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RM1 and RM2 Guide.book
i ページ
2007年10月6日 土曜日 午前11時5分
Digidesign RM1 and RM2
®
™
プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナル ・ リ フ ァ レ ン ス ・ モニ タ ー
™
RM1 and RM2 Guide.book
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2007年10月6日 土曜日 午前11時5分
著作権
© 2007 すべての著作権は Avid Technology 社の事業部
Digidesign に帰属 し ます。
製品の機能、 仕様、 シ ス テム要件、 供給は予告な く 変更する
こ と があ り ます。
Digidesign の書面に よ る同意な く し て、 こ のガ イ ド の一部ま
たは全部を複製する こ と はで き ません。 Avid、 Digidesign、
Pro Tools、 RM1、 RM2 は、 米国およびその他の国におけ る
Avid Technology 社の商標です。 その他 こ のガ イ ド に含まれる
すべての商標は、 それぞれの所有者に帰属 し ます。
第 2 版 09/07
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通信 と 安全規則
通信
遵守
本機種 RM1、 RM2 は、 干渉および EMC を規定 し た以下の標
準規格を遵守 し ています。
・ FCC Part 15 Class B
・ EN55103-1 E1
・ EN55103-2 E1
・ AS/NZS 3548 Class B
・ CISPR 22 Class B
注記 : 本機器は、 FCC 規則第 15 部に よ る ク ラ ス B デジ タ ル
機器の制限に適合する こ と がテ ス ト に よ っ て確認 さ れていま
す。 こ れ ら の制限は本機器が住宅に設置 さ れた と き に有害な
干渉に対 し て妥当な保護を提供する よ う 定め ら れています。
本機器は無線周波数エネルギーを生成 し 、 使用 し 、 放射 し ま
す。 従 っ て取扱説明書に従 っ て正 し く イ ン ス ト ールおよび使
用 し なければ無線通信に有害な干渉を与え る原因 と な り ま
す。 絶対に干渉が起き ない こ と を保証する も のではあ り ませ
ん。 本機器の電源のオ ン と オ フ を切 り 替え る こ と に よ っ て本
機器が ラ ジオやテ レ ビの受信に対する有害な干渉の原因に
な っ てい る こ と が確認で き た場合は、 以下のいずれかの手段
で干渉を緩和 し てみて く だ さ い。
・ 受信ア ン テナの方向を変え るか設置場所を変え る。
・ 本機器 と 受信機を離 し て設置する。
・ 本機器 と 受信機の電源を別々の コ ン セ ン ト に接続する。
・ ラ ジオ / テ レ ビの販売店ま たは専門の技術者に相談す
る。
ラ ジオお よびテ レ ビの干渉
本機器は、 FCC 規則第 15 部に よ る ク ラ ス B デジ タ ル機器の
制限に適合する こ と がテ ス ト に よ っ て確認 さ れています。
準拠宣言
私共 Digidesign, 2001 Junipero Serra Boulevard
Daly City, CA 94014-3886, USA
650-731-6300
は以下の製品
Digidesign の許可な く 本機器を改造する と 、 本機器を使用す
る権利が無効にな る場合があ り ます。
RM1 and RM2
が FCC 規則第 15 部に準拠 し ている こ と を宣言 し ます。
動作は下記の 2 つの条件に従 っ て行われます。 (1) 本機器は
有害な干渉の原因 と はな ら ず、 (2) 本機器は不要な動作の原
因 と な る干渉を含む如何な る干渉を も 受容 し ます。
遵守 (カ ナダ)
こ の ク ラ ス B デジ タ ル機器は、 カ ナダの ICES- 003 を遵守 し
ています。
Cet appareil num 屍 ique de la classe B est conforme ・ la norme
NMB-003 du Canada
遵守 (オース ト ラ リ ア)
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CE 遵守 :
た と き な ど本機器が何 ら かの損傷を受けた と きは整備点検が
必要であ る。
1 4 ) 機器に液体を こ ぼ し た り 、 機器の上に液体に満た さ れ
た物体 (花瓶な ど) を置いてはいけない。
Digidesign は、 EMC Directive 89/336/EEC お よび Low Voltage
Directive 73/23/EEC に適合する こ と に よ り 、 本機器に対す
る CE (Conformite Europenne) マー ク の適用を許可 さ れてい
ます。
安全
本機器は以下の UL 規格の仕様に従 っ て USA と カ ナダの安
全認可に適合する よ う テ ス ト さ れています。 UL60065 7th
/IEC 60065 7th お よび カ ナダの CAN/CSA C22.2 60065:03。
Digidesign Inc. は適合機器に適切な UL & CUL マー ク を つけ る
こ と を認め ら れています。
警告
安全に関する重要な指示
1 ) こ れ ら の指示を読む こ と 。
2 ) こ れ ら の指示を保存する こ と 。
3 ) すべての注意に耳を傾け る こ と 。
4 ) こ れ ら の指示に従 う こ と 。
5 ) 本機器を水の近 く で使用 し ない。
6 ) 乾いた布でのみ掃除する。
7 ) 通気孔を塞がない。 取扱説明書に従 っ て設置する。
8 ) 放熱器、 喚起調節弁、 ス ト ーブその他熱を発生する機器
(ア ン プ を含む) な どの熱源近 く に設置 し ない。
9 ) 有極プ ラ グや接地型プ ラ グ を正 し く 使用する。 有極プ ラ
グには 2 つのブ レー ド があ り 、 一方の幅が も う 一方よ り 広 く
な っ てい る。 接地型プ ラ グには 2 つのブ レー ド と 接地プ ロ ン
グがあ る。 こ のプ ロ ン グ (3 番目の幅広ブ レ ー ド ) は、 安全
用であ る。 プ ラ グが コ ン セ ン ト に合わない と きは、 電気技術
者に相談 し て コ ン セ ン ト を交換する。
1 0 ) 電源 コ ー ド が踏まれた り (特にプ ラ グ部分)、 機器に
挟まれた り し ないよ う に保護する。
1 1 ) 付属品は メ ー カ ーが指定 し た も のだけ を使 う 。
12) 雷が発生 し た と きや長時間使用 し ない と きはプ ラ グ を抜
く。
1 3 ) 整備点検は、 認定 さ れたサービ ス要員に依頼する。 電
源 コ ー ド ま たはプ ラ グが損傷を受けた と き、 液体を溢 し た と
き、 物体を機器内に落 と し た と き、 機器が雨や水分に晒 さ れ
警告! 火事や電気シ ョ ッ ク の危険を減 ら すため、 こ の機器
を雨や水分に対 し て露出 し てはいけない。
1 5 ) こ の機器は正 し く 接地 (アース) さ れた コ ン セ ン ト に
接続 し な く てはいけない。
1 6 ) 主電源ス イ ッ チは RM1 と RM2 のバ ッ ク パネルにあ
る。 電源 コ ー ド は本線か ら 切断する ために使 う こ と があ るの
で、 機器の設置後 も 取 り 扱い可能でなければな ら ない。
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目次
第 1 章 は じ めに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
パ ッ ケージの内容 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
機能. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
Digidesign ユーザー登録 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
www.digidesign.com について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
ス ピー カ ーについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
第 2 章 RM1 と RM2 の概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
コ ネ ク タ と コ ン ト ロール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
フ ロ ン ト パネルの LED . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
第 3 章 設置 と 運用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
は じ めに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
ス ピー カ ーを設置する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
AC 電源の設定 と 接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10
オーデ ィ オ を接続する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
電源のオン と オ フ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
モニ タ ーの設定を行 う . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
最大の性能を引き出すために . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
付録 A 仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
RM1 と RM2 のオーデ ィ オの仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
パワーア ン プの仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19
参考図表 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
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RM1 and RM2 Guide.book
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Digidesign RM1 & RM2 ガ イ ド
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第1章
第 1 章 : は じ めに
Digidesign® の リ フ ァ レ ン ス ・ モニ タ ー ・ シ リ ー
ズ (RMS) を ご利用いただ き ま し て あ り が と う ご
ざい ます。
こ のモニ タ ーは、 Digidesign が ATL 技術を使っ て
開発 し た も のです。
こ のガ イ ド では、 Digidesign の RM1™ ス ピーカー
と RM2™ ス ピーカーの イ ン ス ト レーシ ョ ン と 使
用方法を説明 し ます。
Digidesign の RMS ス ピ ーカ ーに使われて
いる 技術については、 3 ページの「 ス
ピ ーカ ーについて」 を お読みく ださ い。
パ ッ ケージの内容
・ RM1 ま たは RM2 モニ タ ー 1 台
・ AC 電源ケーブル 1 本
・ RJ45 ケーブル 1 本
・ Digidesign オ ン ラ イ ン登録カー ド
機能
RM1 モニ タ ー と RM2 モニ タ ーには以下の機能が
あ り ます。
・ バ イ ア ン プのニ ア ・ フ ィ ール ド ・ モニ タ ー
・ デジ タ ル入力 と アナ ロ グ入力
・ 専用 ド ラ イ バ、 デジ タ ル電子工学、 パ ワ ーア ン
プ、 キ ャ ビ ネ ッ ト 設計に よ る 音色の正確 さ 、 明
瞭 さ 、 極めて歪みの少ないダ イ ナ ミ ッ ク レ ン ジ
・ 搭載 DSP :
・ 音像をはっ き り さ せ る ためのデジ タ ル ・ ク
ロ ス オーバーの処理
・ ゲ イ ン ・ ト リ ム (感度)、 低周波 と 高周波の
調整、 L/R チ ャ ン ネルのアサ イ ン メ ン ト
・ RMS ス ピーカーがバ ス レ フ方式の ス ピー
カーの音色を模す る リ ス ニ ン グ ・ モー ド 、
バ ス ・ ポー ト ・ エ ミ ュ レーシ ョ ン
・ 軸外位置での リ ス ニ ン グで も 正確な周波数レ ス
ポ ン ス を維持す る 音響分散設計
RM1
第 1 章 : は じ めに
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Digidesign ユーザー登録
www.digidesign.com について
同封のオ ン ラ イ ン登録カー ド を読んで、 購入 し た
製品を オ ン ラ イ ン で登録 し て く だ さ い。 製品を ご
登録いただ き ます と 、 無償のテ ク ニ カルサポー ト
や今後のア ッ プグ レー ド を受け る こ と がで き ま
す。 こ れは、 新規ユーザー と し ての大切な手続 き
です。
Digidesign の製品を最大限に活用す る ため、
Digidesign の ウ ェ ブサ イ ト (www.digidesign.com)
を ご利用 く だ さ い。 ウ ェ ブサ イ ト では、 以下の よ
う なサービ ス を提供 し てい ます。
保証 と 修理に関 し ては、 Digidesign の販売店にご
相談 く だ さ い。
登録 ご購入いただ き ま し た製品を オ ン ラ イ ン で
ご登録 く だ さ い。 登録方法は、 同封の登録カー ド
に記載 さ れてい ます。
サポー ト 「テ ッ ク サポー ト 」 と 「カ ス タ マーサー
ビ ス」 では ソ フ ト ウ ェ アのア ッ プデー ト やオ ン ラ
イ ン ・ マニ ュ アルを ダ ウ ン ロ ー ド で き ます。 「互
換情報」 では、 シ ス テ ム対応状況な ど を確認で き
ます。 「ア ンサーベース」 では、 よ く あ る 質問を
検索す る こ と がで き ます。 「ユーザーカ ン フ ァ レ
ン ス」 では、 ユーザー同士の情報交換がで き ま
す。
ト レーニ ン グ Pro Tools の認定オペレー タ やエ ク
ス パー ト にな り ま し ょ う 。 オ ン ラ イ ン ・ コ ース で
自習 し た り 、 Pro Tools の認定 ト レーニ ン グ ・ セ
ン タ ーで実施 し てい る 授業を調べてみま し ょ う 。
製品 と デ ィ ベ ロ ッ パー 「製品」 では、 Digidesign
製品のデモ版を ダ ウ ン ロ ー ド で き ます。 「デ ィ ベ
ロ ッ パー」 には、 プ ラ グ イ ン、 アプ リ ケーシ ョ
ン、 ハー ド ウ ェ ア な ど開発パー ト ナーの製品情報
を掲載 し てい ます。
ニ ュ ース と イ ベン ト 「ニ ュ ース」 には、 Digidesign
か ら の最新のお知 ら せを掲載 し てい ます。 「 イ ベ
ン ト 」 では、 Pro Tools デモ ン ス ト レーシ ョ ンへ
の参加申込がで き ます。
その他に も いろいろ な情報を掲載 し てい ます。 ぜ
ひ一度 Digidesign の ウ ェ ブサ イ ト
(www.digidesign.com) を ご覧 く だ さ い。
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Digidesign RM1 & RM2 ガ イ ド
RM1 and RM2 Guide.book
3 ページ
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ス ピー カ ーについて
アンプ
Digidesign の RM1 と RM2 は、 共に PMC の ATL
(Advanced Transmission Line) 技術を使っ て、 ア ン
プ と ク ロ ス オーバーの設計に新機軸を持つ 2 ウ ェ
イ (バ イ ア ン プ) の リ フ ァ レ ン ス ・ モニ タ ーで
す。
RM シ リ ーズの HF ド ラ イ ブ ・ ユニ ッ ト と LF ド ラ
イ ブ ・ ユニ ッ ト は、 低歪み、 アナ ロ グ制御、 「 ク
ラ ス D」 の別々のパ ワ ーア ン プで駆動 さ れ ます。
こ の種のア ン プは、 デジ タ ル ・ ア ン プの効率や大
き さ の利点 と 線形増幅の精度、 操作性、 音質を併
せ持っ てい ます。
PMC に よ る ATL 技術
DSP と ク ロ スオーバー
PMC は ATL (Advanced Transmission Line) を使っ
て ラ ウ ド ス ピーカーの設計を最高レベルま で引 き
上げ ま し た。 こ の設計には、 洗練 さ れた キ ャ ビ
ネ ッ ト 、 専売の ド ラ イ ブ ・ ユニ ッ ト 、 特殊な吸収
素材が使われてい ます。
RM シ リ ーズでは、 デジ タ ルの 48 ビ ッ ト 固定小数
点プ ロ セ ッ サで ク ロ ス オーバー機能を働かせま
す。 強力な DSP エ ン ジ ン が、 EQ パ ラ メ ー タ 、 バ
ス ・ ポー ト ・ エ ミ ュ レーシ ョ ン、 L/R チ ャ ン ネル
選択に加え て、 ド ラ イ ブ ・ ユニ ッ ト の統合 と 正確
な操作が行え る よ う デジ タ ル領域のオーデ ィ オ信
号を処理 し ます。
ATL の働き
メ イ ン ・ ド ラ イ バは、 キ ャ ビ ネ ッ ト 内の一連の内
壁で構成 さ れた長い ト ン ネル (伝送路) の最後に
取 り 付け ら れてい ます。 伝送路は、 メ イ ン ・ ド ラ
イ バの後方か ら 放射 さ れ る 低音域上部を吸収す る
よ う 設計 さ れた吸音材に沿っ てい ます。
クロッ ク
アナ ロ グ入力 ADC (AD コ ンバー タ ー) は、
96 kHz,、 24 ビ ッ ト でサン プル さ れ、 専用の低 ノ
イ ズ ・ ク ロ ッ ク ・ オシ レー タ に ロ ッ ク さ れ ます。
最 も 低い周波数は、 ト ン ネルの最後にあ る 大 き な
出口か ら メ イ ン ・ ド ラ イ バ と 同相で現れ、 LF 出
力を大 き く し ます。 伝送路内で生成 さ れた圧力は、
幅広い周波数帯にわた っ て メ イ ン ・ ド ラ イ バを操
作 し 、 不要な偏位 と その結果の歪みを劇的に削減
し ます。
こ れに よ っ て、 ミ ッ ド レ ン ジが非常に低い周波数
内にあ る 歪みにマ ス ク さ れ る こ と な く 、 よ り ク
リ ーン で明瞭にな り ます。 こ の技術は、 同一の ド
ラ イ バを使っ た同様の大 き さ のバ ス レ フ方式や密
閉式のキ ャ ビ ネ ッ ト よ り も 高い SPL と ベース の拡
が り を実現 し ます。
ド ラ イバ
RM1 は 5.5 イ ンチの LF ド ラ イ バを、 RM2 は 6.7
イ ンチの LF ド ラ イ バを使っ てい ます。 こ れ ら の
LF ド ラ イ ブ ・ ユニ ッ ト は ATL 設計用に最適化 さ
れてい ます。
RM1 と RM2 は、 共に同一の 1 イ ンチ、 ソ フ ト ・
ド ーム、 強磁性流体冷却式 HF ド ラ イ バを使っ て
い ます。
第 1 章 : は じ めに
3
RM1 and RM2 Guide.book
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Digidesign RM1 & RM2 ガ イ ド
RM1 and RM2 Guide.book
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第2章
第 2 章 : RM1 と RM2 の概要
こ の章では、 リ フ ァ レ ン ス ・ モニ タ ー RM1 と RM2 の コ ネ ク タ と コ ン ト ロ ールについて説明 し ます。
コ ネ ク タ と コ ン ト ロール
電圧セ レ ク タ
電源
電源ス イ ッ チ
AC
ヒ ュ ーズ
取付用ア ン カ ー
HF
LF
チ ャ ン ネル・アサイ ン
ゲ イ ン・ ト リ ム
バス・ポー ト
エ ミ ュ レーシ ョ ン
コ ン ト ロール
設定
インプ ッ ト
スルー イ ン
アナ ログ入力
AES3 デジ タ ル入力
図 1RM1 のバ ッ クパネル (RM2 も同様)
第 2 章 : RM1 と RM2 の概要
5
RM1 and RM2 Guide.book
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電源
3 新 し い ヒ ュ ーズ を ヒ ュ ーズ ・ ホルダに取 り 付け
ます。
電圧セ レ ク タ
ス ピーカーを電源に接続す る 前に、 使用す る 電源
(100 ~ 150V ま たは 230V) に電圧ス イ ッ チを必
ず合わせて く だ さ い。
電源
スイ ッチ
ヒ ュ ーズ
AC
電圧セ レ ク タ
電源ス イ ッ チ、 ヒ ュ ーズ ・ カバー、 AC コ ネ ク タ
電圧の設定を 変更し たと き は、 必ず
ヒ ュ ーズを 適切なも のに交換し てく ださ
い。 下記参照。
ヒ ュ ーズ
ヒ ュ ーズは、 RMS ス ピーカー と その他の コ ン ポー
ネ ン ト を過電力、 ス パ イ ク 、 その他の異変に よ る
損傷か ら 守 り ます。 本体のバ ッ ク パネルに表記 さ
れてい る 定格以外の ヒ ュ ーズは使用 し ないで く だ
さ い。
ヒ ュ ーズ と 電圧
110 ~ 115V と 230V の設定では別の ヒ ュ ーズ を使
用す る 必要があ り ます。 110 ~ 115V の設定では
3.15A の ヒ ュ ーズ を、 230V の設定では 1.6A の
ヒ ュ ーズ を使用 し て く だ さ い。 設定を 230V に変
更 し た ら 、 ヒ ュ ーズ も 1.6A に変え なければば り
ません。
電源ス イ ッ チ と AC コ ネ ク タ
AC ポー ト には、 モニ タ ーに付属 し てい る AC 電
源 コ ー ド を接続 し ます。 接続 し た ら 、 電源ス イ ッ
チを使っ て本体のオ ン と オ フ を切 り 替え ます。 完
全に本線か ら 絶縁す る と き は、 電源 コ ー ド を取 り
外 し ます。
インプ ッ ト
アナ ロ グ
アナ ロ グ ・ オーデ ィ オ ・ イ ン プ ッ ト は メ ス の XLR
コ ネ ク タ です。 こ の イ ン プ ッ ト は、 以下の接続に
よ り 電子的バ ラ ン ス を と り ます。
Pin 1 GND
Pin 3 –
Pin 2 +
ヒ ュ ーズを交換する には :
1 小 さ な ス ク リ ュ ー ・ ド ラ イ バーを使っ て ヒ ュ ー
ズ ・ ホルダ を取 り 外 し ます。
2 出荷時に取 り 付け ら れていた ヒ ュ ーズ を外 し ま
す。
6
Digidesign RM1 & RM2 ガ イ ド
アナログ ・ イ ン ・ コ ネ ク タ (XLR) のピ ン番号
ソ ース信号がア ンバ ラ ン ス の と き は、 未使用の ピ
ン を グ ラ ウ ン ド に接続 し ます。 最良の結果を得 る
ためには、 高品質のケーブル と コ ネ ク タ を使用 し
て く だ さ い。
RM1 and RM2 Guide.book
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デジ タ ル
コ ン ト ロール と 設定
RM シ リ ーズのモニ タ ーには AES 3 デジ タ ル ・ イ
ンプ ッ ト (XLR) と THRU と IN の コ ネ ク タ
(RJ45) があ り ます。
Digidesign の各 RMS ス ピーカーのバ ッ ク パネルに
は以下の コ ン ト ロ ール と 設定があ り ます。
AES 3 デジ タ ル ・ イ ン
AES 3 デジ タ ル ・ オーデ ィ オ ・ イ ン プ ッ ト は メ ス
の XLR コ ネ ク タ です。 AES 3 イ ンプ ッ ト はサンプ
ルレー ト 44.1 kHz、 48 kHz、 88.2 kHz、 96 kHz に
対応 し ます。
Pin 1 GND
Pin 3 –
Pin 2 +
HF 内蔵の HF (シ ェ ルフ ・ タ イ プ) EQ を使っ て
高周波レベルを設定 し ます。 調整で き る 範囲は
0.5 dB 単位で -4 dB か ら +3 dB ま でです (14 ペー
ジの 「HF を設定す る 」 参照)。
LF 内蔵の LF (シ ェ ルフ ・ タ イ プ) EQ を使っ て
低周波レベルを設定 し ます。 調整で き る 範囲は
0.5 dB 単位で -4 dB か ら +3 dB ま でです。 (14
ページの 「LF を設定す る 」 参照。 )
チ ャ ン ネル ・ アサイ ン AES デジ タ ル ・ イ ン プ ッ
ト の ど ち ら のチ ャ ン ネル (左ま たは右) を再生す
る か を選択 し ます。 (11 ページの 「デジ タ ル ・ イ
ン プ ッ ト を接続す る 」 参照。 )
デジ タ ル AES イ ン ・ コ ネ ク タ (XLR) のピ ン番号
IN
こ の メ ス の RJ45 ソ ケ ッ ト は、 RJ45 機器ま たは
RM シ リ ーズの他のモニ タ ーの THRU コ ネ ク タ か
ら の AES デジ タ ル ・ オーデ ィ オ を接続す る ため
の も のです。
デジ タ ル ・ イ ン ・ コ ネ ク タ (RJ45) のピ ン配置
THRU
こ の メ ス の RJ45 ソ ケ ッ ト は、 [IN] (RJ45) ま たは
[IN] (AES 3 XLR) デジ タ ル入力か ら の AES デジ
タ ル ・ オーデ ィ オ を その ま ま出力 し ます。
ゲ イ ン ・ ト リ ム イ ン プ ッ ト の感度を設定 し ます。
(13 ページの 「ゲ イ ン ・ ト リ ム を設定す る 」 参
照。 )
バス ・ ポー ト ・ エ ミ ュ レーシ ョ ン
RM ス ピーカーは、 バ ス レ フ方式の ス ピーカーの
周波数レ ス ポ ン ス を エ ミ ュ レー ト す る 機能を持っ
てい ます。 ATL 設計は歪みの少ない よ り 正確なバ
ス ・ レ ス ポ ン ス を実現 し てい ますが、 バ ス ・ ポー
ト ・ エ ミ ュ レーシ ョ ン機能を使 う と バ ス レ ス方式
の ス ピーカーの音で ミ ッ ク ス を聴 く こ と がで き ま
す。 (15 ページの 「バ ス ・ ポー ト ・ エ ミ ュ レー
シ ョ ン を使 う 」 参照。 )
壁ブ ラ ケ ッ ト 用ア ン カ ー
4 つの M6 ね じ 込み口は、 RM1 と RM2 の専用壁ブ
ラ ケ ッ ト (傾斜 / 回転可、 別売) 用です。 詳 し く
は、 Digidesign の ウ ェ ブサ イ ト
(www.digidesign.com) を ご覧 く だ さ い。
デジ タ ル ・ スルー ・ コ ネ ク タ (RJ45) のピ ン配置
第 2 章 : RM1 と RM2 の概要
7
RM1 and RM2 Guide.book
8 ページ
2007年10月6日 土曜日 午前11時5分
フ ロ ン ト パネルの LED
こ の LED イ ン ジ ケー タ は RM1 と RM2 の両方の フ
ロ ン ト にあ り 、 以下の状態を示 し ます。
フ ロ ン ト パネルの LED の状態
8
LED
状態
消灯
電源が入っ ていないか一時的な
電源 ミ ュ ー ト ・ モー ド
青色
電源オ ン
赤色
ア ン プがク リ ッ プ を起 こ し てい
る - 赤色が表示 さ れた ら入力レ
ベルを下げる
Digidesign RM1 & RM2 ガ イ ド
RM1 and RM2 Guide.book
9 ページ
2007年10月6日 土曜日 午前11時5分
第3章
第 3 章 : 設置 と 運用
こ の章では、 Digidesign の リ フ ァ レ ン ス ・ モニ
タ ー RM1 と RM2 の設置、 接続、 使用方法につい
て説明 し ます。
モニ タ ーの設置 と 接続を正 し く 行 う こ と に よ っ
て、 効率 よ く 安全にモニ タ ーを運用す る こ と がで
き ます。
は じ めに
モ ニ タ ーのパ ッ ケージ を開 く
箱を空けた ら 、 モニ タ ーの両側の一番下ま で手を
伸ば し て箱か ら 取 り 出 し て く だ さ い。 こ う す る こ
と に よ っ て、 モニ タ ー前面の HF ド ラ イ バや LF
ド ラ イ バを指でへ こ ま し た り 穴を あ けた り せず
に、 ま た背面の ス イ ッ チ、 コ ネ ク タ 、 その他の コ
ン ト ロ ールを傷つけずに済みます。
・ 耳か ら の高 さ が同 じ にな る よ う に ス ピー
カーを設置 し て く だ さ い。
・ ス ピーカーは良質の ス タ ン ド に取 り 付け る
か、 適切なブ ラ ケ ッ ト を使っ て壁に取 り 付
け て く だ さ い。
・ 天井に取 り 付けた り モニ タ ーを覆っ た り し
ないで く だ さ い。 モニ タ ーの背面には通気
が必要です。
ス ピ ーカ ーの周り の気流を 制限し ないで
く ださ い。
配置のガ イ ド ラ イ ン
必ず正 し い向 き に立て て く だ さ い。 モニ タ ーを横
向 き には置かないで く だ さ い。
êŠ
åÎ
再利用 と リ サイ クル
パ ッ ケージは再利用す る と き のために と っ ておい
て く だ さ い。 こ のボール箱には耐久性があ り 、 ラ
ウ ド ス ピーカーを輸送す る 必要があ る と き に再利
用で き ます。
正 し い向き (左) と 間違っ た向き (右)
ス ピー カ ーを設置する
リ フ ァ レ ン ス ・ モニ タ ーは、 いつ も の ミ キ シ ン
グ ・ ポジシ ョ ン でバ ラ ン ス の と れた正確なサ ウ ン
ド が得 ら れ る 場所に設置 し なければな り ません。
正 し い位置は、 ス ピーカーを使用す る 場所の大 き
さ や音響に よ っ て異な り ます。 設置す る 場所を問
わず、 以下のガ イ ド ラ イ ン を守っ て く だ さ い。
第 3 章 : 設置 と 運用
9
RM1 and RM2 Guide.book
10 ページ
2007年10月6日 土曜日 午前11時5分
縦に置 く こ と に よ っ て、 周波数レ ス ポ ン ス と 音像
が安定す る 最大の リ ス ニ ン グ ・ ウ ィ ン ド ウ が得 ら
れ ます。 縦向 き は、 ク ロ ス オーバー ・ ポ イ ン ト 周
辺の ド ラ イ バの相互作用を最小限に し ます。
RM シ リ ーズのモニ タ ーには、 調整可能なゲ イ ン
お よ び低周波レ ス ポ ン ス と 高周波レ ス ポ ン ス の コ
ン ト ロ ールがあ り ます。 こ れ ら に よ っ て、 リ ス ニ
ン グ環境に応 じ た RM ス ピーカーの最適な レ ス ポ
ン ス が得 ら れ ます。
配置
モニ タ ーは、 聴 く 位置に対 し て必ず対象にな る よ
う 配置 し て く だ さ い。
AC 電源の設定 と 接続
ステレオ
以下の説明に従っ て ヒ ュ ーズ と 電圧を正 し く 設定
し て く だ さ い。
以下の図に ス テ レ オ ・ モニ タ リ ン グ用の設置例を
示 し ます。
PMC のス ピ ーカ ーは、 使用する 地域に合
わせて手動で電圧を 設定する 必要があ り
ま す。 モニタ ーを 接続し て電源を 入れる
前に、 以下のと おり 必ず電圧と ヒ ュ ーズ
を チェ ッ ク し てく ださ い。
電圧を設定する
0.5m/20"
・ 両方のモニ タ ーの電圧セ レ ク タ の設定が、 使用
す る 本線の電圧 (110 ~ 115V ま たは 230V) と 一
致 し てい る こ と を確認 し て く だ さ い。
ス テ レ オ配置
サラ ウン ド 配置
以下の図に 5.0 サ ラ ウ ン ド 用の設置例を示 し ま
す。
CENTRE
FRONT RIGHT
FRONT LEFT
TV OR
PLASMA
o
25
SUBWOOFER
電圧セ レ ク タ
正 し い ヒ ュ ーズを取 り 付ける
o
30
o
30
・ 使用す る 電圧に合っ た ヒ ュ ーズが取 り 付け ら れ
てい る こ と を確認 し て く だ さ い。
o
100
135
o
o
25
WITHIN
THIS
WINDOW
REAR LEFT
REAR RIGHT
5.0 サラ ウン ド 用 RMS ス ピー カ ーの配置 (サブは参
考ま で)
10
Digidesign RM1 & RM2 ガ イ ド
RM1 and RM2 Guide.book
11 ページ
2007年10月6日 土曜日 午前11時5分
本体のバ ッ ク パネルに表記 さ れてい る 定格以外の
ヒ ュ ーズは使用 し ないで く だ さ い。
ヒ ュ ーズ
2 ケーブルの も う 一方を アナ ロ グ ・ オーデ ィ オ ・
ソ ース に接続 し ます (例えば、 Digidesign の 192
I/O オーデ ィ オ ・ イ ン タ ーフ ェ ース のアナ ロ グ ・
ア ウ ト プ ッ ト )。
3 手順 1 と 2 を繰 り 返 し て、も う 1 つの RM モニ タ ー
を接続 し ます。
デジ タ ル ・ イ ン プ ッ ト を接続する
AC 電源を接続する
Digidesign の RMS モニ タ ーには、 [AES 3 Digital In]
(XLR コ ネ ク タ ) ポー ト と [IN] (RJ45) ポー ト か
ら AES を入力で き ます。 RMS モニ タ ーはデジ タ
ル ・ ソ ース に同期 し ます。
モ ニ タ ーに電源を接続する には :
デジ タ ル ・ スルーについて
1 こ の先に進む前に電圧セ レ ク タ の設定 と 正 し い
デジ タ ル ・ プ ロ ト コ ル AES 3 と RJ45 は、 2 チ ャ ン
ネル (左 と 右) のオーデ ィ オ を伝送 し ます。 デジ
タ ル ・ ソ ース を使用す る と き は、 その ソ ース機器
は 1 つの RMS モニ タ ーのデジ タ ル ・ イ ン プ ッ ト
に接続 し ます。 2 つのモニ タ ーの ど ち ら に接続 し
て も 構い ません。
電源ス イ ッ チ、 ヒ ュ ーズ ・ カバー、 AC コ ネ ク タ
ヒ ュ ーズの取 り 付けが行われてい る こ と を確認 し
て く だ さ い。 (詳 し く は、 10 ページの 「電圧を設
定す る 」 をお読み く だ さ い。)
2 付属の AC 電源 コ ー ド (箱ご と に 1 本) を各モニ
タ ーのバ ッ ク パネルにあ る AC コ ネ ク タ に接続 し
ます。
3 も う 一方を電源に接続 し ます。
次に、 付属の RJ45 ケーブルを使っ て、 こ のモニ
タ ーの [THRU] ポー ト を も う 1 つの 「ス レーブ」
モニ タ ーの [IN] ポー ト に接続 し てデジ タ ル ・ オー
デ ィ オ を送 り ます。
オーデ ィ オ を接続する
以下に、 RM1 モニ タ ー と RM2 モニ タ ーへのアナ
ロ グ ・ オーデ ィ オ と デジ タ ル ・ オーデ ィ オの接続
方法を説明 し ます。
アナ ロ グ ・ イ ン プ ッ ト を接続する
アナ ロ グ ・ ソ ース を接続する には :
1 バ ラ ン ス型 XLR ケーブルを モニ タ ーのバ ッ ク パ
ネルの [Analog In] コ ネ ク タ に接続 し ます。
ア ン バラ ン ス 型ア ナロ グ ・ ソ ース の接続
については、 6 ページの「 ア ナロ グ 」 を
お読みく ださ い。
チ ャ ン ネル
アサイ ン
(右)
イン
チ ャ ン ネル
アサイ ン
(左)
スルー
RJ45
AES
(ソ ースか ら)
デジ タ ル入力用のイ ン と スルーの接続 (AES ソ ース
の場合)
次にチ ャ ン ネル ・ アサ イ ン ・ ス イ ッ チを使っ て
AES 信号の右チ ャ ン ネル と 左チ ャ ン ネルを ス ピー
カーに割 り 当て ます。
第 3 章 : 設置 と 運用
11
RM1 and RM2 Guide.book
12 ページ
2007年10月6日 土曜日 午前11時5分
チ ャ ン ネル ・ アサイ ン ・ ス イ ッ チ
デジ タ ル入力を使用す る と き は、 それぞれのモニ
タ ーが左右の ど ち ら のチ ャ ン ネルを再生す る か を
モニ タ ー背面のチ ャ ン ネル ・ アサ イ ン ・ ス イ ッ チ
で設定す る 必要があ り ます。
デジ タ ル ・ ソ ース を接続する には :
1 AES ケーブル (XLR) を 1 つのモニ タ ーのバ ッ ク
パネルの [AES 3 Digital In] ポー ト に接続 し ます。
こ れがマ ス タ ー ・ モニ タ ーにな り ます。
2 付属の RJ45 ケーブルの一方を マ ス タ ー ・ モニ
タ ーの [THRU] ポー ト に接続 し ます。
3 RJ45 ケーブルの も う 一方を も う 1 つのモニ タ ー
の [IN] ポー ト に接続 し ます。
4 モニ タ ーのバ ッ ク パネルのチ ャ ン ネル ・ アサ イ
ン ・ ス イ ッ チを各モニ タ ーの位置に合わせて L
(左) ま たは R (右) に設定 し ます。
アナ ロ グ ・ オーデ ィ オ と デジ タ ル ・ オー
デ ィ オ を同時に接続する
複数の入力を同時に接続 し てお く こ と はで き ます
が、 デジ タ ル入力がアナ ロ グ入力に優先 し ます。
有効なデジ タ ル入力が検知 さ れれば、 アナ ロ グ入
力は ミ ュ ー ト さ れ ます。 デジ タ ル入力形式の両方
ま たは 3 つすべて (アナ ロ グお よ びデジ タ ルの
XLR と RJ45) を使用す る と き は、 以下のルール
が適用 さ れ ます。
デジ タ ル入力モー ド
有効なデジ タ ル ・ ソ ース信号が AES の [IN] ポー
ト ま たは RJ45 の [IN] ポー ト で検知 さ れ る と 、 デ
ジ タ ル入力が選択 さ れ ます。 バ ラ ン ス型のアナ ロ
グの [IN] は ミ ュ ー ト さ れ ます。 AES と RJ45 の両
方が接続 さ れ、 共に有効なデジ タ ル信号を受信 し
た と き は、 AES への入力が優先 さ れ ます。 RJ45 の
[THRU] ポー ト は、 すべてのデジ タ ル入力モー ド
でデー タ を通過 さ せます。
RJ45 か ら 有効な AES3 入力に切 り 替え る には :
1 モニ タ ーの電源を切 り ます。 完全にシ ャ ッ ト ダ
ウ ンす る ま で 10 秒待ち ます。
2 も う 一度ス ピーカーの電源を入れ ます。
アナログ入力モー ド
チ ャ ンネル ・ アサイ ン ・ ス イ ッ チ
12
Digidesign RM1 & RM2 ガ イ ド
AES ま たは RJ45 に有効なデジ タ ル信号がない と
き は、 バ ラ ン ス型のアナ ロ グの [IN] が有効にな り
ます。 アナ ロ グ入力モー ド では、 デジ タ ル入力や
ス ルーは起 き ま せん。
RM1 and RM2 Guide.book
13 ページ
2007年10月6日 土曜日 午前11時5分
電源のオ ン と オ フ
モニ タ ーの設定を行 う
モニ タ ー ・ シ ス テ ムの電源は、 常に最後に ( ミ キ
サー、 レ コ ーダー、 その他の機器に完全に電源が
入っ てか ら ) 入れて く だ さ い。
ゲ イ ン ・ ト リ ムを設定する
逆に電源を切 る と き は、 ス タ ジオの他の機器の電
源を切 る 前にモニ タ ー ・ シ ス テ ムの電源を最初に
切っ て く だ さ い。
使い始め と 「な ら し 」 期間
耐用性の高い部品を持つ多 く の機器では、 その最
大の能力を発揮で き る よ う にな る ま でに少 し 時間
がかか り ます。 LF ド ラ イ ブ ・ ユニ ッ ト や HF ド ラ
イ ブ ・ ユニ ッ ト に柔 ら かい コ ーン を持つ RMS ス
ピーカーの場合は特にそ う です。
こ の素材は運用を続けてい る う ちに柔軟性を増
し 、 オーデ ィ オ ・ スペ ク ト ルの微妙な違いに対 し
て よ り 敏感に反応す る よ う にな り ます。 低音の深
さ やダ イ ナ ミ ク ス も 音像の明瞭 さ と 共に向上 し ま
す。 試運転 / な ら し 期間は、 通常の使用において
14 時間程度です。
ゲ イ ン ・ ト リ ムは、 ソ ースへの RM1 モニ タ ー と
RM2 モニ タ ーの入力感度を合わせ る 16 ポジ シ ョ
ンの ロ ー タ リ ー ・ エ ン コ ーダです。
ポ イ ン タ を一番下 (6 時の位置) に向け る と 感度
が最大にな り ます。 こ の位置か ら 時計回 り に回す
と 1 dB 単位で -15 dB ま で感度が下が り ます。
ゲ イ ン ・ ト リ ムの設定 と 入力レベルの例
通常のゲ イ ン設定
フ ルスケール出力用入
力レ ベル
0 dB
4 dBu
ミ 8 dB
12 dBu
ミ 15 dB
19 dBu
ゲ イ ン ・ ト リ ムのエ ン コ ーダには設定を示す ノ ッ
チ (切 り 込み) があ り ます。
ノ ッチ
ゲ イ ン ・ ト リ ム ・ コ ン ト ロール ( コ ン ト ロールに
ノ ッ チがある)
第 3 章 : 設置 と 運用
13
RM1 and RM2 Guide.book
14 ページ
2007年10月6日 土曜日 午前11時5分
HF を設定する
LF を設定する
HF レベルを調整す る と 、 ソ ース機器や部屋の音
響に よ っ て生み出 さ れ る 高周波の変動を打ち消す
こ と がで き ます。
LF を調整す る と 境界の影響を補正で き ます。 モニ
タ ーを壁、 天井、 床の近 く に置 く と 、 低周波エネ
ルギーを よ り 多 く 感 じ る 場合があ り ます。 こ う し
た場合は、 各モニ タ ーか ら の LF レベルを下げ る
必要があ り ます。 大 き な部屋や自由な空間では、
LF レベルを上げ る こ と がで き ます。 調整す る 値
は、 部屋の音響や個人的な好みに よ っ て異な り ま
す。
HF の傾斜 (RM1 と RM2)
調整で き る 範囲は 0.5 dB 単位で -4 dB か ら +3 dB
ま でです。
HF を調整する には :
・ HF のエ ン コ ーダ を回 し て必要な設定に合わせ
ます。
LF の傾斜
調整で き る 範囲は 0.5 dB 単位で -4 dB か ら +3 dB
ま でです。
LF を調整する には :
・ LF のエ ン コ ーダ を回 し て必要な設定に合わせ
ます。
HF コ ン ト ロール と 表記 (現在の設定は 0)
HF の設定について詳 し く は、 20 ページの 「参考
図表」 をお読み く だ さ い。
LF コ ン ト ロール と 表記
LF の設定について詳 し く は、 20 ページの 「参考
図表」 をお読み く だ さ い。
14
Digidesign RM1 & RM2 ガ イ ド
RM1 and RM2 Guide.book
15 ページ
2007年10月6日 土曜日 午前11時5分
バス ・ ポー ト ・ エ ミ ュ レーシ ョ ン を使 う
バ ス ・ ポー ト ・ エ ミ ュ レーシ ョ ン を オ ン にす る
と 、 バ ス レ フ方式の ラ ウ ド ス ピーカーを エ ミ ュ
レー ト し ます。
ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ング
ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ン グ を行 う 前に、 こ のガ イ ド
の表紙に記載 さ れてい る 注意を必ずお読み く だ さ
い。
バス ・ ポー ト ・ エ ミ ュ レーシ ョ ン を オ ン (オ フ )
にする には :
本体前面にあ る LED は、 以下の状態を示 し てい
ます。
・ バ ッ ク パネルのバ ス ・ ポー ト ・ エ ミ ュ レーシ ョ
ンの ス イ ッ チを オ ン (オ フ) に し ます。
フ ロ ン ト パネルの LED
LED
状態
消灯
電源が入っ ていないか一時的な
電源 ミ ュ ー ト ・ モー ド
青色
電源オ ン
赤色
ア ン プがク リ ッ プ を起 こ し てい
る - 赤色が表示 さ れた ら入力レ
ベルを下げる
バス ・ ポー ト ・ エ ミ ュ レーシ ョ ンのス イ ッ チ
バ ス ・ ポー ト ・ エ ミ ュ レーシ ョ ンについて詳 し く
は、 20 ページの 「参考図表」 をお読み く だ さ い。
最大の性能を引き出すために
R M シ リ ーズは、 取 り 扱いに気をつけ る 限 り 故
障 し ない よ う に製造 さ れてい ます。 以下の点に注
意 し て く だ さ い。
・ 長期間にわた っ て酷使 し た り 、 こ のガ イ ド で示
し た注意を守 ら ない と 故障す る 場合があ り ます。
・ 歪みが起 き た ら 、 す ぐ に入力レベルを下げて く
だ さ い。
・ HF ド ラ イ バ と LF ド ラ イ バは ど ち ら も 繊細で
すか ら 手で触れないで く だ さ い。 損傷を受けた ド
ラ イ ブは性能に悪影響を与え ます。
・ プ ラ グの抜 き 差 し や ソ ース機器の交換は、 必ず
本体の電源を切っ てか ら 行っ て く だ さ い。
LED が青色で音が鳴ら ない と きは、 以下を確認 し
て く だ さ い。
・ 本体がアナ ロ グ信号ま たは有効な AES3 デジ タ
ル信号を受信 し てい る か確認 し て く だ さ い。
ま たは
・ 背面の金属板の温度を確認 し て く だ さ い。 も し
熱 く な っ ていれば、 本体の電源を少な く と も 5 分
間切っ て冷ま し て く だ さ い。 冷めた ら 、 本体の電
源を入れて動作を確認 し て く だ さ い。 (16 ページ
の 「温度 と 熱について」 参照 )
LED が消え ていて音が鳴 ら ない場合は :
・ ヒ ュ ーズ と 電源の接続を確認 し て く だ さ い。
ヒ ュ ーズ を交換 し 、 電源の接続に も 問題がないの
に LED が点灯 し ない と き は、 Digidesign のカ ス タ
マー ・ サポー ト に ご連絡 く だ さ い。
・ 問題が起 き た場合は Digidesign の販売店に相談
し て く だ さ い。 販売店が問題解決のお手伝い を し
ます。
第 3 章 : 設置 と 運用
15
RM1 and RM2 Guide.book
16 ページ
2007年10月6日 土曜日 午前11時5分
温度 と 熱について
一般的な設計のモニ タ ー と 異な っ て、 RMS ス ピー
カーは非常に効率の よ いパ ワ ーア ンプ を使っ てい
る ため、 ほんの少 し の電力 し か熱に変換 さ れ ませ
ん。 し か し 本体が風通 し の悪い環境に設置 さ れて
い る と 、 サーマル ・ シ ャ ッ ト ダ ウ ン機能が起動す
る 場合があ り ます。 こ の機能が起動 し た と き は、
本体の設置場所を変え て く だ さ い。
問題がないはずの場所でサーマル ・ シ ャ ッ ト ダ ウ
ン機能が起動 し た場合は、 Digidesign のカ ス タ
マー ・ サポー ト に ご連絡 く だ さ い。 (連絡先は こ
のガ イ ド の裏表紙に記載 さ れてい ます。)
16
Digidesign RM1 & RM2 ガ イ ド
RM1 and RM2 Guide.book
17 ページ
2007年10月6日 土曜日 午前11時5分
付録 A
仕様
RM1 と RM2 のオーデ ィ オの仕様
RM1 と RM2 の技術仕様
仕様
RM1
RM2
周波数レ スポン ス
50 Hz ~ 25 kHz
40 Hz ~ 25 kHz
ピー ク SPL @ 1m
111 dB
113 dB
実効線路長
1.5m (4.9 ft.)
1.5m (4.9 ft.)
ド ラ イ ブ ・ ユニ ッ ト
LF 140mm ド ープ ・ コ ーン、 合金
シ ャ ーシ
HF 27mm ソ フ ト ・ ド ーム、 強磁
性流体冷却
LF 170mm ド ープ ・ コ ーン、 合金
シ ャ ーシ
HF 27mm ソ フ ト ・ ド ーム、 強磁
性流体冷却
ク ロ スオーバー周波数
3 kHz
3 kHz
HF 調整
0.5 dB 単位で -4 ~ +3 dB、 コ ーナー周波数 1 kHz
LF 調整
0.5 dB 単位で -4 ~ +3 dB、 コ ー
ナー周波数 750 Hz
0.5 dB 単位で -4 ~ +3 dB、 コ ー
ナー周波数 500 Hz
入力 コ ネ ク タ
アナ ログ
XLR メ ス ピ ン 1 GND、 ピ ン 2 +、 ピ ン 3 D
デジ タ ル
XLR メ ス ピ ン 1 GND、 ピ ン 2 +、 ピ ン 3 D
入力イ ン ピーダ ン ス
22K オーム
22K オーム
感度
フルスケール出力用入力レ ベル
+4 dBu ~ +19 dBu ま で調整可
ゲイ ン ・ ト リ ム
1 dB 単位で 0 dB ~ -15 dB
付録 A: 仕様
17
RM1 and RM2 Guide.book
18 ページ
2007年10月6日 土曜日 午前11時5分
RM1 と RM2 の技術仕様
仕様
RM1
RM2
寸法
H: 290mm (11.42 inches)
W: 155mm (6.10 inches)
D: 300mm (11.81 inches)
H: 400mm (15.75 inches)
W: 194mm (7.64 inches)
D: 370mm (14.57 inches)
重量
1 台 6.4 kg (14 lbs)
1 台 9 kg (20 lbs)
仕上げ
ダー ク ・ グ レー -RAL 9004
A/D 変換
RM1 と RM2 の A/D 変換の仕様
項目
記号
仕様
単位
最大入力レ ベル
Vin
20.9
dBu
S/N 比
SNR
111
109
dB
dB
"A" 加重
20 kHz 非加重
-95
dB
20 Hz ~ 20 kHz、
-1 dBFS、
MBW=20 kHz
DC-40
kHz
歪み + ノ イ ズの合
計
周波数レ スポン ス
BW
備考
D/A 変換
RM1 と RM2 の D/A 変換 (パワーア ン プへの出力)
項目
記号
仕様
単位
出力電圧
Vout
6.37
VRMS
S/N 比
SNR
110
108
dB
dB
"A" 加重
20 kHz 非加重
-95
dB
20 Hz ~ 20 kHz、
-1 dBFS、
MBW=20 kHz
DC-40
kHz
歪み + ノ イ ズの合
計
周波数レ スポン ス
BW
パ ワーア ンプの SNR は 125dB を超え シ ス テ ムの ノ イ ズには関係 し ない。
18
Digidesign RM1 & RM2 ガ イ ド
備考
RM1 and RM2 Guide.book
19 ページ
2007年10月6日 土曜日 午前11時5分
パワーア ン プの仕様
項目
記号
仕様
単位
条件 と 備考
出力電力
PR
RM1: LF 80W、 HF 40W
RM2: LF 100W、 HF 50W
W
1% THD 1 ま たは 2 チ ャ ン
ネルは ト ラ ン ス依存
歪み + ノ イ ズ
THD+N
0.05
%
最大、 PR/2 ま で
0.005
信号 / ノ イ ズ
SNR
125
通常、 5W 周波数に依存 し
ない
dB
105
最小、 リ フ ァ レ ン ス
100W/8 3/4。
最小、 リ フ ァ レ ン ス 1W
周波数レ スポン ス
BW
DC-50k
Hz
+0, D3 dB
出力イ ン ピーダ ン
ス
ZO
0.02
W
通常、 1 kHz
0.1
通常、 20 kHz
最大出力電流
IOMAX
9
A
Min.
効率
h
>92
%
フ ルパワー
ア イ ド ル損失
P0
4
W
条件 : Zload = 8 3/4、 計測帯域幅 = 20 kHz AES17
付録 A: 仕様
19
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20 ページ
2007年10月6日 土曜日 午前11時5分
参考図表
RM1 図表
RM1 バス ・ ポー ト ・ エ ミ ュ レーシ ョ ン
図 2RM1 バス ・ ポー ト ・ エ ミ ュ レーシ ョ ン レベル
20
Digidesign RM1 & RM2 ガ イ ド
RM1 and RM2 Guide.book
21 ページ
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RM1 LF レ ベル
図 3RM1 LF の設定 と レベル
RM1 HF レ ベル
図 4RM1 HF の設定 と レベル
付録 A: 仕様
21
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22 ページ
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RM2 図表
RM2 バス ・ ポー ト ・ エ ミ ュ レーシ ョ ン
図 5RM2 バス ・ ポー ト ・ エ ミ ュ レーシ ョ ン レベル
22
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RM1 and RM2 Guide.book
23 ページ
2007年10月6日 土曜日 午前11時5分
RM2 LF レ ベル
図 6RM2 LF の設定 と レベル
RM2 HF レ ベル
図 7RM2 HF の設定 と レベル
付録 A: 仕様
23
RM1 and RM2 Guide.book
24
24 ページ
2007年10月6日 土曜日 午前11時5分
Digidesign RM1 & RM2 ガ イ ド
RM1 and RM2 Guide.book
25 ページ
2007年10月6日 土曜日 午前11時5分
RM1 and RM2 Guide.book
26 ページ
2007年10月6日 土曜日 午前11時5分