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HA8000シリーズ
テープドライブ/テープチェンジャードライブを使用した
バックアップ業務の安定運用ガイド
2007 年 10 月
第2版
◆注意事項について
・本書の内容の一部、または全部を無断で転載したり、複写することは固くお断りします。
・本書の内容については、改良のため予告なしに変更することがあります。
・本書の内容については万全を期しておりますが、万一ご不審な点や誤りなど、お気付きのことがありました
ら、ご連絡頂けますようお願いいたします。
◆登録商標・著作権
本マニュアルに記載されている製品名および会社名は,各社の商標または登録商標です。
株式会社
1
日立製作所
■ はじめに
本ガイドは、テープ装置を使用してバックアップ業務を行なうための留意点について記載しています。バック
アップ業務システムを構築する際には、本ガイド記載事項をバックアップ運用に導入されることを推奨します。
*注意
本ガイドはバックアップ障害の低減を目指したものであり、バックアップ障害を完全に無くすことを保証
するものではありませんので、ご注意願います。また、各テープ装置の障害時における詳細な対処方法につ
きましてはテープ装置に添付の取扱説明書をご確認ください。
■ 操作や使いこなしについて
本製品のハードウェアについての技術的なお問い合わせは、HCAセンタ(HITAC カスタマ・アンサ・センタ)
でご回答いたしますので、次のフリーダイヤルにおかけください。受付担当がお問い合わせ内容を承り、専
門エンジニアが折り返し電話でお答えするコールバック方式をとらせていただきます。
HCAセンタ(HITAC カスタマ・アンサ・センタ)
0120-2580-91
受付時間
9:00~12:00/13:00~17:00(土・日・祝日、年末年始を除く)
■ お願い
・質問内容を FAX でお送りいただくこともありますので、ご協力をお願い致します。
・HITAC カスタマ・アンサ・センタでお答えできるのは、製品のハードウェアの機能や操作方法などです。
OS や各言語によるユーザプログラムの技術支援は除きます。
・明らかにハードウェア障害と思われる場合は、販売会社または保守会社にご連絡ください。
■ 消耗品について
消耗品のご購入については、担当営業または下記へお問い合わせください。
・(株)日立情報システムズオンラインショップ:https://www.hi-thanks.com/
・お問い合わせ先:
(株)日立情報システムズ(Tel :03 -5435 -7714 )
2
1. 対象
(1) 適用形名
本ガイドは HA8000 システムに接続される、下記形名のテープドライブ/テープチェンジャードライブを対
象とします。
装置名称
内蔵 DAT
内蔵 DAT
チェンジャー
内蔵 AIT
内蔵 DLT
内蔵 LTO
外付け DLT
チェンジャー
外付け LTO
チェンジャー
代表形名
UD5240
UD5240A
UD7400
UD7401 /
UD7721 /
UD7731 /
UD5722
UD7406
UD7726
UD7746
US7350
US7500 /
US7510
UL7350
UL7400
UU7100 /
UU7101
UU7200 /
UU7201
UU7400
UU7410
UU7800
RL7358 /
RL7408 /
RL7410 /
RU7109 /
RU7110 /
RU7210 /
UD7402
UD7722 /
UD7732
US7500A /
UU7102
UU7212
FL7358
FL7408
FL7410
FU7109
FU7110
FU7210
仕様
HP 製 DDS3
松下製 DDS3
HP 製 DDS4
松下製 DDS4
HP 製 DAT72
HP 製 DAT72 (USB)
HP 製 DDS4,6 スロット
HP 製 DAT72,6 スロット
松下製 DAT72,6 スロット
ソニー製 AIT1
ソニー製 AIT2
カンタム/タンベルグ製 DLT7000
カンタム/タンベルグ製 DLT8000
HP 製 LTO1,フルハイト
HP 製 LTO1,ハーフハイト
HP 製 LTO2,フルハイト
HP 製 LTO2,ハーフハイト
HP 製 LTO3,フルハイト
HP 製 LTO3,ハーフハイト
HP 製 LTO4,フルハイト
カンタム/ATL 製 DLT7000,8 スロット
カンタム/ATL 製 DLT8000,8 スロット
NEC/IBM/タンベルグ製 DLT8000,10 スロット
HP 製 LTO1,9 スロット
NEC/IBM/タンベルグ製 LTO1,10 スロット
NEC/IBM/タンベルグ製 LTO2,10 スロット
3
2.運用方法について
(1) 定期的なヘッドクリーニングの実施
テープドライブは必ず定期的なヘッドクリーニングの実施をお願いします。テープドライブのクリーニン
グ周期ならびにクリーニングテープ利用限度回数は、下表のようになります。
(重要) DLT 用のクリーニングテープは、利用限度回数(20 回)を超えても使い続けることが可能ですが、利
用限度回数を超えたクリーニングテープをそのまま使い続けると、ドライブのヘッドを傷つけ、ド
ライブ故障に至ります。必ずクリーニング毎に使用回数を記録して、利用限度回数に達したクリー
ニングテープは使用しないでください。
DLT 以外のクリーニングテープは、利用限度回数を超えた場合、ヘッドクリーニング動作を行なわ
ずにそのまま排出されるため、ヘッド清掃が行なわれません。必ずクリーニング毎に使用回数を記
録して、利用限度回数に達したクリーニングテープは使用しないでください。
使用回数が判らないクリーニングテープは使用せず、新しいクリーニングテープを使用して下さい。
装置名称
代表形名
仕様
クリーニング
テープ推奨品
クリーニング
周期
内蔵 DAT
UD5240
HP 製
DDS3
松下製
DDS3
HP 製
DDS4
松下製
DDS4
HP 製
DAT72
HP 製
DAT72 (USB)
HP 製
DDS4,6 スロット
HP 製
DAT72,6 スロット
松下製
DAT72,6 スロット
ソニー製
AIT1
ソニー製
AIT2
HS-4/CL
(マクセル)
週 1 回(*1)
クリーニング
テープ
利用限度回数
60 回
週 1 回(*1)
70 回(*3)
週 1 回(*1)
50 回
週 1 回(*1)
29 回
週 1 回(*1)
50 回
週 1 回(*1)
50 回
週 1 回(*1)
45 回
週 1 回(*1)
50 回
週 1 回(*1)
27 回
週 1 回(*1)
70 回
週 1 回(*1)
70 回
カンタム/
タンベルグ製 DLT7000
カンタム/
タンベルグ製 DLT8000
HP 製
LTO1,フルハイト
HP 製
LTO1,ハーフハイト
HP 製
LTO2,フルハイト
HP 製
LTO2,ハーフハイト
HP 製
LTO3,フルハイト
HP 製
LTO3,ハーフハイト
HP 製
LTO4,フルハイト
D85/CL
(マクセル)
THXHC-02
(タンベルグ)
LTOU1/UCL
(マクセル)
C7978A
(HP)
月1回
20 回
150 時間毎に
1 回(*2)
月1回
20 回
月1回
15 回
月1回
15 回 (*5)
月1回
15 回 (*5)
月1回
15 回 (*5)
月1回
15 回 (*5)
月1回
15 回 (*5)
UD5240A
UD7400
UD7401
UD7402
UD7721
UD7722
UD5722
内蔵 DAT
チェンジャー
UD7406
UD7726
UD7746
内蔵 AIT
US7350
内蔵 DLT
US7500
US7500A
US7510
UL7350
UL7400
内蔵 LTO
UU7100
UU7102
UU7101
UU7200
UU7212
UU7201
UU7400
UU7410
UU7800
HS-4/CL
(マクセル)
SDX1-CL
(ソニー)
4
15 回
装置名称
代表形名
仕様
クリーニング
テープ推奨品
クリーニング
周期
外付け DLT
チェンジャー
RL7358
FL7358
RL7408
FL7408
RL7410
FL7410
カンタム/ATL 製
DLT7000,8 スロット
カンタム/ATL 製
DLT8000,8 スロット
NEC/IBM/
タンベルグ製
DLT8000,10 スロット
HP 製
LTO1,9 スロット
D85/CL
(マクセル)
THXHC-02
(タンベルグ)
月1回
外付け LTO
チェンジャー
RU7109
FU7109
RU7110
FU7110
RU7210
FU7210
LTOU1/UCL
(マクセル)
C7978A
(HP)
LTOU1/UCL
(マクセル)
NEC/IBM/
タンベルグ製
LTO1,10 スロット
NEC/IBM/
タンベルグ製
LTO2,10 スロット
クリーニング
テープ
利用限度回数
20 回
150 時間毎に
1 回(*2)
150 時間毎に
1 回(*2)
20 回
月1回
15 回
月1回
28 回(*4)
月1回
50 回(*4)
20 回
(*1)内蔵 DAT,DAT チェンジャーならびに内蔵 AIT 装置を使用し、1 日のバックアップ容量が 2 本以上と
なる場合は下記クリーニング周期でクリーニングを実施してください。
・1 日のバックアップ容量が 2~3 本の場合 :週 2 回
・1 日のバックアップ容量が 4 本以上の場合:毎日
(*2)DLT8000ドライブを使用した装置は、クリーニングを行い過ぎるとヘッドを傷めます。よって、クリ
ーニングは、ドライブからのクリーニング要求時、または、バックアップ/リストア動作が150時間
以上経過時に1回実施してください。また、続けて2回以上のクリーニングを行なわないでください。
(*3)UD5240A 形内蔵 DAT は既に修理不可となっており、保守交換した場合、代替品への交換となります
が、この代替品のクリーニングテープ利用限度回数は 29 回となります。(詳細は代替品に添付の説
明書を参照ください)
(*4)RU/FU7110,RU/FU7210 形外付け LTO チェンジャーのクリーニングテープ利用限度回数は 28 回,50 回
となっていますが、DLT,LTO ドライブのクリーニングテープは同一箇所を何度も使う構造であり、
クリーニングテープに付着したほこりが逆にヘッドを傷つける可能性が高まりますので、20 回程
度で交換する事を推奨します。
(*5)ユニバーサルクリーニングカートリッジ(マクセル製 LTOU1/UCL E ,HP 製 C7978A)使用時は、クリー
ニングテープ利用限度回数が 50 回となります。
(2) 定期的なテープの交換
安定したバックアップ運用を実施するために、定期的にテープを新品のテープに交換することを推奨しま
す。交換の周期はテープの種類により異なり、下表のようになります。
(重要) 何れのテープも、テープ磁性面に塵やホコリが付かないようシャッターが取り付けられていますが、
テープがドライブにセットされるとテープ磁性面が引き出された状態となり、塵やホコリがテープ
磁性面に堆積します。この影響から、利用回数が少なくても定期的にドライブにセットされるテー
プはテープ磁性面の劣化が進行するため、テープ交換の周期は、テープ利用回数でなく使用期間で
交換してください。
(未使用のテープ、及び定期的に使用しないで(ドライブにセットしないで)付属のケースに入れ
て保管されたテープは、下記周期で交換(破棄)する必要はありません)
テープの種類
DAT テープ,AIT テープ
DLT テープ,LTO テープ
テープの交換周期
3 ~ 6 ヵ月
6 ~ 12 ヵ月
5
(3) 定期的な防塵フィルターの交換
下記3種のデバイスには専用の防塵フィルター(消耗品)が装着されており、定期的な交換が必要です。
フィルターが根詰まりしたままでの使用は、フィルター外から塵やホコリを吸い込む事によるバックアップ
エラーや、内部温度上昇によるドライブ故障に至ります。
外付け DLT チェンジャー
RL7410 / FL7410
NEC/IBM/タンベルグ製 DLT8000,10 スロット
外付け LTO チェンジャー
RU7110 / FU7110
NEC/IBM/タンベルグ製 LTO1,10 スロット
RU7210 / FU7210
NEC/IBM/タンベルグ製 LTO2,10 スロット
防塵フィルターの交換周期は設置環境に依存しますので、フィルターの根詰まり状態を確認頂き(フィル
ター表面の8割程度がホコリで覆われたら交換時期です)、3ヶ月~12ヶ月周期で交換してください。
(汚
れが少ない場合でも12ヶ月周期で交換してください)
交換部位
交換周期
防塵フィルター
3 ~ 12 ヵ月
(4) 定期的なテープ/クリーニングテープの清掃
テープ/クリーニングテープのケース表面に汚れがあると、テープが正しく搬送(ロード/アンロード)
出来ずにバックアップエラーに至る場合があります。定期的に乾いた布等(または水を少量付け固く絞った
布等)でテープ/クリーニングテープのケース表面を清掃してください。
対象
清掃周期
テープ / クリーニングテープ
1 ~ 3 ヵ月
(5) 新品テープ導入時の注意事項
新品テープ導入時には、ドライブとテープの馴染みをよくする意味で、3回程テープのロード/アンロー
ドを実施してください。
(6) 長期間使用していないドライブを使用する際の注意事項
長期間(1ヶ月以上)使用していないドライブをそのまま使用すると、ドライブのヘッドやテープ走行メ
カに堆積した塵やホコリの影響で正常に動作しないだけでなく、テープならびにヘッドを傷める事がありま
す。
長期間(1ヶ月以上)使用していないドライブを使用する際は、ヘッドクリーニングを1回行なった後、
使用してください。
(テープをセットした状態で放置していた場合、放置したテープのテープ磁性面には塵やホコリが堆積す
るため、放置したテープは劣化し使用できない事があります)
(7) バップアップアプリケーションの「バックアップ後の自動排出設定」について
バックアップアプリケーションの機能である「バックアップ後の自動排出設定」は、下記条件で使用して
ください。
・単体ドライブ(チェンジャー以外のドライブ)
単体ドライブで、バックアップアプリケーションの「バックアップ後の自動排出設定」を使用すると、
バックアップ完了後にドライブのテープ挿入口にテープが排出された状態で停滞するため、通常より多
くの塵やホコリが内部に侵入し、ドライブ障害に至ります。
単体ドライブでは「バックアップ後の自動排出設定」を使用しないでください。
・チェンジャードライブ
チェンジャードライブでは「バックアップ後の自動排出設定」を使用しても、バックアップ完了後はマ
ガジンスロットまでテープが搬送されるため、塵やホコリが内部に侵入することはありません。
チェンジャードライブで、
「バックアップ後の自動排出設定」を使用しないと、テープがドライブ内に滞
在したままとなり、この状態でシステムの再起動(リブート)が発生すると、バックアップアプリケー
ションが、テープの状態管理(テープの戻りスロット情報)を誤りバックアップ障害に至る場合があり
ます。
チェンジャードライブでは「バックアップ後の自動排出設定」を使用してください。
6
(8) ドライブとテープの対応について
複数台のドライブを使用している場合は、ドライブ製造時の個体差による影響を低減するため、ドライブ
と使用するテープの組み合わせは固定してください。
(一つのテープを複数のドライブで使用しないでくださ
い)
推奨設定
推奨しない設定
Drv1
Drv1
Drv2
Drv2
:媒体初期化
:バックアップ/リストア
(9) バックアップ動作時の温度/湿度条件について
一般的なバックアップ運用では、バックアップ取得時間を深夜または早朝に設定されるケースが多く見受
けられますが、バックアップ取得時間帯の温度/湿度条件がシステム装置の温度/湿度条件に一致しているか
を確認してください。
24時間空調されている環境以外では、夜間空調がOFFされた場合、夏季はシステム装置からの発熱が
加味され高温となり、冬季は外気の影響で低温となるため、この影響でバックアップ障害に至る場合があり
ます。
24時間空調されている環境以外では、空調がONとなっている時間帯でのバックアップ設定を推奨しま
す。
対象
温度
湿度
HA8000 システム
10~35℃(動作時) 20~80%(動作時)
(10) テープドライブの設置環境について
過去に下記環境に設置された事が原因で繰り返しバックアップ障害に至ったケースがあります。同様の環
境で使用しないようご注意ください。
・超音波加湿器から発生する塩素粉塵の影響
-> 同一室内で使用しない。
・ラインプリンタから発生する紙粉の影響
-> 同一室内で使用しない。
・テープドライブ周辺での静電防止スプレーを使用
-> 同一室内でスプレー類を使用しない。
・テープドライブ周辺に設置された芳香剤の影響
-> 同一室内に芳香剤を設置しない。
・コピー機/ページプリンタから排出されるオゾン排気 -> オゾン排気口から3m以上遠ざける。
・床下からの吹き上げ空調の影響でホコリ混入
-> 排気口を3m以上遠ざける。
(11) テープの保管方法(ケース管理)について
・テープをチェンジャーの外で保管する場合、塵やホコリの影響を無くすため、必ずテープケースに格納
した状態で保管してください。
・テープをマガジンに搭載したままで保管する場合、塵やホコリが少ない所(密閉できる保管庫 等)へ
保管してください。
・テープを床上や、空調機/コンピュータ機器の通風孔等、風の流れがある場所に置かないでください。
・テープは、磁場の強い場所(CRTディスプレイ、モーター付近等)、湿気の多い場所、直射日光の当
たる場所には絶対に放置しないでください。
・テープの保管場所と使用場所に温度差がある場合は、最低 2 時間以上、使用場所でケースに入れたまま
放置した後、セットしてください。(結露が考えられる場合は半日以上放置してください)
・テープ保管時の環境は、以下の通りです。
テープの種類
温度
湿度
DAT テープ,AIT テープ
5~32℃
20~60%
DLT テープ,LTO テープ
16~32℃
20~80%
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(12) テープの管理について
テープ毎に下記項目についての管理をおすすめしております。
・新規導入日(使用開始日)…使用を開始した年月日を記録します。
・障害発生日
…このテープにおける障害履歴を記録します。
このテープ使用時にバックアップ/リストアが失敗した場合、障害発生日
を記録し管理します。
同一テープにおいて障害が多い場合、テープ劣化や不良が考えられますの
で、使用期間が定期交換時期に達していなくても、テープを交換する事を
推奨致します。
・媒体交換(破棄)予定日 …このテープを交換(破棄)する年月日を記録します。
テープ交換予定日がきたら、テープを交換する事を推奨致します。交換予
定日を過ぎて使用した場合、バックアップ/リストアが失敗する頻度が高
くなります。
8
3.障害発生時の対処方法について
バックアップ障害発生時は、下記フローを参照し対応をお願い致します。
バックアップ障害発生
(1)バックアップアプリケーションの設定に
誤りが無いか確認してください。(ドラ
イバ゙競合等の問題が無いか確認してく
ださい)
(2)バックアップ JOB の設定に誤りが無いか
確認してください。
・ハードウェア障害を表示の場合
ランプの状態/LCD 表示の状態を確認
(詳細は取扱説明書を参照してください)
・クリーニング要求
・メディア(書込み/読込み)
エラーを表示の場合
(1)新品テープに交換
(2)再度バックアップを実施
再度バックアップ障害発生するか?
・ハードウェア障害と推定されます。
・保守会社にお問い合わせ願います
(テープ装置交換)
発生しない場合
発生する場合
(1)ヘッドクリーニングを実施(*1)
(2)再度バックアップを実施
発生しない場合
再度バックアップ障害発生するか?
発生する場合
・クリーニングでは解決できない
ヘッド汚れと推定されます。
・保守会社へお問い合わせ願いま
す。(テープ装置交換)
・ヘッドの汚れと推定されます。
・ヘッドクリーニングにより解決
のため、継続使用願います。
・但し、障害が定期的に発生する
ようであれば、保守会社へお問
い合わせ願います。
(*1) DAT,AIT は連続して 2~3 回クリーニングの実施をお願いします。
DLT,LTO は 1 回クリーニングの実施をお願いします。
・該当テープの汚れ/劣化と推定さ
れます・
・該当テープは破棄し、継続使用願
います。
・該当テープの使用回数が少なく、
継続使用を希望される場合は、該
当テープの障害履歴を記録、管理
してください。障害が発生しやす
いテープは破棄してください。
テープ交換やヘッドクリーニングを実施してもメディアエラー(書込み/読込みエラー)が再発する場合、下
記2つの要因が考えられますので、クリーニングテープの交換ならびに、全てのテープを交換してください。
・クリーニングテープが塵やホコリの影響で汚れ、クリーニングを実施するとヘッドを汚してしまう。
・バックアップに使用しているテープのどれかに付着している塵やホコリが、ドライブを介して他のテープ
に伝わり再発している。
*各テープ装置の障害時における詳細な対処方法につきましては、テープ装置に添付されております取扱説明
書をご確認ください。
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