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BassBo
Monophonic Digital MIDI Controlled Bass Synthesizer
取扱説明書
CREATED BY:
Aleksandar Krstić @
POWERED BY:
TRANSLATED BY:
BassBoy is tread mark of MikroElektronika
First Version:
2013-01-25
Rev. A:
2013-01-30
Rev. B”:
2013-02-02
Rev. C:
2013-02-13
Rev. C”:
2013-03-11
TM
BassBoy
BassBoy は、MIDI 制御のモノフォニックデジタルベースシンセサイ
ザです。
このデバイスはすべての情報を MIDI Input(基板上の MIDI IN コ
ネクタ)から、受け取ります。
サンプリング周波数は、31.25kHz となり、オーディオレンジは、
15.625kHz となります。8ビットベースのプロセッサを使っていま
すが内部では16ビットで演算されています。オシレーターは16
ビットの帯域制限されたウェーブテーブルを使っているため、限定さ
れた高調波の鋸歯状波と矩形波を発振します。
信号は単純化された Moog タイプのフィルターに入り(ソフトウエ
ア処理)、このカットオフフリーケンシーは、MIDI 信号(コント
ロールチェンジ)で設定され、さらに、エンベロープでも変調され
Figure1-1:BassBoy
ます。フィルターを掛けた後、信号はアンプに入り、DAC(WM8762)と、プリアンプ回路を通って、6.35mm のモノラルのアウトプット
ジャックへと出力されます。この 6.35mm のアウトプットジャックでケースに固定します。
重要!
BassBoy の電源(基板上の PS コネクタ)の仕様は+10V から 最大で+13V までで、この範囲に収めるのが大切です。MIDI チャンネルと、動作
モードの設定(基板上の CH&MODE)は BassBoy の電源を入れる前に設定する必要があります。(MIDI チャンネルとモードの切り替えには電
源の再投入が必要です)これらの設定のためのジャンパーピンの位置は、fig1-3 を見てください。
Power
K
5
MIDI IN
MIDI input
Din 5p
Front View
LEDS
+
PS
4
A A
MIDI
Receive
K
Power
Supply
Input DC
+10V ~ +13V
AudioOutput
Figure1-2:結線図
CH&MODE By Alex
CH&MODE
Live Mode with CH Selection
SEQ Mode with CH Selection
CH1
CH2
CH 9
CH10
CH11
CH1
CH12
CH13
CH4
CH5
CH6
CH3
CH4
CH5
CH6
CH7
CH2
CH3
CH14
CH15
CH16
CH8
JUMPER
CH7
CH8
CH 9
CH10
CH11
CH12
CH13
CH14
CH15
CH16
OPEN
Figure1-3:チャンネルとモードの設定一覧
MIDI control
鋸歯状波と矩形波は、プログラムチェンジで切り替えます。プログラム1が鋸歯状波、プログラム2が矩形波です。以降、128まで、奇数番号
が鋸歯状波、偶数が矩形波になります。BassBoy は、MIDI での発音には「シーケンサーモード」と「ライブモード」2つのモードがあり、これ
は、"CH&MODE"のジャンパーブロックで設定します。いずれの場合も再生可能なノートは、C 1から、C 5(MIDIノート番号で24から7
2)です。本機はピッチベンドはサポートしていません。エンベロープの長さ(ディケイ)と深さは、フィルターのみに掛かります。アクセント
がつけられた音は、VCA にも影響します。
SEQUENCER MODE
このモードでは、今出ている音は一つ前に演奏された音に影響を受けます。次に示すようにベロシティーの設定によって、さまざまな演奏法があ
ります。
Velocity 0 = NOTE OFF
これは、MIDI のノートオフメッセージ($80 ,ノートナンバー ,$00)を受信したのと同じ動作をします。このメッセージで音の長さを決める
ことができます。(受信したところで音が止まります)
Velocity 1 - 16 = NOTE OFF
一つ前の音がスライドしていなければ、ノートオフと同等です。スライドしていれば、ディケイが続くまで(成り行きで)音が出ます。
Velocity 17 - 32 = NOTE OFF + SLIDE
一つ前とほとんど一緒ですが、次のノートオンが来るまで音が出続け、スライド効果が得られます。
Velocity 33 - 48 = NOTE ON
音の長さは、ディケイではなく、ゲートで決まります。また、前の音にスライドが掛かっていなければ、(エンベロープジェネレータをトリ
ガーし)アタックがかかります。スライドとは、ポルタメント(前の音程
から、今の音程に滑らかに変化する効果)と同様です。
前の音がスライドになっていた場合には、アタックはかからず、スライドだけが掛かり、フィルターに掛かるエンベロープ(ディケイ)の長
さは、MIDI のコントロールチェンジの 57(ディケイ)で設定します。
Velocity 49 - 64 = NOTE ON + SLIDE
音の長さは、ゲートではコントロールされず、次の音が来るまで音が出続けます。前の音がスライドでなければ、(エンベロープジェネレータ
をトリガーし)アタックが掛かります。前の音がスライドならアタックは掛からず、スライド効果が続きます。エンベロープ(ディケイ)の長
さは、MIDI のコントロールチェンジの 57(ディケイ)で設定します。
Velocity 65 - 80 = NOTE OFF + ACCENT
ノートオフと同じ動作をします。コンパチビリティを保つために残してあります。
Velocity 81 - 96 = NOTE OFF + ACCENT + SLIDE
ノートオフと同じ動作をします。コンパチビリティを保つために残してあります。
Velocity 97 - 112 = NOTE ON + ACCENT
音の長さは、ゲートで決まります。また、前の音にスライドが掛かっていなければ、(エンベロープジェネレーターををトリガーし)アタッ
クが掛かります。前の音がスライドになっていた場合には、アタックがかからず、スライドだけが掛かります。エンベロープの長さは、最短
の 0.25 秒に固定となり、アクセントとして音量を変化させます。アクセントの効果は、MIDI のコントロールチェンジの 58(アクセント)で
設定します。
Velocity 113 - 127 = NOTE ON + ACCENT +SLIDE
音の長さは、ゲートではコントロールされず、次の音が来るまで、音が出続けます。
前の音がスライドでなければ、(エンベロープジェネレータをトリガーし)アタックが掛かります。前の音がスライドなら、アタックは掛か
らず、スライド効果が続きます。エンベロープ(ディケイ)の長さは、最短の 0.25 秒に固定となり、アクセントとして音量を変化させます。
アクセントの効果は、MIDI のコントロールチェンジの 58(アクセント)で設定します。
LIVEMODE
このモードでは音の長さはゲート(鍵盤を押している長さ)で決まります。ベロシティーの値は、どんな風に音を出すかを決めます。
Velocity 0 - 100 = NOTE ON
アタックが掛かり、エンベロープの長さは、MIDI のコントロールチェンジの 57 で設定します。
Velocity 101 - 127 = NOTE ON +ACCENT
アタックが掛かり、エンベロープの長さは、最短の 0.25 秒に固定となり、アクセントの値は音量を変化させます。アクセントの効果は、
MIDI のコントロールチェンジの 58(アクセント)で設定します。
ライブモードの場合いつも、 AUTO-SLIDE 機能がオンになっており、演奏する音がオーバーラップしたときに自動でスライドがかかります。
このモードは MIDI ファイルからの演奏はもちろん、MIDI キーボードで演奏するときに便利です。Sequencer mode は、ノートのオーバー
ラップ機能が無い(古い)シーケンサーで使うときに便利です。また、(他のベースラインを簡単に取り込むのに)単純に MIDI ファイルを
鳴らす場合にも、このモードが重宝します。
MIDI CONTROL CHANGE MESSAGES
MIDI コントロールチェンジ 7 Volume (default value = 127)
標準的な MIDI コントロールチェンジメッセージです。0.5dB ずつ 127 段階変化します。値が 0 のときはミュートとなり、127 では、相対的
に 0dB、最大ボリュームとなります。ステップは、指数的に変わり、スムーズな変化になります。
MIDI コントロールチェンジ 53 Filter Pre-Gain (default value = 0)
フィルタ T への入力のゲインを設定します。値が小さければレゾナンスが強く効きますが、スムーズなサウンドになります。値を上げると、
レゾナンスは効きにくくなりますがサウンドはハードになります。0 から、127 までで設定します。
MIDI コントロールチェンジ 54 Cut-Off (default value = 0)
フィルタのカットオフフリーケンシーを設定します。MIDI コントロールチェンジ 56(Envelope modulation)の設定との組み合わせで作用
し、0 から 127 で設定します。
MIDI コントロールチェンジ 55 Resonance (default value = 0)
フィルタの出力を入力に戻すレベルをコントロールします。 0 から 127 で設定します。112 の設定が最適値で、127 あたりはフィルタの自己
発振が起きます。
MIDI コントロールチェンジ 56 Envelope modulation (default value = 0)
フィルタをモジュレーションするエンベロープの強さをコントロールして、フィルタのカットオフフリーケンシーで設定した周波数に変化を
与えます。エンベロープは、指数的に変化します。0 から 127 です。
MIDI コントロールチェンジ 57 Envelope Decay (default value = 0)
アクセントが掛かっていないときのディケイの長さを設定します。0 から、127 で、0.25 秒から、2 秒となります。
MIDI コントロールチェンジ 58 Accent (default value = 0)
アクセントの付いた音のアクセント効果の強さを指定します。 0 から、127 です。
MIDI コントロールチェンジ 55(Resonance)が最低値に設定さていいると、フィルタに掛かる信号は指数的な変化になります。
レゾナンスが最大値に設定されているとエンベロープはゆるい指数変化になり、サウンドはダッキーエフェクト(効果が押さえられる)が掛
かった感じになります。
MIDI コントロールチェンジ 59 Distort Gain (default value = 4, gain x2)
アウトプットアンプから取り出す量を設定します。0 から 127 です。0 から 3 は、増幅せずに、そのまま出します。それ以上は、
(4 - 127) / 2 = amplification
として、計算し、2 倍から、64 倍まで設定ができます。これによって、信号の頭の部分を切り取ることになり、
設定値によっては、ハードクリッピングディストーションとなり、音をつぶします。
MIDI コントロールチェンジ 60 Cut-Off step (default value = 30)
カットオフフリーケンシーの変化の滑らかさを設定します。コントロールチェンジ 54(Cut-Off)の急激な変化に対してポルタメント的な効
果を与えます。0 から 127 です。
MIDI コントロールチェンジ 123 ALL NOTES OFF
パニックコマンドとして使います。何かの理由で音が止まらなくなってしまった場合、このコマンドで、すぐに止めることができます。
このコマンドの実行は、既に設定されている値には何の影響も与えません。(音を止めるだけで、音色の設定はクリアされません)
Electrical data:
・電源:+10V to +13V max,DC
・消費電流:max. 100mA
・MIDI 入力はフォトカプラで分離
・最大出力:
出力インピーダンス 1MΩ:2.2VRMS = 6.2Vp-p
出力インピーダンス 10KΩ:1.95VRMS = 5.5Vp-p (DAC から直接サイン波を出力してアウトプットジャックの測定値).
・出力インピーダンス:10KΩ 以上
・音域は 32.70Hz から 523.25Hz まで、MIDI ノートナンバー 24 から 72 (C1 - C5) (最大誤差+/-1.5 cents)
D2
VCC
CN4
D3
1
2
D4
D5
D6
3.3V
U
D7
3
1
DC POWER
IN
OUT
GND
OUT
2
3.3V
3.3V
3.3V
100n
C13
100n
C13
100n
C13
3.3V
4
C11
330u
100n
C13
330u 100n
C11 C13
1k
3.3V
CN3
1
220R
1
2
MIDI IN
D1
2
1S2076A
3
3.3V
27
26
25
24
23
22
21
20
CLOCK
OPTO1
A
B
C
C
NC
E
R4
10k
6
5
MIDI RX
4
MIDI-CH & MODE
R15
100k
CNY17-3
CN5
1
2
3
LEDS
OSC1
R9
1.5k
1
2
NC
GND
ADC7/PA7
ADC6/PA6
ADC5/PA5
ADC4/PA4
ADC3/PA3
ADC2/PA2
ADC1/PA1
ADC0/PA0
PD7/CLKOUT/SCK
PD6?MISO
PD5/MOSI
5V
PD4/SS
PD3/TXD1
PD2/RXD1
PD1/XCK1
PD0
SCK/PC7
MISO/PC6
MOSI/PC5
SS/PC4
TXD0/PC3
RXD0/PC2
XCK0/PC1
SDA/PC0
33
PE3
32
PE2
29
PE1/SCL
28
PE0/SDA
MIDI DAT
+V
OUT
4
36
PR0/XTAL2
37
PR1/XTAL1
CR1 8MHz
3.3V
C16
3
R3
35
RESET/PDI_CLK
34
PDI_DATA
8
GND
18
GND
30
GND
38
GND
R3
7
PB3/ADC11
6
PB2/ADC10
5
PB1/ADC9
4
PB0/ADC8
R2
MIDI DAT
9
VCC
19
VCC
31
VCC
39
AVCC
TLV1117-3.3
100n
C13
100
3
2
1
1
2
1
44
43
42
41
40
17
16
15
14
13
12
11
10
PDI_PGM
DAC CLK
DAC DAT
MIDI RX
DAC WS
U1
ATMEGA32
C15
15p
15p
100n
C17
14
7
2
VCC
D
3
GND
CK
1
U2
U2A
7
VDD
DAC WS
1
DIN
2
BCKIN
3
LRCIN
VOUTR
4
VOUTL
MCLK
11
CK
13
CLOCK
CLR
6
9
DAC DAT
Q
8
U2B
Fig1-4 BassBoy 回路図
Copyright MikroElektronika
Translated into Japanese by beatnic.jp
100R
Q2
1k
GND
10
PR
Q
R7
Q1
2SC2240
10u
C5
DAC CLK
R11
100k
100n
C3
10u
C4
74HC74AD
D
R10
3k3
6
3.3V
12
R8
3.3V
Q
VCC
3.3V
5
Q
CLR
3.3V
PR
4
3.3V
8
10u
C6
2SA970
R5
R6
R14
3k3
10k
1k
100n
C10
C9
10u
5
U3
WM8762
Audio OUT
R12
10k
R13
100k
BassBoy MIDI Device Schematic