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平成26年6月24日
消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について
消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあった重大製品事
故について、以下のとおり公表します。
1.ガス機器・石油機器に関する事故
該当案件無し
2.ガス機器・石油機器以外の製品に関する事故であって、
製品起因が疑われる事故
(うち運動器具(ベルトを使った運動器具) 2件、エアコン1件、
除湿機1件)
4件
3.ガス機器・石油機器以外の製品に関する事故であって、
製品起因か否かが特定できていない事故
5件
(うち延長コード3件、扉(クローゼット用折戸)1件、電子レンジ1件)
4.製品起因による事故ではないと考えられ、今後、製品事故調査判定合同会議(※)
において、審議を予定している案件
該当案件無し
1.~4.の詳細は別紙のとおりです。
※正式名称は「消費者安全調査委員会製品事故情報専門調査会及び消費経済審議会
製品安全部会製品事故判定第三者委員会合同会議」という。
5.留意事項
これらは消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づく報告内容の概要で
あり、現時点において、調査等により事実関係が確認されたものではなく、事故原
因等に関し、消費者庁として評価を行ったものではありません。
(管理番号A201300394及びA201300405を除く。)
本公表内容については、速報段階のものであり、今後の追加情報、事故調査の進
展等により、変更又は削除される可能性があります。
6.特記事項
東芝キヤリア株式会社が製造したエアコンについて(管理番号A201400173)
①事故事象について
東芝キヤリア株式会社が製造したエアコンの運転を開始したところ、当該製品及び
周辺を焼損する火災が発生しました。
当該事故の原因は、現在、調査中ですが、当該製品のファンモーターのリード線接
続部分に、エアコン洗浄液等の電気を通しやすい物質が付着・侵入し、さらに、当該
製品内部で発生した結露がリード線接続部分に回りこむことによって、トラッキング
現象が生じ、出火に至ったものと考えられます。
管理番号
事故発生日
機種・型式
被害状況
事故発生都道府県
A201400173
平成26年6月11日
RAS-406LDR
火災
神奈川県
②再発防止策について
同社は、当該製品を含む対象製品(下記③)について、事故の再発防止を図るため、
2004年(平成16年)8月19日にプレスリリース及びウェブサイトに情報を掲
載(2013年6月10日再掲載)し、翌8月20日に新聞社告を掲載するとともに、
ダイレクトメールの送付、電話による連絡、新聞折り込みチラシ、交通広告(電車内)、
全国自治体の広報誌への情報掲載等を通じて注意喚起を行い、対象製品について無償
点検・改修(シリコンを充てんしたコネクタカバーを被せる又はファンモーターの交
換)を実施しています。
なお、本年は、3月から順次、東芝製品全般の修理時や消費生活センター等におい
てポケットティッシュ(対象製品の写真等を同封)やチラシの配布を行うとともに、
地方公共団体の広報誌への情報掲載、介護施設や工事・サービス業者へのPRを行う
など、引き続き注意喚起及び無償点検・改修を呼び掛けています。
③対象製品:機種・型式、対象製造番号、対象製造期間、対象台数
機種・型式
RAS- 225LDR、255LDR、285LDR、
325LDR、406LDR、506LDR、
255LDR-D、285LDR-D、
406LDR-D
255LDR-G、285LDR-G
2559SDR、2859SDR、
4069SDR、
V285DR
RAS- 225YDR、255YDR、285YDR、
325YDR、405YDR、406YDR、
506YDR
255YDR-D、285YDR-D、
406YDR-D
V285DR3、2833D-I
対象製造番号
対象製造
期
間
対象
台数
1998年9月
~
2000年6月
(RAS-xxxLD
Rシリーズ)
218,626台
1999年9月
~
2001年3月
(RAS-xxxYD
Rシリーズ)
287,560台
全ての製造番号
HASRAKRAGSIK-
M221FDR1、M281FDR1
911*****、912*****、 1999年11月
285DR3、405DR3
001*****、002*****、
~
283KE、323KE、403KEJ
003*****、004*****、 2002年1月
J500AX、J630AX、P500HX、 005*****、006*****、
P630HX
007*****、008*****、
(東京ガス(株)ブランド)
009*****、010*****、
TS- B2842U-S(GY)、
011*****、012*****、
B3242U-S(GY)、
101*****、102*****、
B4052U-S
103*****、104*****、
(大阪ガス(株)ブランド)
105*****、106*****、
144-0014、144-0015
107*****、108*****、
144-0016、144-0017
109*****、110*****、
144-0019
111*****、112*****、
(東邦ガス(株)ブランド)
201*****
THCI-4932RC
(*****は任意の数字)
合
計
20,259台
526,445台
2004年8月19日からリコール(無償点検・改修)を実施
改修率 76.7%(2014年5月31日現在)
<リコール対象製品での事故件数>
当該事故(管理番号A20140173)発生以前の、2010年度以降同社が製造したエ
アコンにおけるリコール対象の内容による事故の件数は、次のとおりです。これら
は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告を受けたものです。
年度
事故件数
被害状況
年度
事故件数
被害状況
2013年度
3
火災
2011年度
3
火災
2012年度
3
火災
2010年度
5
火災
<対象製品の外観及び確認方法>
対象製品の外観(写真はLDRシリーズ)
対象製品の確認方法:対象製品の機種・型式は、下図の位置に表示されています。
製造番号の確認方法:銘板の右下隅に下記8桁の番号が印刷されています。
④消費者への注意喚起
対象製品をお持ちで、まだ事業者の行う無償点検・改修を受けていない方は、速や
かに下記問合せ先まで御連絡ください。
【問合せ先】
東芝キヤリア株式会社
電 話 番 号:0120-444-899
F A X 番 号:0120-445-175
受 付 時 間:9時~18時(土・日・祝日を除く。)
ウェブサイト:http://www.toshiba-carrier.co.jp/info/article/article-02.htm
(本発表資料の問合せ先) 消費者庁消費者安全課
(製品事故情報担当) 担 当:大木、長井、清重
電 話:03-3507-9204(直通)
FAX:03-3507-9290
(東芝キヤリア株式会社が製造したエアコンについての発表資料に
関する問合せ先)
経済産業省商務流通保安グループ製品安全課製品事故対策室
担当:水野、角田、中谷
電 話:03-3501-1707(直通)
FAX:03-3501-2805
■消費生活用製品の重大製品事故一覧
別 紙
1.ガス機器・石油機器に関する事故(製品起因か否かが特定できていない事故を含む。)
該当案件なし
2.ガス機器・石油機器以外の製品に関する事故であって、製品起因が疑われる事故
管理番号
A201300394
A201300405
事故発生日
平成25年8月22日
平成25年8月23日
報告受理日
平成25年9月5日
平成25年9月5日
製品名
機種・型式
運動器具(ベルトを
BJ0103
使った運動器具)
運動器具(ベルトを
BJ0103
使った運動器具)
事業者名
セノー株式会社
セノー株式会社
被害状況
重傷1名
重傷1名
事故内容
運動施設で当該製品を使用中、当該製品の
ベルト(消耗品)が切れて後方に転倒し、背中
を負傷した。
調査の結果、当該製品のベルトを十分な点検
を行わず使用し続けたため、使用中にベルト
のフェルト部が振動に耐えられずに破損した
ものと考えられるが、フェルト部が繰り返し使
用した場合に摩耗しやすい箇所であったこと
も影響したものと推定される。
なお、取扱説明書には、「日常点検及び3ヶ月
毎の定期点検ではベルトに破損、ほつれ等の
異常がないことを確認し、年1回は専門家の
保守点検を実施する」旨、記載されている。
運動施設で当該製品を使用中、当該製品の
ベルト(消耗品)が切れて後方に転倒し、左手
を負傷した。
調査の結果、当該製品のベルトを十分な点検
を行わず使用し続けたため、使用中にベルト
のフェルト部が振動に耐えられずに破損した
ものと考えられるが、フェルト部が繰り返し使
用した場合に摩耗しやすい箇所であったこと
も影響したものと推定される。
なお、取扱説明書には、「日常点検及び3ヶ月
毎の定期点検ではベルトに破損、ほつれ等の
異常がないことを確認し、年1回は専門家の
保守点検を実施する」旨、記載されている。
事故発生都道府県
備考
徳島県
平成25年9月
10日に、ガス
機器・石油機
器以外の製品
に関する事故
であって、製品
起因か否かが
特定できてい
ない事故として
公表していたも
の
事業者は、平
成25年10月か
ら使用者に対
し個別通知を
行い、点検を
するよう注意喚
起及び注意
シールの配布
を実施
和歌山県
平成25年9月
10日に、ガス
機器・石油機
器以外の製品
に関する事故
であって、製品
起因か否かが
特定できてい
ない事故として
公表していたも
の
事業者は、平
成25年10月か
ら使用者に対
し個別通知を
行い、点検を
するよう注意喚
起及び注意
シールの配布
を実施
2.ガス機器・石油機器以外の製品に関する事故であって、製品起因が疑われる事故(続き)
管理番号
事故発生日
報告受理日
製品名
機種・型式
事業者名
被害状況
事故内容
A201400173
平成26年6月11日
平成26年6月20日 エアコン
RAS-406LDR
東芝キヤリア株式会
社
火災
当該製品の運転を開始したところ、当該製品
及び周辺を焼損する火災が発生した。
事故原因は、現在、調査中であるが、当該製
品のファンモーターのリード線接続部分に、エ
アコン洗浄液等の電気を通しやすい物質が付
着・侵入し、さらに、当該製品内部で発生した
結露がリード線接続部分に回りこむことによっ
て、トラッキング現象が生じ、出火に至ったも
のと考えられる。
A201400174
平成26年6月6日
平成26年6月20日 除湿機
RAD-50SDR
東芝熱器具株式会社
(現 東芝ホームテク
ノ株式会社)
火災
当該製品を使用中、当該製品を焼損し、周辺
を汚損する火災が発生した。現在、原因を調
査中。
事故発生都道府県
備考
神奈川県
製造から15年
以上経過した
製品
平成16年8月
19日からリコー
ルを実施(特記
事項を参照)
改修率 76.7%
神奈川県
製造から20年
以上経過した
製品
3.ガス機器・石油機器以外の製品に関する事故であって、製品起因か否かが特定できていない事故
管理番号
A201400168
事故発生日
平成26年1月3日
A201400169
平成26年1月3日
A201400170
平成26年5月14日
報告受理日
製品名
平成26年6月19日 延長コード
平成26年6月19日 延長コード
平成26年6月19日
扉(クローゼット用折
戸)
被害状況
事故内容
火災
店舗で延長コードに接続された当該製品に複数の電気製品を接
続して使用していたところ、当該製品及び周辺を焼損する火災が
発生した。当該製品から出火したのか、他の要因かも含め、現
在、原因を調査中。
事故発生都道府県
兵庫県
事業者が事故を認
識したのは6月18日
延長コード
(A201400169)に関
する事故と同一
火災
店舗で当該製品に接続された延長コードに複数の電気製品を接
続して使用していたところ、当該製品及び周辺を焼損する火災が
発生した。当該製品から出火したのか、他の要因かも含め、現
在、原因を調査中。
兵庫県
事業者が事故を認
識したのは6月18日
延長コード
(A201400168)に関
する事故と同一
重傷1名
幼児(1歳半)がクローゼットの当該製品の折り部の隙間に指を挟
み負傷した。事故発生時の状況を含め、現在、原因を調査中。
茨城県
事業者が事故を認
識したのは6月18日
事業者が事故を認
識したのは5月26日
報告書の提出期限
を超過していること
から、事業者に対し
厳重注意
A201400171
平成26年5月10日
平成26年6月19日 電子レンジ
火災
店舗で当該製品を使用しようとしたところ、当該製品庫内を焼損
する火災が発生していた。当該製品の使用状況を含め、現在、
原因を調査中。
静岡県
A201400172
平成26年6月10日
平成26年6月20日 延長コード
火災
事務所で異臭がしたため確認すると、当該製品及び周辺を焼損
する火災が発生していた。当該製品の使用状況を含め、現在、
原因を調査中。
千葉県
4.製品起因による事故ではないと考えられ、今後、製品事故調査判定合同会議において審議を予定している案件
該当案件無し
備考
運動器具(ベルトを使った運動器具)
(管理番号:A201300394 及び A201300405)
除湿機(管理番号:A201400174)