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自走式傾斜地草刈機
4WD
“スパイダーモアー”
SP850A
0287-70041
●取扱説明書本文中 に出てくる 重要危険部分 は、製品を使用する前に注意深く
お読みいただき、十分理解してください。
●本 製 品ご購入の際には、販売店より安全のための使用方法についての説明を
お受けください。
●取扱説明書はいつでもごらんになれるよう 、品質保証書と と も に大切に保管
してください 。
●安全性維持のため 、本紙定期点検表に従い 年次点検 をお受けください。 (有料)
●本製品の保守には必ずメーカー純正品 をご 使用ください 。
株式会社
オーレック
《販売店様へ》
本製品納品 の際 に は 納 品 前 点 検 を 行 い 、お 客 様 か ら 商 品 受 領 書を お 受 け 取り 後、①メ ー カ ー 控え を専 用 封 筒 に
て ご返送願 います。
《 はじめに 》
こ の た び は 、 本 製 品 を お 買 い 上 げ 頂 き ま し て 誠 に あ り が と う ご ざ い ま し た。
この取扱説明書は本製品 を常に最良の状態 に保ち、安全な作 業をしていただくために、正しい取
扱方法と 簡単なお手入れ方 法について説明してあります。
ご使用の 前に必ずこの取扱説明書を良くお読 みいただき、安全 な運転作業と正し い取扱方法を十分
理解し、 安全で能率的な作 業にお役立て下さ い。
又、お読 みになった後は い つ で も 取り出し て ご覧になれるよう 大切に保管し、本 製 品 を末永くご使
用頂けますようご活用下さ い。
《 重要 な お 知 らせ 》
a )性 能 ・ 耐 久 性 向 上 及 び そ の 他 諸 事 情 に よ る 部 品 等 の 変 更 で 、 お 手 元 の 製 品 の 仕 様 と 本 書 の 内 容 が
一部一致 しない場合があります。
b )本 書 で は 説 明 部 位 が 具 体 的 に 理 解 で き る よ う 、 写 真 、 イ ラ ス ト を 用 い て い ま す 。 説 明 部 位 以 外 は
省略さ れ て表示されている 場合があります。
c )本 書 は 日 本 語 を 母 国 語 と し な い 方 の ご 使 用 は 対 象 と し て い ま せ ん 。
《 本製品 の 規制 について 》
本 製 品 は 農 業 用 機 械 と し て 開 発 し て お り ま す の で 、 こ れ 以 外 の 用 途 (レ ン タ ル 等 、 作 業 者 が 特 定 さ
れ な い よ う な 使 わ れ 方 )で は 使 用 し な い で 下 さ い 。 こ の 場 合 に は 保 証 の 対 象 外 と な る 場 合 が あ り ま
す。又、 地を這うように伸 びるツタ、ツル等 の草については刈 取れない場合もあります。
《 保証 ・ 契約書 ・ 免責事項 》
・本書と は別に本製品には 品質保証書が添付 されています。必 ず品質保証書裏面 の保証規約を良く
読んで理 解しておいて下さ い。
・ 本 製 品 の 保 証 期 間 は 、 新 品 購 入 か ら 1 ケ 年 、 又 は 5 0 使 用 時 間 (請 負 業 務 用 に つ い て は 6 ケ 月 間 、
も し く は 5 0 使 用 時 間 )の 内 ど ち ら か 早 い 時 点 で 到 達 し た 方 と な っ て い ま す 。
・全ての 注意事項を予測す る事は不可能です 。製品を使用する 際には作業者側も 安全への配慮が必
要です。
・ 本 書 を 読 ん で も 判 ら な い 場 合 に は 勝 手 な 操 作 は せ ず 、 必 ず 製 品 お 買 い 上 げ の 販 売 店 (以 降 販 売 店 )
までご相談下さい。
・製品を 安全に効率よくご 使用し続けて頂く た め に は 定期的な 点検・整備が不 可 欠です。「定期自
主 点 検 表 」 及 び 「 年 次 点 検 表」 に 記 載 の あ る 定 期 的 な 点 検 ・ 整 備 を 必 ず 最 低 毎 年 1 回 は 販 売 店 ま
で 依 頼 し ま し ょ う (有 料 )。 こ れ ら の 点 検 ・ 整 備 を 行 わ な か っ た 事 及 び 仕 様 を 越 え た 使 用 ・ 改 造 等
本書に従 わなかった事に起 因する故障・事故 に関しては保証の 対象外となります 。
・ご不審 な点及びサービス 等に関するご質問 は、販売店までご 相談下さい。その 際、『商品型式
と 製 造 番 号 ・ 搭 載 エ ン ジ ン の 型 式 名 (エ ン ジ ン 本 体 に 刻 印 又 は 貼 付 さ れ て い ま す 。 )』 を 併 せ て
ご連絡下 さい。
◎ こ の 製 品 の 補 修 用 部 品 の 供 給 年 限 (期 間 )は 、 製 造 打 ち 切 り 後 9 年 と 致 し ま す 。 但 し 、 供 給 年 限
内で あ っ て も 、特殊部品につきましては納 期 等についてご相談 させていただく場 合もあります。
-1-
《 定義 と シンボルマーク について 》
本 書 で は 、 危 険 度 の 高 さ (又 は 事 故 の 大 き さ )に 従 っ て 、 次 の よ う な 定 義 と シ ン ボ ル マ ー ク が 使 用
されています。以下のシンボルマークがもつ 意味を十分に理解 し、その内容に従 って下さい。
シンボルマーク
定
義
回 避 し な い と 、死 亡 または 重 傷 を 招く 確 率 の 高い 危 険 な 状態 を 示 し
ます。
回避しないと、死亡ま た は重傷を招く可 能 性がある潜在的な 危険状
態を示します。
回 避 し な い と 、軽 傷 または 中 程 度 の傷 害 を 招 く可 能 性 がある 潜 在 的
な 危 険 状 態 を 示し ま す 。
回 避 し な い と 物 的 損 害 を引 き 起 こ す可 能 性 がある 潜 在 的 な危 険 状 態
を示します。
参 考;
操 作 、 保 守 に お い て 知 っ て お く と 便利 な 製 品 の性 能 、 誤 り や す い ミ
ス に 関 す る 事 項を 示 します 。
《 安全 に 作業 をするために 》 … 重 要 危 険 項 目 …
( 1) 警告表示 マーク
・ 以 下 の 警 告 表 示 マ ー ク は 本 項 目 内 に お け る重 要 危 険 事 項 の 中 か ら 特 に 重 要 な も の と し て 本 体 に
貼付されています。ご使 用の前に必ずお読 みいただき、内容 を十分理解して必 ず守って下さい。
●…警 告表示マークが見 えにくくなった 場合には、必ず 同じものを必ず 販売店で購入し、 同じ場
所へ貼 り付けておいて 下さい。
〈 28 頁 … 消 耗 品 一 覧 参 照 〉
本製品 は混合ガソリン を燃料としており 、作業中はもちろん本製品のそばでのくわえたばこや
焚き火 等は引火の危険 がありますので絶 対にしないで下 さい。
0287-75300
0209 -90200
0287- 74300
83- 1484- 921- 00
-2-
83- 1484- 921- 00
0287 -74100
( 2) 作業前 の注意
・本機の 運転に際しては、 使用上の注意事項 を十分理解し、安全運転を徹底して 下さい。
・所有者以外の人は使用 しないで下さい。
・過労 、病気、薬物の影 響、その他の影響 により正常な運転操作が出来ない時 には作業を控えて
下さい。 又、酒気を帯びた 人、妊婦、若年者 、未熟練者も作業 をしないで下さい 。
機 械 の 回 転 部 に 巻 き 込 ま れ た り し な い よ う、 作 業 衣 は 長 袖 の 上 着 に 裾 を 絞 っ た 長 ズ ボ ン
を 着 用 し 、 滑 り 止 め (ス パ イ ク )の つ い た 安 全 靴 や 帽 子 又 は 、 ヘ ル メ ッ ト 、 防 護 眼 鏡 、 ス ネ 当
て等を 必ず使用して下 さい。
作 業 を 開 始 す る と き に は、 周 囲 に 人 や 動 物 、 車 両 等 が 無 い こ と を 確 認 し 、 作 業 中 は 半
径10 m以内にこれらのものを近付けないで下さい。
安全のための カバー類はもとより、標準に装 備されている部品 を外しての運転 は非常
に危険 です。安全のためこれらのカバー 類、部品は必ず 装着した状態で 使用して下さい。
・必ず、 スパイク車輪の取 付けボルトが確実 に締まっているか 点検し、緩んでいるときはしっ
かり締め て下さい。
ナイフの脱落 は危険です。 ナイフのセットボルト ・ナットをしっかり締め て下さい。 又、
古 い も の は 新 し い も の に取 換 え て 下 さ い 。
ナイフ 交換のための開 閉カバーがあるものは、開いたままの使用は危険 です。必ず閉め
た状態 で使用して下さ い。
小石 やその他の異物 は事前に取り除き 、障害物は事前 に目印となる物 をつけた後で作業
を 始めて下 さい。 又このような圃 場では安 全のために通常 よりも 高刈りで 作業を行 って下 さい。
ナイフ が欠けたり石等 の異物が飛散し危 険です。
排 気 ガ ス に よ る 中 毒 防 止の た め 、 屋 内 で は エ ン ジ ン を 始 動 さ せ な い で 下 さ い 。
・転落防止のため、川や 崖に向かっての作 業はしないで下さ い。
・ナイフクラッチが「切 」の時、ナイフが 確実に止まっているか点検し、もし 少しでも動いてい
る 場 合 に は 速 や か に エ ン ジ ン を 停 止 し ベ ル ト 押 え 、ワ イ ヤ 調 整 を し て 下 さ い 。
-3-
5 0 °を 超 え る 傾 斜 地 で の 作 業 や 、 ト ラ ッ ク 搭 載 用 ブ リ ッ ジ の 勾 配 が 1 5 °を 超 え る と
危険で す。安全作業のため、これらの勾配角度未満でご 使用下さい。
傾 斜 地 で走行ク ラ ッ チ 解除レ バ ーの操作は し な い で 下さい。本機 が谷側へ滑り落 ちる危
険があります。
・平 坦 部と傾斜部との境 目(路肩)を走行 する場合は、路 肩 崩れや転落の危 険 性があります。十
分に安全 な平坦地を走行し て下さい。
斜 面 で 本 機 の 上 (山 )側 に い る と 足 を 滑 ら せ た 場 合 、 本 機 の 下 側 に 体 が 入 る こ と が あ り 危
険です 。特に雨上がり 時等の湿った斜面 は滑りやすく危 険です。このような場合には圃場 が乾
くのを 待って作業を開 始して下さい。
作 業 者 は 必 ず 平 坦 で し っ か り と し た 足 場 に 立 ち 、 本 機 と 同 一 の 斜 面 及 び 本 機 の 下 (谷 ) 側
に は * 特 別 な 場 合 を 除 き 立 た な い よ う に し て 下 さ い 。 (* 20° ~ 50° ま で の 急 斜 面 で の 作 業 )
暗い時 、視界が悪いときの使用は危険で す。周囲の状況 が十分に把握できない環境では
使用しないで下さい。
安 全 作 業 の 妨 げ と な る よ う な本 機 の 改 造 (夜 間 作 業 用 の ラ イ ト の 装 着 、 ナ イ フ カ バ — の
切 断 等 )は 絶 対 に し な い で 下 さ い 。 こ れ ら の 改 造 に 起 因 す る 事 故 、 及 び 不 具 合 に 関 し て は 一 切
の責任を 負いかねます。
( 3) 燃料給油時 の 注意
本機には 必ず2サイクル用燃料をご使用ください。
給 油 中 及び 作 業 中 は 火 気 厳 禁 で す 。 又 、 燃 料 を こ ぼ さ な い よ う に 注 意 し 、 も し 燃 料 が
周囲にこぼれた場合にはきれいにふき取 って下さい。燃 料への引火爆発 の危険があります 。
火 傷 や引 火の 危険 が あ り ま す。給 油は マ フ ラの 温度 が十 分 下 が っ て か ら行 って 下さ い。
( 4) 始動時 の注意
・ エ ン ジ ンの 回 り や 排 気 ガ ス 方 向 に は 、 燃 え や す い も の を 近 付 け な い で 下 さ い 。
・走行クラッチ、ナイフクラッチを「切」位 置にしてから始動 して下さい。
・回 りに人や動物や車両等がいない事を 確認し、また周囲 の安全を確認してから始動して下さ い。
( 5 ) 積 み 降 ろし 時 の 注 意
〈 15 頁 … 参 照 〉
・平坦 で安全な場所を選 び、トラックが動 き出さないように エンジンを止め、 サイドブレーキを
引いて、 確実に駐車をして 下さい。
・丈夫 なブリッジを確実 に掛け、ゆるい勾 配でエンジン回転 を下げ、積み込み は前進で、降ろす
と き に は 後 進 位 置 で い ず れ も「
」位 置 で ゆ っ く り 行 い 、 そ の 他 の 位 置 に は 絶 対 入 れ な い で
下さい 。
・移動時 、ハンドルは正 位 置に戻して下さい 。
( 6) 作業中 の注意
・ 安全の た め、余裕を持った 運転を心掛け、急 発 進 ・急停止・急 旋 回 はしないで下 さい。
健 康 の た め 、 1 時 間 以 上 継 続 し て 製 品 を 使 用 す る こ と は避 け て く だ さ い 。 必 ず 1 時 間
毎に1 0分程度の休息 を取るようにして 下さい。
排気マフラは高温 となります。火 傷をしないよう 手等を近付けないで下さい。
・ 刈 取 り ク ラ ッ チ は 、 人 (子 供 含 む )や 動 物 が い な い 事 を 確 認 し 、 安 全 に 十 分 注 意 し た 後 に 操 作 し
て 下 さ い 。 (該 当 製 品 )
-4-
・燃料給油口が谷側に向くような使い方はしないで下さい。燃 料がこぼれて危険 です。
・ベルトスリップによる 異常な音・匂い・ 発熱は火災の原因 です。その様な時 は、すぐにエンジ
ンを停止 して点検・調整し て下さい。
刈取部全周にわたり 、石等の異物が 飛散し大変危険 です。人や車、 建物などから離れ て
十 分 ご 注 意 の 上 作 業し て 下 さ い 。 安 全 の 為 、 保 護 眼 鏡を 必 ず 装 着 し 、 必 要 に 応 じ て ス ネ 当 て 等
の保 護 具も併用する事 をお奨めします。
参考 ;
・凸凹の 多い圃場では刈高 さを高くして使用 して下さい。
回 転 部 分 は危険で す。とくにナイフカバー内は危 険ですので、運 転 中は身体を近付 けな
い で下さい。
冷却風の吸 込 口、シリンダ付 近の草詰まりは エンジンの焼付き や火災の原因で す。
外 側 の み な ら ず 、 内 側 も こ ま め に 清 掃 し て 下 さ い 。 又 、 エ ア ク リ ー ナ内 部 の 清 掃 も 同 時 に 行 っ
て下さ い。
石 等、危険物の多 い場所では事前 に石等の異物は 取り除き、障害物 の位置を確認し た後
に目 印 等をつけ、安全 のため通常よりも 高刈りで作業を し て 下さい。ナ イ フ が欠けたり、 石が
手 前 に 飛 ん で き た り し て危 険 で す 。
参考 ;
・作業中、石 ・木株等に当たったときは、直ちに エンジンを停止し 、ナイフの回転が 停止した
事を確 認 後、欠けや曲が り の有無を調べ必要 であれば修正・交 換をして下さい。
・ 刈 取 方 向を 切 り 替 え る 時 に は 、 そ の 前 後 方 向の 安 全 性 を 確 認 し た 後 に 行 っ て 下 さ い 。
( 7) 作業終了後 の 注意
・ 本 機 よ り 離 れ る 時 は 、 必 ず エ ン ジ ンを 止 め て 下 さ い 。
( 8) 点検 ・ 整備時 の 注意
品 質 及び 性 能 維 持 の た め に は 定 期 点 検 が 不 可 欠 で す 。 始 業 ・ 月 次 点 検は 所 有 者 ご 自 身 で 、
年 次 点 検 は 販 売 店 (有 料 )へ ご 依 頼 下 さ い 。 定 期 点 検 を 怠 っ た こ と に よ る 事 故 ・ 故 障 に つ い て は
責任を 負いかねますのでご注意下さい。
ベルト やナイフ部の安 全カバー、及び飛 散 防 止 用 のカ バ ーの破損は危険 です。作業中に
異 常 を 感 じ た 箇 所 は そ の ま ま に せ ず、 必 ず 作 業 を 中 断 し て 点 検 、 ま た 作 業 終 了 後 に 再 度 点 検 し 、
必 要 な 修 理 を し て お い て下 さ い 。
・取り外した回転部 のカバー類は、必 ず元の位置に正し く取付けて下さい 。
・ナイフセットボルトは安 全の為、ナイフ交 換の際には一緒に 新品と交換して下 さい。
燃料パイプ は古くなると、 燃料漏れの原因となり危険です。 3年毎、又傷ん だ時には締
め付け バンドとともに 新品と交換して下 さい。
点検・整 備 又 はシートを か け る 場合には火傷 や火災を防ぐため 、エンジンの停 止 後マフ
ラ や エ ン ジ ン 本 体 の 冷 却 状 態 を 十 分 確 認 し た 上 (エ ン ジ ン 停 止 後 1 0 分 以 上 )で 行 っ て 下 さ い 。
・ ナ イ フ ブ レ ー キ 、 走 行 (駐 車 )ブ レ ー キ の あ る も の に つ い て は 安 全 の 為 使 用 時 間 が 1 0 0 時 間 に
到達し な い時点でブレーキシュー又はその全 体を交換して下さ い。
-5-
《 各部 の 名 称 》
主クラッチレバー
エンジンスイッチ
ハンドル 上下左右レバー
ナイフクラッチレバー
刈高調整レバー
遠 心 ク ラ ッ チ (エ ン ジ ン とミ ッ シ ョ ン接 合 部 )
スパイク車輪
アッパーハンドル
ハンドル伸縮レバー
エアブリーザー
解除レバー
ハンドル固定ボルト
変速レバー
リヤガード
スパイク車輪
-6-
《 各部 の はたらき 》
①主クラッチレバー
エンジンスロットルの開閉 と、走行クラッチ の「入」を行い ま す。
レ バ ー を 徐 々 に ハ ン ド ル 側 に 引 い て い く と ま ずエ ン ジ ン 回 転 が 上 昇 し 、 次 に ハ ン ド ル と 一 緒 に 握
ると走行 クラッチが「入」 位置となるダブルアクションタイプ のデッドマン式クラッチレバーを
採用しています。ハンドル から手を離せば、 エンジン回転はアイドリング状態となり、走行も停
止 し ま す 。 (走 行 ク ラ ッ チ は 「 入 」 位 置 の ま ま で ロ ッ ク さ れ 、 傾 斜 地 で も 動 き 出 す 事 は あ り ま せ
ん。 )
②解除レバー
ロックされた走行クラッチ を解除します。
主クラッチレバーを離した 状態で解除レバー を指で下に押すと 走行クラッチは解 除され、本機の
空押しが 出来ます。
解 除 レ バ ー の 操作 は 必 ず 平 坦 地 で 行 って 下 さ い 。 傾 斜 地 で の 操作 は 滑 落 等の 恐 れ が あ り
大変危険です。
③ナイフクラッチレバー
エンジン からナイフへの動 力を断続させます 。レバーを前方に 倒すと「入」の状 態でロックしま
す 。 手 前 に 引 く と 「 切 」 位 置 の 状 態 に な り ま す。
④変速レバー
変速レ バ ーは走行クラッチレバーから手を離 し、エンジン回転 が十分に落ちた後 に操作して
下 さ い 。 走 行 し な が ら 又 は エ ン ジ ン 回 転 が 高 い ま ま 操 作 を 行 う と 、 ギ ヤ 鳴 り が し て変 速 で き
ないばかりでなく、ミッション内部のギヤが 破損する恐れがあります。
走行速度 の選択時に操作し ま す 。変速は前 後 進それぞれ「
」、「
」の2 速です。変速は
走行クラッチレバーから手 を離し、本機を停 止させた後操作し て下さい。
「
」 位 置 で は ゆ っ く り と、 「
」位置 ではスピーディー な作業が行えます 。
前後進で の作業が可能です 。ナイフは常に進行方向に対して内 向きに回転しますので、刈草の飛
散を最 小 限に防止します。
伸縮レ バ ー及びハンドル固 定ボルトの操作は 、本機を停止さ せ た後で行って下さ い。作業又
は走行しながらの操作は危 険です。
⑤ ハ ン ド ル 伸 縮レ バ ー
ハンドル の長さを15セ ン チの間隔で4ケ所 固 定 することができます。
レ バ ー を 下 方 向 に 押 し た ま まハ ン ド ル を 押 し 引 き し て 伸 縮 さ せ 、 レ バ ー か ら 手 を 離 し て 近 く の 位
置でロ ッ クさせて下さい。 斜面の長さに応じ て使い分けることができます。
⑥ ハ ン ド ル 固 定ボ ル ト
ハ ン ド ル握 り 手 部 分 の 立 ち 上 が り 角 度 を 調 整 し ま す 。 調 整 後 は 確 実 に 固 定 し て 下 さ い 。
⑦ ス パ イ ク 車 輪(ト ル ク リ ミ ッ タ 内 蔵)
本 機 に は 傾 斜 地 及 び 悪 路 で の 走 破 性 を 考 慮 し 、 4 輪 駆 動 (4 W D )方 式 の ス パ イ ク 車 輪 を 採 用 し て
います。 車輪に過負荷がかかった場合には、 スパイク車輪内部 に内蔵したトルクリミッタが作動
し チ ェ ン ケ ー ス を 保 護 し ま す 。 (過 負 荷 が か か っ た 車 輪 の 回 転 が 止 ま り ま す 。 )
-7-
⑧遠心クラッチ
エ ン ジ ンの 回 転 は エ ン ジ ン内 部 に 装 着 さ れ た遠 心 ク ラ ッ チ に よ り ミ ッ シ ョ ン 側 に 伝 達 さ れ ま す 。
⑨ 刈 高 調 整 レバー
刈高さの 調整を行います。 調整は4段であり 低い方からそれぞれ
刈高調整 レバー位置
①
②
③
④
刈 高 さ (mm)
低
▼
中
▲
高
35
47
59
70
です。
⑩ ハ ン ド ル 上 下・ 左 右 レ バ ー
作業者の 体格及び作業状況 に応じてハンドル の高さ、左右の調 整をワンレバーで 行うことができ
ま す 。 レ バ ー を 手 前 に 軽 く 引 く と ま ず ハ ン ド ル上 下 が フ リ ー と な り 、 次 に 強 く 引 く と ハ ン ド ル 左
右がフ リ ーとなります。所 要の位置が決定し た ら 、レバーを戻 してまずハンドル 左右の位置を、
次 に 最 後 ま で 戻 し て ハ ン ド ル上 下 の 位 置 を ロ ッ ク し て 下 さ い 。 ハ ン ド ル 上 下 は 5 段 階 、 左 右 は 正
位 置 か ら 右 側 へ 6 ケ 所 、 左 側 へ 4 ケ 所 で 固 定 で き ま す 。 (安 全 の 為 、 作 業 中 は 左 側 へ の 回 動 は し
ないで下 さい。異物が作業者側へ飛散し易く 危険です。 )
⑪ リ ヤ ガ ー ド (後 部 と 右 側に 装 備 )
石等異物 の飛散を最小限に 抑えます。可動式 のガードの内側に はゴム垂れが取付 けられており、
異物の飛 散を二重に防止しています。
⑫エンジンスイッチ
エ ン ジ ンの 「 運 転 」 ・ 「 停 止 」 の 操 作 を 行 い ま す 。
《 方向 に つ い て … 》
本機の前 後 左 右 は、下図の よ う に 作業者から 見た方向で表し ま す。
本文中の 、「前進」・「後 進」についても、 作業者から見た方 向で表します。
-8-
《 上手 な 運 転 の し か た 》
運 転 前 の 始業点検
安 全 で 快 適 な 作 業 を 行 う た め に 「 定 期 自 主 点 検 表 」 〈 29 頁 参 照 〉 に 従 っ て 始 業 点 検 を お こ な い 、 前
日の作業 で確認された異常箇所は必ず整備をした後に作業を始 めて下さい。
参考;
本 機 に は ミ ッ シ ョ ン 内 圧 を 逃が す た め の エ ア ブ リ ー ザ ー 〈 6 頁 参 照 〉が装 着 さ れ て お り 、内 圧 に混
じ り 霧 化 し た オ イ ル がエ ア ブ リ ー ザ ー 周 辺 に 付 着 す る 事が あ り ま す が 異 常 で は あ り ま せ ん 。
エンジン の 始 動 ・ 停止 のしかた
① 締 め 切 っ た 室 内 で エ ン ジ ンの 始 動 及 び 暖 機 運 転 を し な い で 下 さ い 。
… 有害な排 気ガスで空気が 汚染され、ガス中 毒をおこす恐れがあります。
② 2 サイクルガソリンエンジンを搭載 していますので 、くわえタバコや 裸火照明は,燃 料に引火
し た り し て 危 険 で す 。 絶 対 に 行 な わ な い で下 さ い 。
③ エンジンの始動時に は、各レバーの 位置と周囲の安 全を確認して下さ い。
・ガソリンのみ及び規 定より薄い混合比 での運転はエンジンが焼付を起 こします。逆に濃 いとエ
ンジン 回転の不調を招 きます。必ず指定 の混合比を順守 して下さい。
・ エ ン ジ ンの 設 定 回 転 を む や み に 調 整 し な い で下 さ い 。
・ エ ン ジ ン と マ フ ラ が 冷 え た 後 、 入 れ 過 ぎ て 燃 料 を こ ぼ さ な い よ う に 注 意 し 、も し こ ぼ れ た 場 合 に
はきれいに拭き取って 下さい。
・ 給 油 栓 側 を 常 に 上 (山 )側 に 向 け て 下 さ い 。 漏 れ た 燃 料 に 引 火 す る 恐 れ が あ り ま す 。
・ エ ン ジ ン 運 転 中 や 、 停 止 後 す ぐ ( 約 3 ~ 5 分 間 )の 熱 い 間 は 燃 料 の 給 油 栓 を 外 し た り 、 燃 料 の 補 給
を し な い で下 さ い 。
・ 燃 料 が 少 な く な っ た ら 早 め に 燃 料 を 補 給 し て 下 さ い 。 次 の 始 動 が 容 易 に な り ま す。
・ 燃 料 補 給 後 は 給 油 キ ャ ッ プを 確 実 に 締 め 付 け て 下 さ い 。
・ 変 質 し た 燃 料 、 誤 っ た 混 合 比 の 燃 料 は 使 用 し な い で 下 さ い 。 始 動 不 良 や 出 力 不 足だ け で は な く 、
焼付等エンジン破損の原因 となります。
■ 燃 料 の 点 検 と補 給
① 燃 料 を 確 認 し て 下 さ い 。 (燃 料 混 合 容 器 は 同 梱 し て い ま せ ん 。 )
燃料はレギュラーガソリンと2ストローク専用オイル を混合
した物 を使用して下さい 。混合比は25: 1です。
②使用す るオイルは必ずJASO分類FC級 の2ストローク専 用
オイルを 混合して下さい。
参考 ; 2 ス ト ロ ー ク 専 用 オ イ ル に は 、 こ の 他 に も 下 記 の 種 類 が
あります 。
grade/ 性 能
FA
FB
FC
潤滑性
△
◎
◎
清浄性
△
○
◎
◎ :非 常 に 優 れ る
排気煙性
×~ △
△
◎
○ :優 れ る
△ :普通
F A : 2 サ イ ク ル エ ン ジ ン に と っ て 必 用 な 、 最 低 限 の 性 能 を 有 す る エ ン ジ ン オ イ ル。
F B : F Aに 比 べ て 、 潤 滑 性 能 と 清 浄 性 能 に 優 れ て い る エ ン ジ ン オ イ ル 。
FC:上 記の全ての性能が 優れているエンジンオイル。
-9-
排気系閉塞性
×~ △
△
◎
×:劣 る
■ エンジン 始動 のしかた
①主クラッチレバーから手 を離し、解除レ バ ーを押して走行ク ラ ッ
チを「切 」位置にしてください。
解除レバーの操作は必 ず平坦地で行って 下さい。傾斜地 での操
作 は 滑 落 等 の 恐 れ が あ り大 変 危 険 で す 。
②ナイフクラッチレバーは 「切」位置にして 下さい。
③ エ ン ジ ン ス イ ッ チ を 「 入 (O N )」 位 置 に し て 下 さ い 。
④ プ ラ イ ミ ン グ ポ ン プ を 指 で 最 後 ま で 繰 り 返 し 押 し て く だ い 。 (初
回10回以上)
プライミングポンプの 操作で燃料を汲み 上げ、始動を容易 にしま
す。
⑤チョークレバーを操作し 、チョーク弁を「 全閉」
位置にして
下さい。
参考 ; 燃 料 が 残 っ て い て 且 つ エ ン ジ ン が 暖 ま っ て い る 時 に は 、
チョークレバーの操作は必 要ありません。
⑥ エ ン ジ ン シ リ ン ダ 部 分 に つ い た デ コ ン プ (赤 色 )ボ タ ン を 「 カ チ ッ 」
と音がするまで押し込んで 下さい。
参考 ; デ コ ン プ と は 、 シ リ ン ダ 内 圧 を 逃 が し て エ ン ジ ン 始 動 の
際のリコイル引力を軽減す る装置です。
エンジン がかかれば元に戻 ります。
⑦ エ ン ジ ン 上 部 を 片 手 で 押 え (マ フ ラ等 高 温 部は 押 え な い で下 さ い 。
火 傷 の 恐 れ が あ り ま す )、 本 機 が 動 か な い よ う に し て 圧 縮 を 感 じ
る位置か らスタータノブを 勢いよく引いて下 さい。
参考 ;
・プライミング操作は十分 に行って下さい。 プライミング操作 に
によりオーバーフローした 燃料は、燃料タ ン クに戻る構造にな
っ て い ま す の で 、 吸 い 込 み 過 ぎ に は な り ま せ ん。
- 10 -
・ 初 爆 ( 爆 発 音 ) だ け が あ り、 始 動 し な い 場 合 に は 、 チ ョ ー ク レ
バーを「 全開」
位 置 に し て 、 再 び ス タ ー タを 勢 い よ く 引 い て
下さい。
⑧ エ ン ジ ン始 動 後 、 チ ョ ー ク レ バ ー を 「 全 閉 」
のままで始 動
した場 合には、エンジン の調子を見ながら チョークレバーを 徐
々に「全 開」
位置へ 戻して下さい。
⑨ エ ン ジ ンの 調 子 を 見 な が ら約 3 分 間 暖 機 運 転 を 行 っ て 下 さ い 。
参考 ;
エンジン 始動後、主クラッチレバーを操作し て小刻みに素早く
数回エンジン回転を上げて 下さい。これは気化器内の空気を抜
く た め で 、 空 気 が あ る と 加 速 不 良 及 び エ ン ス トの 原 因 と な り ま
・
す。
新 品 で 製 品 を 購 入 後 、 最 初 の 一 週 間 (3~ 4 時 間 )は 、 慣 ら し 運 転 期 間 と し て 、 過 負 荷 を か け な い
様に控え め な 運転を心が け て下さい。
・チョークレバーを「全閉 」
のまま使用 すると、エンジン 各部に悪影響を与 え、エンジンの寿
命を短くしますのでご注 意 下さい。
■ エンジン 停止 のしかた
① 主 ク ラ ッ チ レ バ ー か ら 手 を 離 し 、 エ ン ジ ン ス イ ッ チ を 「 停 止 ( OFF) 」
位置に し てエンジンを停止 して下さい。
参考 ;
エ ン ジ ン 停 止 時 に 本 機 を 押 し 引 き し て 動 か す に は 〈 14 頁 エ ン ジ ン 停
止時の移 動〉を参照して下 さい。
- 11 -
走行・変速・停止のしかた
■所有者以外の人には 使用させないで下 さい。
■ 走 行 す る と き は 、 周 囲 の 安 全 を 確 か め て か ら発 進 し て 下 さ い 。
・ 側 溝 や 路 肩 の 走 行 は 本 機 の 重 み で 地 盤 が 崩 れ る 恐 れ が あ り ま す。 地 盤 が 軟 弱 な 場 所 で の 使 用 は 十
分に注意 して下さい。
・ い き な り傾 斜 地 へ 本 機 を 入 れ ず 、 平 坦 地 で 操 作 方 法 等 十 分 に 練 習 し た 後 、 徐 々 に 緩 や か な 傾 斜 地
・
か ら 操 作 に 慣 れ る よ う に し て下 さ い 。
ス リ ッ プ に よ る 事 故 防 止 の た め 、 必 ず ス パ イ ク等 滑 り 止 め の つ い た 靴 を 着 用 し て 下 さ い 。
■ 走行 の し か た
① エ ン ジ ンを 始 動 さ せ て 下 さ い 。
〈 9 頁 エ ン ジ ン 始 動 ・ 停 止 の し か た参 照 〉
②変速レバーを所要の位置 に確実に入れて下 さい。
変速段数 は前後進共にそれぞれ「
」と 「
」の2段
ずつです 。
・変速操作が不十分な場 合、ギヤ抜けの恐 れがあり大変危険 です。
・ギ ヤが入りにくい時 には、無理に入れずに主クラッチレバーを「入」方向 に少し移動させる
か 本 機 を 前 後 に 振 っ て み て 再 度 確 実 に 変 速 操 作を 行 っ て 下 さ い 。
③主クラッチレバーを徐々 にハンドル側に倒 していくと、まず エ
ン ジ ン 回 転 が 上 昇 し 、 連 動 し た 走 行 ク ラ ッ チの 解 除 レ バ ー が
「入」 位置となって走行 を始めます。
参考 ;
緊 急 の 場 合 に は 、 ハ ン ド ルか ら 手 を 離 し て 下 さ い 。 エ ン ジ ン 回 転 が ア イ ド リ ン グ状 態 に ま で 下 が
り、遠心 クラッチが切れ停 止します。この時 、走行クラッチは 「入」位置のままであり、特に傾
斜地では 谷側へ滑り出す事 はありません。スパイク車輪は「ロック」状態となります。
・移動の 際にはナイフクラッチレバーは「切 」位置にして下さ い。高速で回転す るナイフに巻き
込 ま れ た り、 異 物 を 飛 散 さ せ た り し て 危 険 で す 。
- 12 -
■ 変 速 ・ 停 止 のしかた
①主クラッチレバーから手 を離しエンジン回 転をアイドリング 状態
にして下 さい。
参考 ;
変 速 操 作は エ ン ジ ン 回 転 を 十 分 に 下 げ た 後 に 行 っ て 下 さ い 。
エ ン ジ ン回 転 が 高 い ま ま 変 速 の 操 作 を 行 お う と す る と 、 ギ ヤ 鳴 り が
し て う ま く変 速 で き な い ば か り で な く 、 ミ ッ シ ョ ン 内 部 の ギ ヤ が 破
損する恐 れがあります。
②変速 レバーを操作 し、所要の変速位置に確実 に入れ替えて 下さい。
後進
前進
③主クラッチレバーをハンドルと共に握って 再発進して下さい 。
④主クラッチレバーから手 を離して本機を停 止して下さい。
⑤ エ ン ジ ン ス イ ッ チ を 「 切 (O F F )」 位 置 に し て 下 さ い 。
*本機 を離れる場合に は必ずエンジンを 停止して下さい 。
ハンドル上下・左右の調整
・ ハ ン ド ル位 置 の 調 整 は 必 ず 本 機 を 停 止 し た 状 態 で 行 っ て 下 さ い 。 作 業 を し な が ら又 は 走 行 し な が
らの操作 は思わぬ事故の原 因となります。
① ハ ン ド ル上 下 ・ 左 右 レ バ ーを 手 前 に 引 き 、 ハ ン ド ル の 固 定 を 解 除
ハ ン ド ル 上 下 ・左 右 レ バ ー
して下さ い。
② ハ ン ド ル上 下 は 5 段 、 左 右 は 正 位 置 を 中 心 に 右 側 6 ケ 所 、 左 側 4
ケ所で固 定できます。圃場条件に合わせて調 整して下さい。
作 業 中 はハ ン ド ル右 側へ の み回 動し て下 さい 。左 側へ回 動す る と 異
物 飛 散 の可 能 性 も高 く危険 です 。移 動、 旋 回 時の み と し て下 さい 。
〈 操作方法は 8 頁 《 各 部 の は た ら き 》 ⑨ 参 照 〉
- 13 -
ハンドル伸縮の調整
作 業 条 件 に 合 わ せ て ハ ン ド ルの 長 さ が 1 5 c m の 間 隔 で 4 段 階 に 調
整 で き ま す。 傾 斜 面 の 長 さ に 応 じ て 使 い 分 け て 下 さ い 。
① ハ ン ド ル伸 縮 レ バ ー で ロ ッ ク を 解 除 し て ハ ン ド ル の 出 し 入 れ を し
て下 さい。調整後はハ ン ド ル が「カチッ 」と音がしてロ ッ クされ
た事を確 認して下さい。
参考 ;
ハ ン ド ル の 出 し 入 れ は 、 ロ ッ ク 解 除 後 ハ ン ド ル伸 縮 レ バ ー か ら 手 を
離して両 手で行って下さい 。ハンドル伸縮レバーを握ったまま 片手
で操作をすると出し入れが 重くなります。
アッパーハンドル 角度の調整
作業状態 に合わせて、アッパーハンドルの角 度を変えることができ
ます。
①ジャッキボルトを緩め ま す。
②アッパーハンドルを作業 のし易い位置まで 動かします。
再 び ジ ャ ッ キ ボ ル ト を 締 め 、 ア ッ パ ー ハ ン ド ルを 固 定 し ま す 。
エンジン停止時 の移動
参考 ;
主 ク ラ ッ チ レ バ ー を 一 旦 操 作す る と 、 走 行 ク ラ ッ チ は 「 入 」 位 置 で ロ ッ ク さ れ ま す。 こ の 状 態 で は
本機を押 し引きして動かす 事は出来ません。 スパイク車輪はロックされます。
〈 7 頁《各部のはたらき》①参照〉
①主クラッチレバーから手 を離し、解除レ バ ーを指で下方に押 して
走行クラッチを「切」位置 にしてください。
解除レ バ ーの操作は必ず平 坦 地 で行って下さ い。傾斜地での操 作は
滑 落 等 の 恐 れ が あ り 大 変 危 険で す 。
②ナイフクラッチレバーを 「切」位置にして 下さい。
③ ス パ イ ク車 輪 は フ リ ー と な り 本 機 を 押 し 引 き し て 動 か す 事 が 出 来
ます。
- 14 -
トラックへの積み降ろしのしかた
●運 搬に使用する自 動 車は、荷台に天井 のないトラックを 使用して下さい。
●トラックへの積み降 ろしは、平坦で安 定した場所を選ん で下さい。
●トラックへの積み降 ろしの際には、刈高調整レバーで刈 高さを一番高い位 置にし、ナイフが
ブリッジ と接触しないよう 注意して下さい。
● ハ ン ド ル左 右 は 正 位 置 に 戻 し て 下 さ い 。
・トラックはエンジン を止めてサイドブレーキを引き、確 実に駐車をして下 さい。
・ブリッジのフックは 荷台に段差のないよう又、外れないように確実に掛け て下さい。
・ 積 み 降 ろ し 時 に ブ リ ッ ジ 上 で レ バ ー の 操 作 は し な い で 下 さ い 。転 落 の 危 険 が あ り ま す 。
・ 本 機 の ス パ イ ク 車 輪 が そ れ ぞ れ ブ リ ッ ジの 中 央 に 位 置 す る よ う に し て 下 さ い 。
・ 本 機 が ブ リ ッ ジ と ト ラ ッ ク の 荷 台 と の 境 を 越 え る 時 に は 、 急 に 重 心 の 位 置 が 変 わ り ま す の で、
十分に注 意して下さい。
・トラックに積んで移 動する時には、十 分に強度のあるロープで本機を確実 に固定し、更に荷
台 の 上 で 動 か な い よ う 「車 止 め 」を 掛 け れ ば 安 全 で す 。
参考;
・本 機にはスパイク鉄車輪が装備されていますので、トラックの荷台で滑ったり、床面が傷付
く 事 が あ り ま す 。 こ の よ う な場 合 に は 車 輪 の 下 に 板 切 れ や 厚 手 の ゴ ム マ ッ ト を 敷 く 等 し て 荷
台を保護 して下さい。
・ ハ ン ド ルを ロ ー プ で 強 く 縛 り す ぎ る と ハ ン ド ル が 曲 が り 破 損 す る 恐 れ が あ り ま す。
■ 積み 降 ろしのしかた
①周囲に 危険物のない、平 坦な場所を選んで 下さい。
②基準にあったブリッジを 使用して下さい。
③走行クラッチレバーでスロットル開度を調 整して下さい。
④積み込 みは前進で、降ろ す時は後進位置で 行い、どちら
も変速 レバーは低速「
」位置で行っ て下さい。
安全のため、その他の位 置には入れないで 下さい。
参 考 :ブ リ ッ ジ 基 準
ブリッジは基準にあった、十分な強 度のあるものを使 用して下さい。
● 長 さ … ト ラ ッ ク 荷 台 の 高 さ の 3 .5 倍 以 上 あ る も の 。
● 幅 …本機の車輪幅にあったもの 。
● 強 度 … 本 機 重 量 、及 び 作 業 者 の 体 重 の 総 和 に 十 分 絶 え 得 る も の 。
● スリップしないように表面処理が施 してあるもの。
- 15 -
《 上手 な 作 業 の し か た 》
草刈作業 のしかた
●健康のため、継続して 1時間以上製品を 使用することは 避けて下さい。 必ず1時間毎に1 0分
間程度 の休憩時間を取 るようにして下さ い。
● 使 用 可 能 な 圃 場 は 平 坦 地 及 び 5 0 °ま で の 傾 斜 地 で す 。 い ず れ も 凸 凹 の 少 な い 整 地 さ れ た 圃 場 で
使用し 、それ以外では 使用しないで下さ い。思わぬ事故 の原因となります。
●特に急傾斜地での作業 では作業者は必ず 平坦地に立ち、 斜面には立たないで下さい。足を 滑ら
せ 回 転 中 の ナ イ フ に 巻 き 込 ま れ て 死 傷 す る 恐 れ が あ り ま す 。 ま た 、 緩 斜 面 (約 2 0 °程 度 ま で )の
作業で もスパイク等滑 り止めのついた安全靴を着用し、 スリップには十分注意して下さい 。
● 長 い 急 斜 面 で の 作 業 を 除 い て は 、 極 力 本 機 は 作 業 者 の 下 (谷 )側 に 位 置 さ せ て 下 さ い 。 上 (山 )側
に位置 させる使い方は 危険を伴います。
● 標 準 で 装 着 さ れ て い る カ バ ー ・ フ ラ ッ パ 類 は 取 り 外 さ な い で 下 さ い 。 刈 取 部 か ら の 石 等 異 物の
飛 散 で 、 作 業 者 を は じ め周 囲 に 被 害 を 及 ぼ す 危 険 が あ り ま す 。
● 急 傾 斜 地ほ ど 作 業 者 側 へ の 異 物 の 飛 散 度 合が 大 き く な り ま す 。 特 に ご 注 意 下 さ い 。
● 圃 場 内 の 障 害 物 、側 溝 、 軟 弱 な 路 肩 の あ る と こ ろ 、 地 面 の 凸 凹 等 危 険 な 場 所 に は 目 印 を 立 て て 誤 っ
て接近 しないように注 意して下さい 。
●ナ イ フ に絡 み付 いた 草や 針金 その 他の 異物 を取 り除 く際 には 、必 ずエ ン ジ ンを 停止 して 下さ い。
● 作 業 範 囲 以 内 に 人 (特 に 子 供 )が 入 り 込 ま な い よ う 、 草 刈 り 作 業 中 で あ る 旨 の 立 て 札 や ガ ー ド ロ ー
プを張 るなどし、半径 10m以内にこれらのものを近付 けないで下さい 。
● 本 機 装 着の カ バ ー 類 は 刈 取 部 か ら の 異 物 の 飛 散 を 最 小 限 に 抑 え る 様 設 計 さ れ て い ま す が 、 こ れ
.... ..
を完全 に防止するものではありません。 安全の為、作 業 前の圃場内異物 の除去は作業者の 責任
で確実 に実施して下さ い。
・作業衣は 長袖の上着に裾を 絞った長ズボンを 着用し、スパイク 安全靴や帽子又は ヘルメット、す
ね 当 て 、 防 護 メ ガ ネ (製 品 付 属 )等 を 常 に 着 用 し て 下 さ い 。
・切り株 、石、針金、空カ ン、棒切れ等の異 物は作業前に出来 る限り取り除いて 下さい。
・ 石 等 異 物 の 多 い 圃 場 で の 作 業 に つ い て は 、 こ れ ら の 飛 散 に よ る 被 害 を 防 止 す る た め高 刈 り を す る
等して安 全には十分注意し て下さい 。
・ 燃 料 給 油 栓が 常 に 山 側 へ 向 く よ う な 使 い 方 を し て 下 さ い 。 燃 料 が 漏 れ 出 し 危 険 で す 。
参考 :
● 初 め て 本 機 を 使 用 す る と き は石 等 の 異 物 の な い平 坦 地 で 操 作 方 法 等 を 十 分 に 習 得 し て 下 さ い 。 刈
取 り 跡 が 少 し 重 複 す る よ う に し て 往 復 す る と 刈 残 し が 無 く 、 き れ い に 仕 上 が り ま す。 傾 斜 地 で の
草刈は、 平坦地で十分に練 習した後にして下 さい。
●スパイク 車輪は4輪を常に 接地させて下さい 。片側2輪を持ち 上げるような使用方法は、スパイ
ク車輪内 のトルクリミッタ への負担増となり 、車輪が空転し易 くなります。特に 上下方向の急傾
斜地で は ご注意下さい。
刈高調整 レバー
① 作 業 状 況 に 合わ せ て 刈 高 調 整レ バ ーで 刈高さ を調 整して 下さ い。
② エ ン ジ ンを 始 動 さ せ て 下 さ い 。
〈 9 頁 エ ン ジ ン 始 動 ・ 停 止 の し か た参 照 〉
- 16 -
③変速レバーを前進「
」位置にして下 さい。
④ ナ イ フ ク ラ ッ チ レ バ ー を 前方 に倒 し、 「入 」位置 に し て下 さい。
ナイフクラッチレバー
⑤主クラッチレバーを徐々 にハンドル側に引 いていくと、エ ン ジ
ン 回転 が上 昇し 、遠 心ク ラ ッ チに よ り ナ イ フ が回 転を 始め ま す 。
⑥更にレバーをハンドル側 へ引いていき、ハンドルと一緒に握 る
と解除レバーが「入」位置 となって走行クラッチが入り、作業
を開始します。
〈 12 頁 走 行 の し か た 参 照 〉
⑦ 作業 を終 了す る場 合には 、ま ず主 クラッチレバー から 手を 離し、
本 機 を 停 止 さ せ て 下 さ い 。 (遠 心 ク ラ ッ チ が 切 れ 、 ナ イ フ の 回 転
と走行が 停止します。 )
⑧ ナ イ フ ク ラ ッ チ レ バ ー を 手前 に引 いて 「切 」位置 に し て下 さい。
⑨ 〈 9 頁 エ ン ジ ンの 始 動 ・ 停 止 の し か た 〉 を 参 照 し て エ ン ジ ン を
停止して 下さい。
■ 傾 斜 地 で の 草刈作 業
● 5 0 °を 超 え る 傾 斜 地 で は 使 用 し な い で 下 さ い 。 本 機 転 倒 の 危 険 が あ り ま す 。
● 必 ず 本 機 の 上 (山 )側 に 立 ち 、 下 (谷 )側 へ は 立 た な い で 下 さ い 。 思 い も か け ず 回 転 す る ナ イ フ に
巻き込 まれる危険があります。
● 燃 料 給 油 栓 が 常 に 上 (山 )側 を 向 く よ う な 刈 方 を し て 下 さ い 。 給 油 栓 が 下 (谷 )側 に 向 く よ う な 使
い方で は給油栓から燃 料が漏れ出すことがあり危険です 。
●作業中異常を感じたら 、先ずハンドルか ら手を離し、本 機を停止させて 下さい。傾斜地で 停止
し て も 走 行 ク ラ ッ チ は 解 除 さ れ ず 、 ス パ イ ク 車 輪 は ロ ッ ク さ れ た 状 態 で す の で 、 本 機 が 下 (谷 )
側 へ 滑 り 出 す 事 は あ り ま せ ん 。 (こ の 時 、 解 除 レ バ ー も 一 緒 に 解 除 し て し ま う と ス パ イ ク 車 輪 は
フ リ ー と な り 、 下 (谷 ) 側 へ 滑 り 出 す 事 が あ り ま す 。 安 全 の 為 、 傾 斜 地 で は 絶 対 に 解 除 レ バ ー を
解除しないで下さい。 )
- 17 -
□ 緩 斜 面 (2 0 °前 後 ) で の 作 業
.. .......
①必ず スパイク等滑り 止めのついた靴を 履いて下さい。
② ハ ン ド ル の 位 置 を 調 整 し 、 〈 15 頁 草 刈 作 業 の し か た 〉 を 参 考 に
作業を開 始・終了して下さ い。
参考 ;
上 (山 )側 か ら 下 ( 谷 )側 へ 向 か っ て 前 後 進 で 作 業 を し て 下 さ い 。
□ 急 斜 面 (2 0 °~ 5 0 °) で の 作 業
①作業者 は必ず平坦地へ立 ち、本機のみを傾斜地へ入れて作業 を
して下さ い。
② ハ ン ド ル の 位 置 を 調 整 し 、 〈 16 頁 草 刈 作 業 の し か た 〉 を 参 考 に
作業を開 始・終了して下さ い。
参考 ;
上 (山 )側 か ら 下 ( 谷 )側 へ 向 か っ て 前 後 進 で 作 業 を し て 下 さ い 。
□ 長 い 急 斜 面 での 作 業
予め、2 m以内の間隔で平 坦な足場を作っておいて下さい。
・急斜面では作業者は 絶対に斜面に立たないで下さい。足 を滑ら
せた場合 には大変危険です 。
・ 下 (谷 ) 側 か ら 上 (山 )側 へ 向 か っ て の 作 業 は し な い で 下 さ い 。
本 機 が 作 業 者 (谷 )側 へ 滑 り 落 ち た 場 合 に は 大 変 危 険 で す 。
①作業中 、エンジンに負荷 がかかり頻繁にエンストしそうになった場合には、ま ず主クラッチレ
バ ー を 離 し て 下 さ い 。 次 に 主 ク ラ ッ チ レ バ ー を 小 刻 み に 動 か し て エ ン ジ ン (ナ イ フ )の 回 転 が 上
昇すれば 作業速度にも注意 をして作業を再開 して下さい。
② そ れ で もエ ン ジ ン の 回 転 が 上 昇 し な い 場 合 に は 、 ナ イ フ に 草 が 絡 ま っ て い る 又 は 草 の 量 が 多 過
ぎる可 能 性がありますので 、必ずエンジンを 停止した後ナイフ に絡まった草屑を き れ い に 取り
除き、刈 高さを一段高く し て下さい。
③①の 状態のまま無理 に作業を続けると 、本機の遠心クラッチが焼け、 故障の原因となるばか
り で な く、 思 わ ぬ 事 故 の 原 因 と な り ま す 。
・安全のため、最初は低速 「
」位置か らスタートし、周 囲の安全を確か め た上で作業条件
が合えば 高速「
」に 変速して下さい。
・運転中 はナイフカバー内側一杯までナイフ が来ますので、絶 対に草等を足等で ナイフカバー内
に蹴り入 れないで下さい。 大けがの原因になります。
・ エ ン ジ ンリ コ イ ル 周 辺 部 に 堆 積 し た 草 屑 等 は 常 に 清 掃 し て く だ さ い 。 エ ン ジ ン 冷 却 不 足 に よ り
エンジン 焼付き又は火災の 原因となり危険で す。(※清掃は必 ずエンジン停止後 とする事。)
- 18 -
《 各部 オ イ ル の 補 給 ・ 交 換 ・ 注 油 の し か た 》
・出荷時本機には予めミッションオイルが注油 されていますが、 初めて本機をご使用 になる前に
は、必ず オイルの確認を し て下さい。
・定期的 なオイル交換は、 本機を常に最良の 状態で使用するために是非必要です 。
・各部オイルの点検・交換 ・注油をする場合 には、必ず本機を 平坦な広い場所に 置いてエンジン
を 暖 機 運 転 し た 後 停 止 し 、 本 機 各 部 が 触 っ て も 熱 く な い 程 度 に 冷 え る の を (約 5 分 以 上 )待 っ
てから作 業を行って下さい 。
… エンジン停止後、 すぐに作業を行 うと …
*エンジン本 体はかなりの高 温になっており 、火傷の危険があります。
*エンジン 停止直後は、ミッション各部にオイルがまだ残っており、正確な オイル量が示
されません。
・
■交 換 後の廃油は、お 住まいの地 方 公 共 団体の取り決め に従い適切に処 理をして下さい■
ミッションオイル の 排 油 と給 油
.. ....... ....
※注油 は少しずつ行っ て下さい。一度に 注油しようとすると、エアを噛 んで注油口よりオイルが
溢れ出 す事があります 。
◎ 排
油…
①オイル を受ける適当な容 器を用意します。
ドレンプラグ
② ミ ッ シ ョ ン ケ ー ス 左 側 面 上 下 部 2 ケ 所 の ド レ ン プ ラ グ (排 油
栓 )を 取 外 し 、 オ イ ル を 抜 き 取 り ま す 。
参考 ;
ハンドル を下げて、ミッションを傾け、同時 に注油栓も取外
し て お く と、 オ イ ル が 抜 き 取 り 易 く な り ま す 。
傾ける
③ドレンプラグを確実に取 付けた後、注油口 からミッションオ
イルを注 油して下さい。
◎ 給
油… 注 油 量 を 厳 守 下 さ い 。
④ ミ ッ シ ョ ン ケ ー ス 右 側 面 下 部 の 注 油 口 か ら 2 0 0 c c (検 油 ボ
ル ト を 取 り 外 し て 検 油 口 か ら オ イ ル が 滲 む ま で )、 左 側 面 上 部
注油栓
の 注 油 口 か ら 5 0 c c (注 油 口 下 ま で )の ミ ッ シ ョ ン オ イ ル ( #
9 0) を 注 油 し て 下 さ い 。
検油 ボ ル ト
参考 ;
・ 注 油 は オ イ ル 差 し (オ イ ラ ー )で 行 う と 正 確 に 注 油 が で き ま
す。
・ 取り 外し た検 油ボ ル ト は 元通 りに 締め 付け て お い て 下 さい 。
注油栓
交換の 目安
初 回 : 10 時 間 目 、 2 回 目 以 降 : 50 時 間 毎
■ 高 負 荷 又 は 高 温 下 で 連 続 長 時 間 使 用 す る 場 合 に は 、 上 記 目 安 よ り 早 め の 交 換 (約 半 分 の 時 間 )で
ミ ッ シ ョ ンオ イ ル を 交 換 し て 下 さ い 。
- 19 -
可動部 への 注油 のしかた
◎約30時間毎 にグリスを、又そ の他の部分にも必要 に応じて潤滑オ イ ルを塗布又は注油 して
下さい。 塗布又は注油を怠 ると作動不良によ る破損の原因とな る事があります。
* ワ イ ヤ へ は 先端 の 防 水キ ャ ッ プ を外 し 、 レ バ ー を 作 動 さ せ な が ら少 し ず つ 注油 し て 下 さい 。 注 油
…グリス
…オ イ ル
後 は 防 水 キ ャ ッ プ を 元 通り に 取 り 付け て 下 さ い。
走 行 ク ラ ッ チ ワ イ ヤ ( 赤)
正 逆 ワ イ ヤ ( 黄)
変 速ワ イ ヤ ( 青)
ナイフクラッチワイヤ
刈 高 調 整ワ イ ヤ
スロットルワイヤ
上 下 左 右ワ イ ヤ
《 各部 の 点 検 ・ 整 備 ・ 調 整 の し か た 》
エアクリーナ の清掃 のしかた
●エアクリーナ・リコイルスタータが草 屑 等 で目詰ま り を起こしたまま 作業を続けると、 出力不
足 や 燃 料 消 費 が 多 く な る ば か り で な く 、 排 ガ ス 温 度 が 上 昇 す る こ と に よ り燃 料 へ の 引 火 火 災 の
原因ともなり大変危険 です。必ず定期的 に点検し清掃し て下さい。
…エアクリーナを外したままエンジンを 始動させないで 下さい。
ゴミ やほこりをエンジン内部へ吸い込 み、エンジン不 調や異常摩耗の 原因となります。
① ケ ー ス を 取 外 し 、 ホ コ リ や ゴ ミ を 気 化 器 側 へ 入 れ な い よ う に 注 意 深 く エ レ メ ン トを 取 り 出 し て 下
さい。
② フ ォ ー ム エ レ メ ン ト は 、 洗 油 (白 灯 油 )で 洗 浄 後 よ く 絞 り 、 乾 燥 さ せ て 下 さ い 。 そ の 後 、 ガ ソ リ ン
3:エンジンオイル1の割 合の混合油に浸し 、固く絞って余分 なオイルを振り落 として下さい。
③ペーパエレメントは軽く 叩くか、内部から エア吹きしてホ コ リやゴミを落と し て下さい。
④ケース 内部の汚れをウ エ ス等でふき取り、 元のとおりに組み 付けて下さい。ケ ー ス のフックをプ
レ ー ト に 引 っ 掛 け て 「 パ チ ン」 と 確 実 に は め て下 さ い 。
参考 ;
・ 洗 浄 時、 フ ォ ー ム エ レ メ ン ト を強 く引 っ張 っ た り も ん だ り し な い で 下さ い。エ レ メ ン ト が破 れ使 用で
きなくなります 。
- 20 -
…エアクリーナの清掃、交換時期について…
清掃
交換
フオームエレメント
… 10時間毎又は毎日
50時間毎
ペーパエレメント
… 10時間毎又は 毎日
50 時間毎
チ リ や ホ コ リ の 多 い 作 業 環 境で の 使 用 は 頻 繁 に 清 掃 す る よ う に 心 掛 け て 下 さ い 。
燃 料 パ イ プ の 点検 の し か た
くわえタバコ や裸火照明での 作業禁止
・燃料パイプなどの ゴム製品は、使わ な く て も 劣化し ま す。
締め 付けバンドと共に 3 年ごと、 または傷んだ時には 新品と交換
・
して 下さい。
パイプ類 や締め付けバンド が緩んだり、傷んだりしていないか 常
に注意し て下さい。
参考 ;
パ イ プ 類 の 交 換 時 に 、 パ イ プ内 に ホ コ リ や チ リ が 入 ら な い よ う に注 意 し て 下 さ い 。
燃 料 フ ィ ル タ 清掃 の し か た
くわえタ バ コや裸火照明での 作業禁止
・ 2 0 使 用 時 間 ご と に 燃 料 フ ィ ル タ を き れ い な白 灯 油 で 清 掃 し て 下
さい。
・作業は ホコリやチリの な い清潔な場所で行 って下さい。
①針金等で燃料給油口 から燃料フィルタ を引き出して下さ い。
②汚 れがひどい時は、 フィルタを交換の 上、タンク内も洗 浄して
下さ い。
※ ガソリンやシンナ等の引火性 の高い洗浄油は 危険ですから使 用しないで下さい 。
点 火 プ ラ グ の 点検 ・ 調 整 の し か た
ガスケット
① 5 0 使 用 時 間 毎 に プ ラ グ レ ン チ で 点 火 プ ラ グ を 外 し 、 電 極 部 分A
に カ ー ボ ンが 付 着 し て い た らワ イ ヤ ブ ラ シ で こ れ を 除 去 し 、 湿 り
があればこれを拭き取って 下さい。
②中央陶器部にヒビワレ、 また電極部分に消 耗が認められた場 合に
は点火 プラグを新品と交 換して下さい。
③ 点 火 プ ラ グ の 電 極 隙 間 B を 0 . 6 ~ 0 . 7 mm に 調 整 し て 下 さ い 。
参考 ;
締 め 付 け 時 は 、 初 め 手 で 軽 く ね じ 込 ん で か ら (ガ ス ケ ッ ト が 座 面 に 当 た る ま で ) プ ラ グ レ ン チ を 使
用して下 さい。
初めから プラグレンチで締 め込むと、ネジ山 を潰すことがありますので注意して 下さい。
< 点 火 プ ラ グ 基 準 … 27 頁 《 仕 様 》 参 照 >
- 21 -
《そのほかの点検》
①50使 用 時 間 毎 に、マ フ ラ管内、シリンダ 排気孔、ピストン 頂部、燃焼室内に 堆積したカーボ
ンを除去 して下さい。
参考 ;
この作業は 、エンジン整備の 技術及び道具を要 します。製品お買 い上げの販売店までご相談
下 さ い 。 (有 料 )
②各操作レバーが 正しく作動するか 確かめて下さい。 (毎回始業時)
③ ワ イ ヤ及 び V ベ ル ト は 初 期 伸 び し ま す の で、 2 ~ 3 時 間 運 転 後 に 再 調 整 し て 下 さ い 。
〈 22 頁 … 各 種 ワ イ ヤ ・ ベ ル ト 調 整 の し か た 参 照 〉
④本機 を少し動かして異常音、異常発熱の 有無を調べて下さ い。
⑤各部 を十分に馴染ま せ る為、最初の2~ 3時間は無理な作 業はさけて下さい 。
⑥ 作 業 後 の 手 入 れ 及 び 定 期 的 な 点 検 も 忘 れ ず に 行 っ て 下 さ い 。 〈 29 頁 … 定 期 自 主 点 検 表 参 照 〉
⑦各 部のボルト・ナ ッ ト類に緩み、脱落 がないか確認して 下さい。
⑧本機全体を見回し、 各部にオイルの漏 れがないか点検し て下さい。
● も し オ イ ル 漏れ を 確 認 し た 場 合 に は 、お買い上げ の 販 売 店 へ ご 相 談 下 さ い 。
※ブ リ ー ザ ー 周 辺 に霧 状 に 付 着 す る オ イ ルは 異 常 で は あ り ま せ ん 。
〈 9 頁…運 転 前 の始 業 点 検 参 照 〉
● オイル漏れの状態 で使い続けると危 険なばかりでなく 、本機の破損にもつながります。
・
各 種 ワ イ ヤ ・ ベルト 調 整 のしかた
... .......
各 ワ イ ヤ ・ ベ ル ト を 調 整 す る 前 に は 必 ず 本 機 を 平 坦 な 広 い 場 所 に 置 き 、 エ ン ジ ンを 停 止 し た 後 に
・
行って下 さい。
本機の点 検・整備時には、 不意な始動を避け る為エンジンの点 火プラグからプラグキャップを抜
い て お い て下 さ い 。
■走行クラッチワイヤ
(赤)調整
左図を参考に走行クラッチワイヤのアジャストナットで 調整をして
下さい。
□走行クラッチが抜ける場 合。
…アジャストナットを Bの方向へ…
□走行クラッチが抜けない 場合。
…アジャストナットを Aの方向へ…
■ 正 逆ワイヤ(黄)調整(前進・後進)
左図及び 、「ミッション側 アームの位置」を 参考に正逆ワイヤ のア
ジャストナットで調整を し て下さい。
□「前進 」方向でクラッチ が抜ける場合。
…ア ジ ャ ス ト ナ ッ ト を Bの 方 向 へ …
□「後進 」方向でクラッチ が抜ける場合。
… ア ジ ャ ス ト ナ ッ ト を A の方 向 へ …
- 22 -
■ 変 速ワイヤ(青)調整(低速・高速)
左図及び 、「ミッション側 アームの位置」を 参考に変速ワイヤ のア
ジャストナットで調整を し て下さい。
□「低速 」
側が抜ける 場合。
… ア ジ ャ ス ト ナ ッ ト を A の方 向 へ …
□「高速 」
側が抜ける 場合。
… ア ジ ャ ス ト ナ ッ ト を B の方 向 へ …
参 考 ; 各変 速 位 置 で の ミ ッ シ ョ ン 側 ア ー ム の 位 置 は 下 図 の よ う に な り ま す 。
□ 前 進 (張 り )
前進
一 杯に 引く
□ 後 進 (緩 み )
後進
■ 低 速 (緩 み )
■ 高 速 (張 り )
低速
完 全に 戻す
高速
完 全に 戻す
正 逆ア ー ム
一 杯に 引く
正 逆ア ー ム
変 速ア ー ム
変 速ア ー ム
・変 速 ワ イ ヤ 、正 逆 ワ イ ヤ 共に「低 速 」 「 後 進 」で“緩み”、 「 高 速 」 「 前 進 」 で“張り”と な り
ま す 。各 ワ イ ヤ が“緩み” の状 態 で は 、変 速 レ バ ー 取 付 部 でイ ン ナ ー ワ イ ヤ に 2~ 3mm 程 度 の遊び
が あ る か 、“張り”の状 態 で は 、変 速 レ バ ー 取 付 部 のイ ン ナ ー ワ イ ヤ を指で引
き揚げ て み て 、各
ア ー ム が完 全 に引き上げ ら れ て い て 動か な い か を 確 認 し て く だ さ い 。
■ナイフクラッチワイヤ
調整
左図を参 考にナイフクラッチワイヤのアジャストナットで調整 をし
て下さい 。
□ナイフ がスリップする場 合。
… ア ジ ャ ス ト ナ ッ ト を B の方 向 へ …
□ナイフ が止まらない場合 。
…ア ジ ャ ス ト ナ ッ ト を Aの 方 向 へ …
■刈高調整ワイヤ調整
左図を参 考に刈高調整ワ イ ヤのアジャストナットで調整をして 下さ
い。
□刈高を 高くする場合。
… ア ジ ャ ス ト ナ ッ ト を B の方 向 へ …
□刈高を 低くする場合。
… ア ジ ャ ス ト ナ ッ ト を A の方 向 へ …
- 23 -
■ ハ ン ド ル 上下左右 ワ イ ヤ 調 整
左図を参 考にハンドル上下左右ワイヤのアジャストナットで調 整を
して下さ い。
□ロック のかかりが浅い場 合。
… ア ジ ャ ス ト ナ ッ ト を A の方 向 へ …
□ロック のかかりが深く、 抜け難い場合。
… ア ジ ャ ス ト ナ ッ ト を B の方 向 へ …
■ スロットルワイヤ 調整
左図を参 考にスロットルワイヤのアジャストナットで調整を し て下
さい。
□ エ ン ジ ン回 転 が 高 す ぎ る 場 合 。
… ア ジ ャ ス ト ナ ッ ト を A の方 向 へ …
□ エ ン ジ ン回 転 が 低 い 場 合 。
… ア ジ ャ ス ト ナ ッ ト を B の方 向 へ …
走 行 ク ラ ッ チ レ バ ー の ス ロ ッ ト ル ワ イ ヤ 付 け 根 で の 遊 び が 0 . 5~
1.0mm に な る よ う に 調 整 し て 下 さ い 。
参考 ;
・調整後 はロックナットを 確実に締め付けておいて下さい。
・ エ ン ジ ン回 転 を 過 回 転 ( オ ー バ ー レ ブ ) さ せ な い で 下 さ い 。 過 回 転 に よ る エ ン ジ ン の 故 障 や 、 ハ
ンドルか ら手を離してもナイフの回転が止まらなくなる事があります。
■ ナイフベルト の 交換
ベルト 押え 取 付ボルト
テンション軸
テ ン シ ョ ン ア ー ム組
ベルト押 え
①ナイフクラッチレバー は「切」位置で、 ベルトカバーを取 り外しておいて下 さい。
②テ ン シ ョ ン 軸を外し、 テンションアーム 組でテンションア ームを取り外し ま す。
③ベ ル ト押え取付ボルト を外し、ベルト押 えを取り外してナ イ フ ベ ル ト を取り 外して下さい。
④新し いベルトと交換し 、組み付けは上記 の逆の方向で行っ て下さい。
参考 ;
・調 整のために取り外 したボルト、カ バ ー類は必ず元の通 りに取り付け て お い て 下さい。
・ 調整後は 、クラッチレバー の「入」・「切」 の動作確認を必ず 行って下さい。
・ ワ イ ヤ 及 び ベ ル ト に は 多 少 の 初 期 伸 び が あ り ま す の で 、 新 品 よ り 2 ~ 3 時 間 運 転 後、 再 度 調
整をして 下さい。
・ ベルトは 消耗品です。異常 があれば新品と交 換して下さい。初 回20時間目、以 降100時
間 毎 を 目 安 に 交 換 し て 下 さ い 。 ベ ル ト サ イ ズ は 27 頁 《 仕 様 》 参 照 。
- 24 -
《 ナイフ の 点検 ・ 交換 のしかた 》
ナイフ の 点検 ・交換
■作業 を安全に行う た め、ナイフの作 業 前 点 検 を行って 下さい。■
・本機 には鋭利なナ イ フが使用されていますので、点検 ・交換時のナ イ フ脱着の際には必 ず製品
...... ..
付属の 「ナイフ脱着用工具」を使用し、 絶対に素手で直 接ナイフに触らないで下さい。ケ ガを
する恐 れがあります。 刃先に脱着用工具 を差し込んで使 用して下さい。
・ ナ イ フ を 交 換 す る 際 に は 必 ず メ ー カ ー 純 正 品 ( O RE C 刻 印 有 )と ご 指 定 下 さ い 。 社 外 ナ イ フ の 使 用
は危険 であるばかりでなく、使用による 故障・事故についても保証の対象外となります。
・この作 業は必ず二人で行 い、作業中刈取部 が落下しないよう ハンドルをしっかりと支えながら
行って 下さい。
・前回 の作業時に縁石や 木の根等にナイフ が当たり、ナイフ の曲がりや欠損が 生じていないか、 又、
ナイフが 摩耗していないか 作業を始める前に 点検して下さい。
・ナイフ の摩耗、割れ、曲 がり、欠損等を放 置したまま作業を 続けると、作業中 にナイフが折損し
て飛び出 し、作業者や付近 にいる人に当たったりして重大な人身事故を招く原因 となったり、振
動 に よ り 本 機 破 損 の 原 因 と な る 場 合 が あ り ま す。
・ナイフ の交換・調整は必 ず4本同時に実施 して下さい。部 分 的な交換・調整は ナイフのバランス
が狂い、 振動発生等の原因 となります。
・ナイフ の交換・修正等の 作業は適切な工具 と整備技術をおもちの方が実施して 下さい。
・袋ナ ッ トも摩耗します。 ナイフの研摩の際 には袋ナットも同 時に交換す る よ う に し 、決して他の
ナットで 代用しないで下さ い。
・作業をする時は手を滑らしてケガをしないように十分注意し て下さい。
■ ナイフ の 点検 ・ 交 換 の し か た
① エ ン ジ ンを 停 止 し 、 念 の た め 点 火 プ ラ グ の キ ャ ッ プ を 外 し て
下さい 。
②もう一 人の人に本機のハンドルを押し下げてもらい、刈取部
分を上 げて作業中保持してもらって下さい 。
③ナイフ の割れ、曲がり、 摩耗を点検して下 さい。
④ナイフ 締め付けボルト、 袋ナットの取付け 状態を点検して下
さい。
下図の様 に異常な状態になっていたら、ナ イ フの左右を入れ替 えて使用するか交 換して下さい。
新
品
交
欠損
換
曲がり
- 25 -
摩 耗 (修 正 限 界 )
参考 ;
・ 乾 燥し た土 や砂 を含 んだ場 所で の使 用は ナ イ フの 摩耗が 早い た め 、頻 繁に 点検し て下 さい 。
・ 予 め予 備の ナ イ フを お買い 求め 頂き 、手 元に お か れ て お く こ と を お奨 め い た し ま す。
ナイフ の 取付 け方
◆◆ナイフの取付けは、下記の 点に注意して実施 して下さい◆◆
■ナイフ は、本機の進行 方 向に対して常に内 向きに回転します 。
従 っ て 、 ナ イ フ の 左 右 を 入 れ 替 え て 使 用 す る こ と は で き ま せ ん。 必 ず 4 枚 一 度 に 交 換 下 さ い 。
...
■両ナイフ共に右ネジが 使用されています 。ナイフ及びネックガード脱着の際 には注意して下さ い。
..
■ 下 図 を 参 考 に 4 本 の ナ イ フ が 9 0 °の 位 相 間 隔 で ク ロ ス す る 位 置 で セ ッ ト し て 下 さ い 。 セ ッ ト 位
置を間 違えると互いのナイフが回転中に干 渉し、ナイフの折 損、欠け、振動等 の原因となります 。
■ナイフセット後は各ボ ル ト・ナットを元の 通りに確実に締め 付けておいて下さ い。
ナイフネックガード
干渉しないように
ナイフ
座金φ10
袋 ナ ッ ト (細 目メ ッ ク 付 )M 1 0 (右 ネ ジ )
《 長期保管 のしかた 》
□ 燃 料 タ ン ク や キ ャ ブ レ タ 内 に 燃 料 を 残 し た ま ま 長 期 間 製 品 を 放 置 す る と 、 再 始 動 困 難や 出 力
低下等 のトラブルの原 因となります。□
①本機を 30日以上使用しない時は、燃料タンク内の燃料は全 て抜
き取り 、エンジンを始動 してアイドリング 状態で自然に停止 するま
で そ の ま ま に し て お き ま す。
② エ ン ジ ン 停 止 後 ス イ ッ チ を 「 停 止 ( OFF)」 位 置 に し て 下 さ い 。
③点 火プラグを 取外し、プラグの穴か ら新しいエン ジンオイル を約0.
5 m l 程 注 入 し 、 リ コ イ ル ス タ ー タ で ゆ っ く り数 回 空 転 さ せ た 後 、
点火プ ラ グを元通りに取付 けて下さい。
④ リ コ イ ル ス タ ー タ を ゆ っ く り と 引 き 、 重 た く な っ た と こ ろ で 止 め て 下 さ い 。 (吸 ・ 排 気 孔 が 閉 じ
た 状 態 )不 具 合 箇 所 は 修 理 を し て お い て 下 さ い 。
⑤各部をきれいに清掃し各 部に給脂の後、湿 気やホコリの少な い冷暗所にカバー 等をかけて保管し
て下さい 。
参考 ;
ナ イ フ カ バ ー 内に付着した 泥や草屑は、こ れ が乾かない内にホ ー ス 等で加圧した 水で清掃を行う
と比較的簡単に洗い落とすことができます。
- 26 -
《機械を他人に貸すときは…》
所 有 者 以 外 の人には使 用させないのが原 則ですが、や む を得ず機械を他 人に貸すときには 、取扱
い方法 を説明し、「取扱説明書」をよく 読んでもらい、 取扱い方法や安 全のポイントを十分理解
し て か ら作 業 を す る よ う に 指 導 し て 下 さ い 。
機械と一 緒に「取扱説明書 」も貸して上げて 下さい。
親切心か ら機械を他人に貸 して、借りた人が 不慣れなために思 わぬ事故を起こしたりするとせっか
くの親切 があだとなってしまいます。
《仕
様 》 (参 考 数 値 )
名
称
型
式
スパイダーモアー
SP850A
全 長 × 全 幅 ×前 高 (㎜ )
刈
1,600 ×550 ×1,040
幅 (㎜ )
重
500
量 (㎏ )
刈
48
高 (㎜ )
①35
ナ イ フ (枚 )
ベ ル ト (本 )
刈
②47 ③59
④70
(地 面 刈 禁 止 )
バ ー ナ イ フ (2 6 0 mm)× 4 ダ ブ ル ク ロ ス ナ イ フ
S G 1 0 0 0 L A 2 3 ×1 本
取
タ イ ヤ サ イ ズ (本 )
ス パ イ ク 鉄 車 輪 ×4 (4 W D )
ハンドル 上下・左右
上 下 5 段 (4 5 °)、 正 位 置 か ら 右 側 へ 6 ケ 所 、 左 側 へ 4 ケ 所 (2 2 0 °)
ハンドル 伸縮
1 5 c m 間 隔 で 4 ケ 所 (4 5 0m m )
速 度
( ㎞ / h)
クラッチ
方式
エ
ン
ジ
ン
前
進
①
1.0 9
②
1.99
(直 進 時 )
後
進
①
1.09
②
1.99
(直 進 時 )
走
行
噛 み 合 い (デ ッ ド マ ン )方 式
刈
取
ベルトテンション方式
ミ ッ ショ ンオイル( C C )
5 0 / 2 0 0 ( #9 0 )2 ケ 所 に 給 油
型
EC08 DC
式
排 気 量 (㏄ )
80
2 サイ ク ル 専 用 燃 料
( JASO/FC 級 )
2 5 : 1 (混 合 ガ ソ リ ン )
始動方式
リコイルスタータ
点 火 プ ラ グ ( NGK)
B7HS 又はB6HS
タ ン ク 容 量 (㍑ )
1.6
※本仕様 は改良のため予告 なく変更する事があります。
- 27 -
《 工 具 袋 ・ 同梱品明細 》
No.
部
品
名
規格・寸 法
個数
1.
取扱説明書
1
2.
品質保証書
1
3.
両口ス パ ナ
10-12
1
4.
両口ス パ ナ
14-17
1
5.
ナイフ脱着用工具
6.
ゴーグル
防曇タ イ プ
備
考
1
専用工具
1
保 護 具 (輸 出 仕 様 除 く )
《 消耗品明細 》
No.
部
品
名
部
品
番
号
個 数 /台
1.
ナイフ
0229-82100
4
2.
ナイフベルト
89-6122-002303
1
3.
ナイフネックガード
0208-60220
2
4.
小 型 六 角 袋 ナ ッ ト M10
0208-73200
2
5.
バ ネ 座 金 φ 10
89-1750-100002
2
6.
走 行 ク ラ ッ チ ワ イ ヤ (赤 )
0229-70900
1
7.
正 逆 ワ イ ヤ (黄 )
0229-70700
1
8.
ナイフクラッチワイヤ
0229-70800
1
9.
スロットルワイヤ
0229-71100
1
10.
変 速 ワ イ ヤ (青 )
0229-70600
1
11.
刈高調整 ワイヤ
0229-70410
1
12.
上下左右 ワイヤ
0229-70500
1
13.
ナイフ警 告マーク
83-1484-921-00
2
14.
警 告 ラ ベ ル SP-A
0287-74100
1
15.
警 告 ラ ベ ル SP-B
0287-74300
1
16.
EG 注 意 ラ ベ ル
0287-75300
1
17.
スネ当て 注意
0209-90200
1
- 28 -
備
考
LA-23(ス ー パ ー ゴ ー ル ド )
細 目 メ ッ ク キ ャ ッ プ 付 右ネ ジ
《 定期自主点検表 》
★点検や 整備を怠ると事故 や故障の原因と な る事があります。 正常な機能を発揮 させ、いつも安全
な状態であるようにこの「 定期自主点検表」 を参考に点検を行 って下さい。
★ 年 次 点 検 は 1 年 に 1 回 、 月 次 点 検 は 1 ケ月 に 1 回 、 始 業 点 検 は 作 業 を 開 始 す る 前 に 毎 日 点 検 を 行
うようにして下さい。
点
項
点検実施時期
検
点
目
本
体
原
動
潤滑装置
機
燃料装置
電気装置
清浄装置
冷却系統
伝達装置
ベルト
ミッション
車体
車
体
カバー
レバー、ワ イ ヤ
走行装置
タイヤ
(ホ イ ル )
表 示 マーク
検
内
容
始
月
年
業
次
次
① か か り 具 合 、異 音
始 動の 際 、 容 易に 起 動 す る か 。
○
○
○
② 回 転 数 と 加 速の 状 態
回 転 速 度 を 徐 々に 上 げ 、正 常 に 滑 ら か に 回 転 す る か 。
○
○
○
③排気 の状態及 びガ ス漏れ
排気色 、排 気 臭 及び 排気音 は正 常か 。
○
○
○
④エアクリーナ の損 傷、弛 み、 汚れ
損傷な く、 取 付 部に 弛み、 著し い汚 れ は な い か。
○
○
⑤シ リ ン ダ ヘ ッ ドと 各マ ニ ホ ル ド締 付 部 の弛 み
ガス漏 れ、 亀裂 、著 しい腐 食は な い か。
*(正 常 締 付ト ル ク で弛み は な い か )
○
*⑦圧 縮 圧 力
(正規 の圧 縮 圧 力であるか )
○
⑧エ ン ジ ン ベ ー スの 亀裂、 変形 、ボ ル ト ・ナ ッ
トの 弛み 。
エ ン ジ ン ベ ー ス に亀 裂、変 形は な い か。
ボルト ・ナット に弛 みはないか 。
○
○
○
①油量 、汚 れ。 (該当機の み)
オイル の量 は適 切か 、オ イ ルに 汚れ 、水 ・金 属 等 の 混入 は な い か 。
○
○
○
②油漏 れ。
オ イ ル シ ー ル、 ガ ス ケ ッ ト 部 に 油 漏 れ は な い か。
○
○
○
①燃 料 漏れ 。
燃料の 漏れはないか 。
○
○
○
②燃料 フィルタ の詰 まり。
著しい 汚れ 、変 形、 目詰ま り は な い か。
○
○
③燃料 の量 ・質 。
燃料は 入っているか 、又質 は良 いか 、混合比 は適切 か。
○
○
電 気 配 線の 接 続 部の 弛 み 、 損 傷 。
ハ ー ネ ス接 続 は 適 切 か 、 又 弛 み 、 損 傷 は な い か。
○
○
①エアクリーナエレメント の汚 れ
エアクリーナエレメントに 汚れはないか 。
○
○
○
②エ レ メ ン トの 破損 。
エ レ メ ン ト に破 れ、 スリ切 れ は な い か。
○
○
○
①リ コ イ ル カ バ ーへ の草 屑 等の 目詰 まり 。
リコイルカバー が草屑等で 目詰 まりしていないか。
○
○
○
②マ フ ラへ の草 屑 等 の堆積 。
マフラ 周辺 に草 屑が 堆積し て い な い か。
○
○
○
①弛み 。
ベルト の張 り具 合は 適切か 。
○
○
○
②損傷 、汚 れ。
亀裂、 損傷 、著 しい 汚れ は な い か。
○
○
①異音 、異常発熱及 び作動 。
作動に 異常 はないか 、又、 異音 、異 常 発 熱はないか 。
○
○
②油量 、汚 れ。
オイル の量 は適 切か 、又、 著し い汚 れ は な い か。
③油漏 れ。
オ イ ル シ ー ル、 パ ッ キ ン 部 に 油 漏 れ は な い か 。
亀裂、 変 形 及び 取付 ボルト ・ナ ッ ト の弛 み、 脱落。
フ レ ー ムの 亀 裂 、 変 形 、 ボ ル ト ・ ナ ッ ト の 弛 み 、 脱 落 は な い か。
亀裂、 変形 、腐 食。
亀裂、 変形 、腐 食はないか 。
レ バ ー 、 ワ イ ヤ の 損 傷 、弛 み 、ガ タ 、割 ピ ン の 欠 損 。
作動及 び取 付 状 態、 著しい 損 傷 及び 弛み 、ガ タ、脱 落は な い か。
○
○
○
①空 気 圧 及 び溝 の深 さ。( 該 当 機の み)
基 準 値 内で あ る こ と 。
○
○
○
②亀裂 、損傷及 び偏摩耗。 (該当機 のみ )
亀裂、 損 傷 及び 偏 摩 耗は な い か 。
○
○
○
③金 属 片、 石そ の他 異 物 の 噛み 込み (該 当 機 のみ)
異物の 噛み 込みはないか。
○
○
○
④ボ ル ト・ ナ ッ トの 弛み、 脱落 。
ボルト ・ナ ッ ト の弛 み、脱 落は な い か。
○
○
○
⑤ガタ 、異 音。
取 付 部 に 異 音 、 ガ タ は な い か。
○
○
損傷。
警告ラ ベ ル 及び 銘板 が損傷 なく 取り 付け ら れ て い る か。
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
※*印は 販売店にご相談下 さい。但し、有料 となります。
- 29 -
《 自己診断表 》
もし次の よ う な 現象が発生 した場合には、取 扱 説 明 書 を参照し て適切な処置を し て下さい。
現
象
刈草 が う ま く放 出し な い 。
刈残 しが 出 る。
土削 りを 発 生す る。
ナ イ フが ス リ ッ プす る。
変速 し な い 。
(ア イ ド リ ン グ で ギ ヤ 鳴 り す る )
振動 が大 き い。
刈り 取り 作 業 負 荷が 大き い 。
車輪 がスリップ する 。
車輪 が動 かない 。
異物 が飛 散 する
空押 しが 出 来な い。
エ ア ブ リ ー ザ 周 辺 に油 分
が付 着 している 。
傾 斜 地で 滑 り出 す。
注 油 栓が 作 業 中 飛び 出し た 。
左右 のナ イ フが 干渉 する 。
燃料 が漏 れ る。
ナ イ フの 回 転が 停止 し な い 。
エンジン 停止後 、再始動 すると
エンジン 回 転が 上昇 し な い 。
原
因
処
置
草が 湿っている 。
草が 長い 。
刈高 さが 低 い。
エンジン 回転数 が低 い。
作業速度 が 速い 。
作業速度 が 速い 。
エンジン 回転数 が低 い。
ナ イ フの 摩 耗、 破損 。
ナ イ フ カ バ ー内 への 草屑 の 堆積 。
草が 長い 。
刈高 さが 低 い。
地形 にうねりがある 。
地 形 に 起 伏 (凸 凹 )が 多 い 。
ナ イ フの 曲 がり 。
ベ ル トの 張 力が 低い 。
ナ イ フ カ バ ー内 に異 物が 詰 ま っ て い る 。
プ ー リへ の 草の 堆積 。
ベ ル トの 摩 耗。
変速 の位 置 がズ レている 。
ミッションの不具合 。
ア イ ド リ ン グ回 転が 高す ぎ る。
遠心 クラッチスプリング が 切れ て い る 。
ナ イ フの バ ラ ン スが 悪い 。
ナ イ フの 損 傷。
ナイフネックガード 内へ の 草の 堆積 。 損傷 。
ナ イ フ軸 が 曲が っ て い る 。
ベ ル トの 破 損。
新旧 のナ イ フが 混在 し て い る。
エンジン 回 転が 低い 。
作業速度 が 速い 。
ナ イ フに 草 が堆 積、 又は 巻 き つ い て い る。
草が 乾燥 し て か ら作 業す る 。
刈高 さを 高 く し て、 二 回 刈 する 。
刈高 さを 高 く す る。
最 高 回転 数 に す る。
作業速度 を 落と す。
作業速度 を 落と す。
最高回転 にする 。
新し いナ イ フと 交換 する 。
ナ イ フ カ バ ー内 面を 清掃 す る。
二 回 刈り を す る 。
刈高 さを 高 く す る。
草刈 りパ タ ー ン (刈 取 方 向)を変 える 。
刈高 さを 高 く す る。
新し いナ イ フと 交換 する 。
ベ ル トの 張 力を 調整 する 。
ナ イ フ カ バ ー内 を清 掃す る 。
プ ー リを き れ い に清 掃す る 。
新し いベ ル トと 交換 する 。
変速 ワ イ ヤ の調 整。
ミ ッ シ ョ ン の修 理。
規定 のアイドリング 回転 に 調整 する 。
遠心 ク ラ ッ チの 交換 。
ナ イ フ を 交 換 す る 。 (全 ナ イ フ )
新し いナ イ フと 交換 する 。
ナイフネックガード を清 掃 、交 換す る 。
ナ イ フ軸 を 交換 する 。
新し いベ ル トに 交換 する 。
新旧 のナ イ フは 混在 さ せ な い。
エンジン 回 転を 上げ る。
作業速度 を 落と す。
エンジン を 停止 して 刈 取 部 を清 掃す る 。
草が 長い 。
刈高 さが 低 い。
ナ イ フ及 び ナ イ フ カ バ ー 内 への 異物 の 堆積 。
圃場 が軟 弱 で あ る。
刈高 さが 低 い。
トルクリミッタ が作 動している 。チ ェ ンの 保護
刈高 さを 高 く し て、 二 回 刈 り を す る 。
刈高 さを 高 く す る。
ナ イ フ及 び ナ イ フ カ バ ー 内 を清 掃す る 。
圃場 が乾 くまで 作業 を中 断 する 。
刈高 を高 く し て 二 回 刈り を す る 。
車輪 へ か か る負 荷を 取り 除 く。
スパイク 車 輪へ の偏荷重 。
ハンドル を 左側 へ回 動している 。
圃場 への 異 物の 混入 。
走行 ク ラ ッ チが 入っ て い る 。
ミ ッ シ ョ ン 内 圧 を逃が す た め に 、霧 化
し た オ イ ルが エ ア ブ リ ー ザ ー か ら 抜 け出
ている。
走行 クラッチレバー が「 解 除」 されている 。
4輪均等 に 負荷 をかける 。
ハンドル の 回動 は右 側に 行 う。
刈高 さを 上 げ る か、 予め 異 物を 除去 す る。
走 行 ク ラ ッ チ レ バ ー を 「 解 除 ( 切 )」 す る 。
内 圧 上 昇 に よ る 注 油 栓 飛び 出 し 防 止
の 為 で あ り、 異 常 で は 無 い。
主クラ ッ チ レ バ ー を 握って 走行 ク ラ ッ チを
「入 」位 置 に す る。
正規 のオ イ ル量 に す る。
左 右 の ナ イ フ の 位 相 を 9 0 °に す る 。
燃 料 給 油 口 は 上 (山 )側 に 向 け て 作 業 す る 。
ベ ル ト押 さ え位 置を 調整 す る か 交換 す る。
規定 のアイドリング 回転 に 調整 する 。
ナイフ もしくは ナ イ フ 軸に 巻 き つ い た 草 屑を
取り 除く 。
ミ ッ シ ョ ン オ イ ルの 入 れ す ぎ 。 (内 圧 過 上 昇 )
ナ イ フの 取 付け 間違 い。
燃 料 給 油 口 が下(谷)側に 向 いている 。
ナ イ フ ベ ル トの 付き 回り 。
エ ン ジ ン ア イ ド リ ン グ回 転 が高 い。
ナイフもしくはナイフ軸に刈草等が巻きついて
いる 。
※ わ か ら な い 場 合 に は 、 お 買 い 上 げ い た だ い た販 売 店 に ご 相 談 下さ い 。
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《 エ ン ジ ン の 不調 と そ の 処 理 方 法 》
もしエ ン ジ ン の調子が悪い 場合があれば、次 の表により診断し 、適切な処置を し て下さい。
現
象
原
因
処
エ ン ジ ン ス イ ッ チ が 「 停 止 (OFF) 」 と な っ て
いる。
燃料不足。
エアクリーナの目詰まり。
燃料の質が悪い。
チョークが完全に開いていない。
冷却系統が目詰まりをしている。
排気尾管、エンジン内部へのカーボンの堆積
燃料不足。
キャブレタの目詰まり
燃料の質が悪い。
リ コ イ ルを 引いた 際に 、減圧 と共 に気 化した
燃料が漏れ出ている。
燃料フィルタの目詰まり
燃料フィルタを洗浄する。
キャブレタの詰まり
燃料ホースが損傷している。
キャブレタのチェック弁が破損している。
エアクリーナエレメントの目詰まり。
チョークが完全に開いていない。
シリンダ・ピストンリングの摩耗。
チョークが完全に開いていない。
キャブレタを分解・清掃する。
燃料ホースを交換する。
キャブレタを交換する。
エレメントを清掃する。
チョークレバーを完全に戻す。
*リングを交換する。
チョークレバーを完全に戻す。
燃料の質が悪い。
点火コイルの不良。
燃料フィルタ又は燃料給油栓の目詰まり。
混合比が濃い。
混 合 比 が 薄 す ぎ る 。 (焼 付 の 前 兆)
オーバーレブ
良質の燃料と交換する。
*点火コイルを交換する。
燃料フィルタ又は燃料給油栓を清掃又は交換する。
正規の混合比にする。25:1
正規の混合比にする。
*エンジンの最高回転数を調整する。
給油栓が燃料に浸かっている。
給油栓が燃料に浸からないよう角度を変更する。
タンクキャップブリーザーの取付不良。
タンクキャップブリーザーの取付状態を確認する。
燃料が流れない。
プライミングの操作不足。
燃料送油系統に、空気や水が混入している。
燃料の吸い込み過ぎ。
フ ラ イ ホ イ ル(磁 鋼) と点火 コ イ ル( 鉄心)
の間隙が広すぎる。
キャブレタガスケットが破れている。
燃料キャップのエア抜き穴が潰れている。
点火コイル、又はユニットの不良。
点火プラグの不調。
出力不足の場合
突然停止した場合
排気に異臭がある場合
デ コ ン プ周 辺が オイル
で汚れている。
プライミングポンプを
押しても燃料を吸わな
い
エ ン ジ ン回 転が 不調で
出力が低下した場合
圧縮が 弱く 、出 力も低
下した場合
エ ン ジ ン回 転が 安定し
ない(上昇しない)
しばらくすると エンス
トする。
排気にオイルが混じる
エ ン ジ ンか ら の 異音が
する。(乾いた音)
燃料が漏れる。
エ ン ジ ン ス イ ッ チ を 「 始 動 (ON) 」 位 置 に す る 。
エンジン冷却時 、チョークレバー を
位置 に す
る。
燃料タンクを 点検し、 沈殿し て い る不純物 や水分を
除去する。
燃料フィルターを清掃もしくは交換する。
プライミングポンプを 更に押して 十分な燃 料をキャ
ブレタに回す。
異物を取り除 き、締付 バンドを点 検し、損 傷があれ
ば新品と交換する。
チョークレバーを全開
にして始動する。
* 適 正 な 間 隙 に 調 整 す る 。 ( 0.3~0.5mm コ ピ ー 用
紙4枚程度)
ガスケットの交換。
エア抜き穴を開ける。又は燃料キャップの交換。
*点火コイル、又はユニットを交換する。
点火プラグの電極の隙間を点検し、調整する。
新しい点火プラグと交換する。
燃料を補給する。
エレメントを清掃する。
良質の燃料と交換する。
チョークレバーを完全に戻す。
位置にする。
リコイルスタータ周辺を清掃する。
*カーボンを除去する。
燃料を補給する。
キャブレタを清掃する。
良質の燃料と交換する。
シリンダ内圧 を逃がす 際に気 化 燃 料も共に 排出され
るためで異常では無い。
チ ョ ー ク レ ハ ゙ー を 引 い て い な い 。
始動困難な場合
(始動しない場合)
置
位置にする。
位置にする。
※*印は 販売店にご相談下 さい。但し、有料 となります。
※わからない場合は、お買 い上げいただきました販売店にご相談下さい。
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