Download 8524 - 鶴賀電機

Transcript
MODEL 8524
耐電圧試験器
取扱説明書
鶴賀電機株式会社
H15.6.12
I-01319
安全にご使用いただくために
本製品を安全にご使用いただくために、次の注意事項をお守りください。
この取扱説明書では、機器を安全に使用していただくために、次のようなシンボルマークを使用し
ています。
警告
取扱いを誤った場合に、使用者が死亡又は重傷を負う危険な状態が生じることが想
定される場合、その危険をさけるための注意事項です。
注意
取扱いを誤った場合に、使用者が軽傷を負うか、又は物的障害のみが発生する危険
な状態が生じることが想定される場合の注意事項です。
 警
告
本器は高電圧を出力します。感電の恐れがありますので次の事項を厳守し
てください。
・試験中は出力端子、高圧ケーブル及び試験物には触れないでください。
本体にの記号を表示している部分は、高電圧を発生する危険な箇所で
す。
・保護接地端子は必ず大地にアースしてください。
・操作時は電気作業用のゴム手袋を着用してください。
・被試験物へ接続するケーブルは付属の高圧ケーブル、又は使用電圧に適
合した電線をご使用ください。
 注
意
・次のような場所では使用しないでください。故障、誤動作等のトラブル
の原因になります。
雨、水滴、日光が直接当たる場所。
高温、多湿やほこり、腐食性ガスの多い場所。
外来ノイズ、電波、静電気発生の多い場所。
不安定な場所や機械的振動の多い場所。
高感度の測定器や受信機が周囲にある場所。
・ケースを開けたり、本体を改造しないでください。感電の危険やトラブ
ルの原因となります。
・異常な動作が発生した場合は、直ちに電源スイッチを切り電源コードを
コンセントから抜いてください。
インターロックについて
8524はインターロック機能を装備しています。
インターロック機能作動中は試験ができません。
付 属 の REMOTE/OUT プ ラ グ を 裏 面 の REMOTE/OUT コ ネ ク タ ⑱ に 差 し 込 む と イ ン タ ー ロ ッ ク が 解 除 さ
れます。
インターロック機能については11.3項(P24)を参照ください。
目
次
頁
1.はじめに
…………………………………………………………………………………………………………………… 1
1.1 出荷時の設定
…………………………………………………………………………………………………… 1
2 . ご 使 用 前 の ご 確 認 ………………………………………………………………………………………………………… 2
2.1 開梱時の点検
…………………………………………………………………………………………………… 2
2.2 取り扱い上の注意
……………………………………………………………………………………………… 2
3 . 各 部 の 名 称 と 機 能 ………………………………………………………………………………………………………… 3
3.1 前面パネルの説明
……………………………………………………………………………………………… 3
3.2 裏面パネルの説明
……………………………………………………………………………………………… 5
4.ご使用前の準備
…………………………………………………………………………………………………………… 6
4.1 出力電圧計の零位調整
………………………………………………………………………………………… 6
4.2 保護接地端子の接続
…………………………………………………………………………………………… 6
4.3 外部制御機器との接続
………………………………………………………………………………………… 6
4.4 高圧ケーブルの接続
…………………………………………………………………………………………… 6
4.5 電源コードの接続
……………………………………………………………………………………………… 7
4.6 電源の投入としゃ断
…………………………………………………………………………………………… 7
5.各モードでの設定項目
………………………………………………………………………………………………… 8
5.1 READY状態
………………………………………………………………………………………………… 8
5.2 試験条件設定モード
…………………………………………………………………………………………… 8
5 . 3 メ モ リ ー 書 き 込 み モ ー ド ……………………………………………………………………………………… 8
5 . 4 メ モ リ ー 読 み 出 し モ ー ド ……………………………………………………………………………………… 8
6.設定方法
…………………………………………………………………………………………………………………… 9
6.1 表示器の状態表示
……………………………………………………………………………………………… 9
6.2 試験電圧レンジ
………………………………………………………………………………………………… 9
6.3 キーロック
……………………………………………………………………………………………………… 10
6.4 GOODの出力時間
………………………………………………………………………………………… 10
6 . 5 試 験 条 件 の 設 定 ………………………………………………………………………………………………… 11
(1)基準電圧
………………………………………………………………………………………………………… 11
(2)上限漏れ電流
…………………………………………………………………………………………………… 12
(3)下限漏れ電流
…………………………………………………………………………………………………… 13
(4)試験時間
………………………………………………………………………………………………………… 14
7.メモリー書き込み
……………………………………………………………………………………………………… 16
8.メモリー読み出し
……………………………………………………………………………………………………… 17
9 . 試 験 方 法 …………………………………………………………………………………………………………………… 18
9 . 1 試 験 電 圧 の 設 定 ………………………………………………………………………………………………… 18
9.2 試験スタート
…………………………………………………………………………………………………… 18
9.3 試験終了
………………………………………………………………………………………………………… 19
(1)合格判定
………………………………………………………………………………………………………… 19
(2)不合格判定
……………………………………………………………………………………………………… 20
10.リモートコントロール
…………………………………………………………………………………………… 21
10.1 REMOTEコネクタによる操作
…………………………………………………………………… 21
10.2 REMOTE端子台による操作
……………………………………………………………………… 21
1 0 . 3 R E M O T E / O U T コ ネ ク タ に よ る 操 作 ………………………………………………………… 22
11.外部制御
……………………………………………………………………………………………………………… 23
1 1 . 1 R E M O T E / O U T コ ネ ク タ に よ る 制 御 ………………………………………………………… 23
11.2 コネクタピン配列と機能
………………………………………………………………………………… 23
11.3 インターロック信号
……………………………………………………………………………………… 24
11.4 出力信号と制御用電源
…………………………………………………………………………………… 25
12.ステータス出力
……………………………………………………………………………………………………… 26
1 2 . 1 S T A T U S O U T の 出 力 名 と 出 力 条 件 ………………………………………………………… 26
12.2 出力条件の設定
…………………………………………………………………………………………… 26
12.3 アウトレット出力仕様
…………………………………………………………………………………… 26
1 3 . タ イ ミ ン グ チ ャ ー ト ………………………………………………………………………………………………… 27
14.ブザー音の調整
……………………………………………………………………………………………………… 27
15.保守
……………………………………………………………………………………………………………………… 28
15.1 お手入れについて
………………………………………………………………………………………… 28
15.2 故障かなと思ったら
……………………………………………………………………………………… 28
15.3 ヒューズの交換
…………………………………………………………………………………………… 28
16.仕様
……………………………………………………………………………………………………………………… 29
17.エラーメッセージ
…………………………………………………………………………………………………… 32
1.はじめに
本製品を正しくお使いいただくために、ご使用前にこの取扱説明書をよくお読み
ください。この取扱説明書は、本製品をお使いになる担当者のお手元に確実に届
くようお取り計らいください。また、いつでも読めるよう本製品の近くに備えて
ください。
8524は、高電圧を取り扱いますので、作業者の安全に対し多数の配慮を施し、
多くの保護機能を持った設計を行っています。
・最大出力AC5kV、出力容量500VAで、電気用品安全法をはじめ各種規
格に基づく電子機器・電子部品の耐電圧試験ができます。
・ 試 験 電 圧 が 設 定 値 の ± 5% 又 は ± 50Vい ず れ か 大 き い 値 の 範 囲 に 入 ら な い と 試 験
を開始しない基準電圧設定、上下限漏れ電流設定、タイマー機能により正確な
試験ができます。
・試験電圧・電流・試験時間の表示は見やすい緑色大型LED表示器を採用して
います。
・ 各 種 規 格 及 び 法 律 に 規 定 さ れ た 試 験 条 件 の 書 き 込 み 、 読 み 出 し が で き る 8点 の メ
モリーを備えています。
・ ス テ ー タ ス 出 力 と し て 試 験 中 、 判 定 結 果 な ど を ア ウ ト レ ッ ト よ り AC100Vで 出 力
し、回転灯などを接続できます。
・リモート/アウトコネクタにより、本器の状態に合わせて待機中、試験中、判
定結果などの出力信号をオープンコレクタで出力します。
・外部より試験のスタート/ストップが可能なリモートコントロール用コネクタ
及びリモートコントロール端子を設けていますので、判定結果及び出力信号と
併せて利用することにより自動化、省力化を推進できます。
1.1●出荷時の設定
工場出荷時は下記の初期値に設定しています。
メモリー
機能
キーロック
GOODの 出 力 時 間
ブザー音
基準電圧
上限漏れ電流
下限漏れ電流
試験時間
設定値
OFF
0.2秒
最大音量
OFF
10mA
OFF
5秒
-1-
摘要
GOOD、 NG共
No.1∼ No.8共 通
2.ご使用前の確認
2.1●開梱時の点検
(1)開梱に当たって
お手元に届きましたら輸送中に損傷を受けていないかご確認の上、開梱し
てください。
万一、破損していたり仕様どおり作動しない場合は、お買い求め先又は当
社営業所にご連絡ください。
(2)収納品のチェック
梱包箱には本体と下記の標準付属品が収納されていますので、ご確認くだ
さい。
付属品リスト
高圧ケーブル
2m
アース線
3m
電源コード
2.5m
REMOTE/OUTプ ラ グ
ヒューズ
7A
取扱説明書
1組
1本
1本 ( 3P→ 2P, E変 換 ア ダ プ タ 付 )
1個 ( 14P)
1本
1部
2.2●取り扱い上の注意
8524は、高電圧を取り扱いますので安全性に十分留意して設計していますが、
最大5kVの高電圧を外部に供給しますので、取扱いを誤れば人命にかかわる事
故が起こる恐れがあります。事故防止の為、下記の注意事項を厳守の上、常に細
心の注意を払い安全を確認の上ご使用ください。
(1)保護接地端子(裏面)は付属のアース線を用いて確実に大地アースに接続
してください。接地が不完全であれば、出力を大地又は電源ラインに短絡
した場合、本器の外箱が高電圧に充電され、作業者が外箱に触れると非常
に危険です。
アース線が断線していないかどうかも確認してください。
警
告
接地が不完全な場合、感電の恐れがあります。
(2)試験中は、出力端子、高圧ケーブル、被試験物には、絶対に触れないでく
ださい。
( 3 ) 被 試 験 物 へ の 接 続 は 、 必 ず 電 源 OFF状 態 で LOW側 を 先 に 接 続 し て く だ さ い 。
(4)8524使用の際は、感電防止のためゴム手袋を着用してください。
-2-
3.各部の名称と機能
3.1●前面パネルの説明
9
10
3
2
1
11
4
kV
RANGE
13
KEY LOCK
MEMORY No.
REMOTE
READY
TEST
5
kV
0
12
AC TEST VOLTAGE
CURR ENT
GOOD
TIME
HIGH SET
kV
DANGER
2.5kV
mA
HIGH VOLTAGE
OUTPUT
WRITE
REMOTE
MAX 5kV
s
5kV
TEST VOLTAGE
LOW
HIGH NG
LOW SET
READ
START
MIN
LOW NG
ON/OFF
ENTER
LOCK
EXIT
STOP
SHIFT
POWER
MAX
WITHSTAND VOLTAGE TESTER MODEL 8524
8
7
6
5
4
3
2
1
① POWER
電 源 ス イ ッ チ で す 。 右 側 を 押 す と ON、 左 側 を 押 す と OFFし ま す 。
② STOP
試験動作の中断及び判定復帰用スイッチです。
③ START
試験開始スイッチです。
た だ し 、 REMOTE コ ネ ク タ ⑤ を 使 用 し た と き 、 又 は 裏 面 パ ネ ル の
REMOTE 端 子 台 ⑰ 及 び REMOTE/OUT コ ネ ク タ ⑱ よ り リ モ ー ト 操 作 す
るときは作動しません。
④ TEST VOLTAGE
試験電圧を調整するツマミです。
⑤ REMOTE
リモートコントロール用コネクタです。
⑥ 2.5kV
5kV
試 験 電 圧 レ ン ジ 切 替 ス イ ッ チ で す 。 ( 2.5kV又 は 5kV)
⑦ HIGH VOLTAGE
試験電圧出力用の高圧側端子です。
試 験 中 は 高 電 圧 を 出 力 し ま す 。 DANGER ラ ン プ ⑪ 点 灯 時 は 、 絶 対 に
触れないでください。感電する恐れがあります。
⑧ LOW
試験電圧出力用の低圧側端子です。本器のケースと同電位です。
⑨出力電圧計
出力電圧値を指示する指示電気計器です。
⑩零位調整器
電圧計のゼロを合わせます。無通電時に行います。
⑪ DANGER
試験電圧を出力しているとき点灯して警告します。
DANGER ラ ン プ 点 灯 中 は 、 高 圧 ケ ー ブ ル 及 び 被 試 験 物 に は 絶 対 に 触
れないでください。感電する恐れがあります。
ランプ
-3-
⑫表示部
レンジ表示器
(RANGE)
試験条件、試験結果などの情報を表示します。
試 験 電 圧 レ ン ジ を 表 示 し ま す 。 ( 2.5kV又 は 5.0kV)
試験電圧表示器
基準電圧設定時は設定値を、試験中は出力電圧値を表示します。
(AC TEST VOLTAGE)
電流表示器
(CURRENT)
上下限漏れ電流設定時は漏れ電流設定値を、試験中は測定値を表示
します。
試験時間表示器
(TIME)
試験時間を表示します。試験中は残時間を表示します。
試 験 時 間 を OFFに 設 定 し た 時 、 試 験 中 は 経 過 時 間 を 表 示 し ま す 。
HIGH SET
上限漏れ電流設定時に点灯します。
LOW SET
下限漏れ電流設定時に点灯します。
GOOD
試験判定結果が合格の時に点灯します。
HIGH NG
試験判定結果が上限不合格の時に点灯します。
LOW NG
試験判定結果が下限不合格の時に点灯します。
メモリーNo.表 示 器
(MEMORY No.)
メモリーモードの時、設定したメモリー番号を表示します。
KEY LOCK
キ ー ロ ッ ク 機 能 を ONし た 時 点 灯 し ま す 。
点 灯 時 は START ス イ ッ チ ③ 及 び STOP ス イ ッ チ ② 以 外 は 操 作 が 無 効
になります。
REMOTE
リモートコントロール時に点灯します。
点 灯 時 は START ス イ ッ チ ③ は 操 作 が 無 効 に な り ま す 。
READY
READY状 態 の 時 に 点 灯 し ま す 。
TEST
試験を開始すると点灯し、終了すると消灯します。
⑬設定キー
▲
WRITE

READ
基準電圧、漏れ電流、試験時間などの試験条件の設定、及びメモリ
ーの書き込み、読み出しを行うキーです。
各設定項目を左方向に順送りに選択するキーです。
( SHIFT キ ー と 同 時 に 押 す と WRITE キ ー と な り 、 メ モ リ ー の 書 き
込みに使用します。)
各設定項目を右方向に順送りに選択するキーです。
( SHIFT キ ー と 同 時 に 押 す と READ キ ー と な り 、 メ モ リ ー の 読 み
出しに使用します。)
▲
設 定 値 の 1桁 目 を 1digitず つ 上 昇 さ せ る キ ー で す 。
( SHIFT キ ー と 同 時 に 押 す と
キ ー と な り 、 設 定 値 の 2桁 目 を
1digitず つ 上 昇 さ せ ま す 。 )
▼
設 定 値 の 1桁 目 を 1digitず つ 下 降 さ せ る キ ー で す 。
( SHIFT キ ー と 同 時 に 押 す と
キ ー と な り 、 設 定 値 の 2桁 目 を
1digitず つ 下 降 さ せ ま す 。 )
ON/OFF
LOCK
各設定項目の設定要否を選択するキーです。
( SHIFT キ ー と 同 時 に 押 す と LOCK キ ー と な り 、 キ ー ロ ッ ク の 設
定/解除ができます。)
ENTER
EXIT
試験条件の設定終了、メモリー設定時の決定に使うキーです。
( SHIFT キ ー と 同 時 に 押 す と EXIT キ ー と な り 、 設 定 モ ー ド 及 び
メ モ リ ー モ ー ド を 中 断 し 、 READY状 態 に 戻 り ま す 。 )
SHIFT
シフトキーで、他のキーと組み合わせて使用します。
(各キーの青色で表示した機能が有効になります。)
-4-
3.2●裏面パネルの説明
16
15
19
20
FUSE 7A
STATUS OUT
BUZZER
GOOD
100V
50/60Hz
H.V.ON
TEST
GOOD
HIGH NG
LOW NG
READY
POWER ON
NG
OFF
ON
100V
MAX0.3A
REMOTE
START
C
STOP
C REAR:ON C
REMOTE/OUT
14
17
18
⑭保護接地端子
大地接地用端子です。
付属のアース線(緑色)を使用して、必ず大地へ接地してください。
⑮ 100V∼ 50/60Hz
供給電源接続用インレットです。
付属の電源コード(3P)に適合します。
⑯ FUSE 7A
ヒューズソケットです。ヒューズの定格は下表を参照してください。
区分
標準品
電源電圧 ヒューズ定格
AC100V
125V 7A
AC115V
AC200V
オプション
AC220V
250V 4A
AC240V
定格以外のヒューズは使用しないでください
⑰ REMOTE
リモートコントロール用端子台です。
REAR:ON C
端子間を短絡すると、裏面端子台から試験開始が可能となり、前面
パ ネ ル の START ス イ ッ チ ③ は 無 効 と な り ま す 。
START C
REAR:ON C 端 子 が 短 絡 状 態 の 時 、 START C 端 子 を 短 絡 す る と 試 験
を開始します。
な お 、 REMOTE コ ネ ク タ ⑤ 使 用 時 は 、 START C 端 子 は 無 効 に な り ま す 。
STOP C
端子間を短絡すると、試験動作の中断及び判定結果の復帰ができます 。
⑱ REMOTE/OUT
インターロックの設定用入力及び出力信号を出力するコネクタです。
詳細は11.3項(P24)を参照ください。
⑲ GOOD
NG
判定時のブザー音を調整するトリマです。
合格判定用と不合格判定用があり、それぞれ個別に調整できます。
右に回すと音量が増加し、左へ回しきると無音になります。
⑳ STATUS OUT
ステータス出力設定用ディップスイッチ及びステータス出力用アウ
トレットです。
詳細は12項(P26)を参照ください。
-5-
4.ご使用前の準備
4.1●出力電圧計の零位調整
電 源 ス イ ッ チ を ONす る 前 に 、 出 力 電 圧 計 ⑨ の 指 針 は “ 0” を 表 示 し て い る か 確 認 し
てください。
ずれている場合はマイナスドライバーで零位調整器⑩を回して調整してください。
4.2●保護接地端子の接続
保護接地端子⑭を付属のアース線を用いて大地に接地してください。接地が不完
全な時や、出力を大地又は電源ラインに短絡した時は本器の外箱が高電圧に充電
され、外箱に触れた時危険です。また大地アース線が断線していないか使用の際、
必ず点検してください。
警
告
接地が不完全な場合、感電の恐れがあります。
4.3●外部制御機器との接続
REMOTE コ ネ ク タ ⑤ 、 REMOTE 端 子 台 ⑰ 、 REMOTE/OUT コ ネ ク タ ⑱ 及 び STATUS
OUT ア ウ ト レ ッ ト ⑳ に 外 部 制 御 機 器 を 接 続 で き ま す 。
接続方法は10∼13項(P21∼27)を参照してください。
4.4●高圧ケーブルの接続
HIGH VOLTAGE 端 子 ⑦ 及 び LOW 端 子 ⑧ に 付 属 の 高 圧 ケ ー ブ ル を 接 続 し ま す 。
高圧ケーブルは付属のケーブル、又は使用電圧に適合した電線をご使用ください。
警
告
・ 高 圧 ケ ー ブ ル の 接 続 は 必 ず 電 源 OFF状 態 で 出 力 電 圧 計 ⑨ が “ 0” Vを
指示しているのを確認してから行ってください。感電の恐れがあり
ます。
・付属の高圧ケーブルのワニグチクリップのビニール被覆部は、絶縁
耐圧がありませんので試験中は絶対に触れないでください。感電の
恐れがあります。
LOW 端 子 ⑧ に 低 圧 側 ケ ー ブ ル を 接 続 し た 後 、 必 ず 抜 止 器 具 を 端 子 に 固 定 し て く だ
さい。
警
告
低圧側ケーブルがはずれると被試験物全体が高電圧に充電され感電す
る恐れがあります。
-6-
4.5●電源コードの接続
本 体 の 電 源 ス イ ッ チ POWER ① が OFFに な っ て い る の を 確 認 し た 後 、 付 属 の 電 源 コ
ードを裏面の供給電源用インレットに接続します。
電 源 コ ー ド の 差 し 込 み プ ラ グ ( 3P) を 接 地 極 付 コ ン セ ン ト に 接 続 し ま す 。
警
告
電 源 電 圧 は AC100Vで あ る こ と を 確 認 し て く だ さ い 。
AC90V∼ 110Vの 範 囲 で お 使 い く だ さ い 。
この範囲外では故障や動作不完全の原因になります。
オ プ シ ョ ン の 標 準 外 電 源 電 圧 の 場 合 は 、 公 称 電 圧 の ± 10% の 範 囲 内 で
ご使用ください。
4.6●電源の投入としゃ断
電 源 の 投 入 は 、 TEST VOLTAGE ツ マ ミ ④ が 左 に 回 し 切 り に な っ て い る の を 確 認 し
て か ら POWER ス イ ッ チ ① を ONし ま す 。
電 源 の し ゃ 断 は TEST VOLTAGE ツ マ ミ ④ を 左 へ 回 し 切 り 、 DANGER ラ ン プ ⑪ が 消
灯 、 出 力 電 圧 計 ⑨ が 0Vに な っ て い る の を 確 認 し て か ら POWER ス イ ッ チ ① を OFFし
ます。
注
意
試 験 電 圧 出 力 中 に POWER ス イ ッ チ ① を OFFし な い で く だ さ い 。 故 障 の
原因になります。
電 源 し ゃ 断 時 の 試 験 条 件 は 、 電 源 を OFFし て も 保 持 さ れ 、 次 回 電 源 ON時 は そ の 条 件
で復帰します。
-7-
5.各モードでの設定項目
5.1●READY状態
POWER ス イ ッ チ ① を ONす る と 、 約 1 秒 間 全 て の 表 示 が 点 灯 し た 後 、 READY が 点 灯
し READY状 態 に な り ま す 。
試 験 条 件 は 、 電 源 OFFす る 前 の 状 態 を 表 示 し ま す 。
START ス イ ッ チ ③ を 押 す と 試 験 を 開 始 し ま す 。
READY状 態 で は 、 次 の 3 項 目 の 設 定 が で き ま す 。
設定項目
試験電圧レンジ
キーロック
6.2項(P9)参照
GOOD出 力 時 間
6.3項(P10)参照
6.4項(P10)参照
5.2●試験条件設定モード
READY状 態 で  ( 又 は 
)キ ー を 押 す と READY が 消 灯 し て 、 試 験 条 件 設 定 モ
ードになります。
試験条件設定モードでは、4項目の試験条件の設定、変更ができます。
ENTER キ ー を 押 す と 設 定 を 終 了 し 、 READY状 態 に な り ま す 。
設定項目
基準電圧
上限漏れ電流
下限漏れ電流
試験時間
6.5(1)項(P11)参照
6.5(2)項(P12)参照
6.5(3)項(P13)参照
6.5(4)項(P14)参照
5.3●メモリー書き込みモード
試 験 条 件 設 定 モ ー ド で 試 験 条 件 設 定 後 WRITE キ ー ( SHIFT +  ) を 押 す と メ
モ リ ー No.の チ ャ ン ネ ル 番 号 を 点 滅 表 示 し メ モ リ ー 書 き 込 み 状 態 に な り ま す 。
メモリー書き込みモードでは、試験条件設定モードで設定した4項目の試験条件を
1 組 と し て 8 組 ま で の 試 験 条 件 を No.1∼ 8の メ モ リ ー に 書 き 込 み で き ま す 。
ENTER キ ー を 押 す と 設 定 を 終 了 し 、 READY状 態 に な り ま す 。
設定項目
試験条件設定
メモリー書 き 込 み (No.1)
6.5項(P11)参照
7項(P16)参照
試験条件設定
6.5項(P11)参照
試験条件設定
6.5項(P11)参照
メモリー書 き 込 み (No.2)
7項(P16)参照
メモリー書 き 込 み (No.8)
7項(P16)参照
5.4●メモリー読み出しモード
READY状 態 で READ キ ー ( SHIFT +  ) を 押 す と 、 メ モ リ ー No.の チ ャ ン ネ ル 番
号を点滅表示し、メモリー読み出し状態になります。
メモリー読み出しモードでは、5.3項(P8)で書き込んだ最大8点のメモリー
より1点を選択して読み出しできます。
ENTER キ ー を 押 す と 選 択 を 終 了 し 、 READY状 態 に な り ま す 。
設定項目
メモリー読 み 出 し
( メ モ リ ー No.を 選 択 )
8項(P17)参照
-8-
6.設定方法
6.1●表示器の状態表示
数字表示器
面発光表示器
点灯状態
TEST
点滅状態
TEST
消灯状態
TEST
6.2●試験電圧レンジ
READY状 態 の 時 、 2.5kV 5kV ス イ ッ チ ⑥ で 試 験 電 圧 レ ン ジ を 2.5kV又 は 5kVに 切 り 替
えます。
試験電圧レンジを切り替えると、レンジ表示器は切り替えた電圧値を点滅表示しま
す。
切り替えた電圧は、次回試験を開始したとき有効になり、電圧値が点滅から点灯表
示になります。
注)試験中は試験電圧レンジを切り替えないでください。
試験中に試験電圧レンジを切り替えると直ちに試験を中止し、

     を 表 示 し ま す 。 元 の レ ン ジ に 戻 し 、 STOP ス イ ッ チ を
押すとエラーが解除されます。
なお、キーロック状態では、レンジ切り替えを行うと試験ができません。元の
レンジに戻してください。
RANGE
kV
AC TEST VOLTAGE
KEY LOCK
MEMORY No.
CURRENT
REMOTE
TEST
READY
GOOD
TIME
HIGH SET
kV
mA
-9-
LOW SET
HIGH NG
s
LOW NG
6.3●キーロック
キ ー ロ ッ ク を 設 定 す る と 、 START ス イ ッ チ ③ 及 び STOP ス イ ッ チ ② 以 外 の 操 作 を
無効にします。
kV
RANGE
KEY LOCK
MEMORY No.
AC TEST VOLTAGE
REMOTE
CURRENT
TEST
READY
GOOD
TIME
HIGH SET
kV
mA
HIGH NG
s
LOW SET
LOW NG
キーロックの設定手順
① READY状 態 で LOCK キ ー ( SHIFT と ON/OFF 同 時 ) を 3 秒 以 上 押 し ま す 。
押 し て い る 3 秒 間 、 KEY LOCK は 点 滅 し ま す 。
② KEY LOCK が 点 灯 し 、 キ ー ロ ッ ク 機 能 が 設 定 さ れ ま す 。
キーロックの解除
① KEY LOCK 点 灯 中 に 再 度 LOCK キ ー ( SHIFT と ON/OFF 同 時 ) を 3 秒 以 上 押 し
ます。
押 し て い る 3 秒 間 、 KEY LOCK は 点 滅 し ま す 。
② KEY LOCK が 消 灯 し 、 キ ー ロ ッ ク 機 能 が 解 除 さ れ ま す 。
6.4●GOODの出力時間
合 格 判 定 時 の GOOD出 力 の 出 力 時 間 を 選 択 し ま す 。 出 荷 時 は 0.2秒 に 設 定 し て い ま す 。
GOOD出 力 を 連 続 出 力 に 設 定 す る こ と が で き ま す 。
kV
RANGE
AC TEST VOLTAGE
KEY LOCK
MEMORY No.
CURRENT
REMOTE
TEST
READY
GOOD
TIME
HIGH NG
HIGH SET
kV
mA
LOW SET
s
LOW NG
GOOD出 力 時 間 の 設 定 手 順
① READY状 態 で SHIFT キ ー と STOP ス イ ッ チ ② を 同 時 に 押 し ま す 。
② 試 験 電 圧 表 示 器 が    を 表 示 し 、 GOOD出 力 時 間 の 設 定 モ ー ド に な り ま す 。
③ 試 験時 間 表示 器 が又は を点 滅 表示 し ます 。
④ ▲ を 押 して 又 は を 選 択し ま す。
  : GOOD出 力 時 間 0.2秒 ・・・0.2秒 間 GOODを 出 力 し た 後 、 READY状 態 に な り
ます。
   : GOOD出 力 時 間 連 続 ・・・・GOOD出 力 を 持 続 し ま す 。
⑤ ENTER キ ー を 押 す と 設 定 を 終 了 し 、 READY状 態 に な り ま す 。
GOOD連 続 出 力 の 解 除 方 法
GOOD出 力 時 間 を 連 続 に 設 定 し て い る 場 合 、 GOOD出 力 を 解 除 す る に は STOP ス イ ッ チ
②を押します。
-10-
6.5●試験条件の設定
(1)基準電圧
基 準 電 圧 を 設 定 す る と 、 TEST VOLTAGE ツ マ ミ ④ で 調 整 し た 試 験 電 圧 が 基 準 電 圧 値
範 囲 ( 設 定 値 の ± 5% 以 内 ) に 入 ら な い と 試 験 を 中 止 し ま す 。 ( 1000V以 下 の 場 合 は 、
± 50V( ± 5digit) 以 内 )
試験電圧が基準電圧範囲以下の場合は5秒間待機し、超えた場合は直ちに試験を中
止します。
な お 、 こ の 間 タ イ マ ー は 動 作 せ ず 、 TEST が 点 滅 し ま す 。
また、試験中に試験電圧が基準電圧範囲を外れた場合は、試験を中止します。
基 準 電 圧 設 定 が 不 要 な 時 は OFFに で き ま す 。
基準電圧の設定手順
[基準電圧の設定をOFFにする時]
kV
RANGE
AC TEST VOLTAGE
KEY LOCK
MEMORY No.
REMOTE
CURRENT
TEST
READY
GOOD
TIME
HIGH NG
HIGH SET
kV
mA
s
LOW SET
LOW NG
① READY状 態 で  キ ー を 押 し ま す 。
②試験電圧表示器が点滅して試験条件設定モードになります。
③ 基 準 電 圧 の 設 定 が 不 要 な 時 は ON/OFF キ ー を 押 し 、 表 示 器 が    で 点 滅 す る 状
態を選択します。
④  又は  キーを押すと、試験電圧表示器の数字が点滅から点灯に変わり、
基準電圧の設定を終了し、上限漏れ電流設定又は試験時間設定に移ります。
ま た ENTER キ ー を 押 す と 、 試 験 条 件 設 定 を 終 了 し て READY が 点 灯 し READY状 態
に戻ります。
[基準電圧を設定する時]
kV
RANGE
AC TEST VOLTAGE
KEY LOCK
MEMORY No.
CURRENT
REMOTE
TEST
READY
GOOD
TIME
HIGH NG
HIGH SET
kV
mA
LOW SET
s
LOW NG
① READY状 態 で  キ ー を 押 し ま す 。
②試験電圧表示器が点滅して試験条件設定モードになります。
③ 基 準 電 圧 を 設 定 す る 時 は ON/OFF キ ー を 押 し 、 表 示 器 が 数 字 点 滅 す る 状 態 を 選 択
します。
④数字が点滅中に ▲ 又は ▼ キーを押して基準電圧値を設定します。
キ ー ( SHIFT と ▲ 同 時 ) 又 は
キ ー ( SHIFT と ▼ 同 時 ) を 押 す と 2桁
目 ( 100V桁 ) が 設 定 で き ま す 。
注 ) 基 準 電 圧 値 は 0.00∼ 5.00kVの 範 囲 で 設 定 可 能
⑤  又は  キーを押すと、試験電圧表示器の数字が点滅から点灯に変わり、
基準電圧の設定を終了し、上限漏れ電流設定又は試験時間設定に移ります。
ま た ENTER キ ー を 押 す と 、 試 験 条 件 設 定 を 終 了 し て READY が 点 灯 し READY状 態
に戻ります。
注 ) ENTER キ ー を 受 け 付 け な い 時 は 、 上 限 ・ 下 限 漏 れ 電 流 設 定 の 設 定 条 件 を 満
たしていない(上限漏れ電流設定値 ≦ 下限漏れ電流設定値)ので、設定値
を 修 正 し た 後 、 再 度 ENTER キ ー を 押 し て く だ さ い 。
-11-
(2)上限漏れ電流
上限漏れ電流を設定すると、被試験物の漏れ電流が設定値以上であれば試験を中断
し HIGH NG が 点 灯 、 同 時 に ブ ザ ー が 鳴 り ま す 。
kV
RANGE
AC TEST VOLTAGE
KEY LOCK
MEMORY No.
CURRENT
REMOTE
TEST
READY
GOOD
TIME
HIGH NG
HIGH SET
kV
mA
LOW SET
s
LOW NG
上限漏れ電流の設定手順
①設定モード中に  又は  キーを押します。
② HIGH SET 点 灯 、 電 流 表 示 器 が 点 滅 す る と 上 限 漏 れ 電 流 が 設 定 で き ま す 。
③数字が点滅中に ▲ 又は ▼ キーを押して上限漏れ電流値を設定します。
④
キ ー ( SHIFT と ▲ 同 時 ) 又 は
キ ー ( SHIFT と ▼ 同 時 ) を 押 す と 2桁
目が設定できます。
注 ) 上 限 漏 れ 電 流 値 は 0.1∼ 110mAの 範 囲 で 設 定 可 能
⑤  又 は  キ ー を 押 す と HIGH SET が 消 灯 し て 、 上 限 漏 れ 電 流 の 設 定 を 終 了 し 、
下限漏れ電流設定又は基準電圧設定に移ります。
ま た ENTER キ ー を 押 す と 、 試 験 条 件 設 定 を 終 了 し て READY が 点 灯 し READY状 態
に戻ります。
注 ) ENTER キ ー を 受 け 付 け な い 時 は 、 上 限 ・ 下 限 漏 れ 電 流 設 定 の 設 定 条 件 を 満
たしていない(上限漏れ電流設定値 ≦ 下限漏れ電流設定値)ので、設定値
を 修 正 し た 後 、 再 度 ENTER キ ー を 押 し て く だ さ い 。
-12-
(3)下限漏れ電流
下限漏れ電流を設定すると、被試験物の漏れ電流が設定値以下であれば試験を中断
し LOW NG が 点 灯 、 同 時 に ブ ザ ー が 鳴 り ま す 。
下限漏れ電流設定は、漏れ電流のばらつきの下限値より小さい値で設定すると、測
定リードの断線や接触不良の検出ができます。
下 限 漏 れ 電 流 の 設 定 が 不 要 な 時 は OFFす る こ と が で き ま す 。
下限漏れ電流の設定手順
[下限漏れ電流の設定をOFFにする時]
kV
RANGE
AC TEST VOLTAGE
KEY LOCK
MEMORY No.
REMOTE
CURRENT
TEST
READY
GOOD
TIME
HIGH SET
kV
mA
HIGH NG
s
LOW SET
LOW NG
①設定モード中に  又は  キーを押します。
② LOW SET 点 灯 、 電 流 表 示 器 が 点 滅 す る と 下 限 漏 れ 電 流 が 設 定 で き ま す 。
③ 下 限 漏 れ 電 流 の 設 定 が 不 要 な 時 は ON/OFF キ ー を 押 し 、 表 示 器 が    で 点 滅 す
る状態を選択します。
④  又 は  キ ー を 押 す と LOW SET が 消 灯 し て 、 下 限 漏 れ 電 流 の 設 定 を 終 了 し 、
試験時間設定又は上限漏れ電流設定に移ります。
ま た ENTER キ ー を 押 す と 、 試 験 条 件 設 定 を 終 了 し て READY が 点 灯 し READY状 態
に戻ります。
[下限漏れ電流を設定する時]
kV
RANGE
AC TEST VOLTAGE
KEY LOCK
MEMORY No.
CURRENT
REMOTE
TEST
READY
GOOD
TIME
HIGH SET
kV
mA
LOW SET
HIGH NG
s
LOW NG
①設定モード中に  又は  キーを押します。
② LOW SET 点 灯 、 電 流 表 示 器 が 点 滅 す る と 下 限 漏 れ 電 流 が 設 定 で き ま す 。
③ 下 限 漏 れ 電 流 を 設 定 す る 時 は ON/OFF キ ー を 押 し 、 表 示 器 が 数 字 点 滅 す る 状 態 を
選択します。
④数字が点滅中に ▲ 又は ▼ キーを押して下限漏れ電流値を設定します。
キ ー ( SHIFT と ▲ 同 時 ) 又 は
キ ー ( SHIFT と ▼ 同 時 ) を 押 す と 2桁
目が設定できます。
注 1 ) 下 限 漏 れ 電 流 値 は 0.1∼ 109mAの 範 囲 で 設 定 可 能
注2)上限漏れ電流値 > 下限漏れ電流値で設定します。
⑤  又 は  キ ー を 押 す と LOW SET が 消 灯 し て 、 下 限 漏 れ 電 流 の 設 定 を 終 了 し 、
試験時間設定又は上限漏れ電流設定に移ります。
ま た ENTER キ ー を 押 す と 、 試 験 条 件 設 定 を 終 了 し て READY が 点 灯 し READY状 態
に戻ります。
注 ) ENTER キ ー を 受 け 付 け な い 時 は 、 上 限 ・ 下 限 漏 れ 電 流 設 定 の 設 定 条 件 を 満
たしていない(上限漏れ電流設定値 ≦ 下限漏れ電流設定値)ので、設定値
を 修 正 し た 後 、 再 度 ENTER キ ー を 押 し て く だ さ い 。
-13-
(4)試験時間
試 験 時 間 を 任 意 に 設 定 で き ま す 。 ま た 、 OFFす る こ と も で き ま す 。
試験時間の設定手順
[試験時間の設定をOFFにする時]
kV
RANGE
AC TEST VOLTAGE
KEY LOCK
MEMORY No.
REMOTE
CURRENT
TEST
READY
GOOD
TIME
HIGH NG
HIGH SET
kV
mA
s
LOW SET
LOW NG
①設定モード中に  又は  キーを押します。
②試験時間表示器が点滅すると試験時間が設定できます。
③ 試 験 時 間 の 設 定 が 不 要 な 時 は ON/OFF キ ー を 押 し 、 表 示 器 が    で 点 滅 す る 状
態を選択します。
注 1) 試 験時 間 をに 設定 し た場 合 、試 験 開始 後 試験 時 間表 示 器は 経過 時 間
を 表 示 し ま す が 、 999sを 越 え る と    の ス ク ロ ー ル 表 示 し 試 験 を 続 行 し
ます。
注 2 ) 試 験 を 終 了 す る 時 は 手 動 で STOP ス イ ッ チ ② を 押 し ま す 。
注3)本器の高圧トランスは定格出力の約1/2に設計しています。漏れ電流
50mA以 上 で ご 使 用 の 場 合 の 最 大 試 験 時 間 は 30分 以 下 と し て く だ さ い 。
④  又は  キーを押すと試験時間表示器の数字が、点滅から点灯に変わり試験
時間の設定を終了し、基準電圧設定又は下限電流設定に移ります。
ま た ENTER キ ー を 押 す と 、 試 験 条 件 設 定 を 終 了 し て READY が 点 灯 し READY状 態
に戻ります。
[試験時間を設定する時]
kV
RANGE
AC TEST VOLTAGE
KEY LOCK
MEMORY No.
CURRENT
REMOTE
TEST
READY
GOOD
TIME
HIGH NG
HIGH SET
kV
mA
LOW SET
s
LOW NG
①設定モード中に  又は  キーを押します。
②試験時間表示器が点滅すると試験時間が設定できます。
③ 試 験 時 間 を 設 定 す る 時 は ON/OFF キ ー を 押 し 、 表 示 器 が 数 字 点 滅 す る 状 態 を 選 択
します。
④数字が点滅中に ▲ 又は ▼ キーを押して試験時間を設定します。
キ ー ( SHIFT と ▲ 同 時 ) 又 は
キ ー ( SHIFT と ▼ 同 時 ) を 押 す と 2桁
目が設定できます。
注 ) 試 験 時 間 は 0.5∼ 999秒 の 範 囲 で 設 定 可 能
⑤  又は  キーを押すと試験時間表示器の数字が、点滅から点灯に変わり試験
時間の設定を終了し、基準電圧設定又は下限電流設定に移ります。
ま た ENTER キ ー を 押 す と 、 試 験 条 件 設 定 を 終 了 し て READY が 点 灯 し READY状 態
に戻ります。
注 ) ENTER キ ー を 受 け 付 け な い 時 は 、 上 限 ・ 下 限 漏 れ 電 流 設 定 の 設 定 条 件 を 満
たしていない(上限漏れ電流設定値 ≦ 下限漏れ電流設定値)ので、設定値
を 修 正 し た 後 、 再 度 ENTER キ ー を 押 し て く だ さ い 。
-14-
試験条件設定モードの中断
基 準 電 圧 、 電 流 、 試 験 時 間 の 表 示 が 点 滅 中 に EXIT キ ー ( SHIFT と ENTER 同 時 )
を 押 す と 、 試 験 条 件 設 定 モ ー ド を 中 断 し 、 READY状 態 に な り ま す 。
その時の試験条件は、試験条件設定モードに入る前の状態になります。
注 ) 試 験 条 件 の 設 定 を 中 止 し 、 READY状 態 に 戻 し た い 場 合 は EXIT キ ー を 使 用 し ま
す。
-15-
7.メモリー書き込み
kV
RANGE
AC TEST VOLTAGE
KEY LOCK
MEMORY No.
CURRENT
REMOTE
TEST
READY
GOOD
TIME
HIGH NG
HIGH SET
kV
mA
LOW SET
s
LOW NG
メモリー書き込み手順
①メモリーに書き込みたい試験条件(基準電圧、上限漏れ電流、下限漏れ電流、試
験 時 間 ) を 設 定 し 、 READY状 態 に し ま す 。 ( 6 . 5 ( P 1 1 ) 項 参 照 )
② WRITE キ ー ( SHIFT と  同 時 ) を 押 し ま す 。
メ モ リ ー No.表 示 器 の 数 字 が 点 滅 し て メ モ リ ー 書 き 込 み モ ー ド に な り ま す 。
③ ▲ 又 は ▼ キ ー で 書 き 込 み し た い メ モ リ ー No.を 選 択 し ま す 。
④ ENTER キ ー を 押 す と メ モ リ ー No.の 数 字 が 点 滅 か ら 点 灯 表 示 に 変 わ り メ モ リ ー に
書 き 込 ん だ 後 、 READY が 点 灯 し て READY状 態 に 戻 り ま す 。
注)書き込みは上書きしますので、前回書き込んだデータは消去され、新しいデ
ータが有効になります。
⑤ ① ∼ ④ を 繰 り 返 し 、 各 メ モ リ ー No.に 試 験 条 件 を 書 き 込 み ま す 。
メモリーは最大8点まで書き込みできます。
メモリー書き込みモードの中断
① メ モ リ ー No.の 数 字 が 点 滅 中 に EXIT キ ー ( SHIFT と ENTER 同 時 ) を 押 す と 、
メ モ リ ー 書 き 込 み モ ー ド を 中 断 し 、 READY状 態 に な り ま す 。
試験条件は、メモリー書き込みモードに入る前の状態になります。
注 ) デ ー タ の 書 き 込 み を 中 止 し 、 READY状 態 に 戻 し た い 場 合 は EXIT キ ー を 使 用
します。
② メ モ リ ー No.の 数 字 が 点 灯 中 に 試 験 条 件 を 変 更 し 、 ENTER キ ー を 押 す と メ モ リ ー
No.の 数 字 が 消 灯 し て READY状 態 に な り ま す 。
こ の 時 、 元 の メ モ リ ー No.の 設 定 内 容 は 保 護 さ れ て い ま す 。
-16-
8.メモリー読み出し
kV
RANGE
AC TEST VOLTAGE
KEY LOCK
MEMORY No.
CURRENT
REMOTE
TEST
READY
GOOD
TIME
HIGH NG
HIGH SET
kV
mA
LOW SET
s
LOW NG
メモリー読み出し手順
① READY状 態 で READ キ ー ( SHIFT と  同 時 ) を 押 し ま す 。
② メ モ リ ー No.表 示 器 の 数 字 が 点 滅 し て メ モ リ ー 読 み 出 し モ ー ド に な り ま す 。
各 表 示 器 は 点 滅 し て い る メ モ リ ー No.の 設 定 内 容 を 表 示 し ま す 。
注)電流表示器は上限漏れ電流の設定値を表示します。
 キ ー を 押 す と LOW SET が 点 灯 し 、 下 限 漏 れ 電 流 の 設 定 値 の 表 示 に 切 り
替わります。
 キ ー を 押 す と HIGH SET が 点 灯 し 、 上 限 漏 れ 電 流 の 設 定 値 の 表 示 に 切 り
替わります。
③ ▲ 又 は ▼ キ ー で 読 み 出 し た い メ モ リ ー No.を 選 択 し ま す 。
④ ENTER キ ー を 押 す と メ モ リ ー No.の 数 字 が 点 滅 か ら 点 灯 表 示 に 変 わ り そ の 設 定 内
容 が 有 効 に な り 、 READY が 点 灯 し READY状 態 に 戻 り ま す 。
試 験 中 は メ モ リ ー No.表 示 器 に 読 み 出 し た メ モ リ ー No.を 表 示 し ま す 。
⑤ 他 の メ モ リ ー No.に 変 更 す る 場 合 は 、 ① ∼ ④ を 繰 り 返 し ま す 。
注 ) 工 場 出 荷 時 に は メ モ リ ー No.1∼ 8共 、 下 記 の デ ー タ を 書 き 込 ん で い ま す 。
ENTER キ ー と SHIFT キ ー を 同 時 に 押 し な が ら 電 源 を O N す る と 出 荷 時 の 設 定
になります。

基準電圧
上限漏れ電流
m A

下限漏れ電流
試験時間
s
メモリー読み出しモードの中断
① メ モ リ ー No.の 数 字 が 点 滅 中 に EXIT キ ー ( SHIFT と ENTER 同 時 ) を 押 す と 、
メ モ リ ー 読 み 出 し モ ー ド を 中 断 し 、 READY状 態 に な り ま す 。
試験条件は、メモリー読み出しモードに入る前の状態になります
注 ) デ ー タ の 読 み 出 し を 中 止 し 、 READY状 態 に 戻 し た い 場 合 は EXIT キ ー を 使 用
します。
② 読 み 出 し た メ モ リ ー の 試 験 条 件 を 変 更 し ENTER キ ー を 押 す と 、 そ の メ モ リ ー の
メ モ リ ー No.は 消 灯 し ま す が 設 定 内 容 は 保 護 さ れ て い ま す 。
変 更 し た 設 定 内 容 を メ モ リ ー す る 時 は 、 新 し い メ モ リ ー No.に 書 き 込 み し ま す 。
-17-
9.試験方法
9.1●試験電圧の設定
① READY が 点 灯 し て 、 READY状 態 で あ る こ と 、 ま た DANGER ラ ン プ ⑪ 消 灯 、 出 力 電
圧 計 ⑨ 0kV指 示 を 確 認 し ま す 。
②レンジ表示器の試験電圧レンジを確認します。
③ START ス イ ッ チ ③ を 押 す と TEST が 点 滅 し 、 DANGER ラ ン プ ⑪ が 点 灯 し ま す 。
④ TEST VOLTAGE ツ マ ミ ④ を 回 し て 目 的 の 試 験 電 圧 を 出 力 さ せ ま す 。
電圧値は出力電圧計及び試験電圧表示器に表示します。
注)基準電圧を設定していて、試験電圧が調整しにくい場合は、基準電圧の設定
を OFFに す る か 、 又 は 試 験 時 間 を OFFに す る と 、 調 整 が 容 易 に で き ま す 。
⑤ 試 験 電 圧 の 設 定 が 終 了 し た ら STOP ス イ ッ チ ② を 押 し ま す 。
9.2●試験スタート
① START ス イ ッ チ ③ を 押 す と 、 TEST と DANGER ラ ン プ ⑪ が 点 灯 し 、 設 定 し た 試
験条件で試験を開始します。
②メモリーより試験条件を読み出した場合は、そのメモリーの試験条件で試験し、
メ モ リ ー No.表 示 器 に は そ の メ モ リ ー No.を 表 示 し ま す 。
注 ) 基 準 電 圧 を 設 定 し て い る 場 合 は 、 試 験 電 圧 が 基 準 電 圧 範 囲 ( 設 定 値 の ± 5%
以 内 ) に 入 ら な い と 試 験 を 中 止 し ま す 。 ( 1000V以 下 の 場 合 は ± 50V以 内 )
試 験 電 圧 が 基 準 電 圧 範 囲 以 下 の 場 合 は 、 5秒 待 機 し ( 待 機 中 は TEST が 点 滅 ) 、
超えた場合は直ちに、試験電圧表示器がその時の試験電圧出力値を点滅表示、
更 に HIGH NG
LOW NG が 点 灯 し て 試 験 を 中 止 し ま す 。 STOP ス イ ッ チ ② を
押 し て READY状 態 に し て か ら 再 設 定 し て く だ さ い 。
ただし、待機中でも試験電圧は出力していますので、漏れ電流値が上限設定
値 を 越 え る と 待 機 を 中 断 し て HIGH NG の 不 合 格 判 定 を し ま す 。
また、試験中に試験電圧が基準電圧範囲外になった場合も、直ちに試験を中
止 し 、 HIGH NG
LOW NG が 点 灯 し ま す 。
基 準 電 圧 の 設 定 に つ い て は 6 . 5 (1)項 ( P 1 1 ) を 参 照 し て く だ さ い 。
[試験電圧が基準電圧範囲外の時]
kV
RANGE
AC TEST VOLTAGE
KEY LOCK
MEMORY No.
CURRENT
REMOTE
READY
TEST
GOOD
TIME
HIGH SET
kV
mA
LOW SET
HIGH NG
s
LOW NG
③ 試 験 時 間 が OFFの 場 合 は STOP ス イ ッ チ ② を 押 す ま で 試 験 を 続 行 し ま す 。
④ 試 験 を 途 中 で 中 止 し た い と き は 、 STOP ス イ ッ チ ② を 押 す と 試 験 を 中 止 し 、
READY状 態 に 戻 り ま す 。
-18-
kV
RANGE
KEY LOCK
MEMORY No.
AC TEST VOLTAGE
REMOTE
CURRENT
READY
TEST
GOOD
TIME
HIGH NG
HIGH SET
kV
mA
s
LOW SET
LOW NG
試験中の表示
①試験電圧表示器及び出力電圧計は出力している試験電圧を表示します。
②電流表示器は被試験物の漏れ電流値を表示します。
③試験時間表示器は設定内容により下記の時間を表示します。
試験時間を設定している場合、 残時間表示
試 験 時 間 の 設 定 を が OFFに し て い る 場 合 、 経 過 時 間 表 示
④ TEST と HIGH SET が 点 灯 、 下 限 漏 れ 電 流 を 設 定 し た 場 合 は LOW SET も 点 灯 し
ます。
⑤レンジ表示器は試験電圧レンジを表示します。
⑥ メ モ リ ー を 読 み 出 し た 場 合 は メ モ リ ー No.表 示 器 に 読 み 出 し た メ モ リ ー No.を 表 示
します。
9.3●試験終了
(1)合格判定
被試験物の漏れ電流値が設定範囲内の場合、設定した時間に達すると試験を終了し
て GOOD が 点 灯 し ま す 。 標 準 設 定 で は 、 GOOD は 0.2秒 間 点 灯 し た 後 、 READY状 態 に
戻ります。
GOOD出 力 時 間 の 設 定 に よ り GOOD を 連 続 出 力 に 変 更 す る こ と が で き ま す 。 ( 6 . 4
項(P10)参照)
GOOD 連 続 出 力 中 は 再 ス タ ー ト で き ま せ ん 。
こ の 場 合 STOP ス イ ッ チ ② を 押 す と READY状 態 に な り ま す 。
kV
RANGE
KEY LOCK
MEMORY No.
AC TEST VOLTAGE
CURRENT
REMOTE
READY
TEST
GOOD
TIME
HIGH SET
kV
mA
LOW SET
HIGH NG
s
LOW NG
合格判定時の表示
① TEST が 消 灯 し 、 試 験 電 圧 が 0Vに な る と DANGER ラ ン プ ⑪ も 消 灯 し ま す 。
②試験電圧表示器は合格判定時の試験電圧を表示します。
③電流表示器は合格判定時の被試験物への漏れ電流値を表示します。
④ 試 験時 間表 示 器は 残 時間 = s を表 示 しま す 。
-19-
(2)不合格判定
試験中に漏れ電流値が上限又は下限漏れ電流設定値から外れた場合は、直ちに試験
電圧の出力を停止し、試験を中止します。漏れ電流値が上限設定値以上の場合は
HIGH NG を 、 下 限 設 定 値 以 下 の 場 合 は LOW NG を 連 続 点 灯 し ま す 。
STOP ス イ ッ チ ② を 押 す と READY状 態 に 戻 り ま す 。
注 ) 下 限 漏 れ 電 流 の 設 定 が OFFの 場 合 は 、 下 限 の 判 定 は し ま せ ん 。
[上限漏れ電流不合格判定時]
kV
RANGE
KEY LOCK
MEMORY No.
AC TEST VOLTAGE
CURRENT
REMOTE
READY
TEST
GOOD
TIME
HIGH SET
kV
mA
LOW SET
HIGH NG
s
LOW NG
不合格判定時の表示
① TEST 及 び DANGER ラ ン プ ⑪ が 消 灯 し ま す 。
②試験電圧表示器は不合格判定した時の試験電圧を表示します。
③電流表示器は不合格判定した時の漏れ電流値を表示します。
注)試験電圧値、漏れ電流値は応答速度の関係から、不合格判定時点の値とは限
りません。
また、不合格判定時に漏れ電流が急激に増大した場合は、電流表示器は測定
する場合があります。
レンジを越えて、オーバ表示
④試験時間表示器は設定内容により下記の時間を表示します。

試験時間を設定している場合、不合格判定時の残時間
試 験 時 間 の 設 定 を OFFに し て い る 場 合 、 不 合 格 判 定 ま で の 経 過 時 間
-20-
10.リモートコントロール
8 5 2 4 は 前 面 パ ネ ル の REMOTE コ ネ ク タ ⑤ 、 裏 面 パ ネ ル の REMOTE 端 子 台 ⑰ 又 は
REMOTE/OUT コ ネ ク タ ⑱ よ り 、 リ モ ー ト コ ン ト ロ ー ル で き ま す 。
警
告
リ モ ー ト コ ン ト ロ ー ル 時 、 外 部 信 号 に よ り 高 電 圧 を ON/OFFし ま す の
で、不用意に高電圧を発生しないよう、また出力端子、高圧ケーブル
及び被試験物に触れないよう十分に注意してください。
10.1●REMOTEコネクタによる操作
別 売 品 の リ モ ー ト コ ン ト ロ ー ル ボ ッ ク ス ( 5 8 5 8 − 7 、 7 W ) を REMOTE コ ネ ク
タ⑤に接続すると、スタート/ストップ操作をリモートコントロールできます。
リ モ ー ト コ ン ト ロ ー ル ボ ッ ク ス の プ ラ グ を 挿 入 す る と 、 REMOTE ラ ン プ が 点 灯 し 前
面パネルのスイッチ操作からリモートコントロールボックスによるリモート操作に
切り替わります。
リ モ ー ト 操 作 時 は 、 前 面 パ ネ ル の START ス イ ッ チ ③ は 無 効 に な り ま す が 、 ス ト ッ
プ 操 作 は 前 面 パ ネ ル の STOP ス イ ッ チ ② と リ モ ー ト コ ン ト ロ ー ル ボ ッ ク ス の STOP
スイッチ双方から行うことができます。
注 ) 試 験 中 に REMOTE コ ネ ク タ ⑤ に 接 続 し た プ ラ グ を 抜 き 差 し す る と 直 ち に 試 験 を
中 止し 、   を 表示 しま す 。
STOP ス イ ッ チ を 押 す と エ ラ ー は 解 除 さ れ ま す 。
プ ラ グ の 抜 き 差 し は READY状 態 で 行 っ て く だ さ い 。
な お 、 裏 面 の REMOTE 端 子 台 ⑰ 又 は 、 REMOTE/OUT コ ネ ク タ ⑱ の REAR:ON信 号
が ONの 状 態 で あ れ ば 、 試 験 は 中 止 し ま せ ん 。
10.2●REMOTE端子台による操作
裏 面 の REMOTE 端 子 台 ⑰ か ら 、 REMOTE コ ネ ク タ ⑤ と 同 様 の リ モ ー ト 操 作 が で き ま
す。
別 売 品 の フ ッ ト ス イ ッ チ ( 5 8 5 8 − 0 4 ) を START端 子 に 接 続 す る と ス タ ー ト 操
作を足で行うことができます。
① 電 源 を OFFし 、 DANGER ラ ン プ ⑪ が 消 灯 し て い る こ と を 確 認 し ま す 。
② REMOTE 端 子 台 ⑰ の REAR:ONと C端 子 間 を 短 絡 し ま す 。
③ STARTと C及 び STOPと Cに ス イ ッ チ 、 リ レ ー 接 点 又 は ト ラ ン ジ ス タ 、 ホ ト カ プ ラ な
どの論理素子を接続します。
④ 電 源 を ONす る と 、 表 示 部 の REMOTE ラ ン プ が 点 灯 し 、 リ モ ー ト コ ン ト ロ ー ル 可 能
となります。
注 1 ) リ モ ー ト コ ン ト ロ ー ル 時 、 前 面 の START ス イ ッ チ ③ は 無 効 と な り ま す が 、
ス ト ッ プ 操 作 は 前 面 の STOP ス イ ッ チ ② と REMOTE 端 子 台 ⑰ の STOP端 子 の 双
方から行うことができます。
注 2 ) 試 験 中 に REMOTE 端 子 台 ⑰ の REAR:ON信 号 を 変 更 す る と 直 ち に 試 験 を 中 止 し 、
  を 表示 し ます 。
STOP 信 号 を 入 力 す る と 、 エ ラ ー は 解 除 さ れ ま す 。
REAR:ON信 号 の 切 り 替 え は 、 電 源 OFF時 又 は READY状 態 で 行 っ て く だ さ い 。
注 3 ) REMOTE 端 子 台 ⑰ の REAR:ONで 試 験 中 に 、 前 面 パ ネ ル の REMOTE コ ネ ク タ ⑤
にリモートコントロールボックスのプラグを抜き差ししても試験は中止しま
せん。
-21-
入力信号仕様
制 御 入 力 : ア ク テ ィ ブ LOW
入 力 レ ベ ル : “ H” = 16.8∼ 24V
“ L” = 0∼ 3.8V
“ L” レ ベ ル 流 し 出 し 電 流 : I C =10mA
“ L” レ ベ ル 最 小 パ ル ス 幅 : 20ms
注 ) START、 STOP端 子 は 内 部 で +24Vに プ
ルアップしていますので、開放時は
“ H” レ ベ ル と な り ま す 。
図10.1
リモートコントロール端子台接続例
注
意
スイッチやリレーで制御する場合、チャタリングが発生すると誤動作
することがあります。
10.3●REMOTE/OUTコネクタによる操作
裏 面 の REMOTE/OUT コ ネ ク タ ⑱ か ら も REMOTE 端 子 台 ⑰ と 同 一 の リ モ ー ト 操 作 が で
きます。
コネクタの接続は11.2項(P23)を参照してください。
操 作 方 法 は 1 0 . 2 項 ( P 2 1 ) REMOTE端 子 台 に よ る 操 作 と 同 じ で す 。
-22-
11.外部制御
11.1●REMOTE/OUTコネクタによる制御
裏 面 パ ネ ル の REMOTE/OUT コ ネ ク タ ⑱ よ り 、 ス タ ー ト / ス ト ッ プ の リ モ ー ト コ ン ト
ロール、安全を保証するためのインターロックの設定及び8524の各状態に対応
する出力信号をオープンコレクタで出力します。
入 出 力 信 号 は ホ ト カ プ ラ で 内 部 回 路 と は 絶 縁 し て い ま す 。 ま た DC24V 0.1Aの 電 源
を備えていますので外部制御用電源として使用できます。
11.2●コネクタピン配列と機能
区分
OUT
COM
IN
COM
ピン番号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
信号名
+ 24V
H.V.ON
TEST
GOOD
HIGH NG
LOW NG
READY
COM
COM
REAR:ON
STOP
START
INTER LOCK
COM
機 能
DC24V制 御 用 電 源 を 出 力 ( 容 量 0.1A)
高圧端子に電圧出力時に出力
試 験 中 に 出 力 ( TEST 点 滅 時 は 出 力 し な い )
合格判定時に出力
上限不合格判定時に出力
下限不合格判定時に出力
READY状 態 の 時 出 力
コモン(9、14と共通)
コモン(8、14と共通)
リモートコントロール切替信号
ストップ用入力信号
スタート用入力信号
インターロック用信号
インターロック用コモン(8、9と共通)
使用コネクタ:14Pアンフェノール
注 1 ) 外 部 よ り リ モ ー ト コ ン ト ロ ー ル す る 場 合 は 、 REAR:ONと COMを 短 絡 し ま す 。
リ モ ー ト 操 作 は 1 0 . 2 項 ( P 2 1 ) REMOTE端 子 台 に よ る 操 作 と 同 じ で す 。
注 2 ) 1 0 . 2 項 注 2 ) と 同 様 に REAR:ON信 号 を 変 更 す る と 試 験 を 中 止 し 、
  を 表示 し ます 。
STOP 信 号 を 入 力 す る と 、 エ ラ ー は 解 除 さ れ ま す 。
なお、リモートコントロール信号が複数ある場合、前面パネルのコネクタ⑤、
裏 面 端 子 台 の ⑰ の REAR:ON、 REMOTE/OUT コ ネ ク タ ⑱ の す べ て の 信 号 が OFFす
るまで試験は中止しません。
リモートコントロール信号は複数で入力しないようにしてください。
-23-
11.3●インターロック信号
インターロックは作業者の安全を確保するため、外部装置と連動させて出力をしゃ
断する機能です。
本 体 裏 面 の REMOTE/OUT コ ネ ク タ ⑱ の 13番 ピ ン ( INTER-LOCK) を オ ー プ ン に す る と
インターロック状態になり、試験のスタートができません。
イ ン ター ロ ック 機 能作 動 中は 試験 電 圧表 示 器に     を 表示 し 、
8524の出力はしゃ断されすべてのキー操作は無効になります。
イ ン タ ー ロ ッ ク を 解 除 す る に は REMOTE/OUT コ ネ ク タ ⑱ の 13番 ピ ン と 14番 ピ ン を
( COM) 短 絡 し て “ L” レ ベ ル に し て か ら STOP ス イ ッ チ ② を 押 し ま す 。
         が 消 灯 、 READY が 点 灯 し て 試 験 可 能 に な り ま す 。
注 ) 付 属 の REMOTE/OUTプ ラ グ ( 14P) は 13番 ピ ン と 14番 ピ ン を 短 絡 し て い ま す 。
下図の接続例のように外部装置と連動させるなど、安全面を考慮した適切なインタ
ーロック処理を施してください。
図11.1
-24-
インターロック接続例
11.4●出力信号と制御用電源
8524の各状態を出力信号として取り出すことができます。
DC24Vの 制 御 用 電 源 を 備 え て い ま す の で 、 リ レ ー な ど を 直 接 ド ラ イ ブ で き ま す 。
(1)出力信号仕様
信 号 形 式:オープンコレクタ出力
最 大 負 荷 電 圧 : DC30V
最 大 出 力 電 流 : DC400mA( ト ー タ ル )
絶 縁 方 式:ホトカプラにより内部回路とアイソレーション
出 力 飽 和 電 圧 : DC1.6V以 下
(2)制御用電源仕様
出 力 電 圧 : DC30V
電 流 容 量 : DC0.1A
絶 縁 方 式:ホトカプラにより内部回路とアイソレーション
(入出力信号と非絶縁)
図11.2
リレードライブ接続例
図11.3
信号レベルを得る例
注
意
・ 出 力 電 流 は ト ー タ ル 400mA以 下 で ご 使 用 く だ さ い 。
・リレーなどの誘導性負荷を制御する場合は、コイルと並列にダイオ
ード接続して逆起電力を吸収してください。
-25-
12.ステータス出力
12.1●STATUS
出力名
H.V.ON
TEST
GOOD
HIGH NG
LOW NG
READY
POWER ON
OUTの出力名と出力条件
出力条件
高 圧 端 子 に 電 圧 出 力 時 ( DANGER 点 灯 時 )
試 験 中 ( TEST 点 灯 時 )
合 格 判 定 時 ( GOOD 点 灯 時 )
上 限 不 合 格 判 定 時 ( HIGH NG 点 灯 時 )
下 限 不 合 格 判 定 時 ( LOW NG 点 灯 時 )
READY状 態 の 時 ( READY 点 灯 時 )
電 源 が ONの 時
H.V.ON
TEST
GOOD
HIGH NG
LOW NG
READY
POWER ON
OFF
ON
100V
MAX0.3A
裏 面 STATUS OUT ⑳ の デ ィ ッ プ ス イ ッ チ を ONす る と 、 そ の 状 態 の 時 ア ウ ト レ ッ ト に
AC100Vを 出 力 し ま す 。
オプションの回転灯(5858−03A)や市販のブザーなど接続することができ
ます。
ディップスイッチは複数選択可能です。
12.2●出力条件の設定
① 電 源 を OFFし 、 DANGER ラ ン プ ⑪ が 消 灯 し て い る こ と を 確 認 し ま す 。
② 出 力 さ せ た い 出 力 名 の デ ィ ッ プ ス イ ッ チ を ONし ま す 。
③複数の出力を選択した時は、1つでも条件が成立すると出力します。
12.3●アウトレット出力仕様
出 力 電 圧 : AC100V± 10%
最 大 出 力 電 流 : 0.3A
注 ) 8 5 2 4 の 電 源 電 圧 が AC100V以 外 の 場 合 も 、 ア ウ ト レ ッ ト に は AC100Vを 出 力 し
ます。
警
告
ス テ ー タ ス 出 力 用 ア ウ ト レ ッ ト に は 、 0.3A以 上 の 電 流 を 消 費 す る 機 器
を接続しないでください。
本器の破損の原因となります。
-26-
13.タイミングチャート
①GOOD動 作
② HIGH NG動 作
③ LOW NG動 作
④試 験電 圧NG動作
⑤ 途中 中 止動 作
START
STOP
H.V.ON
TIME UP
TIMER
OK
OK
OK
NG
VOLTAGE
JUDGE
連 続可
GOOD
HIGH NG
LOW NG
TEST
BUZZER
READY
信号名
START
STOP
H.V.ON
TIMER
VOLTAGE JUDGE
GOOD
HIGH NG
LOW NG
TEST
BUZZER
READY
機 能
試験スタートの入力信号
試験ストップの入力信号
高圧端子に電圧出力時の出力信号
試験時間設定時のタイマー作動時間
基準電圧設定時の比較状態
合格判定時の出力信号
上限不合格判定時の出力信号
下限不合格判定時の出力信号
試験中の出力信号
ブザーの発音状態
READY状 態 時 の 出 力 信 号
14.ブザー音の調整
合格判定時、及び不合格判定時にブザー音が鳴ります。
裏 面 パ ネ ル の GOOD 及 び NG の ト リ マ ⑲ で 音 量 調 節 が で き ま す 。
右に回すと音量が増加し、左に回しきると無音になります。
GOOD
NG そ れ ぞ れ 個 別 に 調 節 で き ま す 。
調 整 は No.0の プ ラ ス ド ラ イ バ ー で 行 っ て く だ さ い 。
-27-
OK
15.保守
15.1●お手入れについて
前面パネルやケースが汚れたときは柔らかい布でふいてください。
汚れがひどい場合は柔らかい布を中性洗剤で薄めた水に浸し、良く絞ってから軽く
ふいてください。シンナー、ベンジン等の有機溶剤でふくと、表面が変形、変色す
ることがありますので、ご使用にならないでください。
15.2●故障かなと思ったら
故障かな?と思ったら修理に出される前に、次の点をお調べください。
症 状
電 源 ス イ ッ チ を ONし て も
表示器が点灯しない。
点 検 事 項
・電源プラグがコンセントから外れていませんか?
・ヒューズが切れていませんか?
15.3項(P28)を参照してヒューズを交換
します。
  
・インターロックが作動しています。
を表示する。
11.3項(P24)を参照の上、インターロッ
クを解除してください。
キーが操作できない。
・ KEY LOCK が 点 灯 し て い ま せ ん か ?
6.3項(P10)を参照の上キーロックを解除
してください。
START ス イ ッ チ を 押 し て ・ READY が 点 灯 し て い ま す か ?
も試験を開始しない。
・ REMOTE が 点 灯 し て い ま せ ん か ?
リ モ ー ト コ ン ト ロ ー ル 中 は START ス イ ッ チ は 無
効になります。
リモートコントロールについては、10項(P21)
を参照してください。
15.3●ヒューズの交換
ヒューズを交換するときは必ず下表の定格のヒューズを使用してください。
定 格 7Aの ヒ ュ ー ズ は 付 属 品 に 添 付 し て い ま す 。
区分
標準品
電源電圧 ヒューズ定格
AC100V
125V 7A
AC115V
AC200V
オプション
AC220V
250V 4A
AC240V
上記定格以外のヒューズは使用しないでください
ヒューズの交換手順
① POWER ス イ ッ チ ① を OFFし て 電 源 コ ー ド を 抜 き ま す 。
②裏面パネルのヒューズソケット⑦の角穴にマイナスドライバーを差し込み、
下方に押してヒューズボックスを取り外します。
③指定定格のヒューズと交換します。
④ヒューズボックスを差し込みます。
-28-
16.仕様
1.試験電圧
(1)出 力
(2)出 力
電
容
(3)波
(4)電 圧 変 動
(5)電 圧 出 力 方
(6)出 力 電 圧 設
2.電圧測定
(1)整 流
(2)ア ナ
方
ロ
圧
量
形
率
法
定
式
グ
(3)デ ィ ジ タ ル
3.電流測定
(1)整 流 方
(2)測 定 範
(3)表
(4)分
解
(5)測
(6)電
定
流
式
囲
示
能
確
表
度
示
4.試験結果判定
(1)判 定 方
式
(2)設
定
範
囲
(3)判
定
条
件
5.試験時間
(1)設 定 範 囲
(2)設 定 分 解 能
(3)時 間 表 示
(4)確
度
AC0∼ 2.5kV/ 0∼ 5kV
500VA( 5kV, 100mA) 電 源 AC100V時
た だ し 、 出 力 電 流 50mA以 上 は 、 連 続 30分 以 下
商用電源波形
15% 以 下 ( 公 称 電 源 電 圧 時 、 無 負 荷 → 最 大 負 荷 に て )
ゼロクロス投入スイッチ
ボルトスライダーによる手動設定
平均値整流実効値表示
目
盛 : AC0∼ 5kV
精 度 階 級 : ± 5% ( JIS C 1102)
ス ケ ー ル : AC0.00∼ 6.00kV 緑 色 L E D
測 定 確 度 : ± 1.5% f.s.
電圧表示:試験中は高圧端子の出力電圧を表示
試験終了時は判定時の電圧値を保持
READY時 は 基 準 電 圧 値 を 表 示
平均値整流実効値表示
0.01∼ 110mA( 8/32/110mA 3レ ン ジ 上 限 設 定 値 と 連 動 切 替 )
デ ィ ジ タ ル 3桁 表 示 緑 色 L E D
0.01mA( 0.1∼ 8.0mA)
注.( )内は上限設定値
0.1mA ( 8.1∼ 32mA)
1mA
( 33∼ 110mA)
上 限 設 定 値 の ± ( 5% + 20μ A)
試験中は漏れ電流値を表示
試験終了時は判定時の漏れ電流値を保持
READY時 は 上 限 設 定 値 を 表 示
上限
アナログコンパレータ及び
上下限 ディジタルコンパレータ
上 限 0.1∼ 110mA
分 解 能 0.1mA( 0.1∼ 9.9mA) / 1mA( 10∼ 110mA)
下 限 0.1∼ 109mA
分 解 能 0.1mA( 0.1∼ 9.9mA) / 1mA( 10∼ 109mA)
注 ) 下 限 設 定 は ON/OFF可 能
上 限 設 定 値 > 漏 れ 電 流 > 下 限 設 定 値 ・ ・ ・ GOOD
上 限 設 定 値 ≦ 漏 れ 電 流 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ NG
下 限 設 定 値 ≧ 漏 れ 電 流 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ NG
注 ) GOOD判 定 は 出 力 時 間 を 連 続 / 0.2s切 替 可 能
0.5∼ 999sタ イ マ ー オ フ 機 能 付
0.1s( 0.5∼ 99.9s) / 1s( 100∼ 999s)
試 験 中 タ イ マ ー ON時 : 残 時 間 表 示
タ イ マ ー OFF時 : 経 過 時 間 表 示
READY時 は 設 定 値 表 示
± 20ms( 0.5∼ 99.9s) / ± 200ms( 100∼ 999s)
-29-
6.入出力信号
(1)コ ネ ク タ
(2)出 力 信 号
(3)出 力 信 号 名
(4)制 御 用 電 源
(5)入 力 信 号
(6)入 力 信 号 名
裏 面 14Pア ン フ ェ ノ ー ル コ ネ ク タ
オ ー プ ン コ レ ク タ DC30V、 MAX400mA( ト ー タ ル )
H.V.ON : 高 圧 端 子 に 電 圧 出 力 中
TEST
:試験中
GOOD
: 合 格 判 定 時 ( 0.2s/ 連 続 切 替 可 能 )
HIGH NG: 上 限 不 合 格 判 定 時 ( 連 続 )
LOW NG : 下 限 不 合 格 判 定 時 ( 連 続 )
READY
: READY状 態
DC24V、 0.1A
H= 16.8∼ 24V、 L= 0∼ 3.8V
Ic= 10mA、 Lレ ベ ル 最 小 パ ル ス 幅 = 20ms
START
:試験スタート信号
STOP
:試験ストップ信号
REAR:ON
:リモートコントロール切替信号
INTER LOCK: イ ン タ ー ロ ッ ク 用 信 号
7.ステータス出力
裏面ディップスイッチで選択した出力条件時にアウトレットに電圧を出力
出 力 定 格 : AC100V、 0.3A
ス イ ッ チ 設 定 条 件 1 . H.V.ON
( 複 数 選 択 可 能 ) 2 . TEST
3 . GOOD
4 . HIGH NG
5 . LOW NG
6 . READY
7 . POWER ON
8.リモートコントロール
表 面 パ ネ ル の REMOTEコ ネ ク タ ( DIN5P) 、 裏 面 パ ネ ル の REMOTE端 子 台 、 又 は REMOTE/OUTコ ネ ク タ よ
り下記のリモートコントロール可能
(1)S T A R T
試験スタート
(2)S T O P
試験の中断および判定の復帰
表 面 パ ネ ル の REMOTEコ ネ ク タ よ り リ モ ー ト コ ン ト ロ ー ル す る 場 合 は 、 別 売 の リ モ ー ト コ ン ト ロ ー
ルボックスを接続
裏 面 パ ネ ル の REMOTE端 子 台 又 は REMOTE/OUTコ ネ ク タ よ り も 無 電 圧 接 点 又 は 論 理 素 子 で リ モ ー ト コ
ントロール可能
リ モ ー ト コ ン ト ロ ー ル す る 場 合 は 、 REAR:ONを 短 絡
リ モ ー ト コ ン ト ロ ー ル 時 REMOTE ラ ン プ を 点 滅 、 本 体 前 面 パ ネ ル の ス タ ー ト ス イ ッ チ は 操 作 不 能
9.その他の機能
(1)インターロック
(2)メ モ リ ー 機 能
(3)基
準
電
圧
(4)キ ー ロ ッ ク
(5)ブ ザ ー 設 定
裏 面 コネ クタ の イン タ ーロ ック ピ ンオ ー プン 時、 イ ンタ ー ロッ ク 機能 が作 動
表 示 器に   を 表示
8種 類 の 設 定 内 容 ( 基 準 電 圧 、 上 下 限 漏 れ 電 流 値 、 試 験 時 間 ) を 記 憶
メ モ リ ー の 書 き 込 み 、 読 み 出 し 時 メ モ リ ー 番 号 表 示 1∼ 8
ス ラ イ ダ ー で 設 定 す る 電 圧 が 、 設 定 値 の ± 5% 以 内 で 試 験 開 始
注 ) 設 定 電 圧 が 1000V以 下 の 場 合 は ± 50V( ± 5digit) 以 内
試 験 中 に 設 定 値 を 外 れ た 場 合 、 試 験 を 中 止 し HIGH LOW NG表 示
( 機 能 の ON/OFF可 OFFに す る と 設 定 時 に 電 圧 表 示 器    表 示 )
キーロック時はスタート、ストップスイッチ以外の操作が無効
( キ ー ロ ッ ク 時 KEY LOCK ラ ン プ 点 灯 )
GOOD、 NG個 別 に VRで 音 量 調 節 可 能 ( 消 音 可 )
-30-
10.一般仕様
(1)供 給 電 源
( 2 ) 電源電圧供給範囲
(3)消 費 電 力
(4)動 作 周 囲 温 度
(5)動 作 湿 度 範 囲
(6)保 存 温 湿 度
(7)耐
電
圧
(8)外 形 寸 法
(9)質
量
( 10) 付
属
品
( 11) 別 売 ア ク セ サ リ
AC100V 50/60Hz
AC90∼ 110V
定 格 負 荷 時 : 約 650VA
無 負 荷 ( READY) 時 : 約 10VA
0∼ 40℃
20∼ 80% RH( 結 露 な き こ と )
-20∼ 70℃ 90% RH以 下 ( 結 露 な き こ と )
電 源 − 外 箱 間 AC1000V 1 分 間
320( W ) × 150( H ) × 300( D ) mm
約 15kg( オ プ シ ョ ン の 標 準 外 電 源 電 圧 の 場 合 は 、 約 5.5kg増 加 )
高圧ケーブル
2m
1組
アース線
3m
1本
電源コード
2.5m
1本 ( 3P→ 2Pア ダ プ タ プ ラ グ 付 )
REMOTE/OUTプ ラ グ
1個 ( 14P)
ヒューズ
7A
1本
取扱説明書
1部
リモートコントロールボックス:5858−07
両手リモコンボックス
:5858−07W
回転灯
:5858−03A
フットスイッチ
:5858−04
11.オプション仕様(工場オプションにつき発注時指定)
(1)標準外電源電圧
AC115V、 200V、 220V、 240Vの 電 源 電 圧 製 作 可 能
形名
8524-P115
8524-P200
8524-P220
8524-P240
供給電源
AC115V
AC200V *
AC220V *
AC240V *
電 源 電圧 供 給 範 囲
AC103.5∼ 126.5V
AC180∼ 220V
AC198∼ 240V
AC216∼ 250V
*AC200V系 電 源 ケ ー ブ ル は 専 用 品 と な り ま す 。
12.出力波形について
試験物が容量性負荷の場合、その容量の大きさにより出力波形に歪みが生じたり、出力電圧が上
昇することがあります。
こ の よ う な 現 象 を さ け る に は 、 試 験 物 の 容 量 分 は 1000pF以 下 に し て く だ さ い 。
-31-
17.エラーメッセージ
エラー発生時、状況に応じて下記の表のように表示します。
エラーメッセージを確認してから作業してください。
エラーメッセージ












原因・対策
原 因 : イ ン タ ー ロ ッ ク 用 信 号 が OFFに な っ た 。
対 策 : 裏 面 REMOTE/OUT コ ネ ク タ ⑱ の 13番 ピ ン が オ ー
プ ン で す 。 付 属 の REMOTE/OUTプ ラ グ (14P)を コ
ネ ク タ ⑱ に 接 続 し て STOP ス イ ッ チ を 押 し 、 エ
ラーを解除してください。
11.3項(P24)参照
原因:試験中に試験電圧レンジ切替スイッチ⑥の操作
を行った。
対 策 : 切 替 ス イ ッ チ ⑥ を 元 の レ ン ジ に 戻 し て STOP ス
イッチを押し、エラーを解除してください。
6.2項(P9)参照
原因:試験中にリモートコントロール信号の変更を行
った。
対策:リモートコントロール状態、前面パネルの
REMOTE コ ネ ク タ ⑤ を 接 続 、 又 は 裏 面 REMOTE
端 子 台 ⑰ 、 REMOTE/OUT コ ネ ク タ ⑱ の REAR:ON
信 号 を 元 の 状 態 に 戻 し て STOP ス イ ッ チ を 押
し、エラーを解除してください。
10項(P21)、11項(P23)参照
原 因 : 試 験 終 了 後 、 10秒 経 過 し て も 電 圧 出 力 が 下 が ら
ない。
対 策 : す ぐ に 電 源 を OFFし て く だ さ い 。
8524本体が故障している可能性があります
ので、代理店又は当社までご連絡ください。
-32-
●この取扱説明書の仕様は、2003年6月現在のものです。