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DS4-2452
空間光伝送装置
SOT−GS508/808/1508シリーズ
取扱説明書
東洋電機株式会社
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DS4-2452
目
次
1.はじめに
3
2.概
要
3
3.構
成
3
4.主な仕様
5
5.各部の名称及び機能
6
6.取り付け
7
7.接続と配線
9
8.光軸調整
12
9.動
作
12
10.信号インタ−フェィス
14
11.タイムチャ−ト
15
12.信号論理
16
13.保守点検
17
14.使用上の注意点
17
15.外 形 図
18
16.保
証
19
17.連 絡 先
19
18.改訂覆歴
20
- 2 -
DS4-2452
1.はじめに
このたびは、空間光伝送装置SOT−GS508/808/1508シリーズを
ご採用頂き、ありがとうございます。
ご使用前には、本書をよくお読み頂き、正しくお使い下さるようお願い致します。
2.概
要
この装置は、光の空間伝播を利用したデータ伝送装置です。
全二重双方向のシリアルデータを扱うことができます。
外部機器との接続には、コネクタ方式のため、メンテナンスが容易です。
相互干渉防止のため、組み合せを選択することができます。
マルチドロップ接続により、1:Nの通信ができます。
3.構 成
(1)形 式
SOT− GS
□□
8
□
□
オプション
無印:標準
搬送周波数
タイプ
送信周波数
A
6.0MHz
B
5.5MHz
C
6.5MHz
D
4.5MHz
受信周波数
5.5MHz
6.0MHz
4.5MHz
6.5MHz
電源、インターフェイス仕様
8 : DC 電 源 、 RS485 トライステート
伝送距離
50:50m
80:80m
150:150m
シリーズ形式
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(2)組 み 合 せ (例 )
SOT-GS1508A
SOT-GS1502B
補助出力
←
→補助出力
受信出力
←
→キャリア出力
送信入力
→
→受信出力
送信停止入力→
←送信入力
電
←送信停止入力
源
→
←電
源
(3)シ ス テ ム 構 成 例
マスター
(トライステートタイプ)
SOT−GS1508A
(ノーマルタイプ)
SOT−GS1502B
SOT1
SOT1
ローカル
1
RS422 シーケンサー No.
SOT2
SOT2
ローカル
2
RS422 シーケンサー No.
SOT3
SOT3
ローカル
3
RS422 シーケンサー No.
SOTn
SOTn
ローカル
n
RS422 シーケンサー No.
RD
シーケンサ SD
RS485
※.マスターシーケンサーに、A0J2シリーズ(三菱製)を使用した場合の
本装置の接続台数は、20台まで可能です。
(4)組 み 合 せ 上 の 注 意 点
本装置は、全二重双方向の伝送を行う為、送信周波数と受信周波数が混信しないように
分けてあります。
ご使用に際しては、AタイプとBタイプ又はCタイプとDタイプの組合せでご使用下さい。
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4.主な仕様
項
目
形
式
定格電源電圧
使用電源電圧
消 費 電 力
伝 送 距 離
指 向 角
(水 平 /垂 直 )
伝 送 形 態
伝 送 方 式
内
容
SOT-GS508□
SOT-GS808□
SOT-GS1508□
DC12V/24V
電 源 リップル 10%以 下
DC10V∼ 30V
電 源 リップルを 含 め た ピーク電 圧 30V 以 内
3W MAX
0 ∼ 50 m
0 ∼ 80 m
0 ∼ 150 m
2°
1.5°
最大伝送距離時の初期値
シリアル/ シリアル
全二重双方向
伝 送 速 度
変 調 方 式
投 光 素 子
発 光 波 長
受 光 素 子
信 号 インターフェイス
2400,4800,9600,19200 bps 切 替 式
FSK
近 赤 外 発 光 ダイオード
870 nm
PIN フォトダイオード
RS485 トライステート 1 0 項 . 信 号 イ ン タ ー フ ェ イ ス 参 照
{ [ 1/(伝 送 速 度 BPS)] ×25.6} sec.
伝送遅延時間
例 : 伝 送 速 度 が 2400 BPS の 時 、 伝 送 遅 延 時 間 は 、 約 11msec.
となります。
マルチドロップ接 続 台 数 最 大 2 0 台
CDO 出 力 ; 通 信 可 能 時 「O N」
ALM 出 力 ; 受 光 量 低 下 時 「OFF」
補 助 出 力
出 力 形 式 ; フォトカプラ絶 縁 形 NPN 形 オープンコレクタ出 力
出 力 定 格 ; DC30V,50mA MAX
出 力 トランジスタ ON 時 の 残 電 圧 は
電 源 /信 号 兼 用 コネクタ 25 極 D サブコネクタ(ソケット端 子 )
電 源 用 コネクタ
3 極 メタルコネクタ(ピン端 子 )
POW ; 電 源 表 示 灯
C D ;受光表示灯
LEVEL; 受 光 量 表 示 灯 (2 点 )
表
示
チェック端子
使用周囲温度
使用周囲湿度
使用周囲照度
耐
振
動
耐 衝 撃
保 護 構 造
外 形 寸 法
質
量
付 属 品
オプション
2V 以 下
電 源 ON で 点 灯 「 赤 色 」
通信可能な受光量で点灯「赤色」
受光量に応じて点灯「緑色」
S D ;送信表示灯
データ送 信 入 力 時 点 灯 「 赤 色 」
R D ;受信表示灯
データ受 信 出 力 時 点 灯 「 緑 色 」
受 光 量 に 応 じ た DC 電 圧 を 出 力
( 10KΩ / V 以 上 の テスターに て DC 電 圧 レンジを 使 用 )
-10 ∼ +50 ℃
但し、氷結しないこと。
40 ∼ 85 % RH 以 下
但し、結露しないこと。
白 熱 電 球 ; 10,000 lx 以 下 、 蛍 光 灯 ; 10,000 lx 以 下
但し、外乱光が直接受光部に入光しないこと。
周 波 数 : 10 ∼ 55 Hz 複 振 幅 : 1.5 ㎜ , 掃 引 : 5 分
X・Y・Z 3 方 向 各 20 サイクル (JIS C0040 準 拠 )
2
500m/s
X・Y・Z 3 方 向 各 10 回 (JIS C0041 準 拠 )
IP40
80(W)×130(D)×40(H)
本 体 部 分 の み 詳 細 は 1 5 項 .外 形 図 参 照
約 250g
本体部分のみ
取 付 具
2個/1 式
電 源 ・ 信 号 兼 用 コ ネ ク タ 25 極 D サ ブ コ ネ ク タ (プ ラ グ 端 子 )
電源用コネクタ
3 極 メ タ ル コ ネ ク タ (ソ ケ ッ ト 端 子 )
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5.各部の名称及び機能
1
4
5
3
2
7
8
9
6
①電源表示灯(POW)
本体に電源を印加すると点灯(赤色)します。
②受光表示灯(CD)
伝送装置が受信可能になると点灯(赤色)します。
③受光量表示灯(LEVEL1,2)
受光量に応じて点灯(緑色)します。
④受信表示灯(RD)/送信表示灯(SD)
送 信 デ ー タ 入 力 時 に (赤 色 )点 灯 し 、 受 信 デ ー タ 出 力 時 に (緑 色 )点 灯 し ま す 。
⑤チェック端子(CHECK −、+)
光軸調整などで受光量を測定する時に使用します。
チ ェ ッ ク 端 子 は 、 入 力 抵 抗 10KΩ / V 以 上 の テ ス タ − に て D C 電 圧 レ ン ジ を
ご使用下さい。
チェック端子は、φ2ピン端子用で長さ10㎜以下のテスタ−棒を挿入して下さい。
赤色:+極、黒色:−極
⑥電源コネクタ
電源の供給を行います
使 用 コ ネ ク タ R03-R3M(ピ ン 端 子 ) 多 治 見 無 線 製
⑦電源/信号兼用コネクタ
電源の供給・入出力信号及びアース線の接続を行います。
使 用 コ ネ ク タ XM3B-2522(ソ ケ ッ ト 端 子 ) OMRON 製 又 は 相 当 品
⑧終端抵抗セレクタ
終端抵抗の切り替えを行います。
⑨ボーレートセレクタ
伝送速度の切り替えを行います。
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6.取り付け
M4ビス用取付穴
30
20
50
30
20
510
30
60
60
80
120
140
光軸方向
10
130
20
40
20
③取付具寸法図
10 5
40
②ケース本体の取付穴
を使用する場合
10
(1)取 付 穴 加 工 寸 法 図
①取付具を使用する場合
6−5×12長穴
4
80
130
34
4
16
※ 注 意 . 取 付 用 ビ ス の 締 め 付 け ト ル ク は 、 0 .7 8 N m (8 ㎏ f ・㎝ )以 下 で お 願 い し ま す 。
誘導ノイズの影響を避ける為、付属の取付具を使用して下さい。
(2)設 置 場 所 の 留 意 点
伝送装置の性能を損なわないために次のような場所での使用は、避けて下さい。
①水・油・塵・埃・薬品などが飛散する場所。
②水蒸気・煙・腐食性ガスなどが飛散する場所。
本装置は樹脂材料を使用しておりますので清掃にはシンナー系の溶剤は使用しない
で下さい。
③定格を超える温度・湿度・振動及び衝撃が加わる場所。
定格内であっても、振動や衝撃が常時加わる場合は、防振対策を実施して下さい。
④磁石・モータなどの強磁界を発生する機器及びインバータなどの強いノイズを発生
する機器や電力線が近い場所。
⑤ 本 装 置 の 光 軸 中 心 か ら 1 0 °以 内 に 強 い 赤 外 光 を 含 む 太 陽 光 ・ 照 明 装 置 ( 白 熱 電 球
、水銀灯など)の光線が受光部に入光する場所。
⑥人・その他の障害物が伝送装置間の光路遮断を起こす要因となる場所。
⑦水蒸気や煙などが伝送装置間の光路上に発生し、光信号が減衰する場所。
⑧移動体と伝送を行う場合、本装置の指向角を超える光軸ずれが発生する場所。
移動体の蛇行・振動による光軸ずれが、全ての伝送範囲内で水平及び垂直共に4項.
主な仕様上の指向角範囲以内であることを確認して下さい。
⑨本装置は、屋内で使用して下さい。
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(3)設 置 間 隔
伝送装置を2台以上設置する場合、又は他の光電センサを近くで使用する場合などでは、
光学干渉しないように、設置間隔に余裕をもたせて下さい。
例1.反射物等がない場合においても伝送範囲内全域で通信状態を確認して下さい。
A1 B1通信時にB2
A2の送信光で通信異常がないことを確認して下さい。
B2 A2通信時にA1
B1の送信光で通信異常がないことを確認して下さい。
Aタイプ
(A1)
Bタイプ
(B1)
Bタイプ
(B2)
Aタイプ
(A2)
0∼最大伝送距離
例2.伝送範囲内に反射物等がある場合は、送信停止機能を使用して下さい。
A1
B1通信時は、B2
A2の送信を停止して下さい。
A2
B2通信時は、B1
A1の送信を停止して下さい。
Aタイプ
(A1)
Bタイプ
(B1)
反射物等
Bタイプ
(B2)
Aタイプ
(A2)
0∼最大伝送距離
例3.伝送距離を延長する場合は、下図のように配置し伝送範囲内全域で通信状態を確認して下さい。
Aタイプ
(A1)
Bタイプ
(B1)
Bタイプ
(B2)
0∼最大伝送距離
Aタイプ
(A2)
0∼最大伝送距離
例4.送受信データが2系統必要な場合は、下図のように組合せをして下さい。
設置間隔は、必要ありません。
Aタイプ
Bタイプ
Cタイプ
Dタイプ
0∼最大伝送距離
※.注意
設置間隔は、光軸調整・振動及び衝撃等による光軸ずれで光学干渉の影響度合いが
変わりますので本装置を移動台車等に設置する場合は、ご使用前に通信範囲全域に
おいて8項.光軸調整を参照し、光軸調整後正常に通信できることをご確認願います。
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7.接続と配線
(1)電 源 / 信 号 兼 用 コ ネ ク タ
信 号 インターフェィス
信 号 名
送信入力
送信停止入力
受信出力
信 号 グランド
補助出力
電
源
接
地
RS485 トライステート
略 号
端子番号
SDA
14
SDB
15
TCA
12
TCB
13
RDA
16
RDB
17
SG
20
CDO
25
ALM
4
COM
Vcc
6
11
GND
23
FG
1
※ 注 1 . S G ,C O M ,G N D は 、 各 々 独 立 し て い ま す 。
①適合コネクタ(オプション)
プ ラ グ : XM2A-2501(OMRON 製 又 は 相 当 品 )
カ バ ー : XM2S-2511-S001(OMRON 製 又 は 相 当 品 )
②使用推奨ケーブル
電 源 / 信 号 兼 用 ケ ー ブ ル に は 、 0.3 ㎜ 2 以 上 仕 上 り 外 径 φ 1 1 以 下 の ケ ー ブ ル を
使用して下さい。
a.電 源 線 : 総 延 長 5 0 m 以 内
b.信 号 線 : 総 延 長 1,200m 以 内 、 0.3 ㎜ 2 以 上 の シ ー ル ド 付 ツ イ ス ト ペ ア ケ ー ブ ル
c.補 助 出 力 線 : 総 延 長 5 0 m 以 内 、 0.3 ㎜ 2 以 上 の ケ ー ブ ル
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(2)電 源 コ ネ ク タ
使 用 コ ネ ク タ : R03-R3M(ピ ン 端 子 : 多 治 見 無 線 製 )
信号名
電源
接地
略号
端子
Vcc
GND
F G
A
B
C
適 合 コ ネ ク タ : R03-PB3F( プ ラ グ 端 子 : 多 治 見 無 線 製 )
※ 注 . 電 源 コ ネ ク タ の Vcc・ GND・ FG は 、 電 源 / 信 号 兼 用
コネクタにも接続されておりますので、どちらか
一方で接続して下さい。
①使用コネクタ
レ セ プ タ ク ル R03-R3M(ピ ン 端 子 )
②適合コネクタ(オプション)
プラグ
R03-PB3F(ソ ケ ッ ト 端 子 )
③使用推奨ケーブル
電 源 用 ケ ー ブ ル に は 、 0.3 ㎜ 2
多治見無線製
多治見無線製
仕上り外径φ5以下のケーブルを使用して下さい。
(3)コ ネ ク タ 配 置 図 ( 後 パ ネ ル 面 図 )
C
A
B
13 − − − − − − − − − − 1
25 − − − − − − − − − 14
① 電源/信 号 兼用コネ ク タ
ソケット 端 子です。
コ ネ ク タ の 脱 落 防 止 金 具 は 、 M 2 .6 ネ ジ 用 で す 。
②電源コネクタ(ピン端子)
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(4)注 意 点
①信号線を外部機器と接続する際、編線を使用し、その編線とFG端子を接続して下さい。
但し、外部機器側のFG端子と編線を接続した場合は、本装置のFG端子は接続しない
で下さい。
② I /F の S G 端 子 は 、 必 ず 外 部 機 器 の S G 端 子 と 接 続 し て 下 さ い 。
その際、シールドケーブルの編線を使って接続しないで、芯線を使って接続して下さい。
③電源及び信号コネクタのFG端子は、接地しないで下さい
14
15
16
17
12
13
20
SDA
11
23
1
Vcc
A
B
C
Vcc
信号線
SDB
RDA
RDB
TCA
TCB
S G
編線
GND
F G
GND
F G
14
15
16
17
12
13
20
SDA
11
23
1
Vcc
A
B
C
Vcc
信号線
SDB
RDA
RDB
TCA
TCB
S G
編線
GND
F G
GND
F G
④電源装置には、本装置の電源仕様に合ったものをご使用下さい。
⑤ 補 助 出 力 の 負 荷 に は 、 本 装 置 の 出 力 定 格 内 ( DC30V,50mA) の も の を 接 続 し て 下 さ い 。
リレー・ソレノイド等の誘導性負荷を接続される場合は、必ず逆電圧保護用のダイオード
を付けて下さい
SOT−GSシリーズ
内部回路
CDO
X
IL
負荷
ALM
X
IL
DC30V MAX
COM
負荷電流(IL)は、50mA以内として下さい。
⑥電源/信号兼用ケーブルは、ノイズやサージ誘導を受けないよう次の点に注意して下さい。
a.主 回 路 や 高 圧 電 源 ・ 負 荷 線 と の 近 接 や 束 線 を せ ず 100 ㎜ 以 上 離 し 単 独 で 配 線 し て 下 さ い 。
b.ケ ー ブ ル 中 継 部 に つ い て も 同 様 の 配 慮 を し て 下 さ い 。
c.電 源 線 と 信 号 線 は 、 同 一 ケ ー ブ ル 内 を 通 し て 5 0 m 以 上 延 長 し な い で 下 さ い 。
⑦配線及びコネクタの着脱は、必ず電源を切って行って下さい。
電源を入れたままで行いますと故障します。
⑧電源・信号線を誤って接続すると本装置が故障します。
電源を投入する前に、配線に間違いがないことを確認して下さい。
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8.光軸調整
(1)配 線 に 間 違 い の な い こ と を 確 認 し 、 本 体 に 電 源 を 投 入 し て 下 さ い 。
電 源 表 示 灯 (POW)が 、 [赤 色 点 灯 ]し ま す 。
(2)本 体 の 取 付 ビ ス を 緩 め 上 下 ・ 左 右 に 動 か し 、 相 手 機 の 受 光 表 示 灯 (CD)が [赤 色 点 灯 ]
するようにして下さい。
(3)さ ら に 微 調 整 を 行 い 、 相 手 機 の 受 光 量 表 示 灯 (LEVEL1,2)が 全 て [緑 色 点 灯 ]す る よ う
にします。
受光量は、相手機のチェック端子にテスタ−を接続して確認します。
テ ス タ − ( D C 電 圧 レ ン ジ :10V 程 度 で 入 力 抵 抗 10kΩ /V 以 上 ) に て 測 定 し ま す 。
チ ェ ッ ク 端 子 の (+ )と (− )に φ 2 の テ ス タ − 棒 を 挿 入 す る 。
(4)チ ェ ッ ク 端 子 電 圧 と 表 示 灯 の 関 係
① 約 2.1 V 以 上 に て CD 表 示 灯 (赤 )が 、 点 灯 し ま す 。
② 約 2.4 V 以 上 に て LEVEL1 表 示 灯 (緑 )が 、 点 灯 し ま す 。
③ 約 2.9 V 以 上 に て LEVEL2 表 示 灯 (緑 )が 、 点 灯 し ま す 。
④ 約 4.3 V が 、 最 大 値 で す 。
ご 使 用 に 際 し て は 、 最 大 伝 送 距 離 に て 3.0 V 以 上 を 目 安 と し 、 ほ ぼ 最 大 電 圧 と な る
位置で固定して下さい。
(5)相 手 機 も 、 同 様 に 調 整 し て 下 さ い 。
(6)ス タ ッ カ ー ク レ ー ン な ど の 移 動 体 に 搭 載 す る 場 合 は 、 移 動 側 ・ 固 定 側 共 に 移 動 範 囲 内
の 全 域 で 、 受 光 量 表 示 灯 (LEVEL1,2)が 全 て [緑 色 点 灯 ]し て い る こ と を 確 認 し て 下 さ い 。
CD 1 2
B
TYPE
+
DC10∼30V
−
RD
SD POW
+
LEVEL
−
CD 1 2
A
TYPE
RD
SD POW
DC10∼30V
LEVEL
9.動
作
(1)相 手 機 へ 伝 送 す る デ ー タ は 、 外 部 機 器 か ら 本 装 置 の 送 信 入 力 へ 入 力 し ま す 。
相手機から伝送されたデータは、本装置の受信出力から外部機器へ出力します。
※注.本装置には、送受信データを波形整形或いは一時蓄積する機能はありません。
(2)送 信 / 受 信 表 示 灯 (SD/RD) の 機 能
送 信 表 示 灯 (SD)は 、 送 信 入 力 が ア ク テ ィ ブ 時 に [赤 色 点 灯 ]し ま す 。
受 信 表 示 灯 (RD)は 、 受 信 入 力 が ア ク テ ィ ブ 時 に [緑 色 点 灯 ]し ま す 。
(3)光 路 を 遮 断 す る と 受 光 表 示 灯 が 消 灯 し 、 デ ー タ 伝 送 で き な く な り ま す 。
(4)送 信 停 止 入 力 は 、 本 装 置 の 光 信 号 を 停 止 さ せ る 機 能 で す 。
空間光伝送装置を2組以上使用する場合、光学干渉を防止する為に1台のみの
送信を行う時に使用します。
(5)補 助 出 力 は 、 次 の 様 に 動 作 し ま す 。
① C D O : 受 光 表 示 灯 (CD)[赤 色 点 灯 ]時 に ト ラ ン ジ ス タ [O N]
② A L M : 受 光 量 表 示 灯 (LEVEL1)消 灯 に て ト ラ ン ジ ス タ [OFF]
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(6)通 信 動 作
3 .(3)「 シ ス テ ム 構 成 例 」 を 参 照 し て 下 さ い 。
①信号線の接続形態
本 装 置 の 入 出 力 信 号 は 、 RS485 に 準 拠 し て お り 、 本 装 置 ど う し を 各 々 並 列 (or)接 続 し ま す 。
②通信
マスターシーケンサからの通信データは、各伝送装置を通して全てのローカルシーケンサ
に同じデータを入力します。
各ローカルシーケンサからの通信データも、伝送装置を通してマスターシーケンサに入力
します。
この時、通信データの衝突を避ける為2局以上のローカルシーケンサから同時に通信
データを出力しないようにシーケンサ間の通信プログラムを作成して下さい。
③受信データ出力のモード
本装置の受信データ出力は、通常(非通信時)ハイ・インピーダンスになっています。
相手側ローカルシーケンサからの通信データ(信号論理の変化)を受信することにより
受信データ出力を能動状態にします。
下図及び11項.タイムチャートを参照して下さい。
25.6ビット
データ
受信アンプ
RS485
RDA
デジタル
遅延回路
RDB
データ
検出回路
出力能動検出回路
(7)伝 送 速 度 の 設 定
シ ー ケ ン サ の 通 信 速 度 と 同 じ に な る よ う ボ ー レ ー ト セ レ ク タ (S W 2 )で 本 装 置 の 伝 送 速 度
を設定して下さい。
ボーレートセレクタ
1
2
3
4
伝 送 速 度 bps
2400
4800
9600
19200
←
出荷時の設定
※注1.シーケンサの通信速度より低く設定すると出力能動時間が遅くなり、伝送データ
の再現性が悪くなります。
※注2.シーケンサの通信速度より高く設定すると出力能動時間が早くなりますが、伝送
データの再現性は問題ありません。
(8)終 端 抵 抗 セ レ ク タ の 設 定
本 装 置 の 終 端 抵 抗 セ レ ク タ (S W 1 )の 出 荷 時 の 設 定 は 、 "1 "(1.2KΩ )で す 。
一 般 的 な マ ル チ ド ロ ッ プ 接 続 で は 、 エ ン ド 局 の み "3 "(330Ω )に 設 定 し 、 他 の 局 は "2 "
(オ ー プ ン )に 設 定 し て ご 使 用 下 さ い 。
シ ス テ ム 構 成 例 中 の N 局 は 、 "3 ", 他 の 局 は 、 "2 "に 設 定 し ま す 。
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10.信号インタ−フェィス
SW1
+5V
1
1.2KΩ
2
3
電源/信号兼用コネクタ
端子番号
略 号
(14)
SDA
(15)
SDB
(16)
RDA
(17)
RDB
(12)
TCA
(13)
TCB
(20)
S G
(25)
CDO
( 4)
ALM
( 6)
COM
(11)
Vcc
(23)
GND
( 1)
F G
330Ω
SW1
+5V
1
2 3
1.2KΩ
330Ω
電源コネクタ
端子番号
略 号
(A)
Vcc
(B)
GND
(C)
F G
SW1:終端抵抗セレクタ
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11.タイムチャート
SOT- GS502/802/1502□
H
L
送信入力
光路状態
データ1
データ2
受光
遮光
SOT- GS508/808-1508□
受信アンプ
H
L
データ1
*
t1
受
信
器
側
遅延回路
データ検出
回路
受信出力
H
L
t1
データ1
*
データ1
*
検出
非検出
H
Hz
L
出力能動時間
CDO
OFF
ON
※:データ2は、再現できません。
t1: 伝 送 遅 延 時 間 1/BPS×25.6 秒
t2: 2ms 以 下
t3: 2ms 以 下
Hz: ハ イ ・ イ ン ピ ー ダ ン ス
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t2
t3
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12.信号論理
(1)入 出 力 論 理
条
件
SDA
SDB
TCA
TCB
SD 表 示 灯
光路状態
相
RDA
手
RDB
機
CDO
出 RD 表 示 灯
力 CD 表 示 灯
側
自
機
入
力
側
(1)
H→ L
L→ H
H
L
点灯
受光
H→ L
L→ H
ON
点灯
点灯
(2)
L→ H
H→ L
H
L
消灯
受光
L→ H
H→ L
ON
消灯
点灯
(3)
開放
開放
H
L
消灯
受光
Hz
Hz
ON
消灯
点灯
(4)
*
*
L
H
*
*
Hz
Hz
OFF
消灯
消灯
(5)
*
*
*
*
*
遮光
Hz
Hz
OFF
消灯
消灯
Hz: ハイ・インピーダンス
※ 注 1 . [*]は 、 各 状 態 に 対 し 、 そ れ ぞ れ 関 係 し ま せ ん 。
※注2.送信停止入力が開放時は、空間光伝送装置は送信状態となります
(2)入 出 力 レ ベ ル
信号名
SDA/SDB
TCA/TCB
RDA/RDB
論理
レベル
L/H
H/L
L/H
Vi − − Vi + > 2.0V
Vi + − Vi − > 2.0V
Vo − − Vo + > 2.0V
H/L
Vo + − Vo − > 2.0V
信 号 レベル
条
件
Vi + : SDA/SG 間 及 び TCA/SG 間 の 電 圧
Vi − : SDB/SG 間 及 び TCB/SG 間 の 電 圧
Vo + : RDA/SG 間 の 電 圧
Vo − : RDB/SG 間 の 電 圧
RDA/RDB 間 に 100Ω の 負 荷 抵 抗
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DS4-2452
13.保守点検
(1)定 期 点 検 の 実 施
本体投受光部の汚れや、取付けネジの緩みガタは通信性能に影響します。
定期的に点検を行って下さい。
①前面カバーの汚れの点検
本装置は、光でデータ伝送を行っており、前面カバーの汚れは通信異常の原因となります。
汚れがひどい場合には、乾いた布等で拭き取って下さい。
尚、本体は樹脂材料を使用しております。清掃には、トルエン系の溶剤は使用しない
で下さい。
②取り付け部の緩み・ガタの点検
取付ネジは、必要に応じて増し締めして下さい。
③受光量の確認
8項.光軸調整を参照し、チェック端子電圧を確認して下さい。
14.使用上の注意点
(1)電 源 リ ッ プ ル に 対 す る 注 意
電源には、本装置の電源仕様に合ったものをご使用下さい。
PLC(シーケンサなど)の電源ユニットから電源を供給する場合、本装置が正常に
動作することをご確認下さい。
(2)電 源 リ セ ッ ト 機 能 に 対 す る 注 意
本 装 置 に 電 源 を 投 入 後 、 約 200ms の 間 ( 内 部 回 路 が 安 定 す る ま で の 時 間 ) は デ ー タ
伝送を行わないで下さい。
(3)光 軸 調 整 の 実 施
本装置の取付時には、光軸調整を必ず行って下さい。
デ ー タ 伝 送 は 、 受 光 表 示 灯 (CD)が 点 灯 し て い れ ば 可 能 で す が 、 受 光 量 表 示 灯 (LEVEL1)
が 点 灯 し な い と 、 受 光 量 低 下 出 力 (ALM) が 出 力 さ れ ま す 。
(4)電 源 配 線
電源ケーブルの長さは、50m以内として下さい。
電源ケーブルには、配線経路上の各種電気機器や、他の機器の電源ケーブルなどから
いろいろな形で電気ノイズが誘導します。
電源ケーブルの長さが50m未満であっても誤動作の原因となることがあります。
電源ケーブルの配線経路上に、このような障害を発生する要因がある場合は、以下
を参考に対策を行って下さい。
①本装置に供給する電源の電源ユニットを直近設置から離す。
②電源ケーブル長を短縮又は単独配線にする。
③電磁シールド対策を施したケーブルに変更する。
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15.外 形 図
130
30
1
10
7
5
NP2
23
NP1
8
4
15
80
11
40
40
10
2
60
60
10
20
140
4
40
120
15±4
6
15
3
16
13
(8)
9
14
12
M4ビス使用時(7°)
4−取付孔
M4ネジ用 深さ5
5×12長孔
4−取付孔
M4ネジ用
16
記号 名称又は機能
① 表示灯
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
数量
3
2
投光部
1
受光部
1
電源/信号兼用コネクタ 1
コネクタ固定台
2
後パネル
1
+チェック端子(赤)
1
−チェック端子(黒)
1
34
80
備
考
赤:POW,SD,CD
緑:RD,1,2
光線送信部
光線受信部
25極Dサブ,ソケット端子
M2.6用
SPC,灰色
φ2ピン端子用
長さ10㎜以下
深さ5
記号 名称又は機能
数量
備
考
⑨ ケース本体
1 ABS樹脂,UL94V0,黒色
1 ポリエステルフィルム
⑩ 型式銘板
1 アクリル樹脂,ブルースモーク
⑪ 前面カバー
⑫ 取付具
2 ABS樹脂,黒色
⑬ 電源コネクタ
1 3極メタル製,ピン端子
⑭ 型式銘板
2 ポリエステルフィルム
⑮ 終端抵抗セレクタ
1 SW1
⑯ ボーレートセレクタ 1 SW2
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DS4-2452
16.保
証
(1)保 証 期 間
ご指定場所に納入後1年と致します。
(2)保 証 範 囲
上記保証期間中に当社の責により故障を生じた場合は、故障部分の交換、又は修理を
当社の責任において行います。但し、次に該当する場合は、この保証の対象範囲から
除外させて頂きます。
①ユーザー側の不適当な取扱い、並びに使用による場合
②故障の原因が本装置以外の事由による場合
③当社以外の改造、又は修理による場合
④その他 天災・災害などの当社の責にあらざる場合
尚、ここでいう保証は、本装置単体の保証を意味するので、本装置の故障により誘発
される損害はご容赦頂きます。
17.連 絡 先
製品についてのお問い合わせは、神屋工場
機器事業部にご連絡下さい。
電子の夢を創る
東洋電機株式会社
神屋工場
機器事業部
機器事業部
〒 480-0393 愛 知 県 春 日 井 市 神 屋 町 字 引 沢 1-39 番 地
TEL<0568>88-6534 FAX<0568>88-1731
ホ ー ム ペ ー ジ : URL
http://www.toyo-elec.co.jp
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18.改訂履歴
日
改
付
2006年 2月 15日
訂
内
容
担
当
技開2
初版発行
以下余白
※.本取扱説明書に記載の仕様及び外形等は性能改良のため、予告しないで変更
することがあります。予めご了承下さい。
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