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BY・FAR Z−MA資料 Z−MAのアルカリ成分の調整挙動と自然界に対する影響 (1)アルカリ成分の調整挙動について MA、KAのアルカリ基剤は苛性ソーダ(NaOH・水酸化ナトリウム)です。本剤は 食品添加物で食品の pH(ペーハー、ピーエイッチ、水素イオン濃度。7を中性、それ 以上はアルカリ性、以下が酸性という。 )調整剤として使用されるもので、そのアルカ リ度、酸度によってその毒性影響が出ます。故に水質汚濁防止法や下水道法では pH の放流基準値がさだめられています。 MA、KAは pH13 以上に調整されています。本剤もM、Kと同様、3 倍から 100 倍 の希釈で使用します。中和には pH 値を 1 下げるのに対象液量の 10 倍の水(中性)を 必要とします。 MA、KAで洗浄したとき、濯ぎ水は多いに越したことはありませんが、 他の排水などと合流することにより希釈されます。 排水処理施設への影響についても、そこで馴養されている微生物(好気性菌)は pH7 ∼7.6(7.8)の弱アルカリで活性します。故に有機酸(リンゴ酸、酢酸など)は活性 汚泥によって中性から弱アルカリに移行します。 本剤は適正に使用する限り、自然界や施設に悪影響を及ぼすものではありません。 (2)pH に関する法律の規制 自然界の水質の pH はほとんど4∼9の範囲で挙動しています。例えば 人間の血液は pH7.4、海水は 8.1∼8.5、雨水は 5.6∼5.7(酸性雨は 4 以下となります が、これで針葉樹は枯死します。 )故に各種法律も幅を持たせております。 水質汚濁防止法では、放流基準値は pH5.8∼8.6、下水道法では pH5∼9 となってい ます。 MAの防錆効果 1、MA は何故防錆効果があるか〔次ページ写真参照〕 私どもは、MA に鉄を浸漬すると錆が発生しない、発生しにくいということはわかって いましたが、何故さびないかが不明でした。 2006 年 12 月に、福島県ハイテクプラザにおいて電子顕微鏡でその解明を試みました。 その結果、次のようなことが判りました。 ①テストピース ・素材 ・ブランク ②結果 表面研磨した鉄 何もせず水に浸漬したもの。 ・テストピース 1 MA2%溶液に浸漬 ・テストピース 2 MA5%+消泡剤溶液に浸漬 ・ブランクは翌日錆の発生を確認 ・1、2、は共に 21 日間の試験で錆の発生は確認できなかった。〔別紙グ ラフの通り〕 ・1、2、共に表面にナトリウム皮膜が確認できる。 ③解析・顕微 FT−IR ラマンシステム(赤外線波長解析グラフ参照) 使用顕微鏡 低真空走査型電子顕微鏡 S−3500N ・MA の洗浄力により、ピース表面にナトリウム皮膜が形成されやすくなっ ている。 ・皮膜の成長が、面的にばらつきが無い。 〔顕微鏡写真参照〕 ・その結果、この皮膜が空気との接触を遮断して、金属の酸化を防いでい る。 ・赤外線波長 2000 の前後に錆の発生を確認できない。 ④その他の所感 ・本テストでは消泡剤を 5ppm 混入し、皮膜形成の阻害 要因にならないかを検証したが、その影響は確認できなかった。 ・21 日間の表面変化(凹凸での変化) Z-MA(5 倍希釈)ナトリウム被膜顕微鏡写真 №1 Z-MA(5 倍希釈)ナトリウム被膜顕微鏡写真 №2 ຠో䊂䊷䉺䉲䊷䊃 㩷㩷㩷ᚑ 㪉㪇㪇㪎㪆㪇㪏㪆㪉㪎 ຠฬ䇭䋺䇭㪙㪰䊶㪝㪘㪩䇭䌚䋭䌍䌁 䋱䋮ຠ䈶ળ␠ᖱႎ ຠ ฬ 䋺 㪙㪰䊶㪝㪘㪩䇭䌚䋭䌍䌁 ળ ␠ ฬ 䋺 䉫䊨䊷䊑䉟䊷䊏䊷ᩣᑼળ␠ ᚲ 䋺 䇾㪐㪍㪊㪄㪇㪉㪇㪈䇭䇭ፉ⋵ጊᏒᄢᮎ↸⼱㪌㪉⇟ 㪫㪜㪣䇭㪇㪉㪋㪄㪐㪌㪈㪄㪊㪎㪊㪊䇭䇭㪝㪘㪯䇭㪇㪉㪋㪄㪐㪌㪉㪄㪍㪉㪇㪇 ᜂ ᒰ ⠪ 䋺 ㋈ᧁ䇭ᶈᏒ ✕ ᕆ ㅪ ⛊ 㔚 ⇟ ภ 䋺 ห䇭䇭䇭䇭 䋲䋮⚵❱䇮ᚑಽᖱႎ න৻ຠ䊶ᷙว‛䈱ಽ 䋺 ᷙว‛ ൻ ቇ ฬ 䈲 ৻ ⥸ ฬ 䋺 䊘䊥䉥䉨䉲䉝䊦䉨䊧䊮䉝䊦䉨䊦䉣䊷䊁䊦 䋺 䊟䉲ᴤ⢽⢌㉄䉳䉢䉺䊉䊷䊦䉝䊚䊮 㘩ᷝ䉣䉺䊉䊷䊦䇭䋨ഥ䋩 ⧦ᕈ䉸䊷䉻䇭䋨ഥ䋩 ᚑ ಽ 䈶 ㊂ 䋺 ਥ䇭㩷䇭䇭㪌㪅㪌㩼 ഥ㩷㩷㩷㩷㪊㪅㪌㩼 䌃 䌁 䌓 䌎 䌯 䋺 㪈㪊㪈㪇㪄㪎㪊㪄㪉䇭䋨⧦ᕈ䉸䊷䉻䋩 䌥䌴䌨䌡䌮䌯䌬䇭㪍㪋㪄㪈㪎㪄㪌䇭䋨㘩ᷝ䉣䉺䊉䊷䊦䋩 䌐 䌒 䌔 䌒 ᴺ 䋺 ᒰ‛⾰䈭䈚 ൻ ክ ᴺ 䋺 䋨㪈䋩㪄㪋㪈㪇䇭䋨⧦ᕈ䉸䊷䉻䋩 ⴡ ᴺ 䋺 䋨㪈䋩㪄㪋㪈㪇䇭䋨⧦ᕈ䉸䊷䉻䋩 ᶖ 㒐 ᴺ 䋺 ᒰ‛⾰䈭䈚 ფᳪᨴኻ╷ᴺ 䋺 ᒰ‛⾰䈭䈚 䋳䋮ෂ㒾ኂᕈ䈱ⷐ⚂ 䇼ᦨ㊀ⷐෂ㒾ኂᕈ䇽 ੱ䈮ኻ䈜䉎ኂ䈭ᓇ㗀 䋺 ⊹⤏䉇☼⤑䈮ೝỗ䈏䈅䉎䇯․䈮⌒䈲ෂ㒾䈪䈅䉍䇮⚿⤑䉇ⷺ⤑䉕ଚ䈜䇯ⷞജૐਅ䉇ᄬ䈜䉎䈏䈅䉎䇯 Ⅳ Ⴚ ᓇ 㗀 䋺 ႎ๔䈭䈚 ‛ℂ⊛䈶ൻቇ⊛ෂ㒾ᕈ 䋺 ․䈮䈭䈚 ൻ ቇ ‛ ⾰ ╬ 䈱 ಽ 㘃 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福島県郡山市大槻町谷地52番地 TEL:024-951-3733 FAX:024-952-6200 【主な用途】 Z-Mで落ちにくく、油が固化したような汚れのひどい所の洗浄 【安全に関するご注意】 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 乳幼児の手の届く所には置かないで下さい。 用途以外には使用しないで下さい。 Z-MAは強アルカリですので、素手では絶対に触れないで下さい。 使用時は、必ずゴム手袋・防護メガネを着用して下さい。 希釈した液を長時間置きますと、変質する恐れがありますので、必要量の希釈液を作って ご使用下さい。 ◆ 本剤は、酸・アルカリに安定ですが、ポリスチロール・アセテートの容器等は避けて下さい。 ◆ アルミや青銅部品の部材の洗浄をする場合は、出来るだけ短時間で行い、速やかにすすぎ をして、アルカリ分を取り除いて下さい。 【応急処置】 ◆ 目に入った場合は、清浄な流水で15分以上洗浄し、出来るだけ早く医師の診察を受けて 下さい。 ◆ 皮膚に付着した場合は、水または温水で洗い流し、皮膚に異常が出た場合は、出来るだけ 早く医師の診察を受けて下さい。 ◆ 誤って飲み込んだ場合は、水を多量に飲ませるか、食酢・オリーブ油・果汁等を与えて、 速やかに中和し、出来るだけ早く医師の診察を受けて下さい。 【保存期間】 ◆ ポリ缶・ロンテナーの場合、腐食はありませんが、本剤は自然での生分解がし易い素材を 使用しておりますので、保存場所の環境によっては、洗剤中の水そのものが腐敗したり、 藻類が発生することがあります。冷暗所であれば2年程度の保存は可能ですが、保管場所 に注意し、1年以内に使い切って下さい。洗剤容器(一斗缶・段ボール等)には、製造年月日 が記してあります。 【保管上の注意】 ◆ 直射日光を避け、密栓し冷暗所に保管して下さい。 ◆ 氷点下で凍結しますので、冬は凍結しない場所に保管して下さい。凍結した場合は、解凍 すれば再度使用できます。 【洗浄に注意する材質】 ◆ アルミニウム ◆ 真鍮 ◆ 亜鉛 ◆ 塗装面 アルカリと強く反応するアルミニウムには、Z-MAは使用しないで 下さい。 10時間以上浸け置くと表面を変化させますので、短時間で洗浄し、 速やかにすすぎを行い、十分に乾燥させて下さい。10~15倍希釈で 使用して下さい。 亜鉛はアルカリと強く反応し溶解しますので、Z-MAは使用しない で下さい。 強アルカリ性のZ-MAは、塗装面を傷めますので使用しないで下さい。 ●ご使用の前に● 本剤は、希釈タイプの強アルカリ洗剤です。原液で使用しますと、本剤の特性が生 かされませんので、使用場所に合わせて必ず3~100倍に希釈してお使い下さい。 また、汚れには多種多様のものがありますので、希釈倍率・洗浄方法等、お試しの 上ご使用下さい。 【一般的な使用方法】 用 途 希釈倍率 ※Z-Mで落ちにくい場所にご使用下さい。 洗 浄 方 法 場内洗浄 ・ Z-MAの希釈液を作る。 (油が固化した部分 ・ 固化し堆積した部分は、あらかじめスクレーパー等で の洗浄) 注意事項 保護具着用 削り落とす。 3~20倍 ・ 噴霧器か霧吹きでZ-MAの希釈液を散布し、しばら く放置する。(5~10分) ・ スクレーパー等で再度削り落とし、高圧洗浄機・たわ し・ブラシ等で擦り洗う。 ・ 水で十分にすすぎ流す。 部品・製品の洗浄 (固い付着油部分 ・ Z-MAの希釈液を作る。 保護具着用 5~20倍 ・ 現状の洗浄装置により洗浄する。 の洗浄) ・ 水で十分にすすぎ流す。 什器・機器の洗浄 ・ Z-MAの希釈液を作る。 (固化した油部分 ・ 固化し堆積した部分は、あらかじめスクレーパー等で の洗浄) 保護具着用 削り落とす。 3~10倍 ・ 噴霧器か霧吹きでZ-MAの希釈液を散布し、しばら く放置する。(5~10分) ・ スクレーパー等で再度削り落とし、高圧洗浄機・たわ し・ブラシ等で擦り洗う。 ・ 水で十分にすすぎ流す。 ※これは、あくまで目安ですので、ご使用時は汚れの度合いに応じて、調節して下さい。 【その他】 Z-MAを使用する場合は、アルカリに反応する物質(アルミや青銅等)の洗浄はしないで下さい。また、 すすぎが不十分ですと、乾燥時にアルカリ分が白く残りますので、すすぎは十分に行って下さい。