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文書 No.VFR5000-OMH0002-B
ソレノイドバルブ
機種名称
VFR5000 シリーズ
型式 / シリーズ
目次
安全上のご注意 ---------------------------------------------------------------------------------------
2,3
設計上のご注意 ---------------------------------------------------------------------------------------
4,5
選定 ------------------------------------------------------------------------------------------------------
4,5
取付 ------------------------------------------------------------------------------------------------------
5
配管 ------------------------------------------------------------------------------------------------------
5
配線 ------------------------------------------------------------------------------------------------------
6
給油 ------------------------------------------------------------------------------------------------------
6
空気源 ---------------------------------------------------------------------------------------------------
6
使用環境 ------------------------------------------------------------------------------------------------
6
保守点検 ------------------------------------------------------------------------------------------------
7
製品個別注意事項 ------------------------------------------------------------------------------------
8,9,10,11
故障と対処方法 ---------------------------------------------------------------------------------------
12
対策 ------------------------------------------------------------------------------------------------------
13
-1-
VFR5000-OMH0002-B
安全上のご
安全上のご注意
のご注意
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や損害を未然に
防止するためのものです。これらの事項は、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、「注意」
「警告」 「危険」の三つに区分されています。いずれも安全に関する重要な内容ですから、国際規格(ISO /
IEC)、日本工業規格(JIS)*1) およびその他の安全法規*2)に加えて、必ず守ってください。
*1) ISO 4414: Pneumatic fluid power -- General rules relating to systems
ISO 4413: Hydraulic fluid power -- General rules relating to systems
IEC 60204-1: Safety of machinery -- Electrical equipment of machines (Part 1: General requirements)
ISO 10218-1992: Manipulating industrial robots -- Safety
JIS B 8370: 空気圧システム通則
JIS B 8361: 油圧システム通則
JIS B 9960-1: 機械類の安全性‐機械の電気装置(第 1 部: 一般要求事項)
JIS B 8433-1993: 産業用マニピュレーティングロボット-安全性 など
*2) 労働安全衛生法 など
注意
取扱いを誤った時に、人が傷害を負う危険が想定される時、および物的損害のみの発生が想定
されるもの。
警告
取扱いを誤った時に、人が死亡もしくは重傷を負う可能性が想定されるもの。
危険
切迫した危険の状態で、回避しないと死亡もしくは重傷を負う可能性が想定されるもの。
警告
①当社製品の
当社製品の適合性の
適合性の決定は
決定は、システムの
システムの設計者または
設計者または仕様
または仕様を
仕様を決定する
決定する人
する人が判断してください
判断してください。
してください。
ここに掲載されている製品は、使用される条件が多様なため、そのシステムへの適合性の決定は、システ
ムの設計者または仕様を決定する人が、必要に応じて分析やテストを行ってから決定してください。
このシステムの所期の性能、安全性の保証は、システムの適合性を決定した人の責任になります。
常に最新の製品カタログや資料により、仕様の全ての内容を検討し、機器の故障の可能性についての状況
を考慮してシステムを構成してください。
②当社製品は
当社製品は、充分な
充分な知識と
知識と経験を
経験を持った人
った人が取扱ってください
取扱ってください。
ってください。
ここに掲載されている製品は、取扱いを誤ると安全性が損なわれます。
機械・装置の組立てや操作、メンテナンスなどは充分な知識と経験を持った人が行ってください。
③安全を
安全を確認するまでは
確認するまでは、
するまでは、機械・
機械・装置の
装置の取扱い
取扱い、機器の
機器の取外しを
取外しを絶対
しを絶対に
絶対に行わないでください。
わないでください。
1.機械・装置の点検や整備は、被駆動物体の落下防止処置や暴走防止処置などがなされていることを確認
してから行ってください。
2.製品を取外す時は、上記の安全処置がとられていることの確認を行い、エネルギー源と該当する設備の
電源を遮断するなど、システムの安全を確保すると共に、使用機器の製品個別注意事項を参照、理解し
てから行ってください。
3.機械・装置を再起動する場合は、予想外の動作・誤動作が発生しても対処できるようにしてください。
④次に示すような条件
すような条件や
条件や環境で
環境で使用する
使用する場合
する場合は
場合は、安全対策への
安全対策への格別
への格別のご
格別のご配慮
のご配慮をいただくと
配慮をいただくと共
をいただくと共に、あらかじ
め当社へご
当社へご相談
へご相談くださるようお
相談くださるようお願
くださるようお願い致します。
します。
1.明記されている仕様以外の条件や環境、屋外や直射日光が当たる場所での使用。
2.原子力、鉄道、航空、宇宙機器、船舶、車両、軍用、医療機器、飲料・食料に触れる機器、燃焼装置、娯楽機器、
緊急遮断回路、プレス用クラッチ・ブレーキ回路、安全機器などへの使用、およびカタログの標準仕様に
合わない用途の場合。
3.人や財産に大きな影響をおよぼすことが予想され、特に安全が要求される用途への使用。
4.インターロック回路に使用する場合は、故障に備えて機械式の保護機能を設けるなどの 2 重インター
ロック方式にしてください。また、定期的に点検し正常に動作していることの確認を行ってください。
-2VFR5000-OMH0002-B
安全上のご
安全上のご注意
のご注意
注意
当社の
当社の製品は
製品は、製造業向けとして
製造業向けとして提供
けとして提供しています
提供しています。
しています。
ここに掲載されている当社の製品は、主に製造業を目的とした平和利用向けに提供しています。
製造業以外でのご使用を検討される場合には、当社にご相談いただき必要に応じて仕様書の取り交わし、契
約などを行ってください。
ご不明な点などがありましたら、当社最寄りの営業拠点にお問い合わせ願います。
保証および
保証および免責事項
および免責事項/
免責事項/適合用途の
適合用途の条件
製品をご使用いただく際、以下の「保証および免責事項」、「適合用途の条件」を適用させていただきます。
下記内容をご確認いただき、ご承諾のうえ当社製品をご使用ください。
『保証および
保証および免責事項
および免責事項』
免責事項』
①当社製品についての
当社製品についての保証期間
についての保証期間は
保証期間は、使用開始から
使用開始から 1 年以内、
年以内、もしくは納入後
もしくは納入後 1.5 年以内です
年以内です。
です。*3)
また製品
また製品には
製品には、
には、耐久回数、
耐久回数、走行距離、
走行距離、交換部品などを
交換部品などを定
などを定めているものがありますので、
めているものがありますので、当社最寄りの
当社最寄りの営業
りの営業
拠点にご
拠点にご確認
にご確認ください
確認ください。
ください。
②保証期間中において
保証期間中において当社
において当社の
当社の責による故障
による故障や
故障や損傷が
損傷が明らかになった場合
らかになった場合には
場合には、
には、代替品または
代替品または必要
または必要な
必要な交換部
品の提供を
提供を行わせていただきます
わせていただきます。
いただきます。
なお、
なお 、 ここでの保証
ここでの 保証は
保証 は 、当社製品単体の
当社製品単体の 保証を
保証 を意味するもので
意味するもので、
するもので 、当社製品の
当社製品の故障により
故障 により誘発
により誘発される
誘発 される損害
される 損害
は、保証の
保証の対象範囲から
対象範囲から除外
から除外します
除外します。
します。
③その他製品個別
その他製品個別の
他製品個別の保証および
保証および免責事項
および免責事項も
免責事項も参照、
参照、理解の
理解の上、ご使用ください
使用ください。
ください。
*3) 真空
真空パッド
パッドは
パッドは、使用開始から
使用開始から 1 年以内の
年以内の保証期間を
保証期間を適用できません
適用できません。
できません。
真空パッド
真空パッドは
パッドは消耗部品であり
消耗部品であり、
であり、製品保証期間は
製品保証期間は納入後 1 年です。
です。
ただし、
ただし、保証期間内であっても
保証期間内であっても、
であっても、真空パッド
真空パッドを
パッドを使用したことによる
使用したことによる磨耗
したことによる磨耗、
磨耗、またはゴム
またはゴム材質
ゴム材質の
材質の劣化が
劣化が原因の
原因の場合
には、
には、製品保証の
製品保証の適用範囲外となります
適用範囲外となります。
となります。
『適合用途の
適合用途の条件』
条件』
海外へ輸出される場合には、経済産業省が定める法令(外国為替および外国貿易法)、手続きを必ず守ってく
ださい。
-3VFR5000-OMH0002-B
VFR5000 Series
5 ポートソレノイドバルブ
ポートソレノイドバルブ/
ソレノイドバルブ/共通注意事項 ①
ご使用の
使用の前に必ずお読みください。
みください。
⑩長期連続通電
設計上のご
設計上のご注意
のご注意/
注意/選定
バルブを長期間通電すると、コイルの発熱による温度上昇で電磁
弁の性能が低下および寿命低下や近接する周辺機器に悪影響を
与える場合があります。このため長期間連続的に通電する場合、
または 1 日当たりの通電時間が非通電時間より長くなる場合に
は DC 仕様のバルブを使用してください。
バルブを制御盤内に取付けた場合などは、バルブ仕様の温度範囲
になるように放熱の対策を行ってください。特に、マニホールド
で隣り合う 3 連以上を同時に長期連続通電する場合は、温度上昇
が大きくなりますのでご注意ください。
警告
①仕様をご
仕様をご確認
をご確認ください
確認ください。
ください。
本製品は、圧縮空気システム(真空含む)においてのみ使用される
ように設計されています。仕様範囲外の圧力や温度では破壊や作
動不良の原因となりますので、使用しないでください。(仕様参
照)
圧縮空気(真空含む)以外の流体を使用する場合は、当社にご確認
ください。
仕様範囲を超えて使用した場合の損害に関して、いかなる場合も
保証しません。
⑪分解・
分解・改造の
改造の禁止
本体を分解・改造(追加工含む)しないでください。
けがや事故の恐れがあります。
②アクチュエータ駆動
アクチュエータ駆動について
駆動について
注意
バルブでアクチュエータを駆動する場合は、あらかじめアクチュ
エータの作動による危険が発生しないようにカバーの設置や接
近禁止等の対策をしてください。
①瞬時通電
③中間停止について
中間停止について
ダブルソレノイド形を瞬時通電によって使用される場合、通電時
間は 0.1 秒以上取るようにしてください。ただし、2 次側負荷条
件によってはシリンダが誤作動する場合がありますので、シリン
ダがストロークエンド位置になるまで励磁することをお薦めし
ます。
3 位置クローズドセンタ形またはパーフェクトバルブ形のバルブ
でシリンダなどアクチュエータの中間停止を行う場合、空気の圧
縮のために正確かつ精密な位置の停止は困難です。
また、バルブやアクチュエータはエア漏れゼロを保障していませ
んので、長時間停止位置を保持できない場合があります。
長時間の停止位置保持が必要な場合は当社にご確認ください。
②漏洩電圧
④マニホールド時
マニホールド時の背圧の
背圧の影響について
影響について
バルブをマニホールドで使用する場合、背圧によるアクチュエー
タの誤作動にご注意ください。
特に、
3 位置のエキゾーストセンタ形のバルブを使用する場合や、
単動のシリンダを駆動する場合は注意が必要です。このような誤
作 動 の 恐 れ の あ る 場 合 は 、 単 独 EXH ス ペ ー サ Ass’y
(VVFS5000-R-04-1,2)を使用してください。
特にスイッチング素子と並列に抵抗器を使用したり、スイッチン
グ素子の保護に C-R 素子(サージ電圧保護)を使用している場合
は、
それぞれ抵抗器や C-R 素子を通して漏洩電流が流れるため、
漏洩電圧が増加しますのでご注意ください。残留する漏洩電圧の
大きさは下記値におさえてください。
⑤圧力(
圧力(真空含む
真空含む)保持
バルブにはエア漏れがありますので、圧力容器内の圧力(真空含
む)保持などの用途には使用できません。
⑥緊急遮断弁などには
緊急遮断弁などには使用
などには使用できません
使用できません。
できません。
DC コイルの場合:定格電圧の 3%以下
AC コイルの場合:定格電圧の 20%以下
本シリーズのバルブは、緊急遮断弁などの安全確保用のバルブと
して設計されていません。そのようなシステムの場合は、別の
確実に安全確保できる手段を講じた上で、ご使用ください。
⑦残圧開放について
残圧開放について
保守点検を考慮して残圧開放機能を設置してください。
特に、
3 位置クローズドセンタ形やパーフェクトバルブ形の場合、
バルブとアクチュエータの間の残圧開放について考慮してくだ
さい。
⑧ダブルソレノイド形
ダブルソレノイド形の使用について
使用について
ダブルソレノイド形を新たに使用する場合は、バルブの切換位置
によりアクチュエータが思わぬ方向へ作動する場合があります
ので、アクチュエータの作動による危険が発生しないように対策
してください。
⑨換気について
換気について
密閉された制御盤内などでバルブを使用される場合、排気エアな
どで制御盤内の圧力が上昇しないように、またバルブの発熱など
で熱がこもらないように換気口などの設置をお願いします。
-4VFR5000-OMH0002-B
VFR5000 Series
5 ポートソレノイドバルブ/
ポートソレノイドバルブ/共通注意事項 ②
ご使用の
使用の前に必ずお読みください。
みください。
⑤塗装する
塗装する場合
する場合
設計上のご
設計上のご注意
のご注意/
注意/選定
製品に印刷または貼付けています警告表示や仕様は、消したり、
はがしたり、文字を塗りつぶすなどしないでください。
なお、樹脂部分に塗装されますと溶剤により悪影響を及ぼす恐
れがありますので、当社にご確認ください。
注意
③無接点出力(
無接点出力(SSR、
SSR、トライアック出力等
トライアック出力等)
出力等)による AC
用電磁弁の
用電磁弁の駆動
配管
1)漏れ電流
出力素子のサージ保護回路にスナバー回路(C-R 素子)を使用
されている場合、OFF 時でも微少電流が流れるため、バルブ
の復帰不良の原因となります。上記に示す許容値を超える場
合は、ブリーダ抵抗を接続する対策が必要です。
2)最小負荷許容量(最小負荷電流)
バルブの消費電流が出力素子の最小負荷許容量以下、および
マージンが少ない場合、出力素子が正常に切替えられなくな
ることがあるので、当社にご確認ください。
注意
①配管前の
管前の処置
配管前にエアブロー(フラッシング)または洗浄を十分行い、管内
の切粉、切削油、ゴミ等を除去してください。
②シールテープの
シールテープの巻き方
配管や継手類をねじ込む場合には、配管ねじの切粉やシール材が
バルブ内部へ入り込まないようにしてください。
なお、シールテープを使用される時は、ねじ部を 1 山残して巻い
てください。
④サージ電圧保護回路
サージ電圧保護回路
ツェナーダイオード、バリスタなどの一般ダイオード以外を使
用したサージ保護回路の場合、保護素子および定格電圧に応じ
た電圧の残量がありますので、コントローラ側のサージ電圧保
護にご留意ください。
⑤低温下での
低温下での使用
での使用
1山
-10℃まで使用できますが、低温で使用される場合はドレン、
水分などの固化または凍結がないように対策してください。
⑥エアブローで
エアブローで使用する
使用する場合
する場合
電磁弁をエアブローで使用する場合は、外部パイロット形をご
使用ください。
内部パイロット、外部パイロットを同一マニホールドでご使用
になる場合は、エアブローにより、圧力低下を起こし、内部パ
イロットのバルブに影響を及ぼす可能性がありますのでご注
意ください。
なお、外部パイロットポートへは使用で定められた圧力範囲の
圧縮空気を供給し、ダブルソレノイド形をエアブローで使用す
る場合は、エアブロー時に常時、励磁するようにお願いします。
⑥取付姿勢
位
間
をあ
け
る
③クローズドセンタ形
クローズドセンタ形を使用する
使用する場合
する場合
クローズドセンタ形を使用する場合は、バルブとアクチュエータ
間の配管からエア漏れがないように十分チェックしてください。
④継手のねじ
継手のねじ込
のねじ込みについて
バルブに継手類をねじ込む場合、以下のように締付けてください。
①当社の継手類使用される場合は、次の要領にて締め込んでく
ださい。
1)M5
1)M5 の場合
手締め後、締め込み工具を用いて約 1/6~1/4 回転増締めしてく
ださい。参考値としては、締付トルク:1~1.5N・m です。
注)ねじ込みすぎるとねじ部の折れやガスケットの変形によ
るエア漏れの原因となります。ねじ込みが浅いとネジ部
の折れやガスケットの変形によるエア漏れの原因となり
ます。
②当社以外の継手を使用される場合は、その継手メーカーの指
示に従ってください。
2)Rc
ねじの場合
2)
Rc ねじの
場合
下記適正締付トルクで締付けてください。
配管時の
締付トルク
配管時
の締付
トルク
取付姿勢は自由です。
取付け
取付け
警告
①取扱説明書
よく読んで内容を理解した上で製品を取付けご使用ください。ま
た、いつでも使用できるように保管しておいてください。
②メンテナンススペースの
メンテナンススペースの確保
保守点検に必要なスペースを確保してください。
接続ねじ
Rc 1/8
Rc 3/8
Rc 1/2
Rc 3/4
③ねじの締付
ねじの締付および
締付および締付
および締付トルク
締付トルクの
トルクの厳守
取付け時は、推奨トルクでねじを締付けてください。
④漏れ量が増大したり
増大したり、
したり、機器が
機器が適正に
適正に作動しない
作動しない場合
しない場合
は使用しないでください
使用しないでください。
しないでください。
適正締付トルク N・m
7~9
22~24
28~30
28~30
取付け時やメンテナンスの際は。圧縮空気や電気を接続し、適
正な機能検査および漏れ検査を行って、正しい取付けがされて
いるか確認してください。
-5VFR5000-OMH0002-B
VFR5000 Series
5 ポートソレノイドバルブ/
ポートソレノイドバルブ/共通注意事項 ③
ご使用の
使用の前に必ずお読みください。
みください。
注意
配線
注意
①使用流体に
使用流体に超乾燥空気が
超乾燥空気が使用された
使用された場合
された場合、
場合、機器内部
の潤滑特性の
潤滑特性の劣化から
劣化から機器
から機器の
機器の信頼性(
信頼性(寿命)
寿命)に影響が
影響が
及ぶ可能性がありますので
可能性がありますので、
がありますので、当社にご
当社にご確認
にご確認ください
確認ください。
ください。
②エアフィルタを
エアフィルタを取付けてください
取付けてください。
けてください。
①極性について
極性について
極性はありません。
②印加電圧
電磁弁に電気接続する場合、印加電圧を間違えないでください。
作動不良やコイル焼損の原因となります。
③結線の
結線の確認
バルブ近くの上流側に、エアフィルタを取付けてください。
ろ過度は 5μm 以下を選定してください。
③アフタクーラ、
アフタクーラ、エアドライヤ、
エアドライヤ、ドレンキャッチなど
ドレンキャッチなど
を設置し
設置し対策を
対策を施してください。
してください。
ドレンを多量に含んだ圧縮空気は、
バルブや他の空気圧機器の作
動不良の原因となります。アフタクーラ、エアドライヤ、ドレン
キャッチなどを設置し対策を施してください。
配線終了後、結線に誤りがないか確認してください。
給油
④カーボン粉
カーボン粉の発生が
発生が多い場合、
場合、ミストセパレータを
ストセパレータを
バルブの
バルブの上流側に
上流側に設置して
設置して除去
して除去してください
除去してください。
してください。
注意
給油
1) 初期潤滑剤により無給油で使用できます。
2) 給油する場合は、タービン油 1 種(無添加)ISO VG32 をご使用く
ださい。
また給油を途中で中止した場合、
初期潤滑剤の消失によって作動
不良を招きますので、
給油は必ず続けて行うようにしてください。
なお、タービン油を使用する場合は、タービン油の製品安全デー
タシート(MSDS)をご覧ください。
3) タービン油2種(添加)ISO VG32については、
当社にご確認ください。
空気源
警告
①流体の
流体の種類について
種類について
使用流体は圧縮空気を使用し、それ以外の流体で使用する場合に
は、当社にご確認ください。
②ドレンが
ドレンが多量の
多量の場合
ドレンを多量に含んだ圧縮空気は空気圧機器の作動不良の原因
となります。エアドライヤ、ドレンキャッチをフィルタの前に取
付けてください。
③ドレン抜
ドレン抜き管理
エアフィルタのドレン抜きを忘れるとドレンが二次側に流出し、
空気圧機器の作動不良を招きます。ドレン抜き管理が困難な場合
には、オートドレン付フィルタのご利用をお勧めします。
以上の圧縮空気の質についての詳細は、当社の「圧縮空気清浄化シ
ステム」をご参照ください。
コンプレッサから発生するカーボン粉が多いとバルブ内部に付
着し、作動不良の原因となります。
以上の圧縮空気の質についての詳細は当社の「圧縮空気清浄化シス
テム」をご参照ください。
使用環境
警告
①腐食性ガス
腐食性ガス、
ガス、化学薬品、
化学薬品、海水、
海水、水、水蒸気の
水蒸気の雰囲気
または、
または、付着する
付着する場所
する場所では
場所では使用
では使用しないでください
使用しないでください。
しないでください。
②可燃性ガス
可燃性ガス・
ガス・爆発性ガス
爆発性ガスの
ガスの雰囲気では
雰囲気では使用
では使用しないで
使用しないで
ください。
ください。火災や
火災や爆発の
爆発の恐れがあります。
れがあります。本製品は
本製品は
防爆構造ではありません
防爆構造ではありません。
ではありません。
③振動または
振動または衝撃
または衝撃の
衝撃の起る場所では
場所では使用
では使用しな
使用しないでくだ
しないでくだ
さい。
さい。
④日光が
日光が照射する
照射する場合
する場合、
場合、保護カバー
保護カバー等
カバー等で避けてくださ
い。
⑤周囲に
周囲に熱源がある
熱源がある場合
がある場合、
場合、輻射熱を
輻射熱を遮断してください
遮断してください。
してください。
⑥水滴、
水滴、油および溶接時
および溶接時の
溶接時のスパッタなどが
スパッタなどが付着
などが付着する
付着する場
する場
所では適切
では適切な
適切な防護対策を
防護対策を施してください。
してください。
⑦バルブを
バルブを制御盤内に
制御盤内に取付けたり
取付けたり、
けたり、通電時間が
通電時間が長い場
合、バルブ仕様温度範囲内
バルブ仕様温度範囲内になるように
仕様温度範囲内になるように放熱
になるように放熱の
放熱の対策
を行ってください。
ってください。
④空気の
空気の種類について
種類について
圧縮空気が化学薬品、有機溶剤を含有する合成油、塩分、腐食性
ガス等を含む時は、破壊や作動不良の原因となりますので使用し
ないでください。
-6VFR5000-OMH0002-B
VFR5000 Series
5 ポートソレノイドバルブ/
ポートソレノイドバルブ/共通注意事項 ④
ご使用の
使用の前に必ずお読みください。
みください。
保守点検
警告
①保守点検は
保守点検は、取扱説明書(
取扱説明書(本書)
本書)の手順で
手順で行ってくだ
さい。
さい。
取扱いを誤ると、
人体への損害の発生および機器や装置の破損や
作動不良の原因となります。
②機器の
機器の取外しおよび
取外しおよび圧縮空気
しおよび圧縮空気の
圧縮空気の給・排気
機器を取外す時は、
被駆動物体の落下防止処置や暴走防止処置な
どがなされていることを確認してから、
供給空気と電源を遮断し、
システム内の圧縮空気を取付けてある残圧開放機能により排気
してから行ってください。
なお、3 位置クローズドセンタ形は、バルブとアクチュエータ間
に圧縮空気が残っていますので、
同様に残圧を排気してください。
また、機器を再取付けや交換されて再起動する場合は、アクチュ
エータなどの飛出し防止処置がなされていることを確認してか
ら、機器が正常に作動することを確認してください。
③低頻度使用
作動不良防止のため 30 日に 1 回はバルブの切換作動を行ってく
ださい。(空気源にご注意ください。)
④マニュアル操作
マニュアル操作
マニュアル操作しますと、接続された装置が作動します。
安全を確認してから操作してください。
注意
①ドレン抜
ドレン抜き
エアフィルタのドレン抜きは定期的に行ってください。
②給油
一度給油されましたら継続して給油してください。
また、タービン油 1 種(無添加)ISO VG32 を給油してください。
それ以外の潤滑油の場合、作動不良などのトラブルを生じます。
なお、タービン油 2 種(添加)ISO VG32 については、当社にご確認く
ださい。
-7VFR5000-OMH0002-B
VFR5000 Series/
/製品個別注意事項 ①
ご使用の
使用の前に必ずお読
ずお読みください。
みください。
ノンプラグインタイプ
DIN 形端子台タイプ
形端子台タイプ
リード線
リード線の結線方法
注意
• DIN 形端子台のオスピン端子には、ソレノイドが次の様に内
部結線されていますので、各々に対応するコネクタ部の端子
に結線してください。
プラグインタイプ(
プラグインタイプ(ターミナル端子付
ターミナル端子付)
端子付)
• サブプレートのジャンクションカバー①を取外し、親指と人
差し指でターミナル端子代を手前に引き出して結線してくだ
さい。
• +COM,-COM 仕様のどちらでも使用可能です。
• 適合ケーブル
芯線断面積:0.5~1.5mm2
ケーブル外径:φ 8~φ 10mm
• 適合圧着端子
1.25Y-3L,1.25-3.5S,1.25-4M
• ターミナル端子台には次のようにマーキングされていますの
で各々電源側と結線してください。
ターミナル端子台
ターミナル端子台タイプ
端子台タイプ
• カバー①を取外しますと、ボディ内にターミナル端子台②が
ありますので各々電源側と結線してください。また、ランプ・
サージ電圧保護回路付の場合、ランプ・サージ電圧保護基板③
を真っ直ぐ引き抜いてから結線をして下さい。
• 適合圧着端子
1.25-3.5M,1.25Y-3L,1.25Y-3M
• 端子台に+、-と表示されていますが、+COM、-COM 仕様
のどちらでも使用可能です。ターミナル端子台に取付けたシ
ョートバーによりコモン接続していますので、ショートバー
は取外さないでください。
• 適合圧着端子
1.25-4、1.25-4M
-8VFR5000-OMH0002-B
VFR5000 Series/
/製品個別注意事項 ②
ご使用の
使用の前に必ずお読
ずお読みください。
みください。
ランプ・
ランプ・サージ電圧保護回路
サージ電圧保護回路
ノンプラグインタイプ
プラグインタイプ
(VFR5
VFR5□00)
00)
電磁弁,
電磁弁,パイロット弁
パイロット弁 Ass’
Ass’y 交換方法
電磁弁交換方法
(VFR5
VFR5□10)
10)
バルブ本体取付ボルトをゆるめた後、電磁弁本体を真っ直ぐに
引き抜いてください。斜めに引きますと、思わぬトラブルの原
因となりますので、ご注意ください。
電磁弁本体をベース側に取付ける場合は、
リセプタクル Ass’y(ボ
ディ側)をピン Ass’y(ベース側)に真っ直ぐに差し込んでくださ
い。
VFR5
VFR5□00,
00,VFR5
VFR5□10
電圧仕様
ランプ・サージ電圧保護回路
取付ボルト締付トルク
2.8N・m
シングル
ソレノイド
AC
ダブル
ソレノイド
パイロット弁交換方法
パイロット弁交換方法
パイロット弁Ass’yを図のような方法で交換することが出来ます。
注) 定格電圧の変更は行わないでください。
シングル
ソレノイド
DC24V
以下
ダブル
ソレノイド
グロメットタイプにはランプ・サージ電圧保護回路付はありま
せん。
3 ポート弁
ポート弁として使用
として使用する
使用する場合
する場合
シリンダポート(A,B)の片側をプラグで閉じることで、ノーマル
クローズ(N.C.)またはノーマルオープン(N.O.)の 3 ポート弁としてご
使用になれます。
マニホールドなどで 3 ポート弁が必要になった場合などに便利で
す。ただし、ノンリークバルブなどの特殊な使い方にはご使用で
きません。また、エキゾーストポートは開放のままでご使用くだ
さい。
プラグ
位置
Bポート
Aポー ト
切換
方式
N.C.
N.O.
ソ
レ
ノ
イ
ド
数
シ
ン
グ
ル
ダ
ブ
ル
-9VFR5000-OMH0002-B
VFR5000 Series/
/製品個別注意事項 ③
ご使用の
使用の前に必ずお読
ずお読みください。
みください。
DIN 形コネクタ/
コネクタ/ケーブル取出口
ケーブル取出口の
取出口の変更
リード線
リード線の結線方法
DIN 形端子台本体をカバーから取り出し、180°回転させて再びカ
バーを挿入すると、方向の変更が出来ます。
スペーサ形減圧弁
スペーサ形減圧弁
仕様
スペーサ形減圧弁型式
ARBF5050
減圧ポート
A
B
P
最高使用圧力
1.0MPa 注 1)
設定圧力範囲
0.1~0.83MPa
注2)
周囲および使用流体温度
-5~60℃
(凍結なきこと)注 3)
圧力計接続口径
Rc1/8
質量(kg)
0.83
供 給 側 有 効 断 面 積 (mm )
P 1 = 0 . 7 M P a 、 P 2 = 0 .5 M P a 時 の S
P→A
44
38
32
P→B
38
40
31
排 気 側 有 効 断 面 積 (m m 2 )
P2=0.5MPa時のS
A→EA
90
A→EB
77
2
注 1) 電磁弁の最高使用圧力は 0.9MPa です。
注 2) 電磁弁の使用圧力範囲内に設定してください。
注 3) 電磁弁は MAX.50℃です。
注 4) 本有効断面積は、2 位置タイプとの合成有効断面積です。
注 5) ・ スペーサ形減圧弁は逆加圧バルブで使用される場合を除い
てベースの P ポートからだけ加圧してご使用ください。
· プレッシャセンタバルブとスペーサ形減圧弁の A,B ポー
ト減圧を組合せる場合は、ARBF5000 の型式をご使用くだ
さい。
· 逆加圧バルブとスペーサ形減圧弁を組合せる場合は、
ARBF5000 の型式をご使用ください。なお、P ポート減圧
は使用できません。
· パーフェクトバルブとスペーサ形減圧弁を組合せる場合は、
マニホールドまたはサブプレートを基準とし、パーフェク
トスペーサ→スペーサ形減圧弁→バルブの順で積重ねて組
付けを行ってください。
· クローズドセンタバルブとスペーサ形減圧弁の A,B ポー
ト減圧を組合せる場合は、減圧弁のリリーフポートから漏
れがあるため、シリンダの中間停止には使用できません。
01T 形ターミナル端子台付
ターミナル端子台付
マニホールドのジャンクションカバーを取り外しますと、マニホ
ールドブロックにターミナル端子台が取付けてあります。ソレノ
イドからのリード線は、端子台の上側の端子に結線されています。
(端子台には、リード線がソレノイド A 側、B 側とも結線されて
おり、端子台のマーキング A、B に対応しています。
)
それぞれソレノイドに対応する電源側のリード線を端子台の下側
に結線してください。
なお、ターミナル端子の結線は、COM 仕様となっております。
●適合圧着端子
1.25-3.5M、1.25Y-3L、1.25-3M
●VFR5000 は端子台に”A-”、
”B+”、
”B-”と
表示されていますが+COM または-COM 仕様としてご使用になれ
ます。
- 10 VFR5000-OMH0002-B
VFR5000 Series/
/製品個別注意事項 ④
ご使用の
使用の前に必ずお読
ずお読みください。
みください。
リード線
リード線の結線方法
01C
01C形マルチコネクタ付
マルチコネクタ付
●結線仕様
マニホールド内部配線は、COM 仕様にてリード線がソレノイド
A 側、B 側ともに、コネクタ端子に次の様に配線されています。
01F
01F形Dサブコネクタ付
サブコネクタ付
●結線仕様
マニホールド内部配線は、COM 仕様にてソレノイド A 側、B 側
に、コネクタ端子に次の様に配線されています。
注 1)最大連数は 8 連です。
注 2)+COM または-COM 仕様でご使用になれます。
注 3)コネクタ取付 D 側、U 側にかかわらず連数表示は
D 側より 1 連とします。
注 1)最大連数は 8 連です。
注 2)+COM または-COM 仕様でご使用になれます。
注 3)コネクタ取付 D 側、U 側にかかわらず連数表示は
D 側より 1 連とします。
- 11 VFR5000-OMH0002-B
故障と
故障と対処方法
故障の現象に合わせて可能性の高い方からチェックを行い、対策を施してください。
故 障 現 象
作動不良
原 因
パイロット弁が切り替わらない
対策
(次のページ)
電源電圧の低下
①
誤配線
②
ヒューズ、リード線の断線
③
接点部、結線部の接触不良
④
コイルの断線
⑥
可動鉄心への異物のかみ込み
パイロット弁は切換るが主弁が
切換らない。あるいは切換えが
遅れる
コイル焼損
シール不良
主弁のエア排気口[3(EB)、
4(EA)ポート]からエア漏れ
する
パイロット圧力の低下
⑦
スプール弁パッキンの膨潤
⑧
過度の給油量
⑭
スプール弁摺動部に異物累積
⑪
Xポートに圧力が供給されていない
(外部パイロットの場合)
⑮
電圧が高い、あるいはコイル違い
⑨
水などが直接かかっている
⑩
スプール弁パッキンの摩耗
⑤
異物のかみ込み
⑪
スプール弁が完全に切換ってない
①,⑦
駆動機器(シリンダなど)側のシール不良
⑫
ガスケット部からエア漏れする
ボルトの締付不足
⑬
パイロット弁のエア排気口
(PEポート)からエア漏れする
パイロット弁パッキンの摩耗
パイロット弁パッキンへの異物のかみ込み
鉄心部への異物のかみ込み
うなり不良
電源を入れると大きなうなりが
連続して生じる
⑥
鉄心部の摩耗
電源電圧の低下
①
- 12 VFR5000-OMH0002-B
対策
③
部品を交換してください。
④
部品交換あるいは結線を確実に行ってください。
⑤
バルブを交換してください。
⑥
パイロット弁Ass'yを交換してください。
⑦
作動時にパイロット圧力が仕様用範囲に入るよう、圧力調整を行ってください。
・給油されている油を間違われた場合は、エアブローなどによって油を除去し、バルブを交換してくだ
さい。バルブ交換後給油する場合は、必ずタービン油1種(ISO VG 32)を給油してください。
⑧
・多量のドレンが発生していてドレン抜きが確実に実施できない場合は、オートドレンを取付けるか、
ドライヤを設置しバルブを交換してください。
⑨
電圧を確認し、バルブを交換してください。
⑩
水などが特にコイル部に掛からないよう保護してください。
⑪
異物のかみ込みによる場合は、エアブローなどによって管内の異物を除去し、バルブを交換してください。
⑫
駆動機器を修理あるいは交換してください。
⑬
エアを止めてから増締めを行ってください。
⑭
エキゾーストポート[3(EB),5(EA),PEポート]から油が飛散しない程度まで給油量を減らしてください。
⑮
Xポートに正規の圧力をいれてください。(シングル・3位置:0.2~0.9MPa,ダブル:0.1~0.9*MPa)
以上の対策を行ったにもかかわらず改善が認められなかった場合、バルブに何らかの異常が発生している場合があります。
そのような場合には直ちにバルブの使用を中止してください。
以下に挙げたような事例を行っていた場合、バルブ内部に異常が発生している場合があります。そのような場合は直ちに
バルブの使用を中止してください。
1.定格電圧以外の電圧で使用していた。
2.指定油以外の潤滑油を給油した。
3.給油を途中で止めた。または、一時的に給油が途絶えた。
4.水などが直接掛かっていた。
5.激しい衝撃を与えてしまった。
6.ドレンやごみなどの異物が侵入した。
7.上記以外で本取扱説明書に書かれている注意事項に該当するような使用を行った場合。
※なお、故障の場合、できるだけそのままの状態でバルブをお返しくださるようお願い致します。
- 13 VFR5000-OMH0002-B
改訂内容
A
・全面改訂
MW
B
・P.5 シールテープの巻き方修正
・P.10、11 リード線結線方法の追加
NU
初版 ZR
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