Download ニューロハブI/Oバッファ4ユニット( NHU-IOBF4
Transcript
ニューロハブI/Oバッファ4ユニット 取扱説明書 【型式 : NHU-IOBF4】 初版 2010年10月14日 ホロン株式会社 SDP-100006A0 1.はじめに ・本取扱説明書は、弊社が提供するI/Oバッファユニット(商品名:ニューロハブ)についてまとめたものです。 品名 I/Oバッファユニット 型式(RJ45コネクタタイプ) NHU−IOBF4 仕様概要 RJ45外部接続、通信分岐数:4CH ・I/Oバッファユニットは、スター型の配線を行うための信号分配ユニットです。 2.取り扱い注意事項 1) 周囲温度や湿度、その他の環境条件は、ニューロハブの使用範囲内でご使用下さい。 また、周囲にヒータやその他の発熱体がある場所、直接雨滴や水滴がかかる場所でのご使用は避けてください。 2) 寒冷地で夜間零度以下になる所では、結露にご注意ください。 常時、零度以下の所では、空調などで零度以上を保つことをお勧めします。 このような所では、 ニューロハブの電源を常時入れて、本体温度を周囲温度より高めておく事が好ましい使い方です。 3) 腐食性ガスのある所、塩分を含む空気中、水滴にさらされるところなどでは、時間の経過とともに内部の電子部品が侵され、 著しく寿命が短くなることがありますのでご注意ください。 4) 建設機械設備などのように、非常に大きな振動や衝撃が常に加える所では、これらを吸収するなどの対策を行ってください。 5) 弊社の承諾無しにケースを開封しないで下さい。開封された場合は製品の保証外とさせて頂きます。 6) 配線接続はご注意下さい。特に電源24Vと回線A、Bの接続間違いは、装置の故障となります。 7) 動力線、大容量電源線と電源および電線ケーブルを、同一配管に入れたり、長距離近接して配線しないでください。 クロスすることは可とします。 (例:発電設備、製鉄関連設備など) 8) インバータや高周波数、電気的ノイズの発生源に接近して配線しないでください。 (例:電車など大電力を制御する場合など) 9) ケーブルを途中で接続する時は、圧着端子あるいはハンダで固定接続し、接続部から水滴などが浸透しないように 保護処理するようにしてください。 (例:食品加工機器など) 10) ケーブル全体の配線ルートは、グランド(アース)より高い所に配線し、対グランド誘導電圧の発生を避けるようにしてください。 (例:メッキ処理設備など、電触作用がある場合など) 3.基本仕様(全ユニット共通) 3.1 装置外観 32(W)x100(D)x107(h)mm/汎用IOユニットケースサイズ ※DINレール取り付け 3.2 使用環境温湿度 0℃∼+55℃、35∼85% 3.3 保存温度 −20℃∼+65℃ ※ただし、結露なきこと 3.4 通信仕様 1)通信プロトコル 2)物理的インタフェース 3)通信ケーブル(推奨) 4)通信距離(目安) ニューロリンクプロトコル(ホロン社製、ネットワークプロトコル)で接続します。 平衡型通信方式(RS485準拠)、2線式。 通信ケーブル=CPEV0.9Φ−01P相当品。 接続ケーブル、接続ノード数、ユニット配置により条件が変わる場合があります。 下記に目安となる距離を示します。 ①最大300m(総延長) ②最大700m(総延長) 5)応答性能(目安) ※通信速度=1Mbps時 ※通信速度=250Kbps時 端末側の入力イベントあるいは制御側の出力イベントが発生してから、情報が相手側 のユニットに伝達されるまでの応答性を示します。 ただし、著しいノイズ環境では、遅延が発生する場合があります。 ①6mS以下 ②24mS以下 ※通信速度=1Mbps時 ※通信速度=250Kbps時 2/8 SDP-100006A0 4.I/Oバッファユニット4個別仕様 1)性能 ・電源電圧=DC24V±10% ・分岐点数=4点、非絶縁 ・消費電流=250mA以下(内部LED全点灯時) 2)コネクタ仕様 ・CH1∼4:シリアル通信用(二次側)のコネクタで、各コネクタ毎に入力ユニット8台、出力ユニット8台が接続できます。 ※接続ノードの種類の中で入力ユニットと温度ユニットは、同じと考えてください。 ・CN2:ユニットへ電源(DC24V)を供給します。 ・CN3、CN4:シリアル通信用(一次側)のコネクタで電気的(信号分配用)に共通です。 I/Oバッファユニット CH1 CH2 ▽ CH3 局番号SW CH4 CN4 CN3 CN2 CN2(171826−2/タイコエレクトロニクスアンプ) 01:24V 02:N24V CN3、CN4(SY010−8P8C/FTC) 01:NC 02:NC 03:RSA 04:NC 05:NC 06:RSB 07:NC 08:NC ※RSA、RSBは、 ニューロリンクの信号名。 3/8 SDP-100006A0 CH1(SY010−8P8C/FTC) 01:NC 02:NC 03:RSA1 04:NC 05:NC 06:RSB1 07:NC 08:NC ※RSA1、RSB1は、CH1用のニューロリンクの信号名。 他のコネクタに接続しないでください。 データ競合が発生し、誤動作する場合があります。 CH2(SY010−8P8C/FTC) 01:NC 02:NC 03:RSA2 04:NC 05:NC 06:RSB2 07:NC 08:NC ※RSA2、RSB2は、CH2用のニューロリンクの信号名。 他のコネクタに接続しないでください。 データ競合が発生し、誤動作する場合があります。 CH3(SY010−8P8C/FTC) 01:NC 02:NC 03:RSA3 04:NC 05:NC 06:RSB3 07:NC 08:NC ※RSA3、RSB3は、CH3用のニューロリンクの信号名。 他のコネクタに接続しないでください。 データ競合が発生し、誤動作する場合があります。 CH4(SY010−8P8C/FTC) 01:NC 02:NC 03:RSA4 04:NC 05:NC 06:RSB4 07:NC 08:NC ※RSA4、RSB4は、CH4用のニューロリンクの信号名。 他のコネクタに接続しないでください。 データ競合が発生し、誤動作する場合があります。 4/8 SDP-100006A0 3)設定スイッチと表示箇所配置図 IOBF PWR RUN ERR 通信接続コネクタ(二次側) 一次側 電源表示用LED(黄) 電源ONの時に点灯 通信表示用LED(緑) 通信正常の時に点滅 CH1 通信表示用LED(赤) 通信エラーの時に点滅 CH2 CH3 CH4 1 2 4 8 16 32 64 RST ON END 1 2 3 4 5 6 7 8 一次側 自局設定スイッチ 一次側 終端抵抗表示LED(黄) 終端抵抗スイッチON の時点灯する OFF ON 電源接続コネクタ 終端抵抗スイッチ 通信接続コネクタ(一次側) ※終端抵抗スイッチONの時、本ユニットシリアル通信線AB相の間に120Ω終端抵抗が接続されます。 ※自局設定スイッチは、同一回線上IDコードを示すもので、重複した番号は使用できません。 ※本ユニット自局番号の設定は、電源OFFの状態で行っください。 (電源ON状態で設定されますと動作保証されませんので、ご注意ください) ※二次側に接続されるユニットの局番号は、各CH毎に異なっています。 ユニットの局番号設定は、十分ご注意ください。 一次側の通信と二次側(各チャンネル)の通信は、それぞれ独立していますので、一次側と二次側、および二次側の 各チャンネルどうしを接続しないようにしてください。 誤動作、場合によっては故障の原因となります。 ※本ユニット自局番号設定の例 1 2 4 8 16 32 64 RST ON 1 2 3 4 5 6 7 8 常にOFF 常にOF OFF/ON 常にOF 常にOFF 常にOF 常にOFF 常にOFF 3:OFF 3:ON 自局番号(in)= 64∼95番 96∼127番 5/8 送り元局番号(out)= 00∼31番 32∼63番 SDP-100006A0 4) I/Oバッファユニット接続例、局番号割付について/SW(3:OFF)時 制御PC側(PC−LINK(PCI)) 一次側 制御PC側 端末側 自局番号(出力用) 送り元番号(出力用) #32 #31 #32 #32 #31 #32 #62 #63 #62 #63 制御PC側 一次側 I/Oバッファ 二次側 端末側 自局番号(出力用) 送り元番号(出力用) 送り元番号(出力用) #00∼07 #00∼07(CH1) #00∼07 #08∼15 #08∼15(CH2) #08∼15 #16∼23 #16∼23(CH3) #16∼23 #24∼31 #24∼31(CH4) #24∼31 一次側 制御PC側 端末側 送り元番号(入力用) 自局番号(入力用) #96 #97 #98 #96 #97 #98 #126 #127 #126 #127 制御PC側 一次側 I/Oバッファ 二次側 端末側 送り元番号(入力用) 自局番号(入力用) 自局番号(入力用) #64∼71 #64∼71(CH1) #64∼71 #72∼79 #72∼79(CH2) #72∼79 #80∼87 #80∼87(CH3) #80∼87 #88∼95 #88∼95(CH4) #88∼95 6/8 SDP-100006A0 5) I/Oバッファユニット接続例、局番号割付について/SW(3:ON)時 制御PC側(PC−LINK(PCI)) 一次側 制御PC側 端末側 自局番号(出力用) 送り元番号(出力用) #00 #01 #02 #00 #01 #02 #30 #31 #30 #31 制御PC側 一次側 I/Oバッファ 二次側 端末側 自局番号(出力用) 送り元番号(出力用) 送り元番号(出力用) #32∼39 #32∼39(CH1) #32∼39 #40∼47 #40∼47(CH2) #40∼47 #48∼55 #48∼55(CH3) #48∼55 #56∼63 #56∼63(CH4) #56∼63 一次側 制御PC側 端末側 送り元番号(入力用) 自局番号(入力用) #64 #65 #66 #64 #65 #66 #94 #95 #94 #95 制御PC側 一次側 I/Oバッファ 二次側 端末側 送り元番号(入力用) 自局番号(入力用) 自局番号(入力用) #96∼103 #96∼103(CH1) #96∼103 #104∼111 #104∼111(CH2) #104∼111 #112∼119 #112∼119(CH3) #112∼119 #120∼127 #120∼127(CH4) #120∼127 7/8 別紙1 I/Oバッファユニット接続例 05−03−14/09−05/10−13 端末側Bブロック(二次側、CH1) CPU側 端末側Aブロック(一次側) PC−LINK(PCI) 汎用I/O、温度ユニット マスタ CPU PCI 汎用I/O 温度ユニット 010 010 局番号 入力:自局=#64∼95 出力:送り元=#00∼31 010 010 485 010 485 485 010 ※通常のメモリアクセス可です。 485 端末側Cブロック(二次側、CH2) 汎用I/O 温度ユニット 010 010 局番号 010 入力:自局=#104∼111 出力:送り元=#40∼47 485 485 入力、1024点 出力、1024点 485 I/Oバス接続 CN3、4 485 011 011 I/Oバッファ ユニット ※011のモジュール1個で、 8個まで汎用I/Oを接続できます。 (=入力128点/出力128点) ※010は、汎用I/Oおよび温度ユニット に使用されているデバイスです。 局番号 入力:自局=#96∼103 出力:送り元=#32∼39 011 011 011 011 入力、128点(16IN x8) 出力、128点(16out x8) 485 485 CH1 485 485 入力、128点(16IN x8) 出力、128点(16out x8) 485 CH2 端末側Dブロック(二次側、CH3) Nettag(RiB16) 485 入力、128点 CH3 出力、128点 011 011 LAN 入力、128点 出力、128点 CH4 端末側Eブロック(二次側、CH4) 485 局番号 入力:自局=#120∼127 出力:送り元=#56∼63 局番号 入力:自局=#112∼119 出力:送り元=#48∼55