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ポータブル型 電気伝導率計
ES-71
取扱説明書
CODE:GZ0000333611A
は じ めに
本書は、 ポー タ ブル型 電気伝導率計 ES-71 を取 り 扱 う 方を対象に書かれています。
ご使用にな る前に、 本書を必ずお読み く だ さ い。 お読みにな っ た後は必要な と き にす ぐ
に取 り 出せる よ う に大切に保管 し て く だ さ い。
製品の仕様 ・ 外観は、 改良のため予告な く 変更する こ と があ り ます。
また、 本書に記載 さ れている内容も予告な く 変更 さ れる場合があ り ます。 あ らか じ めご
了承 く だ さ い。
■保証 と 責任の範囲
本製品の保証期間は納入後 1 年間です。 万一、 保証期間中に弊社の責任によ る故障が発
生 し た場合は、 無償にて修理または部品の交換を し ます。
ただ し 、 次のよ う な場合は保証の対象から除外 し ます。
・ 誤操作によ る故障の場合
・ 弊社以外で修理や改造を し た場合
・ 不適切な環境で使用 し た場合
・ 本書記載以外の方法で使用 し た場合
・ 弊社の責任外の事故によ る場合
・ 災害によ る場合
・ 本体落下によ る故障の場合
・ 腐食 ・ さ びな どによ る故障、 または外観の劣化
・ 消耗品
本製品の故障に よ る 損害、 デー タ の抹消に よ る損害、 その他本製品 を使用す る こ と に
よ っ て生 じ た損害について、弊社は一切その責任を負いかねますので、 ご了承 く だ さ い。
■商標について
・ Microsoft、 Windows、 Windows Vista は、 米国 Microsoft Corporation の、 米国、 日本
お よびその他の国における登録商標または商標です。
その他、 記載 さ れている会社名、 商品名は、 各社の商標または登録商標です。 本書では、
R マー ク、 TM マー クは省略 し ている場合があ り ます。
CODE:GZ0000333611A
September, 2013 © 2013 HORIBA, Ltd.
I
は
じ
め
に
内容物をご確認ください
■内容物一覧
梱包を開いた ら、 まず機器に損傷がないか確認 し 、 標準付属品 (下図参照) について も
品物がそ ろ っ ている こ と を確認 し て く だ さ い。
万一機器な どに損傷や欠陥があ り ま し た ら、 ご購入店または最寄 り の弊社支店、営業所、
代理店ま でご連絡 く だ さ い。
は
じ
め
に
計器本体
ク イ ッ ク マニ ュ アル
取扱説明書 (本書)
単 4 形アルカ リ 乾電池
注記
・ 付属品は防水仕様ではあ り ません。
・ 付属のアルカ リ 乾電池は動作確認用のため、 す ぐ に電池容量がな く な る可能性があ り ま
す。 その際は新 し い電池を用意 し て く だ さ い。
II
Regulations
■ Korea certification
●
は
じ
め
に
III
安全にお使いいただくために
■警告の種類 と 表示方法
本書お よび製品では、 次のよ う な警告表示を し ています。 内容を よ く 理解 し て、 正 し く
安全にご使用 く だ さ い。
は
じ
め
に
●警告表示の意味
取 り 扱いを誤っ た場合、 使用者が死亡または重傷を負 う こ と
があ り 、 かつその切迫の度合いが高い もの
取 り 扱いを誤っ た場合、 使用者が死亡または重傷を負 う 可能
性が想定 さ れる もの
取 り 扱いを誤っ た場合、 使用者が傷害を負 う こ と が想定 さ れ
るか、 または物的損害の発生が想定 さ れる もの
●図記号
強制 : 必ず実行する内容
禁止 : し てはいけない内容
IV
安全にお使いいただくために
■安全のための注意
こ こ に示す注意事項は、 製品を安全に正 し く お使いいただ き、 危害や損害を未然に防止
する ためのものです。 こ れらの事項は、 危害や損害の大き さ と 切迫の程度を明示する た
めに、 「危険」 「警告」 「注意」 の 3 つに区分 さ れています。
いずれ も安全に関する重要な内容ですから、 必ず守っ て く だ さ い。
は
じ
め
に
●計器、 電極について
警 告
専用 AC アダプ タ 以外は使用 し ないで く だ さ い。
発熱、 発火する な ど し て、 火災や事故の原因 と な り ます。
分解、 改造は行わないで く だ さ い。
発熱、 発火する な ど し て、 火災や事故の原因 と な り ます。
注 意
RS-232C 通信、 AC アダプ タ は、 水分が掛かる可能性がある場所では絶対
に使用 し ないで く だ さ い。 火災、 感電、 故障の原因 と な り ます。
V
安全にお使いいただくために
●乾電池について
警 告
電池は乳幼児の手の届かない と こ ろ に置いて く だ さ い。
万一電池を飲み込んだ場合は、 す ぐ に医師に相談 し て く だ さ い。
は
じ
め
に
電池のアルカ リ 液が目に入っ た と きは、 こ す ら ずに速やかに きれいな水で
洗っ た後、 医師の処置を受けて く だ さ い。 失明な どの障害のおそれがあ り
ます。
電池を火の中に入れた り 、 加熱、 分解、 改造 し ないで く だ さ い。
漏液、 発熱、 破裂するおそれがあ り ます。
注 意
電池の外装ラ ベルをはが し た り 、 傷つけた り し ないで く だ さ い。
手指を傷つけるおそれがあ り ます。
VI
安全にお使いいただくために
■取 り 扱い上の注意
●計器の取 り 扱いについて
・落 と し た り 、 ぶつけた り し て本計器に過度の衝撃を与えないで く だ さ い。
・本計器は耐溶媒材料を使用 し ていますが、 すべての薬品に対 し て耐性があるわけでは
あ り ません。 強酸 ・ 強アルカ リ な どの溶液に浸 し た り 、 こ れら を使用 し て計器を拭い
た り し ないで く だ さ い。
・本計器を水中に落 と し た り 、 ぬら し た り し た場合は、 柔らかい布で水分を拭き取っ て
く だ さ い。 ド ラ イヤな ど を使用 し て乾燥 し ないで く だ さ い。
・本計器は JIS 保護等級 IP67 に相当する防塵、 防水構造を備えています。 本書に記載
し ている内容に従っ て正 し く 取 り 扱っ た場合において、 JIS 保護等級 IP67 に相当する
防塵、 防水性能を保証 し ます。 JIS 保護等級 IP67 相当の防水性能 と は、 水深 1 m に
30 分浸漬 さ せて も機器が故障せず動作する こ と です。 すべての状態における無破壊、
無故障、 防塵、 防水性能を保証する ものではあ り ません。
・電池交換時、 AC アダプ タ 接続時、 RS-232C 通信時は防塵、 防水性能を保証で き ませ
ん。 これらのカバーが正 し く 取 り 付け られている こ と で防塵、 防水性能が保たれます。
・電池交換、 AC アダプ タ 接続、 RS-232C 通信後はそれぞれのカバーについている防水
パ ッ キンに異物が付着 し た り 、変形や変色が し ていない こ と を必ず確認 し て く だ さ い。
防水パ ッ キンに異物が付着 し ていた り 、 変形、 変色 し た り し ている と 、 ち り 、 ほ こ り
の侵入や漏水の原因 と な り 計器の故障につなが り ます。
・電極ケーブル、 専用シ リ アルケーブルまたは AC アダプ タ ケーブルを計器から 取 り は
ずす際は、 ケーブルのコ ネ ク タ 部を持っ て取 り はず し て く だ さ い。 ケーブル部を持っ
て取 り はずす と 計器側 コ ネ ク タ の破損の原因 と な り 、 計器の故障につなが り ます。
・RS-232C によ るパー ソ ナルコ ン ピ ュ ー タ (以下 PC) と の通信時、 ノ イ ズな ど環境に
よ っ ては正確に通信で き な く な る こ と があ り ます。
・ち り やほこ り の多い と こ ろや、 ぬれた手で電池交換、 AC アダプ タ 接続、 RS-232C 通
信を し ないで く だ さ い。 ち り 、 ほ こ り または水分が計器内部に入 り 、 故障の原因 と な
り ます。
・爪の先や先が尖っ た ものを使っ てキーを押 さ ないで く だ さ い。 キーの破損の原因 と な
り ます。
・測定デー タ を計器へ保存中に電源供給が停止 し た場合、 デー タ が破損する可能性があ
り ます。
・本計器はニ ッ ケル水素充電池を利用で き ますが、 本計器にセ ッ ト さ れたニ ッ ケル水素
充電池を専用 AC アダプ タ を使用 し て充電する こ と はで き ません。
VII
は
じ
め
に
安全にお使いいただくために
●乾電池の取 り 扱いについて
・電池を シ ョ ー ト さ せないで く だ さ い。
・電池の+ と -を正 し く セ ッ ト し て く だ さ い。
・電池を使い切っ た と きや、 計器を長期間使用 し ない と きは電池を取 り はず し て く だ さ
い。
は
じ
め
に
・指定 さ れた種類の電池の う ち、 必ず同 じ 種類の電池を 2 本使用 し て く だ さ い。
・新 し い電池 と 使用 し た電池を一緒に使用 し ないで く だ さ い。
・ニ ッ ケル水素充電池は、 満充電のもの と 充電途中のものを一緒に使用 し ないで く だ さ
い。
・充電池ではない乾電池は充電 し ないで く だ さ い。
●使用環境について
本計器は以下の環境で ご使用 く だ さ い。
・気温が 0 ~ 45°C であ り 、 相対湿度が 80% 以下で結露 し ない場所
ただ し 、 以下のよ う な場所は避けて く だ さ い。
・強い振動のある と こ ろ
・直射日光の当た る と こ ろ
・腐食性のガスの発生する と こ ろ
・冷暖房器具の近 く
・風が直接当た る と こ ろ
●輸送について
本計器を輸送する場合は、 納入時の梱包箱を使用 し て く だ さ い。
指定外の梱包方法で輸送 し た場合は、 故障の原因 と な り ます。
●廃棄について
・本計器は、 産業廃棄物 と し て廃棄 し て く だ さ い。
・校正時に使用する標準液な どは、 中和 し て廃棄 し て く だ さ い。
・乾電池は、 各地方自治体の条例または規則に従い廃棄 し て く だ さ い。
VIII
安全にお使いいただくために
■本書について
●表記の説明
注記
は
じ
め
に
製品を正 し く 動作 さ せる ために必要な こ と を記載 し ています。
ヒント
製品を扱 う う えで参考 と な る情報を記載 し ています。
参照
関連情報の記載箇所を示 し ています。
IX
目 次
は じ めに.................................................................................. I
■ 内容物一覧.............................................................................II
■ 警告の種類 と 表示方法......................................................... IV
は
じ
め
に
■ 安全のための注意 ................................................................. V
■ 取 り 扱い上の注意 ............................................................... VII
■ 本書について ....................................................................... IX
各部の名称 と 基本操作 ........................................................... 1
■ 各部の名称.............................................................................2
● 計器本体 ....................................................................................... 2
● 計器画面表示 ................................................................................ 3
● 操作キー ....................................................................................... 4
■ 基本操作 ................................................................................5
● 操作モー ド を切 り 替え る .............................................................. 5
● 測定項目を切 り 替え る .................................................................. 6
● バ ッ ク ラ イ ト を使用する .............................................................. 7
● 各種設定時に数値を入力する ....................................................... 8
測定をする ............................................................................. 9
■ 測定の前に ...........................................................................10
● 測定前に確認 し て く だ さ い......................................................... 10
● 計器の電源を入れる ................................................................... 11
● 日時を設定する........................................................................... 13
● 電極を接続する........................................................................... 14
■ 電気伝導率、 塩分濃度、 TDS、 電気抵抗率の測定をする ...15
● 計器設定をする........................................................................... 16
● 塩分濃度の校正をする ................................................................ 21
● 測定をする .................................................................................. 23
い ろ い ろ な機能を使 う ......................................................... 25
X
目 次
● 測定デー タ を内部 メ モ リ に保存する...........................................26
● 保存 し たデー タ を表示する .........................................................27
● 保存 し たデー タ を一括消去する ..................................................28
● 校正デー タ を消去する ................................................................29
● 測定、 校正デー タ を印刷する .....................................................31
● 保存 し たデー タ を PC で使 う ......................................................33
● 外部機器から リ モー ト 操作をする ..............................................34
● 自動デー タ 保存機能を使 う (初期設定 : OFF) ..........................35
● ID 番号を設定する (初期設定 : 000) .........................................36
● 温度セ ンサを校正する ................................................................37
● オー ト パワーオ フ 設定を変更する (初期設定 : OFF)................38
● プ リ ン タ ユニ ッ ト のテ ス ト 印字をする .......................................39
● 工場出荷時の設定に戻す.............................................................40
メ ン テナン ス........................................................................ 41
● 本計器のお手入れ、 保管について ..............................................41
● 本計器の保管環境について .........................................................41
● 電気伝導率セルのお手入れ、 保管について ................................42
● 電気伝導率セルのチ ェ ッ ク 、 校正をする ...................................43
こ んな と きは........................................................................ 45
■ エ ラ ー メ ッ セージが出た と きは ..........................................45
● ERR No.0001 内部 メ モ リ 異常 .................................................45
● ERR No.0002 電池残量不足.....................................................45
● ERR No.0003 電極安定性不良 .................................................46
● ERR No.0009 プ リ ン タ 通信異常 .............................................46
● ERR No.0010 メ モ リ デー タ オーバー ......................................46
● ERR No.0011 セル定数設定範囲外..........................................46
■ ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ン グ .....................................................47
● 測定値がふら つ く .......................................................................47
● 応答が遅い ..................................................................................47
XI
は
じ
め
に
目 次
● 指示が変化 し ない、 ま っ た く 応答 し ない ................................... 48
● 測定値が点滅する ....................................................................... 48
● 測定値に再現性がない ................................................................ 48
● 温度表示が点滅する / 温度表示が 25°C から変化 し ない............ 49
は
じ
め
に
● 電源を入れて も何も 表示 し ない ................................................. 49
● キーが膨張 し ている ................................................................... 49
● 表示が欠けている ....................................................................... 50
付録...................................................................................... 51
■ 主な仕様 ..............................................................................51
● 電気伝導率セル適用レ ン ジ早見表 (電気伝導率表示) ............... 52
● 電気伝導率セル適用レ ン ジ早見表 (電気抵抗率表示) ............... 53
■ 計器の初期設定....................................................................54
■ 技術資料 ..............................................................................55
● 電気伝導率の測定 ....................................................................... 55
■ も っ と 知 り たい と きは.........................................................56
■ オプ シ ョ ン ...........................................................................57
XII
各部の名称 と 基本操作
こ こ では各部の名称のほか、 各部の主な役割、 機能、 基本的な操作方法について
説明 し ています。
■ 各部の名称 ..................................................................................... 2
● 計器本体 .................................................................................................. 2
● 計器画面表示........................................................................................... 3
• 電池残量表示について ........................................................................................... 3
● 操作キー .................................................................................................. 4
各
部
の
名
称
と
基
本
操
作
■ 基本操作......................................................................................... 5
● 操作モー ド を切 り 替え る ......................................................................... 5
● 測定項目を切 り 替え る ............................................................................ 6
● バ ッ ク ラ イ ト を使用する ......................................................................... 7
● 各種設定時に数値を入力する.................................................................. 8
ES-71
1
各部の名称
■各部の名称
●計器本体
各
部
の
名
称
と
基
本
操
作
2
No.
名称
1
2
デ ィ スプレ イ
操作キー
3
電極コ ネ ク タ
4
5
温度コ ネ ク タ
電池カバー
6
電極フ ッ ク取付部
7
ス ト ラ ッ プ取付部
8
シ リ アルコ ネ ク タ
9
AC 電源コ ネ ク タ
説明
測定値や設定値な ど を表示 し ます。
計器操作に使用 し ます。
電極の BNC 端子を接続 し ます。
電極の温度端子を接続 し ます。
内部に電池を セ ッ ト し ます。
電極フ ッ ク (オプ シ ョ ン) を取 り 付ける こ と がで き
ます。
ス ト ラ ッ プ を取 り 付ける こ と がで き ます。
RS-232C 通信用専用シ リ アルケーブル、 専用プ リ ン
タ ケーブルを接続 し ます。
オプ シ ョ ンの AC アダプ タ を接続する コ ネ ク タ です。
HORIBA
各部の名称
●計器画面表示
5
4
2
1
3
6
11
10
7
8
9
2
2
12
13
各
部
の
名
称
と
基
本
操
作
No.
名称
1
ス テー タ スア イ コ ン
2
3
4
方向キーア イ コ ン
日時、 設定項目表示部
エ ラ ー No. ア イ コ ン
5
デー タ No. ア イ コ ン
6
7
測定項目表示部
HOLD ア イ コ ン
8
SET ア イ コ ン
数値を入力 し てい る と き点灯 し ます。
9
温度値表示部
10
MTC ア イ コ ン
11
測定値、 設定値表示部
12
標準液校正履歴ア イ コ ン
13
単位表示部
測定、 設定 さ れた温度を表示 し ます。
温度設定が MTC (任意温度設定) の と き点灯 し ま
す。
測定値、 設定値を表示 し ます。
標準液校正をする と 対応 し たア イ コ ンが点灯 し ま
す (本計器では使用 し ません)。
測定項目、 表示項目に対応する単位を表示 し ます。
主な機能
現在の操作モー ド 、 電極状態、 プ リ ン タ / PC 接続
状態、 電池残量を表示 し ます。
現在操作で き る方向キーを表示 し ます。
現在の日時、 設定項目な ど を表示 し ます。
エ ラ ー No. を表示 し ます。
デー タ No. を表示 し ます。
現在設定 し ている測定項目を表示 し ます。
測定値の表示を固定 し ている と き点灯 し ます。
• 電池残量表示について
電池残量が十分にあ り ます。
電池残量が少 し 減っ ています。
電池残量が少な く な っ ています。
バ ッ ク ラ イ ト が使用不可にな る こ と があ り ます。
電池残量があ り ません。 電池を交換 し て く だ さ い。
「ERR No.0002」 を表示 し 、 操作不可にな り ます。
ES-71
3
各部の名称
●操作キー
各
部
の
名
称
と
基
本
操
作
キー
名称
説明
MEAS キー
その他のモー ド から測定モー ド に変更 し ます。 設定モー ド
で行っ た変更は、 こ のキーを押 し て測定モー ド に戻っ た と
き に反映 さ れます。
測定モー ド において、 オー ト ホール ド 測定の ON/OFF を切
り 替え ます。
CAL キー
測定モー ド から校正モー ド に変更 し ます。
校正モー ド において、 校正を開始 し ます。
DATA キー
測定モー ド から デー タ モー ド に変更 し ます。
SET キー
測定モー ド から設定モー ド に変更 し ます。
POWER キー 計器電源の ON/OFF を切 り 替え ます。
MODE キー
測定モー ド において、 測定する項目を切 り 替え ます。
LIGHT キー
バ ッ ク ラ イ ト の ON/OFF を切 り 替え ます。
ENTER キー
選択、 設定時の決定を行います。
測定、 校正、 デー タ モー ド においてデー タ を印刷 し ます。
UP キー
DOWN キー
LEFT キー
RIGHT キー
4
選択 し ている項目を変更 し ます。
数字入力時に選択桁の数字を変更 し ます。
選択 し ている項目を変更 し ます。
数字入力時の選択桁を変更 し ます。
HORIBA
基本操作
■基本操作
●操作モー ド を切 り 替え る
本計器では、 用途に応 じ て 4 つの操作モー ド を切 り 替えて操作 し ます。
ス テ ー タ ス ア イ コ ン で現在のモー ド を確認す る こ と がで き ま す。 対応す る キーで操作
モー ド を変更 し ますが、 校正モー ド 、 デー タ モー ド 、 設定モー ド は測定モー ド から のみ
変更で き ます。
別の操作モー ド にする場合は、 測定モー ド に し てから変更 し て く だ さ い。
ス テー タ スア イ コ ン
アイ コン
名称
説明
測定モー ド
測定をする こ と がで き ます。
校正モー ド
校正をする こ と がで き ます。
デー タ モー ド
設定モー ド
各
部
の
名
称
と
基
本
操
作
内部 メ モ リ へのデー タ 保存、 保存 し たデー タ の参照
をする こ と がで き ます。
各種設定をする こ と がで き ます。
測定モー ド
キー
キー
キー
キー
キー
校正モー ド
ES-71
キー
デー タ モー ド
設定モー ド
5
基本操作
●測定項目を切 り 替え る
本計器では複数の項目を測定する こ と がで き ます。
測定モー ド において キーを押す と 、 測定で き る項目が変化 し ます。
キー
各
部
の
名
称
と
基
本
操
作
キー
キー
キー
6
HORIBA
基本操作
●バ ッ ク ラ イ ト を使用する
暗い場所な ど で画面が見に く い と き に、 キーを押す と バ ッ ク ラ イ ト を点灯する こ と が
で き ます。 バ ッ ク ラ イ ト はキーを操作せずに 5 分経過する と 自動消灯 し ます。 手動で消
灯する と きは、 バ ッ ク ラ イ ト が点灯 し ている状態で も う 一度 キーを押 し て く だ さ い。
キー
各
部
の
名
称
と
基
本
操
作
注記
・ バ ッ ク ラ イ ト を点灯する と 電池の消耗が激 し く な り 、 電池の寿命が短 く な り ます。
・ 電池残量が少な く な る と 、 バ ッ ク ラ イ ト が使用で き な く な り ます。
故障ではあ り ませんので、 バ ッ ク ラ イ ト を使用する場合は新 し い電池に交換 し て く だ さ
い。
ES-71
7
基本操作
●各種設定時に数値を入力する
各種設定や任意の校正値を設定の際に、 数値を入力する と きは、
り 替え、
キーで数値の切 り 替え (0 ~ 9) を行います。
キーで選択桁の切
キー
各
部
の
名
称
と
基
本
操
作
キー
8
HORIBA
測定をする
こ こ では、 各測定項目別に測定の基本的な手順を説明 し ています。
■ 測定の前に ................................................................................... 10
● 測定前に確認 し て く だ さ い ................................................................... 10
● 計器の電源を入れる .............................................................................. 11
• 計器に電池を セ ッ ト する ...................................................................................... 11
• 専用 AC アダプ タ (オプ シ ョ ン) を使 う ............................................................. 12
• POWER キーを押す ............................................................................................ 12
● 日時を設定する ..................................................................................... 13
● 電極を接続する ..................................................................................... 14
■ 電気伝導率、 塩分濃度、 TDS、 電気抵抗率の測定をする ........... 15
● 計器設定をする ..................................................................................... 16
• 温度表示の設定をする (初期設定 : 自動温度測定 (ATC))................................ 16
• 電気伝導率単位の設定をする (初期設定 : S/m) ................................................ 17
• 塩分濃度単位の設定をする (初期設定 : PPT).................................................... 18
測
定
を
す
る
• セル定数の設定をする (初期設定 : 1.000×100 m-1).......................................... 19
• 温度換算機能の設定をする (初期設定 :ON、 2.00%/°C) .................................... 20
● 塩分濃度の校正をする .......................................................................... 21
● 測定をする ............................................................................................ 23
ES-71
9
測定の前に
■測定の前に
●測定前に確認 し て く だ さ い
・ 測定する項目に応 じ て、 適切な電極を用意 し ていますか?
⇒用意 し ていない場合は、 購入 し て く だ さ い。
・ 用意 さ れている電極の状態は良好ですか?
⇒応答部が汚れた り 傷ついた り し ている と 、正確な数値が得られない こ と があ り ます。
・ 測定 し たい項目に応 じ た標準液を用意 し ていますか?
⇒用意 し ていない場合は、 お客様で調製 し ていただ く か購入 し て く だ さ い。
・ 周 り にぬれた り 、 汚れた り し てはいけない ものを置いていませんか?
⇒測定中の操作によ っ ては、 周 り のものがぬれた り 汚れた り する可能性があ り ます。
周囲に十分なスペース を と っ て、 安全に留意 し ながら測定 し て く だ さ い。
・ 周 り に ノ イ ズ源 と な る よ う な機器はあ り ませんか?
⇒測定値に影響を与え る こ と も あ り ますので、 そのよ う な機器の付近では使用 し ない
で く だ さ い。 AC 電源駆動の機器は必ず接地 し て く だ さ い。
測
定
を
す
る
10
HORIBA
測定の前に
●計器の電源を入れる
• 計器に電池を セ ッ ト する
本計器は電池で駆動 し ます。 単 4 形アルカ リ 乾電池、 または単 4 形ニ ッ ケル水素充電池
を使用する こ と がで き ます。 下記の手順に従い、 電池を計器にセ ッ ト し て く だ さ い。
1. 計器裏側にある電池カバーのつまみを、 コ イ ン な ど を使
用 し て左に回 し 、 電池カバーのロ ッ ク を解除 し ます。
2. 電池カバーをはず し 、 内部に電池を セ ッ ト し ます。
測
定
を
す
る
3. 電池カバーを元通 り に取 り 付けます。
4. コ イ ン な ど を使用 し て電池カバーのつまみを右に回 し 、
電池カバーを ロ ッ ク し ます。
注記
・ ち り やほ こ り の多い と こ ろや、 ぬれた手で電池交換を し ないで く だ さ い。 ち り 、 ほ こ り
または水分が計器内部に入 り 故障の原因 と な り ます。
・ 電池を シ ョ ー ト さ せないで く だ さ い。
・ 電池の+ と -を正 し く セ ッ ト し て く だ さ い。
・ 電池を使い切っ た と き、 計器を長期間使用 し ない と きは電池を抜いて く だ さ い。
・ 指定 さ れた種類の電池の う ち、 必ず同 じ 種類の電池を 2 本使用 し て く だ さ い。
・ 新 し い電池 と 使用 し た電池を一緒に使用 し ないで く だ さ い。
・ ニ ッ ケル水素充電池は、 満充電のもの と 充電途中のものを一緒に使用 し ないで く だ さ い。
ES-71
11
測定の前に
• 専用 AC アダ プ タ (オプ シ ョ ン) を使 う
本計器は専用 AC アダプ タ を使用 し て駆動する こ と も で き ます。
下記の手順に従い、 専用 AC アダプ タ を計器に接続 し て く だ さ い。
専用 AC アダプ タ はオプ シ ョ ン です。 お求めの際は最寄 り の代理店へお問い合わせ く だ
さ い (「オプ シ ョ ン」 (57 ページ))。
1. 計器の AC アダプ タ コ ネ ク タ のカバーを
はず し ます。
2. コ ネ ク タ 受け口に合わせて AC アダプ タ
ケーブルを差 し 込みます。
3. AC アダプ タ を コ ン セ ン ト に差 し 込みま
す。
測
定
を
す
る
注記
・ コ ネ ク タ 受け口に合っ ていない状態で無理に差 し 込ま ないで く だ さ い。
・ AC アダプ タ を使用 し ない と きは、 AC アダプ タ カバーを し っか り と 閉めて く だ さ い。
・ AC アダプ タ 使用時は、 防塵、 防水ではあ り ません。 ち り 、 ほこ り の多い と こ ろや、 ぬれ
た手で AC アダプ タ を使用 し ないで く だ さ い。
• POWER キーを押す
電池のセ ッ ト 、 または専用 AC アダプ タ の接続が終わっ た ら、 キーを約 1 秒間押 し て
く だ さ い。 液晶全画面が 1 秒間表示 さ れた後、 測定モー ド で画面が表示 さ れます。
キー
1 秒後
注記
・ 電源が入っ た ら、 キーを押 し 続けないで く だ さ い。
・ 爪の先な ど、 先が尖っ た ものを使っ てキーを押 さ ないで く だ さ い。
12
HORIBA
測定の前に
●日時を設定する
初めて使用する場合または電池を交換 し た場合は、 日時を設定 し て く だ さ い。
こ の設定をする と 、 内部 メ モ リ にデー タ を保存 し た際にデー タ 保存日時を正 し く 表示す
る こ と がで き ま す。 正 し く 設定 し て い な い場合は、 デー タ の日時が不正確に な り ま す
(「保存 し たデー タ を表示する」 (27 ページ))。
1.
2.
キーを押 し て設定モー ド に変更 し ます。
キーで 「MAINT」 ( メ ン テナン ス設定画面) を選択 し 、
キーを押 し ます。
キー
キー
測
定
を
す
る
3.
キーを押 し て 「DATE」 (日時設定画面) を選択 し 、 キーを押 し ます。
4. 「YEAR」 (年度) を入力 し 、 キーを押 し て確定 し ます。
5. 同様に 「DATE」 (月日)、 「TIME」 (時分) を順に設定 し ます。
設定モー ド に戻る場合は、 キーを押 し ます。
キー
キー
キー
ヒン ト
設定中に入力をや り 直す場合は、
る前の設定は保存 さ れません。
ES-71
キーを押す と 「DATE」 (日時設定画面) に戻 り ます。 戻
13
測定の前に
●電極を接続する
測定をする ためには、 測定成分に応 じ た電極が必要です。
弊社カ タ ログやウ ェ ブサイ ト には、 測定サン プル別の推奨電極例を掲載 し ています。 こ
ち ら を参照 し ていただ き、 測定サン プルに合っ た電極を用意 し て く だ さ い。
電極は以下の手順で計器に正 し く 接続 し て く だ さ い。
1. 計器本体のコ ネ ク タ 受け口のピ ンに
合わせて、 電極 コ ネ ク タ の溝を差 し
込みます。
2. 電極 コ ネ ク タ を溝に従っ て右に回 し
ながら押 し 込みます。
電極 コ ネ ク タ
3. コ ネ ク タ カバーを コ ネ ク タ にかぶせ
ます。
4. 計器本体のジ ャ ッ ク部に温度 コ ネ ク
タ を差 し 込みます (温度セ ンサ搭載
型複合電極のみ)。
測
定
を
す
る
温度コ ネ ク タ
以上で測定の準備は完了です。
測定操作については、 次ページ以降を参照 し て く だ さ い。
14
HORIBA
電気伝導率、 塩分濃度、 TDS、 電気抵抗率の測定をする
■電気伝導率、 塩分濃度、 TDS、 電気抵抗率の測定をする
専用の電気伝導率セルを使用 し て、 サン プルの電気伝導率、 塩分濃度、 TDS、 電気抵抗
率を測定する こ と がで き ます。 塩分濃度、 TDS、 電気抵抗率は、 電気伝導率の測定値を
換算 し て算出 し ます。
キーを押す と 、 測定項目が切 り 替わ り ます (「測定項目を切 り 替え る」 (6 ページ))。
基本的な操作はすべての測定項目で共通にな っ ていますが、 一部の設定や操作は特定の
測定項目にのみ有効にな り ます。 測定 し たい項目に応 じ て、 測定 し たい項目のマー ク が
ある設定や操作を行っ て く だ さ い。
<例>
: 電気伝導率を測定する と き に行います。
: 塩分濃度を測定する と き に行います。
: 電気抵抗率を測定する と き に行います。
: すべての測定項目で行います。
測
定
を
す
る
ES-71
15
電気伝導率、 塩分濃度、 TDS、 電気抵抗率の測定をする
●計器設定をする
• 温度表示の設定をする (初期設定 : 自動温度測定 (ATC))
温度セ ンサ搭載型電気伝導率セルを使用するか、 温度セ ンサが搭載 さ れていない電気伝
導率セルの場合で も温度電極を接続する と 、 自動温度測定機能を利用で き ます。 測定時
に温度セ ンサによ り サン プルの温度を測定 し 、 計器に表示 し ます。 自動温度測定を利用
し ない場合や、 自動温度測定を設定 し ていて も温度 コ ネ ク タ が計器に接続 さ れていない
場合は、 計器に設定 し た任意の温度を表示 し ます。
1. キーを押 し て設定モー ド に変更 し ます。
2. 「TEMP」 (温度設定) を選択 し 、 キーを押 し ます。
キー
測
定
を
す
る
3.
キーで 「ATC」 (自動温度測定) または 「MTC」 (任意温度表示) を選択 し 、
を押 し ます。
4. 「MTC」 を選択 し た場合、 表示 さ せる温度を入力 し 、 キーを押 し ます。
キー
< MTC に設定 し た場合>
キー
16
HORIBA
電気伝導率、 塩分濃度、 TDS、 電気抵抗率の測定をする
• 電気伝導率単位の設定をする (初期設定 : S/m)
電気伝導率の単位を S/m、 S/cm、 mS/cm FIX (mS/cm に固定) の 3 種類から選択する
こ と がで き ます。 目的に応 じ て選択 し て く だ さ い。
電気抵抗率の場合は、 それぞれ Ω·m、 Ω·cm、 Ω·cm (mS/cm FIX の と き) に対応 し ます。
1.
2.
キーを押 し て設定モー ド に変更 し ます。
キーで 「UNIT/COND」 (電気伝導率単位設定) を選択 し 、
キー
キー
3.
キーで設定 し たい単位を選択 し 、
キーを押 し ます。
キーを押 し ます。
キー
測
定
を
す
る
キー
キー
ES-71
17
電気伝導率、 塩分濃度、 TDS、 電気抵抗率の測定をする
• 塩分濃度単位の設定をする (初期設定 : PPT)
塩分濃度の単位を PPT、 % の 2 種類から選択する こ と がで き ます。 目的に応 じ て選択 し
て く だ さ い。
1.
2.
キーを押 し て設定モー ド に変更 し ます。
キーで 「UNIT/SAL」 (塩分濃度単位設定) を選択 し 、
キー
キー
3.
測
定
を
す
る
キーで設定 し たい単位を選択 し 、
キーを押 し ます。
キーを押 し ます。
キー
18
HORIBA
電気伝導率、 塩分濃度、 TDS、 電気抵抗率の測定をする
• セル定数の設定をする (初期設定 : 1.000×100 m-1)
電気伝導率セルはそれぞれにセル定数が設定 さ れています。 正 し く 電気伝導率を測定す
る ために、 使用する電気伝導率セルのセル定数を計器に設定する必要があ り ます。
1.
2.
キーを押 し て設定モー ド に変更 し ます。
キーで 「CELL」 (セル定数設定) を選択 し 、
キー
キー
3.
4.
キーを押 し ます。
キーで使用する電気伝導率セルのセル定数の乗数を選択 し 、
キーで使用する電気伝導率セルのセル定数の係数を入力 し 、
キーを押 し ます。
キーを押 し ます。
キー
注記
・ セル定数の設定単位は 「電気伝導率単位の設定をする (初期設定 : S/m)」 (17 ページ) で
設定 し た単位に対応 し ています。
・ 計器の設定単位 と 電気伝導率セルの記載単位を合わせて入力 し て く だ さ い。
10 m-1 ⇔ 0.1 cm-1 100 m-1 ⇔ 1 cm-1 1000 m-1 ⇔ 10 cm-1
・セル定数は使用状況によ り 変動 し ます。1 年に 1 回を目安に し て、電気伝導率セルのチ ェ ッ
ク 、 校正を行っ て く だ さ い (「電気伝導率セルのチ ェ ッ ク 、 校正をする」 (43 ページ))。
ES-71
19
測
定
を
す
る
電気伝導率、 塩分濃度、 TDS、 電気抵抗率の測定をする
• 温度換算機能の設定をする (初期設定 :ON、 2.00%/°C)
温度が 25°C ではないサン プルの測定値を、25°C の測定値に換算 し て表示する こ と がで
き ます。 電気伝導率はサン プルによ っ て温度特性が異な り ます。 温度換算機能を正 し く
利用する ためには、 1°C あた り の電気伝導率の変化率をサン プルご と に設定する必要が
あ り ます。 換算前のサン プル温度は、 「温度表示の設定を す る (初期設定 : 自動温度測
定 (ATC))」 (16 ページ) の設定が適用 さ れます。 必ず温度表示の設定を自動温度測定
(ATC) にするか、 正 し いサン プル温度を入力 し て く だ さ い。
1.
2.
キーを押 し て設定モー ド に変更 し ます。
キーで 「TC」 (温度換算設定) を選択 し 、
キーを押 し ます。
キー
キー
測
定
を
す
る
3. 機能を利用する場合は 「ON」 を選択 し 、 キーを押 し ます。
サン プルの温度係数を入力 し 、 キーを押 し ます。
4. 機能を利用 し ない場合は 「OFF」 を選択 し 、 キーを押 し ます。
キー
ON で
キー
注記
・ サン プルに よ っ て温度係数は異な り ます。 温度換算機能を利用する場合は、 必ずサン プ
ルの温度係数を確認 し 、 計器に設定 し て く だ さ い。
・ 自動温度測定 (ATC) を利用 し て温度換算機能を利用す る場合は、 温度セ ンサの精度内
でば ら つ きが生 じ ます。厳密に測定 し たい場合は、温度測定の設定を任意温度入力(MTC)
と し 、 恒温水槽な ど を使用 し て測定 し て く だ さ い。
20
HORIBA
電気伝導率、 塩分濃度、 TDS、 電気抵抗率の測定をする
●塩分濃度の校正をする
塩分濃度は電気伝導率値から換算 し て算出 し ますが、 標準液を使っ て 1 点校正をする こ
と がで き ます。 標準液に記載の温度で校正 し て く だ さ い。
1.
キーを押 し て、 測定項目を塩分濃度に切 り 替え ます。
「測定項目を切 り 替え る」 (6 ページ) を参照 し て く だ さ い。
2. キーを押 し て校正モー ド に変更 し 、 校正をする標準液の値を入力 し ます。
キー
3. 電気伝導率セルを純水 (ま たはイ オ ン交換水) で
よ く 洗浄 し 、 ろ紙ま たはテ ィ ッ シ ュ ペーパーで水
滴を拭き取 り ます。
黒い極部分には触ら ないで く だ さ い。
測
定
を
す
る
4. 電気伝導率セルを、 標準液に浸漬 し ます。
セル下部にあ る穴が浸かる ま で標準液に浸漬 し て
く だ さ い。
5. 電気伝導率セルを標準液に浸漬 し ている状態で、 キーを押 し ます。
安定判断が開始 さ れ、HOLD ア イ コ ンが点滅 し ます。値が安定 し た と こ ろ で HOLD ア
イ コ ンが点滅から点灯に変わ り 、 設定 し た標準液値に校正 し ます。
キー
ES-71
安定後
21
電気伝導率、 塩分濃度、 TDS、 電気抵抗率の測定をする
ヒン ト
HOLD ア イ コ ン点滅中に
キーを押す と 、 校正を中断で き ます。
測
定
を
す
る
22
HORIBA
電気伝導率、 塩分濃度、 TDS、 電気抵抗率の測定をする
●測定をする
測定モー ド で電気伝導率セルをサン プルに浸漬す る と 測定す る こ と がで き ます。 ま た、
オー ト ホール ド 機能を利用 し て測定値の安定判断をする こ と がで き ます。
1. キーを押 し て、測定 し たい項目に切 り 替え ます。
2. 電気伝導率セルを純水 (またはイ オ ン交換水) で
よ く 洗浄 し 、 ろ紙ま たはテ ィ ッ シ ュ ペーパーで水
滴を拭き取 り ます。
黒い極部分には触ら ないで く だ さ い。
3. 電気伝導率セルを、 サン プルに浸漬 し ます。
セル下部にあ る穴が浸かる ま でサン プルに浸漬 し
て く だ さ い。
4. 電気伝導率セルをサン プルに浸漬 し ている状態で、
キーを押 し ます。
安定判断が開始 さ れ、HOLD ア イ コ ンが点滅 し ます。測定値が安定 し た と こ ろ で HOLD
ア イ コ ン が点滅か ら 点灯 に 変わ り 、 安定 し た 時点の測定値 に表示 を 固定 し ま す。
キーを再度押す と 、 測定値の固定を解除 し ます。
キー
安定後
注記
オー ト ホール ド 測定時における安定判断の基準は下記の と お り です。
電気伝導率 : 10 秒間の表示値変化が 3 digit 以内で温度変化が 2.0°C 以内
塩分濃度 : 10 秒間の表示値変化が 1.0 PPT (0.01%) 以内で温度変化が 2.0°C 以内
TDS : 10 秒間の表示値変化が 30 mg/L 以内で温度変化が 2.0°C 以内
電気抵抗率 : 10 秒間の表示値変化が 3 digit 以内で温度変化が 2.0°C 以内
ES-71
23
測
定
を
す
る
MEMO
測
定
を
す
る
24
HORIBA
い ろ い ろ な機能を使 う
こ こ では、 本計器で使 う こ と がで き る機能について説明 し ています。
● 測定デー タ を内部 メ モ リ に保存する ..................................................... 26
● 保存 し たデー タ を表示する ................................................................... 27
● 保存 し たデー タ を一括消去する ............................................................ 28
● 校正デー タ を消去する .......................................................................... 29
● 測定、 校正デー タ を印刷する................................................................ 31
● 保存 し たデー タ を PC で使 う ................................................................ 33
● 外部機器か ら リ モー ト 操作をする ........................................................ 34
● 自動デー タ 保存機能を使 う (初期設定 : OFF)..................................... 35
● ID 番号を設定する (初期設定 : 000) ................................................... 36
● 温度セ ンサを校正する .......................................................................... 37
● オー ト パワーオ フ 設定を変更する (初期設定 : OFF).......................... 38
● プ リ ン タ ユニ ッ ト のテ ス ト 印字をする ................................................. 39
● 工場出荷時の設定に戻す ....................................................................... 40
い
ろ
い
ろ
な
機
能
を
使
う
ES-71
25
測定デー タ を内部 メ モ リ に保存する
●測定デー タ を内部 メ モ リ に保存する
本計器で測定 し たデー タ は、 本計器に搭載 さ れている内部 メ モ リ に最大 1000 件ま で保
存する こ と がで き ます。 内部 メ モ リ への保存は、 オー ト ホール ド 測定中を除 く 測定モー
ド で行 う こ と がで き ます。
1. 保存 し たいデー タ が表示 さ れている状態で、 キーを押 し てデー タ モー ド に し ます。
2. 「IN」 (デー タ 保存) を選択 し 、 キーを押 し ます。
保存 し たデー タ を 2 秒間表示 し 、 自動的に DATA IN 画面に切 り 替わ り ます。
キー
キー
注記
すでにデー タ が 1000 件保存 さ れている場合はエ ラ ー と な り 、 「ERR No.0010」 を表示 し ま
す。 必要なデー タ は書き写すか PC へ転送する な ど し て保存 し 、 メ モ リ デー タ の消去 (「保
存 し たデー タ を一括消去する」 (28 ページ)) を行っ て く だ さ い。
い
ろ
い
ろ
な
機
能
を
使
う
26
HORIBA
保存 し たデー タ を表示する
●保存 し たデー タ を表示する
内部 メ モ リ に保存 し たデー タ を計器内で表示する こ と がで き ます。
1.
2.
キーを押 し てデー タ モー ド に変更 し ます。
キーで 「OUT」 (保存デー タ 表示) を選択 し 、 キーを押 し ます。
キーで測定デー タ の切 り 替え、
キーで測定デー タ 内の日付⇔デー タ 番号 / サ
ン プル ID 表示の切 り 替え をする こ と がで き ます。
キー
キー
キー
キー
い
ろ
い
ろ
な
機
能
を
使
う
キー
ES-71
27
保存 し たデー タ を一括消去する
●保存 し たデー タ を一括消去する
内部 メ モ リ に保存 し たデー タ をすべて消去する こ と がで き ます。 個別のデー タ を選択 し
て消去する こ と はで き ません。 必要なデー タ は書き写すか PC へ転送する な ど し て保存
し ておいて く だ さ い。
1.
2.
キーを押 し て設定モー ド に変更 し ます。
キーで 「MAINT」 (計器 メ ン テナン ス設定) を選択 し 、
キー
キーを押 し ます。
キー
3.
キーで 「DATCLR」 (保存デー タ の消去) を選択 し 、 キーを押 し ます。
4. 本当に全デー タ を消去 し て よければ 「YES」、 デー タ 消去を中断する場合は 「NO」 を
選択 し 、 キーを押 し ます。
「YES」 を選択す る と 全デー タ が消去 さ れ、 消去が終わる と 「END」 を表示 し ます。
「END」 が表示 さ れた ら キーを押 し て く だ さ い。
設定モー ド に戻る場合は、 キーを押 し ます。
い
ろ
い
ろ
な
機
能
を
使
う
キー
YES で
28
キー
キー
HORIBA
校正デー タ を消去する
●校正デー タ を消去する
計器に設定 さ れている校正デー タ を消去する こ と がで き ます。
1.
2.
キーを押 し て設定モー ド に変更 し ます。
キーで 「MAINT」 (計器 メ ン テナン ス設定) を選択 し 、
キー
3.
4.
キーを押 し ます。
キー
キーで 「CALCLR」 (校正デー タ の消去) を選択 し 、 キーを押 し ます。
キーで消去する測定項目を選択 し 、 キーを押 し ます。
キー
キー
い
ろ
い
ろ
な
機
能
を
使
う
ES-71
29
校正デー タ を消去する
5. 本当にデー タ を消去 し て よければ 「YES」、 デー タ 消去を中断する場合は 「NO」 を選
択 し 、 キーを押 し ます。
「YES」 を選択す る と 全デー タ が消去 さ れ、 消去が終わる と 「END」 を表示 し ます。
「END」 が表示 さ れた ら キーを押 し て く だ さ い。
設定モー ド に戻る場合は、 キーを押 し ます。
キー
YES で
キー
キー
い
ろ
い
ろ
な
機
能
を
使
う
30
HORIBA
測定、 校正デー タ を印刷する
●測定、 校正デー タ を印刷する
計器に表示 し ている測定値、 校正値や計器に保存 さ れている測定デー タ 、 校正デー タ を
印刷する こ と がで き ます。
測定値、 校正値、 保存 し たデー タ を表示 し ている画面で キーを押す と 、 印刷を開始 し
ます。 あ らか じ め専用プ リ ン タ ケーブル (「オプ シ ョ ン」 (57 ページ)) を使用 し て、 プ
リ ン タ ユニ ッ ト と 本計器を接続 し ておいて く だ さ い。 ただ し 、 自動デー タ メ モ リ を ON
に設定 し ている場合は、 測定モー ド では印刷はで き ません。
参照
測定デー タ 、 校正デー タ を表示する方法については、 それぞれの項目を参照 し て く だ さ い。
「保存 し たデー タ を表示する」 (27 ページ)
「校正デー タ を消去する」 (29 ページ)
印刷 し た際のフ ォ ーマ ッ ト を、 電気伝導率を例に し て以下に記載 し ます。
<測定中デー タ >
印刷フ ォ ーマ ッ ト
説明
Date
: 2013/09/01
測定日
Time
: 09 : 00
測定時間
Channel
:1
測定チ ャ ン ネル
COND
: 1.121 mS/m
測定値
HOLD
: AUTO
HOLD 状態
HOLD さ れた値の と き : AUTO
HOLD さ れていない値の と き : INST
Temperature
: 25.5°C ATC
温度値、 温度設定
Sample
: 0000
サン プル ID 番号
Inst. model
: ES-71
計器形式
Inst. SN
: KL1TSE02
計器製造番号
CELL
:
1.000×100 m
Temp Coef
ES-71
: 2.00%/°C
い
ろ
い
ろ
な
機
能
を
使
う
セル定数
-1
温度換算係数
31
測定、 校正デー タ を印刷する
<内部 メ モ リ に保存 さ れたデー タ >
印刷フ ォ ーマ ッ ト
説明
Memory Num
: 0001
デー タ 番号
Date
: 2013/09/01
測定日
Time
: 09 : 00
測定時間
Channel
:1
測定チ ャ ン ネル
COND
: 1.121 mS/m
測定値
HOLD
: INST
HOLD 状態
HOLD さ れた値の と き : AUTO
HOLD さ れていない値の と き : INST
Temperature
: 25.0°C MTC
温度値、 温度設定
Sample
: 0000
サン プル ID 番号
Inst. model
: ES-71
計器形式
Inst. SN
: KL1TSE02
計器製造番号
<校正デー タ >
印刷フ ォ ーマ ッ ト
い
ろ
い
ろ
な
機
能
を
使
う
説明
Inst. model
: ES-71
計器形式
Inst. SN
: KL1TSE02
計器製造番号
CELL
:
セル定数
1.000×100 m-1
Calibration data
Date
: 2013/09/01
校正日
Time
: 09 : 00
校正時間
140.9 mS/m
:
校正値
: 25.0°C ATC
温度値、 温度設定
: 2.00%/°C
温度換算係数
Temp Coef
32
HORIBA
保存 し たデー タ を PC で使 う
●保存 し たデー タ を PC で使 う
専用シ リ アルケーブル (「オプ シ ョ ン」 (57 ページ)) を使用 し て PC と 接続する と 、 保
存 し たデー タ を PC 上で保存、 編集する こ と がで き ます。 計器側の RS-232C コ ネ ク タ
と PC のシ リ アルポー ト を接続 し て く だ さ い。
保存、 編集をする ためには、 専用のデー タ 収集ソ フ ト ウ ェ ア FD-70 が必要です。
FD-70 は弊社ウ ェ ブサイ ト から ダウン ロー ド で き ます。
ダウン ロー ド するにはご愛用者登録が必要です。 登録については、 別紙 「ご愛用者登録
のご案内」 を参照 し て く だ さ い。
FD-70 の操作方法は、弊社ウ ェ ブサイ ト か ら併せてダウン ロー ド で き る FD-70 取扱説明
書を参照 し て く だ さ い。
FD-70 の使用に必要な PC 環境、 推奨の PC 環境は下表の と お り です。
項目
必要な PC 環境
推奨の PC 環境
メモリ
CPU
256 MB 以上
512 MB 以上
1 GHz 以上
1.6 GHz 以上
HDD 空き容量
5 GB 以上
10 GB 以上
OS
Windows XP (SP3)、 Windows Vista 、 Windows 7、 または Windows 8
デ ィ スプレ イ
Super VGA (800×600) 以上
コネク タ
RS-232C 用コ ネ ク タ (D-Sub 9pin)
注記
・ RS-232C 通信を使用 し ない場合は、 コ ネ ク タ カバーを し っか り と 閉めて く だ さ い。
・ RS-232C 通信時は防塵、 防水ではあ り ません。 ち り 、 ほこ り の多い と こ ろや、 ぬれた手
で RS-232C 通信を使用 し ないで く だ さ い。
ES-71
33
い
ろ
い
ろ
な
機
能
を
使
う
外部機器から リ モー ト 操作をする
●外部機器か ら リ モー ト 操作をする
RS-232C 通信を使っ て PC な どの外部機器から リ モー ト 操作する こ と がで き ます。
専用シ リ アルケーブルを使用 し て計器側の RS-232C コ ネ ク タ と PC のシ リ アルポー ト
を接続 し て く だ さ い。
本機能を利用する場合は、 以下の点に注意 し て く だ さ い。
・ PC と の接続には専用シ リ アルケーブル (「オプ シ ョ ン」 (57 ページ)) を使用 し て く
だ さ い。
・ 本計器 と PC 側の転送フ ォ ーマ ッ ト を確実に合わせて く だ さ い。
転送 フ ォ ーマ ッ ト が異な っ ている と 、 通信エ ラ ーが生 じ た り 、 オ ン ラ イ ン モー ド が
立ち上がら ず、 正常に通信をする こ と がで き ません。 また、 転送フ ォ ーマ ッ ト を変
更 し た場合は、 計器 と PC の電源を一度切っ てから、 再度電源を入れて く だ さ い。
本計器の転送フ ォ ーマ ッ ト は以下の と お り です。
・ ボーレー ト : 2400 bps
・ キ ャ ラ ク タ 長 : 8 bit
・ パリ テ ィ : な し
・ ス ト ッ プ ビ ッ ト : 1 bit
通信 コ マ ン ド 一覧表は、 弊社ウ ェ ブサイ ト から ダウン ロー ド で き ます。
ダウン ロー ド するにはご愛用者登録が必要 と な り ます。 登録については、 別紙 「ご愛用
者登録のご案内」 を参照 し て く だ さ い。
い
ろ
い
ろ
な
機
能
を
使
う
注記
・ RS-232C 通信を使用 し ない場合は、 コ ネ ク タ カバーを し っか り と 閉めて く だ さ い。
・ RS-232C 通信時は防塵、 防水ではあ り ません。 ち り 、 ほ こ り の多い と こ ろや、 ぬれた手
で RS-232C 通信を使用 し ないで く だ さ い。
34
HORIBA
自動デー タ 保存機能を使 う (初期設定 : OFF)
●自動デー タ 保存機能を使 う (初期設定 : OFF)
指定 し た時間間隔で、 自動的に内部 メ モ リ へデー タ を保存する こ と がで き ます。
こ の機能を使用 し ている間はオー ト パワーオ フ設定が無効にな り ます。
自動デー タ 保存中に電池残量がな く な っ た場合は、 な く な る直前まで保存 し たデー タ が
内部 メ モ リ に保存 さ れています。 電池を交換 し て確認 し て く だ さ い。
1.
2.
キーを押 し て設定モー ド に変更 し ます。
キーで 「AT LOG」 (自動デー タ 保存設定) を選択 し 、
キーを押 し ます。
キー
キー
3. 機能を利用する場合は 「ON」、 機能を利用 し ない場合は 「OFF」 を選択 し 、
押 し ます。
「ON」 を選択 し た と きは、 期間の設定を秒⇒時、 分の順に入力 し 、 それぞれ
押 し て設定を完了 し ます。 設定可能時間は 2 秒~ 24 時間です。
キーを
キーを
い
ろ
い
ろ
な
機
能
を
使
う
キー
ON で
ES-71
キー
キー
35
ID 番号を設定する (初期設定 : 000)
4.
キーを押 し て測定モー ド に戻 り ます。
設定を 「ON」 に し た場合、 測定モー ド に戻る と 自動デー タ 保存機能が ON にな っ て
いる こ と を示す 「AUTO LOG」 が表示 さ れます。
5. キーを押す と デー タ 保存が開始 し ます (設定 ON の場合)。
再度 キーを押す と デー タ 保存を中止 し ます。自動デー タ 保存中に測定 さ れたデー タ
は、 測定 さ れた タ イ ミ ングご と に 1 秒間表示 さ れます。 1000 件を超えてデー タ 保存
さ れる と 、 「ERR No.0010」 を表示 し てデー タ 保存を中止 し ます。 デー タ を消去する
と エ ラ ーは解除 さ れます (「保存 し たデー タ を一括消去する」 (28 ページ))。
デー タ 保存時
キー
● ID 番号を設定する (初期設定 : 000)
保存するデー タ のサン プル判別のため、 ID 番号を設定する こ と がで き ます。
内部 メ モ リ へのデー タ 保存時は、 この設定で入力 し た ID 番号が合わせて保存 さ れます。
1.
2.
い
ろ
い
ろ
な
機
能
を
使
う
キーを押 し て設定モー ド に変更 し ます。
キーで 「ID」 (ID 番号設定) を選択 し 、
キー
3. 設定 し たいサン プル ID 番号を入力 し 、
設定可能範囲は 000 ~ 2999 です。
36
キーを押 し ます。
キー
キーを押 し ます。
HORIBA
温度セ ンサを校正する
●温度セ ンサを校正する
複合電極内の温度セ ンサや温度補償電極は無校正で ±1°C の精度があ り ますが、 既知温
度の溶液を使用する こ と で温度セ ンサを校正する こ と がで き ます。
1. 既知温度の溶液に温度セ ンサが浸漬する ま で、 電極を溶液に浸漬 し ます。
2. キーを押 し て設定モー ド に変更 し ます。
3.
キーで 「MAINT」 (計器 メ ン テナン ス設定) を選択 し 、 キーを押 し ます。
キー
キー
4.
キーで 「TEMP」 (温度校正設定) を選択 し 、
5. 設定温度を入力 し 、 キーを押 し ます。
温度セ ンサが校正 さ れます。
設定モー ド に戻る場合は、 キーを押 し ます。
キーを押 し ます。
い
ろ
い
ろ
な
機
能
を
使
う
キー
注記
温度校正デー タ を初期化する と きは、 すべての設定の初期化が必要です。 「工場出荷時の設
定に戻す」 (40 ページ) を参照 し て行っ て く だ さ い。 初期化する と 保存 さ れているデー タ
も すべて消去 さ れますので、 必要なデー タ は書き写すか PC に転送する な ど し て保存 し て
おいて く だ さ い。
ES-71
37
オー ト パワーオ フ設定を変更する (初期設定 : OFF)
●オー ト パワーオ フ 設定を変更する (初期設定 : OFF)
一定時間以上キー操作がない場合、 自動的に本計器の電源が切れる よ う に設定する こ と
がで き ます。
こ の機能は自動デー タ メ モ リ 中、 外部機器によ る リ モー ト 操作中は自動的に無効にな り
ます。
1.
2.
キーを押 し て設定モー ド に変更 し ます。
キーで 「MAINT」 (計器 メ ン テナン ス設定) を選択 し 、
キー
キーを押 し ます。
キー
3.
キーで 「AT OFF」 (オー ト パワーオ フ 設定) を選択 し 、 キーを押 し ます。
4. 機能を利用する場合は 「ON」、 機能を利用 し ない場合は 「OFF」 を選択 し 、 キーを
押 し ます。
「ON」 を選択 し た と きは、 オー ト パワーオ フ の設定時間を入力 し 、 キーを押 し て設
定を完了 し ます。 設定可能時間は 1 ~ 30 分です。
設定モー ド に戻る場合は、 キーを押 し ます。
い
ろ
い
ろ
な
機
能
を
使
う
キー
ON で
38
キー
キー
HORIBA
プ リ ン タ ユニ ッ ト のテ ス ト 印字をする
●プ リ ン タ ユニ ッ ト のテ ス ト 印字をする
プ リ ン タ ユニ ッ ト が正 し く 動作 し て い るか、 プ リ ン タ 通信に問題がな いか確認す る た
め、 テ ス ト 印字をする こ と がで き ます。
本計器 と プ リ ン タ を正 し く 接続 し 、 以下の手順で操作 し て く だ さ い。
テ ス ト 印字の結果、 下図のよ う に印刷 さ れれば、 正常に動作 し ています。
1.
2.
キーを押 し て設定モー ド に変更 し ます。
キーで 「MAINT」 (計器 メ ン テナン ス設定) を選択 し 、
キー
3.
キーを押 し ます。
キー
キーで 「PRINT」 (プ リ ン タ ユニ ッ ト テ ス ト 印字) を選択 し 、 キーを押 し ます。
自動的に印刷が始ま り 、 印刷中はプ リ ン タ ア イ コ ンが点滅 し ます。 印刷が終わる と プ
リ ン タ ア イ コ ン が点灯に変わ り 、 「END」 を 表示 し ま す。 「END」 が表示 さ れ た ら
キーを押 し て く だ さ い。
設定モー ド に戻る場合は、 キーを押 し ます。
キー
ES-71
印刷終了
39
い
ろ
い
ろ
な
機
能
を
使
う
工場出荷時の設定に戻す
●工場出荷時の設定に戻す
本計器の設定を工場出荷時の設定に戻す こ と がで き ます。 校正デー タ も すべて消去 さ れ
ますが、 日時設定 と 保存 し た測定デー タ は消去 さ れません。 本操作を行 う と 、 温度校正
のデー タ も初期化 さ れます。
1.
2.
キーを押 し て設定モー ド に変更 し ます。
キーで 「MAINT」 (計器 メ ン テナン ス設定) を選択 し 、
キー
キーを押 し ます。
キー
3.
キーで 「INIT」 (イ ニシ ャ ラ イ ズ) を選択 し 、 キーを押 し ます。
4. 工場出荷時の設定に戻す場合は 「YES」 、 初期化を中断する場合は 「NO」 を選択 し 、
キーを押 し ます。
「YES」 を選択する と 工場出荷時の設定に初期化 さ れ、 初期化が終わる と 「END」 を
表示 し ます。 「END」 が表示 さ れた ら キーを押 し て く だ さ い。
設定モー ド に戻る場合は、 キーを押 し ます。
い
ろ
い
ろ
な
機
能
を
使
う
キー
YES で
40
キー
キー
HORIBA
本計器のお手入れ、 保管について
メ ン テナン ス
こ こ では本計器お よ び本計器 と 合わせて使用す る各電極の メ ン テ ナ ン スについて説明 し
ています。 長 く お使いいただ く ために、 記載事項に従っ て、 メ ン テナン ス を適切に行っ て
く だ さ い。
●本計器のお手入れ、 保管について
・ 本計器に汚れが付いた と きは、 乾いた柔 ら かい布で軽 く 拭き取 っ て く だ さ い。 汚れが
ひどい場合は、 アルコ ールを含ませた布で軽 く 拭き取っ て く だ さ い。
・ 本計器は耐溶媒材料を使用 し てお り ますが、 すべての薬品に対 し て耐性があ るわけで
はあ り ません。 強酸 ・ 強アルカ リ な どの溶液に浸 し た り 、 こ れ ら を使用 し て計器を拭
いた り し ないで く だ さ い。
・ 本計器を磨き粉な ど研磨剤を含んだ ものを使っ て拭かないで く だ さ い。
●本計器の保管環境について
本計器は以下の環境で保管 し て く だ さ い。
・ 気温が 0 ~ 45°C であ り 、 相対湿度が 80% 以下で結露 し ない場所
ただ し 、 以下のよ う な場所は避けて く だ さ い。
・ ち り やほ こ り の多い と こ ろ
・ 強い振動のある と こ ろ
・ 直射日光の当た る と こ ろ
・ 腐食性ガスの発生する と こ ろ
・ 冷暖房器具の近 く
・ 風が直接当た る と こ ろ
メ
ン
テ
ナ
ン
ス
ES-71
41
電気伝導率セルのお手入れ、 保管について
●電気伝導率セルのお手入れ、 保管について
電極のお手入れ、保管方法の詳細については、各電極の取扱説明書を参照 し て く だ さ い。
こ こ では、 日常使用におけるお手入れ、 保管方法の概要を説明 し ます。
• 電気伝導率セルの洗浄
電気伝導率セルは、 測定ご と に必ず純水 (ま たは イ オ ン交換水) で洗浄 し て く だ さ い。
応答が遅 く な っ た と き やサ ン プルの汚れが付いた と き は、 以下の方法で洗浄 し 、 純水
(またはイ オ ン交換水) で再度洗浄 し て く だ さ い。
汚れの種類
一般的な汚れ
無機成分の汚れ
長期保管時に付いた水垢
洗浄方法
中性洗剤を薄めた もので洗浄する。
エ タ ノ ールで洗浄する。
ただ し 、 樹脂部分には付着 さ せないで く だ さ い。
市販の水垢落 と し (台所用中性洗剤な ど) を 100 倍に薄めた
もので洗浄する。 こ れで落ち ない場合は、 酸素系漂白剤 (過
炭酸ナ ト リ ウム) や塩素系漂白剤 (次亜塩酸ナ ト リ ウム) を
含む洗剤を薄めた溶液で洗浄する。
• 電気伝導率セルの日常保管方法
電気伝導率セルは乾燥状態で保管する と セル定数が変化 し ます。 よ っ て、 純水 (または
イ オ ン交換水) 中に黒い極部分が浸漬する よ う に保管するか、 純水 (またはイ オ ン交換
水) を入れた保護キ ャ ッ プ を電気伝導率セルに取 り 付けて保管 し て く だ さ い。
• 電気伝導率セルを長期間使わない と きは
電気伝導率セルを長期間保管する と きは、十分に洗浄 し 、純水 (またはイ オ ン交換水) を
入れた保護キ ャ ッ プ を電気伝導率セルに取 り 付けて保管 し て く だ さ い。
メ
ン
テ
ナ
ン
ス
42
HORIBA
電気伝導率セルのチ ェ ッ ク 、 校正をする
●電気伝導率セルのチ ェ ッ ク 、 校正をする
電気伝導率セルは長期間使用す る と 、 セル定数が徐々に変化 し ます。 そのため、 3 ヵ 月
に 1 回の割合で電気伝導率セルのチ ェ ッ ク を し て く だ さ い。
チ ェ ッ クの結果 5% 以上ずれがあれば、 電気伝導率セルの校正を し て く だ さ い。
1. 電気伝導率セルのチ ェ ッ ク、 校正に使用する塩化カ リ ウム標準液を調製 し ます。 塩化
カ リ ウム (市販特級以上) の粉末を 105°C で 2 時間以上乾燥 さ せ、 デシケー タ 中で
放冷 し ます。
使用す る電気伝導率セルに よ り 標準液の濃度が異な るので、 以下を参照 し て く だ さ
い。
セル定数
電極形式
KCl
標準液
液温
1000 m-1
(10 cm-1)
3553-10D
0.1 mol/L
25°C
100 m-1
(1 cm-1)
3552-10D
9382-10D
0.01 mol/L
25°C
3551-10D 0.001 mol/L
25°C
10 m-1
(0.1 cm-1)
電気伝導率値
秤量値
調製方法
秤量 し た KCl
1.286 S/m
7.4365 g を溶か し て メ
(12.86 mS/cm)
スフラスコ 1 L
に入れ、 純水
(またはイ オ ン
140.9 mS/m
0.7440 g 交換水) を標
(1.409 mS/cm)
線ま で加え る。
0.01 mol/L 標準
液 100 mL を メ
スフラスコ 1 L
14.7 mS/m
-
に入れ、 純水
(147 µS/cm)
(またはイ オ ン
交換水) を標
線ま で加え る。
2. 放冷 し た塩化カ リ ウム粉末を使用 し て、 上表記載
の調製方法に従っ て標準液を調製 し ます。
3. 電気伝導率セルを純水 (またはイ オ ン交換水) で
よ く 洗浄 し 、 ろ紙ま たはテ ィ ッ シ ュ ペーパーで水
滴を拭き取 り ます。
黒い極部分には触ら ないで く だ さ い。
4. 電気伝導率セルを調製 し た標準液に浸漬 し 、 測定値を読み取 り ます。 標準液の電気伝
導率値 と 測定値に 5% 以上ずれがあれば、 標準液を使用 し て校正を し て く だ さ い。
5%以上ずれがなければ、 校正は現状必要あ り ません。
ES-71
43
メ
ン
テ
ナ
ン
ス
電気伝導率セルのチ ェ ッ ク 、 校正をする
5.
キーを押 し て校正モー ド に変更 し 、 標準液の電気伝導率値を入力 し ます。
キー
6. 電気伝導率セルを純水 (またはイ オ ン交換水) で
よ く 洗浄 し 、 ろ紙ま たはテ ィ ッ シ ュ ペーパーで水
滴を拭き取 り ます。
黒い極部分には触ら ないで く だ さ い。
7. 電気伝導率セルを、 標準液を入れた容器に浸漬 し
ます。
セル下部にあ る穴が浸かる ま で標準液に浸漬 し て
く だ さ い。
8. 電気伝導率セルを標準液に浸漬 し ている状態で、 キーを押 し ます。
安定判断が開始 さ れ、HOLD ア イ コ ンが点滅 し ます。値が安定 し た と こ ろ で HOLD ア
イ コ ンが点滅から点灯に変わ り 、 設定 し た標準液値に校正 し ます。
メ
ン
テ
ナ
ン
ス
キー
安定後
以上で、 校正は完了です。 自動的に電気伝導率セルのセル定数が補正、 設定 さ れます。
ヒン ト
HOLD ア イ コ ン点滅中に
44
キーを押す と 、 校正を中断で き ます。
HORIBA
エ ラ ー メ ッ セージが出た と きは
こ んな と きは
こ こ では本計器使用時に起き た ト ラ ブルや、 お客様からのお問い合わせが多い内容に対
する原因、 対策の一例を紹介 し ます。 お問い合わせいただ く 前に確認 し て く だ さ い。
■ エ ラ ー メ ッ セージが出た と きは
本計器を操作中 「ERR No.00XX」 と い う 表示が出た場合、 下記のエ ラ ー項目一覧 と 原
因、 対策を確認 し て く だ さ い。
ERR No.
内容
0001
0002
内部 メ モ リ 異常
電池残量不足
0003
電極安定性不良
0009
プ リ ン タ 通信異常
メ モ リ デー タ
オーバー
セル定数自動算出
範囲外
0010
0011
エ ラ ーの定義
計器内部 メ モ リ に読み書きがで き ない
電池残量不足で正常動作で き ない
3 分以内に電位が安定 し ない
プ リ ン タ 通信に異常が起こ っ ている
デー タ を 1000 件を超えて保存 し よ う と し た
電気伝導率セルの標準液校正時、 セル定数が自動算
出範囲外である
● ERR No.0001 内部 メ モ リ 異常
計器の本体内部 メ モ リ が読み書き で き ない状態にな っ ています。
想定 さ れる原因
対策
電源投入時の ノ イ ズな どによ り
正 し く 起動 し ない
電池を取 り 出 し 、 AC アダプ タ を抜いてから
10 秒間押 し て く だ さ い。
内部 IC の不良
ご購入店に修理を依頼 し て く だ さ い。
キーを約
● ERR No.0002 電池残量不足
電池残量が少な く な り 、 計器が正常動作で き な く な っ ています。
想定 さ れる原因
電池残量が不足 し ている
ES-71
対策
電池を交換するか、 AC アダプ タ (オプ シ ョ ン) を接続
し て く だ さ い。
45
こ
ん
な
と
き
は
エ ラ ー メ ッ セージが出た と きは
● ERR No.0003 電極安定性不良
測定または校正時に 3 分以上電位が安定 し なかっ たため、 電気伝導率セルに異常がある
と 判定 し ま し た。
想定 さ れる原因
サン プル影響 (サン プルが低電
気伝導率である、 pH や温度が
経時変化 し ている な ど)
電気伝導率セルが汚れている
電気伝導率セルが壊れている
サン プル温度が変化 し ている
対策
オー ト ホール ド 機能を使用せずに値を読み取っ て く だ さ
い。
電気伝導率セルを洗浄 し て く だ さ い。
電気伝導率セルを交換 し て く だ さ い。
サン プル温度が安定 し た後で測定 し て く だ さ い。
● ERR No.0009 プ リ ン タ 通信異常
プ リ ン タ 通信時に異常が発生 し ま し た。
想定 さ れる原因
プ リ ン タ ユニ ッ ト の接続不良
プ リ ン タ ユニ ッ ト の不良
対策
プ リ ン タ ユニ ッ ト の接続をや り 直 し て く だ さ い。
ご購入店または弊社カ ス タ マーサポー ト セ ン タ ーにお問
い合わせ く だ さ い。
● ERR No.0010 メ モ リ デー タ オーバー
デー タ を 1000 件を超えて保存 し よ う と し ま し た。
想定 さ れる原因
デー タ 保存を 1000 件を超えて
行っ た
こ
ん
な
と
き
は
対策
デー タ 保存可能な件数は 1000 件です。 必要なデー タ は
書き写すか PC に転送する な ど し て保存 し 、 メ モ リ デー
タ を消去 し て く だ さ い (「保存 し たデー タ を一括消去す
る」 (28 ページ))。
● ERR No.0011 セル定数設定範囲外
電気伝導率セルのセル定数が、 設定範囲に入 り ませんで し た
想定 さ れる原因
電気伝導率セルの寿命
標準液不良
46
対策
電気伝導率セルを交換 し て く だ さ い。
標準液が正 し く 調製で き ているか確認 し て く だ さ い。
HORIBA
ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ング
■ ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ング
こ こ では、 お客様よ り よ く お問い合わせいただ く 内容の原因 と 対策を紹介 し ます。
●測定値がふ ら つ く
<電極要因>
想定 さ れる原因
電気伝導率セルが汚れている
電気伝導率セルが壊れている
電気伝導率セルに気泡が付着 し
ている
対策
電気伝導率セルを洗浄 し て く だ さ い。
電気伝導率セルを交換 し て く だ さ い。
電気伝導率セルを振っ て気泡を除去 し て く だ さ い。
<計器要因>
想定 さ れる原因
対策
周囲にモー タ な ど外部誘導を引
き起 こ す ものがある
外部誘導を受けない場所で測定 し て く だ さ い。
周囲の AC 電源駆動 し ている機器は接地 し て く だ さ い。
正 し く 電極が接続 さ れていない
電極を正 し く 接続 し て く だ さ い。
<サン プル要因>
想定 さ れる原因
サン プル影響
対策
サン プルの性質によ っ ては、 測定値が安定 し ない こ と が
あ り ます。
●応答が遅い
想定 さ れる原因
電気伝導率セルが汚れている
電気伝導率セルが壊れている
サン プル影響
ES-71
対策
電気伝導率セルを洗浄 し て く だ さ い。
電気伝導率セルを交換 し て く だ さ い。
サン プルの性質によ っ ては、 応答が遅 く な る こ と があ り
ます。
47
こ
ん
な
と
き
は
ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ング
●指示が変化 し ない、 ま っ た く 応答 し ない
想定 さ れる原因
電気伝導率セルが壊れている
正 し く 電気伝導率セルが接続 さ
れていない
キーロ ッ ク さ れている
HOLD 状態にな っ ている
計器不良
対策
電気伝導率セルを交換 し て く だ さ い。
正 し く 電気伝導率セルが接続 さ れている こ と を確認 し て
く だ さ い。
一度電源を切っ て電池を抜き、 再度電源を入れて く だ さ
い。
HOLD 状態を解除 し て く だ さ い。
ご購入店または弊社カ ス タ マーサポー ト セ ン タ ーにお問
い合わせ く だ さ い。
●測定値が点滅する
測定値が測定範囲を超え る と 点滅表示 し ます。
想定 さ れる原因
サン プルが測定範囲外
電気伝導率セルのケーブルが断
線 し ている
セル定数を設定 し ていない
誤 っ た校正が さ れている
計器不良
対策
測定範囲内のサン プルに し て く だ さ い。
電気伝導率セルを新 し い ものに交換 し て く だ さ い。
電気伝導率セル固有のセル定数を設定 し て く だ さ い。
正 し く 校正をや り 直 し て く だ さ い。
下記要領で確認 し て く だ さ い。
• 計器不良の確認方法
計器側対応チ ャ ン ネルの電極 コ ネ ク タ 中心ピ ン と 外筒金属部を シ ョ ー
ト さ せます。 この と き、 測定値が点滅 し なければ、 計器は正常です。 測
定値が点滅すれば、 ご購入店ま たは弊社カ ス タ マーサポー ト セ ン タ ー
にお問い合わせ く だ さ い。
●測定値に再現性がない
こ
ん
な
と
き
は
想定 さ れる原因
サン プル影響
電気伝導率セルが汚れている
電気伝導率セルが壊れている
48
対策
サン プルが低電気伝導率であ っ た り 、 pH や温度が経時
変化 し ている と 再現性が悪 く な り ます。
電気伝導率セルを洗浄 し て く だ さ い。
電気伝導率セルを交換 し て く だ さ い。
HORIBA
ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ング
●温度表示が点滅する / 温度表示が 25°C か ら 変化 し ない
測定値が測定範囲を超え る と 点滅表示 し ます。
想定 さ れる原因
対策
サン プル温度が測定範囲外
温度 コ ネ ク タ の接続不良
温度設定が MTC にな っ ている
測定範囲内の温度に し て く だ さ い。
温度 コ ネ ク タ を正 し く 接続 し て く だ さ い。
設定を ATC に変更 し て く だ さ い。
温度校正での誤操作
既知温度溶液を使用 し て正 し く 再校正するか、 工場出荷
時の設定に戻 し て く だ さ い (「工場出荷時の設定に戻す」
(40 ページ))。
計器不良
ご購入店または弊社カ ス タ マーサポー ト セ ン タ ーにお問
い合わせ く だ さ い。
●電源を入れて も何 も 表示 し ない
想定 さ れる原因
電源が供給 さ れていない
電池の+、 -が逆にな っ ている
電池残量が不足 し ている
計器不良
対策
電池を セ ッ ト するか、 AC アダプ タ (オプ シ ョ ン) を接
続 し て く だ さ い。
電池の+、 -を正 し く 合わせて く だ さ い。
新 し い電池に交換するか、 AC アダプ タ (オプ シ ョ ン)
を接続 し て く だ さ い。
ご購入店または弊社カ ス タ マーサポー ト セ ン タ ーにお問
い合わせ く だ さ い。
●キーが膨張 し ている
想定 さ れる原因
高所な ど平地 と 気圧差のある場
所で使用 し ている
計器不良
ES-71
対策
計器内部 と の圧力差を な く すため、 AC アダプ タ カバー
を一度開いて く だ さ い。 開いた後は防塵、 防水性能を保
つため正 し く 閉 じ て く だ さ い。
ご購入店または弊社カ ス タ マーサポー ト セ ン タ ーにお問
い合わせ く だ さ い。
49
こ
ん
な
と
き
は
ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ング
●表示が欠けている
万一デ ィ ス プ レ イの表示に欠けがあ っ た場合、 ご購入店または弊社カ ス タ マーサポー ト
セ ン タ ーにお問い合わせ く だ さ い。
以下の手順で表示の欠けを確認する こ と がで き ます。
1.
2.
キーを押 し て設定モー ド に変更 し ます。
キーで 「MAINT」 (計器 メ ン テナン ス設定) を選択 し 、
キー
キー
3.
キーを押 し ます。
キーで 「LCD」 (全画面表示) を選択 し 、 キーを押 し ます。
全表示に切 り 替わ り ますので、 デ ィ ス プ レ イ に欠けがあるか確認 し て く だ さ い。
設定モー ド に戻る場合は、 キーを押 し ます。
キー
こ
ん
な
と
き
は
50
HORIBA
主な仕様
付録
こ こ では本計器の仕様一覧、 本計器の初期設定、 測定原理な どの技術資料を記載 し てい
ます。
また、 本計器のオプ シ ョ ンについて も記載 し ています。
■主な仕様
項目
内容
形式
ES-71
測定項目
電気伝導率、 塩分濃度、 TDS、 電気抵抗率、 温度
使用周囲温度、 湿度
0 ~ 45°C
相対湿度 80% 以下 (ただ し 結露な き こ と )
電源
単 4 形アルカ リ 乾電池 (LR03) またはニ ッ ケル水素充電池 ×2 本
専用 AC アダプ タ 100 ~ 240 V、 50/60 Hz、 0.37 A (オプ シ ョ ン)
外形寸法 (最厚部)
約 67 (80) × 28 (42) × 170 mm
質量
約 270 g (電池除 く )
・ 測定項目別仕様
測定成分
項目
内容
測定方式
サー ミ ス タ 法
30.0 ~ 130.0°C
表示範囲
温度
電気伝導率
塩分濃度
表示分解能
計器再現性
0.0 ~ 100.0°C
0.1°C
±0.1°C ±1 digit
測定方式
交流 2 極法
測定範囲 (表示範囲)
セル定数 100 m-1 : 0.000 mS/m ~ 20.00 S/m
セル定数 10 m-1 : 0.0 μS/m ~ 2.000 S/m
セル定数 1000 m-1 : 0.00 mS/m ~ 200.0 S/m
表示分解能
フ ルスケールの ±0.05%
計器再現性
フ ルスケールの ±0.5% ±1 digit
測定方式
電気伝導率換算
0.00 ~ 4.00%
0.01%
測定範囲
測定範囲 (表示範囲)
表示分解能
測定方式
TDS
測定範囲 (表示範囲)
表示分解能
ES-71
電気伝導率換算
0.01 mg/L ~ 100 g/L
0.01 mg/L
付
録
51
主な仕様
測定成分
電気抵抗率
項目
内容
測定方式
電気伝導率換算
測定範囲 (表示範囲)
セル定数 100 m-1 : 0.00 Ω·m ~ 200.0 kΩ·m
セル定数 10 m-1 : 0.0 Ω·m ~ 2.000 MΩ·m
セル定数 1000 m-1 : 0.000 Ω·m ~ 20.00 kΩ·m
表示分解能
フルスケールの ±0.05%
計器再現性
フ ルスケールの ±0.5% ±1 digit
●電気伝導率セル適用レ ン ジ早見表 (電気伝導率表示)
・ 単位 S/m
セル定数
レンジ
1000 m-1
100 m-1
10 m-1
20.0 ~ 199.9 S/m
2.00 ~ 19.99 S/m
0.200 ~ 1.999 S/m
20.0 ~ 199.9 mS/m
2.00 (0.00) ~ 19.99 mS/m
0.200 (0.000) ~ 1.999 mS/m
0.0 ~ 199.9 µS/m
・ 単位 S/cm
セル定数
レンジ
10 cm-1
1 cm-1
0.1 cm-1
0.200 ~ 1.999 S/cm
20.0 ~ 199.9 mS/cm
2.00 ~ 19.99 mS/cm
0.200 ~ 1.999 mS/cm
20.0 (0.0) ~ 199.9 µS/cm
2.00 (0.00) ~ 19.99 µS/cm
0.000 ~ 1.999 µS/cm
付
録
52
HORIBA
主な仕様
●電気伝導率セル適用レ ン ジ早見表 (電気抵抗率表示)
・ 単位 Ω·m
セル定数
レンジ
1000 m-1
100 m-1
10 m-1
0.200 ~ 1.999 MΩ·m
20.0 ~ 199.9 kΩ·m
2.00 ~ 19.99 kΩ·m
0.200 ~ 1.999 kΩ·m
20.0 (0.0) ~ 199.9 Ω·m
2.00 (0.00) ~ 19.99 Ω·m
0.000 ~ 1.999 Ω·m
・ 単位 Ω·m
セル定数
レンジ
10 cm-1
1 cm-1
0.1 cm-1
20.0 ~ 199.9 MΩ·cm
2.00 ~ 19.99 MΩ·cm
0.200 ~ 1.999 MΩ·cm
20.0 ~ 199.9 kΩ·cm
2.00 (0.00) ~ 19.99 kΩ·cm
0.200 (0.000) ~ 1.999 kΩ·cm
0.0 ~ 199.9 Ω·cm
付
録
ES-71
53
計器の初期設定
■計器の初期設定
測定成分
項目
選択項目 / 設定範囲
初期設定
温度設定
自動温度測定 (ATC) /
手動温度入力 (MTC)
自動温度測定 (ATC)
25.0°C
オー ト パワーオ フ
0.0 ~ 100.0°C
ON/OFF
オー ト パワーオ フ時間
1 ~ 30 分
30 分
サン プル ID
000
自動デー タ 保存
000 ~ 2999
ON/OFF
OFF
自動デー タ 保存時間
2 秒~ 24 時間
2秒
手動温度入力値
共通
温度換算
0.700 ~ 1.300
(10 m-1、 100 m-1、
1000 m-1)
ON/OFF
温度換算係数
0.00 ~ 10.00%/°C
2.00%/°C
単位
S/m、 S/cm、 mS/cm FIX
S/m
単位
PPT、 %
PPT
セル定数
電気伝導率
塩分濃度
OFF
1.000
(100 m-1)
ON
付
録
54
HORIBA
技術資料
■技術資料
●電気伝導率の測定
電気伝導率 と は、 導体中での電流の流れ易 さ を示す指標です。 導体 と は電気が良 く 流れ
る物質の こ と で、 金属のよ う に自由電子が伝導にあずかる ものを電子伝導体、 電解質溶
液や溶融塩のよ う に イ オ ンが伝導にあずかる ものを イ オ ン伝導体 と 呼びます。 こ こ では
イ オ ン伝導に も と づ く 電気伝導率について、 と り わけ水を溶媒 と し た電解質水溶液の電
気伝導率について説明 し ます。 下図のよ う に、 面積 a の同 じ 大き さ の極板 2 枚を距離 l
を隔てて平行に設置 し ます。 こ の中に溶液を満た し 、 両極板に交流電流を流 し ます。 す
る と 、 溶液中の陽イ オ ン と 陰イ オ ンはそれぞれ陰極お よ び陽極方向に泳動 し ますので、
イ オ ン伝導によ り 電流が流れます。 こ の時の両極間の抵抗 R は、 金属な どの導体の場合
と 同 じ よ う に、 極板の面積 a に反比例 し 両極板間の距離 l に比例 し ます。 すなわち、 こ
の関係は式①で表 さ れます。
..............................................................①
R : 抵抗 (Ω) r : 電気抵抗率 (Ω·m) a : 極板の面積 (m2)
l : 極板間の距離 (m) J : セル定数 (m-1)
電気抵抗率は電流の流れに く さ を示す指標であ り 、 溶液によ っ て決ま る定数です。 r の
逆数 L (=1/r) は、 比導電率 と 呼ばれ、 電流の流れ易 さ を示す指標 と し て広 く 使用 さ れ
ています。一般的に比導電率Lは電気伝導率 と 呼ばれてお り 、単位は(S/m)で表 さ れます。
電気伝導率 L を使用する と 、 式①は式②のよ う にな り ます。
...............................................................................②
式②よ り 、 セル定数 J が 1 m-1 の電気伝導率セル、 すなわち面積 a が 1 m2 の 2 極板を
距離 l が 1 m と な る よ う に平行に設置 し た電気伝導率セルを使用 し た と き、 両極板間の
溶液抵抗 R の逆数が電気伝導率 と な り ます。電気伝導率はこ のよ う に定義 さ れています
が、 溶液の温度によ っ て変化するので、 一般的に 25°C における値で表す こ と にな っ て
います。
付
録
ES-71
55
も っ と 知 り たい と きは
■ も っ と 知 り たい と きは
本書では電気伝導率測定につい て説明 し て い ま す。 よ り 詳細な内容につい ては、 弊社
ウ ェ ブサイ ト に掲載 し ている 「や さ し い水質のはな し 」 を ご覧 く だ さ い。
温度が測定値にどのよ う な影響を与え るのか、 い ろ い ろ なサン プル測定におけるポ イ ン
ト な ど、 弊社の長年の ノ ウハウ を公開 し ています。
また、 ご愛用者登録 し ていただ く と 、 デー タ 収集ソ フ ト ウ ェ アのダウン ロー ド 、 水質測
定セ ミ ナー資料のダウン ロー ド 、 および水質測定に役立つ情報を毎号紹介する メ ールマ
ガジ ンのバ ッ ク ナンバーの閲覧な どが可能にな り ます。
ぜひご愛用者登録をお願い し ます。
付
録
56
HORIBA
オプ シ ョ ン
■ オプ シ ョ ン
弊社では本計器 と 合わせて使用で き る豊富な電極、 オプ シ ョ ン を用意 し ています。 お客
様の用途、 目的に合わせて最適な電極、 オプ シ ョ ン をお選び く だ さ い。
こ れ らのオプ シ ョ ンは最寄 り の代理店から購入で き ます。 部品名、 部品番号を担当者へ
お申 し 付け く だ さ い。
電極に関 し ては、 お客様の測定 し たいサン プルに合わせて最適な電極を選択する こ と が
重要です。 詳細はカ タ ログまたは弊社ウ ェ ブサイ ト を参照 し ていただ く か、 カ ス タ マー
サポー ト セ ン タ ーへご相談 く だ さ い。
普通紙
プリンタ
部品名称
部品番号
備考
AC アダプ タ
3200295576
AC アダプ タ 、 ケーブルセ ッ ト
プ リ ン タ ユニ ッ ト
3014030145
プ リ ン タ ケーブル
3014030148
プ リ ン タ ケーブルは別売
長 さ 1.5 m
専用ロール紙
3014030149
20 巻セ ッ ト
イ ン ク リ ボン
3014030150
5 個セ ッ ト
専用シ リ アルケーブル
電極ス タ ン ド (形式 DP-70S)
3014030151
電極フ ッ ク
低電気伝導率、 上水用 pH 電極
洗浄液 (形式 230)
3200528475
3200528474
3200530494
付
録
ES-71
57
MEMO
付
録
58
HORIBA
〒 601-8510 京都市南区吉祥院宮の東町 2 番地
http://www.horiba.com
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フリーダイヤル
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