
押ボタンスイッチ
スライドスイッチ
ネットワークステータス LED
RJ45 コネクタ
78K0/KE2 マイコン
マイコンボード接続用コネクタ
図2-1 ReferSTAR 78K/Kx2の構成
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
3. 評価ボード CT-7820 の構成
3. 評価ボード CT-7820 の構成
3.1 評価用入出力デバイス
CT-7820 の基板上には評価用入出力デバイスとして、押ボタンスイッチ、LED ランプなどを搭載しています。
表 3-1 に入出力デバイスと、その割付ポートを示します。
表 3-1 入出力ポート割付一覧
機 能
押ボタンスイッチ 1 ~ 4
スライドスイッチ 1、2
ボリューム
温度センサー
LED ランプ 1 ~ 5
ブザー
ステッピングモーター
シリアル通信ポート
LCD モジュール
割付ポート
P30/INTP1
P31/INTP2/OCD1A
P32/INTP3/OCD1B
P33/TI51/TO51/INTP4
ANI0/P20、ANI1/P21
ANI7/P27
ANI6/P26
P00/TI000
P01/TI010/TO00
P02/SO11
P03/SI11
P04/SCK11
P15/TOH0
P60/SCL0
P61/SDA0
P62/EXSCL0
P63
P13/TxD6
P14/RxD6
P70/KR0:DB4
P71/KR1:DB5
P72/KR2:DB6
P73/KR3:DB7
P51:E
P77/KR7:R/W
P76/KR6:RS
入出力
入力
仕 様
論理入力 押下:L
入力
入力
入力
出力
論理入力 上へスライド:L
電源分圧 0 ~ 100%
1/2Vcc 25℃
論理出力 L:点灯
出力
出力
波形出力 セラミック発音体 C カップリング
論理出力
入出力
非同期シリアル
-
「6. LCD モジュール」の章を参照
① ボリューム
10k Ωのボリュームです。Vcc と GND 間を分圧してあり、時計方向に回すと電圧が上がり、78K0/KE2 マ
イコンの ANI7/P27 ポートでの読み取り数値も上がります。読み取り数値の範囲は 0 ~ 255 で、左に回しきっ
たときが 0、右に回しきったときが 255 になります。
② 温度センサー
このセンサーを温めたり冷やしたりすると A/D コンバータの入力値が変化します。温度センサーは 10k Ω
の抵抗と直列に接続され、Vcc と GND 間を分圧してあります。
温度センサーの温度特性を表 3-2 に示します。表中の「ポート読み取り値」は Applilet EZ PL の「アナログ
in」パネル上に表記されるものです。また各値は温度センサー資料より算出した参考値です。
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
3. 評価ボード CT-7820 の構成
表 3-2 温度センサーの温度特性
温度
ポート読み取り値
温度
Min
Typ
Max
241(F1)
243(F3)
244(F4)
-35
237(ED)
239(EF)
241(F1)
-30
233(E9)
235(EB)
-25
227(E3)
-20
ポート読み取り値
温度
Min
Typ
Max
124(7C)
128(80)
131(83)
30
112(70)
116(74)
119(77)
236(EC)
35
101(65)
105(69)
229(E5)
231(E7)
40
90(5A)
220(DC)
223(DF)
225(E1)
45
-15
212(D4)
215(D7)
218(DA)
-10
203(CB)
207(CF)
-5
194(C2)
0
ポート読み取り値
Min
Typ
Max
27(1B)
29(1D)
31(1F)
95
23(17)
26(1A)
28(1C)
108(6C)
100
21(15)
23(17)
25(19)
94(5E)
98(62)
105
18(12)
20(14)
22(16)
81(51)
84(54)
88(58)
110
16(10)
18(12)
20(14)
50
72(48)
75(4B)
79(4F)
115
15(0F)
16(10)
18(12)
210(D2)
55
63(3F)
67(43)
70(46)
120
13(0D)
14(0E)
16(10)
197(C5)
200(C8)
60
56(38)
59(3B)
63(3F)
125
12(0C)
13(0D)
14(0E)
183(B7)
187(BB)
190(BE)
65
49(31)
53(35)
56(38)
130
10(0A)
11(0B)
13(0D)
5
172(AC)
175(AF)
179(B3)
70
44(2C)
47(2F)
50(32)
135
9(09)
10(0A)
12(0C)
10
160(A0)
164(A4)
167(A7)
75
39(27)
41(29)
44(2C)
140
8(08)
9(09)
10(0A)
15
148(94)
152(98)
155(9B)
80
34(22)
37(25)
39(27)
145
7(07)
8(08)
9(09)
20
136(88)
140(8C)
143(8F)
85
30(1E)
33(21)
35(23)
150
7(07)
8(08)
8(08)
(℃)
-40
(℃)
25
(℃)
90
③ ブザー
交流電圧を印加すると鳴動します。
④ ステッピングモーター
二相ハイブリッド型のステッピングモーターです。各出力ポートから順番にパルスを与えることで回転しま
す。
⑤ シリアル通信ポート
マイコン内蔵の UART(UART6)を使ってパソコンとシリアル通信する場合に使用します。パソコンから
見たシリアル通信は仮想 COM ポートを使用して行われます。
通信ポートはフラッシュ・メモリの書込みポートも兼ねていますので、ユーザプログラムで使用する際は、
本体パネルの FLASH 書込み /UART 切り替えスイッチを UART 側に設定してください。
⑥ LCD モジュール
バックライト付き 16 文字× 2 行のキャラクタタイプ LCD モジュールです。各ポートを制御して、LCD モ
ジュールにインストラクションを書込むことにより文字を表示します。
R1 はコントラスト調節用ボリュームです。表示が見えづらいときは調節してください。
LCD モジュールの詳細については「6. LCD モジュール」を参照してください。
3.2 ブレッドボードターミナル
ブレッドボードターミナルを使用して、ブレッドボード上に組み立てた試作回路と 78K0/KE2 マイコンを接続
します。78K0/KE2 マイコンの P5、P6、P10 ~ P12、P16、P17、ANI2 ~ ANI5 端子と接続できます。
このターミナルには 5V を超える電圧を印加しないでください。評価ボード上のデバイスを壊す恐れがあります。
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
10
4. マイコンボード CT-7821 の構成
4. マイコンボード CT-7821 の構成
4.1 マイコン IC
マイコン IC は NEC エレクトロニクス社製 8bit マイコン 78K0/KE2 シリーズの µPD78F0537D を搭載していま
す。表 4-1 にマイコン IC の概略仕様を示します。詳細な仕様は NEC エレクトロニクス社発行の「78K0/KE2 ユー
ザーズ ・ マニュアル」 を参照してください。
表 4-1 µPD78F0537D 概略仕様
メモリ容量
プログラム・メモリ(FLASH メモリ)128k バイト
動作周波数
データ・メモリ(内部高速 RAM:1k バイト、内部拡張 RAM:6k バイト)
メイン・システム・クロック
高速内蔵発振器(8MHz(TYP.))
水晶/セラミック発振(1 ~ 20MHz)
外部クロック入力発振(1 ~ 20MHz)
※ CT-7821 では外部発振 20MHz を供給
サブ・システム・クロック
水晶/セラミック発振(32.768kHz)
低速内蔵発振クロック
電源電圧
動作温度範囲
内蔵周辺機能
多機能タイマ
ウォッチドッグ・タイマ
シリアルインターフェイス
低速内蔵発振器(240kHz(TYP.))
VDD = 1.8 ~ 5.5V
※ CT-7821 では 5V を供給
- 40 ~ +85℃
16 ビットタイマ/イベントカウンタ:2 チャネル
8 ビットタイマ/イベントカウンタ:2 チャネル
8 ビットタイマ:2 チャネル
時計用タイマー:1 チャネル
タイマ出力:6 本(PWM:4 本、PPG:2 本)
1 チャネル
UART(LIN-bus 対応):1 チャネル
3 線式シリアル I/O/UART:1 チャネル
3 線式シリアル I/O:1 チャネル
クロック出力
I2C バス:1 チャネル
10 ビット:8 チャネル
入出力ポート:50 本
出力ポート:1 本
N-ch オープンドレイン入出力ポート:4 本
156.25kHz、312.5kHz、625kHz、1.25MHz、2.5MHz、5MHz、10MHz
ブザー出力
2.44kHz、4.88kHz、9.77kHz、19.54kHz
乗除算器
内蔵
割り込み
外部要因:9 内部要因:19
パワーオン・クリア(POC)回路
低電圧検出(LVI)回路
内蔵
内蔵
A/D 変換器
汎用ポート
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
11
4. マイコンボード CT-7821 の構成
4.2 ネットワーク
CT-7821 はネットワークコントローラ RTL8019 を搭載しています。これにより、イーサネット(10BASE-T)でネッ
トワークに接続することができます。RJ-45 コネクタにはネットワークケーブル(10BASE-T 対応)をつなぎます。
ネットワークに接続すると、ネットワークステータス LED が点灯、または点滅します。詳細はネットワークコン
トローラのマニュアルを参照してください。
ネットワークコントローラのポート割付は以下のようになっています。
表 4-2 ネットワークコントローラのポート割付
µPD78F0537D
P40
P41
P42
P43
P120/INTP0/EXLVI
P70/KR0
P71/KR1
P72/KR2
P73/KR3
P74/KR4
P75/KR5
P76/KR6
P77/KR7
P140/PCL/INTP6
P141/BUZ/INTP7
P50
P53
P130
RTL8019
SA0
SA1
SA2
SA3
SA4
SD0
SD1
SD2
SD3
SD4
SD5
SD6
SD7
IORB
IOWB
AEN
IOCHRDY
RSTDRV
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
12
D
C
1
P50
P5
P6
P70
P71
P72
P12
P11
P10
ANI7
ANI6
ANI5
5
6
7
8
9
10
11
P13/TxD6
P12/SO10
P11/SI10/RxD0
P10/SCK10/TxD0
ANI7/P27
ANI6/P26
ANI5/P25
FLMD0
10
11
P51
P13
4
P14/RxD6
1
9
P52
P14
3
P15/TOH0
U2A
TC74VHC00FT(EL)
8
P53
P15
16
P77
P63
P62
P61
P60
ANI0
P4
P3
P2
P1
17
18
19
20
ANI0/P20
P04/SCK11
P03/SI11
P02/SO11
P01/TI010/TO00
VCC.BUS
MODE
RESET
PWREN
TxD
RxD
RTS
CTS
DTR
DSR
DCD
RI
52271-1679
CN4
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
P5.L
R13470
R12
10k
P5.L
2
C8
47u/16v
5
6
7
8
4
3
2
1
5
2
13
3
3
U1C SN74AHC14PWR
6
4
RESET
FLMD0
P33/TI51/TO51/INTP4
P32/INTP3/OCD1B
P31/INTP2/OCD1A
P30/INTP1
P60/SCL0
P61/SDA0
P62/EXSCL0
P63
P77/KR7
P76/KR6
P75/KR5
P74/KR4
P73/KR3
P72/KR2
P71/KR1
P70/KR0
P06/TO01’ 2/TI011
P05/SSI11’ 2/TI001
P50
P51
P52
P53
+5V
+5V
CN2
2552-2X13G
4
11
10
9
P73
P72
P71
P70
P77
P76
P75
P74
4
P14
P13
INT_RSTP
EXT_RSTN
8 MPU_RST
U2C
U2D
TC74VHC00FT(EL) TC74VHC00FT(EL)
25
24
23
U1B
12
SN74AHC14PWR
SN74AHC14PWR 5
1
U1A
6
U2B
TC74VHC00FT(EL)
MNR04M0ABJ101
R17
R14
MNR04M0ABJ103
4
MPU_RST 26
GND
26
GND
2
FLMD0
GND
25
GND
3
P33
P120
24
P120/INTP0/EXLVI
P5.L
P32
P140
23
P140/PCL/INTP6
22
P31
21
P30
P0
P141
21
22
P00/TI000
P141/BUZ/INTP7
20
19
18
17
15
P76
ANI1
ANI2/P22
15
14
P75
ANI2
14
ANI3/P23
16
13
P74
ANI3
ANI1/P21
12
P73
ANI4
12
13
7
6
5
4
ANI4/P24
5
6
7
8
4
3
2
1
B
2
+5V
P16
2
P17/TI50/TO50
P16/TOH1/INTP5
3
1
+5V
P5.L
P17
1
3
P5.L
5
6
7
8
4
3
2
1
5
6
7
8
R20
MNR04M0ABJ103
4
3
2
1
R22
MNR04M0ABJ103
P14
CN1
2552-2X13G
2
P13
A
1
13
5
12
U1F
SN74AHC14PWR
5
3
4
1
2
3
4
P17
P16
P12
P11
P10
EXT_RSTN
C3
0.1u/25V
11
P5.L
10
1
ANI2
7
14
5
6
7
8
4
3
2
1
8
7
6
5
GND
6
0.1u/25V
C2
7
GND
VCC
SN74AHC14PWR
VCC
U1G
14
TP3
ICC04-050-350
TP2
ICC04-050-350
TC74VHC00FT(EL) P5.L
8
5
4
3
2
1
MNR04M0ABJ101
5
R37
TP1
ICC04-050-350
U2E
470p/50V
9
4
3
2
1
MNR04M0ABJ101
5
5
6
7
8
U1D
SN74AHC14PWR
3
2
ANI4
ANI3
C1
4
ANI5
R3 470
U1E
SN74AHC14PWR
2
P5
R38
R36
MNR04M0ABJ101
1
P6
6
CT-7820
Product
7
7
8
CT-7820回路図
Title
INT_RSTP
OCD_TMG
ANI[7..0]
P[141..0]
8
1/3
Sheet
D
C
B
A
5. 回路図
5. 回路図
5.1 CT-7820
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
13
14
D
C
B
1
3
4
1
2
3
4
1
2
3
4
1
2
3
4
1
2
4.7K
R26
P5.L
4.7K
R33
P5.L
4.7K
R34
P5.L
4.7K
R35
P5.L
470
R30
470
R27
470
R28
470
R29
OCD_TMG
2
PUSH SWITCH INPUTS
PUSH4
S4
SKHHAM010S
PUSH3
S3
SKHHAM010S
PUSH2
S2
SKHHAM010S
PUSH1
S1
SKHHAM010S
2
3
P5.L
10
9
5
4
7
14
GND
VCC
3
8
U3C
TC74VHC00FT(EL)
6
U3B
TC74VHC00FT(EL)
U3E
TC74VHC00FT(EL)
11
U3D
TC74VHC00FT(EL)
C4
0.1u/25V
13
12
2
1
U3A
TC74VHC00FT(EL)
3
P33
P32
P31
P30
4
4
1
2
3
SLIDE2
4.7K
R24
P5.L
4.7K
R25
470
R31
470
R32
SLIDE SWITCH INPUTS
1
2
3
S6
MMS-A-1-2N
SLIDE1
S5
MMS-A-1-2N
P5.L
5
5
ANI1
ANI0
TH1
P5.L
6
R4
10K
0.1
C11
R18
470
7
C10
470
CT-7820
Product
0.1
R15
2
10K(B)
P5.L
ANALOG POD INPUT
R2
7
TEMPERTUER SENSOR INPUT
NTCDS3HG103JC3NB
6
3
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
1
A
1
ANI7
ANI6
8
CT-7820回路図
Title
P[141..0]
ANI[7..0]
8
2/3
Sheet
D
C
B
A
5. 回路図
D
C
B
1
2
2
P[141..0]
P60
P61
P62
P63
P51
P77
P76
P73
P72
P71
P70
R19
47k
3
1u/25V
C12
R21
22 1/4W
P5.L
P5.L
R23
22 1/4W
5
6
7
8
K
A
DB7
DB6
DB5
DB4
DB3
DB2
DB1
DB0
E
R/W
RS
VO
VDD
VSS
CN3
FH21-16S-1DS
4
2
4
LGND
PGND1
PGND2
PGND2
VM1
VM2
OUT1A
OUT1B
OUT2A
OUT2B
15
6
7
4
9
3
10
5
8
1u/25V
VDD
PSAVE
IN1A
IN1B
IN2A
IN2B
U4
MPC17C724EP/R2
P5.L2
C9
14
P5.L2
2
TB_SHORT2_V1
TB1
1u/25V
16
13
1
2
12
11
1
P5.L
LCD
CONTRAST
TO LCD MODULE
SC1602P
16 CHARACTERS x 2
LINES
C7
R11
MNR04M0ABJ103
P5.L
R1
2K(B)
P5.L
R16
MNR04M0ABJ101
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
LCD MODULE
4
3
2
1
3
5
6
7
8
4
3
2
1
1
3
A
1
5
1u/25V
C6
P5.L2
5
L-934SED 1
L-934SRD-G
1
P3
P4
2
LED5
2
LED4
2
LED3
2
LED2
2
LED1
LED DISPLAYS
L-934SYD 1
L-934SGD 1
P1
P2
L-934PBD-A
1
P0
470
R5
470
R6
470
R7
470
R8
470
R9
6
P5.L
6
CT-7820
Product
P15
BZ1
GT-111P
1u/25V
C5
R10
470
7
TB2
TB-PAD4
8
8
CT-7820回路図
Title
1
2
3
4
SOUND OUTPUT
7
3/3
Sheet
D
C
B
A
5. 回路図
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
15
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
D
C
B
A
SML-210MTT86
1GRN
LED4
SML-210VTT86
1RED
LED3
1
0
1
(2)
3
4
5
1
2
3
4 RESET
5 TxD6
6 RxD6
XTB1
&CON-7P-2.54
7 FLMD0
6
2
3
GND
22p(CH)
26
GND
R15
10K
C11
25
P5.L P5.L
Y3
SSP-T7 12.5PF
24
P140/PCL/INTP6
R1 220K
P120/INTP0/EXLVI
21
P00/TI000
1u/25V
23
20
C6
P141/BUZ/INTP7
19
P02/SO11
P01/TI010/TO00
P141
P140
P120
P43
P42
P41
P40
P130
3
22
18
15
ANI1/P21
P03/SI11
14
ANI2/P22
16
13
ANI3/P23
17
12
ANI4/P24
ANI0/P20
11
P04/SCK11
10
ANI6/P26
ANI5/P25
P11/SI10/RxD0
ANI7/P27
7
P12/SO10
9
6
P13/TxD6
8
5
P14/RxD6
P10/SCK10/TxD0
3
4
P15/TOH0
2
2542-2X13G
CN2
2
2
P16/TOH1/INTP5
1K
R10
1K
R5
1
P5.L
P5.L
P17/TI50/TO50
P01
P00
2
22p(CH)
C10
P5.L
57
58
59
60
61
62
63
64
1
2
3
4
5
6
7
8
48
49
50
51
52
53
54
55
56
39
40
41
42
43
44
45
46
47
4
P130
P04/SCK11
P03/SI11
P02/SO11
P01/TI010/TO00
P00/TI000
P141/BUZ/INTP7
P140/PCL/INTP6
P120/INTP0/EXLVI
P43
P42
P41
P40
RESET
P124/XT2/EXCLKS
P123/XT1
AVSS
ANI7/P27
ANI6/P26
ANI5/P25
ANI4/P24
ANI3/P23
ANI2/P22
ANI1/P21
ANI0/P20
P17/TI50/TO50
P16/TOH1/INTP5
P15/TOH0
P14/RxD6
P13/TxD6
P12/SO10
P11/SI10/RxD0
P10/SCK10/TxD0
AVREF
U2
uPD78F0537DGA-9EV-A
4
P121/X1/OCD0A
P122/X2/EXCLK/OCD0B
FLMD0
REGC
EVSS
VSS
EVDD
VDD
P30/INTP1
P53
P52
P51
P50
P31/INTP2/OCD1A
P32/INTP3/OCD1B
P05/SSI11/TI001
P06/TO01/TI011
P70/KR0
P71/KR1
P72/KR2
P73/KR3
P74/KR4
P75/KR5
P76/KR6
P77/KR7
P33/TI51/TO51/INTP4
P63
P62/EXSCL0
P61/SDA0
P60/SCL0
11
10
9
12
14
13
16
15
38
37
36
35
34
33
32
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
5
5
Y2
CSTCE20M0V510-B0
1u/25V
1u/25V
1u/25V
C18
C7
C9
P5.L
6
6
P70
P71
P72
P73
P74
P75
P76
P77
P50
P53
CT-7821
Product
P5.L
7
4.7u/6.3V
C2
7
1
2
3
4
16
8
7
6
5
1
8
CT-7821回路図
Title
1/2
Sheet
RESET
P[30..141]
FLMD0
26
R2
NMR04M0ABJ103
P32/INTP3/OCD1B
P33/TI51/TO51/INTP4
24
25
P31/INTP2/OCD1A
23
P60/SCL0
P30/INTP1
21
22
P61/SDA0
19
20
P63
P62/EXSCL0
18
P77/KR7
16
17
P75/KR5
P76/KR6
15
P74/KR4
13
14
P72/KR2
P73/KR3
12
P71/KR1
10
11
P06/TO01’ 2/TI011
P70/KR0
9
P05/SSI11’ 2/TI001
8
P51
P50
7
P52
6
P53
5
3
4
+5V
+5V
2
CN3
2542-2X13G
1
8
D
C
B
A
5. 回路図
5.2 CT-7821
D
C
B
1
P[30..141]
2
P5.L
2
6
1
3
IN2
IN1
IN0
GND
Vcc
Y
U3
SN74LVC1G97DCKR
2
5
4
C21
P130
0.1u/25V
P5.L
P120
P43
P42
P41
P40
P141
P140
P53
P50
P77
P76
P75
P74
P73
P72
P71
P70
3
10K
R14
R12
NMR04M0ABJ103
1
2
3
4
8
7
6
5
R13
NMR04M0ABJ103
P5.L
1
2
3
4
8
7
6
5
P5.L
13
12
11
10
9
8
7
5
23
22
21
20
19
18
16
15
27
26
25
24
35
34
33
32
31
30
29
43
42
41
40
39
38
37
36
87
88
90
91
92
93
94
95
96
4
3
2
1
100
99
98
97
SA7
SA6
SA5
SA4
SA3
SA2
SA1
SA0
SA15
SA14
SA13
SA12
SA11
SA10
SA9
SA8
SA19
SA18
SA17
SA16
IOCHRDY
AEN
RSTDRV
SMEMWB
SMEMRB
IOWB
IORB
[IRQ2/9]
[IRQ3]
[IRQ4]
[IRQ5]
[IRQ10]
[IRQ11]
[IRQ12]
[IRQ15]
4
GND
GND
GND
GND
GND
GND
VDD
VDD
VDD
VDD
VDD
VDD
X2
X1
TX+
TXCDCD+
RXRX+
LEDBNC
TPOUT-
LED0 [LED_COL] [LED_LINK]
LED1 [LED_RX] [LED_CRS]
LED2 [LED_TX]
AUI
JP
BA21 [PNP]
BA20 [BS0]
BA19 [BS1]
BA18 [BS2]
BA17 [BS3]
IOCS16B [SLOT16]
BA16 [BS4]
BA15
SD15
BA14 [PL0]
SD14
BCSB
BD0 [IOS3]
SD13
SD12
BD1 [IOS2]
SD11
BD2 [IOS1]
SD10
BD3 [IOS0]
BD4 [IRQS2]
SD9
SD8
BD5 [IRQS1][EESK]
BD6 [IRQS0][EEDI]
SD7
BD7 [PL1][EEDO]
SD6
EECS
SD5
SD4
TPIN+
SD3
SD2
TPINSD1
SD0
TPOUT+
INT0
INT1
INT2
INT3
INT4
INT5
INT6
INT7
U4
RTL8019AS
4
Y1
14
28
44
52
83
86
6
17
47
57
70
89
5
0.1u/25V
C19
P5.L
CXZ49GFB20000H0PES
51
50
49
48
53
54
55
56
60
46
45
58
59
61
62
63
64
65
66
67
68
69
71
72
73
74
75
85
84
82
81
80
79
78
77
76
5
1
2
3
4
0.1u/25V
C20
22p(CH)
C4
CS
CLK
DI
DO
0.1u/25V
C17
22p(CH)
C8
VCC
NC
NC
VSS
U1
93LC46B-I/SN
0.1u/25V
C16
8
7
6
5
0.1u/25V
C15
R11
200
C12
0.1u/25V
P5.L
C5
6
1
7
1000p/50V
8
6
2
1000p/50V
3
0.1u/25V
C13
C14
6
Product
7
8
7
6
5
4
3
CT-7821
TB1
F.GND
8
8
CT-7821回路図
Title
1
1000P/2kV
75
R6
75
R8
2
C1
75
R7
75
R9
LED2
SML-210DTT86
ORG
ACT
LED1
SML-210MTT86
GRN
LINK
CN1
RJ-45
1
1000P/2kV
9
10
11
14
15
16
R3
1K
R4
1K
P5.L
C3
T1
20F001NG
7
2
1
2
1
3
S
A
1
2/2
Sheet
D
C
B
A
5. 回路図
P130
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
17
6. LCD モジュール
6. LCD モジュール
この資料は台湾 Sunlike Display Tech 社のデータシートを了承の元に作成したものです。
<特長>
・文字構成 5 × 7 ドット(カーソル付)
・コントローラ内蔵
・電源 5V
・1/16 Duty Cycle
表 6-1 液晶モジュール各寸法
項目
寸法(mm)
モジュールサイズ(W × H × T)
有効表示領域(W × H)
文字サイズ(W × H)
文字ピッチ(W × H)
ドットサイズ(W × H)
ドットピッチ(W × H)
53.0 × 20.0 × 8.0
36.0 × 10.0
1.85 × 3.15
2.15 × 4.25
0.33 × 0.35
0.38 × 0.40
表 6-2 液晶モジュール端子
NO.
1
2
3
4
5
6
7
8
記号
VSS
VCC
VO
RS
R/W
E
DB0
DB1
機能
GND
電源
コントラスト調整
レジスタ選択
Read/Write 選択
動作起動信号
Data Bit 0
Data Bit 1
NO.
9
10
11
12
13
14
15
16
記号
DB2
DB3
DB4
DB5
DB6
DB7
A
K
機能
Data Bit 2
Data Bit 3
Data Bit 4
Data Bit 5
Data Bit 6
Data Bit 7
LED Power
LED Power
<インストラクション概要>
液晶モジュールは、インストラクションを書き込むことで表示の制御を行います。表示するパターンは、あらか
じめモジュール内の CGROM(Character Generator ROM)に用意されている文字パターンか、ユーザーが作成
し、CGRAM(Character Generator RAM)に格納したパターンを選びます。パターンの表示位置は表示データ
DDRAM(Display Data RAM)のアドレスで指定します。
各インストラクションの実行時間を十分にとってから、次のインストラクションを書き込むようにしてください。
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
18
6. LCD モジュール
表 6-3 インストラクション概要
インストラク
ション
コード
RS R/W DB7 DB6 DB5 DB4 DB3 DB2 DB1 DB0
表示クリア
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
カーソルホーム
0
0
0
0
0
0
0
0
1
*
エントリーモー
ドセット
0
0
0
0
0
0
0
1
I/D
S
表示オン / オフ
0
0
0
0
0
0
1
D
C
B
カーソル/表示
シフト
0
0
0
0
0
1
*
*
ファンクション
セット
0
0
0
0
1
DL
*
*
CGRAM ア ド レ
スセット
0
0
0
1
DDRAM ア ド レ
スセット
0
0
1
ADD
BF /アドレス読
み出し
0
1
BF
AC
C G R A M 、
DDRAM へ の 1
データ書込み
C G R A M 、
DDRAM か ら の 1
データ読み出し
略称の説明
*
DDRAM
CGRAM
ADD
ACG
AC
S/C R/L
N
F
ACG
内容
表示をクリアし、カーソルをホー
ム位置へ戻します。
カーソルをホーム位置へ戻しま
す。シフトしていた表示も元へ戻
ります。
データの書込み及び読み出し時
に、 カ ー ソ ル の 進 む 方 向(I/D)、
表示をシフトさせるかどうか(S)
の設定をします。
全表示のオン / オフ(D)、カーソ
ルのオン / オフ(C)、カーソル位
置にある桁のブリンク(B)を設
定します。
DDRAM の内容を変えずに、カー
ソルの位置(S/C)と表示シフト
(R/L)の設定をします。
インターフェイスデータ長(DL)、
デューティ(N)、及びドット数(F)
を設定します。
AC に CGRAM のアドレスをセッ
トします。以後、送受するデータ
は、CGRAM のデータです。
AC に DDRAM のアドレスをセッ
トします。以後、送受するデータ
は、DDRAM のデータです。
モジュールが内部動作中であるこ
とを示す BF 及び AC の内容を読
み出します。
実行時間
(max.)
1.64ms
1.64ms
40 μ s
40 μ s
40 μ s
40 μ s
40 μ s
40 μ s
0μs
0
書込みデータ
CGRAM または DDRAM にデータ
46 μ s
を書込みます。
tADD=6 μ S
1
読み出しデータ
CGRAM または DDRAM からデー
46 μ s
タを読み出します。
tADD=6 μ S
無効のビット
Display Data RAM
Character Ganerator RAM
DDRAM のアドレス
CGRAM のアドレス
DDRAM、CGRAM の
アドレスカウンタ
実行時間について
実行時間はクロック発振周波数が 250kHz
の時の値です。
信号の説明 -1
信号
I/D
値
0
1
S
0
1
D
0
1
C
0
1
B
0
1
S/C
0
1
R/L
0
1
DL ※ 1 0
1
N※2 0
1
信号の説明 -2
内容
F
0 5 × 7 ドットマトリクス
デクリメント
1 5 × 10 ドットマトリクス
インクリメント
BF
0 インストラクション受付可
表示をシフトしない
1 内部動作中
表示はシフトさせる
※ 1 CT-201 の回路構成上 0(4 ビット)
表示オフ
表示オン
に設定してください。
カーソルオフ
※ 2 CT-201 搭 載 モ ジ ュ ー ル で は 1
カーソルオン
ブリンクオフ
(1/16)に設定してください。
ブリンクオン
カーソル移動
表示シフト
左シフト
右シフト
4 ビット
8 ビット
1/8 または
1/11 デューティ
1/16 デューティ
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
19
6. LCD モジュール
<インストラクション詳細>
以下に各インストラクションの詳細を示します。
・表示クリア
表示クリア後、カーソルをホーム位置(00 番地)へ戻します。
DDRAM の全アドレスに対して 20H(スペースコード)が書かれ、AC に DDRAM アドレスの 00H 番地が書
かれます。
表示クリア実行後はエントリーモードはインクリメント(I/D=1)となっています。
・カーソルホーム
カーソルをホーム位置(00 番地)へ戻し、シフトしていた表示を元に戻します。
AC に DDRAM アドレスの 00H 番地が書かれます。
カーソルホーム実行後、DDRAM の内容は変わりません。
・エントリーモードセット
カーソルの進む方向と、表示のシフトを設定します。
< I/D:DDRAM、CGRAM 読み書きの際にアドレスを+ 1 あるいは- 1 するかを設定するビット>
I/D=0 カーソル/ブリンクは左へ移動し、DDRAM のアドレスが+ 1 されます。
I/D=1 カーソル/ブリンクは右へ移動し、DDRAM のアドレスが- 1 されます。
< S:DDRAM 書込みの際に表示全体を左右どちらかにシフトするかを設定するビット>
S
1
1
0
I/D
0
1
*
右にシフトします。
左にシフトします。
表示はシフトしません。
・表示オン/オフ
表示、カーソルのオン/オフ、カーソル位置の文字のブリンクを設定します。カーソルのオン/オフおよびブ
リンクは AC で指定される DDRAM のアドレスで行われます。
< D:表示オン/オフを切り替えるビット>
D=0 表示をオフします。DDRAM にはデータが残っています。
D=1 表示をオンします。
< C:カーソルのオン/オフを切り替えるビット>
C=0 カーソルをオフします。I/D ビットには設定が残っています。
C=1 カーソルをオンします。
< B:カーソル位置の文字のブリンクを設定するビット>
B=0 カーソルをオンします。
カーソル位置の文字がブリンクします。ブリンクは 1 に設定したドット(表示)を 0(消灯)に切り替える
B=1
ことで行われます。
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
20
6. LCD モジュール
・カーソル/表示シフト
DDRAM の内容を書き換えずにカーソルと表示位置のシフトを行います。
DDRAM データの修正、検索に使用できます。
< S/C:カーソルシフトか表示シフトかを設定するビット R/L:左右を設定するビット>
S/C
0
0
1
1
R/L
0
1
0
1
カーソルが左へシフトします。AC の値を- 1 します。
カーソルが右へシフトします。AC の値を+ 1 します。
表示全体(カーソル)を左へシフトします。AC は変わりません。
表示全体(カーソル)を右へシフトします。AC は変わりません。
・ファンクションセット
< DL:インターフェイスデータ長を設定するビット>
4 ビットモード(DB7 ~ DB4 を使用)に設定します。この設定の場合、上位 4 ビット転送、下位 4 ビット
転送の順で 2 回設定します。
DL=1 8ビットモード(DB7 ~ DB0 を使用)に設定します。
DL=0
< N:デューティを設定するビット※ F:フォントのドット構成を設定するビット>
N
1
0
0
F
*
0
1
2 行表示します。フォントドット構成の設定(F)は無効となり、5 × 7 ドットとなります。
1 行、5 × 7 ドットとなります。
1 行、5 × 10 ドットとなります。
※ CT-201 の場合は、N=1 に設定してください。
・CGRAM アドレスセット
AC へ CGRAM のアドレスを設定します。この設定以降、マイコンからの書込み、読み出しは CGRAM に対
して行われます。
・DDRAM アドレスセット
AC へ DDRAM のアドレス設定します。この設定以降、マイコンからの書込み、読み出しは DDRAM に対し
て行われます。
・BF /アドレス読み出し
液晶モジュールがインストラクション実行中かどうかを調べるためのインストラクションです。読み出した結
果、BF ビットが 1 の場合は、0 になるまで次のインストラクションを実行しないでください。このインスト
ラクションでは AC の値を読み出すこともできます。
・CGRAM、DDRAM へのデータ書込み
8 ビットのデータを CGRAM、DDRAM へ書込みます。CGRAM アドレスセットのあとに書き込んだ場合は、
CGRAM へ、DDRAM アドレスセットのあとに書き込んだ場合は DDRAM へ書込みます。このインストラク
ション実行後、エントリーモードセットの設定内容に従って AC が+ 1 あるいは- 1 されます。
・CGRAM、DDRAM からのデータ読み出し
CGRAM、DDRAM から 8 ビットのデータを読み出します。CGRAM アドレスセットのあとに読み出した場
合は、CGRAM から、DDRAM アドレスセットのあとに読み出した場合は DDRAM から読み出します。
CGRAM/DDRAM アドレスセット命令を実行せずにこの読み出し命令を実行した場合、1 回目に読み出した
データは無効になります。連続して読み出し命令を実行した場合は、2 回目からデータが正常に読み出されま
す。
カーソルシフトインストラクションの実行でカーソルシフト実行後は、DDRAM アドレスセットインストラ
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
21
6. LCD モジュール
クションとみなされるので DDRAM アドレスセットインストラクションを実行する必要はありません。
このインストラクション実行後、エントリーモードの設定内容に従って AC が+ 1 あるいは- 1 されますが、
表示のシフトは行われません。
CGRAM、DDRAM 書込みインストラクション実行後は、エントリーモードに設定にしたがって AC が+ 1 あ
るいは- 1 されますが、直後に読み出しを行った場合はその以前の AC が指す内容が読み出されます。
<DDRAMアドレス>
液晶モジュールの表示位置を指定するアドレスです。(HEX)
表 6-4 DDRAM アドレス
表示桁 1
1 行目 00
2 行目 40
2
01
41
3
02
42
4
03
43
5
04
44
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
22
6
05
45
7
06
46
8
07
47
9
08
48
10
09
49
11
0A
4A
12
0B
4B
13
0C
4C
14
0D
4D
15
0E
4E
16
0F
4F
6. LCD モジュール
<CGROM のキャラクタフォント>
液晶モジュールに表示するためにあらかじめ用意されたキャラクタパターンです。(HEX)
表 6-5 CGROM キャラクタフォント
上位4ビット(D4~D7)HEX
0
1
2
3
4
下位4ビット(D0~D3)HEX
5
6
7
8
9
A
B
C
D
E
F
0
CG
RAM
(1)
CG
RAM
(2)
CG
RAM
(3)
CG
RAM
(4)
CG
RAM
(5)
CG
RAM
(6)
CG
RAM
(7)
CG
RAM
(8)
CG
RAM
(1)
CG
RAM
(2)
CG
RAM
(3)
CG
RAM
(4)
CG
RAM
(5)
CG
RAM
(6)
CG
RAM
(7)
CG
RAM
(8)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
A
B
C
D
E
F
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
23
6. LCD モジュール
<CGRAMのパターン>
独自のパターンを作成し表示させる場合は、CGRAM へパターンを格納します。8 種類のパターンが格納できます。
・パターンの作り方
表示するドットには 1 を、消去するドットには 0 を設定します。パターンの 8 行目はカーソル位置で、カーソ
ルと CGRAM データの論理和をとって表示されるので、カーソル表示を行う場合には 8 行目の CGRAM デー
タを 0 にしてください。8 行目のデータを 1 にすると、カーソルの有無に関係なく 1 ドットが点灯します。
・パターンを書き込む時
パターンは横 5 ドットづつを 8 回に分けて書込みます。
・パターンを読み出す時
読み出す場合は、8 × 5 ドットのパターンを一度に読み出します。どのパターンを読み出すかは 0 ~ 2 ビット
で決定しますが、ビット 3 は無効なので 00H と 08H では同じ文字が選択されます。
表 6-6 CGRAM パターン
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
24
0
1
0
1
0
1
0
1
*
*
*
0
0
0
0
1
1
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
1
0
1
0
1
0
1
*
*
*
0
1
0
0
1
0
0
0
1
1
1
1
1
1
1
0
1
0
0
1
1
0
0
0
1
0
0
0
0
0
1
0
1
0
1
0
1
0
0
0
1
0
1
1
1
0
1
0
0
1
0
0
1
0
0
0
1
0
0
1
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
1
1
1
0
………
0
0
1
1
0
0
1
1
*
1 0
Low
………
0
0
0
0
1
1
1
1
*
2
………
*
3
………
0
1
0
1
0
1
0
1
4
………
0
0
1
1
0
0
1
1
………
1 1 1
0
0
0
0
1
1
1
1
………
0 * 1 1 1
0 0 1
5
………
0 0 0
0 0 0
7
6
High
………
0 * 0 0 1
………
………
………
………
………
………
………
………
0 0 0
0 * 0 0 0
5 4 3 2 1 0
High
Low
………
0 0 0
3 2 1 0
Low
パターンの作り方
………
7 6 5 4
High
パターンを
書き込む時のアドレス
………
………
………
パターンを
読み出す時のアドレス
1
1
1
1
1
1
1
1
0
1
0
0
0
1
1
0
1
0
1
0
1
1
0
0
0
1
0
1
1
1
1
1
1
1
1
0
0
0
0
0
カーソル
6. LCD モジュール
<初期設定>
以下の手順に従って初期設定を行ってください。(ReferSTAR 78K/Kx2 の回路構成よりインターフェイスデータ
長を 4 ビットに設定する方法を示します。
)
液晶モジュールは電源投入後はインターフェイスデータ長が何ビットに設定されているかわかりませんので、ファ
ンクションセットを 2 回以上行って、まず 8 ビットに設定してから 4 ビットに設定します。
電源オン
VDD が 4.5V に達して
から 45ms 以上待つ
RS R/W DB7 DB6 DB5 DB4
0
0
0
0
1
1
4.1ms 以上待つ
RS R/W DB7 DB6 DB5 DB4
0
0
0
0
1
1
100μs 以上待つ
RS R/W DB7 DB6 DB5 DB4
0
0
0
0
1
1
RS R/W DB7 DB6 DB5 DB4
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
1
0
0
0
N
0
F
0
1
*
0
*
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
I/D
1
S
0
初期設定終了
図6-1 インターフェイスデータ4ビット長の初期設定例
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
25
改訂履歴
Rev.
発行日
1.00
2006/08/20
ページ
-
改訂内容
初版発行
ReferSTAR 78K/Kx2 ユーザーズマニュアル
発行日 2006 年 8 月 20 日 Rev1.00
発 行 サンハヤト株式会社 〒 170-0005 東京都豊島区南大塚 3 丁目 40 番 1 号
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SG043233