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取扱説明書 巻径計測張力コントローラ CTD1200/3200 小倉クラッチ株式会社 ホームページ: http://www.oguraclutch.co.jp 東京営業所: 〒105-0013 東京都港区浜松町 1 丁目 10 番 12 号 TEL:(03)3433-2151 FAX:(03)3433-5795 本 社: 〒376-0011 群馬県桐生市相生町 2 丁目 678 番地 TEL:(0277)54-7101 FAX:(0277)54-7117 -1- CTD1200/3200 Ver1.03 2013/5 目次 1巻径計測方式による張力制御とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 3 2正しくお使い下さい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 3 3使い方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 4 3−1 通常の使い方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 4 (1)起動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 4 (2)張力設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 4 (3)張力を解除する場合・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 5 3−2 より便利に使うとき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 6 (1)クラッチ・ブレーキの動作状態を確認する場合・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 6 ①制御出力モニタ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 6 ②電圧計・接続・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 6 (2)張力を手動で制御する場合・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 6 4設置・調整方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 7 4−1 設置方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 7 (1)取付方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 7 (2)接続方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 8 ①端子台の機能と配置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 8 ②コネクタの機能と配置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 8 ③非接触距離センサを使用する場合の接続方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 9 ④ポテンションメータを使用する場合の接続方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・P10 4−2 設置後の調整(初期設定)方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P11 (1)動作モードの設定[電源投入前に]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P11 ①スイッチ No.1:巻径計測値の選択・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P11 ②スイッチ No.2:型式/基準電流値選択・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P12 ③スイッチ No.3:スパン調整・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P13 (2)巻径演算パラメータの設定[電源投入後に]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P14 ①演算パラメータの設定項目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P14 ②演算パラメータの設定方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P16 ③CTS1160 の操作方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P16 5仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P17 6形状・寸法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P18 -2- CTD1200/3200 Ver1.03 2013/5 1 巻径計測方式による 巻径計測方式による張力制御 による張力制御とは 張力制御とは このコントローラ:CTD1200/3200 は、巻取り軸や巻き出し軸の巻き径が変化しても張力が設定値 と一致するように、非接触式距離センサやタッチローラ・ポテンショメータの信号によって、パウ ダやヒステリシス方式のクラッチ・ブレーキのトルク(電流値)を自動的に加減します。 運転時の張力は、0∼5V の電圧または外付け VR で設定しますが、取付ける装置の構造と非接触式 距離センサやタッチローラ・ポテンショメータの仕様を初期設定するために、最初に一度だけ CTS1160 型設定器を使用します。 2 正しくお使 しくお使い下さい ・このコントローラの張力設定は、0∼5V の電圧または外付け VR を使用します。 ・演算パラメータは、運転開始前に CTS1160 型設定器により初期設定して下さい。 ・CTS1160 型設定器は、演算パラメータの初期設定用で、運転時は不要です。設定後は CTS1160 の 接続を外して下さい。 ・電源は市販のスイッチング電源等の安定化電源を使用して下さい。当社製 OTPF/H 型クラッチ・ブ レーキ用電源は安定化されていないので使用できません。 ・絶縁抵抗、耐電圧試験は、内部素子を破損する恐れがありますので実施しないで下さい。 -3- CTD1200/3200 Ver1.03 2013/5 3 使い 方 3 −1 通常の 通常の使い方 ☆ポイント ポイント ・設置方法は 7 ページの「4-1 設置方法」で説明します。 ・使用する前に 11 ページの「4-2 設置後の調整(初期設定)方法」によって初期設定して下さ い。 (1)起動 (1)起動 ・電源を投入すると自動的に起動して動作を開始し、パワーオン表示 LED(緑色)が点灯します。 ・起動時に OVL 表示 LED(赤色)が点灯して、すぐに消灯します。 OVL 表示 LED の機能は、6 ページの「3−2(1)クラッチ・ブレーキの動作状態を確認する場合」 を参照して下さい。 ☆ポイント ・リモート入力(RMC:A5-B6)を短絡しないとクラッチ・ブレーキの電流が遮断されたままで、 張力が作用しません。 ・POWER スイッチがオンになっている CTS1160 型設定器が接続されていると、初期設定モードに なり動作しません。 (2)張力設定 (2)張力設定 張力設定端子に印加する電圧(B2-B3)、または接続した外付け VR(B1-B2-B3)の調整角度に応 じて作用する張力を設定します。 ・電圧の場合 :0∼100%(張力)/0∼5.0V(電圧) ・外付け VR の場合:0∼100%(張力)/0∼100%(回転角度比) 張力の増減と VR の回転方向が逆の場合は B1 と B3 の接続を逆にして下さい。 張力設定値 100%では、使用するクラッチ・ブレーキの定格トルクが最大巻き径時に作用し、巻 き径が変わってもこの張力を保持します。 例:最大巻き径φ200mm(半径 10cm)、定格トルク:1Nm(10kgcm)の場合 張力:100%=1Nm(10kgcm)÷0.1m(10cm)=10N(1kg) ☆ポイント ・100%に設定した時の張力が大きすぎる場合は、スパン調整機能により 0∼100%の間で調整で きます。 ・11 ページの「4-2(1)動作モードの設定[電源投入前に]」によりスパン調整して下さい。 ☆注意していただくこと 注意していただくこと クラッチ・ブレーキのトルクは励磁電流に比例するものとして制御するため、実際のトルク特 性は完全比例関係ではないので、巻き径に対する制御出力特性には多少の誤差が生じます。 -4- CTD1200/3200 Ver1.03 2013/5 (3)張力 (3)張力を 解除する場合 張力を解除する する場合 リール交換等で一時的に張力を解除する場合は、短絡しているリモート入力(RMC:A5-B6)を開 放すると、クラッチ・ブレーキの電流を遮断して張力を開放します。 運転を再開する場合は、リモート入力を短絡してクラッチ・ブレーキの電流を復帰して下さい。 タイムチャート -5- CTD1200/3200 Ver1.03 2013/5 3 −2 より便利 より便利に 便利に使うとき (1)クラッチ クラッチ・ ブレーキの 動作状態を 確認する する場合 (1) クラッチ ・ブレーキ の動作状態 を確認 する 場合 ①制御出力モニタ 制御出力モニタ ・クラッチ・ブレーキの動作状態を確認するために、電圧計を使用してクラッチ・ブレーキの電流 をモニタすることができます。 ・クラッチ・ブレーキの電流が基準電流に対して 100%の時に 1.0V 出力します。 ・2V フルスケールのデジタル電圧計を接続すると表示がそのまま%として読めます。 例:1.0V・・・クラッチ・ブレーキの電流は基準電流の 100% 0.5V・・・クラッチ・ブレーキの電流は基準電流の 50% ②電圧計・ 電圧計・接続 ・推奨デジタル電圧計:A2110-12(渡辺電機工業製:弊社では取り扱いません) ・8 ページの「4-1(2)接続方法」によりデジタル電圧計をモニタハーネス(オプション)を使用し て CN2 に接続して下さい。 モニタハーネス 型番:CTPW221004 ☆注意していただくこと 注意していただくこと ・推奨電圧計以外を使用する場合は、入力インピーダンスが 10kΩ以上のものを使用して下さ い。 ・CN2 の 1 番ピンから供給できる電源容量は DC5V 60mA 以下なので、推奨電圧計以外を使用する 場合は電圧計の電源電圧・消費電流に注意して下さい。 ・消費電流が 60mA を超える電圧計を使用する場合は、CN2 の 3-4 番ピンに電圧計を接続して外部 から電圧計の電源を供給して下さい。 ☆ポイント ・クラッチ・ブレーキに過電流が流れたことを OVL 表示 LED で確認することができます。 ・OVL 表示 LED は、クラッチ・ブレーキの電流が 1.5A(CTD1200)、3.0A(CTD3200)を超えると 点灯して、入力電圧を遮断するまで消灯しません。 (2)張力 (2)張力を 張力を手動で 手動で調整す 調整する場合 機械の調整やリール交換等で一時的に張力を手動調整する場合は、開放している手動切替入力 (MANU:A6-B6)を短絡すると、巻き径に関係なくクラッチ・ブレーキの電流を張力設定値に応じて 可変することができます。 巻き径による自動運転を再開する場合は、手動切替入力を開放して下さい。 ・電圧の場合 :0∼100%(電流)/0∼5.0V(張力設定値:電圧) ・外付け VR の場合:0∼100%(電流)/0∼100%(張力設定値:回転角度比) ☆ポイント ・スパン調整機能を使用している場合は、手動モードでも機能します。 -6- CTD1200/3200 Ver1.03 2013/5 4 設置・ 設置・調整方法 4 −1 設置方法 (1)取付方法 (1) 取付方法 このコントローラは、側面取付穴(2-φ4.5)による側面取付、底面取付穴(4-φ4.5)による底 面取付、または DIN レール用ベース(OMRON 製 S82Y-03N:弊社では取り扱いません)を使用し、DIN レールにワンタッチ取付が可能です。 DIN レール用ベースを使用する場合は、DIN レール用ベース取付ねじ(2-M3)を使用して下さい。 ねじの挿入深さは 6mm 以下にして下さい。 ☆次のような場所 のような場所では 場所では使用 では使用しないで 使用しないで下 しないで下さい。 さい。 ・周囲温度が−10∼60℃・周囲湿度が 25∼85%RH の範囲を超える場所 ・直射日光があたる場所や急激な温度変化で結露する場所 ・振動・衝撃が直接加わる場所や強磁界・強電界の発生する場所 ・塵埃・塩分・鉄粉・油煙が多い場所や水・油・薬品などのしぶきがかかる場所 ・腐食性ガスや可燃性ガスのある場所 -7- CTD1200/3200 Ver1.03 2013/5 (2)接続方法 (2)接続方法 端子台の 機能と ①端子台 の機能 と配置 A1 + A2 - A3 + 電源電圧 安定化電源DC24~26V DC24V IN 最大2.0A (CTD1200) 最大3.5A (CTD3200) OUTPUT 張力設定、 巻径計測用 +5V 張力設定:0~5V、 またはVR 1k~10kΩ(B) 張力設定、 巻径計測用 GND B1 ANA +5V B2 ANA/VR 制御出力 パウダ、ヒステリシス クラッチ・ブレーキ B3 ANA GND B4 0~5V 巻径計測入力:0~5V A4 - A5 + RMC リモート入力 B5 4~20mA 巻径計測入力:4~20mA A6 + MANU 手動切替入力 B6 - RMC、MANU用GND GND ②コネクタの コネクタの機能と 機能と配置 CN1 CN2 設定器ハーネス(CTS1160に付属)を 使用してCTS1160と接続 モニタハーネス(オプション)を使用して モニタ表示用電圧計と接続 CN2 CN2 ピン配置 ピン 配置 1 +5V 2 GND 3 MON + 4 MON - 電圧計用電源 DC5V 60mA以下 制御出力モニタ 1Vフルスケール ☆次のことに注意 のことに注意して 注意して接続 して接続して 接続して下 して下さい。 さい。 ・各入出力線は、誘導ノイズ等を防止するために、高圧線・動力線・交流線との平行配線や同一 配線を避けて分離して下さい。 ・このコントローラはクラッチ・ブレーキ用バックサージ吸収素子を内蔵していますので外部回 路に接続する必要はありません。 ・CN2 の 1 番ピン(+5V)からデジタル電圧計に供給できる電流は最大 60mA で、これを超える電 流を供給するとコントローラが破損する場合があります。 -8- CTD1200/3200 Ver1.03 2013/5 ③非接触距離センサ 非接触距離センサを 使用する場合 センサを使用する する場合の 場合の接続方法 非接触距離センサで巻径を計測します。 非接触距離センサは、電流出力(4∼20mA)または電圧出力(0∼5V)を使用できます。 ☆モニタハーネスについて モニタハーネスについて ・CN2 モニタ出力には、モニタハーネス:CTPW221004 をオプション(別売品)で用意していま す。 ☆注意していただくこと 注意していただくこと ・A4 端子は A2 端子に対して電位があるので、複数台の CTD1200/3200 を並列して使用する場合等 でもクラッチ・ブレーキの−側(A4)を共通配線できません。 -9- CTD1200/3200 Ver1.03 2013/5 モニタハーネス 型番: 型番:CTPW221004 ④ポテンションメータ ポテンションメータを ータを使用する 使用する場合 する場合の 場合の接続方法 ポテンションメータで巻径を計測します。 - 10 - CTD1200/3200 Ver1.03 2013/5 4 −2 設置後の 設置後の調整( 調整(初期設定) 初期設定)方法 (1)動作 動作モード モードの 設定[ 電源投入前に (1) 動作 モード の設定 [電源投入前 に] モード選択スイッチによって、動作モードを設定して下さい。 電源投入時に変更が反映されるので、変更したら電源を再投入して下さい。 No. OFF(下に倒す:出荷時設定) ON(上に倒す) 1 巻径計測値 の選択 Current 巻径計測値:4~20mA (B3-B5に接続) Voltage 巻径計測値:0~5V (B3-B4に接続) Model Select 2 型式選択スイッチ(CTD1200)、 型式/基準 基準電流値選択スイッチ(CTD3200) 電流値選択 で使用するクラッチ・ブレーキの基準 電流を選択する 3 スパン調整 SPAN Disable スパン調整をしない 4 拡張用 Full 基準電流を1.5A(CTD1200)、 3.0A(CTD3200)にする (スパン調整により可変) SPAN Enable 内蔵半固定VRでスパン調整をする 拡張用 ①スイッチ No.1: No.1:巻径計測値の 巻径計測値の選択 巻径計測値として電流値(DC4∼20mA)を端子台の B5、または電圧値(DC0∼5V)を端子台の B4 に入力するかを設定します。 ・Current Current 電流出力(4∼20mA)の非接触距離センサを、端子台の B5-B3 端子に接続する場合に使用します。 ・Voltage Voltage 電圧出力(0∼5V)の非接触距離センサ、またはポテンションメータを、端子台の B4-B3 端子に接 続する場合に使用します。 - 11 - CTD1200/3200 Ver1.03 2013/5 ②スイッチ No.2: No.2:型式/ 型式/基準電流値選択 使用するクラッチ・ブレーキの型式または基準電流値を設定します。 ☆ポイント この製品は定電流制御方式を使用しているため、使用するクラッチ・ブレーキの基準電流値 (定格トルクを発生する電流)をあらかじめ設定する必要があります。 当社製クラッチ・ブレーキを使用する場合はその型式、それ以外の場合はコイル温度が 75℃に おいて DC24V を印加したときの電流値を設定します。 ・Model Model Select 使用するクラッチ・ブレーキの基準電流を型式選択スイッチ(CTD1200)、基準電流値選択スイッ チ(CTD3200)で選択します。 中心回転部を先の細いドライバー等で回転させ、△部の頂点を対応する目盛に合わせて下さい。 張力設定値が 100%のときに、使用するクラッチ・ブレーキは定格トルクを発生します。 スパン調整機能を使用して、制御出力を 0∼100%の間で調整できます。 ・Full Full 使用するクラッチ・ブレーキの基準電流を最大の 1.5A(CTD1200)、3.0A(CTD3200)に設定しま す。 型式選択スイッチ(CTD1200)、基準電流値選択スイッチ(CTD3200)は無視されます。 スパン調整機能を使用して、制御出力を 0∼100%の間で調整できます。 【CTD1200】 目盛 0 1 2 3 4 5 6 7 対応型式 OPB5N OPB10N~250N/F OPC5N OPC10、OPC10N OPC20、OPC20N OPC40 OPC80 HB0.5 基準電流値(A) 目盛 0.21 8 0.29 9 0.38 A 0.46 B 0.59 C 0.73 D 1.08 E 0.23 F - 12 - 対応型式 HB1.2 HB2.5、HC0.5 HB5 HB10、OPC80N/A HC1.2 HC2.5、OPC40N/A HC5 HC10 CTD1200/3200 基準電流値(A) 0.24 0.34 0.44 0.60 0.36 0.50 0.56 0.68 Ver1.03 2013/5 【CTD3200】 目盛 0 1 2 3 4 5 6 7 基準電流値(A) 0.8 0.9 1.0 1.2 1.3 1.4 1.6 1.8 基準電流値(A) 2.0 2.1 2.2 2.4 2.6 2.7 2.8 3.0 目盛 8 9 A B C D E F ③スイッチ No.3: No.3:スパン調整 スパン調整 内蔵半固定 VR でスパン調整をするかしないかを設定します。 ・SPAN SPAN Disable 制御出力のフルスケールは 100%に固定されます。 ・SPAN SPAN Enable 制御出力のフルスケールは内蔵半固定 VR を調整して、0∼100%の間で調整します。 中心回転部を先の細いドライバー等で回転させ、△部の頂点を対応する目盛に合わせて下さい。 - 13 - CTD1200/3200 Ver1.03 2013/5 (2)巻径演算 (2)巻径演算パラメータ 設定[電源投入後に 電源投入後に] 巻径演算パラメータの パラメータの設定[ 非接触式距離センサやタッチローラ・ポテンションメータの仕様を CTS1160 型設定器を使用 して設定します。 設置後に一度設定すればその後の設定は不要です。 ①演算パラメータ 演算パラメータの パラメータの設定項目 記号 設定項目 設定範囲 単位 nr 最小巻径時の巻径計測値 00.0~99.9 0.1% ∩r 最大巻径時の巻径計測値 00.0~99.9 0.1% nd 最小巻径(直径) 001~999 mm ∩d 最大巻径(直径) 001~999 mm ・nr: nr:最小巻径時の 最小巻径時の巻径計測値 最小巻径時の巻径計測値(非接触式距離センサやタッチローラ・ポテンションメータからの入 力)を 0.0%から 99.9%まで 0.1%単位で設定します。 ☆ポイント ・計測値が電流入力(4∼20mA)の場合は、4mA を 0%、20mA を 100%として最小巻径時に B5B3 端子間へ入力される電流値を換算して設定します。 100% 巻 径 計 測 値 50% 0% 4mA 12mA 20mA 電流値 換算式:巻径計測値 =(電流値[mA]− 4)÷ 16 × 100 例:8mA・・・25.0 ・計測値が電圧入力(0∼5V)の場合は、5V を 100%として最小巻径時に B4-B3 端子間へ入力 される電圧値を換算して設定します。 100% 巻 径 計 測 値 50% 0% 0V 2.5V 5V 電圧値 換算式:巻径計測値 = 電圧値[V] ÷ 5 × 100 例:1.0V・・・10.0 - 14 - CTD1200/3200 Ver1.03 2013/5 ・∩r:最大巻径時の 最大巻径時の巻径計測値 最大巻径時の巻径計測値を 0.0%から 99.9%まで 0.1%単位で設定します。 ☆ポイント ・計測値が電流入力(4∼20mA)の場合は、4mA を 0%、20mA を 100%として最大巻径時に B5-B3 端子間へ入力される電流値を換算して設定します。 100% 巻 径 計 測 値 50% 0% 4mA 12mA 20mA 電流値 換算式:巻径計測値 =(電流値[mA]− 4)÷ 16 × 100 例:16mA・・・75.0 ・計測値が電圧入力(0∼5V)の場合は、5V を 100%として最大巻径時に B4-B3 端子間へ入力され る電圧値を換算して設定します。 100% 巻 径 計 測 値 50% 0% 0V 2.5V 5V 電圧値 換算式:巻径計測値 = 電圧値[V] ÷ 5 × 100 例:4.0V・・・80.0 ・ここで設定した最大巻径時に、クラッチ・ブレーキの定格(100%)トルクを発生します。 - 15 - CTD1200/3200 Ver1.03 2013/5 ・nd: nd:最小巻径 nr:最小巻径時の巻径計測値を設定した時の巻径を 1mm から 999mm まで 1mm 単位で設定します。 ・∩d:最大巻径 ∩r:最大巻径時の巻径計測値を設定した時の巻径を 1mm から 999mm まで 1mm 単位で設定します。 - 16 - CTD1200/3200 Ver1.03 2013/5 ②演算パラメータ 演算パラメータの パラメータの設定方法 ・CTS1160 を CTD1200/3200 に接続し、CTS1160 の POWER スイッチがオン状態で、CTD1200/3200 に電 源(DC24V)を投入します。 ・ 一 定 時 間 デ ジ タ ル 表 示 器 が '888888' を 表 示 し た 後 、 [ADDRESS] 部 に 識 別 コ ー ド を 表 示 し 、 [TENSION]部にその識別コードの設定値を表示します。 ・[UP][SHIFT][SET]ボタンを押して各演算パラメータ値を変更・設定して下さい。 ・演算パラメータの設定が終了したら、CTD1200/3200 の電源を遮断し、CTS1160 の接続を外して下 さい。 ☆ポイント ・CTD1200/3200 の起動時(電源を投入するとき)に POWER スイッチがオン状態の CTS1160 型設定 器が接続されていると張力制御動作はしません。 ③CTS1160 の操作方法 ・[UP]ボタンを押して離すとデジタル表示器の[ADDRESS]が[nr]→[∩r]→[nd]→[∩d]→[nr]と変化 し、[TENSION]にその設定値を表示します。 ・[SHIFT]ボタンを押した状態で[UP]ボタンを押して離すとデジタル表示器の[ADDRESS]が[nr]→ [∩d]→[nd]→[∩r]→[nr]と変化し、[TENSION]にその設定値を表示します。 ・設定を変更したい項目がデジタル表示器の[ADDRESS]に表示されている状態で、[SET]ボタンを押 して離すと、[TENSION]の特定の桁が点滅して、設定値の変更が可能になります。 ・[UP]ボタンを押して離すと点滅している桁の数字を+1 します。[9]の次は[0]になります。 ・[SHIFT]ボタンを押しながら[UP]ボタンを押して離すと点滅している桁の数字を-1 します。[0]の 次は[9]になります。 ・[SHIFT]を押して離すと点滅する桁が 1 の桁→10 の桁→100 の桁→1000 の桁→1 の桁の順で切替わ ります。 ・[UP]ボタンと[SHIFT]ボタンを使用して所望の設定値に合わせ、[SET]ボタンを押して離すと、 [TENSION]表示の点滅が終了し、設定値を変更します。 ・続けて他の項目の設定を変更する場合には、上記の操作を繰り返し行って下さい。 - 17 - CTD1200/3200 Ver1.03 2013/5 5 仕様 CTD1200 CTD3200 方式 巻径計測方式張力制御 電源電圧 DC24~26V 電圧変動が±0.1V以下 消費電流 最大2.0A 制御出力 1.5A以下 3.0A以下 以下から選択 アナログ電圧:0~5V 外付けVR:公称抵抗値 1k~10kΩ(B) 0.2W以上 張力設定 最大3.5A 巻径計測入力 非接触距離センサ:電流出力 4~20mA、または電圧出力 0~5V ポテンショメータ:1k~10kΩ 巻径演算 パラメータ CTS1160型張力設定器により設定 演算パラメータ 最小巻径時の巻径計測値:0.0~99.9% 最大巻径時の巻径計測値:0.0~99.9% 最小巻径(直径):1~999mm 最大巻径(直径):1~999mm 型式/基準電流値 選択 型式選択スイッチにより、 使用するクラッチ・ブレーキの 型式を選択 制御出力モニタ 電圧出力:0~1V リモート/手動 切替入力 信号用リレー接点、またはNPNオープンコレクタトラ ンジス タ DC12V 最大5mA 350g以下 質量 適用クラ ッチ・ ブレーキ 使用周囲温湿度 保存温湿度 適用ハーネス DINレール用 ベース推奨品 基準電流値選択スイッチにより、 使用するクラッチ・ブレーキの 基準電流を選択 DC24V 36W以下のクラッチ・ブレーキ、 及び当社製OPBシリーズ、 OPCシリーズ、HBシ リーズ、 HCシリーズのクラッチ・ブレーキ DC24V 72W以下のクラッチ・ブレーキ -10~60℃ 25~85%RH ただし氷結、及び結露しないこと -20~85℃ 25~90%RH ただし氷結、及び結露しないこと CN1:設定器ハーネス(CTS1160の付属品) CN2:モニタハーネスCTPW221004(オプション) S82Y-03N(OMRON) - 18 - CTD1200/3200 Ver1.03 2013/5 6 形状・ 形状・寸法 - 19 - CTD1200/3200 Ver1.03 2013/5