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省電⼒データ収集システムボード
HVT-10MB
取扱説明書
本資料に記載の全ての情報は本資料発⾏時点のものであり、弊社は、予告なしに、本資料に記載した
製品または仕様を変更することがあります。弊社ホームページなどで公開される最新の情報をご確認
ください。
www.cyrola.co.jp
2014 February Rev.1.0
HVT-10MB 取扱説明書 Rev 1.0
はじめにお読みください
このたびは、
省電⼒データ収集システムボードHVT-10MBをお買い上げいただき、
誠にありがとうございます。
本製品をご使⽤の際は、本取扱説明書をよくお読みの上、正しくお使い下さい。
【禁⽌事項】
・本製品は、⼈命や財産に危険が及び得るシステムや医療機器、原⼦⼒制御設備など、極めて⾼い信頼性を要求
される⽤途への使⽤は考慮されていません。これらの⽤途には絶対に使⽤しないで下さい。
・本製品は⽇本国内にて無線モジュールと接続して使⽤することを想定して作られておりますが、本製品の仕様
は電波法に基づく無線設備には該当しません。本製品に接続する無線モジュールについて、電波法に基づく無
線設備の証明を取得していない製品は使⽤しないでください。
【注意事項】
・本製品は精密な電⼦部品でできています。衝撃の加わる場所、ほこりや湿気の多い場所、油煙の⽣じる場所等
での保管や使⽤は避けて下さい。
・本製品および無線モジュールの電波により誤動作する恐れがある機器・装置の近くでは使⽤しないで下さい。
相互の機器に影響を与え、最悪の場合、⽣命に危険を及ぼす恐れがあります。
・本製品に組み合わせる無線モジュールは電波で通信するため、周囲環境の変化や使⽤⽅法により、データ転送
が途絶える場合があります。お使いになるシステムに合わせて、適切なフェイルセーフを施して下さい。
・電源は必ず規定電圧範囲内で供給してください。また短絡、逆接続しないでください。回路の誤動作や破損、
発熱や破壊の恐れがあります。
・本製品は、電⼦回路およびプログラミングに関して、ある程度の経験・知識がある⽅を対象としています。
【保証期間】
本製品の保証期間は、お客様のご指定場所に納⼊後、1年間とします。
【保証範囲】
上記保証期間中に、
当社の責により故障を⽣じた場合は納⼊品の修理または交換を、
当社の責において⾏います。
ただし、次に該当する場合は保証の対象外とさせていただきます。
(1)不当なお取り扱い、またはご使⽤による場合
(2)故障原因が、納⼊品以外の事由による場合
(3)当社以外の改造、または修理が⾏われた場合
(4)その他、天災等の災害など、当社の責にあらざる場合
なお、以上は納⼊品そのものの保証を意味するものであり、納⼊品の故障および不具合により発⽣した損害など
については、
弊社ではいかなる責任も負いかねます。
また、
本製品はお客様にて仕様を変更できる製品ですので、
初期不良については対応いたしますが、それ以外の保証につきましてはお受けできかねます。
CYROLA INC.
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7.2 コンパイラ制限 ............................................13
⽬次
7.3 サンプル・コード........................................13
7.4 アドレス空間.................................................14
1. 電源.......................................................................... 1
8. 附録........................................................................15
1.1 ⽬的..................................................................... 1
8.1 回路図(MCU および通信回路).............15
1.2 特徴 ................................................................... 1
8.1 回路図(ディスプレイドライバおよび周辺
2. 電源.......................................................................... 1
回路).....................................................................16
2.1 動作条件........................................................... 1
8.2 部品表.............................................................17
2.2 初期起動動作................................................... 2
8.2 部品表(つづき)........................................18
3. ボードレイアウト.................................................. 2
3.1 コンポーネントレイアウト.......................... 2
3.2 ボード⼨法....................................................... 3
3.3 ボード内部の接続関係.................................... 4
3.4 開発環境の接続関係........................................ 5
3.5 システムの初期設定値.................................... 5
4. ユーザ回路.............................................................. 6
4.1 リセット回路................................................... 6
4.2 クロック回路................................................... 6
4.3 スイッチ........................................................... 6
4.4 LED ............................................................... 7
4.5 シリアル通信ポート....................................... 7
5.周辺回路.................................................................... 8
5.1 USBシリアルポート .................................. 8
5.2 温度センサ....................................................... 8
5.3 ⾚外線受信回路............................................... 8
5.4 リアルタイムクロック .................................. 8
5.5 外部フラッシュメモリ .................................. 9
5.6 電⼦インクディスプレイ⽤コネクタ.......... 9
5.7 無線モジュール⽤コネクタ.......................... 9
5.8 フラッシュメモリカードスロット.............. 9
6. ヘッダ....................................................................10
6.1 ジャンパピン.................................................10
6.2 プログラムヘッダ.........................................10
6.3 内部電源ヘッダ.............................................11
6.4 外部基板インターフェース(アプリケーシ
ョンヘッダ).........................................................11
7. コード開発............................................................13
7.1 概要 .................................................................13
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1. 電源
1.1 ⽬的
本製品は ATMEL 社の 8bit MCU、ATmega1284P を使⽤した省電⼒データ収集システム⽤ボードです。
この取扱説明書ではハードウェアの要素を説明します。電気的な接続関係については、別に⽰す回路図を
参照下さい。
1.2 特徴
本製品は以下の特徴を含みます:
・ATMEL 社製省電⼒ MCU ATmega1284P マイクロコントローラ
・8M ビット・フラッシュメモリ
・USB コネクタ及びドライバ IC
・バッテリーバックアップ付きリアルタイム・クロック IC
・温度センサ IC
・スイッチ、LED 等のユーザインターフェース回路
・⾚外線信号受信回路
・フラッシュメモリカードソケット
・電⼦インクディスプレイドライバ及び接続コネクタ
・無線モジュール接続コネクタ
2. 電源
2.1 動作条件
ボードにはセンタープラスのバレル型電源ジャック J1 を備えています。製品出荷設定では 5VDC の電源
⼊⼒に対応しており、その他の電源を利⽤する際は、特定の設定を必要とします。各電源の直列抵抗は通
常短絡して使⽤しますが、逆接続防⽌ダイオードの挿⼊や電流測定にも利⽤できます。
スライドスイッチ SW1 ですべての電源を断続できます。短絡抵抗 R30 を外すことでジャンパ JP2 の 5 番
と 6 番を電流監視⽤ピンとして使うこともできます。FLT_GND は J1 への給電開始に先⽴って GND から
切り離され、
ただちに電源の供給を断ちます。
コネクタ CN8 の 1 番と 6 番は VIN 電源外部出⼒端⼦です。
拡張ボード HVT-10ST(別売品)に電⼒を供給する際、ボード上の 3.3V レギュレータ U4 をバイパスす
る際に使⽤します。電源の種類を表 2-1 に⽰します。
系統
部品番号
正電源ピン番号
負電源ピン番号
直列抵抗
外部電源
J1
1
2(GND)
R29(製品出荷時:短絡)
補助電源 1
CN8
3(VCC_AUX)
4(FLT_GND)
R23(製品出荷時:開放)
補助電源 2
JP2
2
1(FLT_GND)
R24(製品出荷時:開放)
表 2-1 電源の種類
1
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2.2 初期起動動作
製品購⼊時、ボード上の MCU に Arduino 互換のブートローダとデモプログラムが書き込まれています。
次の⼿順で動作を確認することができます。
1.ボード上の USB コネクタとコンピュータを USB ケーブルで接続します。
2.コンピュータに仮想 COM ポートドライバを導⼊します。
FTDI 社のホームページより、該当するドライバソフトウェアを⼊⼿する必要があります。
http://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htm
3.ボードの電源を投⼊します。
4.ボード上の温度センサから得られた温度データを COM ポートに逐次出⼒します。
5.この温度データは、コンピュータ上のターミナルソフトウェアで表⽰することができます。
このときディスプレイモジュールが接続されていれば、画⾯上に温度データが表⽰されます。
3. ボードレイアウト
3.1 コンポーネントレイアウト
ボードのコンポーネントレイアウトを図 3-1 に⽰します。
⾚外線受光部
USB mini-B
コネクタ
ユーザLED×2
CR2032電池ホルダ
メモリカード
スロット
温度センサ
電源LED
CN8
U6
無線モジュール
コネクタ
BAT1
CN7
JP2
電源SW
JP1
CN6
U2
SW1
SW4
J1
U1
X1
CN3
CN1
JTAG
ICSP
CN9
X2
SW3
SW2
電⼦インク
ディスプレイ
コネクタ
リセットSW
SW5
CN2
CN4
CN5
DCジャック
ユーザSW×4
図 3-1 コンポーネントレイアウト
本ボードでは MCU の全ての I/O ピンに対して、オンボードの周辺機能が割り当てられています。ユーザ
の仕様によっては、これらの機能を実装しないか、あるいはオンボードの MCU をマスタとしてスレーブ
側の MCU を増設することが考えられます。このような場合、専⽤スタック基板 HVT-10ST(別売品)の
ユニバーサル領域を活⽤することで機能を拡張することができます。
2
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3.2 ボード⼨法
ボード⼨法およびコネクタ位置を図 3-2 に⽰します。インターフェース部のスルーホールは、2.54mm の
共通ピッチになっています。
図 3-2 ボード⼨法図
本ボードの外形⼨法と⽳位置は、表 3-2 のプラスチックケースに適合します。回路の規模や構成に応じて
ケースを選ぶことができます。⽳加⼯はお取り扱い各社を通じて依頼することができます。
型式
外形⼨法
製造元
TWF9-4-17
幅 190mm×縦 86mm×厚さ 35mm
(株)タカチ電機⼯業
TWF9-6-17
幅 190mm×縦 86mm×厚さ 60mm
(株)タカチ電機⼯業
表 3-2 適合ケース型式
3
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3.3 ボード内部の接続関係
ボードコンポーネントとマイクロコントローラの接続関係を図 3-3 に⽰します。
32.768kHz
USB
SERIAL IC
CN7
RTC
IC
BATT
CN6
WIRELESS
CLK
3V
FLASH CARD
TEMP
SENSOR
ICSP
/SPI
TWI
(I2C)
IR
RECEIVER
MCU
ATmega1284P-AU
44P TQFP
JTAG
8M-BIT
ROM
VCC
VCC_AUX
CN8
VIN
LED2
3V
RESET
LEVEL
EPD
CONV. DRIVER
LED1 LED3
RESET
SW
XTAL
SW2 SW3 SW4 SW5
XTAL
USER XTAL
32.768kHz
3V
VCC
3.3V
REG.
VIN
J1
CN2
CN4
3.0V
REG.
CN9
CN5
図 3-3 ボード内部の接続関係
4
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3.4 開発環境の接続関係
ホスト PC、ライタまたはデバッガ、ボード間の接続関係を図 3-4 に⽰します。
USBケーブル (Arduino)
USBケーブル
または
シリアルケーブル
6pin ICSPケーブル
または
10pin JTAGケーブル
ライタ/デバッガ
STK500
AVR Dragon
JTAGICE mkII/3
AVRISP mkII
Arduino (ISP) 等
ホストPC
HVT-10MB
図 3-4 開発環境の接続関係
製品出荷時は、ヒューズビット設定にて JTAGEN を無効としています。また、JTAG ⽤ピンヘ
ッダも未実装となっています。JTAG デバッグを利⽤する際は適宜設定を変更ください。
3.5 システムの初期設定値
MCU は、内部のヒューズ・ビットによりシステムの動作条件を記憶します。本ボードの製品出荷状態に
おけるヒューズ・ビット設定は、システムクロック 8MHz、ブートスタートアドレスは 0xF800 となって
います。ヒューズ・ビットの初期設定値を表 3-5 に⽰します。
Low
High
Extended
E2
DA
FF
表 3-5 ヒューズ・ビットの初期設定値
5
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4. ユーザ回路
4.1 リセット回路
本ボードは MCU 内蔵のパワーオンリセット回路を使⽤します。また、ボード上の RESET スイッチによ
ってリセット信号を⽣成することも可能です。MCU のリセット仕様についてはデータシートを、ボード
のリセット回路詳細については回路図を参照してください。また、Arduino 製品特有の機能である、nDTR
信号を利⽤した⾃動リセット回路が実装されています。この機能は R27 の除去により無効化できます。
4.2 クロック回路
製品出荷時は、マイクロコントローラのクロック源は内蔵 RC オシレータとなっています。ヒューズビッ
ト設定にて 8 分周回路を無効とし、システムクロックは 8MHz で動作しています。ボード上にはクロック
回路が⽤意されており、X2 に⽔晶発信⼦を搭載することでシステムを最⼤ 20MHz で動作させることが
できます。X1 に 32.768kHz の時計⽤⽔晶発信⼦を搭載することもできます。ボード上のクロック詳細を
表 4-2 に⽰します。
クロック
機能/⽤途
出荷時の状態
周波数
パッケージ
X1
時計⽤⽔晶発信⼦
未実装
32.768kHz
FC-255
X2
システム⽤⽔晶発信⼦
未実装
20MHz max
HC-49/S
X3
RTC ⽤⽔晶発信⼦
実装済み
32.768kHz
FC-255
表 4-2 クロック
4.3 スイッチ
本ボードにはリセット⽤として1つ、ユーザ⽤として4つのスイッチ回路が備わっています。ユーザはス
イッチを部品⾯または半⽥⾯のどちらからでも取り付けることができます。6.2mm ⾓または 12mm ⾓の
タクトスイッチがお使いいただけます。
製品出荷時、スイッチの接続ポート PC2〜PC5 には、GND に対して 47kΩの抵抗と 0.1uF のコンデンサ
が接続されています。このため、スイッチを実装しない状態でも GND にプルダウンされています。各ス
イッチの機能および接続を表 4-3 に⽰します。
スイッチ
機能/⽤途
MCU ピン
SW1
MCU リセットスイッチ
RESET#, Pin4
SW2
ユーザ⽤スイッチ US1
PCINT18, PC2, Pin21
SW3
ユーザ⽤スイッチ US2(注 1)
PCINT19, PC3, Pin22
SW4
ユーザ⽤スイッチ US3
PCINT20, PC4, Pin23
SW5
ユーザ⽤スイッチ US4
PCINT21, PC5, Pin24
(注 1)JTAG 機能を使⽤する際は、使⽤できません。
表 4-3 スイッチ
6
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4.4 LED
本ボードには電源表⽰⽤に 1 つ、ユーザ⽤に 2 つ、シリアル送受信のインジケータとして 2 つの LED 回
路が備わっています。各 LED の機能、および接続を表 4-4 に⽰します。LED1、LED2、LED3 は未実装で
す。ユーザの仕様に応じて適宜実装してください。各 LED の機能および接続を表 4-4 に⽰します。
LED
発⾊
機能/⽤途
ピン
LED1
任意
VIN 電源ラインのインジケータ
未接続
LED2
任意
ユーザ⽤ LED UL1
PD4, Pin13
LED3
任意
ユーザ⽤ LED UL2
PD5, Pin14
LED4
⾚
FT232RL(TXD)ステータスインジケータ
TXLED#
LED5
緑
FT232RL(RXD)ステータスインジケータ
RXLED#
表 4-4 LED
4.5 シリアル通信ポート
MCU は SPI、USART、TWI(I2C)機能に対応しています。本ボードはこれらの機能をサポートする外付け
部品を搭載しています。本ボードでは、MCU を実質的なマスタとして取り扱っています。
MCU の SPI 機能と接続について、表 4-5A に⽰します。
名称
機能(マスタ設定時)
MCU ピン
MOSI
シリアルデータ出⼒。U1、U5 および ICSP ピンと接続
PB5, Pin1
MISO
シリアルデータ⼊⼒。U1、U5 および ICSP ピンと接続
PB6, Pin2
SCK
シリアルクロック出⼒。U1、U5 および ICSP ピンと接続
PB7, Pin3
SS#
スレーブセレクト出⼒。U1 の CS 信号に使⽤
PB4, Pin44
表 4-5A MCU のシリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)
MCU の USART 機能と接続について、表 4-5B に⽰します。
名称
機能
MCU ピン
RXD0
UART0 受信データ信号。USB インターフェースと接続
PD0, Pin9
TXD0
UART0 送信データ信号。USB インターフェースと接続
PD1, Pin10
RXD1
UART1 受信データ信号。無線モジュールと接続
PD2, Pin11
TXD1
UART1 送信データ信号。無線モジュールと接続
PD3, Pin12
表 4-5B MCU の同期/⾮同期シリアル・インターフェース(USART)
MCU の TWI 機能と接続について、表 4-5C に⽰します。
名称
機能(マスタ設定時)
MCU ピン
SCL
SCL クロック出⼒線。プルアップ抵抗:47kΩ
PC0,Pin19
SDA
シリアルデータ線。プルアップ抵抗:47kΩ
PC1,Pin20
表 4-5C MCU の2線式シリアル・インターフェース(TWI)
7
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5.周辺回路
5.1 USBシリアルポート
本ボードは USB-シリアル変換 IC として FT232RL を搭載しています。初めてケーブルを接続する際は、
ホスト PC が本ボードを COM ポートとして認識するために仮想 COM ポートドライバのインストールを
必要とします。ホスト PC は MCU の USART0 ポートとシリアル通信を⾏い、標準的なターミナル・ソフ
トウェアなどでデータを交換することができます。また、ジャンパの切り替えによって無線モジュールの
ファームウェア更新を⾏うこともできます。
LED4 および LED5 は、シリアル通信のインジケータです。本ボードから⾒て、データ送信時
に緑⾊、データ受信時に⾚⾊が点灯します。
5.2 温度センサ
本ボードは⾼精度の温度センサ IC を搭載しています。製品出荷時は MCU アナログ⼊⼒ポート PA0 に接
続されています。R50 を除去することで回路を分離することができます。⾚外線受信回路との排他利⽤と
なります。消費電流を削減するために、R45 を除去して IC の動作を停⽌することもできます。
5.3 ⾚外線受信回路
本ボードは⾚外線受信回路を備えています。ユーザの仕様により、⾚外線受信モジュールを追加すること
ができます。半⽥⾯実装のために、VCC と GND を⼊れ替えることができます。部品実装の例を表 5.3 に
⽰します。これらの部品は 0603(1608)サイズのフットパターンを使⽤しています。MCU の⼊⼒ポート
として PA0 を使⽤するため、温度センサ U6 との排他利⽤となります。
実装⾯
部品⾯
半⽥⾯
R46
R47
R49
R51
C23
C24
開放
短絡
短絡
開放
開放
開放
(200Ω)
短絡
開放
(4.7uF)
開放
(200Ω)
短絡
開放
開放
(4.7uF)
表 5.3 部品実装の例 PARA Light PL-IRM2161-XD1 (PL-IRM-2161-C438)
5.4 リアルタイムクロック
本ボードはバッテリーバックアップが可能なリアルタイムクロック IC を搭載しています。市販の 2032
サイズのボタン型電池により、⻑期に渡り⽇時と 31Byte のユーザーデータを保持することができます。
R11、R17、R18 を外すことで回路を分離することができます。消費電流を削減するために、R63 を除去
して IC の動作を停⽌することもできます。
8
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5.5 外部フラッシュメモリ
本ボードはユーザ⽤の外部メモリとして 8Mbit の SPI フラッシュメモリを搭載しています。これは電⼦イ
ンクディスプレイのフレームメモリを兼ねており、描画する画像データを記憶します。10 万回以上のデ
ータ書き換えを保証し、書き込んだデータは 10 年間以上保持されます。消費電流を削減するために、R38
を除去して IC の動作を停⽌することもできます。
5.6 電⼦インクディスプレイ⽤コネクタ
本ボードは電⼦インクディスプレイ⽤コネクタを搭載しています。Pervasive Displays 社製電⼦インクデ
ィスプレイの接続を前提としています。製品出荷時では、2 インチディスプレイに対応した定数が実装さ
れています。製造元より発売されている 1.44 インチ、2.7 インチ品を使⽤する場合は、ユーザ側にてドラ
イバ回路の定数を適宜変更する必要があります。半⽥⾯側に裏返して接着固定する場合は、電気絶縁性の
ある両⾯テープをご利⽤ください。

電⼦インクディスプレイモジュールを接続するときは、FPC コネクタが適切に接
続されていることを確認してください。本モジュールは ESD に弱いので、取り
扱いには⼗分気をつけてください。
5.7 無線モジュール⽤コネクタ
本ボードは無線モジュール⽤コネクタを搭載しています。
GainSpan 社製無線モジュール GS1011MIC の
接続を前提としています。JP1 のジャンパ設定により、MCU の USART1 ポートと接続して使⽤します。
USB シリアルポートを介してホスト PC と接続することで、無線モジュールのファームウェアを書き換え
ることができます。
ALARM1 は R10 を通じて PB1 に接続することができ、MCU からの信号により無線モジュールを起動す
ることができます(フラッシュメモリカードスロットの SD_CD 信号と排他利⽤となります)
。各モジュー
ルとの接続関係については、表 6-1 ジャンパピンの配置および設定を参照下さい。
無線モジュールを本ボードと組み合わせて運⽤する場合は、同⼀周波数帯の共同利⽤を円滑にするため、
現品表⽰票の貼付等、(社)電波産業会の定める標準規格に従う必要があります。詳細は ARIB STD-T66 を
参照下さい。
5.8 フラッシュメモリカードスロット
本ボードは microSDTM カード⽤フラッシュメモリカードスロットを搭載しています。ユーザは SPI モード
にて MMC または MMC 互換カードを利⽤することができます。SPI 通信で使⽤する SS 信号はこのモジ
ュールを制御しており、ユーザが SPI モジュールを追加した場合は、別途 CS 信号を⽤意する必要があり
ます。SD_CD は R7 を通じて PB1 に接続することができ、カードの有無を検出することができます(無
線モジュールの ALARM1 信号と排他利⽤となります)
。
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6. ヘッダ
6.1 ジャンパピン
本ボードは内部回路の動作モードを切り替えるジャンパピンを備えています。J1 はシリアル通信の接続先
を決定します。ジャンパピン JP1 および JP2 の配置および設定を表 6-1 に⽰します。
JP1
JP2
機能/⽤途
2
12
1
2
11
12
1
11
2
12
1
11
2
12
2
6
1
2
11
12
1
2
5
6
1
11
1
2
5
6
1
2
5
6
1
5
-
-
USART0 - USB
-
USART1 - 無線モジュール
USART0 - USB
-
USART1 - 無線モジュール
USB - 無線モジュール(Serial to WiFi モード)
USB - 無線モジュール(ファームウェア更新モード)
設定禁⽌
POWER IN - VIN 短絡ピン(注 2)
(注 2)製品出荷時は R30 により短絡されているため、実装する必要はありません。
表 6-1 ジャンパピンの配置および設定
6.2 プログラムヘッダ
本ボードはプログラム/デバッグ⽤に ICSP ピンヘッダおよび JTAG 接続回路を備えています。ICSP ピン
ヘッダのピン配置を表 6-2A に⽰します。
ピン
ICSP
ピン
ICSP
1
SPI MISO
2
VCC
3
SPI SCK
4
SPI MOSI
5
RESET
6
GND
表 6-2A ICSP ヘッダ CN1 の配置
JTAG 接続回路のピン配置を表 6-2B に⽰します。
ピン
JTAG
ピン
JTAG
1
TCK
2
GND
3
TDO
4
VCC
5
TMS
6
nSRST
7
N.C.
8
N.C.
9
TDI
10
GND
表 6-2B JTAG ヘッダ CN3 の配置
JTAG を使⽤する場合、ボード上の SW3 はご使⽤いただけません。また、JTAG ケーブルを接
続する前に、R34 および CP11 を除去する必要があります。
10
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6.3 内部電源ヘッダ
本ボードは補助電源⽤のヘッダを備えています。エナジーハーベスティング技術を⽤いた補助電源回路と
の接続に使⽤します。2 本の信号線を⽤いて、⾼度な電源管理を⾏うことができます。
ピン
名称
機能/接続
⽅向
MCU ピン
1
VIN
拡張ボード⽤ VIN 電源出⼒
出⼒
-
2
PA1
デジタル/アナログ信号ポート
ユーザ定義
PA1, Pin36
3
VCC_AUX
補助電源 1 ⼊⼒
⼊⼒
-
4
FLT_GND
フロート・グランド
-
-
5
PA2
デジタル/アナログ信号ポート
ユーザ定義
PA2, Pin35
6
GND
グランド(0V)
-
-
表 6-3 内部電源ヘッダ CN8 の機能と接続
PA1、PA2 ポートはボード上の SW5、SW4 と兼⽤しています。これらのピンを使⽤する場合
は R35、R36、CP12、CP13 を除去する必要があります。
6.4 外部基板インターフェース(アプリケーションヘッダ)
本ボードは他のシステムへの接続が可能な拡張基板インターフェース(アプリケーションヘッダ)を備え
ています。
アプリケーションヘッダ CN2 の接続を表 6-4A に⽰します。
ピン
ヘッダ名称
MCU ピン
ピン
ヘッダ名称
MCU ピン
1
VCC
-
2
GND
-
3
AREF(注 2)
Pin29
4
AREF(注 2)
Pin29
5
PA7
Pin30
6
PA6
Pin31
7
PA5
Pin32
8
PA4
Pin33
9
PA3
Pin34
10
PA2
Pin35
11
PA1
Pin36
12
PA0
Pin37
13
+3V
-
14
GND
-
(注 2)製品出荷時、AREF はインダクタ L1 を介して VCC と接続されています。外部よりリファレンス電圧を
供給する際は、VCC との短絡を避けるため必ず L1 を除去して下さい。
表 6-4A アプリケーションヘッダ CN2 の接続
11
CYROLA INC.
HVT-10MB 取扱説明書 Rev 1.0
アプリケーションヘッダ CN4 の接続を表 6-4B に⽰します。
ピン
ヘッダ名称
MCU ピン
ピン
ヘッダ名称
MCU ピン
1
PB7/SPI SCK
Pin 3
2
PB7/SPI SCK
Pin 3
3
PB6/SPI MISO
Pin 2
4
PB6/SPI MISO
Pin 2
5
PB5/SPI MOSI
Pin 1
6
PB5/SPI MOSI
Pin 1
7
RESET
Pin 4
8
PB4
Pin 44
9
PB3
Pin 43
10
PB2
Pin 42
11
PB1
Pin 41
12
PB0
Pin 40
13
VCC
-
14
GND
-
表 6-4B アプリケーションヘッダ CN4 の接続
アプリケーションヘッダ CN5 の接続を表 6-4C に⽰します。
ピン
ヘッダ名称
MCU ピン
ピン
ヘッダ名称
MCU ピン
1
PC7
Pin 26
2
PC6
Pin 25
3
PC5/TDI
Pin 24
4
PC4/TDO
Pin 23
5
PC3/TMS
Pin 22
6
PC2/TCK
Pin 21
7
PC1/TWI SDA
Pin 20
8
PC1/TWI SDA
Pin 20
9
PC0/TWI SCL
Pin 19
10
PC0/TWI SCL
Pin 19
11
PD7
Pin 16
12
PD6
Pin 15
13
PD5
Pin 14
14
PD4
Pin 13
15
PD3/USART TXD1
Pin 12
16
PD2/USART RXD1
Pin 11
17
PD1/USART TXD0
Pin 10
18
PD0/USART RXD0
Pin 9
19
VCC
-
20
GND
-
表 6-4C アプリケーションヘッダ CN5 の接続
アプリケーションヘッダの推奨ピンヘッダを表 6-4D に⽰します。
部品番号
基板スタック
外部拡張
製造元
CN2
J7614-6002PL
J3598-5002PL
住友スリーエム(株)
CN4
J7614-6002PL
J3598-5002PL
住友スリーエム(株)
CN5
J7620-6002PL
J3592-5002PL
住友スリーエム(株)
表 6-4D ピンヘッダ型式
12
CYROLA INC.
HVT-10MB 取扱説明書 Rev 1.0
7. コード開発
7.1 概要
本ボードには開発環境が付属しておりません。コードの書き込みやデバッギングに必要なハードウェアと
ソフトウェアは各社から発売されています。製品出荷時は Arduino 互換のブートローダが書き込まれてお
り、ArduinoIDE から USB 経由の書き込み機能を利⽤して容易にシステムを拡張できます。信頼性の⾼い
コードを⽣成する場合には、商⽤コンパイラをご利⽤下さい。
ハードウェアの例:
AVR Dragon、STK500、AVRISP-mkII、JTAGICE-mkII、JTAGICE3、Arduino ISP 他
簡易開発環境の例:
Atmel Studio / WinAVR (GNU GCC Compiler)
http://www.atmel.com/
http://sourceforge.net/projects/winavr/
Arduino IDE
http://www.arduino.cc/
商⽤開発環境の例:
IAR Embedded Workbench for AVR
アイエーアール・システムズ株式会社
http://www.iar.com/jp/
ImageCraft ICCV8 for AVR
イメージクラフト社
https://www.imagecraft.com/
7.2 コンパイラ制限
コンパイラ製品の評価のため商⽤コンパイラの評価版を使⽤する場合には、試⽤期間や⽣成コードサイズ
に制限がある場合があります。詳細は各社のインフォメーションを参照ください。
7.3 サンプル・コード
本ボードに実装されている周辺回路を活⽤するためのサンプル・コードを弊社ホームページ上、またはそ
のリンク先にてご紹介しておりますので参照下さい。
弊社 HVT-20MB 掲載ページ
http://www.cyrola.co.jp/product-2.html
13
CYROLA INC.
HVT-10MB 取扱説明書 Rev 1.0
7.4 アドレス空間
MCU のアドレス空間を図 7-4 に⽰します。アドレス空間の詳細情報は ATMEL 社発⾏の ATmega1284P
データシートを参照してください。
Flash
Program Memory
Working
Register
SRAM
Data Memory
Reset
Hundler 0x0000
Interrupt
Hundler
Area
0x0000
0x0046
0x00
R0
R1
・
・
・
・
PROGRAMSTART
32byte
X Reg.
[R27,26]
Y Reg.
[R29,28]
Z Reg.
[R31,30]
R26
0x0100
・
・
・
0x1F R31
INT.
SRAM
Space
0x20
64
I/O
Register
〜
0xF000
I/O
Register
LARGEBOOTSTART(4th)
0x5F
0x60
〜
160
EXT. I/O
Register
0xFF
0x40FF
8bit
0xF800
THIRDBOOTSTART(3rd)
EEPROM
0x0000
0xFC00
SECONDBOOTSTART(2nd)
0xFE00
SMALLBOOTSTART(1st)
FLASHEND
0xFFFF
0x0FFF
8bit
16bit
図 7-4 ATmega1284P のアドレス空間
14
CYROLA INC.
PC6
PD6
0 (NM)
R11
0
R17
0
R18
WF_ALM
RTC_IO
RTC_SCLK
RTC_CE
1
3
2
1
2
3
4
5
6
RESET
D1
CD1206-S01575
VCC
1
2
SW6
12p
C8
PA1
VCC_AUX
FLT_GND
PA2
R32
10k
2DC-0005D100
J1
PH-1X6
CN8
VIN
POWER IN
USB_TXD
USB_RXD
PC7
0 (NM)
R10
0
PB1
R7
R6
(NM)
R1
47k
SD_CD
DM3BT-DSF-PEJS
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
3
4
C2
C1
L1
0
(NM)
2
4
6
8
10
12
2
6
5
1
R33
47k
MS-12AAH1
SW1
0
R30
CP10
0.1u
4
8
7
3
SW2 (NM) VCC
2
4
6
(NM)
JP2
0
VCC VIN
RXD0
TXD0
WF_RXD
WF_TXD
RXD1
TXD1
CP4
0.1u
VCC
D8
D9
SS
MOSI
MISO
SCK
CP5
0.1u
D4
D5
D6
D7
PANEL_ON
BDR_CTRL
CP1
0.1u
D0
D1
D2
D3
US1
R24
1
3
5
CP3
0.1u
US1 PB0
R29
(NM)
JP1
WF_CFG
0
R23
1
3
5
7
9
11
CP2
0.1u
(NM)
X2
(NM)
SD_CD
3
DAT2
CD/DAT3
CMD
VDD
CLK
VSS
DAT0
DAT1
CDA
CDB
BLM18HE152SN1
2
VCC
1
U1
U2
40
T0/XCK0/PCINT8
41
T1/CLKO/PCINT9
42
AIN0/INT2/PCINT10
43
AIN1/OC0A/PCINT11
5
17
38
6
18
28
39
27
29
VCC
VCC
VCC
GND
GND
GND
GND
AVCC
AREF
XTAL1
XTAL2
1
2
3
4
5
US2 PC2
R34
47k
2
6
5
1
C3
0.1u
C4
1u
(NM)
R19
0
CP11
0.1u
4
8
7
3
PCINT17/SDA
PCINT16/SCL
CP8
0.1u
(NM)
R20
0
VIN
R35
47k
2
6
5
1
27
28
19
23
22
20
16
15
4
17
CP12
0.1u
4
8
7
3
UL2
UL1
EPD_PWM
SDA
SCL
R9
47k
VCC
US2
32.768kHz
OSCI
OSCO
RESET
TXLED
RXLED
TXD
RXD
RTS
CTS
DTR
DSR
DCD
RI
PWREN
TXDEN
SLEEP
US4 PA1
R36
47k
2
6
5
1
CP13
0.1u
4
8
7
3
SW5 (NM) VCC
FT232RL
PC7
PC5
PC3
PC1
PC0
PD7
PD5
PD3
PD1
R27
0
0.1u
C5
100
(NM)
USB_TXD
USB_RXD
R22
TXD1
TXD0
TDI
TMS
SDA
SCL
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
1
3
5
7
9
11
13
1
AREF 3
PA7 5
PA5 7
PA3 9
PA1 11
13
PB7
PB6
PB5
RESET
PB3
VCC
PB1
SCK
MISO
MOSI
+3V
VCC
2
4
6
8
10
12
14
2
4
6
8
10
12
14
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
RXD1
RXD0
TDO
TCK
SDA
SCL
SCK
MISO
MOSI
PD4
PD5
5
8
SHDN
IN
U4
AXK5F30547
(NM)
Date:
Friday, February 14, 2014
ST-4-0012
Document Number
4
Sheet
LT1763CS8-3.3
BYP
1
OUT
2
SENSE/ADJ
(NM)
1
2
4
6
8
10
of
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
VCC
MOSI
RESET
2
TP2
CP7
0.1u
140214
Rev
C7
10u/25V
VCC
VCC
WF_ALM
R16
1k
LED5
U5V
CP9
0.1u
R15
2k
LED4
U5V
PH-2X10
CN3 (NM)
VCC
2
4 PB5
6
JTAG
PH-2X6
ADC3
ALARM1
GND
GPIO30/LED0
GPIO31/LED1
GPIO24/UART0_CTS
CLK_11MHz/GPIO21
CLK_22MHz/GPIO20
GPIO11/PWM1
GPIO10/PWM0
GPIO9/I2C_CLK
DC_DC_CNTL
VBATT
GND
DGND
R28
0
ICSP
CN1
UTX_LED
URX_LED
PC2 1
PC4 3
PC3 5
7
PC5 9
WIRELESS
(NM)
R13
(NM)
R14
VCC
LED3
ADC1
ALARM2
ADC2
EXT_RESET
DC_DC_OUT(1.8V)
UART0_RTS/GPIO25
VDDIO5
UART0_RX/GPIO0
UART1_CTS/GPIO26
UART0_TX/GPIO1
UART1_TX/GPIO2
VDDIO4
UART1_RX/GPIO3
UART1_RTS/GPIO27
I2C_DATA/GPIO8
CN6
TP1
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
UL1
UL2
(NM)
R12
LED2
(NM)
VCC
LED1
(NM)
VIN
HVT-10MB [MCU AND COMM MODULE]
A4
Size
TDI
TCK
TDO
TMS
(NM)
R5
MISO PB6 1
PB7 3
SCK
RESET
5
Note:
Target Igpio is [email protected]
R4
(NM)
R3
(NM)
R2
(NM)
VCC
CYROLA INC.
Title
0
R31
10k
R25
WF_TXD
WF_RXD
PC6
PC4
PC2
PC1
PC0
PD6
PD4
PD2
PD0
PB7
PB6
PB5
PB4
PB2
PB0
AREF
PA6
PA4
PA2
PA0
VIN
C6
1u
RESET
WF_CFG
TPG1
CP6
0.1u
VCC
J3592-5002PL
CN5 (NM)
J3598-5002PL
CN4 (NM)
J3598-5002PL
CN2 (NM)
Note:
"NM" marking means that component
does not mount by default.
1
5
3
11
2
9
10
6
14
13
12
VCC
SENSE
US4
US3
EPD_RESET
EPD_BUSY
EPD_DISCHG
FLASH_CS
EPD_CS
USB-SERIAL
PD3 D11
PD2 D10
VCC
USBDM
USBDP
VCCIO
3V3OUT
U3
SW4 (NM) VCC
UTX_LED
URX_LED
0
R26
R21
0
(NM)
VCC
12
11
PD7
PD6
PD5
PD4
16
15
14
13
D15
D14
D13
D12
PC1 D17
PC0 D16
20
19
X1
(NM)
R8
47k
D21
D20
D19
D18
24
PCINT21/TDI
23
PCINT20/TDO
22
PCINT19/TMS
21
PCINT18/TCK
PC5
PC4
PC3
PC2
PC6 D22
PC7 D23
26
A0/D31
A1/D30
A2/D29
A3/D28
A4/D27
A5/D26
A6/D25
A7/D24
PA0
PA1
PA2
PA3
PA4
PA5
PA6
PA7
37
36
35
34
33
32
31
30
25
PCINT22/TOSC1
PCINT27/INT1/TXD1
PCINT26/INT0/RXD1
US3 PA2
VIN
SW3 (NM) VCC
UX60SA-MB-5ST
CN7
U5V
ATMEGA1284P-AU
PD0 9
RXD0/T3/PCINT24
PD1 10
TXD0/PCINT25
AREF
8
7
PCINT23/TOSC2
PCINT0/ADC0
PCINT1/ADC1
PCINT2/ADC2
PCINT3/ADC3
PCINT4/ADC4
PCINT5/ADC5
PCINT6/ADC6
PCINT7/ADC7
PCINT31/OC2A
PCINT30/ICP/OC2B
PCINT29/OC1A
PCINT28/XCK1/OC1B
MCU
PB4 44
SS/OC0B/PCINT12
PB5 1
MOSI/ICP3/PCINT13
PB6 2
MISO/OC3A/PCINT14
PB7 3
SCK/OC3B/PCINT15
RESET 4
RESET
PB0
PB1
PB2
PB3
NC
NC
GND
GND
GND
AGND
TEST
8
24
7
18
21
25
26
CYROLA INC.
3
GND
6
GND
7
GND
MEMORY CARD
HVT-10MB 取扱説明書 Rev 1.0
8. 附録
8.1 回路図(MCU および通信回路)
15
+3V
R45
2
1
33k
Q3
2N7002KW
PB5
MOSI
SPI_MISO_COG
PB7
R73
4.7k
+3V
2
2
Q12
(NM)
0
R77
(NM)
2N7002KW
3
0
R71
2N7002KW
3
(NM)
+3V
0
R61
R65
4.7k Q10
VCC
2
2N7002KW
3
NC
VOUT
+3V
S-5814A
VDD
VSS
U6
R57
4.7k Q7
VCC
CP15
0.1u
SCK
0
1
R41
2
3
C10
0.1u
Q2
BSS84W
R52
22k
R48
33k
0
R50
Q1
MISO
SPI_MOSI_COG
SPI_CLK_COG
PB6
R74
4.7k
VCC
R66
4.7k
R58
4.7k
C22
0.1u
3
4
TEMPERATURE SENSOR
PANEL_ON PB2
3
2
1
1
(NM)
R39
33k
(NM)
VCC_T
BUSY_COG
R75
4.7k
+3V
2
2
2
Q13
(NM)
0
R78
(NM)
2N7002KW
3
0
R72
2N7002KW
3
(NM)
+3V
0
R62
R76
4.7k
VCC
R68
4.7k
R60
4.7k
4.7k
PA6
R40
EPD_BUSY PA4
RESET_COG
EPD_DISCHG PA5
EPD_PWM
PD7 C19
0.1u
CP16
1
2
3
4
R55
PB3
1
100k
2
3
DS1302Z
VCC2
X1
X2
GND
U8
1u
BORDER
C26
BAT54SW
Q9
BSS84W
VCC_T
VGL
TP3
C13
BAT1
CR2032
C28
IN
U9
NC/FB
OUT
(NM)
Date:
Friday, February 14, 2014
ST-4-0013
Document Number
4
5
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
EPD PANEL
Sheet
2
C33
0.1u
of
0
R70
2
C34
2.2u/25V
FH12-40S-0.5SH
TP4
140214
Rev
+3V
CS
BUSY
ID
SCLK
SI
SO
RESET
BORDER_DRIVER/ADC_IN
VCL
C42P
C42M
C41P
C41M
C31M
C31P
C21M
C21P
C16M
C16P
C15M
C15P
C14M
C14P
C13M
C13P
C12M
C12P
C11M
C11P
VCOM_DRIVER
VCC
VDD
VSS
VGH
VGL
VDH
VDL
BORDER
VST
VCOM_PANEL
CN9
TPS77030DBV
0
R64
VGH
VGL
VDH
VDL
BORDER
VST
HVT-10MB [PERIPHERAL MODULE]
A4
Size
1
C32
2.2u/25V
2.2u/25V
2.2u/25V
C30
CYROLA INC.
Title
0
R69
2.2u/25V
2.2u/25V
C29
C27
D4 (NM)
C31
0.1u
2.2u/25V
C25
2.2u/25V
C20
2.2u/25V
C17
2.2u/25V
C15
2.2u/25V
VCL
C42P
C42M
C41P
C41M
C31M
C31P
C21M
C21P
C16M
C16P
C15M
C15P
C14M
C14P
C13M
C13P
C12M
C12P
C11M
C11P
VCOM_DRIVER
VCC_T
1N4148W
2k
R53
2.2u/25V
C21
2.2u/25V
C18
2.2u/25V
C16
2.2u/25V
C14
C11
2.2u/25V
R54
VCC
C12
2.2u/25V
100k
VCOM
(NM)
D3
SS2040FL
Note:
"NM" marking means that component
does not mount by default.
8
VCC1
7
SCLK
6
I/O
5
CE
1
Q5
2N7002KW
VDH
SPI_CLK_COG
SPI_MOSI_COG
SPI_MISO_COG
RESET_COG
R44
BORDER
0 (NM)
VGH
EPD_CS_COG
BUSY_COG
Q4
2N7002KW
Q6
2N7002KW
3
R56
100k
D2
1
1
MOSI
SCK
RTC MODULE
RTC_CE
RTC_IO
RTC_SCLK
R63
0
VCC
BDR_CTRL
VDL
0.1u
PWM:
100-300kHz, 50% duty cycle,
square wave
32.768kHz
X3
PB5
4.7k
R43
4.7k
PB7
VCC
0.1u
R42
CP14
0
R38
DISCHARGE:
set high for EPD discharge
when EPD power off
8
VCC
7
HOLD
6
SCLK
5
SI
MX25V8006E
1
CS
2
SO
3
WP
4
GND
U5
SERIAL FLASH 8M-BIT
EPD_CS_COG
PL-IRM2161-XD1
2N7002KW
3
(NM)
VOUT/VCC
2
GND
VCC/VOUT
U7
+3V
3
1
R67
4.7k Q11
VCC
FLASH_CS
MISO
PB6
IR RECEIVER
R59
4.7k Q8
VCC
EPD_RESET PA3
PA7
PA0
C24
(NM)
C23
(NM)
(NM)
(NM)
R47
R46
VCC
C9
2.2u/25V
EPD_CS
SENSE
0
0 (NM)
R51
R49
0
R37
3
2
3
2
2
SSM3J332R
2
3
1
3
2
VTCON
1
1
1
1
1
1
CYROLA INC.
2
GND
3
EN
+3V
HVT-10MB 取扱説明書 Rev 1.0
_
8.1 回路図(ディスプレイドライバおよび周辺回路)
16
HVT-10MB 取扱説明書 Rev 1.0
8.2 部品表
#
Designator
Qty.
1 D4
1
2 C7
1
3 J1
Q3,Q4,Q5,Q6,Q7,Q8,Q10,
4
Q11,Q12,Q13
5 U2
1
Value
Manuf.
10u/25V
10
1
6 CN6
1
7 D2
1
8 L1
1
9 Q2,Q9
2
Part Name
Multicomp 1N4148W
Rubycon
25ST106MD15750
Polymer multlayer,10uF,25Vdc
Singatron 2DC-0005D100
Power jack,20Vdc,4A
Fairchild
2N7002KW
Nch MOSFET,SOT323
ATMEGA1284P-AU
8bit,RISC,44TQFP
Atmel
Panasonic AXK5F30547
NXP
1.5k
Description
First switching,SOD-123
30pin,0.5mm pitch
BAT54SW
Shottky,Low forward,SOT-323
Murata
BLM18HE152SN1
Emifil,GHz NF,0603
Diodes
BSS84W
Pch MOSFET,SOT-323
10 C1,C2,C8
3
12p
TDK
C1608CH1H120J
12p/50V,CH,0603
11 C4,C6,C26
C3,C5,C10,C19,C22,C31,
C33,CP1,CP2,CP3,CP4,
12 CP5,CP6,CP7,CP8,CP9,
CP10,CP11,CP12,CP13,
CP14,CP15,CP16
13 D1
3
1u
TDK
C1608JB1C105K
1u/16V,JB,0603
23
0.1u
TDK
C1608JB1H104K
0.1u/50V,JB,0603
1
SWD
Bourns
CD1206-S01575
First switching,1206
14 U1
1
Hirose
DM3BT-DSF-PEJS
microSD,Reverse socket
15 U8
1
MXIC
DS1302Z
Trickle charge,8SO,150mil
16 X1,X3
2 32.768kHz
Epson
FC-255
ThinSMD
17 CN9
1
Hirose
FH12-40S-0.5SH
40pin,0.5mm pitch
18 U3
1
FT232RL
USB UART,SSOP-28
19 C23,C24
C9,C11,C12,C13,C14,C15,
20 C16,C17,C18,C20,C21,C25,
C27,C28,C29,C30,C32,C34
21 CN5
2
4.7u/10V
Murata
GRM188F11A475ZE20D 4.7u/10V,F,0603
18
2.2u/25V
Murata
GRM188R61E225KA
2.2u/25V,X5R,0603
-
20pin,low profile
FTDI
1
-
22 CN2,CN4
2
-
14pin,low profile
23 LED1
1
GREEN
Paralight
-
L-314GD
2.2V,3mm Dia
24 LED2,LED3
2
YELLOW
Paralight
L-314YD
2.2V,3mm Dia
25 X2
1
16MHz
Siward
LP-3.5S
HC-49/S
26 U4
1
LT
LT1763CS8-3.3
3.3V/0.5A,LDO,8SO,150mil
27 R13,R14
2
Vishay
MRS16
ThinFilm,3.6mmL
28 R12,R29,R31
3
Vishay
MRS25
ThinFilm,6.5mmL
29 SW1
1
Nikkai
MS-12AAH1
Single
30 U5
1
MXIC
MX25V8006E
31 LED5
1
GREEN Optsupply OSG50805C1C
3.3V,0805
32 LED4
1
RED Optsupply OSR50805C1C
2.0V,0805
33 CN8
1
-
PH-1X6
0.1inch pitch
34 CN3
1
-
PH-2X10
0.1inch pitch
35 JP1,JP2
2
-
PH-2X12
0.1inch pitch
36 CN1
1
-
PH-2X6
0.1inch pitch
CMOS Flash,8Mbit,8SO,150mil
17
CYROLA INC.
HVT-10MB 取扱説明書 Rev 1.0
8.2 部品表(つづき)
#
Designator
Qty.
37 U7
1
38 R6
R7,R10,R11,R17,R18,R19,
R20,R21,R26,R27,R37,R38,
39
R44,R45,R49,R50,R51,R61,
R62,R63,R71,R72,R77,R78
R23,R24,R28,R30,R64,R69,
40
R70
41 R22
1
Value
Manuf.
Part Name
Description
Paralight
PL-IRM2161-XD1
Infrared Receiver,3pins
1M
KOA
RK73B1JTTD105J
1M,0.1W,200ppm,0603
24
0
KOA
RK73Z1JTTD
0ohm,1A,0603
7
0
KOA
RK73Z2ATTD
0ohm,2A,0805
1
100
Susumu
RR0816P-101-D
1/16W,0603
42 R16
1
1k
Susumu
RR0816P-102-D
1/16W,0603
43 R25,R32
2
10k
Susumu
RR0816P-103-D
1/16W,0603
44 R54,R55,R56
3
100k
Susumu
RR0816P-104-D
1/16W,0603
45 R46,R47
2
200
Susumu
RR0816P-201-D
1/16W,0603
46 R15,R53
2
2k
Susumu
RR0816P-202-D
1/16W,0603
47 R52
1
22k
Susumu
RR0816P-223-D
1/16W,0603
48 R39,R41,R48
R40,R42,R43,R57,R58,R59,
49 R60,R65,R66,R67,R68,R73,
R74,R75,R76
R1,R2,R3,R4,R5,R8,R9,R33,
50
R34,R35,R36
51 U6
3
33k
Susumu
RR0816P-333-D
1/16W,0603
15
4.7k
Susumu
RR0816P-472-D
1/16W,0603
11
47k
Susumu
RR0816P-473-D
1/16W,0603
S-5814A
CMOS,Temp sensor,SNT-4A
1
SII
52 SW2,SW3,SW4,SW5
4
Alps
SKHC
Tact switch,12mm
53 SW6
1
Alps
SKHH
Tact switch,6.2mm
54 BAT1
1
Takachi
SMTU2032
Batt holder,CR2032
55 D3
1
Panjit
SS2040FL
2A/40V,Schottky,SOD-123FL
56 Q1
1
Toshiba
57 U9
1
TI
58 CN7
1
Hirose
UX60SA-MB-5ST
USB,mini-B
59 PCB1
1
Cyrola
HVT-10MB
160mmx75mm,1.6t,4L
60 EPD1
1
Pdi
EG020AS012
EPD,2inch,v110
SSM3J332R
Pch,MOSFET,SOT-23F
TPS77030DBV
3V,50mA,LDO,SOT-23
18
CYROLA INC.
HVT-10MB 取扱説明書 Rev 1.0
改訂履歴
Rev.
HVT-10MB 取扱説明書
発⾏⽇
改訂内容
ページ
1.0
2014.02.14
-
ポイント
初版発⾏
CYROLA INC.
・本書中の製品名は⼀般に各社の商標または登録商標です。
・本書の内容を無断で転載することは禁⽌されています。
・本書の内容は予告なしに変更される場合があります。
省電⼒データ収集システムボード
HVT-10MB 取扱説明書
発⾏年⽉⽇ 2014 年 2 ⽉ Rev 1.0 発⾏
発⾏所 サイローラ株式会社
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