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Transcript
お宅のガスコンロには火災事故を防ぐための、
温度センサーが
付いていますか?
温度センサー
ガスコンロ火災の原因で、もっとも多い「消し忘れ」の防止を目的に
平成20年4月以降に出荷されたガスコンロはすべてのバーナーに温度センサーが
装備され、ガスコンロ火災は30パーセントほど減少しています。
ガスコンロを原因とする火災件数の推移
(件) ※事故件数は都市ガス用も含まれています。
6000
5500
Siセンサーコンロの
普及率約30%と同じ
5000
約
4500
5713
5704
5627
5124
4000
4693
平成20年4月
Siセンサーコンロ
販売開始
3500
3000
30% の減少!
2005
(平成17年)
2006
(平成18年)
2007
(平成19年)
4248
3733
2008
(平成20年)
2009
(平成21年)
2010
(平成22年)
2011
(平成23年)
◎2006∼2012年版消防白書(総務省消防庁)
より作成
温度センサーのはたらき
温度センサーは鍋底の温度を検知して、ガスを自動制御します。
通常使用モードの場合
このモードのときは、火力を強くしても最高温度が約250以上にならないよう
に、一般的に240℃∼250℃で火力を自動調整します。さらに、温度が250℃
より上昇した場合には、自動的に消火して油の発火を防ぎます。
(℃)
350
通常使用モードより、
より高温の約290℃までの高温調理ができるモードです。
一般的に275℃∼290℃になると自動で炎を小さくし、
これ以上の温度上昇を
防ぎます。さらに、温度が290℃より上昇した場合には、
コンロの異常過熱を防
ぐため自動消火します。
高温使用モード
300
250
200
150
高温使用モードの場合
約370℃で
自然発火
100
調理油過熱防止装置
自動消火
30分経つと
自動消火
消し忘れ
通常使用モード
油温度調節機能
揚げもの適温:180℃
焦げ付き自動消火機能
消し忘れ
30分経つと
自動消火
自動消火
この機能は高温使用モードでは使えません。
50
温度
LPガス安全委員会/経済産業省
(時間)
Siセンサーコンロは「安全性」
「便利性」に
すべてのバーナーに温度センサーを装備
優れた、進化したコンロです。
安 全 機 能
■調理油過熱防止装置 ■消し忘れ消火機能
■焦げ付き消火機能 ※
消 火 温度が250℃より上昇した場合に 点火後、コンロは約1∼2時間後、グリル 鍋底の焦げはじめを感知し、自動
は、自動的に消火して油の発火を
防ぎます。
なら約15∼20分後に自動で消火し、 で消火して空焚きを防ぎます。
万一の消し忘れによる事故を防ぎます。
■鍋なし検知機能 ※
小 火 鍋を置かずに点火しても着火しません。
る ■立ち消え安全装置
止め 煮こぼれや風などで万一火が消えてしまって
調理中に鍋を持ち上げると小火になり、袖口
などへの引火を防ぎます。
も、自動でガスを止めます。
便 利 機 能
■油温度調節機能 ※
揚 げ 物 が 適 温 になるまで 加 熱した
後、自動的に適温をキープします。
■自動炊飯機能 ※
■湯わかし機能 ※
お湯が沸 いたら自動 的に消 火しま
す。一定時間保温したあと、自動消
火するタイプもあります。
■オート調理(オートグリル)※
グリルを使って素材や料理の状態に
合わせて火加減を自動調節し、焼き
上がれば自動消火します。
炊飯専用鍋とセットで自動炊飯します。
※機種によっては装備されていない機能があります。
Siセンサーコンロへのお取替えのおすすめ
ガスコンロにはすべてのバーナーに温度センサーが付いている必要があります。
すべてのバーナーに温度センサーを装備した「Siセンサーコンロ」へのお取替えをおすすめします。
調理以外に使用しないでください。
コンロは調理を目的に製造されています。他燃料の火起こしなど調理以外の目的に使用したり燻製に使用し
たりすると、不完全燃焼や器具の過熱による事故や火災の原因となります。メーカーの取扱説明書に従って
正しくご使用ください。
◎現在、販売されている家庭用ガスコンロはすべてSiセンサーコンロです。 ・修理の連絡先は、あらかじめ取扱説明書や
ガスコンロの点検・修理の連絡先(記入欄)※点検
器具メーカーのホームページ等で確認してください。
品名・器具名
メーカー名
購入年月
点検・修理の連絡先
①
②
安全なガス器具への
ご相談は…
LPガス安全委員会ホームページでも詳しい情報をご覧いただけます。http://www.lpg.or.jp/
LPガス安全委員会
2013.2