Download クイックシフトレバーセット取付・取扱説明書

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No.1305-T1150001 1/3
MS205-18001
クイックシフトレバーセット
取付取扱説明書
この度はTRD 86用クイックシフトレバーセットをお買い上げ頂きありがとうございます。
本書は上記クイックシフトレバーセットの取付要領と取扱いについて記載してあります。
取付作業前に必ずお読み頂き、正しい取付、取扱を実施してください。
なお、本書は必ずお客様にお渡し下さい。
□品番及び適合
品 番
MS205-18001
適合車種
86
型 式
ZN6
年
式
備 考
M/T 車専用
’
12.04 ~
□構成部品
品 名
① クイックシフトレバーASSY
② シフト&セレクトレバーブーツ
③ 取付取扱説明書(本書)
数量
1
1
1
備
考
■ 取付上の注意・警告事項
警告(1) 本商品の加工改造は絶対に行わないで下さい。破損して重大な障害を負う可能性があります。
警告(2) 安全確保の為、必ずエンジンを停止した状態で作業して下さい。
警告(3) ボルト、ナット類の締付けは確実に実施し、取付後100Km走行時及びその後も定期的な確認
を行い、必要に応じて増締めを行って下さい。
注意(1) 本商品の取付けは必ず車両の修理書(トヨタ自動車㈱発行)に従い、本書の注意事項を守って実施
して下さい。
注意(2) 本商品を適合車種以外や、本来の用途以外に使用しないで下さい。商品の破損や事故につながる
恐れがあります。
注意(3) 本商品の取付けに際し、修理書の規定トルク以外で締付けますとボルト類の破損や緩みが発生
する事がありますので規定トルクを遵守して取付けて下さい。
■ 取付要領
1.シフトレバーの
シフトレバーの取外し
取外し。
① 修理書の
修理書の手順に
手順に従ってコンソール
ってコンソールBox
コンソールBoxを
Boxを取外す
取外す。
修理書に
修理書に従い、内装・
内装・各パーツ等
パーツ等の破損・
破損・傷付けに
傷付けに注意
けに注意して
注意して作業
して作業して
作業して下
して下さい。
さい。
② 図1に示すクリップ位置
クリップ位置2
位置2ヶ所
を外しシフト&
シフト&セレクトレバー
カバーを
カバーを取外す
取外す。
③ 図2に示すクランプの
クランプの勘合を
勘合を外
しワイヤーハーネスを
ワイヤーハーネスを切離す
切離す。
ボルト4
ボルト4本を外しシフト&
シフト&セレ
クトレバーリテーナと
クトレバーリテーナとシフト
レバーブーツを
レバーブーツを取外す
取外す。
(ボルト
(ボルトは
ボルトは再使用します
再使用します)
します)
図1
図2
④ 図3のボルト4
ボルト4本を取外し
取外し
シフトレバーキャップを
シフトレバーキャップを
取外す
取外す。
(ボルト
(ボルトは
ボルトは再使用します
再使用します)
します)
図3
シフトレバー
ブーツ
シフトレバー
キャップ
クランプ位置
クランプ位置
クリップ位
クリップ位置
シフト&
シフト&セレクトレバーブーツ
シフト&
シフト&セレクトレバーリテーナ
シフト&
シフト&セレクトレバーカバー
No.1305-T1150001 2/3
図4
フロアシフト
コントロール
シャフト
クリップ&
クリップ&
プレート部
プレート部
クリップを抜く↑
↑
入れる↓
↓
シフト&
フト&セレクト
レバー下端
下端ボス
レバー
下端ボス部
ボス部
ボス内部
ボス内部と
内部とコントロールシ
ャフト 締結部 に MP グリー
ス No2 を塗布して
塗布して締結
して締結
⑤ 図3で示しているシフト
しているシフト&
シフト&セレクトレバーブーツを
セレクトレバーブーツを
をシフト&セレクトレバー側(レバー上側)に引上げ
引上げ
図4のクリップと
クリップとプレートを
プレートを取外し
取外し、シフトレバー
とフロアシフトコントロールシャフトを
フロアシフトコントロールシャフトを切離し
切離し、
シフトレバーAssy
シフトレバーAssyを
Assyを取外す
取外す。
注意:
注意:シフト&セレクトレバ
セレクトレバー
レバーブーツの再使用は
再使用は
しません。組付時は構成品
構成品②の新品ブ
新品ブーツ
を使用し
使用して下さい。
シフトレバー&
シフトレバー&コントロールシャフト締結部下面視
コントロールシャフト締結部下面視
2.クイックシフトレバーの
クイックシフトレバーの取付け
取付け。
1.リバース用
リバース用プルカラーを
プルカラーを引上げ
引上げストッパーと
ストッパーとシャフト間
シャフト間にMPグリース
MPグリース No2 を塗布する
塗布する(
ページ図7参照)
参照)
する(次ページ図
2.構成品②
構成品②のシフト&
シフト&セレクトレバーブーツを
セレクトレバーブーツをシフト&
シフト&セレクトレバー側に入れる。
れる。
3.クイックシフトレバー
クイックシフトレバーAssy
シフトレバーAssyを
Assyを取付け
取付け、下端部を
下端部をフロアシフトコントロールシャフトに
フロアシフトコントロールシャフトに締結し
締結し
シフトレバーキャップを
シフトレバーキャップを介して4
して4本のボルトで
ボルトで取付ける
取付ける(7.5N
ける(7.5N・
(7.5N・m)
注意:
注意:シフトレバーAssy 下端ボス部とコントロールシャフト締結部
締結部にMPグリース No2 を塗布す
塗布する事
4.フロアシフトコントロールシャフトに
フロアシフトコントロールシャフトにプレートワッシャと
プレートワッシャとクリップを
クリップを取付ける
取付ける。
ける。
5.シフト&
シフト&セレクトレバー上方に
上方に入れてあるセレクトレバーブーツ
れてあるセレクトレバーブーツを
セレクトレバーブーツを締結部に
締結部に被せる。
せる。
6.シフトレバーの
シフトレバーの位置調整を
位置調整を行う(調整方法は
調整方法は修理書又は
修理書又は次ページ図
ページ図6を参照)
参照)
7.以下、
以下、分解の
分解の逆の手順で
手順でシフトレバーブーツ、
シフトレバーブーツ、シフト&
シフト&セレクトレバーカバー(18N
セレクトレバーカバー(18N・
(18N・m)、
m)、
コンソールBox
コンソールBoxを
Boxを復元する
復元する。
する。
図5 全体構成図
<再使用>
<再使用>
(取付時は
取付時は上記作業2
上記作業2を参照)
参照)
構成品①に交換
<再使用>
<再使用>
<再使用>
構成品②に交換
ワッシャ&
ワッシャ&クリップ部
クリップ部 拡大
<再使用>
締結前に
締結前にMPグリ
MPグリー
グリース
No2 塗布
<再使用>
フロアシフト コントロールシャフト<再使用> <再使用>
・前に抜く・前から入れる
No.1305-T1150001 3/3
(シフトレバー位置調整方法
シフトレバー位置調整方法)
位置調整方法)
図6
シフトレバー位置調整
シフトレバー位置調整
1.0mm
押し当て
シフトレバーキャップ
ストッパー
図7
1.シフトレバーキャップボルト(
シフトレバーキャップボルト(1ページ図
ページ図3)4本を緩め、
シフト&
シフト&セレクトレバーを
セレクトレバーを2ndに
ndにセットする
セットする。
する。
2.図6のようにストッパー
のようにストッパーと
ストッパーとシフトレバーキャップの
シフトレバーキャップの間に
1.0mm厚
mm厚のシックネスゲージ
シックネスゲージを入れ、シフトレバー
キャップを
キャップをストッパーに
ストッパーに押当てる
押当てる。
てる。
3.シフトレバーキャップの
シフトレバーキャップのボルト4
ボルト4本を7.5N・mで
締付ける
締付ける。
ける。
4.1st及
st及び2ndの
ndのシフト操作
シフト操作が
操作が出来る
出来る事を確認する
確認する。
する。
5.上記の
上記の確認にて
確認にて1
にて1st及
st及び2ndに
ndにシフト出来
シフト出来ない
出来ない
場合は
場合は、0.2mm薄
mm薄いシックネスゲージを
シックネスゲージを使用して
使用して、
して、
上記1
上記1~4の作業を
作業を行う。
6.シフトレバー位置
シフトレバー位置の
位置の調整完了後、
調整完了後、ストッパーと
ストッパーとシフト
レバーキャップに
レバーキャップにトヨタ純正
トヨタ純正MP
純正MPグリース
MPグリースNo
グリースNo2
No2を
塗布する
塗布する。
する。
7.前ページの
ページの作業2
作業2、クィックシフトレバーの
クィックシフトレバーの取付け
取付け1
の項にてM
にてMPグリースNo
グリースNo2
No2の塗布を
塗布を行っていない
場合は
場合はこの時点
この時点で
時点で図7を参照し
参照し、必ず実施して
実施して下
して下さい。
さい。
プルカラーを
プルカラーを引上げた
引上げた状態
げた状態にし
状態にし、
にし、ストッパー内
ストッパー内のメタル
ブッシュと
とシフト&
ブッシュ
シフト&セレクトレバーシャフト摺動部
セレクトレバーシャフト摺動部に
摺動部に
MPグリース
MPグリースNo
グリースNo2
No2をシャフト全周
シャフト全周に
全周に塗布する
塗布する。
する。
■取扱上の注意(御使用になるお客様へ)
警告(1) 本商品(クイックシフトレバーセット)を分解したり、加工することは絶対しないで下さい。
破損や事故の原因となる場合があります。
警告(2) 本製品に劣化及び破損、もしくは事故等により強い衝撃を受けた場合は本来の性能を維持で
きなくなりますので、速やかに使用をお止め下さい。
注意(1) 本商品取付後、シフトストロークは短縮されますが限界性能そのものを飛躍的に高めるもの
ではありません。常に安全を心がけた運転を実施して下さい。
注意(2) 取付後、走行する前に車両が停止した状態で各ギヤへのシフト操作を確認して下さい。
注意(3) 運転中に不具合(異音、振動等)が発生した場合は、直ちに車を安全な場所に停車させ、取付
工場又は、専門の整備工場にて点検を行って下さい。そのまま走行を続けますと破損や事故
の原因となる場合があります。
注意(4) 本商品は、操作性を向上させている為、走行中にシフトレバーから振動等が発生する場合が
あります。
注意(5) 取付け後、約100Km走行時点及びその後も定期的な点検を行い、必要に応じて取付ボルト
等の増締めを行って下さい。
■ 確認事項
1 本商品の誤った取付けや取扱いを行い、これにより生じた故障、その他不具合によって生じた直接、
又は間接的な損害に付きましては保証の対象外となります。
2 本商品を取付けた事により発生した車両の不具合に対する保証は致しません。
3 本商品を取付けた事により発生した関連部位(トランスミッション本体及びリンケージ等)の不具合
に対しましては、トヨタ自動車㈱の車両クレーム保証の対象外となりますので、ご承知おき下さい。