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オットーボック装具　取扱説明書 ②　( 製品篇 )
②　( 製品篇 )
50A8/50A9 オモ オットーボック製品　取扱説明書
インモビル スリング シリーズ
義肢装具士をはじめとする医療従事者の方々へ
このたびは本製品をご採用いただきまして、 誠にありがとうございます。 本製品を安全にお取扱いいただくために、 ご使用
前に必ず取扱説明書① （基本篇） と取扱説明書② （製品篇） をよくお読みいただき、 使用される方に装着方法、 使用
上の注意、 お手入れ方法などを必ずご案内ください。
また取扱説明書①②は、 必要な際にいつでも参照できるようにお手元に大切に保管してください。
【適応 ・ 用途】
50A8
50A9
肩関節内旋位 腕つり装具 『50A8 オモ インモビル スリング』、
肩関節外転位 腕つり装具 『50A9 オモ インモビル スリング ア
ブダクション』 は、 肩関節の肢位保持と上肢を懸垂する腕つり
装具です。
50A8 オモ インモビル スリング
肩関節の各種疾患に伴う術後や外傷後などの安定のための
肩関節内旋位保持、 上肢の懸垂
50A9 オモ インモビル スリング アブダクション
肩関節の各種疾患に伴う術後や外傷後などの安定のための
肩関節外転位 （15 度） 保持、　上肢の懸垂
外転用パッド
● 適応については、 必ず医師の診断を受けてください。
【特徴】
『50A8 オモ インモビル スリング』、 『50A9 オモ インモビル スリング アブダクション』 は、 『肩ベルト』 と 『ウエストベルト』 が起
毛素材でできており、 面ファスナーにより簡単にベルトの長さを変えることで、 本体の位置調整ができます。 また、 『50A9 オモ イ
ンモビル スリング アブダクション』 は面ファスナーで取付けられた外転用パッドを外して内旋位用としても使用することができます。
【サイズの選び方】
（一箱 :1 個入り）
下記のサイズ表から選択してください。 （左右兼用）
発注品番
サイズ
適用範囲
オモ インモビル スリング
オモ インモビル スリング アブダクション
50A8=S
50A9=S
S
29.0 ～ 32.0
50A8=M
50A9=M
M
32.0 ～ 36.0
50A8=L
50A9=L
L
36.0 ～ 40.0
・ 計測値が 2 サイズにまたがる場合は、 大きい方のサイズをお選びください。
前腕長 （cm）
計測位置
【サイズの測り方】
イラストのように前腕長 （肘頭～ MP 関節）
の長さを測り、 サイズを選択します。
【調整方法と装着手順】
● 本製品を初めて装着される際には、 必ず医師、 義肢装具士をはじめとした医療従事者による調整と装着　手順の指導が必要となります。
装着前に取扱説明書①基本篇の 【使用上の注意―必ずお読みくださいー】 をよく読み、 また、 医療従事者による装着手順の
指導に従って、 正しく装着してください。 （以下の写真は左肩への装着方法です。）
備考
● 本製品は、 T シャツなどの衣類を着用した上に装着することをお勧めします。
1. 50A8 オモ インモビル スリング
左肩関節用への設定変更
本製品は右の肩関節用に初期設定されていますので、 左肩関節に装着する場合には、 本体内側に
付いている 『ウエストベルト』 の面ファスナーを本体の反対側に取付けて使用してください （写真１）。
『肩ベルト』 のバックルは、 挿入する向きを逆にしてください。
写真１
ロゴラベル
拇指ベルト
腕ベルト
①　本体から各ベルトを外し、 ロゴラベルが付いている側を上にして本体に
腕を入れます。 そして面ファスナー製の 『腕ベルト』 『拇指ベルト』 を
調整しながら留め、 上腕と前腕を固定します （写真１- ①）。
写真１- ①
②　『肩ベルト』 を健側の肩にたすきがけし、 バックルで本体に仮留めしま
す。 ベルトの面ファスナーにより 『肩ベルト』 の長さを調節しながら、
本体を適切な位置に合わせます。 （写真１- ② )
面ファスナー
③　『ウエストベルト』 を腰に回して取付けた後、 長さを調節します。
（写真１- ③） ベルトの長さは必要に応じてカットしてください。
写真１- ②
写真１- ③
２． 50A9 オモ インモビル スリング アブダクション
外転パッド側
面ファスナー
左肩関節用への設定変更
本製品は右の肩関節用に初期設定されていますので、 左肩関節に装着する場合には、 『ウエストベ
ルト』 の面ファスナーを外し、 『外転用パッド』 を外します。 そして 『外転用パッド』 を本体の反対側
に取付け、 両面ファスナーで固定します （写真２)。
『肩ベルト』 のバックルは、 挿入する向きを逆にしてください。
本体
写真２
ロゴラベル
外転パッド
腕ベルト
外転パッド
拇指ベルト
①　『50A8』 と同様、 本体から各ベルトを外し、 ロゴラベルが付いている
側を上にして本体に腕を入れます。 そして面ファスナー製の 『腕ベ
ルト』 『拇指ベルト』 を留めます （写真２- ① )。
※ 本体に腕を入れた後に 『外転用パッド』 を取付ける手順でも
装着することができます。
写真２- ①
②　『肩ベルト』 を健側の肩にたすきがけし、 バックルで本体に仮留めし、
『腕ベルト』 を調整し、肘の位置を合わせます。 『外転用パッド』 のカー
ブしている形状を前方にし、患側の腰に合わせます。 『腕ベルト』と『拇
指ベルト』 を調整し、 上腕と前腕を固定します ( 写真２- ②）。
写真２- ②
写真２- ③
③　面ファスナーにより 『肩ベルト』 の長さを調節し、 本体を適切な位置
に合せた後、『ウエストベルト』 を腰に回して取付けます。 （写真２- ③）
ウエストベルトの長さは必要に応じてカットしてください。
【お手入れ方法と注意事項】
● お手入れをされる場合には、 取扱説明書 ① 【お手入れ方法と注意事項】 を必ずご覧ください。
・ 面ファスナーはフックとループの接着機能を保つため、 洗濯前にフックとループを閉じてください。
・ 50A9 の 『外転用パッド』 は、 内蔵されたフォーム材を外し、 カバーのみ、 手洗いしてください。
【品質表示】
本体 ： ナイロン　ベルト ： ナイロン　外転用パッド ： フォーム材
お問合わせ先
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輸入販売元
オットーボック・ジャパン株式会社 www.ottobock.co.jp
〒108-0023 東京都港区芝浦4-4-44 横河ビル8F TEL：03-3798-2111（代表）　FAX：03-3798-2112
O-IFU-T-50A8/50A9-201210