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取扱説明書
ポールハンガー
PH17-314-T3
この度は丸茂電機製品をお買いあげいただき
誠にありがとうございます。機材を取り付け・
設置・使用される前に、この説明書を良くお
読みの上、正しくお使いください。また、大
切に保管していただき、必要に応じてご参照
ください。
この製品は舞台・スタジオ用取付機材です
定格・仕様
型式名称
PH17-314-T3
材質
アルミニウム合金
本体質量
9.5kg
ダボ寸法
φ17mm
適合ダボ寸法
φ17mm
吊下許容荷重
7.0kg ∼ 14.0kg
伸縮範囲
820mm ∼ 2890mm
定格電圧
AC125V
定格電流
20A
プラグ
C 型 20A(C-20P)
コネクタ
C 型 20A(C-20B)
電源コード
2PNCT 3.5mm2 2C + 2mm2 1C
DMX 信号ケーブル
CBL-DM-A5.4 2 本 (IN・OUT)
機器名板の解説
①
③
②
⑥
④
⑤
⑦
OPMK-3969
①舞台・スタジオ用取付機材を表すマークです。
②型式名称:機材の型式名称を表示しています。
③上部方向:矢印が上を向く方向が機材の上部方向
です。
④本体質量:取付機材本体の質量を表示しています。
⑤許容吊下質量:吊下質量の許容範囲を表示してい
ます。
⑥定格電圧・電流:機材に接続できる照明器具の定
格電圧と定格電流を表示しています。
⑦注意書:使用時に特に注意すべき項目を表示して
います。
1
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各部の名称
落下防止ワイヤ
電源コード
伸縮ストッパ
プラグ
820(min)∼2890(max)
荷重調節カバー
DMX信号ケーブル
CBL-DM-A5.4×2本
115
器具脱着レバー
コネクタ
ダボ受け穴
※ポールハンガーの取り扱いには十分注意し、倒す、落とすなどの衝撃は加
えないでください。重大な故障の原因となります。
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使用方法 -1
●ハンガーによるパイプへの取り付け
HAS3 タイプハンガーの取り付け例です。その他のハンガー
固定ボルト
をご使用になる場合にはそれぞれのハンガーの資料を参照し
てください。
1. ダボが入るようにハンガーの固定ハンドルと落下防止
ねじを緩めてください。また、パイプにセットできる
ように固定ボルトを緩めてください。
2. ポールハンガーのダボをハンガーのダボ受け穴に最後
まで確実に差しこんでください。
3. ハンガーの落下防止ねじを確実に締め付けてくださ
い。ハンガーが外れないことを確認した後、固定ハン
ドルを締め付けてください。
固定ハンドル
4. パイプにハンガーを掛け、固定ボルトでしっかりと固
落下防止ねじ
定してください。
5.
落下防止ワイヤをパイプに回し、ナス環をワイヤの取
ダボ受け穴
付金具に確実に取り付けてください。
6. プラグを差してください。
ダボ
落下防止ワイヤ
落下防止ねじ
ダボ
落下防止ワイヤは、取扱説明書の点検項目に従って異常のある場合は交換してください。
また、一度でも落下防止としてショックが加わったものは、外見が正常であっても新しいもの
と交換してください。
荷重調節方法
※本製品の吊下質量は 7.0kg ∼ 14.0kg の範囲で荷重調節しています。再度荷重調節が必要な場合は下記の
方法で調節を行ってください。
荷重調節ねじ
弱
荷重調節カバー
強
1. プラマイねじを緩めて、荷重調節カバーを開けてください。
2. (-) ドライバーを使用し、荷重調節ねじを少しづつ回して調節し
てください。
・時計回りに回すと荷重抵抗が強まります。
・反時計回りに回すと荷重抵抗が弱まります。
3. 本体を伸縮させたとき、どの位置でも手を離した際、止まるよう
に調節してください。
4. 調節が完了したら、荷重調節カバーを閉じてプラマイねじを締め
つけてください。
プラマイねじ
任意の位置で止まる調節を行っても、下から力を加えると上昇します。
質量の異なる器具に吊り替えた場合は、荷重調節を再度行う必要があります。
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使用方法 -2
ロック
フリー
器具
着脱
レバー
ダボ
●器具をポールハンガーに取り付ける
1. 操作棒などをパン固定ハンドルに引っ掛けて、器具
が取り付けられる高さまでゆっくりと下げ、伸縮ス
トッパを必ずロックしてください。
※伸縮ストッパのロック位置は真上付近です。
伸縮ストッパ
2. 器具のダボが入るよう、ポールハンガーのパン固定
ハンドルを緩めてください。
3. 器具のダボをダボ受け穴に最後まで確実に差込み、
器具が外れないことを確認したら、パン固定ハンド
ルを締めてください。
パン固定ハンドル
4. 器具の落下防止ワイヤを器具のアームとパン固定ハ
ンドルに通し、ナス環を器具の落下防止ワイヤ取付
金具に確実に取り付けてください。ナス環が大きく、
パン固定ハンドルを通らない場合は、ナス環をパン
固定ハンドルに確実に取り付けてください。
5. 器具のプラグをポールハンガーのコネクタに差して
ください。
6. 伸縮ストッパをフリーにしてください。
落下防止ワイヤ
器具
着脱
レバー
押す
ダボ
落下防止ダボ
●ポールハンガーから器具をはずす
1. 操作棒などで器具がはずせる高さまでゆっくりと下
げ、伸縮ストッパをロックしてください。
2. プラグを抜き、器具の落下防止ワイヤをはずしてく
ださい。
3. 器具をしっかりと持ち、パン固定ハンドルを緩めて
ください。
4. 器具着脱レバーを押すと、落下防止ダボが解除され、
器具がはずれます。
取り付ける器具は許容吊下質量は必ず守ってください。故障の原因となります。
取り付ける器具の定格容量は必ず守ってください。故障の原因となります。
一度でも落下防止としてショックが加わった落下防止ワイヤは、外見が正常で
あっても新しいものと交換してください。
●ポールハンガーの伸縮方法
器具が取り付けられているときは、操作棒などで高さの調整をしてください。伸縮範囲内
において任意の高さで停止します。高さが決まったら伸縮ストッパをロックしてください。
高さ調整の際、操作棒をケーブルに引っ掛けないでください。ケーブル損傷の
原因になります。
伸縮ストッパのロック位置は、ポールハンガーが手動操作で伸縮しない状態が
正常なロック位置です。過度な力での伸縮ストッパの操作は故障の原因になり
ます。
器具が取り付けられていないときには、ポールハンガーは強い力で上昇しようとします。
ポールハンガーに器具を取り付ける、または外す場合は、伸縮ストッパを確実にロックした
状態で行ってください。
器具が取り付けられていない状態で上昇させる場合は、操作棒などをパン固定ハンドルに
ひっかけ、下へ引っ張った状態で伸縮ストッパをフリーにし、少しずつ力を緩めながらゆっ
くり上昇させてください。
伸縮ストッパをロックした状態で、無理に伸縮させないでください。故障の原
因となります。
急上昇させないでください。けがや故障の原因になります。
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安全にご使用いただくために
警告:取り扱いを誤った場合、使用者が死亡または負傷を負う可能性が想定される場合や、
軽傷または物的損害の発生する頻度が高い場合に用いています。
警告
●このポールハンガーは演出空間用の照明機材です。舞台・スタジオなどの演出空間の用途以外には
使用しないでください。一般用照明機材として使用する製品ではありません。
●照明器具、照明機材の質量に見合ったポールハンガーを使用してください。
ポールハンガーの選定を間違うと落下し、物的損害やけがの原因となります。
●分解したり改造したりしないでください。落下・故障の原因となります。
注意:取り扱いを誤った場合、使用者が軽傷を負う可能性が想定される場合や、
物的損害のみの発生する頻度が高い場合に用いています。
注意
屋内用の製品です。
●このポールハンガーは屋内用の製品です。屋外で使用し
ないでください。屋外で使用すると、さびなどによる
機能劣化の原因となります。
保管について
●埃の多い場所や湿度が高い場所での保管は避けてくださ
い。さびなどによる機能劣化の原因となります。
●再使用するときは点検を行ってから使用してください。
故障の原因となるおそれがあります。
取扱説明書をお読みください。
●ポールハンガー取り付け・設置・使用前に必ず取扱説明
書または注意書を良くお読みください。また、お読み
いただいた後は大切に保管し、必要なときに活用して
ください。
保守点検について
●交換部品は、当社指定の純正部品を使用し、取扱説明書
に基づき確実に処置をしてください。指定外の取り扱
いは機材の機能劣化をまねくおそれがあります。
●地震などの天災の後は、使用前に「舞台・テレビジョン
照明技術者技能認定者」などの専門家が必ず点検を
行ってください。未熟練者だけでの対応は事故をまね
くおそれがあります。
取り扱いは専門家が行ってください。
●ポールハンガー取り付け・設置・取り扱い・使用前の準
備・点検・整備の作業は「舞台・テレビジョン照明技
術者技能認定者」などの専門家が行ってください。未
熟練者だけの対応は事故をまねくおそれがあります。
点検と修理
●ポールハンガー本体および部品の寿命は、使用頻度、設
置環境、取扱状態、保管管理状態によって異なります。
性能及び安全性の確保のため、正しい維持管理を行って
ください。また日常点検を実施し、点検の結果に従っ
てそれぞれの処置をとってください。
取り付け・設置時の注意
●ポールハンガー取り付けには方向性があります。本体表
示に従って正しく取り付けてください。指定以外の取
り付けを行うと、器具・機材本体の破損や火災・けが
の原因になります。
●補修用部品の最低保有期間は 8 年です。
使用時の注意
●ポールハンガーのねじ類は、振動で揺るむ場合がありま
す。取扱説明書に基づき確実に処置をしてください。
ポールハンガーの日常点検項目、および処置
分類
本体
日常点検
増締め
交換
点検項目
本体各部に異常変形や損傷はないか。
○
伸縮ストッパ・パン固定ハンドルは確実に固定できるか。
○
ねじに緩みはないか。
落下防止
ワイヤ
電源コード
プラグ
コネクタ
メーカー
修理依頼
○
本体取付金具、ナス環などの金具類に変形や腐食(さび)はないか。
○ *1
ワイヤにほつれ、伸び、キンク、さびなどの異常はないか。
○ *1
変色、亀裂、変形はないか
○
変形、変色、損傷がなく、相互の接続に異常はないか。
端子ねじは緩んでないか。
○
○
*1 落下防止ワイヤ及びその周辺金具に変形などの異常が生じた場合には、ワイヤ及び金具の一式交換が必要です。
●本社・営業部
●大阪営業所
●名古屋営業所
●福岡営業所
●広島営業所
●札幌営業所
●仙台営業所
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〒 101-0041
〒 530-0047
〒 460-0008
〒 810-0041
〒 730-0022
〒 060-0061
〒 980-0802
東京都千代田区神田須田町 1-24
大阪市北区西天満 4-11-23( 満電ビル )
名古屋市中区栄 4-1-1( 中日ビル )
福岡市中央区大名 1-14-45(Q'iz TENJIN)
広島市中区銀山町 1-11( フジスカイビル )
札幌市中央区南一条西 7-12( 都市ビル )
仙台市青葉区二日町 3-10( グラン・シャリオビル )
5
TEL.(03)3252-0321
TEL.(06)6312-1913
TEL.(052)263-7425
TEL.(092)741-4762
TEL.(082)249-6400
TEL.(011)261-0321
TEL.(022)263-0221
3-100974