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ペルチェ式 エアサーモ
HEA100 Series
RoHS
ペルチェ素子を使用した小型空気温調機
Air-Thermo
小型軽量の高精度温度コントローラ
・設定範囲0∼50℃、安定性±0.1℃
・豊富な自己診断機能
ワンタッチ装着の温度センサ
バックライト付き液晶表示パネル
冷却水不要
HRG
HRS
HRZ
HRZD
HRW
HEC
HEB
HED
HEA
局部的な温調や小容量の温調に最適
温度センサ
エアサーモの
温調空気
インクジェット
プリンタ本体
インクジェット
プリンタのヘッド
押出用空気
温度センサ
エアサーモの
温調空気
エアサーモの
温調空気
IDH
温度センサ
ノズル
接着剤、シール剤の
シリンジ
二重管
高圧缶
インクジェットプリンタのヘッド
シリンジタイプの接着剤、
シール剤
インクジェットプリンタのインク詰まり
の防止に
接着剤・シール剤の塗布量、
ICパッケージ
剤の充填量を均一に
缶タイプの接着剤、
シール剤、
グリース等
1441
A
RoHS
ペルチェ式
エアサーモ
HEA100
仕様
型式表示方法
HEA100 1 04
エアサーモ
空気流量
0.0∼50.0℃
設定精度
安定性
±0.2℃
±0.1℃
(使用条件により変動します)
冷却・加熱能力
条件:恒温空気入口、周囲温度とも23℃、恒温空気流量100L/min
(ANR)
、
電源周波数 50Hz
冷却能力:22W、加熱能力:74W
(ANR)
100 100L/min
20∼200L/min
(ANR)
恒温空気流量
恒温空気入口圧力 最高使用圧力:0.1MPa
耐圧:0.15MPa
外径8mm樹脂チューブ
(ポリウレタン、ナイロン等)
、配管長さ5m以下
恒温空気配管
電源電圧
1
100V
温度センサのケーブル長さ
02
04
06
10
白金測温抵抗体
(Pt100Ω3線式)
、ケーブル長さ10m以下
温度センサ
温度センサ固定方法 ø8ワンタッチ継手にセンサを挿入
2m
4m
6m
10m
オプション/機能
無記号
T
HEA100-1
型式
温度設定範囲
標準
縦置足付
電源
過電流保護
AC100±10%V、3A、50/60Hz
サーキットプロテクタ 10A
主な機能
オートチューニング機能、オフセット機能、センサ微調整機能、異常警報機能
表示
リモート操作
警報出力
液晶表示パネル
(バックライト付き)
サーモモジュール運転のリモート操作
(DC24V、10mA、A接点入力)
出力遮断警報:リレー出力
(C接点、DC24V、1A)
温度上・下限警報:リレー出力
(C接点、DC24V、1A)
周囲の温・湿度
周囲空気の質
0∼40℃、35∼85%RH
(ただし結露がないこと)
腐食性ガス、シンナー等の溶剤、ダスト等がない良好な雰囲気
冷却
パネル塗装色
質量
強制空冷
(コントローラ、熱交換器とも)
アーバンホワイト
コントローラ:約4kg、熱交換器:約5kg
(通信内容:設定温度・測定温度・オフセット値・警報内容)
シリアル通信機能 RS-485
温度センサ ………………………1個
温度センサケーブル ……………1本
電源ケーブル ……………………1本
付属品
取扱説明書 ………………………1部
冷却・加熱性能
上記条件での空気流量
まず、冷却時最大温度差を求めます。
冷却時最大温度差 30−18.5=11.5℃
右図、冷却性能より、50Hz地区の入口温度30℃
の 場 合、空 気 流 量 は100L/min(ANR)ま で 流 せ
ることがわかります。ただし、エアサーモ出口か
ら使用する場所までの配管での吸熱があるため余
裕を見てください。なお、空気流量は、使用圧力、
配管径、長さによって変化します。
16
14
加熱性能
入口温度 ℃
40
50Hz
60Hz
30
20
12
10
8
6
0
50
42
条件
出口配管長0.2m
周囲温度は入口に等しい
100
150
空気流量 L/min
(ANR)
200
条件
出口配管長0.2m
周囲温度は入口に等しい
40
20
38
加熱時最大温度差 ℃
(例) 周囲温度≒入口温度:30℃
エアサーモ出口温度:18.5℃(冷却)
50Hz地区
冷却性能
冷却時最大温度差 ℃
エアサーモは恒温空気の流量や入口温度、周囲温
度によって得られる出口空気の温度(設定温度)が
異なります。右図に冷却または加熱時の最大温度
差と流量の関係を示します。
50、60Hz
共用
30
40
36
入口温度 ℃
34
32
30
28
0
50
100
150
空気流量 L/min(ANR)
A
1442
200
ペルチェ式/エアサーモ
HEA100
原理・構造
接続配管の方法例
サーモモジュール(電子冷却素子)は、p形、n形の二種類の熱電素子
を図qのように接続し、直流を流すことによって生じるペルチェ効
果(一方の接合部で吸熱現象、他方の接合部で発熱現象が発生する)
を応用したものです。電流の方向を変えることによって吸熱と発熱
を切り換えることができます。
サーモモジュールを図wのように熱交換器と放熱フィンにはさみ、
熱交換器には恒温にする圧縮空気を膨張させた空気を、一方放熱フ
ィンにはファンで周囲空気を流します。恒温空気の出口部に温度セ
ンサをセットし、温度コントローラに温度を計測させます。温度コ
ントローラは設定温度との偏差に応じてサーモモジュールへの直流
電流を操作して恒温空気の出口温度を設定温度に制御します。
温調空気を対象物の周囲への吹き出し
圧縮空気をフィルタ、減圧弁を介してエアサーモの熱交換器に供給し
ます。熱交換器から温調箇所まで外径8mmの樹脂チューブで空気を導
き、温調箇所に8mm用ワンタッチのT継手を取付け、そこに温度セン
サを差し込みます。温調空気はセンサを通過し対象物に吹き出します。
エアサーモ
コントローラ
減圧弁
(AR20-02G-1-B)
図qサーモモジュールの原理
フィルタ
(AF20-02-A)
吸熱
(低温)
n
(KQ2T08-00A)
エアサーモ
熱交換器
チャンバ
恒温対象物
p
接着剤の温調
発熱
(高温)
電流
熱交換器から接着剤吐出部までを二重管とし、外周部に温調空気を流
します。温調空気で周囲温度の影響を防止できます。
図wエアサーモの構造
空気入口
温度センサ
ワンタッチ継手
空気源
エアサーモ
コントローラ
温度コントローラ
減圧弁
(AR20-02G-1-B)
直流出力
ファン
温度センサ
空気源
温度センサ
熱交換器
フィルタ
(AF20-02-A)
恒温空気出口
ワンタッチ継手
エアサーモ
熱交換器
(KQ2T08-00A)
二重管
サーモモジュール
放熱フィン
接着剤
接着剤
¡流量の調整は、減圧弁にて行ってください。
(ただし、使用圧力は0.1MPa以下と
してください。
)
¡
( )
内の品番は、
SMC製の推奨製品を示します。
HRG
HRS
HRZ
HRZD
HRW
恒温空気の圧力損失
HEC
取扱い上のご注意
0.15
供給空気の圧力
HEB
熱交換器の耐圧上、使用圧力は0.1MPa以下です。必ず減圧弁を取付けてから使用して
ください。
HED
圧力損失 MPa
供給空気の質
熱交換部を汚すと性能が劣化します。必ず当社のAF相当のエアフィルタを使用してくだ
さい。また設定温度以下の露点温度の乾燥空気を使用してください。
0.1
ø8mmチューブ
5m付
0.05
供給空気の流量
HEA
IDH
安定した温度制御ができるよう、流量は一定な条件になるようにしてください。エアガ
ンを使用するような間欠的に流れる場合、温度制御はできません。
熱交換器単体
立ち上がり時間
恒温空気は短時間に温度制御できますが、出口付近の部品の温度変化に時間がかかりま
すので十分なウォーミングアップ時間をとってください。
0
50
100
150
200
空気流量 L/min
(ANR)
※最高使用圧力は、0.1MPaですので配管長さと流量を
それ以下の条件で使用してください。
周囲環境
水・油等が掛かる場所、粉塵・ダストがある場所、腐食性ガス・溶剤がある場所での使用は
避けてください。強い電磁ノイズがある場所、静電気放電が起こる場所での使用も避け
てください。コントローラと熱交換器の放熱空気の吸込口・吐出口を塞いだり流れを妨げ
たりしないようにしてください。設定温度を低くすると配管に結露することがあります
ので注意してください。放熱フィンが汚れると性能が落ちますので注意してください。
1443
A
HEA100
外形寸法図
表示パネル部
100
放熱空気吸込口
29
300
286
176
温度センサケーブル
温度センサ
固定用ねじ穴 4×M4
(対面側も同様)
130
20
放熱空気吐出口
DCコネクタ
76
124
12
100
138
215
205
警報出力コネクタ
電源スイッチ
10
110
空気出口Rc1/4
(対面側も同様)
足取付ビスM4 2本
(対面側も同様)
コントローラ
DCケーブル
2000mm
空気入口Rc1/4
(対面側も同様)
電源コネクタ
通信コネクタ
温度センサコネクタ
熱交換器
(10)
30
30 40
5
286
29
70
5
10
326
306
330
350
(10)
10
168
148
100
(10)
29
70
110
5
10
足取付ビスM4 4本
熱交換器縦置足
(オプション)
取付時寸法
A
1444