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50bpsテレメユニット HH−50A 取扱説明書 株式会社システック 高知県南国市元町一丁目8番2号 TEL:088-864-0160 FAX:088-864-0166 * *目次** 1.概要‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 2.仕様‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 3.ブロック図‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2 4.外観図・取付寸法図‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3 5.コネクタピンアサイン‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4 6.端子台配置図‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 (1)専用線端子台‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 (2)電源端子台‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 7.ディップスイッチ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5 8.配線‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6 8−1.電源の接続‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6 8−2.通信線の接続‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6 (1)アースリターンの接続‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6 (2)メタリックリターンの接続‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6 9.通信仕様‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7 9−1.DTEの動作‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7 9−2.データ送信タイミング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7 10.通信バッファについて‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8 11.動作フローチャート‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8 (1)メインルーチン‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8 (2)割り込み処理‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9 12.通信手順‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 13.異常処理‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 14.機器構成図‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 15.避雷器接続図‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥11 1 1. 概要 本装置はNTT50bps専用回線を利用してRS−232C通信を双方向で行う機能を有する、信号伝送装 置です。また、ディップスイッチの設定により「アースリターン」「メタリックリターン」での通信方式のい ずれかが選択できます。 2. 仕様 項 目 内 容 電源電圧/消費電力 AC100V/7VA 通信方式 50bpsによるシリアル伝送 使用回線 アースリターン/メタリックリターン R S 2 3 2 C 通信方式 調歩同期・フロ−制御 通信速度 4,800bps キャラクタ長 7bit ストップビット 1bit パリティ 偶数パリティ 外形寸法(mm) W×D×H=60×185×132.5 許容周囲温度 −10∼+60℃ 許容湿度 30∼85%RH(結露なきこと) 塗装色 マンセル値 質量 1.1kg 5Y7/1 半ツヤ 3. ブロック図 +48V −48V +48V I/O回路 ライン回路 L1 LG L2 ROM ディップスイッチ×4 +5V FG AC 電源回路 AC CPU GND RS-232C回路 −48V RS-232C 2 4. 外観図・取付寸法図 30 30 116 POWER TX RX HH-50A DSW ON← 1 2 L1 3 4 LG AC 認定ラベル(裏面) AC100V 7VA Ver. 製番 M4ネジ用取付穴×2 2-M4×0.7 タップ 取付け板 SPCC t1.6以上 3 20 77.5 FG 185 155 AC 171 171 L2 RS-232C 5. コネクタピンアサイン ・RS−232Cコネクタ 1 13 25 14 Dサブコネクタ:XM3B−2522−501F(オムロン製) 適合コネクタ :XM3S−2511(オムロン製)または相当品 ピン№ 信 号 名 内容 2 SD 送信デ−タ入力/コマンド入力 3 RD 受信デ−タ出力/リザルト出力 4 RS 送信要求入力 5 CS 送信可出力 6 DR モデムレディ出力 20 ER 端末レディ入力 8 CD 回線キャリア検出出力 7 SG 信号グランド その他 N.C. 接続しない 4 6. 端子台配置図 端子台の適合ネジは端子ネジM3です。 適合端子は以下の通りです。 6max φ3.2min 5.3min 4.4max (1)専用線端子台 № 名称 内容 1 L1 通信ライン1 LG 2 LG C接地(100Ω以下) L2 3 L2 通信ライン2 № 名称 内容 AC 1 AC 電源(AC100V) FG 2 FG C接地(100Ω以下) AC 3 AC 電源(AC100V) L1 (2)電源端子台 7. ディップスイッチ OFF OFF ON ON 1 2 3 4 № OFF ON 1 アースリターン メタリックリターン 2 − − 3 − − 4 − − ※−は未使用 5 8. 配線 8−1.電源の接続 ・電源はAC端子を利用して行います。AC端子にAC100V(7VA)を配線して下さい。 ・作業は安全の為、電源の確認を行ってから配線して下さい。 AC FG AC AC100V 8−2.通信線の接続 (1)アースリターンの接続 ・通信はL1・L2・LG端子を利用して行います。 ・L1と相手側のL2を、L2と相手側のL1を接続します。LGはそれぞれで接地して下さい。 (テストを行う場合はLG同士も可能です。) ・接続が完了したら正面パネルのディップSWの1番をOFFにして、電源を投入して下さい。 L1 LG L2 L1 LG L2 (2)メタリックリターンの接続 ・通信はL1・L2端子を利用して行います。 ・L1と相手側のL1を、L2と相手側のL2を接続します。LGは接続しないで下さい。 ・接続が完了したら正面パネルのディップSWの1番をONにして、電源を投入して下さい。 L1 LG L2 L1 LG L2 6 9. 通信仕様 RS−232Cから送られてきたデータ(送信データ)をそのまま対抗機種へ送信します。また、対抗機種 から送られてきたデータ(受信データ)もそのまま、RS−232Cへ送信します。 使用ケーブルは25ピンのストレ−トケ−ブルを使用してください。 9−1.DTEの動作 名称 SD RD RS CS DR ER CD 機能 送信デ−タ入力/コマンド入力 DTEからのデータを受信します。 受信デ−タ出力/リザルト出力 DTEへデータを出力します。 送信要求入力 DTE側が送信可能か確認します。 送信可出力 残りバッファが2バイトを切った時、OFFになり、受信不可にします。 モデムレディ出力 本機が動作している事を表わしています。 端末レディ入力 DTE側が動作している事を確認します。 回線キャリア検出出力 回線電流が10秒以上確認されない場合、OFFになります。 9−2.データ送信タイミング R S −2 3 2 C データ受信 次のデータ 送信 データ 送信開始 250msec 5 0 bps送信 1データ( 20m×10bit) : 200msec ・データ送信の前に、250msecの送信安定時間を設けています。 ・1データ10ビット(スタート・データ・パリティ・ストップ)で、200msecの送信時間を要します。 ・続いて送るデータがある場合は、再びデータ送信を開始します。 7 10. 通信バッファについて 通信バッファは最大80バイトまでです。 80バイトを越えた場合、受信バッファはクリアされます。 また、受信データが78バイトを越えた場合、RS−232CのCS端子をOFFにします。 11. 動作フローチャート (1)メイ ンルーチン ・各 I/Oの管理 ・受 信データの確認 ・送 信データの準備 ・回 線の監視・制御 ST A RT メ モリ ・ I /O 初期化 割り込み設定 初期化 通信方式 記憶 受信バッ フ ァ データ有り ? N Y COM受信バ ッファ データ有り ? COM送信デ ータ セット N Y COMデ ータ送信 処理 データ フォーマッ ト 確認 ※4 , 8 0 0 bps 偶数パリ テ ィ データ 正常? Y 送信データ セット データ 送信 処理 受信待ち状態 切り換え 8 N (2)割り 込み処理 イン ターバルタイマ(10 /36msec)によ る割り込み ・送 信データのビット制御 ・受 信データのビット監視 割り 込み開始 データ送信中? Y N N ビット データ 送信 受信データ 有? N Y Y ビット データ 受信 N 送信データ バッファ1 Byte消去 受信データ 最終ビッ ト ? Y パリ ティ ビ ット 正常? Y 受信データ バッファ書込 送信データ 最終ビッ ト ? N 受信データ クリア メ インルーチンへ 9 12. 通信手順 異常データ データ受信 データなし 正常データ データ送信 異常データ 50bps データ衝突 データ送信 データなし 50bps データ送信 データなし データ送信 異常データ 異常データ データなし ※異常データとはパリティなどの通信異常により正規なデータではないものを 表わす 13. 異常処理 ■データ送信の衝突 データ送信時に相手側もデータ送信となってしまった時、データ衝突となり受信データ取り込み異常と して無効データとなり、次のデータの受信待ちとなります。 ■通信ラインの異常 通信ラインに異常が発生し、通信ビット単位で計算を行うパリティチェックに異常があった場合は通信 異常とし、無効データとなり、次のデータの受信待ちとなります。 また、アースリターンの場合、10秒間通信電流を検知しないと回線断エラーとなります。 (CD OFF) ■通信タイムアウトの異常 10秒間連続で通信されなかった場合、通信タイムアウトと判断し、コマンドモードに移ります。 14. 機器構成図 HH−50A 50bps専用回線 HH−50A RS−232C RS−232C DOS/Vパソコンなどの RS−2 32C制御機器 HH−50B HH−50C 10 DOS/Vパソコンなどの RS−2 32C制御機器 15. 避雷器接続図 HH−50A D サブ 25P データ端末 避雷器(森長電子製) ALPK-VN2S(TM48) L1 L1 T1 L1 通信回路 LG L2 E L2 T2 L2 ALPK-VN2P(PWA10100) AC U u AC 電源線 FG AC E V v AC 11