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**2013 年 6 月 5 日改訂(第 4 版)
*2012 年 6 月 19 日改訂(第 3 版)
一般医療機器
製造販売届出番号:13B1X00043000043
機械器具25 医療用鏡
自然開口向け単回使用内視鏡用非能動処置具
38819001
ラディアルジョー4 バイオプシーフォーセプス P
再使用禁止
●使用前の準備
(1) 本品を包装から取り出し、スプールを数回スライドさせ、
引っかかりがなくスムーズにカップを開閉できるかどうか、
カップの両刃が隙間なく閉じるかどうかを確認する。
(2) 本品のカテーテル部分に、ねじれやその他の損傷がないか
目視で確認する。
(3) 本品のカップに、緩み、曲がり、亀裂、破損やその他の異常
がないか目視で確認する。
(4) 内視鏡の添付文書又は取扱説明書に従って、内視鏡を患
者に挿入し、適切な位置に配置する。
●使用方法
(1) カップをしっかり閉じた状態のまま、ゆっくりと少しずつ前後
させながら本品を内視鏡の鉗子口に挿入する。この方法で
挿入すると内視鏡への損傷を防ぐことができ、検体採取時
にカップの開閉が問題なく行える。
(2) 起上装置付きの内視鏡で本品を使用する場合は、必ず起
上装置を下げた状態で本品を必要な位置まで挿入した後、
本品先端を見える位置まで持ち上げること。
(3) 操作を内視鏡画像で確認しながら、スプールをスライドさ
せ、カップを静かに開く。
(4) 次に、採取する組織まで本品を前進させカップを閉じる。組織
壁から静かに本品を引き戻し、ゆっくり内視鏡から抜去する。
(5) 専用の器具を用い、カップから検体を取り外す。
(6) 検体採取を繰り返す場合は、(1)から再度手技を行う。
【警告】
(1) ラディアルジョー4 バイオプシーフォーセプス P(以下、本
品という)の使用は、内視鏡手技の実施において、十分な
経験と訓練を有する者に限られる。本添付文書を十分に
読むこと。[指示に従わない場合、医療上重大な事態を招
くことがある]
(2) 本品は、出血があっても患者への危険がない細胞組織の
採取のみに使用すること。出血時の処置及び適切な気道
確保について十分に注意すること。
【禁忌・禁止】
1.適用対象(患者)
消化管及び呼吸器等の内視鏡検査や生検が禁忌の患者。
2.使用禁止
再使用禁止
【形状・構造及び原理等】
1.原理
本品は、組織検査用に、組織を内視鏡的に採取するための鉗
子である。本品は、先端部、カテーテル部、ハンドル部よりな
る。ハンドルを操作することにより、先端部にあるカップが開閉
する。カップ内部に針のあるものもある。
2.形状・構造
先端部
カテーテル部
カップ
アウタージャケット
ハンドル部
マーカ
<使用方法に関連する使用上の注意>
(1) 内視鏡の曲がった部分で本品を挿入しにくい場合は、本品
が通りやすいように角度を少し緩めなければならないことも
ある。本品を内視鏡の鉗子口に無理に押し込まないこと。
(2) 過剰な力を加えると器具が損傷することがある。本品は、ス
プールの縁に人差し指と中指を軽くかけ、ループに親指を
かけて持つこと。ループを手の平で押すなど、別の操作方法
を用いると、力が加わりすぎてカップが損傷することがある。
(3) 何らかの理由でカップ部が正しく閉じない、あるいは完全に
閉じない場合は、部分的に開いた本品を内視鏡から引き抜
かないこと。その場合は、本品を内視鏡鉗子口の開口部ま
で引き戻してから、内視鏡と本品を同時に抜去すること。
(4) 内視鏡起上装置を下げてから本品を引き出すこと。
(5) 同一患者の同一手技で本品を再度使用するときは、毎回
必ずカップ内の検体を除去してから再使用すること。これを
怠ると誤診を招くことがある。
(6) 本品が、何らかの点において適正に作動しないか又は破
損が認められる場合には、使用しないこと。[機能しない又
は破損した製品の修理を試みると、以後の使用で危険な故
障を招くことがある]
スプール
留め金
*
公称カテーテル有効長: 160cm、240cm
適合最小内視鏡鉗子口径: 2.0mm
<原材料>
ステンレススチール、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、シリコーン
【使用目的、効能又は効果】
本品は、内視鏡治療時に専用の内視鏡とともに使用する器具
で、人体の自然開口部を通じて組織又は異物の把持、回収、
切除、クリップ、結紮、薬用液の送入、吸引、管腔の拡張、探針
等の機械的作業に用いるものをいう。電気(高周波、電磁気、
超音波、レーザエネルギー等)を使用せずに作動する。本品は
単回使用である。
【使用上の注意】
1.重要な基本的注意
(1) 本品は、一回限りの使用とし、再使用、再処理、又は再滅
菌は行わないこと。[医療機器の構造上、支障が生じる可能
【操作方法又は使用方法等】
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性があるとともに、医療機器の故障、ひいては故障が原因と
なって患者の傷害、疾病、あるいは死亡が引き起こされる可
能性がある。また、医療機器が汚染される可能性とともに、
患者の感染や交差感染が引き起こされる可能性がある。ま
た、医療機器が汚染された場合、結果的に患者の傷害、疾
病あるいは死亡につながる可能性がある。]
(2) 本品は、放射線照射による滅菌済みの状態で供給される。
滅菌包装が破損している場合は、本品を使用しないこと。
(3) 適応用途以外の目的で本品を使用しないこと。
(4) 本品を他のメーカーの機器又は備品と共に使用する際は、
事前にその適合性を確認しておくこと。
(5) 出血時間が長く、凝固障害のある患者には、慎重に考慮し
た上でのみ本品を使用すること。
2.不具合・有害事象
有害事象
本品は安全性に万全を期しているが軟組織検体採取に伴う下
記のような有害事象を引き起こす可能性がある。
(1) 出血
(2) 穿孔
(3) 感染症
(4) 気胸
3.その他の注意
使用後は、医療機関、行政及び地方自治体の定める規則に
従って、製品及び包装を廃棄すること。
【貯蔵・保管方法及び使用期間等】
1.貯蔵・保管方法
本品は、高温、多湿、直射日光を避けて保管すること。有機溶
剤、電離放射線又は紫外線にさらさないようにすること。
2.有効期間・使用の期限
本品は、包装上に記載されている「使用期限」までに使用する
こと。
*
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【包装】
5本又は20本/箱入(160㎝)
20本/箱入(240cm)
【製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称及び住所等】
製造販売業者:
ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社
東京都中野区中野4-10-2 中野セントラルパークサウス
電話番号:03-6853-1000
外国製造所:
コスタリカ
ボストン サイエンティフィック デ コスタ リカ、
エセ.エレ.エレ.プランタ コヨール
[BOSTON SCIENTIFIC DE COSTA RICA,
S.R.L. PLANTA COYOL]
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