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NO.DH6LC06
HS230-C
カウンタ/タイマ
大型表示盤
取扱説明書
御使用前にこの取り扱い説明書をよくお読みの上、正しくお使いください。
その後、大切に保管し必要なときお読み下さい。
御使用上の注意事項
本製品は精密機器ですので取り扱いには十分御注意ください。
1.設置場所は下記の場所を避けて下さい。
・直射日光があたる場所や周囲温度が-10~50℃の範囲を越える場所
・腐食性ガス(特に硝化ガス、アンモニアガスなど)や可燃性ガスのある場所
・塵埃、塩分、鉄粉が多い場所
・振動、衝撃の激しい場所
・相対湿度が 25~85%の範囲を越える場所や温度変化が急激で結露するような場所
・水、油、薬品などの飛来がある場所
・ラジエーションノイズの影響が考えられる場所
2.各種アナログ出力機器との接続について
ノイズによる誤動作防止として次の対策をとって下さい。
・入力ラインに 1 芯シールド線を御使用下さい。
・入力ラインは高圧線や動力線との平行配線、同一電線管配線を避け、必ず単独配管とし、できるだけ短く配線して下さい。
3.供給電源について
電源に大きなノイズがのっている場合には、誤動作の原因になりますのでノイズカットトランスなどを御利用下さい。
また、頻繁な電源の ON/OFF は避けて下さい。内部記憶素子異常になることが有ります。
□保証範囲
(1)この製品の保障期間は納入後 1 年間と致します。保障期間内に弊社の責による故障が生じた場合には、その機器の故
障部分の修理または交換を行います。
ただし、次に該当する場合にはこの保証の対象範囲から除外させていただきます。
①お客様の不当な取り扱い、または使用による場合
②故障原因が納入品以外の事由による場合
③弊社以外の改造、または修理による場合
④その他、天災・災害・戦争などで弊社の責にない場合
なお、ここでいう保証は納入品単体の保証を意味し納入品の故障により誘発される災害はご容赦いただきます。
(2)この製品は、人命に関るような状況の下で使用される機器、あるいはシステムに用いられることを目的として設計・
製造されたものではありません。
1
内部構成
①端子台
②電源
③設定ユニット
本体ケース上部に2箇所キャプコンが取り付きます。入力信号引込用及びAC電源引込用として御使用下さい。
取付金具は上記の通り本体ケース上部の取付穴にセットしてください。
※機種によりキャプコン取り付け穴は背面および底面に空いていますので場所は自由に選択ください。
端子配列
配線は、下記の端子参照の上、入力線およびAC電源を表示盤内
の端子台へ配線してください。
NO
1
2
3
4
5
6
7
8
注意
1.電源電圧は使用可能範囲内で御使用下さい。
使用可能範囲外で使用しますと火災・感電・
故障の原因となります。
2.アース線(工場アースラインおよびシャ-シアースライン)は、
必ず、盤内の F.G へ配線してください。
名称
GND
IN.A
IN.B
RESET
+12V
INH
内容
入力 GND およびセンサー電源(-)
A 側入力信号
B 側入力信号
リセット端子
センサー供給用電源
禁止入力端子
POWER
電源電圧(AC85V~264V
50Hz/60Hz)
※多段重ねの場合は、最上段(1 段目)の端子⑦⑧(AC POWER)
に電源を配線してください。
(2 段目以降は内部配線しています。)
注意
1.入力信号のシールド線は、必ず、端子①(GND)へ配線
してください。
2.入力に仕様外の信号入力を加えると破損します。
●入力信号
方形波パルス
max10kHz または max30Hz
入力レベル
HI:4V~30V
LO:0V~1.5V
電圧出力パルス:約 10kΩ
入力インピーダンス
オープンコレクタ:1.5kΩ
入力信号
※ NPN オープンコレクタ入力、2 線式センサーご使用の場合は以下の内容のものをご使用
ください。 (内部は 12V 1.5kΩ で接続されています。)
ON 時:残留電圧 3V 以下 負荷容量 8mA 以上
OFF 時:漏れ電流 1.4mA 以下
●外部制御端子
・端子①(GND)との短絡で動作
・ON 時、約 7.4mA 流れます。内部抵抗 1.5kΩ
・最小 ON 巾:20msec 応答遅れ時間:30msec 以下
・負論理入力(無電圧入力)
・オープンコレクタ(NPN)入力する場合(以下のものをご使用ください。)
ON 時:残留電圧 3V 以下
OFF 時:漏れ電流 1.4mA 以下
□RESET 端子(端子④)
□INH 端子(端子⑥)
表示値をゼロリセットします。
GND(端子①)と短絡している間、表示値をゼロにします。
A:禁止入力
B:保持入力(動作はパラメータ※で行います。)
GND(端子①)と短絡している間、動作します。
※カウンタの場合:パラメータ 11
タイマーの場合:パラメータ 8
2
●入力信号の配線
〇正論理入力
(電圧出力タイプ)
1
2
3
5
〇負論理入力
(電流入力タイプ)
1
2
3
5
GND IN.A IN.B +12V
GND IN.A IN.B +12V
NPN電圧出力センサ
NPNオープンコレクタセンサ
-
入力端子は IN.A(②)/IN.B(③)の 2 箇所で、必要に応じて端子⑤の
+12V センサー供給用電源に左記の通り配線して下さい。
左記は IN.A(②)に信号線を配線していますが、IN.B(③)も同様に信
号線を配線して下さい。また、動作は 6 頁の「●カウント機能説明」
を参照ください。
重要
+
正論理/負論理の切替と最高速度を下記「□入力
論理と入力スピードの設定」で IN.A と IN.B 個別
に設定してください。
2線式センサ
PNP電圧出力センサ
PNPオープンコレクタセンサ
-
+
電圧パルス
(インバータモニタ出力など)
注意
有接点
(注)有接点の場合は、
「A.n L」および
「B.n L」に設定
して下さい。
1.入力信号のシールド線は、必ず、端子①(GND)へ配線してくださ
い。アースラインとは接続しないで下さい。
2.入力に仕様外の信号入力を加えると破損します。
□入力論理と入力スピードの設定(-cf-チェンジフィルター)
操作方法(-cf-チェンジフィルターの呼び出し)
①Mキーを 3 秒間押す。
②--1-表示状態で▼キーを 3 秒押す
③-cf-表示状態でSキーを押す(A 側設定後、B 側を設定します。)
①A 側 B 側
A:A 側
b:B 側
②論理 ※
P:正論理
n:負論理
③最高速度
H:max10kHz
L:max30Hz
(注)リレーなどの入力は必ず、
「L」を選択ください。
※正論理と負論理については、以下の「●入力信号の配線」参照。
初期値
An h:A 側/負論理/max10kHz
Bn h:B 側/負論理/max10kHz
3
設定ユニット説明
記号
① オーバーランプ
内容
オーバー判定時に動作します。
パラメータ 8(リセット動作)=2 の場合のみ動作。(タイマの場合はパラメータ 5=2)
② LED
大型表示はこの LED 表示がそのまま表示されています。従って、この LED 表示値
が「1234」であっても大型表示の桁数が 3 桁の場合は「234」表示となります。
③
④
⑤
⑥
大型表示 4 桁表示以下の場合:4 桁
大型表示 6 桁表示以下の場合:6 桁
パラメータ設定を行います。3 秒間押すとパラメータ設定状態になります
パラメータ設定状態で、数値アップさせる場合に用いる。押し続けるとアップ速度が増します。
パラメータ設定状態で、数値ダウンさせる場合に用いる。押し続けるとダウン速度が増します。
パラメータ設定値の変更を内部メモリに記憶させます。
MODE キー
▲キー
▼キー
SET キー
操作方法
(設定ユニット内のキー操作行います。)
●パラメータ設定方法
キーを 3 秒間押すと、パラメータ設定状態になります。
パラメータ NO を表示し、次にキーを押すとその設定値を表示します。
随時、この繰り返しで、最終パラメータ Pr まで必要に応じて設定してください。
計測表示
123456
M
3秒
パラメータNO
--1-
S
設定値
1
S
▲▼
M ▲▼
変更
① M ▲▼のキーで設定変更を
行う。
変更
M
3秒
パラメータNO
--2-
S
設定値
p
S
▲▼
M ▲▼
変更
変更
・・
・
M
3秒
パラメータNO
-pr-
②変更完了後、 S を押し次の
パラメータへ進む。
(随時、同様に設定を行う。)
S
設定値
off
S
M :桁移動
▲:数値アップ
▼:数値ダウン
M ▲▼
変更
○パラメータ設定について
1. パラメータ NO 表示状態(- - 1 - など)で↑および↓で任意のパラメータへ移動できます。
どのパラメータでも先送り、逆戻りができます。
2. MODE を押すと、どのタイミングでも計測状態に戻ります。このとき、SET を押したところまで入力完了となります。
3. 60 秒間設定変更がないと計測状態に戻ります。このときも、SET を押したところまで入力完了となります。
4. キープロテクト(パラメータ Pr)ON の場合、パラメータの設定値を表示しても設定変更は出来ません。
設定変更する場合は、まず、キープロテクトを OFF にした後に設定変更を行ってください。
4
C:カウンタのパラメータ一覧表(出荷時はカウンタに設定されています。)
表示に関する数値を設定します。設定ユニットの前面キーでパラメータを設定し内部に記憶します。
パラメータ名称
--1- カウント機能
--2- 入力論理
--3- 掛算係数(m)
--4- 割算係数(n)
--5- 指数(L)
--6- 小数点位置
--7- セット値
--8- リセット動作
--9- 前面リセット
-10- 電源リセット
-11- 端子⑥の動作
-Pr-
キープロテクト
(キー操作禁止)
設定範囲
内容説明
( )内は出荷時設定値
カウンタの動作を設定します。動作設定後、詳細機能を設定します。
1:加算動作
→「A」加減算 「b」加算加算
2:減算動作
→「A」加減算 「b」減算減算
3:位相(90°位相差入力)
→「A」逓倍なし 「b」2 逓倍 「C」4 逓倍
4:指定
詳細、「●カウント機能説明(パラメータ 1)」(6 頁)参照。
入力パルスの立上がりを基準にカウント計測するか、立下がりを基準にカウントする
かを設定。 ただし、IN.A・IN.B 共通の設定になります。
P:立上がりでカウント(正論理)
n:立下がりでカウント(負論理)
なお、パラメータ 1=3(位相)の場合はパラメータ 2 の設定は無効。
1 パルス当りの重みを設定します。
(m) L
 10
(n)
内部演算式:(1パルス)

1/2/3/4
(1→A)
P/n
(P)
※1
※1
1~999999(1)
1~999999(1)
-9~9(0)
表示値の小数点位置を設定します。
※2
リセットしたときの数値を設定します。リセット初期値の意味で通常、リセット時ゼロを ※3
表示しますが任意にリセットした時の数値を設定可能。
カウントリセットの動作を設定します。
1:通常動作(オーバーカウント)
2:オーバー判定(オーバーカウント)
3:ストップ(ストップ後の動作を選択→「A」表示値点滅 「b」表示値点灯)
P:オートリセット(任意の数値でオートリセット)
詳細、「●リセット動作説明(パラメータ 8)」(7 頁)参照。
前面キー(設定ユニット)による表示リセットの有無を設定します。
oFF:前面リセットなし
on:(M+S)で表示リセット
表示値の電源リセットの有無を設定します。
oFF:なし
on:あり
A:禁止入力端子(ON 時、入力信号を受け付けません。)
B:保持入力端子(ON 時の表示値を保持します。但し、カウントは継続動作)
パラメータ設定および比較出力値の設定を禁止します。
oFF:キープトテクトなし
1→A/b
2→A/b
3→A/b/C
on :キープトテクトあり
0/0.0/0.00/0.000
/0.0000/0.00000(0)
-199999~999999
(0)
1/2/3/P(1)
3→A/b
oFF/on
(oFF)
oFF/on
(oFF)
A/b
(A)
oFF/on(oFF)
※1:4桁表示以下の場合は 1~9999 となります。
※2:4桁表示以下の場合は 0/0.0/0.00/0.000 までとなります。
※3:4桁表示以下の場合は-1999~9999 となります。
(注)パラメータ 1~5 およびパラメータ 7~8 を変更するとカウント値(計数値)がリセットされます。
動作で重要な項目はパラメータ 1(カウント機能)、パラメータ 7(セット値)およびパラメータ 8(リセット動作)です。
以下にその内容を説明します。
5
●ゼロサプレス表示について
設定ユニット内の LED 表示がそのまま大型表示になります。従って、大型表示の桁数によってゼロサプレス表示しないことがあります。
この場合は、以下の設定を行うとゼロサプレス表示になります。
パラメータ 8=P として、パラメータ 7 に以下の数値を設定してください。
大型表示の桁数
1桁
2桁
3桁
4桁
5桁
パラメ-タ 7 の設定値(正方向の場合 ※1)
10
100
1000
(不要)
100000
パラメ-タ 7 の設定値(負方向の場合 ※2)
-10
-100
-1000
(不要)
-100000
※1:負領域はゼロサプレス表示になりません。
※2:正領域はゼロサプレス表示になりません。
6桁
(不要)
(不要)
上記は、パラメータ 7 の設定値でオートリセットする内容です。
●カウント機能説明(パラメータ 1)
IN.A

IN.B
L
1逓倍(通常) 1
2逓倍
1
4逓倍
1
6
正転
H


H
L

L

逆転

H
H

1
1
1
-1
-1
-1
1
-1

L
-1
-1
-1
●リセット動作説明(パラメータ 8)
パラメータ 1 設定値
1:加算/3:位相/4:指定
2:減算
備考
パラメータ 8 設定値
999999 または-199999 を超えるとセット値になり計数を続ける
セット値になる
初めて 999999 または-199999 を超えるとオーバーランプが点灯しセット値になり
計数を続ける。
動作
2 回目に 999999 または-199999 を超えるとオーバーランプが点滅し
セット値に
2:オーバー判定
なり計数を続ける。
以後、この状態が続きます。リセット後、ランプ消灯状態になります。
リセット
セット値になる
動作
セット値を超えると表示点滅する。
0 になると 0 点滅する。
3:ストップ
リセット
0 になる
セット値になる
セット値になると 0 にオートリセットし計数 0 になるとセット値にオートリセットし計数を
動作
を続ける
続ける
P:オートリセット
リセット
0 になる
セット値になる
※オーバー判定は設定ユニット内で点灯などするため「1」の通常動作と同じ動作になります。
1:通常動作
動作
リセット
セット値=0 の場合、パラメータ 8=1(通常
動作)と同じ動作になります。
A:点滅
B:点灯
セット値=-1、0、1 の場合、パラメータ
8=1(通常動作)と同じ動作にな
ります。
パラメータ 8=1(通常動作)
パラメータ 8=2(オーバー判定)
パラメータ 8=3(ストップ)
パラメータ 8=P(オートリセット)
7
オートスケーリング
(パラメータ設定数値がわからない場合)
複雑な設定をすることなく実測値を測ってその数値を設定するだけの自動設定が行えます。
例えば、エンコーダを使用して長さ表示をする場合、複雑な設計値がわからないときに実測値を測ってメーターに打ち込むだけで、
希望の数値にスケーリングします。まず、ゼロリセットして、0 以外の数値が表示されたらオートスケーリングを実行してください。
●オートスケーリング操作方法
□オートスケーリング実行条件
[操作方法(例)]
①実行時の実カウント数がゼロの場合は実行できません。
②実行時の希望値は 1 以上の数値とする。
③実カウントが 109 カウント未満であること。
④パラメータ Pr=oFF
メータの表示値が「123456」であった。
その時の実測値は「1000」であった。
▲キーを 3 秒間押すと表示値が点滅しオートスケーリン
グ状態になります。
希望値を設定しSを押して調整完了。
上記の通り操作を行った場合、以下の数値が自動設定されます。
NO
名称
自動設定
自動設定値
- - 3 - 掛算係数(m)
希望値
1000
- - 4 - 割算係数(n)
123456
実カウント
(n×10L で自動設定)
- - 5 - 指数
(L)
0
内部演算式
(m)
 10L
(n)
内部演算式: (1パルス)
(注 1)オートスケーリングで自動設定される実カウント(パラメータ 4)は最大 6 桁の範囲で自動設定しますが最大 7 桁分まで
しか記憶しません。まず、ゼロリセットして、0 以外の数値が表示されたら精度を上げるため、実カウント 6 桁の範囲
内でオートスケーリングを実行してください。
(注 2)小数点位置などはオートスケーリングで設定できません。マニュアルで設定して下さい。
スケーリングにより1パルス当りのカウント値を設定し任意の長さや量に変換できます。
スケーリングはパラメータ 3~5 で行います。 以下に設定例を含め内容を説明します。
(注)割切れないスケーリングを行った場合、オートリセット後のカウント値の端数(表示されない数値)は切捨て処理します。
ただし、位相カウンタ等で正転逆転を繰り返した場合の端数は常に記憶しています。(誤差はありません。)
●設定例
○長さの換算
1 回転あたり 200 パルスのエンコーダで「mm」表示する場合。1回転あたり 470mm 進むとすると、1 パルス当り(470÷200)mm 進むことになる。
NO
設定 1
設定 2
設定 3
--3- 掛算係数(m)
470
47
235
--4- 割算係数(n)
200
20
1 設定 1~3 は同じ結果になります。
--5- 指数(L)
0
0
-2
○積算流量表示
1 パルス当り 0.02mL の流量センサーを使用して L(㍑)表示する場合。50000 パルスで 1 カウントすればよいので、÷50000 すればよい。
NO
設定 1
設定 2
設定 3
--3- 掛算係数(m)
1
1
2
--4- 割算係数(n)
50000
5
1 設定 1~3 は同じ結果になります。
--5- 指数(L)
0
-4
-5
8
J:タイマのパラメータ一覧表
(タイマに切り替える場合は 11 頁参照)
表示に関する数値を設定します。設定ユニットの前面キーでパラメータを設定し内部に記憶します。
パラメータ名称
--1- タイマ機能
--2- スタート動作
設定範囲
内容説明
( )内は出荷時設定値
1:アップタイマ(加算動作)
2:ダウンタイマ(減算動作)
IN.A でスタートする。IN.B は、本仕様では休止状態となる。
A.P:信号 ON でタイムカウントスタートし、OFF でストップする。
A.n:信号 OFF でタイムカウントスタートし、ON でストップする。
b.P:信号 ON でタイムカウントスタートし、次の ON でストップする。
b.n:信号 OFF でタイムカウントスタートし、次の OFF でストップする。
1/2(1)
A.P/A.n/b.P/b.n
(A.P)
(注)「□.n」の場合、電源投入後初めての信号の立下がりでスタートする。
--3-
発振単位と
小数点
--4- 満了値
--5- リセット動作
--6- 前面リセット
--7- 電源リセット
--8- 端子⑥の動作
-Pr-
キープロテクト
(キー操作禁止)
詳細、「●スタート動作(パラメータ 2) の設定に付いて」参照。
内部発信単位を設定します。
A/b/C(A)
A:単位「秒」 b:単位「分」 C:単位「時」
設定後、表示値の小数点位置を設定します。
A→0/0.0/0.00/0.000/0.0000/99.59.59
(備考)計時中、小数点又は「-」が点滅します。但し、パラメータ 3=A の 10 進
/9999.59/999-59(0)
表示とストップ状態など内部発信中断中は点滅しません。
b→0/0.0/9999.59/999-59(0)
C→0/0.0(0)
詳細、「●発振単位と小数点(パラメータ 3)の設定に付いて」(10 頁)参照。
ストップやオートリセットする時の値(満了値)を設定します。
0~999999(0)
小数点を無視した数値で設定し、60 進法表示などの場合も 10 進法で設定
(4桁表示以下の場合:0~9999)
します。 詳細、「●リセット動作説明(パラメータ 5)」(10 頁)参照。
カウントリセットの動作を設定します。
1:通常動作(オーバーカウント)
2:オーバー判定(オーバーカウント)
1/2/3/P(1)
3:ストップ(ストップ後の動作を選択→「A」表示値点滅 「b」表示値点灯)
3→A/b
P:オートリセット(任意の数値でオートリセット)
詳細、「●リセット動作説明(パラメータ 5)」(10 頁)参照。
前面キー(設定ユニット)による表示リセットの有無を設定します。
oFF:前面リセットなし
on:(M+S)で表示リセット
表示値の電源リセットの有無を設定します。
oFF:なし
on:あり
A:禁止入力端子(ON 時、入力信号を受け付けません。)
B:保持入力端子(ON 時の表示値を保持します。但し、カウントは継続動作)
パラメータ設定および比較出力値の設定を禁止します。
oFF:キープトテクトなし
●スタート動作(パラメータ 2)
on :キープトテクトあり
の設定に付いて
9
oFF/on(oFF)
oFF/on(oFF)
A/b(A)
oFF/on(oFF)
●発振単位と小数点(パラメータ 3)
の設定に付いて
内部発信単位により小数点位置は以下の通り制限されます。
設定値
0
0.0
0.00
0.000
0.0000
99.59.59
9999.59
999-59
発振単位
1秒単位
0.1秒単位
0.01秒単位
0.001秒単位
0.0001秒単位
1秒単位
1秒単位
1秒単位
A (秒)
表示範囲
0~999999
0.0~99999.9
0.00~9999.99
0.000~999.999
0.0000~99.9999
0.00.00~99.59.59
0.00~9999.59
0-00~999-59
※4桁表示以下の場合
設定値
A (秒)
発振単位
表示範囲
0
1秒単位
0~9999
0.0
0.1秒単位
0.0~999.9
0.00 0.01秒単位
0.00~99.99
0.000 0.001秒単位
0.000~9.999
99.59
1秒単位
0.00~99.59
9-59
1秒単位
0-00~9-59
発振単位
1分単位
0.1 分単位
b (分)
表示範囲
0.~999999.
0.0~99999.9
1分単位
1分単位
発振単位
1分単位
0.1 分単位
C (時)
発振単位
表示範囲
1時単位(5 桁)
0.~99999.
0.1 時単位
0.0~99999.9
0.00~9999.59
0-00~999-59
b (分)
表示範囲
0.~9999.
0.0~999.9
1分単位
1分単位
発振単位
1時単位
0.1 時単位
0.00~99.59
0-00~9-59
●リセット動作説明(パラメータ 5)
パラメータ 1
1:通常動作
2:オーバー判定
3:ストップ
P:オートリセット
※満了値:パラメータ 4 の設定値
1:加算動作
2:減算動作
0→999999→・・→0→
0
リセット
0→・・→999999→0→
0
初めて 999999 を超えるとオーバー
ランプが点灯し計数を続ける。2 回
目に 999999 を超えるとオーバーラン
プが点滅し計数を続ける。以後、
この状態が続きます。リセット後、ラ
ンプ消灯状態になります。
0
動作
満了値でストップする。
リセット
0
満了値になると 0 にオートリセットし
計数を続ける
0
パラメータ 5
動作
リセット
動作
動作
リセット
C (時)
表示範囲
0.~9999.
0.0~999.9
備考
満了値は無視
2 回目の 0 でオーバーランプが点灯し
計数を続ける。3 回目の 0 でオーバ
ーランプが点滅し計数を続ける。以
後、この状態が続きます。リセット
後、ランプ消灯状態になります。
0
満了値から減算し、0 になるとス
トップする。
満了値
満了値から減算し、0 になると満
了値にオートリセットし計数を続ける
満了値
カウント値を任意の数値に修正(補正)する方法
満了値は無視
満了値が 0 の場合、
(最大値+1)と認識し、加算は
999999 で、減算は 0 でストップ。
満了値=1 は設定不可。
満了値=0 の場合、パラメータ 5=1(通常
動作)と同じ動作になります。
(カウンタの場合のみ)
操作方法
①Sキーと▼キーを同時に 3 秒押す。
②M▲▼で希望の数値に変更する。
③Sキーを押し補正完了。
(注)補正前のカウント値を控えておいてください。
補正前のカウント値に戻す場合は、左記の操作でその数値に戻して下さい。
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カウンタとタイマの機能切替方法(-fc-ファンクション)
カウンタとタイマを切り替えて使用することができます。
カウンタ:外部(センサーなど)から入力されたパルスを数えます。
タイマ :外部からのスタートストップ信号で内部発振器のパルスを数えます。
(注)タイマは、IN.B(端子③)休止状態になります。
操作方法(-fc-ファンクションの呼び出し)
①Mキーを 3 秒間押す。
②--1-表示状態で▼キーを 3 秒押す
③-fc-表示状態でSキーを押す
仕様
●定格仕様
表示部
電源電圧
消費電力
使用周囲温度
使用周囲湿度
外形寸法
構造
塗装色
質量(参考)
●カウンタ/タイマ仕様
文字サイズ:137H×81Wmm 7セグメント赤色 LED
AC85V~264V 50/60Hz 共用
約 16VA (6 桁片面 AC100V の場合)
約 24VA (6 桁両面 AC100V の場合)
-10~50℃(ただし、氷結しないこと)
25~85%RH(ただし、結露しないこと)
HS231:230H×585W×99D(166D)mm
HS232:230H×845W×99D(166D)mm
HS233:230H×1170W×99D(166D)mm
※1段当りのもので( )内は両面表示とする
鋼板製片開き構造
マンセル 5Y-8/1
HS231S-4:約 7kg HS232S-6:約 9.5kg など
最大表示桁数
表示範囲(カウンタ)
(内部設定ユニット)
計時範囲(タイマ)
(内部設定ユニット)
カウント機能
タイマ機能
スケーリング機能
(カウンタ)
設定値メモリー
計数値メモリー
6 桁(片面・両面)
-1999~9999(4 桁表示以下の場合)
-199999~999999(6 桁表示以下の場合)
0.001 秒~999.9 時(4 桁表示以下の場合)
0.0001 秒~99999.9 時(6 桁表示以下の場合)
加減算/位相/指定
アップタイマ/ダウンタイマ
×0.001-9~×99999(4 桁表示以下の場合)
9
×0.00001-9~×999999(6
桁表示以下の場合)
EEPROM による(10 年/回)
EEPROM による(10 年/回)電源リセット選択可
エラー表示
動作中や設定などに異常があれば以下のエラー表示します。
表示
原因
解除方法
自動復帰して初期イニシャライズ処理後、計測を行います。
なお、復帰しない場合は電源を再投入して下さい。
電源を再投入しエラー表示を解除し計測を行う。
なお、パラメータ設定値が初期値に書き換えられている可能性がありま
すのでパラメータ設定値の確認を行って下さい。
(異常な表示) 計測が不可状態になっている場合。
eror
内部記憶異常で設定データに異常があった場合。
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外形寸法図
HS231
HS232
HS233
吊り下げ金具
A
585mm
845mm
1170mm
B
400mm
600mm
920mm
壁掛け金具
取付金具
商品に関するお問い合わせは下記へご連絡ください
ヘニックス株式会社
□本 社
〒572-0038 大阪府寝屋川市池田新町 1-25
TEL 072-827-9510
FAX 072-827-9445
12
NO.NFLX00
●HS23N(板金ケースナシ)
取扱説明書
配線および操作方法(パラメータ設定など)の詳細につきましては
別途、HS230 各シリーズの取扱説明書をご参照ください。
1.概要図 (例)
端子台
電源
ケーブル長:標準 500mm
表示器
1 2 3 4
5 6 7 8
1 2 3 4
5 6 7 8
電源取付板
・ケーブル長は、標準 500mm で製作します。 (ケーブル長変更の場合は別途指示。)
2.端子配列
信号および電源は、電源取付板の端子台(①~⑧)に配線してください。
なお、端子配列については別途、取扱説明書をご参照ください。
1
2
3
4
5
6
7
8
端子台
3.外形寸法図
(1)表示器 外形寸法図
132
8°
( 132×桁数) -3
取付バネ
左記のパネルカットをご参照の上、パネル製作を
お願いします。
(注)表示器の配線は完了した状態で出荷します。
配線が外れないように取付をお願いします。
17
パネルカット
3
パネル厚: 1~4
max 70
単位( m m )
(2)電源取付板 外形寸法図
290
280
4-Φ4.5
1
2 3
4 5
6
7 8
1
2 3
4 5
6
7 8
単位( m m )
商品に関するお問い合わせは
右記へご連絡ください
ヘニックス株式会社 本社
〒572-0038 大阪府寝屋川市池田新町 1-25
TEL 072-827-9510 FAX 072-827-9445