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μGPCsH シリーズ
番 号
ＳＨＰＣ－８６１ 取扱説明書
発 行
部 門
（周波数入出力モジュール）
記号 年 月 日
来
歴
2009.7.2 新規発行
B
2010.4.5 カン合ねじ追記、接続例の図追加
C
2010.10.27 外部リセットプリセット・カウンタ説明追加
D
2011.3.23 カウンタ説明追加
適用製命
1／12
QG18393
産業事業部
産業工場
第一設計グループ
訂正ﾍﾟｰｼﾞ 承 認 調 査 作 成
ＳＨＰＣ－８６１
取扱説明書
小谷
レ
安元
（周波数入出力モジュール）
P1-P11
小谷
鬼塚
安元
P1,P5,P6
鬼塚
レ
安元
P1,P5-P10
鬼塚
レ
安元
東 洋 電 機 製 造 株 式 会 社
ページ
番 号
2／12 記 号
QG18393
ＳＨＰＣ－８６１ 取扱説明書 ..................................................................................................................... 1
1．概 要 .................................................................................................................................................. 3
2．仕様 ..................................................................................................................................................... 4
2－1．一般仕様 .................................................................................................................................... 4
2－2．機能仕様 .................................................................................................................................... 5
3．ソフトウェアインターフェイス ................................................................................................................. 6
4. ハードウェアインターフェイス ............................................................................................................. 10
4－1．周波数検出、アップダウンカウンタインターフェイス .................................................................. 10
4－2．パルス周波数出力インターフェイス .......................................................................................... 10
5．サービスパネル .................................................................................................................................. 12
5－1．外観 ......................................................................................................................................... 12
5－2．ステータスインジケータ ............................................................................................................. 12
5－3．ロータリスイッチ ........................................................................................................................ 12
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3／12 記 号
ページ
QG18393
番 号
1．概 要
本取扱説明書はμGPCsH シリーズのパルス機能モジュールのうち、周波数入出力モジュールについて
説明したものです。
LED コネクタ
周波数入出力モジュールＰ基板
RUN,ERR
LED 基板
モニタデータ
ロータリスイッチ
バスコネクタ
変換比切替用
入力コネクタ
CH1
ＩＯバス
周波数検出及び
マイコン
CPU モジュール側
アップダウンカウンタ用
CPLD
メモリバス
出力コネクタ
フォトカプラ
DC / DC
+3.3V
PO1, PO2
パルス周波数出力用
絶縁
24V→3.3V
入力コネクタ
CH2
周波数検出及び
アップダウンカウンタ用
（2 相 1ch モード時リセット、プ
リセット用）
図１．SHPC-861 回路ブロック図
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B
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番 号
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2．仕様
2－1．一般仕様
項
１
外形寸法
項 目
１）幅
４０mm
２）高さ
１３０mm
３）奥行き １２２mm
仕様
２
電源
１）電圧
＋２４Ｖ±１０％
備 考
突起部は含まない
２）消費電流
１００ｍＡ以下
３
物理的環境
１）動作周囲温度
０～５５℃
２）保存温度
－２５～７０℃
３）相対湿度
２０～９５％ＲＨ
結露しないこと
４）じんあい
導電性じんあいがないこと。
５）腐食性ガス
腐食性ガスがないこと。
有機溶剤の付着がないこと。
６）使用高度
標高２０００ｍ以下
４
５
機械的稼働条件
電気的稼働条件
１）耐振動
片振幅 ０．１５ｍｍ
定加速度 １９．６ｍ／ｓ２
時間 各方向２時間（計６時間）
ＪＩＳ Ｃ ０９１１に準拠
２）耐衝撃
ピーク加速度 １４７ｍ／ｓ２
回数 各方向３回
ＪＩＳ Ｃ ０９１２に準拠
１）耐ノイズ
ノイズ電圧 ２０００Ｖ
（信号ライン １５００Ｖ）
パルス幅 １μｓ
立ち上がり時間 １ｎｓ
ノイズシミュレータ法
２）耐静電気放電
気中放電法 ±８ＫＶ
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B
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2－2．機能仕様
項
項 目
仕様
１
名称・型式
①名称
SHPC-861-Z
②型式
SHPC-861-Z-A1
２
PLC バス I/F
同期式シリアルインターフェース
備 考
IO ワード数
8W/8W
３
周波数検出、アップダウンカウンタ
入力形式
① DC5,12,15,24V 入力
（Dsub9 ピンで切替）
②矩形波（正弦波は不可）
③Dsub9(オス)×2
④2 相、単相（ラダーにて切替）
⑤2ch 入力
⑥外部ﾌﾟﾘｾｯﾄﾘｾｯﾄ（2相1ch時）
最大入力周波数
100kHz
変換比
0～100kHz/0～100000
1ch当たり4W占有
・周波数検出(2W)
・アップダウンカウンタ(2W)
絶縁方式
フォトカプラ絶縁
４
u-GPC2,u-GPCH
互換対応
20000=18kHz へ変換
ロータリ SW で切替可
パルス周波数出力
出力形式
①DC24V 外部入力
②矩形波（正弦波は不可）
③単相
④2ch出力
⑤分周比1/2～1/16
（ラダーにて切替）
⑥Dsub9(メス)
最大出力周波数
32.767kHz
変換比
0～32.767kHz/0～65535
1ch当たり1W占有
絶縁方式
フォトカプラ絶縁
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3．ソフトウェアインターフェイス
本モジュールのソフトウェア制御は、ＣＰＵモジュールの I/O に割付けられている入出力レジスタを介して
実行します。
3-1．メモリマップ
入力レジスタを８ワード分使用します。
出力レジスタ（設定レジスタ）を８ワード分使用します。
以下に各入出力レジスタのビットアサイン、データの意味等を説明します。
（1）
入力レジスタ
F
E
D
C
B
A
9
8
7
6
5
＋００Ｈ
ＣＨ１実入力変換周波数 Ｌ
＋０１Ｈ
ＣＨ１実入力変換周波数 Ｈ
4
3
2
1
0
4
3
2
1
0
ＣＨ１実入力変換周波数
逆転時は負の変換周波数値となります。（２相の場合）
F
E
D
C
B
A
9
8
7
6
5
＋０２Ｈ
ＣＨ２実入力変換周波数 Ｌ
＋０３Ｈ
ＣＨ２実入力変換周波数 Ｈ
ＣＨ２実入力変換周波数
逆転時は負の変換周波数値となります。（２相の場合）
F
E
D
C
B
A
9
8
7
6
5
＋０４Ｈ
ＣＨ１アップダウンカウント値 Ｌ
＋０５Ｈ
ＣＨ１アップダウンカウント値 Ｈ
4
3
2
1
0
4
3
2
1
0
ＣＨ１アップダウンカウント値
・単相入力時 1 逓倍、２相入力時４逓倍でカウントします。
F
E
D
C
B
A
9
8
7
6
5
＋０６Ｈ
ＣＨ２アップダウンカウント値 Ｌ
＋０７Ｈ
ＣＨ２アップダウンカウント値 Ｈ
ＣＨ２アップダウンカウント値
・単相入力時 1 逓倍、２相入力時４逓倍でカウントします。
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（2）
出力レジスタ
F
＋０８Ｈ
CH2
E
D
C
設定
CH1
B
A
9
8
CH2 パルス設定パラメータ
有効
7
6
5
4
設定
3
2
1
0
CH1 パルス設定パラメータ
有効
パルス処理
パルス処理
2 相 1ch モード
CH1 パラメータ有効
CH2 パラメータ有効
パラメータ有効 [ビット 15] 、[ビット 7]
・
０から１の立ち上がりでパラメータの設定を有効にします。
パルス処理 [ビット 11-8]、[ビット 3-0]
・
周波数入力機能において入力パルスの処理方法を決めるパラメータです。
パルス設定パラメータ
００００（デフォルト）
０００１
００１０
００１１
０１００
０１０１
１０００
１００１
１１０１
入力パルスの処理方法
単相 ※1
2相
単相 ※1
2相
単相 ※1
2相
単相 ※1
2相
2相
1 逓倍
1 逓倍
1/2 分周
1/2 分周
1/4 分周
1/4 分周
2 逓倍
2 逓倍
4 逓倍
※ アップダウンカウンタのカウントする早さはパルス処理の分周・逓倍と無関係です。単相入力の場合 1 逓倍
（回転方向を検出できないためアップカウントのみ）となり、2 相入力の場合 4 逓倍となります。
※1 単相入力の場合は各チャンネルのＡ相に入力してください。
・
2 相 1ch モード[ビット 4]
「1」で2相1chモードとなります。
2相1chモードとは、周波数検出とアップダウンカウンタはCH1にて行い、アップダウンカウンタのリセット/プリセッ
トはCH2の外部信号にて行います。
外部信号は、CH2のA相立ち下がりでリセット CH2のB相立下りでプリセットとなります。
本モードの際、2CHの設定(ビット15-8)は無効となり、内部リセット/プリセット信号の設定は有効のままです。
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D
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CH2
F
ｶｳﾝﾄ
＋０９Ｈ 停止
E
D
C
ﾌﾟﾘ ﾘｾｯﾄ
ｾｯﾄ
CH1
B
A
9
8
出力分周比
7
ｶｳﾝﾄ
停止
6
5
4
3
ﾌﾟﾘ ﾘｾｯﾄ
ｾｯﾄ
出力分周比
カウンタリセット
カウンタプリセット
カウンタディセーブル
・
カウンタディセーブル[ビット 15]、 [ビット 7]
「1」でカウント動作を禁止します。（ディフォルト 0：カウント許可）
・
カウンタプリセット[ビット 13]、 [ビット 5]
０から１の立ち上がりでアップダウンカウント値にカウンタプリセット値をセットします。
・
カウンタリセット[ビット 12]、 [ビット 4]
０から１の立ち上がりでアップダウンカウント値をリセットします。
・
出力分周比[ビット 11-8]、 [ビット 3-0]
周波数出力機能において出力パルスの分周比を決めるパラメータです。
パルス設定パラメータ
出力パルスの分周比
００００（デフォルト）
０００１
1/2 分周
1/16 分周
1/2 分周
1/3 分周
1/4 分周
1/5 分周
1/6 分周
1/7 分周
1/8 分周
1/9 分周
1/10 分周
1/11 分周
1/12 分周
1/13 分周
1/14 分周
1/15 分周
００１０
００１１
０１００
０１０１
０１１０
０１１１
１０００
１００１
１０１０
１０１１
１１００
１１０１
１１１０
１１１１
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2
1
0
出力分周比
出力分周比
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番 号
F
E
D
C
B
A
9
8
7
6
5
＋０ＡＨ
ＣＨ１カウンタプリセット値 Ｌ
＋０ＢＨ
ＣＨ１カウンタプリセット値 Ｈ
4
3
2
1
0
4
3
2
1
0
ＣＨ１カウンタプリセット値
アップダウンカウント値にプリセットする値を設定します。
0～232
範囲外はデフォルト値（０）として扱います。
F
E
D
C
B
A
9
8
7
6
5
＋０ＣＨ
ＣＨ２カウンタプリセット値 Ｌ
＋０ＤＨ
ＣＨ２カウンタプリセット値 Ｈ
ＣＨ２カウンタプリセット値
アップダウンカウント値にプリセットする値を設定します。
0～232
範囲外はデフォルト値（０）として扱います。
F
E
D
C
B
A
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
ＣＨ１ 設定周波数
＋０ＥＨ
ＣＨ１設定出力周波数
分周前の周波数を設定します
設定範囲は０～６５５３５（Ｈｚ）
出力周波数は設定周波数に出力分周比を乗じた周波数となります。
分周比１／２の時、出力周波数０～３２７６７．５Ｈｚ
分周比１／１５の時、出力周波数０～４３６５Ｈｚ
F
E
D
C
＋０ＦＨ
B
A
9
8
7
6
5
4
3
2
ＣＨ２ 設定周波数
ＣＨ２設定出力周波数
分周前の周波数を設定します。
設定範囲は０～６５５３５（Ｈｚ）
出力周波数は設定周波数に出力分周比を乗じた周波数となります。
分周比１／２の時、出力周波数０～３２７６７．５Ｈｚ
分周比１／１５の時、出力周波数０～４３６５Ｈｚ
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4. ハードウェアインターフェイス
4－1．周波数検出、アップダウンカウンタインターフェイス
６７８９
１２３４５
Ｄｓｕｂ９ピン オス型
ﾋﾟﾝ番号
信号名
方向
１
２
３
４
５
６
７
８
９
24V
12Vor15V
5V
GND
24V
12Vor15V
5V
GND
NC
入力
入力
入力
入力
入力
入力
入力
入力
説明
備考
A 相入力電圧選択
2 相 1ch モード時は CH2 が
リセット信号入力となる
B 相入力電圧選択
2 相 1ch モード時は CH2 が
プリセット信号入力となる
カン合ねじは M2.6（ミリネジ）です。相手側ケーブルコネクタのシェルは第一電子工業製 17JE-09H-1A シ
リーズを推奨します。
外部電源
SHPC-861-Z
+5V
出力機器
0V
CN4,CN6
フォトカプラ
680Ω
③,⑦
Vcc
④,⑧
Pulse out
0V
接続例
4－2．パルス周波数出力インターフェイス
９８７６
５４３２１
Ｄｓｕｂ９ピン メス型
ﾋﾟﾝ番号
１
２
３
４
５
６
７
８
９
信号名
GND
GND
PO2
PO1
GND
24V
NC
NC
NC
方向
入力
入力
出力
出力
入力
入力
説明
備考
周波数出力 2
周波数出力 1
6.5～24V 入力
カン合ねじは M2.6（ミリネジ）です。相手側ケーブルコネクタのシェルは第一電子工業製 17JE-09H-1A シ
リーズを推奨します。
6 番ピンには 6.5～24V の範囲で電圧を入力してください。
3 番ピン、4 番ピンには出力パルスの波高値となる電圧を接続してください。その際、20mA 程度流れるよ
うに設計してください。
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11／12 記 号 B
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以下にパルスの波高値 24V, 12V, 5V の接続例とそのときの出力パルスの測定データを示します。
接続例
測定結果 Vout
24V
SHPC-861
⑥
1kΩ
PO1 ④
Vout
Vout
GND ①,②
12V
SHPC-861
⑥
PO1 ④
680Ω
Vout
GND ①,②
SHPC-861
24～6.5V
Vout
5V
⑥
PO1 ④
220Ω
Vout
Vout
GND ①,②
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5．サービスパネル
5－1．外観
モード設定スイッチ
CH１パルス入力
パルス出力
CH2 パルス入力
5－2．ステータスインジケータ
LED 名称
IO CNT
意味
CPU モジュールがリフレッシュを実行しているときに点灯します。
RUN
正常動作中に点灯します。
ERR
モジュール内で異常が発生した場合に点灯します。
・ 入出力スキャンが中断されたとき
・ SHPC-861 内にあるＣＰＵのウォッチドッグエラーが発生したとき
1A, 1B, REV
CH1 パルス入力のＡ相、B 相、逆転信号をモニタします。
2A, 2B, REV
CH2 パルス入力のＡ相、B 相、逆転信号をモニタします。
PO1
CH1 のパルス出力信号をモニタします。
PO2
CH2 のパルス出力信号をモニタします。
5－3．ロータリスイッチ
スイッチ番号
変換比
0
20kHz/20000
1
18kHz/20000
2～F
設定しないこと
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12／12 記 号 B
QG18393
http://www.toyodenki.co.jp/
http://www.toyodenki.co.jp/
本
社
東京都中央区八重洲一丁目 4-16(東京建物八重洲ビル)
〒103-0028
産業事業部 TEL.03(5202)8132～6 FAX.03(5202)8150
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サービス網
東洋産業株式会社
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本
本資料記載内容は予告なく変更することがあります。ご了承ください。
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