Download 環境への取り組み 2005
Transcript
環 境への取り組み 2005 KD D I ♪ ♪ ごあいさつ インターネットや携帯電話など、 情報通信技術の目覚ましい進歩により、 私たちはいつでも、 どこでも、 あらゆる情報やサービスとつながり、自由なコミュニケーションができる「ユビキタス・ネットワーク社会」 を迎えようとしています。この時間や場所にとらわれない新たな社会は、私たちの生活そのものを大き く変化させる可能性を秘めており、KDDI も情 報 通信サービスを通じ、豊かな社会づくりへの貢 献を 目指しています。 しかし一方で、これまでの技術革新の歴史の中でもたらされた大量生産・大量消費・大量廃棄型の 社会は、物質的な豊かさとともに、地球温暖化をはじめとしたさまざまな環境問題をも生み出しました。 情報通信サービスにおいても、通信ネットワークを流通する情報量が増え続ける中で、エネルギー使用 量や温室効果ガス排出量を削減するには、より多くの努力と実践が必要となっています。また、携帯電話 の販売数は日本全国で年間 4,000 万台以上に達し、機種変更や解約などで不要となった携帯電話の 回収・リサイクルは、循環型社会を構築する上で無視することのできない問題となっています。 KDDI は「地球環境との調和」を経営理念の一つとしており、かけがえのない地球を次世代に伝え るために、会社全体の指 針を定めた「KDDI 環 境 憲章」を制定し、全社的な活動 体 制のもとで環 境 保全活動に取り組んでいます。 このたび、 環境保全活動の状況についてまとめた報告書「ECO by KDDI 環境への取り組み 2005」 を作成いたしました。活動内容・実績ともに不足な部分が多々あるかと存じますが、KDDI の環境問題 への取り組み姿勢と活動をご理解いただくとともに、ご意見、ご指摘をいただければ幸いです。 情 報 通信サービスは、人やモノの移動を減らし、さまざまな業務を効率 化することで、地 球 環 境へ の負荷を減らし環 境問題を解決できる、すばらしい「力」を持っています。豊かな地 球のもとで、真に 豊かな社会を形成するために、KDDI は今後も着実に取り組みを進めてまいります。 2005 年 7 月 代表取締役社長兼会長 小野寺 正 1 KDDI 環境への影響 ( 2004 年度 ) 電力使用量 通信設備・・・・・・111,603 万 kWh オフィス・・・・・・・・・1,710 万 kWh 使用するもの 燃料使用量 排出するもの 通信設備 ※( 重油 ) ・・・・・・ 406 ㎘ ( 軽油) ・・・・・・ 132 ㎘ (灯油 ) ・・・・・・ 258 ㎘ ( ※ 設 備 の空 調および 非 常用発 電 装 置に 使 用 ) 自 動 車(ガソリン) ・・・・・・ 993 ㎘ ( 軽 油 ) ・・・・・・・・ 35 ㎘ 紙使用量 総量 ・・・・・・・・・・・・27,200トン 水使用量 資源 通信設備・・・・・・・・・・・ 405 千㎥ 電力 エネルギー KDDI 製 造メーカー お客さま au shop ♪ CO 2 CO 2 産業廃棄物 温室効果ガス(CO 2 換算) 通信設備用電力・・・・ 421,861トン リサイクル オフィスでの使用電力・・・ 6,465トン 通信設備用燃料・・・・・・2,090トン 使用済み携帯電話 自動車燃料 ・・・・・・・・・ 2,491トン 回収数 産業廃棄物排出量 電 池・182 万台 総量 ・・・・・・・・・・・・・・・349トン 充電器・101 万台 本 体・224 万台 本 誌は KDDI の環 境 問 題に対する取り組みに関し、基 本 的な方 針と実 績、および 今後 の計 画を掲 載しています。幅 広い層の皆さまにご 理 解いただく ために、活動内容をテーマ別に分 類し、簡潔に記 載するとともに、誌面のデザイン・文字の大きさなどにも配 慮し、読みやすさを重 視して作成しました。 【参 考にしたガイドライン】 環 境 省「環 境 報告書ガイドライン(2003 年度 版) 」 【対象範囲】 期間 2004 年度(2004 年 4 月1日∼2005 年 3 月 31日) ※一部内容に 2005 年度のものを含む 組織 KDDI 株 式会社 ※一部内容にグループ企業(連結子会社)のものを含む 【お問い合わせ先】 KDDI 株 式会社 総 務 部 〒102-8460 東 京都千 代田区飯田橋 3-10-10 ガーデンエアタワー Tel. 03-6678-0720 Fax. 03-6678-0317 E-mail : [email protected] KDDI の環 境保全 活動に関するホームページ「ECO by KDDI」 ht tp://w w w.kddi.com/corporate/kddi/kank yo/ 【発行】 2005 年 7 月 (次回発行予定 2006 年 7 月) ※ 環 境 データの 記 載 に あたっては 、 表 示 数 値 未 満 を四 捨 五 入しております。 2 未来につながるコミュニケーション KDDI の仕事はあなたとたいせつな誰かや 必要なもの・情報を「つなげて」いくことです。 KDDI の願いと責任はたいせつな地球を 未来に「つなげて」いくことです。 それは地球とあなた、 未来をつなぐコミュニケーション。 KDDI は始めています。 3 あたらしい技術 技術を活かした環境貢献 15 ページ ■ 1 しくみをつくる ■ ■ 環境を守るための体制づくり 7 ページ ■ 位置情報提 供サービス『GPS MAP』 T V会議システムの活用 携帯電話向け小型 燃料電池の開発 大 型リチウムイオン電池の技 術研究 みんなで計画・みんなで実行 KDDI 環 境委員会 職場エコ委員 環 境マネジメントシステム ISO14001 認証の取得 ■ ■ ■ 2 ■ ■ ■ ■ ▲ ▲ ▲ KDDI 環境憲章 5 ページ 3 - - 省エネルギー・省資源への取り組み 11 ページ ■ KDDI 環境への影響 2 ページ + むだをへらす ■ ごあいさつ 1 ページ + 地 球温暖化防止に向けて 京都議定書について KDDI の温室 効果ガス排出量 設備の省エネルギー オフィスの省エネルギー 電子化で省資源 4 再生する リサイクルへの取り組み 17 ページ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 日本の携帯電話とリサイクル 携帯電話は資源のかたまり 環 境にやさしい「マテリアルリサイクル」 リサイクルの舞台裏 KDDI の取り組み ショップ店 頭で携帯電話を回収 すべての携帯電話を無料回収 みんなで一 緒にリサイクル 事 業 用設備のリサイクル au 携帯電話の充電器共通化 携帯電話 データの保護について KD DI Recycle 6 au shop つたえる コミュニケーションと情報開示 27 ページ 地域における環 境 貢献 「2005 年日本国際博覧会」 ( 愛・地 球博)への協力 社 員とのコミュニケーション、教育活動 インターネットを通じて 地 球の「今」を待ち受け画 面に!『live ear th』 ■ ■ ■ ■ ■ 5 エコでえらぶ グリーン購入への取り組み 23 ページ ■ ■ ■ ■ KDDI グリーン購入ガイドライン KDDI グリーン購入の仕組み お取引先さまとともに 一人ひとりのグリーン購入 ♪ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ 環境保全活動の目標と実績 31 ページ 環境データ 33 ページ 活動のあゆみ 34 ページ 会社概要 35 ページ 編集後記 35 ページ 4 KDDI 環 境 憲 章 【 基 本 理 念】 KDDI グループは、かけがえのない 地 球を次の世代に引き継ぐことができるよう、 地球環境保護を推進することがグローバル企業としての重要な責務であるととらえ、 環境に配慮した積極的な取り組みを、会社全体で続けていきます。 【行 動 指 針】 1. 当社の事 業 活 動が 地 球 環 境に及ぼす影 響を定 量 的に評 価し、環 境 保 全 活 動 の効果的な仕組み作りと継 続的な改善に努めます。 具体的には、以下の通りとします。 1)省エネルギー、省 資 源、廃 棄 物 削 減 等 の 環 境 問 題を継 続 的に改 善するために 必 要な環 境マネジメントシステムの構 築と運営 2)環 境関連法 規、条 例等の規制、および 要求事 項の遵守 特に、地 球温暖 化防止の観点から電力消費 量の削減に向けた施 策の推 進 3)社内外への適切な情 報の開示によるコミュニケーションの促 進 2. 次世代 IT 技 術を活かした環 境負荷低減 型サービスの開発・提 供に努めます。 3. 携 帯 電 話 端 末 等の大 量 消費を伴う事 業 活 動で生じる環 境 負荷を低 減させる ための施 策を進め、循環 型社会の構 築に貢 献します。 4. 機器および 物品の調達にあたり、環 境配慮製品の調達を推 進します。 5. 環境に調和した豊かな社会に向け、企業市民として社会・地域における保全 活動に貢献します。 5 ECO by KDDI 6 1 しくみをつくる 環境を守るための体制づくり 社員 一人ひとりが 地 球のために何ができるのかを考えて実 行すること。 KDDI が 大切にしている環 境を守る活 動の「基 本」です。 みんなで一 緒に 取り組むために 。 KDDI は 全 社的な 体制づくりを行っています。 7 みんなで計画・みんなで実行 KDDI 環 境 委員会 職 場エコ委員 「K DDI 環 境 憲 章」に 基づく、環 境 を 守るため の 活 動 は、 室内の温 度設 定、照明のこまめな消灯、パソコンやプリンタ すべて「K DDI 環 境 委 員 会 」によって運 営さ れています。 の省エネルギー設定・ ・・。どれも一見ささやかな活動ですが、 委 員 会 は 定 期 的に 開 か れ 、日々社 員が 行う活 動 や 環 境 一人ひとりが実践することで、大きな効果につながります。 保 全プロジェクトに関する方 針・計 画を決 定します。 これら身近なエコ活動の中心になるのが、KDDI のすべての 構 成メンバーは 全 K DDI から集まった「 環 境 委 員 」たち 。 組 織にいる「職 場エコ委 員 」です。毎日の活動を職 場単位 ひとつ の 組 織 だけでは 解 決できない 問 題にも、みんなで で進め、環境データの管理を行います。 協 力して取り組んでいます。 社長 KDDI 環 境 委員会 委員長:総務本部長 委員 :各本部より選任 役割 ・環境保全活動の方針・計画決定 ・活動状況の確認 ・各本部協働事項の意思統一 組織長 職 場エコ委員 全組織・事業所に設置 役割 ・環境委員会で決定される方針・計画に 基づく各種活動の組織内における推進 ・活動実績データの管理 全社員 8 環境マネジメントシステム きちんと続けていくために 地 球 温暖 化や資 源の枯 渇、リサイクル・・・。私たちの身近 で起きているさまざまな環 境 問 題を解決するためには、社 会 全体で取り組まなければなりません。もちろん、企 業にも 環 境に対する取り組みが 求められており、省エネルギー法 や、各種リサイクル法といった環 境を守るためのルール 作り も進められています。 効果的な活動を続け、環境への負荷を確実に減らすために、 KDDI の環境保全活動は「環境マネジメントシステム」に従っ て行われています。 「環 境マネジメントシステム」とは、企業などの組織が、地球 環 境に与える負荷を減らし続けていくために、組 織 内部の 体 制 や 手 続きを整えた仕 組み のことです。4つのステップ からなる「PDCAサイクル」により実施されます。 1:方 針・目的および、 その実 現のための計画立案 環境への影響や法的な要求などに従って P 目的や目標を決定し、それを実現するための 計画を立てます。 lan 2:実 施および 運 用 オフィスの 昼 休 み消 灯といった 身 近 なことか ら、省エネル ギーのため の 大 規 模 な 設 備 投 資まで、計 画に 従ってさまざまな 取り組 み を D 実 行します。 o 4:次のステップを 目指した見直し A Check 段階での評価・分析をもとに 計画を見直し、改善点を反映した 次の計画を作ります。 ction C heck 3:結 果 の点 検および 是 正 日々の点検や内部監査を通じて、 計画の達成状況を評価し、成功や失敗の 理由を分析して改善を図ります。 このような取り組みを、繰り返し実行することで、 一時的ではなく継続的に、環境への負荷を減らしていくことができます。 9 ISO14001 認証の取得 ∼エコ企 業への 仲 間入り∼ 「環境マネジメントシステム」の仕組みに従って活動を推進していると認められた企業に発行されるのが、 国際標 準 化 機構(ISO)の定める国際 的な規格の一つ「ISO14001」認 証 。いわば 環 境にやさしい 企 業 への「認 定 バッジ」です。環 境と調 和し、地 球を次の世代につなげられる企 業 活 動を実 現する ために、KDDI では「ISO14001」の認証取得を推進しています。 KDDI の 認 証 取 得 組 織 数 は 2005 年 3 月末 現 在 で 17 の 本 部と事 業 所、対 象 人 数 は 約 2,500 名 (業務委託先・派遣社員などを含む)となりました。 今後もKDDI グループ全社での ISO14001 認証取得を目標に、活動を推進してまいります。 ISO14001 認証取得組織 (2005 年 3 月末現在) ● 飯田橋事業所 ■ リスク管理本部 ■ 法務・知的財産本部 ■ 建設本部 ■ 渉外・広報本部 ■ 購買本部 ■ 技術企画本部 ■ 経営戦略本部 ■ 情報システム本部 ■ 技術開発本部 ■ 経営管理本部 ■ カスタマーサービス本部 ■ ネットワーク技術本部 ■ 総務本部 ■ 建設・運用企画本部 ■ プラットフォーム開発本部 ● KDDIビル ■ 新宿事業所 ● 文京事業所 ブロードバンド・コンシューマ営業管理部 カスタマーオペレーションセンター ■ 10 22 むだをへらす 省エネルギー・省資源への取り組み 「へらす」は 地 球を守る大切 なキーワードのひとつです。 それはみんなでエネルギーや 資 源のムダを「へらす」ことが 地 球 温 暖 化や 資 源の枯 渇など、環 境 問 題の解 決につながるから。 世界で、日本で、KDDI で、 「省エネ・省 資 源 」が 進んでいます。 11 地球温暖化防止に向けて 現在、地球全体の温度が上昇する「地球温暖化」が、地球 の歴 史 上かつてないほどの急スピードで進んでいます。この 京都議 定書について 地 球 温暖 化で、自然 災害の増 加や海 面の上昇、農作 物 へ の悪 影 響など、世界 的な環 境 問 題の発 生が 心 配されてい 「京都 議 定書」とは、CO 2 など 6 つの温 室 ます。その原因とされているのが CO 2(二酸化炭素)をはじ 効果ガスの削減目標を国際 的に定めたも めとした「温 室 効 果ガス」。温 室 効 果ガスの削 減は、世界 の。1990 年を基 準として、先進国全体で、 共通の課題です。 2008 年∼2012 年 の間に 約 5% 減らすこ 2005 年 2 月には、先進国などに温室効果ガスの削減を義 とを目指しています。 務 付けた「京都議定書」が 発 効し、日本でも国をあげた取 日本の削減目標は 6% 。ただし、温室効果 り組みが進められています。KDDI では、地球温暖化防止を ガス排 出 量は 2003 年 の時点で1990 年 特に重 要な課 題の一つとし、省エネルギー・省資 源を通じ から 8% 増えてい るた め、合 計 14% の 温 た温室効果ガス削減に努めています。 室効果ガスを減らさなければなりません。 目標を達 成するために、社 会 全 体で真 剣 な取り組みを進めていくことが 求められて います。 KDDI の温室効果ガス排出量 KDDI が 使用する電力や燃料から算出される温室効果ガス KDDI の温室効果ガス総排出量(CO2 換算) (トン/ 億円) (トン) 排出量(CO 2 換 算)は、2004 年度は 432,907トンとなり、 500,000 2003 年度 比 3.8% 増となりました。これは主に au 携 帯 電 400,000 話サービス用の基地局が増加したことによるものです。 300,000 416,943 432,907 17.8 17.0 15 10 5 100,000 排出量 排出量(原単位 ※) 20 200,000 サービス拡 大と省エネルギーの両立 25 ※ 原単位とは 使 用・排 出した 物 量などを関 係する 基準値(生産量・販 売量など)をもと に換 算したもの。効率性の指 標であ り、本 誌では KDDI 単体の営業 収 益 (億円)を使用して算出。 原単位 = KDDI の温 室 効 果ガス排出量の中で特に大きな割 合を占 めるのが、お客さまにご満足いただけるサービスをご提供す 0 0 2003 年度 使用量・排出量 KDDI 単体の営業収益(億円) 2004 年度 るための「通信設備の電力」です。 情報 通信 技 術が急 速に進歩する中で、KDDI がお客さまに 要因別温室効果ガス排出状況(CO2 換算・2004 年度) ご 提 供するサービスの範 囲・規 模は 拡 大し、その内容も成 長し続けています。例えば KDDI の携帯電話サービス「au」。 通信設備電力 5 年前と比 較して、お客さまのご 契約数は約 2 倍になりまし 排出量 :421,861トン 構成比 :97.4% た。サービス地域も拡大され、内容も通話に加えてEメール オフィス電力 の送受信・インターネットサービスへと進化しています。 そんな中、確 実にサービスをお届けするための設備の拡 充 は、電 力使 用量を増 加させることになり、温 室 効 果ガス排 出量の増加にもつながってしまいます。 「お客さまに便利」で、しかも「環 境にやさしい」サービスを。 総量 432,907 トン 排出量 :6,465トン 構成比 :1.5% 通信設備燃料 排出量 :2,090トン 構成比 :0.5% 自動車燃料 排出量 :2,491トン 構成比 :0.6% とても難しい課題ですが、KDDI は取り組み続けます。 12 設備の省エネルギー 自然 エネルギーの 導入 ソーラー発電システムをはじめ、自然エネルギーの導入に取 り組んでいます。 2005 年 1月には日本 最 大の 衛星 通 信 施 設、山口 衛星 通 信 所にある「KDDI パラボラ館 」で、ソーラー 発電システム の運 用が 始まりました。館内の照明や空調の大半は、太陽 光によって発電された電力で動いており、館内では発電量な どの計測データをリアルタイムに見ることができます。 また、2003 年から、ソーラー 発 電システムですべての 使 用 ( 北海道 電力をまかなう携帯電話基 地局を運転しています。 山口衛星 通信所「KDDI パラボラ館」のソーラー発電システム 石北 峠 局および 中チャンベツ北 局 / 20 05 年 3 月末 現 在 ) 省エネ 型 設 備の 導入・設 備 運 用の 効 率 化 空調機器に省電力装置(インバータ装置)を設 置したり、今 までの設備を省エネルギータイプに変えることで、事業 用電 力の削減に努めています。また、設備を統合したり運用方法 を見直すことで、省エネルギーを進めています。 設備の省エネルギー点検 2004 年度の主な省エネルギー施策 名称 13 場所 施策の内容 小山ネットワークセンター 栃木県 高 効率な空調機器(ターボ冷凍機)への更改 KDDIビル 東 京都 空調機器 へのインバータ装置設 置 広島第2ネットワークセンター 広島県 省エネルギータイプの電源機器 導入 運 用効率化による電源機器(変 圧器)の稼動停止 仙台第2ネットワークセンター 宮城県 省エネルギータイプの空調機器 導入 オフィスの省エネルギー O スイッチオフで身 近なエコを FF KDDI のオフィスでは、OA 機器の省電力設 定やこまめな電 源オフ、退 室時 や昼休みの消灯の 徹 底、冷 暖 房温 度の適 切な設定などで、省エネルギーに取り組んでいます。 オフィスの電力使用量 また各 事 業 所では「省エネチェックシート」を使 用して毎日 の点検を行っています。2004 年 度のオフィスにおける電 力 使 用量は業務の効率 化によるオフィス間の統合が 進んだこ (万kWh) 2,500 ともあり、2003年 度と比 較して9.6% 、182 万 kWh 減 少し 2,000 ました。 1,500 2005 年 6 月からは夏 期の「ノーネクタイ・ノー上着運 動」を 1,000 実施し、オフィスの冷房温度を 28℃に設定。環境にやさしく、 2,012 1,892 1,710 500 効率的に業務を行っています。 0 できることから確実に。KDDI では今後も社 員一人ひとりが 2002 年度 2003 年度 2004 年度 省エネルギー活動に取り組んでまいります。 電子化で省資源 インターネット『 料金お 知らせサービス』 社内文 書の電子化による紙 使 用量の削減 インターネット『料金お知らせサービス』は、携帯電話やパソ 社内決裁のための稟議 書や、人事異 動に伴う申請書など、 コンなどで、お客さまが月々のご 請求 額や明 細 情 報・領 収 さまざまな社内文書を電子 化し、紙使 用量の削減に取り組 情報などをご 確認いただけるサービスです。毎月お客さまに んでいます。2004 年度の電子 化対象文書は約 75,500 件。 郵送していたご請求書を電子 化しました。このサービスにご およそ1.2トン(A4 用紙 換 算 29 万枚 )の 紙 資 源を削 減す 加 入いただくことで、紙 資 源や 郵送に必 要なエネルギーを ることができました。また、電子 化した文 書をシステム処 理 節減。温室効果ガスや廃棄物の削減にもつながります。 することで、決 裁期間の短 縮などの業務 効率 化も進めてい 2005 年 3 月末 時点でインターネット『 料金お 知らせサービ ます。 ス』ご 利 用 数は 約 187 万件。2004 年 度に 節 減した 紙 資 源は約 476トン(A4 用紙換算 11,903 万枚)となりました。 さらに 2005 年 5 月から、国際電話や長距離電話、インター ネットサービスといった固定通信サービスと、au 携帯電話の ご請求書を1 通にまとめる『KDDIまとめて請求 』を開始し、 さらなる省資源に取り組んでいます。 14 33 あたらしい技術 技術を活かした環境貢献 人やモノの 移 動を減らす、業 務を効 率 化する…。 KDDI のサービスは 環 境 問 題を解決する力を持っています。 新しいサービスや 研 究 開 発で、 KDDI は 地 球へのやさしさをかたちにしていきます。 15 位置情報 提供サービス 『GPS MAP』 『GPS MAP』は、au の GPS 機能付き携帯電話を利用した 携帯電話向け 小型 燃料電池の開発 (株 ) 東 芝 および(株 )日立 製 作 所と、それぞれ 共 同で携 帯 位 置 情 報 提 供サービスです。パソコン上の地 図に、GPS 携 電話に搭載できる小型の燃料電池を開発しています。 帯電話を持った営業マンや配送車両などの現在位置をリア 燃料電池とは、水素と酸素の化学反応で電気を作る「発電 ルタイムに表 示したり、最寄りの担当者に向けてメッセージ 機 」に近い 仕組みの電池です。今までの充電池と比べてた を送ることができます。 くさんの電力を出力できるとされています。 さまざまな業務がよりスムーズになることに加え、車やバイク さらに、燃料を加えれば 充 電 時間なしで使 用でき、発電の の運行が効率化することで、使用する燃料や排気ガスの削減 際に電気以外に発生するものは水と少量の CO 2 だけ。便利 が期待できます。 でクリーンなエネルギーとして注目されています。 ★ 燃料電池(充電器タイプ)の試作品 T V 会議システムの活用 - + - + KDDI では 社 内 全事 業 所に T V 会 議システムを設 置して会 議の効率化を進めています。2004 年度は約 3,000 回、延 べ 14,000 事務 所で T V 会 議を開 催し、会 議 へ出席するた めの出張を減らすことができました。これにより、交 通 機関 などでの移動に必要なエネルギーを削減。これまで移動に かかっていた時間も、有効に活用できるようになりました。 大 型リチウムイオン電池の 技術研究 さらに、社内セミナーや社内行事の放映により、さまざまな 慶應義塾大学 SFC 研究所との連携プロジェクト「エルスクエ 知識・ノウハウの共 有化や、社内コミュニケーションの強化を アプロジェクト」に参加して、大 型リチウムイオン電池の普及 進めています。 に向けた技術研究を進めています。 リチウムイオン電 池は 現 在 KDDI の設 備に使 用している鉛 蓄 電 池よりもエネル ギ ー 密 度 が 高いため、省スペース化 や 省 資 源 化を実 現できます。また、繰り返し充 電や放 電を 行っても性 能 が 落ちにくいため、発 電 量 の 変 動 が 大きい ソーラー 発 電や風 力 発 電などと組み合わ せた 活 用や、深 夜に充電した電力を昼間使うことで電力使用ピークを下げる 「ピークカット」への活用が 期待されています。 さらに、鉛や水銀・カドミウムなどの有害物質を含まずリサイ クルにも適しています。KDDI では今後 も、さまざまな設 備 への導入に向け、検討を進めてまいります。 16 44 再生する リサイクルへの取り組み 缶やビン、 ペットボトル。テレビや冷 蔵 庫 、パソコン、 自動 車 。 みんなリサイクルできる、大切 な資 源です。 ケータイだって、 リサイクル。 KDDI のリサイクルへの取り組みをご紹 介します。 au shop 17 日本の携帯電話とリサイクル 1 年で約 半 分 の 携 帯 電 話 が入れ替 わる ? 伸 び 悩む、携 帯電 話 のリサイクル 日 本 で 使 わ れてい る 携 帯 電 話(PHS など を 含 む )は 約 ところがこの携帯電話のリサイクル、缶やビン、ペットボトル、 9,150 万 契 約 ※1 、人 口に対する普及率は 71.6%※2 に達し 家電製品など他の「資源」と比べて進んでいないのが 現状。 ています。 回収率もここ数年、伸び 悩んでいます。それは一 体どうして 新 機 能 の 携 帯 電 話 も次々と発 売され、販 売 台 数 は 年 間 でしょう? 4,000 ∼ 5,000 万台に達しています。これは、携 帯電話の 日本の携帯電話本体の回収実績 約半分が 1年間のうちに機種変更されている計算となります。 「使い捨て社会」から「循環 型社会」への移行が求められ る中、使 用済み 携 帯 電 話の回 収・リサイクルは 大きな課 題 (万台) 1,200 1,137 回収台 数 回収率 (%) 1,172 になっています。 100 853 900 ※ 1 2005 年 3 月末現在(社)電気 通信事 業者 協会発 表 ※ 2 総 務省統 計局発 表の人口推計月報 (2005 年 4 月1日現在 概算値)に基づき算出 80 60 600 300 29 24 21 40 20 0 0 2002年度 2003 年度 2004年度 ※(社)電気 通信事 業者 協会発 表に基づく。回収率は 回収台 数÷ (各メーカーからの出荷 台 数合計− 携帯電話・PHS 加入純増数) より算出 どうしてリサイクルしないんですか? 「携 帯 電 話・PHS のリサイクルに関するアンケート調 査 」より (社)電気 通信事 業者 協会・情報 通信ネットワーク産業協会 実施(2005 年 6 月発 表) ● 古い携帯電話をリサイクルせず持ち帰る ・・・ 1 年間に機種変更・解約をした人の76.0% 携 帯 電 話を ・コレクション・思い出として取っておく(29.9%)・写真のアルバムとして使う(12.7%) 保 管 する 理 由 ・個人情報が漏れるのが心配(24.4%) ・ゲーム機として使う(7.8%) ※複 数回答による ・電話帳として使う(21.6%) ・デジタルカメラとして使う(6.3%) ・データのバックアップ用に使う(18.8%) ・目覚まし時計として使う(5.2%) ・子 供の遊び 道具に使う(18.2%) ● 携帯電話を「ゴミ」として捨てた ・・・・・・・・・・・ 1 年間に携帯電話を処分した人の 35.6% リサイクルされることを知らない ・・・・・・・・・ 全体の 45.4% ● ショップで回収され、 ご 存知ですか ? 携 帯電話のリサイクル。 KDDI では 、大 切な携 帯電話をリサイクルしていただくために さまざまな取り組みを進めています。 18 携帯電話は資源のかたまり 使 用済み 携 帯 電 話を、 「 燃えないゴミ」にしていませんか ? それは、実は地球やみんなにとってとても「もったいない」こ と。本体や電 池、充 電 器には、少しずつですが 金や 銀など の貴 重な資源が入っているからです。 「ゴミ」にするのは簡単 だけど、ちょっとがんばって「リサイクル」すればさまざまな資 源に生まれ変わります。 環境にやさしい「マテリアルリサイクル」 KDDI では、素材を素材として再利用する「マテリアルリサイ 使 用済み携 帯電話は細かく分解され、その後素 材ごとにリ クル」に 取り組んでいます。このリサイクルで使 用済み 携 帯 サイクル処理されます。この素材ごとの処理が、焼却や破砕 電 話は、ほぼ 100% が 金 属やプラスチックなどの資 源に生 などのプロセスを減らし、環 境にさらにやさしいリサイクルを まれ変わることができます。 実現するのです。 鉄 銅原料 アルミニウム 分 別 基板 電池 各メ ー カ ー 精 解体 ・ 原 に と ご 料 る よ に 材 プラスチック 錬 ニッケル 携 帯 電 話 本体 Recycle 電池 銅 鉄 金 ABS 樹脂 アルミニウム 銀 充電器 パラジウム コバルト 回 な カ の タチ も とへで カドミウム 収 ざま ま さま 客 さ お お 客さま 19 リサイクルの舞台裏 au shop 1. 回 収 お 客さまにご協力いただいて、ショップの店 頭 で回収された携帯電話・電池・充電器が、 リサ イクルのための工場に運ばれます。 ショップで回収いたします。 2. 分解 すべての携帯電話を細かく分解。携帯電話とし ての 役 割を終えます。1 台 の 携 帯 電 話から10 程度の部品に分けられます。 こんなに細かくなりました ! 分解された部品は、原材料ごとに別の工 場 へ 送られます。 これは原材料ごとにぎゅっと つぶしてまとめたものです。 3. 新たな 資 源 へ「生まれ 変わる」 1 台1 台からはわずかでも、集まれば立派な資 源。原材料ごとに別の工 場で、さまざまなリサ イクル 処 理を行い、新たな資 源に生まれ 変わ ります。 材料を溶かし込むことも。 4 . 新しい 製 品に「生まれ 変わる」 たとえば、金・銀などの希少金属は電子部品に、 銅は 銅 線に、鉄は 鉄パイプに、プラスチックは おもちゃに・・・。携 帯 電 話 からリサイクルされ た資源が、新しい製品に生まれ変わります。 中にはもう一度携帯電話になるものも。 生まれ変わってもあなたのそばに。 あなたと携帯電話とのつながりは、続きます。 別のモノになってあなたの ところに戻ってきます。 20 KDDI の取り組み ショップ店 頭で携 帯電 話 を回収 すべての携 帯 電 話を無料回収 KDDI では au の販 売 店「auショップ」 「PiPit(ピピット) 」の 携 帯 電 話 の回 収・リサイクルは、実はたくさんの 会 社の 共 店頭で、不要となった携帯電話の本体・電池・充電器を回収 同活動。KDDI は、携帯電話・PHS 事 業者および 製 造メー しています。また、オリジナルグッズのプレゼントなど、回収に カー各 社による自主 活 動 組 織「モバイル・リサイクル・ネッ ご協力いただいた方を対 象にしたキャンペーンを年に数回 トワーク」に参 加しています。 「モ バイル・リサイクル・ネット 実施しています。 ワーク」では会社と会社の垣根を越えて、全 国 8,700 店舗 おかげさまでお客さまにご協力いただき、2004 年度は約 224 万台の携 帯電話・約 182 万個の電池・約 101 万台の (2005 年 3 月末 現 在 )で事 業 者・メーカーにか か わらず 無料で回収・リサイクルを行っています。 充電器を回収・リサイクルすることができました。 みんなで一 緒にリサイクル KDDI の携帯電話回収実績 (万台・万個) 250 携帯電話本体 200 充電器 150 100 111 携帯電話は皆さまの手でお店にお持ちいただくことでリサイ 224 204 電池 114 クルされ資 源となり、新しい 製 品として生まれ 変わることが 182 178 96 できます。皆さまのご理解、ご協力をお願いいたします。 101 ご注意 67 お 預かりした携 帯電話 本体・電 池・充電器はリサイクルするため ご 返 却できません。プライバシー 保 護 のため、携 帯 電 話に保 存 されているお客さまの情 報(アドレス帳・通信履 歴・メールなど) は「オールリセット機 能 」 ( 次ページ参照)などをご 利用いただき、 事前に消去してください。 50 0 2002 年度 2003 年度 2004 年度 au shop 事業用設備のリサイクル au 携 帯 電 話 の充 電 器 共 通 化 KDDI では事 業 用設 備のリサイクルにも積 極 的に取り組ん KDDI は、2005 年 度 に 発 売され た au 携 帯 電 話 から充 でいます。更新などで不要となった設備は、 リサイクル業者に 電器(AC アダプター)の共 通化を順 次 進めています。今ま よる分 解・分別・回 収で、再資 源 化しています。2004 年 度 では 機 種ごとに変えなければならなかった 充 電 器ですが 、 は、約 223トンを再資源化しました。 この 共 通 化によって機 種 変 更しても不 要な充 電 器 が 出る ことがなくなります。 21 携帯電話 データの保護について 「データを古い携帯電話に保存しておきたい」、 「個人情報が漏れるのが心配」。携帯電話をリサイクル しない多くのお客さまがあげている理由です。お客さまが 携帯電話に保存されたデータはとても大切 なもの。KDDI ではデータのバックアップや 個人情 報保護のための取り組みを進めています。携 帯電 話のリサイクルの際にぜひご利用ください。 『EZメモリーポケット』でバックアップ au 携帯電話の「オールリセット」機能 『EZメモリーポケット』は、au 携帯電話に保存 au 携 帯 電 話には「オールリセット」機 能 が 搭 したアドレス帳 や写 真・ムービーなどの大 切な 載されており、携 帯 電 話 内のすべての情 報を データを、簡単な操 作で専用サーバに保管で 一度に消去することが 可能です。 きるサービスです。保管データはいつでも簡単 にダウンロードできる上、パソコンからも利用・ 編 集が 可能です。2005 年 6 月からは、アドレ ス帳 の 変 更 内 容を毎日自動 的に 更 新する機 能を追加し、 バックアップ 可能なアドレス件数も 最大 1,000 件に拡大しました。 【使い方】 ❶ メニュー画 面より「 機能 」を選 択 ❷ 機能 画 面より「プライバシー」または 「セキュリティ」を選 択 ※1 ❸「リセット」を選 択 ❹「オールリセット」を選 択 ❺「ロックNo」※2 を入 力 ❻ お客さまの登 録したすべての情 報が消去され すべての設 定がお買い上げ 時の状 態になります。 ※有料サービスとなります。 情報料 : 基本サービス(データ容量 2MB) 月額 105 円 / オプション追加(2MB+18MB)月額 210 円(税込み) ※機種により機能や保管できるデータが異なります。 ※データの保管・ダウンロードの際には別途 パケット通 信料が発生します。 ※ 有 料コンテンツで 購 入した 画 像 など、著 作 権 付き ※ 1 機種によって名称が 異なる場合があります。 ※ 2 au 携帯電話本体の各種設 定などを変 更する際に 必 要な暗証番 号です。お客さまが 必 要に応じて変 更 することが 可能です(お買い上げ 時には「1234」が 設 定されています)。 データは保管対象外となります。 ご注意 ・一度消去されたお客さまの情報を元に戻す ことはできません。 ・操作の詳細につきましては、au 携帯電話に 付属の取扱説明書でご 確認ください。 携 帯 電 話 破 砕 機の導入 2005 年 9 月よりau ショップ・PiPit に 携 帯 電 話の破砕 機を順 次 設 置し、リサイクルの際に、 お 預かりしたその場で携 帯電話に穴を開けて 内 部 の 電 子 基 板を破 壊します。これで、万一 データが 残っていても安心です。 22 55 エコでえらぶ グリーン購入への取り組み 環 境にやさしい 会 社から、 環 境にやさしいものを買う。 環 境 へのやさしさで、会 社と会 社がつながります。 KDDI のグリーン購 入の取り組みをご 紹 介します。 ♪ 23 KDDI グリーン購入ガイドライン グリーン購 入とは、製 品・物 品・工 事・サービスなどを購 入 ( 調 達・購 買 )する際に、その 製 品 などが 環 境 へ 与える負 荷を考えて、 「 負荷ができるだけ少ないもの」を「環 境に配 慮しているお取引先さま」から優 先的に購入しようとするも のです。つまり、グリーン購入は 環 境との調 和を考える会社 同士が 生み出す取り引き。今その会社と会社の取り組みの 輪は、着実に広がっています。 KDDI は 2003 年 2 月に定めた「KDDI グリーン購入ガイド ライン」を指針として、グリーン購入を推進しています。グリー ン購入の対 象は KDDI が 購入するすべての製品やサービス。 環 境にやさしい経営や活動を行っている会社から環 境にや グリーン購入ガイドラインは、KDDI の環 境保全 活動に関する ホ ーム ペ ージ「ECO by KDDI」でごらん い た だ け ます。 ht tp://w w w.kddi.com/corporate/kddi/kank yo/ さしいものを選び、購入することを定めています。また、その 範囲は製 造工程から販 売・使 用の段階、さらに廃棄段階と いった製品サイクルのすべてにわたります。 グリーン購入ガイドラインのビジョン 「もう地球を汚さない」 1)地 球を汚すような 計 画を立てない(開発段階) 2)地 球を汚すような物を買わない・売らない(購入・販売段階) 3)地 球を汚すような使い方をしない (使用段階) 4)地 球を汚すような 捨て方をしない(廃棄段階) 24 KDDI グリーン購入の仕組み グリーン購入の範囲 ・すべてのお取引先さま ・すべての製品・物品・工事・サービス を対象にします。 購 入先 や 購入する製 品の「決め方」 従来の基準(「品質」 「価格」 「納期」 「サービス」など)に ・購入する製品やサービスなどの「環境に対する影響」 ・お取引先さまの「環境への取り組み」 を加えて購入先や購入製品を決定します。 品質 価格 サービス お取引先さまの 環境に対する影響 納期 + 省エネルギー 省資源 有害物質の削減 環境への取り組み + 取り組みの方針 取り組みの体制 活動情報の公開など リサイクル など 製品に対する評価 企業体制に対する評価 = グリーン購入の決定 例えば・・・ ■省エネルギー・省資源について ■製品のリサイクルについて 製品の製造やサービスの提供時に必要な 製品の素 材や設 計において、 「リサイクルしやすさ」 「エネルギー」や「資源」の量を評価しています。 ■環境に有害な物質の使用について ■環境に対する方針・体制について 購入する製品や製品の製造工程において「使用し お取引先さまの環 境に対する「取り組み方 針」や ない物質 」 「使 用を制限・削減する物質 」を指定。 「取り組み体制」、 また「活動に関する情報の公開」 環境に有害な物質の使用量を評価しています。 25 を評価しています。 などの状況を評価しています。 お取引先さまとともに グリーン購入を進めるためには、お取引先さまのご 理 解・ご 協力が 不可欠です。KDDI では毎年「グリーン購入説明会」 を開催し、 お取引先さまへのご説明とご協力のお願いを行っ ています。また、購買本部ではグリーン購入を中心テーマとし た環 境マネジメントシステムを構築しており、2004 年 7 月に は ISO14001 認証を取得しました。取得を通じて得た経験 を活かし、お取引先さまの ISO14001 認 証 取 得活 動の支 援にも積極的に取り組んでいます。 KDDI のグリーン購入にご協力いただいているお取引先さ まは 2005 年 3 月末時点で241 社。購入額に占める割合は 説明会の様 子 90.5%となりました。2003 年度 比でそれぞれ 21 社、3.1% 増加しており、活動は 着実に広がっています。今後もお取引 グリーン購入の状況 先さまとともに、一層の活動推進に努めてまいります。 (社) 300 220 200 87.4 241 90.5 (%) 100 80 60 40 100 参加企業 数 購入額に 占める割合 20 0 2003 年度 2004 年度 0 一人ひとりのグリーン購入 ∼社会全 体で取り組むために∼ 「グリーンコンシューマー」という言 葉をご 存知ですか ? これは「環 境に配慮された商品やサービスを、環 境に 配 慮した 方法で購 入するお 客さま」のこと。見 た目や 価格だけでなく、環 境へのやさしさを商品選びの基 準 にする、スーパーへマイバッグを持って行く・・・。毎日の お買い 物の中で、ちょっとした環 境へのやさしさを持て ば、誰でもグリーンコンシューマーになることができます。 会社のグリーン購 入と同じように、お 客さま一人ひとり が 環 境のことを考えたお買い物をすれば、会社の商品 開発やサービス方針にも影響します。グリーン購入の輪 が広がるのです。 この輪を広げるために、KDDI もお客さまにお届けする 商品・サービスを、さらに環 境にやさしいものにするさ まざまな取り組みに努めてまいります。 26 66 つたえる コミュニケーションと情報開示 みんなで一 緒に協 力すれば 一人ではできなかったこともきっとできる。 KDDI は 社 員や地 域の皆さまとの KD D I コミュニケーションを大切にしています。 27 地域における環境貢献 KDDI の各 事 業 所では、地 域の皆さまと協力し、地 域 清掃 や環 境イベントなど、環 境を守るための活動に積 極 的に参 加しています。 「2005年 日本国際博覧会」 (愛・地球博) への協力 2005 年 3 月 25 日より9 月 25 日まで開 催される環 境 博 覧 会「2005 年日本 国 際博覧会」 ( 愛・地 球 博)に参加してい ます。KDDI は、最 新 の IT 技 術を活 用。博 覧 会のスムーズ な運営をサポートするために、公式ホームページ・観覧予約 システムの運営や、ハイブリッド情報端末「愛・MATE」の開 発・提供などを行っています。 また、博 覧 会のテーマ「自然 の 叡 智」を表 現し、サブテー マ「循環型社会の実現」のメッセージを伝えるナイトイベント 「こいの池のイヴニング」に協賛しています。 「クリーン太田川」活動(中国総 支社) 来場者の方へのサービスや運営スタッフの業務 支援に利用される 「愛・MATE」 千 代田区一 斉清掃活動(飯田橋事 業 所) 「こいの池のイヴニング」:博覧会長 久手会場センターゾーンにある 「こいの池」をステージに、自然と人間の関わりを表現した様々な 場面が展開されます。 28 社員とのコミュニケーション、 教育活動 すべての社員が KDDI の環 境活動を知り実践できるように、 さまざまなツールを利用して、コミュニケーション、教育活動 に取り組んでいます。 社員向けに活動紹介のホームページを公開し、活動報告や 情 報・資 料 提 供を行うほか、各 種 研 修 やパソコンを使 用し た Eラーニングによって環 境教育を広く実施しています。また、 今実践している活動についてもっと理 解が深まるように社内 報などの配布物を通じて周知を行っています。 新入社 員研 修での環 境教育 社 員向け活動紹介ホームページ インターネットを通じて KDDI のホームページでは、サービス・商品などの 紹 介とと もに、環 境への取り組み状 況を紹介しています。今後もイン ターネットの特徴である即時性や双方向性を活用して、情報 発信を進めてまいります。 環 境保全 活動に関するホームページ「ECO by KDDI」 ht tp://w w w.kddi.com/corporate/kddi/kank yo/ 29 社内報による活動紹介 地球の「今」を待ち受け画面に ! 『live ear th』 2005 年 7 月から au 携 帯 電 話向けに地 球 時計アプリ ケーション『live ear th』の提供をはじめました。 『 live ear th』は、NPO( 非 営 利 団 体 ) 「Think the Ear th プロジェクト」による、企 業とNP O とが 協 力して行う 「協働プロジェクト」の一つです。 『live ear th』は 世 界 各 都 市 の 時 刻 やリアル タイム の日影 線、雲 画 像データをご 覧いただける地 球 時 計 アプリケーション。待ち受け画 面に設 定することも可能 です。一 部の新機種にあらかじめアプリケーションを搭 載するほか、その他の EZ アプリ(BREW®)対応 機種 については、ダウンロードすることによりお使いいただ けます。 画 面イメージ 普段持ち歩く携帯電話から地球の「今」を感じることで、 みんなが 地 球のことを考える「きっかけづくり」をした い・・・『live ear th』にはそんな思いが 込 められてい ます。また、情報料の一部は「Think the Ear th プロ ジェクト」への協賛金となり、地 球の未 来を創るための 環境・社会貢献活動に利用されます。 ※提 供サイト『live ear th』 (情報料 : 月額 105 円〈税 込み〉 ) サービス開始当初は、雲画像取得以 外の機能は無 料でご 利用 いただけます(今後さまざまなサービスメニューを追 加予定)。 雲画像の更新には別途パケット通信料がかかります。 2005 年 6 月に行われた発 表会の様子 「エコロジーとエコノミー の ※ Think the Ear th プロジェクト: 共 存 」を テ ーマ に 、企 業 や N P O とともに 新しい 視 点 で メッセージ 性 の ある商 品 や サービスを 開 発したり、広く情 報 発 信 を 行 い な が ら、環 境 問 題 や 社 会 問 題 に 対 する 関 心 を 高 め る活 動 を 行って い る 非 営 利 団 体(2001 年 2 月 発 足 ) ht tp://w w w.Think theEar th.net/jp/ 30 環境保全活動の目標と実績 ※達 成状 況のアイコンについて 項目 2004 年度目標 2004年度実績 達成 状況 ー ー ■環 境マネジメントシステム構築範囲の拡 大 ならびに ISO14001 認証の取得 環境マネジメントシステムの構築 (ISO14001 認証の取得拡大) ・飯田橋事 業 所コーポレート・サポート部門(13 本部) 2004 年 10 月 認証取得 ・購買本部 2004 年 7 月 認証取得 ・新宿事 業 所 2004 年 9 月 認証取得 ■グループ企 業の環 境マネジメントシステム構築推 進 ー ー 2004 年 9 月 第一次 計画を策定 (改 正省エネルギー法 対 象 26 事 業 所の施 策 策定) ・中期省エネルギー計画の策定 ■中期省エネルギー計画に基づく各種 施 策の確実な実行 ・第二 次 計画の策定 ・各種 施 策の進捗改善による削減 効果の上積み 2004 年度未実 施 案件の速やかな実 施と 2005 年度 案件の進捗 率 100% 達 成 中期省エネルギー計画に従い 各 事 業 所で施 策を実 施 施 策全体で使 用電力量を約 486 万 kWh 削減も、 進捗に遅れあり(計画に対する進捗 率 78%) 【主な実 施 施 策】 ・小山ネットワークセンター(栃木県) 高 効率な空調 機器(ターボ冷凍機)への更改 ・KDDIビル(東 京都) 空調 機器 へのインバータ装置設 置 ・山口衛星 通信所「KDDI パラボラ館」 ( 山口県) ソーラー発電システムの設 置 など ・各種 施 策の確実な実行 温室効果ガス排出量の削減 ・省エネルギーに配慮した設備運 用ルールの導入 社内外との環境コミュニケーションの推進 31 原単位排出量削減 ※原単位 : 電力使 用量÷単体営業 収 益 改 正省エネルギー法 対 象事 業 所(26 事 業 所)に導入 対 象事 業 所 全体では削減目標を達 成したものの、 26 事 業 所中 5 事 業 所で目標を未達 成 ■改 正省エネルギー法等に基づく省エネルギー目標の達 成 (継 続) ・対 象事 業 所で 2004 年度 比 1% 以 上の原単位排出量削減 ■オフィスにおける電力使 用量の削減目標 達 成 ・全オフィスの合計電力使 用量を 2003 年度 比 1% 以 上削減 オフィス電力使 用量 1,710.3 万 kWh 2003 年度 比 9.6%(182.1 万 kWh)削減 ■オフィスにおける電力使 用量の削減目標 達 成(継 続) ・全オフィスの合計電力使 用量を 2004 年度 比 1% 以 上削減 ■インターネット『料金お知らせサービス』 (請求書電子 化サービス)の加入促 進を通じた 紙 資 源使 用量の削減 ・加入 数目標 180 万件(2005 年 3 月末) 加入 数 約 187 万件(2005 年 3 月末現在) 2003 年度 比 約 56 万件増加 削減した紙 資 源 約 476.1トン(A4 用紙換算 11,903 万枚) ■社内文 書の電子 化促 進 ・対 象 : 稟議 書 /人事異 動に伴う各種 変 更申請 / 各種システム担当者届出 など 各種 文 書の電子 化を予定 通り実 施 電子 化件 数 約 7.5 万件 削減した紙 資 源 約 1.2トン(A4 用紙換算 29 万枚) ■携帯電話回収の推 進 ・回収 数の維持・向上(2003 年度回収 数 本体 204.1 万台) ■インターネット『料金お知らせサービス』 の加入促 進を通じた紙 資 源使 用量の削減 ・加入 数目標 267 万件(2006 年 3 月末) ■『KDDI まとめて請求』の加入促 進を通じた 紙 資 源使 用量の削減 全社における紙 資 源使 用量 27,199.5トン 2003 年度 比 20.5%(4,622.0トン ) 増加 ( 内訳 ) ・オフィスにおける上質紙 使 用量 651.8トン 2003 年度 比 13.2%(75.9トン ) 増加 ・サービス、販 売促 進などに使 用する印刷物 26,547.7トン 2003 年度 比 20.7%(4,546.1トン ) 増加 回収 数 224.1 万台 2003 年度 比 20.0 万台増加 ・本体 ・電池 182.3 万個 2003 年度 比 4.8 万個増加 ・充電器 100.7 万台 2003 年度 比 5.2 万台増加 全 国キャンペーンの実 施(年 2 回) 廃棄物削減・リサイクルの推進 グリーン購入の推進 ■ 事 業 用電力全体で 2004 年度 比 1% 以 上の ■中期省エネルギー計画に基づく 改 正省エネルギー法などの削減目標 達 成 ・対 象事 業 所で 2003 年度 比 1% 以 上の原単位削減 ※原単位 : 電力使 用量 ÷ 単体営業 収 益 ー Recycle 一 部未達 成 2005年度目標 ■「全社 統合型環 境マネジメントシステム」構築に向け、 引き続き構築範囲を拡 大する ・事 業部門を含む飯田橋事 業 所 全体への ISO14001 認証範囲の拡 大 ・地 域 拠 点の ISO14001 認証取得 推 進 ■事 業 用電力に関する中期省エネルギー計画の策定と 各種 施 策の確実な実行 紙資源使用量の削減 達成 ■文 書電子化の継 続的な拡 大 ■オフィスにおける上質紙 使 用量の削減 推 進 ー ■サービス、販 売促 進などに使 用する印刷物の削減 推 進 ・発注 数の適 正化および 発注・使 用フローの効率 化を検 討 ■携帯電話回収の継 続推 進 ・回収 数の維持・向上 ・キャンペーンなどを通じた周知活動の実 施 ・リサイクルの更なる高度化を検 討 ■産業 廃 棄 物管 理の徹 底とチェック体 制の強化 各部門ごとに適 正な処 理を実 施 チェック体 制の整 備・強化の進捗に遅れあり ■産業 廃 棄 物管 理徹 底とチェック体 制の強化を継 続 ・チェック体 制 / 役割分担の明確化 ・チェック/ 相談 窓口の設 置 ■ PCB 使 用物品の適 正管 理 適 正な保管・管 理を継 続 ■ PCB 使 用物品の適 正管 理を継 続 ■グリーン購入の継 続的な推 進 ・参加企 業 数の増加 ・発注 総 額に占める割合 95% 協力企 業 数 241 社(2005 年 3 月末現在)2003 年度 比 21 社増加 発注総 額に占める割合 90.5% 2003 年度 比 3.1% 増加 ■グリーン購入の継 続的な推 進 ・参加企 業 数の増加 ・発注総 額に占める割合 98% ■社内外 へのタイムリーな情報開示を通じた 環 境コミュニケーションの推 進 (社外向け) ・社外向け企 業ホームページにおける情報開示内容強化 (ページリニューアル) (社内向け) ・各種研 修や E ラーニングを通じた環 境教育の実 施 ・イントラネット/ 社内報などを通じた社内啓 蒙の推 進 ■環 境コミュニケーションの継 続的な推 進 (社外向け) ・環 境 報告書の作成 / 配布 ・社外向け企 業ホームページにおける情報開示強化・継 続 (社内向け) ・各種ツールを通じた環 境教育・社内啓 蒙の実 施 ・イントラネット/ 社内報などを通じた社内啓 蒙の強化・継 続 32 環境データ 使用するもの ■ 使用するもの 項目 大分 類 電力使 用量 中分 類 単位 通信 設備 万 kWh オフィス 万 kWh 1,892.4 総使 用量 万 kWh 109,046.5 通信 設備 燃料使 用量 自動車 107,154.1 111,603.4 増減 4,449.3 4.2% 1,710.3 -182.1 -9.6% 113,313.7 4,267.2 3.9% 重油 ㎘ 404.9 405.7 0.8 0.2% ㎘ 112.8 132.0 19.2 17.0% 灯油 ㎘ 206.6 258.4 51.8 25.1% ガソリン ㎘ 1,132.6 992.7 -139.9 -12.4% 軽油 ㎘ 38.4 34.7 -3.7 -9.6% ㎘ 1,787.6 1,726.2 -61.4 -3.4% 368.1 405.2 37.1 10.1% 22,577.5 27,199.5 4,622.0 20.5% 通信 設備総使 用量 紙 使 用量 2004 年度 軽油 総使 用量(原油換算) 水使 用量 2003 年度 上水 千㎥ 総使 用量 トン 排出するもの ■ 排出するもの 項目 温室効果ガス (CO 2 換算) 分類 単位 通信 設備用電力 トン 405,042.3 421,860.7 16,818.4 4.2% オフィスでの使 用電力 トン 7,153.3 6,464.9 -688.4 -9.6% 通信 設備用燃料 トン 1,907.8 2,089.9 182.1 9.5% 自動車燃料 トン 2,839.2 2,491.1 -348.1 -12.3% 総 排出量 トン 416,942.6 432,906.6 15,964.0 3.8% 総 排出量 トン 322.9 348.9 26.0 8.1% 分類 単位 産業 廃棄 物 2003 年度 2004 年度 増減 リサイクル ■リサイクル 項目 2004 年度 増減 携帯電話本体 万台 204.1 224.1 20.0 9.8% 電池 万個 177.5 182.3 4.8 2.7% 充電器 万台 95.5 100.7 5.2 5.4% 携帯電話回収 量 使 用量・排出量 2003 年度 使 用量・排出量(原単位 ※ ) 電力使 用量(単位:万 kWh) ※原単位 = 水使用量(単位:千㎥) 燃 料使用量(単位:㎘) 405.2 使用量・排出量 KDDI単体の営業収益(億円) 紙 使 用量(単位:トン) 27,199.5 109,046.5 113,313.7 1,787.6 1,726.2 368.1 4.66 4.45 0.08 0.07 0.016 0.016 0.96 1.07 2003 2004 2003 2004 2003 2004 2003 2004 温室効果ガス(CO2 換算・単位:トン) 産業 廃棄 物(単位:トン) 416,942.6 432,906.6 322.9 348.9 17.8 17.0 0.014 0.014 2003 2004 2003 2004 Recycle 22,577.5 携帯電話回収 量 204.1 台 177.5 224.1 182.3 100.7 95.5 2003 2004 ■携帯電話本体(単位 : 万台) ■電池(単位 : 万個) ■充電器(単位 : 万台) ● デ ー タの 記 載 に あ たって は 可 能 な 限 り実 数 の 把 握 に 努 め て お ります が、自 動 車 の 燃 料 使 用 量 に 関 して は、使 用 金 額 な ど か ら 算 出して お ります。今 後 継 続 して 改 善 に 」に 基 づく係 数 を 使 用してい ます。 努 めてまいります。● 温 室 効 果 ガ ス 排 出 量 の 算 出 に あ たっては、環 境 省「 事 業 者 か らの 温 室 効 果 ガ ス 排 出 量 算 定 方 法 ガ イドライン( 試 案 ) 33 活動のあゆみ 2001 年 11月 経営会議で「環境保全活動」に積極的に取り組み、 豊かな社会の実現に貢献する方針を決定 2002 年 2月 環境担当組織(総務本部 総務部 環境推進グループ)設置 8月 社内向け環境活動ホームページ開設 10 月 「KDDI 環境委員会」設置 ■ 全組織に「職場エコ委員」を設置し、 日常の環境保全活動を推進 ■ 主要課題に取り組むプロジェクトチームの設置 (省エネルギー・省資源、携帯電話端末リサイクル、グリーン購入) 12 月 初の ISO14001 認証取得 ■ ビジネスオペレーションセンター 越中島事務所 (現ブロードバンド・コンシューマ営業管理部カスタマーオペレーションセンター) 2003 年 3月 「KDDI 環境憲章」の制定 「中期環境保全計画」の策定 ■ 目標 :2007 年度末までに KDDI グループ全社を対象とした 「全社統合環境マネジメントシステム」を構築する 4月 9月 購買本部でグリーン購入を開始 社外向けホームページに「環境への取り組み」情報の掲載を開始 auリサイクルキャンペーン(第 1回)実施 ■ 12 月 2004 年 以降年2 回のキャンペーンを実施中 au 初のソーラー携帯電話基地局を設置(北海道) 2月 総務本部 ISO14001 認証取得 7月 購買本部 ISO14001 認証取得 9月 新宿事業所 ISO14001 認証取得 事業用電力における中期省エネルギー計画を策定 10 月 飯田橋事業所コーポレート・サポート部門(総務本部を含む 14 本部) ISO14001 認証取得 11月 社 外向けホームページ「環 境への取り組み」掲載ページのリニューアルを 実施し、内容を充実 2005 年 1月 山口衛星通信所「KDDI パラボラ館」にソーラー発電システムを設置 34 会社概 要(2005 年 6 月末現在) KDDI 株式会社(英文名称 : KDDI CORPORATION) 社名 事業内容 電気通信事業 本社所在地 東京都千代田区飯田橋三丁目 10 番 10 号 (本店所在地 東 京都新宿区西新宿二丁目 3 番 2 号) 代表者 資本金 代表取締役社長兼会長 小野寺 正 141,851 百万円 社員数 約 8,000 名(出向者含まず) 連結 単体 (億円) 30,000 (億円) 27,853 28,460 29,200 0 (億円) 3,000 2,745 2,863 2,005 2,000 2,000 20,000 10,000 当期純利益(連 結) 経常利益(連 結) 営業収 益(連 結・単体) 22,027 23,402 25,470 2002年度 2003年度 2004年度 1,000 0 1,132 1,000 2002年度 2003年度 2004年度 0 1,170 573 2002年度 2003年度 2004年度 編集後記 本 誌は KDDI にとって初めての「環 境 報告書」です。皆さまに KDDI の環 境への取り組みをご 理 解 いただくことを目的としております。できるだけ読みやすく、簡潔な記 載を心がけて作成いたしました。 不十分な点もあるとは存じますが、今後継続的に改善してまいります。 また、個々の活動につきましても多くの課題を抱えております。できることからスピーディーに取り組む ためにも、今回の発行を一つのきっかけとして更なる活動の充実と社内の意 識向上を図り、地 球 環 境 の保護により大きく寄与できるよう努めてまいります。 KDDI の環 境保全活動を発展させるためにも、皆さまから多くのご意見をいただき、活動に反映し てまいりたいと考えております。お 気 軽にお問い合わせいただくとともに、同封しておりますアンケート にもぜひご協力ください。 活動は継続して実施し、改善し続けることが大切です。今後も更なる環境保全活動の推進に努める とともに、情報開示においても内容の充実に努めてまいります。 総務本部 総務 部 環 境 推進グループ 【お問い合わせ先】 KDDI 株 式会社 総 務 部 〒102-8460 東 京都千代田区飯田橋 3-10-10 ガーデンエアタワー Tel. 03-6678-0720 Fax. 03-6678-0317 E-mail : [email protected] 35 KDDI 株 式会社 東京都千代田区飯田橋 3 -10 -10 ガーデンエアタワー 古紙配合率100%再生紙を使用しています 「ECO by KDDI 環境への取り組み 2005」に関するアンケート この度は「ECO by KDDI 環境への取り組み2005」をお読みいただき ありがとうございました。本誌の内容ならびに KDDI の環 境保全活動に 対する皆さまのご意 見・ご感 想をお聞かせください。貴 重な資 料として 真摯に受け止め、今後の参考とさせていただきます。 K DDI 株 式 会 社 総 務 部 環 境 推 進グループ Fax. 03-6678-0317 Q 1 . 本 誌をどのような立 場でお読みになりましたか ? □ お 客さま □ 株 主・投 資 家 □ K D D I のお 取 引 先 □ 政 府・行 政 関 係 者 □ 企 業 / 団 体 の 環 境・C S R 担 当 者 □ 報 道 関 係 者 □ 研 究・教 育 機 関 □ 環 境 N P O/ N G O □ 学 生 □ その 他( □ K D D I の 従 業 員・家 族 ) Q 2 . 読みやすさはいかがでしたか ? わかりやすい や や わかりやすい 普通 や や わかりにくい わかりにくい 普通 や や 不足している 不足している 普通 やや 悪い 悪い ※理由などをお聞かせください Q 3 . 内容 の充 実 度はいかがでしたか ? 充 実している や や 充 実している ※理由などをお聞かせください Q 4 . デザイン・レイアウトはいかがでしたか ? 良い や や良い ※理由などをお聞かせください Q 5 . 内容 の中で特に印 象に残った項目はありますか ? (複 数回答可) □ ご あいさつ(P1) □ K D D I 環 境 へ の 影 響 (P2 ) □ K D D I 環 境 憲 章(P5) □ 1. しくみをつくる(P7 ∼ P10) □ 2. む だをへらす(P11 ∼ P14) □ 3. あたらしい 技 術(P15 ∼ P16) □ 4. 再 生する(P17 ∼ P22) □ 5. エコでえらぶ(P23 ∼ P26) □ 6. つたえる(P27 ∼ P30) □ 環 境 保 全 活 動 の目 標と実 績(P31 ∼ P32) □ 環 境データ(P33) □ 活 動 のあゆみ(P34) ※ 理 由などをお 聞 か せください Q 6 . 内容についてもっと詳しく知りたい 部分などが ありましたらお 聞か せください。 Q 7. よろしければ 、地 球 環 境のために普段心がけていることをお 教えください。 Q 8 . その 他 、ご意 見・ご感 想をご自由にご 記 入ください。 ご協力ありがとうございました。