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AT/ATC シリーズ取扱説明書 Ver.5.03J
8 消耗部品の交換方法
日々の作業を安定して能率的に行うために、作業前・作業後のメンテナンス・早い時期の消耗部品の交換をお勧
めいたします。
以下の「消耗部品の交換方法」をよくお読みいただき、正しく作業を行ってください。
警告 消耗部品の交換やメンテナンスのを行う時は、必ず電源プラグを手で持ってコンセントから抜き、作業を行って
ください。プラグを差し込んだまま作業を行うと感電する危険性があります。
警告 取扱説明書に記載されている以外の間違った方法で交換すると機械が正常に働かないばかりか、感電や火
傷をする危険性があります。
警告 消耗部品は必ず弊社指定の部品をご使用ください。指定外の部品を使用されると製品の性能が正しく発揮で
きないだけでなく、故障の原因にもなります。
必ず電源プラグをコンセントから抜いて作業
を行ってください。
シール部の構造
シール部は下イラストの部品から構成されていますので、消耗部品交換の時は順番を間違えないように取り付けてく
ださい。
AT 上下加熱式
AT 片側加熱式
サーコンシート
サーコンシート
ガラステープ(50mm 幅)
ガラステープ(50mm 幅)
ガラステープ(19mm 幅)
ガラステープ(19mm 幅)
i ヒーター
フローガラスシート
i ヒーター
ハクリテープ
i ヒーター
ハクリテープ
ガラステープ(19mm 幅)
ガラステープ(19mm 幅)
ガラステープ(70mm 幅)
ガラステープ(70mm 幅)
ガラステープ(50mm 幅)
ガラステープ(50mm 幅)
エアチューブ
エアチューブ
ATC 片側加熱式
カッター用
スペーサー
ATC 上下加熱式
サーコンシート
サーコンシート
ガラステープ(50mm 幅)
ガラステープ(50mm 幅)
ガラステープ(19mm 幅)
ガラステープ(19mm 幅)
i ヒーター
フローガラスシート
i ヒーター
カッター用
スペーサー
フローガラスシート
ハクリテープ
ハクリテープ
i ヒーター
ガラステープ(19mm 幅)
ガラステープ(19mm 幅)
ガラステープ(70mm 幅)
ガラステープ(70mm 幅)
ガラステープ(50mm 幅)
エアチューブ
カッター用チューブガイド
26
フローガラスシート
ガラステープ(50mm 幅)
エアチューブ
カッター用チューブガイド
AT/ATC シリーズ取扱説明書 Ver.5.03J
消耗部品の販売について
消耗部品は長時間の使用で損傷し、シール状態が悪くなっていきます。傷んだ部品を続けて使用すると故障の原
因となりますので予備品を手元に置かれ、適時交換してください。
消耗品の販売につきましては「16 消耗部品一覧」に掲載しておりますので、ご注文の際にご活用ください。
製品名・品名・数量を明確にご指定の上、お買い上げの販売店または弊社までご注文ください。
8-1 上側フローガラスシートのずらし方
(対象:全製品共通)
【必 要 物】 両口スパナ(ATC の場合)
【交換の目安】 フローガラスシートが破れた、焦げた、
シールが汚い
1
フローガラスシート押さえ板を止めている AT の
場合は樹脂ナット
(黒)
、ATC の場合は U ナッ
トと樹脂ナット
(黒)を緩めると、フローガラスシー
ト巻取棒が回るようになります。
2
傷んだフローガラスシートを前へ移動させるとき
は、前部フローガラスシート巻取棒、後ろへ移
動させるときは後部フローガラスシート巻取棒を回
し、傷んだフローガラスシートを巻取り、樹脂ナッ
ト
(黒)
、
ATC の場合は U ナットと樹脂ナット
(黒)
でフローガラスシート押さえ板を締め付けてくださ
い。
U ナット
樹脂ナット
(黒)
シールバー
フローガラスシート押さえ板
フローガラスシート押さえ板
樹脂ナット
(黒)
AT の場合
... 樹脂ナット
(黒)
ATC の場合
...U ナット
フローガラスシート
巻取棒を右に回す
フローガラスシート
巻取棒を右に回す
横にずらす
フローガラス
シート
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AT/ATC シリーズ取扱説明書 Ver.5.03J
8-2 AT:下側フローガラスシートのずらし方
【交換の目安】 フローガラスシートが破れた、焦げた、
シールが汚い
1
2
フローガラスシート押さえ板を止めている樹脂ナッ
ト
(黒)を緩めると、フローガラスシート巻取棒が
回るようになります。
フローガラスシート
押さえ板
樹脂ナット
(黒)
傷んだフローガラスシートを前へ移動させるとき
は、前部フローガラスシート巻取棒、後ろへ移
動させるときは後部フローガラスシート巻取棒を回
し、傷んだフローガラスシートを巻取り、樹脂ナッ
ト
(黒)でフローガラスシート押さえ板を締め付け
てください。
8-3 ATC:下側フローガラスシートのずらし方
【必 要 物】 ハクリテープ、ハサミ、六角レンチ
【交換の目安】 フローガラスシートが破れた、焦げた、
シールが汚い
1
フローガラスシート押さえ板を止めている樹脂ナッ
ト
(黒)を緩めて、ボルトを取り外し、チューブガイ
ド板とカッター用スペーサーを取り外してください。
2 カッター用チューブガイド板にテープで止めてい
るフローガラスシートを外して、手前に引いてずら
し、
余ったフローガラスシートをハサミ等で切り取っ
てください。
3 フローガラスシートがシワにならないように、カッ
ター用チューブガイドにハクリテープ等で固定して
ください。
フローガラスシート
ヒーター
ハクリテープ
カッター用スペーサー
樹脂ナット
(黒)
にしてください。
4
カッター用スペーサーとチューブガイド板を元のよ
うに組み直し、ボルトで締め付けてください。
5 フローガラスシートにシワが残らないようフローガ
ラスシート巻取棒を回し、樹脂ナット
(黒)でフロー
ガラスシート押さえ板を固定してください。
28
フローガラスシート
押さえ板
ボルト
MEMO フローガラスシートがヒーターにひっつい
ている場合は、はがしてから巻取るよう
フローガラスシート
巻取棒
チューブガイド板
エアチューブ
カッター用チューブガイド
AT/ATC シリーズ取扱説明書 Ver.5.03J
8-4 上側フローガラスシートの交換
(対象:全製品共通)
【必 要 物】 ハサミ、セロハンテープ
【交換の目安】 フローガラスシートが変色し、袋がハガ
レにくくなった。フローガラスシートが破
れたり、焦げてシールが汚い
1
2
3
4
5
6
フローガラスシート押さえ板でフローガラスシート
を止めている AT の場 合は樹 脂ナット
(黒)
、
ATC の場合は U ナットと樹脂ナット
(黒)を取り
外しフローガラスシート巻取棒ごと取り外してくだ
さい。
フローガラスシート巻取棒から、古くなったフロー
ガラスシートを外します。
フローガラスシート巻取棒に新しいフローガラス
シートをセロハンテープなどを使って貼り付けま
す。
フローガラスシート巻取棒を 1 で外した AT の
場合は樹脂ナット
(黒)
、ATC の場合は U ナッ
トと樹脂ナット
(黒)で仮止めをします。
フローガラスシートがヒーター上部でシワにならな
いようにフローガラスシート巻取棒を回します。
4 で仮止めした AT の場合は樹脂ナット
(黒)
、
ATC の場合は U ナットと樹脂ナット
(黒)を回し、
締めつけて固定します。
フローガラスシート巻取棒
セロハンテープ
フローガラスシート
セロハンテープ
フローガラスシート巻取棒
8-5 AT 上下加熱式:下側フローガラスシートの交換
【必 要 物】 ハサミ、セロハンテープ
【交換の目安】 フローガラスシートが変色し、袋がハガ
レにくくなった。フローガラスシートが破
れたり、焦げてシールが汚い
1
2
3
4
5
6
フローガラスシート押さえ板を止めている樹脂ナッ
ト
(黒)を取り外してください。
フローガラスシート巻取棒を取り、
古くなったフロー
ガラスシートを外します。
フローガラスシート巻取棒に新しいフローガラス
シートをセロハンテープなどを使って貼り付けま
す。
フローガラスシート巻取棒を、1 で外した樹脂ナッ
ト
(黒)で仮止めをします。
フローガラスシートがヒーター上部でシワにならな
いようにフローガラスシート巻取棒を回します。
4 で仮止めした樹脂ナット
(黒)を回し、締めつ
けて固定します。
フローガラスシート
セロハンテープ
フローガラスシート巻取棒
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AT/ATC シリーズ取扱説明書 Ver.5.03J
8-6 ATC 上下加熱式:下側フローガラスシートの交換
【必 要 物】 ハサミ、ハクリテープ、セロハンテープ
【交換の目安】 フローガラスシートが変色し、袋がハガ
レにくくなった。フローガラスシートが破
れたり、焦げてシールが汚い
フローガラスシート
1
フローガラスシート押さえ板を止めている樹脂ナッ
ト
(黒)を外してください。チューブガイド板とカッ
ター用スペーサーを止めているボルトを取り外して
ください。
2 カッター用のチューブガイド板にハクリテープで貼
り付けてある古いフローガラスシートを取り外して
ください。
3 フローガラスシート巻取棒を取り、
古くなったフロー
ガラスシートを外します。
4 フローガラスシート巻取棒に新しいフローガラス
シートをセロハンテープなどを使って貼り付けま
す。
ヒーター
ハクリテープ
カッター用スペーサー
フローガラスシート
巻取棒
樹脂ナット
(黒)
フローガラスシート
押さえ板
ボルト
チューブガイド板
エアチューブ
カッター用チューブガイド
MEMO フローガラスシートがヒーターにひっつい
ている場合は、はがしてから巻取るよう
にしてください。
フローガラスシート巻取棒を取り付け、1 で外し
た樹脂ナット
(黒)で仮止めをします。
6 フローガラスシートがシワにならないように、カッ
ター用チューブガイドにハクリテープ等で固定して
ください。
7 カッター用スペーサーとチューブガイド板を元のよ
うに組み直し、ボルトで締め付けてください。
8 フローガラスシートにシワが残らないようフローガ
ラスシート巻取棒を回し、樹脂ナット
(黒)でフロー
ガラスシート押さえ板を固定してください。
フローガラスシート
5
30
セロハンテープ
フローガラスシート巻取棒
AT/ATC シリーズ取扱説明書 Ver.5.03J
8-7 ヒーターの交換
【必 要 物】 六角レンチ(3mm)
、プラスドライバー
【交換の目安】 ヒーターが切れた、シールが汚い、凸
凹が発生した
が異なるヒーターへの
警告 シール幅(ヒーターの幅)
交換は絶対にしないでください。
1
フローガラスシートを取り外してください。
■ 片側加熱式の場合は「8-4 上側フローガラス
シートの交換」をご覧ください。
■ AT シリーズ;上下加熱式の場合は「8-4 上
側フローガラスシートの交換」と「8-5 AT 上
下加熱式:下側フローガラスシートの交換」を
ご覧ください。
■ ATC シリーズ;上下加熱式の場合は「8-4
上側フローガラスシートの交換」と「8-6 ATC
上下加熱式:下側フローガラスシートの交換」
をご覧ください。
2
両側にある電極のホーロセットを六角レンチで右
方向にいっぱい回し、ヒーターをたるませてくださ
い。
3
ヒーター止めビスをプラスドライバーで緩めて、
ヒーターを取り外してください。
六角レンチ
(3mm)
プラスドライバー
取り付ける時は
ヒーターの端子を電極に挟み込みヒーター止めビスで固
定してください。六角レンチで電極のホーローセットを左
方向にゆっくりと回し、動かなくなるまで回してください。
注意 交換用ヒーターは必ず弊社指定の専用ヒー
ターをご使用ください。 専用ヒーター以外を使
用されますと、トランス焼損の原因となります。
31
AT/ATC シリーズ取扱説明書 Ver.5.03J
8-8 上側ガラステープ、サーコンシートの交換
(対象:全製品共通)
【必 要 物】 六角レンチ(3mm)
、ハサミ、プラスド
ライバー
【交換の目安】 ヒーターがよく切れる、シールが汚い
フローガラスシートを「8-4 上側フローガラスシー
トの交換」をご覧いただき取り外してください。
2 ヒーターを「8-7 ヒーターの交換」をご覧いただ
き取り外してください。
3 ガラステープとサーコンシートを取り外してくださ
い。
1
注
4
粘着のりが残っている上に貼り付けると、
シール面が凸凹し、シールに悪影響を起
こしますので粘着のりをきれいにアルコー
ル(エタノール)
で取り除いてください。
新しいサーコンシートをシール部より少し長めに合
わせて貼り付けます。
(1 枚)
電極
サーコンシート
シール部の長さ
2mmくらい
5
ガラステープをサーコンシートより左右 5mm ずつ
長めにカットし、50mm 幅、19mm 幅を順番に
貼り付け、両サイドは電極の上に重なるように貼
り付けてください。
注
2mmくらい
ガラステープ
(50mm 幅)
サーコンシートの長さ
ガラステープ交換の際に、サーコンシー
トのシール受け板への貼り付け粘着力が
低下していましたらガラステープとともに
5mmくらい
5mmくらい
サーコンシートも交換してください。
注意 ガラステープ、サーコンシートが焼損するとヒー
ターがショートして切れたり、シール不良の原因
となります。
ヒーター交換時には必ずガラステープ、サーコ
ンシートの破損状況を確認して、必要に応じて
交換してください。
ガラステープ
(19mm 幅)
サーコンシートの長さ
5mmくらい
32
5mmくらい
AT/ATC シリーズ取扱説明書 Ver.5.03J
8-9 片側加熱式:下側ガラステープの交換
【必 要 物】 六角レンチ(4mm)
、ハクリテープ、ハ
サミ
【交換の目安】 シールが汚い
1
右イラストのように六角レンチ(4mm)でナットを取
り外し、製品左右に取り付けてあるパイプカバー
を取り外してください。
2 19mm 、50mm 、70mm 幅のガラステープをき
れいにはがしてください。
注
ガラステープ
パイプカバー
粘着のりが残っている上に貼り付けると、
シール面が凸凹し、シールに悪影響を起
こしますので粘着のりをきれいにアルコー
ル(エタノール)
で取り除いてください。
六角レンチ(4mm)
50mm 幅ガラステープ
(粘着部分を上に向ける)
3
新しい 50mm 幅のガラステープの粘着部分を
上にして、チューブ押さえよりもすこし長めにカット
し、両サイドをハクリテープなどで止めてください。
その上に 70mm 幅のガラステープを 50mm 幅
のガラステープの粘着部分と貼り合わせなるよう
にし、50mm 幅と同じ長さになるようにカットして
貼り付けてください。その上に粘着部分を下にし
た 19mm 幅のガラステープを貼り付けてくださ
い。
注
4
チューブ押さえ
70mm 幅ガラステープ
(粘着部分を下に向ける)
ガラステープ交換の際に、サーコンシー
トのシール受け板への貼り付け粘着力が
低下していましたらガラステープとともに
サーコンシートも交換してください。
1 で外したパイプカバーを元の箇所に取り付けて
ください。
ハクリテープ
19mm 幅ガラステープ
(粘着部分を下に向ける)
注意 ガラステープはエアチューブの上に貼ることによ
り、エアチューブがヒーターの熱で変質するの
を保護していますので傷んだ時は、新しいガラ
ステープに貼り替えるようにしてください。
注意 70mm 幅のガラステープを破損したまま使用す
ると、破損した部分にエアチューブがコブ状に
突き出し破裂する場合があります。破裂すると
作業ができなくなりますので注意してください。
33
AT/ATC シリーズ取扱説明書 Ver.5.03J
8-10 上下加熱式:下側ガラステープの交換
【必 要 物】 六角レンチ(3mm 、4mm)
、プラスド
ライバー、ハクリテープ
【交換の目安】 シールが汚い
1
下側のフローガラスシートを取り外してください。
■ AT シリーズ;上下加熱式の場合は「8-5 AT
上下加熱式:下側フローガラスシートの交換」
をご覧ください。
■ ATC シリーズ;上下加熱式の場合は「8-6
ATC 上下加熱式:下側フローガラスシートの
交換」をご覧ください。
2 ヒーターを「8-7 ヒーターの交換」をご覧いただ
き取り外してください。
3 電極を取り外す作業が必要となります。
電極は右イラストのような部品構成になっていま
す。
電極台受けの 4 個のビス A をプラスドライバー
で取り外すと電極台受けが取り外せます。
電極台の電極棒を矢印の方向に下げてくださ
い。この時電極スプリングも一緒に、外れます。
2 個のビス B を取り外すと電極台が取り外せま
す。
電極の構造
電極台
電極スプリング
ビス B
ビス A
電極棒
4
電極台受け
右イラストのように六角レンチ(4mm)でナットを取
り外し、製品左右に取り付けてあるパイプカバー
を取り外してください。
ガラステープ
パイプカバー
六角レンチ(4mm)
5
34
重 ね 貼りされている 3 枚(19mm 、50mm 、
70mm 幅)のガラステープをきれいにはがしてく
ださい。
AT/ATC シリーズ取扱説明書 Ver.5.03J
6
新しい 50mm 幅のガラステープの粘着部分を
上にして、チューブ押さえよりもすこし長めにカット
し、両サイドをハクリテープなどで止めてください。
その上に 70mm 幅のガラステープを 50mm 幅
のガラステープの粘着部分と貼り合わせなるよう
にし、50mm 幅と同じ長さになるようにカットして
貼り付けてください。その上に粘着部分を下にし
た 19mm 幅のガラステープを貼り付けてくださ
い。
注
50mm 幅ガラステープ
(粘着部分を上に向ける)
チューブ押さえ
70mm 幅ガラステープ
(粘着部分を下に向ける)
ガラステープ交換の際に、サーコンシー
トのシール受け板への貼り付け粘着力が
低下していましたらガラステープとともに
サーコンシートも交換してください。
ハクリテープ
19mm 幅ガラステープ
(粘着部分を下に向ける)
7
4 で外したパイプカバーを取り付けて、電極、ヒー
ター、フローガラスシートの順に取り付けてくださ
い。
注意 ガラステープはエアチューブの上に貼ることによ
り、エアチューブがヒーターの熱で変質するの
を保護していますので傷んだ時は、新しいガラ
ステープに貼り替えるようにしてください。
注意 70mm 幅のガラステープを破損したまま使用する
と、破損した部分にエアチューブがコブ状に突き
出し破裂する場合があります。破裂すると作業が
できなくなりますので注意してください。
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AT/ATC シリーズ取扱説明書 Ver.5.03J
8-11 カッター刃の交換
注意 交換作業は 2 人で行ってください
注意 カッター刃の交換をする時は、カッター刃で負
傷しないように気を付けてください。必ずエアの
供給を切るか、漏電ブレーカーを OFF にしてか
樹脂ナット
(黒)
ら作業を行ってください。
【必 要 物】 プラスドライバー
【交換の目安】 きれいにカットができない
1
カッターシリンダーの左右にある樹脂ナット
(黒)
(合計 4 個)を緩めて外し、カッターシリンダーを
取り外してください。
カッターシリンダー
2
36
1 で取り外したカッターシリンダーの天地が逆にな
るようにを裏返してください。
カッターシリンダーを固定していたネジのネジ穴に
カッターシリンダーを裏返した状態でネジを差し込
み、カッターシリンダーを固定させます。
3
カッター刃を取り付けている 2 個のビスを取り外
してください。
4
カッターホルダーを抜き取り、カッター刃を交換し、
2 個のビスで取りつけてください。
5
カッターシリンダーを元の位置に戻し、樹脂ナット
(黒)
4 個でカッターシリンダーを固定してください。
カッターシリンダー
カッター刃
カッターホルダー
AT/ATC シリーズ取扱説明書 Ver.5.03J
8-12 チューブの接続・離脱
チューブの取り外し方法
継手本体
チューブを押し込みながら開放リングをチューブが差し込
まれている方向と平行にまっすぐに押すと、チューブを引
き抜くことができます。
チューブの取り付け方法
19 〜
21mm
差し込み長さに注意してください
これを押してチューブを外す
チューブ
ネジ部
コレット
チューブをエルボチューブエンドまで入るようにの穴に差
し込みます。
V シール
Oリング
注意 チューブの差し込むが少ないとエア漏れを起こし
ますので確実にチューブを差し込んでください。
開放リング
開放リング
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AT/ATC シリーズ取扱説明書 Ver.5.03J
9 各部の調整方法
9-1 エアチューブ内のエア圧力調整
エアチューブの内の圧力は、シール圧力と比例します。
設定値を 0.20 〜 0.25MPa の範囲で調整してください。
注意 範囲外の高い圧力で使用すると故障の原因に
なります。
調整方法
1
ノブを上に引き上げて、ノブを時計方向(右回
転)に回すと、エア圧力は上がります。反時計
方向(左回転)に回しますとエア圧力は下がりま
す。
2
調整が終わりましたら、設定位置でノブを押し下
げて、歯溝に入れてロックしてください。
エアチューブ圧
9-2 バランス用シリンダー内のエア圧力調整
バランス用シリンダー内の圧力は上下動するシールバー
の重さとバランスをとっています。
バランス用シリンダー内の圧力は、上下動圧のエア圧よ
りも少し高めに設定してあります。
設定値を 0.14 〜 0.20MPa の範囲で調整してください。
シールバーが上がらない場合は、エア圧を少しだけ上
げてください。
注意 バランス圧が高すぎると、レバーの下降スピー
ドが遅くなり作業効率が悪くなります。逆にバラ
ンス圧が低すぎると、
下降スピードが速くなりシー
ルバーの指はさみなどの危険性がありますので、
必要以上に触らないようにしてください。
調整方法
1
2
ノブを上に引き上げて、ノブを時計方向(右回
転)に回すと、エア圧力は上がります。反時計
方向(左回転)に回しますとエア圧力は下がりま
す。
調整が終わりましたら、設定位置でノブを押し下
げて、歯溝に入れてロックしてください。
バランス圧
38
AT/ATC シリーズ取扱説明書 Ver.5.03J
9-3 上下動圧用シリンダー内のエア圧力調整
上下動圧用シリンダー内の圧力は、バランス用シリンダー
内のエア圧とほぼ比例していますが、上下動圧のエア
圧が少しすくなめに設定してあります。
設定値を 0.14 〜 0.20MPa の範囲で調整してください。
注意 上下動圧で直接シールバーを上下させています
ので、シリンダー内部のエア圧が高すぎると、
シールバーの下降スピードが速く、製品の振動
も激しくなります。逆に、エア圧が低いとシール
バーが上がらなくなりますので必要以上に触ら
ないでください。
調整方法
1
ノブを上に引き上げて、ノブを時計方向(右回
転)に回すと、エア圧力は上がります。反時計
方向(左回転)に回しますとエア圧力は下がりま
す。
2
調整が終わりましたら、設定位置でノブを押し下
げて、歯溝に入れてロックしてください。
上下動圧
39