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取扱説明書
1AFACABAP1200
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U
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U
︶
5000
6000(-U)
7000(-U)
-
品番 KA766-6511-2
〒556-8601
大阪市浪速区敷津東1丁目2番47号
ご使用前に必ずお読みください
いつまでも大切に保管してください
OR'S MANU
ERAT
A
L
OP
TR
このマークは「 お 客 様 」「 ディーラ」「クボタ」の 三 者
が一体となって安全宣言を行うための統一マークです。
操作装置のシンボルマーク
運転操作及び保守管理のために,操作装置のシンボルマークが使用されてい
ます。シンボルマークの意味は下記のとおりですのでよく理解して戴き誤操
作のないようご注意ください。
エンジン停止
チョークレバー
ガソリン燃料
専門用語の説明
ON
燃料コック[開]
OFF
燃料コック[閉]
本製品の使用目的について
本製品は,農業用機械ですので農作業以外では使用しないでください。
使用目的以外の作業,また夜間作業や改造はしないでください。
使用目的以外の作業や改造をした場合は,保証の対象になりませんのでご注意くだ
さい。(詳細は保証書をご覧ください。)
仕様について
この取扱説明書では,仕様の異なる製品を下記のように表示していますので,お買
上げの製品の仕様をお確かめのうえ,お間違いのないようお願いいたします。
なお,機種及び仕様区分によっては付いていない装置の説明もあります。
●大径タイヤ仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
J 仕様
●ロータリカバー開閉仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ U 仕様
●ニューイエロー培土機付き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ F 仕様
●ブルー溝浚機付き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ K2 仕様
は じ め に
このたびはクボタ製品をお買上げいただきありがとうございました。
この取扱説明書は本製品の正しい取扱い方法,簡単な点検及び手入れについて説明
しています。ご使用前によくお読みいただいて十分理解され,お買上げの製品がす
ぐれた性能を発揮し,かつ安全で快適な作業をするためこの冊子をご活用ください。
また,お読みになったあとも製品に近接して保存し,わからないことがあったとき
には取出してお読みください。なお,品質・性能向上あるいは安全上,使用部品の
変更を行なうことがあります。その際には,お買上げの製品とこの説明書の内容が
一致しない場合がありますので,あらかじめご了承ください。
安
全
第
一
本書に記載した注意事項や機械に貼られた
の表示があるラベルは,人身事故の危
険が考えられる重要な項目です。よく読んで必ず守ってください。
なお, 表示ラベルが汚損したり,はがれた場合はお買上げの販売店に注文し,必
ず所定の位置に貼ってください。
注意表示について
本取扱説明書では,特に重要と考えられる取扱い上の注意
事項について,次のように表示しています。
注意事項を守らないと,死亡又は重傷を負うことになるもの
を示します。
注意事項を守らないと,死亡又は重傷を負う危険性があるも
のを示します。
注意事項を守らないと,ケガを負うおそれのあるものを示し
ます。
注意事項を守らないと,機械の損傷や故障のおそれのあるも
のを示します。
その他,使用上役立つ補足説明を示します。
目 次
輪距の調節のしかた.................... 17
安全に作業するために
作業ごとの設定要領 .................. 18
[TR5000].............................. 18
[TR6000・TR7000]...................... 18
[TR6000-U・TR7000-U].................. 20
運転する前に ..........................1
始動するとき ..........................2
移動,作業するとき ....................3
作業が終わったとき ....................5
点検・給油・整備時に ..................6
表示ラベルと貼付け位置 ................8
表示ラベルの手入れ ....................8
ロータリ専用機の簡単な手入れと処置
廃棄物の処理について ................ 25
日常の手入れ ........................ 25
エンジンオイルの交換..................
ミッションオイルの交換................
エアクリーナエレメントの清掃..........
燃料パイプの交換......................
燃料フィルタの清掃....................
ファンカバーの清掃....................
点火プラグの調節・清掃・交換..........
主クラッチケーブルの調節..............
デフロックケーブルの調節..............
スロットルレバーの調整................
耕うん爪の取付けかた..................
タイヤの空気圧........................
サービスと保証について
各部の名称と装置の取扱い
機体方向説明と装置の名称 ..............2
各部の名称とはたらき ..................3
主クラッチレバー ....................... 3
デフロックレバー ....................... 3
主変速レバー ........................... 4
エンジンスイッチ ....................... 5
リコイルスタータ ....................... 5
燃料コックレバー ....................... 5
チョークレバー ......................... 6
スロットルレバー ....................... 6
燃料キャップ ........................... 6
マフラ ................................. 6
25
25
26
27
27
27
28
28
29
29
30
32
使用後の手入れ ...................... 32
エンジン始動不良を防ぐために.......... 32
長期格納時の手入れ.................... 32
燃料の抜取り.......................... 33
洗車時の注意 ........................ 33
ロータリ専用機を運搬するとき
作業前の点検
自動車(トラック)への積込み,運搬 .. 34
調子よく作業するために ................7
安全に作業するために ..................9
付表
主要諸元 ............................ 35
標準付属部品 ........................ 36
主な消耗部品一覧表 .................. 36
運転のしかた
新車時の扱いかた .....................10
ならし運転(最初の 10 時間まで)........ 10
トラブルと処置
エンジンの始動と停止のしかた .........10
始動のしかた .......................... 10
停止のしかた .......................... 12
発進のしかた .........................13
移動輪の使いかた ...................... 13
ハンドル高さの調節 .................... 14
作業のしかた
上手な作業のしかた ...................15
作業前の準備 .......................... 15
耕うん作業手順 ........................ 15
旋回手順 .............................. 15
各部の調節 ...........................16
簡単うね立てマットの取付けかた
(U 仕様を除く)..................... 16
培土機の取付けかた .................... 17
1
安全に作業するために
必ず読んでください
本機をご使用になる前に,必ずこの『取扱説明書』をよく読み理解した上で,安全な作業をし
てください。安全に作業をしていただくため,ぜひ守っていただきたい注意事項は下記の通り
ですが,これ以外にも,本文の中で
・
・
・
・
としてそのつど
取上げています。
運転する前に
■ 運転前に
A 機械を動かす前に,取扱説明書と機械に貼ってある
表示ラベルをよく読み,理解した上で運転してく
ださい。
A 機械の運転操作,特に主クラッチ[切]はすばやくで
きるよう,よく練習し,じゅうぶんに慣れてから作業
してください。
■ 使用する人は
次の項目に該当する場合は,機械を使用しないでくださ
い。
A 本書及びラベルの内容が理解できない人
A 視力不足などのため表示内容が読めない人
A 飲酒時や体調が悪いとき,また妊娠中の人
A 16 才未満の人
A ハンドルを操縦する体力に自信のない方
■ 使用する人の服装は
A 回転部分や操縦装置にひっかかり事故の原因になる,
だぶついた服,腰タオルなどはやめてください。
A ヘルメット,安全靴,保護メガネや手袋などを必要に
より着用してください。
■
A
A
A
周囲への注意
子供,ペットを近づけないでください。
見物人を近くに寄せないでください。
共同作業者がいるときは,互いに注意してください。
-1
安全に作業するために
■ 他人に貸すときは
A 事前に運転のしかたを教え,[取扱説明書]を必ず読
んでもらってください。
A 本書及びラベルの内容が理解できない人や子供には
絶対運転させないでください。
■ 給油・注油するとき[火気厳禁]
A 燃料の給油・各部への注油時は必ずエンジンを停止
し,規定量以上入れないでください。
A エンジン回転中やエンジンが熱い間は火災のおそれ
があるので給油はしないでください。
A 煙草を吸ったり火気を近づけないでください。
A 給油口の赤色ゲージ以上に燃料を入れないでくださ
い。
A 燃料補給後,給油キャップはもれないようしっかり締
めてください。
A こぼれた燃料はふき取ってください。
始動するとき
■ エンジンを回すとき
A 必ず本機,
(ロータリ)の主クラッチレバーを[切]
り,主変速レバーは[中立]にして,付近に人(特に
子供)を近づけないでください。
A もし主クラッチや変速が入っていると車体や爪軸が
急に動いて事故になるおそれがあります。
A リコイルスタータを引張る方向に人がいないか,突起
物・障害物がないか確かめてから始動してください。
■ 排気ガスに注意
A 換気が不じゅうぶんな所では,暖機運転や作業はしな
いでください。
排気ガスにより一酸化炭素中毒のおそれがあります。
A ハウス内では排気ガスが充満しないように,じゅうぶ
んに換気を行なってください。
排気ガスによる中毒を起こし,死亡事故にいたるおそ
れがあります。
-2
必ず読んでください
安全に作業するために
移動,作業するとき
■ 発進するとき
A 速い速度での走行はじゅうぶん注意してください。
A 車速の最低速で主クラッチレバーの[入]はゆっくり,
[切]はすばやくの操作を習熟した上で使用してくだ
さい。
A 小走りになるようなスピードを出したり,急発進,急
旋回はしないでください。転倒などのおそれがありま
す。
A 後進の発進時は,ハンドルが持上がりやすいので,エ
ンジンの回転を下げ,しっかりハンドルを押えながら
ゆっくり主クラッチを入れてください。
■ ハウス,車庫等での移動
A 後方の壁,支柱,天井など障害物にはさまれるおそれ
があるのでエンジン回転を下げて後進してください。
A 屋根の低いハウス内や車の荷台では,エンジンを停止
して手で引き出してください。
■ 坂道を移動するとき
A 坂道,ほ場の出入り,あぜの乗越えなどの途中で主ク
ラッチを[切]ったり,主変速を[中立]にすると,
機体が思わぬ方向に進み危険です。
A 変速操作は,機械が平坦な場所以外では行なわないで
ください。落下や転倒のおそれがあります。
A 坂道や凹凸,カーブの多い路上で高速運転すると,転
倒したりして危険ですから必ず低速運転してくださ
い。
■ 運搬・積降ろしするとき
A 積込み・積降ろしは,平坦で交通の邪魔にならない安
全な場所で行なってください。
A デフロックレバーは [ 直進 ] の位置にしてください。
[ 旋回 ] の位置にすると思わぬ方向に進むことがあり
危険です。
A アユミ板はすべり止めのついた,機体重量に耐えるも
ので,トラックの荷台の高さ[1]に対しアユミ板の
長さ[4以上]のものを使用し,確実に固定してくだ
さい。
-3
必ず読んでください
安全に作業するために
A 足元に注意し,車速は最低速で,上りは[前進]下り
は[後進]で行ない,途中で主クラッチを切ったり,
変速操作をしないでください。落下・転倒のおそれが
あります。
A 車などで運搬するときは,荷台に天井がある車を使用
すると天井に首や体をはさまれるおそれがありますの
で,必ず荷台に天井がない車を使用してください。
A 燃料コックレバーを必ず[閉]にし,給油キャップは
もれないようしっかり締めてください。燃料もれが発
生し,火災や爆発のおそれがあります。
A 機体の固定は前部プロテクター・抵抗棒,ハンドルの
3 箇所を使ってロープ掛けを行ない,確実に床に固定
してください。
■ 耕うん作業するとき
A いつでも主クラッチが[切]れる姿勢で運転してくだ
さい。爪軸(ロータリ)作業開始時や作業中,機体が
思わぬ方向に飛出し転倒や人身事故のおそれがあり
ます。
A 作業前に,ほ場の状態をよく確認して,石・材木・針
金・空カン・空ビンなどを取除いてください。
A 作業前,作業後には機械の整備・点検を行なってくだ
さい。特にエンジン本体,マフラ周辺,配線部にワラ
くずなどがたまっていると,火災の原因になります。
A 周辺の枯れ草やたい積ワラなどは作業前に取除くか移
動させてください。機械のマフラが接触すると,発火
するおそれがあります。
A ほ場の中や周囲にある支柱,樹木や段差などは,作業
前に位置を確認し,後進時にはさまれたり,転倒・転
落しないよう安全な距離を保って,近づかないよう作
業してください。
A ハウスや小屋の中,果樹園など障害物がある場所では,
周囲をよく確認しながら作業してください。特に後進,
旋回するときは,エンジン回転を下げ,ハンドルを
しっかり押えて行なってください。
A 長いワラ・草など作業に支障のあるものは,作業前に
取除いてください。機体が思わぬ方向に飛出し,転倒
などのおそれがあります。
-4
必ず読んでください
安全に作業するために
■ 回転している爪に注意
A ハンドル部を持上げ旋回するとき,足元及び周囲に十
分注意しないと回転する爪に巻込まれるおそれがあ
ります。
■ ほ場が硬いとき
A 硬いほ場では車速を遅めにして,耕深も浅めで作業を
行なってください。機体が飛出すおそれがあります。
■ 機械から離れるとき
A エンジンは必ず停止させ,駐車ブレーキをかけて平坦
で安定した場所に停車してください。移動・落下する
おそれがあります。
(やむなく傾斜地に止めるときは車止めをしてくださ
い)
A 周囲に草・ワラなど燃えやすいものがある場所に止め
ないでください。火災のおそれがあります。
作業が終わったとき
■ 掃除をするとき
A 車軸(ロータ)・爪軸(ロータリ)等に巻付いた草・
ワラ・泥土等を取除くときは,巻込まれるおそれがあ
るので,必ずエンジンを停止してください。
-5
必ず読んでください
安全に作業するために
点検・給油・整備時に
■ 点検・整備時の服装と保護具
A 点検整備にはヘルメット,安全靴と安全な服装を着用
してください。
作業内容によっては保護めがね,防塵マスク,防音具,
保護手袋などの保護具を着用してください。
各保護具は使用前に機能を確認してください。
■ 点検・整備前の準備
A 点検,整備,アタッチメントの脱着などは,機械が転
倒しない平坦な所に機械を安定させて,エンジンを止
め,高温部が冷めてから行なってください。
■ カバー類は必ずつける
A ベルトカバーなどの防護カバーを取外すときは,巻込
まれるおそれがあるので,必ずエンジンを停止してく
ださい。
A 取外したカバー類は元通り組付けてください。
■ タイヤの整備
A タイヤの空気圧は,取扱説明書に記載している規定圧
力を,必ず守ってください。空気の入れ過ぎは,タイ
ヤ破裂のおそれがあり,死傷事故を引き起こす原因に
なります。
A タイヤに傷があり,その傷がコード(糸)に達してい
る場合は,使用しないでください。タイヤ破裂のおそ
れがあります。
A タイヤ,チューブ,リムなどの交換,修理は,必ず購
入先にご相談ください。
(特別教育を受けた人が行なうように,法で決められ
ています。)
-6
必ず読んでください
安全に作業するために
■ 機械の改造禁止
A 機械を改造しないでください。改造すると機能に影響
を及ぼすばかりか人身事故にもつながるおそれがあ
ります。
■ 格納するとき
A 機体に保管用カバーをかけるときは,火災予防のため
高温部が冷めてから行なってください。
A 火災防止のため,草・ワラ等可燃物のあるところでの
保管はしないでください。
■ 廃棄物の処理について
A 廃棄物をみだりに捨てたり,焼却すると,環境汚染に
つながり,法令により処罰されることがあります。
A 機械から廃液を抜く場合は,容器に受けてください。
A 地面へのたれ流しや河川,湖沼,海洋への投棄はしな
いでください。
A 廃油,ゴム類,その他の有害物を廃棄,又は焼却する
ときは,購入先,又は産業廃棄物処理業者等に相談し
て,所定の規則に従って処理してください。
■ 夜間作業の禁止について
A 本機は夜間作業灯を装備していませんので,夜間
作業はしないでください。思わぬ事故になるおそ
れがあります。
-7
必ず読んでください
安全に作業するために
必ず読んでください
表示ラベルと貼付け位置
表示ラベルの手入れ
A ラベルは,いつもきれいにして傷つけないようにしてください。
もしラベルが汚れている場合は,石鹸水で洗い,やわらかい布で拭いてください。
A 高圧洗浄機で洗車すると,高圧水によりラベルが剥がれるおそれがあります。高圧水を直接
ラベルにかけないでください。
A 破損や紛失したラベルは,製品購入先に注文し,新しいラベルに貼替えてください。
A 新しいラベルを貼る場合は,貼付け面の汚れを完全に拭取り,乾いた後,元の位置に貼って
ください。
A ラベルが貼付けされている部品を新部品と交換するときは,ラベルも同時に交換してくださ
い。
-8
サービスと保証について
この製品には,保証書が添付してありますので,
ご使用前によくご覧ください。
■ ご相談窓口
ご使用中の故障やご不審な点及びサービスにつ
いてのご用命は,お買上げいただいた購入先にそ
れぞれ[ご相談窓口]を設けておりますのでお気
軽にご相談ください。
その際 (1) 型式名・販売型式名と車台番号
(2) エンジン番号
をあわせてご連絡ください。
なお,部品ご注文の際は,購入先に純正部品表を
準備しておりますので,そちらでご相談くださ
い。
* 機械を改造しないでください。改造すると
機能に影響を及ぼすばかりか,人身事故に
もつながるおそれがあります。
改造した場合や取扱説明書に述べられた正
しい使用目的と異なる場合は,メーカ保証
の対象外になるのでご注意ください。
◆ 認定番号
安全鑑定の農機型式名及び番号が必要な場合は,
下記の型式名及び番号をご使用ください。
販売型式名
農機型式名
安全鑑定番号
TR5000
TR6000
TR6000J
TR6000-U
TR6000J-U
TR7000
TR7000-U
TR6000
32005
■ 補修用部品の供給年限について
この製品の補修用部品の供給年限(期限)は製造
打ち切り後9年といたします。
ただし,供給年限内であっても特殊部品につきま
しては,納期等についてご相談させていただく場
合もあります。
補修用部品の供給は原則的に上記の供給年限で
終了致しますが,供給年限経過後であっても部品
供給のご要請があった場合には,納期及び価格に
ついてご相談させていただきます。
* トレーラ走行はできません。
小型特殊自動車の認定を受けておりませ
ん。
一般公道を走行すると,道路運送車両法に
違反します。
一般公道を移動するときは,自動車(トラッ
ク)に積んで運搬してください。
1
各部の名称と装置の取扱い
機体方向説明と装置の名称
参照
ページ
参照
ページ
(1) 主クラッチレバー・・・・・・・・・・・・・・
3
(7) チョークレバー・・・・・・・・・・・・・・・・
6
(2) デフロックレバー・・・・・・・・・・・・・・
3
(8) スロットルレバー・・・・・・・・・・・・・・
6
(3) 主変速レバー・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
(9) マフラ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6
(4) エンジンスイッチ・・・・・・・・・・・・・・
5
(10) 移動輪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
13
(5) リコイルスタータ・・・・・・・・・・・・・・
5
(11) 簡単うね立てマット・・・・・・・・・・・・
16
(6) 燃料コックレバー・・・・・・・・・・・・・・
5
2
各部の名称と装置の取扱い
各部の名称とはたらき
■デフロックレバー
■主クラッチレバー
*[旋回]の位置でトラックへの積降ろしや坂
道移動をすると,思わぬ方向にハンドルを
取られる場合があり危険です。発進する前
に必ずレバーを[直進]の位置にしてくだ
さい。
* 傾斜地や後進するときなどは,ハンドルが
持ち上がり危険な場合がありますので,主
クラッチレバーをゆっくり操作して下さ
い。
* 狭い場所や後進の運転についてはエンジン
の回転を低速にし,後方や上方などまわり
の安全を確かめ,ゆっくりと主クラッチレ
バー操作してください。
* 危険を感じたら,すぐに手を離してくださ
い。機械が停止します。
1. ほ場内の耕うん・うね立て作業時はデフロッ
クレバーを[直進]位置にします。
[直進]位置では左右の車輪が同回転し,安定
した走行が行えます。
2. ほ場内での旋回時はデフロックレバーを[旋
回]位置にします。
左右の車輪に回転差が生じ旋回が容易に行え
ます。
エンジンからの動力を断続します。
1. レバーを握るとクラッチが[入]ります。
2. レバーを離すとクラッチが[切]れます。
3
各部の名称と装置の取扱い
[TR7000,TR7000-U]
■主変速レバー
1. 変速は前進3段,後進1段です。
2. ロータリは,作業・正転(前進1速)で[正
転],作業・逆転(前進1速)で[逆転],作
業・正転(前進2速)で[正転],作業・逆転
(前進2速)で[逆転]です。
* エンジンを始動する前に,必ずレバーを[中
立]にしてください。
* 変速操作は主クラッチを[切]ってから行
なってください。
* 走行中は変速しないでください。
変速は案内板の表示位置に合わせてシフトしま
す。
[TR5000]
1. 変速は前進2段,後進1段です。
2. ロータリは,作業(前進1速)で[正転]です。
[TR7000,TR7000-U]
[TR5000]
[TR6000,TR6000-U,TR6000J,TR6000J-U]
1. 変速は前進2段,後進1段です。
2. ロータリは,作業・正転(前進1速)で[正
転],作業・逆転(前進1速)で[逆転]です。
[TR6000,TR6000-U,TR6000J,TR6000J-U]
4
各部の名称と装置の取扱い
■エンジンスイッチ
* 主クラッチレバーは必ず[切]の状態にして,
主変速レバーを[中立]にして始動してくだ
さい。
エンジンの始動・停止に用います。
1. スイッチを押しながら[運転]位置に回すと
始動が可能です。
2. スイッチを押すと左に回って[停止]位置に
戻り,エンジンが停止します。
■燃料コックレバー
燃料タンクからエンジンへ燃料の[供給]・[停
止]をします。エンジン停止後,必ず燃料コック
を閉めます。
1.[OFF]
(閉) 燃料停止
2.[ON] (開) 燃料供給
* 非常時にはエンジンスイッチを押してくださ
い。エンジンが停止します。
■リコイルスタータ
* コックを開いた状態で,前に倒したり車両で
運搬すると,エンジン始動が困難になる場合
があります。
* リコイルスタータを引っ張る方向に人がい
ないか,突起物・障害物がないか確かめて
から始動してください。傷害事故のおそれ
があります。
エンジンを始動します。
主クラッチレバーを[切]にし,リコイルを引っ
張ると始動します。
5
各部の名称と装置の取扱い
■燃料キャップ
■チョークレバー
エンジンがかかりにくい時に使用します。
1. 始動時,
[閉]位置にレバーを切り換えます。
2. 始動後,
[開]位置にレバーを切り換えます。
* 給油するときはエンジンを停止し,エンジ
ンやマフラがじゅうぶん冷えてから行なっ
てください。
* 火気厳禁。くわえ煙草での給油は絶対にし
ないでください。
* 燃料がこぼれたときはきれいにふき取って
ください。
* 燃料は規定量(赤色ゲージ)以上入れない
でください。
* 給油後,燃料キャップはガソリンがもれな
いようしっかり締めてください。
* 上記の作業をおこたると,爆発・火災のお
それがあります。
自動車用レギュラーガソリンを使用します。
*[半閉]位置は,寒冷地での暖気運転時などに
使用します。
■スロットルレバー
エンジン回転の調節をします。
1.[高]の方向に回すと回転が上がります。
2.[低]の方向に回すと回転が下がります。
燃料の種類
規定容量
自動車用レギュラーガソリン
2.5L
* 燃料タンク内にゴミや水及びその他異物が混
入しないように,注意してください。
■マフラ
* マフラに手でふれないでください。
ヤケドをするおそれがあります。
6
作業前の点検
* 平坦な場所に機械を安定させて点検してください。
* 点検中はエンジンを停止してください。
調子よく作業するために
(詳細は 25 ページの[ロータリ専用機の簡単な手入れと処置]を参照)
*
*
*
*
*
*
給油するときはエンジンを停止し,エンジンやマフラがじゅうぶん冷えてから行なってください。
火気厳禁。くわえ煙草での給油は絶対にしないでください。
燃料がこぼれたときはきれいにふき取ってください。
燃料は規定量(赤色ゲージ)以上入れないでください。
給油後,燃料キャップはガソリンがもれないようしっかり締めてください。
上記の作業をおこたると,爆発・火災のおそれがあります。
◆ 燃料
A ロータリ爪接地状態で燃料を入れてくだ
さい。
A 自動車用レギュラーガソリンを補給しま
す。
A タンク容量……約 2.5 L(赤色ゲージ以下
にします。
)
◆ エンジンオイル
A エンジンを水平にして,オイルゲージで規
定量あるか点検します。
A 不足している場合は,クボタ純オイルを補
充します。
(ガソリンエンジン用)
スーパー G 10W-30
◆ 主クラッチケーブル・デフロックケーブル
A ケーブルのキャップを外し,エンジンオイ
ルを注油します。
7
作業前の点検
◆ ミッションオイル
A エンジン水平状態で,オイルが検油窓の中間位置まであるか点検しま
す。
A 不足している場合は,クボタ純オイルを補充します。
(NEW UDT,スーパー UDT,スーパー UDT-2 又は M80B)
◆ エアクリーナ
A エアクリーナエレメントにゴミが付着していないか点検します。
◆ タイヤ
A 空気が抜けていないか,また損傷がないか点検します。
◆ その他
A エンジン,ミッションなどから油もれがないか点検します。
A 各しゅう動部へエンジンオイルを注油します。
A 各部の損傷及びボルト・ナットのゆるみがないか点検します。
* 水やごみを混入しないようにしてください。
8
作業前の点検
安全に作業するために
* タイヤの空気圧は,取扱説明書に記載している規定圧力を,必ず守ってください。空気の入れ過ぎ
は,タイヤ破裂のおそれがあり,死傷事故を引き起こす原因になります。
* タイヤに傷があり,その傷がコード(糸)に達している場合は,使用しないでください。タイヤ破
裂のおそれがあります。
* タイヤ,チューブ,リムなどの交換,修理は,必ず購入先にご相談ください。
(特別教育を受けた人が行なうように,法で決められています。)
◆ 主クラッチレバー
デフロックレバー
A クラッチの[入]
・[切]が確実に行なえるか点検します。
A デフロックレバーの[直進]・[旋回]が確実に行なえるか点検します。
A 不良の場合は調整・注油します。
◆ 主変速レバー
A 変速が案内板の表示位置で確実に行なえるか点検します。
◆ 電気配線
A 被覆が溶けたり被れていないか,また配線がはさまれていないか点検し
ます。
◆ エンジン周辺部
A ファンカバーやマフラカバー内にゴミやワラクズの付着がないか点検
します。
◆ ガソリンもれ
A タンクや燃料パイプからガソリンもれがないか点検します。
もれがある場合は,修理点検します。
A 自動車用レギュラーガソリンを補給します。
A タンク容量……規定量(赤ゲージ位置)以上入れないようにします。
A 給油後,ガソリンがもれないよう確実に燃料キャップを締めます。
◆ タイヤ空気圧
A 空気が抜けていないか,又,損傷がないか点検します。
A 適正空気圧……120kPa(1.2kgf/cm)
9
運転のしかた
新車時の扱いかた
2. 主変速レバーを[中立]にします。
■ならし運転(最初の 10 時間まで)
この期間中は各部になじみをつけるため,エンジ
ンを高速回転させたり,過酷な使用はさけ無理を
させないようにしてください。
エンジンの始動と停止のしかた
■始動のしかた
* マフラの排気出口方向に,燃えやすい物が
ないか確認してください。火災のおそれが
あります。
* リコイルスタータを引っ張る方向に人がい
ないか,突起物・障害物がないか確かめて
から始動してください。傷害事故のおそれ
があります。
* エンジンの運転中は,危険ですからマフラ
やそのほか操作レバー以外の物には,触れ
ないでください。ヤケドや傷害のおそれが
あります。
* 夜間作業はしないでください。
* エンジンを始動するときは,主クラッチレ
バーを必ず[切]にしてください。
1. 主クラッチレバーを[切]にします。
(手を離す)
10
運転のしかた
6. エンジンスイッチを押しながら[運転]位置
まで回します。
3. 燃料コックを[ON]
(開)にします。
7. リコイルスタータハンドルを握って,引っ張
ります。
エンジンが始動したら,リコイルスタータハ
ンドルを静かに元に戻してください。
4. チョークレバーを[閉]位置に切り換えます。
5. スロットルレバーを[高]にします。
8. エンジンの運転状態を確認しながら,チョー
クレバーを徐々に[開]の位置に戻します。
9. 2~3分暖気運転をしてから,作業を始めて
ください。
* 運転中はリコイルスタータを引かないでくだ
さい。
11
運転のしかた
4. エンジンスイッチを押すと左に回って[停止]
位置に戻り,エンジンが停止します。
■停止のしかた
* 停止直後はしばらくマフラが熱くなってい
ます。手を触れないでください。ヤケドの
おそれがあります。
1. 主クラッチレバーを[切]にします。
(手を離す)
5. 燃料コックを[OFF](閉)にします。
2. スロットルレバーを[低]にします。
* コックを開いたままの状態で保管したり,車
両で運搬したりすると,エンジン始動が困難
となる場合があります。
また,クランクケース内へガソリンが流入す
ることもあります。
3. 主変速レバーを[中立]にします。
(詳細は
[始動のしかた]10 ページを参照)
12
運転のしかた
発進のしかた
[ロータリカバー固定仕様]
* 運転中は周囲に人を近づけないでくださ
い。傷害事故のおそれがあります。
* 傾斜地での運転や後進するときなどは,ハ
ンドルが持ち上がり,体や首をはさまれる
などのおそれがありますので,主クラッチ
をゆっくり操作してください。
* 狭い場所での運転や後進の運転について
は,エンジンの回転を低速にし,後方や上
方などまわりの安全を確かめゆっくりと主
クラッチ操作をしてください。
* 危険を感じたら,早めに手を離してくださ
い。
1. 主クラッチレバーが[切]の位置にある(手
を離した状態)ことを確認した後,変速レバー
を必要な変速位置にします。
2. 主クラッチレバーを[入]
(握った状態)にす
ると発進します。
3. スロットルレバーを操作して速度を調整しま
す。
* 移動輪の取付けピンが,抵抗棒の取付穴に
入っていることを確認してください。
■移動輪の使いかた
(TR5000 は別売)
* 移動輪をつけた状態で作業しないでくださ
い。
* 移動輪と整地板があたらないように取付けて
ください。
* 取付け・取外し作業は,必ず平坦な場所で
エンジンを停止して行なってください。
* ロータリに付いた土を落としてください。
* 上記の手順をおこたりますと,ロータリ部
が落下して傷害事故を引き起こすおそれが
あります。
* ロータリ専用機は公道では走行できませ
ん。公道を移動するときは,トラックに積
んで運搬してください。
1. 移動時には,抵抗棒の上部にある移動輪を取
付けピンを外し,抵抗棒の下部へ取付けます。
このとき,機体はエンジン側を接地させてく
ださい。
13
運転のしかた
[ロータリカバー開閉仕様(U 仕様)]
■ハンドル高さの調節
* 平坦な場所に機械を安定させて,エンジン
を必ず停止して行なってください。傷害事
故のおそれがあります。
ハンドル高さ調節ノブを4~5回転ゆるめて、高
さを調節してください。ノブが固くて回せない場
合は、スパナでゆるめてください。
ハンドルがガタつく場合は、スパナで締め付けて
ください。
* 調節時はハンドルを支えながらノブをゆるめ
てください。ハンドルが自重で下がり,カバー
などをいためます。
14
作業のしかた
上手な作業のしかた
下記操作手順を守り安全作業を心掛けてください。
■作業前の準備
※各部の調節要領および作業ごとの設定要領を参照して,作業目的に合わせた設定を行なってくださ
い。
■耕うん作業手順
1.
2.
3.
4.
5.
主クラッチレバーを切ります。(主クラッチレバーをはなします。)
主変速レバーを作業の位置に入れます。
デフロックレバーを直進位置にします。
スロットルレバーを高速にします。
主クラッチレバーをゆっくり握り発進します。
■旋回手順
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
主クラッチレバーを切ります。(主クラッチレバーをはなします。)
主変速レバーを移動の位置に入れます。(ロータリ回転停止)
デフロックレバーを旋回位置に入れます。
スロットルレバーを低速にします。
ハンドルを持ち上げます。
主クラッチレバーをゆっくり握り旋回します。
旋回後[耕うん作業手順]の手順で耕うん作業を行ないます。
15
作業のしかた
各部の調節
■簡単うね立てマットの取付けかた(U 仕様
を除く)
* 簡単うね立マットの取付け時は,エンジン
を停止してください。傷害事故のおそれが
あります。
1. 機体のエンジン側を接地させ,整地板は上に
あげ,フックで抵抗棒取付金具に固定します。
* 移動・耕うん作業時は,整地板に取付けてお
きます。
2. 抵抗棒は上から2段目の位置にしてくださ
い。
3. 簡単うね立てマットの上部のピン2箇所を
ロータリ側のフックに引掛け,マット下部の
L 型ステー先のピンを抵抗棒に固定します。
16
作業のしかた
■培土機の取付けかた
■輪距の調節のしかた
培土機は,F・K2 仕様は標準装備です。その他の
仕様につきましては別途ご購入ください。
* 輪距の調節時は,エンジンを必ず停止して
ください。傷害事故のおそれがあります。
* 培土機の取付け時は,エンジンを停止して
ください。傷害事故のおそれがあります。
作業にあわせて輪距を調節してください。車輪取
付ピン位置を変更することにより3段階に調節
できます。
1. 機体のエンジン側を接地させ,整地板は上に
あげ,フックで抵抗棒取付金具に固定します。
2. 培土機は抵抗棒を外してロックピンでセット
します。詳細は培土機の取扱説明書を参照し
てください。
3. ロータリ[正転]で作業を行なってください。
* 調節後は,ロックピンが確実に穴に入ってい
るか確認してください。
◆ 交換の注意
固い地面にて丈夫な木片を用い,機体を安定させ
てから行なってください。
* 培土機角度調節用ノブボルトで培土機の先端
を少し下げ気味に調節してください。
* うね立て作業時以外は,整地板を下げて作
業を行なってください。
17
作業のしかた
作業ごとの設定要領
■[TR5000]
* 耕深調節,移動輪の取付・取外し,爪の取
付・取外し,カバーの調整時はエンジンを
停止してください。傷害事故のおそれがあ
ります。
■[TR6000・TR7000]
◆ 耕うん作業
正転1速でのみ作業ができます。
◆ 耕うん作業
ほ場の状態に合わせ,ロータリを正転または
逆転で作業できます。
(爪 の取付け方向を変える 必要はありませ
ん。)
正転作業 ・・・・ 通常の耕うんは正転で作
業します。
逆転作業 ・・・・ ほ場が硬く,正転ではうま
く耕うん出来ないときは
逆転で作業します。
[TR6000,TR6000J]
A 耕深調節
抵抗棒の長さを調節して耕深調節します。
耕うん作業は上から3~4つ目の線を切り欠
きに合わせロックピンをセットします。
正転・逆転それぞれ1速でのみ作業できます。
[TR6000,TR6000J]
[TR7000]
正転・逆転それぞれ1速,2速で作業できます。
◆ うね立て作業
簡単うね立てマット又は,培土機を取付ける
ことにより,うね立て作業をすることが出来
ます。うね立ては,事前に耕うんを行ないほ
場が軟らかくなってから,正転で作業を行
なってください。
([簡単うね立てマットの取付けかた]16 ペー
ジ・
[培土機の取付けかた]17 ページを参照 )
[TR7000]
18
作業のしかた
◆ うね立て作業
簡単うね立てマット,又は培土機を取付ける
ことにより,うね立て作業をすることが出来
ます。うね立ては,事前に耕うんを行ないほ
場が軟らかくなってから,ロータリ正転で作
業を行なってください。
([簡単うね立てマットの取付けかた]16 ペー
ジ・
[培土機の取付けかた]17 ページを参照 )
A 耕深調節
抵抗棒の長さを調節して,耕深調節します。
正転作業 ・・・・ 上から2~3番目の線を
切り欠きに合わせロック
ピンをセットします。
逆転作業 ・・・・ 一番上の線を切り欠きに
合わせロックピンをセッ
トします。
1. 事前準備として,移動輪を抵抗棒上部に移し
ます。
[TR6000,TR6000J]
正転1速でのみ作業できます。
2. 作業により,適切な位置に抵抗棒をセットし
ます。
[TR6000,TR6000J]
[TR7000]
正転1速,2速で作業できます。
[TR7000]
19
作業のしかた
■[TR6000-U・TR7000-U]
* 爪軸の取付け方法と逆の回転方向で使用する
と,故障や前方への飛び出しの原因となりま
す。
爪軸の取付け方,回転方向およびロータリカバー
の調整で耕うん,うね立て作業を行なうことが出
来ます。
◆ 耕うん作業
爪を内向きに取付け,ほ場の状態に合わせ
ロータリを正転または逆転で作業します。
なお,正転 / 逆転を切り換える際は,必ず爪
の取付け方を変更してください。
(次頁[爪の
取付け方]を参照)
正転作業 ・・・・ 通常の耕うんは正転で作
業します。
逆転作業 ・・・・ ほ場が硬く,正転ではうま
く耕うん出来ないときは
逆転で作業します。
A 耕深調節
抵抗棒の長さを調節して,耕深調節します。
[TR6000-U,TR6000J-U]
正転・逆転それぞれ1速でのみ作業できます。
正転作業 ・・・・ 上から2~3番目の線を
切り欠きに合わせロック
ピンをセットします。
逆転作業 ・・・・ 一番上の線を切り欠きに
合わせロックピンをセッ
トします。
1. 事前準備として,移動輪を抵抗棒上部に移し
ます。
[TR6000-U,TR6000J-U]
[TR7000-U]
正転・逆転それぞれ1速,2速で作業できます。
[TR7000-U]
20
作業のしかた
2. 作業により,適切な位置に抵抗棒をセットし
ます。
A 爪軸の取付け方
・正転耕うん作業時の取付け方
・逆転耕うん作業時の取付け方
21
作業のしかた
[TR7000-U]
* 爪軸を取付けた後は,必ずセットピンを下図
の方向に取付けて,確実に固定してください。
逆転1速,2速で作業できます。
[TR7000-U]
A カバーの調整要領
カバーは下図のように閉じておきます。
* 爪軸の取付け方法と逆の回転方向で使用する
と,故障や前方への飛び出しの原因となりま
す。
◆ うね立て作業
爪を外向きに取付け,逆転で作業を行います。
必要に応じて,うねを崩さないように輪距を
狭めます。
[TR6000-U,TR6000J-U]
逆転1速のみ作業できます。
[TR6000-U,TR6000J-U]
22
作業のしかた
A 爪軸の取付け方
23
作業のしかた
A 耕深調節
1. 抵抗棒の上から5~6番目の線を切り欠きに
合わせロックピンをセットし,移動輪を上向
きにセットしてください。
* 爪軸を取付けた後は,必ずセットピンを下図
の方向に取付けて,確実に固定してください。
A カバーの調整要領
うねの大きさに合わせて,カバーの開閉角度
を調節します。
A 輪距
必要に応じて,うねを崩さないように輪距を
狭めます。(17 ページの[輪距の調節のしか
た]を参照 )
24
ロータリ専用機の簡単な手入れと処置
廃棄物の処理について
◆ 排油のしかた
エンジンを水平に安定させプラグを外し,排油し
てください。この時,必ずオイルパン等で受けて
ください。
廃棄物をみだりに捨てたり,焼却すると,環境
汚染につながり,法令により処罰されることが
あります。
廃棄物を処理するときは
* 機械から廃液を抜く場合は,容器に受けて
ください。
* 地面へのたれ流しや河川,湖沼,海洋への
投棄はしないでください。
* 廃油,ゴム類,その他の有害物を廃棄,又
は焼却するときは,購入先,又は産業廃棄
物処理業者等に相談して,所定の規則に
従って処理してください。
* 粗悪なオイルを使用しますと,エンジンの寿
命を急激に縮めますので,購入先でクボタ純
オイル スーパー G 10W-30 とご指定の上,
お求めください。
(次頁のオイルの点検と交換
表を参照)
* 排油・検油・給油後はプラグを確実に締めて
ください。
日常の手入れ
* 給排油・点検・調節・清掃は,エンジンを
停止し,エンジンやマフラがじゅうぶんに
冷えてから行なってください。
* 平坦な場所に機械を安定させて行なってく
ださい。
■ミッションオイルの交換
◆ 給油のしかた
エンジンを水平にし検油窓の中間位置まで給油
してください。
■エンジンオイルの交換
◆ 給油のしかた
エンジンを水平にし給油口の口元まで入れてく
ださい。
25
ロータリ専用機の簡単な手入れと処置
◆ 排油のしかた
ミッションオイル排油プラグを外して排油しま
す。この時,必ずオイルパン等で受けてください。
* 粗悪なオイルを使用しますと,機械の寿命を
急激に縮めますので,購入先でクボタ純オイ
ル M80B, NEW UDT,スーパーUDT 又はスーパー
UDT-2 とご指定の上,お求めください。
(下の
オイルの点検と交換表を参照)
* 排油・検油・給油後はプラグを確実に締めて
ください。
* オイルを交換する場合は,まず旧油を排出し
ますが,ケース内のゴミも同時に排出させる
ために,できるだけ運転使用後,オイルが暖
まっている状態の時排出してください。
オイルの点検と交換表
項目
(オイル量)
エンジン
オイル
交換
点検方法
[TR5000]0.55L
エンジン水平
[TR6000(-U),6000J(-U),7000(-U)]0.6L
ミッションオイル
(4.5L)
エンジン水平
■エアクリーナエレメントの清掃
オイルの種類
第一回目
以後
20 時間
使用後
50 時間
使用後
クボタ純オイル
(ガソリンエンジン用)
スーパー G 10W-30
年一回
クボタ純オイル
(ミッション用)
M80B, NEW UDT,
スーパー UDT 又は
スーパー UDT-2
20 時間
使用後
2. エレメントの清掃方法
エレメントの清掃は,エレメントの内側から
空気を吹付けるか,手で軽く振ってゴミを取
除いてください。
* 空気圧は 2.1kgf/cm 以下で行なってくだ
さい。
* エレメントは,物に当てて破ったり変形し
ないように注意深く扱い,取付けは正しく
行なってください。
1. エレメントの取外し方
カバーの下側を下方向に引いて爪をはずして
から手前に引き,取外します。
* 汚れたまま使用しますと,エンジンの出力低
下や故障の原因になります。
50 時間使用ごと
エアクリーナの清掃
200 時間使用ごと
エアクリーナエレメント
の交換
* チリやホコリが多い場所で使用する時は,毎
日清掃してください。
26
ロータリ専用機の簡単な手入れと処置
■燃料パイプの交換
■燃料フィルタの清掃
交換にあたっては,購入先にご相談ください。
* 取付け後,ガソリンもれがないか確認して
ください。
* 燃料パイプは自然劣化したり傷があると,
ガソリンもれして火災の原因となります。
作業前に毎回点検し,ヒビや割れが発生し
たものは,新しい燃料パイプと交換してく
ださい。
交 換
1. 燃料フィルタは,燃料のゴミを取除きます。
取除かれたゴミは,ポットの底にたまります。
2. 燃料コックレバーを[閉]にし,フィルタポッ
トを外し,ポットの底にたまっているゴミや
水を捨ててください。
3. 燃料タンク内を点検し,底に異物がたまって
いる場合は,取除いてください。
2年間ごと
100 時間使用ごと
フィルタの清掃
300 時間使用ごと
タンクの清掃
■ファンカバーの清掃
ファンカバーの吸気口は,きれいに清掃します。
ゴミやワラクズ等の付着があるとエンジンの過
熱や出力低下の原因になります。(ここからエン
ジンの冷却風が吸込まれます。)
27
ロータリ専用機の簡単な手入れと処置
■主クラッチケーブルの調節
■点火プラグの調節・清掃・交換
* ベルト調節を行なう場合は,必ずエンジン
を停止して行なってください。
* 調節が終わったら必ずベルトカバーを取付
けてください。巻き込まれるなど傷害事故
を引き起こすおそれがあります。
* エンジンを始動する前に,変速レバーを中
立にしてください。
* 調節・確認時は周囲に人や動物を近づけな
いでください。傷害事故を引き起こすおそ
れがあります。
* 高温部が冷えてから行なってください。
1. ボンネット後方に手を掛けて持上げるとボン
ネットが開きます。
◆ 主クラッチケーブルによる調節
主クラッチレバーを入れた状態でベルトの中央
部を指で押えて 10 ~ 15mm たわむ程度にケーブル
調節金具でテンションプーリを調節してくださ
い。なお,使用初期はベルトが伸びやすいため,
10 時間使用後ケーブルを再調節してください。
ベルトがスリップする 調節金具のA部を短く
場合
する
2. プラグ用ボックススパナでプラグを外して,
清掃します。
3. 電極のすきまが 0.6 ~ 0.7mm になるように調
節してください。
4. 点検調節は6ヶ月に1回行ってください。
主クラッチレバーが重 調節金具のA部を長く
すぎる場合
する
5. 作業が終わったら,ボンネットを元の位置に
戻してください。
* プラグ締付け時は,ネジ山をつぶさないよう
に,はじめに手で締め込んでから,ボックス
スパナで締付けてください。
* 調節・清掃してもエンジンが不調なときは,
新しいプラグと交換してください。
* プラグを外したまま始動操作をしないでくだ
さい。
28
ロータリ専用機の簡単な手入れと処置
■スロットルレバーの調整
* ケーブルで調整できない場合は,購入先にご
相談ください。
スロットルレバーを最高回転にしてもエンジン
回転が上がらないときは,スロットルケーブルを
止めているナベコネジをゆるめて調整します。
ケーブルの A 部が長くなるように調整すると,
エンジン回転が高くなります。
調整にあたっては,購入先にご相談ください。
■デフロックケーブルの調節
デフロックレバーを[直進]にしてもロックされ
にくい場合,又,デフロックレバーを[旋回]に
してもロック解除されにくい場合は,調節金具で
調節します。
ロックされにくい
調節金具のA部を短く
する
ロック解除されにくい
調節金具のA部を長く
する
* 調節後は,調節金具のロックナットを確実に
締付けてください。
29
ロータリ専用機の簡単な手入れと処置
■耕うん爪の取付けかた
*
*
*
*
爪の交換時は,エンジンを停止してください。
サイドカバーを外した時は,危険ですから必ず,爪交換後サイドカバーを確実に取付けてください。
爪交換時はロータリに付いた土を落とし,ロータリ部が落下しないようにしてください。
上記の手順をおこたると,傷害事故のおそれがあります。
◆ 耕うん爪は,下図のように取付けます。
[TR5000]
[TR5000]
[TR6000,TR6000J,TR7000]
[TR6000,TR6000J,TR7000]
30
ロータリ専用機の簡単な手入れと処置
[TR6000-U,TR6000J-U,TR7000-U]
正転耕うん作業時
(参考)取付爪の形状
図
番
[左]
[右]
ヘンケイツチアゲヅメ
ツチアゲヅメ
ナタヅメ
左右各1本
左右各2本
左右各3本
形
状
数
量
[TR6000-U,TR6000J-U,TR7000-U]
◆ 締付けトルク
[TR6000,6000J,7000](M8)
23.5 ~ 27.4 N・m
[TR5000,6000-U,6000J-U,7000-U](M10)
48.0 ~ 55.9 N・m
* 爪の内外の向き,ならびに種類(U 仕様)をまちがえないようにしてください。
* 作業前には爪の取付けボルト・ナットにゆるみがないか確認し,増締めをしてください。
* 爪を交換後は,ボルトを確実に締めてください。
31
ロータリ専用機の簡単な手入れと処置
■タイヤの空気圧
■長期格納時の手入れ
* タイヤの空気圧は,取扱説明書に記載して
いる規定圧力を,必ず守ってください。空
気の入れ過ぎは,タイヤ破裂のおそれがあ
り,死傷事故を引き起こす原因になります。
* タイヤに傷があり,その傷がコード(糸)に
達している場合は,使用しないでください。
タイヤ破裂のおそれがあります。
* タイヤ,チューブ,リムなどの交換,修理
は,必ず購入先にご相談ください。
(特別教育を受けた人が行なうように,法で
決められています。)
* カバーをかけたり,納屋に格納するときは,
火災のおそれがあるため,エンジンが冷え
てからにしてください。
* 燃料がこぼれたときは,きれいにふき取っ
てください。爆発・火災のおそれがありま
す。
1. 主クラッチレバーは[切]の位置にして保管
します。
2. 燃料タンク・キャブレター・フィルタポット
の中のガソリンは全て抜取ります。
(1ヶ月以上使用しないとき)
3. オイルを交換し,各部をきれいに掃除します。
4. エアクリーナエレメントを,掃除しておきま
す。
5. エンジンのシリンダ内に湿気が入って,始動
が困難になるのを防止するため,リコイルス
タータハンドルを引っ張って,圧縮位置で止
めておきます。
6. カバーをかけ,湿気や草・ワラ及びホコリの
ない場所に置いてください。
7. さびを防ぐため,爪軸を外し,耕うん軸と爪
軸の内側を清掃し,油又はグリスを塗布して
ください。
空気圧が高すぎても低すぎても,タイヤの寿命を
縮めますから,定期的に空気圧を調べ,適正にな
るように調節してください。
適正空気圧
120kPa
(1.2kgf/cm )
空気を入れるには,エアーコンプレッサ,又は自
動車などのタイヤに空気を入れる高圧手押しポ
ンプを用いてください。
使用後の手入れ
使用後は,必ずその日に清掃を行ない,各部に付
いている土やゴミを落とし,各しゅう動部はさび
ないように油やグリス及び防錆剤を適宜塗布し
てください。特にファンカバー内にゴミが詰まり
ますと,エンジンの焼付きなどの原因になります
ので,よく点検・清掃を行なってください。
* ほ場に保管していると,地面からの湿気が多
いのでさびやすくなります。
* 水洗いのとき,エアクリーナ吸込口から水が
入らないようにカバーをしてください。
■エンジン始動不良を防ぐために
エンジン停止後,必ず燃料コックを閉めてくださ
い。
* コックを開いたままの状態で,保管したり,
前に倒したり,また車両で運搬したりすると,
エンジン始動が困難となる場合があります。
また,クランクケース内へガソリンが流入す
ることもあります。
32
ロータリ専用機の簡単な手入れと処置
洗車時の注意
■燃料の抜取り
高圧洗車機の使用方法を誤ると人を怪我させた
り,機械を破損・損傷・故障させることがありま
すので,高圧洗車機の取扱説明書・ラベルに従っ
て,正しく使用してください。
* 燃料がこぼれた時はきれいにふき取ってく
ださい。
1ヶ月以上使用しないとき,燃料タンク内のガソ
リンはポンプなどを使用して抜取り,キャブレ
ター内は排出つまみを引いて,フィルタポットは
外して全部抜き取ってください。
機械を損傷させないように洗浄ノズルを拡散に
し,2 m 以上離して洗車してください。
もし,直射にしたり,不適切に近距離から洗車
すると,
1. 電気配線部被覆の損傷・断線により,火災を
引き起こすおそれがあります。
2. 機械の破損・損傷・故障の原因になります。
例)(1) シール・ラベルの剥がれ
(2) 電子部品,エンジン・トランスミッ
ション室内などへの浸入による故
障
(3) オイルシールなどのゴム類,樹脂
類の破損
(4) 塗装,メッキ面の皮膜剥がれ
* 燃料をそのままにしておくと,燃料タンクや
キャブレター内のガソリンが変質し,次の始
動が困難になります。
33
ロータリ専用機を運搬するとき
6. 燃料コックレバーは[閉]にします。
7. 雨天時には,エアクリーナの吸込口にカバー
をかぶせてください。
* 積込み・積降ろしは,平坦で交通の邪魔に
ならない安全な場所で行なってください。
* アユミ板はすべり止めの付いた,機体重量
に耐えるもので,トラックの荷台の高さ
[1]に対しアユミ板の長さ[4以上]のも
のを使用し,確実に固定してください。
* 足元に注意し,車速は最低速で上りは[前
進]
,下りは[後進]で行なってください。
* 途中で主クラッチを切ったり,変速操作を
絶対にしないでください。落下・転倒のお
それがあります。
* デフロックレバーは[直進]の位置にして
ください。
[旋回]の位置にすると思わぬ方
向に進むことがあり危険です。
* トラックは,荷台に天井がない車を使用し
てください。首や体をはさまれるおそれが
あります。
* トラックでの運搬時は,タンク内のガソリ
ンの量を,積込み・積降ろしに必要な最低
量とし,残りのガソリンは,別に用意して
おいた法で定められたタンクに移して運搬
してください。火災のおそれがあります。
* ロープを掛けるとき,変速レバーや樹脂カ
バー,小物部品にロープが触れないように気
をつけてください。
破損したり機能が損なわれるおそれがありま
す。
* エアクリーナの吸込口にカバーをかぶせない
で運搬すると,雨水や砂ホコリが入り,エア
クリーナ性能が低下します。
* 燃料コックレバーを[開]いたまま運搬する
と,キャブレター内でガソリンがオーバーフ
ローし,エンジン始動が困難となります。ま
た,クランクケース内にガソリンが流入する
こともあります。
自動車(トラック)
への積込み,
運搬
1. トラックを平坦な場所に止め,駐車ブレーキ
を掛けます。
2. あゆみ板を荷台に確実に固定します。
3. 車速は最低速で,上りは前進[1速]で,下
りは,[後進]にします。
4. 機体は荷台にロープで確実に固定します。
5. 機体にロープを掛けるときは,前部プロテク
タ・抵抗棒・ハンドルの3箇所を固定してく
ださい。
34
付表
主要諸元
販 売 型 式 名
TR5000
TR6000
1500
TR6000-U
TR6000J
TR6000J-U
機 全長
体
全幅
寸
法 全高
(mm)
1470
(mm)
1040
1085
1060
機体質量(重量)
(kg)
77
84
87
(mm)
型式名
TR7000-U
620
615
1510
620
615
620
615
GR170-1-GT-KN4
GR130-1-GT-KN4
種類
空冷4サイクル傾斜型 OHV ガソリンエンジン
総排気量
(L{cc}
) 0.125{125}
0.169{169}
エ 連続定格出力
2.0{2.7}/
ン
(kW{PS}/ rpm)
1700
ジ
(kW{PS}
) 3.2{4.3}
ン 最大出力
3.0{4.1}/ 1700
4.6{6.2}
使用燃料
燃料タンク容量
自動車用無鉛ガソリン
(L)
2.5
始動方式
リコイルスタータ式
車輪(タイヤ)
3.50-6
3.50-7
輪距(外幅) (mm)
4.00-7
250(350), 350(450), 400(500)
主クラッチ方式
ベルトテンション式
走 操向クラッチ方式
行
(段)
部 変速段数
走行
速度
TR7000
デフ式(ロック付)
前進2・後進1
前進
(km/h) 0.82 ~ 3.76
後進
(km/h)
0.82
前進3・後進1
0.89 ~ 4.04
1.01 ~ 4.62
0.89
1.01
車軸の形状・寸法 (mm)
丸軸・直径 20
駆動方式
センタードライブ
変速段数
(段)
正転1
ロ 爪軸回転速度
|
タ 耕幅
リ
爪回転径
(rpm)
正転 213
(mm)
(mm)
正転1・逆転1
正転 213・
逆転 249
550
正転 261・
逆転 349
正転 213・
逆転 249
正転 261・
逆転 349
正転 213・
逆転 249
正転 261・
逆転 349
330・500
550
330・500
550
330・500
固定式
開閉式
290
350
爪軸の形状・寸法 (mm)
ロータリカバー形状
丸軸・直径 25
固定式
開閉式
固定式
※この主要諸元は,改良のため予告なく変更することがあります。
35
開閉式
付表
走行速度一覧表
変 速
TR5000
TR6000
TR6000-U
TR6000J
TR6000J-U
TR7000
TR7000-U
km/h
(m/ 分)
km/h
(m/ 分)
km/h
(m/ 分)
km/h
(m/ 分)
km/h
(m/ 分)
km/h
(m/ 分)
km/h
(m/ 分)
前進1
0.82(13.7)
0.89(14.8) 0.89(14.8) 1.01(16.9) 1.01(16.9)
1.01(16.9)
1.01(16.9)
前進2
3.76(62.6)
4.04(67.4) 4.04(67.4) 4.62(77.1) 4.62(77.1)
1.33(22.2)
1.33(22.2)
前進3
なし
4.62(77.1)
4.62(77.1)
後進1
0.82(13.7)
1.01(16.9)
1.01(16.9)
定格回転数(rpm)
条
プーリ外径(mm)
件
タイヤ
なし
なし
なし
なし
0.89(14.8) 0.89(14.8) 1.01(16.9) 1.01(16.9)
1700
φ75 - φ127
3.50-6
3.50-7
4.00-7
標準付属部品
品名
数量 / 台
プラグボックス
1
取扱説明書
1
保証書
1
ガソリンメンテナンス要領書
1
備考
主な消耗部品一覧表
A エンジン関係
数 量
品 名
品 番
TR5000
TR6000
TR6000J
TR7000
TR6000-U
TR7000-U
TR6000J-U
備 考
スパークプラグ
13901-67710
1
フィルタエレメント
13979-43160
1
フューエルフィルタ用
パッキン
13979-43140
1
フューエルフィルタ用
フューエルチューブ
KA761-54731
1
燃料タンク
からフィルタポット
フューエルチューブ
09664-50090
1
フューエルフィルタ
からキャブレター
エレメント,
アッシ(エアクリーナ)
E2155-11210
1
エアクリーナ用
ガスケット(オイルパン) 12867-11510
1
エアクリーナ用
36
付表
A 本機関係
数 量
品 名
品 番
TR5000
TR6000
TR6000J
TR7000
TR6000-U
TR6000J-U
備 考
TR7000-U
V ベルト(B36)
KA761-62210
1
ケーブル,コンプ(シュクラッチ)
KA761-42110
1
ケーブル,コンプ(デフロック)
KA761-42810
1
コード(ストップスイッチ)
KA731-55120
1
アタマツキピン
05122-50835
2
タイヤ取付用
スナップピン
05515-50800
2
タイヤ取付用
オイルシール
60751-12460
2
車軸
オイルシール
61011-17150
2
耕うん軸
マルピン M10
91201-36430
2
2
爪軸取付用
スナップピン
05525-51000
2
2
爪軸取付用
セットピン(ツメジク)
KA764-33212
-
2
爪軸取付用
コウウンヅメ(300,ヒダリ)
KA711-33310
5
-
コウウンヅメ(300,ミギ)
KA711-33320
5
-
コ ウ ウ ン ヅ メ (アッシ品番)
アッシ
コウウンヅメ(セイギャク)①
92181-18500
-
1
-
①のセット
KA761-33310
-
10
-
※ アッシ構成部品
(アッシ品番)
07908-78500
-
1
②~⑦のセット
コウウンヅメ(ナタ 10,ヒダリ)②
60724-32150
-
3
コウウンヅメ(ナタ 10,ミギ)③
60724-32160
-
3
ツチアゲヅメ V/24 ヒダリ ④
91183-11230
-
2
ツチアゲヅメ V/24 ミギ ⑤
91183-11240
-
2
ヘンケイツチアゲヅメ ヒダリ ⑥
91183-11210
-
1
ヘンケイツチアゲヅメ ミギ ⑦
91183-11220
-
1
コウウンヅメ
アッシ
※ アッシ構成部品
ツメトリツケボルト
91201-11470
10
-
12
爪取付用,M10
バネザガネ
04512-50100
10
-
12
爪取付用,M10
ナット
02118-50100
10
-
12
爪取付用,M10
ボルト
01123-50820
-
20
-
爪取付用,M8
ナット
02114-50080
-
20
-
爪取付用,M8
※注: 各アッシの構成部品は,単品でもご購入いただけます。
37
トラブルと処置
■ エンジンが始動しないとき
原 因
A 始動の手順が間違っている。
処 置
正しい順序で始動する。
(10 ページの「運転のし
かた」を参照)
A タンクにガソリンを入れたまま1ヵ月以上保 タンク・キャブレター内の劣化したガソリンを排
出し,新しいガソリンを入れる。
管しガソリンが劣化した。
A フィルタポットに水やゴミが混入している。
ポットを外してフィルタエレメントを清掃する。
また新しい物と交換する。
キャブレター内のガソリンも排出する。
A チョークを引いた(閉じた)状態でリコイルを チョークを戻し(開き)リコイルを引くか,点火
プラグを外して乾燥させる。
何回も引過ぎガソリンを吸いすぎた。
A エンジン停止後,燃料コックを閉じないで本機 クランクケース内にガソリンが混入していたら新
を前に倒したり,車両で運搬したためキャブレ しいエンジンオイルと交換する。
ターがオーバーフローした。
A エアクリーナエレメントが目詰まりしている。 エレメントを外して清掃する。
または新しい物と交換する。
A 点火プラグの火花が弱い,飛ばない。
点火プラグを外して付着したカーボンを清掃す
る。または,新しい物と交換する。
■ エンジン回転が上がらない,不安定,出力が不足するとき
原 因
処 置
A エンジンが暖まってもチョークを引いた(閉じ チョークを戻す(開く)
。
た)まま運転している。
A フィルタポットに水やゴミが混入している。
ポットを外して清掃する。
キャブレター内のガソリンも排出する。
A エアクリーナエレメントが汚れている。
エレメントを外して清掃する。
A スロットルケーブルの引っ張りが不足してい ケーブルのセット位置を調節する。
る。
■ エンジンが振れる,異音が発生する
原 因
A エンジン取付けボルトがゆるんでいる。
処 置
取付けボルトを締付ける。
■ ハンドルのガタが多い
原 因
A ハンドル回転部のガタが多い。
処 置
ハンドル締付ボルトを締め直す。
上記の処置をしてもトラブルが直らないときは,購入先にご相談ください。
38
修理・取扱い・手入れなどでご不明の点はまず,購入先へ ご相談ください。
おぼえのため,記入されると便利です
購入先名
ご購入日
エンジン型式
担当
型式
機番
電話 ( ) −
車台番号
その他装着型式
機番
TR5000/6000/6000-U/7000/7000-U
AP . A . 1 - 1 . 50 . AK
取扱説明書
1AFACABAP1200
-
T
R
5
0
0
0
・
6
0
0
0
︵
U
︶
・
7
0
0
0
︵
U
︶
5000
6000(-U)
7000(-U)
-
品番 KA766-6511-2
〒556-8601
大阪市浪速区敷津東1丁目2番47号
ご使用前に必ずお読みください
いつまでも大切に保管してください
OR'S MANU
ERAT
A
L
OP
TR
このマークは「 お 客 様 」「 ディーラ」「クボタ」の 三 者
が一体となって安全宣言を行うための統一マークです。