Download 取扱説明書
Transcript
取扱説明書 富士ミニ UPS J シリーズ 端子台出力ボード 形式 : RRACWP01 INR-HF52028 ま え が き 本取扱説明書は、RRACWP01(富士ミニUPS Jシリーズ対応 端子台出力ボード)用です。 本製品は、UPS本体に標準装備されている標準インタフェイスボードと交換することで使用可能となります。 本取扱説明書取付要領に従って交換して下さい。 ハイセイフティ用途について 本製品は、一般事務用、パーソナル用等の一般的用途を想定して設計・製造されているものであり、原子力 核制御、航空機飛行制御、航空交通管制、大量輸送運行制御、生命維持装置、核兵器発射制御など、きわ めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保されない場合、直接生命・身体に対する重大な危険 性を伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」という)に使用されるよう設計・製造されたものではございません。 お客様は、ハイセイフティ用途に要する安全性を確保する措置を施すことなく、本製品をハイセイフティ用途 に使用しないでください。ハイセイフティ用途に使用される場合は、弊社の担当営業までご相談ください。 目 次 まえがき ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 Ⅰ. 仕様 Ⅰ- 1.各部名称・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 Ⅰ- 2.機能・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 Ⅱ.配線要領 Ⅱ- 1.TB1 標準監視用インタフェイス ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 Ⅱ- 2.CN2 WindowsNT 用インタフェイス ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 Ⅱ- 3.リモート ON / OFF 信号・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 6 Ⅲ.取付要領 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7 商標について ※WindowsNT は米国 Microsoft Corporation の登録商標です。 1 INR-HF52028 Ⅰ. 仕様 Ⅰ- 1.各部名称 端子台出力ボード (UPS本体装着時は下図とは天地が反対となります。) ④ 短絡片 (TB1 2~3ピン間) ① TB1:11ピン端子台 (標準監視用インタフェイス) ③ 短絡片 (TB1 10~11ピン間) ② CN2:Dsub9ピン(メス) (WindowsNT用インタフェイス) Ⅰ- 2.機能 1) 標準監視用接点出力 [TB1① 1~9ピン] 2) WindowsNT用接点出力 [CN2② 1~3,7,8ピン] 3) 通信機能(RS-232C) [CN2② 6,7,9ピン] 4) 外部スイッチによるリモートON/OFF機能 [TB1① 10~11ピン] 2 INR-HF52028 Ⅱ. 配線要領 Ⅱ-1.TB1 標準監視用インタフェイス (1) インタフェイス用端子台の接続および回路構成 ④ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 短絡片 TB1 9 3 8 5 2 7 4 1 6 ① TB1 ・端子サイズ :M3ねじ 放電終止 予告信号 入力 停電信号 装置 故障信号 ピン割付図 (2) 下表に示す信号を、TB1標準監視用インタフェイス①より取り出すことが可能です。 必要に応じてご使用下さい。 ピン番号 1-4間 信号の種類 動作にて 信号の名称 “ 開 ” 装置故障信号 1-6間 動作にて “ 閉 ” 2-5間 動作にて “ 開 ” 内 容 装置内部に故障が発生した時、バッテリ異常時ま たはバッテリ交換推奨時期となった場合に動作す る無電圧接点信号 2-7間 動作にて “ 閉 ” 通常運転時、交流入力が停電など電圧異常(約8 5V以下及び115V以上)となった場合に動作する 無電圧接点信号 (1.5秒以下の瞬時停電では動作しません) 3-9間 動作にて “ 開 ” バッテリ運転時、バッテリ放電終止の約2分前(定 格負荷時)に動作する無電圧接点信号 入力停電信号 放電終止予告信号 3-8間 動作にて “ 閉 ” 注)ピン番号2-3間は、出荷時には短絡となっています。開放するためには、端子台出力ボード上の 短絡片④を外して下さい。 3 INR-HF52028 Ⅱ. 配線要領 (3)接点出力は、下のグラフの電圧・電流範囲でお使い下さい。 1.0 ① 接 0.5 点 電 流 0.2 (A) ① AC 抵抗負荷 ② DC 抵抗負荷 ② 0.1 0.05 10 30 120 200 60 接点電圧 (V) 4 INR-HF52028 Ⅱ. 配線要領 Ⅱ-2. CN2 WindowsNT用インタフェイス (1)インタフェイス用コネクタおよび回路構成 CN2 CN1 6 7 1 2 3 8 9 4 5 P5 5P ② CN2 ・Dsub 9ピン メス 1 3 2 4 5 6 8 7 9 DCD RTS CTS 〕 放電終止予告信号 〕 入力停電信号 RX シリアルデータ入力 SG 入力にて 〕 DC5~25V UPS 自動シャットダウン TX シリアルデータ出力 DTR (#4-40インチねじ) M 回路構成 (2)下表に示すWindowsNT用信号及びRS-232C信号を、CN2 WindowsNT用インタフェイス②より取 り出すことが可能です。 必要に応じてご使用下さい。(ご使用には接続用コネクタ「JEC-9P(圧着タイプ)、JEZ-9P(半田付け タイプ)共に日本圧着端子製または、相当品」が必要です。お客様での入手が困難な場合は、別途ご相 談下さい。) ピン番号 ※ 1-3間 信号の種類 動作にて “ 閉 ” 信号の名称 内 容 放電終止予告信号 バッテリ運転時、バッテリ放電終止の約2分前(定格負荷時) に動作する無電圧接点信号 通常運転時、交流入力が停電など電圧異常(約85V以下及 び115V以上)となった場合に動作する無電圧接点信号 (1.5秒以下の瞬時停電では動作しません) ※ 2-3間 動作にて “ 閉 ” 入力停電信号 8-7間 “ H ”信号受信 にてUPS停止 UPS自動 シャットダウン 6-7間 RS-232C 受信ポート シリアルデータ 入力(RX) 9-7間 RS-232C 送信ポート(TX) シリアルデータ 出力(TX) 7 RS-232C 信号グランド SG 装置を自動的に出力停止させる場合に入力する電圧信号。 ・交流入力停電中のみシャットダウン停止が可能です。 ・シャットダウン停止信号(DC5~25V)は約0.5秒以上入 力して下さい。 <通信方式> ポーレート :2400bps データ長 :8bit ストップビット :1bit パリティ :nan キャラクタタイプ :ASCII形式 ※接点容量は前ページ(4ページ)のグラフを参照して下さい。 5 INR-HF52028 Ⅱ. 配線要領 Ⅱ-3. リモートON / OFF信号 (1)インタフェイス用端子台の接続および回路構成 ③ 短絡片 ① TB1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ・端子サイズ :M3ねじ TB1 (リモートON/OFF接点入力) 10 運転指令 10 11 11 装置運転スイッチ 回路構成 (2)TB1標準監視用インタフェイス①の短絡片③を外して、外部からの接点信号を10~11ピンに接続する ことで、リモートON/OFFが可能です。 <接点信号の仕様> ・接点 “ 閉 ” にて起動 ・接点電圧及び電流 : DC15V, 5mA 注)リモートON/OFFを使用する時は、UPS本体前面の運転スイッチをONにして下さい。 電線には、シールド線をご使用下さい。 注)リモートON/OFFは、補助的な機能です。UPS本体や負荷機器の保守を行う場合には、使用しない で下さい。確実に出力をOFFにしたい時は、UPS本体前面の運転スイッチの操作により停止させて下さ い。 リモートOFFの状態で入力停電―復電が発生した場合や万一装置が故障した場合など、不意に装 置の交流出力がONとなる場合がありますので注意して下さい。 6 INR-HF52028 Ⅲ. 取付要領 交換手順 (1)UPS本体背面から、標準インタフェイスボ ードの固定ねじ(2ヶ所)を、空回りするま でゆるめて下さい。 (2)ゆるめた固定ねじをつかんで、標準インタ フェイスボードを取り外して下さい。 注)取り外した標準インタフェイスボードは大 切に保管しておいて下さい。 (3)端子台出力ボード上のTB1標準監視用 インタフェイス①に配線をしてから、UPS 本体に差し込んで下さい。 注)差込時、電線をはさまない様注意して下 さい。 (4)固定ねじ(2ヶ所)を締めて、端子台出力 ボードを固定して下さい。 7 INR-HF52028