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團
23消
安 第2561号
平 成23年8月5日
各都道府県肥料担 当課長
殿
農 林水 産省 消費 ・安 全局農 産安 全管理 課長
「
肥料 中の放 射性 セ シ ウム測 定のた めの検 査計 画及 び検査方 法」 の制定 につ いて
先般、「
放 射 性 セ シ ウム を含 む肥料 ・土壌 改 良資材 ・培 土及 び飼 料 の暫 定許容 値 の設 定
につ い て」(平 成23年8A1日
及び水 産庁長 官連 名通 知)に
付 け農林 水 産省 消費 ・安 全 局長 、生産 局長 、林 野 庁長 官
よ り、肥 料 中に 関す る放 射性 セ シ ウム の暫 定許容 値 を定 めた
こ とにつ きま してお知 らせ した ところです。
これ に 関連 して、今 後、肥料 中の放射 性 セ シ ウムの暫 定許 容値 へ の適合 性 を判 断す るた
め の検査 が 的確 かっ適 正 に進 め られ るよ う、別 添 の とお り 「
肥料 中の放射 性 セ シ ウム測 定
のた めの検査 計画 及び検 査方法 」 を定 めま したので お知 らせ い た します。 今後 、本 文書 に
示 す計画 策定 ・方 法 の的確 な運 用 につ き特 段 の ご配慮 を よろ しくお願 い いた します 。
なお 、別 紙 の リス トに掲 げた化学肥料 等 につ きま して は、密 閉 された施設 内で 、製 造 ・
品質管理 に基 づ き製 造 され る こ とが多 く、また 、豚ぷ ん肥料 や鶏ふ ん肥料 につ い ては 、豚
や鶏 には専 ら配 合飼 料 が給与 されて い るため、豚 ぷ んや鶏 ふん 中の放射性 セ シ ウムの含有
濃度 が低 い こ とか ら、適切 な管 理が行 われ てい る限 り、必 ず しも検 査が求 め られ るもので
はあ りませ ん。 ま た、堆肥 につ きま して は、空 間放射 線量 等のデー タか ら、高濃 度 の放射
性セ シ ウム に よ り汚 染 され て い る蓋然性 が高い と想 定 され る堆肥 を重点 的 に検 査対 象 とす
る こ とに して お ります ので、併せ て こ了知 い ただ きます よ う、よろ しくお願 いい た します。
本 件 問 い合 わせ 先
農 林 水 産 省 消 費 ・安 全 局 農 産 安 全 管 理 課
肥 料 企 画 班 、肥 料 検 査指 導 班
代 表03-3502-8111(内
タ"イ
ヤルイン.03・3502-5968
線4508)
別紙
放 射性セシウム の含有 量が低 く、当面 、検査 の必 要性 が無 いもの
化学肥料
区分
普通肥料
化成肥料
普通肥料を配合した配合肥料
その他の化学肥料
家畜ふん
特殊肥料
汚染された飼料を給与していない家畜のふん尿や汚染された敷料を使用していな
いたい肥
汚染された飼料を給与していない家畜のふん尿や汚染された敷料を使用していな
い動物の排せつ物
骨関係
特殊肥料
蒸製骨等
普通肥料
肉骨粉等
海洋系有機物
特殊肥料
魚かす等
普通肥料
魚かす粉末等
植物系有機物
特殊肥料
22年 以 前 産 の 米 ぬ か 等
普通肥料
輸 入 品 や22年 以 前 産 の 油 か す 、植 物 か す 等
肥 料 中の放 射性セ シ ウム測定 のた めの検査計 画及び検 査方 法
1.検
査 対 象 とな る肥 料
牛 ふ ん 堆 肥 、 雑 草 堆 肥 等(河
し た も の)・ 稲 わ ら堆 肥(稲
川 や 公 園 等 で 刈 り取 られ る雑 草 を 主 体 と して 堆 積 ・発 酵
わ ら を 主 体 と し て 堆 積 ・発 酵 し た も の)等(腐
葉 土 は 除 く)
及 び バ ー ク堆 肥
(た だ し、 局 長 通 知1.(1)の
た だ し書 き の 条 件 に 該 当 す る 肥 料 は 、 検 査 対 象 か ら 除
く。)
II.測 定 す る 放 射 性 セ シ ウ ム の 核 種
セ シ ウ ム134及
III.検
び セ シ ウ ム137の
合 計 値 を測 定
査 の枠組
A.牛
ふ ん堆 肥
1.検
査対 象地域
①
牧 草 の 放 射 性 セ シ ウ ム 濃 度 が300Bq/kgを
超 え る地 域 が 存 在 す る県
(岩 手 県 、宮 城 県 、福 島 県 、茨 城 県 、栃 木 県 、群 馬 県 、埼 玉 県 及 び 千 葉 県 の 計8県)
②
原 発 事 故 以 後 に 収 集 さ れ た 稲 わ ら が 流 通 して い る 道 県
(北 海 道 、 青 森 県 、 岩 手 県 、 宮 城 県 、 秋 田 県 、 山 形 県 、 福 島 県 、 茨 城 県 、 栃 木 県 、
群 馬 県 、 埼 玉 県 、 静 岡 県 、 新 潟 県 、 岐 阜 県 、 三 重 県 及 び 島 根 県 の 計16道
③
① 以 外 の 地 域 で あ っ て 、3月11日
3000Bq/kg以
下)の
以 降 、300Bq/kgか
ら5000Bq/kgま
県)
で(今
後は
粗 飼 料 を 育 成 牛 ・繁 殖 牛 に 給 与 し た 若 し く は そ の 可 能 性 の あ
る 畜 産 農 家 又 は 汚 染 稲 わ ら を 牛 に 給 与 した 畜 産 農 家 か ら、育 成 牛 ・繁 殖 牛 又 は 牧 草
が 相 当 数 又 は 相 当 量 移 動 され た地 域
2.検
査 実施 主体
道 県又 は製 造業者(堆 肥セ ンター を含 む)
なお、農林 水産省 は 、道 県か ら要請 があ った場合 は、検査等 につ いて協 力す る。
3.検
査 計画 の策定
繁 殖 牛 ・育 成 牛 に は 放 射 性 セ シ ウ ム 濃 度300Bq/kgか
Bq/kg以
下)の
ら5000Bq/kgま
で(今 後 は3000
粗 飼 料 を 給 与 し て も 良 い こ と 、一 部 の 牛 に は 汚 染 され た 稲 わ ら が 給 与 さ
れ て い た こ と 、 並 び に 牛 の ふ ん 尿 や 汚 染 稲 わ ら 等 が 堆 肥 原 料 と し て 利 用 され る こ と 等
か ら 、1.の 対 象 地 域 に あ る製 造 所 に つ い て 、 以 下 の 要 件 に 該 当 す る と こ ろ を 検 査 対 象
と し て 、 道 県 は 、 検 査 対 象 ロ ッ ト及 び 検 体 の 採 取 計 画 を 含 む 検 査 計 画 を 策 定 す る 。
(1)検
査 の 対 象 とな る製 造 所 の 要 件
1に 掲 げ た 地 域 の う ち 、 検 査 対 象 と な る 製 造 所 は 、 以 下 の と お り。
(ア)個
別 検 査 対 象 製 造 所:
1の ① 又 は ② の 地 域 で あ っ て 、以 下 の い ず れ か の 畜 産 農 家 か ら調 達 し た 牛 ふ ん 尿
又 は 汚 染 稲 わ ら等 を 原 料 と し て 堆 肥 を 製 造 し た 可 能 性 の あ る 全 て の 製 造 所 。
A)300Bq/kgか
ら5000Bq/kgま
給 与 した 畜 産 農 家
で(今
後 は3000Bq/kg以
下)の
粗 飼 料 を牛 に
B)汚
染稲 わ らを牛 に給与 した畜産農 家
(イ)(ア)以
外 の 製 造 所:
1の ① の 地 域 で あ っ て 、 牧 草 の 放 射 性 セ シ ウ ム 濃 度 が300Bq/kgか
ま で(今
後 は3000Bq/kg以
町 村(3/11以
降 、(ア)の
下)の
ら5000Bq/kg
粗 飼 料 が 牛 に 給 与 され た 可能 性 が あ る地 域 の 市
畜 産 農 家 か ら繁 殖 牛 ・育 成 牛 又 は 牧 草 が 、 流 入 して い な
い こ と が 確 認 さ れ た 市 町 村 に 限 る)に 所 在 す る 製 造 所 か ら 、都 県 が 抽 出 し た3ヶ
(主 と し て 豚 ふ ん や 鶏 ふ ん を 原 料 とす る 堆 肥 の 製 造 所 を 除 く)の
所
製 造所。
な お 、 牧 草 中 の 放 射 性 物 質 の 調 査 結 果 に よ り 、 粗 飼 料 の 分 析 結 果 が300Bq/kg
以 下 で あ る こ と が 確 認 され た 地 域 内 の 市 町 村((ア)のA)及
繁 殖 牛 、 育 成 牛 又 は 牧 草 が 、3月11日
びB)の
畜産農 家か ら
以 降 流 入 し て い な い 市 町 村 に 限 る)に
所在
す る 製 造 所 で 製 造 され る堆 肥 は 、検 査 の 対 象 外 と し 、出 荷 ・
施 用 で き る も の とす る。
(ウ)牧 草 の 放 射 性 セ シ ウ ム 濃 度 が300Bq/kg以
下 の 地 域 で あ っ て も 、3A11日
以降 、
300Bq/kgか
ら5000Bq/kgま
で(今 後 は3000Bq/kg以
下)の 粗 飼 料 を 牛 に 給 与 し
た若 し くは そ の 可 能 性 の あ る畜 産 農 家 又 は 汚 染 稲 わ ら を牛 に 給 与 した 畜 産 農 家 か
ら 、育 成 牛 ・繁 殖 牛 又 は 牧 草 が 相 当 数 又 は 相 当 量 移 動 さ れ た 地 域 に 所 在 す る 製 造 所
か ら、都 道 府 県 が 抽 出 し た3ヶ
造 所 を 除 く)の
所(主
と して 豚 ふ ん や 鶏 ふ ん を 原 料 と す る 堆 肥 の 製
製造所。
(2)検 査 対象 ロ ッ トと検体 の採 取
(ア)堆 肥 を撹 拝方 式で製造す る場合
施 設 の堆肥 発酵 槽 に新 た な家畜 ふ ん尿 が投入 され る と、切 り返 しに よ り、発酵
槽 内 の半分 が1次 発酵(新 た に投入 され た家 畜ふ ん尿 の影響 を受 け る)、 残 りが2
次発 酵(新 た に投入 され た家畜ふ ん尿 の影 響 を受 けない)過 程 であ る とみ なす。投
入 した原 料 は、発 酵槽 内を徐 々に移 動 し、堆 肥化 され排 出 され る。1日 の堆肥排 出
量 と発酵槽 容 量か ら発酵槽 に投入 され た家 畜ふ ん尿 が堆肥化 され 、排 出 され るまで
の期 間 を推定 し、この期 間 に製造 され る堆 肥 の うち2次 発酵 に相 当す る部 分 を1ロ
ッ トとす る。1ロ ッ トか ら後述す るIV.A,2(3)∼(5)に
用試 料 と して調 製
従 って1検 体 を採 取 し、分析
(イ)堆 肥 を堆 積方 式で製造す る場合
堆 肥盤 に投入 され た家 畜ふ ん尿 は、1次 発酵 の過程 で切 り返 しに よ り均 一化。1
次発 酵 を終 えた ものは、一 度、全て が搬 出 され 、家 畜ふ ん尿 の追加 を行 わ ない2次
発酵 へ と移行。この2次 発 酵 の終了期 に1つ の堆肥盤 にあ る堆 肥 の 山を1ロ ッ トと
す る 。 汚 染 さ れ た 原 料 で 製 造 さ れ た 可 能 性 の 最 も 高 い と考 え られ る ロ ッ トを 選 定 。
そ こ か ら 後 述 す るIV.A.2(3)∼(5)に
従 っ て1検
体 を 採 取 し、 分 析 用 試 料 と し て 調
製。
た だ し 、製 造 所 の 規 模 が 小 さ い 場 合 に は 、1回 に 製 造 され た 堆 肥 を1ロ
る 。1ロ
ッ トか ら 後 述 す るIV.A.2(3)∼(5)に
と して調 製
B.雑
1.検
草 堆 肥 ・稲 わ ら堆 肥 等(腐
査 対象 地域
葉 土 は 除 く)
従 っ て1検
ッ トと す
体 を 採 取 し、 分 析 用 試 料
空 間 放 射 線 量 率 が 平 常 時 の 範 囲(小
な る 範 囲)を
数 点 以 下 第2位
超 え た こ と が あ る17都
県(青
を 四 捨 五 入 して0.1pSv/h以
下 と
森 県 、岩 手 県 、 宮 城 県 、 秋 田県 、 山形 県 、
福 島 県 、 茨 城 県 、 栃 木 県 、 群 馬 県 、 埼 玉 県 、 千 葉 県 、 東 京 都 、神 奈 川 県 、新 潟 県 、 山
梨 県 、 長 野 県 及 び 静 岡 県)
2.検
査 実施主 体
都 県又 は製 造業者
なお、農林水 産省 は、都 県か ら要請 があ った場 合 は、検査等 につ いて協力す る。
3.検
査 計画 の策 定
都 県 が、空間線 量率 のデー タを踏 まえ、以下 の要件 に該 当す る製造所 を対象 として、
検 査対象 ロ ッ ト及 び検 体の採取 計画 を含 む検査 計画 を策 定す る。
(1)検 査 対象製 造所 の要件
1に 掲 げた地域 の 市町村 に所在 す る製 造 所 か ら、都 県 が地域 的 に偏 りが ない よ う3
ヶ所 を抽 出 し、検 査対 象 とす る。
なお 、それ 以外 の製 造所 は、検 査 の対象 外 と し、そ こで製造 され る堆 肥 は、 出荷 ・
施 用が でき る もの とす る。
(2)検
査 対 象 ロ ッ ト及 び 検 体 の 採 取
(1)で 抽 出 さ れ た 製 造 所 内 に あ る 堆 肥 の 山(数 十kg∼1ト
5ロ
ッ トを 抽 出(5ロ
後 述 す るIV.A.2(3)∼(5)に
Cバ
ン)を1ロ
ッ トと して 、
ッ ト未 満 し か 存 在 し な い 場 合 は 、 全 て の ロ ッ ト)。 各 ロ ッ トか ら
従 っ て1検
体 ず つ 採 取 し、 分 析 用 試 料 と し て 調 製
ー ク堆 肥
1.検
査 対象 地域
空 間 放 射 線 量 率 が 平 常 時 の 範 囲(小
な る 範 囲)を
超 え た こ と が あ る17都
数 点 以 下 第2位
県(青
を 四 捨 五 入 し て0.1pSv/h以
下 と
森 県 、 岩 手 県 、 宮 城 県 、秋 田県 、 山形 県 、
福 島県 、 茨 城 県 、 栃 木 県 、 群 馬 県 、埼 玉 県 、 千 葉 県 、 東 京 都 、 神 奈 川 県 、 新 潟 県 、 山
梨 県 、 長 野 県 及 び 静 岡 県)
2.検
査実施 主体
製造業者
(1)検 査 の対 象 とな る製造所 の要件
1に 掲 げた地域 の原 木 の樹皮 を主 な原 料 と してい る又 は この地域 に所 在す る製
造所。
なお 、それ 以外 の製 造所 は、検査 の対象 外 と し、そ こで製造 され る堆 肥 は、出荷 ・
施用 がで き るもの とす る。
(2)検
査 対 象 ロ ッ ト及 び 検 体 の 採 取
後 熟 工 程 に お け る バ ー ク 堆 肥 の 山 又 は1度
て 、 後 述 す るIV.A.2(3)∼(5)に
従 っ て1検
に 出 荷 され る バ ー ク 堆 肥 を1ロ
ッ トと し
体 を 採 取 し、 分 析 用 試 料 と し て 調 製
IV.肥 料 の 検 査 方 法
A肥
料 の採 取
1.持
参 す る用 具
① 肥 料 の 採 取 ・縮 分 に 必 要 な も の
・肥 料 を 採 取 す る た め の ス コ ッ プ(一
度 に700mL程
度 の 採 取 が 可 能 な も の)
JISKOO60に
規 定 す る イ ン ク リ メ ン トス コ ップ40号
・肥 料 を 分 割 す る た め の プ ラ ス チ ッ ク 製 板
が 望 ま しい 。
・肥 料 を 乗 せ て 混 合 ・分 割 す る た め の ビ ニ ー ル シ ー ト(1 .5m×1.5m程
・テ ィ ッ シ ュ ペ ー パ ー 等(用 具 の 拭 き 取 り等 に 使 用 す る)
度)
・ご み 袋
② 肥 料 の密 封 に必 要 な もの
・採取対 象 とす る肥料 が2kg以
上 入 る大 きさの透 明 な ビニール 袋 を必 要数以 上(1肥 料
当た り2袋 使 用)
・袋 の密封 に用 い る輪 ゴム を必要 数以上(1肥
料 当た り2本 使 用)
③ 肥 料 の重 量測 定 に必要 な もの
・肥料 の重量 測定用 の はか り(2kg以
上の重量 を測定 可能 な もの)
・はか り全体 が入 る大 き さの ビニール袋:必 要数(1肥 料 につ き1袋 以上)
④ 記 録 に必 要 な もの
・野 帳 関 係(市 販 ノ ー ト及 び 通 常 の 筆 記 用 具)
・油 性 サ イ ン ペ ン(黒)
・デ ジ タ ル カ メ ラ
⑤
あ る と望 ま し い も の
・採 取 用 具 を 洗 浄 す る た め の 水(ポ
・使 い 捨 て の ゴ ム 手 袋(肥
・マ ス ク(採
リ タ ン ク1個
分20L)
料 採 取 時 に 使 用)
取 者 が 着 用)
・GM計 数 管 式 放 射 線 検 出 ・
器 、Nalシ
ン チ レー シ ョ ン カ ウ ン タ ー 等 の 放 射 線 検 出 器(採
取
地 の 空 間 線 量 や 、 採 取 肥 料 の 予 備 測 定 に 使 用)
1年 以 内 に 校 正 され て い る こ と。
肥 料 の 付 着 に よ る 汚 染 を 防 ぐ た め 、 検 出 部 を ポ リエ チ レ ン 袋 等 で 包 む 。
⑥ 分析機 関へ の発送 に必要 な もの(宅 配 便 を使用 す る場 合)
・宅配便 の発払 票(分 析 機 関名 を記入)
・宅配便 の着払 票(肥 料残 さの回収用:予 め宛 先 を記入)
2,採
取方 法
(1)サ ンプル番 号 の付 与
①採 取肥料 には統 一的 なサ ンプル番 号 を設 定 し、採 取時 に(製 造所 にお いて)付 与 し、
包 装 したサ ンプル の袋 に油性 サイ ンペ ンで大 きめの文字 で記載す る。
〈番 号 付 与 の 例 〉
○○県
一A1-1-110805-12:00一
牛ふ ん堆肥
○○県
一B1-1-110805-13=00一
稲 わ ら堆 肥
(ア)(イ)(ウ)(エ)(オ)(カ)
(ア)採 取 実施 機 関名
(イ)地 点記 号
(ウ)連 番(地 点記 号 ご とに1か
ら順 番 に付 与。複数 日に渡 り肥 料 を採 取す る場 合 は
前 の番 号の次 か ら開始)
(エ)採 取年 月 日(西 暦 下2桁 月2桁 日2桁)
(オ)梱 包 を終了 した時刻(24時 表 記)
(カ)肥 料 の種 類
「
地 点記 号」は、肥料 の採 取 に行 く前 に、検 査実施者(都 道 府都 県 、製 造事業者等)
で予 め付 け方 のルー ル を決 めてお く。都 道府都 県 内 か らサ ンプ リン グ箇所 を抽 出す
る よ うな場合 、以 下の例 の とお り、 どの地点 か ら採 取 したか わか る よ うにす る。 地
点記 号 と実際 の場所 の対応 付 けについ ては 、サ ンプ リング実施者 で整 理 し保 存 して
お く。
【地点記 号の例 】
・肥料 を採 取す る各地 点名(区 域 名)と
アル フ ァベ ッ トとを対応 づ けてお き 、肥 料 の
袋 にはアル フ ァベ ッ トと数字 の組 み合 わせ のみ を記 載す る。
・現 地 に行 って か らで な い と対象 製造 所(農 家)名 がわ か らない場 合 には 、空欄 に し
てお き、各 現地 で採取 者 が、対 象製 造所(農 家)名 の欄 を埋 め、製造所(農 家)番
号 を1か ら順番 に割 り振 る。
地 区名
記号
○○地 区
A
A
× ×地 区
B
B
対 象製 造 所 儂
家)名
農林太郎
農林次郎
農林三郎
農林 四郎
製造所(農 家)
番号
包 装 した サ ンプル の袋 に記
載す る 「地点記 号」
1
A1
2
A2
1
B1
2
B2
②サ ンプル番 号 に加 え、肥料 の採 取地 の住所 、サ ンプ リン グを行 った者 の氏名 を野 帳
に記録す る。
(2)サ ンプル の採取記 録
① 放射線 レベル の予備 測定
サ ンプ リングに 当たって は、可能 で あれ ば放射 線検 出器 を携行 し、サ ンプ リングす
る場所 のガ ンマ線 の レベ ル を記録(例 えば、地上1メ ー トル地 点 の大気 のガ ンマ線 レ
ベ ル)す る とともに 、肥料 のガ ンマ線 レベル を予備 測 定す る こ とが望 まれ る。
※放射線 検 出器 の準備 がで きない場 合 は、本手順 を抜 か して よい。
〈肥料 の予備測 定 〉
放 射線 検 出器 の検 出部 を、採 取 した肥料 を密封 した包装容器 中央部 に密 着 させ 、指
示値 を読 み取 り記 録す る。'
②
写真撮 影
デ ジ タル カ メラを用 い次 に掲 げ る写真 を撮影 してお くこ とが望 ま しい。写真 のデ ー
タフ ァイル はサ ンプル番 号 と関連付 けて保 存す る。
・堆 肥舎全 景
・採 取前 の肥料 の状 態(堆 積 状 況が わか る もの)
・送付す る肥料(サ ンプル 番号 が読 み取れ るもの)
(3)採 取対 象 ロ ッ トの選定
1っ の製造所 に複数 の製 品 ロ ッ トが在庫 され てい る場合 には、汚 染 された原 料で製造
され た可能 性 の高い ものか ら採 取 対象 ロ ッ トを抽 出す る。 その 際、次 に掲 げ る項 目に
っ い て製 造従事者 か ら聞き取 り、そ の内容 を記録す る。
・製 造所 にお け る1日 当た りの種類 ご との原料 受 け入 れ量又 は処理 量
・製 品保 管場1区 画 当た りの製 品容量(m3)
・採 取対 象 ロッ トの仕込 み年月 日
・採 取す る製 品に使用 され た原料 の入 荷 年月 日(可 能 で あれ ば収 集年.月日)及 び保管
状況
・そ の他 、汚染 状況 の推 定 に必 要 な事項
(4)肥
料 の採 取
肥 料 採 取 は 、 充 分 に 切 り返 し ・撹 拝 され た 堆 肥 か ら行 う。 切 り返 しか ら概 ね 一 週
間 以 上 が 経 過 し て い る 場 合 は 、 充 分 な 切 り返 し を 行 っ た 後 採 取 を 行 う(切
困 難iな場 合 に は 、 採 取 箇 所 の 表 層 を 深 さ10cm程
堆 積 され た 肥 料 の 表 層 の 中 か ら ラ ン ダ ム に10箇
た り約700mLを
採 取 し、 平 ら な 床 に 敷 い た1枚
り返 しが
度 ま で 除 去 し て か ら 採 取 を 行 う)。
所 を 選 定 し、 ス コ ッ プ で1箇
所当
の ビニ ー ル シ ー トの 上 に と る 。 こ の
際 、1箇 所 ご と に ス コ ッ プ を 清 掃 す る 必 要 は な い 。
な お 、 バ ー ク 堆 肥 の よ うに 、1ロ
ッ トの 量 が10ト
合 に は 、 ロ ッ トの 全 体 か ら偏 り な く10箇
(5)肥 料 の 縮 分(円
採 取 した10箇
ン を超 え る 堆 肥 か ら採 取 す る 場
所 採 取 す る よ う特 に 留 意 す る こ と。
す い 四 分 法)
所 分 の 肥 料 を ビ ニ ー ル シ ー トの 上 で 良 く 混 合 し、 ひ と ま と め の 円 す い
形 に し 、 こ の 肥 料 を プ ラ ス チ ッ ク 板 に よ り十 字 型 に4分
割 して 、 対 角 の 一 対 を ス コ ッ
プ で 元 の 堆 積 場 所 に 戻 す(円 す い 四 分 法)。 残 っ た 一 対 の 肥 料 に つ い て こ の 作 業 を 再 度
行 い 、 約2kgま
で 縮 分 す る。
〈円す い四分法 の模 式図 〉
① 採 取 した試 料 をビニ ー ル シー ト上
で混 合 し、円 す い 状 に積 み 上 げ る
② 円 す い を頂 点 か ら垂 直 に 押 し広
げるように して 、平 らにし、扇 形 に4
等 分する
色紛
③ 対 角 のA、Aを とり、B、Bを 捨 て る
乙L⇒ 国
咽 匹ク
(6)肥
①
料 の梱包
ビ ニ ー ル 袋 を1袋
用 意 し 、(4)で 作 成 し た 約2kgの
肥 料 を全 量 入 れ る。 袋 が大 き
く ふ く ら ま な い よ う空 気 を 除 き 、 輪 ゴ ム 等 で 密 封 す る。
②
ビ ニ ー ル 袋 に 、 油 性 サ イ ン ペ ン を 用 い(1)に 基 づ き 野 帳 に 記 録 し た も の と 同 一 の サ
ン プ ル 番 号 を記 入 す る 。
③
② の 容 器 を さ ら に ビ ニ ー ル 袋 に 入 れ 、 袋 が 大 き くふ く ら ま な い よ う空 気 を 除 き 、
輪 ゴ ム 等 で密 封 す る。
(7)肥 料 の運搬 ・送付
採取 した肥料 を分析 機 関 に運搬 ・送 付す る場 合 は、 自 ら肥料 を運 搬す るか、宅配 便
で送付 す る。
① 採取者 自ら肥料 を運搬す る場合
包 装 され た肥料(分 析用 肥料)を 段 ボール 箱等 に入 れ 、分析機 関 に 自ら責任 を持
って運搬 す る。
②
宅配便 で送付す る場合
包 装 され た肥料(分 析 用肥料)を 段 ボール 箱等 に梱包 し、分析機 関 に宅 配便 で送
付す る。 その際 、分析機 関が受 け入 れ 時に照合 可能 なサ ンプル リス トを同梱 す る。
(8)交 差 汚染 防止 のた めの注意 事項
別 の製 造所 等で採 取 した肥料 を汚 染す る こ とがない よ う、以 下 の点 に留意 す る。
①
使用 した器 具 の うち、再使 用す るものは 当該 製造所 にお いて水で洗 浄 し、水気 を
拭 き取 る。
② 靴底 につ いた製 造所 の土壌 や肥 料 を他 の場所 に持 ち込 まない よ う、 当該製 造所 で
よ く土 を落 とす(必 要 に応 じ靴底 を水 で洗浄す る)。
③ 素 手で肥料 を取 り扱 った場 合 は、石 けん を使 い 、以下 の方 法で2度 洗 いす る。
④
石 けん を泡 立て 、手首 か ら上 を優 しく(ゴ シ ゴシ強 くこす らないで)水
した後 、再 び石 けん を泡立 て今度 は よ く水 洗す る。
で洗 い流
B搬 送 された肥料 の受領 と一 時保 管
1.肥 料 の受領
(1)分 析 機 関 は、搬入 され た肥 料 の受領 時 に肥料収 納容器 のサ ンプル 番 号及 び破 損等 の
有無 を確 認 し、記録 す る。
(2)包 装 さ れ た 肥 料 を は か り に 乗 せ 、 重 量 を 記 録 す る 。 予 め 測 定 し て お い た 風 袋(ポ
リ
エ チ レ ン 製 袋2枚
、 輪 ゴ ム2個 及 び ラ ベ ル)重 量 を 差 し 引 い て 、 採 取 肥 料 の 重 量 を 求
め 、 記 録 す る。
注:は か り を 丸 ご と透 明 な ビ ニ ー ル 袋 に 入 れ 、は か り が 直 接 肥 料 に 触 れ な い よ う に す る。
2.肥
料 の一 時保管 ・廃 棄
(1)肥 料 の一 時保管
肥料 は受領 後速 や か に分析 に供 す るこ と とす るが、肥料 を一 時的 に保 管す る場合 に
は、5℃ 程 度で冷 蔵す る。 そ の際 、肥 料 に 由来す る放射線 が 、作業者 の健 康 及び測 定
機 器 のバ ックグ ラ ウン ド値 に影響 を及 ぼ さない よ う、肥料 の一 時保 管 にお いて は、適
宜遮 蔽 、隔離等 の措置 を講ず る。
(2)肥 料 の廃棄
肥 料 を分析 した後 の肥料残 さは、肥料 を採 取 した場所 に返送す るか 又 は分 析機 関にお
いて処分す る。 なお 、肥料 の放射性 セ シ ウム測定値 が400Bq/kgを
超 える よ うな場合 に
は、「
放 射性 物質 が検 出 され た上 下水処理 等副 次産物 の 当面 の取扱い に 関す る考 え方」(平
成23年6月16日
、原子 力災害対 策本 部)に 従 って適切 に廃 棄又 は保 管す る。
C肥
料 の分析
1.放
射 性 セ シ ウム の 分 析 法
(1)分
析法
ゲ ル マ ニ ウ ム 半 導 体 検 出 器 又 は 簡 易 型 検 出 器(Nal(Tl)シ
ー タ 等)を 用 い た ガ ン マ 線 ス ペ ク ト ロ メ ト リー
ン チ レー シ ョ ン ス ペ ク トロ メ
(2)要 求 され る性能
以下 に示 す性能 を有す るこ と。
定量下限値
真度(校 正)
(3)使
セ シ ウ ム134及
び137の
合 計 量 に つ い て50Bq/kg以
下 で あ る こ と。
適 切 な標 準線源 を用 いて ピー ク効 率校正及 びエネル ギー校正 され て
い るこ と。
用 す る機 器 等
①
前 処 理 ・測 定 に 使 用 す る 用 具
・肥 料 を 細 断 す る た め の は さ み 、 カ ッ タ ー 等
・測 定 用 容 器:マ
リネ リ容 器 、 ポ リエ チ レ ン 瓶 、 タ ッ パ ー ウ ェ ア 等(測
た 大 き さ の も の で 、0.2L∼2L程
注:堆
定機 器 に適 し
度 の 容 量 の も の 。)
肥 は 均 一 性 に 劣 り、 切 断 等 に よ る 均 一 化 も 容 易 で は な い こ と か ら、 小 さ い 測
定 用 容 器 に均 質 に入 れ る こ とは 困 難 で あ る。 こ の た め 、機 器 に 適 合 す る範 囲 で 、 あ
る程 度 の 大 き さ を 持 っ た 容 器 を 選 択 す る こ と。
・テ ィ ッ シ ュ ペ ー パ ー 等(用
具 の 拭 き 取 り等 に 使 用 す る)
・ゴ ミ袋
②
肥 料 の 重 量 測 定 に 必 要 な もの
・天 秤(0 .2kg∼3kg程
度 を0.01kgの
③
あ る と望 ま しい もの
・使 い 捨 て の ゴ ム 手 袋(前
・マ ス ク(採
①
処 理 ・測 定 時 に 使 用)
取 者 が 着 用)
・ビ ニ ー ル 袋(肥
(2)測
桁 ま で 測 定 可 能 な も の)
料 、 測 定 用 容 器 及 び 測 定 器 を 包 む た め の も の)
定器
ガ ン マ 線 ス ペ ク トロ メ ト リー に よ り、 放 射 性 セ シ ウ ム134及
び137の
合 計量 を定
量 可 能 な も の 。 以 下 に 例 を示 す 。
a)ゲ
ル マ ニ ウム 半 導 体 検 出器
b)Nal(Tl)シ
ン チ レー シ ョ ン ス ペ ク トロ メ ー タ(セ シ ウ ム134及
び137の
合計 量 を、
そ れ 以 外 の 放 射 性 核 種 と 区 別 し て 定 量 で き る も の に 限 る)
②
3.肥
ノ イ ズ 及 び バ ッ ク グ ラ ウ ン ド値 が 小 さ い 場 所 に 測 定 器 を 設 置 す る こ と。
料 の分析
(1)肥 料 の前 処理
① 包装容器 か ら肥料 を取 り出 し、肥料 中に小 石等 が あ る場合 は取 り除 き、長 さ2cm
以 上 の塊 等 があ る場合 は、 は さみ 、カ ッター等 で細切 りす る。
② 元 の肥料 包装 容器 に肥料 全体 を戻 して容 器 の 口を閉 じ、振 り混ぜ 及び容器 の上 か
ら揉 む等 して よ く混合 す る。
③
④
⑤
測 定用容 器 の風袋重 量 を量 る。
② の肥 料 を③ に空 隙 を作 らない よ うに均等 に詰 め、測 定肥料 とす る。
④ の重 量 を量 り、③ の風袋重 量 を差 し引いて 、測 定肥料 重量 を求め、記録 す る。
(2)肥 料 の放 射性 セ シ ウム測 定
① 機 器 の使 用方 法の確認
いず れ の機器 を用 い る場合 に も、販売 メー カー 担 当者や機 器 に習熟 した 専 門家 を講
師 に招 くな どに よ り、講 習 を受 け るこ とが望 ま しい。
また 、放 射性 セ シ ウムの含 有量 が既知 で あ る肥 料 につ いて測 定 し、測 定値 が既 知 の
値 とよく一 致す るこ とを確認 してお くことが望 まれ る。
②
機器 の校正
標準線源 を用い 、 メー カー の取扱説 明書 に記載 され た方 法 に よ り機 器校 正 を実施す
るこ と。
標 準線源 の測 定値 か らバ ックグ ラ ウン ドの測 定値 を差 し引い た結果 が 、標 準線源 の
放射線 量 とよ く一 致す るこ とを確 認す る。
③
測定
放 射 能 測 定 シ リ ー ズ7「 ゲ ル マ ニ ウ ム 半 導 体 検 出 器 に よ る ガ ン マ 線 ス ペ ク トロ メ ト リ
ー 」又 は 放 射 能 測 定 シ リー ズ6「Nal(Tl)シ
ン チ レー シ ョン ス ペ ク トロ メー タ機 器 分 析
法 」及 び 放 射 能 測 定 シ リー ズ29「 緊 急 時 に お け る ガ ン マ 線 ス ペ ク トル 解 析 法 」に 準 ず る
こ と。
注:バ
ッ ク グ ラ ウ ン ド値 へ の 影 響 を 最 小 限 と す る た め 、 測 定 を 行 う部 屋 の 中 に 存 在
して い る測 定 試 料 が 常 に最 小 限 の 量 に な る よ うに し、 測 定 が 終 わ っ た 後 の肥 料 は速 や
か に別 の 部 屋 に移 動 させ る。
(3)測
定値 の信 頼 性 確 認
定期 的 に次 に 掲 げ る事 項 に つ い て 確 認 す る こ と。
・バ ッ ク グ ラ ウ ン ドを 測 定 し
、 検 出 下 限 値 が 高 くな っ て い な い こ と。
・ブ ラ ン ク を 測 定 し 、 測 定 器 に 汚 染 が な い こ と 。
・濃 度 既 知 の 肥 料 を 測 定 し、 真 度 が 低 下 し て い な い こ と。
(4)交 差汚染 防止 のた めの留意 事項
・測 定容器 の汚染 を極力 避 け るた め 、肥料 をポ リエ チ レン袋 等 に詰 めてか ら測 定容器
に入 れ る。
・検 出器 へ の汚 染 を防止す るた め 、肥 料 を詰 めた測 定容器 をポ リエ チ レン袋等 に封入
す る。
・測定 に 当たって は 、測 定機 器本 体 の汚染 防止 のた め、手袋 をはめ る、検 出器 をポ リ
エチ レン袋 に入 れ て使 用す るな ど、測定者 の手指や機 器 の汚染 防護措 置 を とる。
・測定者 は 、肥料 ご とに手袋 を取 り替 える、 あるい は手 を洗 うこ とに よ り、別 の肥 料
を触 った手で他 の肥料 に触れ て汚染 しな い よ うにす る。
・使 用 した器 具等 は 、1肥 料 の調製 ご とに よく洗浄 して水 分 を拭 き取 る。
・素手で肥料 を取 り扱 った場合 は 、石 けん を泡 立 て、手首 か ら上 を優 しく(ゴ シ ゴシ
強 くこす らないで)水 で洗 い流 した後、再 び石 けん を泡 立て今度 は よく水洗す る。
4.分
析 結果
(1)1つ
(2)有
①
の 測 定 肥 料 に つ い て3回
効 数 字 は 、 次 に掲 げ る とお り とす る。
分 析 結 果 が1,000Bq/kg未
目 を 四 捨 五 入 し て1桁
②
満 の 場 合 は 、 測 定 値 を 上 か ら2桁
ま で 読 み 取 り、2桁
とす る。
分 析 結 果 が1,000Bq/kg以
目 を 四 捨 五 入 し て2桁
(3)分
測 定 し た 平 均 値 を 分 析 結 果 とす る 。
上 の 場 合 は 、 測 定 値 を 上 か ら3桁
とす る。
析結 果 を記録 す る際 には、測定機器 名 を付 記 してお く。
ま で 読 み 取 り、3桁
(4)な
V.分
お、本 通知 が定 め られ る前 に実施 され た検 査 につ い て、そ の検 査方法 の検体 数 、
採集 方法 、検 出方法 が本 通知 に ある考 え方 と同等 以上 と認 め られ る場合 には、当該
分析 結果 に替 え るこ とがで き る。
析 結果 に よる、出荷 ・施用 の可否 の判 断
(1)牛 ふ ん堆 肥
A)個 別 の検 査対象 とな る製造所
暫定許容値 以 内:当 該 堆肥 の 出荷 ・施 用が で きる
暫定許容値 超過:当 該堆 肥 を出荷 ・施 用 しない よ う指導
B)そ れ 以外 の製造所
3ケ 所全 て暫 定許 容値 以 内:
・市町村 内の全 ての製造 所 の当該 堆肥 につ いて 、 出荷 ・施 用 ができ る
1ヶ 所又 は2ヶ 所 暫 定許 容値超過1
・暫 定許 容値 以 内の堆肥 の 出荷 ・施 用 はで き る。
・暫 定許 容値 超過 の堆肥 につ いては 、 出荷 ・施 用 を しな い よ う指導。
・同一市町村 内 の別 の3つ の製造所 を地域 的 な偏 りがな い よ う抽 出 し、 同様 の手順 で
再度検 査 を実施
・再度分析 の結果 に よる 、出荷 ・施 用 の可否 の判 断 は上記 と同様
(2)雑
草 堆 肥 ・稲 わ ら堆 肥 等(腐
葉 土 は 除 く。)
3ケ 所 全 て 暫 定 許 容 値 以 内:
・市 町 村 内 の 全 て の 製 造 所 の 当 該 堆 肥 に つ い て 、 出 荷 ・施 用 が で き る
1ヶ 所又 は2ヶ 所 暫定許 容値超 過:
・暫 定許容値 以 内の堆肥 の出荷 ・施用 はで き る。
・暫 定許容値 超過 の堆肥 につ いて は 、出荷 ・施 用 を しない よ う指 導。
・同一市町村 内の別 の3つ の製 造所 を地 域的 な偏 りが ない よ う抽 出 し、 同様 の手順 で
再度 検査 を実施
・再度 分析 の結果 に よる 、 出荷 ・施 用 の可否 の判断 は上記 と同様
(3)バ ー ク堆 肥:
暫定許容 値以 内:当 該 堆肥 の 出荷 ・施 用 で きる
暫定許容値 超過=当 該 堆肥 を出荷 ・施 用 しな い よ う指 導
VI.分
析結果 の報 告
(ア)検 査 の実施 主体 が製 造者 の場合 、製 造者 は、検 査 の結果 を都 道 県に報告。都 道 県 は、
農 林水 産省 にそ の結 果 を報 告
(イ)検 査 実施 主体 が都 道 県の場合 は、実施 した検 査 の結 果 を農 林水産省 に報 告
VH.腐
葉土 につい て
現時 点で流通 して い る腐 葉 土の検 査 は、本検 査法 の試 料 の採 取方法 、分析 方法等 を
参考 と して実施す る。
他方 、高濃度 の腐 葉 土がホー ムセ ンター等で販 売 され てい る こ とか ら、17都 県 に
おいて は、腐 葉土 の新 た な生 産 ・出荷及 び施用 をで き る限 り控 え るよ う指 導す る。
なお、や む を得 ない事 情 に よ り、生産 ・出荷又 は施用 が避 け られ な い場合 には、検
査方 法等 について 、 当局 まで相 談す る。
V工II.本
通 知 の 見 直 しにつ い て
本 通 知 に つ い て は 、 以 下 の こ と を 考 慮 しつ っ 、 通 知 の 改 定 等 を 随 時 行 う。
(ア)雑
草 堆 肥 ・稲 わ ら堆 肥 に つ い て 、 現 段 階 で は 、 放 射 性 物 質 の 降 下 に よ る 影 響 を
想 定 して い るが 、 来 年 度 以 降 は 、 米 ぬ か な ど作 物 中 の 放 射 性 物 質 の影 響 もあ る
こと
(イ)バ ー ク 堆 肥 は 、 現 在 収 集 さ れ た 樹 皮 が 堆 肥 化 す る ま で1∼2年
る こと
程 度 の 期 間 を要 す