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日本工業標準調査会 標準部会 第 ４２回 電 気 技 術 専 門 委 員 会 （書 面 審 議 ） 議 事 録 Ａ．開 催 通 知 及 び回 答 期 限 (1) 開 催 通 知 平 成 ２０年 ９月 ９日 （火 ） (2) 回 答 期 限 平 成 ２０年 ９月 ３０日 （火 ） Ｂ．議 題 ：工 業 標 準 案 、日 本 工 業 規 格 の改 正 案 及 び廃 止 、及 び報 告 以 下 の工 業 標 準 案 ４件 、日 本 工 業 規 格 改 正 案 ４件 及 び廃 止 ２件 、ＴＳ案 １件 が審 議 され た。 １．工 業 標 準 案 、日 本 工 業 規 格 の改 正 及 び廃 止 案 の審 議 （制 定 ４件 ） ・工 業 標 準 ・工 業 標 準 ・工 業 標 準 ・工 業 標 準 機 能 安 全 −プロセス産 業 分 野 の安 全 計 装 システム−第 2部 ：JIS C0511-1の適 用 指 針 （資 料 １） 機 能 安 全 −プロセス産 業 分 野 の安 全 計 装 システム−第 3部 ：安 全 度 水 準 の決 定 指 針 （資 料 ２） 電 磁 両 立 性 −第 4-34部 ：試 験 及 び測 定 技 術 −1相 当 たりの入 力 電 流 が16Ａを超 える電 気 機 器 の電 圧 ディップ，短 時 間 停 電 及 び電 圧 変 動 に対 するイミュニティ試 験 （資 料 ３） 可 変 速 駆 動 システム（ＰＤＳ）−電 磁 両 立 性 （ＥＭＣ）要 求 事 項 及 び試 験 方 法 （資 料 ４） （改 正 ４件 ） ・ＪＩＳ C60695-9-1 ・JIS C8110 ・JIS C3316 ・JIS C9300-1 環 境 試 験 方 法 ―電 気 ・電 子 ―耐 火 性 試 験 ―炎 の表 面 伝 ぱ（播 ）― 一 般 指 針 （資 料 ５） 高 圧 水 銀 灯 安 定 器 及 び低 圧 ナトリウム灯 安 定 器 （資 料 ６） 電 気 機 器 用 ビニル絶 縁 電 線 （追 補 １）（資 料 ７） アーク溶 接 装 置 −第 １部 ：アーク溶 接 電 源 （追 補 １）（資 料 ８） （廃 止 ２件 ） ・ＪＩＳ Ｃ8370 ・ＪＩＳ Ｃ8372 （ＴＳ：１件 ） ・TS C0044 配 線 用 遮 断 器 （資 料 ９） 低 圧 遮 断 器 （資 料 １０） 家 庭 用 電 気 機 器 及 び類 似 機 器 からの人 体 ばく露 に関 する電 磁 界 の 測 定 方 法 （資 料 １１） ２． 報 告 ：承 認 済 み前 回 議 事 録 第 ４１回 電 気 技 術 専 門 委 員 会 議 事 録 ３．回 答 状 況 及 び審 議 結 果 (1) 回 答 状 況 すべての議 題 について、回 答 数 １８（委 員 数 ２０） （回 答 数 １８の内 訳 ）小 田 委 員 長 、池 田 委 員 ，石 塚 委 員 ，大 石 委 員 ，香 川 委 員 、長 田 委 員 ，亀 田 委 員 ，近 藤 委 員 ，坂 下 委 員 ，佐 々木 委 員 ，佐 藤 委 員 ，島 田 委 員 ，千 葉 委 員 ，鈴 木 委 員 ，徳 田 委 員 ，能 見 委 員 ，飛 田 委 員 ，中 村 委 員 (2) 審 議 結 果 賛 成 ２０ （なお、無 回 答 は賛 成 とみなした） 反対 ０ すべての議 題 について、過 半 数 の同 意 を得 ているため、可 決 された。 なお、各 委 員 からの意 見 等 については別 紙 のとおり。 以 上 別紙 日本工業標準調査会 標準部会 第４２回電気技術専門委員会（書面審議） 注：回答のない場合及び一任の場合には、賛成とみなしています。 議 題 資料 原案への 意見等 提案者・関係者の意見及び 審議 番号 賛否 （反対の場合は必須） 事務局対応 結果 （飛田委員） 基本的には賛成。 ただし、全体的に専門用語のカタカナ・英 語による表現が目立つ。利用者にとって、 重要な指針であるので、平易で、理解しや すい文言・文章であって欲しい。 「専門用語のカタカナ英語による表現が目立つ」 可決 ２．工業標準案、日本工業規格の改正案及び廃止案の審議 （制定） JIS C0511-2 機能安全−プロセス産業 分野の 安全計装シ ステ ム − 第2 部： JISC0511-1の適用指針 資料１ ・賛成２０ ・反対 ０ [原案作成者の対応案について]了解した。 とのご指摘をいただきましたが、この点につきま しては原案作成委員会でも検討を行いました。 しかしながら、現時点では適切な日本語がない ため、カタカナ表記とせざるを得ませんでした。 規格利用者への助けとしましては、既に制定し た第１部の「用語及び定義」において、それぞれ の用語の意味を説明しております。この部分を 含めて第２部及び第３部を読んでいただくこと で、正しくご理解がいただけるものと考えます。 参考： ・JIS C0511-1 機能安全―プロセス産業分野 の安全計装システム―第１部：フレームワーク， 定義及びシステム・ハードウェア・ソフトウェアの 要求事項(2008年2月制定済み） ・第１部の「用語及び定義」の部分は、第２部及 び第３部でも引用しているため、この部分を併せ て読んでいただくこととなります。 3 JIS C0511-3 機能安全−プロセス産業 分野の安全計装システム−第3部：安全 度水準の決定指針 資料２ ・賛成２０ ・反対 ０ JISC５１１−２への対応案と同じ回答です。 （飛田委員） 基本的には賛成。 ただし、全体的に専門用語のカタカナ・英 語による表現が目立つ。利用者にとって、 重要な指針であるので、平易で、理解しや すい文言・文章であってほしい。 可決 [原案作成者の対応案について]了解した。 工業標準 電磁両立性−第4-34部：試 験 及び測定技術−1相当たりの入力電流 が 16Ａを超える電気機器の電圧ディップ， 短 時間停電及び電圧変動に対するイミュ ニ ティ試験 資料３ ・賛成２０ ・反対 ０ 可決 工業標準 可変速駆動システム（ＰＤＳ） −電磁両立性（ＥＭＣ）要求事項及び試 験方法 資料４ ・賛成２０ ・反対 ０ 可決 資料５ ・賛成２０ ・反対 ０ 可決 資料６ ・賛成２０ ・反対 ０ 可決 （改正） ＪＩＳ C60695-9-1 環境試験方法―電気・電子―耐火性試 験―炎の表面伝ぱ（播）―一般指針 JIS C8110 高圧水銀灯安定器及び低圧ナトリウム 灯安定器 4 JIS C3316 電気機器用ビニル絶縁電線（追補１） 資料７ ・賛成２０ ・反対 ０ 可決 JIS C9300-1 アーク溶接装置−第１部：アーク溶接電 源（追補１） 資料８ ・賛成２０ ・反対 ０ 可決 資料９ ・賛成２０ ・反対 ０ 可決 資料１０ ・賛成２０ ・反対 ０ 可決 資料１１ ・賛成２０ ・反対 ０ （廃止） ＪＩＳ Ｃ8370 配線用遮断器 ＪＩＳ Ｃ8372 低圧遮断器 （TS） TS C0044 家庭用電気機器及び類似機器からの人 体ばく露に関する電磁界の測定方法 １． 生活の利便性が増す中で、電磁界が 人体に及ぼす影響は未解明の部分も 多いため、家電製品使用時の電磁界 ばく露は、設計の工夫によりさらに抑 制されなければならない。測定方法は わが国の住宅事情や個々の家電製品 の使用状況を反映したものであるべき で、本案については測定距離が大き過 ぎる品目も散見される。測定の対象と される機器の種類がこれでよいかとい う点についても検討する必要がある。 5 １．表 A.1 のリストに記載されている機器及 可決 び測定距離は，国際的にも一般的な使われ 方として想定された数値を国際的な統一指 標として規定したものです。 ご指摘いただきましたように規定した測 定距離は、生活習慣や使い方の違いに伴 い、より近い距離で測定することを認めた規 格となっております。IＥＣの原文においても 表 A.1 の中に、「取扱説明書に記載されてい る測定距離を優先する」としており、表 A.1 の数値はその国に見合うような距離に変更 可能という考え方となっております。この規 定の主旨を、よりわかり易くするため IEC 規 格を翻訳して TS 化する際に、注記に具体 的な事例を掲げてわかりやすく追記致しま した。なお、こうした表 A.1 全体に対する考 え方は重要であるため、表 A.1 の末尾に注 記を記載しておりましたが、表 A.1 直前 の本文 A.2.3「測定距離及びセンサ位置」 の２行目と３行目の間に注を次のような 主旨の表現に変えて移動し、その国の生 活習慣に合わせた取扱説明書に記載され た使用条件が優先することをこの規格で は認めていることが解るように致しま す。 (本文 A.2.3 の 2 行目と 3 行目の間に記述する表現） 機器の形状や使い方は、生活習慣に よって国によって異なるため、国際的 に合意を得た A.1 に規定されている測 定距離と、使用者の頭部及び胴体との 距離が異なる場合は、取扱説明書の記 載を優先した測定距離とする(例えば、 日本において、ホットカーペットは、 直に座る電気製品であり、身体の該当 部分に触れた状態で用いられる機器で あることから、その場合の測定距離は、 表 A.1 規定にある 30 cm ではなく 0 cm となる。)。 6 附属書 表Ａ．１のリストの測定距離につ いて ① 食器洗い機 ビルトインタイプを含めて頂きたい。そ の場合３０㎝では遠すぎる。 ② 足温器 接触面積は小さいが子どもが連続的に使 用するので、３０㎝では遠すぎる。 ③ ヘアドライヤ カール機能を持つタイプを含めて頂きた い。その場合１０㎝では遠すぎる。 ④ ホットカーペット 我が国の生活習慣を考慮するならば、商 品設計時に座ることを前提にする必要が ある。０㎝にして頂きたい。 ⑤ 組込形調理コンロ ３０㎝では遠すぎる。 ⑥ 誘導加熱調理器 機器の端面から３０㎝とあるが、遠すぎ る。 ⑦ 電子レンジ ⑧ 電気オーブン ⑨ オーブン一体型調理コンロ ⑩ 冷蔵庫（冷凍庫） ⑪ 洗濯機及び洗濯乾燥機 ⑫ 衣類乾燥機 いずれも狭い住環境に は、３０㎝の測定距離では遠すぎる。 [原案作成者の対応案について]了解した。 7 ①から⑫のご意見に関しましては、上 記の通り、取扱説明書に基づき、その 国の機器の形状、使い方に見合った測 定距離となります。 １のご意見に付随して、対象製 ２．測定の対象として、温水洗浄便座・ ２． 品の中にタイプの異なる物も追加し 加湿器・ディスポーザー・乗馬運動器具 ていただきたい（例えば、ドライヤー なども含めて頂きたい。 にカール機能も追加してほしい）との [原案作成者の対応案について]了解した。 ご意見がありましたが、すべての家電 製品を表にして商品名を記載するこ とは困難であり、また、今回は国際規 格の整合度合いを IDT（一致する）と して作成する方針でありますことか ら、表 1 に記載のない機器は，取扱説 明書に説明されている標準の使い方 を基準にその国に見合った測定距離 を決めることができる規定となって おります。 機器の追加につきましては，IEC の改 正を踏まえて、TS を改正する際の検 討課題とさせていただきます。 8
