Download 取扱説明書 - 古河テクノマテリアル
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中空壁丸穴鋼製スリーブ(貫通部防火措置工法用) この取扱説明書をよくお読みのうえ、正しくお使い ください。 日本建築センター評定(旧BCJ)工法の中空壁貫通部 用鋼製枠(0.8mm以上)としては使用できません。 取扱説明書 ■適用対象 構造体 (中空壁) 区画貫通部 防火措置工法 ・壁厚方向に中空部分を含む構造の壁(石こうボード壁など)で、 耐火構造または準耐火構造としての国土交通大臣認定を取得しているもの ・壁厚160mm以下 * (本製品をご使用の場合) ・イチジカン−耐火パック(国土交通大臣認定番号:PS060WL-0197)壁厚:80mm以上 ・ロクマル丸穴キット(国土交通大臣認定番号:PS060WL-0293)壁厚:100mmを超える場合 ・その他 中空壁丸穴に対する区画貫通部防火措置の国土交通大臣認定を取得している工法で、板厚0.4mm以上の鋼板 製スリーブ(枠)を貫通部に設置することで認定条件に適合するもの。 *壁厚160mmを超える中空壁貫通部の場合は別途弊社技術窓口にご相談ください。 ■製品仕様 (単位:mm) <製品形態> 品番 標準開口径 適用コアドリル径 IM-75 φ 75 φ 75 IM-100 φ100 φ100 IM-125 φ125 φ125 IM-150 φ150 φ150 長さ 板厚 入数 150 0.4 5組 (10枚) ※2枚1組となります。 15 0 IM 7 5 、1 0 0 は長手方向中央部にはビード(凹凸) が入っておりません。 固定用ビス等は別途お買い求めください。 配管が敷設された後でも施工が可能な2分割型です。 ■必要工具、部品など 保護手袋(皮手袋、軍手など) 丸穴スリーブを設置する際、端面等でケガをしないようご注意ください。 金切りばさみ 壁厚に合わせて丸穴スリーブを切断する場合に必要となります。 ハンマー 丸穴スリーブ設置後に固定位置を微調整する場合などに必要となります。 ステープル・ステープル用釘打ち機、 または固定ビス等 中空壁に丸穴スリーブを固定する場合に1箇所あたり2∼4本のステープル(また は固定ビス)が必要となります。 中空壁用目地材 無機充てん材(石こうボード用目地材等)が必要となります。 (開口と丸穴スリーブの間 ※耐熱シール材(弊社製ダンシール−P)も使用可能ですが、中空壁面(石こう の隙間埋め用) ボード等)に油染みができることがありますのでご注意ください。 ■施工断面図・完成図 * 160mm以下 中空壁 中空壁 配管類 丸穴スリーブ 耐火パック 丸穴スリーブ 配管類 【施工断面図】 【施工完成図】 本製品に「イチジカン耐火パック」を使用した ときの施工完成図 施工の際には丸穴スリーブ端面等でケガをしないよう、保護手袋を着用してください。 ■施工方法 ※合成樹脂製可とう電線管・さや管貫通部も同様 ②丸穴スリーブの設置1 ①開口部の設置 段差などができないように、開口 部はできるだけていねいに設置・ 調整してください。 開口部のサイズは、丸穴スリーブの 標準開口径を参照し、なるべくきれ いな円状になるように調整します。 所定の配管類を通し、設置します。 丸穴スリーブ(片方の部材)を開口内部に挿入します。 この際、反対側の壁まで丸穴スリーブの部材が到達していることを必ず 確認してください。 ③丸穴スリーブの設置2 ⑤防火措置工法の施工 ④開口部との取り合い確認 イチジカン-耐火パック 必要に応じて、ステープル やネジを使って丸穴スリーブ を壁面に固定してください。 ②で設置した丸穴スリーブの内側に、 もう片方の丸穴スリーブをスライド させるように挿入します。 丸穴スリーブ端面のテーパー(傾斜)部を、ハンマー等で軽く たたいて開口内周になじませます。 開口部と丸穴スリーブとの間に隙間がある場合(施工側・反施工 側とも)は、中空壁用目地材(石こうボード用目地材などの無機 充てん材)を用い、隙間が無くなるように埋めてください。 ロクマル丸穴キット イチジカン-耐火パック、ロク マル丸穴キットで施工した場合 を例に施工完成図を示します。 施工に関しては、各製品の施工 要領をご覧ください。 ■イチジカン-耐火パックで施工した場合 <スリーブの突き出しが気になる場合> 例② 例③ (断面図) 中空壁 例① (断面図) 配管等 耐火パック 丸穴スリーブ 中空壁 スリーブを切断しない 場合は、スリーブ周囲 に壁材などを貼り付け、 スリーブ端面が露出し ないようにするなどの 施工も可能です。 配管等 スリーブは厚さ0.4mmの鋼板なので、 金切りばさみで切断できます。 あらかじめ壁厚に合わせて切断し、 設置すると納まりが良くなります。 耐火パック 丸穴スリーブ 注意事項 ・丸穴スリーブの収まりを良くするためにも、中空壁に貫通部をあける際、穴あけ専用の工具(電動工具、コアドリルなど)を 使用し、できるだけていねいに開口を設置するようにしてください。 ・上記、例①のように、片側の壁面に丸穴スリーブが突き出す場合、例②のようにあらかじめ壁厚に合わせて切断して頂くか、 丸穴スリーブの周囲に壁材等(中空壁を構成している材料等)を設置してください。 ・「イチジカン−耐火パック」をご使用の場合、丸穴スリーブを長さ100mm未満に切断しないようにしてください(キット品内 の支え金具を丸穴スリーブ内に収めるため)。 技術事項のお問い合わせは 株式会社古河テクノマテリアル 防災事業部 〒254-0016 神奈川県平塚市東八幡5丁目1番8号 TEL:0463-24-9341 FAX:0463-24-9346 URL:http://www.furukawa-ftm.com/ E-mail:[email protected] 製品の仕様はお断りなく変更することがあります。 1205-4